150年もの長きに渡り酒造りを継承している、株式会社田中屋酒造店(所在地:長野県飯山市、代表取締役社長:田中 隆太)では、奥信濃の地酒文化の発信として「水尾地酒ツーリズム」を企画し、2023年11月22日(水)より参加者の募集を開始いたします。メイン画像このツーリズムは、社員とともに酒蔵での酒造り体験を中心に、契約米田んぼ・水源のツアー、酒のレクチャー、テイスティングセミナー、雪の体験、地域の食の体験・水尾とのペアリング等を絡めながら、日本酒「水尾」の味わいはもちろん、酒造りのこだわりを知っていただく体験型ツアーです。今回のツーリズムでは日本酒初心者向けから、蔵人体験まで幅広いプランを2023年11月~2024年3月までの期間でご用意しました。奥信濃地域は、冬は2mをこえる積雪のある豪雪地帯で、酒造りは雪におおわれた蔵のなかで行われます。100%長野県産酒造好適米を使うということのほか、仕込み水は全量、隣村の野沢温泉村「水尾山」のふもとより湧き出る天然水を使っています。この水ならではの特長を生かし、香り・味ともに良質で、しかも残らない後切れの良い味わいを実現しております。このツーリズムでは、このような環境の中で造り上げる日本酒の地酒文化に触れていただける貴重な機会となります。田中 隆太代表は「“地酒文化”の発信を観光的・文化的事業としていくことは弊社の大事な役割になると考えています。そして“地酒文化”によって地酒が語られるときに、その地酒のブランディングが醸成され、世界の酒類のひとつとしての地位を本当の意味で確立できると考えております。」と話します。東京から新幹線で2時間、新幹線駅の飯山駅からは徒歩15分という立地に恵まれた酒蔵です。ぜひ多くの方にご参加いただければ幸いです。仕込み水田園風景詳細、申込は以下の通りです。A. 蔵人体験ツアー文字通り、蔵人を体験していただくツアーです。米運びや蒸米のほぐし作業の体験のほか、麹ができるまで、米洗いの説明などの後、水尾の経過ごとの味比べもできる特別企画です。8時集合 13時終了予定募集人数:最大6人 参加費:¥20,000(オリジナル水尾Tシャツ、昼食付)B. 酒蔵見学&利き酒ツアー(仮名称)蔵見学のほか、酒母や三段仕込みの経過の違いをご覧いただき、テイスティングセミナーがセットになっています。14時集合 16時終了予定募集人数:最大14人 参加費:¥5,000C. バックグラウンドツアー蔵見学、水源地見学(夏季)のほか、金紋錦の水田へ。雪のある時期はスノーシューを履き田んぼの上でお燗をつけて乾杯等を実施します。13:30集合 16:40終了予定募集人数:最大14人 参加費:¥15,000蒸米のほぐし作業蔵見学とテイスティング日程の詳細、お申込はURLをご確認ください。 雪の上での試飲テイスティングイメージ<一般からの問い合わせ先>株式会社田中屋酒造店〒389-2253 長野県飯山市大字飯山2227TEL:0269-62-2057 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月22日マメ クロゴウチ(Mame Kurogouchi)デザイナー・黒河内真衣子が、2021年春に開館する長野県信濃美術館 本館と東山魁夷館のスタッフユニフォームのデザイナーに就任した。黒河内真衣子ポートレート長野県生まれ、2010 年に黒河内デザイン事務所を設立。自身のブランド「Mame Kurogouchi」を立ち上げる。今回、同県出身の黒河内が、両館共通の美術館スタッフのユニフォームデザインを手掛ける。長野県信濃美術館本館イメージ©プランツアソシエイツ本館は、長野市の国宝・善光寺に隣接する公園内に1966年に開館。全面改築にあわせて、“ランドスケープ・ミュージアム”をコンセプトにした新しい建物に生まれ変わる。設計は、プランツアソシエイツによるもの。長野県信濃美術館 東山魁夷館2019年10月、本館よりひと足早くリニューアルオープン併設する東山魁夷館(ひがしやまかいいかん)は、東山魁夷からの作品寄贈を受け、1990年に谷口吉生による設計で開館。こちらは、2019年10月、本館よりひと足早くリニューアルオープンしている。両館共通の美術館スタッフのユニフォームの発表は、2021年1月を予定。今からとても楽しみ。【施設情報】長野県信濃美術館 東山魁夷館(本館は、2021年春開館予定)住所:長野県長野市箱清水1-4-4 善光寺東隣URL:www.npsam.com
2020年07月09日北海道・札幌市内で開催中の「みんわらウィーク2018」(8月1日~8日)内で行われた「みんわら花月 特別興行」で、吉本新喜劇が消費者庁とコラボレーションした新喜劇が上演され、5日に内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策、消費者及び食品安全、海洋政策)である福井照氏が登場した。8月1~6日の6日間開催された「みんわら花月 特別興行」で、吉本新喜劇は消費者庁とコラボし、同庁が運用する消費者ホットライン「188(いやや!)」をテーマとした新喜劇「父と息子の絆、騙されたら、いやや~」を上演。劇中では、ホットライン「188」の認知度を高めるべく、ポスターを貼付したり、巻き起こるトラブルを「188」に電話して解決したりしようとするなど、消費者ホットライン「188」をPRした。5日は、エンディングで福井大臣が登場。すっちーと握手を交わし、大阪市出身で幼少の頃から見ていたという吉本新喜劇の舞台に「65歳にしてやっと立てた」と興奮した様子で話した。福井大臣は「日本の消費者行政は世界一です。『188』にかけたら本当に親切に対応してくれます。悪徳商法と契約してしまってもクーリングオフがあります。『188』にさえ電話してくれれば、詳しく、親切に対応してくれます。親や友人にも相談できない時は、すぐに『188』に電話をかけてほしい」と普及を呼びかけた。また、劇中で消費者庁の秘書役を演じた前田まみを「あんな難しいセリフ、僕でもまだ覚えていないのに」と冗談を交えて称賛。最後には「ロビーで皆さんに“188”マッチを配ってますので、持ち帰って下さい……ウソですけど」と大阪出身らしいボケを繰り出し、「ボケまくりですやん!」とすっちーにツッコまれながら幕を閉じた。上演後の囲み取材では、福井大臣は来場者に感謝を述べてから「現時点で消費者ホットライン『188』の認知度は知っている人で6.6%、メリットなどをすべて把握している人で4%台。早めに相談することは被害の拡大防止につながりますので、積極的に『188』に電話をしてください。劇中のセリフのなかに上手に取り入れてくれたので、楽しくPRできたと思います」と話した。また、憧れの舞台に立てた感想を聞かれ、「本当に新喜劇に入りたいと思いました。ギャラが安いそうですが、ゼロでも結構でございます(笑)。今後も機会があれば、何度でも舞台に立ちたい。次は主役で」と笑いを誘い、座長のすっちーが「やりにくいし、緊張するんでやめてください(笑)」とツッコんだ。最後にすっちーは「新喜劇はコンプレックスの塊。僕は身長が低いのがコンプレックスで、身長が伸びる本みたいなのを買ったんですが、最後には“気にしないこと”と精神論が書かれてました。その時『188』を知っていたら……」と話し、信濃岳夫は「僕は肌が汚いのがコンプレックス。肌が綺麗になるブラシを買ったけど、却ってボロボロになってしまった。『188』に電話したい」と自身のエピソードを明かした。(C)吉本興業
2018年08月07日お笑いコンビ・品川庄司の庄司智春が4日、北海道・札幌市内で開催中の「みんわらウィーク2018」のメインイベント「SDGsウォーク2018」に参加。パンサーや和牛などほかの参加芸人たちはファンと一緒にウォーキングする中、庄司は1人で歩くことになり、「人は寄って来ないけどハチは寄って来た」と嘆いた。吉本興業と北海道は、北海道を盛り上げ、その魅力を国内外に発信することを目的とした包括連携協定を2016年3月に締結。その一環として、お笑いの輪を全道に広げるイベント「みんわらウィーク」を2016年より開催している。3年目を迎える「みんわらウィーク2018」では、“歩いて・笑って・健康になり、SDGs890(エス・ディージーズ)を学べるウォーキングイベント”「SDGsウォーク2018」をシンボルイベントとして開催。お笑い芸人やアスリートと一緒に夏の北海道を歩き、国連が定める「持続可能な開発目標(SDGs)」を楽しく学ぶというものだ。芸人たちは、中島公園内を歩く約2キロのコースに参加し、いくつかのグループに分かれて一般の参加者とウォーク。吉本新喜劇のすっちー、信濃岳夫、佐藤太一郎や、パンサー、和牛は大勢のファンと一緒に楽しそうにゴールしたが、庄司はまさかの1人でゴールに現れ、「スタートして50メートルから1人です。気付いたら1人でした。誰ともしゃべらず…。人は寄って来ないけどハチは寄って来た」と嘆いた。そして、パンサーの向井慧が、後ろを歩いていた和牛のグループに追いつかれ、一緒に歩いていた人たちが和牛の方に流れていったことを明かすと、司会を務めた次長課長の河本準一が「それを“庄司現象”って言うんです」と命名。庄司は再び、「人が全然寄って来ないんだよ。ハチだけ寄って来るんだよ」と繰り返して笑いを誘った。同イベントには、お笑い芸人やアスリートが多数参加。2キロと10キロの2コースで、一般参加者たちとのウォーキングを楽しんだ。■参加芸人次長課長・河本準一、品川庄司・庄司智春、アップダウン、椿鬼奴、パンサー、和牛、吉本新喜劇(すっちー、信濃岳夫、佐藤太一郎)■参加アスリートカズ山本(野球)、星野伸之(野球)、斎藤隆(野球)、門倉健(野球)、近藤岳登(サッカー)、岡崎朋美(スピードスケート)、石橋貴俊(バスケットボール)、田中光(体操)、河口正史(アメリカンフットボール)、木村真野・紗野(シンクロナイズドスイミング)、中西悠子(水泳)
2018年08月04日お笑いトリオ・パンサーの向井慧、尾形貴弘、菅良太郎が4日、北海道・札幌市内で開催中の「みんわらウィーク2018」のメインイベント「SDGsウォーク2018」に参加。尾形のダメっぷりに次長課長の河本準一らがダメ出しし、向井は「質の高い教育をしないと…」と教育の必要性を実感していた。吉本興業と北海道は、北海道を盛り上げ、その魅力を国内外に発信することを目的とした包括連携協定を2016年3月に締結。その一環として、お笑いの輪を全道に広げるイベント「みんわらウィーク」を2016年より開催している。3年目を迎える「みんわらウィ―ク2018」では、“歩いて・笑って・健康になり、SDGs890(エス・ディージーズ)を学べるウォーキングイベント”「SDGsウォーク2018」をシンボルイベントとして開催。お笑い芸人やアスリートと一緒に夏の北海道を歩き、国連が定める「持続可能な開発目標(SDGs)」を楽しく学ぶ。芸人たちは、中島公園内を歩く約2キロのコースに参加し、いくつかのグループに分かれて一般の参加者とウォーク。パンサーのグループは途中で、後ろを歩いていた和牛のグループと合流し、最後は大人数でゴールした。向井は、グループが合流した時、人気の高い和牛の方に参加者が流れたと嘆き、尾形も「俺、女の子最初ついていたのに・・・。なんだコノヤロー! チキショー!」と不満爆発。すると、笑いを絡めなかった尾形のコメントに、司会の河本が、「なんで何もないんだ!『和牛サンキュー!』『サンキューじゃねえだろ!』とかでいいじゃん。そろそろ覚えよ、お笑いを」とダメ出しした。向井は尾形について「質の高い教育をしています」と、SDGsが掲げている目標の一つである教育の最中だと説明。そのタイミングで尾形が食べていたアイスをこぼすと、「こぼすなよ! こんなところに。42だろ!」と注意し、菅も「このタイミングで解散することになりました」とコメントして笑いを誘った。向井は「尾形さんに質の高い教育をしていかないといけないなと、改めてエンディングを見て思いました。だらしないです。お笑いの方程式もまだあんまりわかってない。ちゃんと教育していかないと」と教育の必要性を実感。尾形は「相方や先輩に教育していただてどんどん売れる芸人にここからなっていきたいですね。売れてなんぼですから!」と成長を誓った。同イベントには、お笑い芸人やアスリートが多数参加。2キロと10キロの2コースで、一般参加者たちとのウォーキングを楽しんだ。■参加芸人次長課長・河本準一、品川庄司・庄司智春、アップダウン、椿鬼奴、パンサー、和牛、吉本新喜劇(すっちー、信濃岳夫、佐藤太一郎)■参加アスリートカズ山本(野球)、星野伸之(野球)、斎藤隆(野球)、門倉健(野球)、近藤岳登(サッカー)、岡崎朋美(スピードスケート)、石橋貴俊(バスケットボール)、田中光(体操)、河口正史(アメリカンフットボール)、木村真野・紗野(シンクロナイズドスイミング)、中西悠子(水泳)
2018年08月04日お笑いコンビ・次長課長の河本準一、お笑い芸人の椿鬼奴が4日、北海道・札幌市内で開催中の「みんわらウィーク2018」のメインイベント「SDGsウォーク2018」で総合司会を務めた。2人はウォーキングに先立ち行われた開会式で、参加者を前にあいさつ。鬼奴は「椿鬼奴です」とあいさつしてすぐ咳払いし、河本が「声大丈夫?」と心配。鬼奴は「昨日来て、モリマンのモリ夫さんのスナックに行って。今日は準備万端で声枯れて」と話した。そして、河本が「朝に似合わない声されていますよね。夜の声なんですよ、奴さんは」と指摘すると、鬼奴は「そう! 私、夜の声だからみんなに聞こえているか心配」と返し、お決まりのホイットニー・ヒューストンの歌ネタを披露。河本が「出えへんな! なんとかならん?」と突っ込むと、「通常営業です!」と堂々と宣言して笑いを誘った。吉本興業と北海道は、北海道を盛り上げ、その魅力を国内外に発信することを目的とした包括連携協定を2016年3月に締結。その一環として、お笑いの輪を全道に広げるイベント「みんわらウィーク」を2016年より開催している。3年目を迎える「みんわらウィ―ク2018」では、“歩いて・笑って・健康になり、SDGs890(エス・ディージーズ)を学べるウォーキングイベント”「SDGsウォーク2018」をシンボルイベントとして開催。お笑い芸人やアスリートと一緒に夏の北海道を歩き、国連が定める「持続可能な開発目標(SDGs)」を楽しく学ぶ。開会式には、ウォーキングに参加するお笑い芸人やアスリートが勢ぞろい。全員でラジオ体操を行った。参加メンバーは以下の通り。■参加芸人次長課長・河本準一、品川庄司・庄司智春、アップダウン、椿鬼奴、パンサー、和牛、吉本新喜劇(すっちー、信濃岳夫、佐藤太一郎)■参加アスリートカズ山本(野球)、星野伸之(野球)、斎藤隆(野球)、門倉健(野球)、近藤岳登(サッカー)、岡崎朋美(スピードスケート)、石橋貴俊(バスケットボール)、田中光(体操)、河口正史(アメリカンフットボール)、木村真野・紗野(シンクロナイズドスイミング)、中西悠子(水泳)
2018年08月04日皆さんは、自分が住んでいる県の「県歌」を歌えるだろうか?筆者は恥ずかしながら、存在すら知らなかった。しかし、長野県民は全員、長野県歌「信濃の国」を歌えるのだとか。本当かどうか気になったので、長野出身の友人に「『信濃の国』、歌える?」というメールを出してみた。すると、「しっなのーのくにはーじーいしゅうにーきーたにのーりくらこーまがったけ~」という返信が!まさか、メールで「歌われる」とは思っていなかったが、確かに歌えることは分かった。さらに詳しいことを聞いてみよう。「小学生の時に学校の授業で習ったよ。歌詞が難しいから、高学年になってからだったと思うけど。『信濃の国』は運動会やキャンプで歌っていたかな。あと、大人は酔っ払うと、みんなで歌ったりする」。ということは、学校教育の一環として教えられているものなのだろうか。平成24年度の学校経営概要によると、「信濃の国」を歌う機会のある長野県内の小学校は、93.9%にものぼるという。そこで、長野県教育委員会に、「信濃の国」を小学校で教えるという教育方針があるのか尋ねてみた。「県では、『信濃の国』を学校で必ず教えるようにというような強制はしていません。ただ、歌の内容に長野の地理や名所について詳しく書かれているので、地域を学ぶ良い教材として、授業に活用していただけるよう働きかけています」。前述の友人は「校歌よりも真剣に練習させられた」といっていたが、強制的に教えるのではなく、長野のことをより知るために活用されているようだ。ところでこの歌、いつごろから県民に歌われているのだろうか。大人が歌えるということは、昔から存在するものなのか?「信濃の国」が誕生した経緯など、詳しい話を、長野県総務部広報県民課県民の声係の土屋さんに尋ねた。すると、「『信濃の国』は明治32年(1899)に浅井洌(きよし、または、れつ)氏に作詞され、翌明治33年(1900)に北村季晴(すえはる)氏によって曲がつけられました」とのお答え。「当時、日本は日清戦争の勝利にわき、学校でも唱歌(現在の音楽にあたる科目)の教材として軍歌が歌われていたんです。そうした風潮を懸念して、信濃教育会が長野の地理や歴史を取り入れた唱歌教材を作ることを考えたのが明治31年(1898)。そして、長野県師範学校の教諭だった浅井洌氏、北村季晴氏に依頼したそうです」(土屋さん)ちなみに「信濃の国」は、「信濃唱歌六編」のうちの1つとのこと。当時の長野師範学校の行事で歌われるようになり、教師として県の各地へ赴任した師範学校の生徒たちが、唱歌の教材として児童に教えるようになったそうだ。前述のとおり、「信濃の国」には長野の名所が随所に登場するという。となると、ぜひ歌詞にも触れてみたい。「信濃の国」の構成は七五調を基本としていて、長野県の地理・歴史のほか、産業、名勝旧跡、人物など、幅広い分野が描かれている。具体的には、1番の歌詞は総論、2番では、御嶽(おんたけ)山、乗鞍岳(のりくらだけ)、駒ヶ岳(こまがたけ)、浅間山などの山々。そして、犀川(さいがわ)や千曲川(ちくまがわ)など、長野の地理が歌われている。3番では信濃の特産物が、4番では、「寝覚めの床(ねざめのとこ)」や、「筑摩(つかま)の湯」、姨捨山(おばすてやま)などの名所が紹介されていた。現在「信濃の国」は学校での授業のほか、カラオケや県人会の集まりでも歌われているという。また、CDも販売されており、ほぼ毎月、県内外から問い合わせがあるそうだ。中には英語バージョンや、ユーロビートバージョンなどもあるというから驚きだ。また、長野県庁では毎年、仕事はじめの式で「信濃の国」を歌っており、電話の保留音や、議会の"一鈴"で「信濃の国」のメロディーを使用しているとのこと。1998年に開催された長野オリンピック冬季大会でも、日本選手団の入場行進に流れたという。「信濃の国」に関して、長野県では過去に2つの大きな出来事があった。ひとつは昭和23年(1948)に長野で起こった「分権騒動」。県庁が北信にあったことから、(中)南信地方は長野県から別れるべきではないかという「分権論」が、県議会で審議されることになった。その際、傍聴席と議事堂の周囲から一斉に「信濃の国」の大合唱が起こり、結果として分県は不成立に。郷土愛あふれるエピソードに、思わずウルッとしてしまいそうだ。また、昭和28年(1953)に、浅間山の麓(ふもと)を米軍の演習地として利用する話が持ち上がった時の話だ。反対運動の大会で「信濃の国」が大合唱され、演習地受け入れの阻止決議がされたとか。どうやら、「信濃の国」は長野県民を強く結託させる力を持っているようだ。「様々な世代に歌い継がれていることや、過去にこうした出来事があったという背景から、この歌を歌うことで県民がひとつになれるという意識があるからではないでしょうか」と、土屋さんは語ってくれた。長野県民の郷土愛が感じられると同時に、長野の名所や歴史も学べる「信濃の国」。長野に行く時は、この歌の歌詞を参考に名所などを巡ってみれば、よりいっそう土地の魅力を味わえそうである。写真提供:信州・長野県観光協会【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月11日長野県大町市本通り周辺を歩きながら、信濃大町にある3つの酒蔵を呑み歩く「北アルプス三蔵呑み歩き」が9月8日(土)に開催される。時間は15時00分~19時00分。北アルプスの麓に位置し、寒冷で清澄な気候風土に恵まれた長野県大町市。ここで「白馬錦(はくばにしき)」の薄井商店、「金蘭黒部(きんらんくろべ)」の市野屋商店、「北安大國(ほくあんだいこく)」の北安醸造の3軒が個性的な味わいの酒を造っている。「北アルプス三蔵呑み歩き」は、利き猪口を片手に街中を散策しながら、この三つの蔵元の酒を味わうというもの。参加費は1,000円と手ごろな上、各蔵の自慢の酒はもとより、この時だけしか飲めない非売品の酒が供されたこともある。このイベントでは1,000円で購入する利き猪口(持ち運び用の巾着袋付き)が参加証となる。協力店で利き猪口を提示すると、小鉢やお茶、お漬物、きのこ汁、おにぎりなどが振る舞われる。2008年に初めて開催されて以来、今回で5回目。年を追うごとにボリュームアップしている。地元のみならず、県外や海外からも多くの参加者が集まり、当日はJR臨時列車「北アルプス三蔵ほろ酔い号」(松本13時23分発、信濃大町14時25分着)が運行されるほどだ。参加証となる利き猪口は、いーずら大町特産館、創舎わちがい、横川商店、吉澤酒店、最上屋、イゲタボシ、一木宮坂商店の7カ所で販売されている。●三蔵ガイド 薄井商店・白馬錦(はくばにしき)明治39年(1906年)創業。酒名は、地元の名峰白馬三山にちなみ命名。酒質の穏やかな旨口の酒造りが身上。市野屋商店・金蘭黒部(きんらんくろべ)慶応元年(1865年)創業。酒名は、昭和44年(1969年)まで「富久蘭」だったが、黒部ダム建設を記念して現在の金蘭黒部に改称。キレ良くすっきりとていねいに仕上げたやや辛口の味わい。北安醸造・北安大國(ほくあんだいこく)大正12年(1923年)創業。酒名は、地元で江戸時代から祀られる大黒天に由来。三蔵の中では一番小さな蔵だが、小ささを生かして細部にわたって気を配り、大事に日本酒を造っている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月31日