2020年4月23日、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)による肺炎で、俳優の岡江久美子さんが逝去。コロナウイルスの感染による63歳という若さでの旅立ちは、多くの人に衝撃を与えました。大和田美帆、母・岡江久美子について想いを明かす同年5月4日、岡江さんの実娘である俳優の大和田美帆さんがブログを更新。大切な人の死は、誰もが受け入れがたいもの。岡江さんが亡くなってからおよそ10日が経ち、美帆さんはやっと現実を受け入れて涙を流すことができるようになったといいます。それでも岡江さんの死を信じられない美帆さんは「ちゃんとした区切りをつけていないというのも理由の一つにあるのかもしれません」と思いを明かしました。コロナウイルスによる死で、家族は『気持ちの整理』ができず指定感染症で亡くなった場合、感染者の遺体は厚生労働省の指導のもと袋に包まれて速やかに火葬されます。そのため、岡江さんの家族は火葬に立ち会うことができませんでした。また、コロナウイルスが感染拡大している現状を考慮し、岡江さんの通夜や葬儀、『お別れの会』は未定とされています。葬儀などは残された人が気持ちの整理をするための大切な時間です。それらが行えないことについて、美帆さんはこのようにつづりました。死顔を見ること、家族で泣き合うこと、葬儀をすること、弔問に来てくださる方に直接ご挨拶すること。それらすべてが残された者にとって気持ちを整理する大切な儀式なのだと気づかされます。いつか、母がお世話になった皆様とのお別れ会ができますように。それが今の目標です。父とは、お互い励まし合い、なんとかやっています。父が母をどれだけ愛していたのか今も愛しているのかを知ることができて娘としては嬉しく、そして切なくなります。ご心配をおかけしておりますが私の友人や母の友人、薬丸裕英さんをはじめとする母の仕事関係の方々からの直接会えなくても伝わってくる思いやりや優しさに包まれて父も私も支えてもらっています。そのどれもが母からのギフトのようで有り難くお気持ちを頂戴しています。気にかけてくださる全ての方に感謝です。大和田美帆オフィシャルブログーより引用事態が収束した後、『お別れ会』を行うことが今の目標であるという美帆さん。気持ちの整理ができていないのは、きっと美帆さんだけではないでしょう。岡江さんの夫である俳優の大和田獏さんは、岡江さんの遺骨を自宅で受け取った際「こんな形の帰宅は本当に残念で悔しくて悲しい」と思いを明かしていました。美帆さんは、ブログを読む多くの人に向けてメッセージを送っています。私たちだけじゃない。日本中、世界中で同じようにコロナウイルスで家族を亡くした遺族がたくさんいらっしゃる。今は自粛生活の中で誰にとってもとても窮屈な日々ではありますがこの辛抱が、いつか訪れるであろう平穏な日々や、会いたい人に会える扉に繋がっていると信じています。皆さまどうかどうかご自愛ください。大和田美帆オフィシャルブログーより引用読んでいるだけで深い悲しみや無念が伝わってくる、美帆さんの文章。ブログには「親を亡くしているので気持ちが分かります」「無理はせず、頑張ってください。応援しています」「文章を読んでいて泣いてしまいました」といったコメントが数多く寄せられました。美帆さんがいうように、世界中にコロナウイルスによって大切な家族を失った人がいます。そして、遺族は日に日に増えているのが現実です。1日でも早くこの事態を収束させられるよう、今は耐え忍びたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月05日女優の大和田美帆が26日、自身のブログを更新し、新型コロナウイルスによる肺炎のため23日に亡くなった母で女優の岡江久美子さんとの思い出をつづった。美帆は「たくさんのお悔やみの言葉、励ましの言葉に今の父と私は支えられています。本当に有り難うございます」と書き出し、「またテレビで母の特集を見たりコメントしてくださった近しい方々のお言葉を聞いて、少しずつ、心と体が理解しはじめてはいますが、未だに信じられないというのが正直なところです」と心境をつづった。24日に岡江さんの遺骨が夫で俳優の大和田獏のもとへ届けられたことにも言及。「一昨日、母は父の元に帰ってきました。母が帰ってくるまでに関わってくださった全ての方々に感謝いたします。色んな感情で心が苦しいですが少しだけ、安心しました」と感謝した。そして、「いまは何をしていても何を見ても母を想います。料理をしながら先月、母が『じゃがいもより長芋の方が免疫力がアップするらしいから作ってみた!美味しかったよ!今度作って持ってくね!』とポテトサラダの写真を送ってくれたことを思い出し、料理の手が止まってしまったり我が家のキッチンにある母が自分の分から袋いっぱいに詰めて分けてくれた黒ニンニクを見てこの時も、『免疫力あがるから!体にいいから!持って行きなさい!』って言ってたなぁと思い出し涙が止まらなくなります」と思い出をつづった美帆。「こうやって思い出してみるとちゃんと気にしてたのになぁ、免疫力。。黒ニンニクはなくなってしまうのがイヤでどうしても食べられません。いつも身体にいいものを調べて試してみて、良かったら勧めてくれる健康志向な母でした」と悔しさをにじませ、「母に怒られそうなので、、父も私もよく食べて元気でいなくてはいけませんね」と締めくくった。
2020年04月26日2020年4月23日、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)による肺炎で亡くなった、俳優の岡江久美子さん。63歳という若さで世を去った岡江さんに、夫である大和田獏さんを始めとする多くの著名人が、追悼のコメントを寄せています。岡江久美子の訃報に夫・大和田獏がコメントネットでは生放送前だった薬丸裕英を心配する声も岡江久美子の訃報に大和田伸也がコメント弟夫婦への『想い』に、涙する人が続出「朝は『はなまる』からスタートしていた」の声も薬丸裕英の投稿に涙娘の大和田美帆が『悲痛な想い』を明かす同月24日、岡江さんの娘で俳優の大和田美帆さんが、ブログを更新しました。大和田さんは、「母親が亡くなったことが実感できない」といい、次のようにつづっています。17日間、私と父は何も出来ませんでした。近くに行って手を握ることも母が好きだったミュージカルの曲や可愛がってくれた孫の声を聞かせることも出来ませんでした。亡くなった連絡が来ても駆けつけられず、家にいるしかない。父とも一緒にいられず母にも一度も会えず今はどこかで遺骨になって帰ってくる母をただ待っているだけです。大和田美帆オフィシャルブログーより引用同月6日、緊急搬送された岡江さんはそのまま入院。大和田さんは、母親が亡くなるまでの17日間は何もできなかったといいます。「顔を見ることはおろか、火葬にも立ち会えず、遺骨をただ待っているだけ」と、悲痛な想いを明かしました。そして、ブログを見ている人々へ、メッセージをつづっています。コロナウイルスは、本当に恐ろしいです。私たち家族のような悲しい思いを誰にもしてほしくありません。今はただそれぞれがそれぞれの場所でできることを。大和田美帆オフィシャルブログーより引用「私たちのような悲しい思いをしてほしくない」と、コロナウイルスの脅威を訴え、可能な限りの感染予防を呼びかけました。ブログには、大和田さんを気遣う声や、岡江さんの死を悼む声が寄せられています。・大和田さんのブログを読んで、涙が出ました。ご冥福をお祈りいたします。・岡江さんのハツラツとした笑顔が大好きでした。ご家族もつらいと思いますが、どうかお身体をご自愛ください。・コロナがこわい、憎い、悔しいです。大和田さんはどうか、岡江さんが生きられなかった分、頑張って生きてください。大和田さんは、「大好きだった母親との思い出がたくさんあるので、今度書きますね」と、ブログを締めくくりました。コロナウイルスにより命を奪われた遺族の悲しみは、計り知れません。今は一人ひとりが感染予防に取り組み、不要な外出をさけて過ごすのが大切でしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年04月24日2020年4月23日、俳優の岡江久美子さんが新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)による肺炎で亡くなりました。63歳という若さで世を去った岡江さん。同日、世間に公表された訃報に対し、夫の大和田獏さんは追悼のコメントを寄せています。岡江久美子の訃報に夫・大和田獏がコメントネットでは生放送前だった薬丸裕英を心配する声もそんな中、義兄であり俳優の大和田伸也さんがTwitterを更新。大和田さんにとって弟である獏さんと、義妹である岡江さんに対し、次のような想いを述べました。獏と二人は、自慢のすばらしい夫婦でした。私にとりましても、久美ちゃんは最高にかわいい、いい義妹でした。獏から入院していると聞いた時、まさかこんな日が来るとは思ってもいませんでした。残念です。悔しいです。若い頃からの思い出は尽きません。 大和田伸也— 大和田 伸也 (@oowadashinya) 2020年4月23日 弟夫婦のことを「自慢の素晴らしい夫婦」と称し、岡江さんの訃報に悔しさと無念さをにじませた大和田さん。同じ俳優としてはもちろん、家族としてたくさんの思い出を共有してきたからこそ、胸に迫るやるせなさがあるのでしょう。【ネットの声】・残念でなりません。ご遺族の方々の気持ちを考えると、胸が苦しいばかりです。・岡江さんの明るい笑顔とサバサバとした性格が大好きでした。ご冥福をお祈り申し上げます。・義兄妹で共演されている番組を見たことがあります。とてもいい家族関係だと思っていました。突然の別れは、家族にとって大きな喪失感や悲しみをもたらします。誰よりも近くで見てきたからこそ、悔しい思いもあるでしょう。コロナウイルスの脅威にさらされた私たちが、これ以上苦しむ家族を増やさないためにできることは何かを考えさせられますね。[文・構成/grape編集部]
2020年04月24日女優の大和田美帆が24日、自身のブログを更新。母で女優の岡江久美子さんが新型コロナウイルスによる肺炎のため23日に亡くなったことを受け、心境をつづった。美帆は「最愛の母が本当に亡くなってしまったとまだ、実感できずに娘の寝顔を見ています」と書き出し、「SNSや携帯にお悔やみの言葉も沢山頂戴し、本当にありがとうございました。気持ちが落ち着いたら、必ずお返事書きます」と伝えた。そして、「17日間、私と父は何も出来ませんでした。近くに行って手を握ることも母が好きだったミュージカルの曲や可愛がってくれた孫の声を聞かせることも出来ませんでした。亡くなった連絡が来ても駆けつけられず、家にいるしかない」とつづり、「父とも一緒にいられず母にも一度も会えず今はどこかで遺骨になって帰ってくる母をただ待っているだけです」と無念の思い。続けて、「コロナウイルスは、本当に恐ろしいです。私たち家族のような悲しい思いを誰にもしてほしくありません。今はただそれぞれがそれぞれの場所でできることを」と呼びかけ、「大好きだった母との思い出、たくさんたくさんあるので、今度書きますね」と記した。
2020年04月24日女優の岡江久美子さんが23日朝、新型コロナウイルスによる肺炎のため63歳で亡くなった。所属事務所は同日、夫で俳優の大和田獏と娘で女優の大和田美帆のコメントを発表した。2人は連名で「岡江久美子が4月23日5時20分に新型コロナによる肺炎の為、永眠いたしました事をご報告いたします。今はただ残念で信じがたく、悔しくて悔しくて他は何も考えられない状態です」と胸中を吐露し、「どうかそっと送って頂きたいと願っています」とつづった。そして、「仕事関係者の方々、ファンの皆様、ご友人の皆様、長いお付き合いを感謝致します。また、全力を尽くして治療にあたって頂いた医療関係者の皆様に心から感謝いたします。ありがとうございました」と伝え、「皆様、コロナウイルスは大変恐ろしいです。どうかくれぐれもお気をつけください」と呼びかけた。岡江さんは今月3日に発熱し、4~5日様子を見るよう言われていたが6日朝に急変し、都内の病院に緊急入院。すぐにICU(集中治療室)にて人工呼吸器を装着し、その後、PCR検査で陽性と判明した。懸命な治療を続けるも完治には至らず、息を引き取った。
2020年04月23日俳優の大和田伸也が23日、同日亡くなった女優・岡江久美子さんについて自身のTwitterでコメントした。大和田は「義妹 岡江久美子のお問い合わせが来ておりますので、コメントさせていただきます」とした上で、「獏と二人は、自慢のすばらしい夫婦でした。私にとりましても、久美ちゃんは最高にかわいい、いい義妹でした。獏から入院していると聞いた時、まさかこんな日が来るとは思ってもいませんでした。残念です。悔しいです。若い頃からの思い出は尽きません。大和田伸也」とコメントした。大和田伸也は、岡江さんの夫・大和田獏の兄。
2020年04月23日俳優の高橋健介が16日、自身のTwitterを更新し、話題を呼んでいる。『ウルトラマンX』主人公・大空大地役、ミュージカル『刀剣乱舞』蜂須賀虎徹役、『テレビ演劇 サクセス荘』出演などで活躍する高橋。新型コロナウイルス流行で俳優陣たちも自宅待機が続く中、「自撮り繋ぎ」「歌つなぎ」「お絵かきリレー」など、様々なリレーが流行している中、自身のTwitterを更新する。更新された「このご時世なのに 誰からもバトン回ってこない俳優」というツイートには、自宅でバトンを受け取ろうとしている高橋が、後ろを振り返りながら首を捻る動画が埋め込まれていた。動画は現在27万回再生され、「めっちゃ笑いました」「誰からも来ないことってあるんだ」「面白すぎる」と話題に。「わざわざ動画編集しててすごい」と称える声や、「厚着してるけど部屋が寒いのかな」と高橋の部屋の温度を心配する声もあがっていた。このご時世なのに誰からもバトン回ってこない俳優。 pic.twitter.com/WcnD59I8iy— 高橋健介 April 16, 2020
2020年04月16日元AKB48で女優・タレントの大和田南那が29日、東京・新木場STUDIO COASTで開催中のガールズフェスタ「TGC teen 2019 Summer」に出演した。大和田は、AbemaTVの恋愛リアリティショー『オオカミちゃんには騙されない』とカジュアルブランド「SPINNS」がコラボレーションしたステージに登場。デニムのミニスカートにボーダーのトップスを合わせたコーディネートで、キュートな笑顔を見せながらランウェイを歩いた。初開催の同イベントは、東京ガールズコレクションがプロデュースする“令和teen”のためのガールズフェスタ。夏休み中の“ティーン世代”を抽選で2,000人無料招待し、人気モデルによるファッションショーやアーティストによるライブのほか、来場者やLIVE配信視聴者参加型コンテンツも実施。MCは人気急上昇中のお笑いコンビ・EXITのりんたろー。と兼近大樹が務める。撮影:蔦野裕
2019年07月29日●絵本は「後の世代にもつながっていく」2月1日に発売された絵本『らくがきボール』(小学館/作:鈴木のりたけとラグビー選手の仲間たち)。この絵本は、日本ラグビーフットボール選手会会長の畠山健介選手の熱意で実現したコラボ企画だ。そんな畠山選手が絵本が誕生した経緯のほか、自身もリスナーだと語るラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』や、9月から開催される『ラグビーワールドカップ2019』への思いを語った。○■バスケットボール部だった中学時代――まず、畠山さんの小学生時代についてお聞かせください。ラグビーを始められたきっかけは何だったんですか。母がラグビー好きだったので、地元に1つだけあったラグビースクールに兄を通わせていたんです。僕は母の送り迎えについて行っていました。そうしたら、当時から僕はかなり大柄だったので、コーチ陣から熱い勧誘を受けまして(笑)。8歳からラグビーを始めました。――中学時代はバスケットボール部に入られていたそうですね。そうですね。中学校にラグビー部がなかったので。土日はラグビースクールに通っていたんですが、当時は『SLAM DUNK』が流行っていたこともあり、平日はバスケットをしていました。――畠山さんがバスケットボールをされている姿は正直、想像がつきません(笑)。そこまでバスケを苦手に感じたことはなかったんですが、バスケットって接触プレーに対して、厳しくファウルにするじゃないですか。2日で4試合やるという大会があったときに、全試合で5ファウルで退場したことがありました(笑)。僕はすごくバスケットが好きなんですが、バスケットには愛されなかったですね(笑)。それに比べると、ラグビーとの相性はバッチリだったのかなと思います。○■構想から2年で実現した『らくがきボール』――その後は仙台育英高校、早稲田大学のラグビー部に進まれ、現在はプロとしてご活躍されています。今回発売された『らくがきボール』は畠山さんの熱意から生まれたそうですが、アイデアを思いついたきっかけをお聞かせください。僕も出場した2015年の『ラグビーワールドカップ』で、南アフリカに勝利したりと結果を出し、「これで日本の中でラグビーが変わる。メジャースポーツになっていく」と信じてやみませんでした。でも、現実はなかなか上手くいかなくて、もっと一般層にもラグビーを浸透させるには、もうちょっと違う方法が必要かなと考えていました。そんな折、僕は2人の娘がいるんですが、「絵本は自分が幼い頃に読んでいた定番のものを買い与えているな」と思ったんです。妻とも「これ、僕も読んでたよ」とか会話するなかで、「絵本は後の世代にもつながっていくものなんだな」という考えに至りました。――なるほど。ラグビー部がある高校もそんなに多くないですし、大学生や社会人になって初めてラグビーに触れる方も多いと思います。そうすると、ある程度価値観が出来上がった状態で急に現れた転校生感があるので、なじむのって時間がかかるんですよね。ではなくて、小さい頃から人生の一部にラグビーが組み込まれている状態にしたいなと。そういった思いと、先ほどの「絵本は後の世代にもつながっていく」という考えが僕の中でうまくマッチしたんです。――アイデアを思いついてから、絵本発売までどのように実現させていったんですか。日本ラグビーフットボール選手会の会長に就任した際に、その場で「これをやりたい」と提案しました。自分たちには何もノウハウがなかったのですが、選手会に携わっていただいている方のお母様が絵本作家で、小学館の担当の方を紹介いただき、結果的に絵本作家の鈴木のりたけさんに描いていただくことになりました。構想から2年かかりましたが、発売することができました。●有吉弘行『サンドリ』で生まれる化学反応○■絵本で「本当の意味でのダイバーシティが実現した」――鈴木さんの書かれた『らくがきボール』は、ラグビーボールの形をしているのが特徴的です。構想段階の下地を見たときに、震えるくらい感動しました。絵本は四角形だと思い込んでいた、自分の発想力の乏しさを実感しましたね(笑)。鈴木先生の「ボールなのに丸くないのが面白い」という着眼点がすごいですよね。ラグビー選手が企画して書こうと思ったら、押し付けのような説教臭いものになってしまったと思います。すごくキャッチーで面白い絵本にしていただき、本当に感謝してます。――確かに、ラグビーを何十年もやられている立場だと、ラグビーボールの形も当たり前に思ってしまいますよね。そうなんですよ。でも見渡してみると、楕円形のボールは、ラグビーボールとアメフトボールくらいしかないですよね。僕らにとってはそれが当たり前でも、違うジャンルの方がラグビーに触れたときに、こういう化学反応が生まれるんだなと。ラグビーは「ダイバーシティのスポーツ」とよく言われるんですけど、ラグビーと絵本作家さんという本当の意味でのダイバーシティが実現しましたね。――本書の最後には、畠山さんの「ラグビーはみんなでやるから楽しいんだ」というメッセージが書かれていますが、まさに『らくがきボール』も皆さんの協力で実現したんですね。先ほど「絵本は後の世代にもつながっていく」とお話しましたが、ラグビーボールもみんなでつないでいく大事なものです。本とラグビーボールはまったく違うものですが、そこのテーマは共通しているなと思いますね。○■ラグビー部の後輩に「僕も『サンドリ』聴いてます」――ところで、テレビ等のメディアにもよく出演されている畠山さんですが、ご自身は普段、どういった番組をご覧になりますか。ジャンルを問わず、色んなスポーツをずっと流してますね。というのも、自分の子どもにもスポーツを好きになってもらいたいんです。スポーツは、本当に人生を豊かにできると思っているので。あとは個人的に有吉(弘行)さんが好きなので、有吉さんが出ている番組は基本見るようにしています。――畠山さんは"ゲスナー"(ラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』のリスナー)でもありますよね。ご自身も同番組に何度か出演されています。ラジオでの有吉さんの発言がネットニュースになっているのを見て、「ラジオやってるんだ、有吉さんがやってるなら聴いてみよう」と思ったのが聴き始めたきっかけです。ネタを投稿するゲスナーさんの着眼点と文才に対して、「すごいな、頭いいんだろうな」と思って聴いてます。――『サンドリ』(『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』の略称)に出演後、周りの人からの反応はいかがでしたか。早稲田のラグビー部の大学生に会ったときに「自分もラグビー部で、畠山さんの後輩です」より先に、「僕も『サンドリ』聴いてます」と言われたことがありますね(笑)。僕は有吉さんが好きで聴き始めたんですが、有吉さんとアシスタントの芸人さん、ゲスナーさんの化学反応が面白くて、毎週楽しませていただいています。――先ほど『らくがきボール』で化学反応が生まれたと話されていましたが、『サンドリ』にもそれを感じているんですね。そうですね。『らくがきボール』のような…一緒にして良いのか分かんないですけど(笑)。でも、素晴らしいものや人を虜にするものは、絶対に化学反応のようなことが起きているんだと思うんですよ。『らくがきボール』にしても、クリエイティブなことですし、今まで誰もやっていなくて予測がつかなかったんですが、だからこそ挑戦する価値があったのかなと。微力ながら、僕も携われたことを誇りに思います。●『ラグビーワールドカップ2019』への思い○■ラグビーが「こんな僕を真人間にしてくれた」――メディアに出られている畠山さんを拝見していると、かなりトークがお上手だと感じます。『サンドリ』を聴いているような人種なので本当の自分は陰なんですが、「多くの人に好かれたい」「人気者になりたい」という陽の"もう1人の自分"を作って生活しています。この"もう1人の自分"が面白いことをやれば、本当の自分を見せずに、「畠山って良い人なんだ」という評価になるじゃないですか(笑)。――"もう1人の自分"がご自身の中にいるんですね。本当の自分が"もう1人の自分"に近づくのが今の目標です。練習をやらずに、本当は家でゴロゴロしてたいですし、本当の自分とは乖離(かいり)してるんですよ(笑)。でも、勝つためには厳しい練習をしないといけない。ラグビーのおかげで、"もう1人の自分"が引っ張ってくれている状態です。だからラグビーがなかったら、ずっと陰の自分で、今も働かずに実家でラジオを聴いていた可能性も全然あったと思うんですよ。ラグビーをやっていて、本当に良かったです(笑)。――ラグビーが畠山さんを真人間にしてくれたんですね(笑)。そうです(笑)。こんな僕を真人間にしてくれたラグビーはやっぱりすごいんですよ。本当にラグビーには感謝してるので、色んな人に広めていきたいですね。○■『ラグビーワールドカップ』日本代表の注目点は――そういった意味では今年、『ラグビーワールドカップ』が日本で開催されますね。僕個人としては、日本はもちろん、アジア全体にもっとラグビーを広めたいです。今は欧州や南半球の国が覇権を握っていますが、アジアはラグビーをリードできる素養があると思っています。だからこそ、アジアでもっともラグビーが盛んな日本を拠点に、国内のみならず、アジアに向けてもやっていく必要があると思いますね。――畠山さん個人としては、どのように日本開催の『ラグビーワールドカップ』を盛り上げていきたいですか。いくつか段階があると思います。まずはやはり日本代表選手に選ばれることが第一目標です。そしてもし代表に選ばれなくても、悔しい気持ちはありつつも、解説等でメディアに出て携わりたいです。それも「お呼びじゃないよ」と言われたら、ファンとして試合を観に行きたいですね(笑)。どの段階であっても、2019年は日本ラグビーにとってターニングポイントとなる大事な1年ですので、しっかり携わりたいです。――2015年の前回大会は、3勝しながらも惜しくもベスト8入りを逃しました。日本代表における今大会の注目点をお聞かせください。2015年は3勝を挙げましたが、ベスト8に勝ち点差で届きませんでした。僕たちは勝つことだけにフォーカスしましたが、今回はよりスマートに、勝ち点も意識して戦わないといけないと思います。「賢く戦う」試合を何試合見られるかには注目です。――改めて日本開催への思いをお聞かせください。2019年は、公式キャッチコピーにもあるように「一生に一度」だと思います。スペシャルな1年で終わらせるのではなくて、100年後の2119年の人たちが振り返って、「あの大会がきっかけだったね」と言われるような大会にしたいです。そのためには選手はもちろん、関係者みんながハードワークをして良いものを残したいですね。――それでは最後に、『らくがきボール』を通じて、どんなことを伝えたいかお聞かせください。この絵本を通じて、親子の時間をより良い、素晴らしいものにしていただけたらうれしいです。そして、その会話の中にラグビーの話題があると僕はすごくうれしいですね。■『らくがきボール』(作:鈴木のりたけとラグビー選手の仲間たち、定価:本体1,300円+税、発行:小学館)ラグビーの面白さといえば、 なんといっても、 楕円球。ボールなのに丸くない!? ふしぎなカタチ? おかしなカタチ? このちょっとヘンな楕円球に“らくがき”をしたら、 キミには何に見えるかな? 本を開くと、 ラグビーの試合球と同じサイズの楕円になるユニークな絵本の登場!■畠山健介1985年8月2日、宮城県気仙沼市生まれ。仙台育英高、早稲田大ラグビー部で活躍後、サントリーに加入(2月22日に退団を発表)。日本代表として、『ラグビーワールドカップ』2011年、2015年大会に出場。
2019年02月23日「とうふ屋うかい」の大和田店と鷺沼店にて、2017年7月20日(木)から8月31日(木)まで「ゆかた祭り」が開催される。うかいグループが運営する「とうふ屋うかい」は、 「のれんをくぐれば、 そこは江戸」をコンセプトにしたレストラン。豆腐を中心とした和食料理を、内装や庭にこだわった風情ある空間で楽しむことができる。夏の風物詩である“ゆかた”をテーマにした「ゆかた祭り」では、期間限定の「ゆかた祭りコース」が提供される。自家製とうふを冷たい昆布の出汁で味わう「二ツ井とうふ」や、名物料理の「揚げ炭火焼」などを楽しむことができる。また、浴衣を着て来店すると、お土産としても販売されている「だし入りかけ醤油 結」と、オリジナルうちわがプレゼントされる。夜には、庭園のライトアップも実施されるので、江戸の和の趣をより一層感じることができそうだ。さらに、各店舗限定のイベントも開催。大和田店では、100種類から選べる浴衣レンタル付のランチコースが女性限定で提供される。鷺沼店では、豆乳ににがりを打つ豆腐作りの実演が日時限定で行われ、出来立ての豆腐を味わことができる。【詳細】「とうふ屋うかい」の「ゆかた祭り」期間:2017年7月20日(木)~8月31日(木)開催店舗:とうふ屋うかい 大和田店、鷺沼店内容:・限定コース「ゆかた祭りコース」6,480円(税込・サービス料別)・浴衣来店特典 「特製しょうゆ」と「うちわ」を各1本プレゼント■大和田店限定「ゆかたセットプラン」料金:5,000円(税込・サービス料別)開催日:7月20日(木)~8月31日(木)の平日時間:着付け 11:00~、食事 11:30~※各日先着20名まで。要予約。■鷺沼店限定「大桶寄せとうふ」とうふ作り実演開催日:7月25日(火)、28日(金)、8月1日(火)、4日(金)、8日(火)時間:昼の部 13:30~、夜の部 19:00~※開催日の夜は獅子舞とお囃子が店内を練り歩くイベントも実施。<店舗情報>・とうふ屋うかい 大和田店住所:東京都八王子市大和田町2-18-10営業時間:11:30~21:30(土日祝 11:00~21:30)定休日:月曜日不定休TEL:042-656-1028・とうふ屋うかい 鷺沼店住所:神奈川県川崎市宮前区鷺沼1-18-4営業時間:11:30~22:00(土日祝 11:00~22:00)定休日:月曜日不定休TEL:044-865-1028
2017年06月17日WOWOW初登場の中山優馬を主演に迎え、来年3月より放送される「連続ドラマW 北斗 -ある殺人者の回心-」。この度、本作の豪華キャスト陣が発表された。「僕を、死刑にしてください」――。2016年3月、殺人犯として勾留されている20歳の端爪北斗(中山優馬)は、国選弁護人の高井聡一にそう言い放つ。「僕は、生まれてはいけなかった」。北斗は誰かに抱き締められた記憶がなかった。実の両親から激しい虐待を受け、愛に飢えた少年時代を過ごした北斗はやがて養護施設に入ることに。そこで里親となる近藤綾子に出会い、初めて“愛”というものを知る。幸せを少しずつ感じることで心の闇から解放され、生まれ変わっていく北斗。しかし、運命のいたずらはまだ彼を解放してはくれなかった。孤独な青年はなぜ殺人犯になったのか。数奇な運命に翻弄され、残酷な日々を過ごしてきた彼に下る「審判」とは。端爪北斗の“命を懸けた”裁判がいま始まる――。原作は、石田衣良の「北斗 ある殺人者の回心」。あまりに衝撃的な内容から映像化は難しいとされた本作をWOWOWが連続ドラマ化!主演には、ジャニーズ事務所期待の若手俳優・中山さんが抜擢され、両親から激しい虐待を受け、誰にも愛されたことがなく、いつしか心の奥に“闇”を抱え、運命のいたずらにより殺人者となる難しい主人公・端爪北斗を演じることが決定しているが、今回そんな中山さんを支える豪華共演者が発表。北斗に生まれて初めて“親の愛情”を教えてくれた里親・近藤綾子役に宮本信子、運命の歯車に巻き込まれ殺人犯となり、心を閉ざした北斗に寄り添う弁護士・高井聡一役に松尾スズキ、幼少期時代から完膚なきまでに息子を虐待し続ける北斗の両親、端爪至高と美砂子役に村上淳と中村優子が決定。宮本さんは「なんて苦しい物語なんだろうと思いました。しかしながら、そこにある愛や生きることの強さに惹かれ、そして信頼している瀧本監督の情熱と心意気に打たれ、喜んでこの役をお引き受けいたしました」と出演決定経緯を語り、中山さんと会った際には「彼の持つオーラと目の輝きに圧倒されました」と印象を話した。また松尾さんは、「死刑制度に対する、執着を超えたこだわりが本作では描かれています。マジメさを突き抜けた狂気のようなものを感じていただければと思います」という力強いメッセージを寄せている。そのほか、綾子の里子・鞠谷明日実役に伊藤沙莉、児童相談所職員・富岡一磨役に二階堂智、北斗が殺めた被害者遺族として大和田健介、嶋田久作、山田杏奈。さらに根岸季衣、利重剛、矢島健一、大西利空、占部房子、藤田弓子(友情出演)らが出演する。土曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 北斗 -ある殺人者の回心-」は2017年3月25日より毎週土曜日22時~WOWOWにて放送(全5話)。※第1話無料放送(cinemacafe.net)
2016年12月16日元プロレスラーでタレントの佐々木健介が、きょう19日に放送される読売テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ダウンタウンDX』(毎週木曜22:00~23:00)に出演。闘病中の妻・北斗晶のために、料理を振る舞っていることを紹介する。北斗は、乳がんの手術を受けて闘病中だが、佐々木によると「基本(料理は)女房が作ってくれる。でも、体調が悪いとき、自分が買い物して唯一作れるキムチちゃんこを作ります」と家族サービス。北斗は喜んで食べているそうで、「幸せですね」とノロけながら、近況を報告する。その後、息子たちからの手紙が読み上げられ、佐々木の秘密が明かされる。この日の放送では他にも、勝俣州和から和田アキ子がハワイで行方不明になったエピソードを紹介。ホテル近くのUGG(アグ)の靴店で待ち合わせをしたが、和田は約束の時間に現れず、車を運転するコーディネーターに、アグー豚のラーメン屋へ連れて行かれてしまっていたという。人のいない場所に来た和田は「2人だけやから『あっ、外国人から見たら私はイイ女なんだ』って…」と、身の危険を感じたことを告白するが、浜田雅功から食い気味に「やかましい!」と突っ込みを受ける。ほかにも、筒井真理子、出川哲朗、いとうあさこ、堀江貴文、ミッツ・マングローブ、安田美沙子、加藤夏希、久松郁実、スミス楓が出演する。
2016年05月19日2015年に活躍したブロガーを表彰する授賞式「BLOG of the year 2015」が2月8日(月)に開催され、佐々木健介・北斗晶夫妻が最優秀賞をW受賞し、佐々木さんが登壇。スピーチでは、佐々木さんが「何でもないような日常ですが、この日常が一番幸せだなと昨年本当に思い知ったので、少しでも多くの笑顔を皆さんに届けられたらと思います」と妻である北斗さんへの愛を惜しみなく述べ、会場が温かい拍手で包まれた。この日のプレゼンターは、最も価値のあるブロガーとして初代「MVB(Most Valuable Blog)」に認定された市川海老蔵が務めた。満面の笑みでトロフィーを受け取った佐々木さんを、市川さんが自身のスマホで撮影する、ブログ授賞式ならではの瞬間も見られた。佐々木さんは受賞したブログについて、「自分は女房、息子たち、愛犬とサザエさん一家のようなブログに憧れて、やらせていただいています。ほんわかした雰囲気ですけども皆さんに見ていただいて本当に幸せです」と感謝を伝えた。そして、北斗さんより受け取ってきたという手紙を音読した。手紙には「昨年、ガンになり闘病生活になってから、毎日を家族や友人と共に、壊れそうな心をずっと支え励ましてくれたのが読者の皆さんでした。元気をもらっていたのは私でした。今では読者の皆さんは私にとって頑張る気力の源です。そして私は元気です」などと綴られており、この日一番の拍手が送られた。佐々木さんは、今朝家を出るときに「『頑張ってこいよ』って言われました(笑)。お弁当をもらって、行きの車の中で美味しくいただきました」とラブラブなエピソードを披露し、照れていた。また、最優秀賞のほか、優秀賞としてオクヒラテツコ(ぺこ)、織田信成、後藤真希、高橋克典、樽美酒研二、土屋太鳳の6名も授賞式に参加。登壇者同士で互いのブログを見ているという話で盛り上がった。特に、市川さんが樽美酒さんに「顔がすごい親近感」と話しかけると、「偽物の歌舞伎で…自分で(メイクを)やってます」と答えた。すると、市川さんが「うまいですね。歌舞伎役者っぽい。すげえうまいですよ」と矢継ぎ早に大絶賛し、樽美酒さんは恐縮しながらも「筆で全部やってます。いやあ、うれしいです」と微笑み合っていた。(cinamacafe.net)
2016年02月08日ベテラン俳優の大和田伸也が12月14日(月)、都内で行われたスパイ映画『キングスマン』のBlu-ray&DVD発売イベントに出席。かつて“おやじ狩り”にあった苦い経験をふり返り、「こちらが高飛車ではいけない。同じ目線で注意しないと」と語った。映画はどの国にも属さない最強スパイ機関「キングスマン」のベテラン諜報員・ハリーが、殉職した仲間の息子で、いまは行き場を失った青年エグジーをリクルートし、一流のスパイに育て上げようとするというスパイアクション超大作。「マナーが人間を育てる」というハリーの口ぐせにちなみ、大和田さんは「いまは、若者に注意するときは“お話合い”から始める。いい声で『こんにちは、大和田伸也です』って」と経験に基づく持論を披露し、「若者と同じくらい、大人もマナーを守らないと」とダンディに語った。本作の公開直後からハリーを演じるオスカー俳優のコリン・ファースに“そっくり”と話題を集めた大和田さん。息子で俳優の大和田健介をはじめ、周りのスタッフからも「似ている」と指摘されたそうで、「自分でも認めざるをえないなって(笑)。渋い性格俳優だし、魅力的ですよね。ただ、こんなキレキレのアクションは僕には無理」と話していた。また、映画が描く“紳士道”については「相手の心を思いやれば、自然と行動も紳士的になる」と力説。イベントには、女優の秋元才加が駆けつけ「大和田さんみたいに、正義感が強い男性はすてき」と瞳を輝かせた。また、俳優の山本耕史から譲り受けたパグをお披露目し、「映画ではエグジーがパグを飼っていて、思わず胸が締め付けられるシーンがある」と見どころを語った。『キングスマン』はデジタル先行配信中。Blu-ray&DVDが、12月23日(水)に発売される。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キングスマン 2015年9月11日より全国にて公開(C) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation
2015年12月14日スパイアクション映画『キングスマン』のブルーレイ&DVD発売を記念し12月14日に、都内でPRイベントが行われ、俳優の大和田伸也と女優で元AKB48の秋元才加が、映画のキャラクターを思わせるスタイリッシュなスーツ姿で出席した。その他の画像『キック・アス』『X-メン』などを手がけてきたマーク・ミラーの傑作コミックスを、マシュー・ボーン監督が映画化。表向きは高級スーツ店、実体はどこの国にも属さない世界最強のスパイ機関“キングスマン”を舞台に、エリート諜報員のハリーが、新人エグジーをスカウトし、街のチンピラから“真の紳士”へと成長させ、世界の危機に立ち向かう。本作の公開直後から、ハリーを演じるコリン・ファースにそっくりだと評判だった大和田は、「うちの息子やメイクさんにも言われて、この映画を見たら『もう認めざるを得ないな』って(笑)。渋い性格俳優で、とても魅力的だけど、僕にはキレキレのアクションは無理。まさに神業だし、相当努力したのでは」と圧倒されていた。また、映画が描く紳士道については「大切なのは、相手の心を思いやること。そこから始めれば、普段の行動も自然と紳士的になるはず」と持論を展開。「渋いスパイものだと思ったら、映像がスタイリッシュで、展開もとてもスピーディ。冒頭からビックリしました」と太鼓判を押した。一方、秋元は「キレキレだけど、着こなしや行動は紳士的。女子から見るとそのギャップにあこがれてしまう」とファースにほれぼれ。自身もアクション女優として活躍中で「さらに高みを目指して、肉体改造したい」と本作に刺激されていた。また、共演した俳優・山本耕史から譲り受けたパグを披露し、「映画のなかに、エグジーが昇進をかけて、飼い犬のパグを殺せるか試されるシーンがあるんですよ。同じ愛犬家として、胸が締めつけられました」と話した。『キングスマン』12月23日(水) ブルーレイ&DVD リリース※デジタル配信中取材・文・写真:内田 涼
2015年12月14日アジア最大の短編映画の祭典『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2015』が6月15日に最終日を迎え授賞式が開催。イラン映画『キミのモノ』がグランプリを獲得した。その他の写真今年で17回目を迎える同映画祭は6月4日より渋谷、原宿、表参道、二子玉川、横浜などで12日間の日程で開催されてきた。コンペティション部門は作家の冲方丁、俳優で映画監督の奥田瑛二、映画作家の河瀬直美、俳優の要潤、女優の藤原紀香、韓国の人気俳優チョン・ウソンという豪華メンバーが審査員を務め、期間中に上映された85作品(応募総数は4559作品!)の中から、“インターナショナル部門”、“アジア インターナショナル部門”、“ジャパン部門”の優秀作品を選定。その3作品からさらに、グランプリが選ばれた。『キミのモノ』は手に入ることのない物を自分の物だと主張するふたりの少年の姿を描いた作品で、テヘランで映画制作を学んだイラン人監督のレザ・ファヒミ監督にとっては2作目のショートフィルムとなる。“アジア インターナショナル部門”に続き、最優秀賞にあたるグランプリの受賞を知らされたファヒミ監督は満面の笑みを浮かべ「夢を見ているよう。この作品に携わり、協力してくれたみなさん、そして子供たちに感謝したいです。撮影を行った7日間、私たちは子供の視線で世界を見ていました」と喜びと感謝を口にした。なお同作は来年の米アカデミー賞の短編部門のノミネート選考対象となる。審査員6名はいずれも子供の視点で現実を描いた同作を激賞。藤原は子供の所有欲を描きつつ「大人になっても所有や侵略が世界の平和を脅かしている。メッセージをダイレクトに感じました」と語り、海外映画祭常連の河瀬も「世界の縮図に思えて、刺激的で勉強させてもらいました」とうなずいた。“インターナショナル部門”優秀賞はチュニジア出身のロットフィ・アコー監督の『父親』、“ジャパン部門”優秀賞(東京都知事賞)は沖縄出身の岸本司監督の『こころ、おどる-Kerama Blue-』に贈られた。授賞式には音楽をテーマにした“ミュージックShort部門”にGLAYやKABA-BOONも来場。ネット上の投票でネスレアミューズ映画祭のアワードを受賞した園田俊郎監督がネスレ日本の支援を受けて制作した『恋する占女リータ!』もこの場でお披露目され、主演の浅見れいな、大和田健介、IVANらによる舞台あいさつも行われるなど、多彩なゲストに声援が送られた。取材・文・写真:黒豆 直樹
2015年06月17日