フレッドペリー(FRED PERRY)が、ミントデザインズ(mintdesigns)とのコラボレーションによるカプセルコレクション「ミントデザインズ+フレッドペリー(MINTDESIGNS+FRED PERRY)」を発表した。今回のデザインソースとなったのは、1920年代から30年代のレトロなスポーツウエア。ヴィンテージのテニスウエアや木製ラケット、グリップテープなどからインスピレーションを得てデザインされたグラフィックを用いたシャツドレスやバッグ、立体的なラッフルを裾に施したトラックジャケットやシャツなど9種16ピースのアイテムが展開される。3月11日より発売された同コレクションの取り扱いは銀座松屋3階のリタズダイアリー、及び全国のフレッドペリー直営店にて。
2016年03月14日フランスのジュエラー・フレッド(FRED)が、11月18日から24日まで、伊勢丹新宿店本館1階ザ・ステージにポップアップブティック「Creation without Borders」をオープンした。同ポップアップブティックでは、フレッドの創設者であるフレッド・サミュエルと同様16歳でキャリアをスタートし、才能を開花させた日本人グラフィティアーティスト・TOMI-Eとコラボレート。和紙をキャンバスにスプレー缶で描いた浮世絵など、そのユニークな画風が注目されるTOMI-Eと、フレッドの異なるふたつの創造性が融合して生まれた斬新なデザインが会場を彩る。会場では、トップが取り替えられる画期的なリング「パン ドゥ スークル」 インターチェンジブルリングの新作となるミディアムモデル(MM)を発売。来年展開予定のYG×DIAリング台や、スイスブルートパーズとターコイズのリングトップも特別先行発売する。また、「フォース10」コレクションのLMインターチェンジブルブレスレットのイベント期間限定セミオーダー会も実施。バックルの一部表面に、8種類のカラーバリエーションから選んだ色のエナメルを施してくれる。さらに、MMインターチェンジブルブレスレットからはブルーサファイアとピンクサファイアのカラーストーンバージョンのバックルも特別先行発売される。
2015年11月18日2013年のオリヴィエ賞で3冠に輝いたイギリス産ミュージカル、『TOP HAT』の来日公演が9月30日、東急シアターオーブで開幕した。原作は、ハリウッドでミュージカル映画の黄金期を築いた史上最高のダンスコンビ、フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースが主演した同名の傑作映画(1935)。2011年に初めて舞台化されて以降、2度の国内ツアーとウエストエンド公演でイギリス中の観客を虜にしてきた作品の、初の国外公演だ。【チケット情報はこちら】ブロードウェイで活躍するミュージカルスターのジェリーは、ウエストエンドの舞台に立つためにやってきたロンドンで、モデルのデイルにひと目惚れ。デイルもまたジェリーに心惹かれていくのだが、ひょんな行き違いから、彼を親友の夫だと思い込んでしまう。怒りと傷心のあまり旅立ったデイルを追って、ジェリーもヴェネツィアに向かうのだが……。ふたりのロマンティックかつコミカルな恋模様が、アーヴィング・バーリンの耳に残る名曲の数々、そして心躍る華やかなダンスによって綴られていく。「ロマンティックな物語」「耳に残る音楽」「心躍るダンス」という言葉はあまりにも月並みで、これほど上質なミュージカルを語るのに相応しくないかもしれない。「その三拍子が見事に揃った」と付け加えたところで、よくある褒め言葉であることに変わりはないだろう。だが本作は、それでもあえてそうした言葉で讃えたくなる、正統派の魅力に満ちている。キャラ設定はそのままに一人ひとりの心情がより深く掘り下げられた脚本、同じソングライターの楽曲が追加採用された音楽構成、アステア・スタイルを踏襲した上で舞台ならではのダイナミズムが加えられた振付。80年近くも前に作られた映画が、奇をてらった斬新な表現に走ることなく、ひたすら丁寧で丹念な色付けによって現代に蘇っているのだ。そうした作品自体の質の高さに加え、特筆すべきは主演のふたり、アラン・バーキットとシャーロット・グーチの抜群のコンビネーション。オリヴィエ賞にも輝いたビル・ディーマーの振付は、オーディションの途中で諦めて帰る役者が続出したと言われるほど複雑だ。そのステップを軽々と楽しげに踊りこなすふたりは、それぞれ単体で見ても十分にエレガントでチャーミングなのだが、その本当の真価はペアダンスでこそ発揮される。互いの脚がまるで吸い付き合うように共鳴しながら動き、腕が全く同じタイミングと角度でシンクロする《CHEEK TO CHEEK》の興奮を、ぜひ生で体感してほしい。ミュージカル『TOP HAT』は10月12日(月・祝)まで東京・東急シアターオーブ、10月16日(金)から25日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演。チケットは発売中。取材・文:町田麻子
2015年10月01日『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソンと『フランシス・ハ』のノア・バームバックがプロデューサーを務めた、巨匠ピーター・ボグダノヴィッチ監督の13年ぶりの最新作『マイ・ファニー・レディ』。昨年の東京国際映画祭でも話題を呼んだ本作から、オーウェン・ウィルソンやイモージェン・プーツ、ジェニファー・アニストンら豪華キャストによる予告編と、人気イラストレーターのサイトウユウスケ氏が手がけたイラスト版ポスタービジュアルが解禁となった。取材を受ける新進のハリウッドスター、イジー。彼女は、かつてコールガールをしていたことも天真爛漫に語り出し、“お客”として出会った演出家アーノルドと過ごしたロマンチックな一夜を振り返る。アーノルドから「君の将来のために3万ドルをプレゼントする」という奇妙な申し出をされ、人生が一変した日のことを…。アーノルドの妻デルタが主演を努める舞台のオーディションを受けることになったイジー、舞台を成功させようと奔走するアーノルド、デルタに好意を寄せるスター俳優、イジーにひと目惚れする常識人の脚本家、その恋人で“人の話を聞かない”セラピスト…。ひょんなことから複雑に絡みあっていく人間模様。はたして、舞台は無事に初日を迎えることができるのか!?『ペーパー・ムーン』『ラストショー』など数多くの作品を生み出してきたピーター・ボグダノヴィッチ監督の、13年ぶりの最新作となる本作。ボグダノヴィッチ監督を敬愛し、監督も「息子たち(サンズ)」と呼ぶほど公私ともに交流のある、次世代の映画監督ウェス・アンダーソンとノア・バームバックがプロディーサーとして全面協力。オードリー・ヘップバーン、フレッド・アステア、マリリン・モンローなど往年の映画スターたちへのオマージュも散りばめられている。演出家・アーノルドを演じるのは、『ミッドナイト・イン・パリ』から『クーデター』まで、常にさまざまな役柄を演じ分けるオーウェン・ウィルソン。また、「ミュウミュウ(MIUIMIU)」のモデルを務め、『恋人まで1%』『ニード・フォー・スピード』など、現在、人気急上昇中のイモージェン・プーツが夢見がちなヒロインをチャーミングに好演。ドラマ「フレンズ」のジェニファー・アニストンが、エキセントリックなセラピストを演じ、コメディエンヌとしての才能を改めて炸裂させるほか、キャスリン・ハーン、ウィル・フォーテ、リス・エヴァンスなど、監督の脚本に惚れ込んだ豪華な俳優たちが脇を固めている。予告編は、ニューヨークのバーでハリウッドスターのイジ―が取材を受けているところからスタート。彼女は、舞台演出家のアーノルドの出会いによって、人生が一変した日を語り出すが、3万ドルで憧れの女優へと転身を遂げていくイジーの姿は、まさにヘップバーンの『マイ・フェア・レディ』!?だが、やがて複雑に絡み合っていく大人の男と女のドタバタぶりが、軽妙に映し出されていく。さらに今回、ポスタービジュアルのイラストを描き下ろしたのは、吉井和哉や「AKB48」などのCDジャケット、ワコールなどの広告、ミュージックマガジンの表紙などを手がけてきたサイトウユウスケ氏。サイトウ氏は「俳優たちの個性的で豊かな表情にみごとに引き込まれました。イモージェン・プーツの笑顔に惚れた!」と本作を絶賛、オーウェン、イモージェン、ジェニファー、キャスリンという4人の主要登場人物たちを、生き生きと描き出している。“大人”になりきれない情けなくも愛おしい男と女の、おとぎ話のように楽しい最高のロマンチック・コメディ。まずは、こちらの映像から覗いてみて。『マイ・ファニー・レディ』は12月19日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月25日フレッドペリー(FRED PERRY)が8月28日、ラフ・シモンズ(Raf Simons)とのコラボレーションによる「Raf Simons×Fred Perry」の12シーズン目となるコレクションを発売した。クラシカルなフレッドペリーのアーカイブウェアに、ラフ・シモンズのモダンなエッセンスが融合した同コレクション。鮮やかなモダンアートからインスピレーションを得て製作されており、アクセントとなるカラーと大胆なパターン使いが特徴のコレクションに仕上げられた。ラインアップは、ボディを横切るラインアートが印象的なTシャツ、ジップフロントシャツや、マルチカラーのステッチがあしらわれたシャツにセーター、アシンメトリーなラインが描かれたVネックタンク、ブラックとポーセリン、同色のブランディングが施された2種のトラックジャケットなど。ブラックに鮮やかなオレンジのライナー使いが印象的な、取り外し可能な「RAF SIMONS FRED PERRY」ロゴ入りのキーリングが袖に付属されたボンバージャケットも登場する。取り扱いは、東京・原宿と大阪・南船場のLaurel Wreath Shop、一部限定されたショップおよびオンラインショップにて。
2015年08月28日フレッドペリー(FRED PERRY)が8月28日、エクスクルーシブライン「Laurel Wreath Collection」から、クラシカルなテニスシューズをリデザインした「Exhibition」を発売する。シューズ名の「Exhibition」は、シーズンオフに行われるテニスの非公式試合である“エキシビジョンマッチ”から名付けられた。世界各地で開催されているエキシビジョンマッチは、勝敗を競うのではなく、テニスを“魅せる”ことを目的に各プレイヤーが様々なパフォーマンスを披露するもので、通常の試合とは異なるエンターテイメント性が注目されている。同シューズは過去のフットウエアの復刻シリーズの第1弾となるもので、1980年代に発表されたオールホワイトのテニスシューズをベースに、クラック(ひび割れ)加工されたレザーを用いてリデザインされた。高品質なプレミアムレザーが履き込むほどに味わいを増していく。改良を重ねたオリジナルのカップソールとラウンドシャープが印象的な「B7497」(1万7,000円)と、ステッチ入りのラウンドトゥデザインが特徴の「B7503」(1万7,000円)の2モデルが用意された。どちらにも、両サイドにエンボスのローレルマークが刻印されている。取り扱いは、東京・原宿と大阪・南船場のLaurel Wreath Shop、一部の限定されたショップ、及びオンラインショップで行われる。
2015年08月28日この秋イギリスから初上陸するミュージカル『TOP HAT』。東京での制作発表に続き大阪でも、主役のカップルを演じるアラン・バーキット、シャーロット・グーチが出席する制作発表が行われた。大阪公演オフィシャルサポーターの織田信成も登場し、和気あいあいとした雰囲気のなかで公演をアピールした。ミュージカル「TOP HAT」<来日公演>のチケット情報ハリウッド黄金期の名作を2011年に初舞台化。ミュージカルの本場ウエストエンドを沸かせ、ローレンス・オリヴィエ賞3冠を獲得。英国ツアーも行われている舞台に1年以上出演し、“完璧な相手役同士”と言われるアランとシャーロットが来日公演でも主役を務めるのは注目だ。制作発表の会場となったのはテレビ局内にある広いスタジオ。ここにシャンデリアが輝くクラシカルで豪華なセットが組まれ、ふたりのパフォーマンスが披露された。『Isn’t This a Lovely Day』では軽やかでスピーディなタップダンスを、『Cheek to Cheek』ではアクロバティックなポーズも決めながら、華麗なデュエットダンスを記者陣の目の前で踊る。まるで映画のフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースが舞い降りたかのような臨場感と美しさだ。ふたりのダンスを見た織田信成は「どんなリズムも無駄にしないのが素晴らしい!」と、プロフィギュアスケーターらしいコメントで絶賛。「映画の世界から飛び出してきたように、キラキラ輝いている美男美女ですよね。ふたりが一緒に踊るからこそ起きる“マジック”みたいなものを感じました」と興奮していた。アラン・バーキットはタップダンスを踊っていた子どもの頃、「小さなフレッド・アステアだね」と言われアステアが憧れの存在だったという。「ずっとやりたかった役で夢が叶いました。女性の手の使い方などディテールにまでこだわったビル・ディーマの振付のおかげで、賞も(オリヴィエ賞最優秀振付賞)受賞できました」と、新たに構築されたダンスについて語った。白いドレスをまとった優雅な雰囲気のシャーロット・グーチは、「この衣裳が一番お気に入りです。毎日劇場へ行って衣裳を見るたびに、小さな女の子がたくさんの箱の中から大好きなドレスを選ぶような気持ちになります」と話す。また「カンパニー全員本当に素晴らしいメンバーです。このキャストで来日公演もできとてもラッキーだと思います」とコメントした。アランはフィギュアスケートファンで織田との会話も弾む。「できるだけ滑らかに、床を滑るように踊るところはスケートとも共通している」とアラン。またフィギュアスケートの浅田真央選手が、新しいエキシビションで本公演のナンバー『Puttin’ on the Ritz』を披露しているが、織田は「偶然なんですけど親近感が湧いてとても嬉しかった。『TOP HAT』はもちろん、現役復帰をした浅田選手も応援したいです!」と笑顔で語った。公演は9月30日(水)から東京・東急シアターオーブに続き、10月16日(金)から大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。取材・文:小野寺亜紀
2015年08月12日ハリウッド黄金期の大人気ミュージカル映画を舞台化し、2011年にイギリスで開幕したミュージカル『TOP HAT』が今秋、初来日を果たす。8月3日、“当代一のベストキャスト”と評された主演コンビ、アラン・バーキット、シャーロット・グーチが来日し記者会見が開催された。会見には、今春上演された日本版に主演した、宝塚歌劇団宙組トップコンビ・朝夏まなと、実咲凜音も駆けつけ、本作の魅力を語った。ミュージカル『TOP HAT』来日公演チケット情報『TOP HAT』はダンスの神様と呼ばれ、今なお多くのファンがいるフレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースの主演で作られたロマンチック・ラブストーリー映画。ブロードウェイの大人気スター・ジェリーと、モデルのデイルの恋をキュートに描いた作品だ。見どころは燕尾服にシルクハット(トップ・ハット)姿のキャストが魅せる迫力のタップダンスや、男女の美しいデュエットダンス。2011年に幕を開けた英国版は、映画の魅力はそのままに、さらに躍動感あふれる作品として生まれ変わったと評判で、英国演劇界でもっとも権威のあるローレンス・オリヴィエ賞で最優秀新作ミュージカル賞含む3部門を受賞している。来日したアランとシャーロットは、7月末まで上演されていた英国ツアー版にも主演。往年の映画スターのような、長身の美男美女コンビだ。ふたりは会見で劇中のダンスナンバーを2曲披露。快音を響かせたタップダンス、高いリフトやアクロバットなステップを織り込んだ迫力のデュエットダンスで、会見の場を一気に夢のような空間に変えていた。作品の魅力をシャーロットは「優雅さと粋な雰囲気が魅力。美しい衣裳と豪華な舞台セットで、アステアとジンジャーが作り出した1930年代のあの時代感をそのまま体感できます」と解説。アランも「自分が夢みていたような役を演じることができて、毎晩素晴らしい音楽、美しい衣裳を着て、美しい女性の隣で踊ることができる。毎日笑顔で舞台に立っています」と、自らが心からこの作品を楽しんでいると話していた。この日のアランとシャーロットのパフォーマンスを「私たちもかじりつくように観ていた」と言う朝夏は「本物の男性と女性が繰り広げるアクロバットなダンスが素晴らしい! これが全編にわたって演じられるので、本当に見どころ満載ですね」と興奮気味。出演した宝塚版の公演については「歌、芝居、踊りという、普段の宝塚の公演の要素プラス、この作品はタップダンスというものがある。すごく練習しました(笑)。ただ作品全体がハッピーオーラに包まれていて、毎日メンバーにも笑顔が絶えないし、お客様もすごく笑顔だった」と、その楽しさを振り返る。実咲も「おふたりの仲の良い空気とコンビ感が素晴らしい。また(シャーロットさんの)足がよく上がって…(笑)」と、宝塚版とはまた一味違うその魅力に目を奪われていたようだった。公演は9月30日(水)から10月12日(月・祝)まで東京・東急シアターオーブ、10月16日(金)から25日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。チケットは発売中。
2015年08月05日今年の4月に日本へ初上陸したLA発セレクトショップ「フレッド・シーガル(Fred Segal)」から、ウィメンズラウンジウェア・ランジェリーブランド「スキンウェア(Skinware)」の別注トラベルセット(1万円)が登場。スキンウェア製品の最大の特徴は、糸の段階から認証、認定を受けたオーガニックコットンを使用していること。オーガニックコットンとは、3年以上農薬や化学肥料、農薬を使用していない土地で栽培された綿花を指す。また、適正な価格で取引されるフェアトレードを背景としているため、オーガニックコットンの生産者の生活の自立を継続的に支援することができ、消費者にも、生産者にも、地球にも優しい製品だ。そんなオーガニックコットンを100%使用したベルベットのルームシューズ、ヘアバンドは、ベルベットならではの優しい肌触りが心地よい。旅で疲れた夜も、上質なリラックスタイムを演出。ボタニカルダイで染めた優しいピンクカラーがより女らしらを高めてくれる。このルームシューズとヘアバンドに、ビーガンリップクリームと巾着ポーチの4点がセットになって限定販売。<問い合わせ先>フレッドシーガルTEL:03-6687-8096
2015年06月24日ジェレミー・スコットによる「モスキーノ(MOSCHINO)」の2016春夏メンズコレクションが6月18日ピッティ・イマージネ・ウオモで発表された。王冠を被ったレーシングスーツで始まったコレクションは、一目でイタリア人オートバイレーサーのバレンティーノ・ロッシがモデルなのでは、と思わせるジェレミーらしいお遊びでスタート。お遊びと思いきや、コレクションはまさにイブニングウェア&スポーツをテーマにした、時代を早回しした超絶スラップスティック。次々に登場するテールコート、バイカージャケット、スペンサージャケットなどは、サテンシルクのプロケードや、レース刺繍、ラッフルなどをふんだんに使い、ピーコック革命の再来のよう。それはジェンダー、時代を飛び越えた“イッちゃってる”スタイル。ヴァンティーノ・ロッシとフレッド・アステアが、『2001年宇宙の旅』と『ステインアライブ』が一緒になった映画で出会って、ジミ・ヘンドリックスとプリンスとルイ16世の香りを少しプラスというストーリーが見事に組み立てられ、クラシコメンズの聖地と言われたピッティ・ウオモのランウェイに。それはモスキーノとジェレミー・スコットという組み合わせでしか生み出せない、2016年の世界観であることは確か。
2015年06月19日プロフィギュアスケーターの織田信成が、この秋、日本に初上陸するミュージカル『TOP HAT』の大阪公演オフィシャルサポーターに決定。6月10日に就任会見が行われた。ミュージカル「TOP HAT」<来日公演>チケット情報黒燕尾服にトップハット(シルクハット)、手にはステッキという“アステア・スタイル”で現れた織田。初めて着たという燕尾服を「すごく格好良くて素敵な衣裳ですね」と気に入った様子で、ステッキの持ち方を変えるなどしてポーズも鮮やかに決めた。「フィギュアスケートの演技にも生かせるので、ダンスやミュージカルを観るのは昔から好きです。アメリカのニュージャージー州に合宿で滞在していた時は、よくブロードウェイにも行きました。このような素晴らしい作品のオフィシャルサポーターを務めることができて、とても嬉しく思います。ぜひ作品の魅力を皆さんにお伝えできるよう頑張りたいです!」と意気込んだ。ミュージカル『TOP HAT』はフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの共演で大ヒットしたハリウッド映画が原作。80年の歳月を経て初舞台化され、英国内のツアーを経て、2012年ロンドン・ウエストエンドで開幕するや大評判となり、ローレンス・オリヴィエ賞で最優秀新作ミュージカル賞など3冠を達成。今春上演された宝塚宙組公演『TOP HAT』も大いに盛り上がった注目作だ。映画を観た織田は、「衣裳や小道具の使い方、振付などすべてがオシャレ!特にデュエットダンスがすごくロマンティックですよね。僕は滑る時はいつもひとりなんですけど(笑)、こういう雰囲気の演目をぜひアイスショーでやってみたいなと思いました」。燕尾服姿のダンサーがズラッと並んで踊る圧巻の群舞には、「格好良くて一緒に踊り出したくなりました。映画はモノクロですが、舞台はカラフルでナマの迫力がすごいと思います。今から来日公演を観るのが楽しみです」。2013年に現役を退いた後も、華麗なフィギュアスケートの世界を見事なショー演技や的確な解説で支える織田。軽やかなステップ、美しく柔らかなジャンプの着氷、コミカルな持ち味など、どこか映画のフレッド・アステアに通じるところもある。「僕自身コミカルな演技が好きで、以前にはチャーリー・チャップリンをモチーフにしたプログラムも滑りました。ポップでコミカルな要素が満載のミュージカルなので、サポーターに選んで頂けたのかなと思います(笑)。映画ではアステアさんの笑顔と、常に楽しく踊ってらっしゃるのが印象的。それにあのタップダンス、足技には驚きました。“泣けるほど”感動しました!」と、記者陣を笑わせる。個性的なキャラクターたちが脇を固めるロマンティック・コメディだけに、織田お馴染みの“号泣”とはいかなかったようだが、劇場では現代に鮮やかに甦るダンスや生演奏の音楽に酔いしれ、きっと感動の涙を流すのでは。公演は9月30日(水)から10月12日(月・祝)まで東京・東急シアターオーブ、10月16日(金)から25日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。チケット発売中。取材・文:小野寺亜紀
2015年06月18日フレッドペリー(Fred Perry)が「ミントデザインズ(mintdesigns)」とコラボレーションした15-16AWカプセルコレクション「ミントデザインズ+フレッドペリー」を、6月12日から21日までフレッドペリーショップ原宿、フレッドペリーショップ大阪、及びオンラインショップで先行発売中。スポーツとストリートがクロスオーバーしたフレッドペリーのバックグラウンドと、ミントデザインズのアーティスティックな感性が融合した同コレクション。両者の表現力と歴史を反映した、“Patterns”“Culture”“Sports”“Colours”“Dress”“Polo”“Product Design”をキーワードに製作された。スポーツウエアをルーツに持つフレッドペリーのシャツは、1960年代に流行の最先端とされていたロンドンの若者達に取り入れられたことで、ファッションアイテムとして世界中に波及した。同コレクションは、活気溢れる当時のスウィンギング・ロンドン時代に登場する“モッドガール(Mod Girl)”からインスパイアされている。ラインアップは、シャープなブラックをキーカラーとしたポロシャツを始め、ドレス、パーカー、ソックス、バッグなど、全11点。クリエイティブな発想を形にするミントデザインズらしい立体的なフォルムや幾何学的なデザインのプリントに、当時の大胆なスピリットや遊び心が反映された。先行販売に続き、7月17日には全国のフレッドペリー直営店、一部限定ショップでの発売を予定。なお、同コラボレーションは16SSシーズンも継続予定だ。
2015年06月15日写真展「The Kobal Collection “Hollywood Portrait”」が4月15日から17日まで、東京・京橋の写真センター「TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY」内にある「72Gallery」で開催される。69 年にジョン・コバール(John Kobal)によってロンドンで設立された、映画スターを捉えた写真を集めた「コバール・コレクション(The Kobal Collection)」。同展では、その中からマリリン・モンロー(Marilyn Monroe)やジェームス・ディーン(James Dean)をはじめとした、ハリウッドスターたちのポートレート作品が展示される。その他、ポートレートに登場する主な映画スターは、ロバート・モンゴメリー(Robert Montgomery)、ロバート・ミッチャム(Robert Mitchum)、レスリー・ハワード(Leslie Howard)、エルビス・プレスリー(Elvis Presley)、ポール・ニューマン(Paul Newman)、グレゴリー・ペック(Gregory Peck)、マレーネ・ディートリッヒ(Marlene Dietrich)、ノーマ・シアラー(Norma Shearer)グレース・ケリー(Grace Kelly)、ダグラス・フェアバンクス・ジュニア(Douglas Fairbanks Jr.)、ゲーリー・クーパー(Gary Cooper)、ディアナ・ウインヤード(Diana Wynyard)、キャロル・ロンバード(Carole Lombard)、ジョン・クロフォード(Joan Crawford)、ローレン・バコール(Lauren Bacall)、グレタ・ガルボ(Greta Garbo)、エレナー・パウエル&フレッド・アステア(Eleanor Powell & Fred Astaire)、ロバート・モンゴメリー(Robert Montgomery)、ロバート・ミッチャム(Robert Mitchum)、レスリー・ハワード(Leslie Howard)、エルビス・プレスリー(Elvis Presley)、ポール・ニューマン(Paul Newman)、グレゴリー・ペック(Gregory Peck)、マレーネ・ディートリッヒ(Marlene Dietrich)、ノーマ・シアラー(Norma Shearer)、グレース・ケリー(Grace Kelly)など。なお、展示される写真はすべてオリジナルプリントで販売される。【イベント情報】The Kobal Collection “Hollywood Portrait”会場:TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY内72Gallery住所:東京都中央区京橋3-6-6エクスアートビル1階会期:4月15日から17日まで時間:12:00から19:00まで(最終日は17:00まで)
2015年04月08日大澄賢也が初の演出を手掛け、中川晃教、元宝塚男役スターの蓮水ゆうや、河村隆一らが出演するステージ『THE SHOW INFECTED “CONNECTION”』が3月19日(木)に東京・天王洲 銀河劇場で開幕した。THE SHOW INFECTED “CONNECTION”チケット情報自身も名ダンサーである大澄のこだわりが凝縮されたステージには、綺羅星のようなスーパー・ダンサーたちが揃った。日本人で初めてシルク・ドゥ・ソレイユに出演した辻本知彦、様々なストリートダンス世界大会で10回以上優勝しているTATSUO、ユニット「KAMUI」のリーダーでもあるTAKAYUKIらが、時にそれぞれのオリジナリティを爆発させ、時に意外なコンビネーションを見せ、圧巻のダンスを魅せる。一方でシンガーもカリスマ性のある3名がそれぞれの個性を発揮させた。卓越した歌唱力を持つ中川晃教の伸びやかな歌声はステージを輝かせ、紅一点・蓮水ゆうやは宝塚男役出身らしい気品ある存在感で歌にダンスにと活躍。またスペシャルゲストとして参加する河村隆一も圧倒的な存在感で劇場空間を支配する。シンガーもダンサーも超一流、目にも耳にも鮮やかな豪華なステージだ。作品は“CONNECTION”=繋がりがテーマ。機械を介したコミュニケーションがメインになっている近未来を舞台に、熱を持った生の声での繋がりを欲している未来の女と、熱い思いを持つ現代の男の交流を描いた<SCENE1>と、ソング&ダンスでエンターテインメント・ショーの流れを辿る<SCENE2>から構成されているが、特に後半が圧巻。フレッド・アステア、ボブ・フォッシー、そしてマイケル・ジャクソンという時代を彩った天才パフォーマーたちのスタイルが実はそれぞれ影響を受けている…という点に着目。マイケルのナンバーをフォッシーダンスで表現したり、様々なダンススタイルを融合したりと面白い試みが次々と登場し飽きさせない。大澄の振付けたダンスは全編を通し新鮮で斬新だが、オリジナルへのオマージュもところどころに顔を出す。アステア、フォッシー、マイケルと受け継がれてきたその系譜は、現代の日本のダンスシーンにも脈々と受け継がれているのだ。その繋がりの先、ショーシーンの“未来”も感じ取れる、素敵なショーが誕生した。公演は3月22日(日)まで。チケットは発売中。
2015年03月20日フレッドペリー(FRED PERRY)は3月6日、「スペースインベーダー(SPACE INVADERS)」とコラボレーションしたカプセルコレクション「FRED PERRY×SPACE INVADERS」を発売。同コレクションでは、カニ、イカ、タコなどのインベーダーと共に、ブランドのシンボルである“ローレルマーク”が参戦。プレイヤーとの激しい攻防が繰り広げられる。ラインアップは、トラックジャケット、ポロシャツ、Tシャツ、テニスシューズなど全6種類。2枚のポロシャツには、ローレルマークがプレイヤーとレーザービームを撃ち合う様子がプリントされた。その裏面とTシャツには、ブランドネームの末尾で逆さまになった“Y”を修正するインベーダーの姿が描かれている。発売に先駆けて、YouTubeにはコレクションをイメージした動画も公開された。ゲームを細かく再現した画面上では、上空に出現するインベーダーの母艦に代わってローレルマークが出現。ピクセルアート化されたテニスボールも登場するなど、ユーモアあふれる演出が楽しめる。コレクションは全国のフレッドペリーの直営店、及びオンラインショップで発売される。各アイテムにはオリジナルのステッカーセットが付属する。
2015年03月07日フレッド・アステア、ボブ・フォッシー、そしてマイケル・ジャクソンへと続く、上質なエンタテインメントの繋がりを巡るショー『THE SHOW INFECTED “CONNECTION”』が3月19日(木)から東京・天王洲 銀河劇場にて上演される。構成・演出・振付を行う大澄賢也のもとには、個性豊かな実力派が揃った。ミュージカル界でも大活躍中の中川晃教、昨年宝塚歌劇団を退団した元男役スターの蓮水ゆうや、更にスペシャルゲストとして河村隆一が歌声を披露する。加えて、シルク・ドゥ・ソレイユに日本人男性として初めて出演を果たした辻本知彦など、ワールドクラスのダンサーも集結。2月某日、期待のステージの稽古場を取材した。THE SHOW INFECTED “CONNECTION” チケット情報本ショーは“繋がり”をキーワードに、趣を変えた2部構成で贈る。第1部では「白鳥の湖」をアレンジした4曲に大澄が歌詞を付け、「人と人との繋がり」をストーリー仕立てで表現する。続く第2部は、大澄が偉大なアーティストへのオマージュを込めて、新たなアレンジや振付に挑戦。マイケル・ジャクソンと彼が影響を受けたアーティストたちの楽曲とダンスの繋がりを見せていくハイレベルな試みだ。公開稽古では、早速そのチャレンジを垣間見た。アステアが映画で歌い踊った楽曲「Puttin’ on the Ritz」では、ダンサー全員がオールドスタイルからシアター、ジャズ、ストリートまで様々なスタイルを融合させたダンスを披露。アステアのスタイルをカバーする以上に、パフォーマー全員の高い表現力が求められる内容だ。休憩時間は和やかに過ごしていた出演者たちも、練習に入ると空気は一変、良い緊張感に包まれた。ダンス経験抱負な大澄が、自身で踊り、丁寧に修正部分を示すと、ダンサーたちは細かな部分をチェックしながら、動きを取り入れていく。言葉でではなく、実際に体を動かしてコミュニケーションを取るのが何ともダンサーらしい。一方、歌い手にとっても、この新しいチャレンジは緊張するようだ。自ら取材陣に話しかけたりとリラックスした様子だった中川も、歌とダンスの両方に挑戦するナンバー「Smooth Criminal」の直前、「これはマイケルしか歌えない難しい曲。それでも自分なりに解読して歌いたい」と、少し硬い表情で語った。自身のライブで難易度の高い楽曲を歌いこなす彼も、より高度な表現を目指し、このステージに臨んでいるのがわかる。2幕ではさらに、マイケルの「I’ll Be There」を中川と河村がバラードで、「Beat it」を蓮水がJazzアレンジで届けるなど多くの挑戦的なステージが展開される。細部にまでこだわるハイレベルなパフォーマンスを堪能しよう。公演は3月19日(木)から22日(日)まで。チケットは発売中。
2015年03月06日3月25日(水)に大阪・梅田芸術劇場 メインホールで開幕する宝塚歌劇宙組公演ミュージカル『TOP HAT』で、今の宝塚を代表するダンサーのひとり、朝夏まなとが宙組新トップスターとして始動する。その思いを聞いた。宝塚歌劇宙組公演ミュージカル「TOP HAT」チケット情報2年半前に花組から宙組へ組替えした時、「自分自身すごく変わった」と実感したという。「宙組の雰囲気に刺激を受けて、それまで自分がハマろうとしていた枠が一気に取り払われました。その宙組で主演をさせて頂けるのはすごく幸せです」(朝夏)。スカーレットから貴公子フェルゼンまで幅広い役の経験を積んだ朝夏は、トップお披露目公演で得意のダンスを最も生かせる役に挑む。『TOP HAT』のブロードウェイダンサー、ジェリーだ。フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースが共演したミュージカル映画『TOP HAT』。2011年にロンドンで舞台化され、2013年には英国ローレンス・オリヴィエ賞の最優秀新作ミュージカル作品賞・最優秀振付賞・最優秀衣裳デザイン賞を獲得した。男女のコミカルなすれ違いを、華麗な踊りやアーヴィング・バーリンの名曲で綴った傑作。今回が日本初上演である。「小粋なロンドン・ミュージカルの良さを生かしつつ、宝塚ならではの美しさや男役の魅力も出せたらと思います。最近重厚感のある役が多かったので、こんな茶目っ気のある明るい役は久しぶりです」(朝夏)。作品には多彩なタップダンスや黒燕尾でのショーシーンが盛り込まれ、宝塚に通じる華やかさがある。奇しくも朝夏はトップスターとして、「黒燕尾の踊りを継承していきたい」と力強く語る。「大浦みずきさんや、下級生時代に教えて頂いた蘭寿とむさんなど、伝統ある男役の黒燕尾のダンスを目標に、いつも踊りながら燕尾の先のラインの美しさまで意識しています」と独自の美学を告白。2013年には、かつて“宝塚のフレッド・アステア”と呼ばれた大浦みずきの名ダンスシーン「パッシィの館」を、ショーの再演で踊りきった。「すごくプレッシャーでしたが勉強になりました。あの役はフレッド・アステアさんがモチーフになっていて、今回もまた彼の役。ご縁を感じます」(朝夏)。ステッキを振りながら軽やかに踊るアステアに、「浮いているんじゃないかと思った」と笑う朝夏。「雨が降る公園で、寄り添う前のふたりがタップで会話をするように踊り出す場面がオシャレで印象的でした。タップはやはりハードルが高い!私はつい力でダンスを踊りきる傾向があるので、うまく力を抜いて小粋さや軽やかさを出せたら。この作品で色々勉強できると思うし、それをまた自分のものにしていきたいです」と、どこまでも前向きだ。長身でダイナミックながらスマートな男役像を継承する、頼もしいトップスターが誕生する。公演は3月25日(水)から30日(月)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホール、4月5日(日)から20日(月)まで東京・赤坂ACTシアターにて上演。大阪公演のチケットは発売中。東京公演は3月1日(日)より一般発売開始。取材・文:小野寺亜紀
2015年02月19日9月30日(水)より東京・東急シアターオーブでミュージカル『TOP HAT』の上演が決定した。同作はアメリカの俳優、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースが主演し、1936年に日本で公開された同名映画が原作のミュージカル。ブロードウェイで活躍する人気のミュージカル・スター、ジェリー・トラヴァースと、美しいモデル、デイル・トレモントのラブストーリー。脚色・演出をマシュー・ホワイトが務め、2011年に舞台版がイギリスで初上演。2012年にミュージカルの本場ウエストエンドで上演されると評判を呼び、英国演劇界で最も権威あるローレンス・オリヴィエ賞を3部門受賞。その後もイギリスで上演を重ね、今回初めて来日公演を果たす。20世紀を代表する音楽家、アーヴィング・バーリンが生涯で書いた1200 曲以上ものヒット曲の中から厳選された音楽と、主人公カップルによるデュエットダンスや、スタイリッシュな燕尾服にシルク・ハット姿のキャストたちが魅せる迫力満点のタップダンスをはじめ、チームワークのとれたパワフルなダンスシーン。さらに200着を超えるエレガントな舞台衣裳などが見所だ。ミュージカル『TOP HAT』は9月30日(水)から10月12日(月・祝)まで東京・東急シアターオーブ、10月16日(金)から25日(日)まで、大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演。チケットの一般発売は5月30日(土)より。
2015年02月13日大澄賢也が構成・演出・振付を手がけ、一流のシンガーとダンサーを揃えて贈るショー『THE SHOW INFECTED “CONNECTION”』が3月、上演される。THE SHOW INFECTED “CONNECTION”チケット情報「ダンサーにとっての言葉である踊りと、シンガーの言葉である歌がひとつに重なって、どのようにショーとして完成するか。その作り方を含めて、挑戦です」と語るのは、シンガーとしてショーの中軸を担う中川晃教。企画の発端は、大澄と中川の会話だったという。「僕が出演した『ピトレスク』を賢也さんが観に来てくれた時、楽屋で『賢也さん、ショーを作ったほうがいいよ』と言ったら、賢也さんも『ちょうどやりたいと思っていたんだよ。アッキーの声があれば作りたいショーができる』と言ってくれたんです。僕自身、ミュージカルコンサートで経験を積ませてもらっていますが、出演者それぞれが大ナンバーを歌って盛り上がるスペシャル感は素晴らしい。その魅力を保ちつつ、少し違ったショーもできないかと考えていたところでした」。今回の舞台は二部構成。一部では『白鳥の湖』の楽曲を様々なアプローチで歌い踊りながら男女のドラマを描き、二部ではフレッド・アステアやボブ・フォッシー、彼らの影響を受けたマイケル・ジャクソンなどの楽曲を、現代風のアレンジも加えながら綴っていく。「賢也さんから構成を聞いて、なるほど!と。僕達が育って来た音楽を遡ると、先人達が残したものに行き着きますよね。僕もポップスとクラシックを掛け合わせた『POPSSIC』というアルバムを出していて、クラシックはインスピレーションの源のひとつ。普遍的な名曲が、様々なリズムや身体と出会った時、想像しなかったものが浮かび上がるはずです。クラシック、ポップス、ロック、ジャズ……と様々なジャンルを辿りながら、新しい“CONNECTION”を作り、オリジナリティあるエンテインメントを築きたいですね」。来年、デビュー15周年。今年は節目に向けての大切な1年でもある。シンガーソングライターとしてキャリアをスタートさせ、ミュージカルや演劇に出合って飛躍を続けてきた中川は今、どのような思いでステージに臨んでいるのか。「最初はミュージカルも中川晃教として演じていた気がするけれど、ある時期から役を生きること、役と自分とのバランスをどう取るかが面白くなってきました。ステージに立った時、目の前の客席を“宇宙”だと感じることがよくあります。孤独であると同時に、お客さんが待ってくれていて、スタッフや共演者と共に目指す世界が存在する。今後も色々な舞台を経験し、表現の幅を広げていきたいです」。公演は3月19日(木)から22日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。チケットの一般発売は1月24日(土)午前10時より。なおチケットぴあではインターネット先着先行「プリセール」を実施中、1月20日(火)午後11時59分まで受付。取材・文:高橋彩子
2015年01月16日東京国立近代美術館フィルムセンターで、シリーズ「ポスターでみる映画史」から2回目の開催となる「ミュージカル映画の世界」が催される。期間は15年1月6日から3月29日まで。今回の展示会では、イラストレーターの和田誠によるポスターコレクションのうち32点が初公開される。その他、日本を代表するミュージカルポスター収集家の大山恭彦のコレクションなどを含めた、計54点に及ぶ作品を出展。『雨に唄えば』『ウエスト・サイド物語』『マイ・フェア・レディ』『サウンド・オブ・ミュージック』といった、ミュージカル映画を代表する作品のビジュアルが一堂に集められた。ハリウッドが誇るミュージカル映画は、フレッド・アステアやジーン・ケリーといった名俳優を世に送り出し、60年代以降には数々の大作が作られた。ブロードウェイに発祥した、華麗なダンスと珠玉のメロディ。ポスターではその世界観が、明朗なグラフィックで表現されている。展覧会ガイドでは各作品の紹介も行われており、50年代から60年代にかけての映画史を振り返る良いきっかけになるだろう。【イベント情報】「ポスターでみる映画史Part2 ミュージカル映画の世界」会場:東京国立近代美術館フィルムセンター7階展示室住所:東京都中央区京橋3-7-6会期:2015年1月6日から3月29日時間:11:00から18:30(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜日入場料:一般210円大学生・シニア70円
2014年12月17日日本でも大ヒットした『きっと、うまくいく』と最新のアクション大作『チェイス!』で、2本続けて映画超大国インドの興行記録を更新してしまったのがボリウッドが誇るトップスター、アーミル・カーン。ビル・ゲイツやスピルバーグからもラブコールを送られる世界のカリスマが初来日。取材に応じて肉声を聞かせてくれた。その他の写真『チェイス!』でアーミルが演じたのはサーカス団の団長。しかし裏の顔は改造バイクを操って大金を盗み出す凄腕の泥棒。一本の映画でアクション、手品、サーカス芸にタップダンスと、いくつものスキルを披露して驚かせてくれる。「この映画を選んだのは、自分にとって新しい挑戦だと思ったから。スピーディなアクションであると同時に、ハートを感じるエモーショナルな物語でもある。脚本を読んで、父親の死を見てしまった少年が復讐のために泥棒になるという冒頭から惹き込まれたよ」オファーを受けるにあたり、アーミルは撮影前に一年間の準備期間を要求。本物のサーカスアーティストに見えるように体脂肪を極限まで落とし、シルク・ド・ソレイユばりの曲芸シーンの大半もスタントなしでやってのけた。怒りや破壊衝動といった負の感情と、生きる喜びを謳歌する気持ちが交錯する複雑な演技も求められたが、一番大変だったのはダンスだと笑う。「インドのスターはみんなダンスが得意だと思うだろうけど、僕は簡単なステップを覚えるのも四苦八苦。心のままに踊るのは大好きだし、ジーン・ケリーやフレッド・アステアのファンだからタップのシーンがあると聞いたときは喜んだ。てっきり優雅に軽快なタップを踏むと思い込んでいたら、最新のモダンタップのスピードやパワーってすごいんだね(笑)。こんなの絶対にできない!って慌てたよ」それでもシドニーに一か月滞在して世界的タップダンスカンパニー“タップ・ドッグス”に弟子入り。みごとパワフルなダンスシーンを踊り切った。そのストイックな姿勢や社会問題に熱心に取り組む活動から、インドでは“Mr.パーフェクト”の異名を取るほど尊敬を集めている。「その呼び名については楽しんでるよ。僕自身は全然パーフェクトじゃないけどね(笑)。実際完璧な人間なんていないし、完璧じゃないからこそ人間は美しいんだと思ってる。インドではすぐ役者にレッテルを貼りたがるんだ。ただ僕はアクションやラブストーリーといったジャンルでは括れないいろんなタイプの映画に挑戦してきたから、メディアも困って“Mr.パーフェクト”って言い出したんじゃないかな?」『チェイス!』12月5日(金)TOHOシネマズみゆき座ほか全国ロードショー取材・文:村山章
2014年12月04日フレッド・ペリー(Fred Perry)と英ブランド「ナイジェル・ケーボン(Nigel Cabourn)」は6月16日、お互いテーブルテニスを愛しているという共通点から、コラボレーションアイテムをロンドンで発表した。フレッド・ペリーの創設者フレデリック・ジョン・ペリー(Frederick John Perry)は英国で生まれ、1930年代にウインブルドン大会を始めとする多くの世界選手権で優勝したテニスフプレーヤーとして知られているが、実はテーブルテニスの世界チャンピオンでもあった。一方デザイナーのナイジェルは、現在も週に5日は元英国代表のコーチと共に練習をしている程のテーブルテニス好き。フレッド・ペリー自身のファンでもあることから、過去にフレッドが現役時代に着用していた服からインスパイアされ「テーブルテニスをベースとしたコレクション」をテーマにコレクションを発表したこともあった。初コレクションはメンズウエアのみ。展示会場には、クラシックなユニフォームを思わせるポロシャツやブルゾンなどのカジュアルなルックに加え、トートバックやキャンバスシューズなども並んだ。ナイジェル自身が、コレクションの説明やコラボレーションに至までのエピソードを語り、来場者にスタイリングを組むなどして、デザイナーの人柄が伝わるアットホームなムードのイベントとなった。会場となったロンドン・コヴェント・ガーデンのスペースには、今秋ナイジェル・ケーボンのオンリーショップがオープンする予定という。ナイジェルは、今回のコラボに関して「フレッド・ペリーは、英国の歴史や伝統、英国生産にも注力しているという点で、私と同じく真の英国ブランドとして持つ、高い意識にとても共感出来る。更に、フレッドの大ファンであることから共作出来て光栄」と語る。
2014年06月27日仏ジュエラー「フレッド(FRED)」の期間限定イベント「FRED, Lights and Colors of the French Riviera」が11月27日より伊勢丹新宿店本館1階ザ・ステージにてスタートした。12月3日まで。イベントでは、カラーストーンを主役としたコレクション「パン ドゥ スークル(Pain de Sucre)」より、クリームピンクのローズクォーツ、ブルーグレーのカルセドニー、紫色のアメシスト、瑠璃色のラピスラズリなど、9種類のカラーストーンの中からセンターストーンを自由に選び取り替えることができるリングが新作として披露される。更に、ラグジュアリーなネックレス・イヤリング・ブレスレットも登場。ダイヤモンドにブルー、 ピンク系のカラーストーンをあしらった2種がそろう。また、本イベントの特別企画品として、ピンクゴールド×ダイヤ×アメシスト、イエローゴールド×ダイヤ×シトリン、ホワイトゴールド×ダイヤ×カルセドニーの3種類のペンダント(各19万9,500円)も用意されている。フレッドの「パン ドゥ スークル」は、ブランド創業75周年を記念して2011年に誕生。ふっくらとした形に沿って「カボションカット」という特別な技法を施すことで、カラーストーン本来が持つ自然な輝きとボリューム感が表現され人気を集めている。
2013年11月28日歌手、そして女優としても活躍するヴェネッサ・パラディ。「シャネル」や「ミュウミュウ」のミューズ、そして最近までジョニー・デップのパートナーとして世界中の女子の羨望を浴びていた彼女が、約6年ぶりに声優出演を果たした。演じるのは、まさにヴァネッサにぴったりの歌手という役どころ。初めて声優に挑戦する、ジョン・レノンの息子、ショーン・レノンとの初共演も注目を集めている。『モンスター・イン・パリ響け!僕らの歌声』でヴァネッサが演じるのは、パリのキャバレーで歌う人気歌手・ルシール。ある日、彼女の前に現れるモンスター。恐ろしい外見とは裏腹に、音楽が大好きな、心優しいモンスターだった。「キャバレーを経営するルシールの叔母は、人に偉そうに指図するのが好きで、ルシールには“いい子”でいて欲しいと思っている。そんなルシールは何よりも、ステージに立つのが好き。ステージで歌っているときは、日常の仕事や制約から逃れられると感じているの」彼女は演じるキャラクターについてそう分析する。「だからビボ(・バージェロン監督)は彼女のステージ衣裳に“翼”を付けたんだと思うわ」。ルシールに求められているような、“いい子”にならなければならない、という状況にはヴァネッサも共感するという。「私も含めて誰もが、お互いに気持ちよく暮らすために、努力したり妥協したりする必要はある。でも、私の状況はルシールと全く同じじゃないわ。それにある意味、ルシールはそれほど“いい子”じゃないかもしれない。彼女は寛大で思いやりがあって、真っ先に心でものを考える。だからフランクール(=モンスター)の恐ろしい外見の下に持つ素晴らしい心を見ることができたのも、彼女が最初だった。そして彼が警察に追われているとき、助けて守ってあげるの」。なんだか意味深な言葉も…それはさておき、ルシールがまるでヴァネッサ本人のようにリアルなのは、そのはず、彼女は表情や動きをキャプチャーするグラフィックの段階から製作に関わっていた。ヴァネッサとルシールが似ているのは表情や動きだけではない。彼女もルシール同様、キャバレーで歌っているときが、「一番楽しい」と話す。「私は幸運にも様々な種類の会場で歌った経験があるけれど、キャバレーと劇場が一番好き。古いものが好きなの。木や彫刻、ベルベットね。キャバレーにはそれが全てある。客席が演者を囲んでいて、人間的な規模の会場なの。会場全体が自分を包み込むように感じる。そしてキャバレーには魂がある。とても多くのことが起こるのよ。ステージ上の経験、バックステージや楽屋や舞台袖での時間。私より前にそこにいた人たちのことを想像するのが楽しいわ。ショーガールたちや彼女たちの衣装とかね」。そんなヴァネッサの幼い頃の憧れは「ジーン・ケリーとフレッド・アステア」!「いまも私の憧れよ。ダンサーとしての才能、カリスマ性、演出技術を尊敬している。彼らを見ると圧倒されて、喜びと感動で涙が出てくる。彼らの影響で、私はいまの仕事をしているわ。マリリン・モンローも憧れだった。女性として。彼女の声、立ち居振る舞い、身体、強さ、弱さ、知性をね」。ヴァネッサが披露する美しい歌はもちろん、ロマンティックなパリを舞台に、優しいモンスターを巡って繰り広げられる心温まる物語は、大人も子ども一緒に楽しめる作品だ。ところで漫画や映画、本などの、何かのモンスターが怖かった頃はある?「幼い頃一番怖かったモンスターは、目に見えないモンスター。夜、部屋から出ると、廊下をずっとついてくるの。ずっと後ろにいるのよ。顔も体もないから特に印象的ではないけれど、暗闇の中の見えない存在ね――」。シネマカフェでは『モンスター・イン・パリ響け!僕らの歌声』を子連れで楽しめるママ&キッズ向けのイベント「cinemacafe.net baby cafe」を11月19日(月)に開催。現在参加者を受付中。「cinemacafe.net baby cafe」『モンスター・イン・パリ』12月5日(水)よりDVDレンタル開始※TSUTAYAでのみ発売日:2013年1月25日(金)価格:3,990円(税込)発売元:カルチュア・パブリッシャーズ販売元【セル】:アミューズソフト/【レンタル】:カルチュア・パブリッシャーズ© 2011 EUROPACORP - BIBO FILMS - FRANCE 3 CINEMA - WALKING THE DOG■関連作品:モンスター・イン・パリ響け!僕らの歌声© 2011 EUROPACORP – BIBO FILMS – FRANCE 3 CINEMA - WALKING THE DOG
2012年11月12日