梅雨のジメジメを少しでも楽しく過ごすために、子どもと一緒にカタツムリを飼育してみませんか? 生き物を飼うということの大変さ、命の大切さを伝えるよいきっかけにもなるのです。命あるものはいつか亡くなってしまうという、子どもにとっては悲しいテーマになるかもしれませんが、ゲーム感覚で言うところの「リセットすれば元に戻る」といった、命に対する間違った考え方を持たせないためにも、こういった教育は必要です。■なぜカタツムリを飼うのがよいのか?数ある生き物の中で、あえてカタツムリを勧める理由は以下の通りです。(1)簡単に見つけやすいカタツムリは、道ばたで捕まえることができます。わざわざお店に行く必要がないので、気軽に飼い始めることができます。雨の日、湿度の高い日をねらって、葉っぱの裏やコンクリートの塀などを探してみましょう。晴れの日であれば、カタツムリは落ち葉の下や石の間など、日の当たらない場所を選んで休息しています。天気によって探す場所を変えてみて。(2)飼いやすいカタツムリのエサは、基本的に残り野菜でOK。キャベツや白菜など、大抵の葉物野菜は食べることができます。野菜だけでは栄養が充分に回らないので、卵の殻なども与えてみましょう。食べたものによってカタツムリのうんちにも変化があるので、こういったポイントにも注目して子どもに伝えてあげてください。(3)雌雄同体カタツムリにはオス・メスの区別がなく、1匹でオスとメスの両方の能力を持っている、雌雄同体(しゆうどうたい)です。交尾することでお互いが遺伝子を与え合い、卵を産むことができる方が産卵するという、おもしろい生態をしています。つまり、2匹以上のカタツムリを飼育していれば、やがて卵を産み、カタツムリの赤ちゃんが誕生する可能性があるということ。こうしたことからも、子どもに命の大切さを学ばせることができるというわけです。■カタツムリを飼ってみよう!カタツムリを飼育するために必要なものは以下の通りです。・飼育する容器(空き瓶・プラスチックのケースなどでOK)・土(日光に当てて消毒したもの)・木の枝・落ち葉・霧吹き容器にはきちんとフタをすること。ただ、密閉してしまうと、カタツムリが息ができなくなってしまうので、通気性のある物を選びましょう。空き瓶の場合なら、フタの代わりにガーゼなどを被せ、少し穴を開けておく方法でもよいです。カタツムリは乾燥に弱い生物なので、時々霧吹きで湿らせることを忘れないように! ただし、湿らせすぎても逆効果です。子どもにそういった飼育方法を教えて、育てる大変さを伝えましょう。最初はカタツムリを「気持ち悪い」と思うかもしれませんが、飼い始めると徐々にかわいらしく感じるはず。子どもと一緒に楽しくお世話をしてみてください。
2015年06月11日「髪は女の命」と言われますが、実際、髪がキレイな女性はそれだけで印象が良くなります。逆にいくらキレイにメイクしても、髪がまとまらずパサパサしていたり、傷んでいたりする女性はそれだけで魅力が半減してしまいます。そこで今日は、ベジフルビューティーセルフアドバイザーの著者が、「髪をキレイに保つためにオススメの食材」をご紹介します。■1.不足しがちなミネラルを補う:海藻昔から海藻は髪に良いと言われています。その理由は海藻にヨードやカルシウム、鉄やリンなどのミネラルが豊富に含まれているから。ミネラルは、体内で作ることができない上、レトルト食品や加工食品を多く摂取することで破壊されてしまいます。そのため、現代人はミネラルが不足しがち。美髪を作るために、食事からしっかりと摂取してください。■2.頭皮を健康にする:ブロッコリーブロッコリーはビタミンAやビタミンCを豊富に含んでいます。ビタミンAは、髪を健康的に保つために必要な、皮脂や油分を作りだしてくれる栄養素です。ビタミンCは「万能ビタミン」と言われており、抗酸化作用、免疫力向上、疲労回復などの効果が期待できる栄養素です。ビタミンCには丈夫な皮膚や血管を作る働きがあり、美肌にも効果的と言われています。このビタミンCが髪に効くと言われる所以は、髪に栄養を与え、支えているのが肌の一種である頭皮だからです。ビタミンCの力で健康的な毛細血管や頭皮を育てることができれば、健康的な髪を生やすことにもつながります。同様の効果を持つ野菜には、ほうれん草やケールがあります。■3.潤いの素、油分を送る:アボカド髪がパサパサして乾燥が気になる方、弾力がなくぺたんとしてしまうのが悩みの方はぜひアボカドを食べてください。アボカドは、髪に潤いを与えてくれるオメガ3脂肪酸が豊富な食材です。実はアボカドは、食べることで栄養をもらうだけでなく、外から栄養を与えることもできます。アボカド1/2個をスプーンなどで潰して、水ですすいだ髪にマッサージをしながら揉み込みます。特に乾燥が気になる方は、卵黄を加えて混ぜておくのもオススメ。そのまま15分ほど放置して洗い流し、その後通常通りにシャンプー、コンディショナーを行ないます。髪がまとまらなくて悩んでいる方は試してみては?■4.公害汚染を防ぐ:ブルーベリー紫外線や大気汚染などの公害は、髪にも肌同様の害を与えていることがわかっています。それを防いでくれるのが、抗酸化力を上げるブルーベリーです。アメリカ合衆国の農務省は40種類の野菜や果物の中でも、最も抗酸化力が高い食べ物としてブルーベリーを挙げています。抗酸化作用は髪だけでなく身体全体の老化も防いでくれる他、ブロッコリー同様にビタミンCが豊富に含まれています。ブルーベリーは髪のためのスーパーフードと呼ばれているほど。■おわりにこれらは、髪だけでなく肌や爪にも効果的な食べ物です。また、男性で髪に悩みを抱えている方も多いので、こういった食材を使ってごはんを作ってみてはいかがでしょうか。(栢原 陽子/ハウコレ)
2014年11月07日国際女性デーを迎えた3月8日。世界では、依然として数多くの女性が出産時に命を落としている。国境なき医師団(MSF)は、その現状を訴える 報告書『妊産婦の死:救えるはずの命』 を本日発表し、緊急的・恒常的危機に直面している妊婦に救急産科医療を提供することで、その命をより救うことができると説明している。 MSFは、妊婦が必要とする医療の提供に取り組んでおり、世界中で危機的状況におかれた数多くの妊婦にとって救急産科医療が圧倒的に不足している現状を訴える。この報告書では、MSFが活動するパキスタン、ソマリア、南スーダン、ハイチなどの12ヵ国の妊婦がおかれている状況を分析し、特に合併症が起きた場合の緊急医療ケアの必要性を強調している。MSFの婦人科医療顧問、カーラ・ブラックバーンは話す。「世界全体の妊婦のうち15%が、命にかかわる合併症を併発しています。シドニー、ポルトー・プランス、モガディシオなど、どこの国であろうと、合併症が起こったときには適切な救急産科医療が必要になります。これは、国際都市の設備の整った病院や、紛争地、難民キャンプ、壊滅的な被災地など、どんな状況でも同じです」現在、世界では毎日平均で約1000人の女性が、分娩時や妊娠合併症によって命を落としている(※1)。しかし、資格をもつ助産師の介助や適切な薬、設備された環境があれば、このような母と子の命は救うことができる。妊産婦死亡の大半は、出産の直前・最中あるいは直後に起こる予測不可能な合併症が原因であるため、分娩は母子両方の命を救う上で最も重要な局面である。MSFは緊急医療援助団体として、人道的危機にある状況下での妊産婦死亡率の低減に取り組むと同時に、命を救うための救急産科医療を無償で提供できる範囲を拡大すべく技術・物資調達面で注力している。ブラックバーンは、さらに次のように述べている。「分娩時に適切な医療ケアを行うことで妊産婦の命を救えることがわかっているにもかかわらず、今も、多くの妊産婦が出産で命を落としている状況は悲劇です。妊産婦の死亡は避けられることを、常に肝に銘じる必要があります」MSFは約30ヵ国で産科医療を提供している。2010年、MSFのスタッフは15万件以上の分娩介助を行った。(※1)出典:世界保健機関(WHO)プレスリリース提供元: PR TIMES
2012年03月09日