メグミウラ ワードローブ(MEGMIURA WARDROBE)の2023-24年秋冬コレクションが、渋谷駅西口タクシープールにて発表された。多様性の街「渋谷」を舞台に、初のフィジカルショー“羽織るだけで、360度美しいコート”をコンセプトに、ジェンダーレス、エイジレス、ボディポジティブなアウターを提案しているメグミウラ ワードローブ。今季は、渋谷駅西口タクシープールを舞台に、ブランド初のフィジカルショーを開催した。コレクションを紐解くキーワードとなるのは、「多様性」だ。ショー開始の10分前になると、サラリーマンやギャルの女子高生、ミュージシャン、買い物帰りの主婦、スケートボーダーなど、様々な職業の人に扮したエキストラが現れ、会場はさながら渋谷の街のようなムードに。また、ランウェイショー本番にも、人種や性別、体型、年齢の異なるモデルたちが次々に登場。カラフルなアウターを纏い、自由でプレイフルな世界観を構築した。着る人を選ばないシルエット特徴的なのは、生地をたっぷりと使ったオーバーサイズのシルエット。すっぽりと身体を覆うようなポンチョコートをはじめ、袖周りにふっくらと空気を含ませたパフスリーブのブルゾン、裾に向かって緩やかに広がっていくAラインのステンカラーコートなど、年齢・性別・体型を問わず羽織ることができるリラクシングなフォルムのピースが散見された。重厚感のある素材使いゆったりとしたシルエットや、ボンディングの手法による立体的な表現など、ブランドの核となる部分はそのままに、今季は素材使いでアイテムに幅を持たせているのが新鮮。温かみのあるモヘアやラメ糸を織り交ぜたツイード、マットな質感のスエードなどを用いて、秋冬らしい重厚感をプラスしている。プレイフルなレイヤードアウターにアウターを重ねた、遊び心のあるレイヤードスタイルにも注目したい。たとえば、瑞々しいブルーのスタンドカラーコートには、それとは対照的に襟を大きく開いたショート丈のコートをオン。首周りのデザインが異なるアイテムを自由に組み合わせることで、プレイフルな表情を引き立たせている。アイコンディテールを織り交ぜて刺繍ポケットと、ダッフルコートのトグルボタンを思わせるフロントのデザインは、“メグミウラ ワードローブらしさ”を強調するアイコニックなディテール。これらブランドのシグネチャーは、ベーシックなトレンチコートやパンキッシュなレザーベスト、ダブルブレストのロングコートなどありとあらゆるアウターに施され、コレクション全体に個性的なアクセントを付与していた。
2023年03月20日近年の多様性への理解から注目されるようになった「ジェンダーレスな名前」。そこでMOREDOORでは、性別に関係なくつけることができる「ジェンダーレスな名前」に関するインターネット調査を実施!今回はその中から、画数が9画未満で漢字1字の名前を3つご紹介します。心(こころ)「心」は4画。アンケートでは『心優しい、心のある人に育って欲しいと思った。』(44歳/主婦)との声も寄せられました。読み方は「こころ」の他に「しん」もありますね。凪(なぎ)「凪」は6画。この漢字には「風がやんで波が穏やかになる」という意味があります。他の人と波風を立てることなく、心が穏やかな人になってほしいという願いを持つ方にはぴったりですね。幸(こう)「幸」は8画。アンケートでは『幸せな一生を送ってほしいという願いとコウという響きが綺麗で好き。』(42歳/自営業)との声も寄せられています。今後の参考にいかがでしたか。漢字の意味や響きで「穏やかに」「幸せに」といった願いを込めることができ素敵ですね!漢字1字のため、苗字とのバランスも考えやすそうです。「ジェンダーレスな名前にしたい」「漢字1字の名前が良い」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。※こちらは実際に募集したインターネット調査をもとに記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年03月11日個人の特徴や特性を認める「多様性」という言葉が、ニュースやネットで取り扱われる機会が増えています。そこで今回は「多様性は良いことだと思いますか?面倒くさいと思いますか?」とアンケート!アンケートの結果をご紹介します。気になる結果は……「多様性は良いことだと思いますか?面倒くさいと思いますか?」という質問に「良いことだと思う」と答えたのは全体の5割と、最も多い結果になりました。ちなみに「面倒くさいと思う」と答えた人は2割、「どちらともいえない」と答えた人は3割です。それでは、それぞれの回答者さんが「そう思った理由」をご紹介します!「良いことだと思う」理由は?『様々なことに対して好奇心や興味を持つことは、新たな出会いや発見にも繋がる大きな一歩でもあると思うから』(20歳/会社員)『「大多数が正義」という間違いに、多少なり気が付けるのではないかと思う』(50歳/パート)『「みんな同じでなくてはいけない」と考えるほうが、面倒で窮屈だと感じます』(45歳/会社員)「面倒くさいと思う」理由は?『多様性への配慮を常に忘れてはならず、気遣う必要があるので面倒だと思います』(45歳/専業主婦)『仕事への負荷がかかることや、歩調が合わないことがしばしばあり、面倒だと思うことが多いです』(38歳/会社員)「どちらともいえない」理由は?『「差別をなくす」という意味と、一部の「自己中心的な考え方や振る舞いを多様性と勘違いする」という意味があるように感じます』(39歳/主婦)『多様性を都合の良い武器として使わず、人それぞれの良さを理解するという、前向きな意味なら賛同できます』(40歳/パート)感じ方は人それぞれ多様性という言葉の使われる場面によっても、捉え方が異なってくるようです。社会はそもそも多様であり、人によって考え方や感じ方は違うのは当たり前なこと。アンケートの中で、「昔は左利きというだけで驚かれたりしましたが、今はそれほど驚かれることもなくなりました。このように多様性が浸透すると、みんな違うことが当たり前になり、良し悪しもなくなるものだと感じています」という声がありました。皆さんは今回のアンケート結果について、どう感じましたか?調査主体:MOREDOOR編集部調査方法:クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」によるインターネット上のアンケート調査調査期間:2023年1月27日有効回答数:30名の男女(MOREDOOR編集部)
2023年02月12日特別展「ラテンアメリカの民衆芸術」が、大阪の国立民族学博物館にて、2023年3月9日(木)から5月30日(火)まで開催される。民衆芸術の多様性に迫る「民衆芸術」とは、ラテンアメリカの民衆が手がける洗練された手工芸品を指す。造形芸術のひとつのジャンルである民衆芸術には、暮らしに役立つ生活用品から装飾品まで多様な作品が含まれ、その種類は陶器、木彫、人形、仮面、織物、刺繍、絵画、版画、雑貨など、多岐にわたっている。特別展「ラテンアメリカの民衆芸術」は、民衆芸術が示す豊かな多様性に着目しつつ、古代から現代に至る約400点の作品を紹介。 ラテンアメリカにおける文化の混淆の歴史、芸術振興の過程、そして市民による批判精神の表現という3点に光をあて、それぞれの意味で民衆芸術が成立した歴史をひもといてゆく。民衆芸術は、さまざまな文化からなるラテンアメリカという地域が形成される歴史のなかで生まれたものだ。先史時代に岩絵などのかたちで始まり、メソアメリカ文明やアンデス文明の成立にともなって土器や織布などの作品が作られるようになった。さらに大航海時代以降には、ヨーロッパやアフリカ、アジアから渡ってきた人びとの文化が先住民族の文化と交わることになる。今日の民衆芸術は、このように多様な文化の混淆と変容を経てかたち作られてきたものだといえる。また、民衆芸術は、国民の芸術という意味も持っており、その背景には芸術振興政策がある。20世紀前半のメキシコとペルーでは、国民文化を高揚する手段として国内各地の手工芸品が着目され、芸術としての評価を確立することが試みられた。展覧会の開催や博物館の整備といった制度を通して民衆芸術が振興されると、そこから名品が生まれ、芸術のひとつのジャンルとして国際的に知られるようになったのだった。さらに民衆芸術は、市民による批判精神の表現という意味を帯びるようになる。20世紀後半のラテンアメリカでは、軍事政権による人権弾圧や、債務危機による政府の機能不全などから、民主化や人権尊重などを求める社会運動が活発化した。こうした背景のもと、暴力を記憶し、権力による弾圧に抵抗するという政治的な役割を担った作品が制作されるようになった。こうした作品もまた、今日の民衆芸術において重要な側面をなしている。このように民衆芸術は、その意味をめぐってさまざまな解釈が存在し、それがジャンルとしての多様性にも反映されている。また、民衆芸術をめぐる以上3つの意味は、それぞれ固有の歴史を有するばかりでなく、今なお現在進行形の過程のもとにある。本展では、互いに異なる歴史過程の併存から生まれる民衆芸術の多様性に光をあててゆく。展覧会概要特別展「ラテンアメリカの民衆芸術」会期:2023年3月9日(木)〜5月30日(火)会場:国立民族学博物館 特別展示館住所:大阪府吹田市千里万博公園10-1開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)休館日:水曜日(5月3日(水・祝)は開館)、5月8日(月)観覧料:一般 880円(600円)、大学生 450円(250円)、高校生以下 無料※本館展示も観覧可※( )内は20名以上の団体、満65歳以上などの割引料金(要証明書など)※障がい者手帳の所持者および付添者1名は観覧無料※会期などは変更となる場合あり【問い合わせ先】国立民族学博物館TEL:06-6876-2151 (代表)
2023年02月12日空がつなぐまち・ひとづくり推進協議会(事務局:兵庫県加西市北条町横尾1000番地 加西市役所、会長:西村 和平)は、シンポジウム「マンガが伝える戦争~戦争表現の多様性と可能性~」を2023年2月11日(土)、熊本県錦町の錦町立人吉海軍航空基地資料館(にしき ひみつ基地ミュージアム)で開催します。イベントHP: マンガが伝える戦争~戦争表現の多様性と可能性~■開催背景マンガはいつの時代も人々の傍らにあり、その時代において世相を表してきました。マンガは、どのように戦争を表現し、戦争の悲惨さや平和の尊さを世の中に伝えてきたのか。第1部では、京都精華大学マンガ学部教授、吉村 和真氏に「マンガが伝える戦争」と題し基調講演をいただき、第2部では、戦争を題材とする現代のマンガ家を招いての「マンガが伝える戦争~戦争表現の多様性と可能性~」と題してのパネルディスカッションを行います。主催:空がつなぐまち・ひとづくり推進協議会主管:錦町■開催概要イベント名:「マンガが伝える戦争~戦争表現の多様性と可能性~」開催日時 :2023年2月11日(土)時間 :13:00~16:00会場 :山の中の海軍の町 にしき ひみつ基地ミュージアム(多目的ホール)〒868-0301 熊本県球磨郡錦町大字木上西2-107参加費用 :無料(事前申し込みの必要あり)■内容<第1部> 基調講演 13:20~14:15○「マンガが伝える戦争」京都精華大学マンガ学部教授 吉村 和真氏(よしむら かずま)<第2部> パネルディスカッション 14:30~15:55登壇者○漫画家 武田 一義氏(たけだ かずよし)※オンライン参加「ペリリュー ―楽園のゲルニカ―」作者○漫画家 野上 武志氏(のがみたけし)「空がつなぐまちとひとの物語」「紫電改のマキ」作者○「那須良輔記念館」職員 中尾 章太郎氏(なかお しょうたろう)○にしきひみつ基地ミュージアム 副館長 平本 真子氏(ひらもと まこ)コーディネーター〇京都精華大学マンガ学部教授 吉村 和真氏(よしむら かずま)■参加申し込み方法締め切り 1月23日(月)シンポジウムへの参加希望は、webの「申し込みフォーム」「Eメール」「ハガキ」のいずれかで申し込みください。応募者多数の場合、抽選を行います。参加者には開催1週間前を目処に「参加証」を郵送いたします。開催当日、「参加証」を受付に提示してください。(1) オンライン申し込みチラシ二次元バーコード、錦まち観光協会HP(時を旅する錦町【公式】)から申し込みフォームを利用ください。(2) Eメールの場合メール本文に必要事項を入力し、下記アドレスまで送信してください。メールアドレス: nishikitourism@gmail.com (3) ハガキの場合ハガキに必要事項を明記し、シンポジウム事務局宛にて郵送ください。【必要事項】参加者の郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号、同伴者(1名まで)の氏名/年齢、車椅子利用の有無【抽選結果】当選者には、締切後ハガキで「参加証」を発送します。落選した方には「申し込みフォーム」「Eメール」をご利用の方→「Eメール」、「ハガキ」をご利用の方→「ハガキ」で通知を郵送いたします。〇空がつなぐまち・ひとづくり推進協議会旧海軍飛行場にゆかりのある姫路市、加西市、宇佐市、鹿屋市、そして地域の市民団体や観光協会等で2018年7月28日に設立され、2022年5月27日に錦町が加盟。平和な空のもと、地域進行や交流人口の拡大に取り組み、将来的には全国各地の関連団体ともつながることを推進しています。加盟自治体(兵庫県姫路市、加西市、大分県宇佐市、鹿児島県鹿屋市、熊本県錦町)空がつなぐまち・ひとづくり推進協議会 ロゴ〇吉村 和真氏 プロフィール専門分野:思想史/マンガ研究所属 :京都精華大学マンガ学部教授、マンガ学部共通教員大学院マンガ研究科、専務理事吉村 和真氏立命館大学大学院博士後期課程単位取得退学。現在、これまで蓄積してきたマンガ研究成果の社会還元を進めている。専門は思想史・マンガ研究。主編著に『差別と向き合うマンガたち』(2007年)、『マンガの教科書』(08年)、『複数の「ヒロシマ」』(12年)、「コンビニエンスなマンガ体験としての『知覧』―『実録神風』のメディア力学」(福間良明・山口誠編『「知覧」の誕生』所載、15年)、「手塚治虫―逆風が育んだ「マンガの神様」」(岩波叢書『ひとびとの精神史』4巻所載、15年)、『障害のある人たちに向けたLLマンガへの招待―はたして「マンガはわかりやすい」のか』(18年)、「ギャンブルマンガのメディア論―『パニック7』という名のパチスロマンガ雑誌が賭けたもの―」(日本記号学会編『賭博の記号論』所載、18年)。など。〇野上 武志氏 プロフィールマンガ家・イラストレーター2000年に短編『RUN MEROS RUN』でデビュー日本漫画家協会会員『紫電改のマキ』アニメ『ガールズ&パンツァー』キャラクター原案補佐単行本:『紫電改のマキ』(秋田書店1-15巻)、ガールズ&パンツァー リボンの武者(KADOKAWAメディアファクトリー 一刊 1-16巻)他多数野上 武志氏 作品1野上 武志氏 作品2〇武田 一義氏 プロフィールマンガ家北海道岩見沢市出身。2012年、自身の闘病体験を綴った『さよならタマちゃん』(講談社)でデビュー。同作がマンガ大賞2014年第3位に選出されるなど、注目を集める。2016年から『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』の連載を開始。2017年第46回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。2021年4月、本編完結と同時にアニメ化が発表され、注目を集めている。『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』作中画像代表作『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』1944年、夏。太平洋戦争末期のペリリュー島に漫画家志望の兵士、田丸は居た。そこはサンゴ礁の海に囲まれ、美しい森に覆われた楽園。そして日米合わせて5万人の兵士が殺し合う狂気の戦場。祖国から遠く離れた小さな島で、彼らは何のために戦い、何を思い生きたのか!?「戦争」が「日常」にあった時代、若者が見た真実の記録。『ヤングアニマル』(白泉社)にて2021年4月まで連載された『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』。2016年に単行本発売以来、新聞各社でも取り上げられた話題作で、完結と同時にアニメ化も発表された。著者の武田 一義氏は「戦争のリアルを伝えながら、今の時代に広く読んで貰えるよう、試行錯誤して描いている作品」と語る。第25回手塚治虫文化賞 マンガ大賞ノミネート。第46回日本漫画家協会賞優秀賞受賞。■インフォメーション会場となるひみつ基地ミュージアムは、太平洋戦争末期の1943年に旧日本海軍が作った人吉海軍航空基地の歴史を紹介する平和資料館です。魚雷調整場見学ツアーは入館料に含まれます。広大な飛行場や教育施設、無数の地下施設。これらはなぜつくられ、どのような活動をしていたのか。歴史やひみつの地下壕見学をとおして戦争末期の情勢と地元の人々の生活を肌で感じることができます。当時を生きた人々の証言や、残されたものを通して、命の尊さや平和の大切さについて考えるきっかけの場です。魚雷調整場見学ツアー■イベント当日のご見学についてイベント当日、ミュージアムご見学をご希望の方は、午前9時から開館しております。なお、地下魚雷調整場見学ツアーは、9時30分、10時30分、11時30分スタートのガイドツアーをご利用ください。開館時間:9:00~16:00入館料 :大人(高校生以上) 800円・小中学生 500円・未就学児 無料■気球搭乗体験 同時開催!!シンポジウム チラシ(表)シンポジウム チラシ(裏) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月16日書籍のPRを手掛ける株式会社プレリアは、20年以上におよぶ記者・編集者キャリアを持つ羽生 祥子さんが2022年1月に発売した注目の書籍『多様性って何ですか? D&I、ジェンダー平等入門 (日経BP社、1,980円)』が好評につき4刷となりましたことをお知らせいたします。この本には、今話題となっている「性別多様性、ジェンダー平等」についての基本的概念と海外での取り組み、また日本でなぜうまくいかないかや、何から始めればいいかが具体例と共に紹介されています。多様性が組織に必要な理由や、それが企業の経営的な成長に繋がることを裏付ける50のデータ、また「女性が活躍する会社BEST100」などがまとめられていて、「企業のダイバーシティ・女性活躍推進の研修テキスト」としても参考になると評判です。企業研修やセミナー登壇の依頼も2022年だけで50社を超えたとのことで、今まさにこのテーマで奮闘している方や悩んでいる方、そしてこれから就職を控えている方にもおすすめの1冊。ぜひ年末年始に、ゆっくり読んでじっくり考えてみてください。書籍『多様性って何ですか? D&I、ジェンダー平等入門』 書影【内容一部要約】■日本に押された「男女不平等な国」という烙印世界経済フォーラムが調査している、通称ジェンダーギャップ指数ランキングでは、2021年の時点で日本は120位、G7諸国で最下位という結果です。アジアで見てもインドネシア101位、韓国102位、中国107位に後れを取っており、ジェンダーギャップが大きい、つまり男女不平等な国という烙印が押されています。また内閣府の2019年の調査でも、国民の4人に3人が、「男性のほうが優遇されている」と認識しているという結果が出ました。さらに、日本人女性は、高等教育を受けても全然収入に反映されておらず、経済的リターンは諸外国と比較しても際立って低いという調査結果もあります。(ジェンダーギャップ会議2021年5月資料より)「女性だけ特別扱いするのはおかしい」という理屈で、男女共同参画=gender equalityという政治目標が20年も放置され達成されていない日本は、ジェンダー平等の項目で世界から取り残されていると言えます。■女性活躍が進む企業ほど、純利益があがっている日経ビジネスと日経xwoman編集部での2021年9月の特集記事では、女性管理職比率で上位4分の1に属する企業群と、下位4分の1に属する企業群の業績を比較しており、16年3月末時点と5年後の21年3月末までの比較で、純利益に大きな差がついたことが示されました。(前者増益率平均28%、後者平均マイナス43%=減益)またジェンダーダイバーシティに優れた企業群に投資をしている、代表的な投資信託「MSCI日本株女性活躍指数」を見ても、2018年ごろから株価はパフォーマンスを伸ばしています。投資の専門家も、冒頭の取材の中で、「女性活躍は倫理的な観点で大事だからというわけではなく、長期的な投資収益につながると考えている」「女性活躍の場が増えれば、それだけ企業内に埋もれていた優秀な人材を発掘できる。過去において女性管理職の割合が多い企業ほど、強く成長していたことは疑いようのない事実だ」と話します。さらに『Journal of Financial Economics』に掲載された学術研究によると、取締役の女性比率が高く、女性議長がリードする企業のほうが、不正を働いたり証券取引規制に違反する割合が低いことがわかっています。女性取締役が1人いるだけでも、取締役会の監督機能が発揮され、集団思考(自分たちと異なる意見や不都合な情報を排除する、自分たちは正しいと思いこみ道徳や倫理を無視する、全員の意見が一致していると思い込む等)のリスクが減ることになるのです。◆書籍概要書籍名: 多様性って何ですか? D&I、ジェンダー平等入門著者 : 羽生 祥子発売日: 2022年1月17日出版社: 日経BP体裁 : 262ページ価格 : 1,980円(税込)URL : ◆目次【1部 理論編】多様性って何ですか?1章 世界に訪れた「多様性」の波2章 企業に求められるD&Iの変化3章 国際比較から分かる、日本のダイバーシティの遅れ4章 女性活躍が進まない「言い訳トップ5」5章 今さら聞けない…多様性が組織に必要な理由【2部 実践編】ウチの会社、何から始めればいいですか?1章 ウチの会社、何から手をつければいい?2章 制度は作ったのに、なぜ会社は変わらない?3章 コーポレートガバナンス・コード改訂、女性活躍推進法改正4章 先進企業は何をやっている? D&I取り組み事例5章 日経WOMAN「女性が活躍する会社BEST100」6章 日経xwoman「女性取締役ランキング」◆著者 羽生 祥子(はぶ・さちこ) プロフィールジャーナリスト、女性活躍推進家、メディアプロデューサー。株式会社羽生プロ 代表取締役社長。京都大学卒業後、渡仏。帰国後に無職・フリーランス・ベンチャー・契約社員など多様な働き方を経験。編集工学研究所で松岡 正剛氏に師事、「千夜千冊」に関わる。05年現日経BPに入社。12年「日経マネー」副編集長。13年「日経DUAL(当時)」を創刊し編集長。18年「日経ARIA」「日経xwoman」を創刊し総編集長。20年「日経ウーマンエンパワーメントプロジェクト」始動。22年羽生プロ代表取締役社長に就任。日経xwoman客員研究員、内閣府「女性活躍と経済成長の好循環実現のための政策検討会(小倉将信大臣開催有識者会議)」委員なども兼任しながら、働く女性の声を発信している。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月26日積水ハウスは、11月30日に「都市の生物多様性フォーラム」を開催しました。ネイチャー・ポジティブがテーマである当フォーラムは、独自の取り組みである「5本の樹」計画の成果や、教育・ウェルビーイング分野等への新たな展開の発表、各分野の第一人者の方々とのパネルディスカッションを行いました。12月にはCOP15(生物多様性条約第15回締約国会議)第2部が開催され、世界的にも生物多様性保全への意識が高まっており、会場やオンライン視聴を含め、多くの方にご参加いただきました。フォーラムの登壇者【登壇者のご紹介】<基調講演>積水ハウス株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 仲井 嘉浩国際自然保護連合日本委員会 事務局長 道家 哲平 様(ビデオ登壇)<ご来賓挨拶>環境省 大臣官房 総合政策課 環境教育推進室長 河村 玲央 様<都市の生物多様性 活動報告>公益財団法人都市緑化機構 企画調査部 主任研究員 菊池 佐智子 様<パネルディスカッション>東京大学大学院農学生命科学研究科 准教授 曽我 昌史 様(ビデオ登壇)写真家 今森 光彦 様千葉大学非常勤講師 NPO法人生態教育センター理事株式会社生態計画研究所 主席研究員 村松 亜希子 様立教大学 特任教授、不二製油グループ本社CEO補佐 河口 眞理子 様積水ハウス株式会社 ESG経営推進本部 環境推進部 八木 隆史<司会>フリーアナウンサー 木佐 彩子 様■「5本の樹」計画の成果を数値化。生物多様性保全の推進に貢献当フォーラムのテーマは「5本の樹」から始めるネイチャー・ポジティブです。ネイチャー・ポジティブとは、自然を増やすなどの意味を持つ言葉で、企業などが生物多様性保全を考える際によく使われるキーワードです。2001年から積水ハウスが取り組んできた「5本の樹」計画は、「3本は鳥のために、2本は蝶のために」という思いのもと、地域の在来樹種を中心とした植栽を提案するプロジェクトです。住まいの庭から地域の自然とつながり、生態系ネットワークの形成を目指しています。これまで1800万本以上をお客様と共に植栽してきました。2019年より行ってきた琉球大学との共同研究では、20年前と比較して住宅地に呼び込める鳥の種類が2倍、蝶の種類が5倍になったことが明らかになり、2021年に世界初の定量評価の仕組みを構築しました。自然を回復させ積極的なネイチャー・ポジティブな活動として「第30回地球環境大賞」の大賞や「第5回エコプロアワード」大臣賞の環境大臣賞受賞等、高く評価されています。積水ハウス株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 仲井 嘉浩≪新たに定量化手法の活用、教育、ウェルビーイングの3分野へ展開≫フォーラムの基調講演では、積水ハウス代表取締役の仲井より「5本の樹」計画から始まるネイチャー・ポジティブの新たな展開が発表されました。「今後の新たな展開が3つあります。まずは『5本の樹』計画での定量化の手法が、都市緑化機構様によって全国87ヶ所の企業緑地の評価に用いられます。次に教育分野への展開として、横浜市や長野県上田市との環境教育の連携が決定しています。最後にウェルビーイング分野への展開として東京大学と生物多様性と健康に関する共同研究を開始します」「生物多様性の豊かな庭の自然とのふれあいが、住まい手の自然に対する行動やメンタルヘルスに及ぼす影響などを科学的に検証することは世界初の試みのようです。積水ハウスのグローバルビジョンは“「わが家」を世界一幸せな場所にする。”です。一つ一つの小さなお庭から自然と触れ合うことにより、感性を育み、健康で幸せに過ごしていく、そんな生活の一助になれるよう、今後も『5本の樹』計画の活動を継続していきます」≪企業のネイチャー・ポジティブへの取り組みが求められる時代へ≫次に、国際自然保護連合日本委員会事務局長の道家 哲平氏より、COP15開催直前情報とあわせて、国際会議を通じた世界の声や企業に求められることをビデオレターでご紹介いただきました。ビデオレターで出演された国際自然保護連合日本委員会事務局長の道家 哲平氏「12月7日にカナダで開催されるCOP15第2部では、生物多様性というテーマで、新たな世界目標(ポスト2020生物多様性枠組)の議論が行われる予定です。2050年までに『人と自然の共存する社会』を作りだすために、近い将来である2030年までに我々が一体どんな行動をすればよいのか。自然を回復の軌道に乗せる『ネイチャー・ポジティブ』の考え方は、重要なキーワードです」「これまで生物多様性は配慮と考えられてきました。マイナスをゼロにする考え方です。しかし今後は、ポジティブ、つまりプラスを求めていく時代がやってきます。人間は、食べ物だったり、服であったり、そして住居であったり、さまざまな自然を使っていかなければ生きていけない生きものであります。しかし今後は、人間が使った以上に自然が回復されていく、そんな時代が求められようとしています。この中でとても大切なのは、『ネイチャー・ポジティブ』を定量的に把握し、定量的に議論できる状況に持って行くことが重要です。「自然を守り回復させつつ、社会課題も解決されるよう私たち自身の仕事をデザインしていく『ネイチャー・ベースド・ソリューションズ』も重要なキーワードです。国際的には、この『ネイチャー・ベースド・ソリューションズ』にもっと投資をしていこうという動きが起こっていくと言われています。企業における主流化、企業の役割もCOP15の非常に大きなテーマです。事業のバリューチェーンやポートフォリオにおいて、生物多様性にどれだけプラスの影響を与えるかをモニタリングして透明な形で開示する動きもあります。未来を見据えた投資や消費ができるように、世界330社を超える企業から情報開示を義務化すべきだという声もあります。世界の動きもありながら、大事なのは持続可能な未来に向けて我々がどんな行動をしていくこと『5本の樹』計画のように人と自然をつなぎ、自然を回復させることに関わり、理解が深まることを祈念いたします」≪社会課題の解決と経済成長実現で新しい資本主義へ貢献≫続いて、環境省大臣官房 総合政策課 環境教育推進室長の河村 玲央氏より政府全体における環境政策の動向と環境教育プログラムについてご紹介いただきました。環境省大臣官房 総合政策課 環境教育推進室長の河村 玲央氏「現在、政府全体で、経済社会の課題解決のため、新しい資本主義の実現を目指しています。なかでも、全省庁が取り組んでおり、我が国が直面する最重要社会課題のひとつに、一刻の猶予も許されない『気候変動問題』があります。環境省では、『炭素中立型経済社会(カーボンニュートラル)・循環経済(サーキュラーエコノミー)・自然再興(ネイチャーポジティブ)の同時達成』により持続可能性をめぐる社会課題の解決と経済成長を同時実現することで、新しい資本主義に貢献することを目指しています」「2030年、2050年と息の長い取り組みを続けていく上で重要なのが教育。現在、自然共生・生物多様性分野に対する様々な教育プロジェクトが行われています。自然体験学習については学校教育法に規定があり、義務教育の中で自然体験活動を促進して、自然を尊重する精神や環境の保全に寄与する態度を養うことを目的としています。これまでも多くの小学校が宿泊を伴う体験活動を取り組んでおり、その中で自然体験活動を行っている学校は87.9%です。地域の生物多様性の親近感や、生物多様性の保全意欲を高める自然体験学習は、その他の環境課題への関心を育む上でも重要であり、そこへ企業の皆様が参加していくことに大きな意義があると考えています」「環境施策に関して、今後、強化したい取り組みのひとつに『ビジネスにおける生物多様性の組み込み』が挙げられます。配慮ではなく、本業として生物多様性を取り込んでいただけるかどうかが非常に重要です。その成果を正確に評価し、環境教育など様々な分野へ発展することが今後の論点となっていきます。積水ハウスの『5本の樹』計画が方法論として確立され、様々な分野や関係者の方々に展開されていくことは、ビジネスにおける生物多様性の主流化への重要な一歩になることでしょう」■緑の認定「SEGES(シージェス)」と生物多様性評価の取組みフォーラム中盤では、公益財団法人都市緑化機構 企画調査部 主任研究員 菊池 佐智子氏より、都市緑化機構が行っている緑の認定「SEGES」のご紹介と、琉球大学理学部教授、株式会社シンクネイチャー代表取締役の久保田教授とともに分析を行ったSEGES認定緑地と生物多様性評価についての活動報告がありました。公益財団法人都市緑化機構 企画調査部 主任研究員 菊池 佐智子氏「公益財団法人都市緑化機構は、2013年に内閣府の公益認定を受けた財団となります。緑をつくり、守り、育てる活動に関わる市民・事業者・公共団体等による取り組みを支援するとともに、都心の緑に関する調査研究、情報提供、普及啓発を通じて緑豊かなまちづくりに貢献する活動を行っています。SEGES(シージェス)は緑の評価・認定の取り組みです。民間事業者が所有管理する緑地の価値と取り組みが、市民や環境社会にとっていかに素晴らしいものであるかを客観的に評価し、認定する制度のこと。『そだてる緑・都市のオアシス・つくる緑』の3つの部門で、社会貢献性及び環境貢献性の観点から評価を行い、緑地を認定しています。SEGES認定緑地の場所と保全の重要性を把握し、その効果を見える化することが、認定緑地による生物多様性保全の貢献につながると考え、久保田先生とともに分析を行っています」久保田教授と行っているSEGES認定緑地の場所が持つ生物多様性のポテンシャルの評価分析についても、菊池 佐智子氏からご報告いただきました。≪認定緑地へのネイチャー・ポジティブ方法論の普及を図りたい≫「認定企業の皆さんから『所有している緑地が適切に評価できるのか』『生物多様性の保全に向けてどのように緑地管理や運営をすればいいのか』といった声が寄せられています。そういった認定緑地へネイチャー・ポジティブ方法論の普及を図り、また認定緑地の生物多様性評価の観点を強化することでESG投資やSDGs関連の課題解決に向けた指標や方法論の検討を進めたいと考えています。それぞれの認定緑地と周辺緑地の関係性を見たときに、どのような生物多様性の価値があるのかを明確に示すことができると考えております。企業が自社の緑地とその取組みを通じて、自然との関わりを見直すことがアーバンネイチャー・ポジティブの実践につながると期待しています」以上のフォーラム前半では、自然回復への貢献が数値で実証された積水ハウスの「5本の樹」計画の活動や、「ネイチャー・ポジティブ方法論」を各地へ展開することで、日本全体のネイチャー・ポジティブの後押しにつながることが明らかになりました。世界的な見解や企業に求められることや環境への意識醸成を目的とした教育の在り方まで幅広い内容となりました。■生物多様性保全の社会的価値を考えるフォーラム後半では、生物多様性の第一人者でもある多様な分野の専門家の方々に登壇いただき、多くの示唆に富んだパネルディスカッションを行いました。子どもと自然、健康と自然、企業と自然といった多面的な視点から生物多様性の保全やネイチャー・ポジティブについて議論がなされました。会場には、里山とのかかわりの深い写真家の今森氏、都市のまちづくりや幼保育分野で活躍される村松氏、グローバルな目線や企業のESG投資に精通した河口氏をお迎えしました。冒頭では、積水ハウスの昨年の取り組みと今年のテーマをご紹介しました。昨年は、「5本の樹」計画を皆様と一緒に広げていけるよう「ネイチャー・ポジティブ方法論」の2つの情報を共有しました。まず1つ目は、単なる樹木図鑑にとどまらず、どの植物にどんな鳥や蝶が集まってくるかの相関関係までご紹介する「庭木セレクトブック」を無料で公開しました。「庭木セレクトブック」は、一般のご家庭にとどまらず、今後は学校などの教育機関への提供が予定されており、環境教育の支援を行います。もう1つは、生物多様性の保全に関する評価の分析について、科学的なノウハウを公開しました。「5本の樹」計画を取り入れ植栽した樹木の種類や本数を数値化したデータを、琉球大学の久保田教授がまとめた生物多様性のビッグデータを使用して分析するという具体的な方法です。これを活用していただいたのが、都市緑化機構の取り組みです。続いて、フォーラムの冒頭で積水ハウスとの共同研究が発表された、東京大学大学院農学生命科学研究科准教授 曽我 昌史氏よりウェルビーイング分野に関する内容がビデオレターで紹介されました。≪人と自然のふれあいから生まれる好影響≫曽我氏「ネイチャー・ポジティブな社会へ導く上で、自然との日常的なふれあいは重要な役割を担います。人と自然とのふれあいにより、健康を向上させるだけではなく、人々の生物多様性保全に対するポジティブな態度や行動を醸成できるなど、ポジティブなフィードバックが得られます。最近の研究から自然とふれあうと、人間はいろんな面で健康になることが分かっています。まずは、体の健康です。高血圧・肥満になりづらい、循環系疾患の予防になることが分かっています。次に、心の健康です。鬱症状の低下やストレスを減少させます。2年前に行った研究では、コロナ禍で日常的に窓から緑を見ていた人あるいは緑地に出かけていた人は『自尊心が高い』『人生満足度が高い』『幸福感が高い』などのポジティブな感情が増えることが分かり、人の精神的な健康が高まる可能性が示唆されています。また自然の質が重要であることも明らかになってきました。質は生物多様性のことを指しています。研究でも生物多様性が豊かな公園の方が、より心理的な回復効果が高いことがわかりました」≪日常的な自然体験は大きな可能性を秘めている≫曽我氏「また生態系保全の態度・行動の醸成に関する研究行い、例えば『ガーデニング経験者の方が生態系を理解していること』『幼少期の自然体験頻度が高い方が生態系保全に対するポジティブな行動が増えること』がわかっています。日常的な自然との関わりの場となる家の庭は大きな可能性を秘めていると考えます。今後積水ハウスとの共同研究によって、庭が人間の健康や社会の生物多様性生態系保全の態度・行動に対して、どういった効果を及ぼすのかを明らかにしていきたいと考えています」東京大学大学院農学生命科学研究科准教授 曽我 昌史氏次に、会場でのディスカッションが繰り広げられました。積水ハウス環境推進部の八木がパネルディスカッションの司会進行を務めました。―写真家の今森さんには「5本の樹」計画を立ち上げる当初から、多くのアドバイスをいただいています。最近の活動や生物多様性の動きについて、どうお考えでしょうか≪日本人の自然観を取り戻す里山の活動≫今森氏「写真を撮る行為は『内に入り込む・被写体を知る』と『被写体から離れる・客観的に見る』という二面性があります。自然についてお話しすると『内に入り込む』、つまり自然の中に入り込んでそこで生きる命と出会って、その命の気持ちになって物事を見ることが希薄になっていると感じています。もともと日本人が持っていたそのような感覚を取り戻す意味合いで、人と自然が一緒に生きる共存空間である里山の活動を始めました。人と自然の関わり度数は、日本においては農業環境、農地が高く、都市は希薄になっていきます。そのような中で、積水ハウスの『5本の樹」計画によって、緑のネットワーク化ができれば、農地の生きものたちが都市でも生きていけるようになるのです。現状、絶滅危惧種の7~8割は農地に生息していることがわかっています。これらをどう守るか。人と自然の関わりがある里山に生息する生きものの特徴は、環境を戻すとすぐに復元すること。人が根気よく環境を戻していくことはすごく大切です」パネルディスカッションの様子―これまでも今森さんから多くのことを学んできましたが、それを「5本の樹」計画に取り込んで、里山と都市の間を繋いでいく存在になれたらと思います。次は、村松さんです。「5本の樹」計画の効果を測るために生きもの調査などを行っていたときから関わっていただきました。最近の活動と生物多様性の動きを教えてください。≪身近な自然、アクセスできる自然の存在が子どもを育む≫村松氏「小さな子どもたちにこそ、多様な自然の中での機会が大切であるというニーズを受けて、乳幼児の自然とのふれあい、自然を通じた子育て支援やまちづくり、幼稚園や保育園の先生を中心とした保育ナチュラリスト養成講座に取り組んでいます。子どもたちは『生きものにどこまで近づけるかな』『どんなふうに触ったらいいかな』と目の前にある生きものとの距離感や力加減を全身で学んでいます。小さな子どもたちにとって、目線の高さにふれあえる自然があることは大切です。例えば、街中の小さな低木でも子どもたちにとっては迷い込めるジャングルになります。子どもたちが生きものを見つけて、自然の中で周りの環境も含めてよく観察したとき、同じ場所にその生きものを返そうとしてくれることがあります。どの樹も同じように見えるけれど、その生きものにとってはその樹こそが大事と考えるからこそ。その感覚を培うためにも、身近な自然の存在が重要です。小さな子どもたちが日常的に自然にふれあう様子を見て、周りの大人たちももう一度自然のおもしろさに気づき、その価値を感じていくことにもつながっています」パネルディスカッションの様子―「5本の樹」計画の庭が子どもたちにそのような機会を与えてあげる場所になればいいなと思います。続きまして河口さんです。昨年のフォーラムでもご参加いただきました。ESG経営の専門家として自然資本を重視される中、最近の活動について教えてください。≪もっと身近に生物多様性保全を考えるために≫河口氏「不二製油グループはカカオやパームなどの植物原材料を調達する企業です。森林破壊や児童労働といった社会課題も話題になりながらも、我々は企業の努力としてマレーシアやインドネシア、アフリカでの森林破壊をしない原材料を調達する努力をしています。またアフリカでは、女性組合をサポートし『環境再生型農業』を導入すること、多品種の作物を作ることで生物多様性を満たしながら農家の方たちの収入源になる活動を行なっています。また、私個人的には生物多様性をもっと身近に引き寄せて考えるために『自然の存在なしでは人間は生きてこられなかった』という原点に立ち返り、日本文化と生物多様性を結び付けたらどうかと考えています。私自身が習っている俳句の季語は、生物多様性の宝庫でもあります。今まで生物多様性に興味のなかった人にも関心を持ってもらう活動として、NGOと共同で俳句や茶道などの文化から身近な生物多様性を考えるセッションを行い、生物多様性を身近に感じていただく努力をしています」パネルディスカッションの様子―次に、生物多様性の社会的価値について皆さんへお話を聞いていきます。今森さんは里山の活動を通じて、子どもたちと生物多様性の関係について変化を感じたことはありますか。≪生態系のネットワークへの意識を向ける関わりを≫今森氏「23年間にわたり里山で昆虫教室をやっていて思うのが、子どもたちの好奇心や虫に対する知識は昔と変わっていません。変わった点は、子どもたちが自然環境を知らないことです。カブトムシのことはよく知っているけれど、カブトムシが生息している環境や自然のことは知らない。椎茸を栽培するクヌギが育って伐採し、また数十年経って伐採するというサイクルのなかに幼虫が生まれて育って暮らしています。子どもの頃に、環境や生きものに興味を持つことは、とても大切。庭といった小さな自然は、大きな自然に続く窓のような役割になると思います」―次に村松さんにお聞きします。自然遊びを通じて、幼稚園の先生や保護者の皆さんの反応がどのように変化したのか教えてください。≪子どもと自然の関わりが、大人への環境教育につながる≫村松氏「私が自然遊びに通う保育園では、振り返りの際に、先生の発言が2つの面で変わっていくのを感じています。1つは自然に対する発言、もう1つは子どもに対する発言です。先生の中には、自然が苦手な方や、ご自身が幼少の頃に自然遊びをした経験が少ない方も多いのですが、自然に関する質問がどんどん科学的、哲学的になっていくのです。また、多様な自然の中で、子どもたちも多様であることに気づいて、子どもたちひとりひとりの違いに寄り添うようになっていきます。」―子どもだけでなく、それによって大人も育っていっている、勉強になっていることを感じました。少し視点を変えまして、河口さんにお聞きします。企業の新しい役割として積極的な情報開示について、どうお考えでしょうか。≪企業は積極的かつ丁寧に情報を開示していく≫河口氏「企業もお手盛りでなく、いろんな研究機関や専門家を巻き込んで客観的に丁寧に伝えていくことは非常に重要だと感じています。投資家がESG投資の観点で、企業の生物多様性保全の取り組みに注目しています。気候変動に関しては脱炭素の観点で企業評価ができるようになっており、生物多様性に対する評価も一歩前進しています。現在私がアドバイザーを務めている日本最大級の運用会社では、所有している日本株について生物多様性のチャンスとリスクを業種ごとに分析し、12/8のサスティナブルレポートにて公開します。投資家の間でも、各企業の生物多様性の取り組みを正しく評価していくために、企業側の積極的かつ丁寧な情報開示が必要になってくると思います」―ありがとうございました。本日のフォーラムも、それに繋がってくれればと感じています。最後に積水ハウス「5本の樹」に期待することを、ぜひ教えてください。今森氏「日本古来の里山の環境を取り戻すことは、日本人の自然観を取り戻すことです。今、絶滅危惧種の7~8割は農地に生息し生物多様性が群を抜いて高く、コンクリートが増える都市に行くに連れ低くなります。そんな中で積水ハウスの『5本の樹』計画の庭が点で増えていくと、生態系のネットワークが面になっていくと思います。自宅の庭だけではなくて、そこから一歩飛び出して背後にあるコアな自然(例えば大きな公園や神社、農地など)とどう関わっているか、そこに生息している生きものとどう関わっているか。『5本の樹』計画を通じて、そんなことに興味を持っていただければと思います」村松氏「つながりがキーワードだと感じました。『5本の樹』が多様な自然や生きものとつながっていく、子どもたちが人と自然をつなぎ、子どもと大人がつながっていく。子どもも大人も快適に過ごせる都心のまちづくりで、自然が果たす役割は大きいと感じています。これからの『5本の樹』計画の取り組みに期待しています」河口氏「昨年のフォーラムで、『5本の樹』計画のデータベースをオープンにして、日本や世界の生物多様性に寄与したいという、仲井社長の強い思いをお伺いしました。今年は企業や教育等、日本国内での展開の広がりを感じましたが、今後は、効果が評価され、手法が応用できる部分は国際的にも広げたいと考えています。どこの国においても、誰にとっても、その場にある自然は本当に貴重なものです。『5本の樹』計画を、リミットを設けずに、どんどん広げていっていただきたいと思います」パネルディスカッションの様子―本フォーラムが、私たちの暮らしを豊かにしてくれる自然資本を再認識するきっかけとなることを願っています。積水ハウスは、未来の子どもたちに豊かな自然と恵みを残すために、今後も人と自然の共生社会を目指していきます。本日は貴重なお話をありがとうございました。約90分間にわたるフォーラムは、ひとりひとりの小さな行動が積み重なり、自然を回復するネイチャー・ポジティブにつながることを深く理解する機会となりました。生物多様性の保全や自然回復は、人間にとっても健康や幸福感などの好影響がたくさんあることや、企業活動の主軸に組み込むための追い風や、生物多様性保全効果の定量化による手法論の拡大への期待など、多くの勇気と希望がありました。2030年、2050年の未来を見据えて積水ハウスでは、さらなる生物多様性への取り組みを推進していきます。・積水ハウス「都市の生物多様性フォーラム」特設サイト(アーカイブ視聴はこちらから) ・積水ハウス 生物多様性保全の取り組み ・動画 都市の生物多様性とネイチャー・ポジティブ ~積水ハウス 「5本の樹」計画~ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月23日本日、積水ハウス株式会社は「都市の生物多様性保全フォーラム」を開催し、生態系に配慮した造園緑化事業「5本の樹」計画や生物多様性保全の取り組みについての最新情報を発表しました。積水ハウスは、2001年から「5本の樹」計画として、日本全域で都市の住宅地に緑のネットワークを作り、生物多様性保全を推進しています。「5本の樹」計画は、“3本は鳥のために、2本は蝶のために、地域の在来樹種を”という思いを込め、お客様とともに、日本古来の里山をお手本として、その地域の気候風土・鳥や蝶などと相性のよい在来樹種を中心とした植栽を提案するプロジェクトです。庭づくり・まちづくりを進めてきた結果、2001年の事業開始からの累積で植栽本数は1,810万本(2022年1月時点)となりました。積水ハウスの生物多様性保全の取り組みについてまた「5本の樹」計画の効果検証として、2019年から琉球大学久保田研究室・株式会社シンクネイチャーと共同検証を進めてきました。2021年に、生物多様性保全効果の実効性を、樹木本数・樹種・位置データと生態系に関するビッグデータを用いて、世界で初めて都市の生物多様性の定量評価の仕組みを構築し、「ネイチャー・ポジティブ方法論」として公開しました。「ネイチャー・ポジティブ方法論」として、積水ハウスが蓄積した樹種の選択と生き物の相関関係の情報や、琉球大学久保田研究室・株式会社シンクネイチャーと実施した共同検証の情報の公開により、様々な企業や組織、教育機関から関心の声を頂き、新たな方向性への展開を進めています。生物多様性保全をより加速するためには、自然を守ることが社会課題の解決を通じて、人々の暮らしをより豊かなものにするということが実感され、社会全体で生物多様性保全を支えることが必要です。積水ハウスは、自然に根ざした社会課題の解決策*を推進することで、この動きを加速していきたいと考えています。生物多様性は生態系保全に貢献するだけでなく、都市で生活する人々に新たな価値を提供することが、見え始めてきました。生物多様性は、子供たちの感性を育む教育、そして人の健康や幸せに対して影響を与える、都市の暮らしにもたらす「社会的価値」ではないでしょうか。ネイチャー・ポジティブ方法論の公開からの積水ハウスの取り組みをご紹介します。■生物多様性の国際組織・日本政府の取り組みへの協力や参画・2022年2月9日 :TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)フォーラムへ参画(英語サイト): ・2022年4月8日 :環境省「30by30アライアンス」へ参画: ・2022年6月16日:TNFD日本協議会メンバーへの参画: ・2022年6月16日:環境省「自然共生サイト(仮称)」認定実証事業に参画: ■生物多様性関連の受賞実績・2022年3月2日:「第30回地球環境大賞」(最高位)を受賞: ・2022年9月7日:「第5回エコプロアワード」で環境大臣賞を受賞: ■新たな方向性の発表内容・2022年11月30日:都市における企業緑地の生物多様性評価の視点を強化~都市緑化機構は積水ハウスの協力を得て「緑の認定」SEGESにおける生物多様性評価を強化します~: ・2022年11月30日:東京大学と積水ハウス、生物多様性と健康に関する共同研究を開始: ・2022年11月30日:長野県上田市の全小中学校で「庭木セレクトブック」を活用した環境教育を開始: ・2022年11月30日:横浜市の小学校の環境教育支援に向けて、環境教育出前講座へ参画: 積水ハウス 生物多様性保全の取り組み: *自然に根ざした社会課題の解決策(ネイチャー・ベースド・ソリューション)について: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月01日公益財団法人都市緑化機構は、都市緑地の生物多様性保全・回復の推進に向けて、運用する「緑の認定」における生物多様性評価の視点を強化しており、積水ハウスは2022年12月1日より、「5本の樹」計画による21年間の都市の生物多様性保全推進活動の知見とネイチャー・ポジティブ方法論を都市緑化機構に提供するなどの協力を行います。都市緑化機構のSEGES認定を受けた企業緑地この度、都市緑化機構は、琉球大学理学部久保田教授と連携して進めてきた積水ハウスのネイチャー・ポジティブ方法論を用いて、全国87か所のSEGES認定緑地を評価し、各地の生物多様性への貢献程度や、生物多様性の保全ポテンシャルの可視化を試みます。都市緑化機構は2013年より公益財団法人として、都市に緑をつくり、まもり、育てる活動に取り組んでいます。「SEGES(社会・環境貢献緑地評価システム)」は、2005年から運用している社会、環境に貢献し、良好に維持されている企業緑地とその取り組みを第三者評価により認定する制度で、90の企業・団体、105か所の緑地が認定されています(2022年10月現在)。これまで、民間企業による緑化推進活動は、都市での緑地の保全、創出によるヒートアイランド現象の緩和や良好な景観形成、レクリエーションやコミュニケーションの場の提供などとして評価される反面、生物多様性保全・回復の観点からの貢献について定量的に評価することは難しく、企業緑地が果たしている役割や価値を十分に評価・可視化できないという課題が残っていました。近年、生物多様性保全への動きが世界的に加速する中で、都市における緑化の推進を担ってきた民間事業者が所有する緑地が、生物多様性の保全・回復にどの程度貢献できているか客観的に示すことの重要性が高まっていました。生物多様性の定量評価が進み、都市緑化機構が認定する企業緑地が都市の生物多様性にどの程度貢献できているかを把握することができれば、企業において、より積極的な活動の促進とさらなる生物多様性保全・回復に向けた具体的な取り組みが進むことが期待できます。積水ハウスの「5本の樹」計画は、日本古来の里山思想を取り入れた生物多様性保全推進活動です。日本各地の郊外にある里山と都市の緑地が繋がることで生態系ネットワークの回復、保全が促され、都市に生き物を招くことができるようになります。ネットワーク型の緑化は、企業一社だけではなく、多くの企業が取り組むことで有機的なつながりが生まれ生物多様性保全への効果を発揮するものです。都市緑化機構は、本取り組みにおいて、SEGESの強化と都市緑化における生物多様性保全、創出する企業緑地のネットワークの拡大を目指しています。公益財団法人 都市緑化機構公式サイト: SEGES「緑の認定」公式サイト: 積水ハウスの生物多様性保全の取り組み: ●都市緑化機構について2013年に内閣府より公益認定を受け、都市に緑をつくり、まもり、育てる活動に携わる市民、事業者、公共団体等による様々な取組みを支援するとともに、都市の緑に関する調査研究、情報提供、普及啓発を通して、緑豊かなまちづくりに貢献する財団法人です。●「緑の認定」SEGESについて民間事業者が所有、管理する緑地の価値と取り組みが市民や環境、社会にとっていかに素晴らしいものであるかを客観的に評価する制度で「そだてる緑」「都市のオアシス」「つくる緑」の3つの部門があります。「そだてる緑」:事業者が所有する面積300m2以上の緑地の優良な保全、創出活動を認定「都市のオアシス」:快適で安全な都市緑地を提供する取り組みを認定「つくる緑」:開発、建築に伴う敷地面積3,000m2以上の優良なプロジェクトを認定SEGESは、住友林業株式会社の特別協賛をいただき、実施しております。●積水ハウスの「5本の樹」計画について「5本の樹」計画は、積水ハウスが2001年から生物多様性保全の取り組みとして、お客様のご協力のもと、生態系に配慮した造園緑化事業として開始したプロジェクトです。“3本は鳥のために、2本は蝶のために、地域の在来樹種を”という思いを込め、日本古来の里山をお手本として、その地域の気候風土・鳥や蝶などと相性のよい在来樹種を中心とした植栽にこだわった庭づくり・まちづくりを提案しています。2021年度の「5本の樹」をはじめとした年間の植栽本数は101万本、2001年の事業開始からの累積植栽本数は1,810万本を達成しました(2022年1月現在)。2019年からは琉球大学久保田研究室・株式会社シンクネイチャーと共同検証を進めており、2021年には、生物多様性保全効果の実効性を、樹木本数・樹種・位置データと生態系に関するビッグデータを用いて、世界で初めて都市の生物多様性の定量評価の仕組みを構築し、「ネイチャー・ポジティブ方法論」として公開しました。●積水ハウスと都市緑化機構の関わり2015年に新梅田シティ「新・里山」と「希望の壁」がSEGESから都市のオアシスに認定されました。そして、2016年には「緑の都市賞」において最上位の「内閣総理大臣賞」を受賞しました。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月30日国立大学法人東京大学大学院農学生命科学研究科と積水ハウス株式会社は、生物多様性と健康に関する共同研究を2022年12月1日より開始します。今回の共同研究では、都市の自然環境や生物多様性が人の健康や幸せに対してどのような効果をもたらすのかということを検証します。生物多様性豊かな庭における身近な自然とのふれあいが、居住者の自然に対する態度・行動及び健康に及ぼす影響を総合的に検証する試みは世界初となります。生物多様性と健康に関する共同研究を開始東京大学大学院農学生命科学研究科生圏システム学専攻保全生態学研究室(*1)では、都市の生物多様性の保全や生態系サービス(生態系が人間社会にもたらす様々な恵みのこと)の活用に関する研究を行っています。緑と健康の関係については、2016年から様々な研究を行い、緑とのふれあいが人の健康促進と関連するという結果が得られていました。その一方で、こうした健康便益が、緑の「量」ではなく「質」によりどれほど変わりうるのかは調査されていませんでした。2020年に、東京大学大学院農学生命科学研究科の保全生態学研究室では、緑地の利用頻度と家の窓からの緑の景色という2つの自然経験の尺度が、都市住民のメンタルヘルス(自尊心、人生の満足度、幸福度、鬱・不安症状、孤独感)とどのように関連しているのかを検証しました。その結果、緑地の利用頻度が高い人だけでなく、窓から緑が良く見える家に住む人においても、これら5つのメンタルヘルス尺度が良好な状態にあるという結果が得られました(*2)。この結果は、人は緑地を訪れなくても、自然がもたらす「癒し効果」を家の中からでも享受できる可能性を示しています。図. コロナ禍における都市住民のメンタルヘルスと関連する要因積水ハウスは2001年から、地域の在来樹種を生かした庭づくり・まちづくりの提案である「5本の樹」計画として、都市の住宅地にネットワーク型の緑地を作り、生物多様性保全を推進しています。2019年から琉球大学久保田研究室・株式会社シンクネイチャーとともに行ってきた共同検証では、生物多様性の劣化が著しい都市部(三大都市圏)において、「5本の樹」計画に沿った在来樹種を中心に庭木を植樹してきたことによる生物多様性の効果が確認出来ました。今回の共同研究は、東京大学大学院農学生命科学研究科保全生態学研究室が構築した分析手法と、積水ハウスの生物多様性保全の取り組みである「5本の樹」計画を組み合わせて研究することで、「生物多様性の豊かな庭の緑」が「人の健康・幸せ」にどのような影響を与えるかということが、世界で初めて科学的に検証されます。これにより、単なる「緑」ではなく生物多様性の豊かな緑が庭にあることの重要性を導き出します。東京大学大学院農学生命科学研究科保全生態学研究室では、自然とのふれあいと健康の関係に関して「精神的健康」「身体的健康」「認知機能」「社会的健康」のテーマで5つ仮説を立て研究をしています。今回の共同研究では、まず精神的健康の想定仮説1、2及び、認知機能の想定仮説3の3つの想定仮説から調査を開始します。今後は、社会的健康等の他の健康尺度に関するテーマも視野に入れて、長期的に共同研究を行います。【想定仮説】テーマ:想定仮説・精神的健康:1. 庭において自然とふれあう人は、ネガティブな感情(鬱・不安症状・ストレス等)が少なく、ポジティブな感情(生活の質や幸福感等)が高い。2. 窓越しに自然を見ることができる人は、メンタルヘルスの状態が良好である。・認知機能:3. 庭における自然とのふれあいは、認知機能を高める。・社会的健康:4. 庭における自然とのふれあいは、良好なコミュニティを作る。・身体的健康:5. 自然でのエクササイズは、屋内での運動よりも多くの健康便益をもたらす。本共同研究に関して、東京大学大学院農学生命科学研究科 准教授 曽我 昌史は、以下のように述べています。「人は古来より自然に癒しや安らぎを求めてきたと思いますが、近年の研究・技術の進展によってこうした目には見えない健康便益が定量化できるようになってきました。しかし、こうした健康便益が供給される過程で生物多様性が果たす役割はほとんど分かっていません。この役割が解明されれば、生物多様性保全と人の健康の双方にとって望ましい自然共生型の景観・緑地管理が達成できるかもしれません。今回の共同研究では、私たちにとって最も身近な自然である庭における自然とのふれあいが人の健康や幸福とどのように関連しているのかを大規模に検証します。積水ハウスの保有する全国の植栽データによって、これまで検証が難しかった「庭の生物多様性と健康および自然に対する考え・行動の関係性」が世界で初めて総合的に検証されることになります。これまで自然がもたらす健康便益に関する議論では、緑地や森林など比較的まとまった緑がある場所が注目されてきましたが、今回の研究では「自然と住む」ことの重要性を明らかにしたいと考えています。この研究結果を都市の生物多様性保全の推進へ役立てていただければ幸いです。」東京大学大学院農学生命科学研究科と積水ハウスは、都市部における身近な自然とのふれあいが、人の自然に対する態度・行動及びメンタルヘルスに及ぼす影響を科学的に検証し、社会に共有することで、都市部の生物多様性保全の推進とネイチャー・ポジティブな社会の実現への貢献を目指します。*1 東京大学大学院農学生命科学研究科 曽我研究室: *2 緑の見える部屋:コロナ禍のメンタルヘルスにおける、近隣の緑の重要性(英語サイト・原題 A room with a green view: the importance of nearby nature for mental health during the COVID-19 pandemic): *3 積水ハウス 生物多様性保全の取り組み: *4 積水ハウス「ネイチャー・ポジティブ方法論」: ●東京大学大学院農学生命科学研究科について東京大学大学院農学生命科学研究科では、農学を構成する応用諸科学に関する専門教育を段階的・体系的に行い、食料・資源・環境等の問題の解決に必要な高度の専門知識と幅広い視野を有し、社会・文化・産業活動を通じて地球社会の要請に応えることのできる洞察力・実践力・指導力を備えた人材を育成することを目的に教育研究活動を行っています。●積水ハウスの「5本の樹」計画について「5本の樹」計画は、積水ハウスが2001年から生物多様性保全の取り組みとして、お客様のご協力のもと、生態系に配慮した造園緑化事業として開始したプロジェクトです。“3本は鳥のために、2本は蝶のために、地域の在来樹種を”という思いを込め、日本古来の里山をお手本として、その地域の気候風土・鳥や蝶などと相性のよい在来樹種を中心とした植栽にこだわった庭づくり・まちづくりを提案しています。2021年度の「5本の樹」をはじめとした年間の植栽本数は101万本、2001年の事業開始からの累積植栽本数は1,810万本を達成しました(2022年1月現在)。2019年からは琉球大学久保田研究室・株式会社シンクネイチャーと共同検証を進めており、2021年には、生物多様性保全効果の実効性を、樹木本数・樹種・位置データと生態系に関するビッグデータを用いて、世界で初めて都市の生物多様性の定量評価の仕組みを構築し、「ネイチャー・ポジティブ方法論」として公開しました。■東京大学大学院農学生命科学研究科の研究データ1. 植物とのふれあいと人の健康・ウェルビーイングに関する研究論文:Soga et al. (2017) Gardening is beneficial for health: a meta-analysis. Preventive Medicine Reports, 5, 92-99.URL(英語サイト): 内容:ガーデニングを通した植物との触れ合いが人の健康促進と関連することをメタ解析(複数の研究の結果を統合し、ある要因が特定の疾患と関係するかを解析する統計手法)により明らかにしました。2. 自然とのふれあいが世界的に減少していることを示した研究論文:Soga, Gaston (2016) Extinction of experience: the loss of human-nature interactions. Frontiers in Ecology and the Environment, 14, 94-101.URL(英語サイト): 内容:多くの先進国で人と自然の関わり合いが減少しており、こうした自然体験の減少(経験の喪失)が人の健康と生態系保全に大きな負の影響を及ぼし得ることを示しました。3. 自然とのふれあいと「生き物嫌い」の関係を調べた研究論文:Soga et al. (2020) How can we mitigate against increasing biophobia among children during the extinction of experience? Biological Conservation, 242, 108420.URL(英語サイト): 内容:自然との関わり合いが少ない人は、身近な生き物に対してより強い恐怖心や嫌悪感を示すことが分かりました。■積水ハウス「5本の樹」計画における戸建て住宅の取り組み積水ハウス「5本の樹」計画における戸建て住宅の取り組み■積水ハウス「5本の樹」計画における集合住宅の取り組み積水ハウス「5本の樹」計画における集合住宅の取り組み■積水ハウスの「5本の樹」計画における街づくりの取り組み積水ハウスの「5本の樹」計画における街づくりの取り組み 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月30日積水ハウス主催の『都市の生物多様性フォーラム~「5本の樹」で始めるネイチャー・ポジティブ~』は、明日11月30日(水)14時からの開催となります。本フォーラムの開催に先立ち、積水ハウス 生物多様性保全の取り組みのサイトに、フォーラムの参考になる情報を本日公開いたしました。「5本の樹」計画の紹介動画や積水ハウスの環境教育、「5本の樹」計画を取り入れた住まい手のストーリーなどご覧いただけます。【11月30日開催】都市の生物多様性フォーラム昨年開催されたCOP15(生物多様性条約第15回締約国会議)第1部に続いて、いよいよ12月7日にカナダでCOP15第2部が開催されます。第2部では、新たな世界目標(ポスト2020生物多様性枠組)が採択される見込みです。世界的に生物多様性保全に注目が集まるタイミングで、「都市の生物多様性フォーラム」では、積水ハウスの生物多様性保全の取り組みの紹介や、国際自然保護連合日本委員会事務局長からのCOP15開催直前の情報のご紹介など、生物多様性保全推進に役立つ最新情報をお届けします。積水ハウスは、2001年から「5本の樹」計画を開始し、都市部を中心とした緑化活動で緑のネットワークをつくり、生物多様性保全を推進してきました。本フォーラムの基調講演では、「ネイチャー・ポジティブ方法論」のこの一年間の拡がりをご報告するとともに、今後の新たな展開をご紹介します。そしてパネルディスカッションでは、各分野の第1人者の方々にご登壇いただき、企業緑地や学校、公園など都市における「生物多様性保全緑地の拡大」が、都市にもたらす「価値」について、教育などのテーマを交えてご紹介します。フォーラムの司会には、フリーアナウンサーの木佐 彩子さんをお迎えします。都市の緑がもたらすネイチャー・ポジティブな未来への第一歩になるフォーラムを目指します。<都市の生物多様性フォーラム~「5本の樹」で始めるネイチャー・ポジティブ~>■開催日時11月30日(水)14:00~15:30■登壇者・基調講演積水ハウス株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 仲井 嘉浩国際自然保護連合日本委員会 事務局長 道家 哲平 様(ビデオ登壇)・ご来賓挨拶環境省 大臣官房 総合政策課 環境教育推進室長 河村 玲央 様・都市の生物多様性 活動報告公益財団法人都市緑化機構 企画調査部 主任研究員 菊池 佐智子 様琉球大学理学部教授・株式会社シンクネイチャー代表取締役 久保田 康裕 様・パネルディスカッション東京大学大学院農学生命科学研究科・准教授 曽我 昌史 様(ビデオ登壇)写真家 今森 光彦 様千葉大学非常勤講師 NPO法人生態教育センター 理事株式会社生態計画研究所 主席研究員 村松 亜希子 様立教大学 特任教授、不二製油グループ本社CEO補佐 河口 眞理子 様積水ハウス株式会社 ESG経営推進本部 環境推進部 スペシャリスト 八木 隆史■司会フリーアナウンサー 木佐 彩子 さん■視聴URL ■特設サイト・積水ハウス「都市の生物多様性フォーラム」特設サイト ・積水ハウス 生物多様性保全の取り組み 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月29日積水ハウスは、都市の生物多様性保全の取り組みに関するフォーラムを2022年11月30日(水)に開催します。昨年開催されたCOP15(生物多様性条約第15回締約国会議)第1部に続いて、いよいよ12月7日にカナダでCOP15第2部が開催されます。第2部では、新たな世界目標(ポスト2020生物多様性枠組)が採択される見込みです。この国際会議の開催直前に、積水ハウスは、「都市の生物多様性フォーラム」を開催します。世界的に生物多様性保全に注目が集まるタイミングで、積水ハウスの生物多様性保全の取り組みの紹介や、国際自然保護連合日本委員会事務局長からのCOP15開催直前の情報のご紹介など、生物多様性保全推進に役立つ最新情報をお届けします。積水ハウスは、2001年から「5本の樹」計画を開始し、都市部を中心とした緑化活動で緑のネットワークをつくり、生物多様性保全を推進してきました。2019年から株式会社シンクネイチャー・琉球大学久保田研究室と共同検証を開始し、2021年には生物多様性保全効果の実効性について、世界で初めて都市の生物多様性の定量評価の仕組みを構築し、「ネイチャー・ポジティブ方法論」として公開しました。本フォーラムの基調講演では、「ネイチャー・ポジティブ方法論」のこの一年間の拡がりをご報告するとともに、今後の新たな展開をご紹介します。そしてパネルディスカッションでは、各分野の第1人者の方々にご登壇いただき、企業緑地や学校、公園など都市における「生物多様性保全緑地の拡大」が、都市にもたらす「価値」について、教育などのテーマを交えてご紹介します。都市の緑がもたらすネイチャー・ポジティブな未来への第一歩になるフォーラムを目指します。【11月30日開催】都市の生物多様性フォーラム【都市の生物多様性フォーラム~「5本の樹」で始めるネイチャー・ポジティブ~】■ 開催日時11月30日(水)14:00~15:30■ 登壇者・基調講演積水ハウス株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 仲井 嘉浩国際自然保護連合日本委員会 事務局長 道家 哲平 様(ビデオ登壇)・都市の生物多様性 活動報告公益財団法人都市緑化機構 企画調査部 主任研究員 菊池 佐智子 様琉球大学理学部教授・株式会社シンクネイチャー代表取締役 久保田 康裕 様・パネルディスカッション東京大学大学院農学生命科学研究科・准教授 曽我 昌史 様(ビデオ登壇)写真家 今森 光彦 様千葉大学非常勤講師 NPO法人生態教育センター 理事株式会社生態計画研究所 主席研究員 村松 亜希子 様立教大学 特任教授、不二製油グループ本社CEO補佐 河口 眞理子 様積水ハウス株式会社 ESG経営推進本部 環境推進部 スペシャリスト 八木 隆史■ 視聴URL ■ 特設サイト・ 積水ハウス「都市の生物多様性フォーラム」特設サイト ・ 積水ハウス 生物多様性の取り組み 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月14日特定非営利活動法人 森づくりフォーラムは、生物多様性保全をテーマにしたオンラインイベントを2022年10月26日(水)に開催いたします。持続可能な社会の実現に向けて、生物多様性保全の重要性が再認識されてきています。私たちが知らない生き物たちに出会ったとき、気軽に写真を撮って、楽しく生物種を調べられると同時に、そのデータを生物多様性保全にも役立てているアプリがあります。この度は、いきものコレクションアプリ『バイオーム』を開発・運用する株式会社バイオームの代表取締役 藤木 庄五郎さんを講演ゲストに迎え、生物多様性保全に向けたビッグデータの活用や今後のヴィジョンについてお話いただきます。告知バナースマホで、ゲーム感覚で、生き物たちを守る。バイオームが提案するデジタル社会の生物多様性保全 ■開催概要2022年10月26日(水) 19:30-21:00講演ゲスト:藤木 庄五郎さん(株式会社バイオーム 代表取締役)聞き手 :宮本 至(特定非営利活動法人 森づくりフォーラム 事務局長)参加費 :無料(要事前申しみ、定員に達し次第締め切り)参加方法 :Zoomウェビナーによる配信を予定主催 :NPO法人森づくりフォーラム2022年度地球環境基金助成事業■藤木 庄五郎(ふじき しょうごろう)さん プロフィール株式会社バイオーム 代表取締役 ボルネオ島熱帯林にて2年以上キャンプ生活をする中で、環境保全を事業化することを決意。博士号取得後、株式会社バイオームを設立。生物多様性の保全が人々の利益につながる社会を目指し、世界中の生物の情報をビッグデータ化する事業に取り組む。データを活かしたサービスとして、いきものコレクションアプリ『バイオーム』を開発・運営。経済産業省が認定する『J-Startup』、未来を創る35歳未満のイノベーター「Innovators Under 35 Japan 2021」に選出。★特定非営利活動法人 森づくりフォーラムについて市民参加による森林保全や森林を利用した活動を推進・サポートに取り組んでいる団体です。各地域で森づくりに取り組む団体や森林・林業関係者と協力しながら、「森と共にくらす社会」の実現をめざしています。哲学者の内山 節が代表を務めています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月05日「アートはみんなのもの」は、香港の社區文化發展中心(CCCD)と共同で、イベント『アートとインクルージョンと多様性の祭典 ヨク(※1) - 紗鴎(※2)麗 越界 SEAM - SAORI Crossborders:多元共融國際藝術節 International Festival for Arts, Inclusion and Diversity (IFAID) ◎ 香港 Hong Kong』を2022年9月1日(木)から10月9日(日)まで香港のジョッキークラブアーツセンターで実施しております。そのメインイベントとして国際シンポジウムを行います。※1 糸へんに或※2 鴎(區に鳥)タイトル■国際シンポジウム 開催日時2022年9月24日(土曜日) 第一部 16時~18時 第二部 20時30分~22時30分日本時間 9月25日(日曜日) 第三部 16時~18時 第四部 20時30分~22時30分香港での展示このシンポジウムは、アートにおいてすべての人は平等であるという理念のもと、アジアのVSArtやさをり織りに関わった人を中心に開催した、2021年に実施した福祉から社会参加へ『アジアの障がい者が実践する芸術の効果』に関する国際シンポジウムから、2022年2月にフィリピンでの開催は実現しませんでしたがオンラインで行った「アートとインクルージョンと多様性の祭典」を通し、学びを深めてまいりました。今回は4つのテーマについて、様々な取り組みを学びあいます。I) さをり織り、芸術による独立した生活 9月24日(土曜日) 16時~18時紗鴎麗、藝術與獨立生活SAORI, Arts and their implications on Independent Living▼日本からの登壇者萱野 智篤 北星学園大学経済学部教授 フェアトレード北海道「フェアトレードタウン札幌の挑戦。地域に根ざした、アートを通じたマイノリティらの自立とインクルージョン」(仮)II) 災害時におけるさをり織り及びアートによる心の健康 9月24日(土曜日) 20時30分~22時30分災後重建中的紗鴎麗、藝術治療與身心靈健康SAORI in Reconstruction after Natural Disaster, SAORI in therapy, SAORI and well-being▼日本からの登壇者東山 高志 社会教育士 アートはみんなのもの副代表 ツナミクラフト代表共同研究者 イザンベール 真美 大和大学准教授「東日本大震災とスマトラ島沖地震における、さをりによる心の癒し」III) インクルーシブアートのリーダーシップ 9月25日(日曜日) 16時~18時共融藝術中的領導Leadership in Inclusive Arts▼日本からの登壇者竹樋 秀康 特定非営利活動法人煌の会 代表理事「GEZELLIG(ヘゼリヒ)のブランディング(仮)」IV) インクルージョン、多様性を手で届ける 9月25日(日曜日) 20時30分~22時30分共融、多元及通達Inclusion, Diversity and Accessibility▼日本からの登壇者月嶋 紫乃 GID劇団 トランス☆プロジェクト 主宰「GID劇団 トランス☆プロジェクトの20年以上の取り組み」(仮)『桃源の門にて』大阪公演ダイジェスト映像<参加フォーム>日本語 : こちらから該当ページへ中国語・英語: <主催>アートはみんなのもの 社區文化發展中心 Centre for Community Cultural Development (CCCD) <助成>日本万国博覧会記念基金万博ロゴ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月15日展示数を従来の約4倍に!多様なアーティストの多彩な作品の中から、日々の生活を彩るお気に入りのアートをみつけてみませんか北陸三県(富山、石川、福井)でフラワーショップ花まつを展開する株式会社ジャパン・フラワー・コーポレーション(本社:富山県射水市、代表取締役社長:松村吉章)は、花まつ万葉店にて提供している絵画サブスクリプションサービス「マイガカ」の展示スペースを大幅に拡大。「多様性」をコンセプトに展示数を従来の約4倍に増やし、選ぶ楽しさ・飾る楽しみがアップしたより魅力的なサービスへとリニューアルいたしました。絵画サブスクリプション「マイガカ」昨年10月、食品スーパー大阪屋ショップ万葉店内の花まつ万葉店にてスタートした絵画サブスクリプションサービス「マイガカ」。「絵を飾ることをもっと身近にしたい」当時JFCのインターンシップ生で、絵を描くことが好きな一人の大学生のそんな想いから「マイガカ」は誕生しました。「マイガカ」はスーパーのお買い物ついでに絵画を受け取ることができ、気軽にアートを楽しめるサブスクリプションサービスです。フラワーショップ花まつ各店で好評を頂いている、カジュアルにお花を楽しむ花のサブスクリプション「マイハナ」に続き、JFCが提案する日々の生活を豊かにするアートサブスクリプションサービスです。「お花と一緒に絵を飾ることで、生活に潤いや癒しを」私たちは「マイガカ」を通じて、絵画をインテリアとしてだけでなく、日々の生活の潤いや癒しとして楽しむご提案をいたします。コンセプトは【多様性】お客さまの「これ飾ってみたい!」をもっとたくさん生み出したいという想いから、リニューアルのコンセプトを「多様性」とし、メインビジュアルもレインボーカラーで「多様性」を表現しました。展示してある絵画は、鉛筆で緻密に描かれた風景やデジタルツールを駆使して描かれたイラストレーション、思わず笑ってしまうようなトンチの効いた絵画など実に様々。学生やアマチュア作家の方、趣味で絵を習っている方など個性豊かな方々から絵を募りました。また、絵画の展示スペースを大幅に拡大し、展示数も従来の約4倍に増やすことで選ぶ楽しさ・飾る楽しみがアップしました。色とりどりのお花を選ぶのと同じように、好みの絵やお気に入りの作家さんを「マイガカ」で見つけてみませんか。■「マイガカ」概要《サービス名》「マイガカ」《品目》アートサブスクリプション(絵画の定額レンタル)《料金プラン》1か月コース1,500円(税込1,650円)※レンタル期間中3回まで交換可能。3か月コース3,000円(税込3,300円)※レンタル期間中9回まで交換可能。《取扱店》花まつ万葉店《絵画の募集》随時絵画の出品も受け付けております。出品ご希望の方は花まつ万葉店までお気軽にご連絡ください。■「マイガカ」ご利用のステップ・ステップ1: ご登録(マイガカカードをお渡し)・ステップ2: お気に入りの絵画を選びレンタルする。・ステップ3:絵を飾る。気分を変えたい時は絵画の交換が可能。・ステップ4:レンタル期間内に返却。※ご来店時にマイガカカードを忘れずお持ちください。マイガカ展示スペースマイガカ申込書◆今後の展開今後は富山の若い作家さんを応援するプロジェクトや、花染花馥研究所がフラワーロスから開発したフラワーインクを使ったアートシリーズの展開などを予定しております。「マイガカ」はアートと日々の生活の接点としてはもちろん、作家さんの発表機会を創出し、夢をかなえる場としても今後成長を続けます。■花まつ万葉店大阪屋ショップ 万葉店内〒933-0076 富山県高岡市米島東向348-1電話:0766-30-3987営業時間:10:00~19:00(土日祝 9:30~19:00)定休日はスーパーに準じる花まつ 万葉店地図 : Twitter投稿 : ◆株式会社ジャパン・フラワー・コーポレーション北陸三県を中心に関東関西にもフラワーショップを展開。国内ベスト5に入る花き流通業者として、市場から仕入れた花き・自社生産した花卉を法人・個人向けに販売している他、生花教室・生花装飾.ブライダル事業、コンサルタント事業まで、国内外で「花き」にかかるトータル商品・サービスを提供。コロナ禍「2020スマイルフラワープロジェクト」を立ち上げ「フラワーロス」という社会課題の解決、地方創生に取り組んでいます。「21世紀を代表する花会社になる」ことを目標に掲げ、花を通じて花と共にある明るく豊かな暮らしと文化を創造します。本社所在地:富山県射水市流通センター水戸田 2-3-1代表:代表取締役社長松村吉章設立:1996年3月資本金:5,000万円<事業内容> 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月03日多様性を追求するブランド・ALTER VENOMV(オルターベノム)が2022年夏の新作を4点発表いたしました。多様性を追求するブランド・ALTER VENOMV(オルターベノム)が2022年夏の新作を4点発表いたしました。ジャンルレス/ジェンダーレス/エイジレス/ボーダーレスな非日常スタイルを提案します。2022年夏の新作OverdoseTEEOverdoseTEEOverdoseTEE商品名:OverdoseTEE価格:¥8,800(税込)●サイズ:ONESIZE●URL: SorceressTEESorceressTEESorceressTEE商品名:SorceressTEE価格:¥8,800(税込)●サイズ:ONESIZE●URL: HuntingTEEHuntingTEEHuntingTEE商品名:HuntingTEE価格:¥8,250(税込)●サイズ:ONESIZE●URL: ZipanguTEEZipanguTEEZipanguTEE商品名:ZipanguTEE価格:¥8,800(税込)●サイズ:ONESIZE●URL: ALTER VENOMV(オルターベノム)とはDRESS POISONブランド名は「ALTER=変える」「VENOMV=毒」の造語。「毒を纏う」をコンセプトに、ジャンルレス/ジェンダーレス/エイジレス/ボーダーレスな非日常スタイルを提案。映画や音楽、アートやサブカルチャー等、デザイナー自身が日々様々な観点からインスパイアされる事を、ファッションというフィルターを通し表現している。URL: ■SNSInstagram: 【株式会社エヴァー・グリーン】代表:代表取締役 岩﨑 充弘所在地:〒531-0074 大阪府大阪市北区本庄東1-9-17MIビル3階URL: 本件に関するお問い合わせ担当者:伊藤TEL:06-6371-3777メールアドレス: info@evergreen-style.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月21日株式会社日比谷花壇(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮嶋浩彰)は、2022年母の日フラワーギフトとして、多様性を色とりどりの花やパターンで表現し、プラスチックの使用を大幅に削減し、紙製ラッピングや、リサイクル素材、エコ素材の器を採用した、店頭限定販売の「エシカルフラワーギフト」7種類を商品化しました。これらの「エシカルフラワーギフト」は3月24日(木)から全国のHIBIYA KADAN、及びHibiya-Kadan Styleで予約受付を開始し、5月3日(火・祝)から8日(日)まで店頭で販売します。(一部店舗を除く)昨今、家族のあり方が時代の流れと共に変化する中で、母親像も多様になり、いろいろな母親像があってもいい、それぞれの想いを尊重する風潮に変化してきています。今年の日比谷花壇の店頭限定販売の「エシカルフラワーギフト」は、彩りからも多様性を感じられるミックスカラーの花合わせ、ブルーやグリーンを取り入れたパターンとなっています。色とりどりの花や特徴的なパターンで、好みの色も形も人それぞれであることを表現しており、贈る側も、もらう側も、多様性や自分らしさを大切にしていただきたいと考えます。そして「エシカルフラワーギフト」には、無漂白の紙製の器をはじめ、竹繊維などの植物由来で土に還りやすいエコ素材や、廃プラスチックや木材、石材の粉末などのリサイクル素材で作られた器を採用。ラッピングには、従来多く使用されるプラスチックではなく、紙製のスリーブを採用し、プラスチックの使用を大幅に削減しています。シンプルでありながら、色合いにも質感にも温かみが感じられるパッケージングで、人や社会、地球環境に心を寄せる、想いが伝わるデザインです。日比谷花壇は、母の日に、「エシカルフラワーギフト」をきっかけとして、多様性や環境問題といった話題に目を向けていただき、家族で過ごす大切な時間を花と共に楽しんでいただきたいと考えます。※日比谷花壇2022年母の日フラワーギフト「Flowers connect your family~花があなたの家族をつなげる~」が今年の日比谷花壇の母の日のテーマ。フラワーアレンジメントや、花束、花鉢、またこれらとスイーツなど母の日にぴったりなギフトとのセットなど、豊富なラインナップを取り揃えて展開します。今年も、昨年に引き続き、日比谷花壇は5月8日(日)の母の日当日だけでなく、5月の1か月を「母の月」として、お母さんへ感謝の想いを伝えることをサポートしていきます。*母の日特集: 《日比谷花壇の母の日「エシカルフラワーギフト」概要》【予約受付開始日】2022年3月24日(木)【店頭販売期間】2022年5月3日(火・祝)~5月8日(日)【販売店舗】全国のHIBIYA KADAN、Hibiya-Kadan Style ※一部店舗除く日比谷花壇店舗情報: 【商品(7種類)】※写真はイメージです。パッケージングや花材の色味、品種は写真と異なる場合があります。■1本包み「ピンキー」価格:660円(税込)~花材:生花(カーネーション)※紙製スリーブサイズ:高さ 約35cm、幅 約12cm■エシカルブーケ「ナナイロカーネ」価格:3,500円(税込)花材:生花(カーネーション)※紙製スリーブサイズ:高さ 約30cm、幅 約13cm■エシカルブーケ「ダズンカーネ」価格:6,600円(税込)花材:生花(カーネーション)※紙製スリーブサイズ:高さ 約30cm、幅 約23cm※一部店舗限定■エシカルフルール「リボン」価格:2,800円(税込)花材:生花(カーネーション、スターチス)※無漂白の紙製カップサイズ:高さ 約15cm、幅 約12cm■エシカルフルール「ファミリー・タイム」価格:4,000円(税込)花材:生花(カーネーション、スターチス)※無漂白の紙製カップサイズ:高さ 約20cm、幅 約15cm■エシカルアレンジ「コネクト」価格:5,500円(税込)花材:生花(バラ、カーネーション、スターチス)※エコ素材(バンブーファイバー、コーンパウダー、ウッドファイバー、樹脂)で作られた器サイズ:高さ 約25cm、幅 約20cm■エシカルアレンジ「ファミリー・タイズ」価格:11,000円(税込)花材:生花(バラ、リシアンサス、カーネーション、スターチス、グリーン)※リサイクル素材(廃プラスチック、木材、石材の粉末等)で作られた器サイズ:高さ 約32cm、幅 約30cm株式会社日比谷花壇について 1872年創業、1950年に東京・日比谷公園店の出店後、株式会社日比谷花壇を設立。現在、全国に約190店舗を展開。ウエディング装花、店舗及びオンラインショップでの個人/法人向けフラワーギフト、カジュアルフラワーの販売、お葬式サービス、緑を通じた暮らしの景観プロデュース、フラワーグラフィックサービス等を行っています。今後も花や緑の販売、装飾にとどまらず、暮らしの明日を彩り、豊かなものへと変えていく提案を続けていきます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月24日積水ハウス株式会社は、3月2日に「第30回地球環境大賞」(最高位)を受賞いたしました。当社の「『5本の樹』計画の植栽1709万本を使い、“生物多様性保全の実効性”を評価」する取り組みが選定されたもので、当社の大賞受賞は二度目です。「5本の樹」計画の取り組みによって植樹された当社分譲地の様子「地球環境大賞」(主催:フジサンケイグループ、後援:経済産業省、環境省、文部科学省、国土交通省、農林水産省、一般社団法人 日本経済団体連合会)は、「産業の発展と地球環境との共生」をめざした顕彰制度です。温暖化防止や持続可能な循環型社会の実現に寄与する製品などの開発や、環境保全活動などで顕著な成果をあげ、社会の模範となる功績をおさめた団体を表彰しています。■審査コメント:同社は国内最大規模の住宅メーカーであり、住宅の庭等に年間100万本に及ぶ樹木を植栽している造園会社でもある。2001 年から始めた造園緑化事業「5本の樹」計画は、一般的な造園で用いられる園芸品種や外来樹種ではなく、地域の生き物が生息できる在来樹種を中心とした植栽事業である。小さな点である庭が集まり、街の中で連続し、里山、地域の自然へとつながる都市部の「生態系ネットワーク」を形成し、生態系保全に貢献する取り組みである。今般、琉球大学との共同で、これまでに植栽した累積1709万本(2020年までの実績)による“生物多様性保全効果の実効性”について検証した。具体的には、それらの樹種・本数・位置データと生態系に関するビッグデータを用いて、日本で初めて定量化し、マクロ(日本全体)視点で検証した。例えば、樹種数増加の生物多様性基盤への影響、鳥・蝶類の種類をどれだけ呼び込む効果があるか、などだ。「都市部の生物多様性保全活動の効果」を確認するための、有効な評価手法となった。当社はこれからも“「わが家」を世界一 幸せな場所にする”というグローバルビジョンの実現を目指し、住環境と地球環境の向上に貢献してまいります。※「5本の樹」計画の取り組みはこちらを参照ください: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月03日Kono Digital Inc.(本社:カリフォルニア州マウンテンビュー、CEO&Co-Founder:Stanley Chien、日本法人:東京都中央区、カントリーマネージャー:石井 孝幸、以下 Kono(コノ))は、読書バリアフリー対応における一環として、各図書館向けに提供している電子雑誌ソリューション「Kono Libraries(コノ ライブラリーズ)」内での国外雑誌に東南アジアからのコンテンツを年内順次追加していく予定です。ダイバーシティ@読書バリアフリー■多文化サービス強化の背景総務省が発表した2020年10月実施の国勢調査の確定値によると、5年前の前回調査に比べ日本人が1.4%減となる一方、外国人は43.6%の大幅増、274万7千人となっております。日本の総人口の内、外国人割合は2.2%に同じく上昇、中でも、ベトナム国籍からの増加幅が最も大きく、中国、韓国・朝鮮籍に次いで、32万1千人を記録。(注1)多文化の国アメリカ、特にアジア比率が多いカリフォルニア州で数多く採用されているKono Librariesは、アジアコンテンツの充実さを売りに、多様性を求める地域ニーズに対応しています。現在、中国語、韓国語、英語などからなる多言語パックに、本年度内、東南アジアからのコンテンツを順次追加、日本各地でも広がるダイバーシティ(多様化)・ニーズに対応していくことになりました。(注2)Konoはシリコンバレー発のテック・スタートアップとして、電子雑誌閲覧技術に特化したサービスを北米や台湾、香港などの中華圏向けに提供。 北カリフォルニアでは、半数以上の公立図書館で「Kono Libraries」が導入され、「読書バリアフリー」と「アジア多言語」の両方に対応した唯一無二の特徴で知られています。近年では、技術の応用を雑誌対象の「読む」だけでなく、広範囲且つマルチメディアでの「聴く」「観る」にも対応、更にはサブスクリプション・サービス構築支援まで担うワンストップ・ソリューションでB2B2C事業を強化しています。■Kono Libraries for 読書バリアフリー powered by 多文化サービス●国外からの多言語パックを、基本コンテンツとしてバンドル提供(アジア、欧米)●国内コンテンツは、オプショナルで各図書館からのリクエストに応じ手配可●運営主体による独自コンテンツも、オプショナルでアップロード可(自治体広報誌等)●閲覧フォーマットは、従来のPDFだけでなくアクセシブルな「好読/見やすいテキスト拡大モード」を通し、聴くことも可能(注3)近年施行された「読書バリアフリー法」は、視覚障害等で読書が困難な環境を改善し、アクセシブルな(利用しやすい)電子図書の量的拡充から質の向上を、技術などの適用と共に解決していくことを掲げています。この度の多文化サービス強化は、母語の違いから読書困難な立場にいる方々を広義に捉え、多様なアクセス媒体から読書の楽しみを支援していきます。又、数多くの地方自治体において、多文化共生の動きは多岐にわたり、窓口だけでなく、HPから各種配布物に至っても多言語対応を基軸に対応が進んでいます。Kono Librariesでは、通常PDFで作成されている広報誌をアクセシブルなフォーマットに変換配信できます。視覚障害だけでなく、高齢者にも優しいインターフェースは、機械翻訳機能を通しての多言語閲覧も可能になります。(注4)多言語翻訳@Kono Libraries2021年7月からKono Librariesのトライアルを進めているオーテピア高知図書館&声と点字の図書館では、読書バリアフリー対応として様々なアクセシブル環境を提供しています。<オーテピア高知声と点字の図書館 坂本館長>「雑誌をスマホでも閲覧しやすい新たなスタイルを提供するだけでなく、又新たなトライアルとして、高知市が配布している広報誌「あかるいまち」を今年からKono Librariesでも配信していく予定です。更に4月からは、従来のPDFだけでなくアクセシブルな(利用しやすい)インターフェースでの提供も計画中です。これにより、より見やすいテキスト表示だけでなく、音声での朗読、又、多言語への翻訳と、様々な市民のニーズに応えることができると期待しています。」同じくKono Librariesを現在検討中の図書館よりも、貴重なフィードバックと共に多文化サービス方面での期待が寄せられています。「わたしたちの地域でも、近年在留外国人の数が増えています。多文化共生を掲げる自治体として、読むパブリックサービスにおいても多様なオプションを提供していきたく、その上でもKono Librariesのもつアジアコンテンツの充実さには今後も期待していきたく思います。」参考ストーリー: ■Kono Digital Inc./Kono Japan株式会社、KonoマガジンについてURL: ●2011年シリコンバレー発のテック・スタートアップ、台湾に運営拠点、2018年日本支社設立●個人向け読み聴き放題サービス「Konoマガジン」:300誌超の多言語雑誌●図書館・団体向け「Kono Libraries」、店舗ビジネス向け「Kono@」:180誌超の多言語雑誌●独自開発技術「Smarticle(TM)」は、PDFデーターをアクセシブルな(利用しやすい)電子コンテンツにAIシステムで自動変換注1:総務省発表2020年国勢調査による注2:年内中、シンガポール、ベトナム等からの現地コンテンツを順次追加予定注3:一部タイトルについては、PDF版のみでの提供注4:アクセシブル対応したタイトル、且つ現時点ではアンドロイド版のみでの提供※記載されている会社名、団体名および商品名、サービス名は各社、団体の商標または登録商標です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月13日積水ハウスは2021年11月26日に『都市の生物多様性フォーラム~「5本の樹」で実現する豊かな暮らし~』を開催しました。YouTubeの積水ハウス公式チャンネルにてフォーラムのアーカイブ動画を公開しましたので是非ご視聴ください。■フォーラムアーカイブ動画概要タイトル:都市の生物多様性フォーラム~「5本の樹」で実現する豊かな暮らし~URL: 2001年からスタートした「5本の樹」計画は“3本は鳥のために、2本は蝶のために、日本の在来種を”という思いを込めた、生態系ネットワークの維持・復活を促進するための環境保全活動です。今年、開始から20年を迎えるにあたって生物多様性保全を考えるためのフォーラムを開催し、琉球大学理学部の久保田研究室との共同検証の成果を公表、そしてその方法論をご紹介しました。さらに、フォーラム後半に行われたパネルディスカッションでは、様々な分野から生物多様性保全に関わられている方々にご登壇いただき、生物多様性の実効性評価が持続可能な社会の実現にもたらす意義について語っていただきました。先月中国で開かれた生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)に続いて、2022年4月から行われるCOP15では、2030年までのグローバル生物多様性枠組み(GBF:Global Biodiversity Framework)が決定し、公表される予定です。世界中で今までになく生物多様性保全に注目が集まっています。フォーラムアーカイブ動画では、積水ハウスがお客様とともに歩んだ「5本の樹」計画が生物多様性保全へどのように貢献したのかを知っていただくこと、また長年、生物多様性保全の第一人者としてこの分野をリードしてきたパネルディスカッション登壇者の方々の闊達な議論にもご注目ください。内容:【第一部】基調講演積水ハウス株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 仲井 嘉浩積水ハウス株式会社 ESG経営推進本部 環境推進部 部長 佐々木 正顕琉球大学理学部 教授/株式会社シンクネイチャー 代表取締役 久保田 康裕様【第二部】パネルディスカッション立教大学 特任教授/不二製油グループ本社 CEO補佐 河口 眞理子様国際自然保護連合日本委員会 事務局長 道家 哲平様MS&ADインターリスク総研 フェロー/MS&ADインシュアランスグループホールディングスサステナビリティ推進室 TNFD専任SVP 原口 真様東北大学大学院生命科学研究科 教授 藤田 香様琉球大学理学部 教授/株式会社シンクネイチャー 代表取締役 久保田 康裕様積水ハウス株式会社 ESG経営推進本部 環境推進部 部長 佐々木 正顕概要:第一部:琉球大学久保田研究室との共同検証結果をご紹介第二部:生物多様性保全をリードする方々を登壇者に迎えたパネルディスカッション特設サイト: ネイチャー・ポジティブ方法論: ニュースリリース:お客様と共に20年、「5本の樹」計画で都市の生物多様性保全推進~生物多様性の財務価値化の幕開け、ネイチャー・ポジティブ方法論を公開~ 都市の生物多様性フォーラム 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月02日積水ハウスは2021年11月26日に『都市の生物多様性フォーラム~「5本の樹」で実現する豊かな暮らし~』を開催しました。フォーラム開催にあたって、積水ハウスのこれまでの生物多様性保全の取り組みである「5本の樹」計画、そしてその効果と将来へ期待される影響をまとめた特別動画を制作しました。特別動画では、琉球大学理学部の久保田 康裕先生からもコメントをいただき、今回発表に至った定量評価について語っていただいています。先月中国で開かれた生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)に続いて、2022年4月から行われるCOP15では、2030年までのグローバル生物多様性枠組み(GBF:Global Biodiversity Framework)が決定し、公表される予定です。世界中で今までになく生物多様性保全に注目が集まっています。積水ハウスは、都市に緑のネットワークをつくることにいち早く取り組むべく2001年より「5本の樹」計画をスタートさせ、生物多様性の保全に貢献してきました。特別動画では、生態系ネットワークと「5本の樹」計画について分かりやすく説明しています。地球規模で考える生物多様性保全と回復について知るための第一歩としてぜひYouTubeにてご視聴ください。■特別動画概要タイトル:都市の生物多様性とネイチャー・ポジティブ ~積水ハウス 「5本の樹」計画~URL: 特設サイト: 「緑のネットワーク」イメージ図 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月29日積水ハウス株式会社は、2001年から「5本の樹」計画として、都市の住宅地に緑のネットワークを作り、生物多様性保全を推進してきました。この度、20年間で、100万世帯(*1)のお客様と共に取り組んできた「5本の樹」計画の成果を、琉球大学(*2)と共同検証し、世界初の都市の生物多様性の定量評価の仕組みを構築しました。この定量評価の仕組みは、生物多様性保全の推進に役立つネイチャー・ポジティブ方法論として、2021年11月26日に公開しました。■「5本の樹」計画1970年代以降、都市化に伴い、都市における生き物の生息地が激減してきました。積水ハウスは、生物多様性の保全の取り組みとして、お客様のお庭で、生態系に配慮した造園緑化事業である「5本の樹」計画を2001年から開始しました。「5本の樹」計画は、“3本は鳥のために、2本は蝶のために、地域の在来樹種を”という思いを込め、その地域の気候風土・鳥や蝶などと相性の良い在来樹種を中心とした植栽にこだわった庭づくり・まちづくりの提案です。その考えは日本古来の里山を手本とした庭づくり計画に基づいています。2001年から2020年までの20年間で累計1,700万本以上植樹してきました。その他にも、集合住宅やまちづくりの取り組みでも緑地計画の中で「5本の樹」の考え方を取り入れ日本全域の都市緑化を促進しています。■生物多様性の定量評価積水ハウスは、2019年から琉球大学理学部久保田研究室・株式会社シンクネイチャーとの共同検証によって、このネットワーク型の緑化が、都市の生物多様性にどの程度貢献できているかの定量評価を進めてきました。久保田教授が立ち上げた株式会社シンクネイチャーが管理運営する「日本の生物多様性地図化プロジェクト:J-BMP(*3)」を基に、積水ハウス「5本の樹」計画の20年間で植栽した樹木本数・樹種・位置情報の蓄積データを分析し、生物多様性保全や再生に関する定量的な実効性評価を実現しました。定量評価分析結果(1)定量評価分析結果(2)この定量評価により、生物多様性の劣化が著しい都市部(三大都市圏)において、園芸品種や外来樹種などの従来の庭木と比べて「5本の樹」計画に沿った在来樹種を中心に庭木を選定して植樹してきたことで、以下の生物多様性の効果が確認出来ました。(*4)●生物多様性の基盤となる地域の在来種の樹種数が10倍に●住宅地に呼び込める可能性のある鳥の種類は約2倍に●住宅地に呼び込める可能性のある蝶の種類は約5倍に●3大都市圏で生物多様性に関する根拠データが存在する1977年の30%まで回復これは、世界初の都市の生物多様性の定量評価の仕組み構築、及び実例への適用となり、数値データが開示できることで、生物多様性が財務価値化に繋がり、民間の貢献を可視化して示すことができるものです。■ネイチャー・ポジティブ方法論近年、世界中で生物多様性保全への動きが加速しています。今年6月には、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)が発足し、10月には生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)が開催されました。日本でも民間取組等と連携した自然環境保全(OECM)などの都市緑化における民間の力の活用についての議論が本格化しています。この社会背景の中で、積水ハウスの20年間の生物多様性の取り組みを、ネイチャー・ポジティブ方法論として公開します。「5本の樹」計画のネイチャー・ポジティブ方法論は、都市部における生物多様性を財務価値化するための方法論です。積水ハウスは、この方法論を一般に向けて公開し、認知を広げ、ノウハウを活用してもらい緑化の促進と生物多様性保全への貢献へつなげていくことを目指します。「ネイチャー・ポジティブ方法論」公開サイト ■将来予測される効果共同検証の結果、1977年の樹木・鳥・蝶の種数、多様度指数、個体数を100%とし、「5本の樹」計画を開始前の2000年を基準として、緑地の劣化が著しい三大都市圏(関東・近畿・中京)の2070年までの変動をシミュレーションしました。このシミュレーションによれば、地域の生き物にとって活用可能性の高い在来樹種を植栽することで(「5本の樹」計画)、「5本の樹」計画開始前の2000年と比較して、国際的にも生物多様性保全の目標年とされる2030年には37.4%、2050年には40.9%、さらに2070年には41.9%まで回復できることが確認されました。この在来樹種による取り組みが当社だけでなく、今後日本で新築される物件の30%について「5 本の樹」計画が採用された場合、その回復効果は84.6%まで上昇するという予測ができています。これは、COP15のテーマである「POST2020」において目指す、企業と市民が一体となった活動によって生物多様性回復に向けた改善を表すリバースカーブの実現が可能であること、「5本の樹」計画がこれに貢献できることを示すものと考えています。将来予測される効果■積水ハウスの取り組み/ネイチャー・ポジティブ方法論公開へのエンドースメントコメントのご紹介●MS&ADインターリスク総研 フェロー、MS&ADインシュアランスグループホールディングス サステナビリティ推進室 TNFD専任SVP 原口 真 様MS&ADグループに参画。ビジネスと生物多様性の接点である企業緑地の研究とコンサルティングに従事、現在では、日本人で唯一、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)メンバーとしても活躍され世界の生物多様性保全をリードしている原口様より、以下のエンドースメントをいただいております。「20年間に渡る「5本の樹」プロジェクトの一次データを、このような形で生物多様性緑化の効果の評価と予測のツールとして公表されることを歓迎いたします。世界は今、2050年に向けてネイチャー・ポジティブを目指す大きな転換点にあります。この移行を成功させるためには、今後も人口が集中する都市の計画とマネジメントが鍵を握ります。これは、行政による公園整備等だけでは不十分で、都市の多くを占める民有地での取組が不可欠です。とくに、市民一人一人がネイチャー・ポジティブに生活実感を持って関わるためには、住宅での取組は戦略的に推進する必要があります。住宅の省エネルギー基準の適合義務化、市民が生活実感を持って消費も含む生活様式を変えていければ、日本の都市はレジリエントでサステナブルな社会への移行に大きく貢献することになります。また、ESG投資家に対して情報開示義務を負う、都市開発、建設の事業セクターにとっても希望をもたらすツールとなることでしょう。」●国際自然保護連合日本委員会 事務局長 道家 哲平 様これまで、IUCNや生物多様性条約に関係する国際会議への出席、海外NGOとの多彩な連携、国際的な情報収集・分析を行い、日本の生物多様性保全の底上げに長年取り組んでこられ、OECMにもお詳しい道家様より、以下のエンドースメントをいただいております。「196か国が加盟する生物多様性条約中心に国際社会では、現在、生物多様性版パリ協定とも呼べる、意欲的な生物多様性の目標や指標の設定を交渉し、来年5月までにまとめようとしています。生物多様性に配慮した緑地空間の都市における確保、保護地域や自然共生エリア(OECM)の拡大、企業経営の中核に生物多様性の視点を組入れることなどが俎上にのっており、今回のようなツールと定量的な評価が可能だという実証が、意欲的な数値目標の国際合意への大きな後押しとなるでしょう。同時に、「5本の樹」というアプローチは、都市開発から、個人住宅という多くの人々に生物多様性のための行動の選択肢を提供する手段であるということも、注目すべき点と考えています。」●立教大学 特任教授/不二製油グループ本社 CEO補佐 河口 眞理子 様サステナビリティ関連全般に精通し、SDGsの諸課題について経済主体(企業、金融、消費者)での提言活動に力を入れてこられたサステナビリティ経営の第一人者である河口様より、以下のエンドースメントをいただいております。「気候変動枠組み条約のCOP26が幕を閉じました。気温上昇幅を1.5℃に抑えるという目標に対して全く進捗は遅れているものの、気候変動を食い止めるために金融システムから転換させる動きが始まっています。一方で、気候変動と同様、人類の持続可能性に脅威となる生物多様性の取り組みに関しては「わかりづらい」「定量化できない」「何をすればいいのかわからない」とされて、取り組みは大幅に遅れています。生物多様性の定量化・数値化は、生物多様性の保全にむけて社会を動かすためのカギを握っています。「5本の樹の実効性評価」は、個人レベルの庭木植栽を国レベルの生物多様性の定量評価は待ち望まれてきた生物多様性の定量化に成功した画期的な取り組みです。また、サイエンスと企業そして個人の協力というパートナーシップがあって成功した点も、これからのサステナブルな取り組みをリードする好事例です。また一方で、都市部に暮らす個人の立場からは、多様な生態系ネットワークは遠い野山や海のことのように思いがちですが、自分の庭において生物多様性をはぐくむことができる、生物多様性は実は青い鳥のように身近な世界であることへの気づきを与えてくれます。気候変動対策としても、自然資本を活用した取り組みが求められる今、この「5本の樹」プロジェクトがきっかけとなって世界各地で多様な生物多様性の取り組みが、科学とビジネス、市民とのパートナーシップで加速されることを願っています。」●琉球大学理学部 教授/株式会社シンクネイチャー 代表取締役 久保田 康裕 様生物多様性の適切な保全と利用を、科学的に具現化するためのマクロ生態学の研究を国際的に展開。現在は生物多様性ビッグデータを基に研究チームを企業化し、保全科学の社会実装を推進しておられ、今回の定量評価の公開では積水ハウスとの共同検証で実効性評価に成功された久保田教授より、以下のエンドースメントをいただいております。「人新世は地球史上6度目の大量絶滅の時代になる可能性があり、生物多様性の消失を原因とした社会の混迷を、私たちは目の当たりにしつつあります。自然資本としての生物多様性は、人間社会のサステナビリティの根源です。もはや、待ったなしの状況において、ネイチャー・ポジティブへ向けた実効性のあるアクションが、ビジネスセクターにも例外なく求められています。グローバルに展開する企業は、各々のビジネスを通じて、この危機的状況を好転させるチャンスを有しています。ビジネスの国際的成長戦略という観点に基づいた、生物多様性の保全再生事業へのコミットメントです。我々研究者は、サイエンスを基に、現実的かつ効果的なソリューションを提供します。ビッグデータや機械学習(AIなど)を駆使したマクロ生態学の分析は、企業の実績をKPI化し、様々なアクションの実効性を比較可能にします。生き物の分布、生き物の遺伝子、生き物の機能、生き物の食う食われる関係を網羅した生物多様性ビッグデータは、積水ハウスの事例のように、ビジネス活動がダイレクトに自然資本の保全再生に貢献することを科学的に証明します。相反するように見える経済収益活動と生物多様性の保全再生活動は、お互い科学的に調和され、ビジネスを通じたネイチャー・ポジティブ、すなわち社会変革を推進します。」*1 2001年2月から2021年1月までの累積建築戸数1,001,977戸。*2 琉球大学理学部久保田研究室との共同研究です。*3 「日本の生物多様性地図化プロジェクト(J-BMP)」URL: *4 2001年から2020年までの20年間に、従来の庭木の選定での植栽を続けた場合と「5本の樹」計画に沿って選定した植栽を続けた場合を比較しています。積水ハウス「5本の樹」計画における戸建て住宅の取り組み積水ハウス「5本の樹」計画における集合住宅の取り組み積水ハウスの「5本の樹」計画におけるまちづくりの取り組み 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月29日明治大学国際日本学部の山脇啓造ゼミ(多文化共生論)は12月8日(水)に、第9回なかの多文化共生フォーラム「多様性のあるやさしいまちを目指して」をオンラインで開催します。参加無料。東京を始めとする日本の外国人住民の数は新型コロナウイルスの影響によって若干の減少が見られるものの、依然としてたくさんの外国人住民が日本に暮らしています。今後も多文化共生の重要性はより高まっていくことでしょう。山脇ゼミでは今年度も多文化共生をめざした活動を多数行ってきました。中野区長と外国人留学生の懇談会や小学生や高校生向けワークショップ、さらにやさしい日本語学習のためのアプリ開発ややさしい日本語ラップのミュージック・ビデオの制作にも取り組みました。今年で9回目となる今回のフォーラムでは、第一部で今年度の山脇ゼミの活動報告を行い、第二部では、多文化共生を考えるトークセッション&パネルディスカッションを行います。身近な文化の違いから「多文化共生」について学び、理解を深める企画となります。第二部のパネルディスカッションには、外国人住民の多い芝園団地自治会事務局長の岡崎広樹さん、全国で多文化共生ワークショップを開いている株式会社Culmony CEOの岩澤直美さんにご登壇いただきます。今年度も昨年に引き続き酒井直人中野区長をお招きし、講評をいただきます。参加者の皆様にはオンライン(Zoom)でご参加いただき、「多様性のあるやさしいまち」をどのように目指していくか共に考えていただける場をつくります。■ 第9回なかの多文化共生フォーラム「~多様性のあるやさしいまちを目指して~」■日時:2021年12月8日(水)18:15~20:15■会場:Zoom■プログラム第1部 山脇ゼミ活動報告第2部 「身近な暗黙のルールから考える多文化共生」前半:参加者とゼミ生のトークセッション後半:有識者によるパネルディスカッション■主催:明治大学国際日本学部 山脇ゼミ■協力:中野区■参加方法:下記URLよりお申し込みください(締切:12月5日18時) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月24日積水ハウス主催の『都市の生物多様性フォーラム~「5本の樹」で実現する豊かな暮らし~』は、明後日11月26日(金)10時からの開催となります。本日特設ページに最新情報を更新いたしました。「5本の樹」計画を取り入れた会場セットや登壇者プロフィールなど、フォーラムについての情報を事前にご確認いただけます。先月中国で開かれた生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)に続いて、2022年4月から行われるCOP15では、2030年までのグローバル生物多様性枠組み(GBF:Global Biodiversity Framework)が決定し、公表される予定です。世界中で今までになく生物多様性保全に注目が集まっています。積水ハウスは、都市に緑のネットワークをつくることにいち早く取り組むべく2001年より「5本の樹」計画をスタートさせ、生物多様性の保全に貢献してきました。フォーラムの基調講演では、琉球大学との共同検証の成果をご紹介しつつ、パネルディスカッションでは様々な分野から生物多様性保全に関わられている方々にご登壇いただき、生物多様性の実効性評価が持続可能な社会の実現にもたらす意義について語っていただきます。フォーラムの司会には、フリーアナウンサーの森本 智子さんをお迎えします。都市の緑がもたらすネイチャー・ポジティブな未来への第一歩になるフォーラムを目指します。■都市の生物多様性フォーラム~「5本の樹」で実現する豊かな暮らし~●開催日時11月26日(金)10:00~11:30●登壇者【第一部】基調講演積水ハウス株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 仲井 嘉浩積水ハウス株式会社 ESG経営推進本部 環境推進部 部長 佐々木 正顕琉球大学理学部 教授/株式会社シンクネイチャー 代表取締役 久保田 康裕様【第二部】パネルディスカッション立教大学 特任教授/不二製油グループ本社 CEO補佐 河口 眞理子様国際自然保護連合日本委員会 事務局長 道家 哲平様MS&ADインターリスク総研 フェロー/MS&ADインシュアランスグループホールディングスサステナビリティ推進室 TNFD専任SVP 原口 真様東北大学大学院生命科学研究科 教授 藤田 香様琉球大学理学部 教授/株式会社シンクネイチャー 代表取締役 久保田 康裕様積水ハウス株式会社 ESG経営推進本部 環境推進部 部長 佐々木 正顕●概要第一部:琉球大学久保田研究室との共同検証結果をご紹介第二部:生物多様性保全をリードする方々を登壇者に迎えたパネルディスカッション●視聴URL ●特設サイト積水ハウス 都市の生物多様性フォーラム特設サイト ●司会フリーアナウンサー 森本 智子さん【経歴】テレビ東京アナウンサー(2004年4月~2021年5月)テレビ東京:ワールドビジネスサテライト、NEWSアンサーBSテレ東 :BSニュース 日経プラス10、日経プラス10サタデー ニュースの疑問司会 森本 智子さん 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月24日積水ハウスは、今年で20年を迎える生物多様性保全の取り組み「5本の樹」計画に関するイベント『都市の生物多様性フォーラム~「5本の樹」で実現する豊かな暮らし~』を2021年11月26日(金)に開催します。先月中国で開かれた生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)に続いて、2022年4月から行われるCOP15では、2030年までのグローバル生物多様性枠組み(GBF:Global Biodiversity Framework)が決定し、公表される予定です。世界中で今までになく生物多様性保全に注目が集まっています。積水ハウスは、都市に緑のネットワークをつくることにいち早く取り組むべく2001年より「5本の樹」計画をスタートさせ、生物多様性の保全に貢献してきました。このフォーラムの第一部では、琉球大学との共同検証で明らかにできた「生物多様性の定量評価」の成果をご紹介しつつ、第二部では様々な分野から生物多様性保全に関わられている方々にご登壇いただき生物多様性の実効性評価が持続可能な社会の実現にもたらす意義についてのパネルディスカッションを行います。都市の緑がもたらすネイチャー・ポジティブな未来への第一歩になるフォーラムを目指します。都市の生物多様性フォーラム■都市の生物多様性フォーラム~「5本の樹」で実現する豊かな暮らし~●開催日時11月26日(金)10:00~11:30●登壇者【第一部】基調講演積水ハウス株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 仲井 嘉浩積水ハウス株式会社 ESG経営推進本部 環境推進部 部長 佐々木 正顕琉球大学理学部 教授/株式会社シンクネイチャー 代表取締役 久保田 康裕様【第二部】パネルディスカッション立教大学 特任教授/不二製油グループ本社 CEO補佐 河口 眞理子様国際自然保護連合日本委員会 事務局長 道家 哲平様MS&ADインターリスク総研 フェロー/MS&ADインシュアランスグループホールディングスサステナビリティ推進室 TNFD専任SVP 原口 真様東北大学大学院生命科学研究科 教授 藤田 香様琉球大学理学部 教授/株式会社シンクネイチャー 代表取締役 久保田 康裕様積水ハウス株式会社 ESG経営推進本部 環境推進部 部長 佐々木 正顕●概要【第一部】琉球大学久保田研究室との共同検証結果をご紹介【第二部】生物多様性保全をリードする方々を登壇者に迎えたパネルディスカッション●視聴URL ●特設サイト積水ハウス 都市の生物多様性フォーラム特設サイト 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月15日「LGBT」という言葉を聞くことが増えたり、ジェンダーレスな人たちの活躍を目にしたりする機会が増えていませんか?「性の多様性」とはいうけれど、子どもたちにどうやって教えてあげればいいのか、悩んでいる人は多いのではないでしょうか?今回は、長崎県人権・同和対策課が発行する「多様な性への理解と対応 ハンドブック」を元に、親だからこそ知っておきたい性の多様性について、考えてみたいと思います。■性の多様性って?一般的に「性別」とは生まれ持っての性差を指します。「性別」では、男性か女性の2択だけですが、現代には、「性のあり方」を理解するために必須な3つの要素をご紹介します。<性のあり方を理解するための3つの要素>からだの性別:からだ(出生届・戸籍)の性性的指向:どういった対象を好きになるか?性自認:自分の性別をどう捉えているのか?これらの要素の組み合わせによって、さまざまなセクシュアリティが存在します。その他にも、性自認や性的指向がはっきりしない人、決めたくない人、女性とも男性とも認識していない人など、さまざまな性のあり方が存在します。この3つの要素を元に考えてみると、自分の性に違和感がない人や異性を好きになる人といった多数派の人もまた、多様な性の当事者であることがわかります。「多数派か少数派か」という2択ではなく、みなが多様な性の当事者だという事実を一人ひとりが受け止めていくことから「多様性」について考えてみるといいかもしれません。■性的少数者はどんな悩みを抱えているの?2020年に電通が行った調査(※1)によると、性的少数者は日本のなかでは8.9%という結果に。その他の調査でもおおむね10%程度の結果が多く(※)、およそ10人に1人が性的少数者であることがわかります。※国や民間の研究機関などによる統計データは、その数にばらつきがあり、はっきりしていません。2019年に長崎県が実施したアンケートから、人数の少なさや偏見、理解のなさから、生きづらさを抱えている人の実態が明らかになりました。アンケートに回答いただいたのは、トランスジェンダー85名(*1)、非異性愛者168名(*2)、性別違和感のない異性愛者435名、性的少数者 253名で、回答者は688名になります。*1トランスジェンダーの中には、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル等の性的指向の方もいますが、この調査では、そのような方も含めてトランスジェンダーに分類しています。*2本アンケートにおいて、性別違和感がなく、異性愛者以外の性別指向を選択された方このアンケートの結果によると、トランスジェンダーで43.5%、非異性愛者では45.8%の方が、「性的少数者であることが要因で暴力などを受けた経験がない」と答えています。逆をいえば半数以上の回答者は暴力などのつらい経験をしていることになり、その割合の高さには驚かされます。また、6割以上の方が、「学校の同級生・先輩・後輩など」から暴力などを受けたとしています。そして一番の理解者であってほしい家族である「父母」からの暴力などが3番目に高く、つらい現状がうかがえます。さらに、「死んでしまいたいと思ったことがある」と回答した人が、トランスジェンダーで61.2%、非異性愛者で51.8%にも上り、続いて多かったのは、「将来に希望を持つことができない」という回答でした。性的少数者であるという事実だけが影響したかどうかははっきりしませんが、この数値は非常に高く感じられます。性的少数者の人たちが抱える苦悩の一端が読み取れます。■覚えておきたい心構え3つ親としては、子どもにそうした様子が見られた場合も想定した対応の仕方として、リーフレットでは3つのアドバイスが送られています。【大切にしたいこと】●肯定的な言葉を使う●カミングアウトを肯定的に受け止める●アウティング(他言)しない具体的にどのようにすればいいのでしょうか?▼肯定的な言葉を使う性自認や性的指向を表現する言葉が多くある中で、中には性的少数者が不快に感じてしまう否定的な言葉もあります。<差別用語の代表例>「普通の人」や「ホモ」、「オカマ」、「オネエ」、「レズ」、「オナベ」、「ニューハーフ」<肯定的な言葉>「レズビアン」、「ゲイ」、「バイセクシャル」、「トランスジェンダー」これまで意識せずに使ってきた言葉には、その気がなくても相手を傷つけてしまう可能性があります。こういった情報をきちんと自分の中で取り入れていくことの必要性がわかります。▼カミングアウトを肯定的に受け止める自身の性自認や性的指向を他の人に打ち明けることを「カミングアウト」といいます。カミングアウトは大変勇気がいるため、信頼している相手だからできる場合が多いようです。だからこそ、もしカミングアウトされたら、肯定的に受け止めてあげましょう。▼アウティング(他言)しない「アウティング」とは、他人の性自認や性的指向を本人の許可を取らずに他の人に話すことをいいます。当事者が意図しないところで、個人のセクシュアリティが知られてしまうと、当事者が傷つき、精神的に追い込まれてしまう可能性もあります。SNSなどでの発信にも十分に注意したいですね。ここまで、性の多様性について、長崎県が発行したリーフレットを元に学んできました。性的少数者の中には、幼少期に学校や家庭の中で理解してもらえず、つらい思いをした人が多くいることもわかりました。性的少数者が自分の性別に違和感を自覚しはじめる時期については、56.6%が「小学校入学以前」だというデータ(※2)もあり、幼い頃から自らの性について思い悩んでいる子どもが多いことがわかります。そうした子どもたちに対して、周囲の大人がどのように受け止めるかは、その子どもの将来にも大きく影響してくるといえそうです。また、子どもに正しい知識と対応方法を教えてあげることで、子ども自身にも差別意識がなくなり、多様な性を柔軟に受け止められることにつながります。まずは親が知識を身につけ、子どもたちにも伝えていくことで、多様な性が当たり前の社会を、軽やかに進んでいってくれることでしょう。【多様な性への理解と対応 ハンドブックとは】長崎県では、多様な性のあり方への理解を深める一環として、県内の性的少数者支援団体「Take it! 虹」(ていく いっと にぃじぃ)と協働して、性の多様性に関する正しい知識や対応などについて、わかりやすく解説したハンドブックを作成。このハンドブックは「令和2年度人権啓発資料法務大臣表彰」の「出版物部門」において「優秀賞」を受賞。長崎県: 「LGBT等(性的少数者)について正しい理解をしましょう」 ※1.データ参照元:電通ウェブサイト 「電通、「LGBTQ+調査2020」を実施」 ※2.データ参照元:公益社団法人 日本小児保健協会 「性同一性障害と思春期」/中塚幹也
2021年11月05日株式会社幻冬舎メディアコンサルティング(本社:東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目9番7号、代表取締役:久保田貴幸)は、新刊「多様性が日本を変える」(著者:鈴木 雄二)を9月27日に発売いたしました。『多様性が日本を変える』詳細多様性(ダイバーシティ)が日本を変える | 話題の本ドットコム : 書籍内容世界で存在感を示せなくなった日本にとって再び国際社会で活躍するために必要な「真の多様性」とは?日本で行われている建前ばかりの男女雇用機会均等やダイバーシティ経営は、むしろ「やったつもり」になることで現実を見る目を曇らせてしまいます。文化や歴史、習慣など世界との違いを学び、受け入れるところから本当の多様性が身につきます。そうすることで、「失われた30年」を脱し、日本人がグローバル社会で活躍できるようになるのです。かつて世界第1位の国際競争力を誇っていた日本は、バブル経済崩壊後、低下の一途をたどり、革新的なものを生み出すこともほとんどできていません。この30年で、パソコンとインターネットが結びつき、巨大なコミュニケーション環境下で新たな価値観、文化が醸成されました。しかし、日本は多様性や型破りを認めようとしない社会です。「男女平等」「女性活躍推進」「ダイバーシティ経営」などが盛んに口にされていますが、日本のジェンダー・ギャップ指数はランクを下げ、最新の調査で156カ国中120位でした。この調子では、イノベーションは生まれません。本書では、ブラジルで生まれ、アメリカの大学で数学を学び、アフロアメリカンの女性と国際結婚、また重量物ダンボールの会社を世界各国で大きく発展させてきた著者が、教育、ビジネスにおいて現在の日本の問題点をあぶり出し、今後、日本人が国際社会でどう活躍していくべきかを提案します。目次はじめに第1章 なぜ世界で日本人は活躍できないのか・さまざまなランキングで順位を下げる日本・成功体験が捨てられず、過去の栄光にしがみつく・「日本って結構いけてるんじゃないの」という強がり・コロナ禍が見せてくれた日本の今・一度ルールをつくると、それが変えられない第2章 社会構造、偏見、教育制度……グローバル化を阻む日本特有の問題点・教育現場も同質であることを奨励している・学びたい人すべてを受け入れる教育体制をつくる・日本での合弁会社経営で学ぶ・「士農工商乞食ダンボール」!? 通産省のお役人が発した驚くべき言葉・昔も今も、日本の常識は世界に通用しない・そもそも会社は誰のもの? ひとり歩きする「ガバナンス」という言葉・当時の経営陣はお飾り? キャッシュフローの見方も知らないとは!・海外では非常識! 中小企業を追い詰める「手形決済」「個人連帯保証」・「平社員が飛行機で来るとは、生意気だ! 」 大事なのは効率ではなく序列・「身内かよそ者か」がいちばん重要 とりあえず、なんでもタグ付け!・結局、良し悪しの判断基準は「金があるか、ないか」だけ・再び、一人で始める決断をした第3章 欧米諸国から学ぶ、日本に必要な「真の多様性」・「外国」とはどこの国のこと? 「外国人」とは誰のこと?・中国進出を不安視する日本企業 出資を申し出てくれた世界の企業・『毛沢東語録』と『論語』を読んで中国へ 異文化を学び、受け入れるのは楽しい・名言「中国人の言葉は紙よりも重い」 その言葉を信じてみたら……・「なぜ工場内に床屋があるの?」 素直だけれど、したたかな中国人・「日本のやり方はこうだ」とは絶対に言わない “とことん現地主義"こそ海外事業の鉄則・配慮の欠如による失言で痛い失敗をしたドイツでのこと・イギリス人が誇る医療制度に受けた感銘第4章 世界のトップ企業が行う「ダイバーシティ経営」多様な人材を集めれば、個人・組織が成長できる・誰が会社に必要な人材か、第三者が判定する・採用の決め手はたったの3つ 「華やかな履歴書」も大歓迎!・社員の解雇に心を痛めなくなった理由・日本では考えられない、奇人・変人大歓迎という発想・仕事しか頭にない経営者を脱すること・自分に無関係な人間など一人もいない第5章 日本を愛せば多様性への理解はさらに深まる――グローバル社会で“日本人の強み"を活かせ・自分を知ることが相手への敬意につながる・「クールジャパン」で満足していていいのか?・「お座敷は日本文化の縮図」 外国人初の芸者・紗幸さんが教えてくれた本当の日本の美しさ・「外国人には分からない」というのは負け惜しみ・受け継ぐ者は「その文化をいかに愛しているか」を基準にすればいい第6章 「真の多様性」を受け入れて、世界をリードする国となれ・「これが絶対! 」は存在しない 科学的思考をしよう・妬み嫉みからは成長も創造も生まれないことに気づく・失敗して「よかったね! 」と言えるようになる・多様な社会に欠かせない「憲法」について常に議論する・日本が『なくてはならない国』になるためには? 私の医療立国論特別対談1 坂東眞理子×鈴木雄二危機のなかにある日本――居心地の良さを脱することから・緊急時でも「強制ができない」それが日本の限界・ぬるま湯に浸かり過ぎて、“茹でガエル"化する日本・挑戦しなければなにも始まらない・「ありのまま」「自分らしく」で逃げていない? いくつになっても成長し続ける人間であってほしい・自分自身が確固とした価値観をもつことが大切特別対談2 広中平祐×鈴木雄二間違えない人間はいない。その経験が人を新たなスタート台に立たせる・特異点解消は、つまりダンボールにすること・ピアノも数学も……。「これだ! 」と思ったら、のめり込む・一度、失敗した人間のほうがいい、という発想は日本にはない・モビリティに富んだ社会をつくるおわりに書籍概要書籍名 :多様性が日本を変える著者:鈴木 雄二価格:1650円(税込)体裁 :200ページISBN-10: 4344934377出版社 :幻冬舎メディアコンサルティングURL: 多様性(ダイバーシティ)が日本を変える | 話題の本ドットコム : 著者プロフィール■ 鈴木 雄二/スズキ ユウジトライウォールグループ取締役会長・CEOブラジル・サンパウロ市出身。シカゴ大学大学院数理統計学修士。1972年1月、トライウォールコンテナーズ アメリカ本社(NY)入社。1973年9月、同社・福岡製紙株式会社との合弁契約締結。1974年2月、トライウォール福岡コンテナーズ(日本)株式会社(トライウォール株式会社の前身)設立、1996年1月末まで同社総責任者。1995年12月、トライウォール株式会社を独自資本にて再設立、同社代表取締役社長。1996年2月より事業を開始。2010年6月、グループ持株会社の拠点をトライウォール株式会社からトライウォールリミテッド(香港)に移転。会長兼CEO。会社概要商号 : 株式会社 幻冬舎メディアコンサルティング代表者 : 代表取締役久保田貴幸所在地 : 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-9-7設立 : 2005年6月27日資本金:42,250千円事業内容 : 出版を通じた企業のブランディング支援・コンサルティング業務URL : 本記事に関する問い合わせはこちら株式会社幻冬舎ウェブマ〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目9番7号TEL:03-5413-0701URL : E-Mail: info@gentosha-webma.com ▼学びは本からというあなたへ「話題の本.com」話題の本.com(ドットコム) | 学びは本から!というあなたへ。 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年09月30日一般社団法人スマートライフ協会(本部:東京都中央区、代表理事:酒井 康光)は健康や免疫に密接に関わっている「腸内フローラの多様性」に着目し、ルミナコイドが腸内フローラへ及ぼす効果を検証するため、独自のダイエットプログラムを開発しました。今回のダイエットプログラムは、株式会社Smart Lab(スマートラボ)が開発した「ルミナコイド健康食品・Lulumilk(ルルミルク)」を使用した、管理栄養士指導による完全オンラインプログラムです。本日より2021年9月28日(火)まで本プログラムに参加可能なモニター募集を開始します。腸活美肌ルミナコイドダイエットマーク■「腸活美肌ルミナコイド」ダイエットプログラムの特徴・事前にオンラインで食事・生活習慣などに関するヒアリングを実施。・3ヶ月間、週1回30~60分間の完全オンライン型プログラムを実施。・事前、事後で被験者の腸内細菌検査を行い、腸内フローラの変化を測定。・管理栄養士が食事や生活習慣に関する指導・助言を実施。・ルミナコイド健康食品「ルルミルク」の使用。・行動変容誘導に有効と考えられている「動機づけ面接(MI:Motivational Interviewing)」を活用し、被験者自身の自主性を喚起。・人が持つ細胞品質管理機能である「オートファジー」を稼働させる16時間絶食も活用。・継続実施可能なプログラム内容を被験者が自己選択。・毎日の食事、運動、体重、排便などを記録し、1週間毎に徐々にライフスタイルの変容を促す。・普段の生活の中で取り入れられる筋力強化方法、睡眠の質の向上法、肩こりを改善する血行促進ファッシャ運動法、法令線緩和顔体操など、食・運動・睡眠など包括的に取り組む。■モニター応募条件募集サイト: サイト内の応募条件詳細をご確認の上、ご承諾いただける方はご応募ください。■応募要項募集締切:2021年9月28日(火)18:00募集人数:9人~12人応募方法:一般社団法人スマートライフ協会のモニター募集サイトの応募フォームから必要事項を記入の上、ご応募ください。応募サイトQRコード参加費用:無料(管理栄養士費用は一般社団法人スマートライフ協会が、「ルミナコイド健康食品・ルルミルク」及び腸内細菌検査費用は、株式会社Smart Labが負担します。)選考方法:応募者宛にメールまたは電話によるヒアリングを行い、社内協議の上決定。実施期間:2021年10月上旬より3ヶ月間。使用するルルミルクの詳細: ■腸内フローラの多様性の重要性アレルギーや自己免疫性疾患、動脈硬化、肥満、うつ病、自閉症、腸疾患、がん、非アルコール性脂肪肝などと腸内細菌叢の多様性の欠如(ディスバイオシス)と相関係数があることが既に明らかになっています。一般社団法人スマートライフ協会は、ウェルネスなライフスタイルのための食を中心とした知識を学ぶ講習や講演などを行っています。ダイエットについても一過性の無理なダイエットではなく、持続可能な生活習慣への移行こそが大切と考え今回、腸内フローラの多様性維持に不可欠な「ルミナコイド」が容易に摂取できるルミナコイド健康食品が発売されたことを受けて、これを活用したオンライン型のダイエットプログラムを開発しました。ディスバイオシスと疾患の図■腸内フローラの多様性に不可欠なルミナコイドルミナコイドとは日本食物繊維学会が命名した食物繊維に代わる新しい概念で、「ヒトの小腸内で消化・吸収されにくく、消化管を介して健康の維持に役立つ生理作用を発現する食物成分」です。ルミナコイドは、難消化性多糖類や糖アルコール、難消化性でんぷんや難消化性たんぱく質なども含むため、従来の食物繊維の概念ではくくれないため、学術的に使用されてきた用語です。(下図:ルミナコイドの分類/出典:日本食物繊維学会)ルミナコイドの図アレルギーなどの現代病の原因も腸内フローラのディスバイオシスが一因である可能性が指摘されています。このディスバイオシスの原因として挙げられているのが、食物繊維などのルミナコイドの摂取量の不足、抗生物質の服用、過度なストレスなどです。現代は食物繊維などのルミナコイドの摂取量が大変不足していると推察されています。「日本人の平均食物繊維摂取量は、1950年頃には一人一日20gを超えていましたが、穀類・いも類・豆類の摂取量の減少に伴い、減少傾向にあり、最近の報告によれば、平均摂取量は一日あたり14g前後と推定されています。」(出典:厚生労働省e-ヘルスネット「食物繊維の必要性と健康」)(下図:日本人の食物繊維摂取量の推移/日本食物繊維研究会誌1.1.1997)食物繊維摂取量推移図人類と共生常在菌たちとの長い歴史の中で、腸内フローラが私たちの免疫力に多大なる影響を与える存在になってきています。地球環境や生態系が生物の多様性で成り立っているように、腸内フローラも多様性が最も重要です。そして、この多様性に不可欠なものが食物繊維などの難消化性・難吸収性食物成分であるルミナコイドです。■ルミナコイド摂取による腸活美肌効果に期待ルミナコイド健康食品ルルミルクを56週間飲用したモニターの腸内細菌叢検査にて、ルミナコイド健康食品の摂取で腸内細菌数が変化し、「腸内乳酸菌の増加」、「美肌に関連するビタミン合成菌や表皮ブドウ球菌の仲間の増加」、「アレルギー反応を抑制するとの報告のある細菌の仲間の増加」等の調査結果が少人数とはいえ得られており、今回モニター数を増やし、より確度の高いデータ収集による理論づけを計画しています。■一般社団法人スマートライフ協会プロフィール一般社団法人スマートライフ協会は、腸活(腸機能活性化)・腸育(腸内常在菌の多様性育成)などの正しい知識とそれを実践・支援する活動を行っています。特に「血液循環と腸内環境」を良くする普段の食生活、「常在菌や自律神経」のバランスを整える賢いライフスタイルへの移行を支援するための啓蒙活動を行っています。商号 : 一般社団法人スマートライフ協会所在地 : 〒104-0061 東京都中央区銀座1-22-11 銀座大竹ビジデンス 2F代表 : 代表理事 酒井 康光電話 : 03-3833-4395(受付時間:土日祝日を除く平日 9:00-17:00)E-mail : info@smart-life.org ホームページ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月16日多様性やLGBTについて知ったり、考えるきっかけとなる絵本を親子で読んでみたりするのははいかが? 言葉で説明するのは難しいテーマだけど、絵本でなら子どもが楽しく読みながら学べて、そして考えることができるはず。絵本を紹介してくれたのは、モデルで絵本ソムリエのアンヌさん。多様性とLGBTの内容がスッと入ってくるストーリーと、可愛い絵で描かれているものをそれぞれ4冊ずつピックアップ。親子でぜひ読んでみて。<contents>#01多様性がテーマの絵本4選#02LGBTがテーマの絵本4選多様性がテーマの絵本 #01世界には自分と違う見た目や価値観を持つ人がいっぱいいる!『せかいのひとびと』 世界中の人々の肌や目の色などの見た目のほか、価値観や文化など、それぞれの違いがひと目でわかる絵がたくさん描かれた絵本。子どもに限らず私たちは日常のなかで、よりたくさん目に触れたものを“常識”として認識してしまいがち。例えば、肌の色は黄色で、目の色は黒色、足は2本で、指は5本であること。それ以外は、無意識に“変わっている”と捉えてしまったり……。こちらの絵本を読み、世界を見渡してみると、みんなに違いがあること、そしてそれがおかしなことじゃないということに改めて気づかされる。子どもたちにとっての常識が広がるきっかけになるはず!アンヌさんのコメント「世界には数えられないほどの違いがあるとわかる図鑑のような絵本。鼻も、髪型も、遊び方も、信じてる神様だってそれぞれです。この多様な世界に生きることがどれほど素敵か。説得力のある言葉と繊細な絵で描かれたロングセラー」『せかいのひとびと』作:ピーター・スピアー、訳:松川 真弓(評論社)対象年齢:6歳くらいから多様性がテーマの絵本 #02同じ仲間でもそれぞれ個性がある!『みんな おなじ でも みんな ちがう』 ソラマメ、たまご、サクランボなど、同じ種類の動植物が、見開き2ページにたくさん並べられている絵本。並べられているから、同じ種類でもみんな見ためがちょっとずつ違うことに気づくはず。親子でそれぞれの違いを見つけながら、楽しく読んでみてはいかが? 人間だって同じ種類の生き物だけどそれぞれ違いがある、ということを親子で話し合いたい。アンヌさんのコメント「多様性がひと目でわかる、なるほど納得のユニークで奥の深い写真絵本。アサリの貝殻でも、ひまわりの種でも、うずらの卵でも、みんなそれぞれ大きさや柄があって違う。考えさせられます。同じということ、違うということについて」『みんな おなじ でも みんな ちがう』文:奥井一満、写真:得能通弘、AD:小西啓介(福音館書店)対象年齢:4歳から多様性がテーマの絵本 #03メガネも歯ぬけも髪がなくてもみんな個性!『ええやん そのままで』 車いすの子や盲導犬を連れている子、髪の毛がない子などがカラフルな絵で描かれており、それぞれの個性に対して「ええやん そのままで」と関西弁で肯定していく絵本。自分や他人の個性を認めることを楽しく学べる。アンヌさんのコメント「『ええやん』という関西の言葉で訳されたリズミカルな励まし。小さくたって、メガネだって、たまにはお風呂でランチしたって……。自分の個性、多様な他者を温かみとおかしみで包み込んでくれるような作品。子どもも大人もきっと自分と周りが好きになります」『ええやんそのままで』作:トッド・パール、訳:つだゆうこ(エルくらぶ)対象年齢:3歳から多様性がテーマの絵本 #04個性に悩むカメレオンの姿が描かれたストーリー『じぶんだけのいろ』 動物にはたいてい決まった肌の色があるけれど、カメレオンは行く先々で変化する。こちらの絵本では、決まった肌の色がないカメレオンが、みんなと違うということに悩んでいる姿が描かれる。カメレオンの気持ちを親子で考えながら読んでみてはいかが? 内容はもちろん、アートのようなおしゃれな絵で飾りたくなる1冊。アンヌさんのコメント「オウムは緑。ブタは桃色。みんなは自分の色があるのに、カメレオンは行く先々で色が変わります。そのことになげいていると、目の前にもう1匹のカメレオンが! 自分らしさって、なに? みんなそれぞれでいいんじゃない? 絵のタッチも魅力的な作品」『じぶんだけのいろ』作:レオ・レオニ、訳:谷川 俊太郎(好学社)対象年齢:特になしLGBTがテーマの絵本 #01王子様と王子様の恋愛ストーリー『王さまと王さま』 < 王子様が王子様に恋をして結婚する >というストーリーが描かれる。こちらの絵本の1番の見どころは、王子様同士の結婚を、王女様などの周りの人間が驚くことなく受け入れている様子まで描かれているということ。子どもたちがこれを読めば、男性同士が結婚することも“普通のことなんだ”と認識できるはず。アンヌさんのコメント「王子様と王子様が一緒になる昔話スタイルのお話だってあるべきです。何も驚くことはありません。そんなテンションの語り口と、多様性を尊重する内容はとても現代的。そしてデッサンとコラージュを用いた絵もおしゃれで見入ってしまいます! 」『王さまと王さま』作:リンダ・ハーン、スターン・ナイランド、訳:アンドレア・ゲルマー・眞野 豊(ポット出版)対象年齢:特になしLGBTがテーマの絵本 #02パパがふたりの家庭は変なことじゃない!『マチルダとふたりのパパ』 こちらの絵本の主人公、マチルダにはパパがふたり。その事実を知ったマチルダのお友達は、< ふたりもパパがいるマチルダのお家はきっとおもしろいことがいっぱいあるはず >と思い、ワクワクしながらマチルダのお家へ。でも、行ってみてガッカリ……。それは自分のお家と全く変わらない暮らしをしていたから。さまざまなカタチの家族があるということを、ストーリーを通して知ることができる絵本。アンヌさんのコメント「パールはマチルダと友達になりました。ある日、招待されてお家に行ってみると、期待はずれの展開に。どんな家族もそれぞれだけど、同じように“普通”だと伝わるチャーミングな作品です。見返しの部分にもさまざまな家族構成の絵が」『マチルダとふたりのパパ』作:メル・エリオット、訳:三辺律子(岩崎書店)対象年齢:5才くらいからLGBTがテーマの絵本 #03家族の数だけ家族のカタチがある『いろいろいろんなかぞくのほん』 シングルファーザー&マザー、おじいちゃんっ子、おばあちゃんっ子などなど……。家族の数だけ家族のカタチがあるということを、チャーミングな絵とともに表現した絵本。いろいろな家族のカタチがあることを絵本を通して知ることができたら、家族のイメージが凝り固まることはなくなるはず。アンヌさんのコメント「私たちの周りをよく見てみると、実際にはいろいろな家族のカタチがあるんだと目を開かせてくれる作品。ママがふたりの家、パパだけの家、それに住む家も食べるものもさまざまです。たくさんの違いをユーモアたっぷりに映し出し、違うことへの抵抗がなくしてくれます」『いろいろいろんなかぞくのほん』文:メアリ・ホフマン、絵:ロス・アスクィス、訳:すぎもと えみ(少年写真新聞社)対象年齢:小学校低学年からLGBTがテーマの絵本 #04オス同士のペンギンたちが恋をし子どもを授かるためにしたこととは……『タンタンタンゴはパパふたり』 オスのペンギン同士が子育てをする様子が描かれた1冊。オス同士なので、もちろん妊娠することはできないけれど、飼育員さんがあることをしてふたりは子どもを授かることができる。男同士が恋愛をするだけでなく、子どもをつくる問題にまで踏み込んだ、ディープな内容をやさしいタッチの絵とやわらかい言葉で表現した絵本。アンヌさんのコメント「ニューヨークセントラルパークの動物園にはいろいろな家族がいます。とりわけ飼育員の目を引いたのが、仲よしのロイとシロ。2匹のオスペンギンもみんなと同じように巣をつくり……。実話に基づいた作品ですが、動物の世界にもこういうことがあるのだという驚きがあり、そして家族は多様だという認識が自然に育つ作品です」『タンタンタンゴはパパふたり』作:ジャスティン・リチャードソン、ピーター・パーネル、絵:ヘンリー・コール、訳:尾辻かな子、前田和男(ポット出版)対象年齢:特になし教えてくれた人Anne(アンヌ)さんモデル・絵本ソムリエ。1971年東京生まれ。14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒。 映画、エッセイ、旅、ワインなどのコラム等の執筆を手がける。出産を期に子供の発育と絵本の読み聞かせに関心を持ち、地域での読み聞かせボランティアとしても活動中。6歳の息子に読んで聞かせた本は793冊1202話。現在所持する絵本は約1000冊。
2021年08月31日■前回のあらすじ実母に気を使いながら娘の服の好みを電話で伝えようと苦心していると、いきなり娘がストレートに「ヒラヒラの服より木登りできるズボンがいい」とド直球に伝えてしまい…。 >>1話目を見る ■ママが思い込んでいただけ?あれだけママがなんて言おうか悩んでいたのに、自分の好みをあっさり伝えてしまった娘。そんな孫娘ちゃんの奇襲に、母は…!?孫のお願いをあっさり受け入れた母!そして実母の切り替わりの速さに驚きのママだったのですが…。自分の母は“こんな人”という思い込みがあったけど、話してみたらわかり合えた!「いろんな人がいて、いろんな個性があって、いろんな好きがある」そんな「好き」を大事にしていきたいと思いながらも、身近な人こそ「こう思っているんだろう」と決めつけてしまうことが起こりがち。でも、それって話してみなければわからないこともたくさんある。例えば「女だから・男だから」「若いから・年を重ねているから」「〇〇出身だから」そんな決めつけから解放されると、ずっと楽になることもあるのかもしれませんね。ママは、これからさらに楽しく子育てがしていけそう!
2021年07月03日