資生堂(SHISEIDO)から“墨”に着想を得た「インクストローク アイライナー」と“和紙”からインスパイアされた「ペーパーライト クリーム アイカラー」が登場。2017年6月28日(水)より伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店、SHISEIDO THE GINZAで先行発売、その後2017年7月1日(土)から全国のデパートを中心とした約240店と、資生堂の総合美容サイト「ワタシプラス」で発売される。「墨」のような濃密発色のアイライナー「インクストローク アイライナー」は、滑らかさと墨のような濃厚な発色が特徴のジェルタイプのアイライナー。濃密なラインがよれることなく一筆で描け、美しい発色とリッチな質感が目もとの存在感を高めてくれる。カラーは自然界にあるものからインスピレーションを受けた全6色。漆黒のブラックを始め、森林を思わすグリーンやなすびのようなパープル、黒蜜のようなブラウンなどが展開される。パッケージは、硯(すずり)の筆を整える機能を参考にすることで、手の甲や容器の縁、蓋の裏などを汚すことなく、ブラシを簡単に整え適量をとることが出来る仕様となっている。書道の筆から着想を得て、“広島県熊野筆”の技で究極の描きやすさを追求した「インクストローク アイライナー ブラシ」と併せて使いたい。”30°カーブ”のオリジナルハンドルで、ラインを描く時にまつ毛の生え際を隠さず描ける設計となっている。コシが強く、太く大胆なラインも細く繊細なラインも思いのままに描けるアイテムだ。「和紙」から着想を得た、透け感+マットなクリームアイカラー「ペーパーライト クリーム アイカラー」は、日本伝統文化の和紙からインスパイアされた、透け感のあるマットな仕上がりのクリーム状のアイシャドー。軽く滑らかな質感で肌にぴったり密着し、ひと塗りで色鮮やかに発色。ぼかせば、ふわっとした表現など自在に発色をコントールできる。カラーは「ノバラ ピンク」「ヤマブキ イエロー」「アサギ ブルー」「サンゴ コーラル」など、和を感じさせるネーミングの全8色展開となっている。【詳細】資生堂 2017年秋冬コレクション発売日:2017年7月1日(土)※2017年6月28日(水)より、伊勢丹新宿本店・阪急うめだ本店・SHISEIDO THE GINZAで先行発売■インクストローク アイライナー 各3,780円(税込) 各6色※ブラシ付き■インクストローク アイライナー ブラシ 3,780円(税込)■ペーパーライト クリーム アイカラー 各3,240円(税込) 各8色取り扱い:・全国のデパートを中心とした約240店・資生堂の総合美容サイト「ワタシプラス」【問い合わせ先】資生堂インターナショナルTEL:0120-81-4710 (フリーダイヤル)
2017年04月27日グレイスカイプロジェクト(GRAYSKY project)制作による和紙製カレンダー「紙漉きを思ふひととせ」が、伊勢丹新宿店本館5階=ウエストパークにて販売されている。グレイスカイプロジェクトは、日本海地域の稀有な文化(食・酒・クラフト)を通して、人と人が繋がる場を作り、日本ならではの文化を次世代へ繋ぐ活動を行っている。“紙漉き文化の伝承”をテーマに制作されたカレンダーは、日本が世界に誇る伝統文化のひとつ「紙漉き(手漉き和紙の技術)」を次世代に残したいという想いから誕生。ユネスコ無形文化遺産に登録された岐阜県の本美濃紙や埼玉県の細川紙の他、島根県の出雲民芸紙、福井県の越前和紙、石川県の加賀雁皮紙など全国14ヶ所の和紙が使用され、活版印刷によってそれぞれが持つ個性豊かな紙肌をグラデーションで表現している。ぬくもりのある天然染め絹糸による麻の葉綴じが施され、和紙独特の透け感を生かしたデザインは、時の流れがカレンダーをめくる所作に溶け込むように考えられている。本製品は第68回全国カレンダー展にて最高位の経済産業大臣賞(第3部門・金賞)、ドイツで開催された国際カレンダー展「グレゴリー・カレンダーアワード 2017」(Gregor Calendar Award)で金賞(GOLD)を受賞している。カレンダーは4月始まり(2017年4月から2018年3月)、価格は3万円。販売は3月31日まで。
2017年02月26日株式会社お世話や東京都渋谷区に本社を置く、アクセサリー専門問屋の株式会社お世話やでは、和紙の折り鶴を使用した「折り鶴ピアス」が売れている。「折り鶴ピアス」は、折り鶴をアクリル樹脂で固めたピアス。月間想定売り上げの20倍の販売となっているという。おめでたい「鶴」「折り鶴ピアス」は2014年より販売しているロングセラー商品だ。心を込めて折った折り鶴に、日本の職人が樹脂を塗り重ねてできあがる。「鶴は千年、亀は万年」という言葉もあるように、長寿の象徴とされる「鶴」。結婚や出産、伝統的なお祝い事などに用いられることも多い。「折り鶴ピアス」は、このおめでたい「鶴」を身につけることができるよう考えられたのがきっかけだ。海外から人気海外、特に中国では、「鶴」といえば「日本の文化」という印象が強という。また、アメリカの前オバマ大統領が広島を訪れた際に折り鶴を寄贈したこともあり、好調な売れ行きに繋がっていると考えられる。お世話や原宿店では、海外の客が多数。「日本らしい」「MADEINJAPAN」のお土産として選ばれる代表的な商品の1つとなっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※お世話やホームページ
2017年02月01日和菓子の型と和紙でオブジェや雑貨を作るアーティスト・永田哲也の展示・販売会「永田哲也展」が、2016年12月26日(月)から2017年1月15日(日)まで、東京・青山のスパイラル・MINA-TOで開催される。永田哲也は、過去に実際に使用されていた物からその形を採集し、新しく三次元の立体作品を制作することを得意とする現代美術家。日常にもっとアートを取り入れて欲しいとの思いから雑貨やインテリアなども幅広く手掛けている。そんな永田の代表作といえるのが、和菓子の型と和紙を使った「KIOKUGAMI 和菓紙三昧」シリーズだ。和菓子を作るときに実際に使用されていた型に、和紙を貼り込み仕上げる。使用する和紙は、茨城県の指定無形文化財に指定されている「西の内紙」。モチーフとなるのは、宝船や松竹梅、鯛などおめでたいものばかりだ。かつて、七五三や結婚といった慶事の際に祝いの気持ちを込めて和菓子を捧げていた日本の風習からインスピレーションを得て作品は生まれている。会場には、手のひらにのせると動き出す「ビクビク」や、立体的な花モチーフのカード「ハナカード」など小物を中心に展開。さらに、絵画作品のように壁にかけて愉しむ大型作品も待望の披露となる。【イベント詳細】永田哲也展会期:2016年12月26日(月)~2017年1月15日(日)※会期は変更になる場合有。※2016年12月30日(金)~2017年1月3日(火)はスパイラル全館休館。会場:MINA-TO住所:東京都港区南青山5-6-23スパイラル1F・和菓紙 吊り飾り 100,000円~・和菓紙 差し飾り 35,000円~・ビクビク 3,500円~・ビョンビョン 2,800円~
2016年12月25日コム・システムの「和紙の器」オモテワシケースがAmazonで販売開始されました。カジュアルにおせち料理を楽しむためのファイナルウェポン♪お正月のおせち料理、家庭で重箱を用意してそれに合わせて作るのは少し大変です。最近では、重箱の代わりに「おせちプレート」を使って、カジュアルにおせち料理を楽しむ人も増えていますね。そんな「おせちプレート」にピッタリな、カジュアルおせち料理のための最終兵器がこちらの「オモテワシケース」です!色や柄、サイズが豊富なので、自分の好みや気分に合わせアレンジして使うことが出来ます。おせち料理だけのためにたくさんの小皿や豆皿を取り揃えるのは面倒です。でも、せっかくの新しい年の始まり。ちょっとした「コト」へのこだわりに、オモテワシケースはとても重宝します。おせちプレートでオモテワシケースを小皿や豆皿代わりに盛り付ければ、お正月ならではの華やかな彩りを加えることが出来ます。オモテワシの底力♡「和紙の器」オモテワシケースは、本物のすかし和紙をまとった美しく繊細な見た目でありながら、厚みのある食品用ポリエチレンシートを貼り合わせているため、安全性、耐久性、保形性に優れており、弁当箱の仕切りはもちろん、ワンプレートにのせる豆皿としても便利な品です。最大の特徴である高知土佐産のすかし和紙で演出される風合いと、柄ごとに取り揃えた和色のカラーバリエーションは、盛られた食材をそっと引き立て、おもてなしを視覚的に演出します。華やかな「和紙の器」オモテワシケースがあれば、年末年始のパーティー、さらにお花見など、おもてなしのシーンがますます楽しくなりそうです。「和紙の器」オモテワシケースは、オンラインショッピングサイト「Amazon」、ライフスタイルショップ「TODAY’S SPECIAL」、弁当箱専門店「ベルトラン」他、プロユースの卸売店でも購入できます。おせち料理他の盛り付けの例
2016年12月16日ライフスタイルブランド「principle of overprint」から新アイテム「和紙の縄文編みバッグ」が発売されました。縄文編みとは、縄文時代から今に続く伝統的な技法です。海や山での収穫物を入れる運搬具やむしろなどを縄文編みで作っていました。「粟島」で使われている縄文編みの編機で、編み方もそのままにバッグを編み上げ縄文編みは、全国的に行われていましたが、今ではほとんど使われなくなっています。しかし、新潟県の離島「粟島」では現在でも島民が縄文編みを行い、野菜や魚介類を入れる運搬具「テゴ」を作り使っています。当ブランドでは、「粟島」で使われている縄文編みの編機で、編み方もそのままにバッグを編み上げています。このバッグの特徴は、開口部の絞りが調節できる点と、底の編み方。どちらも古くから伝わる技法です。本体部分は、底も含めて1本のラインで繋がっています。かつては藁やアケビなどの蔓で作られていましたが、現在の粟島では機能的で安価なことからその多くがナイロンや漁業用のロープなどで作られています。新アイテムでは、自然と調和する素材である和紙の糸を使い、軽さと通気性を重視したとのこと。和紙ですが、水にも強く、手洗いまたはドライクリーニングで洗える素材です。また、サラサラと爽やかな手触りで、季節を問わず使えるアイテムです。トートバッグ&ショルダーバッグの展開人口減少や近代化によって編み手が少なくなっている技法を残していくため、また長い年月を経ても色褪せないその優れた機能を残していくために、この取り組みを始めたとのこと。遠い昔から大自然の中で使われていた技法を、都市の中に、様々なライフスタイルの中に持ち込み、新しい使い方を楽しんでもらえたらというメッセージが込められたバッグなんです。商品名:「和紙の縄文編みバッグ」タイプ:トートバッグ、ショルダーバッグ素材:和紙、綿カラー:ブラック、ブラウン、ホワイト、ブルー(メタリック素材をミックスしたカラーもあります)価格:ショルダーバッグ16,000円~、トートバッグ26,000円~(いずれも税抜価格)webストア問い合わせ先contact@pofo.jp
2016年10月10日この日、鳥取出身のデザイナー山縣良和さんと共に訪ねたのは鳥取県東部の特産品である「因州和紙」を4代に渡り生業とする中原商店。16-17AWコレクションで鳥取の素材を使ったクリエーションを披露した山縣さんは、中原商店にショーで使うあるアイテムの制作を依頼していた。鳥取駅から東に約25キロの場所にある因州和紙の里・青谷町。鳥取の物づくりを語る上で欠かせない、因州和紙の里で和紙を作り続けている中原商店は、伝統工芸士である中原剛さんと息子の寛治さん親子で営まれている。この土地で作られる因州和紙は、その筆運びの良さから、全国で使われる書画・水彩画に使われる画仙紙の約6割から7割を占めているというから、その品質もお墨付き。山縣さんと共に訪ねた中原商店で、奥から中原さんが取り出してきたのは和紙で出来たハット。その出来映えを見た山縣さんも「すばらしい」と一言。どうやら、山縣さんから届いたフェルト素材のハットを見本に、中原さんが発泡スチロールで型を作り、その上に手漉き和紙を重ねては乾かし、という作業を繰り返して和紙のハットを制作していったのだという。中原さんは和紙のハットを作るごとに改良を重ね、幾つかのプロトタイプがこの日完成していた。そのハットを手にした山縣さんと中原さんで、ツバの広さが広げられるか、また帽子のシルエットについてアイデアを出しあって、この日の打ち合わせは終了。山縣さんから送られたフェルトの帽子を見本に、和紙を張り合わせて中原さんが作った因州和紙のハット寛治さんに今回のプロジェクトの意気込みを訊ねると「生業とは違う形で和紙の創作が出来るのは我々にとっても楽しいこと」と語ってくれた。また、新しい試みに柔軟に対応していくことが、職人としての喜びにもつながるとした上で、「伝統と伝承は違います。伝承は、昔ながらのやり方をそのままに伝えていくこと。そして、伝統は新しさを加えることで受け継いでいくことです」と話してくれた。そして、ショーで披露された因州和紙のハットがこちら山縣さんも1617AWのコレクションテーマでもある妖怪について「日本の自然と妖怪は切っても切り離せないもの。古くから日本人は自然と妖怪と共存した世界観を持っており、コレクションでもそれが共存する世界を表現した」とコメントしている。中原商店では、工房の裏手から和紙の原料となる木を育て、刈り取るところから自分たちで手掛けている。良質な原料を入手するため、木の芽を丁寧に摘み取ることで、まっすぐで加工しやすい状態の楮(こうぞ)の木を手にすることが出来る。原料となる木の表皮から、ゆっくりと時間をかけ不純物をアルカリで煮出し、さらに清流にさらし白さを際立たせていく。晒の作業を数日間経て、さらに手作業で繊維の中からチリを取り除いていく。その後、やっと和紙を漉く工程にうつるというから、まさに根気と体力勝負の作業ばかり。手で芽を摘み取ることで、加工しやすい状態になる楮(こうぞ)ゆっくりと時間をかけて不純物をアルカリで煮出す生命力のある素材に理由があるとすれば、そのルーツが確かであることが理由として挙げられるだろう。今回、山縣さんが自身のルーツである“鳥取”という場所で、時代を越えて受け継がれてきた日本の自然、日本の暮らしと共にある和紙をコレクションに取り入れたことは、ファッションを通じてルーツを辿ることと同義に思えてきた。――緑、白、黒が織りなす凛とした器をつくる「因州・中井窯」を訪ねます。00
2016年03月19日現代ライフスタイルの和紙専門店 WACCA JAPANは、56種の和紙が綴じられたアートブック「TANAGOCORO」の販売を、同社のオンラインショップ「WACCA ONLINESHOP」にて開始した。100冊限定で、価格は8,500円(税別)。同製品は、56種の和紙が綴じられた見本帳のような和紙のアートブック。和紙一枚ずつの解説書や和紙についての説明などは一切なく、産地やブランド、原料、価格、手漉き・機械漉きといった製造方法などにもとらわれず、「和紙」という素材にダイレクトに触れることが可能となっている。製本は、水上製本所(ジーブック)の手製本によるものだ。また、同社では使い道の例として、ノートや日記帳、ウエディングや展覧会のゲストブック、スクラップブック、撮影のスタイリング小物、ショップなどのディスプレイなどを挙げている。なお、使用されている和紙は、ごく一部を除いて現在購入可能な和紙で構成されており、興味のある和紙については同社に問い合わせれば詳細を教えてくれるとのことだ。サイズは203×198×35mm。ページ数は438ページ(219枚)。掲載和紙は56種。上製本(ハードカバー)。100冊限定販売。
2015年12月24日和紙が衣料素材の “糸”となり、様々な生地に実用化され始めている。もともと和紙は、四季がある日本の風土とともに育まれてきた素材。高温多湿の夏には水分を吸収し、乾燥する冬には水分を吐き出すという機能をもち、快適な暮らしのために伝統的な日本家屋には欠かせない。この呼吸する素材、和紙の特徴をそのままに、広島県福山市のメーカーが開発した和紙の糸(和紙糸:わしいと)は、木綿の10倍の吸水性と1/3の軽さという機能性をもつ。和紙糸は“未来の素材”として今、注目を集め、和紙ポリエステル鹿の子や和紙ポリエステル天竺、和紙デニム、和紙ダンガリーなど、様々な生地に実用化され始めている。本展示では、和紙にこめられた先人の知恵に触れながら、和紙を先端素材として取り上げ、様々な和紙プロダクトを紹介。シャリっとした和紙布の肌触りを体験することができる。また会期中には、本展示のテキスタイル開発、テキスタイルデザインと最終製品のデザインを担当した浜井弘治によるワークショップ「和紙布でつくるトートバッグ」やWWDジャパンシニアエディター松下久美も参加する公開インタビューも実施する。浜井弘治は、第61回装苑賞を受賞し、三宅デザイン事務所でも服飾デザイナーとして活躍したファッションデザイナーだ。さらに、和紙が糸となり布になるまでの技術やドラマを、漫画家・内田春菊がイラストレーションで楽しく、わかりやすく描く。「住まうための素材」から「着るための素材」として洋服 生地への応用・研究が進められる『和紙』。本展示でその心地よさや肌触りを体験しながら、和紙糸と和紙プロダクトの未来を感じたい。【イベント情報】WASHINOITO -未来を着る、浜井弘治の和紙のプロダクト展会期:12月26日~2016年1月24日会期中無休(12月29日~2016年1月3日は休館)時間:9:00~20:00会場:生活工房ギャラリー (三軒茶屋・キャロットタワー3F))入場料:無料主催:(公財)せたがや文化財団 生活工房 協力:有限会社大原織物、株式会社オザキプリーツ、株式会社山陽ニット、篠原テキス タイル株式会社、島田製織株式会社、シマダテキスタイル株式会社、中伝毛織株式会社、 ニッセンファクトリー株式会社、備後撚糸株式会社、株式会社アクトブラバリー、有限 会社エムドゥーコム、合同会社匠山泊、有限会社リサイア展示会場イラストレーション:内田春菊後援:世田谷区
2015年12月16日和紙専門店・ワッカ ジャパン(WACCA JAPAN)が11月21日から25日まで、和紙の企画展「和紙を知る、触れる、感じる。」を神奈川県葉山町のNowhere but Hayamaにて開催する。同展の会場となるのは、神奈川県葉山町に佇む築90年の日本家屋をリノベーションした貸別荘。和とモダンスタイルの融合した住空間で、建築内装や照明、アート、ステーショナリー、印刷加工技術など様々な和紙の可能性が紹介される。また、会期中は会場内にカフェ「TO:RI CAFE in HAYAMA」がオープン。旬の素材を活かしたケーキなどが提供される。その他、11月21日の16時30分から19時30分までは、オープニングレセプション「和紙・素材・旬味 washi-sozai-syunmi」も開催。当日は、フードコーディネーターの愛甲真希[TO:RI]による旬の素材を使った料理の数々を、和紙のディテールとともに楽しむ演出がなされている。会費制となっており、価格は1名につき和紙アイテムのお土産付きで2,000円となっている。【イベント情報】「和紙を知る、触れる、感じる。」会場:Nowhere but Hayama住所:神奈川県三浦郡葉山町一色2112会期:11月21日~25日時間:10:00~17:00(18:00~20:00)※18:00以降は商談優先
2015年11月05日神奈川県・葉山町のNowhere but Hayama(ノーウェア・バット・ハヤマ)は、現代ライフスタイルの和紙専門店 WACCA JAPANによる和紙の企画展「和紙を知る、触れる、感じる。」を開催する。会期は11月21日~11月25日。開場時間は10:00~17:00、18:00~20:00(11月21日は15:00から、11月25日は16:00まで。全日程18:00以降は商談の入場優先)。入場無料。同展は、神奈川県葉山町一色に建つ築90年の日本家屋をリノベーションした貸別荘を会場として、和とモダンスタイルの両方の住空間で、和紙を見て、触れて、体感できる企画展。建築内装、照明、アート、ステーショナリー、印刷加工技術など、多方面に渡る和紙の可能性が紹介される。また、オープニングレセプションとして「和紙・素材・旬味 washi-sozai-syunmi」が開催される。開催日時は11月21日16:30~19:30(16:00 受付開始)。フードコーディネーター愛甲真希による旬の素材をそのままに味わう料理が、和紙のデティールと共に楽しむ演出で提供されるということだ。参加費は2,000円(和紙製品お土産付)、参加に際しては同店Webサイトより事前申込が必要となる。そのほか、会期中、会場内でカフェが併設され、旬の素材を活かしたケーキなどが提供されるということだ。
2015年11月04日グラフィックデザイナーが立ち上げた和紙専門の企画デザイン会社が手掛ける、和紙を用いたステーショナリーなどを取り扱う和紙の専門店「WACCA」の公式オンラインショップが9月1日よりオープンする。新しさと伝統の両方を兼ね備える、“和紙”。「WACCA」では、日本各地で作られた独創的な和紙を、現代のライフスタイルでも活用出来る形にして発売。ラインアップは、封筒、カード、便箋、名刺などのステーショナリー約40種類。金のヘアラインが特徴の現代的な懐紙や、15年の新茶を漉き込んだオリジナル和紙など、全国35社以上の製紙会社、手漉き和紙工房から仕入れた和紙の数々を展開している。その他、オリジナル和紙の制作コーディネートや、和紙の印刷物や和紙製品のデザイン・企画、要望の和紙の取り寄せなども行っている。また、今後は建築資材向けの和紙や和紙を使ったアート作品なども取り扱っていく予定だ。
2015年08月24日寺⽥倉庫は、「展⽰」と「保管」の両⽴をテーマとした和紙造形作品のインスタレーション「展示×保管 『祈り』 ~Pray for Serenity~」を開催する。会期は2015年7月7日~7月31日。会場は東京都品川区の本社ビル内イベントスペース。入場料は無料(要申し込み)。事前申し込みは特設サイトまたは電話にて受け付ける。同展では、⾒せるための「展示」と、しまうための「保管」という相反する行為を両立させた保管展示空間に、和紙作家・堀⽊エリ⼦氏による和紙造形作品を展示する。同社はすでに、堀木氏の作品を集めた「祈り」展を開催しているが、今回この世界観をより幻想的に深化させるため、環境音楽家・小久保隆氏とのコラボレーションを実現。「展示×保管 『祈り』 ~Pray for Serenity~」と新たに題し、堀木氏の和紙造形作品に映像と音楽を融合させた、三位一体のインスタレーションを展示する。会場には、直径10メートルにもおよぶ光の床や、和紙に七⾊の⽷が漉き込まれた7つの光ゲートなど、独⾃の⼿法で何層にも漉き重ねられた創作和紙による作品が登場。さらに、自然の色とモチーフをつかって曼陀羅(まんだら)のような映像を投影する「自然曼荼羅」の演出がプラスされることで、万華鏡を彷彿とさせる光と色のヒーリングアートが会場全体を彩るという。堀木氏は作品について、「保管展⽰の作品群は、2007年以降の複数の展覧会、およびイベントで発表した作品です。作品はすべて『和紙から⽣まれる祈り』をテーマにしており、独⾃の⼿法で漉き上げています。私は、和紙による美しい表現を実現するだけではなく、⾰新的な抄紙技術を⽣み出し、時代の要望にそった強度や機能を加えて、伝統をさらに未来につないでいきたいと考えています」とコメント。一方、小久保氏は「倉庫空間にたたずむ堀木作品群。その静かで力強い『祈り』の思いに呼応して、環境音楽と『自然曼荼羅』の映像を制作しました。『Serenity』に込められた『静寂・調和』の思い。『祈り』~Pray for Serenity~の世界観を体感してみてください」とコメントしている。
2015年06月19日寺田倉庫が自社イベントスペースにて、「展示」と「保管」という相反する2つの両立をテーマに和紙作家・堀木エリ子とのコラボレーションによる展示を行っている。7月7日から31日までは、環境音楽家の小久保隆も交えたインスタレーション「展示×保管 「祈り」 ~Pray for Serenity~」を開催する。同展では、寺田倉庫が創業以来65年以上にわたり培ってきた高水準を誇る“保管”と、堀木エリ子の和紙造型における繊細かつ大胆な見せる「展示」の技術を融合。相反する2つの技術が重なり、伝統と革新を表現する新たな空間が創り上げられた。期間中は“和紙から生まれる祈り”をテーマに、静かに大きく拡がる光を放つ直径10mにもおよぶ光の床や、和紙に七色の糸が漉き込まれた7つの光ゲートなど、堀木エリ子が独自の手法で漉き重ねた和紙造形作品の数々を展示。さらに、小久保隆による環境音楽や、自然の色とモチーフを使って曼荼羅のような映像を投影する「自然曼荼羅」の演出が加えられ、和紙の世界観をより幻想的に創造する。なお、インスタレーションは2部にわけて構成されており、7月7日から18日までの第1部では“宙(そら)~生命の光”をテーマに、7月19日から31日までの第2部では“海(うみ)~生命の水”をテーマに展示される。【イベント情報】「展示×保管 「祈り」 ~Pray for Serenity~」会場:イベントスペース住所:東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫 本社ビル5階会期:7月7日~31日時間:10:00~18:00(入館は17:00まで)休館日:7月20日入場無料
2015年06月18日「和紙タオル」が金賞を受賞2020年の東京オリンピックの開催をひかえ、日本の魅力を発信する動きが強まっている。2月10日、ディーフィットは、同社の和コスメブランド「まかないこすめ」の人気商品「和紙タオル」が、「OMOTENASHISelection(おもてなしセレクション)」において金賞を受賞したと発表した。おもてなしセレクションとは、日本ならではの“おもてなし”の魅力を備えた商品やサービスを発掘するプロジェクトで、国内外への発信をサポートする。耐久性に優れ、優しい洗い心地「和紙タオル」は表は和紙、裏は綿で織ってあり、洗う箇所によって使い分けができる。和紙は糸状に紡がれており耐久性に優れ、繰り返し何度でも使える。また、肌を傷め黒ずみなどの原因になるといわれている合繊繊維とは違い、天然素材の良さを活かした優しい洗い心地で、余分な脂だけを落としてくれる。日本らしいパッケージが好評パッケージにも日本らしさを追求し、贈答品の代表格であるタオルにふさわしい「熨斗(のし)」をイメージしてデザインした。国内外問わず、好評だという。「和紙タオル」は今回の受賞をうけて、3月11日(水)から17日(火)まで、日本橋高島屋で開かれる「OMOTENASHISelection 2014」にて、展示・販売が予定されている。(画像はプレスリリースより)【参考】・ディーフィット プレスリリース(PR TIMES)
2015年02月13日東京都・恵比寿の「America-Bashi Gallery」にて、人間国宝・岩野市兵衛がすいた手すき和紙と写真のコラボレーション 「SAVANNA HOT-LINE 藤川靖彦 写真展」が開催される。会期は1月14日~26日。開館時間は11:00~19:00(初日は14:00から、最終日は17:00まで)。入場無料。同展は、「限りある命=エフェメラル」をテーマに、国内外において花やキャンドルでアートを創作するエフェメラル・アーティストで、大地をキャンバスに花びらで描く花絵「インフィオラータ」の日本の第一人者でもある藤川靖彦が、人間国宝の和紙職人・岩野市兵衛がすいた手すき和紙に、自身がケニアのサバンナで撮影した野生の動物たちの写真をプリントして展示するというものだ。同展では撮りためた3万枚の作品の中から41枚を選び、38枚を岩野市兵衛の手すき和紙にプリント、3枚を3人のアーティストとコラボレーションした「アート掛け軸」にして展示している。今回の作品では、手すき和紙の地紋や凹凸感といった質感を生かすため、ほとんどの作品をセピア色で表現し、その質感をストレートに見られるよう、額装のガラスパネルはすべて取り外しているということだ。また、「アート掛け軸」では、藤川靖彦の写真モチーフに、世界的押し花作家である杉野宣雄、世界で活躍する"Excellent People"の一人に選出された女性書道家の木下真理子、そして昨年のGOODDESIGN賞を受賞したカリグラファーのヨウコ・フラクチュールの3名がコラボレーションアートを創作している。また、期間中は藤川靖彦と交流の深いさまざまなアーティストたちとのトークも開催される。ギャラリートーク&ライブのゲストとして、1月14日19:00~ニャティティ奏者のAnyango、1月24日14:00~ミュージシャンの白井貴子、ギャラリートークのゲストとして1月17日14:00~動物写真家の平岩道夫、1月18日14:00~マサイマーケットのヒデ、1月23日18:30~「アート掛け軸」参加作家の杉野宣雄・木下真理子・ヨウコ フラクチュールの出演が予定されている。なお、藤川靖彦は外務省が主催する「アフリカン・フェスタ」や「グローバルフェスタJAPAN」等の総合プロデューサーを長年担当。また、マサイ人との交流も深く、彼らのスポーツ・文化支援活動としてさまざまな活動を行うなど、日本におけるアフリカネットワークの最も強いプロデューサーということだ。同氏は2007年から毎年アフリカのサバンナを訪れ、野生の動物たちの写真を撮り続けており、今までに訪れたサバンナは延べ30カ所を超える。
2015年01月16日11月27日、「和紙(正しくは「和紙: 日本の手漉和紙技術」)が無形文化遺産に登録されたというニュースが飛び込んで来ました。すでに島根県の「石州半紙」は無形文化遺産に登録されていましたが、新たに岐阜県の「本美濃紙」、埼玉県の「細川紙」を加えてそれら3つを改めて「和紙」の技術として登録し直すことになりました。いずれもこうぞだけを原料に伝統的な手すきで作られています。その前には、日本の最先端技術として青色LEDの開発がノーベル物理学賞の対象となりましたが、一方でこうした伝統的技術も評価されるというのは大変喜ばしいことです。ところで、「世界遺産と無形文化遺産はどう違うのか」、この質問はときおり講義でも聞かれます。「知っている世界遺産は?」と尋ねると「和食」という答えが返ってくることもあります。いまさら恥ずかしくて聞けない! という人も、今回のコラムを読んでもらえればもう大丈夫です。○「無形文化」とは人間が伝える形のない文化これらはいずれもユネスコの事業です。まず、今回登録された「無形文化遺産」なのですが、伝統芸能のような人づてに伝えられる形のない文化を「無形文化」と呼んでいます。「無形文化遺産保護条約」に基づき、芸能、伝承、儀式、祭礼、文化空間などを一覧表に記載して保護・継承していくことを目的としています。対する世界遺産は、建造物や景観、自然の地形などを対象としています。「世界遺産条約」に基づき世界遺産リストに記載、登録し、それらの物件を人類全体のための遺産として損傷または破壊等の脅威から保護することが目的です。無形文化は人間が伝えるものですから、価値に大小はないと考え、他の遺産との優劣はつけません。例えば昨年登録された「和食」ですが、和食がほかの国の食文化と比べて優れているということではありませんし、比較のしようがありませんよね。ですから、審査も世界遺産ほど詳細なものではありません。ただ、各国からユネスコの事務局に推薦が殺到しており、事務局がさばききれずに審議が持ち越されてしまっています。保護について考えてみると、世界遺産は不動産ですから、原則的には「ありのままの」状態で保護されることが望まれます。文化財であれば創建当時のままに、自然であれば手つかずの自然のままに保っていくことが良しとされるのです。それに対し、無形文化遺産は文化の担い手や環境の変化の影響を大きく受けやすく、また、時代の流れのなかで文化そのものが変容していくこともあるでしょうから、どのように保護して継承していくのかということは、ケースバイケースだと思います。そうすると、無形文化遺産の定義はとてもあいまいなものに思えてきます。○世界遺産や無形文化遺産が身近なものにところで、日常的に和紙を使ってますか? 多くの人は使う機会はないかと思います。実家の和室に障子がはってあるなあ、とか、今度の年賀状は少し気合をいれて和紙をセレクトしてみるか、という感じではないでしょうか。そのように日常的ではない和紙がこれだけ話題になるのは、昨年6月の「富士山」の世界遺産登録と無関係ではないと思います。日本人の象徴ともいえる富士山は、直接的に遺産価値と関わりのない箱根など周辺の観光地もまきこんで、一大ブームとなりました。その波が収まらないうちに、今度は12月に「和食」が無形文化遺産に登録されたのです。「和食」という、国民一人ひとりにとってきってもきれない食文化が登録されたことで、文化事業に関する話題がぐっと身近に感じられるようになったのだと思います。ところで、いいのか悪いのか、「富岡製糸場」の登録は「富岡ショック」とでもいうものを多くの人にもたらしたのではないでしょうか。「あんなに地味なものが世界遺産になるなら、うちの施設の方がもっとスゴイ、だったらうちも手を挙げればいけるんじゃないか」という感覚です。そんな話を実際に古い工場を使っている方から聞いたことがあります。話がずれてしまいました。なんだか定義があいまいな無形文化遺産ですが、和紙を含めた伝統文化に光があたり、身近に感じる機会ができたのはいいことだと思います。この登録をきっかけに担い手の育成も進むかもしれませんし、利用者も増えるかもしれません。そうだなあ、筆者も来年のカレンダーは和テイストなものにしてみようかな。○筆者プロフィール : 本田 陽子(ほんだ ようこ)「世界遺産検定」を主催する世界遺産アカデミーの研究員。大学卒業後、大手広告代理店、情報通信社の大連(中国)事務所等を経て現職。全国各地の大学や企業、生涯学習センターなどで世界遺産の講義を行っている。○世界遺産検定とは?世界遺産の背景にある歴史、文化、自然等の理解を深め、学んだことを社会に還元していくことを目指した検定。有名な観光地のほとんどは世界遺産になっているため、旅の知識としても役立つと幅広い世代に人気。主催:世界遺産アカデミー開催月:3月・7月・9月・12月(年4回)開催地:全国主要都市受検料:4級2,670円、3級3,900円、2級5,040円、1級9,250円、マイスター1万8,510円、3・4級併願6,060円、2・3級併願8,220円解答形式:マークシート(マイスターのみ論述)申し込み方法:インターネット又は郵便局での申し込みその他詳細は世界遺産検定公式WEBサイトにて
2014年12月01日