春になって、桜の蕾も膨らむこの季節。お部屋の中にも春を呼び込んでみませんか?陶作家のaya ogawaさんの手のひらサイズのフラワーベースは、たくさんのお花を用意しなくてもいいから気軽にお花を生けられます。お花屋さんで気になったお花を1輪だけ購入して挿してみたり、子どもが帰り道で摘んできた草花を生けてみたりと、暮らしの様々なシーンでたくさんの表情を見せてくれるフラワーベースです。そんなとっておきのフラワーベースは長く使っていただきたいから、今日は作り手さんであるaya ogawaさんに日頃のお手入れ方法を聞いてみました。■ 教えてaya ogawaさん。フラワーベースのお手入れ方法窓から見える大きな桜の枝に、天井からぶら下がるミモザのブーケ。自然のものに囲まれたアトリエで、陶芸家のaya ogawaさんは穏やかに作業をされています。そんなaya ogawaさんに気になるフラワーベースのお手入れの方法を聞いてみました。□1・こまめにお水をかえましょう陶器のフラワーベースは吸水性が高く、またガラス製のものよりも水の蒸発が早くなるのでこまめにお水をかえましょう。環境を良くすることでお花も永く愉しむことができますよ。ちなみに、aya ogawaさんご自身はフラワーベースを洗うのに100円ショップで購入した哺乳瓶洗浄用のスポンジ(柄つき)を使っているそう。えんぴつ型のフラワーベースを洗うのに使い勝手が良いそうです。□2・なかなか水が出ない!そんな時に使えるのはこんなアイテム小さな口を持つフラワーベースは、ひっくり返しても水が出てこないなんてことも。そんな時には楊枝を口に入れましょう。そうすることで、中に入った水を外に出すことができます。□3・使った後はしっかりと乾かして洗った後は台ふきんなどの上に逆さまにして、しっかりと水滴も落としましょう。使った後はしっかりと乾かすことが大切です。乾かした後は棚にしまい込むのもいいけれど、飾り棚などちょっとしたところに並べて置くのも◎。オブジェのような、小さなインテリアにもなるaya ogawaさんの小さなフラワーベースです。<もしこんなことがあったら>黒ずみができちゃった。長期間水を貯めたまま放置すると、吸水性のある陶器のフラワーベースはお天気や環境によってカビが発生してしまうことも。その場合は、食器用漂白剤に浸けてブラシでこするなどして頂くと黒ずみがなくなります。その後はよく乾かしてくださいね。※よほど黒くなってしまった場合はちょっと難しい場合があります。<もしこんなことがあったら>置いてたらテーブルが濡れた!フラワーベースは、漏れ止め処理を施し水漏れテストを行っています。万が一、水が漏れるなどの症状がある場合は、濃いめのお米のとぎ汁で15分ほど炊いてしっかり乾かす作業を数回繰り返されると漏れが無くなるかもしれません。中味を洗えない小さな口のフラワーベースなど、どうしても気になっちゃう!という方はドライフラワーを生けてみるというのもひとつの方法ですよ。幾通りにもつかえる、フラワーベースです。aya ogawaさんから教えてもらった、小さなフラワーベースのお手入れ方法。ぜひ作り手さんの温かみを帯びたこんなフラワーベースで、お部屋に春を呼び込んでみてくださいね。【ご紹介したアイテム】 ⇒ ayaogawaフラワーベースえんぴつ型大トルコ釉/小川綾 2,160円(税込)⇒ ayaogawaフラワーベースしずく鎬型チタンマット釉/小川綾 1,944円(税込)⇒ ayaogawaフラワーベースえんぴつ型小白鳳釉/小川綾 1,620円(税込) 暮らしのはなし 花便り 器のはなし 作り手さんのはなし
2018年03月14日aya ogawaさんの手のひらサイズのフラワーベースがアンジェ本店のみ再入荷しています。ころころとした小さなフラワーベースが人気のaya ogawaさん。その小さなフラワーベースを作り始めたのは、お子さんがいるご友人のために作ってプレゼントしてあげたのがきっかけだったんだそう。小さな子どもはよく葉っぱや野花を摘んで持ち帰ってくることがあるもの。子どもたちにとって大事なものをきちんと生けられるものとして、aya ogawaさんの小さなフラワーベース作りが始まったのだそうです。手のひらサイズだからこそ、暮らしの中のあらゆるシーンで大活躍してくれるフラワーベースたち。その多様な使い方の中から、今日はaya ogawaさんに教えてもらった使い方をご紹介しますね。■様々なシーンで活躍。暮らしの傍らにちょこんと置きたい、手のひらサイズのフラワーベース手のひらサイズのフラワーベースの作り手さんでもあるaya ogawaさんから教わったのは、こんな暮らしのワンシーン。小さなフラワーベースがきっと活躍してくれるはず。<小さなブーケをそのままポン>お花屋さんのレジ前などによくある、500円程度の小さなフラワーブーケ。自分でお花を選ぶのはちょっと迷っちゃうなという時や、大げさでなくていいから少ない予算でそれなりの雰囲気を楽しみたいという時に嬉しいブーケですよね。 「えんぴつ型大トルコ釉」 は、そんな小さなブーケもそのままポンと入れられるサイズ感。お花のある暮らしをもっと気軽に、そして身近にしてくれますよ。そしてそんな手軽さはきっと贈り物にもなりえるはず。小さなブーケとこんな小さなフラワーベースをセットにして、大切な方へのギフトにいかがですか?<終わりかけの花束も最後まで>終わりかけの大きな花束、どうしてますか?枯れてしまったもの、もう少し頑張れそうなもの・・・とお花の成長過程もそれぞれ。また、水切りしているうちにどんどん短くなってしまって、最後はコップに入れるしかないなんてことも。そんな時にも手のひらサイズのフラワーベースが大活躍します。元気なお花や葉だけを抜き取って生けてあげれば、節目や大切な方々からいただいた花束を最後まで愉しむことができますよ。<よく使うハーブをキッチンに>パスタにバジルを散らしたり、お肉の下味にローズマリーを使ったり、キッチンで何かとよく使うハーブたち。冷蔵庫に入れておくのもいいけれど、うっかり存在を忘れていた!なんてことも。手のひらサイズのフラワーベースに生ければ、キッチンのスペースをとらずに思いついた時にすぐ使えるのが良いところ。窓からの陽ざしを受けて、地面から生えている時のように健やかな状態でいてくれますよ。aya ogawaさんから教えてもらった、小さなフラワーベースのとっておきの使い方はいかがでしたか?暮らしの様々なシーンで大活躍してくれそうな、手のひらサイズのフラワーベース。ぜひ作り手さんの温かみを帯びたこんなフラワーベースで、春の暮らしに彩りを加えてみませんか?【ご紹介したアイテム】 ⇒ ayaogawaフラワーベースえんぴつ型大トルコ釉/小川綾 2,160円(税込)⇒ ayaogawaフラワーベースえんぴつ型小白鳳釉/小川綾 1,620円(税込)⇒ ayaogawaフラワーベースしずく鎬型チタンマット釉/小川綾 1,944円(税込)
2018年02月21日毎日の生活がちょっぴり潤いのあるものになる、花のある暮らし。お気に入りのフラワーベースにお花をちょこんと生ければ、きっともっと気持ちも華やぐはず。今日はどんな方も上手にお花を生けられるフラワーベースをご紹介します。お気に入りのフラワーベースにお花をあしらって、いつもの毎日に彩りを加えてみませんか?■ あなたはどれが好き?お気に入りのフラワーベースで始める花のある暮らし〈 玄関でほっこりお出迎え〉小さなフラワーベースなら、いくつも並べて置くのもひとつのテクニック。お花を生けたり生けなかったり、同じお花でまとめたり、葉っぱだけのものも混ぜてみたり。フラワーベースをいくつも並べることで生まれるコントラストが、空間にリズムを生み出します。〈 いつも目にするダイニングテーブルの上で〉毎日使う場所にこそお花を飾りたいもの。いつも食事をとるダイニングテーブルなら、ほっこり気持ちが温まる機会が増えますよ。〈 お客さまのテーブルにおもてなしの気持ちを 〉お客さまにお菓子や食事を出す時のお膳に、小さなおもてなしの一輪を添えて。季節のお花を添えれば、温かな気持ちが伝わります。こちらではお客さまのテーブルに、フラワーベースを添えて。さりげなくおもてなしの気持ちを伝えてくれますよ。お気に入りのフラワーベースで始める、花のある暮らし。アンジェで開催中のあきいろ作家市で、ぜひお気に入りを見つけてみてくださいね。= 文:宮城 = 暮らしのはなし 花便り 【あきいろ作家市はこちらからどうぞ】
2017年09月23日ふと瞳に映りこむとホッとする幸せ空間。ハーバリウムは置くだけでそんな空間を生み出します。今日は新たに届いた秋色ハーバリウムのお話。お部屋に早速小さな季節を取り入れてみませんか?■期間限定!秋色ハーバリウム「ハーバリウム」はお手入れ不要。本物のお花のように水を取り替えたり風通しを気にしたりする必要がないから、気軽に置いてお部屋の空間作りをすることが可能な、今じわっと人気のアイテムです。そんなハーバリウムから、今回2色の秋色ハーバリウムが登場しました。左:ケイトウ右:ブルースター赤系でまとめた「ケイトウ」は、そのもさもさっとした風合いが秋らしいケイトウと丸い形が可愛らしい千日紅を合わせて、空間が明るくなるようなコーディネート。紫系でまとめた「ブルースター」は星のように広がるブルースターと、カーネーションの花びらを軽やかに散りばめて、清らかな印象です。■お部屋のあちこちのシーンで今回のハーバリウムはスリムタイプのボトル。すらっとしているボトルは、お部屋に置くだけで空間を広く見せる効果がありますよ。置くだけで居心地のいい空間作りのお手伝いをしてくれるハーバリウムは、1本ぽつんと置いたり、複数並べて置いたりと、その置き方のバリエーションも楽しめるアイテム。ぜひ今しかないこの秋色ハーバリウムで、お部屋に秋を先取りしてみてくださいね。=文・写真:宮城=暮らしのはなし花便り【ご紹介した商品はこちら】今だけの秋色ハーバリウムです。⇒angersハーバリウム/植物標本2,376円(税込)
2017年08月27日ふとした瞬間に瞳に映りこんでは心が和らぐ、お花の存在。大きな花束じゃなくても、立派な花器じゃなくても、ちょこっと一輪コップに生けているだけでほっこり幸せな気持ちに浸れます。でも夏はお花もぐったりしがち。こまめにケアをして、少しでも長くお花を楽しんでみませんか?■これだけでもずいぶん違う!お花のお手入れ基本のき<1>水について用意したいのは、花器の7割ほどの水。ただしガーベラなどの起毛性のある茎を持つものは、起毛に絡んだバクテリアが水を腐らせる原因となることも。しっかりと水揚げさえできていれば、花器に入れる水は少しでOK!<2>水切り水の中で茎を切ることによって水の吸い上げが良くなるという「水切り」は、お花の代表的なお手入れ方法のひとつ。水につかる部分の葉はすべて取ってしまい、水の中で茎の断面が斜めになるようにカッターやハサミでカットしてあげましょう。<3>その後のケア毎日お水をかえてあげましょう。その時に花器と茎のぬめりを取るのも忘れずに。そして、2-3日に1回は水切りをして切り口を新しいものにしてあげることが大切です。涼しく風の通る場所にお花を飾ってあげましょう。それだけでお花のもちがずいぶんと変わってきます。■手軽にお花を楽しむ、こんなアイテムもこまめなケアはちょっぴり苦手・・・という方には、こちら!「angersハーバリウムスタッキングタイプ」は、いわゆる植物標本。オイルの中で揺らめくようにして咲くお花たちは、眺めているだけで私たちを優しく癒やしてくれますよ。ハーバリウムはお手入れいらず。毎日水を取り替えたり、水切りをしたりする必要なく、お花の彩りを手軽に愉しめるアイテムです。どなたでも手軽に愉しめるから、ちょっとしたギフトにも最適。お相手に気を遣わせることなくプレゼントできるハーバリウムは、新しいタイプのフラワーギフトです。こちらのタイプは、スタッキングをすることも可能。異なるお花のボトルを積み重ねて、お部屋でお花見気分に。<空間を広く見せる、スリムボトルタイプも。>こちらの「HealingBottleハーバリウムスリムボトルタイプ」は縦長のスリムボトルタイプ。置くだけで縦のラインが強調されて、空間をスッキリと広く見せることができます。いくつも並べて眺めていたいハーバリウム。お花がぐったりしがちな夏は、こんなアイデアでお部屋に彩りを飾ってみませんか?=写真:平山・宮城文・宮城=暮らしのはなし花便り【ご紹介したアイテム】⇒angersハーバリウム/植物標本2,376円(税込)⇒HealingBottleハーバリウム/植物標本1,944円(税込)
2017年08月14日そこにあるだけで空間が瑞々しくなるお花やグリーンは、いつだってお部屋に飾っておきたいもの。でも、どんどん暑くなるこの季節はせっかくお花を飾ってもすぐにぐったりしてしまってあまりもたないのが悲しいところです。今日はそんな夏場のお部屋でも、瑞々しく咲き誇ってくれるお花のお話。水をあげる必要もなく、日当たりを気にする必要もない、お世話いらずで瑞々しく咲き誇るお花をご紹介しますね。■ ボトルの中で咲き誇る花々アンジェのハーバリウムその手軽さと愛らしさから最近インスタグラムでも人気の「ハーバリウム」は、お世話いらずでお花を飾れるインテリアアイテムです。特殊なオイルと一緒にドライフラワーを瓶詰めしたハーバリウムは、いわゆる「植物標本」。毎日水をあげる必要がなく、日当たりを気にして移動させたりする必要もなし。夏場の高い室温もどこ吹く風、生花とは異なり、いつだってお部屋の中で瑞々しく咲き誇ります。(でもドライフラワーが退色してしまう可能性があるので直射日光はできるだけ避けたいですね。)発売されたばかりのアンジェオリジナルのハーバリウムは、瓶の形状が変わり、スタッキングもできるように。組み合わせの楽しみも増えましたよ。同じ種類のお花たちを使っていても、ひとつひとつ表情が異なるハーバリウム。ほころびそうな蕾を眺めたり、形の異なる葉を見比べたり、ボトルごとに異なる草花たちのその瞬間についつい見とれてしまいそう。お家で過ごすのんびり時間がきっともっと好きになれるアイテムです。■ 暮らしの中のあらゆるシーンに毎日の生活の中でついつい目をとめて、草花たちの色の移り変わりやラインの美しさを眺めてしまうハーバリウム。陽の光に透かしてみたり、影で遊んでみたり、そんな時間がうっかり増えて、バタバタと過ごしてしまいがちな毎日が少し変わるかも。暮らしの中の何気ないシーンに飾って欲しいアンジェのハーバリウム。ご自宅のこんなところにハーバリウムを飾ってみませんか?<キッチン>キッチンの棚にハーバリウムを置けば、スパイスや調味料を取るたびに目に映りこんでなんだかほっこり。今日のメニューはとびきり美味しくなりそう。<リビング>テレビボードなどの上に並べれば、素っ気ないAV機器まわりも清々しい雰囲気に。目が疲れた時にも眺めていたいハーバリウムです。<サニタリー>日当たりが悪くなりがちなサニタリーでも、ハーバリウムなら大丈夫。小さなスペースでも、こうしてアンジェオリジナルの限定ハーバリウムならスタッキングして楽しめます。<窓辺に>窓辺にハーバリウムを置けば、雨で遠くを見渡せない日や、乾いた景色が広がる冬の季節などもお花を愉しむことができますよ。忙しい友人たちにもちょっとした時にプレゼントしたくなるアンジェのハーバリウム。お家で過ごすのんびり時間が、きっともっと好きになるお花たちです。=文・写真:宮城=暮らしのはなし 花便り 【ご紹介したアイテムはこちら】「17周年記念angersハーバリウムスタッキングボトル」「HealingBottleハーバリウム」
2017年07月07日お気に入りのフラワーベースを見つけてみませんか?ジメジメとした梅雨の時期でも、お部屋の中に枝ものやお花があるだけで雰囲気が瑞々しくなるもの。それが生けられているのがお気に入りのフラワーベースなら、梅雨空の下でどんよりとした気持ちもちょっぴり上向きになれるかも。今日はアンジェのスタッフたちが思い思いに愉しむ「花のある暮らし」をご紹介します。■暮らしに小さな幸せを。スタッフたちの花のある暮らし<小さな吹きガラスたちが生み出すお部屋の透明感>職人さんがひとつひとつ丁寧に作っている吹きガラスの小さなフラワーベースたち。シンプルだから使い勝手が良く、どんなインテリアのお部屋にもすっと馴染みますよ。ひとつだけでもいいけれど、今日は私物の大きめガラスピッチャーと、形違いのフラワーベースをいくつか並べて丸いフォルムが可愛いお花たちを生けてみました。<Lisa Larson(リサラーソン)の、花を運ぶ北欧の小鳩>もともとキャンドルホルダーとしてデザインされたという、リサラーソンの小鳩たち。その丸いフォルムが愛らしく、キャンドルホルダーとしてはもちろんのことフラワーベースとしても使えます。小鳩の尾っぽの面にお花たちの花首をのせてあげると上手に生けられますよ。終わりかけの短くなってしまったお花たちにもぴったり。まるで小鳩が季節のお花を運んで飛んでいるような情景がお部屋の中に生まれます。まるでおしゃべりしているような、優しいカラートーンの小鳩たち。そこにいるだけでなんだか和む存在です。<デンマークから届いた気取りなくお部屋に馴染むフラワーベース>デンマークの伝統的なガラスブランド「HOLMEGAARD(ホルムガード)」から届いたのは、ガラスと革のハンドルの組み合わせが洗練されたカジュアル空間を演出するフラワーベース。小さめの10cmサイズには、終わりかけのビバーナムを生けて本棚に。本を探すたびにお花が目に映りこんで清々しい気持ちに。シンプルだから、どんな雑貨たちともよく馴染みます。芯がしっかりとありながら周りと調和できるフラワーベースは、自宅にひとつあると重宝しますよ。12cmサイズは、扱いやすい大きさ。ちょっと個性的なお花とグリーンを生けても、上品にまとめてくれるフラワーベースです。お部屋が変わる、花のある暮らし。ぜひアンジェの「花のある暮らし」特集で、お気に入りのフラワーベースを探してみてくださいね。=写真:平山・宮城文:宮城=暮らしのはなし 花便り 【花のある暮らし特集はこちらからどうぞ】
2017年06月19日4回にわたってお届けしてきた、【フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、お花のお手入れと飾り方のコツ】。石井さんから教わったコツは、特別な花材も特別な道具も必要のない、手に入るものでどなたでも今すぐ真似ができるものです。アンジェスタッフの自宅でもどんどん始まる「花のある暮らし」。応用編の今日は、石井さんに教わったことを大切にしながら、思い思いに楽しむスタッフの花のある暮らしをご紹介します。■ スタッフ宅でもどんどん始まる、花のある暮らし【家族の朝が始まる、ダイニングテーブルの上に】(冒頭の写真)朝の明るい陽ざしが入るダイニングテーブルには、気持ちが晴れやかになるような楽しい色合いのブーケを。比較的大きめの花器の幅と高さをアネモネで埋め、葉ものと小さな花々でリズムを出してみました。【毎日のごはんが美味しくなる魔法?キッチンの片隅に】カウンターの上やシンクの脇など、キッチンの片隅には小さなお花たちを。余ったユーカリなどの葉もので枠組みを作った小さめの花器に、白いお花の清らかさをポイントにして。目に入るたびに幸せな気持ちになれるから、毎日作るごはんだってますます美味しくなっちゃうかも。【窓辺にちょこんと佇ませて】外の景色が見えない雨の日にも、窓辺にちょこんと生けたお花は私たちの目をそっと楽しませてくれます。【癒しの存在をデスク脇に】ペーパーワークに疲れても、あしらったお花に目を向ければ優しい気持ちに。【水回りにも小さな幸せを】歯を磨く時や顔を洗う時など、ふとした瞬間に目に映りこむお花たち。その度になんだか豊かな気持ちに。終わりかけのお花や短くなってしまったお花たちを小さな花器にまとめるだけで、水回りの空間が瑞々しく仕上がりますよ。【人が集まるリビングにも】おかえりなさいの気持ちや、お客さまへのおもてなしの気持ちを表すリビングのお花たち。弾む会話に、お花たちも愉しげに揺れます。■ こんなアイデアも・・・古いティーポットや、可愛らしい佇まいのジュースの空き瓶にも。自宅にあるこんなものも立派な花器代わりになりますよ。気負わず、気取らず、思いのままにお花を飾ってみてくださいね。ふとした瞬間に目に映る、小さな幸せ。花のある暮らしが教えてくれる季節の移り変わりに想いを馳せて、新しい春の生活を楽しんでみてくださいね。=写真:山崎・宮城文:宮城=暮らしのはなし 花便り 【お花特集ページはこちらから】【コラム連載特集】フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、お花のお手入れと飾り方のコツ・【フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、お花のお手入れと飾り方のコツ・1】基本のお手入れ・【フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、お花のお手入れと飾り方のコツ・2】お花ってどう組み合わせればいいの?・【フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、お花のお手入れと飾り方のコツ・3】花器のタイプ別飾り方のコツ・【フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、お花のお手入れと飾り方のコツ・4】花器のタイプ別飾り方のコツ・【フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、お花のお手入れと飾り方のコツ・応用編】スタッフの自宅でも始まる、花のある暮らし
2017年02月27日5回にわたってお届けしている「フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、お花のお手入れと飾り方のコツ」。第3回目と4回目は、花器のタイプ別に生け方のコツを教わります。第4回目の今日は、【口が狭いタイプ】と【大き目タイプ】の花器。イチから生けるにはちょっぴりハードル高めに思われる花器たちも、石井さんから教わったコツを生かせばきっとびっくりするほど楽しく上手に生けられますよ。■ 口が狭いタイプ口が狭く足元がぽってりとしたこのタイプの花器は、お花にもボリューム感が必要。素材選びを工夫して、左右に広がりを持たせてあげることでバランスよく仕上がりますよ。【1】<今回使用した花材>・ラナンキュラス・アリアドネ(薄ピンク色)・ビバーナム(黄緑色)<今回使用した花器>・リューズガラスブロードラインフラワーベースドロップ【2】ふわっとボリュームを持たせて生けるにはお花の量が必要ですが、たくさんの本数を用意しなくても大丈夫。石井さん「こんな時は、枝分かれしたスプレータイプの品種を使うといいですよ。枝分かれしているものなら、少量で簡単にボリュームを出すことができます。また、横に広がりを持たせやすい、しなやかな茎を持った素材が便利です。」【3】小分けにした枝もののお花を放射線状に生けていきます。最初からは固定しにくいお花たちも、ある程度生けていくことによって茎が絡まり生けやすくなります。【4】最終形をイメージしながらすべての素材を生け終えたら、リズム感が生まれるように高さの調節をします。凹凸感を出すことで、お花たちがよりフレッシュではつらつとした表情になりますよ。■ 大き目タイプ大きな花器は繊細なお花だけで生けようと思うと、バランスを取るのもお財布も大変です。そんな時には、房状にお花がついたものや面的なものである程度の形を作ってから他のお花を生けていくと、簡単にボリュームも出せてまとめやすくなります。【1】<今回使用した花材>・アジサイ(黄緑色)・リューココリーネ(紫色)・ポンポンスカビオサ(ピンク色)・エンドウ豆(葉もの)<今回使用した花器>・リューズガラスクーレラインフラワーベースビューグル【2】大きな花器には、まず大きなアジサイで幅と高さを埋めていきます。石井さん「大きいものから生けていくことが大切です。細い茎を持つお花は最初に入れると折れてしまうし、どんな空間にも後から入っていくことができますよ。」【3】最初に枠組みを作る場合は別として、基本的に仕上げに入れてバランスを整えていくことが多い葉ものたち。でも用意した他のお花たちの茎が極端に細いようであれば順序を入れ替えることも。今回は茎の細いポンポンスカビオサやリューココリーネを用意したため、葉ものであるエンドウ豆を先に。面を作ったアジサイだけではベタッしがちなところに、エンドウ豆や他のお花で高さを出してリズムを作っていきます。【4】お花の「顔」は花冠だけではなく、お花の横顔や茎の流れだったりすることも。それぞれの個性を見出してあげれば、すべて同じ方向を見ていなくても大丈夫。まるで大自然の中に在る植物たちのような、生き生きとした情景が花器の中にも生まれます。<石井さんのプチテクニック>お花や葉ものを切り分けた時には・・・お花を生けている時にバランスを見ながら切り分けたりして、小さな花材が出ることがあります。そんな時はすぐ捨てずに、とっておきましょう。小さな花器や1輪挿しに生ければ、小さなお花や葉ものたちもまだまだ楽しませてくれますよ。石井さん「お花を生けていく上で、それぞれのお花の個性を見抜いて生けていくことは大切です。対称の部分を作らず、なるべく規則性を持たせずに生けていくと、まるで自然界のお花畑のようにお花を生き生きと生けることができますよ。」どなたでもご自宅でお花を表情豊かに生けることができる【フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、飾り方のコツ】。それはまるで、ご自宅の中で太陽や風の存在を感じるためのヒントみたい。テーブルの上や、窓辺に小さな幸せをちょこんとのせて。そこまで来ている新しい季節には、こんな「花のある暮らし」を始めてみませんか?=写真:中島・宮城文・宮城=暮らしのはなし 花便り <プロフィール>石井千花(いしいちか)さん日比谷花壇本社 シニアデザイナー。学生時代をデンマークで過ごし、大自然と人の関わり方に大きな影響を受けて帰国後フラワーデザイナーに。“自然と関わって生きる”ライフスタイルを貫きながら、多彩な活動を展開されています。【お花特集ページはこちらから】【コラム連載特集】フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、お花のお手入れと飾り方のコツ・【フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、お花のお手入れと飾り方のコツ・1】基本のお手入れ・【フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、お花のお手入れと飾り方のコツ・2】お花ってどう組み合わせればいいの?・【フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、お花のお手入れと飾り方のコツ・3】花器のタイプ別飾り方のコツ・【フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、お花のお手入れと飾り方のコツ・4】花器のタイプ別飾り方のコツ・【フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、お花のお手入れと飾り方のコツ・応用編】スタッフの自宅でも始まる、花のある暮らし
2017年02月22日5回にわたってお届けしている「フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、お花のお手入れと飾り方のコツ」。第3回目と4回目は、花器のタイプ別に生け方のコツを教わります。第3回目の今日は、比較的簡単に生けられる【小さめタイプ】と【背が高いタイプ】の花器。石井さんから教わるコツを踏まえてお花を生けるだけで、家族やお客さまに「どこかでならってきたの?」なんて褒められちゃいそうです。■ 小さめタイプお花初心者さんも気軽に生けられるのは、小さめタイプの花器。石井さんから教わるポイントを押さえるだけで、少ない花材でもぐっとこなれてまとまります。【1】<今回使用した花材>・ラナンキュラスエムクリーム(クリーム色)・ラナンキュラスポムドール(緑色)・バリエガタ(丸い葉もの)・ミスカンサス(長細い葉もの)<今回使用した花器>・リューズガラスブロードラインフラワーベースナロウラウンドSサイズ【2】花器にお花をいきなり生けても固定しにくいもの。最初に枝分かれした葉ものを放射線状に生けるだけで、葉ものが枠組みとなってお花が生けやすくなりますよ。【3】次は大きなお花から生けていきます。石井さん「まずは大きなお花を配置して、次に中くらいのサイズのお花を生け、最後に小さなお花や葉を加えていくイメージで。基本的にこういった段階を踏んで生けていくと、お花のバランスが取りやすいですよ。」【4】お花を生けていくときには多少でも高低差をつけてあげること。そうすることで、大自然の景色の中で見る成長の過程の異なる植物たちのリズム感を小さな花器の中で表現することができます。<石井さんのプチテクニック>アレンジが少し物足りなく感じたら・・・ひと通りの花材を生けた後に、石井さんが見せてくれたとっておきのプチテクニック。ミスカンサスというまっすぐで長細い葉ものを指にグルグルと巻いて、体温で少し温めてあげるとこの通り。まるでコテを当てたかのように簡単にクルクルっと丸まります。石井さん「何か物足りなく感じた時は、違ったタイプの葉ものを入れてあげると表情が豊かになります。このテクニックは簡単にできるのにも関わらず、アレンジの良いアクセントになって、より上級者らしい見え方に仕上がりますよ。」■ 小さめタイプ(番外編)小さめでありながら優美な曲線を持つ個性的なイッタラの花器は、実はお花も固定しやすくお花初心者さんにも扱いやすいもの。生けるお花も選ばないので、気軽に生けるにはぴったりの花器です。【1】<今回使用した花材>・ヒヤシンス(藤色)・ビバーナム(黄緑色)<今回使用した花器>・iittala(イッタラ)Alvar Aaltoフラワーベース95mm【2】フォルムが特徴的な花器は、限られた品種のお花だけでまとめるとその個性が引き立ちます。花器のフォルムを生かした最終形をイメージして、お花を生け始めましょう。【3】花器に逆らわずに、お花を生けていきます。石井さん「くちに花首をのせていくような感じで生けると上手に生けられますよ。」【4】花器のフォルムが際立つ、まるでオブジェのようなアレンジメントの出来上がり。■ 背の高いタイプ背が高く、横から見て直線的な花器には、すらっとしたお花が良く似合います。少し個性があるお花も、受け止める度量のある花器です。【1】<今回使用した花材>・カラー(ピカソ)・グレープアイビー<今回使用した花器>・iittala(イッタラ)Alvar Aaltoフラワーベース201mm【2】カラーは長さを揃えずに生けていきます。太陽に向かって伸びてる様子をイメージすると上手に生けられますよ。【3】葉ものまで長いまま生けてしまうと、花器のフォルムの美しさを消してしまいがち。すらっとしたお花を生けた後は、短くした色の濃い葉ものでその足元を締めて。【4】足元を葉もので締めることによって、カラーと花器の伸びやかさが生きたアレンジが仕上がります。■ 背の高いタイプ(番外編)同じ花器であっても、横から見るフォルムと、上から見るフォルムはまた違うもの。時々視点を変えてみることで、お花や花器の新たな魅力を引き出すヒントにつながります。石井さん「横から見れば直線的だったこの花器も、上から見るとまるでスイートピーみたい。そんなちょっとしたところから、お花を生けるアイデアが生まれますよ。」<今回使用した花材>・スイートピー<今回使用した花器>・iittala(イッタラ)Alvar Aaltoフラワーベース201mm石井さんが生けたのは、たくさんのスイートピーたち。乳白色の花器に、トーンを合わせた優しい色合いのスイートピーたちが柔らかく馴染みます。<石井さんのプチテクニック>お花をまとめる時は・・・お花をまとめる時に役立つ石井さんのプチテクニック。石井さん「お花をまとめる時には、茎を放射線状に組んでいくとお花が広がります。その時、お花は外向きに。内向きにするとお花同士がぶつかってしまいます。」どんな形の花器でも、押さえるべきいくつかのポイントを知っていればより生き生きと生けられるお花たち。石井さんが教えてくれるその秘訣は、毎日の暮らしに彩りをもたらします。毎日を豊かなものにする、花のある暮らし。次回は「口の狭い花器」と「大きめな花器」の生け方のコツについてご紹介します。=写真:中島・宮城文:宮城=暮らしのはなし 花便り <プロフィール>石井千花(いしいちか)さん日比谷花壇本社 シニアデザイナー。学生時代をデンマークで過ごし、大自然と人の関わり方に大きな影響を受けて帰国後フラワーデザイナーに。“自然と関わって生きる”ライフスタイルを貫きながら、多彩な活動を展開されています。【お花特集ページはこちらから】【コラム連載特集】フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、お花のお手入れと飾り方のコツ・【フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、お花のお手入れと飾り方のコツ・1】基本のお手入れ・【フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、お花のお手入れと飾り方のコツ・2】お花ってどう組み合わせればいいの?・【フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、お花のお手入れと飾り方のコツ・3】花器のタイプ別飾り方のコツ・【フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、お花のお手入れと飾り方のコツ・4】花器のタイプ別飾り方のコツ・【フラワーデザイナー石井千花さんに聞く、お花のお手入れと飾り方のコツ・応用編】スタッフの自宅でも始まる、花のある暮らし
2017年02月21日