日本の経済に大きな功績を残したふたりの経営者に迫る新刊書籍『ダイエー中内功とダイソー矢野博丈 流通革命の旗手』が2024年10月16日発売
/軟派風硬派だった神戸三中時代/港町・神戸が育んだ海外への憧れ/俳句に執心、大森実と同人誌を編集/召集逃がれの日棉入社の効もなく/関東軍から”マレーの虎“部隊に配属/米艦隊を味方とまちがえてつかの間の泰平/山下奉文の斬り込み中止命令で命拾い/飢餓地獄の中で人生最大の哲学を体得/雨が降るとうずきつづける古傷/生き残ったのは六〇〇名のうち二十名/虱だらけの軍服と十円を手にわが家へ/優秀な息子たちを闇屋にした父の思惑/ズルチンの製造、販売で大儲け/儲けの極、
札束をハカリで勘定/危機を創出する経営/『サカエ薬品』に一店員として参画/旗上げのダイエー一号店が大当たり/ヒグチと一円きざみの値下げ戦争/わずか三店舗の時代に「全国制覇」を宣言
●第2章 矢野博丈の青春
父は「医は仁術」の医者/祖父は大地主、母は銀行の娘/祖父は農地改革で没落、父は貧乏医者に/父の帝王学/「すいません、すいません」/苦学の中学時代/バカにされボクシングに熱中/数人の不良を返り討ち/東京オリンピックの強化選手に/中央大学理工学部二部にやっと合格/狂うほど働き稼ぎまくる/怖い父が突然の上京/大学生時代に結婚、改名する/要領のよさで、大学を卒業/広島にある妻の実家の稼業の実態に驚く/巨額の借金で潰れかける/夜逃げの日、
木賃宿での妻の一言/トラックに一切の家財道具を積んで東京へ/まったく売れない/ちり紙交換屋に転職/一気にトップの成績を/移動販売「サーキット商売」