2018年6月27日から7月16日に、LITALICO発達ナビでは「子どもとゲームのつきあい方についてのアンケート」を行いました。ゲームを使用するお子さんを持つ683名の保護者の方々が回答し、うち618名が「子どもがゲームをすることで困っていること・悩んでいることがある」と回答しました。この記事では、アンケートによる調査結果の一部を抜粋し、専門家による対応策についてのアドバイスも加えて、お伝えします。<調査対象について>「LITALICO発達ナビ」会員へのメールから、アンケートフォームにて回答いただいた発達障害の保護者の中から「子どもがゲームをすることで困っていること・悩んでいることがある」618名の回答を集計しました。(調査期間:2018年6月27日~7月16日)※設問によっては618名全員が回答していないもの、複数回答可のものがあります。※調査結果の構成割合は四捨五入をしているため、合計が100%にならない場合があります。ゲームの使用が心配な子どもの年齢は?Upload By 発達ナビ編集部小学生が約55%、中学生が約29%で多くをしめました。8割以上の子どもが小学校高学年になる以前にゲームを始めているUpload By 発達ナビ編集部8割以上の子どもが小学校低学年や未就学であるときからゲームの使用を始めているとの回答でした。Upload By 発達ナビ編集部また、保護者の半数以上は、小学校高学年になる以前から子どものゲーム使用について問題に思い始めていることが分かりました。7割以上が、問題が1年以上続いていると回答Upload By 発達ナビ編集部ゲームに触れるきっかけとして多いのは、1位周囲の人の影響(親、兄弟、友達など)2位プレゼント3位空き時間(不登校、入院中、移動時など)が挙げられていました。周囲の人の影響では、「親が遊んでいるのを見て」、「学校でみながゲームの話題をし始めたから」、「周りのお友達もゲームを持ち始めて、自分も欲しいと言い出した。」、「上の子が使っているのを見て一緒にやっていた」などがありました。プレゼントでは誕生日やクリスマス、子どもが何かを頑張ったご褒美としてゲームをあげる方が多くいました。さらに、空き時間でのゲーム使用に関しては、不登校や、引っ越しや移動の際の暇つぶし、病院での空き時間などで子どもが手にしているという回答がありました。また、ゲームの種類は、インターネットにつないで使用するオンラインゲームが約70%、ネットを介さない家庭用のゲーム機の使用が約60%と多くの方がこの2つを使用していることがわかりました。ゲーム使用の頻度は8割以上が「ほぼ毎日」、1日あたりの使用時間は「1~3時間以上」が約4割Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部約85%の子どもたちが、ほぼ毎日ゲームを使用していることが分かりました。さらに使用時間は、■1~3時間が約38%■3~6時間が約33%と、多くの時間を費やしていることが分かります。ゲームへの没頭度合いは?Upload By 発達ナビ編集部1.自分でゲームとの関わりをコントロールできている、2.長時間ゲームに没頭しているが日常生活は送れている、3.ゲームを最優先し日常生活に支障が出ている、いずれの状態かを聞いたところ約55%が「長時間ゲームに没頭しているが日常生活は送れている」、約36%を超える子どもが「ゲームを最優先し日常生活に支障が出ている」というアンケート結果でした。没頭するようになったきっかけ・心当たりとしては、学校でのストレスや不登校、友人関係がうまくいかないことやオンラインでの交流の方を好む傾向があるため、という回答が多くみられました。また、過集中などの発達障害の特性が影響していると考えている保護者もいるようです。ゲームに熱中することで、勉強や生活に問題が出ている子どももUpload By 発達ナビ編集部上記のグラフにある通り、「勉強が手につかない」が383人と最も回答数が多く、朝起きられない、お風呂に入らない、食事をとらない、昼夜逆転など、基本的な生活習慣に影響があるという回答も多く挙げられました。ものに当たる・壊す、家族への暴力などの問題が挙げられている点も無視できません。保護者の悩みごととは?Upload By 発達ナビ編集部子どものゲームの使用に関して、保護者の方々は上記のような悩み・心配ごとを抱えています。具体的なエピソードとしては次のようなものが寄せられました。〇本人に問題意識がない「1年前までは、ネット依存外来に半ば強引に通院させていましたが、本人の否認が強く、医師も治療の手立てが無く、悪化するばかりで、現在大学も休学して、家族とも話さず昼夜逆転でゲームしているので、通院もさせる事も出来ず、途方に暮れています。」「タブレットを触っていると、会話もなくなります。でも本人はそれを問題だとは思っていません。」〇将来が不安「どうやったらゲームの優先順位を下げれるでしょうか。やるべき事を終えればゲームしてもいいと言っていますが、ゲームが最優先で勉強をしなければならないと思っていない様子で心配しています。」「ゲームを生活の最優先にしていることが悩みです。一方で、ネットゲームの仲間とスカイプで楽しそうに会話しているのを見ると、学校にはない、本人にとっては心の許せる大切な友達なのだとも思います。来年は中学3年生で受験と向き合わなければいけませんが、このままでは志望校に合格するのは難しいです。本人の気持ちも大事にしたいですが、どうしたら勉強にも向き合ってくれるかが悩みです。」〇目が悪くなる「家族が寝静まるまで待ってからゲームを始めます。寝たふりをしているので真っ暗な部屋でゲームをしていて、これはマズイと思いました。」〇言葉が乱暴になっている「そろそろゲームをやめる様に声かけすると暴言をはきます。」「ゲームで勝てないと本気で泣いて暴言を吐いて暴れだします。」〇食事睡眠をとらず健康に影響が出ている・出そう「土日になると前日遅く寝ても朝、早く起きてゲームをします。私が何も言わなければ飲食もせずにゲームを一日中続けています。ゲーム時間をどのように減らしていければよいのか悩んでいます。」家庭ではどんな対策をしている?Upload By 発達ナビ編集部約76%が現在ゲームの使用に関して対策や工夫をしています。また、行っている対策は、次のような結果でした。Upload By 発達ナビ編集部具体的な対策の内容として寄せられたものの中から、一部を紹介します。■ルールの決め方の工夫「ゲームの時間を決めても辞められないため、勉強の時間を決めてその時間はやらないようにしました。自分で決めた時間なので、声をかければ何とか時間内に宿題に取り掛かれるようになりました。」「本人も交えて話し合い、守れそうな時間制限をルールにしたので、自分から意識して止めることがほぼ定着しました。」■専門家に指摘してもらう「子どもがゲームをやり過ぎているために、生活の管理ができていない事をカウンセラーの方から話していただき、元々の不登校の原因である起立性調節障害の回復が遅れる事を指摘していただきました。家族からの指摘より、専門家にお話ししていただく方が具体的でピンポイントだったので、子ども自らが進んで生活表を作って頑張ろうとしています。」「病院で決められたことなので、子ども自身がタイマーを使って時間を守っています。」■ゲーム以外に興味を引き出す「学校へはいけないので、放課後等デイサービスで体を動かすようにお願いしています。するとデイサービスが本人にあっていたのか、その時間はゲームから離れられるようになりました。」「月に2回程度スポーツ教室に通い始めました。本人なりに楽しそうに取り組んでおり、体を動かした日の夜は朝まで熟睡しています。」■家族も一緒にやる「一緒にゲームをすることで、親もキャラクターを覚えました。その上でゲームとのかかわりについて注意をしました。親も一緒にゲームを楽しみ、コミュニケーションを取ってから、決まりについて話したところ、徐々に子どもも聞いてくれるようになりました。」■気づかせる「ゲームをしている時間を細かく書き、本人に知らせるとすんなりゲームをやめられました。ただ、1分でも間違えたら怒ったりもします。ゲームを使用している時間を細かく書いて知らせることで、子どもは長い時間使用していると理解し、一定の時間でやめてくれるようになりました。毎回ではないですが、すごい進歩です。」6割以上が相談相手がいるUpload By 発達ナビ編集部7割近くが子どものゲームの使用に関して誰かに相談しています。Upload By 発達ナビ編集部具体的な相談相手としては次のような結果となりました(複数選択あり)。■医者、専門家(235名)■家族(207名)■友達(112名)■スクールカウンセラー(96名)医者や専門家、学校などで子どもを見守るスクールカウンセラーなどの第三者に相談をしている方が多くみられました。専門家によるアドバイスを紹介!「ゲームにまつわる悩み」どう対処する?Upload By 発達ナビ編集部医者や専門家に聞いてみたいこととして、上記のような内容が希望として挙げられました。すでに改善しようと多くの保護者が取り組んでいますが、それぞれのお子さんに合う解決策が分からないという人も少なくありません。そこで、具体的な質問内容から、鳥取大学の井上雅彦先生に対応策を伺いました。時間制限がしづらいスマートフォンとのつきあい方に悩んでいるという場合については「コミック本やテレビと違い、ゲームやスマホは終わりがないので依存が生じやすくなりがちです。依存しすぎる前に、自分の力で管理できるように環境を整える必要があります。ルールの決め方の基本は1. 子ども参加でつくる2. 無理のない具体的な使用時間を決める3. ゲーム機やスマホは親の目の届くところで使う4. (ルールを適用する)期間を設定する(例:1日間、1週間など)5. 守れたらほめるでも、ゲームをやめて、その分勉強をしろというのはハードルが高すぎるかもしれません。まずは、ゲーム以外の趣味を増やす、ゲームと少し距離を持つことができるようにしましょう。刺激を求める子どもの場合は、ゲーム以上にワクワクできる体験(アウトドア体験、映画館で映画を観る、一人旅、高校生以上ならアルバイトなど)の機会をつくるのもいいですね。好きなことが増えることで、ゲームがなくても大丈夫な時間が生まれ、その時間を勉強に向けることもできるようになっていきます。また、頭痛や不眠など、ゲーム依存による身体症状が出てしまっている場合は、それを話し合いのチャンスとし、主治医や専門家の協力を得て、ルールづくりをできるとよいでしょう」ゲームによる勉強への影響に悩んでいる場合については「まず、志望校合格までの計画づくりを一緒にします。そのために、ゲームの時間をどう管理すべきかを考えさせます。ゲームを一方的に取り上げるのではなく、自分で管理できるようにする必要があります。目の前にあるとどうしても手に取ってしまうと本人が考えるのであれば、保護者が管理するとか、子どもの部屋には置いておくけれどカバンに入れて部屋の隅に置くなど、すぐには手に取れない状態にします。少しずつ離していけるようにしてみると、管理ができるようになっていくと思います」子どもに対してだけでなく、夫への対応や、夫から子どもへどう接してもらったらいいかについて悩んでいるという場合については「夫に対して、感情的にコミュニケーションすると、夫はゲームをしている自分を責められているように感じてしまいがちです。”子どもはゲームを毎日○時間やっている”という現状があり、そのため”勉強をまったくしない”というように、何が起きていて、どう支障が出ているのかを具体的に伝えることが大切。父親が子どものゲーム仲間になること自体はいいけれど、子どもが勉強する時間に横でゲームをやるのは控え、自室で楽しむなど、子どもへの影響を考えた具体的な関わり方を話し合う必要があります」また、「母親もゲームをやってみて、”なかなかやめるのが難しい”ことを実感し、子どもの立場に立って”どうしたらやめられるか”を一緒に考え、約束をつくっていくのもいいでしょう」とのアドバイスもいただきました。まとめ今回アンケートをとってみて、ゲームが身の回りにあるのが当たり前な環境にいるお子さんに対して、ゲームとの適切な関わりの示し方に悩まれている保護者の方々が多く見受けられました。LITALICO発達ナビでは、今後子どもとゲームとの関わりについて記事を掲載していきます。専門家の視点やすでに取り組まれている方々の声も取り入れながら、子ども一人ひとりに合った関わり方ができるようになることを願っています。
2018年10月09日ゲーム依存症って?Upload By 発達ナビ編集部ゲーム依存症(ゲーム症・障害)とはどういう症状を指すのでしょう?2018年6月、世界保健機構(WHO)は■ゲームをする衝動を止められず、コントロールできない■ゲームを最優先する■日常生活に支障が出てもゲームを続けるといった症状が、12か月以上に渡って続くと、「ゲーム症・障害」という疾患とみなすという方針を出しました。参考:国際疾病分類の第11回改訂版(ICD-11)が公表されました | 厚生労働省参考:Gaming disorder (ICD-11 for Mortality and Morbidity Statistics) | 世界保健機構(WHO)ゲームがないと落ち着かない…!?子どもとゲームのつきあい方、悩んでいませんか?Upload By 発達ナビ編集部LITALICO発達ナビユーザーの中にも、お子さんのゲームに悩んだり心配している人がいるのではないでしょうか。例えば、ゲームとの関わり方について約束をしても守れない、ゲームに夢中で勉強が手につかない、一晩中ゲームをしていて朝起きられず学校に行けない――といった状況を前に、お子さんとゲームとの適切な距離感をどうとったらいいのかなど…。対して、試行錯誤の結果、お子さんに合った対応策を見つけ、上手に楽しめているご家庭もあると思います。アンケートを実施!子どもとゲームのつきあい方についての声を募集出典 : お子さんとゲームとのつきあい方に悩む保護者の皆さんの声から、ゲームとの適切な距離を保ち、楽しめているご家庭がとった解決策などまで、発達ナビユーザーからのさまざまなご意見を募集しています。下記のフォームから、ぜひご意見をお寄せください!(2018年7月16日まで)寄せられた悩みや、ご家庭での解決策の紹介に加え、専門家による解説やアドバイスも合わせてコラム化する予定です。イラスト: ひらたともみ
2018年06月27日楽しく遊べて知育にもなる、家族のコミュニケーションに取り入れたいボードゲーム。でも、ルールを覚えないとプレイできないボードゲームは、子どもが素直に受け入れて遊んでくれるのでしょうか?ボードゲームカフェ・ジェリージェリーファミリー志木店店長の鈴木源さんに家族で楽しめるおすすめのゲームを教えてもらい、4歳(幼稚園年中)と7歳(小学2年生)の姉妹と父母の4人で実際に遊んでみました。ヘンテコな名付けに大ウケの「ナンジャモンジャ」謎の生物・ナンジャモンジャが描かれたカードを1枚めくり、その姿形から連想して自由に名前を付けます。順番にカードをめくっていき、次に同じ生物が出たら、一番早くその名前を呼んだ人がカードを獲得できるというシンプルなゲームです。いかにもヘンテコな名前を付けたくなるようなユニークな絵柄で、子どもにとっては、自分で考えたおもしろい名前をみんなに発表するだけでもおかしくてたまらない様子。「毛だらけおじさん!」「ぽんぽこはてな星人!」と、奇想天外な名前が誕生するたびに姉妹そろって笑い転げていました。4歳の子どもでも問題なくルールを覚えて遊ぶことができましたよ。2回戦目に突入すると、さっき覚えた名前を一旦忘れて新しい名前を付けなければならないので、ますます混乱を極めておもしろくなってきます。こういったゲームは、大人よりも子どものほうが、記憶力と瞬発力をフルに発揮するものですね。本気で戦った母は、幼稚園児にもあっさりと負けてしまいました。迷路のように頭を使う「コリドール・キッズ」一人ずつ順番に、自分のネズミを縦か横に1マス動かすか、フェンスを使って相手のネズミの進路を妨害し、向かい側までたどり着けばゴールです。単純に前へ進むだけでなく、進路を妨害したりされたりと、なかなか頭を使うゲームです。フェンスの置き方にも決まりがあり、相手を完全に囲ってしまったり目的地に到着できなくなるような置き方はできません。ですから、どこにフェンスを置いたら効果的なのか皆それぞれ慎重に考えることになります。後半になるほどあちこちにフェンスが置かれて迷路のように。4歳の子には難しいかな? と思いきや、かわいいネズミに夢中になって最後まで真剣にプレイできました。あと一歩でゴールというところで目の前にフェンスを置かれた時はちょっと涙目になっていましたけどね…。数字のタイルで算数も得意になる!?「コンプレット」1から100までの数字のタイルがあるなかで、自分の列のタイルを昇順に並べることが目的のゲームです。場に出ている裏返しのタイルを順に1枚めくり、自分の列の裏向きのタイルと入れ替えます。または自分の列のタイルを好きな場所に移動させます。これを繰り返し、一番早く数字を昇順に並べ変えることができた人の勝ち。数字のタイルがずらっと並ぶ様子をみて、4歳児はさっそくやる気をなくし戦線離脱。先ほどまでのゲームと違って、見た目のかわいらしさで引きつけるというわけにはいかなかったようです。家族3人でプレイすることになりましたが、足し算、引き算、筆算を学校で習っている最中の小学2年生にとってはこちらのゲームがドンピシャです。数字を入れたい位置に裏返しのタイルがなければ入れることができないので、「10と30の間にはたくさんの数字が入りそうだからもっと空きスペースを作っておくことにする!」と、数字の配分を真剣に考えていました。遊んでいるうちに数字が好きになりそうなゲームですね。3つのボードゲームで実際に遊んでみましたが、子どもたちが一番盛り上がったのは文句なしに「ナンジャモンジャ」でした。自分で考えたオリジナルの名前をつけるという創造性が子どもの心に響いたようです。家族でボードゲームを囲んでみて、子どもの意外な発想に驚かされたり、いつの間にか大人も本気になっていたり。家族みんながハマれるボードゲームをぜひ探してみてくださいね。(文・宇都宮薫)
2018年05月27日休日は家族や親戚で集まってボードゲーム大会なんていかがでしょうか?小学生以上になると緻密な戦略が必要なゲームも楽しめるようになり、大人が本気を出しても勝てないほどに上達する子も珍しくありません。今回は、ボードゲームカフェ・ジェリージェリーファミリー志木店店長の鈴木源さんに小学生以上の子どもにおすすめなボードゲームを教えてもらいました。勝ち負けにこだわる子どもとボードゲームを楽しむには家族の団欒にもってこいのボードゲーム。でも、小学生の子どもと大人が対戦する場合、負けが続いて不機嫌になったり途中でゲームを投げ出してしまうこともあるのでは?「反射神経、記憶力、駆け引き、計算など、ゲームによって必要なスキルは様々。子どもにも得意不得意な分野がありますから、まずは色々な種類のゲームを試してみて、その子の得意なジャンルを見つけてあげてください。また、大人側は全力でゲームをプレイする姿勢を見せつつも、はじめのうちは僅差で子どもに勝たせてあげるように手加減できるといいですね。ある程度『勝ちの体験』をさせることで気分が乗ってくると、どんどんうまくなっていく子も多いです」ゲームの楽しさを理解する前に嫌いになってしまったら元も子もありません。はじめのうちは勝ち負けのバランスを大人側がコントロールしてあげるのもアリなんですね。「私は子どもと一緒にボードゲームをする際には、できるだけ表情豊かにリアクションするようにしています。ゲームの流れに沿って『悔しい』とか『嬉しい』といった表情を見せることで、勝ち負けが重要なのではなく、今この空間をみんなで一緒に楽しんでいるんだという意識が芽生えてくると思います」もっとも反射神経や記憶力が必要なゲームは、大人よりも子どもの方が圧倒的に強いなんてこともあるそうですよ。それでは、小学生以上の子どもにぴったりなボードゲームを5つご紹介します。■おばけキャッチプレイ人数2~8人プレイ時間20分赤いイス、青い本、緑のビン、白いおばけ、灰色のネズミ。5つのコマをテーブルの中央に丸く並べて置きます。裏向きにした山札から1枚ずつカードをめくり、実際のコマと同じものが描かれていたら、そのコマをつかみ取ります。なかには「青いおばけと赤いネズミ」といった正しい色でないカードもあります。その場合は、色、種類ともに描かれていないものをつかみ取ります。(この場合は緑のビン)正しいコマを一番早くつかんだ人がカードを獲得でき、最もカードを多く取った人の勝ちです。鈴木さん「瞬時の判断力や反射神経が試されるゲームです。パッと出されたお題に対して、素早く考え手を動かします。盛り上がるのでパーティーにもぴったりです。こういうゲームは子どものほうが対応力があるので、大人があっさり負けたりしておもしろいですよ」■キングスゴールドプレイ人数2~6人プレイ時間15分海賊になってサイコロを振り、コインをたくさん集めます。5つのサイコロを3回まで振って、出目の通りに行動します。大砲が出たらコイン置き場から、ドクロが出たら他の人からコインを奪います。クロスボーンが3個出ると、自分の持ってるコインから3枚渡さなければいけません。最後に一番コインを多く集めた人の勝ちです。鈴木さん「損得の駆け引きができるようになるゲームです。決められた回数だけ振りなおすことができるなかで、どこで止めるかが勝負どころ。今おいしいけど、これよりも上を目指すのか、今やめておくべきなのかという線引きにハラハラさせられます」■コンプレットプレイ人数2〜4人 プレイ時間30分1から100の数字が書かれた木製タイルを使って遊びます。手持ちのタイルを昇順に並べることが目的。裏向きのままのタイル17枚を1列に並べます。続けて残りのタイルから5枚ずつ取って表にし、自分のタイル列の好きな部分に入れます。その後、順に場からタイルを1枚めくり、自分の列の裏向きのタイルと交換するか裏向きのタイルを、自分の列の好きな場所に移動させるかします。これを繰り返し、一番早く数字を昇順に並べ変えることができたプレイヤーの勝ちです。鈴木さん「『大きい数字をここに入れてしまうとそれ以下の数字が入らなくなるかも」と、どこに数字を入れたらバランスがいいのか考えるため、数字の前後を把握する能力が必要になります。容量に対しての配分を考えるのに整理されたゲームなので応用力が身につきそうです。大人がやってもはまりますよ」■コリドール・キッズプレイ人数2〜4人 プレイ時間15分自分のねずみの鼻の色と同じ色のチーズを取りに行くゲームです。自分のいる辺から反対側の辺のどこかのマスにたどり着けばゴール。順番が回ってきたら自分のネズミを縦か横に1マス動かすか、フェンスを使って相手のネズミの進路を妨害します。反対側の辺まで先に着いた人の勝ちです。鈴木さん「大人にもファンが多いフランスのゲームです。フェンスの置き方にはルールがあり、他のネズミが目的地まで行けなくなるようには置けません。置き方のルールがある中で誰よりも早く反対側の辺まで行くという運要素のない実力勝負。インテリアとして飾っておきたくなるかわいらしさです」■ドブルプレイ人数2~8人プレイ時間15分8種類の図柄が描かれたカードがあります。どのカードにも他のカードとひとつだけ共通する図柄があるので、これを素早く見つけてカードを獲得するゲームです。山札と自分のカードに共通する図柄を探して取ることを繰り返し、最終的にカードをたくさん獲得した人が勝ちです。鈴木さん「このゲームは得点を重ねていく方法、減点を相手に押し付ける方法など、いろいろな遊び方があるので飽きず楽しむことができます。ルールはシンプルなので子どもにもわかりやすく、反射神経や観察力が試されます」今回ご紹介したゲームは、子どもはもちろん大人も真剣に楽しめるものばかり。親子でゲームの駆け引きを楽しんでみてくださいね。(文・宇都宮薫)
2018年05月26日ゲームやおもちゃ、教科書、プリントなど…。部屋を見渡すと、子どもの物って意外と多いですよね。使ったままになっていると目につくし、スペースも占領してしまってとにかく邪魔!しかも、「片付けなさい!」なんて言っても右から左へ流れていくから、いつもイライラしているというママも多いのではないでしょうか?そこで今回は、世のママたちが実践している、「子どもが片付け上手になるコツ」を紹介します。1●物の量と収納スペースのバランスを確認冒頭でも触れたように、子どもの物って意外と多く、なぜか知らない間に増えていきますよね。だけどよく見てみると、じつは使っていない物や不必要な物もたくさん!収納スペースに入り切らないほどの物があるなら、そもそも整理整頓ができなくて当たり前です。まずは、物の量が収納スペースに見合うかどうかをチェックするところから始めると◎。そうすれば、収納スペースを増やすべきなのか、それとも断捨離すればいいのかが見えてきます。もし断捨離するなら、3カ月に一度、月に一度、週に一度など、定期的に断捨離するようにルールを決めておくと物が溜まりにくくなり、必要な物とそうでない物が仕分けやすくなりますよ。2●使い終わった物とこれから使う物を一緒に出さない机や子ども部屋というよりも、おもちゃで遊んでいる途中などに有効なのが、「使い終わった物」と「これから使う物」を入れ替え制にする方法。ママは掃除や洗濯、炊事と毎日やることが盛りだくさん。可能な限り目を光らせてはいるけれど、ずっと子どもに付きっ切りというのは難しいもの。そのため、「片付けなさい!」と言うタイミングは、おもちゃがあちこちに散乱しているなど、すでに散らかった状態になってからではないでしょうか?子どもにとっても、その状態から片付けるとなると、気が進まないものですよね。それなら、「そもそも散らかった状態にならないようにすればいい」というのが、この方法のポイント。一度に使えるおもちゃは「3種類まで」などのルールを決めて、「違うおもちゃで遊びたくなったらひとつ片付けてから」としておけば、少なくとも散らかりすぎることは避けられそうです。3●もう一度「片付け方」を教えなおすよくやってしまいがちなのが、「ここに戻すんだよ」「このカゴに入れるんだよ」など、「片付け方」を大雑把に教えて終わること。だけどそれでは、“キレイに”片付けることは伝えられていない可能性も…。たとえば本。「本は本棚に」と教えると、さかさまになっていても、順番がバラバラになっていてもOKということになります。子どもとしては、言われた通りにしているつもりでも、ママが見たら「ぐちゃぐちゃだ…」と感じてしまいますよね。最初のうちは、大雑把な教え方でも問題はなさそうですが、ある程度ひとりで片付けられるようになったら、「1から順番に本棚に並べるんだよ」「向きは揃えるんだよ」など、さらに細かく教えてあげると、「片付ける」ということがどういうことなのかを理解しやすくなるかも!?ほかにも、「子どもが遊ぶスペースをあらかじめ決めて、そのスペースだけおもちゃを出したままにしていい」、「一度でも片付けなかったら没収」など、家庭によってさまざまな方法があるようです。今まで色んな方法を試したけどダメだった、そんな時は、今回紹介した方法を一度試してみてはいかが?(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年04月21日RPGやアクション、育成などさまざまなジャンルがある「ゲーム」。最近では小型のゲーム機もあり、スマホやタブレットで遊べるものも増えています。実際、子どもが夢中になっているという家庭もきっと多いはず。大人でもそうですが、ゲームってつい夢中になってしまって、気づけば何時間も経っている…なんてこともありますよね。そんな事態を防ぐため、ルールを決めてゲームをさせている家庭も多いと思いますが、具体的にはどんなルールなのでしょう?「ゲームをやっていい日」と「時間制限」を決めるネット上の意見を見てみると、多くの家庭では、「ゲームをやっていい日」と「ゲームをやってはいけない日」を分けているようです。「土・日・祝の休日だけ」「月・水・金の一日おき」「毎週○曜日」など、“やりたい時にいつでも”というのは、避けている様子。また、「ゲームをやっていい日」とあわせて、「時間制限を設ける」との声も散見されました。やはり「一時間」もしくは「二時間」くらいが多いようですが、なかには「勉強した時間×2」というルールを設ける人も。この方法は、ゲームのし過ぎを抑制するだけでなく、きちんと勉強するきっかけにもなっているので、まさに一石二鳥かもしれませんね。口出しせず、子どもに管理させるたとえば、ゲームをするために宿題を後回しにする、夜遅くまでゲームしていて朝起きられないなどがあった時。それも社会勉強と捉えるママやパパは意外と多いようです。宿題を忘れて先生に叱られるのは子ども自身だし、朝起きられないで不機嫌になるのも自分のせい。よっぽど健康上、教育上の悪影響がある場合などは別ですが、基本的には口出ししないという方針の家庭も少なくない印象です。また、「自己責任」というのは、ゲームの片付けに関しても同様で、「おもちゃが出しっぱなしになっていたら没収」とルールを決めているならゲームも没収するなど、厳しく対応するママの声もチラホラ。外に持ち出してなくした、壊したという場合も、すぐに新しいものを買い与えずにしばらく様子を見ることで、大切に扱うことを学ぶとの意見もありました。ルールを設けない家庭も少なくない!?一方で、「特にルールは決めていない」という人も少なくないようです。その理由としては、以下のようなものが見受けられました。【ルールを設けない理由】1)ルールを決めても守らない子どもは多い2)子どもがルールを守らないと親がイライラする3)ルールを決めると、守らなかった時の「罰」も考えないといけないそれぞれの家庭で教育方針が異なるため、子どもにゲームをさせるか否かについては賛否両論ありますが、子どもにとっては「学校で話についていけない」などの悩みも…。今回紹介したルールはあくまでも一例です。そもそもルールを決めるかどうかも含め、それぞれの家庭に合った答えを見つけてくださいね。(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年04月14日長時間のゲームで、子どもの体や成績に影響が…?出典 : 私は昔からデジタルゲームが大好きで、義務教育の期間は暇な時間はほぼずっとやっていました。それだけ魅力があるデジタルゲームですが、一般的にはあまりいいイメージを持たれていません。・目が悪くなる・攻撃的になる・勉強をやらなくなる etc...悪いイメージを挙げていくとキリがありません。長時間ゲームをやることにはさまざまな悪影響があると言われてもいるようです。デジタルゲームが大好きなお子さんを持つ方の中にも、長時間のゲームによる悪影響が心配だったり、勉強をしないために成績が芳しくないなど、対応に困っている方もいらっしゃると思います。デジタルゲームには「いい影響」もある出典 : 子どものころの私にも、長時間ゲームをやることでの悪影響があったと思います。しかし、デジタルゲームをやっていたからこそ身についた能力もいくつかあり、現在の仕事で役に立っているものもあります。次に、私が感じているデジタルゲームが持ついい影響について書いてみようと思います。もちろん科学的根拠があるわけではないので、そこはご了承のうえ参考にしてみてください。決められたルールの中での問題解決能力が抜群に出典 : 子どものころからゲームをやっていたという周りの人たちを見ると、ある程度ルールが明確になっている状態での問題解決能力がずば抜けている印象があります。例えば、システム開発で問題が発生したとき、問題が発生した状況が分かればすぐに原因と対応策を考えることができる人が多いです。私自身プログラミングをしていて、つくったプログラムが想定しない動きをすることがよくあります。そういうとき、私はそのプログラムが何をできて何ができないのか分かっているため、頭の中でプログラムを実行して問題個所と原因究明を行い、すぐに修正対応を行うことができます。これは世の中のプログラマと比較しても私が飛びぬけて得意な分野だと考えています。出典 : 最近は自由度が高いデジタルゲームが増えていますが、それでも多くのゲームではやれることに限界があります。プレイヤーはその限界の中で目的を達成するための方法を考えます。そして実際に試してみて、うまくいかなければ別の方法を試していきます。つまり、制約の中で最善を尽くすためにトライアンドエラーを繰り返すわけです。このトライアンドエラーはプログラムが想定しない動きをしたときの私の対応ととても良く似ています。「プログラムがやれることの限界を考慮したうえでなぜこのような動きになったのかを考え、その考えが正しいかどうかを検証する。うまくいかなければ別の方法を試す」。どちらも表面上やっていることはまったく違うように見えますが、ある程度定められたルールの中で目的を達成するために試行錯誤するという点は共通しています。デジタルゲームが好きな人はこのトライアンドエラーが苦にならないのだと思います。この能力をひたすら鍛え続けることになり、それが問題解決能力の向上に役に立っているのだと思います。出典 : しかし実社会では明確になっているルールはほとんどありません。私が社会人になった時に感じたように、いたるところにさまざまな暗黙のルールがあります。ルールが分かっていればどうすればいいのか考えることができるのに、肝心のルールが分からないのでどうすればいいのか分からない。20代前半の私はよくそんなことを考えていました。また、ゲーム好きだという、経験が浅いプログラマをフォローしたときに印象的なことがありました。最初は問題が起きても途方に暮れてしまい、どこから手を付けてよいのか分からない様子だったのが、私が質問しながらプログラムができること・できないことをまとめていくと「あっ!」と言って自分で問題を修正できるということがよくありました。つまり、「何を解決すればよいのかを見つける」ことができれば力を発揮できるのに、ルールが分からないために十分な力を発揮できず途方に暮れてしまうのです。問題の周辺にあるルールを探す能力は、発達障害があってもなくても身につけることが難しい能力だと思っています。そもそもルールを探す必要があることにすら気づかない人もいるでしょう。しかしこの能力を身につけることができれば、デジタルゲーム好きの人が持っている問題解決能力と合わさって、強力な武器になると私は考えています。ルールを設定するときのコツとは?出典 : 私のようにASDの傾向がある人にとっては、日常生活でルールを見つけることは困難です。そこで、私がルールを探しているときに気をつけていることを紹介します。一番大事なことは、ルールがまったく分からない状態にいる場合、間違っているかもしれないけれども「自分なりに適当なルールを設定する」ことです。次に大事なことは、ルールに従って行動してみた結果を判断し「勇気をもって最初に設定したルールをどんどん修正していく」ことです。ルールを探すと言いながら自分で設定するなんてどういうことなの?と思われるかもしれません。しかし、まったく何も分からない状況では、頭の中が真っ白になってしまい「何をやっていいのか、何をやってはいけないのか」が分からなくなってしまうと思います。「自分なりのルールの中で試行錯誤し、結果を見ながらルールを修正していく」経験を重ねることで、適切なルールを設定することができるようになっていきます。出典 : 自分だけで考えていてもうまくいかないことが多いので、できれば疑問に思ったことを素直に周りの人に聞いてみることが大切です。しかし社会人になると素直に聞くことが難しくなってくると思います。そこで、自分が行動した結果どうなるかを周りの人の反応を見て判断できるように訓練しておくと、問題解決のためのルールの設定ができるようになるだけでなく、格段に生きやすくなります。ASD傾向がある方には難しい訓練だと思いますし、思春期を過ぎてからようやく訓練し始めたASDの私もいまだに試行錯誤しているところです。私は聞けるときは直接どうだったか聞いてみたり、小説やアニメ、映画やゲームシナリオから、人はどういうときにどんな顔をしてどう思うものなのかを想像したり観たりすることで訓練してきました。相手の反応を見て行動の結果を判断できるようになると、それまでより格段に生きやすくなります。少なくとも私はその実感があります。デジタルゲームは居場所。生きていくためのスキルにつながることも出典 : デジタルゲームは、学校でも家でも居場所がないと思っていた子どものころの私が、唯一心の底から楽しめたものでした。体に悪いとか、目が悪くなるとか、ゲームにのめりこみすぎてはいけないことは、子どもながらにある程度分かってはいましたが、ゲームを完全に取り上げられたら生きる気力がなくなっていたと思います。そのような子は私だけではないと思います。さすがに1日8時間や10時間もやっていたら他のことができなくなってしまうので、周囲の方がゲームをやる時間を減らすよう働きかける必要はあると思います。しかし、ゲームにしか居場所がない、デジタルゲームでしか素の自分を出せない追い詰められた子どももいます。その子たちに素の自分を出せる場所を残しておいていただきたいと強く思います。デジタルゲームに夢中になった経験は、さまざまな形で生きていくための糧になっていきます。他のスキルと合わさることで強力な武器に変身するかもしれませんし、ゲームの中に出てくるものに興味を持つことがきっかけで生涯にわたってやりたいことが見つかるかもしれません。周りの方は心配することも多いかもしれませんが、子どもが好きなのであれば、デジタルゲームを完全には禁止しないでいただきたいと私は思っています。
2018年04月10日「ゲーム」と聞いて何を思い浮かべますか?きっと大半の方はテレビゲームやスマホアプリなどを思い浮かべるのではないでしょうか。でも、そんな時代に逆行して、いま大人数で楽しむカードゲームやボードゲームがアツいんです!少し前までは、カードといえばトランプ、ボードゲームといえば人生ゲームくらいでしたが、最近は面白い新作がたくさん出ています。しかも、簡単なルールで小さな子から大人まで年齢関係なく遊べるものが多いです。今、筆者宅で大人気のゲームを3つ紹介したいと思います。■ 1.「ブロックス」子どもだけでなく大人もハマるボードゲームこの「ブロックス」は、2〜4人で行うボードゲームです。やり方は、自分の色を決め、様々な形のブロックピースを角と角だけがくっつくように置いていきます。一周目はボードのいずれかの隅にピースを置きます。二周目以降になると最初においてものに角が接するように置きます。辺がくっついていたり、どれとも離れていたりしてはいけません。全員置けなくなったらゲーム終了!手元に残ったピースの少ない人が勝ちです。単純なルールなので、小さな子でもすぐに覚えられますよ。上の写真がスタートした直後、下が置けなくなって終了したとき。1ゲーム15分ほどでしょうか。もう完全に頭脳戦です!小学生から楽しめますが、意外と大人の方がハマっちゃうかも!?■ 2.「ナインタイル」人気クイズ番組で紹介されてブレイクしたカードゲーム次の「ナインタイル」は、9枚のタイルを、入れ替えたり裏返したりして“お題通り”に並べるゲームです。ルールは単純なのですが、記憶力や判断力が必要なカードゲームです。大人も子どもも関係なく楽しめますよ。2〜4人で楽しめます。思ったより頭を使うので、かなり脳トレにもなりそうです。このゲームは、昨年人気クイズバラエティ番組『今夜はナゾトレ』(フジテレビ系)で取り上げられたのをきっかけに、人気に火がつきましたね!■ 3.「ナンジャモンジャ」何度やっても爆笑必至のカードゲーム「ナンジャモンジャ」は1枚1枚に独特のモンスターが描かれていてなんとも不思議なカードですが、子ども受けはバツグン!順番にカードをめくって、そのモンスターに名前をつけていくというルールです。ただし、同じモンスターが出た場合は、つけた名前を呼ばなければいけません。最も早く名前を呼ん人がカードをもらい、一番多かった人の勝ちです。名前をつけるだけなので小さな子でもできますし、むしろ小さな子の方が想像力や記憶力が豊かだったりします。何度やっても爆笑の渦!年齢関係なく楽しめるゲームです。画像は「シロ」バージョンですが、絵柄の違う「ミドリ」バージョンもあります。2つ合わせると楽しさ&難易度も2倍!我が家も近々買い足す予定です。いかがでしたか?最近のテーブルゲームはどれも進化していて楽しそうですよね!考えることで脳が活性化するというのもありますが、ワイワイ盛り上がる中でコミュニケーション能力なども高まりそうですよね。一人でやるテレビゲームより、はるかに得るものが大きいと思います。久しぶりに友達や家族と一緒に盛り上がってみてはいかがでしょうか?
2018年04月08日テレビゲーム、パソコンゲーム、スマホゲームなどなど、彼がゲーム好きだという女性も多いと思います。ただ中には、彼がゲームにハマりすぎて交際に支障をきたしている・・・なんてケースもあるでしょう。今回は、そんな「ゲーム好き彼氏」とうまく付き合っていくポイントをご紹介します。■■禁止はせず、プレイ自体は認めてあげようゲームばかりしている彼・・・傍から見ると「ただの暇つぶし」に見えるかもしれません。しかし、彼にとってゲームは「心の安定剤」なのです。そんな彼からゲームを取り上げ、「ゲーム禁止!」にするとどうなるでしょうか。いくら彼女の権力を用いたとしても、彼はきっと隠れてこっそりゲームをすると思います。下手をすると「そんなことをいう彼女とはやっていけない」と思うかもしれません。「ゲーム好き彼氏」へのゲーム禁止は逆効果です。まず基本として、ゲームをプレイすること自体は認めてあげてください。■■ゲームを理由に甘やかさないそうはいっても、彼がやりたいだけやらせていては、本当にずっとゲームばかりしているでしょう。ポイントのひとつが「ゲームを理由に甘やかさない」ということです。「ゲームをしたいから」という理由でデートは毎回家だったり、外出中でもスマホばかり見ていたりすると、嫌になりますよね。それを黙認すると、どんどん悪化していきます。「たまには外でデートしたい」「デート中くらいはスマホを見るのはやめてほしい」など、彼女として言うべきことは言いましょう。当たり前ですが、「彼が喜ぶから」と、ゲームで遊ぶ彼をそのままに、彼がするべき家事を代わりにやってあげる・・・というような行為はもってのほかです。■■ルールを決めるのもひとつ彼のゲームの熱中度が高い場合は、極端に制限しないレベルで「ルールを決める」のも手。例えば、「月に1回は外出デートする」「デート中はゲームしない」と約束して、破った場合はペナルティをつけるというイメージです。ただ、彼が理不尽だと感じると納得してくれませんから、あなたが被っている被害を盾に交渉してください。もし、彼とは結婚前の同棲中であるならばルール化はさらに有効です。同棲中の場合、彼がゲームをしているせいで家事を分担してくれないということも多いはず。これは十分ルール化の理由になります。また、ゲームへの課金が問題になりそうなら、「課金は一切しない」「月○円まで」などのルールを設定しましょう。■■それでもゲーム優先なら「別れ」をちらつかせる中には、約束しても破る、ルール化しても無視など、彼女の話に全く耳をかさずゲームを続けている・・・というケースもあるかもしれません。ゲームの優先度が高くなりすぎているその彼には、一度強硬手段に出る必要があるでしょう。趣味は、やるべきことをやったうえで楽しむのが常識です。それを分かっていない彼とそのまま付き合っていくことはできますか?一度、「改善されないなら別れる」くらいの覚悟で話し合ってみましょう。■おわりに人はすぐには変われませんが、時間をかければゆっくり変わることができます。彼との将来を見据え、頼れるパートナーになれるよう改善を促していきましょう。(水林ゆづる/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年03月17日親は子どもに勉強してほしいという思いがありますが、現在の世の中にはゲーム機があふれています。据え置き型、持ち歩けるもの、さらにはスマホなど…、ゲームを子どもから遠ざけることは難しい時代です。ゲーム機は与えたくない、与えるとしてもまだ早い、何歳からにしようなどと考えるママは多いでしょう。我が家にもゲームを欲しがる年頃の子どもがいます。昨年のクリスマスにどうしようか考えた末、希望のゲームを与えました。その後の体験を記したので、参考にして下さい。ゲームを与える?与えない?親の葛藤いつからゲームを与えるかということについては、様々な意見があると思います。例えば園児については「ゲームのことばかりになってしまうので与えない」という意見や、「比較的親の意見に耳を貸す幼児のうちからルールを覚えてもらう」という意見もあるでしょう。私は少なくとも小学校に入学してからと思っていました。しかし上に兄弟のいるお友だちからゲームの話を聞いたり、年上の従妹の家でゲームをしたりする機会があることで、本人がゲームを欲しがるようになりました。欲しくなるといつもゲームの話をするようになりました。与えずに我慢をさせるという選択もありましたし、与えたことで更にゲーム熱が高まってしまうのでは?という不安もありました。しかし抑えつけすぎてかえって反発するかもしれない、避けていてもこのような時代にはいずれ与えることになるのではと思い夫婦で話し合った上、年長のクリスマスに据え置き型のゲーム機を与えることにしました。ゲームを与えた後の変化ゲームを与えるにあたっては、1日1回、時間を決めること、ゲームの前後どちらでも構わないのでワークを必ずやることを約束しました。まずプレイ時間については、ゲームの状況で数分オーバーすることはありますが心配していた「終わりたくない」「もっとやりたい」などのように愚図ることはありませんでした。終了時間については始める前に「何分まで」と本人の口から言わせ、前に時計も置いてプレイしています。ゲームに夢中で終了時刻を私が教えることが多いですが、徐々に自分で終われるようになってほしいと考えています。ゲームを始める時間についても、1日1度と決めているので午前中にやりたくても「今はまだやらない」と自分でいつやるかを考えるようになりました。また、意外だったのは普段の生活にも変化が表れたことです。ママからのお願いについて張り切って行うようになり、ワークも以前よりしっかりと取り組むようになりました。ゲームを与える以前は描く絵もゲームのことばかりだったのですが、ゲームに熱を上げる前と同様に色々な絵を描くようになりました。好きだった図鑑離れを心配していましたが、より熱中して読むようになりました。すごろくや百人一首、トランプなどのアナログな遊びも楽しんで行っています。あくまで私の考えですが、やりたいことを我慢ばかりするのではなく満たされることでゲーム以外の生活も楽しめているのかなと感じています。成長につれ変化もあると思いますが、極力本人の意思で管理できるよう見守っていきたいと思います。東大生もゲームをやっていた「東大生は子どもの頃ゲームをやっていた子が多い」というのを以前聞いたことがあり、今回調べてみました。2016年に東大新聞社が現役東大生357人に調査した結果では、「小学生の頃ゲームについてのルールがあったか」という問いで、ゲームを禁止されていたのはわずか20人。「ルールがない」という答えが約44%の158人と一番多いものでした。次いで多いのが「時間制限」で119人でした。ゲームについてルールを設けず遊ぶ子や、時間だけ決めていたという子が多かったことが分かります。「親とゲームの関わり方について話し合ったか」については「はい」という答えが半数以上の196人。ルールを決める際は親が一方的に押し付けるのではなく、子どもも納得した上で決めることが気持ちよく取り組める要因ですね。更にゲームをした場所については、リビングが最も多く65%という結果でした。リビングで行うことで親の目が届くだけではなく、「ゲームの話題で親睦が深まった」などコミュニケーションツールとなる場合もあるようです。子ども2人を東大に入れたことで有名な大岸良恵さんも、子どものゲームについては制限を設けなかったと語っています。大切なのは親が口出しをしないことで、自分で管理・コントロールする力を養うことなのですね。ゲームの扱いについてはそれぞれの意見があると思います。私も悩みましたが結果的には今のところ後悔はしていません。環境や子どもの性格なども様々だと思います。こんな例もあるということで、1つの参考にしていただければ幸いです。
2018年02月08日こんにちは。ママライターのマエジマシホです。テレビゲームは時代とともに進化を続けています。古くはファミリーコンピュータ、最新ではNintendo Switchのような据え置き型ゲーム機があります。ゲームボーイやプレイステーションポータブル、Nintendo DSやプレイステーションVITAなどの携帯型ゲーム機も据え置き型より販売台数を伸ばすこともあります。そして最新のゲーム事情の主役はやはり、スマホです。無料でダウンロードできるゲームがほとんどであることから、手を出しやすい ですね。ただ、『タダより高いものはない』ということわざの通り、無料でダウンロードできるスマホゲームは『ガチャ』と呼ばれるイベントによってアイテムを入手しないとゲームが進まないようなシステムになっています。この『ガチャ』は無料ではないため、子どもにスマホゲームをさせる前に『ガチャ』のシステムについてよく教えておく必要があります。お子さんから「スマホでゲームしたい!」と言われた時の対処法 について、アイディアをいくつか紹介していきます。●「無料でゲームはできない」ことを教える「スマホでゲームしたい!」と子どもにねだられたら、もちろん一言のもとに「ダメ!」ということが一番簡単です。しかし、ただ「ダメ!」だけでは子どもは納得しません 。特にダウンロードが無料のスマホゲームに関しては「なぜ無料なのにしてはいけないのか?」という疑問をもつ子どももいるでしょう。そしてその疑問を親にぶつけてきます。その疑問に対して子どもが納得できる答えを用意しておかなくてはいけません。答えの例のひとつとしては、「無料でゲームはできない」ことを教える ことです。ゲームを作るためには、多くの人の労力とお金が当然必要になります。それでも無料で使える理由は、入り口だけが無料であり本当にゲームを楽しむためにはお金を払う必要が出てくる からです。そして多くのスマホゲームの課金システムは、とてもハードルが低くなっています。「これはお金を払っているんだ」と子どもが理解するには難しいと思われます。スマホゲームのガチャシステムに関して「射幸心をあおる」として課金に上限を設けることになったのも記憶に新しいですよね。たくさんのお金と時間をかけて一生懸命作ったゲームをみんなが使ってくれて喜んでくれるんだったらお金はいらない、という変わった人など存在しない、とまずは説明してはいかがでしょうか。●ガチャ1回分でどんな買い物ができるか理解してもらう無料でゲームをすることはできない、と説明しても子どもが納得しなかった場合は、ガチャ1回分でどんな買い物ができるかを子どもに理解してもらいましょう。1ヶ月のお小遣いでガチャが何回できるのか、を紙に書いてみるといいと思います。定期的なお小遣いをあげていない場合は、ガチャ1回分のお金を子どもに渡して、コンビニやスーパーで好きなものを買ってきてもらいましょう。同時に、ガチャは欲しいものが必ず得られるシステムではないことも説明します。そうすれば、成果が保証されていないガチャにお金を使うことに対して、子どもなりに疑問を持ってくれる のではないでしょうか。スマホゲームはガチャにお金を払ってもらうことで、ゲームを作ったお金をみんなから集めているんだよ、と説明を加えてあげれば、子どもにも理解しやすくなると思います。●ガチャのお金はお小遣いからその場で親に払うしかし、それでもスマホゲームをやりたい、という場合は、親が見ているときに限ってやっても良い、というルールを作る方法もあります。ただし、ガチャに関してはお小遣いからその場で親に課金した分を支払ってもらいましょう 。そうすれば子どもは大切なお小遣いを減らさないために、じっくり考えてガチャをすべきかどうかを判断するでしょう。透明な瓶などに『ガチャ貯金』などと書いておき、そこに入れてもらうようにすれば、子ども自身もどのくらいお小遣いからガチャにお金を払ったのかが分かりやすいですよ。----------ゲームは決して悪いものではありません。友達とのコミュニケーションに必要なツールでもあります。また、どのようにして敵を攻略するかを考えることによって、物事全体を俯瞰して考える習慣をつけることもできるでしょう。ガチャについてもシステムを理解した上で、家庭で決めたルールに則って利用するのであれば問題ないと思います。頭ごなしに禁止するのではなく、子どもにきちんとスマホゲームのことを理解してもらうきっかけにしてはいかがでしょうか。●ライター/前嶋志保●モデル/杉村智子
2017年12月19日世界中のボードゲームで遊べるカフェ〔JELLYJELLYCAFE渋谷店〕に、“子どもも大人も楽しめる”という視点で、おすすめボードゲームを3つ厳選して教えてもらいました!ご家庭やパーティーで、わいわい盛り上がること間違いなしですよ♪【すごろく】ゴールしたのは誰のコマ!?《オバケだぞ〜》オバケの表情がかわいらしいこちらは、ちょっと特殊なすごろくゲーム。サイコロでオバケの目が出たら大変!コマがオバケに変身させられてしまいます。2004年にドイツのキッズゲーム大賞を受賞した人気ボードゲームです。●《オバケだぞ〜》2~4人用【遊び方】順番にサイコロを振って、出た目の数だけ自分の色のコマを進めていきます。オバケの目が出ると、誰かのコマにオバケをかぶせてもとのコマの色をかくすことができます。オバケコマが多くなって自分のコマがどれなのかわからなくなっても、自分だと思うオバケを進めさせなくてはいけません。一番にゴールにたどりついたオバケコマの色の人が勝ちです。【面白いところ】全員のコマがオバケに変身してからは、誰のコマでも動かすことができます。さらにオバケの目が出ると、2つのオバケ同士の位置を入れ替えることができるので、ますます混乱します。ゴールを目指すためには自分のコマを覚えておかなければなりません。ゴールしてオバケを取るまで、誰が勝ったのかわからないのでドキドキです!【攻略のポイント】必要なのは記憶力です。さらに大人向けのルールでは、オバケの目が出た時に「担当しているコマ自体を入れ替える」ことが可能になります。つまり、自分が担当していたコマの色が変わってしまうので、他のオバケがどの色を隠しているのか、それがどの位置にいるかについても覚えておく必要が出てきます。ゲームに慣れてきたら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。【遊ぶ場所】ボードや箱が少し大きいため、ある程度のスペースが必要です。【カード】なんて名前だっけ!? 《ナンジャモンジャ》不思議な生き物がたくさん描かれたこちらのカード。新しいキャラクターを引くたび、その生き物に名前をつけてあげるゲームなんです!名前はどんなものでもOK。遊ぶメンバーによって出てくる名前も変わって盛り上がりそうですね♪●《ナンジャモンジャ》2〜6人用【遊び方】山札からカードを1枚めくり、順に出てきたキャラクターに名前をつけていきます。カードをめくった時、すでに名前のついているキャラクターが出たら、その名前を一番早く呼べた人がそれまでのカードを受け取り得点を獲得します。山札がなくなるまで繰り返し、一番多くのカードを持っているプレイヤーの勝利です。【面白いところ】名前はなんでもいいので、おかしな名前をつけたり、覚えにくそうな名前をつけたり、ちょっと似ている人の名前をつけたりして楽しめます。名前が呼ばれるたびに盛り上がりますよ。【攻略のポイント】素早い判断力と、ネーミングセンスがポイントになるゲームです。2回目、3回目と繰り返して遊ぶと、前のゲームでつけた名前と間違えやすくなるため、混乱しながらも盛り上がれますよ。【遊べる場所】コンパクトなカードゲームなので、いつでもどこでも遊べます。【バランス】カードのタワーにハラハラドキドキ!《キャプテン・リノ》カードを積み上げていくバランスゲームです。出したカードによっては、“キャプテン・リノ”のコマをカードの上に乗せなければなりません。タワーのように積み上がっていくカードにドキドキ!みんなで盛り上がれるパーティーゲームです。●《キャプテン・リノ》2〜5人用【遊び方】カードを積み上げていくバランスゲームです。スキップカードやリバースカードなどの様々な種類のカードがあり、その指示に従いながらタワーを作っていきます。なかには“キャプテン・リノ”のコマをカードの上に乗せなければならないことも。最後は、一番早く手持ちのカードを出し切ることができた人の勝ちです。また、ビルが崩れてしまっても負けになるので、積み重ねるときも要注意ですよ!【面白いところ】カードをうまく積み上げていくと、なかなかに迫力のあるタワーができあがります。カードのタワーがバラバラと崩れてしまう様子も盛り上がりますよ。【攻略のポイント】カードやカードの効果によっては一気にバランスが崩れてしまったりするため、慎重さが問われます。【遊べる場所】バランスゲームなので、ご家庭などの落ち着いた空間で遊ぶのがおすすめです。子どもも大人もみんなで盛り上がろう♪ボードゲームは、小さい子どもと大人が一緒に楽しめるすてきなアイテム。パーティーシーズンに大勢で、また休日にご家庭で、ぜひわいわい楽しんでください♪取材協力〔JELLYJELLYCAFE渋谷店〕●住所東京都渋谷区宇田川町10-2新東京ビル202●アクセス渋谷駅ハチ公口から徒歩7分、渋谷東急ハンズから徒歩30秒●電話番号03-6809-0574(営業時間内のみの受付となります。)●営業時間13:00〜23:00●定休日不定休※今回ご紹介したゲームは、すべて〔JELLYJELLYCAFE渋谷店〕でもお楽しみいただけます。〔JELLY JELLY CAFE〕●ライターキリガヤアスミ
2017年12月12日アナログゲームをやることはありますか?デジタルゲームの時代が進む中でなかなかアナログゲームで遊ぶ機会は少なくなりましたよね。久しぶりにアナログゲームに触れると懐かしい気持ちになったり、逆に現代のゲームではなかなか見られない斬新なアイデアに気付かされたりして楽しむことができますよ。今回はそんな魅力あふれるおすすめアナログゲーム11選をご紹介いたします。アナログゲームとは?アナログゲームとは、デジタルゲームやコンピューターゲームの対比として用いられている言葉で、簡潔にまとめると「電気を使わないゲーム」のことを指します。具体的にはテーブルゲーム、ボードゲーム、カードゲーム、またはカードやボードを使わず遊ぶアナログゲームなどもあります。代表的なアナログゲーム【ボードゲーム】ボードの上に駒やカードを置いて、動かしたり取り除いたりして遊ぶゲーム。盤上ゲームや盤上遊戯とも呼ばれる。基本的にはボードを囲んで遊ぶスタイルで、その歴史は紀元前1000年も前と推定されているそうです。ボードゲームの伝統的な例を挙げるとオセロ、チェス、碁などがあり、日本では将棋や囲碁などが広く知られていますが、1980年代以降はドイツを中心に新しいボードゲームがつぎつぎに発売され、世界的に親しまれています。【カードゲーム】広義ではカードを使って遊ぶゲームのことをカードゲームと総称する。元々中国で発生したと思われるゲームがヨーロッパへ伝わったと考えられているそうです。代表的な例ではトランプ、UNO、日本ではかるたや百人一首などが広く知られています。【トレーディングカードゲーム】広義ではアナログゲームに分類されますが、実際にはトレーディングカードは「トレーディングカード」としてのジャンルが確立されているので、あまりアナログゲームとして扱われることは少ないですが、とても人気の高いジャンルです。日本では遊戯王、マジック・ザ・ギャザリング、ポケモンカードゲームなどが人気です。1.見落とし厳禁!クアルト!木の駒を使った、いわば立体四目並べ。穴が空いている、形が一緒、高さが一緒、色が一緒の駒を四列に並べたら勝ちというシンプルなルールですが、意外と見落としてしまうことも。直線で四つではなく、固まって四つ並んでも勝ちという上級ルールでやっても楽しいですよ。2.ポーカー風のルールが奥深い!バトルライン古代ローマの戦いをテーマとした戦略ゲーム。ポーカーのフラッシュ、ストレート、ロイヤルストレートフラッシュ……のように手札を出していき、対戦して自分の陣地を獲得する二人用ゲーム。何度でも遊びたくなります。3.相手の陣地を侵食しろ!ブロックス4人ゲーム。四隅から始まって、相手の陣地を侵食しながら自分の駒をできるだけ少なくした方が勝ちというゲーム。小さいお子様からも楽しめますのでぜひ家族で遊んでもらいたいアナログゲームの一つです。4.同じ絵柄を見つけよう!ドブル丸い形のカードの中には沢山の絵柄が書いていますが、どの2枚のカードを取っても必ず同じ絵柄があります。その絵柄をいちはやく見つけるというゲーム。単純ですがアイスブレイクにはもってこいのゲームです。5.嘘をつくことが許される!レジスタンス・アヴァロン赤陣営を青陣営に分かれて、お互いのチームを勝利に導くための正体隠匿系というジャンルのゲームです。赤陣営は敵なのでもちろん正体がばれてはだめ。自分があたかも正義の青陣営であるかのごとく振る舞えるよう嘘をつけるかどうかが勝負の要。普段は嘘をついてはダメですが、ゲームの中では大嘘つきでいても良いんです!6.言わずと知れたロングセラー!人生ゲームもう何十年も前からあるロングセラーアナログゲームですが、昔から変わっていないということではありません。イベントマスの内容はSNSが乗っ取られて炎上とか、始末書のコピペがばれたとか、今どきの内容が盛り込まれていますので、幼いころに遊んだ人生ゲームとはまた違った楽しみが得られるでしょう。7.能登半島の伝統アナログゲーム。ごいた裏が白い将棋の駒(竹製)を使って遊ぶ能登半島の伝統的なアナログゲーム。四人で2対2での協力対戦ゲームとなります。チームになった人との以心伝心が楽しめるゲームです。8.レインボーブリッジ封鎖できません!スコットランドヤード東京1983年発売の名作、スコットランドヤードの東京版。地図が東京になっていて、スカイツリーやレインボーブリッジまで入っています。複数人の警察官と一人の犯人。犯人を追い詰めることが出来るか!?9.月まで続く梯子をかけろ!キャッチザムーン月まで届く梯子を立てる。という目的のバランスゲーム。カップルで二人でやるのにとってもおすすめ。ついつい真剣になってしまって無口になってしまうのが難点ですが……10.家族で農場経営。アグリコラアナログゲーム・ボードゲーム界で最も評価が高いゲームと言っても過言ではないのがこのアグリコラ。ワーカーを配置して農場を発展させていく、いわゆるワーカープレイスメントゲーム。時間はかかりますが、自分の農場が育っていくのは楽しいですよ。11.美しい要塞都市を作る、カルカソンヌカルカソンヌとは、フランス南部に実在する要塞都市の名前。その壮大な景観をそのままにアナログゲームにしたのがこのゲーム。タイルを並べて要塞都市を作って得点を競います。世界大会も開かれているほど有名なゲームです。電気がなくてもアナログゲームは楽しめる!いかがでしたでしょうか。ご紹介した全てのゲームが電気を必要としないアナログゲームです。テレビゲームのように何から何まで表現されるものではないので、もしかしたら物足りないと感じてしまう人もいるかもしれませんが、その分想像力が養われることは間違いなし!アナログゲームにはそれぞれのストーリーや世界観がありますので、そういったものもゲームと一緒に楽しんでみてくださいね。雑貨のアイデアをもっと見るボードゲームのアイデアをもっと見る
2017年10月20日今の時代に求められるコミュニケーション力とは?アナログゲーム療育アドバイザーの松本太一です。私は、150種類以上のカードゲームやボードゲームを使ってコミュニケーション力を身につける「アナログゲーム療育」を開発し、発達障害のあるお子さんや大人の方を対象に実践しています。Upload By 松本太一アナログゲーム療育のコンセプトを一言でまとめれば、下のとおりになります。これまでの教育や療育は、大人が子どもに何かを教えたり命令する上下関係が基本となっていました。つまり「教える側と教わる側」、「命令する側とそれに従う側」という関係です。しかし、IT化やグローバル化が急速に進む現代社会では、多様な立場や価値観を持った人たちと対等な立場で関わる必要があります。そこで求められるコミュニケーション力とは、お互いの尊敬に基づいて、交渉したり合意形成できる力だと考えています。お子さんがこうした力を身につけるためにはどんな経験が必要なのでしょうか?ピアジェやヴィゴツキーといった著名な心理学者たちは、ルールを伴う集団遊びを通じた子ども同士の関わり合いの大切さを強調しています。しかし、発達障害のあるお子さんの場合、障害の特性として、相手の気持ちを察したり集団のルールを理解するのが難しいことがあります。そうしたお子さんが安心して楽しみながらコミュニケーションの練習ができるように開発されたのがアナログゲーム療育です。子ども同士のヨコの関係づくりが難しい出典 : 発達障害のある子たちのことで、今、1つ心配していることがあります。それは、親御さんや先生といった大人との関係は良いのに、同年代の子どもたちとの付き合いを避ける子が多いことです。過去に集団遊びで失敗した経験がもとで、他の子と遊ぶことに不安感を感じているのです。しかし、大人と関わる経験だけでなく、子ども同士の関わりを経験しないと、相手の気持ちや場の状況を「読む」力は中々身につきません。大人との関わりでは、子どもが少々無理なことを言っても大人のほうで合わせてくれます。しかし、子ども同士の関わりでは、相手の意にそぐわないことをすれば関係を絶たれてしまうかもしれませんし、集団のルールを守れなければ、仲間はずれにされてしまうかもしれません。裏を返せば子どもたちは、子ども同士の関わりを通じて、「相手はどうすれば喜んでくれるだろう?」、「この場では自分はどう振る舞うことが求められているのだろう?」といったふうに、相手の立場に立って考えたり、場の状況にあわせて動く練習をするのです。こうした経験が充分でないまま成人すると、社会に出て仕事などを通じて否応なしに人間関係を結んだとき、「相手の気持ちがわからない」「空気がよめない」といったコミュニケーション上の困難が表れやすくなると、私は考えています。アナログゲームを通じて「対等な立場で関わる」経験を積む出典 : お子さんたちに対等な立場で関わりあう経験を積んでもらうのに、アナログゲームは最適なツールです。ゲームでは、全てのプレイヤーが対等の関係にあります。また、プレイヤーたちは勝敗や順位を競い合うライバル同士であるのと同時に、ルールやマナーを守り合ってゲームを成立させるパートナー同士でもあります。ルールを守り合って楽しく遊ぶ経験が、子ども同士で対等に関わる経験となり、ひいては今の社会で求められるコミュニケーション力を身につける練習となるのです。ただし、集団遊びに慣れていなかったり、不安を感じているお子さんには、適度な大人の手助けが必要です。私のウェブサイトでは療育で用いるゲームと大人の関わり方を解説しています。また発達ナビでもいくつかゲームを紹介していますので、参考にしてみてください。アナログゲーム療育のススメ(ゲーム紹介)実際にゲームを使ってどんな風に療育を進めていくのか、文章だけではイメージしにくい方もいらっしゃると思います。そこで、2017年7月に(株)ジャパンライムさんから発売したアナログゲーム療育のDVDから、幼児のお子さん向けの「マイファースト・ゲームフィッシング」、小学生向けの「ベストフレンドS」の映像をご紹介します。なお、DVDには上の2つを含め20近いゲームを紹介しており、その全てについてゲームのプレイ映像と指導ポイントの解説が含まれています。下記の販売サイトでお求めいただけます。(株)ジャパンライム販売ページ実際にゲームを体験してみよう!Upload By 松本太一また、実際にゲームを体験してみたい!という方のために、東京の高円寺にあるアナログゲームショップ「すごろくや」にて毎月一回、講座を開催しています。幼児編・学童編・大人編と年代別に分かれており、各回とも講義とゲーム体験交えてアナログゲーム療育を学ぶことができます。こちらもご興味があればぜひ参加してみてください。まずは一緒に遊んでみよう!アナログゲーム療育で使用するのは、どれも通常のおもちゃ屋さんなどで売られているものです。必要なものは全て箱に入っており、プレイの手順は説明書に書かれていますから、誰でも手軽に始めることができます。アナログゲーム療育にご興味を持たれた方は、これまでご紹介してきたゲームの中から、普段関わっているお子さんに合いそうなものを、まずは1つ購入して一緒にプレイしてみることをオススメします。お子さんと一緒にゲームをプレイする過程で、今まで見えなかったその子の思考や行動の特徴と、成長ぶりが見えてくることでしょう。それはお子さんのコミュニケーション力の向上にきっと役立つはずです。
2017年08月18日Q.お子さまに携帯型ゲーム機、持たせてる?1.持たせている 70.3%2.持たせていない 25.7%3.その他・どちらとも言えない 4.0%ほとんどの人が子どもに携帯型ゲーム機を持たせているという結果になりました。今の時代、当たり前となった子どもとゲーム。最近ではゲーム機で遊ぶことなく、最初からスマホやタブレットゲームのデビューをするネオ・ゲーム世代も出てきてるようです。■断固!ゲームは家に持ち込まない派どんなにまわりで当たり前になろうと、自分の家には持ち込まないという人も少数派ですがいました。パパとママで意見を一致させておかないと、どちらかが悪者になってしまうことも。「子どもたち3人いますが、持たせていません。低学年のころは『みんな持ってる』という時期もありましたが、『我が家は持たない!』を貫き通しました」(鹿児島県 40代女性)「トラブルの原因になるので持たせていません」(宮崎県 40代男性)「友だちがみんな持っているからサンタさんにお願いすると言っていますが、サンタは持ってこないでしょう」(青森県 30代女性)■時間を決めてやるというのが多数派ゲームの時間は1日30分〜1時間が多いようです。時間以外にも、お友だちと遊ぶときには持っていかない、外には持っていかないなどのルールを決める家庭も。「小学2年生。遊びに行くときには持っていかない。1日1時間が我が家のルールです。守れないときには1週間ゲーム機取り上げです」(神奈川県 40代女性)「携帯電話のアプリで遊んでいます。宿題をやってから1日30分の約束です」(青森県 30代女性)「まわりもほとんど持っていますね。1日30分と時間は決めています」(福島県 30代女性)■スマホやタブレットならゲーム以外の使い方も最近では、スマホゲームも子ども向けが充実しているため、携帯型ゲームを持たずにいきなりスマホやタブレットで、ゲームデビューをする子どもたちもいるようです。文字入力ができるようになれば、興味がある世界が広がることもあります。一方で、危険な情報に接触してしまう可能性もあるので、親の目が届く範囲での利用がおすすめです。「ゲームもしているが、ひらがなとカタカナを覚えるとすぐYoutubeやGoogleEarthを使い、自分で恐竜やら隕石やら世界地図やら見て、いつの間にか知らない知識をいっぱい身につけている」(兵庫県 30代男性)------Q.お子さまに携帯型ゲーム機、持たせてる?アンケート回答数:6118件ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年07月31日ゲーム機だけでなく、今ではスマホやタブレットなどでもできるゲーム。一度はじめるとハマってしまってやめられないなど、その悪い影響が気になる親もたくさんいるようです。ゲームはやはり子どもに良くないのでしょうか? パパとママに調査をしてみました。ゲーム機だけでなく、今ではスマホやタブレットなどでもできるゲーム。一度はじめるとハマってしまってやめられないなど、その悪い影響が気になる親もたくさんいるようです。ゲームはやはり子どもに良くないのでしょうか? パパとママに調査をしてみました。 Q.ゲームが子どもに与える「悪い」影響は?1.ある 80.6%2.ない 3.0%3.わからない・その他 16.4%80%以上の人がゲームが子どもに悪い影響を与えると考えているようです。とは言え、今の世の中子どもとゲームは切っても切れない関係になりつつあります。親が抱える悩みとはどんなものなのでしょうか。■やめられなくなるほどの中毒性が危険ゲームのいちばんの問題点は時間を決めても守れなくなるほどの中毒性。ゲームを取り上げればキレられ、さらに視力が悪くなるなどの問題もあるようです。貴重な成長期の時間をゲームばかりに費やすのはムダと考える親も。「挙げたらキリがない。一番は限度がなくなること」(広島県 40代女性)「会話がなくなる。キレやすくなる。隠れてやろうとする。視力が落ちた」(神奈川県 50代女性)「時間を決めても理由をつけては時間をのばし、取り上げると怒り出す。友だちとの遊びと言ってもゲーム。外でお友だちと体を動かして鍛えてほしいのに」(宮崎県 30代女性)■ゲームではなく与える親が悪い親が子どもの行動の管理ができないことやしつけができないことを、全てゲームのせいにするのもよくないという意見もありました。悪いのはゲーム自体ではないのかもしれません。「悪い影響を語るくせに子どもに与えている親が問題。ゲームに熱中して入れば、親はスマホしたり好きなことできますものね」(神奈川県 40代女性)「依存はゲームじゃなくてもなる。刺激が強い作品もそこら中にある。そこを調整や我慢させるのは親のしつけ次第。ゲームのせいではない」(北海道 30代女性)「ゲームは悪くない、悪い影響も与えていない。ゲームを子どもに与えて毅然とした態度をとっていない親が悪い、そんな親が悪い影響を与えている」(神奈川県 40代女性)「親の管理がきちんとできていなければ、全て悪影響だと思う」(神奈川県 40代女性)■子どもの夢はゲームクリエイター子どもの夢であるゲームクリエイターを応援しているという人も。ゲームを介して社会性を学べるという一面もあるようです。もちろんゲームだけでは足りないこともあるのかもしれませんが、付き合い方によっては良い面もあるのかもしれませんね。「昔からずっと言われ続けているけど、ゲームばかり悪者扱いするのもどうなんだろう。我が家では本人の夢・ゲームクリエイターを本気で応援しているので、あえてやらせている。ゲームを通じてさまざまな年代の人たちと交流することで、いつの間にか礼儀やら社会性やら常識を学んでいます」(東京都 40代女性)Q.ゲームが子どもに与える「悪い」影響は?アンケート回答数:3822件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年01月13日今や子どもの生活で切っても切りはなせないゲーム。自分たちは親世代に「ゲームはダメ!」と頭ごなしに言われてきたかもしれませんが、今ではゲーマー世代が親に。楽しさを知っているだけに、子どもにどんなルールを作るべきか、頭を悩ませている親が続出しています。Q.お子さまのゲーム時間、どれくらい?1.30分未満 13.1%2.30分以上1時間未満 28.2%3.1時間以上1時間30分未満 23.1%4.1時間30分以上 25.4%5.ゲームをしない・その他 10.1%1回のゲーム時間について調査したところ、「30分以上1時間未満」「1時間以上1時間30分未満」「1時間30分以上」がほぼ同じ割合に。多くのママたちがゲームとの付き合い方について迷っているようです。■制限をしなければずっとやってしまう怖さ子どもにとっては中毒性のあるゲーム。親がルールや制限をもうけなければずっとやり続けてしまうのが現実です。「ほっておいたら何時間でもやっています。困っています。」(美付県 40代女性)「ゲームをするときの決まりはありますが、時間を見て声かけをしないと夢中になっているのでいつまでもやっているので難しいですね」(茨城県 40代女性)「外食に行くと家族で座っている中に子どもがゲームに夢中になっている姿をよく見かけます。ここまで持ってこなくでもよくない?と端から見て思うのですが。そのうち欲しがるのかと思うと、そのときが怖い気がします」(千葉県 40代女性) ■ルールは家庭でそれぞれ。時間以外の考え方も単純に時間で決めるというだけでなく、やるべきことが終わっていればOKという考えも。子どもとゲームのルールについて話し合ってみるのも効果的なようです。「うちでは小学生の子には宿題や支度がしっかり終わったら夕方5時までならOKとしています」(神奈川県 50代女性)「うちも暇さえあればしていました。でも、時間をお互いで決めてから守れないときには1週間没収しました。そうしたら最近では守れるようになってきました。一方的に決めるより、一緒にルールを決めるといいかもしれません」(大阪府 40代女性)「自分がゲーム世代なのでゲームの楽しさも知っているため、子どもに強くは言えません。メリハリがつくようにやらせてあげています。ガミガミ言うのは逆効果なので、やることをちゃんとやったらゲームもさせてあげています」(千葉県 30代女性)■IT関係者にはゲーマーが多い!?IT企業がこれだけ成長しており、小学校でのプログラミングの必修化も目前の今、ゲームを全くさせないというのも時代錯誤かも。将来役に立つこともあるのかもしれません。「IT関係にお勤めの友人が『周りの人はみんな小さいころからゲームしてばっかりだった人たち』という話を聞いてから少しゆるくなりました」(鳥取県 40代女性)Q.お子さまのゲーム時間、どれくらい?集計期間:2016.05.19〜2016.05.26アンケート回答数:11154件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年09月29日シルバーウィークや年末年始など長いお休みの間は、気がつくと子どもが長時間テレビやスマホ、ゲームをし続けている…なんて事態になっていませんか? そんなときに有効な、家庭内で簡単に導入できるルールづくりのコツを紹介しましょう。■時間は1週間単位で決めるよく「1日○時間ね」というルールを聞きますが、無理に平均してしまうと、特にやりたくない時でも「勿体ないから…」と逆に促すことにもなりかねません。また、おでかけや習い事などで予定がバラつくことも多いもの。そこで、基本ルールを「1週間で○時間」と決めてみませんか?時間はお子さんの年齢や各家庭の方針によって異なるので、親子でしっかり話し合いましょう。この時、お子さんから「少ない」「増やして」などの声が出たら、その根拠を自分の言葉で説明させること。まとまった数字は、「テレビやゲームにこんなにも時間を費やしているのか…」と改めて感じさせることにもつながり、時間の大切さをさりげなく伝える効果もあります。 ■子どもに任せて、時間の使い方を工夫させる1週間単位での時間を決めたら、それをどう消化するかを子どもに任せてみましょう。そうすることで、子ども自身が先々の予定を考えながら、どう時間を使うのがよいか、自分で計画を立てる訓練にもつながります。テレビは基本的に録画再生とし、CMスキップで視聴できるようにすれば、1時間番組が45分程度に短縮できるので、残り15分でゲームをしたり、スマホで動画を見るなど「隙間時間」を上手に工夫するようにもなります。■ルールの運用とお楽しみの工夫を考えるカレンダーなどにメモをつけて管理したり、小さいお子さんの場合、30分単位のチケットを作って1週間分手渡し、それを親が回収する形で運用するとわかりやすいでしょう。場合によっては、お手伝いや勉強などを頑張った時に「ボーナスポイント」が追加されるようなお楽しみを用意しても。テレビやスマホ、ゲームは優秀な子守アイテムなので、親もついつい頼ってしまいがち。それでいて子どもがのめり込むと歯止めを…というのは都合すぎるかもしれません。時にはテレビを一緒に観て感想を話したり、トランプやオセロ、将棋などのゲームを家族で楽しむ…そんな時間も意識して作りながら、うまくつき合っていきましょう!
2016年09月15日こんにちは。ライターの渦マキです。子どもにスマホやタブレットを使わせることに関しては、家庭によってさまざまな意見があり、「持たせない」という選択をしている人もいます。しかし、近年では“ICT教育”という情報通信技術教育が注目されており、授業でPCやタブレットを使用する学校も出てきています。●子どもにタブレットを使わせるメリット3つ●(1)直感的に学べる理科や社会などの学習の際、タブレットを使用することでバリエーション豊かな写真を見ながら直感的に学ぶことができます 。数学にしても、立方体などの図形を指で触れて角度を変えることで形を把握しやすくなります。●(2)学習用のアプリが豊富現在、さまざまな学習専用のアプリが販売されています。漢字の成り立ちや理科の実験など、さまざまな学習分野に対応しており、ゲーム感覚で楽しめる ように作られています。普段は勉強にやる気のない子どもでも、アプリを使用することでモチベーションUPが期待できます。●(3)タスク管理を学ぶ私たちは学校で夏休み前に、“1日の計画”という表を作っていましたよね。しかし、大抵は予定通りにいかず計画倒れになることも少なくありませんでした。タブレットにはタスク管理に適したアプリが出ているため、自分の予定をより計画的に立てることができます。●タブレット学習のデメリット一方、タブレット学習には以下のようなデメリットがあります。・学習に関係のないサイトにアクセスする恐れがある (親や先生が知らないうちにSNSに参加しているなど)・タブレット購入や学習のための費用がかかる・個人情報が流出する危険がある----------文部科学省では、ネットの怖さを認識してもらうための動画を公開しています。このような動画を親子で見ながら、タブレット学習には便利さがある反面、危険も孕んでいるのだと教え、話し合うことが大切です。【参考文献】・『スマホ・タブレットで子どもの能力を開発しよう』瀬戸武生・著●ライター/渦マキ(フリーライター)
2016年07月06日【ママからのご相談】小3息子が「ユーチューバーになりたい」と言い出しました。小さいころからYouTubeなどで動画を見せることが多く、最近では興味のあるゲームの実況動画を見ています。おそらく、それらと同じような実況を撮りたいと思っている様子。私は反対したのですが、息子は「なんで?いけないことなの?」と……。「たしかに、何がダメなんだろう?」と、私自身言葉に詰まってしまい、「そんなの、大きくなってから後悔するんだから!」としか言えませんでした。それでも息子は「後悔しないよ?ぼく、カッコよく撮るよ!」と聞いてくれず、そのまなざしは希望でイッパイです。そんな息子を見ているうちに、(ものづくりへのモチベーション自体は悪くないことなのでは?でも、やっぱりやめておけば良かった!って思いそうだし……)と混乱しています。●A. 子どもの将来の夢はユーチューバー!? ママはどう動くべきか考えましょう。ご相談ありがとうございます。ママライターの木村華子です。今年3月、大阪府の某小学校に通っている児童たち(4年生)を対象に行った「将来の夢」のアンケート結果が、ネット上で話題となりました。その内容は、以下のようなもの。【将来の夢(小4男子)】・第1位…サッカー選手・第2位…医者・第3位…ユーチューバー・第4位…公務員注目を集めたのはもちろん、第3位に輝いた「ユーチューバー」の存在。ユーチューバーとは、『YouTube』(動画共有サイト)に動画を投稿し、動画再生によって得られる広告収入を収入源とする、比較的新しいスタイルの職業です。どうやら相談者さまと同じようにユーチューバーに憧れるお子様は決して少数ではない様子。今回は、子どもとユーチューバーについて考えてみましょう。●キッズユーチューバーがはらむリスクを考える「子どもがユーチューバーだなんて……」と思う人がいる反面で、すでにキッズユーチューバー と呼ばれる子どもたちが数多く誕生しています。ハラハラしながら動画を見てみると……「え、かわいいし、なんだか楽しそう!ひょっとすると、反対する方が子どものタメにならないのかも!?」とも思わせるほどのクオリティです。●人気「キッズユーチューバー」3選【Kan & Aki’s CHANNEL】【がっちゃんねる】【こうくんちゃんねる】こんなにもかわいらしくイキイキとしたキッズユーチューバーを目の当たりにした親心は、「子どもたちのやりたいことをこんな風に応援してあげられたら、どんなにステキだろう……」 と思う気持ちと、「イヤ、やっぱり何か危なっかしいよ!」 と感じる心が五分五分といったところでしょうか。なんの警戒心もなくネットの海へわが子を放り込む前に、動画投稿にともなうリスクについて考え直してみましょう。●キッズユーチューバーは黒歴史になる?ネットに自身の声や顔をさらすことで真っ先に思い浮かぶリスクは、「黒歴史にならないの?」 というポイントです。今は「最高に面白い!」と思える動画でも、自身の成長や時代の流れとともに「やめておけばよかった……」という過去になってしまう可能性は拭えません。“デジタルタトゥー ”という言葉が示す通り、一度ネットにアップしてしまった情報は未来永劫残り続けてしまうもの。このリスクから、動画投稿を食い止めたいと願うパパ・ママも少なくはないはずです。キッズユーチューバーたちが将来抱えるであろう後悔を憂う声も、少なくはありません。**********ユーチューバーキッズとか大人になった時の黒歴史となりうるな— きっとん (@kitton66) 2015年7月28日********************YouTuber kids… 親に黒歴史を作らされるのか… 古い考え方なんだろうけどいくら子供でも素顔をさらすなんてゴメンだな… — ふで@ (@mishishi_p) 2015年7月28日********************ユーチューバーキッズ…変な人多いし物騒な世の中だから大丈夫なのかなぁ…— BBエリー(ベリー) (@BB_ellymini) 2015年7月28日********************ユーチューバーキッズ絶対将来学校で虐められるでしょ — とむ (@tomu_hama) 2015年7月28日**********上記で紹介した人気キッズユーチューバーたちの動画が、いわゆる“黒歴史”とは程遠い印象を受けるのは、彼らの親御さんによる、動画を編集する技術力 のたまものなのではないかと考えます。大きくなった本人が見返しても、「このころの自分、かわいいなあ……」と、まるでアルバムをめくるように楽しめるような仕上がりに完成しているからこそ、世の中のパパ・ママたちに「これならOKかも……?」と思わせる魅力を発しているのです。しかし、それでもこれらの動画がキッズユーチューバーたちの黒歴史になるのか否かは、そのときが来るまでわかりません。子どもたちの姿をネットにさらす際には、そのリスクを理解することが必須だと言えるでしょう。●防犯面でもキッズユーチューバーはやめておくべき?ここ十数年の間に目まぐるしく普及していったインターネット。私たち親世代は、その便利さが広がっていく裏で、ネットに関わるさまざまな事件 が発生した瞬間を目の当たりにしてきました。その中には、将来の光を奪われるような痛ましい出来事も印象深く心に残っているかと思います。これに対して、過去を知らない子どもたちは、インターネットの恐ろしさにリアリティを感じることができません。動画を視聴する人は皆、自分たちと同じような羨望(せんぼう)のまなざしでディスプレイを眺めているとも思っているはずです。しかし、現実には、YouTubeの動画を見ている人の中に、子どもを傷つける可能性を秘めた人物がいてもなんら不思議ではありません。不特定多数の目にさらされる という現実を受け入れた上で、どのラインまで(顔も出すのか、声だけに止めるのか、など)露出させるのかを判断する必要があるでしょう。●ユーチューバーを目指す子どもは勉強しない?冒頭で触れた、小学4年生の子どもたちによる「将来の夢」のアンケート。この調査結果を毎日新聞ニュースサイトで紹介した兵庫県立大学の竹内和雄准教授は、『有名なユーチューバーは1億円以上稼いでいる。もうあくせく勉強する時代じゃない』と、勉強をせず過激な動画撮影に夢中になる子どもたちの現状を伝えています。「なんて時代だ!」と嘆かわしく思う方も多いのではないでしょうか。しかし、冷静に考えてみてください。大好きなゲームをしながら、おしゃべりするだけで生活ができるなんて、子どもはもちろん大人でも夢のようなお話!憧れて当然だといえば当然でしょう。私たちが子どものころ「ジャニーズに入りたい」「モー娘。に入りたい」「お笑い芸人になりたい」と言っていたことと、あまり変わらないのではないでしょうか。そんな子どもたちに、大人はなんと言えばいいのでしょう。実際に、自分が子どもだったころ、大人たちはどう諭してくれましたか?「夢だけで生きて行くことはとても難しい」「本当に人を引き付けるようなユーモアは、知識を蓄えることで身につく」これらのアドバイスは、今の子どもたちにもぜひ伝えるべきことだと言えるでしょう。今はなんの意味も感じられないお勉強かもしれないけれど、あなたを魅力的な大人にするための土台なんだ!と、子どもたちを机に向かわせるのは、ちょっと退屈な、それでいてとても重要な大人の仕事です。ユーチューバーを目指すのでれば、なおさら勉強しなくてはいけない現実をきちんと教えてあげるべきなのではないでしょうか。●せっかく芽生えた子どものやる気をへし折りたくない以上の理由から、「YouTubeに動画投稿なんて、とんでもない!」と、子どもの願いを却下してしまう方は大勢いらっしゃるのではないかと思います。しかし、本当にそれでいいのでしょうか?内容はどうあれ、せっかく芽生えた「やってみたい!」という子どものやる気。もしかすると、思わぬ才能が隠れている のかもしれませんよね。動画の内容を企画し、撮影を行い、編集をする……。この一連の作業の中に、子どもたちが学べることはいくつもあるはずです。投稿をするか否かは置いておいて、動画を完成させてみるというのも、教育の一環として有効であることは否めません。本当にユーチューバーになるのかどうかは、それから考えてみても遅くはないはずです。「動画撮影なんて、アソビみたいなことしてないで!」なんて足蹴にせず、お子さんが興味を持っているジャンルに親子で飛び込んでみる のも手段なのではないでしょうか。●ユーチューバーを目指す気持ちが、将来につながるかもしれません私事ですが、絵を描くことが大好きな子どもだった私が、はじめて抱いた将来の夢は“画家”でした。当時は、自分の好きなこととつながる職業について、画家以外の仕事を知らなかったからです。その後、絵を描く中で“表現すること”そのものの面白さに気づき、文章に興味を持つようになったのは小学校高学年ごろ。最初の「画家になりたい!」という夢は、紆余屈折あってライターという形で実りました。「楽しい!」と思えることは、志の始まりだと思います 。ユーチューバーと聞けば、親は「そんな不安定そうな職業!」と不安になるでしょうが、お子さんの選択肢にまだユーチューバー以外の職業が登場していないだけなのかもしれません。ユーチューバーの何に惹かれているのか、親が許容できるラインはどこなのか。もう少しだけ真剣に、お子様の「やってみたい!」と向き合ってみてもいいのではないでしょうか?【参考リンク】・スマホっ子の風景竹内先生の新教育論「夢はユーチューバー」勉強しない子どもたち | 毎日新聞()●ライター/木村華子(ママライター)
2016年05月04日【ママからのご相談】小学3年生の子どもがいます。小学校に入学したときから地域の子ども会に入っています。高学年になってからかと思っていたのですが、今年度から子ども会の役員をすることになりました。自治会や市からの助成金がそこまで多くはないので、 イベントの際にいかにお金をかけずに子どもを楽しませるかに頭を悩ませています。子ども会で子どもが喜ぶゲームにはどんなものがあるのでしょうか。●A. 身近なものを使ってできるゲームもたくさんあります。ご相談ありがとうございます。ママライターのマフィーです。『国立オリンピック記念青少年総合センター』の調査によると、子ども会加入に関する考え方について「加入すべき・どちらかといえば加入」と回答した人が過半数を超えます。その一方で、加入を迷う人の主な理由は「親が役員をやらなくてはいけない」という回答が多く見られます。子ども会の役員はイベントの際の付き添いなどの時間的な拘束に加え、限られた予算の中で年齢の離れた子どもたちが等しく楽しめる行事を考えなくてはいけない という負担もありますよね。場合によっては、幼稚園や小学校の役員よりもずっと保護者にかかる負担が大きいこともあります。では、出費が少なくてすむゲームにはどんなものがあるでしょうか。役員である親が準備に要する労力が少なく、子どもたちがコミュニケーションを取りやすいゲームを集めてみました。●新聞ジャンケン新聞を広げて、その上に子どもたちが立ちます。役員の代表者とジャンケンをして、負けた子どもは新聞紙を半分に折りたたみ、勝った子どもはそのまま。ジャンケンを繰り返していき、立てなくなった子は負け、最後まで立っていられた子が勝ちです。このゲームは1人ずつでも楽しいですが、2人や3人のグループにしても楽しめます 。おんぶをしてみたり抱っこしてみたり片足で立ってみたりと、子どもなりに頭を使っている様子が見られます。必要なものは、新聞紙と人数分の新聞紙が広げられるスペースだけです。●新聞文字探しゲームこちらも新聞を使ったゲーム。何人かのグループを作り、お題を決めます。たとえば「こどもかい」。子どもたちがいる場所から少し離れた場所にグループ数と同じ数の新聞を置き、最初の子から順にリレーをするように文字を探しに行きます 。最初の子が「こ」を見つけて帰ってきたら、次の子が「ど」を探しに行くというふうに。低学年が参加する場合は、ひらがなやカタカナだけに限定します。このゲームで必要なのは、新聞紙と見つけた文字に印をつけるためのマジックだけです。●新聞パズルこちらもまた新聞紙を使ったゲーム。何人かのグループになって、1枚の新聞紙を破ってパズルを作ります。その新聞で作ったパズルを、早く元に戻したグループが勝ちです。ポイントは、違うグループが作ったパズルを元に戻すようにすること と、低 学年と高学年に分けるなら分割数をあらかじめ決めておくこと 。準備するのは新聞紙だけです。●リーダー探しゲーム何人かのグループに分けてその中から鬼を決め、鬼に分からないようにリーダーを決めます。Aチームの鬼はBチームに入り、Bチームの鬼はCチームに、というふうに、鬼は別のグループの中に入ります。リーダーはジェスチャーやジャンプなどをして、他の子はリーダーの動きを真似します。鬼はリーダーが誰かを探します。一番早くリーダーが誰かを探せた鬼のチームが勝ちです。鬼とリーダーは高学年の子 にしてもらったほうがゲームが進行しやすいかもしれません。----------いかがでしょうか。今回は、準備の手間がかからず、違う学年の子ども同士でも一緒に遊びやすいものを選んでみました。子ども会の役員は確かに大変ですが、子どもの喜ぶ顔や楽しんでいる姿はやっぱり見ていてうれしいものです。ぜひ1年間、楽しんでくださいね。【参考リンク】・子ども会および育成会活動の課題とその活動支援(PDF)()●ライター/マフィー(ママライター)
2016年04月30日こんにちは。保育士ライターのyossyです。近年の小学生ママがぶち当たる壁のひとつといえば、「いつからゲーム機を持たせるか」という問題ではないでしょうか。公園で遊具の撤去、ボール遊びの禁止などがされるケースも増えており、子どもの遊び場は減っています。また、子ども向けのゲームソフトはどんどん普及し、ゲーム機を使って友達同士で遊ぶ子どもも増えているようです。では、実際にどれくらいの子どもがゲーム機を持っているのでしょうか?●10歳以上の小学生のDS所持率約9割!内閣府が平成22年度に行った調査によれば、満10歳以上の小学生が何らかのゲーム機をもっている割合は93.9%。なかでも『ニンテンドーDS(またはニンテンドー3DS)シリーズ』 を持っている割合は最も高く、88.9% にのぼります。中高生よりも所持割合が高いという結果です。また、ゲーム機を使用するうえでルールを決めている家庭は約5割。ルールを決めている場合は、利用時間を制限しているという家庭が多いようです。●普及し過ぎていて、持っていないと子どもがかわいそう?これほど普及すると、高学年になればなるほど所持していない子どもが少数派になってしまいますね。子どものゲーム機使用に関して悩むママたちの話を聞いてみました。『わが家はDSを買っていないのですが、遊びに来る子どもの友人たちはみんな持ってきます。結果、わが子だけ1人ぼっちになってしまうんです。「ウチにくるときにはDSを持ってこないで、ほかの遊びをしようね」と言っても、子どもたちは言うことを聞きません。悩みましたが、やっぱりゲームはさせたくないので、仕方なく習い事を増やして、友達との接点を減らしています 。習い事をさせすぎるのもどうかと思うのですが、ゲーム漬けになるよりはと……』(小学3年生男児のママ)『上の子が6年生になるまでDSを買いませんでした。でも、6年生にもなると、持っていないのはクラスでわが子ともう1人だけ!さすがに耐えきれませんでした。「ゲーム機を持たせるのは好ましくない」と考える家庭も多いようですが、所持率が上がるにつれ肩身が狭くなっていくので、どんどん脱落していく ……という感じです』(小学6年生、2年生姉妹のママ)友人同士、ゲーム機で遊ぶのが当たり前になってしまうと、「子どもが仲間外れにされてかわいそう」という気持ちも出てくるようですね。●子どもに納得してもらいながらルール決めをゲーム機を持たせる、持たせないは家庭それぞれで判断することです。しかし、“やむなく”持たせることを決めたのであれば、子どもと話し合いながら、しっかりルールを決める ことが大切でしょう。一方的にルールを決めても、納得しづらいものです。子どもにとってゲーム機は非常に魅力的ですから、やりたくてたまらないのは当然のこと。例えば、利用時間や時間帯を制限するなら・視力が低下するきっかけになることがある・やりすぎると、ほかの大切なこと(勉強、運動、コミュニケーションなど)に充てる時間が減ってしまう・寝る前にゲームをすると睡眠に影響が出るといったデメリットを説明するといいでしょう。特に睡眠に関しては、若い世代の睡眠時間が足りていないことが大きな問題となっています。寝る前のゲームや寝床に入ってからのゲームは良くないということは、ぜひ伝えておきたいですね。----------普及率が高いだけに、持たせるべきか、持たせずに頑張るべきか悩むゲーム機。持たせた後も、どの程度利用を制限すべきか悩んでしまうものです。親子でよく話し合い、ぜひ両者が納得できるようにしたいものですね。【参考リンク】・青少年のゲーム機等の利用環境実態調査 | 内閣府()●ライター/yossy(フリーライター)
2016年04月09日【ママからのご相談】今、あるタレントさんが子どものゲーム機をバキバキに折ってしまったニュースが話題になっています。私も小学校5年生の子どもがいます。ゲームも時間を決めてやらせていますが、時々、約束を守らずにやっていることがあります。そのときは注意しますが、ゲームを取り上げたり壊したりなどということはやりませんし、言語道断だと感じています。件のタレントの子どもさんが「傷ついているのでは?」と思いますがどう思われますでしょうか?●A. 日頃から親の愛情を子どもに伝えることが大切です。ご相談ありがとうございます。ライターの渦マキです。今、このニュースはかなりネットを賑わせていますね。子どもを持つ親として、見過ごすことができない、一緒に考えなければならない問題でもありますよね。掲載されていた新聞記事を相談者さまは読まれたのでしょうか?筆者は一通り目を通してみました……。その後、熟読して考えてみました。ゲームを壊してしまうまでの状況をまとめてみます。・平日はゲーム機を使用してはいけないルールがあった(週末、宿題を済ませ時間が余ったらやってもよい)・金曜の夜、仕事から帰ってきたところ、宿題が終わっていない状態にもかかわらず子どもがゲームをしていた・母親であるタレントさんは怒り狂ってゲームをバキバキ折ってしまった●親子ともに一呼吸置いてクールダウンの時間を約束を守らなかった子どもさんにも問題はあります。しかしながら、子どもが“約束を守らない”“言うことを聞かない”などの状況は、往々にしてあることです。そのたびにこのような仕打ちをしていたら、子どもにとっても良い影響は与えない でしょう。では、このときどうすべきだったのでしょうか?“仕事から帰宅し疲労している状態で、子どもが約束を破った”。このような状況であれば筆者もゲーム機を壊すことはしないまでも、カッとなって怒鳴り散らしていたかもしれません。以前、やってしまったことを考えさせるために、『クールダウンの時間を与える“タイムアウト”』という方法をご紹介しました。この方法は、子どもに考える時間を与えるとともに、カッとなっている親御さんをクールダウンさせる効果もあります。件のタレントさんは、ゲームを壊す前に一呼吸置くべきだったのかもしれません。●この一件で子どもが親を嫌いになることはないこの事件で子どもさんがお母さんを嫌いになることはないでしょう。なぜでしょうか?この記事では、お母さんが「お母さんがあなたへの信用を取り戻すにはどうすればいいの?自分で考えてみなさい」と課題を投げかけています。すると次の週に、息子さんはテストで満点をとっています。この息子さんには、しっかりとした“自己治癒力”が身に付いていました。問題を克服するためには、親に愛されているという“自信” が必要不可欠です。「自分への信用を取り戻すためにどうすればいいか?」を自ら考えて、実行して母親に示してみせたのです。相談者が危惧しているほど、子どもは弱くはありません。日頃から親子のコミュニケーションが築けていたのですね。しかしながら、ゲーム機を壊す前のクールダウンは必要でしたね。【参考文献】・『伸び続ける子が育つ お母さんの習慣』高濱正伸・著●ライター/渦マキ(フリーライター)
2016年03月02日子どもは楽しいことに夢中になるものですよね。野球やサッカー、ゲームと、子どもを夢中にさせるものはいろいろありますが、そのなかでひとつのものが問題になっています。それがスマートフォン。大人顔負けの依存状態の子どもがいて、学校の勉強にも悪影響が出ているのだとか……。大人も子どももスマホ依存の日本電車に乗ると誰もが手にしているのは、本ではなくスマホという時代。それは大人も子どもも同です。実際に、スマホ依存の小中学生が増えているといわれているのです。スマホは、十数年前の子どもにとってのファミコンのようなものなのかもしれませんね。ただ、ファミコンと違うのは、親や教師の目の届かないところでも操作できてしまうこと。ベッドのなかや学校のトイレで、隠れてスマホをいじっていたという報告もあるそうです。最近は、友達とやり取りができるLINEに中毒状態になってしまっている子もいるそうで、四六時中スマホを見ていないと不安になるという、まさに大人顔負けのスマホ依存の子が増えているのだとか。睡眠時間不足が健康に及ぼす影響スマホ依存の子どもの何が問題になっているかというと、1つに「学校への遅刻・欠席の増加」があります。スマホを深夜までいじっていて、睡眠不足になり、朝起きられないというケースが数多く報告されているそうです。さらに、原因不明の腹痛や頭痛を訴える子が増えているとの報告も。これに対して、睡眠の専門家は、「睡眠不足によって生活リズムが乱れると、腹痛や頭痛を引き起こす可能性がある」との見解を示しています。育ち盛りの子どもにとって、睡眠は脳と体の発達に欠かせないものです。スマホで遊ぶことは大人になってからででき、体の発育は子どものときしかできないもの。いわば「待ったなし」の状態です。子どもを取り巻く深刻な現状を、打破する方法はあるのでしょうか?親子でスマホのルールを決めよう子どものスマホ依存を解消または予防する方法は、いくつか考えられます。まずは、子ども専用のスマホを買い与えず、必要なときに親のスマホを貸すという方法。自分専用のものがあると、いつまでも自由にスマホで遊んでしまいますが、「親から借りるもの」であれば、利用を保護者が管理することができます。既に子ども個人のものを買っている場合は、時間制限などのルールを親子間で決めることです。例えば、「スマホ利用は夜の9時まで/寝るときは寝室に持ち込まない/ルールを破ったら没収」などと決めておくことで、制限をかけることができます。とにかく、スマホ利用を子どもの自由にはさせないことを心掛けるようにしましょう!photo by pixabay
2016年02月18日3DSなどの携帯ゲームは、いまや子どもの必須アイテムであるかのような時代になっています。子ども同士のつき合いにゲームが絡むことも多く、問題は複雑です。携帯ゲームは買うべき? プレイ時間の考え方は? 子どもが携帯ゲームと上手に接するための、家庭内でのルールの決め方について紹介します。携帯ゲーム、買う? 買わない?結論から言えば、子どもが携帯ゲームを欲しがるなら買ってあげるのが良いでしょう。いまの子ども社会では大多数が携帯ゲームを持っています。わが子だけゲームから完全に隔離するのは、ほぼ不可能です。欲しがるのを無理に我慢させても、友だちに借りてプレイしまくるだけ。家の外で執着する結果になってしまうだけです。だったら「持たせるかどうか?」で悩むより、むしろ買い与えてから「ゲームとの上手なつき合い方」を子どもに教えたほうが、結局は子どものためになります。ルールを習慣づけておくと、後に子どもがスマホやパソコンを持つようになってからも、子ども自身で使い方をコントロールできるようになります。つまり、将来に繋がるルール作りのチャンスともいえるのです。「ルールを守れるかどうかのテストをクリアできたら買う」ということにすると、子どもも納得しやすくなります。「〇時になったら必ず宿題を始める」「お手伝いをする」など1日ごとのルールと、「〇ヵ月の間」「誕生日まで」などのテスト期間を設け、その間子どもがきちんと守れたら「買おうね」と約束するのです。友だちと携帯ゲーム 決めておきたいルール友だち間のトラブルで一番多いのが、ゲームソフトや本体の紛失、盗難。特にDSのソフトは薄くて小さいので「なくなった!」と騒ぎになりがちです。そのときに「取った」「取ってない」と子ども同士でケンカになることも…。またまだ小さな子どもの場合、つい出来心でソフトをポケットに入れて持って帰っちゃった、ということもよくあるのです。そういったトラブルを防ぐために、まずゲーム本体やソフトには名前を書きましょう。そして、必ず大人のいる部屋で遊ばせること。友だちが帰るときには持ち物の確認をします。わが子のソフトはちゃんと揃っているか? 友だちは持って来たソフトを忘れていないか? 本体に挿してあるソフトも含めてチェックしましょう。また、子どもにルールを伝えるときには、きちんと説明しておかないと、子どもとケンカになるおそれがあります。ですから、具体的な例とともに説明すると説得力があります。プレイ時間は決めるべき?ゲームとのつき合い方で大切なのは、1日の生活リズムを崩さないことです。そのためにも「宿題は必ず済ませてからやる」「夜は〇時に寝る」などの生活リズムや、するべきことに重点を置いて時間を決めましょう。1日のプレイ時間は、子どもの普段のスケジュールから逆算すると決めやすいです。平日と休日、または曜日ごとにそれぞれゲームが可能な時間を書きだすと、平日は割と忙しく、自由な時間が少ないので自然に決まります。問題は休日です。休日は時間がたくさんあるので、かえって具体的な時間が決めづらいもの。でも、子どもにゲームの利点と問題点(とても楽しいけれど、学力や体力など将来のためになる力はつきにくいなど)を説明し、ゲームとその他の遊びのバランスを親子で話し合って決めると、子どもも納得できるのでいいですよ。携帯ゲームに関するルールは、できるだけ子どもと話し合って決めることをおすすめします。子どもがよく理解すれば、守ってくれる確率も格段にアップしますよ。大人が決めたルールを子どもに話す場合は、理由もきちんと話してわかってもらいましょう。(あとりゆうか<フォークラス>)
2016年02月10日ちっちゃい子供にゲームをやらせていいかっていう話はよくあるけれど、大人の場合はどうかな。自己責任と言ってしまえばそれまでだけど、でも大好きな彼氏がゲームばっかりやってて全然こちらに構ってくれないのは寂しいよね。彼女のほうもゲームが好きで彼氏と一緒に楽しめるのなら問題ない。だけど彼女のほうはゲームが好きじゃないのに彼氏だけゲームが好き過ぎるっていう場合はちょっと困る・・・・・・彼氏にゲームをやめてもらうにはどうしたらいいだろう?■1.自分で決めさせる普通に「ゲームばっかやらないで!」って言っても全然聞く耳を持たない彼。そんなゲーム好き彼氏には、1日にどれくらいの時間ゲームをやるかを彼自身に決めてもらおう。「『1日30分』とか言ってくれればいいけど、『やったー、じゃあ10時間やろうっと!』とか言われたらどうすんの!?」って不安になっちゃうかな?ただでさえやり過ぎなのに、これ以上ゲーム時間が増えちゃったら・・・・・・しかもそれを彼女である私が許したみたいになっちゃって・・・・・・そう思うのも当然だけど、実はこれが後々きいてくるんだ。まあここはだまされたと思ってひとまず本人の自由に決めさせてあげよう。■2.決まりを守らせる彼が好きなように決めたルールを、彼自身にしっかりと守ってもらおう。こっちが無理やり押し付けたルールじゃなくて、本人が自分で自由に決めたものなんだからね。もしもその決まりが「ゲームは1日10時間」だったとしても、それをちゃんと守らせよう。たとえ朝眠そうにしていたとしても、布団から引っ張りだしてゲームをやらせる。いくら好きなゲームでも、長時間やり続けるのはものすごく疲れるんだ。だから彼はついやめたくなっちゃうときもあるけど、そこであなたは怒るのではなく「決めたんだからやろうよ」「面白いんだからやろうよ」と言って応援する体で強いてみてね。きっと彼は降参するよ。■3.他の楽しいことをする最近のゲームは自分一人でやるだけではなく他人と交流する機能がついているものもいっぱいある。そういうタイプのゲームだと、疲れていようがお腹が空いていようが眠かろうが我慢してやり続けちゃう男子もいるよね。こんなときはゲーム以外の楽しいことを彼に提供してあげよう。といっても強引に誘っても彼はこっちにはこない。あからさまに「こっちへ来て」と言ったりそういう雰囲気を出したりするよりも、彼のことは見て見ぬ振りをしながら一人で楽しんでいよう。彼女が何か面白そうなことをしているな、と彼が気づいたら自然に興味を持ってこっちに近づいてくるよ。■4.二人の良さをわからせる運よく彼氏がこっちに興味を持ったとしても、来てみて「やっぱりつまんないなあ」と思ったらまたゲームの世界に戻っちゃう。戻らせないためには、あなたと彼という二人で一緒に過ごす時間の良さをわかってもらうのが大事なんだ。たとえばおしゃべりするにしても、自分の言いたいことばかり言っていたら二人でいる時間なんて面倒なものだと思われちゃう。すぐ隣りに座っておしゃべりしていたとしても、自分の好きなことばかりやっているという意味では、遠く離れてゲームをしている彼と同じ行動になっちゃうからね。二人がどちらも楽しめる時間を持てるといいな。■羽林由鶴からのメッセージゲームはハマるとずっとやっていたくなっちゃうものだけど、それは何もゲームだけに限らない。依存性があるのはお酒やギャンブルなどの年齢制限があるものだけでもなくって、普通に誰の身近にもある白砂糖たっぷりのスイーツとかでも、なかなかやめられなくなっちゃう人もいるよね。もしかしたらもう自分の意思ではやめられないくらいゲームにのめりこんでいる男子もいる。彼がわざとあなたを遠ざけているなんて思わなくてもだいじょうぶだよ。また以前のように彼と二人で楽しく過ごせるようになるからね。(羽林由鶴/ライター)(ハウコレ編集部)(長谷川万射/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2015年11月23日○Twitch実況ライブを含めたステージプログラム東京ゲームショウに初出展となるアマゾンジャパンブースでは、同社傘下のゲーム動画配信サービス「Twitch」による実況デモを皮切りに、さまざまなステージイベントを行っていた。ビジネスデイ初日の17日は、Twitchデモ実況ということでウルトラストリートファイターIVをプロゲーマーがプレイ。実況にはアール氏を起用しており、MCとのやり取りではe-sportsとその実況に関して「ゲームを競技に見立てて、その競技実況に近いイメージで行っている」と説明する。日本ではまだe-sportsの盛り上がりは少ないものの、格闘ゲームに関してはプロゲーマーが10名ぐらいいることや、アスリートのように体調管理を行ったり、一日10時間を超える練習を行い、「世間一般のゲーマー」よりも多くのことを犠牲にして戦っていると紹介した。最後にはTwitchのJon Carnage氏も登壇。Twitchに関してこれからもいろいろなものを見せたいと語っていた。このほか、ブースではAmazonで販売するアプリの購入、アプリ内課金に利用できるAmazonコインのプロモーションとして、コイントスゲームに加えて、ストアの紹介なども行っていた。○基調講演ではゲームファンを増やす重要性とそのためのTwitch活用をアピール別会場で行われた基調講演第二部(第一部はレベルファイブの日野晃博社長の講演[])では「ゲームマーケティング新時代~動画配信プラットフォーム活用の新たな可能性~」と題し、TwitchのVictor Denchartphan氏とアマゾンジャパンのJonathan Nagao氏が講演した。まず「元プロゲーマー」のVictor氏がTwitchについて解説。Twitchがほかのサービスと大きく異なるのはゲームに特化しているということ。毎月150万のユーザーがゲーム動画を配信し、全体で1億回以上再生されている。また、1人あたりの視聴時間は106分/日と長く、ユーザーは多くの時間をTwitchで費やしているという。Twitchの誕生以前は、ゲームの内容を知るのにさまざまなメディアの記事やトレーラービデオを見ていたが、現在はTwitchに置き換わっているとする。この成功をアジア地域に広げ、東京ゲームショウに参加するゲームデベロッパーと共有したいとアピールする。次にNagao氏がファンを作る効果について説明。氏は空手をやっているということだが、アメリカでは空手はマイナースポーツであり、バスケットボールのような誰もが知る存在にはなっていないという。バスケットボールは多くのファンがいるため、バスケットチームの試合を見るだけでなく、Tシャツやレプリカコスチュームのようなグッズ販売によっても大きな収益を上げている。ゲーム業界でもプロスポーツのような「ファン」を増やすべきだとNagao氏は主張する。ゲームを楽しむだけの普通のプレイヤーを、まわりにゲームを勧めたり、グッズを購入するような「ファン」に変えるにはどうすればいいのか。Nagao氏によると、「ゲームに費やす時間を増やすのが第一歩」だという。そこで毎日106分も利用されているTwitchが、FackbookのようなSNSよりも効果的だというわけだ。また、プレイヤーをファンにするためのアプローチとして、コンテンツに参加しやすくすることの重要性を説いた。例えばLoL(League of Legends)では、ゲームプレイだけでなく、ファンアートの投稿なども行われている。調査会社によるとこのような取り組みを行うことで、ゲームに費やす時間が長くなるという。別の事例として、Trivia CrackとMinecraftの取り組みも紹介された。前者はクイズをプレイヤーに作らせ、配信可能にした。デベロッパーが問題を増やすためにはコストがかかるが、ファンが作った問題ならばコストをかけずに常に新しい問題を提供できる。加えて、プレイヤーのゲームに対する親しみを増すことにも成功した。Minecraftはプログラム教育にも貢献しているという。Nagao氏のお子さんはMinecraftが行う「JAVA for Minecraft」という体験プログラムに参加。JAVAの基本を一週間学び、武器やアーマーといったアイテムや、マップの作成ができるようになり、それを仲間と共有したという。以前は単なるプレイヤーだったお子さんがプログラムキャンプに参加することで、ファンへと進化し、ゲームに対してより情熱を持つようになったという。○ゲームプレイだけでなく、開発現場のストリーミング配信も人気また、開発の様子を見せることでファンを増やす取り組みも紹介。Vlambeerというゲーム開発会社が開発現場の様子をストリーミングで配信することで、発売前のゲームなのに多くのフォロワーを生まれる。また、フォロワーがフィードバックを行うことも可能で、ファンとの交流もうながしている。別の会社では、開発現場のストリーミング配信で、そのゲームのTシャツを販売し、ゲーム公開の際にはタダでゲームがもらえるといった取り組みも行っている。ゲームの発売前からグッズによる露出が増え、ファンが増える例だという。また、Twitchにはファンの拡大に大きな影響力を持ったユーザーも多く、トップデベロッパーは彼らを活用したプロモーションを展開している。その一例としてTwitchとAmazon storeを使ってコインを30%分キックバックするというキャンペーンを紹介していた。そしてゲーム以外の収益源として「実体のあるもの(グッズ)」を挙げた。グッズをゲームの外で販売するだけでなく、ゲームの中でアイテムを売る例も紹介。そして、何百万人というユーザーにアプローチできるAmazonというプラットフォームは強力な存在だ。最後にNagao氏は、Amazonは販売だけでなく、ゲームに対する投資も行っており、PCゲーム、モバイルゲーム、コンソールと幅広く提供できる環境を整えているので、われわれをより活用してほしいと結んだ。
2015年09月19日コスパは、9月17日~20日の期間に千葉県・幕張メッセで開催される国内最大級のゲームイベント「東京ゲームショウ2015」で、「メガドライブ」と「ゲームギア」をモチーフにしたアイテムの先行販売を行うことを発表した。「メガドライブ」と「ゲームギア」は、かつてセガから発売された人気ハード。1988年に発売された「メガドライブ」は、1983年に任天堂から発売されていた「ファミリーコンピュータ」が搭載していた8ビットCPUの倍の16ビットCPUを備えた家庭用ゲーム機として登場し、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』など人気タイトルを世に送り出した。一方の「ゲームギア」は1990年に発売され、カラー液晶を搭載した携帯ゲーム機として話題を呼んだ。「メガドライブ」をイメージした「メガドライブ刺繍キャップ」(4,000円/税別)は、フロントの"16-BIT"を3Dの立体刺繍で表現し、ツバの内部にはコントローラパッドをプリントしている。また、「典型的メガドライブユーザーTシャツ S/M/L/XL」(2,900円/税別)は、「典型的なメガドライブユーザー」を意味する"TYPICAL MEGA DRIVE USER"の英文がプリントされた"メガドライブ愛"が前面に出た一枚に。「メガドライブ ワッペンベースワークシャツ M/L/XL」(6,400円/税別)は、フロントにメスのマジックテープが付き、コスパオリジナルの「脱着式ワッペン」や、市販のマジックテープがついたアイテムを簡単に取り付けることができる。さらに、「メガドライブ」のソフトである「カートリッジ」をモチーフにしたグッズも販売され、セガに保管されている「カートリッジ」を実際にセガで撮影して制作された「メガドライブカートリッジ フルグラフィックTシャツ S/M/L/XL」(6,000円/税別)のほか、「メガドライブカートリッジ クッションカバー」(2,500円/税別)も用意している。そして、「ゲームギア ペンポーチ RED」(1,100円/税別)は、1994年に発売された「ゲームギア」最後のカラーバリエーションであるレッドバージョンをモデルに商品化したもの。本機実寸サイズでポーチを作り、立体感を付けた「ゲームギア」表裏のデザインをそのままプリントしたため、懐かしい「ゲームギア」のサイズ感を楽しむことができる。(C)SEGA
2015年09月09日子どもが大きくなり、だんだんと興味が出てくるものと言えばゲーム。子どもたちがレストランの待ち時間や新幹線、飛行機の車内でゲームに夢中になっている姿をよく見かけます。しかし、ゲーム=悪いものというイメージってありませんか?「ゲームをすると目が悪くなる」。そんな言葉をよく耳にします。確かに長時間にわたり近いものを見ることは目にストレスを与えるので、注意が必要です。大切なのは、時間を決める、適度な距離をとる、刺激の強すぎる光を避けるなど、ゲームとの上手な付き合い方をすること。与えられた動画やゲームに夢中になってしまうと、ついついあっという間に時間が過ぎてしまい、ゲームと自分だけの世界に閉じこもってしまうのではないかと心配に思うのが親心です。しかし、こんなアプリがあれば、ゲーム好きも一つの力になります。それが、幼児向けのアプリ 「Scratch Jr」 。このアプリを使うと、動く絵本やゲームなどを自分で作ることができるのです。対象年齢は5歳からですが、簡単なタッチ操作でプログラミング体験ができる優れもの。5歳の息子を持つ筆者も、このアプリを使ってゲーム作りに挑戦してみました。手元には 「5才からはじめる すくすくプログラミング」 (日経BP社)を用意。このアプリのガイド本です。まず、画面の中のネコを動かすことからスタート。本の中では、プログラミング用語も子どもにもわかりやすく、丁寧に説明してあって、筆者にとっても興味深い内容。パズルのピースを組み合わせるようにブロックを指で動かしていくと…できた! スタートボタンを押すと、ねこが動き出しました。息子も大喜びです!「じゃあ、ゲームを作ってみよう!」と、次はジャンプゲーム作りに挑戦。ネコをボタンで動かして前からくる棒をジャンプでよけるゲームです。少し難しいかなと思いきや、親子でわいわい作る時間も楽しいもの。疲れたらデータを保存して、次の日から作ることもできます。ちなみに、私と息子は3日かけてようやく完成しました。頑張って作ったゲームだけあって、喜びもひとしお。お友達やパパに見せて「すごいね!」「おもしろい!」と言ってもらい鼻高々です。また、新しいゲームを見ると「これは作るのが大変そうだな~」と作る側の思いも分かるようになり、1つのゲームを大切に楽しむようにもなったのは大きな成長のしるし。自分がわくわくしながら作った達成感。そしてそれを他の人にも喜んでもらえて一緒に楽しめる満足感。ゲームとの付き合い方がまたひとつ広がったようです。
2015年07月02日公開中の映画『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』で主演を務めるジェニファー・ローレンスのインタビュー映像が公開になった。『ハンガー・ゲーム』特別映像『ハンガー・ゲーム』は全世界でベストセラーになっているスーザン・コリンズの小説を基にしたアクション大作。富裕層が支配する独裁国家で、国民を服従させるために実施されるサバイバル・ゲーム“ハンガー・ゲーム”に身を投じることになった少女カットニス(ローレンス)の戦いが描かれる。『…レジスタンス』では、故郷と愛する家族を守るために命がけの戦いを繰り広げてきたカットニスがついに人々を抑圧する独裁国家パネムに反旗をひるがえして戦いを挑む。『ウィンターズ・ボーン』で若手女優ながらオスカー候補になり、『世界でひとつのプレイブック』でアカデミー主演女優賞を受賞。確かな演技力で評価される一方で『X-MEN』シリーズなど大作映画にも多数出演。人気と実力を兼ね備えたローレンスにとって。本シリーズは特別な作品だ。2012年から本作で主演を務め、足掛け3年。4本の映画で主人公カットニスを演じ続けた。「カットニスのことが大好きなの。なぜって私にはない素晴らしいものをたくさんもっているから」というローレンスは「唯一の共通点は私もカットニスも初めのころは、自分自身でいられなかったところ。そういう時期を過ぎ、やっと自分の声をもつようになった。そして、その声で、何を言うべきなのか、その大切さに気付いたところもね」と語る。町で愛する家族と暮していた少女から独裁国家を倒すリーダーへと成長していくカットニス、若手の注目女優からハリウッドを代表するスター女優へと成長していくローレンス。この数年間でカットニスとローレンスはそれぞれ、別の道でありながら絶え間なく“前進”してきた。そして、ついに迎えるシリーズの“FINAL”でローレンスはカットニスをどう演じるのか? 様々な想いがつまった演技が見られるのではないだろうか。『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』公開中『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』11月20日(金)全国ロードショー
2015年06月25日