去る6月25日に急逝し世界に衝撃を与えた“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソン。多くのファンが待ち望みながら、実現しえなかった彼のコンサート「THIS IS IT」の数百時間にも及ぶリハーサルとビハインド・ザ・シーンの映像を盛り込んだドキュメンタリー『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が10月、全世界同時に公開される。これに先駆けて、本作の新たなビジュアル画像が日本で初公開!生前のマイケルの貴重なリハーサルの一部が明らかとなった。以前に公開されていた場面写真は、ステージ上にそびえる“THIS IS IT”の文字の前でマイケルが決めのポーズを取っているものだったが、今回新たに公開された写真では、ブルーのジャケットを姿で、バックダンサーを従えてキレの良いダンスを見せている。洋服を着ていてもはっきりと分かる鍛え抜かれた肉体とともに猛特訓に挑む彼の最後の勇姿がうかがえる。また、本作の日本版公式ホームページも近日中にスタートすることが決定。同サイトでは、映画の前売り鑑賞券の発売情報などの新しい情報が随時更新されるほか、ここでしか発表されないお宝情報も発表されるとあってファン垂涎のサイトになりそう。世界中のファンが注目する本作で、マイケルの最後の映像をまとめ上げるのは、同コンサートのクリエイティブ・パートナーであったケニー・オルテガ監督(『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』)。監督は、「コンサートとしての『THIS IS IT』は観ることができなくなってしまいましたが、本作によってマイケルの貴重な肖像を披露することができます。最後のカーテン・コールの準備まで入念にしていたマイケル。このコンサートは彼の最高傑作となっていたでしょう」と早すぎるマイケルの死を惜しむコメント。本作を「ファンたちへの贈りもの」と称し、「この映像には、驚異的でユニークかつ特別な何かがあります。マイケル・ジャクソンが限られた人々にしか見せなかった、創造的な天才の世界を垣間見させてくれるのです。ファンたちは、いまだかつて見たことのないマイケル・ジャクソンの姿に出会うことになるでしょう。それは、制作の現場にいる偉大なアーティストとしての彼の姿です」と満を持して贈り出す。『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』は10月28日(水)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:マイケル・ジャクソンの死因は致死量の麻酔薬。当局は「殺人」と見なす?【ハリウッドより愛をこめて】泥沼化するマイケル埋葬問題51歳の誕生日に決着?
2009年09月01日世界中を驚かせた突然の死から2か月。ロサンゼルス郡検視当局の毒物検査の結果、マイケル・ジャクソンの死因は強力な麻酔剤プロポフォールの過剰投与によるものであることが24日、明らかになった。テキサス州ヒューストンで公表された32ページにわたる捜査令状には、マーレイ医師が不眠症に悩むマイケルが亡くなるまでの6週間、毎晩プロポフォール50ミリグラムを点滴静注していたと供述したとある。依存症を避けるため、プロポフォール以外の薬も併せて投与することもあり、亡くなる当日の6月25日午前1時に精神安定剤10ミリグラム、午前2時と3時、5時、7時半に異なる催眠鎮静剤をそれぞれ2ミリグラムずつ投与した。それでもマイケルは眠りにつくことが出来ず、午前10時40分頃、マーレイ医師がマイケルからの度重なる要求に応じて、マイケルが「ミルク」と呼んでいた白い液体状のプロポフォール25ミリグラムを投与すると、ようやく眠った。マーレイ医師は10分ほどベッドサイドに付き添っていたが、トイレに行くため席を外し、2分足らずで戻るとマイケルの呼吸は停止していたという。AP通信によると、検視当局はマイケルの死を殺人とみなし、主治医のコンラッド・マーレイ氏を容疑者とする可能性もあるという。遺族の関係者は「当局や警察の捜査を全面的に信頼する。正義が果たされる日を待つ」と」と声明を発表した。死の前日まで、目前に控えたロンドン公演のリハーサルを精力的にこなしていたマイケル。その雄姿は映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』として10月28日(水)より世界同時公開される。(text:Yuki Tominaga)今年5月21日、ビバリーヒルズの医療センターを訪れた際の生前のマイケル。© Splash/AFLO■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】泥沼化するマイケル埋葬問題51歳の誕生日に決着?
2009年08月26日まず、マイケル・ジャクソンにまつわる新たな情報から…。たしか以前、マイケルが最終的に眠る場所が決まったとお伝えしたと思いますが、どうやらまだ彼の遺体は待機中みたい!これっておかしすぎませんか!?どうやらジャクソン一家は飽きもせずにまだ、どこに遺体を埋葬するか議論を交わしているのだとか。いまは家族の中で、唯一、兄のジャーメインだけがいまだにマイケルをネバーランドに埋葬することに固執しているようですよ。さらに先週末、父親のジョー・ジャクソンは報道陣に対して、息子の死から2か月以上を経て、8月29日に「Forest Lawn Cemetery」に埋葬することを明かしました。もしもマイケルが生きていたら、8月29日は彼の51歳の誕生日でした。埋葬は内々で行われるため、特別な式は行われません。とにかく、29日までは墓地の冷凍安置所に安置されたままのマイケル。この一連の出来事、どう考えてもおかしいと思いませんか?全く恐ろしいかぎりです。一方、ジャーメインは9月26日にウィーンで追悼コンサートを予定しています。もしこれが本当に実現したらおもしろいのですが…、元々は8月29日のマイケルの誕生日に行われる予定だったのです。しかし、企画段階で問題が浮上し、延期になってしまいました。おそらく、ライオネル・リッチーやアッシャー、マドンナ、ホイットニー・ヒューストン、U2など豪華アーティストたちが駆けつけると思われるこのイベント。当初は、バラク・オバマ米大統領も出席するとも発表されていましたが、その発表後すぐ、ホワイトハウスは大統領は参加しないし、そんな話も全くないと発表しました。うーん、何だか胡散臭い話ではありますが、もしこのコンサートが実際にうまくいけば、世界中が見守ることになるでしょう。チケットは8月20日より発売されています。さて、51歳の誕生日と言えば、ポップの女王、マドンナがフィンランドで51歳の誕生日を迎え、ライヴ会場に集まったファンから歌で祝福されていました。公演後、マドンナは荷物をまとめ、子供と年下の彼・ジーザスと一緒にイタリアのポルトフィーノを訪れ、誕生日を祝いました。現地では、友人のドメニコ・ドルチェとステーファノ・ガッバーナと一緒に過ごし、さらに、イタリアの首相シルヴィオ・ベルルスコーニの家に滞在していたマドンナ。さすが、ずいぶんとハイクラスなお友達が多いですね!(text:Lisle Wilkerson)写真は、死の直前までロンドン公演に向けてリハーサルを繰り返していたマイケル。この模様は映画(『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』)として公開されることも決定した。© Reuters/AFLO■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より全国にて2週間限定公開
2009年08月21日マイケル・ダグラスの息子で、2003年の映画『グロムバーグ家の人々』で父や祖父・カークと共演もしているキャメロン・ダグラスが違法薬物所持で逮捕されたことが、3日に明らかになった。AP通信などの報道によると、現在30歳のキャメロンは大量のメタンフェタミン(覚せい剤)を販売目的で所持しており、先週28日、マンハッタンのホテルで米司法省麻薬取締局(DEA)によって逮捕された。キャメロンは、マイケルと2000年に離婚した前妻・ディアンドラの間に生まれた息子。2007年にもカリフォルニア州でコカイン所持容疑で逮捕されている。今年4月には新作『Ghosts of Girlfriends Past』(原題)のプレミアに息子を連れて出席していたマイケル。息子の更正を願っていた彼はいまどんな気持ちでいるだろうか。現在は国外にいるためコメントは出せない、と彼を古くから知る代理人は話している。(text:Yuki Tominaga)4月にL.A.で開催された『Ghosts of Girlfriends Past』のプレミアに一緒に出席したマイケル・ダグラス、キャメロン・ダグラス父子。© Newscom/AFLO
2009年08月05日『ボウリング・フォー・コロンバイン』や『華氏911』、『シッコ』など独自の突撃スタイルで社会問題に一石を投じ、作品ごとに注目を集めるマイケル・ムーア。アメリカの銃社会、イラク戦争、医療問題をテーマにしてきた彼の最新作が12月に日本公開されることが決定した。タイトルは『Capitalism: A Love Story』(原題)。100年に一度の大不況と言われるいま、ずばり“経済問題”をテーマに、原点に立ち返る。監督デビュー作『ロジャー&ミー』(’89)で、GM(ゼネラル・モーターズ)の会長に“アポなし突撃取材”を始めてから、ちょうど20年。そのGMが破綻したいま、ムーアは巨大になりすぎた企業による支配力と、利益ばかり追求する姿勢がアメリカ国民のみならず世界中の人々に、いかに壊滅的な影響を与えてきたかを鮮明に描き出す。企画が進行する中で、経済危機にフォーカスしていくムーア。今年2月には、ウォール街や金融業界で働く人々に向かって、「自ら名乗り出て、あなたが知っていることをみんなで共有しよう」、「ヒーローになって、アメリカの歴史最大の詐欺行為を暴露することに手を貸してほしい」と呼びかけた。また、タイトルにもあるように、なぜ“愛の物語(=A Love Story)”を作るに至ったのか?という疑問については、「そろそろ“恋愛映画”を作ろうと思ったんだ。完璧なデートムービーになるよ」と宣言するムーア。「全てが入っているんだ――“欲望”“情熱”“ロマンス”、そして“毎日解雇されている14,000の人々”。これは禁じられた愛であり、誰もその名前を口にしようとはしない。もう言ってしまえばいい、“それが資本主義”なんだ!」と声高に語っている。『Capitalism: A Love Story』(原題)は10月2日に全米公開。ちょうど米国上院がウォール街に7,000億ドルの緊急支援策を可決した日から数えてちょうど1年と1日後の公開となる。日本では12月に公開予定。■関連作品:Capitalism: A Love Story(原題) 2009年12月公開© Front Street Productions, LLC.
2009年07月10日先週末はアメリカでは独立記念日を迎え、各地でたくさんの祝いの花火が打ち上げられる一方で、マイケル・ジャクソンへの哀悼は続いています。以前、私はMJの追悼式のことについて触れましたが、少し変更があったのでお伝えしますね。まず、最初は式が行われるステイプルズ・センターに入るのに25ドル要るとお伝えしましたが、後になって無料になりました。それでもチケットが発売されると、ものの1分で50万件のコールが殺到してしまいました!たった1分ですよ、信じられませんよね!もちろん、そのコールは世界中から集まりました。また、うわさではこのチケット、アメリカ国内の居住者でないと獲得できないと言われていましたが、先週、こちらも変わって全世界から買えるようになりました。なんとイギリスから100万人がL.A.に来るみたいですよ!ブリティッシュ航空によれば、追悼式のために飛行機のチケットを買う人が殺到したことを受け、この数日で売上が一気に増えたらしいですよ。アメリカ国内でも、残念ながら、L.A.への直行便チケットをゲットできなかったアンラッキーな人たちは、車を借りて現地に向かうようです。そのため、サンフランシスコのデンバーからヒースローまでの便は、この数日間はほぼ満席だそう。すごいですね!ご存知の通り、マイケル・ジャクソンは7月13日からロンドンでツアーを行う予定だったのですが、どうやらロサンゼルス市はロンドンから追悼式のために人がなだれ込むことを危惧しているようで、ロス市警はマスコミ陣に対してここ数日はこの街に来ないようにとアナウンスしました。当日は、ステイプルズ・センターをロス市警が包囲するそうですが、群集の多さによっては増員しなければなりませんよね。マイケルを取り囲む騒動は盛り上がるばかりですが、本当か否か、また新しいうわさが浮上してきました。以前、このコラムでマイケルの家族が追悼コンサートを行うとお伝えしましたが、どうやら、ジャクソン5のほかの4兄弟(ジャーメイン、ティト、マーロン、ジャッキー)がマイケルのホログラムを使ってツアーを行うみたいですよ。このうわさが本当であれば、ジャクソン家は“ザ・キング・オブ・ポップ”のホログラムを用意しなくてはいけませんね。どう思いますか?何だかおかしな話ですよね。(text:Lisle Wilkerson)1970年、NAACPイメージ・アワードを受賞した際のジャクソン5。左からマーロン、ジャーメイン、マイケル、ティト、ジャッキー。© Hulton/Getty Images/AFLO
2009年07月08日日が経つにつれて、こちらでは生前のマイケル・ジャクソン(MJ)の様子と彼の薬物の過剰摂取についての様々な情報が浮かび上がってきてます。新しいところでは、彼は複数の薬物の処方を受けるために、“オマー・アーノルド”や“ジャック・ロンドン”という偽名も使っていたようなのです。さらには、ボディガードや専属の医療事務所長の名前を使ったこともあるとか。先日、麻薬取締局は、ロス市警が行っている、MJの薬物の処方に関わった医者たちの捜査に協力する旨を伝えました。MJに関するほかの話題では、“キング・オブ・ポップ”の葬儀について様々なうわさが飛び交っています。どうやら、式は7月7日の朝10時(現地時間)にステイプルズ・センター(マイケルが、亡くなる前日までツアーのリハーサルを行っていた場所)で執り行われ、L.A.のノキア・シアター(「アメリカン・アイドル」のファイナルなど大きなイベントが行われる場所)にも生中継されるそうです。ちなみに、このイベントに参加するためには入場料25ドルを払わなければならないみたいですよ。ファンたちはと言うと、マイケルの遺体が以前暮らしていたネバーランドに埋葬されると疑わないようで、“そのとき”に備えて、現地から20分以内のホテルは全て予約でいっぱいになってしまいました。MJの兄、ジャーメイン・ジャクソンもまた、メディア陣に向けて、ネバーランドに弟を埋葬したいと伝えました。また、マイケルが最期を過ごしたホームビー・ヒルズ・マンションは、既に新しい住人が決まっているとか。人気ファッションブランド「Ed Hardy」の創始者でデザイナーのクリスチャン・オードジェーは、この12月、同社の本部をここに置くとメディアに話しています。マイケルの親しい友人であったオードジェーですが、彼曰く、このマンションのオーナーは「Ed Hardy」のCEO、ハーバート・グエツなのだそうです。先週、U2はスペイン・バルセロナの9万人を収容するスタジアムでツアーをスタートさせましたが、その中でマイケルへの追悼として、ボノがゴスペル曲「Angel of Harlem」を彼に捧げて歌い、マイケルを“偉大なる才能の持ち主”と呼びました。最後にボノはまた、マイケルの代表曲「Man in the Mirror」と「Don’t Stop Till You Get Enough」を歌い上げました。さらに7月2日に明らかになった情報によれば、およそ25,000ドル(約250万円)相当の棺がマイケルのために特注されていたとのこと。この棺は同1日、ベイツビル・キャスケット社に発注されたもので、14カラットの金の棺で中は青のベルベット、そして手作業で磨かれた鏡面仕上げになっているようです。実はこれ、ジェームス・ブラウンが亡くなったときのものと同じ棺で、とても貴重なもののようです。火曜日の朝には自動車行列が始まりますが、マイケルの遺体は葬儀所のフォレスト・ローン・モーチュアリーを出発してステイプルズ・センターに運ばれます。一方、マイケルの2人の子供、パリスとマイケル・Jrの実母、デビー・ローはNBCのインタビューで、子供の親権を裁判で争う意向を伝えました。同時に、マイケルの父、ジョー・ジャクソンが子供たちに近づかないように、接近禁止命令を求めるそうです。彼女は彼らの実母だということを証明するためにDNAテストを行うとのこと。また、発表された遺産の内訳は、マイケルの母・キャサリンが40%、マイケルの3人の子供が40%、そして20%は児童基金に贈られるそうです。最後にハッピーなニュースを。夏といえば結婚シーズンでもありますが、先日CAネットワークの「Cablevision」は結婚式や花嫁についての新しいコンテンツを始めると発表しました。これは映画『ブライド・ウォーズ』や「Modern Bride」、「Amazing Wedding Cake」などのリアリティ・ショーが高い支持率を集めたことが背景にあり、ファンは24時間いつでも、結婚に関する番組を見ることができるようになります。開始日はまだ決まっていないようですが…。(text:Lisle Wilkerson)バルセロナでライヴを行ったU2。© AFLO
2009年07月06日みなさん、こんにちは!アメリカでは、先日の“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンの訃報で話題は持ちきりです。一番最初に訃報を伝えたゴシップサイト「TMZ.com」をはじめ、様々なウェブサイトでその続報が伝えられています。まず、死因に関する様々なうわさにより、マイケルの死の間際にそばにいた主治医のコンラッド・マーレイ氏が非難の的となっています。しかし、それはあくまでうわさであって、薬物に関する解剖や様々な調査の結果が出るまでは誰も真相を知りえないわけです。それもおそらく4〜6週間かかるでしょう。家族さえも、本当に同医師に責任があるのか、定かでないのですから。一方、マーレイ医師本人は、もちろん疑惑を否定しています。先週末にかけて、彼はロス市警でおよそ4時間にわたり、当日何が起きたのかを事細かに伝えたそうです。曰く、彼がマイケルがベッドに横たわっているのを発見したときは、既に呼吸は止まっていたそうですが、まだ脈は残っており、すぐさま心肺蘇生を始めたとのこと。そこで浮かび上がる疑問は、なぜ医師はマイケルを床に下ろさずに蘇生を始めたのか?ということ。というのも、心肺蘇生を行うには固い所に身体を置かなくてはいけないということは医師なら誰でも知っていることなのです。この様子だと、まだまだこれから問題が出てきそうですね…。その間、家族はエンチノにあるマイケルの両親の家に集まり、葬儀のこと、そしてマイケルの早すぎる死を惜しむ、数々の追悼コンサートのオファーについて話し合いました。生前のマイケルは、普段から母親とは連絡を密に取っていて、亡くなる数日前には父親とも話をしていたそうですが、兄弟や妹のジャネットとはしばらく疎遠になっていたようです。そのため、マイケルの薬物摂取を促すような人がいたのか、または死を防ぐことは出来なかったのか?尽きない疑問の真相を明かそうと必死です。しかし残念ながら、その答えはまだ闇の中。そして、音楽のあらゆるチャートで、マイケルのアルバムやシングルはナンバー1にランクしています。人々は、とにかくマイケルの歌を聴き足りないようなのです。また、彼の3人の子供の親権についても論争が始まっています。法律上では、長男と長女の実母であるデビー・ロー(生前のマイケル専属の看護師でもありました)に養育権があるのですが、家族は彼女との親権争いをする意向です。しかしながら、デビーはこの子供たちは、生物学的に彼女の子供であってマイケルの子供ではないと主張!マイケルが彼らの実の父親ではないことは、もう何年にもわたりうわさされてきたことですが、デビーはマイケルの子供を産むことに合意し、精子バンクを通して2人の子供を妊娠したのだそうです。何はともあれ、ただジャクソン家が気の毒でしょうがありません。早く問題が解決することを祈るばかりです。(text:Lisle Wilkerson)写真は6月28日、「BET Awards ’09」に出演した際のジャネット。ショーのホストを務めたジェイミー・フォックスがステージの上までエスコートした。© Reuters/AFLO
2009年07月04日6月25日(現地時間)午後に50歳の若さで心不全のために急逝し、世界中に大きな衝撃を与えたマイケル・ジャクソン。司法解剖が行なわれたが、外傷などがないことから他殺の可能性は低いと判明したものの、毒物検視の結果を受けた最終的な結果が出るのは4〜6週間後になると発表された。マイケルの死因については薬物濫用の憶測が飛んでいて、心配停止状態になる直前、主治医から強度の鎮痛剤「デメロール」を注射されていたという。一方、マイケルの遺族は独自に再度の遺体解剖を依頼したことが、米の芸能情報サイト「TMZ.com」により明らかになった。マイケルの急逝は、エンターテイメント業界の各方面にも大打撃となっている。特に7月13日のロンドンを皮切りに予定されていた久々のコンサート・ツアーが不可能となったいま、企画・プロモーション会社、公演予定会場や周辺の宿泊施設、飲食店などが見込んでいた推定10億ドルとも言われる利益はゼロになり、経済への影響も甚大だ。また、サシャ・バロン・コーエン主演の『Bruno』(原題)も、マイケルの姉・ラトーヤの出演シーンをカットする憂き目にあったことがHollywood Reporter誌で報じられた。サシャ扮するゲイのファッション・ジャーナリスト、ブルーノがラトーヤにインタビューするシーンで、ブルーノがマイケルに似た立ち居振る舞いをする場面が、「ジャクソン・ファミリーに敬意を表す」という理由でカットされた。マイケルが亡くなった日の午前中にはファラ・フォーセットもガンと闘病の末、62歳の生涯を閉じた。70〜80年代に絶頂を極めたポップ・アイコン2人が奇しくも同じ日にこの世を去った。(text:Yuki Tominaga)写真は12年前のワールドツアーのもの。ウェンブリー・スタジアム(ロンドン)でのライヴ。再びロンドンで、その勇姿を拝むことは叶わなかった。© Mark Shenley/Camera Press/AFLO■関連作品:Bruno (原題)
2009年06月29日オーウェン・ウィルソンが8月26日、緊急入院した。同日昼、カリフォルニア州サンタモニカの自宅で手首を切って倒れている彼を家族が発見し、救急車で市内の病院に搬送された。抗うつ剤を大量に服用していたという説もあり、自殺を図ったとみられている。危険な状態を脱し、一命をとりとめた翌日には「困難な時期を静かに治療と回復に専念させてほしい」とメディアに配慮を求める声明を発表した。現在は兄のアンドリューと弟のルーク、そして両親が付き添っているという。オーウェンは盟友、ベン・スティラーの監督作『Tropic Thunder』(原題)の撮影を9月初旬に控えていたが、今回の騒動をうけて両者合意の上で中止になった。また最新作の『The Darjeeling Limited』(原題)は現在開催中のヴェネチア映画祭コンペティション部門に出品されているが、オーウェンの映画祭参加もキャンセルに。治療を受けている病院のスタッフによれば、幸い容体は良好とのことだ。写真は、ヴェネチア国際映画祭に出品されているウェス・アンダーソン監督の『The Darjeeling Limited』(原題)の一場面。左から、ジェイソン・シュワルツマン、オーウェン、エイドリアン・ブロディ。(C) Splash/AFLO(text:Yuki Tominaga)
2007年08月31日