「スキ」を実現するための海外生活 Vol.4 パリ在住ネイリスト・友田沙代子さん
日本で働いていたときはそういうメニューもなかったし、やったことのないことだったけれど、やりがいを感じましたね。そのことを友人に話すと『それがあなたの得意なことじゃない?』と言ってもらい、『あぁ、そうなのかもしれない』と思いました。
「発想が面白いですよね!」と言いながら沙代子さんが見せてくれた、作品のひとつ。お客様から殻付きのオイスターや黒い真珠の写真をもらい、その写真を元にデザインしたそうです。ショートネイルの小さなパレットが活きるデザインで、ちゅるんとした質感が可愛い作品です。
沙代子さん:こちらに来てから驚いたのですが、どんな職業の方でもネイルアートに制限がほとんどないんですよね。日本では企業でお勤めの方、OLさんの多くはオフィスネイルしかできないと言っていましたが、ほとんどの方が自由にネイルを楽しまれています。接客業の方、お医者さん、看護師さんでもネイルをされている方は多いみたいですね。
かなり許容されているように感じます。とはいえ、私のサロンに来てくださるお客様のなかには今まであっさりしたシンプルなデザインやワンカラーしか経験されたことがない方も多く、日本の技術を体験して「すごーい!」