くらし情報『中国茶文化学者、日本中国茶研究所所長 楊多傑氏のインタビュー記事を『人民日報海外版日本月刊』にて公開』

中国茶文化学者、日本中国茶研究所所長 楊多傑氏のインタビュー記事を『人民日報海外版日本月刊』にて公開

茶葉の栽培に関する最も古い記述は、西周時代にまで遡ることができる。そして唐代にはじまり宋代に発展した茶の湯の営みは、千年以上にも及ぶ歳月のあいだ途絶えることはなかった。ところが、近代になってからはさまざまな業種や趣味娯楽が生まれ、世の中はめまぐるしく変化した。それにつれて茶の湯の事も多くは時の流れに埋もれていったのである。歴代の茶に関する典籍を収集整理し、これを保存して後世に伝えることは焦眉の急であると言えよう。

『喫茶趣~中国名茶録~』『茶的味道~唐代茶詩新解~』『茶的精神~宋代茶詩新解~』『茶的品格~中国茶詩新解~』『跟着古人学品茶~中国最美茶詩~』『唐茶詩鈔』『茶経新解』『茶経新読』『中国名茶譜』『鳳凰単叢』(共著)……いずれの書籍も、その行間や紙背にまで染みわたる楊多傑氏の努力が実を結び、日の目を見たものである。

業界の大手から出版され、斯界の権威から推薦を得たこれらの著作は、そのすべてが高い評価を得ている。かように楊多傑氏は茶文化の研究を推し進めてきたわけであるが、そのスタートは首都師範大学歴史文献学専攻で修士の学位を修めたころにまで遡る。
彼の研究テーマは茶に関する文献の整理と研究であったから、研究のリソースに恵まれていたことは言うに及ばず、論理的な思考という人文科学に必要な基礎を身につけ、茶文化学者としての確乎たる道を歩みはじめた。

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