子育て情報『楽々かあさん流!子どものアンガーマネジメント。「怒っちゃダメ!」では解決しない?お家でいますぐできる実践法』

2023年6月20日 14:15

楽々かあさん流!子どものアンガーマネジメント。「怒っちゃダメ!」では解決しない?お家でいますぐできる実践法


「怒っちゃダメ」より「どうしたらいいか」を…

こんにちは。『発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』ほか、著者・楽々かあさんこと、大場美鈴です。
今回のコラムでは、おうちで今スグできる、子どものアンガーマネジメントをうちの実践例を交えてご紹介しますね。

小学校時代、蒸し蒸しと暑くなってくると、うちの子たちからは「な〜んでガッコウなんて、行かなきゃいけないんだよ!」って、毎年不満が炸裂していました。まあ、私自身もあんまり学校が好きではなかったので、文句を言いたくなる気持ちも分かります。

特に、進級・進学で新しい環境に適応しようと頑張ってきたり、天候不順や苦手な運動会の練習が続いたりしたあとの、うちの子の疲れや甘えたい気持ちが出やすい時期には、ほかのお子さんも疲れているのでトラブルも増えがちに……。下校中に上級生と口論になって、お怒りモードで帰ってくることも時々ありました。

こんなとき、一見本人に原因があるように思えたとしても「あんたが悪い!そんなことで怒っちゃダメ!」とは、私は言わないようにしました。
どのような経緯であれケンカは一人ではできませんし、心は自由なので、たとえネガティブな感情であっても、それ自体に善も悪もありません。また、「アタマ=理性」が考えている部分は説得の余地があるのですが、感情は「理屈じゃない」ので、子どもがプンプン怒っているときに親がどんなにお説教しても「時間の無駄」になりがちです。

それに、子どものころからあまりにも、怒りや悲しみ、不安などのネガティブな感情を、ガマンして抑え込んでしまい過ぎると、大人になってからも「自分の気持ちが分からない」などと、メンタル面で不調や支障が出てしまう可能性もあります。ですからまずは、子どもが何を訴えてきても、感情の否定や善悪のジャッジはしないように意識するといいでしょう。

でも、ケンカやトラブルが絶えなかったり、すぐにカッとなったり、もしも友達に手が出てしまったりしたら……と思うと、親だって心配事が尽きませんよね(分かります)。社会の中で人と関われば、誰だって腹が立つ出来事を避けられない場面は多々ありますが、”怒り”を、いつ、どこで、どんな風に表現するのかは選べます。子どもに「怒っちゃダメ!」と言うよりも、腹が立ったときに「どうしたらいいか」を教えていくほうが大事なのです。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.