滋賀の中学で机を並べた二人がコンビを結成。昨年20周年を迎え、脂がのった笑いを提供しているダイアン。東京進出して3年。じわじわと全国区に名を知らしめている彼らの、芸人としての軌跡に迫ります。――お二人が芸人で食べていけると感じたのはいつ頃でしたか?津田篤宏:バイトを辞めた5~6年目あたりですかね。それでも生活はギリギリでしたけど、楽屋に行けば仲間がいて、学生ノリで遊んで毎日楽しいことばっかり。しんどさより楽しさの方が勝ってました。ユースケ:ほんまのほほんとしてましたね。でも最初はみんな同じくらいの仕事量だったけど、徐々に差が出てきて。自分らはかなりヒマだったんで、そのへんから少し意識が変わった気がします。――自分たちの強みや戦略のようなものは意識されましたか?津田:同級生ならではの空気感が良かったのかもしれないですね。関係性を作る必要もなかったし。――津田さんはYouTubeで、別の人と組むのは考えられないとお話しされていましたね。津田:相方が違う人だったらなんて考えたくもないし、怖いです。ユースケ:僕は他の人を見てみたいって気もあるんですよ。修業みたいに、そこで吸収したものをコンビに還元したいっていうか。――他の方と津田さんが楽しく絡んでいても、焦らないですか?ユースケ:それはちょっとだけ気になります。ティーアップの長谷川(宏)さんと相方がめっちゃ仲良くて、お似合いやったんで。津田:お似合いちゃうわ、っていうか大先輩やないか(笑)。――津田さんは先輩方から愛されている印象があります。その秘訣はどこにあると思いますか?ユースケ:うーん、そういう星の下に生まれたんじゃないですかね。津田:ギャーギャー言うから面白いんじゃないんですか(笑)。でも、初対面の人にもイジってもらえるのはありがたいですね。――いい環境で芸人を続けてきたことが伝わってきますが、20年間で転機となったタイミングは?ユースケ:M-1じゃないですか。決勝に行ったことで、ようやく普通に生活できる収入になったんで。津田:説得力が出るのか、お客さんの反応も変わりましたね。ユースケ:めちゃくちゃ大きい存在だったけど、ラストイヤーが終わった時は解放された感覚もありました。M-1のネタ作りって特殊な感じだったんで、そこからはほんまに自分らがやりたいやつをできるようになったんです。――その後、東京進出も果たされましたが、移行は順調でしたか?ユースケ:行くと決めてから半年くらいかかりましたね。レギュラー番組を全部辞めましたし…。津田:いやいや、1個しか辞めてへんやん(笑)。今も週に2日くらい帰ってるし。でも、最近は東京/大阪みたいな区切りってなくなってきてる気がしますね。――東西で視聴者の笑いに対する受け止め方の違いは感じました?津田:東京の人からすると、自分らは受け入れ難いキャラやったと思いますよ。でもこれしかできひんし、観る人も徐々に慣れてきはったのかも。今もガーッと行きすぎてヒドい空気になる時があるんですけど、まぁあかんかったら次で気をつければいいかなって。――たとえスベっても、相方さんが笑ってくれると心強いですよね。ユースケ:めちゃくちゃスベってたら僕も笑いませんよ。助けようにも足が動かん時もあるし(笑)。津田:ようあるな(笑)。でも、俺はスベってから面白くしようと思ってるんで。そこからの一言でウケることもあるし、誰かの言葉を引き出すこともある。結果笑ってもらえれば何でもええじゃないですか。スベってるのも一つのアクションなんで、何かしら行動は起こさなって思ってますね。そのままスベりきることも多いですけど。人を笑わせる気持ちよさは他では得難い特別なもの。――最近はお仕事の幅も広がり、アニメ『オッドタクシー』では声優にも挑戦されていましたね。津田:今までにない現場で、楽しかったですね。先に声を録音する方法だったんで、多少は気楽やったっていうのもあります。ユースケ:中堅芸人の役柄で共感する部分もありましたし、“ええんかな?”って思うくらいそのままの声でやらせてもらいましたね。ただイノシシの役なので荒々しさは意識していて、ポケットにはイノシシの写真を入れてました。――完璧な役作りですね(笑)。お二人はお笑い以外のお仕事にも挑戦していく気持ちはありますか?津田:何でもやります!チャンスがあればドラマとかも出てみたい。お笑いだけっていう時代じゃないんでね、柔軟にせなしゃあないじゃないですか。まあ、何も考えてないだけですけど(笑)。ユースケ:本業がありつつ、趣味的なことも仕事にできたら楽しそうやなとは思いますね。僕もキャンプとかするんで、そっち系とか。津田:僕はゲームが好きで、実況配信もしてるんです。ゲームって、実は40越えてやってる人の方が多いんですよ。だから代表と言ったらおこがましいけど、自分が発信できたらいいなと思ってます。――漫才のネタ作りでエンタメをチェックすることもありますか?ユースケ:昔はめっちゃしてましたけど、最近はなくなりました。今は日常生活でふと気になったことをメモっておいて、ほんまちょっとしたことから作ってますね。――津田さんが考える、ユースケさんのネタの素晴らしさとは?津田:そりゃやっぱり独特ですよ。ユースケ:見たことも聞いたこともないボケとか書いてるよな。津田:いやいや(笑)。でも全部同じ人が作ってるから、独特ながらも根っこにドスンと安心する部分があるとは思いますね。急にリズムネタを作ったりもしないし(笑)。ユースケ:でもリズムネタは持っておきたいですよ。この歳からそれをやりだすって、チャレンジ精神があって素敵なことですし…。津田:(苦笑しつつ)まあ、やるっていうならやりますけど一応。――楽しみにしてます(笑)。今月から20周年の単独ライブツアー「まんざいさん」も始まりますね。ユースケ:やっぱり20周年っていう意味合いがあるので、いつものライブとはちょっと気持ちが違いますね。今までやってきたネタも含めて、いろいろやりますよ。――まさに集大成ですね。20年間を振り返ってみて、相方に救われたと感じる部分はありますか?津田:どこにいてもずっとペースが一緒なのは頼もしいですよね。焦らないし、何をするにしても芯の部分は変わらない。それは唯一無二なんじゃないですか。ユースケ:僕は…そうですね、ネタは僕が作ってますけど、相方はネタ尺を測るストップウォッチを毎回持ってきてくれるんですよ。尺がわかると救われますね。津田:俺の答えと見合ってないねん!ええやつ聞かせてくれ~。ユースケ:性格が全然違うっていうことでバランスがとれてる部分はあります。僕は神経質な方で、相方はけっこう大雑把。そのせいか、単独ライブのネタ作りが遅くなっても“ネタいつなん?”とか言ってこないんですよ。ただ、すぐにそんなん言われるのは嫌なくせに、聞いてこなさすぎても“こいつ気にならへんのか?”って腹立つ。相方の場合は早すぎず遅すぎず、ムカつかない絶妙なタイミングで言ってくるんですよね。津田:朝来た時の顔色でわかりますもん。真っ白な顔して髪がボサボサやったら、まだできてない。単独の2~3週間前に半分くらいできてるやろなと思って聞いてみると“半分くらいできてるよ”と。で、最後のネタができるのは大体4日前かなっていうのもわかってる。これを20年やってますから。ユースケ:相方がネタ飛んでる時とかウンコしたい時も、顔を見たらめちゃくちゃわかります(笑)。――阿吽の呼吸ですね!最後に、お二人にとって芸人としての喜びはどんな点にあるのでしょうか?津田:人を笑かす気持ちよさって、やっぱり他では得難いもんなんですよ。なかなかの快感やと思うから、20年間楽しいまんまで続けてこられたのかなと思いますね。ユースケ:ほんまそうですね。養成所に入った時は20年後なんて想像もできなかったですけど、楽しいことをずっとやらせてもらってるありがたさを感じます。ただ、振り返るとあんな金もない、仕事もない状態でようやってたなと思いますけどね。当時はそういうもんやと思ってたから、辛いとか苦しいって感じなかったんです。――笑いに対する悩みを抱えた時期もなかったのでしょうか?津田:あったよな、俺。ユースケ:お前はあった、だいぶ序盤に(笑)。養成所でネタ見せの授業があるんですけど、講師の人が評価してくれないことに落ち込んで。マンションのカーテン閉めきって、パンツ一丁でガリガリの状態で布団に座ってた。天然パーマなのに散髪も行かないから、頭がアフロみたいになってて……。津田:そんな頭の時期ないわ!ユースケ:10年20年やったならともかく、NSCに入ってすぐの5月で“……早ない?”って(笑)。津田:ポーズというか、病んでる自分に酔ってたのかもしれないですね。それ以来、一回もないです。――最初からずっと“楽しかった”とお話しされていましたが、20年間の芸歴で危機がその時だけって素晴らしい芸人人生ですね。津田:そうですね。なので相方には“これからもよろしくお願いします”って言葉をかけたいです。ユースケ:あ、ほんま?じゃあその言葉、受け取りますんで今後もストップウォッチお願いします。津田:ストップウォッチかい!僕はちゃんと愛情を伝えるのに、こいつはいつも流すんですよ。――ある意味、ネタがユースケさんからのラブレターなのかも?ユースケ:たしかにそうですね。津田:何!?ドキドキする(笑)。ユースケ:もっと歳とった時のこととか想像できないけど、60歳くらいになっても劇場で漫才やってるのかな…と思うと楽しみですね。ダイアン右・津田篤宏(つだ・あつひろ)1976年生まれ、滋賀県出身。ツッコミ担当。左・ユースケ1977年生まれ、滋賀県出身。ボケ担当。2000年にコンビを結成し、関西を中心に大活躍。’18年には東京進出を果たし、飄々とした語り口で繰り出すハイセンスなボケとイジられ力を備えた勢い溢れるツッコミで幅広い層から支持されている。10月19日より、結成20周年を記念する単独ライブツアー「まんざいさん」がスタート。2年ぶりの単独ライブとなる本公演は、東京公演を皮切りに、宮城、福岡、大阪の4都市で開催。11月26日になんばグランド花月で行われる最終公演は、オンライン配信も予定されている。FANYチケット問合せダイヤル TEL:0570・550・100※『anan』2021年10月20日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)インタビュー、文・真島絵麻里(by anan編集部)
2021年10月15日夏になると、急増する子供の水難事故。警察庁によると、2020年の水難事故発生件数は1350件にのぼり、死者数は700人以上になるといいます。また、子供の水難事故では、『水遊び』によるものが全体の40%以上を占めているそうです。特にコロナ禍では、子供が楽しめてかつ密を避けやすいことから、室内より川や海で遊ぶようになった人もいるでしょう。ダイアン津田、実体験を元に注意喚起2021年7月24日、お笑いコンビ『ダイアン』のツッコミ担当、津田篤宏さんがTwitterを更新。内容に「本当にその通り」「素晴らしい」と反響が上がっています。3人の子供を育てる父親でもある、津田さん。以前、妻が友人と子供たちで川遊びをしにいった時、こんな出来事があったそうです。昔子供がちっさい時嫁さんがお友達家族と川に遊びに行くと聞いたのでライフジャケット着せてくれと頼んだら、子供の膝くらいの深さの川だと言われて笑われたけど、送られてきた写真は子供の膝くらいの深さの川の中をしっかりとライフジャケット着た我が子が写ってた。それくらいでいい。怖いよ海や川は— ダイアン津田 (@daiantsuda) July 24, 2021 妻にもしものために「子供たちにライフジャケットを着せてくれ」とお願いした、津田さん。初めは笑った妻も、最終的には子供にライフジャケットを着せて川遊びをしたそうです。どんなに浅瀬の川でも、溺死や事故につながる可能性はゼロではありません。一連の出来事を振り返り、津田さんは「ライフジャケットを着せるくらいでいい。怖いよ海や川は」と注意喚起の言葉をつづりました。津田さんの投稿は、またたく間に拡散され、称賛の声や共感の声が上がっています。・すごく大切なこと。自分は子供の時、泳ぎが得意だったのですが、海で波に飲まれてパニックになったことがあります…。・どんなに浅くても溺れてしまう可能性はある。子供も大人も必ずライフジャケットを着ようと思います。・素晴らしい。有名なタレントさんが注意喚起をするのは大切ですね。少しでも多くの人へ知ってほしい!楽しいはずのひと時が一瞬で悲しい出来事に変わることもあります。海や川で遊ぶ時は「自分は大丈夫」と過信せず、安全を確保したいですね。子供の水難事故を防ぐために水難事故を防ぐために、水辺で遊ぶ時は、事前に天候を確認し、川や海が荒れると予想される場合は遊ぶのを中止しましょう。また、遊んでいる時に川や海が荒れそうになった場合は、すぐにその場から離れてください。また、たとえ浅瀬でも保護者が付き添い、子供も大人もライフジャケットの着用を心がけたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年07月27日ダイアン・レインとケビン・コスナーが共演する、週末興行収入全米初登場1位を記録したサイコスリラー映画『すべてが変わった日』より、本予告映像と場面写真が到着した。本作は、暴力的な男と再婚した義理の娘と孫を連れ戻すべく、常識が通用しない異様な一家に立ち向かっていく夫婦を描く、1960年代が舞台の西部劇の香りを纏わせたサイコスリラー。今回到着した予告映像では、義理の娘が再婚相手に暴力を振るわれているところを目撃するシーンから始まり、孫と娘を取り戻すために再婚相手の実家に足を踏み入れたものの、一触即発の雰囲気が醸し出されている…。さらに、娘が「きっと殺される」と打ち明ける場面や、ラストは斧を振り下ろす男の背後に聞えるダイアン演じる妻の叫び声で終了するという、夫婦に襲い掛かる恐怖が、先日公開された映像よりも鮮明に映し出されている。『すべてが変わった日』は8月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:すべてが変わった日 2021年8月6日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2020 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
2021年07月11日TASAKI(タサキ)とフィオナ・クルーガーのコラボレーションライン「フィオナ・クルーガー:TASAKI(FIONA KRÜGER : TASAKI)」がスタート。その新作としてスカルモチーフのジュエリーとファインウォッチが、2021年6月上旬より発売される。新ライン「フィオナ・クルーガー:TASAKI」スタート新たに誕生する「フィオナ・クルーガー : TASAKI」は、日本を代表するジュエラーであるTASAKIと、伝統的な技術を継承しながらも大胆でモダンなアートピースを得意とするデザイナー、フィオナ・クルーガーとのコラボレーションライン。「オデッサ」「バランス」に次ぐメンズ・レディスの両モデルを備えた第3のシリーズとなる。既成概念を覆すクリエイティブな新ラインの幕開けを飾るアイテムには、スカルをモチーフとするジュエリー「スカル」とファインウォッチ「プチ スカル(PETIT SKULL)」などを展開する。18K イエローゴールドでスカルを象ったジェンダーレスジュエリー「スカル」ジュエリーは、18Kイエローゴールドで象ったスカルモチーフのアウトラインに、洗練された輝きを放つパールやダイヤモンドをあしらっている。パールが連なるネックレスには、ダイヤモンドの瞳が煌めく小さなスカルをワンポイントで配置。シングルタイプのイヤリングには目と口元に幻想的な艶めきのパールをあしらい、スカルのクリーンな曲線美を際立たせた。どのアイテムもユニセックスで着用できる。なお、その他同シリーズからは、ブレスレットとしても着用できる、ジャケットスタイルに映えるラペルチェーンやカフリンクスも登場している。”スカルが微笑む”ファインウォッチファインウォッチ「プチ スカル」のダイヤル全体には、TASAKIが厳選したマザー オブ パールをあしらい、その上にグラフィックパターンを大胆にプリントした。マザー オブ パールの艶やかさの中に、転写塗料によってマットなテクスチャーを取り入れてコントラストを演出することで、奥行きと陰影を演出している。真珠模様“ペルラージュ”が施されたほのかに微笑む口元、精緻なキャリバーを覗かせた瞳が、「プチ スカル」の魅惑的な存在感を引き立てている。また、分針は先端にかけて細くなるシャープなシルエットである一方、時針には、パールに糸通す職人の手作業から着想を得て先端に円のモチーフをあしらった。伊勢丹新宿店で限定イベントを実施伊勢丹新宿店では、一足先2021年6月9日(水)から22日(火)まで限定イベント「アバンギャルド:アルチザン」を実施。「フィオナ・クルーガー:TASAKI」の新作をはじめ、人気の「リファインド リベリオン」の新作、「バランス」シリーズの新デザイン「バランス ステップ」のイヤリングなどを先行販売する。【詳細】■TASAKI 新作ファインウォッチ「プチ スカル」発売予定日:2021年7月7日(水)取り扱い:TASAKI銀座本店「TASAKI TIMEPIECES エグゼクティブサロン」 ※予定価格:各3,300,000円■TASAKI 新作ジュエリー「スカル」発売予定日:2021年7月7日(水)取り扱い:TASAKI銀座本店「TASAKI TIMEPIECES エグゼクティブサロン」 ※予定価格:スカル ネックレス 825,000円スカル イヤリング 418,000円スカル イヤーカフ(片耳) 286,000円スカル カフリンクス 924,000円スカル ラペルチェーン 418,000円■伊勢丹新宿店 限定イベント「アバンギャルド:アルチザン」会期:2021年6月9日(水)~22日(火) ※土日を除く場所:伊勢丹新宿店 本館1階 ザ・ステージ住所:東京都新宿区新宿3-14-1
2021年06月14日全米興行収入ランキングで初登場第1位を記録した、ダイアン・レインとケビン・コスナーが出演する映画『すべてが変わった日』(原題:LET HIM GO)が、8月6日(金)より日本公開されることが決定した。1963年、モンタナ州の牧場。元保安官のジョージ・ブラックリッジと妻のマーガレットは、落馬の事故で息子のジェームズを失う。3年後、未亡人として幼い息子のジミーを育てていた義理の娘ローナが、ドニー・ウィボーイと再婚。暴力的なドニーがローナとジミーを連れてノースダコタ州の実家に引っ越したと知ったマーガレットは、義理の娘と孫を取り戻すことを決意。しかし、ジョージとマーガレットを待ち受けていたのは、暴力と支配欲で全てを仕切る異様な女家長、ブランシュ・ウィボーイだった…。これまでも共演経験のあるダイアンとケビン。ハリウッドを代表する2人が共演した本作は、1960年代を舞台に、西部劇の香りを纏わせたサイコスリラー。到着した日本版ティザービジュアルでは、2人の姿と共に、燃え盛る家屋から逃げてきたと思われる人物が写し出され、不穏な雰囲気漂う1枚となっている。そして2人のほかにも、『ファントム・スレッド』で数々の映画賞にノミネート・受賞を果たしたレスリー・マンヴィル、『プライベート・ライフ』のケイリー・カーター、『ボーダーライン』シリーズや「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」のジェフリー・ドノヴァン、『ディセンダン』のジェイ役で注目を集めたブーブー・スチュワートが出演している。『すべてが変わった日』は8月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2021年06月10日ベタつき解消でリフレッシュ株式会社ネイチャーラボの展開するヘアケアシリーズ『ダイアン パーフェクトビューティー』の「パーフェクト ドライシャンプー」が、2020年1月~2020年12月の「Ture Data」による調べで、ドライシャンプー国内売上1位を獲得した。「パーフェクト ドライシャンプー」は2019年3月から発売される商品で、暑さの中でマスク着用が日常化した2020年には、リフレッシュアイテムとして多く活用されたことが、好評の理由と見られる。髪も頭皮もサラッとリフレッシュできるドライシャンプーは、これまでスポーツやレジャーの後に使われることが多かったが、自宅で過ごす時間が増えたことで、気分転換にも使われているようだ。ペパーミントですっきりのエクストラフレッシュも汗や皮脂でベタついた頭皮を瞬時にリフレッシュさせ、ふんわりサラサラのスタイリングを復活させるダイアンのドライシャンプーは、国内売上1位を獲得した「パーフェクト ドライシャンプー」とさらに強い爽快感のある「エクストラフレッシュドライシャンプー」の2種類。「パーフェクト ドライシャンプー」はフレッシュシトラスペアの香りで40g、968円(税込)と95g、1,320円(税込)の2サイズ展開。グレープフルーツ&ペパーミントの香りで、爽快感をプラスし、さらにすっきりとした「エクストラフレッシュドライシャンプー」も同じ容量・価格にて販売中だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※ダイアン パーフェクトビューティー公式ブランドHP
2021年03月26日ダイアン・キートン、ジェーン・フォンダ、キャンディス・バーゲン、メアリー・スティーンバージェンら豪華女優たちが初共演した『また、あなたとブッククラブで』。中でもダイアンといえば、『アニー・ホール』でハイセンスでマニッシュなスタイリングを自身で手掛けて注目を集めて以降、いまもファッション・アイコンとして憧れる人は多々。そこで本作から、劇中のファッションに注目した場面写真を入手した。『アニー・ホール』公開当時、私服だったメンズアイテムでほとんどのスタイリングが構成され、世界中のファッショニスタたちを虜にしてから40年以上たってもなお、その独特のファッションセンスが注目されているダイアン。今回到着したのは、ダイアン自身をイメージして書かれた、40年連れ添った夫を亡くした“ダイアン”という登場人物のイメージを損なわないよう、彼女がほぼ全て「自身でスタイリングを手掛けた」と明かす劇中でのファッション写真5点。ボートネックのボーダーシャツや体型にフィットしたブラックジャケットなど、全てがシンプルなコーディネートアイテムながらもアウトドア目的の恋人とのデート、夜の高級なレストランでの食事などシーンによって首元のスカーフやバンダナの素材や巻き方をひと工夫。首元の印象を変えるだけでTPOに適したファッションを表現するという、ダイアンならではのスマートなファッションセンスを披露している。『また、あなたとブッククラブで』は12月18日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:また、あなたとブッククラブで 2020年12月18日よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開©2018 BOOKCLUB FOR CATS, LLC ALL RIGHTS RESERVED
2020年12月14日ダイアン・キートン、ジェーン・フォンダら名女優たちが夢の初共演を果たした映画『また、あなたとブッククラブで』。この度、読書会で取り上げた1冊の本をきっかけに色づきはじめる、4人の女性たちの恋愛模様をとらえた本予告が解禁された。本予告は、立場は違っても長年の友人である4人が、40年以上続けている読書会をいつものように開催するシーンから始まる。今回のテーマは、映画化もされたベストセラー官能小説「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」(著:E.L.ジェームズ)。いつもとは違う雰囲気の“課題図書”に最初は戸惑っていた彼女たちだったが、読み進めるうちにたちまち感化されていく。夫に先立たれた真面目な専業主婦ダイアン(ダイアン・キートン)は、飛行機で出会った小粋な男性(アンディ・ガルシア)の食事の誘いに乗り、複数の男性たちとの関係を楽しんでいたハイクラスな経営者ビビアン(ジェーン・フォンダ)は昔の彼と偶然の再会、離婚のトラウマに苦しんでいた連邦判事シャロン(キャンディス・バーゲン)はなんと出会い系アプリに挑戦、そして、熟年夫婦の危機に直面していたシェフのキャロル(メアリー・スティーンバージェン)も夫との仲を取り戻すための秘策に打って出る…!「私の人生はまだ終わってない」「新しいことを知りたいし、挑戦したい」。それぞれに自立した人生を謳歌してきた女性たちの“恋と悩みと友情”、そしてこれから始まっていく“人生の新章”を痛快なテンポで映し出した映像となっている。ハリウッドを彩った名女優たち4人の共演でも話題を呼んでいる本作。撮影当時、彼女たちの実年齢平均は74歳。うち、主人公の一人ダイアンの名前は、彼女を演じる“ダイアン・キートン”その人から取られたもの。執筆時に彼女を念頭において作られたという脚本を読んだダイアンは、「登場人物たちは、とっても絆が強くて、それを維持している。誰でも間違いなく“歳を重ねる”ことに向き合わなくてはいけないのですが、私たちには頼れる人たちがいて、そのことが、この映画ではとても重要な役割を果たしています」と語り、「よくできた脚本。今までで一番楽しいものでした」と絶賛し、参加を決意した理由を語っている。そして、ハイソな経営者ビビアンを演じるのは、『コールガール』『帰郷』で2度のアカデミー賞を受賞し、近年ではNetflixシリーズ「グレイス&フランキー」で知られるジェーン・フォンダ。連邦判事のシャロンには、『パリのめぐり逢い』『ガンジー』などのほか、「ボストン・リーガル」にレギュラー出演していたキャンディス・バーゲン。さらにシェフのキャロルには、『メルビンとハワード』でアカデミー賞助演女優賞を獲得、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』への出演で知られるメアリー・スティーンバージェン。この確かな演技力とカリスマ性はもとより、溢れんばかりのバイタリティやナチュラルな美しさが魅力となった大人の女性たちが、とびきりの華やかさをもたらしている本作。そのほか、アンディ・ガルシア、ドン・ジョンソン、リチャード・ドレイファス、クレイグ・T・ネルソンらベテラン俳優陣がそれぞれの相手役を演じる。『また、あなたとブッククラブで』は12月18日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:また、あなたとブッククラブで 2020年12月18日よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開©2018 BOOKCLUB FOR CATS, LLC ALL RIGHTS RESERVED
2020年10月20日ジェシカ・チャステイン、ルピタ・ニョンゴ、ダイアン・クルーガー、ペネロペ・クルス、ファン・ビンビンという豪華女優たちが最強の国際派スパイチームを結成する『The 355』(原題)のトレーラーが初解禁。全米で2021年1月15日より公開される。本作は、『X-MEN:ダーク・フェニックス』などのサイモン・キンバーグ監督がジェシカと再タッグ、「SMASH/スマッシュ」の女性脚本家テレサ・レベックとキンバーグが脚本を手掛けたスパイアクションスリラー。モロッコからパリ、上海などを飛び回る世界各国の女性スパイたちの顔ぶれが何と言っても超豪華。CIAのエージェントにはアカデミー賞ノミネートのジェシカ、ドイツのエージェントにはカンヌ女優賞受賞のダイアン、MI6のコンピュータ専門家にはアカデミー賞受賞のルピタ、熟練したコロンビア人心理学者には同じくアカデミー賞女優のペネロペ、そして彼女たちのすべての動きを追跡している謎の中国系女性をファンが演じている。さらには、『アベンジャーズ』シリーズのセバスチャン・スタン、『ガール・オン・ザ・トレイン』のエドガー・ラミレスなども出演。タイトルの「355」とは、「007」と同様スパイのコードネームで、18世紀のアメリカ独立戦争時に暗躍していたといわれるアメリカ最初の女性スパイを示すとか。解禁されたトレーラーは、世界を股にかけた全員女性のスパイチームと彼女たちのシスターフッド(連帯)に期待高まる映像となっている。(text:Reiko Uehara)
2020年10月06日オスカー女優にしてファッション・アイコンとしても世界中で大人気のダイアン・キートンが、平均年齢72歳のチームでチアリーディングに挑戦する『チア・アップ!』。本作で彼女たちのチアのコーチを演じたのは、Netflixオリジナルシリーズ「13の理由」ジェシカ役でも知られるアリーシャ・ボーだ。6月5日よりシーズン4の配信が開始された「13の理由」は、現代のアメリカに生きる10代の若者が直面する様々な問題を扱い、その描き方も議論を呼び、社会現象となった人気ドラマシリーズ。シリーズを通して重要なキャラクターのひとり、主人公ハンナの友人役ジェシカでブレイクを果たした、注目女優アリーシャ・ボーの日本公開最新作が本作『チア・アップ!』。現在23歳のアリーシャだが、本作でもフレッシュな魅力はそのままに高校生のチアリーダー、クロエ役として出演している。ひょんなことから主人公マーサ(ダイアン・キートン)率いる平均年齢72歳のチアリーディング・チームのコーチとして“全米チアリーディング大会”を目指すことになったクロエ。はじめはイヤイヤ引き受けたコーチの仕事だったが、世間に笑われようとも、まっすぐ“いま”を全力で楽しむマーサやチームの皆と過ごすうちに、同世代の仲間とは違った友情で繋がっていく。「(クロエは)はじめは意地悪な子ですよね。マーサたちのチア練習を動画で撮影したり、周りに流されやすい性格で。でもそこから少しずつ大人の女性に変わっていく。マーサ達と過ごすことで人生に大切なことを色々学んだからです。それは、感謝すること、夢を追うこと、自分を愛してあげること」とアリーシャ。ダイアンを筆頭にジャッキー・ウィーバーら大女優たちとの共演については「彼女たちの仕事ぶりを目の当たりにできて嬉しかった。ダイアンとジャッキーは自然体で、あの二人のシーンを見ることができるなんて…まさにコメディーの真髄ですよね。たまにアドリブを入れたかと思うと、ウィットに富んだイジリ合いがずっと続いたりする。そばで見ていて最高に楽しかった!」と明かしている。『チア・アップ!』は7月3日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:チア・アップ! 2020年7月3日より新宿ピカデリー・シネスイッチ銀座ほか全国にて公開予定© 2019 POMS PICTURES LLC All Rights Reserved
2020年06月29日オスカー女優のダイアン・キートンが主演する映画『チア・アップ!』(原題:POMS)の公開延期が決定。配給元であるクロックワークスが発表した。4月10日(金)に公開が予定されていた本作だが、今回「新型コロナウイルスの感染状況ならびに外出の自粛要請に対応すべく」と、公開を延期することに。本作は、余生をゆっくりと過ごすためシニアタウンに引っ越してきたマーサ(ダイアン・キートン)だったが、ひょんなことからチアリーディング・クラブを結成することに。周囲にバカにされながらも練習に打ち込み、全米チアリーディング大会に出場を決めるが…というストーリー。主演のダイアンのほかにも、ジャッキー・ウィーヴァー、パム・グリア、セリア・ウェストン、リー・パールマンら往年の大女優が夢の共演を果たしている。なお、新たな公開日については、現在未定。決まり次第、公式サイトにて発表されるようだ。さらに、すでに購入済みのムビチケカード・ムビチケオンライン券については、延期公開時にも使用できるという。(cinemacafe.net)■関連作品:チア・アップ! 2020年、新宿ピカデリー・シネスイッチ銀座ほか全国にて公開予定© 2019 POMS PICTURES LLC All Rights Reserved
2020年03月31日コスメキッチンとコラボ自然派ヘアケアブランド「ダイアンボヌールオーガニック」が、オーガニックコスメのセレクトショップ「コスメキッチン」とコラボ。2020年4月8日(水)、共同開発のヘアブラシ「ダイアンボヌールオーガニック クッションブラシ byウェットブラシ」(税抜2,400円)が、「コスメキッチン」および「ビープル バイ コスメキッチン」各店にて発売されます。頭皮もケアするクッションブラシCOSMOSオーガニック認証を取得している「ダイアンボヌールオーガニック」より、ワンランク上の仕上がりを叶えるヘアブラシが誕生しました。“インテリフレックス”という柔らか素材のピンが、頭皮に負担をかけずに絡まった髪を1本1本ほどいて整えます。地肌をいたわりながらヘアケアと頭皮ケアを同時に叶え、ツヤに満ちたサラサラ髪へと導くクッションブラシです。また木製で温かみのあるデザインと、手にしっくり馴染む質感にもこだわっています。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ネイチャーラボのプレスリリース
2020年03月31日オスカー女優でファッション・アイコンとしても大人気のダイアン・キートンが主演する『チア・アップ!』(原題:POMS)が、今春公開。この度、楽しげなポスタービジュアルと、チアシーンに期待高まる予告編が到着した。余生をゆっくりと過ごすため、シニアタウンに引っ越してきたマーサだったが、隣人シェリルに「昔、チアリーダーになりたかったの」とこぼしたところ、「夢を叶えるのは今からでも遅くない」と焚き付けられ、チアリーディング・クラブを結成することに!しかし、オーディションに集まったのは、チア未経験どころか腕が上がらない、膝が痛い、坐骨神経痛持ちの8人!?本作は、そんな平均年齢72歳のチアリーディング・チームがキセキを起こす、笑いと涙のハートフル・エンターテインメントだ。『ゴッドファーザー』シリーズや『アニー・ホール』、『恋愛適齢期』などに出演するダイアンが演じるのは、積年の夢であったチアリーディングに挑戦するチャーミングなヒロイン・マーサ。そして、ジャッキー・ウィーヴァー(『アニマル・キングダム』)、パム・グリア(『コフィー』「Lの世界」)、セリア・ウェストン(『デッドマン・ウォーキング』)、リー・パールマン(『素敵な人生のはじめ方』)など往年の大女優が夢の共演を果たしており、最高の仲間と共に夢に向かってチャレンジする姿は、観る者の心を熱くする。到着した予告編では、個性豊かなチア未経験の素人たちのオーディション、特訓の模様が描かれ、そして大会へのエントリーと進んでいく。また楽しげな特訓の様子や、「世間の笑いものになるぞ」という反対通り、若い子からは「お呼びじゃないわ」と言われてしまう場面も…。本作では、キャスト全員が実際に特訓を経て、スタント無しでチアシーンに挑戦しており、そんなシーンにも期待高まる仕上がりになっている。人生で最高の“今”を生きるためのヒントが詰まった、笑って泣ける感動のハートフルストーリー『チア・アップ!』。頼もしく前向きな女性たちの一歩を踏み出す姿に、きっと元気と勇気をもらえるはず。『チア・アップ!』は4月10日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:チア・アップ! 2020年4月10日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2019 POMS PICTURES LLC All Rights Reserved
2020年01月09日「ダイアン パーフェクトビューティー」の限定アイテム自然と化学を融合させたヘアケアシリーズ「ダイアン パーフェクトビューティー」より、特に傷んだ髪を集中補修する「エクストラナイトリペア」が誕生。2019年11月10日より、シャンプー&トリートメントが数量限定で発売されます。秋・冬の乾燥ダメージをケア乾燥により髪がダメージを受けやすくなるこれからの季節。そんなダメージヘアにアプローチする「エクストラナイトリペア」が、昨年発売時の好評に応え、パワーアップして帰ってきました。美髪成分を届けるカプセル注目すべきは、トリートメントに配合されたコラーゲン内包カプセル。ビタミンEやオーガニックアルガンオイルといった美髪成分をコラーゲンカプセルに閉じ込めて配合。これは世界で初めての試みです。このカプセルが髪の奥深くまで浸透し、傷んだ髪を内側から補修。潤いをしっかり届けて乾燥を防ぎます。またベリー系の優しい香りで、バスルームを癒やしの空間へ変えてくれるでしょう。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ネイチャーラボのプレスリリース
2019年10月28日ダイアンのアンテナショップが期間限定でオープン2019年8月23日(金)から9月1日(日)の10日間、株式会社ネイチャーラボが手がけるヘアケアブランド「ダイアン」を試すことが出来るアンテナショップが「大阪心斎橋TSUTAYA EBISUBASHI」に期間限定でオープンする。開催時間は13:00から19:00までとなっている。展示紹介されているのはヘアケアブランドである「ダイアン パーフェクトビューティー」「ダイアンボヌール(Diane Bonheur)」の他、ヘア&ボディケアブランドの「ダイアンボタニカル」「サーファーズダイアン(SURFER‘S Diane)」の合計4ブランド。2019年8月5日に新発売となった、ダイアンパーフェクトビューティー「ミラクルユー」シリーズも紹介される。ダイアンシリーズが試せる10日間アンテナショップには3階にパウダールームが設置され、商品を体感することが可能だ。また、8月24日(土)、8月25日(日)、8月31日(土)、9月1日(日)の4日間はガラポン抽選会が開催され、ガラポンはハズレなしとなっている。お気に入りのヘアケアアイテムが見つかるかもしれない10日間。ショッピングのついでに立ち寄ってみてはいかがだろうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ネイチャーラボのニュースリリース
2019年08月17日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『A Box of Ten Photographs』ダイアン・アーバス(Diane Arbus)この4月からワシントンD.C.のスミソニアン・アメリカ美術館(Smithsonian American Art Museum、SAAM)で開催されているダイアン・アーバス展(〜2019年1月21日)の豪華カタログ。映画『シャイニング』の双子の幻影でスタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)がオマージュを捧げたことでも知られる女性写真家ダイアン・アーバスの代表作を収録している。『A Box of Ten Photographs』は、アーバスが自殺によりその短い生涯を終える1~2年前に制作したポートフォリオで、オリジナルは繊細なガラスケースに10点のプリントを収め、一点一点に手書きの作品タイトルを添えた厚手のトレーシングペーパーを添えた美しいものであった。このポートフォリオは結局アーバスの生前には5セットしか売れなかった。本書は、雑誌『ハーパーズ バザー(Harper’s BAZAAR)』のアートディレクター、ベア・フェトラー(Bea Feitler)が購入した5セット目を再現した前半部分と、展覧会のキュレーターによる解説を収めた後半部分から構成されており、まるで印画紙そのものを綴じ込んだかのような写真ページはとても美しい。本来10点のプリントからなるポートフォリオであったが、アーバスはベア・フェトラーのために1点余分にプリントをプレゼントし、表紙題字を“Ten”から“Eleven”に手書きで訂正しており、そんなところも忠実に再現されている。【書籍情報】『A Box of Ten Photographs』写真:Diane Arbus出版社:Aperture言語:英語ハードカバー/110ページ/360×280mm発刊:2018年価格:1万1,630円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイト『A Box of Ten Photographs』購入ページ
2018年04月21日カンヌ国際映画祭で主演女優賞のダイアン・クルーガー!【映画、ときどき私】 vol. 155ドイツ出身でありながら、『ナショナル・トレジャー』や『イングロリアス・バスターズ』など、ハリウッドやヨーロッパを中心に活躍していたこともあり、今回が自身初となるドイツ映画への出演。各国の賞レースでも高く評価された本作へかけた思いやいまの心境について語ってもらいました。最愛の家族を失う女性という難しい役どころでしたが、このテーマについてはどのように感じましたか?ダイアンまずは主人公のカティヤには共感したわ。今回私がこの物語で素晴らしいと思ったのは、テロを描いているだけでなく、被害者の女性の悲痛な旅をきちんと描いているところ。私はドイツを離れて25年経っているので、実際の事件については知らなかったんだけれど、これはアメリカでもフランスでもどこでも広く通じるものになるだろうと感じたわ。役作りのために、実際の被害者家族にもたくさん会われたそうですが、この役を演じる際に意識したことは?ダイアン被害者家族のみなさんからいろいろな話や体験談を聞いたこともあり、彼らの思いを一番大事にして役に臨むようにしたわ。ただ、私には子どもがいないから、正直言って自分にこの役が務められるのだろうかという不安もあった。だからこそ、演じるうえで意識したことのひとつに、「女優がよくやりがちな “美しい涙” を流している芝居だけはしないようにしよう」と思ったの。そのために、準備にはかなり時間をかけたし、彼らの痛みをしっかりと心を開いて受け止めるようにしたの。ただ、その責任は私に重くのしかかってきて、撮影中も「この瞬間の真実はどこにあるんだろう」ということを常に考えることになったわ。そんなふうに、何が正しいかどうかもわからない状況ではあったけれど、つねにそういうことを意識しながら芝居をしていたわ。衝撃的なラストには賛否もあったと思いますが、ラストシーンに関してはどのように感じましたか?ダイアン最初は私も観客のみなさんと同じように、結末を読んでびっくりしたわ。そして、どうやって最後までこのキャラクターを運んでいこうか、どのようにして信ぴょう性を持って演じようかと思ったときに、「なぜ彼女がそういう決断にいたったのか」ということを考えなければならないと感じたの。この作品は、決して彼女を断罪するような映画ではなくて、観客に「自分だったらどうするだろう」と一緒に考えさせるそういう映画だと思うわ。なかでも注目して欲しいシーンはありますか?ダイアン私が一番好きなのはやっぱり最後のシーンね。実はあのラストシーンはもともと脚本上では違う終わり方をしていたの。でも、現場でなんかしっくりこない、省略しすぎなんじゃないかということになって、監督と考え直して変更したの。半日がかりで撮ったのよ。それから、あのシーンでは焦点の合わせ方もなかなか難しくて、技術的にも大変だったの。この作品の英題は、「In The Fade(イン・ザ・フェイド)」というタイトルで、フェイドというのは焦点がぼやけるということなんだけど、そんなタイトルを想起させるようなワンシーンにもなっているので、すごく気にいっているわ。もともとファティ・アキン監督(写真・左)の大ファンだったダイアンさんは、2012年にカンヌで出会った際に自ら「あなたの映画に出たい」と監督に直接思いを伝え、本作でようやく夢を実現。ダイアンさんから見て、監督の魅力はどのようなところだと思いますか?ダイアンファティ・アキン監督は、ドイツ人監督のなかで誰よりも国際的に影響力を及ぼしている監督だけど、彼の素晴らしさはいまの時代を描いているということ。つまり、ドイツにおけるいまの社会の現状を彼は見ているということね。そして、それを真実味を持って、正直に、まっすぐ描いているところが魅力だと思うわ。彼の両親はトルコからの移民ということもあって、トルコ系ドイツ人として感じるいろんな苦しみや葛藤をもちろん抱えているわけだけど、この映画でも描かれているように金髪のドイツ人女性が移民と結婚することがいまだにタブーでもあるのよ。それがいまのドイツの社会でもあるんだけれど、それを彼の視点でまっすぐ描いているところがファティ・アキンならではの映画作りだと感じているの。ドイツ作品というといまだにテレビでも映画でも第二次世界大戦を舞台にしたものばかりだけど、正直もううんざりぎみであって、私はいまのドイツが見たいからそういう意味でも彼の視点は素晴らしいと思うわ。本作では世界的な映画祭で初めて主演女優賞を獲得するだけでなく、初めてドイツ映画に出演した作品という意味でも、ダイアンさんのキャリアにおいて大きな分岐点となっているはず。最後に、今後女優としてどのように進んでいきたいかを教えてください。ダイアンこういう素晴らしい作品にはしょっちゅう出会えるわけではなくて、同じようなことを再現することはなかなかできないものよ。でも、女優としていつも意識していることで、これからも持ち続けていきたいと思っているのは、新しい機会や視点で物語っているものを大事にしたいということ。この後、またファティ・アキン監督とマレーネ・ディートリッヒを描いたミニシリーズを撮る予定なんだけれど、そういうふうに何かほかと違うなと感じるものにはワクワクするものよ。それは、必ずしもこの作品みたいにヘビーなドラマである必要はなくて、コメディでもいいし、もう少し軽いものでいいんだけど、「これは新しいチャレンジになりそうだな」みたいなものに心が動かされるというような感覚といえるわね。インタビューを終えてみて……。相変わらずの美しさはもちろん、女性としての強さと凛々しさをあわせ持つダイアンさん。あまりのかっこよさとまっすぐな瞳に、思わずくぎ付けになってしまいました。そんなダイアンさんがこの作品へどれほどの思いを込めて挑んだかは、見事な演技を見れば一目瞭然。その姿はぜひスクリーンで目に焼き付けてください。この決断はあなたの心を打ち砕く!ショッキングな展開に激しく心が揺さぶられ、誰もが打ちひしがれてしまう衝撃作。ドイツが抱える問題を描きながらも、家族を失う悲しみやテロへの恐怖は、もはや他人事ではないと感じるはず。こんな時代だからこそ、いま観るべき1本です。ストーリードイツのハンブルクに暮らすカティヤ。トルコ移民の夫と息子とともに幸せな生活を送っていた。ところがある日、夫の事務所の前で爆弾が爆発し、夫と息子が犠牲となってしまう。その後、ドイツ人による人種差別のテロであることが判明するも、証拠不十分やアリバイなどが立ちはだかり、カティヤにとってはつらい裁判を強いられることに。そして、心の傷が深まるカティヤが最後に下した決断とは……。激しさに満ちた予告編はこちら!作品情報『女は二度決断する』4月14日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー!配給:ビターズ・エンド© 2017 bombero international GmbH & Co. KG, Macassar Productions, Pathe Production,corazon international GmbH & Co. KG,Warner Bros. Entertainment GmbHこれまでに事実から着想を得た映画は数多く存在していますが、まもなく公開される話題作『女は二度決断する』もそのひとつ。本作では、ドイツで起きた連続テロ事件を被害者家族の目線から核心に迫っており、驚愕のラストに世界中が衝撃を受けていると注目を集めています。そこで今回は、主演を務めたこちらの方にお話を聞いてきました。それは……。
2018年04月13日第75回ゴールデングローブ賞で外国語映画賞を、第70回カンヌ国際映画祭では主演女優賞を受賞したほか、数々の映画賞を受賞&ノミネートしたファティ・アキン監督最新作『女は二度決断する』。この度、アキン監督とデニス・モシットの来日と合わせて、主演のダイアン・クルーガーが、『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』より約11年ぶりに来日することが決定した。英国ロイヤル・バレエ団でバレリーナを目指すが、怪我のため断念し、その後パリでモデルとして成功を収める傍ら、有名な俳優学校ル・クール・フローランで演技を学び、『ザ・ターゲット』でスクリーンデビューを飾るダイアン。そして『トロイ』で国際的にブレイクし、以降、『ナショナル・トレジャー』『戦場のアリア』『イングロリアス・バスターズ』『パパが遺した物語』などに出演し、またヘアケアブランド「LUX」のテレビCM出演や、「CHANEL」のスキンケアラインの広告塔、現在も「VOGUE」「ELLE」で表紙を務めている。本作は、ドイツで実際に起こった連続テロ事件に着想を得たもので、ダイアンは突然のテロにより最愛の家族を失った主人公の女性・カティヤを演じている。またダイアンが初めて母国ドイツでドイツ語の演技に挑戦した野心作でもあり、見事カンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞した。ダイアンは本作について「犯人側の動機は問題にしていません。ただ、家族を失った者が感じる悲痛な感情を描いています」と語り、「撮影に入る前に約6か月かけて30家族ほどのテロや殺人事件の犠牲者となった方々に話を聞いて、とてつもない苦しみや哀しみや重みを引き受けなければいけないと感じました。この経験は私の人生を完全に変えました。撮影中、何度も自分が演技をしているのではないような感覚になったんです。自分の目の前で起きていることに反応しているような…。いまも私の中にカティヤはいます。この作品は私にとってとても大切な映画になりました」とコメントしている。『女は二度決断する』は4月14日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月22日先日「過去にハーヴェイ・ワインスタインから性的な嫌がらせを受けた」ことを打ち明けたのと同時に、ワインスタインと映画製作上の関係が深いタランティーノ監督も非難したユマ・サーマン。タランティーノ監督は『キル・ビル』の撮影中、危険なカーシーンに「スタントマンを使ってと」訴えるユマの要望を却下し、結果的にユマは大事故を起こして大けがを負った。さらに、事故当時の証拠動画をワインスタインら製作陣が隠滅をはかったのだそうだ。この事故を起こしたことに「深く後悔している」と「Deadline」に語ったタランティーノ監督。数年前に事故の動画をユマに渡したとのことで、昨日ユマは「勇気を持って正しいことをした彼を誇りに思う」とコメントを付けて動画をSNSにアップした。ユマとは和解しているようではあるが、タランティーノ監督が俳優に危険行為をさせるというイメージはなかなか消えるものではない。そこで、タランティーノ監督作『イングロリアス・バスターズ』で凄まじい首絞めシーンに挑んだダイアン・クルーガーが救いの手を伸べた。「タランティーノ監督との仕事は純粋な喜びだった」とSNSに綴ったのだ。ダイアンによれば、「彼は私に敬意を持って接してくれたし、権利を振りかざしたり私がイヤだと思うようなことを無理強いしなかった。愛を込めて、Dより」とのことだ。劇中ではクリストフ・ヴァルツに首を絞められているダイアンだが、実際の撮影では綿密な打ち合わせの上、タランティーノ監督が行っていた。(Hiromi Kaku)
2018年02月07日『アニー・ホール』『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』のオスカー女優ダイアン・キートンが主演を務める最新作、大人のためのロマンティックコメディ『Hampstead』(原題)が、『ロンドン、人生はじめます』の邦題で来年GWに日本公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルが解禁された。あらすじ夫亡きあとに発覚した浮気や借金、徐々に減っていく貯蓄、うわべばかりの近所付き合い…様々な問題から現実逃避している未亡人エミリー(ダイアン・キートン)。ある日、自宅の屋根裏部屋から双眼鏡で外を眺めていると自然に囲まれてはいるが小さな家で暮らすドナルド(ブレンダン・グリーソン)を見つける。庭でのディナー、気ままな読書、森のピクニック…余計なものを持たずDIY暮らしで幸福なドナルドと知り合い、エミリーは頑固だけど温かい人柄に惹かれていく。そんな中、世間を巻き込む事件がドナルドに降りかかり、2人の恋の行方は予測不可能な展開に――。本作は、ロンドンの高級住宅地“ハムステッド”の森で手作りの家で生活していたホームレスの男性が、計らずもその土地の所有権を手にし、一夜にして資産家となった実話を基に、『新しい人生のはじめかた』のジョエル・ホプキンス監督が映画化。キャストは?主人公の女性、現実逃避している未亡人エミリーを演じるのは、『ゴッドファーザー』シリーズや、『アニー・ホール』『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』のダイアン。このストーリーに惚れこんだというダイアンが、第二の人生を悩みながらも謳歌しようと奮闘する、キュートなヒロインを自然体で演じている。そして、彼女が見つけるドナルド役には、『ハリー・ポッター』シリーズや『トロイ』『ヒトラーへの285枚の葉書』のブレンダン・グリーソンが演じる。ウィットに富んだ、熟練の2人のやりとりに注目だ。また、『ラッシュ/プライドと友情』のジェームス・ノートンもクレジットされている。『ロンドン、人生はじめます』は2018年GW、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2017年12月15日先日、ノミネーションが発表された「第75回ゴールデン・グローブ賞」で、外国語映画賞にノミネートされたドイツの名匠ファティ・アキン監督の最新作『女は二度決断する』が、来年4月に日本公開されることが決定した。ドイツ、ハンブルク。カティヤはトルコからの移民であるヌーリと結婚し、幸せな家庭を築いていた。ある日、白昼に爆弾が爆発し、ヌーリと愛息ロッコが犠牲になる。トルコ人同士の抗争を警察は疑うが、人種差別主義者のドイツ人によるテロであることが判明する。突然愛する家族を奪われたカティヤ。憎悪と絶望の中、カティヤの魂はどこへ向かうのか――。突然の悲劇により、最愛の家族を奪われた女の苦悩を映し出す本作。メガホンをとったのは、世界三大国際映画祭全てで主要賞受賞経験を持つアキン監督。主人公のカティヤを『ミスター・ノーバディ』『マリー・アントワネットに別れをつげて』に出演し、ハリウッドやヨーロッパで活躍する国際派女優ダイアン・クルーガーが演じた。彼女は、母国語であるドイツ語を使った映画に本作で初挑戦し、見事カンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞した。今回発表された「第75回ゴールデングローブ賞」外国語映画賞ノミネートや、「第70回カンヌ国際映画祭」主演女優賞受賞のほかにも、「第17回ニューヨーク映画批評家オンライン賞 外国語映画賞」「第27回フィルムズ・フロム・ザ・サウス映画祭 観客賞」など数々の映画賞で外国語映画賞に受賞&ノミネートを重ねており、来月発表される「第90回アカデミー賞」外国語映画賞/主演女優賞のノミネートの可能性もさらに濃厚となっている。また、ダイアンのほかにもデニス・モシット、ヨハネス・クリシュ、ヌーマン・アチャル、ウルリッヒ・トゥクールが名を連ねる。『女は二度決断する』は2018年4月、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月13日『ソウル・キッチン』『消えた声が、その名を呼ぶ』などで知られ、5月の第70回カンヌ国際映画祭ではダイアン・クルーガーに主演女優賞をもたらした最新作『In The Fade』(原題)でも注目を集めるドイツの名匠ファティ・アキン。現在、日本公開中の『50年後のボクたちは』は、誰もが通過する、永遠には続かない14歳という一瞬の煌めきを瑞々しく捉えた爽やかで切ないロードムービーとして注目を集めている。本作を牽引する、フレッシュで魅力あふれる若手キャストたちに迫った。■若かりしころのイギー・ポップにそっくり!主人公は笑顔が可愛い新進気鋭の大注目俳優!ドイツ国内で220万部以上を売り上げる大ベストセラーとなった国民的小説「14歳、ぼくらの疾走」(ヴォルフガング・ヘルンドルフ著)を原作にした本作。“現代版『スタンド・バイ・ミー』”とも呼び声の高い、思春期の1ページを切り取ったロードムービーだ。クラスのはみだし者で、同級生からは変人(サイコ)扱い。しかも母親はアル中で、父親は浮気中。そんな、自分の居場所を見つけられないままでいる14歳の主人公マイク役を演じたのは、ドイツの新進気鋭の大注目俳優トリスタン・ゲーベル。2002年8月生まれ。ファティ監督は、マイク役の俳優には「いつ捕まるかとビクビクしている幼い顔が欲しかった」と話しており、そのイメージにぴったりな、童顔とはにかんだ笑顔が実にキュート。実はトリスタンは、4歳で長編映画デビューを果たし、その後も数々の映画やドラマで活躍している実績あるベテラン子役。本作では、もともとはマイクのクラスの級友の1人としてキャスティングされていたが、急きょ主役を務めることになった。突然の主役の抜擢にも関わらず、思春期の揺れ動く繊細な心情を見事に表現した彼の演技は、原作小説ファンの期待を裏切ることなく、本国で高い評価を受けた。その後も続々と出演作が公開されており、ドイツの新進気鋭の大注目俳優となった。また、本作を観た人の間では「若かりしころのイギー・ポップにそっくり!」と話題に。ぜひ、映画を観てチェックしてみて。■“大五郎カット”なのに笑顔は“向井理”似!?彗星のごとく現れた新人俳優にファン続出中!ロシアから移住してきた転校生で、目つきが悪く、変な髪型の上に二日酔い!?クラスで浮いていたマイクを、ひと夏の冒険に連れ出す転校生チックを演じたのは、本作でスクリーンデビューを果たしたアナンド・バトビレグ・チョローンバータルだ。2001年ミュンヘン生まれ。本作では重要な役どころを演じるチック役に、モンゴル系の子役をと必死に探していたというファティ監督。なかなか適した子役が見つからず、モンゴル大使館に相談してみたところ、勤務しているモンゴル大使館職員が「俺の息子がいる!」と当時、交換留学中だった彼を推薦、その後、見事オーディションに合格したというシンデレラボーイ。一見風変わりな見た目だが、友人思いで、14歳らしからぬクールでスマートな役どころのチック。鑑賞後には「チック役のキャラがいい!最高!」「こんな友達が欲しかった」「笑った顔が向井理にそっくり」「イケメンのポテンシャルが高い」などの感想が男女問わず寄せられており、アナンドのファンが急増中!ビッグ・バンドのドラム担当でテコンドーとアニメが大好きという一面も。ファティ監督は、見事な凸凹コンビを演じた2人の起用について、「彼らは撮影当時13歳でした。私は運転席でビクビクしている顔が欲しかったのです。トリスタン・ゲーベルは多くの映画ですでに出演経験がありました。チックを演じたアナンド・バトビレグ・チョローンバータルは、この企画に入った初日にオーディションをした子でした。その演技に心打たれたので、『彼にしよう』と言ったのです」と、ふり返ってコメント。等身大の2人の息の合った演技により、思春期の少年の成長譚を爽やかに映し出されている。■旅先で出会うヒロイン演じる美少女のビフォアアフターにも注目!そんな彼らが、旅先で出会うヒロインも忘れてはならない。旅の途中に、ゴミ山横の廃墟からボロボロの身なりで登場するヒロイン、イザ。境界性人格障害を抱えているという、難しい役どころを演じた美少女は、ドイツで活躍する新進気鋭女優メルセデス・ミュラー。1996年11月4日ベルリン生まれ。中世的な顔立ちにミステリアスな雰囲気をまとった彼女に、予告編を見た人の中には「美少年」と見間違う方も。鑑賞後には、「(マイクの片想いの相手)タチアナより断然イザ派!」と語るファンが急増中。ボロボロの身なりの少女が髪をばっさりと切ると、そこには見違えるほど美しい女性がいた…そんな息をのむ、“青春あるある”ビフォーアフターにも注目だ。6歳で初めてカメラの前に立ってから、TVを中心として活躍していたというメルセデス。今後の待機作に『Smile』(’17/ステッフェン・コーン監督)などがある。俳優以外ではドイツ国内、また国際的なキックボクシング大会で複数回優勝の経験があるというギャップも見逃せない。世界的な大ベストセラー小説の実写化作品の主演というプレッシャーのなか、見事、原作の世界に新たな光を与えた、彼らのみずみずしい演技に注目してみて。『50年後のボクたちは』はヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年09月20日今年開催された第70回カンヌ国際映画祭で、ダイアン・クルーガーに主演女優賞をもたらせた最新作『In The Fade』でも注目を集める名匠ファティ・アキンが描く『50年後のボクたちは』。この度、本作の本ビジュアルが公開された。14歳のマイクはクラスのはみだし者。同級生からは変人(=サイコ)扱い、両親の仲もうまくいっていない。そんなある日、チックというちょっと風変わりな転校生がやって来た。夏休み、2人は無断で借用したオンボロ車ラーダ・ニーヴァに乗って南へと走り出す。旅の途中で訪れる、いつくもの出会いと別れ。やがて無鉄砲で考えなしの旅は、マイクとチックにとって一生忘れることのできないものになっていく――。本作は、ドイツ国内で220万部以上を売り上げる大ベストセラーとなり、世界26か国で翻訳、ドイツ児童文学賞をはじめ数々の賞を総なめにしたヴォルフガング・ヘルンドルフによる国民的小説「14歳、ぼくらの疾走」の映画化。メガホンをとったのは、『愛より強く』でベルリン国際映画祭金熊賞、『そして、私たちは愛に帰る』でカンヌ国際映画祭脚本賞、『ソウル・キッチン』でヴェネチア国際映画祭審査員特別賞と、世界三大国際映画祭の全てで主要賞を受賞したファティ・アキン監督。キャストには、トリスタン・ゲーベル、アナンド・バトビレグ・チョローンバーダルらが出演している。このほど到着したのは、主人公のマイクとチックが車の上に乗って、青空を仰ぎ見ているビジュアル。そんな彼らが乗っているオンボロ車は、あのプーチン大統領も所有するという“ラーダ・ニーヴァ”。その青い車体に、緑のトウモロコシ畑、そして黄色い大地やオレンジ色のタイトルなど、色彩に富んだ一枚となっている。そして、上部には彼らが旅先で出会う、たくさんの登場人物の姿も。これから、マイクとチックには一体どんな旅が待っているのか、期待せずにはいられない。『50年後のボクたちは』は9月16日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2017年06月26日第70回カンヌ国際映画祭で、『In the Fade』(英題)に主演したダイアン・クルーガーが女優賞に輝いた。ダイアンは同作で家族をネオナチ集団に殺害され、復讐を誓う妻を演じている。これを受け、過去10年に渡って交際していたジョシュア・ジャクソンが、オバマ元大統領の有名なフレーズ「イエス・ウィー・キャン」にかけて「イエス・シー・カンヌ」と祝福コメントをインスタグラムに投稿。「僕は彼女のすべての仕事に対する誠実さと献身ぶりを目の当たりにしてきた。彼女が認められて、僕は飛び上がるほどうれしいよ。一つ疑問なのは、なんで(彼女が認められるのに)そんなに時間がかかったのかってことだけど。おめでとう、ジョシュより」とダイアンを称え、ダイアンからも「ありがとう」の返信を受けている。一方、ダイアンの現在の交際相手であるノーマン・リーダスは、受賞した際のダイアンの写真と共に「イエース」のキャプションでシンプルに祝福。それに対してダイアンは「Omg(オーマイガッド)!!!!!!!!!!!! ベイブ!!!!!!!!!」と喜びとノーマンへの愛情を炸裂させた。(Hiromi Kaku)
2017年05月29日第70回カンヌ国際映画祭にて、ドイツの名匠ファティ・アキン監督の最新作『In the Fade』(英題)に主演したダイアン・クルーガーが、見事、女優賞を受賞した。トルコ系ドイツ人であるファティ・アキン監督は、自らの体験を基に描いた『愛より強く』(’04)でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞。『そして、私たちは愛に帰る』でカンヌ国際映画祭脚本賞、『ソウル・キッチン』でヴェネチア国際映画祭審査員特別賞を獲得しており、世界三大国際映画祭のすべてで主要賞受賞経験を持つ名匠。日本では、ドイツの国民的小説の映画化『50年後のボクたちは』の公開も9月に控えている。本作も、ドイツ・ハンブルクのあるトルコ人コミュニティーが舞台。爆弾によって愛する家族を奪われた1人の女性が、やがて犯人への激しい憎悪を抱くようになり、ついに自らの手で復讐を果たそうと決意する物語だ。本作で女優賞を受賞したダイアンは、バレエダンサーからモデル、そして女優へと転身し、タランティーノの『イングロリアス・バスターズ』でブレイク。『ナショナル・トレジャー』シリーズや『マリー・アントワネットに別れを告げて』などハリウッドやヨーロッパを中心に活躍しており、現在は麻薬潜入捜査官を演じた『潜入者』が日本公開中。本作『In the Fade』では、母国語であるドイツ語を使った映画に初挑戦した。『In the Fade』はアキン監督にとって、脚本賞を受賞した『そして、私たちは愛に帰る』に続き10年ぶり、2作目のコンペ部門出品作。現地時間5月26日夜の公式上映は大盛況となり、審査員のジェシカ・チャステイン、パク・チャヌクほか、『グランドフィナーレ』のパオロ・ソレンティーノ監督、『光』の河瀬直美監督など、錚々たる面子が集まり、熱気いっぱいの会場となった。上映ではエンドクレジットが始まるや、拍手が鳴り止まず、10分間におよぶスタンディングオベーションが贈られた。アキン監督は、満面の笑みで熱狂する観客に応え、ダイアンもあまりの大歓声に感激し、涙を浮かべていた。すでに各誌では、「ダイアン・クルーガー史上最高!エモーショナルで観るものの記憶に刻み込まれる演技は、本年度の女優賞にふさわしい!」「手に汗握る展開! そして力強い!」(The Hollywood Reporter)など、絶賛の声が相次いでいるダイアン。受賞スピーチも、映画祭期間中に英マンチェスターで起きた悲劇を思い起こさせる人々の胸に響くものとなった。「この作品に関わるすべての人々、そして、私の兄のような存在であるファティ・アキン監督。私を信じてくれてありがとう。監督はこの作品を与えてくれ、私に力をくれました。私はこの賞を、テロの犠牲になった人々のことを考えずには受け取ることができません。すべてを失った後でも、生き続け、何かを作り続けることの大切さを感じています。本当にありがとうございます」。『In the Fade』(英題)は2018年、全国にて公開。『50年後のボクたちは』は9月16日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月29日アメリカの「麻薬戦争」史上、最も大胆にして最も成果を上げた“潜入捜査作戦”に参加した捜査官による回顧録を、ブライアン・クランストン主演で映画化した『潜入者』。本作で、ブライアン扮する潜入捜査官の“婚約者”に扮した女性捜査官ダイアン・クルーガーの美しすぎる七変化が到着した。1980年代、史上最大規模ともいわれる犯罪帝国を築いたコロンビアの麻薬王パブロ・エスコバル。当時アメリカに流入するドラッグのほとんどが、彼の組織を経由したものだといわれていた。事態を重く見たアメリカ政府は、エスコバルの息の根を止めるため、大規模な潜入捜査作戦を計画する。それはベテラン捜査官のロバート・メイザーを架空の大富豪に仕立てあげ、資金洗浄をエサに組織に取り入り、内側から組織を崩壊させるという大胆不敵なものだった――。およそ5年間に及ぶ危険な潜入捜査の実態を余すことなく書き記した、ロバート・メイザー本人による回顧録を原作にした本作。主人公となるメイザーを演じるのは、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』でアカデミー主演男優賞にノミネートされた遅咲きの名優、ブライアン。4度のエミー賞に輝いた大ヒットTVシリーズ「ブレイキング・バッド」では、ウォルター・ホワイトこと麻薬王“ハイゼンベルグ”として名を馳せた彼が、本作では一転、麻薬組織を壊滅に追い込むべく、命の危険と隣り合わせのなかで潜入を続けるベテラン捜査官を熱演する。あるとき、ブライアン演じるメイザーは、潜入捜査の渦中で「婚約者がいる」と口をすべらせてしまう。そのため、上層部が新たに“偽りの婚約者”として手配したのが、新人女性捜査官キャシー・アーツだ。彼女もまた実在の人物であり、演じているのは、『イングロリアス・バスターズ』『マリー・アントワネットに別れをつげて』『バツイチは恋のはじまり』などで知られるダイアン。彼女は、本作のブラッド・ファーマン監督作とは初タッグとなったが、彼女自身、監督の前作『リンカーン弁護士』に感銘を受けており、監督と初めてミーティングしたときのことを「ブラッドには会いたかったの。とても楽しくランチをして、(役作りの)自由裁量権をくれたわ。すごく楽しくてクリエイティブなプロセスだった」とふり返っている。本作では、大富豪の婚約者らしく、80年代の煌びやかなファッションを着こなすダイアンの姿も見逃せない。彼女が演じるキャシーもまた、麻薬組織の幹部やその妻にも取り入ったり、果てはメイザーとの“結婚式”に彼らを招待したりと、命を賭けて潜入捜査に挑んでいく。「女性にとっては面白い役柄だと思ったわ」とダイアン。「間違いなく――80年代ではなおさら――男性優位の世界にいる。彼女は自分の爪跡を残そうとしていて、ブライアン・クランストン演じる人物の中に素晴らしいパートナーシップを見出し、彼とすごいチームを組むのよ。この2人は、2年もの間、刺激的で活気のある人生を送ったと思う。思う、というより、送ったと確信しているわ」と語り、その壮絶な日々に思いを馳せている。『潜入者』はヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年05月13日「もしかして、付き合っているのでは?」と騒がれ始めてから15か月。ついにダイアン・クルーガーとノーマン・リーダスがその関係を公にすることに決めたようだ。2人は2015年に『Sky』(原題)で共演し、2015年12月にニューヨークのバーで仲良く飲んでいる姿を目撃されて交際疑惑がささやかれるもダイアンの関係者がはっきりと否定。その場には『Sky』の監督ファビエンヌ・ベルトーも同席していたことが明らかになっていた。しかし、それから8か月後の夏、ダイアンが10年に渡って交際していたジョシュア・ジャクソンと破局宣言。そして火曜日の夜(現地時間)、ダイアンとノーマンの交際が確実視される出来事が起きた。「Mail Onlne」によると、2人はニューヨークのイースト・ヴィレッジのバーで4時間を過ごした後、手をつないで歩き始めた。そして道の角で30分にも及ぶ情熱的なキスを続けたという。人目にさらされる場所で30分もキス…これは2人からの交際宣言とも取れるのでは?2人はこれまでにも一緒に時間を過ごす姿が目撃されており、昨年12月にはパリで開かれたノーマンの写真展にダイアンが駆け付け、先月は数日間旅行に行っていたことも報じられている。(Hiromi Kaku)
2017年03月24日『イングロリアス・バスターズ』のダイアン・クルーガーとTVシリーズ「FRINGE/フリンジ」などのジョシュア・ジャクソンが交際10年の末に破局したことが明らかになった。2人の代理人は「People.com」に「ダイアン・クルーガーとジョシュ・ジャクソンは別れて、今後も友人のままでいることを決意しました」とコメントした。ドイツ出身で英語とフランス語も堪能な40歳のダイアンは、フランスの俳優・監督のギヨーム・カネと5年間の結婚生活に終止符を打った後に2歳下のジョシュと交際を始めた。2人はフランスのパリとカナダのヴァンクーヴァーに家を所有し、ニューヨークで一緒に暮らしていた。15日(現地時間)はダイアンの40歳の誕生日だったが、2人はニューヨークでいつもと変わらぬ様子で一緒に歩いているのを目撃されていただけに、突然の破局発表は驚きだ。ダイアンは誕生日当日、インスタグラムに寄せられたお祝いメッセージに感謝するタグ付きで「今日は私のパーティだから、泣いてもいいわよね」と投稿していたが、そこには「新しい始まり(#anewbeginning)」というタグも付けられていた。破局報道後には、窓から写した夜空の写真に「夜明け前が最も暗いものよ」というコメントを添えて投稿している。(text:Yuki Tominaga)
2016年07月20日『I am Sam アイ・アム・サム』のジェシー・ネルソン監督がダイアン・キートン、ジョン・グッドマン、マリサ・トメイほか豪華キャストを迎え、聖夜に集う家族の姿を描く『クーパー家の晩餐会』。このほど、とびっきりハッピーであたたかい予告映像が解禁となった。1年に1度、クリスマスに4世代11人が集まるクーパー家。幸せな休日に、皆が見せる満面の笑み…だが、彼らは笑顔の下にそれぞれの秘密を隠していた。皆には内緒で離婚することを決めている母シャーロット(ダイアン・キートン)と父サム(ジョン・グッドマン)。娘エレノア(オリヴィア・ワイルド)は不倫の恋の真っ最中で、息子ハンク(エド・ヘルムズ)は失業したことを家族に言い出せずにいる。さらにシャーロットの妹エマ(マリサ・トメイ)は姉への嫉妬心から万引きし逮捕されてしまい、祖父バッキー(アラン・アーキン)は行きつけのお店のウェイトレス(アマンダ・セイフライド)が辞めると聞いて頭がいっぱい…。それぞれが抱えるエピソードを聞いただけで、結末が心配になってしまう“晩餐会”だが、今回解禁された予告映像は、クリスマス特有のにぎやかな空気とともに、家族同士がお互いを思うがゆえにぶつかり合う、あたたかな感情に満ちている。中でも娘エレノアが不倫の恋を隠すための“偽彼氏”役として、空港で出会った男性(ジェイク・レイシー)をナンパし、晩餐会に同伴するシーンのコミカルなやり取りは笑いを誘う。それぞれの嘘がほころび始め、混乱が混乱を呼び、ついにはシャーロットが「私たち、家族じゃなかったの!?」と悲痛な叫びを上げたそのとき、突然の停電と、バッキーが倒れるというアクシデントに見舞われた一家が、その夜に迎える結末とは…?「何があろうと我々は家族だ」「最高のね」と言葉をつなぐクーパー夫妻の真意とは…?個性あふれるクーパー家と、色とりどりのごちそうが勢ぞろいした“聖なる夜”の奇跡を描く本作。愛とユーモアに満ちた感動作のとびっきりハッピーな雰囲気を、まずはこちらから味わってみて。『クーパー家の晩餐会』は2月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月29日ハリウッドを代表するアカデミー賞受賞の名優、モーガン・フリーマンとダイアン・キートンが夢の初共演を果たし、夫婦役を演じる映画『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』。アメリカの映画賞で「大人のラブストーリー賞」を受賞するなど、2人がまるで本物の夫婦のような掛け合いを見せる本作から、名女優として同業者たちからも尊敬を集めるダイアン・キートンのインタビュー映像が到着した。希望と才能にあふれる画家アレックスが、ブルックリンの街を一望できるアパートメントの最上階に愛妻のルースをお姫様抱っこして入居…してから、早40年。住み心地のよい理想的なこの部屋の、唯一の欠点は“エレベーターがない”こと!5階までの道のりが遠い夫(モーガン・フリーマン)と愛犬ドロシーを心配したルース(ダイアン・キートン)は、乗り気ではない夫を説得し、やり手不動産エージェントの姪リリー(シンシア・ニクソン)のもと、いまの住まいを売ることに…。先日、70歳の誕生日を迎えたばかりのダイアンは、“元祖オシャレ番長”ともいわれ、アメリカを代表するオシャレ・アイコンとして知られる存在だ。1977年のウディ・アレン作品『アニー・ホール』では、メンズのジャケットに白いシャツ、ワイドなバギーパンツに丸眼鏡など、彼女のメンズライクな着こなしは「アニー・ホールルック」として、いまなお伝説的に語り継がれている。女性誌では、たびたび彼女の着こなしがピックアップされるなど、セレブの中でも常に彼女のおしゃれは注目の的。本作では、画家の夫を支える引退した元教師役を演じ、Tシャツに重ね着した清潔なシャツの着こなしや、寒いブルックリンには欠かせないニット帽のかぶり方、首元のマフラーのさりげない巻き方などで、インテリジェンスあふれる熟年女性の魅力を表現しており、ニューヨーカーの着こなしのお手本となっている。またダイアン・キートンといえば、“恋多き女優”としても知られ、『アニー・ホール』で彼女を世界的な女優にしたウディ・アレンや、アル・パチーノ、ジャック・ニコルソン、ウォーレン・ビーテイ、サム・シェパードという才能あふれる超大物たちとの交際でも知られている。ダイアン自身も写真やアートや建築などに造詣が深く、本を出版しているほどの知性派ということもあり、トップクラスの男性たちをも魅了するその知性や、何事もハキハキと語る明るいキャラクターも魅力だ。今回の映像で、ダイアンは本作の役柄について「ルースはアレックスの仕事上のマネージャーでもあって、全力で夫を守ろうとするところがいいわ」と明かし、「“うちの夫をバカにしないで”というようにね」と言う。続けて、「この映画にはすばらしい夫婦が描かれている。結婚とは何かを考えるだけでも価値があると思うわ」と本作のテーマにも触れた。初共演となった“夫”モーガンに対しては、「彼には人を安心させる力がある。『ショーシャンクの空に』などでもそうだったように、今回も彼は私たちが求める“善良な人”だった。“彼がいれば大丈夫”そう思わせる何かがあるの」と語り、絶大な信頼感を言葉にするダイアン。一方、共演したモーガンも、長年共演を夢見てダイアンにラブコールを送っていたという。「最初から ダイアンと僕、2人の相性はバッチリだった。そこから始まっていい関係はずっと続いたよ。僕自身も俳優だからずっと“ダイアンと共演したい、彼女とダンスしたい”と思っていたんだ。今回やっとそれが叶って一緒に仕事してみたら、実際思い描いていた通りだったよ。最高に楽しかった!」。いまやマンハッタンを凌ぐ人気といわれ、『マイ・インターン』など映画の舞台ともなり、ニューヨークの最もホットな場所として注目を浴びているブルックリン。ダイアンとモーガンが演じる夫婦が暮らした家は、そんなブルックリンを一望できる最上階の眺めの良い部屋というだけでなく、夫婦のセンスと歩みを感じさせるシックでオシャレなインテリアも見ものとなっている。ニューヨーカーのエスプリがあふれる彼女の着こなしやインテリアから、モテ続ける女性の秘訣を探ってみては?『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』は1月30日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、109シネマズ二子玉川ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月20日