ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)が4月16日、2016春夏コレクションで発表したバックパックよりバリスティックナイロン仕様の新モデル(6万円)を発売した。同バッグは、アメリカ軍の防弾チョッキにも使用されるなど、耐熱・耐光性、撥水性に優れ、摩擦によるキズもできにくい高い強度を誇るバリスティックナイロンを素材に製作されたもの。前身頃のファスナーを開けると、ラップトップ、スマートフォン、wi-fiルーターなどのガジェット類から、財布、文庫本、ペンを整理して収納できる各ポケットが完備されている。また、後ろ身頃にはパソコンも収納可能。仕切りクッションはL字型になっており、上部ポケットとサイドファスナーからの2方向からスムーズに出し入れができる構造になっている。
2016年04月15日デヴィッド・ボウイの50年間に渡る創作活動を振り返る大回顧展「DAVID BOWIE is」が、アジア唯一となる日本で開催される。会場は東京・天王洲の寺田倉庫G1ビル、期間は、存命であれば70歳の誕生日となる2017年1月8日(日)から4月9日(日)までの約3か月間。展覧会「DAVID BOWIE is」とは「DAVID BOWIE is」は、アルバム「ザ・ネクスト・デイ」をリリースした2013年より、彼の母国であるイギリス・ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館を皮切りに巡回展をスタート。手書きの歌詞、オリジナルコスチューム、ファッション、写真、映像、ミュージックビデオ、ボウイ所有の楽器など75,000点に及ぶ彼の所蔵品の中から厳選した300点以上の貴重な品々を展示。さらに体験型のユニークな展示を交えて彼の世界観を忠実に表現した。日本でもほぼ同様の展示となり、日本だけの作品も公開される。本展では、入場者ひとりひとりに手渡されるヘッドフォンを装着して鑑賞する。展示物の前に立つだけで、それぞれとシンクロした音楽やデヴィッド・ボウイ自身の語り、そして関係者インタビューが流れてくる。単なる音声ガイドには留まらないこの仕組みによって、展示を目と耳で体感し、デヴィッド・ボウイの世界に完全に没頭できる。本記事では「DAVID BOWIE is」の展示内容を紹介。混雑が予想されるので、是非足を運ぶ前に事前チェックを。はじまりは山本寛斎デザインの「アラジン・セイン」ツアー衣装彼が山本寛斎の作品を始めて目にしたのは1971年のロンドンコレクション。その頃はまだオリジナルには手が届かなかったので、友人のナターシャ・コルニロフやフレディ・バレッティに頼んで代表的なボディースーツを安く作ってもらっていたという。後に、5作目のアルバムである『ジギー・スターダスト』で成功を収め、1973年にアラジン・セインのツアー用にもっと派手な衣装を作るよう山本寛斎に懇願。日本の侍や歌舞伎にインスパイアされた衣装は、斬新かつ彫刻的な造形で大いに人目を引いた。本展の始まりにふさわしく、人々を引き込むように飾られている。彼がスターになるまでを追う彼が成功するまでを追う入口から入ってすぐの展示。当時はデイヴィ・ジョーンズとして知られていたデヴィッド・ボウイ。16歳で一度広告代理店に就職するが、1年後にはプロのミュージシャンを目指すために退職。ザ・ビートルズやローリング・ストーンズなどのバンドが音楽界に革命を巻き起こしていたころ、彼はバンドのサックスとボーカルを担当していたが、まだ成功を得られずにいた。このエリアでは、3Dのような空間で若いころの体験とキャリアについて語る姿が窺える。キャリア初期のセットのスケッチや衣装、一番最初のバンドのために作ったボスターのデザインやライブ映像が展示されている。その奥に展示されているのは、1972年にBBCの大人気音楽番組である『トップ・オブ・ザ・ポップス』に出演した際、スパイダーズ・フロム・マーズを従えて披露したスターマンのパフォーマンス映像。同番組は、ジギー・スターダストというキャラクターの誕生を知らせ、英国社会に大きな影響を与えた。これによってポップ・ミュージックの流れは大きく変化したと言われているほど。この歴史的パフォーマンスをヘッドフォンから聞こえる迫力のサウンドと映像で体感できる。また、『ジギー・スターダスト』のための初期の衣装も一緒に披露。キューブリック監督の映画『時計じかけのオレンジ』にインスパイアされたこの衣装は、映画内で出てきた白いジャンプスーツを再解釈したものだ。新しいものを探し求める彼のエネルギーを体感デヴィッド・ボウイの成功を特徴づけるもの。それは、新しいアイディアを追い求めるエネルギーとそれらを多用して自分が必要としているものを見極める手腕である。中でも彼は、日本文化に多くの影響を受けている。まず目に留まるのはウサギ模様のボディスーツ。これは初めてボウイが着用した山本寛斎によるオリジナルの衣装で「ジギー・スターダスト」ツアーで着用したものだ。彼はのちにこの衣装を「どうしようもないほど他愛ない“ウサギちゃん”の衣装」と冗談交じりに表現している。山本寛斎による衣装はこれだけではない。入口で見た「アラジン・セイン」ツアーの衣装もそうだが、そのほか「出火吐暴威」と漢字で書いてあるマントなども展示されている。アレキサンダー・マックイーンとの深い関係にも迫るデヴィッド・ボウイのスタイルは、世界中のファッション業界に大きな影響を与えていることは言うまでもなく明らか。彼は常に流行を先取りしてきた。ここでは、デヴィッド・ボウイが美術学校を卒業したての頃、アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)と共同でデザインしたユニオンジャックのコートの現物を目にすることができる。デヴィッド・ボウイのトレードマークともいえる“稲妻”アレキサンダー・マックイーンなどの衣装の近くには、ブライアン・ダフィーの『アラジン・セイン』のジャケット写真撮影時のコンタクトシートが展示されている。“アラジン・セイン”は、日本に影響を受けた宇宙時代のジギー・スターダストの発展形であり、二重人格のキャラクター。このカバーを作るためにイメージとして採用したのが“稲妻”である。このデザインはレディー・ガガやケイト・モスなどのセレブ達も真似するなど、今に至るまであらゆる形で再現されている。彼の想像は絶えず進化し、衣装にも色濃く反映展示会場中盤には、多くの衣装が展示されている。中でも注目はナターシャ・コルニロフがデザインしたピエロの衣装。『スケアリー・モンスターズ』のアルバムジャケットと『アッシュズ・トゥ・アッシュズ』のミュージックビデオで着用したものだ。そして、もうひとつ注目したいのはアルバム『ステーション・トゥ・ステーション』で登場するキャラクター“シン・ホワイト・デューク”の衣装である。白いシャツ、黒いズボン、そしてオールバックの金髪にジタンのタバコ。シンプルでスタイリッシュな風貌が印象的である。本展では同時にオラ・ハドソンがデザインしたツアー衣装も展示している。ベルリンを舞台にした「ブラック・アンド・ホワイト」時代このエリアでは、ベルリンで生活を送っていた時代、彼の作品に影響を与えたダダイズムやドイツの表現主義、キャバレーについて、またその時代のハガキやチラシを飾る。彼にとってベルリンとは、ドラック依存を克服し、新しいエネルギーを見出して次なるアイディアを生むため、またスターとしてのプレッシャーから逃れるための逃避先であった。この土地で「ベルリン三部作」として知られる、先駆的なアルバム製作に取り組んだという。『Low』『Heroes』『Lodger』は、新たな電子音楽や即興、音響効果を取り入れた実験的な作品。展示にもある、デヴィッド・ボウイの自画像は『Heroes』のジャケットに起用されたポーズであり、彼を象徴するもののひとつ。是非ここで目にしておくことをお勧めする。北野武、坂本龍一のインタビューを放映展覧会の終盤に差し掛かるころ、日本のオリジナル展示「David Bowie Meets Japan」が登場する。ここでは、大島渚が監督した1983年の映画『戦場のメリークリスマス』を軸に、共演者・北野武、坂本龍一のインタビューを放映。デヴィッド・ボウイについて語る。全身で感じる「デヴィッド・ボウイ」の世界最後に待ち受けるのは、360度どこを見渡しても彼のライブ映像で囲まれる「ショウ・モーメント」。彼のライブ・パフォーマンスを体感できるこの空間はまるでコンサート会場だ。大迫力のスクリーン映像とサウンドはもちろん、ここにも過去の衣装が展示されている。アレキサンダー・マックイーンはさることながら、ここではエディ・スリマンによるブルーのスーツなども展示されている。少年時代に映画『地球に落ちてきた男』に感銘を受けた彼が、ディオール オム(DIOR HOMME)のデザイナーであった時期にこのスーツは製作されている。『デヴィッド・ボウイ・イズ』オフィシャルブック発売公式図録として書籍『デヴィッド・ボウイ・イズ復刻版』が発売される。レコード・ジャケットの原画や写真、ステージ衣装、出演映画のスチール、直筆歌詞ほか世界初公開のボウイの私物等が満載。執筆陣は『セックス、アート、アメリカンカルチャー』(1995年河出書房新社)のカミール・パーリア、『イギリス「族」物語』(1999 年毎日新聞社)のジョン・サヴェージなど、英国の一流ライターが寄稿している。書籍『デヴィッド・ボウイ・イズ 復刻版』発売日:2017年1月8日(日)発売価格:6,571円+税著者:ヴィクトリア・ブロークス、ジェフリー・マーシュ訳者:野中モモ体裁:B4変型(310x240㎜)/上製/320ページ発行:スペースシャワーネットワーク第59回グラミー賞にて最多受賞を記録2017年2月12日のロサンゼルスのステープルズ・センターにて開催された第59回グラミー賞授賞式では、デヴィッド・ボウイの昨年発売されたアルバム『★』(Blackstar)がノミネートされていた5部門全てを受賞。「最優秀ロック・ソング」(Best Rock Song)、「最優秀ロック・パフォーマンス」(Best Rock Performance)、「最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム」(Best Alternative Music Album)、「最優秀レコーディング・パッケージ」(Best Recording Package)、「最優秀アルバム技術賞(クラシック以外)」(Best Engineered Album, Non-Classical)の5部門で、最多受賞となる。伊勢丹新宿店メンズ館にて限定イベントを開催2017年3月15日(水)から28日(火)まで伊勢丹新宿店メンズ館にて開催の「British Week」内にて、限定イベント「DAVID BOWIE is IN FASHION」が行われる。展覧会会場のみで販売していたオフィシャルグッズを取扱うほか、新商品の先行販売や、ファッションブランドとコラボレーションしたアイテムの限定販売なども行う。ミハラ ヤスヒロ(MIHARA YASUHIRO)からは、デヴィッド・ボウイのフォトグラファーであるミック・ロックの写真をプリントしたダメージTシャツやスウェットウェアが登場。ダンヒル(dunhill)では、ボウイが着用しミック・ロックが撮影した有名なスーツ姿の写真からインスパイアされたカスタムメイドスーツの受注販売が行われる。伊勢丹メンズ館「DAVID BOWIE is IN FASHION」期間:2017年3月15日(水)~3月28日(火)場所:伊勢丹新宿店メンズ館住所:東京都新宿区新宿3丁目14−1TEL:03-3352-1111(大代表)・期間限定ショップ(伊勢丹新宿店メンズ館1階 )・ミハラ ヤスヒロ コラボ商品販売(伊勢丹新宿店メンズ館2階)・ダンヒル ビスポークスーツ受注販売(伊勢丹新宿店メンズ館1階プロモーション)さらに、本展の開幕に合わせ、本展覧会のキュレーターが衣装や資料、映像にまつわるストーリーを明かすドキュメンタリー映画『デヴィッド・ボウイ・イズ』が再上映される。展覧会をより深く楽しむために、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。展覧会概要「DAVID BOWIE is」会期:2017年1月8日(日)~4月9日(日)時間:<火~木・土・日・祝> 10:00~20:00(最終入場 19:00)<金> 10:00~21:00(最終入場 20:00)休館日:毎週月曜日※但し、1/9、3/20、3/27、4/3 は開館会場:寺田倉庫 G1 ビル住所:東京都品川区東品川2丁目6番10号チケット料金:・一般前売 2,200円 / 当日 2,400円・中学生・高校生前売 1,000円 / 当日 1,200円・限定オリジナルグッズ付き5,000円 ※前売りのみの取り扱い。・2月平日限定入場券2,600円※購入から24時間後に店頭発券可能。2月25日(土)以降はご購入後即時店頭発券可。※2月の平日どの時間帯でも入場が可能。※1月27日(金)10:00~2月27日(月)23:59までチケットぴあにて販売。数量限定。■一般発売(チケットぴあにて販売)・販売開始:2016年10月28日(金)10:00~対象入場日:2017年1月8日(日)~1月31日(火)・販売開始:12月2日(金)10:00~対象入場日:2017年2月1日(水)~2月28日(火)・販売開始:2017年1月13日(金)10:00~対象入場日:3月1日(水)~4月9日(日)※入場可能な日時が指定されたチケットとなる。※入場日時の枠は各日、①【10:00-12:00】②【12:00-14:00】③【14:00-16:00】④【16:00-18:00】⑤【18:00-19:00】の計5枠。(毎週金曜日の⑤は~20:00まで入場可/21:00 閉館))※手持ちのチケットの入場日時枠の中で、好きな時間に入場可能。※入れ替え制ではない。また入場後の館内滞在時間の制限なし。※小学生以下は無料。※各日前日の23:59まで前売料金で購入可能。※各日入場枠に残数がある場合は当日券を販売予定。詳しくはオフィシャルサイトにて案内。
2016年04月10日16年春にデビューしたミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)の新ライン「マイン(MYne)」が16-17AWコレクションを発表した。シーズンテーマは“THE YOUTH” 。80年代、新しいファッションを開拓した「竹の子族」や「ローラー族」と呼ばれた若者たちのユースカルチャームーブメントにフォーカスし、当時の路上パフォーマーの衣装や、若者が影響を受けた50年代アメリカのボウリングシャツなどを、現代の若者たちの姿と重ね合わせたアップデートしたアイテムがラインアップする。
2016年04月08日セレクトショップ・ステュディオス(STUDIOUS)が、2016年春夏シーズンより新ライン「ステュディオス シティ(STUDIOUS CITY)」をスタート。2016年3月25日(金)に新宿の複合商業施設「ニュウマン(NEWoMan)」にオープンした1号店に続き、4月1日(金)には名古屋の商業施設「ラシック」に2号店を出店する。コンセプトは「自身のワードローブに色を添える、働く女性に向けたストリートモードスタイル」。都会に住む大人の女性に向けた、リアルなモードストリートスタイルを提案していく。国内外で高い評価を得ている谷尻誠が内装を手掛けた両店内には、オリジナルブランド以外に、カラー(kolor)、アキラナカ(AKIRA NAKA)、アンダーカバー(UNDERCOVER)、ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)、G.V.G.V.(ジーヴィージーヴィー)、ビューティフルピープル(beautiful people)などの人気国内ブランドのアイテムが揃う。オープンを記念し、新宿店ではミハラ ヤスヒロが手がける新レーベル「マイン(MYne)」の限定スニーカーが販売される。メンズで人気だったモデルをウィメンズ仕様にしたもので、スニーカーの半分が破れ、中から違うスニーカーが飛び出しているようなエッジの効いたデザインに仕上がっている。また、名古屋店ではミハラ ヤスヒロ 表参道にもラインナップしている限定カラーのスカジャンを提案。ドロップショルダーの仕上がりで、無骨になりがちなスカジャンを女性らしく演出している。【店舗情報】■ステュディオス シティ 新宿店オープン日:2016年3月25日(金)住所:東京都新宿区新宿四丁目1-6 NEWoMan M2FTEL:03-5315-4333■ステュディオス シティ 名古屋店オープン日:2016年4月1日(金)住所:愛知県名古屋市中区栄3-6-1 LACHIC 2FTEL:052-259-6378<取扱いブランド>アキラ ナカ、アンダーカバー、カラー、ホワイトマウンテニアリング、メゾン ミハラヤスヒロ、ビューティフルピープル、08サーカス、G.V.G.V.、ハウスコミューンほか
2016年04月02日ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)が新ライン「MYne」の2016春夏コレクションを取り扱うポップアップショップを、3月18日から21日まで東京・原宿のGビル1階(東京都渋谷区神宮前3-30-12 Gビル神宮前03)で開催する。同ポップアップショップでは、2016春夏コレクションの新作アイテムを販売。また、ジャージ素材の「刺繍ハーフジッププルオーバー」(4万2,000円)や、フェイクレザーで作られた「レザーサンダル」(2万円)など人気完売アイテムも再販売される。
2016年03月18日開業10周年を迎えた表参道ヒルズが、全体約4割の店舗入れ替えを行う過去最大規模のリニューアルを実施。新店33店舗、移転・改装8店舗、合計41店舗のオープンを計画し、3月18日にこの内の最多23店舗がオープンした。今回のリニューアルでは、表参道・原宿エリアが他に類を見ないファッションエリアとして進化していくことを目指し、世界的発信力のあるファッションブランドを中心に店舗を集積。“自由な発想でファッションを楽しみ、自分のスタイルを貫き通す人”をターゲットに、ファッションのカテゴリーでは、世界のラグジュアリーブランドや話題のジャパンブランドが集まった。半数以上の新店舗が旗艦店となり、シーズンアイテムの提案だけでなく、限定アイテムの販売やイベント等も行う、他にはないオンリーワンショップをそろえた。表参道の通りに面した1階には、エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 Maison Margiela)の旗艦店が登場。ホワイトカラーの引き立つ空間では、マルジェラらしい独創性のあるアイテムをフルラインアップで展開する。同階にはこの他、バルマン(BALMAIN)、ジュゼッペ・ザノッティ・デザイン(GIUSEPPE ZANOTTI DESIGN)、セルジオ ロッシ(Sergio Rossi)等がオープン。バルマンはメンズ・ウィメンズが同一にそろうインショップ形式は国内初となり、ジュゼッペ・ザノッティ・デザインは、ラグジュアリーなシューズの他にもアクセサリーやレザーウエアも展開し、国内最大級の品ぞろえを見せる。地下1階には、メゾン ミハラヤスヒロ(Maison MIHARA YASUHIRO)、ワイスリー(Y-3)が、いずれも旗艦店として登場。メゾン ミハラヤスヒロは、デザイナー・三原康裕のこだわりを詰め込んだというウッド調の店内に、メンズ・ウィメンズをフルラインアップで展開。シューズ類も豊富にそろえ見応えのある店舗に仕上げている。ワイスリーは国内最大店舗となり、オールブラックで仕上げたクールな空間には、個性の光るウエア類の他、雑貨、シューズも多数ラインアップ。同店ではオープンを記念し、限定でプリントTシャツ(1万6,000円)を販売する。また購入金額に応じたノベルティも用意している。2階にオープンしたカラー ビーコン(kolor BEACON)、ファセッタズム(FACETASM)は、いずれも初出店となる。ガラス使いで圧巻の空間に仕上げたカラービーコンは、旗艦店として登場。ブランドのフルラインがそろい、限定アイテムも展開される。ファセッタズムは、商業施設初出店。ガラス窓から外光が入る、ウッド調の心地良い空間で、メンズ・ウィメンズをフルラインアップで展開する。また見逃せないのが、ギャラリー&カルチャースポット。本館地下3階には、食事も読書も楽しめる「森の図書室」がオープンしている。“本を手に取るきっかけを作る。本で人がつながる”をコンセプトとしており、図書スペースとイートインスペースを併設。本を読みながら食事ができ、本の無料貸出しも行う。イートインでは、絵本『ぐりとぐら』に登場するカステラ等、様々な本に出てくる憧れのメニューを提供。ドリンクを頼むと付いてくるコースターは、印象的なイラストとともに、あらゆる本の感想文が書かれている。このコースターは店頭で買うことも可能(1枚100円/6枚500円/24枚2,000円)。リニューアルは6月に掛けて行われ、カフェ&レストランも4月以降のオープンを予定している。
2016年03月18日2016年1月1日、ブランド名をミハラヤスヒロ(MIHARA YASUHIRO)からメゾン ミハラヤスヒロ(Maison MIHARA YASUHIRO)に改名して初となる16-17AWメンズコレクションをパリで発表した。
2016年03月08日メゾン ミハラヤスヒロ(Maison MIHARA YASUHIRO)が、3月18日に表参道ヒルズに旗艦店をオープンする。独学で靴作りを始めてから20年という大きな節目を迎えたミハラヤスヒロは、今年1月1日より新ブランド・メゾン ミハラヤスヒロとしてリスタート。これまで培ってきたミハラ流ベーシックを従来のミハラヤスヒロとして残し、今後はメゾン ミハラヤスヒロとしてコレクションの純度を高めつつより自由な表現を提案していく。先月のパリコレクションではメゾン ミハラヤスヒロとして初のショーも発表した。今回オープンする旗艦店では、メゾン ミハラヤスヒロやミハラヤスヒロに、希少なヴィンテージを解体し再構築するModified#、ミハラらしいアイコニックな意匠を取り入れたBUSINESSを合わせた全ラインを展開。その他、靴作りの場でありオーダーメイドやリペアも手掛けるアトリエも併設される。内装は、三原自身が訪れたイタリアやドイツの地方にあるファクトリーをインスピレーション源に、どこか違和感を抱かせるような、それでいてどこか調和がとれているような空間にデザインされた。建物の中にまた建物があり、ガラスの向こう側がまたガラスで仕切られているというような独特なデザインに仕上げられている。また、キャッシャースペースはロンドンのバーリントン・アーケードにある小さな店をイメージした。また、オープンを記念し限定アイテムも登場。メンズには、2010SSに発表された「クラッキング バックパック」の復刻モデル(9万4,000円)や、16SSコレクションでも展開している、「harf lowcut sneaker」の表参道ヒルズ限定カラー(2万7,000円)、ウィメンズには、16SSの展開アイテムの中で最も事前の問い合わせが多かったというスカジャンの表参道ヒルズ限定カラー(8万2,000円)がオープン当日に発売される。
2016年03月07日三越銀座店は、2月2日から16日まで、世界から注目を集める、進化しつづける東京発のポップカルチャーやファッションにフォーカスしたイベント「DISCOVER!TOKYO」を同店各階で開催する。同イベントの注目は、日本のポップカルチャーの第一人者である天野喜孝が手掛けるネオジャポニズムなキャラクターアート「CANDY GIRL」の限定品が発売されることだ。ファッション雑貨やライフスタイル、フードアイテムなどを含め、同店地下2階、地上1階、2階、7階を中心に紹介される。なお、7階ギャラリーで開催される「天野喜孝展 CANDY GIRL」は9日まで。天野喜孝は1952年生まれ。アニメ制作会社で「タイムボカンシリーズ」や「ガッチャマン」などのキャラクターデザインを手掛け、独立後はゲーム「ファイナルファンタジー」のキャラクターデザインや舞台美術など、その活動の幅を広げている。2012年からは「CANDY GIRL PROJECT」を始動。CANDY GIRLとは、108体の女の子たちが“キャンディー”のようにカラフルに描かれたイラストで、同イラストとラグジュアリーブランドや伝統工芸等とコラボレーションすることで、クールジャパンの象徴となっている。今回、同店で天野がコラボレーションするのは、ディスコード ヨウジヤマモト(discord Yohji Yamamoto)。天野が直筆でCANDY GIRLを描いたトートバッグ(100万円)を限定2点(それぞれ一点物)発売する他、ニューニュー(newneu.)のトートバッグ(2万7,000円)やシューズ(2万2,000円)、フェスタリア ビジュソフィア(festaria bijou SOPHIA)のネックレス(18万円)ともコラボレーションする。また、CANDY GIRL がプリントされたiPhone6・6s用のシールカバー(4,200円)、磁器の皿(2,500円)や箸置(5個セット 3,500円)など、ライフスタイルアイテムも登場する。6日午後2時からは、同店7階ギャラリーで天野のサイン会も実施される。(※参加条件は2日から6日に画集を購入した先着50名限り)この他会期中は、同店婦人フロアでは、“東京発ファッションブランド”も紹介される。ファセッタズム(FACETASM)からは16SS限定品を始め、ブラウス(3万9,000円)やスカート(4万1,000円)が展開される他、タロウホリウチ(TARO HORIUCHI)は裾がアシメントリーのワンピース(2万4,000円)、ビューティフル ピープル(beautiful people)はフェミニンなムードのライダーズジャケット(8万2,000円)を発売する。ミハラヤスヒロ(MIHARA YASUHIRO)からはフリンジ仕上げのヘムで立体的なフォルムが特徴のデニムプルオーバー(2万9,000円)が発売される。また、同店3階婦人服フロア「ル プレイス(Le PLAYCE)」では、顧客や売場スタッフが“東京デザイナー”へ事前にインタビューをし、その回答を紹介するパネルも設けられている。会期初日には、同店でオープニングセレモニーが行われた。ゲストとして天野喜孝や、天野が手掛けるファイナルファンタジーのキャラクターのファンだというアローディア、CANDY GIRLのミステリアスながらもその可愛さが好きだというマドモワゼル・ユリアらも駆け付け、CANDY GIRLの魅力を語った。
2016年02月02日京都西陣で300年を越える織物業の歴史を持つ「細尾」のジャガード織にフォーカスしたポップアップショップ「Japanese Mode Designers by HOSOO Textile」が、16年1月5日まで伊勢丹新宿店本館3階で開催中だ。同ショップでは、細尾のテキスタイルを使ったミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)、クリスチャン・ダダ(CHRISTIAN DADA)、ノワール・ケイ ニノミヤ(noir kei ninomiya)らのアイテムを紹介する。細尾は近年、帯幅よりも広い幅のジャガード織機を持つ強みを活かし、ディオールやミキモトなどのラグジュアリーブランドのショップの壁紙にも自社のテキスタイルが採用されるなど、国内外問わず注目を集めている。同ショップの担当バイヤーは「洋服と着物の中間ともいえる和の要素をモダンに取り入れられるファッションを新年を迎えるタイミングで表現したい」と意気込む。クリスチャン・ダダ15-16FWコレクションの中でも、細尾ジャガードをたっぷりと採用したロング丈のドレスやスカジャンが圧倒的な存在感を漂わせた。和の要素だけが前に出るのではなく、現代のファッションとして見事に和と洋が融合したアイテムも展示する。また、ミハラヤスヒロは13-14FWコレクションから、細尾ジャガードを大胆に使ったメンズスーツやドレスなどを披露している。今回も、シャツのラペルや襟に細尾ジャガードをあしらったアイテムやアウターをラインアップ。ノワール・ケイ ニノミヤも、黒をベースにしたテキスタイルの中に、赤や金の織が多様な表情をみせるトップスとスカートを披露。裏地にも絢爛な色彩が出る細尾ジャガードの特色を堪能できるよう、ジャケットの裏地はシースルー素材になっている。前述のバイヤーは「絹だけでなく、金糸や銀糸なども加わり、複雑な構造が織り重なった細尾の生地には何人もの職人が関わっています。通常の生地よりも多くの工程を経て作られる生地は、その技術と手間暇ゆえに高価なものです。是非、この機会に実際に袖を通してみて欲しい」とコメントする。歴史ある技術であり、日本のアイデンティティをストレートに表現できる技術と、日本の伝統的な素材を臆さずにデザインに採用し評価を得ている3人のデザイナーたちの競演をこの機会に触れてみてはいかがだろうか。
2015年12月30日ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)の新ライン「MYne」が、16SSコレクションのローンチに先駆けて、12月23日よりゾゾタウン(ZOZOTOWN)にてウエアの先行予約を開始した。「MYne」は、ストリート、モード、スポーツの要素を取り入れたミハラヤスヒロの新ライン。ウエアのローンチに加え、1月6日から12日までは伊勢丹新宿店メンズ館2階のプロモーションスペースにて、ポップアップショップもオープンする予定だ。アイテムは、ジャケットやブルゾン、パーカー、Tシャツ、パンツなどから、先日発表されたニューエラ(NEW ERA)とのコラボレーションキャップ、スニーカーなど。
2015年12月27日表参道ヒルズが開業10周年を機にリニューアルを実施。16年3月18日には過去最大となる23店舗が一度にオープンする。16年2月11日に開業10周年を迎える表参道ヒルズ。今回10周年を機に実施されるリニューアルでは2月より、新店33店、移転・改装8店の計41店舗が順次オープンしていく。ファッションでは、ヴァレンティノ(VALENTINO)やメゾン ミハラヤスヒロ(Maison MIHARA YASUHIRO)、ブシュロン(BOUCHERON)などを始めとしたラグジュアリーブランドが多数出店。アジア地区初出店となるニットウエアブランドのバーク(Bark)や、商業施設に初出店となるファセッタズム(FACETASM)の新店舗も登場する予定だ。その他、ライフスタイルブランドのブリーフィング ポップアップ ストア(BRIEFING POPUP STORE)や、ハイエンドビューティーブランドのオーガニックファーマシー(The Organic Pharmacy)が日本初出店。ジュエリーブランドのクアラントット(quarant’otto)も関東初出店される。フードでは、関東初出店となる新感覚フレンチバール・ル・コントワーの新業態バールアヴァン パルタージェや、六本木の人気ステーキハウスの新業態サーティセブン ローストビーフ、本格ドイツ料理が楽しめるパスタレストラン・シュペッツェレ カフェ アンド バー(Spatzle CAFE&BAR)などが登場。パリのパティスリー&ショコラトリーのユーゴ・エ・ヴィクトールのカフェスペースを併設した日本初の旗艦店もオープンする予定だ。また、今回のリニューアルでは新ショップのオープンだけでなく、約250メートルに及ぶファサードの外壁照明も全面リニューアル。照明デザインはライティングデザイナーの内原智史が担当した。柔らかな発光のガラス面と縦ラインのLEDで構成されており、ガラス面にほんのりとあてられた暖色と寒色の照明がLEDを引き立ている。また、エントランスホールには多言語対応のタッチパネルやデジタルポスターを新設。本館地下3階のイベントスペース・スペース オー前には、ファニチャーレーベル・E&Yの松澤剛プロデュースによるオリジナル家具が配置される。
2015年12月20日ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)が16年春、新ライン「MYne」をスタート。16年1月6日には、ニューエラ(NEW ERA)とのコラボレーションキャップ(8,500円)を先行発売する。ミハラ ヤスヒロの革新的なスタイル美学に、ストリートにアンテナを張る若者世代のアイデアを融合させた商品を展開する同ライン。ファーストコレクションとなる「NEO YANKEE」では、アメリカ西海岸のギャングスターファッションの影響を受けた“カラーギャング”や、90年代のストリートシーンの象徴とも言える“ヤンキースタイル”を取り入れたアイテムが取りそろえられる。また、1月6日より先行発売されるコラボレーションキャップは、同コレクションにも合わせやすいニューエラの920モデルを採用。浅めのクラウンと芯の無いフロントパネルが特徴の同モデルは、バックがアジャスター仕様となっておりサイズ調整も可能だ。今回は「MYne」ロゴを大胆にあしらい、今季のテーマカラーであるホワイトとブラックの2色で展開される。なお、12月17日より21日までゾゾタウン(ZOZO TOWN)にて先行予約を開始する。
2015年12月17日ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)の新ライン「MYne」が16年春にデビュー。これを記念して、第1弾アイテムとなるレザースニーカー(2万8,000円)を発売する。新ライン「MYne」では、ミハラヤスヒロのDNAを踏襲しつつ、ストリートカルチャーを好む若い世代のアイデアを取り入れたコレクションを展開。ファーストコレクションとなる16SSコレクションでは、90年代後半ストリートシーンの象徴である“カラーギャング”や“ヤンキー”スタイルからインスピレーションを受けたアイテムがラインアップする。また、同コレクションのローンチに先駆け、テニスシューズをベースにしたすにカーが12月12日に先行発売される。アッパーの内側から別のスニーカーが飛び出している様な独特のデザインが特徴の同スニーカー。つま先部分には、高い耐水性と光沢性を持つ天然の革の銀面を活かしたスムースレザーが、アッパーの内側部分にはブラック、ホワイト、シルバーが用いられた。また、テニスシューズをベースに作製しており、どこか上品さと爽やかさを感じさせる。カラーは、今季のテーマカラーである白・黒に加え、モノトーンのコーディネートにも使いやすいベージュ、シルバーを合わせた4色となっている。
2015年11月26日フォーカルポイントは、iOSデバイスに直接つないで使えるIK Multimediaの製品を使って、音楽演奏や制作を体験できるワークショップイベント「iPhone、iPadとiRigシリーズで、音楽の演奏や制作を楽しもう!!」を開催することを発表した。日時は11月27日 19:00~20:00。会場は東京都・世田谷の二子玉川 蔦屋家電 2Fラウンジ。入場無料。同イベントは、iPhone、iPad、iPod touchに直接つないで使えるIK Multimediaの「iRig」製品、音楽アプリ、GarageBandを使って、音楽の演奏やレコーディングを行い、友だちと共有する方法を体験しながら学べるワークショップ。ゲスト講師として、江崎グリコ、トンボ鉛筆の他、Volkswagen、Aston Martin、The Palm Hotel(ドバイ)など、グローバル企業のTVコマーシャルや映像作品などの音楽を手掛ける作曲家・ナカシマヤスヒロ氏を迎える。会場は、"ライフスタイルを買う家電店"「二子玉川 蔦屋家電」(二子玉川ライズショッピングセンターテラスマーケット)内の2Fラウンジ。ワークショップへの参加は無料で、事前予約などは不要。座席は用意されているが、満席の場合は立ち見での参加になるということだ。
2015年11月26日伊勢丹新宿店メンズ館では、10月28日から11月10日まで、日本を代表する靴デザイナーからファクトリーブランド、ビスポークブランドの靴を一同に紹介するイベント「JAPAN靴博2015」を同館1階紳士靴売り場で開催する。「JAPAN靴博2015」は、三越伊勢丹で開催されている「JAPAN SENSES」の一環として行われるもの。「JAPAN SENSES」とは、日本のモノづくりや素材、伝統、技術を活かしつつ、現代においても新鮮な価値を感じさせるモノ・コトを紹介するキャンペーンだ。ミハラヤスヒロ(MIHARA YASUHIRO)からは、三原康裕が最も好んでいるノルベジェーゼ製法で仕上げたシューズが登場するほか、ヒロシツボウチ(HIROSHI TSUBOUCHI)は、グラムロックとトラッドを融合させた“グラムトラッド”なシューズを用意。ペルフェット(PERFETTO)は、三種の素材を用いた個性派シューズ、エントアン(ENTOAN)は、硬い毛羽立った素材を全面的にあしらったシューズを紹介する。ジョリ(JOLI)は、爪先、踵、ヒールに蒔絵師による漆加工が施し、ビブリオテック(bibliotek)は、バウハウスとロシア構成主義がテーマ、マコトタグチ(makoto taguchi)は、靴を構成する要素を極端にデフォルメしたシューズ、吉見鉄平と康澤民(こうさわみ)のクラシックなスパッツシューズなどの復刻版も展開する。オーツカ(Otsuka)シンス1872は、ボディに漆塗りと金箔を施し、ユニオンインペリアル(UNION IMPERIAL)は、ウシ科のクーズー(KUDU)という動物の革を約1年間タンニンで鞣した素材を用いたシューズ、マドラス(MADRAS)は、イタリアンレザーを用いて手仕事で仕上げたシューズ、リーガル(REGAL)は、マスターピースのローファーとレギュラーでは使えないベジタン革などを紹介する。
2015年10月25日菊地凛子が”アンドロイドの靴職人”を演じる短編映画『ハイヒール』が、8月にクランクアップ。16年の国内公開に向け、ポストプロダクションが進行中だ。同作は、日本を拠点に活動を行う若手映画監督のイ・インチョルが監督を務める短編映画。菊地演じる、性別不明のアンドロイドの靴職人・カイ(Kay)の衣装は、シャネル(CHANEL)が担当。カイの美しさやミステリアスさ、エレガントさをより一層引き立てている。また、本作の重要なアイテムであるハイヒールは、ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)の協力により製作されたものだ。脇を固めるキャストは、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」に出演中の小島藤子、映画『水の声を聞く』主演の玄理、グリコやメニコンのCMに出演する谷口蘭など。撮影は『るろうに剣心』3部作を手掛けた石坂拓郎、編集は日本アカデミー賞優秀編集賞8冠の上野聡一、特殊美術は『進撃の巨人』や『寄生獣』などにも参加した百武朋が担当するなど、スタッフも国内外の第一線で活躍するメンバーが揃う。ストーリーは、真剣に靴を作り続ける靴職人・カイのもとに、自分好みの靴を作りたいという客が現れるところから始まる。カイは、何度も何度も作り直してようやく完璧なハイヒールを完成させるが、客がハイヒールを履いてみると、片方のサイズがほんの少し合わない。カイは必ず解決すると客を説得し、再びハイヒールと向かい合う。なお本作は、16年にワールドプレミアも行われる予定だ。
2015年10月07日9月16日、銀座三越の3階婦人服・婦人肌着フロアがリモデルオープンする。前回の増床リモデルから5年が経過し、大きく変化したと思われるのが顧客層だ。今回のリモデルのポイントを担当マネージャーに聞いた。3階「TOKYOモード1」を統括し、「ニューヨーク ランウェイ」を担当する、セールスマネージャーの右近一成氏によれば、当時、歌舞伎座を皮切りに主要な建物の建て替えが進み、「銀座のお客様が変わる」という印象はあったものの、特にこの2、3年は、周知のように劇的に海外からの顧客が多くなった。加えて、湾岸地域の開発によって周辺3区の人口が増え、日本人の顧客もいわゆる“湾岸ファミリー”を軸とする新富裕層、中でも「消費経験が豊富で高感度な30代~40代のお客様の割合が増えた」と言う。そうした顧客層には、「このブランドでなければ嫌」といったブランド信仰は見られない。但し、目は肥えている。そこで「国内外のブランドを同列に見て、等身大のファッションを楽しみ、自分なりの審美眼を持ったお客様を対象に、東京ブランドと世界発信ブランド、それぞれを東京、銀座というフィルターを通した時、どのような編集ができるのだろうと考えて生まれたのが、今回の結果です」と右近氏は語る。変化した顧客層を背景に、3階では「最旬のTOKYOモード」と銘打ち、ファセッタズム(FACETASM)、タロウ ホリウチ(TARO HORIUCHI)といった、東京ブランドでまとめた「ル プレイス」、国内外の最旬ブランドを東京という視点で切り取る「ニューヨーク ランウェイ」という2つの編集型ショップに力を注ぐ。両ショップともに大きく変わったのは、扱いブランドのテイストの幅が大きく広がったことだ。右近氏はこれについて、テイストや用途にこだわらないミックスコーディネイトというファッショントレンド、先述した顧客層の変化とともに、顧客の志向そのものの変化を指摘する。「これまでは、コンサバならコンサバ、アバンギャルドならアバンギャルドと、年齢を重ね、ご自身の志向が固まるとそのまま、というお客様が多かったが、最近のお客様はいくつになってもトレンドを追い続けようとする」という。そこで、これまでカジュアルでスタイリッシュな品揃えだった「ニューヨーク ランウェイ」には、ポップでフェミニンなブランドが登場し、他方、「ル プレイス」には、ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)、タロウホリウチ、ファセッタズムなど、これまでなら銀座三越には出店しなかったようなブランドがお目見えして、よりモード感が強くなった。顧客にとっては一層、「自分で選び、コーディネイトする」楽しさのある売り場構成と言えるだろう。特筆すべきは、スニーカーを常時150足ほど展開すること。スポーツテイストのトレンドが続き、レーシーなスカートにスニーカーというコーディネイトは当たり前になっている中、これまで銀座三越としては、ナイキ(NIKE)やニューバランス(New Balance)などスポーツブランドのスニーカーを扱ってこなかったが、今回のリモデルでは、スニーカーの品揃えは圧倒的に充実することとなり、トータルコーディネイトの視点からも大きく進化している。さらに新しい試みとして、「ル プレイス」担当マネージャーの大原悠子氏は「ファッションが持つ、ワクワクドキドキという感覚が詰まったブランドを紹介していくのはもちろんだが、ただ最旬の服、つまり“モノ”が集まっているというだけではなく、コトという側面からアピールしていく」と言う。その一環として「ジャパニーズコミュニケーションステージ」なるコーナーを新設し、デザイナーの思いを伝えるイベントを企画していく。9月16日からは、コーヘン(Coohem)やユウミアリア(Yuumi ARIA)といったブランドのデザイナーの手による写真を展示する。顧客には「服の売り場に写真が並んでいる」という意外性を与えたり、あるいは服に興味を持った顧客に対して、そのデザイナーの人間性にも触れる体験を提供したりと、モノを買うだけに留まらない、さまざまな角度からのコミュニケーションを生む場と位置づけている。また、リモデルのキーワードとしてもう一つ挙げているのが「銀座のおもてなし」。最近の女性の顧客には、男性に見られるような作りや素材に対するこだわりが感じられるようになってきたことから、販売員には、モノ作りへのこだわり、モノの価値をお客様と共有し、会話を弾ませていくことを実践していくという。また外国人の顧客に向けては、店舗全体で中国語など外国語の通訳スタッフを増やすという。同フロアの「ニューヨーク ランウェイ」は、同店の中でもいち早く編集色を打ち出し、特に感度の高い女性たちに支持されていたが、右近氏は「今回のリモデルは、理想としている形がほぼ100%実現したと思う」と自負する。顧客としては、その自信に大いに期待したい。
2015年09月15日ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)、とんだ林蘭、チームラボ(teamLab)のコラボレーションによるインスタレーションが、9月12日、13日にミハラヤスヒロトーキョーにて開催される。同インスタレーションは、東京の表参道、青山、原宿エリアで9月12日に開催されるファッション誌『ヴォーグ(VOGUE)』主催のショッピングイベント「ヴォーグ・ファッションズ・ナイト・アウト(VOGUE FASHION’S NIGHT OUT)」の一環として開催されるもの。当日はミハラヤスヒロトーキョーに、とんだ林蘭のデザインをコラージュしたフィルターを使った、チームラボカメラを店内に設置。来場者にプリクラ感覚で撮った写真が、自動的にFacebook特設ページに投稿される仕組みとなっている。また店内では、ミハラヤスヒロととんだ林蘭のコラボレーションアイテムを先行発売。ラインアップは、生肉のキーホルダーや、絆創膏が貼られたクラッチバッグ、真っ赤な唇から歯が覗くクッションなど。イラストやコラージュ、ペイントなどを用いてフェミニンかつ毒のある作品を生み出しているとんだ林蘭らしいデザインのアイテムが揃っている。
2015年09月11日東京・六本木(東京都港区)の「テレビ朝日 umu」で7月19日~24日、「コカ・コーラ」ボトル100周年記念ワールドエキシビジョンツアー「コカ・コーラ ボトルアートツアー」が開催されている。同企画は、これまで多くのアーティストやデザイナーに影響を与えてきた「コカ・コーラ」の"コンツアーボトル"が、今年100周年を迎えることを記念して開催する。「コカ・コーラ」ボトルから発祥した世界的な巨匠のアート作品や歴史的な芸術品などを一堂に集めた展示会で、世界15カ国・ 17都市を巡回している。期間中は、アンディ・ウォーホルやノーマン・ロックウェル、クライヴ・ バーカーなどの巨匠たちの作品や芸術品を20点以上展示する。さらに、7月20日には日本初導入となるアルミニウム素材の「コカ・コーラ」スリムボトルをモチーフにした「アートスリムボトル」を日本独自企画として初公開した。同作品は、音楽、アート、ファッションなど国内の各界で活躍するhyde氏やニコライ・バーグマン氏、ミハラヤスヒロ氏らアーティストやクリエイターが手がけたもの。会場では来場者全員に同商品のサンプルを冷えた状態で配布。同商品を手にしながらの展示を楽しめるとのこと。そのほかにも、来場者の笑顔を撮影し、「コカ・コーラ」の広告と同じデザインのビジュアルをその場で作成できるデジタルコンテンツ「Coke&Me」も登場。できあがった映像は、TVCMで話題となったマリリン・モンローやエルヴィス・プレスリーのビジュアルとともに会場のモニターで放映する。開催時間は各日11時~19時で、入場は無料。
2015年07月21日東京・六本木のテレビ朝日umuにて、「コカ・コーラ」のコンツアーボトルから発祥した歴史的なアート作品を集めた展示会「コカ・コーラ ボトルアートツアー」が開催される。会期は2015年7月19日~7月24日。入場料は無料。コンツアーボトルは「暗闇で触っても地面で砕け散っていても『コカ・コーラ』のボトルだとわかるもの」をコンセプトに開発されたオリジナルのガラス製ボトル。独創的な形状の同ボトルは1915年の誕生以来、多くのアーティストの創造力を刺激し、アート、デザイン、ポップカルチャーに多大なる影響を与えてきた。本展はそんなコンツアーボトルの100周年を記念して、世界15カ国・17都市を巡回しているコカ・コーラ史上初のワールドエキシビジョンツアー。会場にはアンディ・ウォーホル、ノーマン・ロックウェル、クライヴ・ バーカーといった巨匠たちが同ボトルからインスピレーションを得て描いたという絵画など、20点以上の芸術品が一堂に会し、展示される。さらに日本独自コンテンツとして、7月20日から国内で初導入されるアルミニウム素材の「コカ・コーラ」スリムボトルをいち早く体験できるサンプリング企画も予定。また、hyde、ニコライ・バーグマン、ミハラヤスヒロといった人気アーティストらがこのスリムボトルをモチーフに創り上げたという一点ものの「アートスリムボトル」も初披露される。このほか会場では、体験型デジタルコンテンツ「Coke & Me」による撮影会も実施。本企画は来場者の笑顔を「コカ・コーラ」の広告ビュジュアルに当てはめ、TVCMにも登場したマリリン・モンローやエルヴィス・プレスリーなどのビジュアルとともに会場設置のモニターにて放映するというもの。本展はこれらの企画により「コカ・コーラ」の過去・現在・未来が体感できるという。
2015年07月08日モンクレール(MONCLER)が、15-16AWシーズンとして新たなカプセルコレクションを発表した。カプセルコレクションとしては、14-15AWシーズンに終了した「ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)」によるメンズ「MONCLER W」と、「ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)」によるウィメンズ「MONCLER Y」以来、1年振りに発表されたもの。今回、新たにゲストデザイナーとして迎えられたのは、「アミ アレクサンドル マテュッシ(AMI Alexandre Mattiussi)」のアレクサンドル・マテュッシ、「アーデム(ERDEM)」のアーデム・モラリオグル。それぞれ自身のブランドの頭文字をとって「モンクレール a(MONCLER a)」、「モンクレール E(MONCLER E)」として展開される。メンズのカプセルコレクション「モンクレール a」は、「アミ アレクサンドル マテュッシ」のストリートなスピリットを受け、オーバーサイズなアイテムがラインアップ。ジャケット、コート、ダウンベストなど全てはビッグシルエット、ドロップショルダーで肩を落としたり、大きな衿周り、引き伸ばされたカフスなどが特徴。ポケット、ブランドマーク、ファスナー等のディテールにおいても拡大され、存在感を示している。また、コレクションでは初となるデニムジャケットも登場した。フラワーモチーフのグラフィカルプリントを得意とするアーデムが手掛ける「モンクレール E」は、スポーティーなアイテムを思い切りエレガントでロマンチックに仕立て上げたコレクション。全面にフラワーが描かれたジャカード素材を用い、裏地には色鮮やかなプリントを施した。内側にダウンを仕込んだケープには、ビーズやスパンコールで大振りな花刺繍があしらわれている。また、ジップで繋がれたパーツを取り外すことにより袖、着丈を短くできる機能的な一面を兼ね備えたアイテムも。店頭での展開時期は、いずれも9から10月頃を予定している。
2015年06月01日eAT KANAZAWA 2015の2日目のセッションは3つの主題で内容を分け、複数のクリエイターの活動や視点などをディスカッションを交えていくスタイルで提供された。最初に行われたセッションはテーマを「ジェネレーション ~ eATが発掘する新しい才能」と題し、モデレーターを明和電機の土佐信道氏(パフォーマンスアーティスト)が務めた。パネリストには、吉本興業初のIT部門である「よしもとロボット研究所」でチーフクリエイターを務めるユニット「バイバイワールド」から髙橋征資(たかはしまさと)氏、19歳でボストンで行われたヒューマンビートボックスの大会「バトル」で優勝した経歴を持つプレイヤーReatmo(リトモ)氏、そしてNHK鳥取放送局で番組ディレクターとして活躍する鼻戸航介( はなとこうすけ)氏が招請された。○「拍手」から「Pepper」へ初めに紹介されたバイバイワールドの髙橋氏は、学生時代からメディアアート作品づくりを始め、さまざまなインタラクティブアートを発表している人物だ。自身の代表作として等身大拍手マシン「音手(おんず)」を紹介。人間が手をたたく万国共通の行為である「拍手」をどこまで機械化できるか?というアプローチから開始し、骨格を再現、それを人の肌に感触の似た素材でラッピングしたものを零号機としてリリース。その後、関節を強化し、素材も見直すなどの工夫を続けた結果、現在の「何万回拍手しても大丈夫」な初号機を仕上げた。この音手はさらにバリエーションを拡張し、明和電機とのコラボ作品である「スパンキングオーケストラ」にまで発展している。こうした作品づくりのフィードバックから、片手で拍手できるキャラクタートイ「パチパチクラッピー」が、さらに拍手ロボット「ビックラッピー」などを開発し、現在はソフトバンクがリリースした次世代型ロボット「Pepper」のチーフクリエイターとして開発に携わっている。Pepperのリリースと同時に新設された「よしもとロボット研究所」は「ロボットで人を笑顔にできるのは私たちだけである」をコンセプトに、新しいエンターテインメントを開拓するセクションだ。高橋氏はハードウェア面を、そして相方であるシン・キョンホン氏がソフトウェア面を担当し開発している。次に紹介されたReatmo氏は、ヒューマンビートボックス大会での優勝経験を皮切りに、2012年にはBeyonce(ビヨンセ)が世界規模で行ったリミックスコンペで入賞した経歴を持つ。さらに、iPadとMacBook Proを使って独自に構築したループマシンを駆使して、ビートボックスの多重録音によってライブの現場で曲を作ってしまう「ひとりバンド」「人間DJ」のようなパフォーマンスも行うなどの活動が評価され、eAT開催の直前の1月24日には、パリで開催されたMIHARAYASUHIRO (ミハラヤスヒロ)の2015-16年秋冬メンズコレクションのウォークスルーBGMをライブで担当。昨年は、同氏がアップし続けているパフォーマンス動画を見たMaroon 5のメンバー、ジェシー・カーマイケルが直接コンタクトを取ってきて来日時には直接ミートアップし、プロジェクトを立ち上げるなどプロミュージシャンの間でも話題となる世界レベルのビートボックス・プレイヤーとしてその名を広げつつある。○TVディレクターの"泥臭い"現場最後の鼻戸氏はふたりと異なり、アーティストではなくNHK鳥取放送局に務める会社員。「正直もっと華やかだと思った」ディレクターという仕事は、実際には非常に「泥臭い」仕事が多いと語り、自身が関わった映像について紹介。さまざまな場所を定点観測し行き交う人々の人生を切り取る「ドキュメント72時間」シリーズを撮影したときには、鳥取砂丘に寝袋を持ち込んで夜中に通り過ぎる人に声をかけるという「どうみても不審者みたいな仕事でした」と本人が振り返るほどの地道な作業や、1週間カニ漁船に乗って密着取材をする仕事では「最初の3日くらいは船酔いでまったく動けず、最終日には体からじんましんが出るほど」という非常にハードなものまでこなしたエピソードを明かしてくれた。また、鼻戸氏は思入れの深いエピソードとして、モンゴル出身で鳥取とも縁の深い力士・逸ノ城関の取材についても語った。度重なる日本からの取材でナイーブになっていた逸ノ城関の家族に熱心にアプローチし、モンゴルの遊牧地で彼らの生活を手伝いながら撮影を続けていくうちに、逸ノ城関の父親から息子のようにかわいがられ、最後には「おまえだけ残らないか?」と誘われるくらい気に入られてしまったという。タフな仕事を笑い話に変えてしまう明るさを持ち、ひたむきな努力を続ける鼻戸氏がディレクターとしてお茶の間に届ける映像は多数に及ぶ。それぞれバックグラウンドの違う3人ながら、モデレータの土佐氏は「なんとなく一人遊びが上手な人たち(笑)」と表現したが、それに対して彼らも「そうかもしれない」と素直に返していた。彼らは決してコミュニケーション能力が低いわけではなく、それぞれのポジションにおいて徹底して自分と向き合いながら作品を仕上げていく姿が似ているという。「ネットがなければ僕の活動はここまで注目されることはなかったと思います」とReatmo氏は振り返るが、音楽はソーシャルのチカラに乗れば国境を容易に越えていくという証左でもある。もうひとつ、「あなたたちの未来は明るいと思うか?」という質問がなされたが、これに3人は「暗い」と即答した。しかしそれは「絶望」ではなく「光を見つけていく作業が自分たちのライフワークだから」だという。先が見えない不安感がありながらも、かれら「若手」クリエーターたちは自らの手で切り開くスキルを確かに持っていることを実感できるセッションだった。(氷川りそな)
2015年03月18日チームラボ(teamLab)がミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)のウェブサイトをリニューアルした。リニューアルされたサイトでは、既存の枠や表層にとらわれず、深く踏み込んだデザインワークを発表する同ブランドのイメージを表現している。トップページの背景では15AWコレクションの動画とともに、15SSコレクションのルックを表示。「COLLECTION」ページに飛ぶと、各シーズンのルックが流れるように展開され、フォーカスしたコレクションがポップ表示される。その他のメニューも操作に連動してポップアップで表示されるなど、見やすさとデザイン性を両立した作りに仕上がった。更に、スマートフォンにも対応したことで、外出中でも店舗探しやルックの表示が容易となった。こちらも、背景にルック画像を使用し、動画やスライドビューなどのギミックをスマートに取り入れている。
2015年02月13日表参道ヒルズは2月11日に開業9周年を迎える。これに伴い2月下旬から3月上旬にかけて6店舗をニューオープン。更に、2店舗がリニューアルされる。今回、表参道にニューオープンするショップの中でも、特に注目なのが日本初出店となる4店舗。そのうちの一つ、2月27日にオープンする「イイザ ローン トーキョー(IISER LOEN TOKYO)」は、今回の出店がブランドの1号店。店内では数々のニットブランドを手掛けてきた手塚浩二による、シーズンレスな大人のワードローブを展開。そこには、“ベーシックな中にうんちくやこだわりを込め、ネオ・ダンディズムを提唱する”というブランドコンセプトが込められている。オープン特典には3万2,400円以上の購入で、「リバースプロジェクト」とコラボした限定グッズを数量限定で用意。また、2月25日オープンの「ババラ(BABARA)」では、職人のハンドメイドによって、細部に至るまで履き心地を追及したシューズを提供。本革製のアッパーは履くほどに足に馴染み、アウトソールにもイタリア製の最高級素材を使用した。オープン特典としてオリジナルエコバックを数量限定でプレゼントする他、ブランドアイコンの蝶をプリントした“進化したオックスフォード靴”が限定販売される。一方、心地よい旅と共にある大人のライフスタイルを演出するのが、3月7日にオープン予定の「ティッピング ポインテッド トウキョウ(Tipping Pointed Tokyo)」。メトロポリタンからリゾートまで、さりげなく使いこなせるような、シンプルで色あせないファッションを提案する。都内に旗艦店のないブランドのシューズ、バッグ、フレグランスを中心にアイテムを展開し、タイアップやポップアップショップも随時行っていく。更に、キッズファッション&ライフスタイル雑誌『ミルクジャポン』の直営店「アニバーサリー ミルク(ANNIVERSARY MilK)」が3月7日にオープン。これに、同じく3月7日オープンの「ダイアン フォン ファステンバーグ(DIANE von FURSTENBERG)」と、ミハラヤスヒロ手掛けるセレクトショップ「アイデア バイ ソスウ(idea by SOSU)」を加えた6店舗がニューオープンすることになった。なお、ダイアン フォン ファステンバーグの表参道ヒルズ店は、最新コンセプトショップ“WRAP SHOP”を日本で初めて取り入れたポップアップショップとなり、ラップドレスにフォーカスした展開を予定している。その他、「シュウ ウエムラ ビューティブティック 表参道ヒルズ本店(shu uemura beauty boutique omotesando hills)」では、2月27日のリニューアルオープンにあたり、内装をメイクアップアーティストのアトリエ風にリフォームした。更に、表参道ヒルズ店限定で4種類の「カスタマイズ ラッシュ」を各5個限定で販売する他、アイラッシュ「アドへシブ」や限定キャンバストートバッグを数量限定でプレゼント。28日には新作リップ「ラック シュプリア」のメイクアップイベントが開催される。また、「アグ オーストラリア(UGG Australia)」でも3月6日のリニューアル特典として「Meena II」のコーラルリーフカラーを限定発売する他、オリジナルマグカップやアイシングクッキーを数量限定でプレゼント。フロアの拡充に伴い、今後はメンズ、キッズ、バッグ、アクセサリーのラインアップが拡充される。
2015年02月06日「ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)」が12月5日、ブランドの原点である“シューズ”をコンセプトとしたショップ「アトリエ ミハラヤスヒロ(Atelier MIHARAYASUHIRO」をオープンする。住所は東京都渋谷区神宮前3-30-12Gビル神宮前03 2階。靴に対して興味を持って欲しいという思いが込められた同ショップでは、ブランドのアーカイブに加え同店限定のアイテムがそろう。店内ではイベントも実施し、今後、過去にセミオーダーされた靴やその写真、過去の作品がまとめられたルックブックの展示、復刻モデルの販売会、パティーヌ職人による仕上げ工程の実演、靴職人による講義やメンテナンス(参加は抽選)などが予定されている。なお、イベントの開催日は公式サイトで確認出来る。
2014年11月16日10月29日から11月11日まで、伊勢丹新宿店本館、メンズ館各階で伊勢丹大創業祭が開催中だ。会期中の2週間、同店本館では、伊勢丹の象徴ともいえるタータンが「マクミラン/イセタン」に生まれ変わり1年を迎えることを記念して製作された各種アイテムが販売されている。同店本館1階ザ・ステージ#1に登場するのは、ムーミンのキャラクターをあしらった「アナスイ(ANNA SUI)」のトートバッグ(2万2,000円)や長財布(1万8,000円)、ミニ財布(1万円)をはじめとするファッションアイテム各種。その他、「ミナ ペルホネン(mina perhonen)」「ジョンストンズ(Johnstons)」などの人気ブランドも、「マクミラン/イセタン」を取り込んだデザインの記念アイテムで大創業祭をお祝いをしている。同店2階フロアでは、ハローキティやコケッツなど、様々なキャラクターとのコラボレーションアイテムを展開。「ハローキティ×マクミラン/イセタン」のトートバッグ(3,500円)、「シャシャ×マクミラン/イセタン」のエプロン(1万2,000円)、ミトン(2,800円)などの他、クッションの裏面すべてに大胆に「マクミラン/イセタン」柄を施した「アトリエ キジ(atelier kiji)」による猫クッション(1万1,000円)といったユニークなアイテムもそろう。もちろん、人気ファッションブランドもそれぞれに工夫を凝らしたアイテムを見せる。「ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)」のトレンチコート(8万5,000円)は裾の折り返しに「マクミラン/イセタン」を織り込み、「マッキントッシュ フィロソフィー(MACKINTOSH PHILOSOPHY)」はダッフルコート(6万3,000円)の裏地に「マクミラン/イセタン」柄を使用。その他、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」「ファセッタズム(FACETASM)などもオリジナルのアイデアで大創業祭のためのアイテムを製作し、会場を彩っている。会期初日には、開店と同時に1階ザ・ステージが大混雑。同日、メンズ館でも、新タータン柄「ブラックウォッチ/イセタンメンズ」がデビュー。それに伴い、同館1階プロモーションスペースに同柄をあしらった限定アイテムが多数登場している。伊勢丹ファン並びに各ブランドファンでごった返し、一時は店内が騒然とするほどのにぎわった。狙っているアイテムがある人は、早目に来店したほうがよさそうだ。
2014年10月30日10月20日から3日間、日本最大のファッション総合展「ファッションワールド 東京 2014秋」(リード エグジビション ジャパン主催)が東京ビックサイトで開催された。出展社数は昨年比250社増の610社、来場者は約3万人を見込む盛況振りとなった。展示会の目玉となる特別セミナーでは、22日に三越伊勢丹執行役員紳士・スポーツ統括部長の近藤洋が登壇。消費における価値観が多様化する中で、顧客感心の重要性について触れながら、伊勢丹メンズ館の立ち上げ背景から今後の戦略について語った。「今は、自分の好きなものにはこだわり、それ以外は無駄を省くという消費の二極化が進んできている。2000年以降、他の百貨店では紳士の売り上げが低迷する中、伊勢丹は売り上げを伸ばすことが出来た。それは、顧客創造をして様々な仕掛けをしてきたから。当時、紳士売り場では女性の代理購入が多かったが、ファッションに関心が高く、自ら商品を選んでコーディネートすることが出来る男性の潜在ニーズを想定。男性が選ぶ店づくりを目指し、2003年に“男である幸福”をコンセプトにしたメンズ館をオープンした。ブランドの壁を取り払い、世界最高峰のファッション、こだわりの品を取りそろえ、今までにないメンズコスメやメンズアクセサリーの売り場といった、お客様の“思ってもみなかった”“あったらいいな”(という潜在ニーズ)を幅と奥行をもって提案してきた」更に近藤氏は、オープン1年後に、売り上げは伸びていたが新規顧客が40%増えたのに30%流出してしまっていたことについても言及。2007年には、“ウェルネス”や“趣味”をテーマにメンズライフスタイルフロア(8階)を設け、スパやカフェ、男の趣味・書斎をイメージしたライブラリーのコーナーを新設するなど、リニューアルを進めた。「何度でも売り場に足を運んでもらえるような仕掛けとして、“心の豊かさ”に着目した。日本の技術が詰まった良い品を集め、“日本”の良さを再発見できるような新しい価値を提案するということ。また、お客様間の価値共有のきかけとなるよう、元プレイボーイ編集長の島地勝彦氏によるバー『サロン ド シマジ』をオープンした。これによりファッション、シングルモルト、シガーといった男の憧れのライフスタイル、彼の生き方に共感する人が集まるようになった。これからもメンズ館って面白いって思っていただければ」と述べた。これからのメンズファッションビジネスの方向性、伊勢丹メンズ館の今後の課題について、「これから次の10年、価値観の変化(スペンドシフト)に対応するには、ニーズ対応ではなく、“これが欲しかった”と思わせるようなウォンツ対応の品ぞろえを実現し、心が豊かになる共感価値を創出し、伊勢丹メンズ館のファンづくりのマーケティングへの転換が必要。インナーブランディングによる、“これが伊勢丹メンズ館だよね”という価値共有を行ってもらえるように、人・生きざま・生き方までを表現できるような“存在”、チャリティイベントなどの心の表れ方としての“活動”、モノ・コトだけではなく、作り手の思いまで伝える“作品”を軸に取り組んでいく。日本の優れた製品に込められた和の精神気質は、グローバ ル戦略の際に強みにもなる。常に一歩先を読み、新しい情報を発信して挑戦し続けていく」と話した。同展示会では他にも、パルコ代表執行役社長・牧山浩三、バーニーズジャパン代表取締役・上田谷真一、ビームス取締役副社長・遠藤恵司、アーバンリサーチ専務取締役・竹村圭祐による基調講演が行われ、メンズバイヤー達が熱心に耳を傾けていた。なお、今回会場では世界中のハイファッション商材が一堂に集まる特設エリア「PLUS+ ハイファッション ゾーン」が新たに設けられた。メンズでは「サルヴァトーレ ボサ(SALVATORE BOSA)」のシャツや「ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)」の靴、ウィメンズでは、「ジュリアン・ヘイクス(Julian Hakes)」の“底のない”デザインで話題となったユニークなシューズや、日本初上陸の韓国ブランド「BRHAS PATI」などが注目を集めていた。その他、アパレル、アクセサリーやシューズ、バッグなどの出展ゾーンでも、熱心に商談する姿が見られにぎわいを見せた。
2014年10月24日モンクレールはカプセルコレクション「モンクレール Y(MONCLER Y)」の14-15FWアイテムを展開するポップアップショップを伊勢丹新宿店本館3階ステージ#3にオープンした。期間は10月28日まで。同ブランドではミハラヤスヒロがデザインを担当。モンクレールジャパンでは、これまでも「サカイ(sacai)」「ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering )」など実力を伴ったドメステックブランドとコラボレーションし、カプセルコレクションを発表している。ユニセックスなシルエットのダウンジャケットには、重厚な金糸を織り込んだ西陣織が贅沢に使われており、フードの毛足の長いファーと相まって華やかな雰囲気。一方、バックにフレアを入れたテントシルエットのダウンなど、女性らしさを取り入れたアイテムも用意する。テキスタイルには、西陣織やアンティーク着物から着想した和柄や入れ墨師が愛用する龍や虎を連想させるミハラの世界観を周到したデザインを採用。モンクレールの特徴的なシルエットにミハラが継続して発信する日本的な要素を加えることで、それぞれの持つ魅力を融合させたコレクションとなっている。各アイテムには「リンドウ」「モクレン」「ナラ」など、アイテム名に日本の植物の名前がつけられており、日本文化からインスピレーションを受けたコレクションを体現。同ショップ先行発売となるのはグリーンを基調にしたフェザー柄のテキスタイルのダウンジャケット「キク(KIKU)」(17万5,000円)、ダウンベスト「モミジ(MOMIJI)」(14万3,000円)。三越伊勢丹では10月28日まで、日本のよいこと、よいものを伝えていくキャンペーン「ジャパンセンスィズ(JAPAN SENSES)」を展開しており、同ブランドのポップアップをこの時期に展開することに決めたという。
2014年10月22日伊勢丹新宿店本館7階催事場にて、「ザ・ブラックセンス・マーケット・イン・イセタン(THE BLACK SENSE MARKET in ISETAN)」がオープンした。同期間限定ショップは雑誌『センス(SENSE)』が手掛ける特別受注企画「ザ・ブラックセンス・マーケット(THE BLACK SENSE MARKET)」と伊勢丹メンズ館とのコラボレーションによって誕生したリアル店舗で、2月に続いて2度目となる。期間は9月1日まで。今回のテーマは「The Riders Creation」。男の艶や嗜みを表現するエレガントなライダーススタイルがドラマチックに紹介され、総計60ブランド以上のアイテムが一堂に会す。会場には、「ファブリック」「レザー」「ビンテージ」「ミニマム」「デコラティブ」などのキーワードごとに集められたライダースが所狭しと並ぶ中「ハーレーダビッドソン(HARLEY DAVIDSON)」のバイクも展示され、着用して街を駆け抜けるシーンをも彷彿させる。また、イタリアバイク「ドゥカティ(DUCATI)」の横に並ぶのは、同ブランドと「ジョルジオブラット(GIORGIO BRATO)」とのコラボレーションによって誕生したアイテムの数々。日本初お披露目となるコラボレートアイテムは全16型で、イベント期間中に受注オーダーが出来る。価格帯は20万円台から60万円台。更に、会場奥に設えられた「THE BLACK SENSE LOUNGE」では、「タリスカー ストーム スパイシー ハイボール(TALISKER STORM Spicy Highball)」「アードバッグ 10年 ジンジャーハイボール(ARDBER TEN Ginger Highball)」「ロン サカパ モヒート(Ron Zacapa Mojito)」(各800円)に加え、「ヘネシーソーダ(THE Hennessy Soda)」(600円)などのプレミアムハイボールを楽しむことも出来る。8月31日の15時から17時には、『センス(SENSE)』編集長の守谷聡と、今回の企画に賛同した8名のデザイナー・ディレクターによるスペシャルトークショーが開催される。参加者は、「ファセッタズム(FACETASM)」の落合宏理、「ホワイトマウンテニアリング(White Moutaineering)」の相澤陽介、「ユリウス(JULIUS)」の堀川達郎、「バックボーン(BACK BONE)」の北原哲夫、「ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)」の三原康裕、「ファクトタム(FACTOTUM)」の有働幸司、「ベドウィン&ザ・ハートブレイカーズ(BEDWIN & THE HEATBREAKERS)」の渡辺真史、「アタッチメント(ATTACHMENT )」の熊谷和幸。トークは1名につき10分程度で入場無料。
2014年08月28日