「好きだけどしんどい…」年下彼氏を萎えさせた「24歳女性の無神経すぎる提案」
数日後、香苗が啓介の家にやってきた。
「ママ、ホテル代出してくれるって。エアだけは自分たちで出しなさいって。一緒にネットで予約取っちゃお」
「マジかよ…。」
しぶしぶ顔でOKする啓介。
その日からだ。香苗の母からの干渉がはじまったのは。
今まで、香苗は啓介のことを詳しく親には話していなかった。
「カナちゃんが好きな人ならいいわ。
はやく結婚して孫の顔を見せて」的な発想の親だと信じてた。
でも、旅行代金の一件でなんだか親達の態度が変わってきた。
なぜか香苗とママと啓介の3人のLINEグループができた。
そして、啓介さんはいつから働くのかとか、今大学で研究していることが将来に結びつくのかなどをLINEで聞いてくるように。
啓介の家でイチャイチャの最中。香苗の母親からLINEがピコン。「今年、〇〇社が採用に力を入れているみたい。啓介さんにぴったりなんじゃない」とURLつき。
啓介は、全然集中できなくて萎えてしまう。
「あのさ、香苗のことは好きだけど、正直、親が入り込んでくるとちょっとしんどい。旅行のお金もらうのも、惨めっていう気持ち、わかってくれよ」
そして、旅行はキャンセル。