外では仕事を頑張ってくれるパパですが、家の中では散らかしっぱなし、いつでもマイペース…。そんなパパに対して、思わずキツい言葉を言ってしまうことはありませんか? でもそれでは、パパが傷つくだけでメリットはないようです。ママが自慢したくなるパパになってもらうためのヒケツを池内ひろ美さんに聞きました。お話を聞いたのは池内ひろ美さんいけうち・ひろみ夫婦・家族問題評論家。著書に「読むだけで『いい夫婦』になる本」(講談社文庫)など多数。「妻によるDV」を扱った著作のほか、離婚から結婚、恋愛、夫婦・家族・親子、教育に関わる作品を発表し続けている。6つのシーン別言いがちNGワードをチェックその一言がパパをめげさせているかも?イラッときたときこそ、言葉遣いを改める良いチャンスです!シーン1ママが忙しいのにテレビやゲームゴロゴロしていられていいよね!嫌みではなく理想の姿を言葉にしてパパをその気にさせる嫌みを言われてもパパは反省しません。「そんなに言うなら、意地でもゴロゴロしてやるさ」、これがパパの心境です。パパの頭には、自分のプライドを傷つけた「ゴロゴロしている」という言葉が残り、その姿を実現する方向にいってしまうんですね。この特性を逆手に取って、理想の姿を口にしてみましょう。例えば、「ママ友にあなたのこと、〝休日でもポロシャツ姿で、さっそうとしてるわね〞って言われちゃった!」と言えば、パパの脳内は「俺ってさっそうとしてる」モードになります(笑)。その姿を実現するため、自然と行動が伴うはずです。シーン2片付けない、服を脱ぎっぱなしだらしない! 片付けてよ!片付けは自分のためと割り切って手を抜くのも夫婦円満のヒケツパパが片付けないのは、散らかっていても平気だから。一方、ママが片付けたいのは、自分にとってきれいな部屋が快適だからですよね。「家族のために片付けてるのに、私ばかり苦労している」と思うから腹が立つので、「片付けは自分のため」と捉えてみませんか。そこまで割り切るのはなかなか…と思うかもしれませんが、これも夫婦円満のヒケツ。「自分のため」と思えば、忙しいときや疲れているときは手を抜くことができます。自分が手を抜けば、人の手抜きを許せる余裕ができます。自分にも相手にも完璧を求めず、許し合える関係でいきましょう!シーン3たまに手伝うとすごくエラそう私はいっつもやってますけど!「ありがとう」と言ってパパの承認欲求を満たせば自然に回数が増えるはずたいていの男性は、母親が家事をし、父親が仕事をする姿を見て育っています。「家事は女性の役割」と思っているパパにとっては、10回のうち、たった1回手伝っただけだとしても、これは偉業。誇らしい気持ち・褒められたい気持ちでいっぱいになっています。「私はいつもやってるのに」「それくらいで偉そうに」と言いたい気持ちはぐっと我慢して、まずはそのサービス精神にお礼を言いましょう。パパの承認欲求を何より満たしてくれるのは、ママからの「ありがとう」です。手伝うたびにいい気持ちになれば、自然と回数も、2回、3回…と増えると思いますよ。シーン4複数のことを同時にこなせないどうしてできないの!?やり方を具体的に伝えてパパに新しい行動パターンをインプットする私たち女性は、子どもを抱っこしながら電話に出て、やかんが沸いたら火を止め、宅配便が来たらハンコを押して…と、同時に複数のことをこなせます。けれど男性は一度に1つのことしか処理できません。子どもを抱いている間に宅配便が来たら、「誰か来たぞー」と、ママを呼ぶはめになってしまうんです。そんな時は、できないことを怒るのではなく、「子どもを抱っこしながら出て」と言いましょう。取るべき行動を具体的に言葉にすることで、パパの中には「抱っこしながら出ればいいんだ」という新しい行動パターンがインプットされていきます。シーン5何回教えても家事のやり方が違う何度言ったら分かるの?プライドを傷つけずにパパが自分で気付ける方法で伝える例えば、パパに食器洗いを任せたとき。終わった後の流し台がビショビショになっていたとしても、まずはお礼を言いましょう。その上で、ママの満足いくやり方をどう伝えるかですが、毎回直されるとやる気が下がってしまうので、3回のうち2回はこっそりママが拭きます。そして残りの1回は、あえてパパの見ている前で拭くことで、「俺がビショビショにしちゃったんだな」と気付けます。子どもに対するのと同じように「何もかも教える」という姿勢はパパのプライドを傷つけるだけ。頼りにされるからこそ、頼りがいのあるパパになっていくのです。シーン6子どもより自分を優先させるちょっとは子どものことも考えてよ!ママがパパのことを優先させればパパは子どもを優先させる少し厳しい言い方になりますが、これは普段、いかにママがパパを優先していないかの現れ。ママは子どもに対しては、「すごい!」「できたね!」と褒めるのに、パパのことは褒める必要がないと思っているからです。けれど、パパだって手伝ったら褒められたいし、疲れていたらいたわってもらいたいもの。けれど、誰も自分のことを褒めてくれないから、自分で自分を優先せざるを得ないんです。ママにはぜひ「おうちの中ではパパが一番」という姿勢でいてもらいたいですね。そうすれば、パパの方にも自然と子どもを優先させる余裕が生まれるはずです。Q1パパに対してキツい言動を取ることがありますか?Q2子どもの前でパパを否定する言葉を言いますか?<あんふぁん読者アンケート>※2016年3月2日~4月12日WEBアンケート、有効回答数1019人パパへの陰口と収入へのダメ出しは絶対禁句前ページで6つのNG例を紹介してきましたが、一緒に暮らしていれば、腹が立つことがあるのは当然。ダメと分かっていても、ついキツい言い方をすることもあると思います。ただ、絶対に避けてほしいのは、次の2つです。1つは、子どもの前でパパの陰口を言うこと。ママとパパはもともと他人ですが、子どもは、ママとパパから半分ずつ血を分けている存在です。例えば、「パパってうそつきね」というセリフは、子どもには「あなたの体の半分はうそつきだ」と言われているのと同じことです。このように育っては、自己評価が低くなり、自尊心も育ちません。もう1つは、パパの給料や収入にダメ出しをすること。「だらしがない」や「子どものことを考えない」という言葉はまだ、パパにとっては逃げ道のあるダメ出しです。なぜなら、「だって片付けや子育てはママの仕事でしょ」という言い訳が成り立つから。でも、給料が安い・収入が低いという指摘は、パパの本分へのダメ出しになります。あなたが働いていてもいなくても、パパの誇り・存在意義をも深く傷つけるので、決して口には出さないでください。夫婦はお互いの鏡「ありがとう」の気持ちを忘れずにここまで読んだママの中には、「私が家事も育児も頑張っていることに対しては、パパは当たり前と思っているのに、私だけパパを気遣うなんておかしい」と思う方もいるかもしれません。それでは質問ですが、ママはパパの給料日に「ありがとう」と言っているでしょうか?給料が入るのは当たり前と思っていませんか。夫婦は鏡のようなもの。「パパがお礼を言ってくれれば、私だってお礼を言うわよ」とママが思っているとしたら、パパの方も同じように思っていると考えてください。だから、「パパ、いつもお仕事ありがとう」と言えば、「ママも、家事・育児ご苦労さま」と返ってくるはず。文句や嫌みを言うのはエネルギーを使うし、眉間にシワが寄って、確実に〝ブサイク〟になっているはず(笑)。笑顔で「ありがとう」と言えば、5文字で済んで簡単だし、美容にもいい。出し惜しみしているのはもったいないですよ。結婚前は誰だってサービス精神旺盛な男性だった「うちのパパは何もやってくれない」と思っているママは、結婚前を思い出してください。パパはあなたを振り向かせるため、必死にサービスをしてくれませんでしたか?あなたはそれに対して「ありがとう」の言葉を惜しみなく言いませんでしたか?それがいつからか、ママからのお礼がなくなり、パパのサービスは空振りに終わり、結果「うちのパパは何もしてくれない」という事態になっているわけです。あなたが結婚相手に選んだ人なんですから、パパのサービス精神は隠れているだけです。その意欲を引き出すのはママ自身。やってもらったら「ありがとう」とお礼を言うこと。頼むときは「ごめんね、お願い」と添えることです。最後にもう1つ、私が夫婦円満のコツだと考えているのは「関心を持って、干渉はしない」こと。関心というのは、「仕事が大変そうだね」とねぎらったり、パパの趣味を一緒にやってみたりすることです。一方、仕事の内容にまで余計な口を挟んだりするのが干渉です。大事なのは、相手の問題と自分の問題とをきっちり分けつつ、相手への気遣いは忘れないこと。夫婦円満な家庭を築いていきましょう!監修/西東桂子(あんふぁんサポーター)illustration/HARANIKU Tsuyako
2016年06月08日ママが頑張っているのを知っているから、自分ができることはする。わが子の成長を間近で感じたいから、子どもとの時間を大切にする。 前回のレポート では、家事も子育ても「自分がしたいからする」、理想に近いパパたちの声を中心にご紹介しました。しかし、なかには「ママをサポートしたい気持ちはあるけれど、時間的な余裕がない」と、きまりが悪そうなパパもちらほら。実際、世の中には「平日は寝に帰るだけ」のパパは少なくないかもしれません。そんな事情は百も承知だけれど、ママだって子育てに家事、仕事をこなしている身です。だから、「もっと協力してほしい」と思うのも、自然な心の動きではないでしょうか。パパ会レポート・その2では、時間がないパパとどう折り合いをつけていくかを、パパとママ両方の声を交えながら考えてみます。■家庭での「自分の在り方」に疑問も… 悩めるパパのリアルな胸中保育園のパパ会メンバーのひとり、Eさんは、朝は保育園が開園する前に出社、帰宅は23時過ぎの毎日で、平日は子どもと顔を合わせる時間がほとんどない、と言います。「子育ても家事も、もっとやりたい気持ちはあります。妻の負担も軽くしたい。でも、時間がない。妻は理解してくれていると思いますが、それでも不満だってあるはず。家庭における自分のポジションはこれでいいのかな、という疑問は常につきまとっています」(Eさん)。また、Rさんからはこんな話も。「共働きがスタンダードになったいま、男性の育児参加や家事協力があたりまえの風潮になってきていますよね。もちろん、大切なことだし、やれる範囲でやっているつもりですが、なんでも平等は難しいのかなと。僕の場合、どうしても育児や家事は妻がメイン、僕はアシスト的な意識があって、妻ともめる火種になっています」(Rさん)。ママのことも子どものことも愛していて、自分ができることは精一杯したい。そんな思いはパパ会メンバーみんなに共通していますが、それをどのようなかたちで表せばいいのか。そのように家庭での自分の在り方を、いまなお模索しているパパも少なくないのです。■忙しいパパとどう向き合う? 先輩ママのアドバイスパパたちも、さまざまな悩みや葛藤を抱えています。そんな状況は理解しつつも、ママとしては「もっとこうしてくれたら…」と期待する部分だって、あるのではないでしょうか。そこで、実際に忙しいパパと暮らすママに、共働き生活の工夫から気の持ち方まで聞いたところ、いくつかのポイントが見えてきました。 ポイント1:スケジュールを共有する一緒に暮らしていても、お互いの1日の動きが、実は見えていないことも。そこで、パパとママのスケジュールを、子育て、家事を含めて書き出し、共有します。こうすると、お互いにサポートが必要な部分が可視化でき、話し合いがスムーズになります。ポイント2:「週末パパ」もありと割り切る平日は家にいる時間が少ないパパは、できることも限られてきます。帰宅後の食器洗いなど、パーツで頼めそうなところを「引き受けてくれたらラッキー」程度に考えておきます。それも負担そうなら、いっそ「週末パパ」と割り切って、1~2時間でも子どもを外に連れ出してもらい、自分の時間を確保するのも方法です。ポイント3:「いいとこどり」もよし、やりたいことをやってもらうママがやってほしいことと、パパがやりたいことが重なるとは限りません。とりあえずお試しでやってもらい、パパが楽しそうにできることを担当してもらうと、長続きしやすくなります。ポイント4:完ぺきを求めないパパにやってもらうことも、自分のことも、完ぺきである必要はありません。1日お皿を洗わなくても病気になるわけではない、くらいの心もちでいられると、パパにも、自分にも寛容になれます。お互いに忙しすぎて、ふたりの手ではどうしても回らない部分は、週に一度ハウスキーパーを頼むなど、他の人の手を借りることも選択肢に入れておくと、気持ちが楽になりそうです。ポイント5:不満が溜まり切る前に、小出しに解消不満を口にしすぎると、お互いげんなりしてしまいますが、溜めすぎて爆発しても大ダメージに。夫婦で定期的に話し合う時間をつくり、もう少し頑張ってほしいところ、協力してほしいところをひとつずつ解消していけると、気持ちのリセットにもつながります。 育児も家事も協力的なパパの話を聞くと、ついうらやましくなるものです。しかし、父親として求められる役割が増えつつあるいま、プレッシャーを感じていたり、やりたいけれどできない自分へのジレンマを抱えていたりするパパも、少なからずいます。今回の多くのパパの話を聞くなかであらためて感じたのが、夫婦のかたちはそれぞれで、正解はない、ということ。そして、夫婦関係のベースにお互いへのリスペクトさえあれば、それぞれの家庭の「わが家流」が見つかるのではないかと強く感じました。どんなスタイルがより自分たちらしいか、時折夫婦で話し合う時間を持つことが、大切なのかもしれません。
2016年05月12日●600mm望遠レンズも試してみた10月中旬、娘の幼稚園の運動会があった。いくつかの新兵器を持っていった。いつも「パパ目線ではあれを選ぶべし!!」と偉そうに言っている筆者だが、実際の現場に機材を持ち込むと当然、いろんな発見がある。今回は運動会撮影を振り返って、気づいたいくつかの発見とおすすめのカメラ製品についてお話ししたい。○600mm望遠で保護者席からアップ撮影以前、パパ目線のデジタルカメラカメラ選びを解説したとき、イベントでは望遠撮影がキモであるとお伝えした。運動会はまさにそんなイベントの代表格。幼稚園や保育園の規模によって必要な機材は変わるが、筆者の子供が通うのは地域最大のマンモス幼稚園ということもあり、園庭は非常に広い。このため、それなりの望遠レンズは必須なのだ。これまで長女の年少、年中の運動会では、ニコンのデジタル一眼レフ「D5000」にタムロンの「18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD」というレンズを装着して撮影してきた。APS-Cセンサーの同カメラでは、35mm判換算での焦点距離は約1.5倍となるため、最長望遠は約400mm相当だった。これぐらいの望遠でも撮れなくはないが、保護者席からの撮影だとちょっと寄りが足りないと思うことも少なくなかった。しかし、今年の春に仕事用にデジタルカメラをリプレース。オリンパスの「OM-D E-M5 Mark II」に買い替えていた。このため、運動会でのカメラ撮影をどうするか非常に悩ましい状態にあったのだ。というのも、OM-D E-M5 Mark IIのキットレンズは「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II」で、焦点距離は28~300mm (35mm判換算) と運動会で使うにはちょっと力不足。望遠レンズを別途購入する必要があったのだ。望遠レンズの選択肢は2つ。パナソニック「LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 MEGA O.I.S.」とオリンパスの「M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II」だ。どちらも最長焦点距離は600mm相当。明るさはパナソニックの方が上で、広角側の焦点距離はオリンパスの方が短く、より広く利用できる。ただし、最短撮影距離 (ピントの合う距離) はオリンパスが約90cmなのに対して、パナソニックは1.5mと被写体から離れる必要がある。今回は知人からオリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II」を借り受け、600mm相当の望遠レンズの実力を知ることができた。たとえば、400mm相当を使っていた昨年までは全身しか撮れなかった距離でも、600m相当なら顔のアップが撮れるのだ。結果、昨年以上に子供たちの表情を追うことができた。しかし、逆に使いこなすのが難しいポイントもあった。たとえば、OM-D E-M5 Mark IIは光学ファインダーではなく、液晶ビューファインダーを利用する。ファインダーをのぞくと、自動的にセンサーが検知し、液晶モニターから、ファインダーに映像を切り替えてくれる仕組みだ。しかし、動きの速い運動会では、この切り替えの多さが気になった。このあたりは光学式ファインダーにはかなわない点だ。また、600mm相当のレンズはそれだけ撮影できる範囲が狭いため、一度被写体を見逃すとなかなか再発見できない。うちの子は女の子なので、髪飾りや髪型などで探しやすくできるが、男の子は本当に探すのが難しそうだった。●子どもとダンスしながらパパ目線で撮る○ウエアラブルカメラという新しい武器幼稚園の運動会では父兄参加による子どもとのダンスイベントなどがある。これまではカメラを持たずに参加し、保護者席にいる奥さんに遠くから撮影してもらうというのがパターンだった。そこで今回用意したのが、パナソニックのウエアラブルカメラ「HX-A1H」だ。ウエアラブルカメラは多くのメーカーから発売されているが、このモデルは、付属のヘッドマウントを利用することで、耳の横に自分目線カメラとして固定できる。ヘルメットなどをかぶることなく装着できるのだ。さらにボタンを押すだけで、microSDカードにフルHD動画が撮影可能。本体だけで約45gと非常に軽いので、頭につけていてもそれほど違和感はない。運動会本番では、もちろんこのウエアラブルカメラを装着して参加した。まずは長女と一緒のダンスだ。参加する前は、こんなのをつけて参加したら変な注目を浴びるのではないか、子供に恥ずかしい思いをさせるのではないかと、若干の危惧もあったのだが、実際に使ってみると全くそんなことはなかった。というのも幼稚園の運動会は、みんな自分の子供たちを見に、撮りに来ているのだ。このため、よその知らないおっさんが、顔の横にカメラをつけていても、ふーんとしか思わないようだ。せいぜい、知り合いのお母さんから「面白いのつけてるわね」と言われた程度だ。そしてダンスが始まる前に録画をスタートしておけば、あとは、全く触る必要はない。いつもよりテンションの上がった娘と一緒にダンスを楽しむ。使ってみてわかったのは、子供とダンスをするときは、ちょっとだけカメラの角度を低くしておくこと。HX-A1Hはワイドモード時で約150°の対角画角があるが、子供が足下にいるときは画面から消えてしまうことも少なくなかった。HX-A1Hはスマートフォンに画面を飛ばすことができるが、さすがにスマホを見ながらダンスはできないので、事前に最適なポジションに合わせておく必要があるようだ。こうして撮れた親子ダンスのパパ視点動画。再生してみると、これが実に面白い。楽しそうに両手にハイタッチしてくれる娘や、空中に娘を放り投げたところなどが、しっかりと撮影できている。両手が自由に使えるウエアラブルカメラだからこそ撮れた映像だといえる。また、ウエアラブルカメラで素晴らしいのは、撮っていることを忘れることだ。カメラを装着したままでお弁当時間も過ごしたが、最初こそカメラのことを気にしていた娘たちもそのうち、存在を忘れ、普段の行動をとり始める。運動会のお弁当中というちょっとした時間の動画も非常に面白かった。再来年から幼稚園に通う末娘のいる我が家は、幼稚園の運動会にあと4回は参加する、来年以降も親子ダンスにはウエアラブルカメラを装着して出場することになりそうだ。さて、HX-A1Hは防水・防塵機能を備えている。となると、子どもと水遊びしたときにも使ってみたくなる。今年、初めて子どもたちを海に連れて行ったのだが、残念ながら防水デジカメを用意できなかった。来年こそはと思っているのだが、子どもらと海に入るのなら、HX-A1Hを装着するのが良さそうだと感じた。これなら両手が使えるため、浮き輪につかまった子どもたちの面倒も見やすいはずだ。運動会をはじめとして、子供と一緒に過ごす上で、ウエアラブルカメラ「HX-A1H」はしばらく、我が家では欠かせない存在となった。これから、子どもが幼稚園や保育園に通うという皆さんもぜひ、今のうちにウエアラブルカメラに挑戦してみてほしい。
2015年11月18日オスカー俳優のラッセル・クロウと『テッド2』のアマンダ・セイフライドが父娘役を演じることで話題の映画『パパが遺した物語』。この度、ラッセルが扮する父・ジェイクが娘のケイティに自転車の乗り方を教える微笑ましいワンシーンを切り取った映像が到着した。小説家のジェイク(ラッセル・クロウ)は、妻と幼い娘ケイティ(カイリー・ロジャーズ)の3人で幸せに暮らしていたが、ある日事故で妻を亡くし、自分も後遺症に悩むことになる。小さな娘を男手一人で育てようと必死で新作小説を執筆するも、批評家からは酷評されてしまう。経済的にも、健康面からもケイティに対しての養育能力を疑われたジェイクは、唯一の家族であるケイティとの生活を守るために、すべてをかけた新作小説を書き始める。それは、自分と娘についての物語だった――。そして20年後、成長したケイティ(アマンダ・セイフライド)は心に悲しみを抱えていた。愛を見失い、自暴自棄に生きるケイティ。そんなある日、ケイティは父の小説の大ファンだという青年(アーロン・ポール)と出会い恋に落ちる…。父と息子の絆を描く『幸せのちから』で、世界中を涙で包んだガブリエレ・ムッチーノ監督が、小説家の父が娘に遺した一冊の小説を通して、親子のかけがえのない絆を描く本作。今回到着した映像は、成長したケイティ演じるアマンダが学校から元気よく出てくる子どもたちの姿をみかけ、ふとその姿に自身の幼少期を回想するシーン。公園でケイティの乗る自転車を後ろから押すジェイク。「そうだ、うまいぞ!」「前を見ろ、その調子だ!」とケイティに声をかけ、後ろから見守る。最初はおぼつかなかったケイティの運転も、やがてスピードを上げ、一人でしっかりと運転できるまでに。父と娘の思い出を切り取った感動のワンシーンをなっている。また本作のムッチーノ監督は、この父と娘が自転車の練習をする本シーンが一番のお気に入りだと語っている。また「子どもを自転車に乗せるというのは人生を乗り切るメタファーであると思うのですが、それが『クレイマー、クレイマー』の中でも、息子に自転車を教えるシーンがあり、このことは決して偶然ではないかと思います」と名作映画の名を引き合いに出し、このシーンの重要性を語っていた。さらにラッセルも「父が8年もののクリケットバットをガレージセールで、数ドルで購入してきたんです。リンドシードオイルを塗り、スポーツ店で25セントくらいのスポーツテープを購入し、グリップに巻いてくれました。まるで新品のように生まれ変わったバットを私はとても気に入り、中学生くらいまで愛用していました」と父との思い出を語っていた。人には誰しも子ども時代があり、父親は大きな存在。本作から父親が自分にためにしてくれたこと、かけがえのない思い出を思い返してみては?『パパが遺した物語』は10月3日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー他、全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:パパが遺した物語 2015年10月3日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014 FATHERS & DAUGHTERS NEVADA, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2015年10月04日2007年に『幸せのちから』で父と息子の絆を描き、世界中を感動の渦に巻き込んだガブリエレ・ムッチーノ監督。最新作の『パパが遺した物語』では、父と娘の純粋な愛を描き、新たな感動を呼んでいると早くも話題になっています。有名作家として知られていたジェイクは、妻と7歳になる娘ケイティと3人で幸せに暮らしていた。しかし、ある事故で妻を失い、その生活は一変してしまう。そして、事故の後遺症に悩まされていたジェイクは長期入院することになり、一時的にケイティと離れ離れの生活を余儀なくされる。その後もさまざまな困難が立ちはだかるものの、ケイティへ愛情を一身に注ぐジェイクは、すべての想いを込めてある小説の執筆にとりかかることに……。それから20年の時が流れ、大学院で心理学を学ぶケイティだったが、過去のトラウマから人を愛することができなくなり、自暴自棄の生活を送っていた。そんなとき、作家志望で父の大ファンだという青年キャメロンと出会い、ようやく幸せへの一歩を踏み出すかに見えた……。徐々に明かされる父の想いと娘のために命をかけて遺したものとは?父親のジェイクを演じたラッセル・クロウは、「あまりに感情を刺激された。心の深部に訴えかけてくるんだ」と語り、なんと脚本を読んだ際には号泣してしまったという。そんなラッセルと天使のような笑顔を見せる幼少期のケイティを演じた子役のカイリー・ロジャーズとの愛に溢れたやりとりには心が温まります。特に、父娘2人でカーペンターズの名曲「Close to You」を歌うシーンは印象的です。そして、美しい女性に成長したケイティを演じたのは、話題作に立て続けに出演している人気若手女優のアマンダ・セイフライド。悲しい過去に傷つき、苦しみながらも、本当の愛を求めて前に進もうとするケイティを繊細に演じ、監督のみならず、『レ・ミゼラブル』で共演したラッセルも絶賛。愛する娘のために、命も惜しまず仕事に打ち込む姿と無償の愛を全身で表す父親の姿には思わず込み上げてくるものがあります。愛する人を失う悲しみだけでなく、愛することの大切さを再び教えてくれたのもまた、父の愛。女性にとって、生きていくうえで愛は必要不可欠なものだと痛感させられるはずです。イベントデータ:『パパが遺した物語』公開表記:10月3日(土) 新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー他全国ロードショー配給:ギャガ(C)2014 FATHERS & DAUGHTERS NEVADA, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2015年09月30日