トッズ(TOD’S)の2020年秋冬コレクションが、2020年2月21日(金)、イタリア・ミラノで発表された。新クリエイティブディレクター、ヴァルター・キアッポーニのデビューショーである。テーマは「イタリアン エッセンス」。ヴァルター・キアッポーニによる新生トッズ2019年10月にトッズのメンズ&ウィメンズクリエイティブディレクターに就任したヴァルター・キアッポーニは、ヴァレンティノ(VALENTINO)、グッチ(GUCCI)、ミュウミュウ(MIU MIU)、ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)といったブランドでキャリアを積んだ人物だ。ファーストシーズンとなる今季、彼はこれまでブランドが築いてきた歴史を大切にして、トッズにおける「イタリアらしさ」を模索しつつ、ブランドをモダンに進化させているようだ。エレガンスをストレートに表現するのではなく、マスキュリンな要素を取り入れることで、かえって着る人のフェミニニティを際立たせるアプローチを試みているように感じられる。その象徴となるファーストルックは、ビッグシルエットのテーラードジャケットにルーズなコーディロイパンツ、コンフォータブルなスニーカーをスタイリングしたもの。オーバーサイズのボーイッシュなウェアが、女性の華奢な印象を際立たせている。男性のユニフォームとして誕生したミリタリージャケットもオーバーサイジングで。ウエストをベルトでキュッと絞り、ミニドレスを合わせることでセクシーな雰囲気に仕上げた。ホワイトシャツとグレンチェック柄パンツのコーディネートには、センシュアルなカッティングのボディスーツを差し込むことでコントラストをもたらし、女性らしさを引き出している。アイコニックなレザーにも新しい解釈を加えてトッズのアイコンであるレザーにも現代的な解釈を加えた。これまでのトッズのレザーウェアと言えば、しなやかな皮をもちいて一枚の洋服を仕立てるのが主流だった。しかしヴァルター・キアッポーニは、バイカラーのトレンチコートの襟やアームに部分的に起用したり、光沢感のあるものやマットなものなど異なる質感のレザーをパッチワークのように組み合わせてタイトスカートを完成させていたりする。表現方法こそ新しくはあるが、これらは全てトッズが長年培ってきた技術があるからこそ成せることなのだろう。人気のシューズは、スニーカーやハイヒールサンダル、サイドゴアブーツ、フラットなロングブーツなどバリエーション豊富。バッグは、キルティングのボディにTの留め具をあしらったハンドバッグや、大きめのホーボーバッグなどが姿を現した。メンズウェアもランウェイで初披露なお今回はヴァルター・キアッポーニがメンズ&ウィメンズを同時に発表した初めてのショーでもあり、ランウェイには気足の長いファーをあしらったグラマラスなジャケットや、細いベルトでウエストをマークしたロングコートを纏ったメンズモデルも登場。女性らしさも感じさせるジェンダーレスな着こなしが印象に残った。
2020年02月25日フェンディ(FENDI)の2020-2021年秋冬コレクションが、2020年2月20日(木)、イタリア・ミラノで発表された。柔らかでセンシュアルな女性像ファーストルックは、ボリューミーな袖を採用したピークドラペルのロングコートから。このふっくらとしたシェイプのスリーブは今季のシグネチャーのようで、ジャケットやシャツブラウス、ロングドレス、ボディスーツなどあらゆるアイテムに採用されて存在感を放っている。この丸いフォルムの袖と組み合わせるのは、決まってキュッとウエストを絞ったピース。そのコントラストがボディラインをより一層強調するとともに、柔らかなムードと強いフェミニティを両立した女性像を浮かび上がらせる。ペールピンクをキーカラーにこの柔和でセクシーな雰囲気は、色や素材選びにも反映されているようだ。キーカラーとなったのは、会場の床を埋め尽くしたふかふかの絨毯と同じ優しげなピンク。このペールピンクを主役に、素肌の透けるブラックレースやグラマラスなブラックレザーを組み合わせている。レザーショッパーや輝くAirPodsケースで遊び心を遊び心あふれるアクセントを加えているのがバッグ&アクセサリー。既に発表されているメンズコレクションでも登場したビッグサイズのレザーショッパーが、アイコニックなフェンディイエローではなくペールピンクで姿を現した。フリンジやペイズリー柄をあしらったピーカブー、ロンドン拠点のアクセサリーブランド「カオス(Chaos)」とコラボレーションしたゴールドに輝くAirPodsケースなども、コレクションにリズムを与えている。多様性のあるモデルキャスティング巨匠カール・ラガーフェルドがこの世を去り、2シーズン目となる今季は、これまでフェンディが描いてきた女性像に変化の兆しが見えるシーズンでもあった。細身で長身のモデルだけでなく、多様性のあるモデルキャスティングを行った。ランウェイにはプラスサイズモデルや、カレン・エルソン、キャロリン・マーフィー、リヤ・ケベデなど往年のスーパーモデルなどが姿を現した。
2020年02月24日マックスマーラ(Max Mara)の2020-21年秋冬コレクションが、2020年2月20日(水)、イタリア・ミラノで発表された。冬の大海原への冒険に繰り出して今季のインスピレーションになったのは、冬の大海原への冒険。勇ましい海兵のエネルギーに満ちたミリタリーウェアを、マックスマーラが持つエレガントなムードで再構築している。ダッフルコートのトグルには、歩くたびに美しく揺れ動く繊細なフリンジをあしらって。防寒服であるケープは、上質なテキスタイルをたっぷりと使ったロング丈に仕立て、リュクスな印象へと導いている。マックスマーラ流マリンルック船乗りたちのユニフォームの面影は、アイテムそのものだけでなく、パターンやディテールからも感じられる。今シーズンのシグネチャーの1つと言えるボーダー柄は、スリムなニットトップスや、オーバーサイジングなボアコート、リラクシングなポンチョなど、あらゆるピースに起用されている。ロープベルトは、時にはガウンコートの、時にはハイウエストパンツのウエストで存在感を放つ。波打つフリルで華やかにカラーはブラック、ネイビー、グレー、ベージュなどのニュートラルカラーがベース。ベーシックな色彩で構成されているのにも関わらず、華やかな印象をもたらすのに一役買っているのが、海面のように波打つたっぷりとしたフリルディテールだ。フライトジャケットのショルダーや、透け感のあるシャツブラウスのアーム、アシンメトリーなスカートの裾に贅沢にあしらわれており、コレクション全体に華やかさをプラスしている。旅の荷物がたっぷり入るマリンバッグバッグは、壮大な海への冒険に欠かせないたくさんの荷物が入るようにとビッグサイズに。たっぷりとした容量のあるソフトなトートバッグのフォルムは、船の構造からインスピレーションを得て生み出されたものだ。
2020年02月24日アンテプリマ(ANTEPRIMA)の2020-21年秋冬コレクションが、2020年2月20日(木)、イタリア・ミラノで発表された。シーズンテーマはUnframed Happiness。ミッキーマウス&ミニーマウスがワイヤーバッグにアンテプリマは2020年の子(ねずみ)年を祝し、ミッキーマウスとミニーマウスをデザインに取り入れた「アンテプリマ ディズニー コレクション(ANTEPRIMA Disney COLLECTION)」の新作をランウェイで披露。ミッキーマウス&ミニーマウスの顔を球体型バッグで表現した遊び心あふれるアンテプリマ/ワイヤーバッグが、エレガントなコレクションに遊び心を添えた。白銀の荒野を思わせるカラーパレットレディトゥウェアは、雪が舞う季節に相応しい白銀の世界を思わせるホワイトニットやゴールドに煌くテキスタイルのセットアップからスタート。耳元では氷のように透明感のあるモチーフをあしらったイヤリングが、幻想的な雰囲気を放っている。その後は、たっぷりと生地を使い流麗なシルエットを描いたブラウンのガウンコートや、レーシーなベージュ色ニットドレス、カーキのニットジャケットなど、アースカラーをメインに展開。純白のピースにネイチャーカラーのアイテムを織り交ぜることで、雪がしんしんと降り積もる荒野のようなカラーパレットを作り出した。自然の息吹を纏って落ち着きのある上品なカラーパレットに、自然の息吹を纏っているかのようなアクセントを加えるのが、「幸福を告げる」という花言葉を持つカランコエの刺繍やプリントを施したドレスなど。モデルが歩くたびに裾が美しく揺れ動き、魅惑的なグラデーションカラーが見え隠れするプリーツワンピースも、躍動感をもたらしている。アーガイル柄を幾何学的に再構築したネオ・アーガイルのコートは、コレクション全体にモダンな印象をプラスした。
2020年02月24日ジル サンダー(JIL SANDER)の2020-21年秋冬コレクションが、2020年2月19日(水)、イタリア・ミラノで発表された。削ぎ落されたピュアなエレガンスルーシー&ルーク・メイヤーが手掛けるジル サンダーは、いつも以上にミニマルなエレガンスを追求しているようだ。色彩や柄を抑え、デコラティブな装飾をそぎ落としたピースたちは、彼らが就任以来探求し続けているフェミニティとマスキュリンの対比や、シルエットや素材へのこだわりをより一層際立たせている。端正な佇まいのロングコートは、男性的なテーラリングの要素を取り入れつつも、ウエストをマークすることで女性的な印象に。彼らのシグネチャーと言ってもよいロングドレスは、上品な光沢を纏ったテキスタイルを贅沢に用い、胸下から裾まで細やかなプリーツを入れることで、モデルが歩くたびに空気を含む可憐なシルエットに仕上げている。素材の特性を生かしたシルエットづくりこれまでは構築的なアプローチで洋服のフォルムを作り出すことが多かった彼らだが、今季は素材の特性によって思い通りのシルエットを描き出すことも試みている。ビッグカラーのロングドレスは、適度なハリ感のあるテキスタイルをたっぷりと使い、ウエストにギャザーを入れることで裾にむかってボリュームを出した。足元に向かって流れるように広がっていくフレアワンピースには、かぎ編みニットを採用し、ふんわりと柔らかなラインを生み出している。袖を通す人がいて初めて輝く服ルーシー&ルークメイヤーが追及しているシルエットとは、洋服に袖を通す人がいて初めて完成するもの。どんな人が纏ってもその人の美しさを引き立ててくれるものであり、それでいて心地よく着られるコンフォートなものだ。今シーズンのショー演出は、そんな哲学を伝えるために人の“静と動”にフォーカスした。モデルたちはランウェイを歩き終えると順々に中央に設置された椅子に腰かけていく。人が歩く時、立つ時、そして座った時...あらゆる姿勢であっても、美しく見えることをゲストに証明してみせた。フリンジや大ぶりジュエリーでアクセントピュアでミニマルな印象にアクセントを加えているのが、繊細なフリンジのアクセサリーや、貝殻やベルなどをモチーフにした大ぶりのメタリックジュエリー。より一層エレガントになったイブニングドレスなどとマッチするようにと、レザーのクラッチバッグやハイヒールのスリングバッグシューズなども提案されている。
2020年02月23日ヌメロ ヴェントゥーノ(N21)の2020-21年秋冬コレクションが、2020年2月19日(水)、イタリア・ミラノで発表された。ヌメロ ヴェントゥーノは今季、ブランド設立から10周年のアニバーサリーイヤーを迎える。メタリックモチーフでハードな魅力をプラス今シーズンも、ベースにあるのはブランドが得意とするエレガントかつセンシュアルなスタイル。そこにハードな魅力をプラスしているのが、今季のシグネチャーともいえるメタリックなモチーフだ。胸元を大胆に開けたオールインワンにはシルバーのチェーンモチーフをあしらって。片方だけオフショルダーにしたストラップワンピースには、いくつもの安全ピンをデコラティブに配している。今季のシグネチャーの1つと言えるこれらのメタリックなモチーフは、本来ならばパンクをはじめとするアヴァンギャルドなスタイルに多用されるもの。しかしながら、デザイナーであるアレッサンドロ・デラクアの手にかかれば、不思議とエレガントに昇華され、ハードな装飾が持つ力強さはそのままにリュクスなムードを放つ。ソフトな素材と掛け合わせてメタルパーツを取り入れたのは、セクシーなピースだけではない。安全ピンはソフトなニットに無数に散りばめたり、チェーンは歩くたびにふわふわと揺れ動くフェザーとドッキングしてベージュのセットアップにスタイリングしたり...と、ハードなニュアンスと柔らかなムードのコントラストを楽しんでいるかのよう。女性が持つセンシュアルな魅力と柔らかなムードを、力強く硬質的なモチーフが引き立てているかのように感じられた。煌めく装飾をアクセントにカラーは、漆黒からはじまり、真っ赤なドレスが現れると、ベージュ、ブラウン、グレーなどのニュートラルカラーへ移り変わる。かと思えばペールブルーやグリーンなどが現れて彩りを増していく。アクセントとなるのは、チェーンや安全ピンが放つメタリックな輝き。ショー終盤に登場したきらきらと煌めくシークインで埋め尽くしたドレスやセットアップも、クライマックスに向けて華やかなムードを加速させた。
2020年02月23日エトロ(ETRO)が1月12日にミラノのガレージ・パウッロにて、2020-21秋冬メンズコレクションを発表した。
2020年01月22日フェンディ(FENDI)が、1月13日イタリア・ミラノでクリエイティブ・ディレクター シルヴィア・フェンディによる2020-21年秋冬メンズコレクションを発表した。テーマは、「フェンディ流古典主義(FENDI-fied classicism)」。同コレクションでは、メルトンウール、重厚な綾織りとシャーリングを施したフランネル、フロック加工のデニムやコーデュロイ スウェードなど、様々な技術を繰り出しながら、トロンプルイユ(だまし絵)的なファブリックを採用。また、レザーグッズやアクセサリーでは、フェンディのアイコニックなイエローをキーカラーに、ショッピングバッグや、ヴィンテージパッケージにインスパイアされたチャームの数々が、「バゲット」と「ピーカブー」に加わっている。ショー後半では、アンリアレイジ(ANREALAGE)とのコラボレーションルックを披露。フェンディが日本人ファッションデザイナーと協業するのは初めてのこととなる。アイテムは、アウター、ジャケット、シャツ、バッグ、シューズ、ハット、グローブ、ネクタイなどが登場。太陽光(UV)にさらされると、ホワイトタイガーのキルティングがフェンディのアイコンカラーであるイエローに輝き、ホワイトダイアモンドのキルティングからは、フェンディの新コードがブラックに浮き出る仕掛けになっている。
2020年01月16日Courtesy of Gucci Images by Anton Gottlobグッチ(GUCCI)が、2020-21年秋冬メンズコレクションショーをイタリア・ミラノのパラッツォ・デッレ・シンティッレ(Palazzo delle Scintille)で発表した。コーエドショーにシフトしてから約3年ぶりのミラノメンズファッションウィークの復帰となったグッチ。砂を敷き詰めた会場の中央には、大きな振り子が配され光と影の円を描く。「男らしさ、その多元性」をテーマに、全58ルックが発表された。Courtesy of Gucci
2020年01月16日アレッサンドロ・デラクア(Alessandro dell’Acqua)によるヌメロ ヴェントゥーノ(N21)がミラノで2020-21年秋冬メンズコレクションを発表。
2020年01月14日ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)が、1月11日イタリア・ミラノで2020-21 秋冬 メンズ コレクションショーを開催した。テーマは「Artistic Craftsmanship(アーティスティック クラフツマンシップ)」。All Photo by © DOLCE&GABBANA
2020年01月14日ニール バレット(NEIL BARRETT)の2020-21年秋冬メンズ&ウィメンズコレクションショーがミラノで行われた。
2020年01月14日クリエイティブ ディレクター、ポール・アンドリュー(Paul Andrew)によるサルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)が1月12日、ミラノで2020-21年秋冬メンズコレクションを発表した。
2020年01月14日アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)が1月12日、ミラノで2020-21年秋冬メンズコレクションを発表した。
2020年01月14日ミラノの老舗カフェ「コヴァ(COVA)」より、2020年のバレンタインに向けたチョコレート&スイーツが登場。2020年2月1日(土)より、「カフェ コヴァ ミラノ(Café Cova Milano)」ギンザ シックスおよび渋谷スクランブルスクエアにて販売される。2020年のバレンタインに「コヴァ」が贈るのは、ハートをモチーフにしたチョコレートギフトボックスやケーキの数々。いずれもキーカラーにレッドを取り入れ、贈り物にぴったりな一品に仕上げた。注目は、ハート型のボックスに、ハート型のチョコレートを詰めた「ハートボックス(Heart Box)」や、イタリアの伝統菓子“パネトーネ”をバレンタイン仕様にアレンジし、トップにバラの花束を飾った「パネトーネ サン バレンティノ(Panettone San Valentino)」といった、キュートな見た目のスイーツたち。中でも「パネトーネ サン バレンティノ」は、19世紀初頭から門外不出のレシピで職人たちによって代々作り続けられている「コヴァ」伝統のパネトーネの味を楽しめる一品。小麦粉やイースト、バター、卵、ドライフルーツなど厳選した素材のみを使用しており、しっとりとした上品な味わいが特徴だ。他にも「チーズ ケーク クオーレ(Cheese cake Cuore)」や、「クオーレ チョコレート(Cuore Chocolate)」など、ユニークなスイーツが多数登場。是非「コヴァ」で、バレンタインの贈り物を選んでみては。【詳細】コヴァ 2020年バレンタイン発売日:2020年2月1日(土)予定 ※発売日は変更になる場合がある。販売店舗:カフェ コヴァ ミラノ ギンザシックス/渋谷スクランブルスクエア価格例:バレンタイン ギフトボックス 15,000円(税込)、ハートボックス 2,800円(税込)、パネトーネ サン バレンティノ 8,000円(税込)、クオーレ チョコレート 2,000円(税込)、チーズ ケーク クオーレ 5,000円(税込)※パネトーネ サン バレンティノは、1月15日(水)から31日(金)までの期間で予約受付。受け渡しは2月1日(土)から14日(金)まで。<販売店情報>・カフェ コヴァ ミラノ ギンザ シックス営業時間:10:30~20:30住所:東京都中央区銀座6-10-1TEL:03-3289-3755・カフェ コヴァ ミラノ 渋谷スクランブルスクエア営業時間:10:00~21:00住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12TEL:03-6325-2541(11月1日(金)開通)
2019年11月29日ミラノのラグジュアリーレザーブランド「セラピアン(SERAPIAN)」が、2019年11月27日(水)、大阪・阪急うめだ本店に日本初のウィメンズ直営店をオープンする。セラピアンは1923年に創業した老舗レザーブランド。日本初のウィメンズ直営店となる阪急うめだ本店では、オープン時より2020年春夏コレクションの新作を展開する。ブランドを象徴する「モザイコ(MOSAICO)」シリーズからは、「シークレットトート」やクラッチバッグ、ウォレットなどのスモールレザーグッズが登場。「モザイコ」は、職人がナッパレザーを手作業で編み込んで仕上げたシリーズだ。アイコニックなハンドバッグ「ミニヴィラバッグ」には、カーキ、ブラウン、イエローといった色彩をベージュとコンビネーションした柔らかなカラーリングの新色を取り揃える。また“Signed by our Artisans”と題したプロジェクトによるバッグも展開。バッグを制作した職人が自身のサインを内側のレザータグに施し、さらにバッグ外側にレッド、イエロー、グリーン、グレーのストライプをランダムに編み込んでパーソナライズしたアイテムを販売する。【アイテム詳細】セラピアン 2020年春夏コレクション 新作レディースバッグアイテム例:・スモールシークレットトート 267,000円+税・ミニヴィラバッグ 267,000円+税【店舗情報】セラピアン 阪急うめだ本店 1階 バッグギャラリーオープン:2019年11月27日(水)住所:大阪府大阪市北区角田町8番7号TEL:06-6361-1381(代表)【問い合わせ先】リシュモンジャパン株式会社 セラピアンTEL:03-4461-8340
2019年11月17日イタリア・ミラノの老舗カフェ「コヴァ(Cova)」より、2019年クリスマススイーツ「バッボ ナターレ(Babbo Natale)」「オルソ(Orso)」が登場。2019年11月11日(月)より、それぞれ「カフェ コヴァ ミラノ(Café Cova Milano)」ギンザ シックスおよび渋谷スクランブルスクエア限定で予約の受け付けを開始する。今回登場する「バッボ ナターレ」「オルソ」は、いずれも「コヴァ」の代表的なペストリーであり、ミラノの伝統菓子でもある“パネットーネ”をクリスマス仕様にアレンジした一品。「コヴァ」の“パネットーネ”は、19世紀初頭から門外不出のレシピで職人たちよって代々作り続けられており、小麦粉やイースト、バター、卵、ドライフルーツなど厳選した素材のみを使用しているのが特徴だ。サンタクロースとシロクマを模ったキュートなビジュアルは、クリスマスのパーティーシーンにぴったり。砂糖やチョコなどを用い、巧みな技術で繊細に再現した帽子や顔、足などのパーツは全て食べることが可能。是非この機会に、ミラノが誇る老舗カフェのユニークなスイーツを楽しんでみて。【詳細】コヴァ 2019年クリスマススイーツ「バッボ ナターレ」「オルソ」予約受付期間:2019年11月11日(月)~12月15日(日)受渡期間:12月20日(金)~25日(水)販売店舗:「バッボ ナターレ」カフェ コヴァ ミラノ ギンザ シックス、「オルソ」カフェ コヴァ ミラノ 渋谷スクランブルスクエア価格:各8,000円(税込)<販売店情報>・カフェ コヴァ ミラノ ギンザ シックス営業時間:10:30~20:30住所:東京都中央区銀座6-10-1TEL:03-3289-3755・カフェ コヴァ ミラノ 渋谷スクランブルスクエア営業時間:10:00~21:00住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12TEL:03-6325-2541(11月1日(金)開通)
2019年10月28日ブランド誕生30周年の特別なパウダーカネボウ化粧品は、「ミラノコレクションボディフレッシュパウダー2020」と「ミラノコレクションGRボディフレッシュパウダー2020」を2020年6月1日に数量限定で発売する。2019年11月1日より店頭やオンラインショップにて予約の受付を開始。同ブランドは毎年、フレグランス、フェースパウダー、ボディパウダーの3アイテムからその年ならではの商品を発売している。2020年は、ブランド誕生30年目を機に、ボディパウダーの「フレグランス効果」と「美肌効果」を際立たせた。フレグランスとしても使用できる同製品は、希少な天然精油を贅沢に使用。アンバー・ローズの香りで肌を包み込み、香りを楽しみながらボディを美しく見せる。ほのかな香り立ちで、フレグランスとしても使用できる。保湿成分として、ヒアルロン酸、ローヤルゼリーエキス、スキンエモリエントオイルを配合。さらに、シルクベールパウダーとシルキイスキンパウダー配合で、肌を明るくカバーし、さらさらが持続する。首もとの小じわをカバーし、キメを整えて見せ、ベールをまとったような明るくなめらかな肌に仕上げる。(画像はプレスリリースより)【参考】※カネボウプレスリリース
2019年10月28日今回のSS20は、メンズファッションウィークは参加できず、ウィメンズファションウィークのみの参加でしたが、パリやミラノで心も癒されてしまいそうなイケメン発見! 久しぶりのいい男特集です。超人気モデル!ジョン・コルタジャレナ - Jon Kortajarenaスペインのファッションモデルでトム・フォード、アルマーニ、エトロなどのファッションウィーク定番のハイブランドをはじめ、ディーゼル、H&Mなどの日本でもかなり人気ブランドのモデルを務めている彼。実はお会いすると、とっても気さくで愛嬌のある方で、コワモテイメージとのギャップに周りの人たちが一瞬で惚れてしまう魅力を持っているんです。長身を生かしつつ、色のはっきりとしたスタイルやモノトーンで合わせるスタイルが多い、彼のファッションにも注目が集まっています。Instagram@kortajarenajonいつみても爽やかで魅惑的なジョージ - Jorge G. Valeroいつみても素敵で個性的、美的とはまさに彼のこと! と言わんばかりの美しい長身&フェイスの彼は、スペインのThe NYTimes Style MagazineやForbesのFashion Directorやコーディネーターを務めるジョージ。魅惑の彼のスタイルは、常に男らしさというよりは、爽やかで明るめのカラーを好むコーデが多い印象です。最近は彼の存在も徐々に大きくなりはじめ、今後も彼の活躍から目が離せません!Instagram@jorgegarciava無言なかっこよさ、人気急上昇なGuido milaniファッションと美容に焦点を当てた雑誌の編集者であるGuido milani 。以前のファッションウィーク中に『Vogue Paris』、『Vogue Italy』、『WWD』、『New York Times』といった30以上の重要な雑誌に彼が登場し、それ以来、『プラダ』、『ステラマッカートニー』、『ヴァレンチノ』などの大ブランドとのコラボレーションを開始し、注目を集める存在のひとりとなっています。ファッションウィークではおなじみになりつつあり、人気も急上昇中。スーツスタイルが多い彼は常に男らしさを感じさせるクールなイケメン。日本ではまだまだ知名度は少ないですが、これからの人気にも注目したいところです。Instagram@gudomilaniいつもカップル登場がうらやましい…イケメンJs Roquesパリのファッションウィークでは常連のフレンチカップル、ファッションブロガーのふたりAlice Barbier & js Roquesのスタイルは、二人とも息ぴったり、見た目も上品で素敵な色使いが多いのが特徴。また、js Roquesのその優しい雰囲気とAliceのオープンなサービス精神は、二人の人気をより大きくしているよう。あまり派手なパフォーマンスをする二人ではありませんが、声をかけると優しく対応してくれる、紳士的なカップル。Instagram@jaimetoutcheztoiこの人は外せない! ファッションウィークの定番イケメン デヴィッド - David ThielebeuleWSJ MagazineのStyle Directorを務める彼は、常に華やかなファッションスタイルかと思いきや、意外とシックで落ち着いたテイストが多いんです。日本のメンズオフィススタイルにおすすめのコーデも豊富なので、ぜひ参考にしたいファッショニスタのひとりです。インスタグラムでは、愛嬌たっぷりな笑顔を見せてくれるのに、ファッションウィークではビジネスモードの顔に。そのギャップもまたたまりません。言葉数は少ない彼ですが、人間性がにじみ出ているというか、とっても優しい雰囲気を感じさせてくれるイケメンです。Instagram@david_bootsオシャレ番長的な存在! 渋かっこいいAlex badiaWWDにスタイルDirectorからローリングストーン誌のコントリビューターとしても活躍している彼。ファッションウィークでは必ず見かける存在で、常に男らしいスタイルですが、時にはカジュアル、時にはシックにと、その時々で七変化する姿に目が離せません。ジャケットやシャツの着用が多い彼、ダンディスタイルを目指したい方にはおすすめのファッショニスタです。Instagram@thealexbadia本日は大人クールなイケメンをご紹介しました。世界にはまだまだ日本では知られていないイケメンが多数!今後も世界の華麗な男前をお届けします。
2019年10月20日イタリア・ミラノの老舗カフェ「コヴァ(COVA)」が、渋谷スクランブルスクエアに2019年11月1日新店舗をオープンする。200年以上の歴史を誇るイタリアの老舗カフェ「コヴァ」「コヴァ」は、ミラノのモンテナポレオーネ本店を含め世界20を超える店舗で展開する、200年以上の歴史を誇るイタリア・ミラノの老舗カフェ。日本では、ギンザ シックスに2019年9月、1号店をオープンした。新店舗となる「カフェ コヴァ ミラノ」渋谷スクランブルスクエア店では、ミラノの旗艦店を再現し、ビロードのソファーやクリスタルのシャンデリア、金色の縁と真鍮で仕上げられた天然大理石を使ったマホガニーのカウンターを設置し、ラグジュアリーで落ち着いた雰囲気の中でスイーツやアフタヌーンティーを楽しめる。ミラノ本店と同じ内容のメニューを提供メニューはミラノ本店エグゼクティブ・シェフが監修し、定番のエスプレッソやカプチーノをはじめ、人気のリゾットを楽しめるランチなど本店と同じ内容を提供。アイコンメニューであるサーケル(チョコレートケーキ)とミモザケーキなどのケーキ類を味わえるアフタヌーンティーは、日本オリジナルでハイティーセットも用意する。さらに、カクテル類も豊富に揃ったアペリティーボも展開し、どの時間に訪れても楽しめるラインナップを揃える。さらに、カクテル類も豊富に揃ったアペリティーボも展開し、どの時間に訪れても楽しめるラインナップを揃える。ギフトコレクション&ペストリーも充実また、贈り物にぴったりのギフトコレクションも充実の展開内容となっており、チョコレートボックス、季節ごとに替わるペストリーなどバリエーション豊富なスイーツが店頭を彩る。クリスマスシーズンには、19世紀初頭から続く門外不出のレシピで現在も作られたミラノの伝統菓子「パネットーネ」の限定も登場する。【詳細】カフェ コヴァ ミラノ(Café Cova Milano) 渋谷スクランブルスクエア店営業時間:10:00~21:00住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア ショップ&スクエア4FTEL:03-6325-2541 (11/1以降より)■メニュー例ライトランチ 2,600円〜マンスリーメニュー 4,000円〜アペリティーボ 2,000円〜COPPA コヴァ / COPPA ティラミス各1,600円ホールケーキ 3,000円〜ギフトボックス 900円~ギフトセレクションズ 1,500円~
2019年10月18日ミラノ旗艦店を再現したエレガントな店内で贅沢なひとときを1817年にナポレオン軍の兵士であったアントニオ・コヴァによって創業された【COVA】はイタリア最古のパスティッチェリアのひとつ。現在はミラノのモンテナポレオーネ本店をはじめ、世界中で20を超える店舗を展開しています。ミラノの旗艦店を再現したラグジュアリーで洗練された店内【Café Cova Milano GINZA SIX】はミラノの旗艦店を再現。アンティークミラー、ビロードのソファー、クリスタルのシャンデリア、金色の縁と真鍮で仕上げられた天然大理石を使ったオリジナルの洗練されたマホガニーのカウンターを設置し、ラグジュアリーで落ち着いた雰囲気の中でカフェや食事が楽しめます。イタリア最古のパスティッチェリア【COVA】の味を銀座で『アフタヌーンティー』HERITGE 2名 6,000円(税込)~。写真はDELAXE シャンパン付き2名 12,000円(税込)定番のエスプレッソやカプチーノをはじめ、【COVA】のアイコンメニューの『サーケル(チョコレートケーキ)』や『ミモザケーキ』などのケーキ類が味わえるアフタヌーンティは日本オリジナルでハイティセットも用意。『MONTHLY MENU』4,000円(税込)0ランチは、人気のリゾットを楽しめるメニューなどを展開。『MONTHLY MENU』は、メインディッシュ、デザート、サラダやスープが選べます。ミラノの伝統が溢れる本格的なイタリア料理を味わってください。『アペリティーボ』 2,000円(税込)0ミラノ発祥の夕食前に食前酒と軽食をいただく習慣のアペリティーボ。【COVA】では、カクテル類も豊富に揃った『アペリティーボ』を提供しています。エレガントな店内でいただく、食前酒とフィンガーフードは別格です。大切な人への贈り物にぴったりのギフトコレクションも銀座先行販売『ミニキューブボックス』 2,800円(税込)【COVA】は、ギフトコレクションが充実していることでも有名です。人気のチョコレートボックス、季節ごとに替わるペーストリーなどバリエーション豊富にラインナップ。クラシックなゴールド×濃紺カラーのエレガントなパッケージは、贈り物にぴったり。銀座先行販売の『ミニキューブボックス』にも注目です。『パネットーネ』500g 4,500円(税込)0また、ホリデーシーズンの象徴的な存在となっている『パネットーネ』は、小麦粉やイースト、バター、卵、ドライフルーツなどの厳選素材を使用。19世紀初頭から続く、門外不出のレシピを現在も受け継ぐ、世界中で愛される人気のペストリーです。カフェ、ランチ、アペリティーボ、ギフトなど、様々なシーンで活躍する【Café Cova Milano GINZA SIX】。銀座の新たなラグジュアリー空間で、至極のひとときを過ごしてみては。【Café Cova Milano GINZA SIX】電話:03-3289-3755住所:東京都中央区銀座6丁目10 -1 GINZA SIX 3Fアクセス:東京メトロ「銀座駅」徒歩2分、東京メトロ、都営地下鉄「東銀座駅」徒歩3分営業時間:10:30-20:30定休日:GINZA SIXに準ずる
2019年10月08日プラダ(PRADA)の2020年春夏コレクションが、イタリア・ミラノで発表された。“服を着る”ことへの原点回帰、プラダの考える新しい女性らしさ2020年春夏シーズンのプラダは、人が服を着るという、本質への原点回帰を行った。ただ古いものをそのまま現代に蘇らせるわけではなく、モダンな解釈を加えて“今の女性像”にあった新しいものへと作り変えている。今を作る時代のハイブリッド服の起源を辿る上で、自然へと回帰するプリミティブな素材を主役に立てた。ワンピースやスカートのガーゼ素材、帽子やバッグに用いられたラフィアなどがそうだ。それとは対照的とも思えるヘリンボーン柄の肉厚なベルベットなども印象的で、プラダらしい時代のハイブリッドが垣間見える。かつてのシルエットを参考にしたジャケットスタイルは、ポケットのフラップをビッグサイズにして、配置は低めに設定。ステンカラージャケットとスカートのセットアップは、ツイードやレザーなどの素材で組み合わせて、レトロシックなムードに捻りを効かせた。ディテールでほんのり味付けしたルックは、今の新しいスタイルへと直結している。装飾が生む、現代的エレガンスもともと服は1枚の布が始まりだ。だからこそ、トップスはレザーをそのまま肩紐で吊るしたようなものだし、スカートはラップ式がほとんど。一見単純な服には、技巧的な刺繍を施すことで過去にはない気品を纏わせている。自然をデザインへと昇華する試みも多々あり、ボタニカルな柄は精緻な手刺繍で意気揚々とゴートレザーのスカートや、シルクドレスにあしらわれた。自然に由来するバッグやシューズ小物は、過去に由来する素材使いと、時を感じさせるデザインから完成している。今季のシューズは、レザーの編み込みがアッパーやサイドに施され、まるで履き古したようなヴィンテージタッチのカラーがのせられた。フラットサンダルのアッパーもレザーの編み込みで涼やかに演出し、カラーバリエーション豊富に提案している。プラダの真骨頂であるサフィアーノレザーのバッグにも、編み込みでひと工夫を加えた。さらにラフィア素材をはじめ、原始的なムードを漂わせるバケツ型バッグが豊富に揃っているのも特徴的。言わずもがなアイコニックなナイロンバッグは、半月型のハンドバッグとして登場している。
2019年09月27日プラン シー(Plan C)の2020年春夏コレクションが、イタリア・ミラノにてプレゼンテーション形式で発表された。デザイナーのカロリーナ・カスティリオーニ自身が考える“自分の着たい服”プラン シーの提案するワードローブは、デザイナーのカロリーナ・カスティリオーニが目指すのは、“自分が着たい服”。今季は、ワークウェア、スポーツウェア、アーバンウェア、イブニングウェアといったあらゆる境界線を取っ払って、新しいジャンルのアプローチを試みた。それらは“自分の着たい服”なのだから、どんなエッジィなハイブリッドであっても、快適さを保っている。楽しいテキスタイルとコンフォータブルな魅力キーテキスタイルとして登場するチェック柄は、様々な表現でスタイリングに取り込んだ。フォーマルなグレンチェックのスーツから、グリーンとブルーがクロスするグラフィカルなギンガムチェックまで、クラシックにもポップにも表情を変える。そして今季のキーカラーであるジェイドグリーンの爽やかな色彩は、ボックスシルエットのマニッシュなスーツやトレンチコート、あるいはフェミニンなプリーツスカートなどで楽しんでいる。フローラルプリントも、境界線のないプレイフルなコレクションに一役買っている。ライトなカラーリングで描く花柄はまるでフェミニンの象徴のよう。ハイパーロングのスカートにあわせたり、ドローコードでシルエットを遊べるスポーティなロングベストにあわせたりと、表情豊かに組み合わるスタイリングは日常感たっぷりでエフォートレスだ。“イイトコどり”なハイブリッド境界線のないハイブリッドな要素を言及するなら、ヴィンテージスポーツから着想を得た、ポロドレスやニットポロシャツなどカラーブロッキングのカーディガンを挙げたい。スポーティでありながら、エレガントなテクスチャーのスカートとのコンビネーションを楽しむのも今季らしい特徴だろう。また、ナイトシーンを想起させるドレスに、あえてポップなポルカドットを配しているのも面白い。アイコン的存在、カロリーナの娘が描く絵すっかりブランドを代表するモチーフとなったカロリーナの娘が描く、遊び心たっぷりの絵も、これらのウィットに富んだワードローブにあしらわれる。シャツやプルオーバーのほか、片手に持ったバッグにも登場させ、“自分の着たい服”の中でお気に入りのアイテムを増やしている。
2019年09月27日グッチ(GUCCI)の2020年春夏コレクションが、2019年9月22日(日)にイタリア・ミラノで発表された。ミケーレ手掛けるグッチからのサプライズ毎シーズン、あっと驚くような招待状でショーの前から観客たちをワクワクさせていたグッチ。今回届いた招待状は、10センチ四方もない小さな封筒。このシンプルな便りは、どんな奇抜な招待状よりサプライズで、何かグッチに変化が……?と、そう思わずにいられなかった。会場には、動く歩道が4レーン。ショーがはじまると、真っ白なワークウェアのようなものを纏ったモデルたちが、その歩道の上でマネキンのように全く動かずただ流されていった。そして突然の暗転。かと思えば、モデルたちは駆け出しシャッター裏へと消えていった。ライトが再び点灯すると、白い彼女たちの姿はなく、今季のワードローブを纏ったモデルたちが、動く歩道を足早に歩きだした。新たなステップへ、進化するミケーレワールドウィーン……という動く歩道の機械音とアップテンポな音楽とともに、遂にはじまった“ミケーレワールド”。今季のショーは、クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレが、グッチを手掛けて4年経った今、新たなフェーズに上がっていくことを示唆する「GUCCI ORGASMIQUE」をキーワードに掲げた。セクシュアルな意味である「オーガズム」から導いた造語には、新たなステップに上がるため、これまで自らが積み重ねてきたグッチでの歩みから、大きなエネルギーを生み出し、爆発させようという意図が見える。モデルたちが衝動的に動き出したのは、きっとそのエネルギーを纏ったからだ。グッチの伝統と、新たなフェミニニティの模索ミケーレは、“バックトゥルーツ”つまりはこれまでのグッチのルーツにこだわり、新解釈を加え新しい表現を追い求め続けてきた。それは今季も同様。GGパターンやホースビット、グッチウェブなどアイコニックなモチーフは健在だ。しかし、これまでのような折衷主義を感じさせるパッチワークやエンブロイダリーは少ない。とにかく今季はミニマルだ。そんなワードローブの中で、ウィメンズとメンズの区別を明確にせず、フェミニニティのモダンな表現を模索している。肌を見せるということには、非常に寛大で、それは過剰なミニマリズムの表現にも思える。花の模様にカットオフしたワンピースや、大胆なスリットを施したタイトスート、女性でも胸をあらわにして着こなすシースルーのドレスなど、きっとこれまでならもっと装飾的に表現されていた箇所が、すべてそぎ落とされシンプル化している。レースとレザー、クラシックチェックとスパンコールなどマテリアルのコントラストは、センシュアルとタフの両立へと導く。ジャケットなどのスーツは50年代風のボックスシルエットで、あえてマスキュリンに仕立てることで、逆説的に着る者のフェミニニティを引き出す。ミケーレらしさとグッチらしさの先に大きな変化の中でも、ミケーレらしいグラフィックや遊び心はそのままで、チェック柄に“G”を混ぜたり、シェルモチーフを採用したり、メゾンを語るに欠かせない乗馬の物語を表すためムチをスタイリングに取り入れたり……歴史をプレイフルに表現するのもミケーレらしさだろう。4年目となり、自分らしさとグッチらしさを掛け合わせることへの答えが見えてきた現在。今季の表現は、グッチを愛するミケーレが、ともにグッチを愛し袖を通す人に投げかけた新たなメッセージのようだ。
2019年09月27日アツシ ナカシマ(ATSUSHI NAKASHIMA)の2020年春夏コレクションが、2019年9月22日(日)にイタリア・ミラノで発表された。今回もまた、ショーミュージックは堂本剛/エンドリケリー(ENDRECHERI)が手掛けた。「透視」をテーマにした“僕にしかできない”コレクションテーマに「CLAIRVOYANCE(透視)」を掲げたアツシ ナカシマの2020年春夏シーズン。コレクションを俯瞰して見れば一目瞭然で、そのテーマと向き合える。特に今回は、デザイナーの中島篤が「僕にしかできないことを」と、自身の得意なパターン技術だけでなく、ドローイングやプリントに注力したという。着ることで人体を強調する矛盾前シーズンは、堂本剛のドローイングをワードローブにのせたが、今季は絵の得意な中島自らが筆をとった。テーマを如実に表すシースルーの素材には、トロンプルイユのように人体を描いて、着る人の“中身”を浮き彫りにする。あるいは、ジャケットを着ることで、むしろインナーのシャツがメインとなるレイヤードなど、今回は“服を着る”その行為に矛盾が生じる。透明感のあるテキスタイルは、必ずしも繊細な印象や儚い印象だけを魅力とするわけではない。例えば、オリジナルUSAバンダナの柄は、トレンチコートへのドッキングでマニッシュへ解釈されることもあれば、フリルをあしらったクラシックワンピースとのアシンメトリーなドッキングでフェミニンなムードに変容する。光をあえて可視化した、プリズムを想起させるマルチカラーの幾何学的グラフィックは、シースルー素材への反映によって、また再び光の繊細さに帰来する。ランウェイでは敢えてパンチのあるグラフィックとともにあわせているのが印象的だ。本質への問いかけか――表裏をつくらない服もうひとつテーマに通ずる部分として、裏を外に出すデザインも特徴だ。アウターは、ライニングの構造を表に出したような素材感やシルエットで展開した。レイヤードで魅せる透視とはまた異なり、服の本質的部分への問いかけにも感じられる。
2019年09月26日スポーツマックス(SPORTMAX)の2020年春夏コレクションが、イタリア・ミラノで発表された。軽やかに躍動する、強く美しい海の女戦士たちミラノの真ん中で、潮風が感じられそうなほどの爽やかなムードを漂わせた会場。そこに登場するのは、ネオロマンティックな女性らしさと精緻な仕立てを融合させたワードローブの数々だ。特に今回は、軽やかさ、動き、そして女性らしさに対する考えをアップデートするコレクションでもある。スポーツマックスの描く海辺の女性たちは、強くたくましく、そして美しい。セーラーカラーのチュニックや航海士の正装にも似たダブルのコートなどからも分かるように、海の戦士たちの面影を留めている。繊細なドレスやシャツルックには、首元や袖口にレザーをあしらい、グラフィカルな格子縞のセットアップは、レザーの編み込みで表現して、強さと洗練を両立させた。セーリングの帆を想わせるドレスのアシンメトリーなシルエットやロープのディテールは、今季スポーツマックスが注目した“動き”を発展させるもの。その2つの手段で、シルエットに緩急をつけ、美しさを見出していく。一方“軽やかさ”の演出のため加えた透明感のあるファブリックは、強さや逞しさとは対照的な儚さを匂わせた。解体と再構築による複雑なテーラリングは、フェミニンな色使いと柔らかいファブリックも相まって重厚感ではなく、むしろソフトな印象へと導かれた。ジャケットで言えば、ウエストラインを敢えて切り替え、スリットを入れることでより自由なシルエットを可能にしている。
2019年09月25日GCDS(ジーシーディーエス)の2020年春夏メンズコレクションが、イタリア・ミラノで発表された。なお、ランウェイにはモデル・タレントのkemioが登場している。ストリートに落とし込む東京の“かわいい”文化GCDSは常夏の楽園の中で、日本の“かわいい”を意味する“K-Hawaii”をキーワードに掲げた。それを体現するために用いたのはマンガやアニメの文化。ヒロインの登場する“愛”をコンセプトとしたファンタジーを描いた。ウィメンズでは、カワイイを表現するため、ケアベアやハローキティなどのポップなシンボルが多用されているが、メンズではジュラシックパークのモチーフが目を引いた。また、ソーシャルメディアの日常生活におけるユビキタスな存在は、文化的美学を語る上で今や欠かせないという考えのもと、フィルタリングされたエロ漫画もデザインに取り込んでいる。アニメと並ぶのが、ネオンカラーのサイケディックなグラフィックを筆頭に、MA-1やブロークン加工のプルオーバーに用いられたミリタリーカーキなど。さらに、リッチなパイソン柄やデニムのタイダイ柄、トライバルなマルチストライプなど、ハイブリッドな東京の今を映し出すかのように多彩なファブリックが登場している。ワードローブのベースは“東京”を彷彿させるストリートシーン。デニムやオーバーサイズのロゴ入りプルオーバーなど、原宿・渋谷の若者カルチャーが浸透している。
2019年09月25日ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)が9月19日、ミラノで2020年スプリングコレクションを発表した。
2019年09月24日ブルマリン(Blumarine)の2020年春夏コレクションが、イタリア・ミラノで2019年9月20日(金)に発表された。花が咲き乱れるハートフルなフラワーストーリーとびきりスイートなブルマリンのランウェイに花が咲き乱れた。今季は最初から最後まで、フラワーモチーフがメインとして用いられている。ミラーボールのようにキラキラと輝くメッシュから透けて見える花のカクテルドレス、ヴィヴィッドピンクの大きなフラワーモチーフをあしらったキャミソールとローズが咲くタイトスカートのコンビネーション、モノトーンのクールなパンツスタイルなど。シフォンドレスに乗せた花は、風を孕んでまるで3Dのように咲いている。そのフェミニンな装いに拍車をかけるレースや刺繍、そしてフリルの表現も見逃せない。胸元やヘムで遊ぶフリルは甘い服の動きに余韻を残す。ライトなカラーパレットも相まって、ハートフルなドレスルックが完成している。“タフさ”も重要、甘いだけが女性じゃない女性らしさは、甘いだけでなく、“タフさ”も重要。ヒョウ柄やスパンコールは、フラワーモチーフでは表現できない艶っぽさや芯の強さの演出している。サファリテイストのシャツやデニムを織り交ぜて、マスキュリンにも手を伸ばした。ランジェリーのようなシルクとレースのキャミソールは、グッと力強くもセンシュアルな一面を連想させるルックだ。大半を占めるドレスルックのシルエットは、タイトなものがほとんど。シフォン素材は立ち止まれば身体のラインを隠すが、歩けば身体のラインにぴたっと添って、女性性を強調する。大胆な肌の見せ方も今季のポイントで、ベアトップやキャミソールのワンピースで思い切りセクシーに着こなすのが主流となった。
2019年09月23日エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)の2020年春夏コレクションがイタリア・ミラノにてプレゼンテーションで発表された。エミリオ・プッチを語る上で欠かせないプリントにフォーカスエミリオ・プッチの2020年春夏コレクションは、歴史を築いてきたダイナミックなプリント柄にフォーカスし、自由でプレイフル、そしてエレガントなスタイルを提案する。その上で、日常生活における3つのシーンを想定した。スポーツシーンでのアグレッシブなヴィヴァラモチーフまずひとつにスポーツシーン。代表的なヴィヴァラモチーフは、レギンスとフ ィット感のあるトップスに透かし彫りで再現されている。ナイロンやジャージーなど機能的かつ実用的なファブリックをベースに配置されるエネルギッシュなプリントは、エレガンスな要素を一切失わず、それでいてアグレッシブだ。デイタイムでのエレガントなチワラプリントもうひとつはデイタイム。カジュアルなサファリシャツは、あえてオールホワイトにすることで無垢で品のあるスタイルで展開する。サマーツイードは、チワラプリントのカラーを織り交ぜて上品なジャンプスーツで。異素材を組み合わせることで、淡いカラーで描くチワラプリントが際立つ。ナイトシーンを彩るヴィヴァラモチーフの魅惑そしてナイトシーンには、とびきりゴージャスな工夫を凝らした。シースルーの素材に落とし込んだヴィバラモチーフは、重なり合うことで柄が立体化されている。繊細な刺繍はスパンコールとともに施され、オールブラックのカクテルドレスの上に、魅惑的なモチーフを浮かび上がらせる。
2019年09月23日