2018年6月20日 17:00
底なしの「自分磨き沼」。幸せになりたいなら、早く気づいて!
と答えるかもしれません。
完成された美しさがないように、万人に好かれる人がいないように、これらの欲望にはゴールがありません。5キロ痩せたらあと5キロ痩せたいと思うでしょう。1人に告白されたら、さらにもう2人から告白されたいと思うでしょう。
自分を高めようとする姿勢や努力はすばらしいものです。しかし終わりの見えない自分磨きの沼にハマった結果、突然疲れてしまい、燃え尽き症候群のようになってしまうリスクもあります。
またあまりにストイックな姿勢ゆえに、まわりの理解を得られず、人間関係に影響を及ぼす可能性だってあるのです。
■◆「悔しい」「見返したい」どこかでポジティブ思考に転換を
例えば、「別れた恋人を見返したい」という理由から、自分磨きに励む人。
失恋で落ち込んでいた気持ちを前向きにするきっかけとしては、とても良い手段だと思います。「悔しい。見返してやる」という、ネガティブ全開な感情は、ときにものすごいエネルギーとなるからです。しかし、ネガティブなエネルギーはどこかでポジティブな感情に変換させてやる必要があります。ネガティブな感情にとらわれていたままでは、本当の意味で前向きになることはできません。