みなさんは、子どものために「貯金」をしてあげていますか?今回は「子どものための貯金をしている?」に関する、皆さんのアンケート結果を紹介します。子どものための貯金をしている?していない?【調査期間】2023年9月5日〜2023年9月19日【調査方法】Grapps編集部によるインターネット調査(アンケート調査)【調査人数】男女計50名※Grapps編集部にて50名男女に調査「している」の皆さんの意見一人っ子なので毎月3万円貯金して結婚するときに渡そうと思っています。(40代/男性)祖父母などから貰ったお年玉や幼稚園や小学校入学のお祝い金のみ貯金しています。金額にして7歳の子で30万円ほどだと思います。まだ小さいのでそれほど大きな金額が必要になることは無いですし、高校や大学費用は将来的には家計の貯蓄から捻出すれば良いと考えています。(35歳/男性)長女には月1万円ずつ貯めており、年で「12万円」ほど。長男には月9000円ずつ貯めており、年で「10万8000円」ほど。子供たちの将来のために少しでも役に立てばと思い、貯金をしています。(30代/男性)「していない」の皆さんの意見今のタイミングでは不要だと考えているため。(40代/女性)今は出費が多く貯金できないので、貯金できる余裕が出来たらしてあげたい。(50代/女性)家庭それぞれのスタイル貯金をしている人の声で「子どもたちの将来のために少しでも役に立てば」という想いが込められていました。していない人のなかにも、状況やタイミング次第でしてあげるといった声も多くあげられました。家庭それぞれのスタイルで、子どもの将来について考えていきましょう。※こちらは実際に募集した50名のアンケート結果をもとに記事化しています。(Grapps編集部)
2023年09月24日皆さんは若かったあの頃、どうしても親を許せないと感じたことはありますか?今回は、10代の頃に「実の親でも許せない!」と感じたというエピソードを紹介します。イラスト:しのささむつ大学受験のとき…大学受験のときの話です。私はほぼ無名の地方公立高校から旧帝大を目指していました。私が夜遅く出歩くのを親がいい顔しなかったので塾にも行かず、高校1年生の時から毎日10時間以上勉強して、なんとか現役で第一志望に入ることができました。親に合格を知らせたら、「合格させてやった感謝がない」と叱られました。叱られた理由出典:愛カツ親が言うには、私が合格できたのは毎日勉強できる環境を整えた親のおかげ(家の手伝いをさせなかった・バランスいい食事を出してやった・勉強にうちこめる経済状況である)であって、同じ環境なら誰でも合格できるそうです。だから本来なら「合格させてくださってありがとうございます」と言うべきなのに、その言葉が真っ先にないのは性格がおかしいと言われました。ちなみに親は私の合格をすぐ吹聴し、近所で「子供を優秀大学に入れた親」としてチヤホヤされていました。(33歳/女性/研究職)親の協力も重要だけど…もちろん志望校に合格するためには、親の協力も重要かもしれません。でも自分の両親には最初に「合格おめでとう」と言ってほしいものですね…。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2023年09月17日親の圧がうんざり…恋愛や結婚を考えるとき、そんな悩みを抱く女性が多くいます。親の圧と一言で表現しても、そのタイプはいくつかに分かれます。今回は代表的な3つのタイプを解説しつつ、親の圧から脱する方法についても紹介します。親の圧がうんざり、適切な距離感を作って良い恋愛する方法【おおしまりえの恋愛道場】vol. 238そろそろ結婚したいから頑張っているけど、予想外に親が足を引っ張るケースが存在します。親が自分の恋愛や将来にいろいろ口出ししてきて、うっとうしくて婚活が進まない。結婚を考えると、つい親にどう思われるかがよぎってブレーキがかかる。人生不安だから結婚を考えるけど、親を見ていると結婚にいいイメージが持てない。こんな問題を抱えた女性には、今日のお話が参考になるかもしれません。親は、私達に「結婚生活の形」を、生まれて初めて示してくれる存在です。また、家族とのつながりの強さによっては、恋愛や結婚に大きな影響力を持ち続けていることもあります。それが良い影響であれば問題ないのですが、ときには、子どもの恋愛や結婚に、大きな障害となって現れます。今回は結婚を遠ざけ、婚活をうまく進めさせなくしてしまう、恋愛面での「親ガチャ失敗」に当たるパターンを3つ紹介します。こうした親との関係を整理して自分らしい人生を歩む方法もお伝えするので、合わせてご確認ください。人間関係に軋轢をもたらす親最初にご紹介するのは、「人間関係に軋轢をもたらす親」です。これは物理的に、あなたの人間関係に介入する親を指すわけではありません。そうではなくて、幼少の頃から支配的で命令的であったり、高圧的な態度だったりする親を指します。こうした親のもとで育った女性は、「親しい人との対等な人間関係」の築き方を知らずに大人になってしまうことも。その結果、好かれるために従順になるとか、そもそも親しくなりそうな関係を避けるなど、良くない自分の中での行動パターンを持って大人になってしまいます。正解とは言えない自分なりの行動パターンを持ったまま、新たな親しい人(恋愛や結婚相手)との関係づくりを進めていくと、距離感に苦労することが多いと言われています。物理的に婚活を阻む親続いてご紹介するのは、物理的に婚活を阻む親です。物理的な阻み方は、バリエーションはさまざまあります。「その人は年収が低いし性格がキツそう」など、いい感じの人にダメ出ししてくる「公務員と結婚しなさい」など、恋愛や結婚相手の条件を勝手に出す「どうせ無駄よ」「アプリなんて恐ろしいわ」など、一方的な批判をしてくる「私はカラダが弱いから、あなたが結婚したら心細くなる」など、同情で気を引く親の性格によって、意欲を削ぐタイプや、支配で行動を制限するタイプ、同情によって足を引っ張るタイプなど、パターンはさまざまです。このタイプは、親自身も自分が足を引っ張っている自覚はありません。だからこそ厄介なのですが、親の発言は子どもにとっては説得力があるものですから、本当に困りものです。不幸事例を伝えてくる親最後は、親自身に離婚歴があったり、結婚生活で苦労していたりするケースで起きがちな問題です。根底には子どもに同じ道を歩ませたくないという想いがあるのでしょうが、余計な情報を事前に伝え不安がらせるので曲者です。「男なんて必ず浮気する生き者なんだからね」「結婚って、本当に苦労するものよ」「お金がなくて私は本当に大変で…」など、子どもが結婚する前からネガティブキャンペーンを張ってくるのがこのタイプです。最後には「だから気をつけなさいね」など、ちょっとだけポジティブなまとめ方をしてそれっぽく済ませるのですが、子どもの意欲を削ぐという点においては、いい存在とは言えません。親の影響を最小限にして婚活を頑張るためにできること3つ子どもの恋愛や結婚など、明るい未来へのチャレンジを削ぐ親のタイプを3つ解説しました。ここからは、そんな親の負の影響を最小限にするために、ぜひ1歩ずつやってほしいことを紹介します。できることから物理的に距離を取る最初は、生活に支障が出ない範囲で、物理的に距離を取ることです。一緒に住んでいる人は、一人暮らしを考える。一人暮らしが難しければ、婚活の進捗を親には内緒にするなど、できる範囲で構いません。また、心が痛むかもしれませんが、自分の人生にとっていい影響がないなら、一時的でも、LINEの返事を控え、電話に出たりしないようにすることも有効です。人は自分の身近にいる5人に最も影響を強く受けると言われています。その5人のうちの1人が口うるさい親であれば、少し距離を取り、別のポジティブになれる人と親しい関係づくりができるよう意識しましょう。良い事例を意識的にインストールする親からネガティブな影響を受けていると、無意識には恋愛や結婚に負のイメージが蓄積されていきます。婚活して恋愛して幸せになりたいなど理想があるなら、その理想に近い人物像(夫婦像)を意識的にインストールするようにしましょう。知り合いのラブラブ夫婦に話を聞くとか、憧れの恋愛映画を見るとかでOKです。無意識に蓄積された負のイメージ以上に、ポジティブなイメージを具体的にどんどん積み上げていきましょう。心も経済的にも小さな自立を目指す「親もとを離れる」とよく言いますが、それは経済的な側面と、精神的な側面の2つで離れることが大事です。経済的な側面は判断がしやすいですが、精神的な自立は人によって解釈が異なります。ここでは「親に影響を受けすぎないこと」だと考えます。つまり、親の価値観や判断、評価軸といったものに、心を揺さぶられない自分で行動できるようになることが、精神的な自立だと思います。「婚活で親に足を引っ張られる」とは、見方を変えると「あなたが親に足を引っ張ることを許してしまっている」状態とも言えます。今すぐ親のことをまったく考えてないようにするのは難しくても、何か言われたときに「また言ってる」「それって偏見だな」と冷静な判断ができるよう、思考力や判断力、行動力を1つずつ、つけていくようにしましょう。自分にとってオリジナルの家族である親。その親との関係に悩み、また大人になってもいろんな場面で足を引っ張られると感じる人は、筆者の周りにもたくさんいます。最近では「親ガチャ失敗」といった表現でくくられることもありますが、それが仮に失敗であれば、そこから子ども自身がどう向き合い、前に進んでいくかが大切ではないでしょうか。恋愛や結婚は、人生において転機となるイベントです。だからこそ、自分を変える意識で、小さな一歩を前に出してみてください。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©skynesher/Gettyimages文・おおしまりえ
2023年08月31日他の子どもと自分の子どもを比べてもOK!ただし注意点も(※画像はイメージです/PhotoAC)現役保育士のてぃ先生は、YouTubeでさまざまな育児情報を発信。SNSで公開している子どものほほえましいエピソードやパパやママの気持ちに寄り添った育児論も反響を呼んでいます。一般的な育児論などでは、よく「自分の子どもと他の子どもを比べてしまうのは良くない」と言われますよね。とはいえ他の子どもに、自分の子どもよりも優れている点があると、ついつい比べてしまうことはあるもの。その度に「私はなんてダメな親なんだろう……」と落ち込んでしまう人もいるかもしれません。しかし、てぃ先生によると、そもそも他の子どもと自分の子どもを比べること、他の子どもにあって自分の子どもに足りないことに目を向けることは決して悪いことではないといいます。「また他の子どもと比べてしまった……」と悩む必要はありません!そもそも親は、無意識的に「子どもの足りないところを補おう」とするものだそう。親であれば、特別深く考えることなくとも、赤ちゃんのミルクの量や、睡眠時間を足りているかどうか気にするものですが、それも無意識的に子どもの足りないところを補おうとしているがゆえだといえます。また、自分の子どもと他の子どもを比べることには、メリットもあるのです。親子で過ごしているだけでは気づかないことでも、他の子どもといることで気づける場合があり、自分の子どもに対する理解を深めるいいきっかけになります。ただし、自分の子どもと他の子どもを比べる場合、注意しなければならない点もあります。一つ目は、「比べても仕方ないもの」について、他の子どもと比べるのはやめることです。例えば、生まれ月による体の大きさの違いなど、違いがあって当然なことを比べるのは控えましょう。また、自分の子どもと他の子どもを比べた上で「あの子はちゃんと挨拶してるのに、なんでできないの!」といった注意をするのもNGです。こうした言い方は子どもの自尊心を失うことにつながることがあります。比較して叱るのではなく「どうやったら挨拶できるようになるのか」などを考えて、別のアプローチで足りないところを補ってあげられるようにしましょう。加えて、他の子どもができていて、自分の子どもができていない点を見つけた際には、「“フィルター”をかけて判断する」ことも重要です。例えば、自分の子どもが他の子どもに比べてお絵描きが苦手だった場合、「でもうちの子どもはねんどが上手だから、お絵描きが苦手でもいっか!」と考えることもできますよね。特にトイレトレーニング中などは、同い年の子どもはもうオムツが取れているから自分の子どもも取れるようにしなければならないと考えがちですが、オムツが取れるかどうかは膀胱の発達具合なども関係し、個人差が大きいもの。その時は“時期・タイミングのフィルター”をかけて考えます。「子どもにとって今すぐオムツを取ることが本当に必要なのか?」「今すぐにできなければならないのか?」を考えてみた上で、トイレトレーニングの進め方を考えていけるといいですね。<あわせて読みたい!>保育士さんにほっこり【漫画】「保育園の連絡帳」エピソード一挙7作品▶︎「叱り方より【叱る場所】が重要」だった!! 保育士YouTuber・てぃ先生が実践している叱り方のポイント▶︎「共感→叱る」ではなく「共感→叱る→再度共感」が大事! 子どもが自然に言うことを聞いてくれる叱り方▶︎【子どものしつけ】人前で子どものことって叱る? ママたちが実践してる「子どもを叱るときに気をつけていること」14選も紹介
2023年08月12日優しい夫と結婚した、20代の明日香。母親や周囲からは子どもを産むことを期待されているけど、親になる自信がない……。恵まれた環境にいるのに「子どもを産みたくない」はワガママになってしまうの?女であるなら「子どもを産む」ことが「普通」?それとも?「産む」をキーワードに、女性として生きる主人公たちを応援するオムニバス・ヒューマンストーリーを全20回でお届け!ぜひ書籍とあわせてお楽しみください。◆Check!<<1話からまとめ読みはこちら<<前回のお話はこちら出産と子育てについてネガティブなイメージを持っている明日香。それに対して徹は……。続きは、書籍ならすぐお楽しみいただけます!(漫画:『うむ、うまない、うめない、うみたい』原作/加藤綾子 漫画/ことり(小学館)より一部抜粋/マイナビウーマン編集部)(C)加藤綾子・ことり/小学館◆Check!<<1話からまとめ読みはこちら『うむ、うまない、うめない、うみたい』原作/加藤綾子 漫画/ことり(小学館)「産む」と女達の間には、物語がある。優しい夫と結婚した、20代の明日香。母親や周囲からは子どもを産むことを期待されているけど、親になる自信がない……。恵まれた環境にいるのに「子どもを産みたくない」はワガママになってしまうの?女であるなら「子どもを産む」ことが「普通」?それとも?「推し活」と「妊活」の間で揺れる芳野編、結婚適齢期に卵巣がんが見つかった沙百合編も収録!「産む」をキーワードに、女性として生きる主人公たちを応援するオムニバス・ヒューマンストーリー!小学館:
2023年08月10日優しい夫と結婚した、20代の明日香。母親や周囲からは子どもを産むことを期待されているけど、親になる自信がない……。恵まれた環境にいるのに「子どもを産みたくない」はワガママになってしまうの?女であるなら「子どもを産む」ことが「普通」?それとも?「産む」をキーワードに、女性として生きる主人公たちを応援するオムニバス・ヒューマンストーリーを全20回でお届け!ぜひ書籍とあわせてお楽しみください。◆Check!<<1話からまとめ読みはこちら漫画『うむ、うまない、うめない、うみたい』の連載がスタート。プロポーズを受けた明日香は子どものことが気になるようで……。続きは、書籍ならすぐお楽しみいただけます!(漫画:『うむ、うまない、うめない、うみたい』原作/加藤綾子 漫画/ことり(小学館)より一部抜粋/マイナビウーマン編集部)(C)加藤綾子・ことり/小学館◆Check!<<1話からまとめ読みはこちら『うむ、うまない、うめない、うみたい』原作/加藤綾子 漫画/ことり(小学館)「産む」と女達の間には、物語がある。優しい夫と結婚した、20代の明日香。母親や周囲からは子どもを産むことを期待されているけど、親になる自信がない……。恵まれた環境にいるのに「子どもを産みたくない」はワガママになってしまうの?女であるなら「子どもを産む」ことが「普通」?それとも?「推し活」と「妊活」の間で揺れる芳野編、結婚適齢期に卵巣がんが見つかった沙百合編も収録!「産む」をキーワードに、女性として生きる主人公たちを応援するオムニバス・ヒューマンストーリー!小学館:
2023年08月09日子どもが体調不良になると、親としては心配になりますよね。今回は、子どもが体調不良のときに起こったエピソードを紹介します。イラスト:浜井れんこん子どもが熱を出し…夫に運転を頼んでみると…夫からの返事は…離婚も視野に…仕事の付き合いも、大事かもしれませんが…。子どもが苦しんでいるときは、せめて協力してほしいですよね。以上、子どもが体調不良のときに起こったエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年08月09日下の子が産まれてしばらくはいいお姉ちゃんをしてくれていた長女。しかし5歳になり、中間反抗期が始まるとトラブル続きになったのです。中間反抗期が始まった!イヤイヤ期と思春期の間に訪れる「中間反抗期」。とんがりめがね家でも、4歳半になった長女がだんだんと次女に嫉妬するようになり、中間反抗期が始まったのです。こんなに頑張っているのに…事態はますます悪化あの手この手で努力したとんがりめがねさん。それでも、中間反抗期は激しさを増していきます。「妹なんか生まれなくてもよかったのに」。親としては辛すぎるこんなセリフから、事態はさらに悪化します。長女の言動はさらに過激に。とんがりめがね家はどうやってこの困難を乗り越えたのでしょうか。こちらはとんがりめがねさんの体験をもとに2023年4月11日よりウーマンエキサイトで公開された漫画です。漫画に対する読者からのコメントをご紹介します。親も子もつらい…みんなの体験談まさに子どもの中間反抗期で悩む親世代から、共感と感動のコメントが届いていました。・親が上の子と下の子で対応を変えてしまいがちというのはよくあることですが、多くの親はそのことに気付きません。とんがりめがねさんは気付いて対応の仕方を変えた。それだけでもすごいと思います。お母さんの思いや愛情は子どもたちに伝わっていると思います。多分、大丈夫!・同じ悩みを抱える全親に大きな希望と勇気を与えてくれたと思います。兄弟でも性格が違うからと、あきらめてしまっている方もいるかもしれません。でもこちらの対応1つで良くも悪くもなるんだなと気付かせてもらいました。これは大人の人間関係にも言えることだと思います。状況を変えたかったら自分から変わるというのはとても大事だと思いました。・大変、ためになりました。私自身2歳差男の子の母親で長男もうすぐ5歳、次男2歳半です。 もー! はやくしてー! お母さん怒るよー! とすぐ言ってしまったり、長男から、次男ばかり可愛がると言われたり。記事を読み同感することが多すぎです。この記事の方のように視点を変えて楽しませることに重きをおきたいと強く感じました。・まさに悩んでいる最中なので、とてもとても参考になりました! ありがたいです!自身が中間反抗期やきょうだい格差で悩んだという読者のコメントも多く寄せられていました。中間反抗期と丁寧に向き合う必要性が伝わってきます。・長女が困った行動をするのは満たされていないからだから、その原因が妹にあるなら妹に辛く当たるのは仕方ないかな。まあうちの親はここまで優しくなかったから、このママはすごいなと思う。 どうすればいいかって言われたら、自己満足で終わらないようにするしかないと思う。・涙が出ました。 私も遥か昔から母に酷い対応をされ続け、未だに心の傷は治らず、精神的な障害を抱えて生きて来ました。このお姉ちゃんはきっと素敵な大人になることでしょう。 現在子育て中の全てのお母さんに読んでほしいですね。・あぁ、お母さんすごく頑張りましたね。お姉ちゃんのSOSに気づいてよかった。このままこじらせて、子どもを悪者にして自分を哀れんで可哀想に思ってしまう母親は結構いると思います。 子どもは悪くないのに行動に問題あるかのように扱われて母娘断絶するんですよね。 わが身を振り返っているようです。自分がされたし、長女にしてしまっていました。実母とは連絡とってないし、長女とは音信不通。・長女の気持ち、とってもわかる。 いまだに同じように思うよ。どうしたらこういう気持ちはなくなるんだろう?涙なしではいられない、中間反抗期を乗り越えていった家族の物語。親の対応次第では深刻なトラウマを抱えることもあるからこそ、あなどることなく、慎重に対応していきたいものだと考えさせられますね。▼漫画「中間反抗期の5歳がいます」
2023年08月02日付き合う人がダメ男ばかりなことに、悩んでいる女性もいるでしょう。「今度こそ幸せになれそう!」と思っても、蓋を開けたらまたダメ男だったなんてことも……。あなたがダメ男を選んでいる可能性もありますが、あなた自身が「男をダメにする女性」なのかもしれません。今回は「彼氏をダメにする女性の特徴」を紹介しましょう。彼に意見を言えない付き合っていくうちに、わがままを言ったり言われたり……なんてことが増えていくはず。しかし、そこで自分の意思を持ち、伝えられない女性は彼氏をダメにする傾向があります。相手の意見や考えを尊重できるのはいいことですが、つづくと彼のわがままをエスカレートさせることも。そうなっても断れずにいると、どんどん彼がダメ男になります。相手に気を遣ってばかりで、自分の意見を言えないような関係は良好であるとはいえません。彼のためにもならないし、あなたのためにもならないはず。まずは自分の意見を持つことから始めてみるといいでしょう。彼に盲目的に従っている彼氏をダメにする女性のなかには、誰かの指示を待ってから動く性格の人もいます。そんな女性は、「彼の言うことが絶対」という考えを持っている可能性が高いです。ケンカやすれ違いを避けるために、「彼に従うのがベスト」だと考えてはいませんか?彼氏の意見を聞いてばかりでは、「なんでも従う女」だと思わることも。「なんでも従うのはつまらない」と感じる男性もいるかもしれません。そんな男性との意見のすれ違いが増えたり、彼に振られたりと、あなたが辛くなる可能性があります。彼に従う=ベストなのか、いま一度考え直してみてくださいね。彼を思い通りにしようとする付き合ったからには「こうしてほしい」「こうすべきだ」と思ったことはありませんか?おはようからおやすみまでのLINE、毎月記念日は絶対お祝い、自分以外の異性とは絶対に出かけないなど……。その願望や決まりは、2人にとって無理のないものになっているでしょうか?無理をしてまで続ける恋愛は、どちらかが苦しくなってしまします。自分の思い通りにならないからダメ男なのでなく、自分の考えでダメ男にしているのかも。自分の考えや願望を押し付けるのは2人のためにはならないでしょう。ダメ男を寄せ付ける理由は?恋愛は、自分が変わらないうちは以前と同じような相手を選びがちです。これまでの恋愛を振り返って、なにか改善を試みたことはありますか?自分の行動を振り返って、自分に原因がないか考えてみましょう。
2023年07月21日同じ親から生まれた子どもなのに、同じような対応や声かけをしても、兄弟姉妹ごと反応が全く違う......。そんな経験はありませんか。それは生まれながらに持つ価値観や特性の「タイプ」が違うからかもしれません。Jr.アスリート分析アドバイザーの河野真杞さんによると、それぞれのタイプによって、接し方や響く言葉が大きく変わるのだとか。それを知っておくだけで、サッカーでも家庭でも「なんで伝わらないの?」というモヤモヤが減って、コミュニケーションが円滑になるのです。(取材・文:小林博子)サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■生まれながらに持つ3つのタイプとは?河野さんは統計心理分析学ツール の理論をもとに、人が持つ特性や価値観を3つのタイプに分類し、それぞれのタイプについてわかりやすく解説。「親と子」「指導者と選手」のコミュニケーションのアドバイスを行っています。大きく3つに分類されるタイプ診断方法は、統計学を用いた生年月日による分類と、その人の持つ特性から。日々子どもと接している親御さんは、我が子のタイプを知ることで、日常やサッカーで「我が子にダイレクトに響く言葉かけ」ができるようになるはずです。このタイプ分類は子どもに限らず大人も同様の特性を持つそうです。もちろん、親も子もどれか一つのタイプだけに特徴がぴったり合うということではなく、これも当てはまるし、こちらも......、と掛け合わせたタイプが多いそう。今回は、3つのタイプの特徴と、それぞれのタイプに響く接し方をご紹介します。これを知り実践することで、子どもの表情や行動が変わり、親もストレスが軽減されるのは間違いありません。親子のよりよいコミュニケーションのために、ご活用ください。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは■3つのタイプそれぞれの特徴でカテゴライズされるのは「共感タイプ」「独立タイプ」「直感タイプ」の3つのタイプになります。前述したように、かならずしも1つにドンピシャなわけではなく、掛け合わせた特徴を持つ子も多いので、「うちはコレだ」と決めつけず、子どもをよく観察し、理解することが重要です。<共感タイプ>「共感」タイプは"仲間と一緒"が大好きな優しい人共感タイプは周りの人たちとの関わりをとても大切にするタイプです。特徴・仲間への気遣いや優しさを人一倍持っている・信頼できる人と一緒なら頑張れる「誰と」というのが大事・結果より経過を見守ってほしい・人の表情をよく観察している・注目される場面で緊張しやすい・「大好きな仲間のために!」がパワーの源苦手なこと・大勢の前で自己主張すること・新しい環境や集団に1人で入ること・へこんだ後、気持ちをすぐ切り替えること・周りの人が不機嫌で緊張感のある状況<独立タイプ>「独立」タイプは1歩1歩着実に目標を達成していく努力の人自分の考えを大切にする気持ちが強いく、マイペースで、1人で行動する時間が必須です。特徴・自分のペースを崩さない・自分は自分、人は人、と考えている・個人プレーが得意・具体的な目標があると頑張れる・途中経過より結果にこだわる・思ったことをストレートに言葉にしてしまいがち苦手なこと・場の空気を読むこと・相手を気遣いながら発言すること・ゴールが曖昧なまま進行すること<直感タイプ>「直感」タイプは空気の波をキャッチして成功を手にする感性の人「直感」タイプはその名の通り、直感力に優れています。空気の流れを的確につかみ、ここぞというところで力を発揮。一瞬のチャンスを逃さずに自分のものにすることを直感的にできるタイプです。特徴・本番に強い・大きな舞台であればあるほど奮起する・俯瞰で物事を捉えて対処できる・大きな夢や展望がある・集中力の落差が大きい・上下関係に忠実苦手なこと・コツコツ努力すること・言葉でわかりやすく説明すること・過去を振り返って反省すること・「ダメかも」と感じた後もやらされること■親の特徴も3タイプある子どもの特徴と同様、親も同じ3つのタイプがあります。もちろんこちらもどれか一つに100%合致するということではなく、どれかの要素を多く持ちつつ、他の要素も持ち合わせている方が多くいます。それぞれの特徴をご紹介します。<共感タイプの親>「自分より子どもが大切」というマインドのもと、子どものことを最優先にするのが共感タイプの親の特徴です。そのため、干渉しすぎてしまったり、早め早めに手を打って危険をあらかじめ回避してあげたりと、やや過保護なところがあります。その影響で、自分でできることでも親に任せる子になりがちという側面はありますが、愛情深さを子どもにもしっかり伝えられる、「愛情たっぷり」なお父さん、お母さんです。<独立タイプの親>独立タイプの親は、親としてもマイペース。子育て中でも自分の時間は大切にします。わが子には「早く1人前になってほしい」と願っています。また、自分のやり方を良しと考えるため、自らの成功体験から得た「自分メソッド」を子どもに押し付ける人も。とはいえ、それを子どもに否定されたとしても「ああ、そう。あなたはそう思うのね」と、割り切って捉え、さっぱりとした子育てをします。<直感タイプの親>理想が高く、子どもにも高いステージで大活躍してもらいたい「直感」タイプ。習い事も、できるなら一流の先生に習わせたいと考えています。我が子の試合やテストでは、1番でないと褒めないところもありそうです。上下関係に厳しいので、子どもは親の意見に従うべきと考えがち。それゆえ、子育ても上司が部下に命令するような「トップダウン方式」になることもあります。ただし、子どもが最高の成果を挙げた時は両手放しで称賛してくれます。■子どものタイプを知って親子のコミュニケーションに活用しよう上記の特徴をふまえ、自分と子どもがどのタイプかわかったら、お互いがどんな関係性を持ちがちなのかをまずは知りましょう。親のタイプと子どものタイプ別の9パターンでご紹介します。①親「共感」×子ども「共感」お互いが相手を大切にする関係性。親友のように仲良しで、いわゆる「友達親子」タイプ。家でも外でも相手を必要とし連絡はマメ。その分依存しあう関係性になってしまう一面も。②親「共感」×子ども「独立」愛情たっぷりな親と、干渉されたくない子ども。「親がウザい」「細々と聞かないでほしい」と子どもが思い、冷たい態度を取られてしまうこともある関係性。共感タイプの親は、大切なわが子だからこそ「少し離れたところから見守る」努力をすると、独立タイプの子の独創性がもっと伸びていきます。③親「共感」×子ども「直感」上下関係を大切にする直感タイプは、基本的には親に対しては従順です。愛情表現がやや暑苦しくても子どもはうまくかわすことができます。それどころか、共感タイプ親の愛溢れる褒め言葉を心地よく感じる子も。とはいえ、勉強も練習も計画的に進めるのが大嫌いな直感タイプの子を、共感タイプ親は心配なあまりついあれこれ言いがち。最後はやってのけるわが子を信じて見守りましょう。④親「独立」×子ども「共感」共感タイプの子どもは、態度には出さずとも親の愛情を欲しがっています。それに対し独立タイプの親は、愛情表現より自分メソッドを教え込む方に注力してしまう事も。共感タイプの子の良さを伸ばす方に目を向けてほしいところです。また、頑張っている最中もずっと見守って声かけしてほしい共感タイプの子に対し、結果が出るまで待つのが独立タイプの親。子どもは「かまってもらう頻度が少ない」と寂しがっているかも。⑤親「独立」×子ども「独立」自己主張が強めな似たもの同士の親子。時には激しい言い合いになることも。そこは大人の親が一歩引き「この件は意見が別という事で終わり!」と言えば、個の意見を尊重し合えます。一緒に出かけても別行動をするなど、さっぱりとした関係性です。⑥親「独立」×子ども「直感」親と意見が違っても、聞き入れたフリをして全く聞いていない直感タイプの子。独立タイプの親がやってしまいがちな「試合後のダメ出し反省会」はNG行動。ミスばかり指摘せず、次の試合に向けた明るいアドバイスをしてあげましょう。また、練習方法が最も食い違う関係性なので、独立タイプ親は「自分とは違う生き物」と捉え、気分の乗った時に練習する直感タイプのわが子を静観する忍耐力が必要です。⑦親「直感」×子ども「共感」高い理想を子どもにも期待しがちな直感タイプの親と、できるかぎりその期待に応えたい共感タイプの子ども。結果が伴わないと親はイライラ、子どもは疲弊して涙......となってしまうことも。子どものやさしさや思いやりも大切な特性と捉えて目を向けてあげられると、お互いハッピーになる関係性です。⑧親「直感」×子ども「独立」上下関係や権威を大切にする直感タイプの親は、我が子を自分の理想に従わせたくなりますが、全く聞き入れないのが独立タイプの子どもです。時には激しい口論になることも。のびのびできない環境を息苦しく感じ、寮に入るなど早く親離れするケースも多いです。わが子の強さを信じて、自分で決めた夢に向かって自由に行動させてあげましょう。⑨親「直感」×子ども「直感」親の理想と子どもの理想が同じであれば、最強のタッグになれるふたりですが、目指す世界に相違がある場合は、子どもは親に隠れて別の行動をすることがありそうです。また、感覚的に考えや目指す舞台がコロッと変わるタイプでもあるので、1つに決めつけず様々な世界を見せてあげて、本人がピンと来るのを待つ事も大切です。■タイプ別「サッカー辞めたい」と言われた時の対応法もしも我が子がサッカーや野球を「辞めたい」と言った時にできる対応のコツを河野さんがアドバイスしてくれました。辞めたい理由や意志の強さにもよりますが、その時にどうすると良いのかのヒントとして頭の片隅に入れておくとよさそうです。共感タイプ:辞めたいのは人間関係が理由かも周りとの信頼関係を最も重視する共感タイプは、辞めたい理由が人間関係というケースが多め。つまり、サッカーや野球など「競技そのものを辞めたい」訳ではない場合も。まずは隣に寄り添って、辞めたい本当の悩みを話させてあげましょう。もしチームを移籍する場合は、次に入るチームの体験参加が必須!監督や仲間のムードが自分に合っているかを感じさせて「ここならできそう」と思ってから決める事が重要です。独立タイプ:納得できる解決策に導いてあげる嫌なことがあった時は、自分で指導者に言えるタイプですが、集団行動や空気を読んでチームの雰囲気に合わせることが苦手ゆえ、チーム内で浮いてしまうことも。そうなっても静かに耐えられるタイプでもあるため親やコーチが気づかないうちに、長引いているかもしれません。問題解決できそうな内容なら、まずは親が出ていくよりも自分で解決したいと思うはずなので、「コーチに言った方が良いよ」と漠然と後押しするより「こんな言い方をするといいんじゃないかな」など、具体的なアイデアを出して行動しやすくしてあげてください。自分で納得できる結果に落ち着けば、そのまま継続するでしょう。直感タイプ:俯瞰的視点で「合わない」と判断して辞めたいのかも直感タイプは全ての事象を俯瞰して見ています。チーム内の自分の立ち位置を客観的に見た上での「辞めたい」という意志であることが多く、感情論ではなく感覚的な判断です。そのため理由を聞いても「なんとなく」としか答えられないでしょう。親がしてあげられるのは、感覚タイプの子がピンと来るまで場を提供するのみ。ハイレベルな環境に魅力を感じやすいので「元日本代表」や「優勝経験者」「選抜クラス」などのキーワードを含んだチームがおすすめです。なお、前述したように3つのタイプは100%これだけということではないことも多く、「独立だけど共感要素もある」など、シームレスな場合もあります。その場合は両方の対応策を試してみると良いようです。次回の記事では、指導者と選手のタイプ別コミュニケーションを具体的にお伝えします。河野 真杞(こうの まこ)親子関係/チームスポーツ専門 心理タイプ分析アドバイザー自身の子育ての悩みから、3000万件以上のデータを活用して日本で開発された統計心理分析ツール「i-color」に出会う。子ども達のやる気・自信・自己肯定感をまっすぐに伸ばしたいという思いから、子どもと接する大人を対象に、子どものタイプに適した関わり方を伝えたいと考え、心理タイプ分析アドバイザーの活動を開始。子育てに悩む親やスポーツをしている子どもの親、スポーツチームの指導者に対してセミナーや個別相談等を行い、これまでに延べ300名以上をサポート。現在は、大学・高校の運動部のメンタル・チームワーク構築をサポートする"High Performance Analysis"という事業を立ち上げ、担当チームの全国大会初進出、選手権優勝などの結果にも繋げながら、学生達の自己肯定感・協調性・他者理解力の向上に取り組んでいる。著書に『子どものやる気を引きだす親 うばう親』(キノブックス)。High Performance Analysisのページはこちらサッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年07月04日皆さんは、子どもの幼稚園でのお悩みはありますか?今回はお弁当にダメ出しする園長を紹介します。イラスト:かなちん幼稚園のお弁当の日主人公の子どもが通う幼稚園では、年に3回お弁当の日がありました。共働きで時間がなかったため、冷凍のおかずを何個か入れて持たせた主人公。主人公が子どもを迎えに行くと、珍しく園長が話しかけてきました。ダメ出しする園長出典:CoordiSnap園長は「お弁当に冷凍食品を入れるのはちょっとね〜」と言って、他の子のお弁当と比べてきたのです。園長からの突然のダメ出しに戸惑う主人公。主人公は、園長から言われた言葉で精神的に疲れてしまったのでした。偏見を持つのはやめてほしい…忙しい中、子どものために作ったお弁当をダメ出しする園長。冷凍食品を入れていても、子どもへの愛情がたっぷりなことに変わりはないですよね。ご家庭によっていろんな事情があるからこそ、勝手な偏見でダメ出しをしないでほしいものです。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年07月02日■前回のあらすじゆいの発達検査結果について母と妹に報告すると、妹が自分がかつて0点を取ったときの話をする。そのとき母は何も気にしなかったそうで、「あのとき大切に守られてたら、今の私はいないかも」と妹は言うのだった。■守るだけじゃダメ!?■母の言葉に…悩む私に母が掛けてくれたのは、「絶対に大丈夫」という言葉。私はなんだか肩の力が抜けた気がして…、心が軽くなったのでした。次回に続く「療育手帳を取得した話」(全38話)は12時更新!
2023年07月01日親の目が届かない場所で、自分の子どもがどのように振る舞っているのか気にならない人はいないでしょう。家ではわがまま放題なのに、先生から「いつもいい子にしていますよ」などと言われてしまうと、わが子ながら「本当に!?」と疑ってしまいますよね。逆に、家ではいい子なのに、園ではトラブルばかりで頭を悩ませている親御さんもいるのではないでしょうか。大人でも子どもでも、家のなかで家族に見せる顔と、学校や会社で他人に見せる顔は違うものです。今回は、「家ではわがまま・外ではいい子」パターンと、「家ではいい子・外ではわがまま」パターンについて、その特徴や原因を考えていきます。「外ではよい子、家ではわがままな子」は心が満たされている家にいるわが子は、ダラダラしていたり騒がしかったりと、わがままでだらしない姿が目につきます。「うちの子、外でもこんな調子だったらどうしよう……」「まわりの子に迷惑かけていないかな……」と不安が募りますが、先生やほかの保護者からは「〇〇くん、とっても優しくて人気者ですよ」「△△ちゃん、しっかり者でお友だちから頼りにされていますよ」と意外な評価が――。親としては戸惑いますが、このような「外ではいい子」なのに「家ではだらしない・わがまま」なケースはまったく問題ありません。玉川大学教育学部教授の大豆生田啓友氏によると、「子どもにとって園は『社会』」であり、「家に帰ってくるころには、とても疲れている」「家がほっとできる場所だからこそ、甘えが出てくる」のだそう。(カギカッコ内引用元:すくコム NHKエデュケーショナル|幼稚園から帰るとわがままになる。どうしたらいい?)また『1人でできる子が育つ 「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)の著者・立石美津子氏も同様に、友だちにおもちゃを取られたり、給食で嫌いな食べ物が出てきたりと、集団生活はストレスがたまるとし、「そのストレスを発散してママにわがままを言って日中の緊張感を取り去る休息の時間が必要」だと述べています。ストレスを吐き出す場所があるからこそ、外では落ち着いていられるのでしょう。(カギカッコ内引用元:exiteニュース|家でイイ子なのに「外で態度が悪い子」、実は家での●●が原因だった!?)そしてこのような子どもは、家で親にしっかり話を聞いてもらっていて心が満たされているので、「園では園の楽しいことをしたいと思っている」と述べるのは、『わが子が幸せになるために必要な3つの力』(幻冬舎)の著者で、幼稚園の理事長を務める山﨑拓史氏です。山﨑氏によると、家でたっぷりと気持ちを受け止めてもらっている子は、「一歩外に出たときに、生き生きと活動できる」ので、「園では余計なアピールをしません」とのこと。(カギカッコ内引用元:幻冬舎GOLD ONLINE|家ではおとなしいのに…「外で暴走してしまう子」の共通点)わざと悪いことをして大人の気を引いてみたり、先生をひとりじめしようとしたり……そんな “余計なアピール” をする子どもを見かけたことはありませんか?どうやら、家でどのように親と関わり合うかによって、心の余裕に大きな違いが生まれるようです。次項では、「外ではよい子、家ではわがままな子」の逆パターン、「家ではいい子」について考えてみます。超危険!「家だけいい子」の特徴とその原因注意すべきは “家ではいい子なのに外では……” というケース。たとえば、次のような子です。保育士や先生の関心をひとりじめしようとするわざと先生や友だちを困らせるようなことをする大人が見ていないことを確認してから友だちに意地悪をする思い通りにならないとすねて、絶対に自分の主張を曲げない人気者や大人からほめられる子への嫉妬が強く、攻撃的 立石氏によると、保護者に上記のような状況を伝えると、ほとんどの親御さんが驚きの表情を浮かべるのだそう。それだけではなく、「家では一切そんなことはしないです。周りのお友達が○○ちゃん(=自分の子ども)に何か嫌なことしたからでは?しっかり見ていて頂けますか」と反論されてしまうことも多いのだとか。(カギカッコ内引用元:exiteニュース|家でイイ子なのに「外で態度が悪い子」、実は家での●●が原因だった!?)なぜこのように、家と外で別人のようになってしまう子がいるのでしょう?原因1:親のしつけが厳しすぎる立石氏は、親がしつけに一生懸命になるほど、子どもは “唯一の甘え場所” を失って、家庭内で自由に感情を発散できなくなってしまい、そのストレスを外で発散してしまうと注意を促しています。しっかり育てなければ……というプレッシャーから、わが子を管理しすぎている親御さんは要注意です。家庭教育アドバイザーの柳川由紀氏も、「嫌がることをする、繰り返し困らせるいたずらをする、という場合、その子どもは望んだことを満たされずに育ってきた可能性」があると指摘しています。親のしつけが厳しすぎて、子どもの欲求が日常的に押さえつけられている場合、幼ければ幼いほど、ほかの大人に甘えるようになるそうです。(カギカッコ内引用元:MAG2NEWS|家ではいい子、外では攻撃的。いたずらな子どもにある「不満」とは?)そんなやり場のないつらい気持ちを、親の目の届かない園や学校で発散し、衝動的に暴れてしまうことも。明治大学教授で臨床心理士の諸富祥彦氏は、著書『「プチ虐待」の心理』(青春出版社)のなかで「厳しすぎる親に育てられた子どもは、親のことを心底恐れ、家では常に緊張を強いられるため、『家ではいい子』として生活している」と述べています。そして彼らは、「いい子じゃない姿」を保護者に知られることをとても恐れているのです。原因2:親に十分手をかけてもらっていない児童精神科医の故・佐々木正美氏は、「親に十分に愛され、たくさんの手をかけてもらっている子どもは自信があるため、外でしっかりと振る舞える」のに対し、「家で十分手をかけてもらっていない子どもは、外ではいい子になれず、他人に手をかけさせることになってしまう」と、著書『子どもが喜ぶことだけすればいい』(ポプラ社)で述べています。みなさんのまわりにも、やけに大人にばかりかまってほしがる子はいませんか?前出の山﨑氏が数名の職員に「家だけいい子」についての話を聞いたところ、「(家で)YouTubeをたくさん観ているようだ」という共通点がありました。なかには、食事中おろか入浴中にまで動画を観せているという家庭も……。その子たちは、「聞いて聞いて!」と保育士をひとりじめしては、YouTubeの話ばかりするとのこと。そして親たちは「家ではおとなしい子なのに……」と一様に驚くのだそう。山﨑氏はその原因を「親との会話が少ないから」と分析しています。親の前で聞き分けが良いのではなく、親との会話が圧倒的に少ないために、自宅でのトラブルが少ないというのが本当のところでしょう。(中略)友達とケンカして嫌だった気持ち、先生に褒められて嬉しかった気持ち、それらを誰にも受け止めてもらえていないから、園で気持ちを爆発させてしまうのです。(引用元:幻冬舎GOLD ONLINE|家ではおとなしいのに…「外で暴走してしまう子」の共通点)YouTubeに限らず、スマートフォンを渡して子どもをおとなしくさせる「スマホ・ネグレクト」が、「家ではいい子・外ではわがまま」の原因になっていると、諸富氏も指摘しています。親に長く無視され続けると、本来育むべき子どもの「心」の健全な発達に必要な基盤が形成されません。その結果、人への不信感から長期的な信頼関係が築けず、人間関係がうまくいかないまま成長していくことになってしまうのです。わが子を「家だけいい子」にしない子育て方法わが子を「家だけいい子」にしないためには、どのようなことを意識するとよいのでしょうか。1. 子どもをたっぷり甘えさせる!お茶の水女子大学人間発達教育化学研究所教授の宮里暁美氏は、「子どものわがままは、親に甘えたい気持ちの表れ」とし、何回もだっこをおねだりしてくるなど、そのやりとりのなかで子どもは交渉力を身につけていくのだそう。忙しいときに相手をするのは大変ですが、「もう一回だけおまけだよ」など、子どもとの会話を楽しんでみましょう。「甘えを受け止めてもらえることが、外での頑張る力になる」と大豆生田氏も話していますよ。(カギカッコ内引用元:すくコム NHKエデュケーショナル|幼稚園から帰るとわがままになる。どうしたらいい?)2. 子どもの気持ちを尊重する「親が子どもの気持ちと向き合い、正直な気持ちを受け止めてあげることが大事」と諸富氏が『「プチ虐待」の心理』のなかで述べているように、子どもの感情を押さえつけたり、親が望む方向へと誘導したりすることは、家の外で感情を爆発させることにつながります。「嫌なら嫌って言っていいよ」「つらいときは泣いてもいいんだよ」と、子どもの正直な気持ちを尊重してあげましょう。そして親自身もまた、家庭のなかで喜怒哀楽をさらけ出すと、子どもも安心して感情を出せるようになるそうです。3. 「モヤモヤしたエネルギー」を発散させる子どもが外で迷惑をかけていたら、つい厳しく叱ったり、罰を与えたりしがちですが、その場では反省してもまた同じことの繰り返し……というケースも多いようです。臨床心理士の福谷徹氏によると、叱ってエネルギーを封じ込めるのではなく、「スポーツ等でルールやチームワークを学ばせ」たり、「良い意味で発散できるような場を用意して、アクセルを踏ませ」たりするとよいそうです。モヤモヤしたエネルギーを成長への力に変えることができたら、きっとよい結果につながるでしょう。(カギカッコ内引用元:ベネッセ教育情報|家の外で悪い子みたいなんです[うちの子、どう接したらいいの?])***「心が健康な子どもほど、親の前では悪い子で、他人の前でいい子になれる」とは佐々木氏の言葉です。お子さんが家でわがままを言ってきたときは、「そうかそうか、いまは甘えたいのね」とおおらかな心で受け止めてあげたいものですね。(参考)すくコム NHKエデュケーショナル|幼稚園から帰るとわがままになる。どうしたらいい?exiteニュース|家でイイ子なのに「外で態度が悪い子」、実は家での●●が原因だった!?幻冬舎GOLD ONLINE|家ではおとなしいのに…「外で暴走してしまう子」の共通点佐々木正美(2021),『子どもが喜ぶことだけすればいい』, ポプラ社.MAG2NEWS|家ではいい子、外では攻撃的。いたずらな子どもにある「不満」とは?諸富祥彦(2016),『「プチ虐待」の心理』, 青春出版社.ベネッセ教育情報|いい子症候群~期待に応えすぎる子どもたち【後編】ベネッセ教育情報|家の外で悪い子みたいなんです[うちの子、どう接したらいいの?]
2023年06月26日「怒っちゃダメ」より「どうしたらいいか」を…こんにちは。『発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』ほか、著者・楽々かあさんこと、大場美鈴です。今回のコラムでは、おうちで今スグできる、子どものアンガーマネジメントをうちの実践例を交えてご紹介しますね。小学校時代、蒸し蒸しと暑くなってくると、うちの子たちからは「な〜んでガッコウなんて、行かなきゃいけないんだよ!」って、毎年不満が炸裂していました。まあ、私自身もあんまり学校が好きではなかったので、文句を言いたくなる気持ちも分かります。特に、進級・進学で新しい環境に適応しようと頑張ってきたり、天候不順や苦手な運動会の練習が続いたりしたあとの、うちの子の疲れや甘えたい気持ちが出やすい時期には、ほかのお子さんも疲れているのでトラブルも増えがちに……。下校中に上級生と口論になって、お怒りモードで帰ってくることも時々ありました。こんなとき、一見本人に原因があるように思えたとしても「あんたが悪い!そんなことで怒っちゃダメ!」とは、私は言わないようにしました。どのような経緯であれケンカは一人ではできませんし、心は自由なので、たとえネガティブな感情であっても、それ自体に善も悪もありません。また、「アタマ=理性」が考えている部分は説得の余地があるのですが、感情は「理屈じゃない」ので、子どもがプンプン怒っているときに親がどんなにお説教しても「時間の無駄」になりがちです。それに、子どものころからあまりにも、怒りや悲しみ、不安などのネガティブな感情を、ガマンして抑え込んでしまい過ぎると、大人になってからも「自分の気持ちが分からない」などと、メンタル面で不調や支障が出てしまう可能性もあります。ですからまずは、子どもが何を訴えてきても、感情の否定や善悪のジャッジはしないように意識するといいでしょう。でも、ケンカやトラブルが絶えなかったり、すぐにカッとなったり、もしも友達に手が出てしまったりしたら……と思うと、親だって心配事が尽きませんよね(分かります)。社会の中で人と関われば、誰だって腹が立つ出来事を避けられない場面は多々ありますが、”怒り”を、いつ、どこで、どんな風に表現するのかは選べます。子どもに「怒っちゃダメ!」と言うよりも、腹が立ったときに「どうしたらいいか」を教えていくほうが大事なのです。おうちでできる!子どものアンガーマネジメント実践法子どものエネルギーが親の手に余りそうなときや、親自身に子どもの気持ちを受け止める余裕がないときなどには、スクールカウンセラーや医療・支援機関などの手も早めに借りることをオススメしますが、ここではおうちでできる範囲の、楽々かあさん流!手軽な子どものアンガーマネジメント実践法を具体的にお伝えしますね。子どもがお怒りモードのとき、まずは「あれ?どうしたの?」とフラットな気持ちで声かけするのが第一歩(こういうときに「まーたケンカしたの!?」などと、先入観を持って話しかけると心のシャッターが閉じます)。そして、とにかく話を聴いてみますが、以前のコラムでお伝えしたように、・子どもの話を否定せずに、共感しながら丁寧に聴く・正論ではなく、子どもの味方になることを優先する…ことを意識しながら、最後まで丁寧に今の気持ちを受け止めてあげるといいでしょう。ただし、怒りの感情を相手にする場合、「共感的、味方になる」とは言え、親が「そーだ、そーだ」と子どもに同調して、先生や友達の悪口を一緒になって言わないほうが、基本的にはいいと思います。SNSの炎上と同じく、ネガティブな感情が煽られて余計に大きくなったり、相手のイヤな部分にだけ注目するようになったりすると、いい方向への解決が難しくなるからです。あくまで、「それぐらいイヤだったんだね」「そりゃあ、腹くらい立つよね」と、気持ちに注目した声かけやあいずちなどで共感しながら聴くといいでしょう。また、子どもが触れるのをイヤがならければ、背中や頭をなでなで・トントン・ヨシヨシしながら聴いてあげると、荒ぶる魂が早めに鎮まりやすくなると思います。Upload 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楽々かあさんこのとき、今の気持ちをスケール化して、数値などで客観的に表現できると、なおいいと思います。うちでは、私が自作した「きもちスケール」などを見せて、「どれぐらい、イヤだった?」と聞きました。ほかにも、家にある温度計や定規などを利用して「ここをフツーのとき、ここが人生最大の怒りとすると、今はどのあたり?」などと見せながら聞いたり、例えばゲームが好きな子どもには「今、HPがどれぐらいになるダメージ受けたの?」とか、歴史が好きな子どもには「合戦で言うと、なんの戦いのレベル?」など、その子の興味関心に合わせた声かけなどもイメージしやすいのではないでしょうか。自分の気持ちが数値で相手に正確に伝わると、それだけで気持ちを落ち着けやすくなり、相手に分かってもらえて、今の自分の状態を客観視できただけでも、怒りのレベルがひとつ下がってクールダウンできることもあります。これを繰り返していると、だんだんと「今の怒りは"超最悪"ってほどでもない」などと中間の気持ちの表現ができるようになったり、スケールがないときでも「今のHPは30くらい」などと、伝えられるようにもなるでしょう。こうして、子どもが自分の気持ちを客観視しながら、今の気持ちを"口からの言葉"で表現できるようになると、それだけでトラブル自体が減ってくると思います。また、親や先生に気持ちや状況を言葉で伝えるのがあまり上手ではない子どもは、友達トラブルの際に何かと不利になることもありますが、言葉で周りの人に正確に伝える力をつけていくと、いじめの予防や早期発見にもつながりやすいのではないでしょうか。そして、親の責任上、どうしても言いたいお説教がある場合も、一通り話を聴いた上で、子どもがやや落ち着いてから、「そういうときは、なんて言えば/どうしたら、よかったと思う?」などと、子ども自身に適切な言葉や行動を考えてもらうほうが、「次はできる」確率UPです。もし、その子が本当に適切な言葉や行動を知らなければ、「そういうときは、〇〇って言えばいいんだよ」「次からは、こうしてみようか」と、具体的にその都度インプットするようにコツコツ教えればOK(忘れないように何かに書いておくのもテ)。また、子どもが極端な考え方・受け取り方をしている気がしたら、「こう考えてみてはどうかな?」という提案や、「お母さん/お父さんだったらこうする」「〜って思う人もいれば、〜って思う人もいるかも」など、別の立場の人の考え方や受け取り方を伝えてみるのもいいでしょう。Upload 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楽々かあさんそれでも、親が話を十分聴いたあとでもイライラ・モヤモヤとした気持ちがくすぶっていたり、そもそも何も話してくれなかったり、感情の持って行き場がなくて、とにかく今スグ何かに八つ当たりしたいことだってあると思います。怒りの感情が高ぶっているときに、「人を叩いてはダメ」「モノを壊しちゃダメ」などと正論で言い聞かせようとしても、子どもの理性には届きませんから、うちでは現実的な対処法として「やっていいこと」を具体的に教えます。怒りのエネルギーは、スポーツなどの健全で健康的な方法に置き換えられるといいようですが、うちの実践経験では、最初からそこまで導くのは現実的に難しかったので、とりあえず、「殴ってもいいものを殴る」のが、家でできる手軽で安全な方法として、子どもにもシンプルで分かりやすかったようです。「これなら、叩いてOK」と渡すモノは、家にあるクッションや座布団などで十分ですが、うちでは市販の家庭用スタンド式パンチボール(子ども部屋に常設)や、ミットとグローブのボクシング・セットをいつでも手に取れる場所に置いてあるほか、サンドバッグも手作りしました。家にあった不要なベビー布団をまるめてゴムチューブで縛っただけの簡易的なものですが、この手作りサンドバッグには、「泣いていい、怒っていい。でも、人とモノと自分はキズつけない」と書いてあります。これらを使って、黙々と自分で怒りを発散する場合もあれば、親がスパーリングのお相手をする場合もありました。親が忙しくて気長につき合えない場合は、100円ゴムボールをネットに入れたものを吊るしておくのもオススメです。また、学校や外出先などの場合には、丸めた上着や体操袋などでも、サンドバッグの代用品になります(自分のものを使うこと!)。こうして、腹が立ったときに「やっていいこと」で一通りスッキリできれば、気持ちの切り替えも早くなります。そして、最初はこのような直接的な方法で怒りのエネルギーを解消していたうちの子たちも、次第にゲームセンターで太鼓を叩いたり、バッティングセンターで黙々と打ったり、カラオケで熱唱したり、クラフト系のゲームの中で建物を破壊しまくったり……と、もう少し穏便な方法にシフトしていき、中高生になった最近では、自作のイラストや小説などの創作活動でも、さまざまな感情を昇華できるようにもなってきました。(ちなみに私の場合は、怒りのエネルギーが溜まったら、日頃はなかなか捨てられない不要品の解体と処分などに有効活用しています)そして、話を聴いたり、怒りのエネルギーを発散したりして、ひとまず子どもが落ち着いたら……もう1つ、親がしておきたいアフターケアの声かけがあります。大人だって、つい大声で怒りの感情を人前であらわにしてしまったときなどには、自己嫌悪に陥ったり、あとから恥ずかしくなったりして、落ち込んでしまうこともあるのではないでしょうか(私もよくあります)。子どもだって、少し冷静になれたら、かえって凹んでしまうこともありますから、ここでは「できたこと」に注目した声かけで、少しでも自信回復できる手助けをしてあげるといいと思います。どんなルートであれ、最終的に子どもが落ち着けたのなら、「落ち着けたね」と一声かけてあげるといいでしょう(黙ってギュッと抱きしめたり、肩や頭をポンポンとするのもいいと思います)。このほかにも、怒りの感情を言葉で表現できたら「お口で言えたね」、学校でイヤなことがあっても家までは感情を爆発させずに帰れたのなら「よくガマンしたね」、友達とケンカしても謝れたなら「謝れたね」……などと、「できたこと」に注目して、それを言葉でフィードバックしてあげることで、次もできる確率がUPしたり、「こういうときには、こうすればいい」という経験値が増えて、自分自身を落ち着けやすくもなると思います。また、子どもが荒れ気味なときには、親のほうもわが子のほめるところが見当たらない気がしてしまいますが、こんなときほど、普段は見落としがちな「しなかった努力」に注目し、拾い上げてあげるといいでしょう。例えば、いつもは大きな声を出す場面で出さなかった、売られたケンカを買わなかった、余計な一言を付け足さなかった……など、"たまたま”でもいいので、トラブルのきっかけになるような言葉や行動をしなかったら、「頑張ったね」「スルーできたね」「助かるよ」などと、さらりと声かけしてあげると「これって、いいことなんだ」と気づいてくれるかもしれません。誰にでもイヤなことは、時々あるけれど…大人と同じく、子どもにだって、生きていればイヤなこと、思い通りにならないこと、理不尽な出来事などは沢山あるでしょう。そんなとき、「怒っちゃダメ!」と子どもの感情にフタをするのではなく、「どうしたらいいか」現実的な対処法を具体的に教えて続けていくと、だんだんと自分の感情との上手なつき合い方が身についてくると思います。特に、感情的・衝動的になりやすい子どもや、ガマン強くて言葉を溜め込んでしまう子どもほど、小さなころからできる範囲でいいので、時間をかけてアンガーマネジメントを実践していくと、取り扱いの難しい思春期になってからも、きっと役に立つと思いますよ。そして、子どもも大人も、生きていく上で怒りを感じること自体は決して悪いこと、あってはいけないことではありません(むしろ、それが当たり前です)。大事なのは、人やモノや自分自身を傷つける「以外」の方法で、それを適切に表現していくことだと思います。文と画像提供/大場美鈴(楽々かあさん)(監修:室伏先生)お子さんの怒りの爆発に、日々悩まれている読者の方も多いのではないでしょうか。楽々かあさんは、お子さんの怒りに共感し、受け止めた上で、その子に合った対処法や言語化する方法を一緒に模索されています。そのような関わりの中で、お子さんは怒りとの上手なつき合い方を身につけられたのですね。怒りの感情はネガティブなものとして捉えられがちですが、危険から身を守ったり、原動力となったりと、生きてく上で必要なものです。怒りの感情が否定されずに、信頼する大人に受け止めてもらうことができると、お子さんは安心感や自己肯定感を育むことができますね。大人も一人の人間なので、忙しく思い通りにいかない育児の中で、イライラや怒り、焦り、不安などのネガティブな感情をお子さんにぶつけてしまうことも、当たり前のようにあることと思います。しかし、その度に親御さん自身も傷ついたり、自己嫌悪に陥ってしまったり、ということが少なくないかと思います。自身のネガティブな感情を否定せず、うまく対処していくというのは、親御さんにとっても大事なことかもしれませんね。こういった関わり方や工夫を上手に取り入れることは、お子さんにとっても、親御さんにとっても、優しい方法なのだろうと思います。大場美鈴(著),『発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』あさ出版, 2020.6.27コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年06月20日ウーマンエキサイトをご覧のみなさん、こんにちは! はなうさです。子どもの成長とともに広がる「子ども同士の繋がり」親の手元を離れていく、自立への一歩でもあります。保育園の頃はお友だちの持ち物や好きなキャラクターなどに影響を受けたりすることが多く、「自分もテレビで〇〇見たい!」「あのキャラクターのパンツが良い!」など、「自分も欲しい」「やってみたい、見てみたい!」という影響が多かったのですが、長男が小学生になってからは新たな要求が出てきました。それは…「〇〇君のお家に遊びに行きたい!」そう、お友だちのお家に行きたいという新たなフェーズに突入したのです。ここで問題なのが、小学校と保育園の大きな違いで親同士の繋がりがほとんどないということ。(送迎がないだけで全く面識がなくなる)それに反して子どもたちはより、個人同士での親交を深めていきます。この図、まさに反比例。お友だちの顔も、ましてや親御さんの連絡先なんて知る由もありません。いつか来るとは思っていたけれど、ついに来たか、という感じ。長男はまだ一年生。そして、この頃はコロナも落ち着いてきてはいたものの、マスクも日常的に使っており色んな意味で「まだ早い」時期だと判断しました。長男には相手のご家庭のことやおうちの場所もわからないのでそのことも踏まえておうちに行くのはまだ早いと説明し本人もそれで納得したのですが…。次の日。「〇〇君のおうちわかった。近いよ。」と長男。登下校コースが一緒だったのかな? と思って聞いてみると、なんとパソコンの授業で使う地図サイトを駆使してみんな自分の家の場所を教え合っているとのこと!! これには私もビックリ!! じ、時代~!! 今はそうやって家の場所を教え合うのかと驚きつつも、近くてもおうちの人の事情もあるから遊びに行くのはダメと言ったのですが…。なんとお家の人の許可までとってきた…!!おいおい、すごい行動力だな。遊びに行きたい熱量は伝わってきたのでそこまでしてお友だちの家で何をしたいのか聞いてみると…ですよねー!!我が家にはゲーム機がないのですが、祖父が長男のために買ってくれたものが私の実家にありまして。じぃじばぁばのおうちに行った時だけの楽しみになっています。ゲーム大好きな長男は、やはり同じゲーム好きだったことから〇〇君と仲良くなったようで毎日ゲームネタで盛り上がっていたそうです。その流れから「今度うちでやろうよ!」と誘ってもらい、長男から私に友だちのお家に遊びに行きたいとお願いしてきた、という流れでした。 おうちの場所もわかり、親御さんの許可も降りている…。ここでいいよと言っていいものなのか、旦那とも相談した所やはり「子ども同士の約束」なのでOKを出すにはリスクが高いという判断に。長男は残念そうでしたが、何かの機会にお友だちの親御さんに会えたらおうちに行っていいのかきちんと確認するねと説明しました。しかしそのあと話は急展開。「今週の土曜の1時から2時の間だけなら遊びに来ていいって言われた」これまためちゃくちゃ細かいスケジュールでお誘いがきた!!1時間だけというのがリアルなところ。これは本当に行ってもいいものなのか。激しく揺さぶられる…。結局、行きと帰りは私が送迎し、着いた際に本当にお邪魔して大丈夫かの確認をするということで長男はお友だちのおうちに遊びに行くことに。しかし当日、次男が熱を出してしまい長男を行かせることが出来なくなってしまいました。「月曜日、事情を話してごめんねって伝えて」と話していると、家のインターネットがなりました。そこには長男くらいの子とお母さんが!慌てて長男に確認するとやはり〇〇くん!!なぜ〇〇くんは来てくれたかというと…なんとやはり子ども同士のみの約束だった!!わざわざそれをご丁寧に家まで伝えに来てくれたのです。子どもたちだけで細かい時間(しかもリアルに親が指定しそうなお昼後からおやつ前w)まで調整したことに驚いたと同時に、親同士が確認し合えない難しさを痛感したのでした。結局、その後〇〇君のお家にはなかなか都合が合わず遊びに行かないまま長男は2年生に。2年生の新しいお友だちとも「家に来て」「家に行きたい」話は出ているらしく、長男がお友だちのお家に遊びに行く日はそう遠くなさそうです。はじめてのことで子どもはワクワク、親はヒヤヒヤ。あと数年もすれば、週末はお友だちと予定を立てて子どもたちは家にいないなんてことも増えてくるんだろうなと思うと、家族で過ごせる週末も今だけのものなんだも切なくなる母なのでした。それではまた!
2023年06月20日サカイクが提唱している、子どものサッカーに関わる保護者のみなさんに大切にしてほしい"親の心得"。どうしてそれが大事なのか、子どもを伸ばす理由になるのかを、チームの保護者に知っていただくセミナーを開催します。(オンライン)あわせて、親としての正しい応援の仕方や子どもの見守りかたを、サカイクキャンプコーチで4人のサッカー少年の父親でもある菊池健太コーチがお伝えします。<開催概要>日時6/1(土)19:30~20:20形式オンライン参加費 無料※後日オンライン(Zoom)のURLをお送りいたしますぜひこの機会にお申込み下さい。申し込みはこちら関連記事:この春の保護者会で実施したチームの反応
2023年06月09日人生100年時代、老親介護における子どもの立場を問うたイシュー「親と子の人生は別だから反対」が44.8%で最多SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は、介護・暮らしのジャーナリスト太田差惠子氏が提起したイシュー(課題)「親の介護を子どもが担うのは当たり前か?」の結果を公表しました。このイシューは2023年3月3日から5月31日までSurfvoteで意見投票を行った結果です。Surfvoteは社会にある様々な課題について、ユーザーとの議論で理解を深めながら最終的な自分の意見を投票できるSNSです。 ■投票詳細イシュー:「親の介護を子どもが担うのは当たり前か?」調査主体:Surfvote 調査方法:Surfvote上で投票投票期間:2023年3月3日〜2023年5月31日有効票数:58票選択肢:家族なのだから当たり前。賛成育ててもらった恩があるから賛成子どもには親への扶養義務があるから賛成反対と言いたいが、「冷たい子ども」と世間から非難されそうなので消極的賛成施設に入ってほしいが費用負担できないので消極的賛成親と子の人生は別だから反対公的介護保険があり、介護は社会全体で行うものだから反対子は、子の生活で精いっぱいだから反対その他わからない■投票結果・コメントの紹介(一部抜粋)家族なのだから当たり前。賛成6.9%少なくとも自分が自立するまで掛かった期間は恩返しするのが当たり前。 自分で介護できなくてもヘルパー雇うなり協力できることは色々ある。育ててもらった恩があるから賛成6.9%他の選択肢を否定しているわけではないですが、子育ての恩返しとして介護をしてあげたいと思います。 国際比較においては北欧を除き家族への期待が高く、北欧は高い税負担の見返りとして国への期待が高くなっています。 北欧より-10%程度の税負担で、家族への期待が主要を占める日本では確かにギャップがあり不満がおきやすい状態にあるように思います。子どもには親への扶養義務があるから賛成1.7%コメントはありませんでした。反対と言いたいが、「冷たい子ども」と世間から非難されそうなので消極的賛成0%コメントはありませんでした。施設に入ってほしいが費用負担できないので消極的賛成6.9%コメントはありませんでした。親と子の人生は別だから反対44.8%当たり前だという意見には反対です。 様々な家族の人間関係があり、経済的事情も違う中で子供が介護を担って当たり前だという考え方は受け入れ難いです。それは、それぞれの人間関係の中で子供が親の介護をして当然だと考える人間関係が育まれれば、そうなるでしょうし、そう子供が思えない親であればしないんじゃないでしょうか? それを社会的に当たり前だという感覚で押し付けられるのには違和感がありますし、お互いに扶養義務があるという部分もありますが、子供がその扶養義務に感謝できる形で育てられなかったとすれば、親の介護の義務を突きつけられても納得がいかないのではないでしょうか?公的介護保険があり、介護は社会全体で行うものだから反対 8.6%親の介護は介護施設に任せて、子供は学業に励むほうがいいです!子は、子の生活で精いっぱいだから反対 5.2%皆さんのコメント特に「子供がその扶養義務に感謝できる形で育てられなかったとすれば、親の介護の義務を突きつけられても納得がいかないのではないでしょうか? 情けは人の為ならずではないですが、結局は、自分の行いは自分に返ってくるものですから、助けが必要であればそれに見合う人生を歩むべきでしょうし、そういった行いをしなかった人は、それに見合う対応を受けるべき」というコメントに共感して選びました。その他 15.5%誰がどうやって介護をするか、というところに繋がりますが、社会で見るとなっても、 その社会もさらなる超高齢化が進みますので、介護に関する学問で見かける「老々介護」「認認介護」をいかにして行えるようにしていくかの議論や、 そもそもいかにして「要介護度」が上がらないように皆考え、実行していけるような現実的な策の啓蒙・推進の検討が必要なのではないでしょうか。 他人に興味を持たない風潮で、社会で見るなどという夢物語は不可能だと考えます。わからない 3.4%超高齢化社会を目前に、とても難しい問題です。 少子化も進んでいます。 未婚の子供が一人で、両親の介護をすべて行うことは不可能かと思います。 いろいろな援助の選択肢は、まだまだ裕福な人だけに与えられるものです。家族なんだから、出来る限りの援助はするべきだと思います。そしてしたいと思っています。しかし、もっとたくさんの援助と選択肢の幅を広げなければならないと思います。■問題提起いただいたオーサー 太田差惠子氏京都市生まれ。1993年頃より老親介護の現場を取材。「遠距離介護」「高齢者住宅」「仕事と介護の両立」などの情報を発信。AFP(日本FP協会)の資格も持ち「介護とお金」にも詳しい。著書に『親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと 第3版』『高齢者施設 お金・選び方・入居の流れがわかる本 第2版』(以上翔泳社)『遠距離介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版)『知っトク介護弱った親と自分を守る お金とおトクなサービス超入門』(共著,KADOKAWA)など。■Surfvoteとは?当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果はイシューの内容に応じて、適宜関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。各イシューで投票・コメントしていただいた1人1人の意見を大切に扱い、社会を前進させるために寄与したいと考えています。 ■Polimill 株式会社Polimill株式会社は目的特化型SNS【Surfvote】を運営・提供するITCスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題に特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月09日まめねこさんが描く、毒親に育てられたWさんのエピソードです。Wさんは4歳の娘さんがいるシングルマザー。子どもの頃、毒親の母に育てられました。殴る蹴るの毎日でも、子どものころはおかしいと思いませんでした。しかし、ある出来事をきっかけに、自分の親が普通ではないことに気が付きます……。シングルマザーのWさんは4歳の娘さんと2人暮らし。しかし、自分の子育てに自信が持てないと言います。それは、自分自身がいわゆる「毒親」のお母さんに育てられたから。普通の親が分かりません。 お母さんは、Wさんが高校入学した頃に変わっていきました。殴る蹴るも当たり前の日々。それでも、当時はお母さんが普通の親でないことに気が付きません。 自分と向き合うため、娘に同じ思いをさせないため、Wさんは過去を振り返ります。はたして、お母さんはなぜ毒親になったのでしょうか。そしてWさんが毒親だと気付いた出来事とは……!?思い出す母親の姿は…… 当時の彼氏との刑事事件、Wさんの高校中退をきっかけに、お母さんは変わってしまいました。お酒を飲んでは、殴る蹴るの毎日。 「そんな暇があるなら……働けぇ!」 お風呂さえもゆっくり入ることは許されません。 心配してくれる周囲の声に耳を貸さないWさんでしたが、ある日、お母さんが彼氏を庇う出来事が起こります。しかも、お母さんはWさんを殴ってまで……。 このとき、Wさんはようやく気付きました。 お母さんが普通の親ではないこと、これまで自分がされてきたことがおかしいということに……。 著者:マンガ家・イラストレーター まめねこ
2023年06月01日皆さんは買い物をしている時にモヤっとしたことはありますか。今回は「子どもがとったパンを棚に戻す親」を紹介します。イラスト:まがうら子どもが取ったパンを棚に戻す親主人公がパン屋で買い物をしていたときのできごとです。隣にいた女性が、子どもにパンを選ばせていました。しかしトングがうまく使えずに、パンに穴が開いてしまっています。するとその女性は子どもが見ていない隙にパンを…?子どもがとって穴の開いたパンを棚に戻した出典:lamireなんと穴が開いてしまったパンを棚に戻して、きれいなパンと入れ替えたのです。そんな女性の行動をモヤモヤした気持ちで見ていた主人公。すると、後から来たおばあさんが穴の開いたパンを女性に差し出して「子どもさんが頑張って取ったパンをお忘れですよ」と言ってくれたのです。おばあさんの機転の利いた行動に、スカッとした主人公でした。おばあさんの一言で無事解決子どもがパンに穴を開けてしまったのに、棚に戻そうとする親がいるとは驚きです。機転の利いた行動で母親に声をかけたおばあさんの姿に、スカッとするエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年05月28日私たち家族が住む住宅地は、同じくらいの年齢の子どもがいるご家庭ばかり。気の合う親子でよく遊ぶことが日常でしたが、トラブルを避けるために必ず親が付き添うという暗黙のルールがありました。ある日、遊びに混ざってきた近所の子どもたち。親の姿はなく、挙句の果てに乱暴なことをしてきて……。子育て付き合いでのご近所トラブルに関するエピソードです。 近所の子育て付き合い私が住んでいる場所は新興住宅地で、15世帯ほど入居しています。周りは同じくらいの年齢の子どもを持つ家族がほとんど。一般の人が多く通る道からは中に入っているので、敷地内には郵便や宅配便などの用事のある車以外が入ってくることはほぼありません。平日の夕方や週末の日中によく一緒に遊ぶのが主に3~4家族で、一番年上の子が小学校2年生、下の子は2歳くらい。まだ小さい子がいるため親が子どもから目を離すことはなく、いつも全員の親が子どもたちを見守りながら親同士は話している、というのが日常でした。 よその子どもたちが混ざってきて…ある日、私たち複数の親子が遊んでいると、同じ新興住宅地で見たことのある子どもたちが混ざってきました。その子たちは幼稚園に通う兄弟で、10分ほど経っても親の姿は見えません。一緒に遊んでいるときに他の子をけがさせてしまうなどトラブルになることを恐れて、親に付き添ってほしいと考えました。そこでその兄弟に「お母さんかお父さんは?」と尋ねましたが、私の言葉を無視して遊び続けていました。ただ遊ぶだけならまだしも、その兄弟はルールを守らず……。私たちのグループの子どもが遊んでいる物を取ったり、順番を奪ってしまったり。小さな子は、兄弟に物を取られて泣いてしまいました。 トラブル回避のために伝えると…子どもたちが遊んでいる物を取られたり体を押されたりと乱暴だったため、見ている私たちも我慢できず……。「大人が見ていないと危ないこともあるからお母さんかお父さんを呼んできてくれるかな? お母さんお父さんが見ていないなら一緒には遊べないよ」とその兄弟に伝えると、理解し家に帰ったようで戻ってくることはありませんでした。それから日が経ったころ、同じ兄弟がまた私たちのグループのところにやってきたのです。しかし今度はお母さんが付き添っていました。兄弟がお母さんに話してくれたのかどうか定かではありませんが、トラブルを少しでも避けるためによい方向に向かって安心しました。 子ども同士が遊ぼうとしているのに、大人が制限をかけてしまうのは子どもに申し訳ないと思いました。しかし、けがなどのトラブルを避けるためには、親が見守るというのがこの住宅地での暗黙のルールです。とはいえ、もしかすると、ルールと思っているのは実は内輪だけなのかもしれません。いずれにせよ、未就学児が親の付き添いなしで遊ぶのは危険なので、もしまた同じようなことがあれば子どもを通さず大人同士できちんと伝えようと考えています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! イラストレーター/まっふ著者:樋山ゆり菜
2023年05月21日子ども向けのイベントには、親も参加しなくてはいけないものもあるようです。そんなときは、ママ友同士で協力して子どもの面倒を見ることも少なくないでしょう。今回は、実際に募集した“図々しいママ友のエピソード”を漫画化してお届けします。子どもが行きたがったイベントママ友の子も連れていくことに…子どもを預けたい理由は?まさかの理由にドン引き自分が日焼けしたくないという理由で子どもの世話を頼んできたママ友。自己中心的なお願いに女性もドン引きしてしまいました。頼みごとをする際は、相手のことも考えたいものですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています
2023年05月12日ピンクのパンダが親子を救う!? 今回は、「小学生の息子が学校で起こしてしまったトラブル」の対応に悩むママのお話です。小学校で起きてしまったトラブルは、親が見ていないところで起きるケースも多いから、ママも突然の連絡に動揺を隠せていない様子…。相手のお家に謝りに行くママと息子くんの背後には笹の葉がワサワサと…?→次回に続く!(全5回)毎日12時更新!
2023年05月01日買い物中に、子どもが親とはぐれてしまうことは多々ありますね…。走り回ったり、1人で歩いたりと危ない場面を目にすることもあります。今回は、子どもから目を離していた母親に注意したエピソードを紹介します!子どもとぶつかってしまい…互いに自己紹介子どもの母親が見つかったものの…冷静に対処男性は子どものことを心から心配している様子。正論を言われて、母親も反撃できなかったのでしょう。
2023年04月29日子どもにはいい保育園に通わせてあげたいーー。これは多くの親の願いですが、保育が多様化する中、「どんな基準で選んだらいい?」と悩む親は多いようです。そこで長年保育士として現場に携わって来た大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生に専門家ならではの視点で「いい保育園」「ダメな保育園」の見極め方を教えてもらいました。これから保活を始めるママパパたちの参考になりそうです!「いい保育園」を見抜く十か条いったい、「いい保育園」とはどんな保育園なのでしょうか。長年保育の現場に携わってきた大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生は、保育園を選ぶ目安として厚生労働省が公表している『よい保育施設の選び方 十か条』をすすめます。 厚生労働省は「よい保育施設の選び方 十か条」一まずは情報収集を二事前に見学を三見た目だけで決めないで四部屋の中まで入って見て五子どもたちの様子を見て六保育する人の様子を見て七施設の様子を見て八保育の方針を聞いて九預けはじめてからもチェックを十不満や疑問は率直に 「厚労省が提示するこの十か条は、専門家から見ても過不足なくチェックポイントがまとまっていると思います」 乳児ではなく、ある程度子どもの好みや性格が分かるような年齢になっている場合は、子どものタイプにも配慮した方がよさそうです。 「大事なのは、園の方針と保護者の思い、そして子ども自身の性格や特徴が一致しているかです。子どもの性格を考えて選ぶことです。『園の方針』はホームページで公開されているところも多いですから、いろいろ比べて検討してください」と小崎先生は話します。 例えば保護者が「自然の中でのびのびと育てたい」と考え、外遊び中心の園を選んでも、子どもの性格がその方針に合っていないと、入園後にあまり馴染めないかもしれません。 もちろん、遠いといった物理的な問題や、地域によっては待機児童問題でなかなか希望通りの園に通えないこともあります。自治体によってはたくさんの希望を書くこともできますから、この十か条を参考に検討してみてはいかがでしょうか。 専門家おすすめ!第三者評価が見られるサイト園選びで小崎先生がおすすめするのは、社会福祉施設情報が集約されているWAM NET(ワム ネット)。独立行政法人「福祉医療機構」が運営しているサイトです。ここに第三者評価の結果を公表している保育所もあります。」 〈第三者評価の検索方法〉「子ども・家庭」→「福祉サービス評価情報」→「福祉サービス第三者評価・地域密着型サービス外部評価・運営推進会議等による評価情報」→「施設名で検索」 適切な運営管理ができているかどうかの見極めのひとつが「評価」です。保育所は第三者評価の公表を義務付けられていませんが、「意識の高いところは、サービスや質の向上を意識するために第三者評価を公表している」と小崎先生は言います。 「ここにはすごくていねいに保育の取り組みや内容が書かれています。いいことばかり公表されているわけではありませんから、参考になります。ここまで調べる保護者の方は少ないかもしれませんが、気になる園があるなら、公表しているかどうか調べてみてください。公表されている中身も参考になると思います」 こんな保育園には気を付けて!専門家の視点から「これだけはNG」と感じるチェックポイントも教えてもらいました。 これはNG1!保育士が条件付きで叱っている小崎先生が全体にNGとするのは「保育士が威圧的であるところ」「暴力的なところ」「条件を出して叱るところ」です。威圧的や暴力的な態度は言語道断ですが、「条件を出して叱る」は意外な落とし穴のようです。 「早くお着替えが終わらないとおやつなしですよ」「ごはん食べないならお昼寝しませんよ」 こうしたやりとりは、ともすれば家庭のやりとりでもやりがちですが、こうした声がけはNG。保育現場でこうした場面を見たら、要注意だそうです。 「叱ることは止むを得ない場合もありますが、条件を出して叱る保育士は専門家として不適切です。これは子どもにとって、言葉の暴力なんです。見学者がいるとなかなか普段の状況は見られないかもしれないですが、逆に見学者がいるのにそういう一面が見えてしまった場合は注意が必要だと思います」 これはNG2!「なんとなくいやかも」という直感があった見学した時に感じた「なんとなくいや」という感覚。言葉で表現しにくい直感も、大事にした方がいいと小崎先生は言います。 「臭いが気になる、雰囲気がいや、なんとなく暗いといった第一印象の直感ってありますよね。そういう感覚も実は大事なんです」 その直感が「ダメな園」の見極めポイントと繋がっていることも。例えば・・・・庭の手入れが不行き届き・あいさつがぞんざいになっている・トイレが臭う・殺伐としている・古いプリントがいつまでも貼られている・掲示や壁面の装飾が古くなってぼろぼろになっているなどです。 これはNG3!大人の目線の高さに物が置いてある環境へ配慮することは保育の基本です。万が一に備えて、安全な環境を作っているかという視点でも要チェックです。例えば……・高いところにカセットデッキがある・消火器を子どもの頭上のあたりでぶら下げているなどです。 「大人の目線の高さに重い物を置いていないか、という点も見ておいた方がいいです。地震で万が一落下した時、下に子どもがいたら大けがにつながります。『神は細部に宿る』という言葉がありますが、一時が万事。そういう細かいところの配慮に子どもへの配慮が表れていることがあるんです」と数多くの保育現場を知る小崎先生は指摘します。 休みやサービス、料金の条件もチェック ママパパが必要としているサービスの有無や休み、料金などの条件面も事前確認が必要です。自治体によっても差があるため、将来の校区も含め、長期的な視点で住む場所を決める段階から下調べするのがベストです。 「自治体によって保育料もサービスも違います。千葉県流山市では駅から保育所を送迎バスでつなぐサービスがあります。こういうサービスも調べておいた方がいいでしょう」 保育所によって休みも違います。お盆や年末年始の休みも確認しておきたいところ。園のサービス内容によっては持ち物にも大きな違いがあるようです。 「最近では紙おむつのサブスク『手ぶら登園』を導入している園や、ベッドのようなものを貸し出している園もあります。反対に布おむつを使っている園もある。行事への取り組み方も園の特徴が出ると思います。和太鼓や金管楽器をやっているところもあるし、全くやっていないところもある。どれもどちらがいいというのではなく、親がどう子どもを育てたいかという方針になります。もし可能なら保護者会などの取り組みも調べておいた方がいいですね。保育所より比較的保護者会の活動がさかんなのが幼稚園型認定子ども園といわれます。中には『働いている人にはしんどい』と言われるところもあるみたいです。『お父さんの会』がある園もあります。これらが有意義で楽しいと思う人もいるだろうし、苦痛だと思う人もいる。その辺はよく検討してもらいたいです」と小崎先生は言います。 保育園選びはパパも積極的に!子育て観を確かめる機会に保育園選びは、さまざまなチェックポイントに加え、親自身の子育て観が大きく関わってきます。とはいえ、多様化する保育施設。置かれた環境も規模もサービスもさまざまです。都市部の保育施設では園庭のない施設もあります。こういう複雑化した保育園選びには「パパも積極的に参加を」と小崎先生は呼び掛けます。 「この問題を全部ママに任せるというのは無理がありますね。やっぱり一緒に考えて、複数の視点で見て相談するというのが大事なんです。1人ではチェックしきれなかったり、感じ方が違ったりしますから」 こうした会話の積み重ねが、夫婦2人の子育て観を確かめ合う機会にもなりそうです。 「常識的なことを除くと、保育には絶対的な正解/不正解はないと思っています。それぞれの園なりの方針や想いがあるので、最終的には親の思いを話し合って考えて欲しいなと思います。2人でどういう子どもに育てたいか。話し合ういい機会と捉えるといいでしょう」 取材・文/大楽眞衣子監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授 小崎恭弘 著者:ライター 大楽眞衣子
2023年04月24日みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか? 大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。今回は実際に募集した義実家トラブルエピソード「孫差別する義母に子どもは…」をご紹介します!『孫差別する義母に子どもは…』3歳の長女を連れて義実家に遊びにきた主人公。義兄の子どもが使っていたおもちゃを片付けていた義母をみて長女が手を出すと…!?ダメ!今度は義兄の子が娘のおもちゃに関心を持ったのを見て義母が別のおもちゃで遊ぼうと提案したのですが…。娘は快く義兄の子どもにおもちゃを貸してあげて仲良く遊ぶのでした。義母は悔しそうに2人を見ることに。意地悪されても…あからさまな差別にドン引きしてしまいます…。おばあちゃんに意地悪されても優しく育っていることがわかってよかったですね。(lamire編集部)(イラスト/碧海自由)※こちらは実際に募集したエピソードを漫画化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年04月12日皆さんは、子ども同士の喧嘩で親が謝罪へ行くシーンを実際に見たことはありますか?今回は、子ども同士のトラブルについてのエピソードを漫画で紹介します。インスタ:マリコ(@kusodan_gotohell)HP:リアコミ原作:みのりさん(インスタグラムにて経験談公募)漫画:真青様≪HPはこちら≫「ママ友村八分」ある日、主人公の息子が同級生の男の子と喧嘩をしてしまいました。しかも、喧嘩をした相手はPTA会長の子どもだったのです。主人公は謝罪するため、息子を連れてすぐ会長の家を訪ねました。子ども同士の喧嘩とはいえ、相手は「ボスママの子ども」…「いいのよ」とボスママは言いますが、言葉通りに受け取れない高圧的な雰囲気が充満していました。本当に悪いのは誰?出典:instagram息子だけが悪いわけじゃないとわかっていながらも、今後のことを考え一方的な謝罪をした主人公。息子に「ごめんね」と声をかけ、帰宅したのでした。悪くないのはわかっていた今後、息子さんが不自由なく学校生活を送るために理不尽な状況を耐え抜いたお母さん。いつかお母さんの思いが息子さんに届いてほしいものですね。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年04月11日2人の子どもと夫と暮らすライコミさん。嫁姑、隣人、ママ友、夫婦、毒親……。ありとあらゆるトラブルに巻き込まれていく波乱の体験談です。家族ぐるみの付き合いが続くなか、子どものお世話に関するミドリさんの言葉に違和感を覚えるライコミさん。そこからさらに5年が経ったときのお話。 ミドリさんの後押しもあり、仕事を探すことにしたライコミさん。しかし、育児や家事と両立できそうな仕事がなかなか見つからないまま、時間だけが過ぎていくのでした。ヒマリちゃんの小学校入学が迫るなか、ようやく在宅でできる仕事を見つけ、無事に復帰。仕事との両立も順調でした。そのころ、ミドリさんも学童に子どもを預けてフルタイムで復職。「ミズキが学校が終わり次第、迎えに行ってくれるの」という言葉に、そのときは深く考えることはなかったものの、何かが引っかかるライコミさん。そこからさらに5年の月日が流れ……!? 女子高校生が家族の面倒を…? さらに5年の月日が流れて、ライコミさんの2人の子どもたちもすっかり大きくなりました。夫との関係は相変わらずでしたが、仕事も生活も順調そのもの。ミドリさん家族との仲も深まっていました。 そんなとき、ふとしたきっかけでミドリさんの娘のミズキちゃんが小学生の妹とおばあちゃんの面倒を見ていることを知ったライコミさん。以前にも、妹の学童の送り迎えをしていたことを聞いていたのもあり、「女子高校生ひとりでは負担が大きすぎない……?」と疑問に思うのでした。 よその家族のことで「何となく気になる……」といった違和感を抱くことは、多かれ少なかれ誰にでもあるかもしれません。家族ぐるみの付き合いをしているからこそ、相手の家族の事情を知ってしまうこともあるかもしれませんが、心を許している相手だけに、その違和感が思い過ごしであると信じたいですね。「理想の隣人」のマンガは、下記にて掲載されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:マンガ家・イラストレーター ライコミ在宅勤務10年目突入の引きこもり母さん。InstagramとTwitterで、自分やフォロワーさんの体験談をマンガにして紹介しています。
2023年03月30日保育士の中田馨さんが、集団行動での子どものトラブルや困りごとに対しての親のNG対応について教えてくれました。「すぐにお友だちに手を出してしまう……」、「なんでいつもお友だちとケンカするの……」とお悩みのパパやママはぜひチェックしてくださいね。こんにちは! 保育士の中田馨です。保育所で子どもたちの遊ぶ様子を見ていると、お友だちが関わってきたときに何かしら「親が困ってしまうこと」が起こるものです。 2人、3人だと分かりにくいですが、集団になると見えてくることもあります。すぐにトラブルを起こしてしまう……とお悩みの親御さんもいるかもしれません。 そこで今回は、子どもが集団行動で起こした困りごとに対しての親の関わり方についてのお話をします。 友だちに手が出る、おもちゃを取る……こんなときは?集団で遊んでいると、あそび方が違ったり、相手のおもちゃが欲しくなったりして、手が出たりおもちゃの取り合いをすることがあります。相手のあることなので、どう対応すればよいか悩んでしまいますね。 自分の子が、叩いたり、おもちゃを取ったときは、お友だちをケガさせないためにも止めるとよいでしょう。「叩いたらダメ」、「お友だちのおもちゃを取らない」ことを伝えます。そして、子どもの「イヤだった」、「欲しかった」という、そのときの気持ちを代弁して共感しましょう。 「すぐに叩いて乱暴な子」とか「“かして”って言えない子」などとレッテルを貼らないようにしましょう。このとき、よく言うのが「お口で言って!」という言葉。「お口で言う」とぼやけた言い方をするのではなく、何をして欲しいか明確に伝えることも大切です。 ですので、何度も繰り返し「イヤなときは“イヤ”って言うんだよ」、「お友だちが持っているおもちゃは“かして”って聞こうね」など伝えます。 ケンカは悪いことではない!子どもがケンカを始めると、親はヒヤヒヤしますよね。「お友だちに嫌な思いをさせていないか?」、「ケガをさせていないか?」などが心配なことだと思います。 ここで大切なことは、「ケンカは悪いことではない」ということ。ケンカをすることで、相手には自分とは違う思いがあることが学べます。自分の意見も言えますし、自分の意見が通らないことを知ることができます。今、子どもは人間関係を身をもって学んでいるのです。 もし、気の知れたお子さんとのおもちゃの取り合いになったときは、親同士に余裕があるのなら、すぐそばで見守るのもよいでしょう。保育所では2歳半ば以降、特に3歳を過ぎたお子さんの場合、安全なケンカだと分かったら、すぐに助けられるところに行き、黙って2人がどうするかを見守ります。 言うとしたら「どうしたの?(理由を聞いて)そうなんだ。じゃあ、どうすればいいかなあ?」と考えてもらいます。2人で解決できることもあるし、別のお友だちが提案を持ってきて解決することもあります。すべてを大人が解決しようとせず、子どもたちにも解決できる力があることを信じて「待つ」ことも大切です。 「何だかうちの子、集団行動が難しいかも」と思ったときに、お母さんが思う「できている子」を見るのではなく、自分の子どもが集団行動の何に困っているかを観察してみてください。子どもが困っていることが分かれば、おのずと親が何をすればいいかの答えが見つかるはずです。著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年03月26日保育士の中田馨さんが、集団行動での子どものトラブルや困りごとに対しての親のNG対応について教えてくれました。「子どもがなかなか集団に馴染めない」、「いつもトラブルを起こす…」とお悩みのママやパパはぜひ参考にしてくださいね。中田先生の実体験からの話や、おすすめの対処法についてもお話してくれていますよ。こんにちは!保育士の中田馨です。保育所で子どもたちの遊ぶ様子を見ていると、お友だちが関わってきたときに何かしら「親が困ってしまうこと」が起こるものです。2人、3人だと分かりにくいですが、集団になると見えてくることもあります。そこで今回は、子どもが集団行動で起こした困りごとに対しての親の関わり方についてのお話をします。 活動の輪になかなか入れない…こんな時は?幼児サークルや習い事など、集団であそぶ際にその輪の中に入れない子がいます。実は、私の子ども2人もそのタイプでした。特に娘は頑として輪の中に入らず、いつも私のヒザの上に座っていました。こんな時、親としては「うちの子、みんなと同じ事が出来なくて大丈夫かしら?」と焦るものなんです。なので「ほら、みんなと踊っておいで」とおしりを持ち上げたり、「行ってないのは、あなただけよ!」と無理やり輪の中に座らせてみたり。「もう〇歳なんだから」や「あなたより小さい子が、みんなとあそんでいるわよ」と言ってみたり…。考えられることを色々しているのではないでしょうか? しかし、きっとこのタイプの子は「行かない」と決めたら、行きません。なぜそう言えるかというと、私が全て経験積みだからです。考え方として大切なのは、みんなと行動できないのは、恥ずかしいわけでも劣っているわけでもないということ。普段とは違う「異空間」を「安全地帯(父や母)」で過ごすことが、今、その子にとって一番安心なのです。ですので「みんなと一緒に踊ろうか!」などのお誘いはもちろんしてもよいですが、嫌がるのに無理にいかせる必要はありません。今は、安全地帯(父や母のヒザの上)に座ったまま、お友だちと遊んでいる雰囲気を楽しみましょう。そして、「楽しかったね。また行こうね!」と良きイメージで終わらせましょう。 子どもが集団で大騒ぎ…こんな時は?集団になると「怖いものなし!」の気持ちになる時がありませんか?これは、子どもだけでなく大人も一緒だと思います。集団行動のときに、一人の子が走り出すとその周りの子も走り出して収拾がつかなくなった!なんてこともあるのではないでしょうか?ちょうど先日、ショッピングモールでそんな姿を見かけました。幼児さんが6~7人、ショッピングモールを楽しそうに走っているんです。親御さんたちは、周りの迷惑になると思い、後方から「走らない!走らない!走らない!」と大きな声で何度も注意していますが、子どもは一向に止まる気配はありません。さて、こんなときどうすればよいでしょうか?いくつか方法があると思います。私だったら、中心となっている子どもを追いかけ前に立ちはだかり「止まって!」と言います。人って、禁止されるとしたくなるものです。「絶対に、後ろを見ないでくださいね」と言われると見たくなりませんか?なのでひとまず、大人が子どもに今すぐして欲しい「止まる」ことを伝えます。そして、子どもたちが止まったら、子どもの目線までしゃがんで「お母さん、お願いがあるの。ここは人がたくさんいるから、歩いて欲しい」と、伝えます。これは、iメッセージと言います。大切な約束を伝えたいときは、「私は、あなたにこうして欲しい」と伝えてみてください。子どもたちは、お願いされると気前よく、「いいよ!できるよ!」と聞いてくれることが多いですよ。 「何だかうちの子、集団行動が難しいかも」と思った時に、お母さんが思う「できている子」を見るのではなく、自分の子どもが集団行動の何に困っているかを観察してみてください。子どもが困っていることが分かれば、おのずと親が何をすればいいかの答えが見つかるはずです。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2023年03月23日結婚してからすでに3年が経過した美咲と拓也。2人の間にまだ子どもはできず……。美咲は早く子どもを授かりたいと思う一方で、拓也はそこまで子どもが欲しいと思っておらず、2人の間には温度差が生じていたのでした。ある日、接待で遅くなり帰宅すると、「こんなに遅くなるなんて聞いてない」と一喝された拓也。 なかなか妊活に取り組めずイラ立ちを覚えた美咲は、激しく叱責するのでした。 怒りが止まらない妻を必死で説得すると? 「ちょっと待って!!今日はやめよ?! また今度!! ね?!」 「仕事終わりで疲れてるし、戦闘態勢になれな……」 すると、マムシドリンクをスッと取り出した美咲。 「気持ち的にそうなれない……というか……」 言葉を選びながら、断る理由を伝えた拓也。 すると、美咲は「子ども欲しくないの?」とひと言。 結婚してから今に至るまで、妊活を後回しにされていたことへの不満を吐き出したのでした。 ◇◇◇ 結婚してから3年が経っても、子どもができないことに悩んでいた美咲。自分は妊活をしたいにもかかわらず、夫に後回しにされ、それにこれまでずっと耐えてきたのだと思うと、かなりつらかったのではないでしょうか。夫が妊活に乗り気ではなかったのなら、「また明日」「また今度」などとうやむやな返事をするのではなく、はっきりと自分の気持ちを伝えたほうがよかったのかもしれないですね。 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2023年03月17日