赤ちゃんが生まれると、育児に家事に奔走するママたち。悪気がないのはわかるけれども、そこに追い打ちをかけるのが、夫の行動ですね。「子どもを早く寝かせたいのに、仕事から帰ってくるなりテレビをつけてしまう」「家事をしたいのに、子どもの面倒を見てくれずスマホばかり見ている」などママたちのイライラは募る一方…。つい文句を言ってしまって夫婦げんかになることはありませんか?子どもが生まれる前はけんかをしない仲良し夫婦だったのに、なぜ産後はけんかが増えるのでしょうか? 脳研究者で自身も子育て中の池谷裕二先生にお話をうかがいました。池谷裕二先生 プロフィール研究者、薬学博士。東京大学・薬学部教授。専門は神経科学および薬理学で、脳の成長や老化について研究している。『海馬』(新潮文庫)、『進化しすぎた脳』(講談社ブルーバックス)など著書多数。近著に『パパは脳研究者』(クレヨンハウス)がある。プライベートでは二児の父。■育児で脳がスタミナ切れ!? ママの脳内で起きていたのは…―― 仲の良かった夫婦が、産後、急にけんかが増えたという話を聞きます。なぜそのようなことが起きるのでしょうか?池谷裕二先生(以下、池谷先生):まず、考えられることとして、脳の「自我消耗」があります。自我消耗とは何かひとつのことにパワーを費やすと、別のことにパワーを使えなくなることを指します。言い換えれば、「精神力のスタミナ」を使い果たしてしまうこと。ママたちは初めての育児だと特に精神面での負担が大きく、育児で精神力が尽きてしまった結果、夫婦関係にまで気が回らなくなってしまっているのではないでしょうか。―― たしかに、一日の生活の中で子ども優先に考えるようになるので、夫のことはつい後回しにということはあるかもしれません。池谷先生:自我消耗は産後に限った話ではなく、あらゆる人に起こります。たとえば、気力の充実している午前よりも、疲れの出てくる午後のほうが、人はウソをつきやすくなる傾向にあります。海外旅行でお金をドーンと使ってしまうのもそう。初めての場所で極度の緊張状態からそうなってしまうのです。「対ストレス」という意味では、一般的に人生経験が少なく若い人ほど自我消耗しやすいといわれています。多くのママがそれに当てはまり自我消耗しやすいため、けんかが多くなると言えるでしょう。■産後のイライラ、実は「子どもを守るため」―― よく聞かれるのが、産後のママはホルモンバランスが変わってイライラするということ。やはりホルモンの影響はあるのでしょうか?池谷先生:そうですね。イライラとはちょっと違うかもしれませんが、「オキシトシン」の影響が大きいと思います。「オキシトシン」とは、子育て中に出るホルモンで、別名「愛情ホルモン」とも言われるので聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。生物学的に見て、産後すぐから1年間くらいまでがピークです。オキシトシンの影響で子どもに対して無償の愛情を注ぐ一方で、わが子を守るがゆえに他者に対して攻撃性が増すという側面もあります。人間がまったく同じとはいえませんが、赤ちゃん連れの猫や猿が攻撃的になっている姿を思い浮かべていただければわかりやすいかと思います(笑)。―― 同じ家族なのに攻撃されてしまうパパが気の毒になってきました(笑)。池谷先生:いえいえ、オキシトシンは何も女性だけに出るものではないんですよ。子育てへの参加率が高い男性からもオキシトシンが出ていることがわかっています。パパもぜひ育児に積極的に参加してみてはいかがでしょう。 ■「自分ばかり家事育児をやっている」は単なる思い込み!?―― ママたちの間でよく話題になりがちなのが、「夫が家事をしてくれない」「家にいる自分ばかりがやっている」ということですが、それについて先生はどう思われますか?池谷先生:物理的にパパのほうが仕事で外にいる時間が長く、家事をやる時間が短くなる傾向はあるでしょう。ただ、ママのほうに「セルフ・サービング・バイアス(自己奉仕バイアス)」がかかっている場合もあるといえます。セルフ・サービング・バイアスとは、何か問題が起きて原因を考える際に、自分を高く評価し、外部に原因を追究してしまうこと。自分の手柄ばかりに注目して、他人を怠慢と思い込んでしまうのです。そうすると、「もう、いつも私ばかり食器を洗っている!」なんていうことになってしまいます。―― そうなんですか!? 世の中のママたちから反論を受けそうです。池谷先生:ここはパパの立場として弁解させてください。パパたちも言わないだけで家のことや子どもの面倒をみていることだってあるんですよ。よく思い起こしてみたら、「実はお風呂上がりにお風呂掃除をしてくれていた」「たまっていた段ボールを捨ててくれていた」なんてことがあるかもしれません。冷静に判断してみるといいですね。■夫婦円満…それって必要? 産後は“防御と割り切り”で乗り切る―― なるほど。最後に、夫婦円満になるための秘訣を教えてください。池谷先生:円満になる必要はないですよ。産後すぐの時期はオキシトシンの影響もあって、なかなかうまくいかないもの。ここは、産後をどう乗り切るか考えてみるといいでしょう。―― ええ!? どうすればいいのでしょうか?池谷先生:パパはママから攻撃されない工夫をしましょう。産後、イライラしているママにあれこれ言うだけムダです。パパは具体的に指示されたほうが動きやすいので、ママが何をしてほしいのか率先して聞いてみるのもいいですね。一方のママは、「イライラしている自分」にイライラしないことが大切です。「なんだか私イライラしているな。でもホルモンのせいだから仕方ないか」などと割り切れるといいですね。ママ自身もパパになるべく具体的にやってほしいことを言うといいでしょう。ちなみに、夫をたてようとして、ママたちの輪の中で「うちの夫は家事も育児もよくやってくれて~」みたいな話をするのはやめたほうがいいでしょう。ママ同士で「夫自慢大会」をすると、かえって自分の夫に足りない部分に目がいってしまう傾向があります。実際に「妻が不満に思うかどうかは、友人の夫の手伝いぶりで決まる」というデータがあるのです。夫の良いところはわかっていても、「あそこの家は〇〇やってくれるのに、うちは…」みたいに“あら”が見えてくるようになり、かえって夫婦仲が悪化してしまっては大変です。「自慢も愚痴もなるべくなら言わない」のが一番ですね。
2018年05月20日子育ての情報って、たくさんありますよね。特に、いまのお母さんたちは、当り前のようにパソコンを使うでしょ? 集めようと思えば、いくらでも情報が入ってくるみたい。いろいろなことを知るのは一見、いいことのように見えるけど、そればかりじゃないと思うのよ。情報が多すぎて何を信じればいいのかわからなくなる、という面もあります。でも、これは当然よね。だれだって子どもには、幸せな人生を歩んでもらいたいもの。親としては、できる限りのことをしたいと思うはずです。そのため、たくさんの情報を仕入れて子育てに活かそうと頑張るのよね。でも、子育てには正解がありません。こういう育てかたをすれば絶対に大丈夫、なんていう答えはないのね。子どもたちの性格も環境も、ひとりひとり違うし、親が子どものためを思ってしたことが子どもをダメにしてしまうこともある…。日々、子どもと一緒に悩みながら育てていくしかないと思うのよ。いまは、社会自体がいろいろ複雑になってしまったうえ、変化のスピードも早いでしょう? 昔のような素朴な子育てが通用しなくなってきていると思うの。たとえば携帯電話。もちろん昔は、そんなものありません。でもいまは、子どもが持っていて当り前。携帯電話を子どもに持たせるのか、持たせるべきでないのか、親が判断しなきゃならないわよね。携帯電話の良い面と悪い面を比べてみて、自分の子どもに必要なものかどうか、きちんと考えて答えを出さなきゃいけない…。このように、例をあげたらキリがないくらい、現代特有の悩みがいくらでも出てきます。 そんなとき思い出してほしい言葉があります。「まずは心、次に体、最後に頭」というものなの。子どもを育てるときは、心をいちばん大切に育て、その次は健康な体になるよう育て、その後に頭を鍛えましょう、という昔の言葉です。たくさんの情報があるし、新しい時代の悩みもどんどん出てくるでしょうけど、これを基準にすることが大切なのよ。人間の基本は精神、心の豊かさや美しさです。心が真っ当に育っていれば、人生のどんな困難だって乗り切れるはず。子どもに関するいろいろな情報がある中で迷ったら、この言葉を思い出してちょうだいね。その子の心に栄養を与えること、これをいちばんに考えてほしいと思います。 伝説級の的中力でつかむ! あなたの仕事、次のチャンスと活かし方
2018年03月30日ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事 「夫の本音は妻の予想とは真逆だった…! 夫をハンドリングする極意」 で実施したアンケート。「夫婦間でズレを感じたことはありますか?」という質問に、たくさんの夫婦間ギャップの声が寄せられました。ママたちはどんなところに夫とのギャップを感じているのでしょうか。そしてママたちの現在の境地とは?■産後から妻が感じる「夫婦間のズレ」「夫婦間でズレを感じたことはありますか?」の問いに対し、「かなり感じている」と「たまに感じる」と答えた方が90%以上でした。Q1. 夫婦間でズレを感じたことはありますか?かなり感じている:56.9%たまに感じる:37.2%あまり感じない:4.6%全く感じない:1.3%なかでもママたちは、出産後、子どもを介したときの考え方の違いに、多くの夫とのズレを感じているようです。妊娠が発覚したときに、妊娠について調べようとしなかったこと(好きなアイドルや趣味のことは調べていたのに)。出産する病院を説明したが違う病院だと思い込んでいた。妊娠中に危険な状態になってしまい、事情を説明したが、能天気で見当違いなことを言う。そのときは本当に悲しくてつらい時期だったのに、気持ちに寄り添ってくれず悲しみが2倍になりました。とくに妊娠出産に関しては男性がする訳じゃないし、しょせんひとごとなんだなと思いました。本当に腹が立ちます! 男性も妊娠すればいいのに!!(笑)育児、家事は私の仕事であり、自分はサブであるという考え方。頼まれればするが、頼まれなければしない。毎日のことは手が手が空いた人がすればいいのに、頼まれなければどれだけ私が忙しくしていてもしない。子どもがギャン泣きしてるのに携帯のゲームを止めず、目線もそのままで泣いてる子に声かけ。そんなんで泣き止むわけがない。どうして子ども優先に考えられないんだろう。私は寝室で授乳中。結局泣き止まずギャン泣きのまま私の元へ、そして、やっと寝つきかかっていた乳児がまた目をさます。何も終わらずすべてが振り出しに戻る。すべてが無駄に…。どうして自分が一番かわいいんだろう。もう少し周りが見えていればなといつも心の中で思います。ママは一般的に妊娠しているときから母親になると言われることが多く、当然ながら産後も家庭の中で子どもを最優先に考える傾向が見られます。けれど一方のパパは、子どもが生まれても自身の生活をガラリと変える選択をしない人が多く、いままでの生活(自分の考え)を優先させるところに、女性はもどかしさや身勝手さを感じてしまうようです。ただなかには「僕が育児に参加しても良かったの?」というまったく予想をしなかった答えが夫から返ってきて衝撃を受けたという人も。妻に子育てを押し付けているという気持ちがなく、ただただ「子育ての責任は母にある」と悪気なく思ってしまっている男性もいるということ。ママからすれば驚く事実ではありますが、これを責めるよりは夫婦ですり合わせをすることでこのズレは解決できるかもしれません。■「俺が困る」ときに発動する俺目線ギャップちゅいママさんは、リビングで寝落ちしてしまった自分に毛布をかけてくれた夫に「私のことが大好きだから何も言わずにそっとお布団をかけてくれてるんた゛よね」と思い込みます。しかし返ってきた答えは予想外の「君が風邪を引くと俺が困るから」。まさかの“俺目線”でした。そう夫と妻、いえ男と女には深い深いミゾが存在するのかもしれません。同じように“俺目線”“俺一番”という夫を持つ妻からの意見が多く寄せられました。参観日や運動会。基本、「俺が楽しくない」と参加しない。また行っても「俺は楽しくなかった」と不満気。子どもの成長を見に行くためのものなのに…。また家族旅行や外出も俺の趣味の延長です。河原でBBQも旦那はずっと釣り、私と子どもは川遊び。子どもと旦那の触れ合いなし。3ヶ月に一回くらい公園に連れて行ってくれるも ずっとスマホいじってベンチに座り、小一時間で帰宅。私がインフルエンザになっても、私の心配じゃなくて自分の心配だけ。自分がうつらないように、除菌スプレーまき散らし、手を洗いまくり。それなのに、平気で飲みに行って朝帰り。そっちの方が菌だらけだわ。いま、まさにその状況なので、本気でイライラ。子どもがまだ7ヶ月くらいのときに、自分が風邪をひいてしまい、1日寝込んでしまいました。その日は夫はお休みだったので、家のことと子どもを1日みてくれました。夜になって動けるようになったので、子どもを寝かしつけた後洗い物をしていると、怒ったような苛々した口調で「こっちは仕事してるんだから、風邪引かれると困る。通勤も遠いし、家事・育児もしたら体がもたない。気をつけてくれ」 いまそれ言わなくても…と ショックで「すみません」しか返事できませんでした。妻の病気では心配してくれず、自分が病気になるとかまってほしがる夫。この構図、なぜ多いのでしょうか? 小さいころに風邪を引いたら母に優しくされたという経験がある人は多いでしょう。もしかしたら男性というのは、「体調が悪いときは女性が優しくしてくれる」と脳にインプットされているのかも。残念なのは、女性も「体調が悪いときは優しくしてほしい」ことに気がつかないことですね。ただなかにはノロウィルスで苦しむ妻を放置していた夫に心配しないのかと尋ねると、「逆の立場ならほっといてほしいから、そうした」という回答もあり、このように「自分もそう思っているから、相手もそうだろう」という思い込みの場合もあるようです。■「夫婦間ギャップ」をあきらめないためにはこんなにも感じてしまう「夫婦間のズレ」。どのように埋めたり、解決法を見つけたりしているのでしょうか。「夫婦間のズレの解決方法(試していることなど)を教えてください」というアンケートからは、パパの言動や行動にズレを感じても、「悪気のなさ」や「相手を思って行動した結果」を感じられていれば、ママは諦めずにそのミゾを埋めるという作業をしているようです。察してもらおうと我慢しないで、できるだけ早期に話し合う。解決できるかは置いといて、相手の考えが少しでもわかればモヤモヤが少しは減ると思います。「私はこうして欲しい」「私はこう思ってる」と伝えると意外と伝わる。最初から諦めずに夫婦で会話するのが大切だと思う。話し合う。自分の思いを伝える。夫なりの考えがあるなら聞く。ズレをズレのまま放置すると、ますます食い違うので。うちは、義理親に頼れないので、頼れる大人は旦那ひとり。嫌でも、意見を擦り合わせてやっていかないと手が足りないので、とにかく話し合います。男性と女性は考え方が違うと言われることが多い。なかには「エスパーじゃあるまいし、相手の気持ちがわかるわけはない」としたうえで、とにかく話をするとした人も。もともとは他人である夫と妻。出会って、結婚しただけで、そのまま生活もうまくいくなんてそもそも難しい! と思ったほうが楽かもしれませんね。ママたちへ夫婦間のズレを尋ねた回答には、エピソードの辛辣(しんらつ)さにハラハラしましたが、解決策を尋ねると、このように「話し合う」「伝える」と回答した方がとても多かったことは、口では「困っちゃう!」と言いつつ、夫婦関係にとても真摯(しんし)に向き合っている姿が感じられました。■がんばった結果が「あきらめた」という場合もですが、夫とのズレの解決を「あきらめた…何も期待していない」という回答も少なくない数が集まっています。夫とこれまでに「話し合う」「意見する」「お願いする」これらをがんばって行った結果が「あきらめた」なのかもしれません。自分の思いを伝えるようにしているが1%も伝わっていないのではないかと思うことが多い。わかり合うことは不可能と感じている。諦めることが解決法と思ってしまっている。とにかく旦那には頼らない。早く帰ってきても居ないんだと思いこみ手を借りない。どうせ嫌な顔されイライラされるだけだから。結果私が困るから、旦那の手は借りない。意地でも部屋をきれいにして過ごしやすい空間を作る。いつか旦那が気付く事を願って。でも、なかにはこのように希望を持っている人もいました。どうしたらより良い共同生活を続けることができるのでしょうか? してほしいことをやってくれるなら、何を考えてようと気にしないことにしました。7年言い続けて無理だったので、性格だと思うようにして、自分と違う価値観で物を見る人が身近にいたらいろんな考えが知れて良かった!と思い込むことにしました。「相手を宇宙人と思うことにした」という回答もあり、「考え方は違うもの」と受け入れることもということも夫婦関係を考える上でのキーワードのひとつかも。また「受け入れられる範囲を広げる」と答えた人もいるように、自分のキャパを大きくするとした人もいます。このように「理解し合う」ということにこだわり過ぎずに、独自の境地にたどり着いているママもいました。このちょっと別の視点こそが、「うちの夫婦」というスタイルを作り上げることにつながるのかもしれません。夫婦のズレそのものを、どう取り扱っていくのかが「自分たちのスタイル」と思えれば、少しだけでも心が軽くなるのかもと思いました。Q1. 夫婦間でズレを感じたことはありますか?アンケート回答数:239Q2. 夫婦間のズレを感じたエピソードを教えてくださいアンケート回答数:60Q3. 夫婦間のズレの解決方法(試していることなど)を教えてくださいアンケート回答数:59(アンケート集計期間:2018/3/8~2018/3/12)
2018年03月15日「仮面夫婦」ってご存知ですか? 仮面夫婦とは、他人や子どもの前では仲の良い夫婦として振る舞っていながらも、実際は関係が冷え切った夫婦のこと。そうした夫婦にならないためにはどうしたらよいのでしょうか。一緒に考えてみましょう。 1. 仮面夫婦ってどんな夫婦?その特徴仮面夫婦がどんな夫婦なのか、実際に想像するのは難しいですよね。特徴をいくつかご紹介します。お互いに無関心相手がいつどこで何をしようと興味がない、一緒に何かをしようと思わないなど、お互いに無関心な状態です。お互いに自分中心自分が欲しいもの、やりたいことを優先させ、夫婦に困ったことが起きても解決しようとしないで逃げてしまうといったことも特徴です。家でのコミュニケーションがないふたりきりのときの会話は必要最低限。スケジュールのことや子どものことなど、生活に必要な事務連絡のみ。世間話をしたり一緒にテレビを見て笑い合うなどはしません。スキンシップもしない会話をしないのだから、当然触れ合ったりなどしません。セックスレスになることも多いでしょう。他に相手がいることも仮面夫婦を続ける中で「癒し」を求めるために、不倫をしているかたも中にはいるようです。関心がないために相手の不倫に気づかない、気づいても放置・黙認していることもあるのだとか。周りの人からはわからない外では夫婦円満を「演じている」ので、気づかない人も多いでしょう。子どもや親族にも仮面をつけて接しているパターンが多いため、他人からは仮面夫婦だと見抜けません。ただし、子どもにはバレている可能性大です。 2. 仮面夫婦はどうして別れないの?気になるのは「なぜ別れないのか」ですよね。夫婦関係が破綻しているのに、夫婦円満を演じてまで夫婦生活を続けることが不思議です。世間体や子どものため、金銭的問題といった理由が多いと思いますが、今回は「心理的な面」から別れない理由を探ってみます。愛情が残っている?片方もしくは両方に、わずかでも愛情が残っているのかもしれません。まだ離婚までとはいかない関係を保ちたい、より良くしたいと思っていて、きっかけがつかめないままずるずる仮面夫婦を続けているパターンもありそうです。さらに、ふたりでいるときは会話もスキンシップもないので、「相手が何を考えているのかわからない」状態が続きます。仮面夫婦から第一歩を踏み込む勇気はないし、相手のことを知りたがっている自分を認めないように、より厚い仮面を被ってしまうのかも。割り切っている?「夫婦はこんなもの」と割り切って、同居人がいる感覚で生活をしているのかもしれません。離婚に至る大きなきっかけがない限りは、仮面夫婦として生きていくほうが楽な人も中にはいるでしょう。意地になっている?仮面夫婦になるきっかけが、「相手の不倫」「セックスレス」など相手に不満がある場合、意地になって形だけの夫婦生活を続けている可能性も考えられます。特に不倫の場合は、別れないことで相手に罰を与えているのかもしれません。 3. 仮面夫婦にならないためのコミュニケーション悲しくて恐ろしい仮面夫婦ですが、一度そうなってしまえば、解消するのにかなりの時間と根気がいりそうです。仮面夫婦にならないよう、予防を行ったほうが良いでしょう。仮面夫婦にならないためのコミュニケーション術や予防法をご紹介します。スキンシップをたっぷりと夫婦の会話の時間を大切にするのはもちろんですが、「スキンシップ」も非常に重要です。日ごろから手をつないだり、抱きしめたりキスをしたりすることで、セックスレス予防にもつながります。また、スキンシップをすることでさまざまな物質が分泌され、ストレス緩和や幸福感の高まりなどの効果があります。夫婦にとって良いこと尽くしなので、積極的に取り入れていきましょう。> いってらっしゃいのキスで事故に遭わない?驚くべき効果とは> 夫婦のキス事情!キスがもたらす夫婦円満へのカギ夫婦で「一緒に」する運動やゲームなど、夫婦で一緒になにかに取り組んでみるのもおすすめです。共通の趣味ができることで話題も増えますし、それをしている夫婦はしていない夫婦に比べて「仲が良い」というのも、データとして出ているんですよ。身近にあることから一緒に行ってみましょう。> ダイエット効果も上がる?夫婦で運動すると良い理由> 40代が一番危険?いつまでもラブラブ夫婦でいられる方法喧嘩をしたら仲直りお互いの気持ちをぶつけ合うのも大切なことですが、必ず仲直りをするようにしましょう。仲直りの方法は人それぞれかもしれませんが、なによりも「お互いが納得する」ことが大切です。喧嘩と仲直りのルールを作って、お互いにそれを守るようにしましょう。> 【保存版】夫婦喧嘩の仲直りをするための5つの方法> 仲直りのきっかけは?わが家の夫婦喧嘩マイルール 仮面夫婦になるきっかけはさまざまあるでしょう。でも、なってしまったら修復は大変ですし、子どもにも悪影響を与えてしまいます。なによりせっかく愛し合って結婚をしたのに、形だけになってしまうのは悲しいことですよね。仮面夫婦にならないためにも、コミュニケーションやスキンシップは積極的に行うようにしましょう。喧嘩をしても相手を傷つけない、仲直りをするなどのルールを設けてくださいね。ずっと夫婦円満が続くよう意識して行動することが大切です。 参考:「仮面夫婦」を10年続けた人の苦悩と活路なぜか離婚しない・・・仮面夫婦の意味と心理的特徴
2018年02月15日’80年代アイドルとして一世を風靡した松本伊代さん(52)。つねに「有名人夫婦好感度調査」で名前が挙がる。11月22日は「いい夫婦の日」ということで、伊代さんに「夫婦円満の秘訣」を聞いた。 伊代さんがタレントのヒロミさん(52)と結婚したのは’93年11月。来年、銀婚式を迎えるいまも「いっしょにお風呂に入っている」と、長男の小園凌央さん(22)がテレビ番組で語るほど仲むつまじい夫婦だ。 「あれはたまたまお風呂に入れるといいという外国の塩をいただいて、1人で入ってお湯を入れ替えてはもったいないねということになって。いつもいっしょに入ってるわけじゃないんですよ(笑)」(伊代さん・以下同) そう、照れるご本人。2人の出会いは当時、伊代さんがMCをしていた『オールナイトフジ』に出演したヒロミさんを、彼女のほうからゴルフに誘ったのがきっかけ。 「私、小さいときから『人まかせ』が大好きなんですよ(笑)。ヒロミさんはなんでも俺にまかせろというタイプ。だから彼といると楽かなと思って……」 家計面でも、お金の管理はヒロミさんだ。 「以前、子どものパソコンや私の欲しいものを全部クレジットカードで払ったら、引き落としの際に、銀行口座の残高がゼロになってしまったことがあって(笑)。『ママ、こんなに使ったの?』と叱られ、それ以来『ママは渡すと使っちゃうから』って、パパが全部管理しています。本当は、私にも言いぶんはあったんですけど(笑)」 そんな彼女の“天然”ぶりを夫婦のネタにしながら見守るヒロミさんの姿が第三者から見ると「いい夫婦」に映るのだろう。ところがそんな伊代さんから意外な一言が……。 「じつはいまがいちばんの夫婦の危機ではないかと思ったりするんですよね(笑)」 昨年末、ヒロミさんが3週間も口をきいてくれないことがあったのだとか。 「原因は私がキッチンの塩と砂糖の容器の中身を黙って入れ替えてしまっていたこと。パパがステーキを焼いて、それを食べていたら『なんか味が変だね』『お醤油が古かったのかな』って。そこでハッと入れ替えていたことを思い出したんです。黙っていようかなとも思ったんですけど、正直に話したら『もうママといっしょにやっていける自信がなくなった』って……」 それをきっかけに、1つのベッドで寝ていたヒロミさんが1人、ソファで寝ることになったのだとか。 「やっぱり、積もり積もったものがあったみたいです。これまでは私たちが“冷戦”になると子どもたちが間に入ってくれたんですけど、そのときはパパが怒った途端、すーっと居間からいなくなってしまって。もう子どもたちも大人だからわれ関せずみたいで。もう子どもも“かすがい”になってくれない年になったとわかりました」 ちゃめっ気たっぷりに笑う伊代さん。 「夫婦はバランスだと思うんですよ。早見優ちゃんのご夫婦はきっと似た環境を経験してきているから、うまくいっているのでは?と思うんです。その点、私の場合はこれからが、正念場?なのかもですね(笑)」
2017年11月24日恋人から夫婦になり、子どもが生まれてママ・パパになった私たち。ステージの変化とともに、恋心が愛に、やがて情に変わっていく、とよく聞きますが、実際、子育て中の夫婦はパートナーにどんな感情を抱いているのでしょう。11月22日の「いい夫婦の日」にちなみ、夫婦関係について調査したアンケートの結果をもとに、よりよい夫婦関係を続けるためのポイントを探ってみます。■3人に1人が「パートナーへの好きな気持ちがダウン」。その理由に「子育て」が関わっている?ここでは、ベビーシッターサービスを行う「キッズライン」が行った「いい夫婦の日に関するアンケート」(回答者数:子育て中の女性337名、男性14名/2017年10月実施)の調査結果をピックアップしてみていきます。まず、パートナーへの「好き」の度合いを結婚前と現在で比較する質問では、「結婚前と変わらず好き」と答えた人が39.3%で多数派に。19.1%は「結婚前より好きになった」と回答しています。一方で、「好きな気持ちが薄れてしまった(29.3%)」「どちらかというと嫌いになった(6.3%)」と、パートナーへの「好き」が下降気味の人は35.6%。およそ3人に1人の割合と、見逃せない数字に。その理由として寄せられたフリーコメントでは、・子ども優先になっているうちに夫婦間での会話が少なくなり、距離が出来てしまった・育児のことや家事のことは全部任せきりで、協力的ではない。また、会話が一方通行になり愛情が薄れてしまった・仕事や価値観は基本的に変わらずリスペクト。一方、結婚前に重視していなかった「子煩悩かどうか」が、出産後は切実な問題になった・育児で忙しすぎて、夫婦関係や愛情について考える暇がなくなり、育児タスクを実践できる一員としか見られなくなった※「いい夫婦の日に関するアンケート」(キッズライン10月調べ)よりとの声が挙がっていました。子育てのスタートをきっかけにパートナーへの物足りなさが表面化し、それが「好き」の低下につながっている様子がうかがえます。子育ては、ただ楽しくハッピーなだけではなく、タスクも考えることも増えます。今抱えている思いを夫婦間で共有し、ねぎらいあうことが、パートナーをずっと「好き」でいられるポイントのひとつかもしれません。■以心伝心はありえない? 夫婦水入らずの時間で「目に見える愛情表現」を続いて、夫婦間のコミュニケーションについてのアンケートも。「夫婦に目に見える愛情表現は必要だと思いますか」との質問に、92.6%が「はい」と答えています。以心伝心、暗黙の了解など、「口に出さなくても伝わる」を意味する言葉はありますが、たとえ夫婦であっても「口や態度であらわさなければ伝わらない」と思っている人が大多数であることがわかりました。日頃の感謝やねぎらいの気持ちをきちんと言葉で伝えたり、スキンシップであらわしたり。子どもと一緒に家族で過ごす時間も大切ですが、自分が思っていることを伝えたり、パートナーが考えていることを知ったりする時間を確保することも同じぐらい大事です。ふたりきりで食事をしたりするだけでも、ちょっと新鮮な気持ちで話すことができそうですよね。たまには誰かに子どもをみてもらって(シッターサービスなどを利用したとしても)ときどきでも夫婦の時間をつくっていくことが、よりよい夫婦関係の持続や、「もっと好き!」につながるのかもしれません。パパとママが仲良しで、きちんとコミュニケーションが取れているということは、子どもにとってもいいことですよね! 「いい夫婦の日に関するアンケート」 アンケート回答数:子育て中の女性337名、男性14名 キッズライン総研調べ(ベビーシッターサービス・キッズライン)
2017年11月22日こんにちは。子育て支援を専門にする臨床心理士の今井千鶴子です皆さんは、夫婦で教育方針について話すことはありますか?2017年9月12日〜13日の間、パピマミ読者の皆さんに『夫婦で教育方針の「違い」を感じますか?』というアンケートを行いました!86名の方々にご協力いただきましたので、その結果をランキング形式で発表したいと思います。●夫婦で教育方針の「違い」を感じますか?・1位:どちらかといえば「違い」を感じる……45%(39人)・2位:非常に「違い」を感じる……27%(23人)・3位:どちらかといえば「違い」を感じない……24%(21人)・4位:まったく「違い」を感じない……3%(3人)※有効回答者数:86人/集計期間:2017年9月12日〜2017年9月13日(パピマミ調べ)このアンケート結果からわかることは、教育方針に違いを感じない夫婦などほとんどいない ということです。実は、教育相談の場面でも「教育方針の違いから夫婦喧嘩になってしまった……」といったご相談が頻繁にあります。お話をうかがっていくと、パパもママもお子さんを思うがゆえに、「こうしてあげたい」「ああしてあげたい」と感じていることが伝わってきます。そのため、お子さんへの“愛”が、結果的に夫婦間の溝になっていることが残念でなりません。もし、教育方針の違いによって夫婦間に大きな溝を感じているようなら、一度冷静に夫婦の子育てを振り返ってみませんか?●教育方針に違いがあっても、強力なタッグを組んで子育てをしている夫婦の特徴教育方針の違いが少なかったり、違いがあったりしてもうまく“統合”しているご夫婦にはある共通した特徴があります。それは、“お子さんの現状を正確に理解している”ことです。つまり、お子さんの性格や成長、発達などについて、これまで一緒に見続けながら理解しているご夫婦は、教育方針を地道に作りあげている ように感じます。よくみられるのは、習い事に対する考え方の違いを発端に夫婦喧嘩が始まるというものです。たとえば、小学校に入学する前から、「他の子もやっているから」という理由だけで多くの習い事をしているお子さんがいます。「少しでも才能を伸ばしてあげたい!」という親の期待や思いがあるのもわかります。ただ、もしそれらの習い事をお子さんがイヤイヤやっているとしたら……、才能を伸ばすどころか挫折経験につながるリスクの方が高いのではないでしょうか。あくまで、子どもの体力や性格、動機づけなどを夫婦で理解しながら、どのタイミングで何を習得させるかということこそが“教育方針”です。親の過度な期待を押しつけることが“方針”ではなく、お子さんのタイミングをみながら成長や発達を促す計画が必要になります。これは極論になるかもしれませんが、一流大学に入学すれば幸せになれるという考えがもし根底にあるのだとしたら、それは捨てた方がいい と思います。これまで多くの“優秀”と呼ばれる学生をみてきましたが、苦労して一流大学に入学したからといって必ずしも幸せになれるわけではないからです。つまり、大学入学後に生き生きと活動できる子もいれば、何をしたらいいかわからなくなってしまう子もいます。前者の大学生は“幸せを感じ取る能力”が高く、自分でどんどん挑戦していきますが、後者の大学生は“適切な自尊心”が低い傾向にあります。たとえば、与えられた課題などはこなせるのですが、誰かと比較したり競ったりしていて、いつも自分の能力の高低を気にしています。誰かと比較することでしか自分の幸せを感じられないようにも映ります。また、就職活動の時期から“自分”について悩み始め、傷ついた状態で卒業することも珍しくありません。前者の学生たちに共通していると感じるのは、子どものときの習い事に親がしっかりと“関与”している ということです。ここでいう“関与”とは、単純に習い事ばかりをさせるのではなく、子どものことをよく理解して、家でも一緒に親が練習したり、話をしたりする活動を積極的に行なっているということです。多くのことを学ばせるのであれば、パパとママも多くのことに関与する覚悟が必要だと思います。また繰り返しになりますが、親がお子さんの性格や成長、発達などについて、正確に理解しながら関わることが何よりも大切です。子どもにはそれぞれの個性があり、成長のスピードも同じではありません。他の子を基準に考えるよりも、世界に1人だけのお子さんの成長に目を向けていきませんか。もちろんお子さんが楽しく学んだ結果として、学習環境が整っている一流大学に入学することは理想的ではあります。ただ、一流大学への入学だけを前提に教育方針を立ててしまうと、お子さんは大学卒業後にツラい思いをするかもしれません。----------いかがでしたか?今回は、夫婦間の教育方針の違いについて考えてみました。綺麗ごとのように聞こえてしまうかもしれませんが、教育方針の違いで喧嘩しそうなときには、パパとママは“敵”ではなく、“最強の味方”だということを思い出してください。共通して思う気持ちはお子さんの“幸せ”です!●ライター/今井千鶴子●モデル/藤沢リキヤ、福永桃子
2017年09月26日結婚しても夫婦がそれぞれの姓(名字)を名乗る「夫婦別姓」。いまの日本では結婚すると女性が姓を変えることが多いですが、海外では別姓が一般的な国も。いずれ日本もそうなるのでしょうか。今回は夫婦別姓をめぐる法律などの現状から、メリット・デメリットまで詳しくご紹介します。夫婦別姓、日本の法律ではどうなってる?まず大前提として、日本では法的に夫婦別姓が認められていません。婚姻届を出すと法的に「夫婦」>となるわけですが、そのさい男性か女性のどちらかが姓(名字)を変えて、同じ姓を名乗らなくてはいけません。これは「夫婦同氏」といって、民法で決まっています。ちなみに「夫婦別姓」は、正しくは「夫婦別氏」といいます。これは「姓」や「名字」のことを法律用語で「氏」というからですが、一般には夫婦別姓という言葉で知られているので、この記事でも基本的にはそう表記します。■日本ではいつから夫婦同姓に?はじめて法律で定められたのは明治31年の民法です。明治時代から大きな変更がないまま、現在にいたっています。いっぽう世界ではどうかというと、以下のように別姓が基本、もしくは希望のパターンを選択できる国も多くなっています。「夫婦同姓」を法律として強要いているのは、どうやら日本だけのようです。・フランス:同姓、別姓、結合性(夫婦の姓をつなげる)・ドイツ:同姓か別姓・オーストラリア:同姓、別姓、結合性・アメリカ:州により異なる・タイ:別姓、夫の姓で同姓、結合性・韓国:別姓・中国:原則別姓どうして夫婦別姓が注目されているの?「夫婦同姓」の日本では、ほとんどの場合、結婚すると女性が姓を変えています。けれども明治や戦前とはちがって女性の地位は向上し、社会進出が進んでいます。そのなかで「女性だけが姓を変えるのは不公平だ」「仕事をするうえで名前を変えるのは不都合」などの意見が出てきたわけです。さらに世界的にも別姓や結合姓を認める動きが進んでおり、2016年には国連が日本に対して「夫婦同姓は女性差別だ」として撤廃をうながす勧告が出されました。こうした流れもあり、日本政府は「選択的夫婦別氏制度」の導入を検討しています。「選択的夫婦別氏(別姓)」とは、結婚するさいに「希望する夫婦は別姓を選択することもできる」という制度です。先にご紹介したドイツと同じタイプですね。■世の中の意見は2013年実施の世論調査では、選択的夫婦別姓の導入について20代の47.1%が「かまわない」と答えていますが、60代では33.9%。全体として、若い世代は夫婦別姓に対してポジティブなのに対し、高齢になるにしたがってネガティブな意見が増えるようです。 ・選択的夫婦別氏制度(いわゆる選択的夫婦別姓制度)について|法務省 夫婦別姓の2タイプいま日本で夫婦別姓をしたいなら、どんな選択肢があるのでしょうか。おもな2タイプをご紹介します。■事実婚タイプ婚姻届は出さずに一緒に暮らすタイプです。内縁関係ともいいます。フランスなどでは一般的ですが、日本だと多くはありません。というのも、日本では役所の手続きなど公的な書類や法律では法的に結婚している、配偶者であるということが重要。そのため、事実婚の場合は手続きが複雑になったり、配偶者と認められないこともあったりするからです。■通称タイプ婚姻届は普通に出して、仕事や社会生活では今までどおりの姓(名字)を「通称」として使います。いまの日本では、このタイプが主流なようです。ちなみに筆者が働いていた会社や同業他社も、ほとんどの人が「通称」として旧姓のまま働いていました。ただし、身分証明書や公的な書類では通称は使えません。夫婦別姓のメリットは?夫婦別姓のメリットは、つぎのようなものが挙げられます。■アイデンティティを守れる結婚前の姓(名字)はその人のアイデンティティの1つ。ちがう名字で呼ばれることに抵抗がある人や、自分の名字に愛着のある人も、夫婦別姓なら問題をクリアできます。■仕事上、姓が変わることで発生するデメリットの回避仕事をするうえで、名字が変わると取引先にいちいち説明しなければなりませんし、メールアドレスの変更など煩雑な手続きも増えてしまいます。別姓なら問題ありません。■結婚・離婚というプライバシーを名前から知られずに済む夫婦同姓の場合、結婚や離婚というプライバシーが名前から筒抜けです。たとえば離婚したとき、取引先の相手にまで「あれ、お名前変わりましたよね。ご結婚ですか?」なんてきかれるのは不快でしょう。逆に周りが気をつかうこともありますよね。■煩雑な手続きをしなくて済む(法的に認められれば)パスポート、免許証、クレジットカード、銀行やネットの名義……結婚して名前を変えると、膨大な事務手続きが発生します。平日の日中しか窓口が開いていないことも多いので、とくに働いている人にはかなりの負担。法的に別姓が認められれば、こうした負担がなくなります。■ウーマンエキサイトでの旧姓問題(編集部談)エキサイトにも結婚後、旧姓を通称としてそのまま使っている女性社員が多数います。そこで、困るのが保育園からの急な連絡。子供の発熱などで実の姓で会社に電話がかかってきます。あれ、〇〇さんって誰でしたでしょうか!? ということが毎年起きております。夫婦別姓のデメリットは? 夫婦別姓のデメリットについては、おもに事実婚タイプが直面する「制度」問題と、通称タイプも関係する「日常生活」という2つの角度からご紹介します。■制度の問題・社会保険が「扶養」扱いにならない・遺産相続で「配偶者」として認められない事実婚だと、通常の手続きでは保険や遺産相続で配偶者として扱われません。後でご紹介する、プラスアルファの手続きが必要になります。■子どもの問題法的夫婦の子どもは自動的に夫婦の子として戸籍に入りますが、事実婚の場合は父親不明としてママの戸籍に入ります。認知届を出せばパパの子になりますが、非摘出子>であることには変わりありません。ただし2013年の法改正で相続などについて摘出子/非摘出子を区別することはなくなったため、今では言葉だけのちがいです。また、選択的夫婦別姓が成立した場合でも、子どもはどちらかの姓を選ばなくてはなりません。そのため、親と姓がちがうことについて世間に説明が必要……といったデメリットも。■日常生活・世間から「変わってる」と見られるとくに年配層は夫婦別姓に対してネガティブな方も多いため、「変わった夫婦」「家族がバラバラになる」といった見方をされることもあるようです。・宅配便や郵便の受取で手こずることがある表札に両方の名字を出していないと、配達スタッフからいちいち確認されることもあるようです。ただし郵便は転居届を出していれば問題ありませんし、宅配便も「届かない」といったことはめったにありません。遺産相続、保険、子どもの姓、戸籍…問題点はどうクリアする? 制度の問題については、ちょっと面倒ですが手続きをきちんとすれば、おおよそクリアできます。■社会保険事実婚でもパートナーを「扶養」に入れたい場合、住民票を同一世帯にして、相手の続柄を「夫(未届け)」または「妻(未届け)」にすればOKです。加入している保険によっては申立書や理由を記入する必要のあるケースもありますが、窓口や会社できちんと説明すれば大丈夫です。■遺産相続事実婚の場合、法的な「配偶者」ではないのでパートナーが亡くなっても基本的には遺産をもらえません。その場合、パートナーに遺言書を残してもらいましょう。ただし遺言が法的に有効となるには複雑な条件があるので、専門家に相談したほうがいいでしょう。■子どもの姓と戸籍事実婚の場合は、子どもは放っておくと母親の戸籍に入る=母親の姓になります。子どもを父親の姓にしたい場合は、父親が認知して「養子」にしましょう。実の子を養子というのもちょっとヘンな感じですが、そうすると父親の戸籍に入る=父親の姓に変えることができます。「夫婦」の考えは千差万別! 夫婦別姓にはいろいろなメリットがありますが、法的に認められていないこともあり、手続きが面倒だったり、世間の理解が得にくい面も。別姓を選ぶなら、今回ご紹介したような「デメリットを回避する手続き」をきちんととりましょう。同姓も別姓も、どちらを選択するかはご夫婦しだいです。もし自分たちとちがう考えのご夫婦と出会っても、それぞれの考えを尊重できるようにしたいものですね。
2017年02月13日企業の中には独自の社内制度を設けているところがたくさんあります。たとえば女性特有の不調を理由にした休暇取得、ランダムに選んだ社内メンバーとの飲み会代金を負担、生産性を高めるための30分のお昼寝タイムなどなど…。働く社員のことを考えたユニークな制度も多く、子育て支援を目的にしたものも増えてきています。でも子育て以上に大切なのが、良好な夫婦関係…! そこで今回は夫婦にうれしい制度を設けている企業を紹介していきましょう。■夫婦ゲンカの早期解決を会社が手助け!徳島で育児雑誌を発行する出版社、全国ワイヤーママグループは「夫婦ゲンカ特別休暇」を導入しています。読んで字のごとく、夫婦ゲンカが起こったときの仲直りのための休暇です。なんと年5日まで取得可能ということで、ケンカっ早い(笑)ご夫婦も安心。こんな休暇制度があれば「制度のお世話になってばかりじゃあ…」と、ケンカの抑制につながるかも…?こちらの会社は生後2年の間、社員の赤ちゃん用おむつが無料提供される制度もあります。夫婦にも子どもにもうれしい会社ですね。参考サイト ワイヤーオレンジ ■パートナーの誕生日は仕事をしなくてOK!婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェントが導入しているのは、恋人や配偶者の誕生月に休暇を申請できる「パートナーバースデー休暇」。福利厚生の一環ということですが、制度があっても「誰も取得していない」状態ではないも同然。こちらの会社は驚くなかれ、約6割の社員が取得しているといいます!夫婦で休みが異なる場合も「誕生日は一緒に過ごせる」という安心感を得ることができそうですね。大切な人と大切な日を過ごせるよう、会社が後押ししてくれるなんてステキです。参考サイト・ 社員の約6割が取得するパートナーバースデー休暇制度 ・ パートナーエージェント ■お小遣い支給で記念日を豪華に過ごそう!人材総合サービスを提供するエン・ジャパンが導入しているのは「結婚記念日お祝金制度」。これは既婚社員の結婚記念日に20,000円のお祝金が支給されるものです。社員やその家族をねぎらい充実した記念日を過ごしてもらうことで、仕事へのモチベーションアップを狙っているそう。何に使うかは個人にゆだねられますが、ディナーやギフト、旅行資金の一部にする人も多いようです。お金という現実的なものだからこそ、普段お祝いをしない人も「記念日費用」として楽しめるのかもしれませんね。参考サイト エン・ジャパン 社内制度の充実は、働く側にとってはうれしいことですよね。仕事に子育てに夫婦関係…。どれにも大切なのは誰かを思う、思いやりの気持ち。今回ご紹介した社内制度はそんな思いやりのひとつなのかもしれませんね。
2017年02月12日結婚式を挙げてから早○年。夫婦でいる時間が長くなればなるほど、気持ちのすれちがいやけんかが多くなってくるものですよね。結婚するまではあんなに仲が良かったのに、いまとなっては…とお互いため息が出てしまうご夫婦も多いのではないでしょうか。■「子はかすがい」のはずが…?よく「子はかすがい」と言いますが、私がカウンセリングのご相談を受けていて感じるのは、子どもはかわいいのに、子どもの存在が夫婦の間に亀裂を生むきっかけになってしまうケースも多いということです。近くに自分の両親など育児の協力者や経験者がいなく、夫婦二人で育児に右往左往して精神的にも物理的にも余裕がなくなってしまったり、逆にどちらかの実家に頼りきりで、二人で協力して育児している感じがなくなったり…。育児を通じてお互いの価値観のちがいがはっきりとしてきてしまうのでしょうね。では、子どもがいなければずっと円満でいられるかといえば、そういうわけでもありません。大人二人の生活というのは、ある意味自由ですから、その生活が長くなればなるほど「夫婦」である理由が見いだせなくなるケースもあります。お互いが「嫌いなわけではないが、一緒に暮らす必然性がない、ただの同居人」という存在になると、外の異性に目を向けやすくなってしまいます。■「何に対して不満なのか」を書きだすいずれの場合でも、「夫に不満を抱えていて、この状態は良くないとわかっているけど、どうしたらいいかわからない!」と思っている方がいらしたら、次のことを試してみていただきたいと思います。まずは、洗面所に行って鏡を見ましょう。鏡に映るあなたの口角が下がり、険しい表情をしていたとしたら、目の周りから力を抜き、口角をぐっと上げてみます。気持ちが入っていなくて構いませんので、まずは表情をゆるめましょう。人は身近な他人の表情にとても影響を受けます。あなたがキツイ表情を家族に向けていれば、相手も同じような表情や態度になるので、余計イライラが募ってしまいます。次に、「自分は何に対して不満なのか」を箇条書きにします。男性は基本的に「家では何も考えずボーっとしていたい」人が多いため、何ごとも言葉にしなければ気にしてもらえません。だからといって感情的に訴えると、対応するのがめんどくさい気持ちになって、ますますこじれてしまいます。箇条書きにすることで、感情の部分がそぎ落とされ相手にも要望が伝わりやすくなります。書きだしたら、自分自身で改善できることはないか探しましょう。夫婦の問題はお互いが歩みよらないと解決しないことが多いです。一方的に相手を責めたくなる気持ちはわかりますが、冷静に考えてみましょう。不満を伝えるときは、「なぜあなたは○○してくれないの」ではなく「私は○○してほしい」と、自分を主語にして話します。相手を主語にすると、どうしても責める口調になりがちです。また、実際に相手のほうにかなり非があることであっても、100%追いつめないようにしましょう。四方を囲むよりも、どこか一方に逃げ場を残しておくほうが、心理的に相手は非を認めやすくなります。■夫と話すひとときを持つ問題解決に第三者の介入が有効と思えば、遠慮せずに活用することを考えましょう。例えば、家事代行サービスや一時的に子どもを預かってくれる施設やサービスを利用することで気持ちに余裕ができるならば、それは無駄な出費にはなりません。そして何より、いつまでも仲良しの夫婦でいるには、普段からよく話す習慣をつけておくことが大切です。仕事や家事、育児が忙しいとなかなか二人で話す時間はとりづらいと思います。しかし、夫婦の仲がこじれるのは、最初はほんのささいな気持ちのすれちがいから起こることがほとんどです。我慢したり放置しておいたりすると、心のなかでだんだん大きな不満に育っていきます。問題の芽は小さいうちに摘みとってしまったほうがいいのです。夕食の時間や週末など、ほんの少しの時間(これがポイント! 長くなくていいのです)夫と話すひとときを持つように働きかけてみてはいかがでしょう。旦那さまも最初は話しかけられて戸惑うでしょうけど、繰りかえしているうちにだんだん慣れて話題が広がるようになると思います。将来、子どもはいつか巣立っていき、また夫婦二人の生活に戻っていきます。夫とコミュニケーションをとる習慣をいまのうちからつけておけるといいですね。
2016年08月30日▲今回の共働きパパ:瀬川晋平さん(32歳) 株式会社mediba ・広告システム開発部兼CREDO・ES経営企画部。入社4年目。メルマガサービスの記事入稿ツール開発担当。・奥さま : 38歳。社内恋愛で結婚。いまも同じ会社で働いている。・お子さん : 2人(3歳と1歳)・平均帰宅時間 : 19時【自己採点】瀬川パパの「パパ力」……70点/100点ママのコメントは文末(3ページ目)に!※「パパ力(りょく)」とは、家事や育児へのコミット力のこと■飲み会は当面ガマン! 定時に帰って下の子の育児全般をこなす【チェックポイント1:パパの育児参加】パーツのみではない! 寝かしつけまでのすべての育児を担う3歳の女の子と1歳の男の子、ふたりのお子さんのパパである瀬川さん。同じ会社に勤務する奥さまは、2016年5月に仕事復帰したばかりです。瀬川家では、上の子の育児を奥さまが、下の子を瀬川さんが担当。つまり、瀬川さんは下の子の育児の全タスクを行っているのです。瀬川パパの育児への取り組みや奥さまへの思いについて聞きました。【瀬川パパの家事・育児分担表】---平日---<朝>・ゴミ出し・子どもたちを起こして着替え手伝い・体温測定・子どもたちの歯みがき・下の子の保育園登園<夜>・下の子のお迎え・下の子をお風呂に入れる・下の子の歯磨き、寝かしつけ・保育園準備・おもちゃの片づけ・電動自転車バッテリーチェック・ディフューザーのアロマオイル補充---休日---<朝>・子どもの着がえ手伝い・ビニールプール設営・玄関そうじ、雨どい周りの泥そうじ(月2回)・下の子と遊ぶ(土曜日)<夜>・プール片づけ、そうじ・下の子をお風呂に入れる・下の子の歯みがき、寝かしつけ――上の子は奥さま、下の子は瀬川さんと育児分担がはっきりされていますね。分担については妻の復帰前に話し合って決めました。炊事や洗濯、上の子(娘)の世話は妻が、下の子(息子)は僕。家事はほとんど妻がやってくれています。子どもたちが別の保育園に行っているので、毎朝自転車で息子を送ってから出社し、定時の17時半過ぎには会社を出てお迎えに行く生活です。現場のみんなの協力があるおかげで、定時に帰れています。――男性が毎日定時に帰られるのは、なかなかハードルが高いように感じられます。職場の環境的にはどうなのでしょうか。子育て中の社員が多いこともあり、チームメンバーの理解を得られやすいように感じています。僕のほかにも保育園のお迎えで定時にあがる男性社員がいますし、弊社のCTOも「子どものお迎えがあるから」と早めに帰ることもあるくらいです。――毎日お迎えがあると、飲み会なども行けないですよね?子どもが1歳のうちはと思って、すべて断っています。行きたい誘いもいっぱいあるけど、それは妻も同じですからね。【チェックポイント2:パパの家事】理系男子ならではのアロマオイル管理――家事全般は奥さまとのことですが、瀬川さんが担当されている家事もありますよね。夜の「ディフューザーのアロマオイル補充」とは…?アロマというとキラキラしたイメージを持たれるかもしれませんが、少しちがいます(笑)。夏場は家に虫が入ってきてしまうから、虫よけのためのアロマを調べて作っています。――アロマを焚くだけでなく、作ってしまうとは!?市販の虫よけには、子どもに良くない成分が入っていることもあると聞いたので、「うーん、じゃあ、作ろう」と。アロマを調合するために、無水エタノールやビーカー、ガラス棒などもそろえました。大学では化学を学んでいたので、器材に触れながら当時を懐かしんでいます。置く場所は、玄関とルーフバルコニー、階段の踊り場。戸をあけっぱなしにしやすいところです。――理系男子、素敵です!理系とは関係ないかもしれませんが、料理も好きです。先日は、自分が食べたかったこともあり、豚汁を作りました。家事の負担がひとつでも軽くなればという思いもあったので、大きな鍋に3、4日分くらいの量をたっぷり(笑)。■「早く帰ってきて」に込められた妻の気持ちを知る【チェックポイント3:ママへの理解】子育てには想定外のできごとが起こるもの 妻の大変さを痛感する――パーツごとの育児参加ではなく、息子さんが寝るまでの流れをすべて行うことで、何か変わったことはありますか?妻の大変さがわかったことでしょうか。子どもがひとりのときは、22時過ぎまで仕事をしていたものですから、ほとんど育児に参加できていませんでした。息子の育児をするようになってから知ることも多くて。「オムツって、1日でこんなに消費するものなの?」とびっくりしたことを覚えています。以前は、妻から「もう少し早く帰ってきて」と言われても、その言葉の通りにしか受け取っていなかった。でも、そのひとことの中には、こんな大変さが詰まっていたのかと身をもって知りました。――いまでは育児をしっかりこなされて、誰が見てもイクメンです。完ぺきではないですよ。最近も、妻から注意を受けました。毎朝の子どもたちの歯みがきは僕が担当しているのですが、先日、息子のオムツ替えという想定外のアクシデントが発生(笑)。生理現象だから仕方ないものの、おかげで家を出る時間になっても、娘の歯みがきが終わっていないことがありました。妻からは、「ふられたタスクは、ちゃんとこなしてね」というひとことが…。育児には、タスクで見積もっても、どうにもならないことが起こりますからね。それ以降はオムツ替えの時間も加味して行動しているので、今朝も大丈夫でした!――息子さんと過ごす時間が長い分、パパになつきそうですね。息子の育児をするまでは「パパ」って呼ばれたことがなくて、「ママ」ばかり。それが、いまではママのことも「パパ」って言います。「やった! 僕の時代が来た!」って思いましたね(笑)。一緒にいて世話をするだけで、こんなに変わるものかとびっくりしました。妻は…ちょっとへこんでいましたけど(笑)。【チェックポイント4:ママのケア】子育て中も好きなことはやめない 毎週土曜日は夫婦の趣味の日にあてる妻のケアというよりは、お互いに自分の時間を持つようにしています。毎週土曜日を趣味の日にあてていて、午前中は妻が日本舞踊に行き、午後は僕がテニススクールへ。どちらも子どもが産まれる前から続けていた習いごとです。日本舞踊には子どもをひとり連れていけるので、だいたい僕が下の子と遊んでいます。午後に子どもたちがお昼寝をするころ、僕が出かけるという感じです。ごくたまに、子どもが寝た後にふたりでお酒を飲むことも。妻は通販サイトで日用品の買物をしながらですが、日常的な息抜きのひとつではありますね。――お子さん2人を瀬川さんが見るというケースもありますか?一度だけありました。ふたりをプールで遊ばせようと思っていたのですが、準備する間は目を離さないといけない。でも、3歳児と1歳児をふたりっきりにさせておくのはこわいですよね。うちにはパソコンが2台あったので、Facetimeをつないで部屋の様子をチェックしながら別の場所で組み立てました。上の子が下の子の世話をしたがる年ごろなので、無理やり抱っこしようとすることもあります。そこで悲鳴があがると、「○○ちゃん、抱っこしちゃダメ!」って注意もできます。ふたりきりにしないといけないときの必需品です。【チェックポイント5:夫婦間のケンカ】ただ謝って終わりはNG! 決着がつくまで話し合う――奥さまからの採点は、どのくらいだと思われますか?わからないな…。60、70点ぐらいでしょうか。夜のタスクが残っていても、眠いと明日にまわそう、と取りこぼしてしまうこともありますから。妻の方がやっていることも多いので、ほかにも分担してほしいことがあるかもしれません。――うまくやっていくコツなどはあるのでしょうか。ぼくも妻もけっこう主張が激しいので、ケンカはよくする方です。そのときに、絶対に落とし所を見つけるようにしています。”なんとなく謝って終わり”だとまた同じことでケンカを繰り返してしまう。性格的にも、とことん話しあって決着をつけないと気が済まないみたいですね(笑)。「今日は終わらなかったから、また明日話そう」と持ちこすこともあります。子どもの前では普通にふるまっているつもりですが、話し方のテンションなどで、気づかれることもあります。3歳ともなるといろいろとわかるみたいで、「ケンカしないの!」って娘が仲裁にはいることも。そういうときは、「ケンカしても、パパとママは仲直りするから大丈夫だよ」と言うようにしています。ケンカは必ずしも、悪いものではないですからね。妻に対しては、ただただ「すげえなー!」のひとことです。環境や精神面での変化もあるため、復帰前後は少し心配していました。でも、いざ復帰してみると、以前と変わらずに家のことをこなしている。妻は時短勤務ではないし、朝も僕より早く起きているので、疲れもたまっていると思います。娘を寝かしつけたあと、そのまま寝てしまうことも多いですから。そこで、寝ている妻を22時半ごろに起こしに行くのが、僕の重要な役目(笑)。「なんで起こしてくれないの? やることあるのに!」と怒られるので、起こし忘れないように気をつけています。▼ママからの評価コメントママから見た「パパ力」は……85点/100点「家に帰ってまで “タスク” “タスク” といわれているのか」とひかれそうですね(笑)。わたしは、ひとりひとりが主体性を持って行わないと、家のことは回っていかないと思っています。つまり、「協力する」のでも「手伝う」でもないということです。そういう面から見ても、我が家は良いチームじゃないかなと思います。もちろん不満もたくさんありますが、男女の差や経験のちがいによるものもあるでしょうから、ある程度(不満を感じること)は仕方がありません。我が家の家事・育児分担のシステムは、夫とわたしだけでは成り立ちません。日ごろから協力をしてくれている職場の人たちには、感謝の気持ちを忘れないようにしています。【「パパの自覚」について】「下の子の世話を夫が担当する」というスタイルになって以降とそれ以前とでは(本人は感じていないかもしれませんが)、「父親らしさ」がまったくちがいます。いままでの育児が「点」だったとしたら、いまは「線」。流れがあることをわかってくれているような気がします。ただ、ゴム手袋をしないとオムツ替えができないので、その点についてはちょっとどうなのかなと思いますけど(笑)。【「パパの家事」について】掃除洗濯炊事といった日常的なもの以外は、夫が気づいてやってくれていることのほうが多い気がします。虫よけアロマもそうですし、駐車スペースなど家の外側の清掃なども夫が担当してくれています。わたしも育休の間に随分力持ちになったつもりですが、重いものや高いところなど、夫が気づいてやってくれるのはありがたいですね。【「パパの育児方針」について】夫はもともと、育児や知育などには興味があるほうなので、「こんなときは子どもにどうアドバイスしてあげたらいいか」「こんないいことを聞いたんだけど」など、子どもたちが寝たあとによく話しています。夫婦間で考え方が合わないときは、とことん意見をぶつけ合います。疲れるけど、おかげで育児方針のすり合わせができています。【「ママへのケア」について】普段から、よく気づかってくれる方です。わたしがイライラしていたり、疲れていたりすると、夫がひとりで子どもたちと遊んでくれていたりします。また、母の日には娘と「パン屋さんに行ってくるね」と言って出て行き、なかなか帰ってこないと思ったら、花屋を探してカーネーションを買ってきてくれたことも。父の日はというと…一週間くらい遅れてしまいました。わたしの方がパパへのケアができていないような気がしますね(笑)。
2016年08月08日【女性からのご相談】50代。29歳の長女に1歳の女の子がいるおばあちゃんです。共働きの娘夫婦は社内恋愛・社内結婚でしたが、お互いの実家が隣接する市どうしと近かったため、どちらの実家にも近いところの賃貸マンションで暮らしています。近いので娘は孫を連れてよく遊びに来てくれてうれしいのですが、来るたびに娘の孫に対する健康管理面での細かいことが気になって、ついつい口出しをしてしまいそうになります。コーラなんか飲ませて大丈夫なのだろうかとか、かゆがってるみたいだけどアレルギーの検査を受けなくてもいいのかしらとか、いちいち挙げたらキリがないくらい、いろいろなことが気になってしまいます。うるさいことを言うつもりはないのですが、どこまでなら口を出してもいいものでしょうか?●A. 相談されたらできるかぎりの助言をするが、そうでなければ一切娘さん夫婦に任せること。こんにちは。エッセイストでソーシャルヘルス・コラムニストの鈴木かつよしです。ご相談ありがとうございます。筆者は今56歳、筆者の妻は55歳ですが、やはり長女にもうじき2歳になる男の子がおり、ご相談者様のお気持ちは誰よりもよく分かります。かわいくて仕方がないことと思います。しかし、ご相談者様、これだけはわきまえておかなければなりません。お孫さんのことは、いくら気になったとしても、娘さん(ご夫婦)の方から相談されたならできるかぎりの助言をするという態度に徹してください。相談もされないのにおばあちゃん・おじいちゃんの方から口出しをすることは、よほどの例外(重大な疾病の初期症状が見られた場合など)を除いて、基本的にはしないでください。娘さんご夫妻に任せることが大事 です。都内で小児科クリニックを開業する小児科医の意見も参考にしながら、もう少しお話しさせていただきます。●子どもにとっては親が「この世で一番」の存在。子どもを混乱させてはいけません『誰でもこんな経験はありませんか。子どもがいる家庭に用事があって訪ねたら、喜々として出てきた子どもに、「なあんだ。ママ(パパ)じゃないのか」と言われたり、露骨にそういう顔をされた経験は。誰にでもおありかと思います。これは、子どもにとって、女親か男親かに関わらず“親”こそがこの世で一番の存在 であることを示したいい例なのです』(50代男性/都内小児科クリニック院長・小児科医師)小児科医が言うように、お孫さんにとって「この世で一番」の存在であるママやパパに、おばあちゃんやおじいちゃんが何やらお説教めいた調子で接していたら、お孫さんは混乱してしまいます。「そんなこと、1歳くらいの子に分かりはしない」などと侮ってはなりません。1歳になっていれば、大好きなママやパパが何やらよからぬ目にあっているぞといった雰囲気は、敏感に感じ取ってしまうものです。1歳のお孫さんにコーラなんか飲ませて大丈夫かとか、ずいぶんかゆがっているけどアトピー性皮膚炎などの心配はないのだろうか、検査を受けた方がいいんじゃないかとか。かわいいお孫さんのことですから気になるのは分かります。でも、だからといって急を要するような問題でしょうか?もちろん程度にもよりますが、ほとんどの場合、おばあさんやおじいさんが口を挟むようなレベルの問題ではないはずです。●医学は日進月歩で変化しています。祖父母の小児医療の常識がすでに古くなっていることも『50代くらいの若いおじいさん、おばあさんですと、子育てに関する自分の知識や経験もそんなに古くはないぞといった自負があるかもしれません。しかし、それは実は間違いなのです。医学は常に進化していて、小児科分野においてもその常識は医師のわたしがついて行くのも大変なくらい日進月歩で変化して行っているのです』(50代男性/前出・小児科医師)長年にわたって地域の子どもたちの診療と健康管理にあたってきた小児科医がこう言うのですから、おじい様、おばあ様はプロの意見を謙虚に聴くべきでありましょう。ご相談者様からみたら娘さん(ご夫婦)は頼りなく映るかもしれませんが、お孫さんのことをこの世で一番考えているのは娘さん(ご夫婦)なのです。子育てについての完璧な方法論などどこにも存在しないように、子どもの健康管理に関しても唯一絶対の正解などといったものは存在しません。わたしたちもそうであったように、今の娘さんも毎日手探りで、わが子の「よりよい未来」を模索しているわけです。娘さんご夫婦とお孫さんのことを陰からそっと見守り、“黒子”として「頼りになるサポーター兼アドバイザー」 に徹してさしあげてください。●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)
2016年06月14日近年、義母が子育てに干渉してくることにストレスを感じるママが増えているようです。義母が子育てをしていた時代といまでは、育児に対する考え方や取りまく環境が大きく変わっていますので、世代間ギャップが生じてしまうのは仕方のないこと。問題は、どのように付きあっていくかです。そこで今回は、実際に「義母の子育て干渉」に悩んだママたちに話を聞かせてもらいました。体験談をもとに、子育てに干渉する義母とどのように付きあっていけば良いのかを考えてみましょう。■「抱きぐせがつく」と怒られた!「息子が産まれたばかりのころ、義母から頻繁に『抱きぐせがつくから、抱っこばかりしていてはダメだ』と怒られました。とりあえず義母の前ではできるだけ抱っこしないようにしてやり過ごしましたが、ストレスでした」(Hさん/29歳/主婦)たしかに、昔は赤ちゃんを抱っこしすぎると「抱きぐせがつく」とされていました。しかし、現在はむしろ、たくさん抱っこしてあげた方が良いと言われていますね。真っ向から義母の意見を否定すると、嫁姑の関係悪化につながることも。Hさんのように、義母の前では一応言うことを聞いているフリをするのは、賢い方法かもしれません。■勝手なことをしないで!「私は、半年くらいは母乳で育て、子どもが食べものに興味を持ちはじめたら離乳食を少しずつ…という考えでした。しかし、義母が『離乳食は早くはじめた方が良い!』と言って、ある日勝手に卵を食べさせようとしました。そのときに『アレルギーのこともあるし、子どもの食事には干渉しないで!』と少し強く言ってしまって…。しばらく、義母との関係がギクシャクしました」(Iさん/33歳/主婦)育児についての世代間ギャップはほかにもたくさんありますが、大切なのは「自分の子育てのやり方」について、きちんと義母に伝えておくことではないでしょうか。Iさんのケースなら、最初に「離乳食はゆっくり」と伝えて理解してもらっていれば、勝手に卵を与えようとしたり、関係が悪化したりすることは避けられたかもしれません。なかなか義母が自分の意見を受けいれてくれない場合は、育児セミナーなどで配布される資料や、最新の研究結果など、「ママ自身の意見」ではなく「専門家の意見」として伝える方法も効果的です。■心配しすぎる義母にウンザリ…「とにかく義母が心配性で、孫が産まれる前から育児書を読みあさり、産まれてからは『これ試してみて』『この症状に当てはまっている、病気では?』と、頻繁に連絡してくるので困っています」(Oさん/31歳/書店勤務)育児書を読みすぎて、結局何が良いのかわからない…という状態になるママは多いようですが、最近はその祖母バージョンもある様子。「大丈夫ですよ!」と聞きながしているだけでは、義母の不安が増してしまう可能性もあります。「じゃあ、私もその育児書を読んでみます」と一度意見を聞きいれてから、「どうやらちがうようです」と報告することで、義母を安心させてあげられると良いですね。このように、「義母の子育て干渉」が気になる場合には、まず「子育て」と「孫育て」がちがうものだということを知ってもらうことが大切です。たとえば、さいたま市が発行している「祖父母手帳」には、「昔といまの子育てのちがい」「親世代との上手な付きあい方」など、孫育てに関する情報がたくさん書かれています。こういった「孫育て」に関する資料を義母に読んでもらい、「子育て」と「孫育て」の領域のちがいを理解してもらえたら、義母の「干渉」は「心強いサポート」に変わるのではないでしょうか。
2016年06月05日▲今回の共働きパパ:杉山寛さん(34歳) GMOペパボ株式会社 ・プロモーション戦略グループ マネージャー。入社10年目。自社のインターネットサービスのプロモーションを、企画・分析まで行う。2015年以降はハンドメイドマーケット「 minne 」のプロモーションがメインに。現在はともに働く仲間の募集に注力中。・奥さま : 29歳。社内恋愛で結婚。いまも同じ会社で働いている。・お子さん : 2人(6歳と4歳)・平均帰宅時間 : 22時【自己採点】杉山パパの「パパ力」……70点/100点ママのコメントは文末(3ページ目)に!※「パパ力(りょく)」とは、家事や育児へのコミット力のこと■弁当男子がパパに! 社内夫婦円満の秘訣【チェックポイント1:パパの自覚】街で赤ちゃんがやたら目にとまり、パパの自覚が芽生えたいまの奥さんとは職場で知り合いました。僕が27歳のときなので、奥さんは22歳でしたね。交際期間は半年で、いわゆる「できちゃった結婚」です。結婚願望や予定はなかったのですが、妊娠が分かったときに自然と結婚しようと思えました。僕から見た奥さんは一見おっとりしているのですが、しっかりもの…というか、ちゃっかりしているという印象は結婚したいまも変わっていません。奥さんは現在も同じ職場で働いているので、僕が忙しいときなど、仕事に理解があるので助かっています。――「パパ」の自覚はいつ頃芽生えましたか?赤ちゃんが生まれて、首もすわって、一緒に外へ行くようになってからでしょうか。街の見え方が一変したんですよ。まず赤ちゃんがとても目にとまるようになって、世の中に結構赤ちゃんっているんだなと思いました。ベビーカーが通りやすいかどうか、いつのまにかチェックしてる自分に気がついて、父親になったんだな、と思いました。【チェックポイント2:パパの家事】なんと元・弁当男子! 炊事の目的は「コントロール」【杉山パパの家事分担表】---平日---<朝>・登園準備・朝ご飯を食べさせる・保育園登園<夜>・食器洗い・自分のつまみをつくる---休日---<昼>・習い事への送り迎え・掃除洗濯の手伝い<夜>・子供たちとお風呂入る・寝かしつけ――平日に朝ご飯をつくられているそうですが、毎日ですか?毎日ではないんですが、できるときは頑張っています。簡単なものばかりですけどね。「弁当男子」って知っていますか? 数年前に話題になった、会社に自作のお弁当をつくっていく男性のことなんですが、僕、「弁当男子」だったので食事をつくるのは苦じゃないんです。きっかけは独身時代のダイエットです。「ダイエットには食事制限だろう!」と、自炊をはじめました。最初はベーグルなんかをつくっていたんですけど、とにかく食事を「コントロール」したくて、昼ご飯も弁当をつくって持っていくようになったんですよね。僕は残業も多いし、当日急に飲み会に参加することもあるので、絶対に家で食べることが分かっている日しか夕飯を用意してもらっていません。でも、じつは帰りにスーパーへ寄って、夕飯の材料を買ったりするのは楽しみなんです。――外で食べて帰ろうとは思わないんですか?そうですね。食事を自分でコントロールしたいので、なるべくつくるようにしています。 ■仕事好き夫婦「僕の方が優遇してもらっている」家事分担――朝の「登園準備」はどんなことをされているのですか?いま奥さんは、8時から17時までの時差出勤で働いているので、朝は一番に出かけていきます。だから、朝はなるべく僕がやります。子どもを着替えさせて、保育園の準備して、自分の準備をしてから、朝食を食べさせて、保育園へ連れて行きます。夜は22時くらいに帰宅するので、子ども達もだいたい寝ているか、寝かしつけの時間です。自分の食事をつくって食べたら、そのまま家族の食器も洗って、洗濯物がたまっているときはたたみます。自分のシャツは自分でアイロンがけします。適当ですけどね。――アイロン掛けまで、すごい!自分のことは自分でやろうと思って。奥さんも仕事が好きなのに、家族の事情で早く帰ったりすることもあって、「僕の方が優遇してもらっている」という意識があります。だから洗い物や洗濯物が残っていたらイヤだろうな、と気がついたことはやるようにしています。――最初から奥さんに協力的でしたか?いまも協力的かといわれると、どうなのでしょう。家事の分担はとくに決まっているわけではなく、奥さんの様子をみて足りないことをしています。流しに洗い物が残っていたら気持ち悪いだろうなと思って洗ったり、洗濯をしたり。でも奥さんには「なにも考えてない」とよく言われます。一人目の子どもが生まれたころ、僕はとにかく仕事が楽しくて、朝まで飲んで帰ってくるような生活をしていました。しかも連絡をしないんですよね。悪いとは思っているんですけれど。それでたくさんケンカをしました。そこから少しずつ変わっていって、僕の向いていることや、奥さんの苦手なものをやるようになっていきました。だからやっていてイヤじゃないんです。もしかしたら、向いていることだけが「残った」のかもしれませんけどね。【チェックポイント3:パパの育児方針】子育てについて「なにも考えてない」!? 小学校受験も知らなかった子育てについても、奥さんに「なにも考えてない」と言われますね。指摘されると、たしかにそう思います。奥さんは子ども達に「いい経験をたくさんさせたい」と考えています。いろいろな習い事をさせたり、どこかへ行ったり。一緒に過ごして、一緒に遊べればそれでいいって考えています。だから子どもとは友達みたいな感じになっていて、たしかになめられているかも。だからといって、教育方針についてぶつかることもないです。習い事なども、奥さんが調べて、気づいたら申し込んでいて始めているケースが多いです。【チェックポイント4:ママへのケア】毎週水曜日は奥さんとランチ。70点パパの胸の内とは――ママへのケアで気をつけていることはありますか?去年から、毎週水曜日は奥さんとふたりでランチをしています。小さなケンカが増えてきたと思ったので僕から提案しました。結局、ケンカが増えるっているのは話し足りてないんですよね。でもランチのときに話すことは、仕事のことが多いです。ふたりとも仕事が好きなんですよね。スケジュール管理は社内のツールを使っています。ふたりの予定はプライベートモードで入力して。でも、社内恋愛で結婚しているので、もうスタッフ全員が家族みたいな感じで、温かく見守ってくれています。奥さんも仕事が好きだと思うので、ある程度自由に働いて欲しいと思っています。僕もその方が気兼ねなく仕事をしやすいですし、社内には共働きのパパママも多く、会社もそれを支えてくれます。――杉山パパの家事と育児は70点とのことですが僕の家事や育児への協力度は、けっしてダメだとは思っていないのですけれど、良くて「70点」くらいかなと思っています。身近な社内にも、もっと出来ているパパもいるので。でも、男性側の育児に関することを発言するのは、なかなか難しいですよね。僕ががんばっているつもりでも足りないものでしょうし。先日、奥さんに予定があったので平日の夕方に、子どもの面倒をひとりでみたことがあったんです。子どもを迎えに行って、ご飯をつくって、食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけて…。どれも1度は僕だってやったことがあります。でも、これらを一連でやったらとても疲れました。もう、想像以上に。奥さんはこれを毎日やっているのだと思ったら、ありがたいなとしみじみ思いました。感謝のひとことですよ。たまに、僕のことも褒めてくれたらうれしいなと思いますが。(笑)お互いになんとなく感謝の気持ちは伝えているのだと思うけれど、面と向かって伝えるのは、やっぱり僕も恥ずかしいですね。▼ママからの評価コメントママから見た「パパ力」は……98点/100点本人にも伝えたことはありますが、意外と高評価です。休日にご飯を作るのが面倒だなと思っていると、なぜか察知して夕飯を作ってくれたり、公園に行きたがる子どもたちに対し、私が行きたくないなと考えているときは「疲れているでしょう」と察して連れて行ってくれるので、私は家で猫とゴロゴロ。家事・育児は私が8割(本人はもっとやっているつもりのようですが(笑))ではあるものの、今以上は望んでいません。一緒にいる時に私の気分を察して動いてくれることが一番嬉しいですね。【「パパの自覚」について】じつは「パパ力」の-2点は「自覚」についてです。家の中はもちろん、バスや電車での移動中もずっとスマホゲームに夢中なのです。今後、子どもが同じことをしたときに堂々と注意できないから控えよう、という考えに至らないところが、父親としての自覚のなさを感じますね…。【「パパの家事」について】私の出勤時間が早いため、朝の支度と朝食に関してはほぼお任せしていて、とても助かっています。ただ、朝食に関しては「作っている」ではなく 、あるものを「出している」が正解なので、ふわふわのオムレツを作れるようになってから出直してほしいですね。(笑)【「パパの育児方針」について】本人の言っている通りですね。何も考えてなさすぎて、明日の持ち物や宿題、持ち帰ってくる手紙についてもほぼノータッチです。その分、習い事や勉強に関して、金銭面なども含めて制限されることもないので、子どもや私がやりたいようにやらせてもらっています。【「ママへのケア」について】本人が飲み歩いている罪悪感からなのかもしれませんが、仕事もプライベートも過干渉されることがありません。「あれがしたいのにできない、キーッ!」となることがないのは、本当にありがたいですね。もっと温泉に連れて行ってくれたら花マルです!
2016年05月13日【ママからのご相談】夫は仕事が忙しく毎日終電で帰宅します。私は育児に疲れて早く寝てしまうので、ほとんど夫婦の時間が持てません。ご主人が忙しい家庭では、どのようにして夫婦のコミュニケーションをとっているのでしょうか?●A. 週に1回、“夫婦時間”を決めるのがオススメです。こんにちは。ご相談ありがとうございます。ママライターのmomoです。ご主人の仕事が忙しいと大変ですよね。わが家も同じです。「平日はほとんど母子家庭よ」なんて言うママも周りに多くいます。今回は、そんなママたちに夫婦のコミュニケーションについて聞いてみましたのでご紹介します。●子育てママが“夫婦のコミュニケーション”を保つコツ3つ●(1)限られた時間でもスキンシップは大切にする・『私が寝てからパパが帰宅。同じベッドで寝ているので、帰ってきたのが分かると隣に移動して近づいて寝ています』(結婚5年目ママ)・『行ってらっしゃいのハグは欠かさず。子どもたちも一緒に。家族みんなでスキンシップがとれます』(結婚6年目ママ)やはり夫婦がいい距離感を保つには、スキンシップが効果的 なようです。これに抵抗がない人はぜひ、試してみてはいかがでしょうか。●(2)お互いの一人時間を尊重する・『月に1回、子どもたちを夫に預けて自分は数時間自由に過ごすようにしています。育児の大変さを分かってもらえるし、自分の心もリフレッシュできるので帰宅すると夫婦関係が良好になります』(結婚4年目ママ)パパも仕事で忙しいので自由な時間がないのは同じ。たまにはお互いひとりの時間を持つのも大切です 。気持ちもリフレッシュし、パートナーに対して感謝の気持ちも生まれるでしょう。ご主人がお子さんを見ててくれるという場合は素直にお願いしてみましょう。●(3)夫婦、家族で過ごす時間を決めておく・『平日は忙しいので土曜の夜は夫婦の時間、と決めて一緒にDVDを見たり晩酌をしたりしています。週一度の楽しみです』(結婚9年目ママ)・『家族そろって食事をする時間があまりないので、日曜日の朝は家族で朝食をとるルールを作っています。子どもたちもパパがいるごはん、うれしそうです』(結婚5年目ママ)パパが忙しいと夫婦の時間はおろか、家族の時間をとることも難しいですよね。○曜日の○時は家族時間(夫婦時間) と決めておくと一週間の楽しみができてメリハリもつきます。家族や夫婦が合いそうな時間を決めてルールをつくるのもいいですね。----------ご主人が忙しい、という家庭はかなり多いはず。その分ママの負担も増えますが、うまく夫婦のコミュニケーションをとっていきたいですね。自分たちに合うやり方をいろいろ試してみてはいかがでしょうか。●ライター/momo(ママライター、元モデル)●モデル/大上留依
2016年03月26日タイムカレントはこのほど、「子育て夫婦のデート事情に関するアンケート調査」を実施し結果を発表した。調査は8月7日~10日、全国の20代~40代の子育て夫婦2,398名(男性49.9%、女性50.1%)を対象に、インターネットにて行われた。○子育て夫婦9割超が"夫婦二人きりのデート"願望アリはじめに、"夫婦二人きりのデート"をしてみたいと思うかどうか尋ねたところ、「してみたいと思う」「少ししてみたいと思う」と回答した妻は87.4%だったのに対して、夫は94.0%という結果に。夫の方が「夫婦二人きりのデート」に対して積極的であることがわかった。では、実際に"夫婦二人きりのデート"をしている夫婦はどれくらいいるのだろうか。デートの頻度について調べたところ、断トツで「ほとんどしていない(56.0%)」が最多回答となり、9割超が"夫婦二人きりのデート"を望んでいる反面、半数以上がほとんどデートできていないことがわかった。○夫から妻への「サプライズ演出やプレゼント」経験者は2割弱次に、夫から妻に対するサプライズな演出やプレゼントに関して、どれくらいの夫婦が経験しているのか調べた結果、「ある」と回答した夫は16.6%、妻は17.6%にとどまった。少数ではあるが、サプライズな演出やプレゼントを経験したことがある夫婦に、その内容について聞いたところ、誕生日や結婚記念日、クリスマスなどの機会に、夫が妻に黙って用意していた花束やケーキによるお祝い演出や、妻が欲しがっていたプレゼントを贈るなどの経験談が多数寄せられたほか、夫と子どもで協力して用意したプレゼント、家族でのサプライズ旅行を用意していたなどの意見も見受けられた。○およそ8割が「夫婦仲は良い」と回答最後に、夫婦仲が良いと思うかどうか尋ねたところ、およそ8割が「とても仲が良いと思う(20.9%)」「どちらかと言えば仲が良いと思う(60.3%)」と回答。この回答結果と、その他の設問結果でクロス集計を行ったところ、夫婦仲が良いほど"夫婦二人きりのデート"への欲求と実施頻度、"夫から妻へのサプライズな演出やプレゼント"の経験率が高く、夫婦仲が良くないと回答した夫婦との比較では圧倒的な差がつく結果となった。
2015年09月01日興行成績を数々と塗り変え、日本でも興行収入25億円を突破、世界中で記録的な大ヒットとなった映画『怪盗グルーのミニオン危機一発』。その『怪盗グルー』シリーズの新作となる『ミニオンズ』から、松竹マルチプレックスシアターズ(以後SMT略)にて上映中の“むかし”と“いま”で二分割された特別映像が公開された。人類が誕生する遥か昔、黄色い生物としてミニオンは誕生した。長い年月をかけて進化しながら、絶え間なくその時代の最も強いボスに仕えてきた。Tレックスからナポレオンなどあらゆるボスに仕えてきたが、失敗ばかりで長続きしない。やがて仕えるボスがいなくなり、ミニオンたちは生きる目的を見失ってしまう。ミニオン滅亡の危機が迫る中、兄貴肌のケビン、バナナのことで頭がいっぱいのスチュアート、そして弱虫のボブが仲間たちを救うべく立ち上がった。極寒の南極からニューヨーク、そして流行の最先端を行くロンドンへ…新たな最強最悪のボスを探しに、ミニオンズの壮大な旅が始まる――。今回シネマカフェに到着した映像は、ミニオンの“むかし”と“いま”の比較映像。“むかし”時代の中で歩くスチュアートは、野生の虎に襲われたり、噴石が落ちてきたり、懐から肉を取り出しいざ食べようと思えばプテラノドンに持っていかれるなどボロボロ…。一方、“いま”時代の中を颯爽と歩くケビンは、かわいいトラ猫がすり寄ってきたり、サッカーボールが飛んでくるものの華麗なリフティングからのヘッドパス!その後、ケビンは得意げにSMTの劇場でメンバーズカードを提示し、スクリーンで映画を鑑賞するのだ。SMT系劇場では映像に登場するケビンのように、SMTコンセッションで商品を購入する際、メンバーズカードを提示すると抽選でプレゼントをGETできるとのことだ。『ミニオンズ』は7月31日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月06日いまや、小学生のような子どももスマホを持っている時代。それにつれて、スマホによって子どもが事件に巻き込まれることもあるようです。いつか子育てをするときのことを考えると、不安になることもあります。そんな子どものことを考えて、小学3年生~6年生向きのスマホとして作られたのが「miraie(ミライエ)」です。子どもが安心・安全にスマホを使えるようにさまざまな機能が付いています。■有害サイトアクセス&利用時間制限ウェブサイトの内容を判断し、不適切なサイトをブロックする機能です。子どもの年齢(小学生/中学生)に合わせてフィルタリングのレベルを設定でき、安全と判断したウェブのみ閲覧を許可できるので、必要な情報は手に入れながら、不適切な情報に近づいてトラブルに巻き込まれることを防ぎます。また、子どもに使わせたくない時間帯や1日のうちで利用できる時間を制限することができるので、夜間に親の知らないところで使って宿題や睡眠のさまたげになったり、学校で授業中に使ったり、使い過ぎて中毒になったりすることを避けられます。■安全性を高める防犯ブザーただ防犯ブザーが鳴るだけではなく、同時に位置情報を取得し、写真を撮影することで、より安全性を高めます。位置情報と状況写真は登録したメールアドレスへ自動送信するので、保護者がすぐに情報をつかむことができます。■子どもをトラブルから守る各種機能画面を点灯した状態で歩くとスマホが歩行中であることを検知し、警告を発する「歩きスマホ注意」機能や、メールなどの文字入力時に不適切な言葉(他人を傷つける言葉など)が入力された場合、警告を表示したり、不適切な言葉が利用された場合に利用履歴に保存される「あんしん文字入力」機能などがあり、子どもをさまざまなトラブルから守ります。ほかにも、知らない人からのメールや電話をブロックしたり、アプリの利用を制限したりといった、きめ細やかな機能がたくさんついているので、安心して子どもに持たせることができそうです。また、防水・防塵・耐衝撃対応で丈夫なので、子どもが落としたり、公園などの野外で使用しても大丈夫です。子どもの生活のさまざまな点を考慮して、作られているのですね。ただし、「miraie」を持たせておきさえすれば安心と思うのではなく、子どもと保護者が話し合いのうえ、ルールを決めていくことは大切です。子育てをするのはまだ先のことかもしれませんが、小さな子どもでもスマホを使うのが当たり前という時代はもう目の前です。端末の進歩とともに、保護者の意識を高めることが必要だということは、いまから覚えておいて損はなさそうです。・miraie 公式サイト
2015年03月17日夫婦によって睡眠環境は異なります。多くの夫婦は一緒に寝ているのでしょうか?それとも別々?多くの夫婦がどうやって寝ているのか、なかなか聞けないところですよね。今回は、夫婦の睡眠事情についてご紹介します。約9割の夫婦は一緒の睡眠環境で寝ている!女性向けサイトで、いまどきの夫婦の寝室事情を調査することを目的として、「旦那様と一緒に寝ているかどうか」を調査したそうです。その結果、『一緒に寝ている』と答えた人は87%。約9割の夫婦が、一緒の寝室で寝ているそうです。別々の寝室で寝ている夫婦は、13%で全体の1割程度という結果がでています。しかし、これは結婚年数によっても変化するようです。夫婦は結婚○年目から別々に寝始める?!次は、結婚年数ごとの結果をみてみたいと思います。結婚1年目だと96%の夫婦が一緒に寝ているとのこと。しかし、6~10年になると80%までその割合は下がります。さらに、11~20年になると65%にまで下がります。結婚5年目あたりから一気に一緒に寝る割合が下がっていき、10年を超えるとそこからさらに15%下がる傾向にあることがわかりました。結婚年数が経つにつれて、寝室やベッドを分ける夫婦が増える傾向にあります。睡眠環境を別々にしたい理由別々で寝ている夫婦にもさまざまな理由があるようです。まずはイビキ問題。相手のイビキがうるさくて眠れない、ということも多いようです。また、ひとりの時間を確保したいという人もいます。さらに大きく影響するのが子どもの問題です。夫婦で寝ていたが、子どもが生まれたことで別々で眠るようになった、という家庭もあるようです。また、生活リズムが違うと、一緒に眠ることも難しくなります。睡眠環境が違うからといって、家庭に問題があるわけではありません。夫婦にとって最適な睡眠環境を選ぶようにしましょう。【参考】朝日新聞『【引越し侍/エイチーム】夫婦が別々で寝始めるタイミングは、結婚○年目だった!?~誰と寝ている?ベッドのサイズは?いまどき夫婦の寝室を徹底調査!~』Photo by Vladimir Pustovit
2014年10月07日伊勢丹メンズ館で9月10日から、夫婦兼用で子育てに使える「ペアレンツバッグ」の新作が販売される。同館では、館内でショッピングを楽しむ顧客達の「子供連れの男性が持つのにぴったりな買い物バッグがあればいいのに…」「奥さんのトートバッグを代わりに持つときも気恥ずかしさを感じないようなデザインだったらいいのに…」といった声に応えて、ユニセックスで使える色や形を追求。子育てを楽しくするためのバッグ数種を開発した。各ブランド共通の設計は「ベビーカーに掛けられるよう長めのハンドルであること」「着脱式のインナーバッグを内蔵していること」「子育てに必要なアイテムを詰め込むだけの収容力があること」の三つ。その他、ブランドによっては、ペットホルダー付きのものもある。参加ブランドは、「インディード(INDEED)」「スロウ(SLOW)」「オロビアンコ(Orobianco)」「ウルティマ トーキョー(ultima TOKYO)」「カツユキコマダ(KATSUYUKIKOMADA)」の5つ。カツユキコダマが手掛けたオールブラックのペアレンツバッグ(4万9,000円)は、底部分にジッパー式のオムツ入れが付いているのが特徴。内側には、お湯のボトルと哺乳瓶のためのホルダーが二つ着いているのもうれしいポイントだ。その他のブランドも、パパやママを応援するさまざまな機能を備えているだけでなく、ベーシックからモダンクラシック、イタリアンまで様々なテイストのデザインのものがそろっているので、夫婦それぞれの好みに合わせた一品を選ぶこと自体を楽しめる。
2014年09月05日夫婦は一緒に寝るのが常識? 最近話題になる夫婦別寝もアリ? 仕事や子育てなどライフスタイルとも大きく関係してくる夫婦の寝室の問題、マイナビニュースの既婚男性会員200名からその実態を探った。「夫婦の寝室は一緒ですか。別ですか。」という問いに、「一緒」と答えた人は70.5%、「別」と答えた人は28.0%、「その他」が1.5%だった。その理由と、現状に対する不満を、以下見ていこう。>>女性編も見る■寝室は「一緒」派の意見・「一緒のベッドで寝るのが当たり前だと思っているので」(43歳男性/電機/事務系専門職)・「夫婦円満の秘訣」(34歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「他に部屋がないんですよ(笑)」(34歳男性/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)■対して、寝室は「別」派の意見・「プライバシーは必要」(22歳男性/電機/事務系専門職)・「妻はベッド、自分は布団が好きだから」(33歳男性/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「私のいびきがうるさいのと、寝起きの時間がずれているため」(52歳男性/電機/技術職)・「子供の夜泣きがうるさいから別にした」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)■「別」派にはこんな寂しい理由も…・「仲が悪い」(27歳男性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「気がついたら別になっていた」(28歳男性/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「おじさん臭いそうです」(50歳男性/その他/技術職)■「一緒」だと、ちょっとした不満も・「相手の歯軋りがたまに気になる」(28歳男性/情報・IT/技術職)・「結婚した当初から特に不満はないが、寒いときは布団の取り合いになる」(44歳男性/医療・福祉/専門職)・「妻が暗くないと眠れないので、布団の中で読書をすることができない」(33歳男性/マスコミ・広告/事務系専門職)■総評妻と寝室が「一緒」と答えた人は、「夫婦だから当然」「別にする理由がない」というような回答がほとんどだった。中には、「寝る直前までおしゃべりできる」「仲良しだから」なんてラブラブな人もいたが、大半の男性は夫婦同室に関しては特にコレといった考えもなく、それが自然な状態だと感じているようだ。同様の女性編アンケートでは、夫婦同室という回答者から「いびきが」「物音」という不満を吐露する妻が続出だったが、男性の場合は不満もほとんど見られなかった。……幸せだ。寝室が「別」の人は、「夫の都合というよりは妻側からの要望? 」と思われるような理由が多かった。「子どもが夜泣きするから」「寝室が狭くて家族全員で眠れないから」「いびきがうるさいから」「仕事で帰りが遅いから」などなど。自らの希望で、自分1人になりたいから寝室が別という人は、ごく少数に限られていた。子どもの成長とともに違う部屋に追いやられていくお父さん……どことなく切ない。「その他」を選んだ人の回答には、「部屋がいくつもあるからその日の気分で寝室を変えている」というセレブな意見もあった。「(文・アリウープ 中嶋絵里) 調査時期: 2012年11月6日~2012年11月12日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性200名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月07日