2023年11月5日 11:10
詩を“読む”じゃなくて“浴びる”!? LUSHの新バスボムで最高にリラックスできた話
ボーッとしながら壁に貼られた様々な詩を眺めていると、ふと浮かび上がるのが自分への“詩の処方箋”。
すくい上げてじっくり読んでみると、「なるほど、これは処方箋だ」と感じるような、どこか自分へ寄り添う言葉のような、次の一歩を踏み出すようなヒントになるような言葉が書かれていました。
いけない、いけない
静かにしてゐる此の水に手を触れてはいけない
まして石を投げ込んではいけない
一滴の水の微顫も
無益な千万の波動をつひやすのだ
水の静けさを貴んで
静寂の価を量らなければいけない
――高村光太郎
詩の読み取り方は人の数だけあると思います。
私のバスボムには高村光太郎さんの詩が入っていたのですが、“いけない、いけない”には自分の行動を見つめ直すようにハッとさせられましたし、“一滴の水の微顫も無益な千万の波動をつひやすのだ”という言葉には、なんだか勇気をもらえました。
選ぶ瞬間のワクワクも、湯船にとかしてゆっくりと香りを楽しむ落ち着きも、詩を読む楽しみも、今日や明日を生きるヒントもくれる、フォーチュンクッキーのようなバスボム。本当に商品の魅力がこれでもかというほど伝わるインスタレーションでした。