マンガに精通したコンシェルジュがあらゆるマンガのなかから100種類以上のドリンク案を考案し、厳選してメニュー化してます。「ダーリン、うちしあわせだっちゃ」(ラムコーク)「ラムコーク」は「ラム」というワードから、『うる星やつら』のラムちゃんのセリフをメニュー名に。数ある名セリフのなかからこのセリフを選んだ理由は「オーダーするときに楽しい気持ちになれるから」。ラムちゃんのようにかわいらしくオーダーするだけで、幸せな気持ちになれます。「キンキンに冷えてやがるっ……!」(ビール)ビールということもあり、一番人気のメニュー。オーダーするときにメニュー名を言う割合は5割程度とのことですが、こちらのメニューは「キンキンに冷えてやがる……!」と気持ちを込めてオーダーする方も多いとか。「キン肉マンの好物ココア」(ホットココア)もちろんソフトドリンクメニューも豊富。やさしい風味のホットココアは気持ちも心も癒します。「ラビットハウスのコーヒー」(ホットコーヒー)、「紅茶とは呼べないけど……でもやさしい味だわ」(紅茶)、「運命の果実を一緒に飲もう」(リンゴジュース)など、好きなセリフから選ぶのも一興です。※記載している情報は取材時の内容です取材・文/萩原かおりスポット情報スポット名:マンガサロン「トリガー」住所:東京都渋谷区渋谷 3-15-2 コンパルビル4F電話番号:03-6427-2248
2016年11月05日カバーマーク株式会社が展開する化粧品ブランド「カバーマーク」は、2016年10月3日(月)より、人気漫画家・桜沢エリカさん描き下ろしのWEB限定マンガ「油断したシンデレラ」を公開。これに合わせて、35歳~49歳の男女500名を対象にした意識・実態調査をおこなった。同窓会で再会したクラスのアイドルの「激変」半数以上が経験アリ調査では過去5年以内に参加した同窓会で“学生時代に可愛いと思っていた女性”と再会したことのある男女500名を対象にしたもの。まず、同窓会で“学生時代に可愛いと思っていた女性”に再会した時の印象を聞いたところ、65%が「見た目のレベルが下がったと感じた」と回答。さらに、学生時代と比べた「見た目印象」の低下の割合について聞いてみると、平均は「4割減」という結果に。中でも「肌」に変化を感じた人が多いようで、学生時代に可愛いと思っていた女性の肌を見て「昔とのギャップを感じた」という人は実に76%にものぼった。桜沢エリカが描く20年後のシンデレラ「油断したシンデレラ」 「カバーマーク」は、カバー力が12時間持続するファンデーション「モイスチュア ヴェール」の企画として、シンデレラの20年後を描いたWEB限定マンガ「油断したシンデレラ」の前編を10月3日(月)より公開。美しかったはずのシンデレラが、油断によって「激変」してしまった、という設定で物語がスタートする。マンガの作者は人気漫画家の桜沢エリカさん。女性の心情をリアルに描写した漫画やイラストを多く手掛けるほか、そのファッションセンスも注目を集めている。【あらすじ】王子様と結ばれ、幸せな結婚をしたはずのシンデレラ。しかし、結婚して20年経った現在のシンデレラは、毎日寝巻着のままお菓子を食べてばかりの自堕落な生活を送っていた。油断しきったシンデレラの顔には、うっすらとシミも……。夫となった元王子様も、そんなシンデレラの様子に頭をかかえている。そして、ある晩ついに……!?【参考】※WEB限定マンガ「油断したシンデレラ」
2016年10月07日日本が誇るポップカルチャー、マンガ。今や海外でもマンガブームだと言いますが、マンガを海外で出版するには、日本語のセリフを英語などに翻訳する必要があります。マンガの翻訳とは、一体どんな仕事なのでしょう。翻訳スクール「フェロー・アカデミー」にて、プロのマンガ翻訳家による公開講座を体験してきました。■アメリカのマンガ市場は少年マンガが中心講師は、米国留学、ソフトウェアエンジニアを経てマンガ翻訳家になり、今年で7年目という木村智子先生。「Tomo Kimura」という名前で翻訳されており、これまでに『スキップ・ビート!』、『NANA』、『黒執事』など、119冊のマンガの翻訳を手がけてきたそうです。まずは、アメリカのマンガ市場について解説がありました。へぇと思ったのは、日本では、少年マンガ、少女マンガのほか、青年マンガ、女性マンガなど幅広いジャンルのマンガが読まれていますが、アメリカでは、最初に出版されたのが少年マンガだったこともあり、現在でもマーケットの中心は『NARUTO』や『ONE PIECE』といった少年マンガだそうです。青年マンガ、女性マンガの市場はまだ広がっていないようで、例えば日本で大ヒットした『のだめカンタービレ』の英語版はヒットには至らず、巻の途中で出版が止まることもあるみたいです。■マンガ翻訳の演習。ガチャ、パシッなどの擬音は、どうやって訳す!?次は、いよいよマンガ翻訳の演習。マンガ翻訳の基本を説明した上で、事前に配布されていた課題(マンガ『黒執事』の中の数ページ)を、先生が一コマずつ英語に訳していってくれます。マンガを英語に翻訳する上での大きなポイントの一つが“擬音”の訳。マンガで多用される“ガチャ”、“バシッ”、“クル”といった擬音は、日本語に特有のもので、擬音の翻訳の仕方は出版社によって違うのですが、主に次の2つがあるそうです。・日本語の擬音をすべて英語に翻訳する場合。大抵の擬音は、英語では動詞になります。例)クル(振り向く音)→Fwipガチャ(ドアを開ける音)→Kachak・日本語の擬音はそのままにし、その擬音の近くの空白に、擬音の読み方と説明を挿入する場合例)クル→KURU(Fwip)ガチャ(ドアを開ける音)→GACHA(Kachak)■日本特有の敬語や文化をどう訳すかもポイントそのほか、日本語に特有の「さま」や「さん」といった敬称や「おそれながら……」といった敬語も特徴的で、状況やキャラクターに合わせて、例えば友達同士なら「さん」はとる、登場人物の関係性上どうしても必要なら「○○-sama」として最後に注釈を入れるなど、できる限り自然でリアルなセリフになるよう一つ一つ判断を下し、適切な英語に翻訳します。さらに、『黒執事』のような、19世紀のイギリスを舞台にした歴史物の場合、地名や歴史的な出来事を一つ一つ調べて確認しながら翻訳する必要があったり、神社でのお参りなど日本特有の文化・風習がマンガに登場する場合、翻訳家が英語で注釈を入れたりすることもあるそうです。マンガ好きにとっては夢のような仕事ですが、実際の作業内容を目の当たりにすると、細かい注意点がたくさんあってなかなか大変そう。英語力だけでなく、日本文化とアメリカ文化、両方に対する知識が必要とされる仕事です。■マンガ翻訳家の条件は「マンガが好きなこと」講座終了後、先生に、いくつか気になることを質問してみました。――アメリカにも、マンガ・アニメオタクの人たちが大勢いると聞きますが、日本のオタクとアメリカのオタクには何か違いが見られますか?「日本でマンガオタクと言うとちょっと恥ずかしいイメージがありますが、アメリカのオタクはもう少し明るくポジティブな気がします。例えば、アメリカで、いわゆるオタクの人が集まるイベントに行ったとき、みんながコスプレのまま堂々と会場の外に出て街を歩いたり、食事をしたりしていて驚きました」――マンガ翻訳の仕事は大変そうですが、先生のように続けていく秘訣(ひけつ)は?「この仕事をする人の第一の条件は、マンガが好きなことですね。作品に興味が持てないまま翻訳をしていても、編集者に見抜かれてしまいますし、最終的には読者にも伝わってしまいます。翻訳家自身が楽しみながら翻訳することが何より大切ですね」――マンガ翻訳家をしていて、得をしたことはありますか?「仕事上は、直接マンガ家の方に会う機会はないのですが、Twitterでコンタクトをとるうちにつながりができたり、イベントでお会いしたときに作品のマンガ翻訳をしていることを伝えると、サインをいただけたりすることも。一ファンとしても翻訳家としてもうれしい瞬間です」――ありがとうございました。アメリカを始めとした海外でのマンガ市場は、まだまだこれからも拡大しそうで、マンガ翻訳家の需要も高まりそうです。「マンガの知識、マンガへの愛には自信がある!」という人は、フェロー・アカデミーなどの翻訳学校で翻訳スキルを身に付けて、マンガ翻訳家を目指してみてもいいのではないでしょうか。(COBS ONLINE編集部)【関連リンク】翻訳学校「フェロー・アカデミー」で翻訳スキルを身につけてみる【コラム】ミステリー小説翻訳家に聞く、人を惹き付ける文章の秘訣とは?【コラム】きっと誰かに話したくなる、映画字幕の知られざる秘密とは?
2011年09月23日