『ターボキッド』で高い評価を得たカナダの映像制作ユニット“RKSS”最新作であり、1980年代ホラーのスタイルと精神をいまに甦らせた思春期映画『サマー・オブ・84』の予告編と場面写真が解禁となった。本作は、10代の若者たちを主人公にしたジュブナイル映画の黄金期であり、スラッシャー映画と呼ばれるホラー&スリラーが量産された時代でもあった1980年代のアメリカへのオマージュを捧げた、ジュブナイル&スラッシャー映画。監督は、フランソワ・シマール、アヌーク・ウィッセル、ヨアン=カール・ウィッセルから成るカナダの映像制作ユニット“RKSS”。製作は、『ルイの9番目の人生』『シンクロナイズドモンスター』のショーン・ウィリアムソンが務めた。今回解禁となった予告では、オタク、メガネ、デブ、不良の仲良し4人組が連続殺人事件の犯人捜しに挑む様子が映し出されている。主人公デイビーは隣に住む警察官のマッキーが怪しいと、親友のイーツ、ウッディ、ファラディと極秘捜査に乗り出すも、周囲には呆れられ相手にされない。それでも諦めず徐々に事件の真相へと迫っていく。正義のヒーローにでもなったつもりで生き生きと捜査する少年たちの様子は、ラスト30秒で一変。ついに犯人の魔の手がデイビーたちに襲い掛かり、鬼気迫る4人の表情と不気味なBGMが恐怖を加速させる。真犯人の正体は?デイビーたちは生き残ることができるのか?結末が気になる予告映像となっている。仲間たちの友情、恋、家庭環境などを子ども目線で細やかに描きながらも、クライマックスで驚くべき急展開を迎え、しばし言葉を失うほどの容赦ない残酷なエンディングが待ち受けている本作。トラウマ級の衝撃を受ける心の準備ができたら、4人の運命をその目でしっかり見届けて。『サマー・オブ・84』は8月3日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サマー・オブ・84 2019年8月3日より、新宿シネマカリテほか全国順次公開2017 (C) Gunpowder & Sky, LLC
2019年04月11日『ターボキッド』で高い評価を得たカナダの映像制作ユニット“RKSS”の最新作『サマー・オブ・84』(原題『SUMMER OF 84』)の日本公開が決定。併せてポスタービジュアルも到着した。1984年夏。近隣の町で子どもたちばかりが狙われる連続殺人事件が発生。アメリカ郊外の田舎町で暮らす好奇心旺盛な15歳の少年デイビーは、その犯人が向かいの家に住む警官マッキーではないかとにらみ、親友のイーツ、ウッディ、ファラディと共に独自の捜査を開始する。やがて、デイビーの行く手に待ち受けていたのは、彼の想像をはるかに超えた恐ろしい現実だった…。思春期真っ只中のオタク少年が、ひょんなことから隣に住む警察官が実は連続殺人犯なのではと疑いを抱き、メガネ、デブ、不良の親友3人と極秘捜査を行う様子を描いた本作は、1980年代ホラーのスタイルと精神をいまに甦らせた“ジュブナイル&スラッシャー映画”。ノスタルジーとリアリティに満ちあふれた本作は、2018年のサンダンス映画祭でお披露目されると、観客と評論家を熱狂させた。監督は、ROADKILL SUPERSTARS(RKSS)というユニット名で数多くの短編を製作、“BMX版『マッドマックス』”とも評されたSFアクション『ターボキッド』で長編デビューを飾ったフランソワ・シマール、アヌーク・ウィッセル、ヨアン=カール・ウィッセル。また、製作は『ルイの9番目の人生』『シンクロナイズドモンスター』のショーン・ウィリアムソンが務めた。デイビーと仲間たちの友情、恋、家庭環境などを子ども目線で細やかに描き、クライマックスでは驚くべき急展開を迎えるその戦慄の結末は、『スタンド・バイ・ミー』『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のように、純粋無垢な思春期の終わりを鮮烈に描き出し、観る者にトラウマ級の衝撃をもたらすにちがいない。『サマー・オブ・84』は8月3日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2019年03月18日小さい頃、大好きだったアニメのひとつが「アルプスの少女ハイジ」。幼な心に憶えているのが、ハイジが過ごすアルプスでの自然豊かな暮らし。原っぱをごろごろ転がってみたり、ブランコをこぐときにテーマソングを歌ってみたりと、アルプスへの憧れを胸に、ハイジになりきって遊んでいたのをよく覚えています。そんな名作アニメが、実写映画「ハイジ アルプスの物語」になり、8月26日(土)から公開されます。ハイジファンとして、「これは見逃せない!」と、ひと足先に鑑賞してきました。舞台はスイスのアルプス。大自然に囲まれた美しい場所に来たハイジ舞台はスイスのアルプス。両親が亡くなり、親戚のデーテおばさんに面倒をみてもらっていたハイジは、おばさんの仕事の都合で、アルプスの山小屋にひとりで住むおじいさん(アルムおんじ)の元に連れて行かれてしまいます。無口で人付き合いが苦手なおじいさんだけれど、少しずつハイジを受け入れ、心を通い合わせるようになります。ハイジはヤギ飼いのペーターと仲良くなり、アルプスの暮らしを満喫しはじめますが、再びデーテおばさんがやってきて、「フランクフルトの大きなお屋敷に住める」とハイジを連れ去ってしまいます。そこで出会うのが、お嬢様のクララ。足が悪く車いすで暮らしているクララの話し相手として、ハイジが連れてこられたのでした。ストーリーは、アニメとほぼ同じ。実はアニメにも原作があり、元祖はスイスの作家ヨハンナ・シュピリによる1880年に出版された児童文学「アルプスの少女ハイジ」です。これまで60以上の言語に訳され、5000万部以上が発行されている人気の物語です。ハイジはカーリーヘアに! アニメのイメージと変わらない、すばらしいキャスティングハイジ役を演じるアヌーク・シュテフェンは、撮影当時まだ9歳。500人の候補の中からハイジ役を射止め、デビューを果たしました。アニメのおかっぱのようなヘアスタイルから、カーリーでラフなパーマが愛嬌たっぷり。キュートでエネルギッシュな雰囲気がハイジ役にぴったりです。両親を亡くし、数奇な運命をたどることになっても、いつも前向きで積極的に生きるハイジに元気がもらえます。やんちゃなペーター役の少年や、アルムおんじを演じたブルーノ・ガンツなど、アニメのイメージにぴたりと合うキャスティングもすばらしいです。クララは足が悪い以外は元気ですが、線が細く美少女という点は同じです。子ヤギのユキちゃん、かわいいリスのようなアルプスマーモットなど、おなじみ動物たちも登場します。アルムおんじが飼っていた犬、ヨーゼフはいませんでしたが、クララの屋敷で飼っている子猫たちもいました。干し草のベッド、パン、ヤギのミルク。気になる3つは、どう映像化されていた?そして、もっとも気になっていた3つ。干し草のベッドと、白パン・黒パン・溶けたチーズのパン、絞り立てのヤギのミルクはどうでしょうか?干し草のベッドは、アルムおんじの屋根裏にありました! 茶色ではなく青めの干し草で、シーツなどは敷かないで、そのまま寝床として使っていました。白パン・黒パン・チーズのパンもすべてありました。黒パンはペーターの家に遊びに行った時に、白パンはクララの家に行った時に食卓に登場します。ペーターのおばあさんは歯が悪く、固い黒パンが食べられないことから、ハイジはクララの家で白パンを隠して持って帰ろうとする優しいエピソードもありました。暖炉で加熱したチーズをナイフで落とし、とろ〜り溶けたチーズをのせて食べるパンは、とてもおいしそうでした。木皿に絞り立てのヤギのミルクを注ぎ、ごくごく飲むシーンは、とても豪快です。一度は、自分も体験してみたいと思いました。大人になった今だからこそ分かる、ハイジが伝えたかったことアニメのほとんどがリアルに再現されていたので、それを見るのも楽しいですが、それ以上に、幼い頃によくわからなかった物語のストーリーや登場人物の心情、ハイジが置かれた状況がよくわかり、「アルプスの少女ハイジ」の魅力を改めて理解できたような気がします。また、どんなときも人を思いやることの大切さ、夢や希望をもつことの強さ、やりたいことは人に何を言われてもやる…など、子どもはもちろん、大人にも響くメッセージがたくさんあります。ストーリーもとてもシンプルでわかりやすいので、子どもでも十分楽しめます。夏休み最後の思い出に、「ハイジ アルプスの物語」をぜひ親子で観に行ってみてくださいね。------------------------------------「ハイジ アルプスの物語」8月26日(土)、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー監督:アラン・グスポーナー出演:アヌーク・シュテフェン、ブルーノ・ガンツ、イザベル・オットマン他WEB:©2015 Zodiac Pictures Ltd / Claussen+Putz Filmproduktion GmbH / Studiocanal Film GmbH---------------------<文:フリーランス記者武田由紀子>
2017年08月21日誰もが親しんだ不朽の名作を本国スイスで実写映画化した『ハイジ アルプスの物語』。このたび、500人に及ぶ候補者の中から21世紀の「ハイジ」役に選ばれた、本作が映画初出演となるアヌーク・シュテファンの特別インタビュー映像がシネマカフェに到着した。1880年にスイスで誕生してから、130年以上の時を経て世界中で愛されている「アルプスの少女ハイジ」。今回、懐かしくも新しい21世紀版『ハイジ』を製作するにあたり、本作のアラン・グスポーナー監督は「日本で製作されたハイジの影響を強く受け、参考にした」と語っており、アヌークはまさに高畑勲監督が手がけたアニメの世界から飛び出てきたかのような愛らしさと、無邪気さ、聡明さを併せ持つハイジを演じ切っている。映像では、“世界で一番有名な少女”ともいわれるハイジ役との出会いについてアヌークは、「きっかけは偶然だった。ある朝、朝食のために階段を降りていったの。そこである新聞記事を見つけたのよ。普段は読まないのに偶然目にしたのがハイジ役募集だった」と明かしている。また、「ハイジが山を気に入ったのは、家に閉じ込められず自由に草原を走り回れるからだと思う。ヤギとも遊べるわ」とも語り、ハイジらしいはつらつとした少女の一面も覗かせた。そんなアヌークに、ハイジのおじいさん“オンジ”役を演じた『手紙は憶えている』『ヒトラー ~最期の12日間~』などで知られる名優ブルーノ・ガンツは、「彼女は特別な女の子だよ」と絶賛。「機敏で賢く、話し好きで、感受性も豊か。そして演技が終われば、またすぐ9歳の子どもに戻るんだ。それがとても興味深かったよ」と語る。さらに、「子どもというだけではなく、演技も初めてだったからね。ハイジ役をこなせるとは誰も思っていなかったんだ。グスポーナー監督が少しアドバイスすると、彼女はほとんどはただそれを聞いて、ときどき質問をするくらいだった。でもその後は、ちゃんと言われたとおりの演技ができるんだよ。(撮影は)たいがいはそんなふうに進んでいって、本当に素晴らしいと思ったよ」と、初めて演技に挑戦した9歳の共演者にすっかり魅了された様子だ。『ハイジ アルプスの物語』は8月26日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハイジアルプスの物語 2017年8月26日より、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国にて公開(C) 2015 Zodiac Pictures Ltd / Claussen+Putz Filmproduktion GmbH / Studiocanal Film GmbH
2017年08月19日子どもの頃に観たアニメーションには、“いつかやってみたい”ことがたくさん詰まっていました。たとえば再放送で観ていた「アルプスの少女ハイジ」、ふっかふかの干し草のベッドで飛び跳ねてみたかったし、黒パンとチーズはシンプルなのにとても美味しそうだったし、子ヤギのユキちゃんもかわいかった。オープニングでハイジが気持ち良さそうに乗っているブランコにも憧れました。■21世紀版のハイジ――名シーンにも注目「アルプスの少女ハイジ」の原作は、スイスの作家ヨハンナ・シュピリの書いた同名児童文学。日本をふくめ60もの言語に翻訳されているそうです。これまでにもシャーリー・テンプルがハイジを演じたハリウッド版をはじめ、本国スイス版、数多くの実写版が作られてきました。今回ピックアップした映画『ハイジ アルプスの物語』は、ハイジを生んだスイスで作られた21世紀版です。ハイジを演じる子役もめちゃくちゃ可愛い!演じるのはスイス、グラウビュンデン州クール生まれのアヌーク・シュテフェン。500人の候補者のなかから選ばれ、この映画で俳優デビューを飾っています。ハイジのおじいさん、アルムおんじを演じるのはブルーノ・ガンツ!まさにハイジとアルムおんじ!と感動するほどぴったりです。彼らが暮らすアルプスも、もちろん美しく──21世紀版のハイジではありますが、目指したのは“ハイジの原点に還った映画”。19世紀のスイスとフランクフルトを再現したロケーション撮影によって、観る者はハイジの世界へタイムスリップしたような感覚になるはずです。干し草のベッドや黒パンとチーズ、ハイジと言えば…の名シーンもしっかり入っています。■実際に行ってみる? アルプス旅行へそして、この目でハイジの暮らしていたアルプスを見てみたいなぁと、すっかり旅ごころをくすぐられました。調べてみると──ハイジの舞台と言われているのは、スイスのマインフェルトという村。そこにはハイジの家を再現したハイジハウス、ヤギの水飲み場、ハイジの泉、ハイジの道など、物語の世界を再現した観光スポットがあり、ハイジツアーもあるようです。また、マインフェルト村の周辺はブドウが広がるワインの産地。ハイジの世界を満喫したあとにワイナリー巡りができたら最高ですよね。さらにスイスと言えばチョコレート!チーズ工場とチョコレート工場を訪ねる列車の旅“チョコレート・トレイン”も追加して…と、旅のプランは膨らむばかりです。(text:Rie Shintani)(text:Rie Shintani)■関連作品:ハイジアルプスの物語 2017年8月26日より、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国にて公開(C) 2015 Zodiac Pictures Ltd / Claussen+Putz Filmproduktion GmbH / Studiocanal Film GmbH
2017年08月16日映画『ハイジ アルプスの物語』が、2017年8月26日(土)にYEBISU GARDEN CINEMAほか全国の劇場で公開される。これまでに世界で約60もの言語に翻訳され、5,000万部以上が発行されている児童文学「アルプスの少女ハイジ」。そんなハイジを生んだ国スイスが、21世紀版ハイジとして新たに製作したのが本作だ。500人中から選ばれたアヌーク・シュテフェンがハイジ役にハイジに扮するのは、500人の候補の中から選ばれたアヌーク・シュテフェン。モデル経験はありながらも、カメラの前で演技をするのは本作が初にもかかわらず、愛くるしいハイジをのびのびと演じている。⼭⽺飼いの少年・ペーターには「顔がそっくり」と⾔われたことからオーディションに応募し、⾒事役をつかんだ新星のクイリン・アグリッピ。また、⾜が悪く孤独を抱えるお嬢様クララには⼦役として活躍するイザベル・オットマンが抜擢された。そしてアルムおんじ役を『ヒトラー 〜最期の12日間〜』の名優ブルーノ・ガンツが務める。監督はアラン・グスポーナー監督のアラン・グスポーナーは、「ハイジの物語は子供のころに3作品を観た。70年代のテレビ版、50年代のモノクロ版、それに日本のアニメ版だ。どれもお気に入りだったよ。監督のオファーを受けてまず僕はヨハンナ・シュピリの小説を再読したところ、いろんな問題が詰め込まれたすごくパワーのある社会派ドラマに、すごく引き込まれたんだ。作品の根底には“抑圧からの解放”と“自分の居場所を見つける”というテーマがあることに気付いた。これにはワクワクさせられるし、いつの時代にも通じるとても根源的なテーマだ」と本作についての思いを語っている。ハイジの名場面が蘇る公開された予告編には「ハイジ」と⾔えばまっさきに思い浮かべる名シーンが沢⼭盛り込まれている。アルプスの雄⼤な⾃然に包まれ無邪気に遊ぶハイジとペーター、⼲し草のベッドでおやすみしたり、とろけるチーズをパンにのせて頬張ったり…そして、フランクフルトでのクララとの出会い。ハイジファンの記憶に残る珠⽟の名場⾯が、鮮やかによみがえる。日本語吹き替え版予告が公開そして、日本語吹き替え版キャストが発表。ハイジ役を『夜は短し歩けよ乙女』の花澤香菜、がんこだけど優しいアルムおんじ役を『名探偵コナン』の目暮警部でおなじみの茶風林、車いすの令嬢クララ役を『聲の形』の早見沙織が担当する。また、厳格なクララの教育係ロッテンマイヤー役に本田貴子、ヤギ飼いのペーター役に笹島かほるなど個性ある実力派声優らが参加する。吹替え版の演出は、ベテラン声優である千葉繁が務める。日本でもアニメーション化され、“子供に見せたい名作アニメ”として、真っ先にその名があがるハイジ。なぜ学ぶことが必要なのか、なぜ人を思いやることが大切なのか。大人の心にも響くメッセージをまぶしい笑顔で教えてくれるハイジの物語が、時を超えてスクリーンにやってくる。お馴染みのキャラクターたちが撮影の裏話を語るお馴染みのキャラクターたちが勢ぞろいする特別動画では、撮影風景や本編映像を交えながら、キャラクター面々が揃って本作の裏側を語る。ハイジ役のアヌークは、アルプスの⼤⾃然の中での撮影を⼼から楽しみ、カメラの存在を忘れるほどハイジに成りきったという。また、アルムおんじ役のブルーノ・ガンツをはじめ、教育係のロッテンマイヤーさん、ゼーゼマンとクララのおばあさまを演じたキャストらがそれぞれ想いを話している。【作品情報】映画『ハイジ アルプスの物語』公開時期:2017年8月26日(土)出演:アヌーク・シュテフェン、ブルーノ・ガンツ、イザベル・オットマン監督:アラン・グスポーナー原作:「アルプスの少女ハイジ」(講談社青い鳥文庫)原題:HEIDI【ストーリー】アルプスの山の大自然に囲まれ、ガンコだけれど優しい祖父と楽しく暮らしていたハイジ。ところがある日、大富豪のお嬢様のクララの話し相手として、フランクフルトの都会へ連れていかれることに。足が悪く車いす生活を送っていたクララは、明るく素直なハイジに励まされ元気を取り戻していく。ハイジとクララは固い友情で結ばれるが、ハイジは日に日におんじの待つアルプスの山が恋しくなってしかたないのだった...。©2015 Zodiac Pictures Ltd / Claussen+Putz Filmproduktion GmbH / Studiocanal Film GmbH
2017年05月22日世界中で愛されている不朽の名作「アルプスの少女ハイジ」を、本国スイスが名誉と情熱をかけ実写化した映画『HEIDI』(原題)が、『ハイジ アルプスの物語』の邦題で8月より日本公開されることがこのほど決定。また合わせて場面写真も到着した。アルプスの山の大自然に囲まれ、ガンコだけれど優しい祖父と楽しく暮らしていたハイジ。ところがある日、大富豪のお嬢様のクララの話し相手として、フランクフルトの都会へ連れていかれることに。足が悪く車いす生活を送っていたクララは、明るく素直なハイジに励まされ元気を取り戻していく。ハイジとクララは固い友情で結ばれるが、ハイジは日に日におんじの待つアルプスの山が恋しくなってしかたないのだった…。これまでに世界で約60もの言語に翻訳され、5,000万部以上発行されている児童文学「アルプスの少女ハイジ」。日本でもアニメーション化され、“子どもに見せたい名作アニメ”として、真っ先にその名があがるほど。そんなハイジを生んだ国スイスが、21世紀版ハイジとして新たな実写映画を製作、それが本作『ハイジ アルプスの物語』だ。ハイジに扮するのは、500人の候補の中から選ばれたアヌーク・シュテフェン。アルムおんじには、『ヒトラー ~最期の12日間~』『手紙は憶えている』などに出演する名優ブルーノ・ガンツが演じる。また、メガホンをとったのはスイス人監督のアラン・グスポーナー。子どものころ、ハイジの物語は日本のアニメ版を含め3作品を観たという監督は、「どれもお気に入りだったよ」と話し、「監督のオファーを受けてまず僕はヨハンナ・シュピリの小説を再読したところ、いろんな問題が詰め込まれたすごくパワーのある社会派ドラマに、すごく引き込まれたんだ。作品の根底には“抑圧からの解放”と“自分の居場所を見つける”というテーマがあることに気付いた。これにはワクワクさせられるし、いつの時代にも通じるとても根源的なテーマだ」とコメントしている。『ハイジ アルプスの物語』は8月下旬、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年05月19日