恋愛情報『セフレ女子の断捨離#夢みるOLの「終わらない恋」のはじめかた』

2019年2月17日 20:00

セフレ女子の断捨離#夢みるOLの「終わらない恋」のはじめかた

紅茶の前で組んである手


週明け月曜日、同期とランチをしていると突然こう尋ねられた。「美波ちゃんさ、こないだの合コンの時の雄介さんって覚えてる?銀行員で背が高い・・・」その雄介さんというのはまさに金曜日、美波がセフレとして会っていたあの男だ。

「うん、覚えてるよ。一番かっこよかった人だよね?」しらじらしく答える。これまでの経験でつちかった防衛本能で、ここは自分との関係を一旦黙っていた方がよさそうだと一瞬で判断した。美波は、よほど親しい間柄でなければ自分の恋愛事情をあけすけに語らない。それだけこれまで人に語れない恋が多かった証拠だ。

「だよね!やっぱり一番かっこよかったよね!私さ、合コン以来ちょこちょこ連絡とってて、正直ちょっといいなーと思ってるんだよね。」「えー!いいじゃんいいじゃん!」美波は条件反射でそう答える。


まさかの展開。これは相当気まずい展開になってしまった。やはり雄介さんと自分との関係は黙っていて正解だった。しれっとセフレ関係も解消しなければならなそうだし、美波は笑顔の裏で、今後どのようにフェードアウトしていくべきかの筋道を頭の中で立てる。

「でもさ、ちょっとひとつ厄介なことがあって・・・」

関連記事
新着まとめ
もっと見る
記事配信社一覧 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.