オフィスビル「バイオフィリアプレイス 南青山」がグッドデザイン賞を受賞 多様化する働き方に対応する環境づくりを評価
遊休不動産を管理する必要があり、宅地建物取引の免許をとり不動産事業部を有しています。本物件は本社工場を移転する際の買い替え資産として、南青山に取得しました。購入時に110坪の敷地に2棟が建っておりましたが、法規を違反した建物だったため、関係者と粘り強く協議をして10年もの歳月をかけてスクラップアンドビルドができる状況にもっていきました。その為、本物件に対する想いはとても強いです。
<出会い>
本建設プロジェクトが始動する数年前、別の建築家とマンションの建設を行いました。当社は自社で客付けを行う関係上、貸しやすいように近隣物件との差別化を明確にするための建物コンセプトを明確にしています。消費財マーケティングの発想を不動産に持ち込み、競合環境とターゲットの特定を明確にしています。この物件でもコンセプトを明確にして臨んだにもかかわらず、設計にあまり反映されず残念な思いをしました。
南青山では、その様なことがないよう、当社の意をくんで下さる建築家をさがすべく、建築会社を20社以上まわりました。費用を払ってラフデザインを作って頂いたりもしましたが、どうもしっくりきませんでした。私が考えるマーケティングの考えは建築に持ち込むことが無理なのではと思いかけていた時に、知人の紹介で新居先生に出会いました。