ユルサナイ!『喰女』のお岩さんから学ぶダメ男への復讐テク【恋占ニュース】
今日から、映画『喰女—クイメ−』が全国で公開されます!
日本三大怪談の一つ『四谷怪談』をモチーフに、虚構と現実を交錯させつつ、男女の愛憎と狂気を描いたホラー作品。柴咲コウさんの特殊メイク、伊藤英明さんの丸刈り姿などが各方面で話題と期待を呼んでいますよね。
「ゼッタイニ、ユルサナイ」というゾワゾワくるコピーもまた、お岩さんの強い怨念を彷彿とさせます。
さて、この『四谷怪談』。もともとは、江戸時代の歌舞伎『忠臣蔵』のサブストーリーとして演じられてきたお話で、本来は登場人物も多く人間関係も複雑で、意外と長編だったりします。
そのためか、大雑把にあらすじを語ろうとすると「夫に裏切られ、毒を盛られた女が、恨みのために幽霊となって夫をとり殺す復讐話」という印象だけが一人歩きしているような。まぁ、そこが最大の見せ場でもあり、怪談たる所以なのですが…。
改めて読んでみると、まず、お岩さんの夫・伊右衛門のダメっぷりに開いた口がふさがりません。
というか、話の前半はこの伊右衛門のダメ話が中心。
・もともとは貧乏な浪人。仕事を得るあてもない。しかも公金に手を付けるコソ泥。
↓
・それをお岩さんの父に知られ、殺してしまう。