オフィスビル「バイオフィリアプレイス 南青山」がグッドデザイン賞を受賞 多様化する働き方に対応する環境づくりを評価
新居先生は80棟の名だたる建築を手がけられており、公共施設だけでなく、商業施設であるアパホテルの超高層を手掛けていることも決め手となりました。何より、コンセプチュアルな部分をとても大切にされ、大変な熱量でお互いの考えの交換を何度も行なわせて頂きました。
<コンセプト立案>
プロジェクトが始まったのは2020年5月、コロナ真っ盛りでした。テレワークが急速に進み、従来の働き方が大きく変わり始める中で、オフィスビルを作ることは未来の働き方を見通すことが求められていると感じました。
テレビ会議や仕事の協業を支援するアプリケーションが進化する中で、仕事をする上でどうしてもFace to Faceでなければならないことは何だろうと考えたところ、人と人がアイデアを持ち合い、触発されるような場であると考えました。
また、入居してもらいたい企業および経営者のターゲットイメージを作りました。簡単にまとめると、売上が30億円くらいの成長期に差し掛かかった企業、業容は定めないがニッチな立ち位置を占めることに成功している企業。そして経営者は40歳代から50歳代の自分の個性や価値観を大切にしている方としました。