アジア初のドキュメンタリー映画祭としてスタートした<山形国際ドキュメンタリー映画祭2019>(以後ヤマガタ)が10日開幕した。1989年から2年に1度の隔年で開催され、いまでは世界の映画人と人とが集うドキュメンタリー映画の祭典に。昨年8月には、米国アカデミー賞の公認映画祭に認定された。16回目となる今回は記念すべき30周年となる。この日の開会式は、世界から集まった来日ゲストや映画関係者、観客を合わせ、400人を超える人々が集まり会場は大盛況。まず、山形交響楽団金管8重奏の演奏とともに、これまでヤマガタに来場した監督たちの映像をスライドショーで上映。レナード・バーンスタインの『ウエストサイド物語』やエンニオ・モリコーネの『ニュー・シネマ・パラダイス』などの演奏にのせながら、フレデリック・ワイズマン、ペドロ・コスタ、原一男ら名だたる映画作家たちの姿が次々と映し出され、映画祭30年の歩みを振り返った。そして迎えたオープニング上映は、今年1月に死去した詩人で伝説の映画監督であるジョナス・メカスの作品『富士山への道すがら、わたしが見たものは…』の16ミリフィルムを追悼上映。本作には、1991年にメカス監督が山形を訪れた際の映像が収められている。上映前に、メカス監督が山形を訪れた際、案内役を務めた農業詩人の木村迪夫さんが登壇。当時、行われたシンポジウムでのメカス監督とのエピソードを語った。木村さんはメカス監督との対話で印象に残っていることが3点あるとのこと。1つ目は故郷についてのことで、「メカスさんはリトアニアの小さな村で暮らしていたが、悪いことがひとつもなかったという。愉しいこと、美しいことでいっぱいだったと言っていた。対して、自分は戦争で父と叔父をなくし、貧困の中で育った。周囲からは貧しいということで蔑まれたりと、悲しい思い出しかない。いつか村の人たちを見返してやると反逆の精神があった。だから、故郷をそう思えるメカスさんがうらやましかった」と明かした。2つ目は、自身の出身地ということだったそう。「メカスさんは、『地方性』ということを強調されていた。メカスさんはリトアニアからニューヨークへ移ってからも、リトアニア語で詩を書き、それをリトアニアの言葉で朗読していた。ルーツを大切にしていた。対して、私はさきほどの反骨心もあって、山形弁はぜったいに使わないと決めていた」とこちらも正反対であったことを明かした。最後の3つ目は創作について。メカス監督は「詞は内側から発する言葉で、映像は外側から発する言葉。したがって、とても近い存在ではないか」と語っていたという。木村さんはこれらが原点にあり「メカスさんの牧歌的で、美しく叙情的でロマンチックな作品の魅力は、これらの点が原点にあるのではないか」とメカス作品の魅力を紐解き、「今日、久々に映像を見れることを楽しみにしている」とメカス監督に思いを寄せた。こうして開会式は終了。本日11日から本格的に映画祭はスタートする。今回の応募作は130の国と地域から過去最多の2371作品。目玉となる「インターナショナル・コンペティション部門」には15作品が選ばれている。ドキュメンタリー映画の巨匠、フレデリック・ワイズマン監督の新作『インディアナ州モンロヴィア』や『鉄西区』『苦い銭』のワン・ビン監督の8時間を超える長編『死霊魂』といった話題作から、若い新鋭監督の作品まで、世界で起きているさまざまな事象や問題をとらえたドキュメンタリー映画が並ぶ。アジアの新鋭作家に開かれた「アジア千波万波部門」では、長編第1作『鉱ARAGANE』が本映画祭で特別賞を受賞した小田香監督の『セノーテ』、巨匠、アッバス・キアロスタミ監督を父に持つバフマン・キアロスタミ監督の『エクソダス』など、注目の新鋭監督たちの顔が揃う。また、いろいろな意味で、いまはアジアをめぐる状況が変化しているとき。隣国でいまなにが起きているのかを知る機会にもなるに違いない。世界中を魅了する映画と映画作家を生み出し続けるイラン映画の魅力の根源に迫る「リアリティとリアリズム:イラン60s-80s」といった映画ファンとしては見逃せない特集や、日本のいまがみえる「日本プログラム」など、多種多様な企画や特別上映も組まれている。会期は17日(木)まで。映画と出合い、人と出会い、うまいものと出会えるのが本映画祭。興味をもったらぜひ足を運んでほしい。取材・文・写真:水上賢治
2019年10月11日山形プリンが、素材にこだわりすぎたために原価率200%を超えた「丸ごとフルーツジュース」を2019年7月21日(日)に発売します。鮮度にこだわりすぎるプリン専門店が提供するフルーツジュースです。山形プリンって?山形プリンとは、山形県初のプリン専門店。山形県産のやまべ牛乳に紅花卵でつくったプリンに、山形県産のフルーツなどをのせて提供する、どこまでも素材にこだわりぬくプリン専門店です。素材にこだわりすぎた「丸ごとフルーツジュース」旬で鮮度の高い素材こだわってきた、山形プリンから、原価率200%超えのフルーツジュースが発売。原価率200%超えのフルーツジュースは、1日1食限定。11時ぴったりに毎日抽選を行い、1名様だけに提供される商品です。使用されているメロンは、庄内砂丘メロン。日本産大砂漠である気温差が激しい庄内砂丘で作られたメロンは、他ではないほど濃厚。価格:500円(税抜き)1日5食限定!爽快感!山形フルーツ炭酸水丸ごとフルーツジュースと一緒に発売される、3種類のフルーツ炭酸水。無糖の炭酸水につけられた、旬の山形県産フルーツ。フルーツのそのままのおいしさを味わえます。フルーツの甘みと、炭酸が効いた爽快感ある夏にぴったりの逸品です。マンゴー&ブルーベリー月山高原のブルーベリーが使われた、マンゴーの夏らしいフレーバの逸品。スイカ&ラズベリースイカはさわやかで、甘酸っぱいラズベリーとの相性は抜群。山形県産のスイカが使われています。ぶどう種類は日によって違う山形県産のぶどうが使われた、フルーツ炭酸水。これぞぶどう!なお味をお楽しみいただけます。こだわりジュースを味わって1日1食限定の丸ごとフルーツジュースだけではなく、もちろん、フルーツ炭酸水も素材にこだわられています。山形プリンのプリンと一緒に、爽快感を味わってみては。スポット情報スポット名:山形プリン丸ごとフルーツジュース住所:山形県上山市葉山4-33電話番号:023-665-1955
2019年07月19日「山形プリン」は、地元の食材を使用したプリンを提供する山形初のプリン専門店。看板メニューとなるのは、“賞味期限10分”とうたわれる「生プリン」。地元で朝採れされた“紅花たまご”や山形県産牛乳のフレッシュな美味しさをそのまま味わってもらいたい!という想いから、プリンを生で提供するこのメニューに辿り着いた。連日朝早くから列ができ、午前中には完売してしまうという「生プリン」に、2019年4月3日(水)より、春の新作「生プリン 夜桜」が仲間入り。季節を感じさせる桜の風味をつけた生プリンは、見た目も春を感じさせる淡いピンク色に変身。1つ1つ手作りした繊細な商品の為、1日の販売数量は限定20食となっている。なお店内には、手土産にもぴったりな瓶詰めのプリンも販売している。素材そのままの味わいを楽しめる“プレーン”、山形を象徴する“さくらんぼ”をはじめ、山形県産のりんごやいちごを使用した季節限定フレーバーなどを購入することが可能だ。どれも山形の自然の恵みがたっぷりと詰まった一品なので、近くに立ち寄った際には、是非その新鮮な美味しさを堪能してみてほしい。【詳細】プリン専門店「山形プリン」住所:山形県上山市葉山4-33定休日:火曜日TEL:023-665-1955駐車場:4台(無料)<メニュー例>・山形生プリン 800円+税・山形プリン(プレーン) 380円+税・さくらんぼプリン 430円+税・りんごプリン 430円+税<期間限定>・いちごプリン 450円+税<期間限定>■「生プリン 夜桜」<期間限定>発売日:2019年4月3日(水)~
2019年04月06日ホテル雅叙園東京は、「百段雛まつり 青森・秋田・山形ひな紀行」を2019年1月18日(金)から3月10日(日)まで開催する。「百段雛まつり 青森・秋田・山形ひな紀行」は、過去9回にわたって開催され、延べ55万人を超える来場者数を記録する都内最大級の雛人形展。会期中は、ホテル雅叙園東京館内にある東京都指定有形文化財「百段階段」に、日本各地の歴史ある雛人形が集結する。第10回目となる今回は、青森・秋田・山形をテーマに、3県8地域より約1,000点の名品を揃える。旧家に伝わる優麗な古今雛から、高さ2メートルを越える圧巻の段飾り、手のひらにおさまる極小の雛道具まで、珠玉の雛人形が一堂に会する。関東初公開となる、旧弘前藩主津軽家の「蝋色笹唐草御紋付雛道具」は、普段は青森・弘前市立博物館に所蔵されている雛道具。全てを並べると全長16メートルにも及び、大名家の姫君の華やかな生活を彷彿とさせるような、婚礼調度の数々が揃う。その他、日本三大つるし飾りの一つに数えられる、山形・酒田の「傘福」を雛人形とともに飾った賑やかな演出や、秋田・由利本荘から出展される、黒漆に牡丹唐草の金蒔絵を施した、450個もの極小雛道具などを展示。展示会場である絢爛豪華な文化財と、貴重な雛人形がコラボレーションした、優雅な世界観を堪能できる。【詳細】百段雛まつり 青森・秋田・山形ひな紀行開催期間:2019年1月18日(金)~3月10日(日) ※会期中無休開催時間:10:00~17:00(最終入館16:30)会場:ホテル雅叙園東京住所:東京都目黒区下目黒1-8-1入場料:当日 1,500円、前売 1,200円(館内前売は1,000円、1月17日(木)まで販売)、学生 800円 ※要学生証呈示、小学生以下無料※セブンチケット(セブンコード069865)限定で中川政七商店の東北限定商品「東北ふきん」と入場券がセットになった、グッズ付チケット 1,500円を販売(なくなり次第終了)。※展示品保護のため撮影不可、「漁樵の間」のみ撮影可能【問い合わせ先】イベント企画TEL:03-5434-3140(10:00~18:00)
2018年12月16日本日は、東北生まれの筆者に馴染みがある食材を使ったカレーです。なんと、山形牛×庄内豚という夢の組み合わせ!!!どんなカレーなのか、実食する前に想像してみましょうか。■想像しようまずは、パッケージ裏面の説明を読んでみましょう。左上の説明を読むと、「ブイヨン、バター、トマトベースなどでじっくり煮込んだカレーソースで(以下略)」と記載があります。深みのある味なのでしょうか、またじっくり煮込んだということから、お肉は柔らかくなっているのではと想像できます。もっと細かく見てみましょう。原材料で珍しいものは、野菜・果実に、にんにくと生姜が含まれていることでしょうか。それだけで食欲が湧いてきます。豚肉・牛肉はもちろん山形産ですね。どんな大きさなのか、どれくらい入っているのか考えるとよだれが出てきます。それでは期待も十分に高まったので、実食に入りましょう!■人はこれを“ほぐれる”と言う盛りつけた際の写真は撮り忘れてしまったので(汗)、簡単に文章で説明します。ルーの色は、普通の一般的なカレーと変わらない茶色。香りはほんのりとスパイシーなにおいが鼻をくすぐります。がしかし、具全体を見ると、少し残念な光景が……なんと、今まで食べた肉推しのレトルトカレーに比べて、肉が小さいんです。今まで食べたカレーに比べると4分の1以下の大きさで、普通のカレーと大差ありません。これは外れか……と肩を落としながら、スプーンを口に運び終えると……。……肉が溶けた?これを“ほぐれる”というのでしょうか。筆者が想像する、じっくり煮込んだお肉よりもはるかに柔らかく、自然と目を見開いて口元が緩みました。他の肉はどうだと思い、また一片すくって口に運ぶと……、この肉も幸せを運ぶ柔らかさでした。その勢いで、あっという間に完食してしまいました。牛肉と豚肉の区別がつかないまま終わってしまいました(笑)ルー自体にはほんのりと甘みがあり、その中でもスパイシーな味わいがありました。辛さは控えめなので、辛い食べものが苦手な筆者でも美味しくいただくことができましたよ!■総評味★★★★☆辛さ★★☆☆☆肉の区別のつきやすさ・大きさ★☆☆☆☆量は控えめでしたが、とにかくお肉のインパクトが強かったです。焼肉で言うとすれば、食べ放題じゃないと満足できない!という人よりは、「少量でもいいから美味しいお肉を食べたい」という人向けだと思います。お肉にこだわったレトルトカレーをお探しの方、ぜひ食べてみてくださいね!【画像】※ ぎりし/Currytion【筆者略歴】ぎりし
2018年12月14日資生堂パーラーより「山形県 岡田果樹園産 ラ・フランスのパフェ」「山形県産 ラ・フランスのパフェ」が登場。2018年11月1日(木)から11月30日(金)の期間限定で、「山形県 岡田果樹園産 ラ・フランスのパフェ」は銀座本店 サロン・ド・カフェ、「山形県産 ラ・フランスのパフェ」は日本橋店、横浜髙島屋店、横浜そごう店、ラゾーナ川崎店にて販売される。山形県 岡田果樹園産 ラ・フランスのパフェ銀座本店 サロン・ド・カフェ限定での提供となる「山形県 岡田果樹園産 ラ・フランスのパフェ」は、とろけるような上品な甘さが口いっぱいに広がる山形県東根市岡田果樹園にて収穫されたラ・フランスを使用したパフェ。メープルアイスクリームとアールグレイゼリーの相性が良く、キャラメルソースのコクとメープルシュガーの軽やかな甘みのバランスも絶妙。別添えのプラリネソースをかけて味の変化を楽しむのもおすすめだ。山形県産 ラ・フランスのパフェ「山形県産 ラ・フランスのパフェ」は「山形県 岡田果樹園産 ラ・フランスのパフェ」とは違ったアレンジを施した一品。フレッシュのラ・フランスをワインのコンポート、ソルベ、ソースに仕立て、香りと甘さが引き立つようミルクアイスクリームと合わせられた。また、チョコクランチやシナモンの効いたシュトロイゼルの食感もポイント。最後まで飽きることなく、ラ・フランスの豊かな風味を堪能することが出来る。【詳細】資生堂パーラー「ラ・フランスのパフェ」提供期間:2018年11月1日(木)~11月30日(金)メニュー詳細:山形県 岡田果樹園産 ラ・フランスのパフェ 1,980円(税込)販売店舗:資生堂パーラー 銀座本店 サロン・ド・カフェ山形県産 ラ・フランスのパフェ 1,728円(税込)販売店舗:日本橋店/横浜髙島屋店/横浜そごう店/ラゾーナ川崎店<店舗情報>■銀座本店 サロン・ド・カフェ住所:東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル3階営業時間:火~土 11:30~21:00(L.O.20:30)、日・祝 11:30~20:00(L.O.19:30)定休日:月曜(祝日の場合は営業)TEL:03-5537-6231(予約不可)■日本橋店住所:東京都中央区日本橋2-4-1 日本橋髙島屋S.C.本館8階営業時間:11:00~22:00(フード L.O.21:15/デザート・ドリンク L.O.21:30)定休日:百貨店に準ずるTEL:03-3246-5288■横浜髙島屋店住所:神奈川県横浜市西区南幸1-6-31 高島横浜店6階営業時間:10:00~20:00(L.O.19:15)定休日:百貨店に準ずるTEL:045-311-5111(代)■横浜そごう店住所:神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店2階営業時間:10:00~20:00(L.O.19:15)定休日:百貨店に準ずるTEL:045-465-5733■サロン・ド・カフェ ラゾーナ川崎店住所:神奈川県川崎市幸区堀川町72-1 ラゾーナ川崎プラザ2階営業時間:10:00~21:00(L.O.20:30/軽食・サンドウィッチ L.O.20:15)定休日:無休(施設に準ずる)TEL:044-874-8593
2018年11月03日居酒屋メニューも豊富な取り揃え! 本格寿司屋寿司が食べたくなったら、東京・青山にある「寿司居酒屋 八兵衛 南青山店」がおすすめ。フグやハモ、鶏、牛などを使った創作料理も豊富に取り揃えています。本格的な寿司が食べられるとあって、カウンター席はお寿司屋さんそのもの。目の前で職人が寿司を握る姿を楽しめます。テーブル席も30席あるので、仲間とゆっくり食事できるお店です。寿司と山形牛が楽しめる系列店は都内に5店舗青山本店以外に、六本木店・恵比寿店・西麻布店・上野店がある「八兵衛」。どの店舗でも、本格的なお寿司とA5ランクの山形牛が食べられるのが魅力です。鮮魚と牛以外にも、秋田の比内鶏、徳島の阿波尾鶏、千葉のアワビなど産地から直接買い付けを行うほどの素材へのこだわりがあります。旬の魚の握りやコース料理とともに創作料理も満足できるお店です。うに・中トロなど新鮮なネタを「特上握り」で板前が次々と目の前で握ってくれるお寿司の数々。人気は、「特上握り」。ウニや中トロなど7巻の握りと玉子、巻き寿司を一度に堪能できるメニューです。新鮮さと味はさすが本格寿司屋。そのほか、A5ランクの山形牛の握りなども好評。日本酒などのアルコールとも絶妙に合い、箸が進みます。もちろん、刺身の盛り合わせもあるので、酒の肴に注文しましょう。A5ランクの牛を炙りで「山形牛炙り刺し」系列店で毎月5、6頭買い付け、直送されてくる山形牛。3~5週間吊るすことで、うまみがギュッと凝縮されます。握りでもいただけますが、「山形牛炙り刺し」(1,280円)もおすすめです。薬味の香りとピリッと感がちょうどいいアクセントになっている一品。その他、「牛ステーキ」(2,800円)もお寿司屋さんでありながら食べられるのが、このお店の魅力です。料理にマッチ! ワインソムリエが厳選するワインワインソムリエの店長が料理に合うお酒を選んでくれるのもこちらのお店の魅力です。今まで、「お寿司には日本酒」と思っていた人も、お寿司×ワインのペアリングの虜になるかも。地下1Fにある系列店のワインバーで購入したワインを飲むことも可能。フランス・イタリア・アメリカと産地も豊富なので、あなた好みの一本が見つかるはずです。東京メトロ各線「表参道駅」A4出口から徒歩2分とアクセスも便利。お寿司と山形牛、ワインを「寿司居酒屋 八兵衛 南青山店」で堪能しましょう。お寿司×ワインの新しい組み合わせに気づけるかもしれません。スポット情報スポット名:寿司居酒屋八兵衛 南青山店住所:東京都港区南青山3-15-13 1F電話番号:03-3405-7677
2017年12月03日こんにちは。コラムニストの鈴木かつよしです。筆者は東京の出身ですが22歳で就職と同時に兵庫県の神戸市に赴任しました。それからは山形県の山形市や栃木県の那須塩原市など、38歳で東京に戻ってくるまで東西の数か所に移り住んだ経験を持つ元・転勤族です。全ての土地に単身で赴任した経験から申しますと、できることならママやお子さんたちにもパパと一緒にいろんな土地の文化と親しんでいただけたらいいなと思います。ただ、その際ですが、知っておいた方がいい「西日本」と「東日本」の“常識の違い”というものがあるのも事実です。今回はそんなお話しをさせていただこうかと思います。●阪神地区に「きつねそば」や「たぬきうどん」は無い社会人になった自分がはじめて暮らした西日本の街・神戸では、お蕎麦屋さんに入って「きつねそば」を注文しても「お兄さん、そんなのは無いよ」と笑われました。同様に「たぬきうどん」もありません。あとで分かったことですが、神戸や大阪といった阪神地方では東京で言う「きつねうどん」のことを『きつね』の一言で表し、東京で言う「きつねそば」のことを『たぬき』の一言で表していたのです。東京で言う「たぬき○○」に該当する“天かすがのったそば・うどん”はそもそもお蕎麦屋さんのメニューには無いのが一般的で、これでは何の予備知識もなく赴任した筆者のような者が困惑するのも無理のないことでした。この例だけではなく、“食べ物”は西日本と東日本の違いを際立たせる分野です。代表的な例としては次のようなものを挙げることができます。・東京では人気のおでんダネ「ちくわぶ」は西日本ではあまり知られていない・お正月に食べるお餅、東日本では四角いのが一般的だが西日本では丸いのが普通・雛あられは東日本では砂糖でコーティングした甘い米菓子。西日本では丸いお煎餅。・長ネギは東日本では白ネギが一般的だが西日本では青ネギが普通・すき焼きは東日本では「鍋物」だが西日本では砂糖をまぶして焼く「焼肉」●文化や生活習慣の違いは慣れるしかない!食べ物の違いは東日本と西日本で大きく違うものがありますが、ただ今どきは自分の出身地の食べ物が食べたいと思えばネット通販もありますし、どうにだってなる時代になりました。それよりも文化や生活習慣の違いの方が実際に生活するうえでは重要で、これはもう慣れるしかないことばっかりだとも言えます。例えば以下のようなことです。・電源周波数が東日本は50Hzだが西日本は60Hz・エスカレーターの追い越し車線、東京は右側で大阪は左側・東日本では雪かきに使う大型の掘削用具がスコップで小型のがシャベル、西日本では逆・某大手ハンバーガーチェーンの呼び方、東日本は「マック」、西日本は「マクド」・東日本ではポリタンクの色が赤、西日本では青●「人」の“気質”の違いがいちばん興味深いさて、ここまで東と西の食べ物や慣習の違いについて見てきましたが、筆者がいちばん興味を持っていることは東日本と西日本の「人」の“気質”の違いです。みなさんは“朝ドラ”をみていて、東京局制作のドラマと大阪局制作のドラマとでは“随分と趣きが違うなあ”と思ったことはありませんか?筆者はこの点について次のようなことを感じています。・大阪局制作のドラマは姑が嫁を苛めるが東京局制作のドラマでそれはあまり見られない・大阪局制作のドラマは子役の子どもたちの演技が“わざとらしい”が東京のは“自然体”----------いかがでしょうか。これは「いい」とか「わるい」とかの問題ではなくて、“その方がその地域ではウケがよくなるのでマーケティング戦略としてそういった手法を採用する”という話しです。なので筆者から何かしらの「価値判断」をすることはいたしません。気質の違いということでは、これも筆者の印象ですが・東日本は個人主義的、西日本は集団主義的・東の人は落ち着いた色づかいを好み、西の人は比較的派手な色づかいを好む・東の芸人は自分からはけっして笑わないが、西の芸人は身内のネタで自分がゲラゲラ笑うなどの特徴が挙げられるかと思います。いずれにしても「郷に入っては郷に従え」です。何かの縁で赴くことになった土地での暮らしを満喫するには、その土地での“常識”をいったん丸ごと受け入れて、楽しんでしまうのが近道ではないかと思います。●参考文献『東日本と西日本』大野晋・宮本常一著、洋泉社MC新書(2006年)●ライター/鈴木かつよし●モデル/神山みき
2017年11月29日こんにちは。山形県出身の菊乃です。懐かしいおせんべいを見つけて買ってしまいました。東北で売られている酒田米菓の「オランダせんべい」。そもそもなぜ山形県のお菓子なのにオランダせんべいなのでしょう?パッケージの裏にその秘密が書いてありました。●(1)山形県オランダせんべいの秘密山形県庄内地方の方言で”私たち”を”おらだ”ということから名付けられました。オランダせんべいは『私たちのせんべい』が訛っているのですね。それ以外にも”なぜオランダ?”というご当地グルメが日本各地にあるようです。調べてみました。●(2)根室のオランダせんべいの秘密オランダせんべいは北海道にも あるようです。端谷菓子店のオランダせんべい根室市内のお土産物屋、スーパーなどで買えるようです。市のサイトにも『なぜオランダなのかはっきりとは分かりません。』とあり謎のまま!●(3)秋田県湯沢市のオランダ焼きの秘密秋田県湯沢市には『オランダ焼き』というハムとマヨネーズを入れた大判焼き があるようです。ハムのかさね方が風車に似ているから『オランダ焼き』と名付けられたとか。美味しそう~。●(4)オランダ煮の秘密石川県では茄子の煮びたしを『茄子のオランダ煮』というようです。なぜ?調べてみると江戸時代、油で揚げたり炒めたりする調理法は西洋から伝わった調理法でした。江戸時代に国交があったのはオランダだけ、西洋=オランダだったのですね。『洋風の煮物』のような意味で『オランダ煮』 という名前になったようです。●(5)オランダコロッケの秘密群馬県高崎の名物のチーズ入りコロッケ 『オランダコロッケ』。なぜオランダなのでしょう?HPに名前の由来が書いてありました。日本とオランダの国交400周年記念の一環で2000年に開催された「オランフェスタinたかさき」の時に市内食肉関連店が協賛で生まれたのがオランダコロッケの始まりなんだそうです。2010年ワールドカップオランダ選の時は『岡田JAPANガンバレ オランダ食べて連勝だ』の看板を出して売り出したこともあったとか。どれも美味しそうですね!
2017年11月02日スタイリッシュな空間はおしゃれなのに居心地抜群東京・馬喰町にある「フクモリ」。自然の光が差す開放感ある店内は、温もりを感じられ居心地も抜群。ゆったり寛げるソファ席、一人でも複数人でも利用しやすいテーブル席が用意されています。おしゃれながら気を張ることなく、ゆったりとした時間を過ごせそうです。オープンキッチンから流れてくる美味しそうな香りも食欲をそそります。外からは店内の様子も見ることができるので、初めての人でも利用しやすいでしょう。食を通じながらプレスルームとして山形の魅力を発信この店は、ランチ・カフェ・夜メニューともに充実。3日前までに予約すれば3名以上利用できるコース料理もあるので、飲み会にも最適です。山形の素材の味と共に、お酒も心ゆくまで楽しめるのも大きな特徴。もちろん、お酒も山形の日本酒や果実酒が豊富に取り揃えられています。プレスルームとして、山形の魅力を伝えたいという思いが詰まったカフェであり、定食屋なのです。肉汁たっぷり! ジューシーな味わいの山形牛ハンバーグおすすめメニューのひとつが柔らかくジューシーな「山形牛ハンバーグ」です。山形牛を100%使用したハンバーグは、脂の甘みが絶妙! ハンバーグにナイフを入れた時にしたたる肉汁は、旨味がぎゅっと詰まっている証です。単品メニューの他に、コース料理の一品でも「山形牛ハンバーグ」が堪能出来ます。山形特産のだだちゃ豆を使用した上品スイーツも人気デザートまで山形の味を堪能したいという方におすすめなのが「だだ茶豆のロールケーキ」です。山形県にあるオーガニックレストランの絶品スイーツを、この店で味わえます。口の中に広がる上品な甘みと、もっちりとしたスポンジの食感がやみつきになります。一息ついてリフレッシュしたいカフェタイムに食べて欲しい一品です。自宅で山形の魅力を楽しめるオンラインショップも今回紹介したメニューの他にも、山形の味がたっぷり楽しめるのが「フクモリ」です。山形名物の玉こんにゃくや、郷土料理のだしも堪能出来ます。オンラインショップも営業しているので自宅でも山形の特産を味わえます。食品だけではなく、可愛らしい雑貨類も取り扱っているので、新しい山形の魅力を発見出来るかもしれません。お店はJR総武線「馬喰町駅」出口2から徒歩3分、都営新宿線「馬喰横山駅」出口2から徒歩2分の場所にあります。ほっと一息つきたい時、おしゃれなカフェ定食屋で山形の優しい味わいを堪能してみませんか?スポット情報スポット名:フクモリ住所:東京都千代田区東神田1-2-10 泰岳ビル 1F電話番号:03-5829-9987
2017年10月06日山形県上山市にある遊園地「リナワールド」の夏期限定プール「リナビーチ」が8月27日(日)まで営業しています。リナビーチは流れるプールとウォータースライダーを備えた人気のレジャープールです。ここでは、リナビーチの魅力をご紹介します。山形の暑い夏を乗り切りましょう!リナワールドとは?リナワールドは、山形県上山市にある東北最大級の遊園地です。1969年に前身となる山交ランドがオープンし、その後1990年にリナワールドにリニューアルしました。様々なアトラクションとイベントを楽しめる人気のレジャースポットです。乗物のある遊園地をメインに、手作り体験工房、ふれあい動物広場などの設備が充実。夏には流れるプールの「リナビーチ」がオープンします。子供はもちろん、大人も一日中遊ぶことができるので、デートや友達グループで行くのにぴったりです!リナビーチの魅力リナワールドに夏季限定で開催される野外プール、リナビーチ。今年は8月27日(日)までオープンします。おすすめは全長120mの流れるプール。緑豊かな森に囲まれ、大空の下楽しむプールは最高です!浮き輪でユラユラ浮かんでいると、夏の暑さも吹き飛んで癒されることでしょう。また、2種類のウォータースライダーはスリル満点です。無料で何度でも滑ることができます。それぞれにスタートの高さが異なるので、滑り比べてみるのも楽しみ方の1つです。下りた先はスライダー専用のプールなので、衝突の心配などなく安心して楽しめます。遊び疲れたらイベントホールのベンチへ。冷房のきいた室内で体力を回復させましょう。リナビーチの利用料は入園料別で400円です。8回券・乗物券・フリーパスも使えます。リナワールド リナビーチへのアクセスリナワールド リナビーチへは電車、バス、車でアクセスできます。さまざまな方面から足を運べるのも魅力のひとつです。出発地から最適な行き方を選んでみてください。電車の場合JR奥羽本線「茂吉記念館前駅」から徒歩約20分バスの場合・JR「かみのやま温泉駅」から「表蔵王口経由山形ゆき」に乗車6分。「リナワールド前」または「金瓶南」で下車、徒歩1~5分・JR「山形駅」から東へ5分の「山交ビル」から「表蔵王口経由高松葉山ゆき」に乗車24分。「リナワールド前」または「金瓶南」で下車、徒歩1~5分・JR「仙台駅」から宮城交通・山交バスの高速バス「仙台-上山線」に乗車80分。「リナワールド前」で下車、徒歩1分車の場合・東北中央道「山形上山IC」から国道13号経由で1km。・山形自動車道「山形蔵王IC」から国道286・13号経由で11km。・山形自動車道「山形北IC」から国道13号経由で16km。無料の駐車場を完備しています。■スポット詳細名称:リナワールド リナビーチ所在地:山形県上山市金瓶字水上108-1営業期間:7月8日(土)~8月27日(日)営業時間:10:00~16:00(受付15:30まで)料金:400円(入園料別)※8回券・乗物券・フリーパスでも可電話番号:023-672-1614公式サイト:
2017年07月24日女の一人飲みにもオススメな隠れ家「山塞」ふらりと一人で訪れる女性も多いという「山塞」は、山菜一筋50年。これも山菜?というあなたの常識を美味しく覆してくれます。春から夏だけの味覚と思われがちですが、実はほぼ通年さまざまな味を楽しめるというから驚き。素材はすべて山形からの直送で、多いときは15種類もの山菜を堪能できます。カウンター、テーブル席、個室(7~20名)があるので、一人でも大勢でも。秋の収穫後に河原で楽しむ山形名物「芋煮」ご主人の故郷である山形では、秋の稲刈り後に大勢の人が集まって河原で「サトイモ」を大鍋で煮る「芋煮」が風物詩。とろとろのサトイモはホッとする醤油味。心にもお腹にも優しい人気メニューです。800円。ぷるぷる新食感! 手で練った海藻100%の「えご」これは、何?…最初はみんなが驚くその正体は、何と海藻。えご草という海藻を30分以上丁寧に手で練り続けるその作り方は、羊羹と同じだそう。山形では冠婚葬祭には欠かせない一皿。ぷるんぷるんの食感を酢味噌でいただけば、口の中に優しい春が訪れます。500円。山菜との相性抜群! 山形の新酒「花羽陽」日本酒通でなくても、このフルーティな味は誰もを魅了するはず。爽やかな後味についお代わりしたくなるのは、花羽陽という名の新酒。春までの期間限定のお楽しみです。500ml 1,600円。取材・文/伊集院尚子スポット情報スポット名:山塞住所:東京都新宿区矢来町82電話番号:03-6228-1348
2017年03月03日山形県には、「だし」という郷土料理があります。夏野菜をたっぷり使ったさわやかな味わいで、夏バテ気味でも食べやすいのが特徴です。最近では都心のスーパーでも市販品が見られるようになりましたが、簡単に作れるので挑戦してみませんか?野菜を切ってめんつゆと混ぜるだけだしは細かく切った野菜を醤油ベースのタレに漬けたもので、即席漬けの一種ともいわれます。ナスやキュウリと、みょうがやシソなどの香味野菜を使うのが一般的。味付けは家庭によって異なりますが、めんつゆを使えば手軽に作ることができます。まずはナスとキュウリをカットし、30分ほど塩水につけてアク抜きをしましょう。大きさの目安は0.5~1センチ角くらい。ゴロッとした食感を楽しみたいなら大きめに、薬味などに使う場合は小さくカットしたほうがいいでしょう。アクが抜けたらしっかり水を切り、細かく切ったみょうがとシソを混ぜます。野菜の量はお好みでOK。ボウルやタッパーのサイズに合わせて調整しましょう。続いてめんつゆを注ぎます。野菜から水分が出るので、薄めずに使うのがポイント。めんつゆの分量は野菜がひたひたにはならない程度、キュウリとナスを1本ずつ使うなら、40~50ccくらいが適量。最後に納豆昆布(がごめ昆布)をひとつまみ加え、冷蔵庫で1時間ほど寝かせれば完成です。納豆昆布が生み出すネバネバが特徴的。さらにオクラをプラスして食感を楽しむレシピもあります。冷蔵庫で2、3日は保存できますが、容器から取り出すたびに空気にふれて傷んでしまうので、その日に食べる分だけを作った方がいいでしょう。洋風メニューにもアレンジ可能このだしは、ごはんのお供にぴったり。納豆との相性もよく、ネバネバの相乗効果により、スタミナアップが期待できます。豆腐にトッピングしたり、そうめんのつゆに入れたり、薬味代わりにも使えます。その場合は、ネギやしょうがをプラスするのがおすすめ。豚肉の冷しゃぶにのせてもおいしくいただけます。少し酸味が出てきたら、パスタの具に活用してみては? 豚肉やツナなどと一緒に炒めれば、この酸味がアクセントに。ネバネバは健在で、めんにもよくからみます。だしは蒸し暑くなる盆地で生まれた料理。体を冷やす作用がある夏野菜と、食欲を増進させる香味野菜を組み合わせることで、夏の暑さを乗り切っていたのでしょう。この知恵を借りて、夏バテ知らずの日々を送りたいものですね。
2016年08月19日東北芸術工科大学が主催する地域密着型の現代芸術祭「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016」が、山形県山形市中心市街地及び、都内の書店にて9月3日から25日まで開催される。第2回となる今回の「山形ビエンナーレ」では、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞を日本人で初めて受賞した絵本作家の荒井良二芸術監督のもと、国の重要文化財である文翔館をはじめとした市内各所の歴史的建造物やリノベーション物件を主な会場に、“山は語る”をキーワードにした様々な企画を実施。14年に行われた第1回と同様に、アーティストと市民による共同制作プログラムを軸に、アートはもちろん、文学やファッション、食、音楽など様々な分野の体験アートプログラムが用意されている。会期中は各会場にて、朗読会や古本市、ブックカフェなどを展開し、“本”をツールにして街と人、人と人がゆるやかにつながる場や機会を創出。また、街歩きのガイドブックを兼ねたナカムラクニオ責任編集の小説集『ブックトープ山形』や、“野生動物”をテーマにミロコマチコと市民が制作した立体絵本『あっちの目、こっちの目』など、クリエイターが市民とともに山形をじっくり取材して制作した絵本の数々も登場する。その他、ミュージシャンとアーティストが即興セッションを繰り広げるライブも見所のひとつ。国の重要文化財である文翔館の議場ホール(旧県議事堂)をはじめ、図書館や旧温泉施設、元養蚕試験場などユニークな施設を会場に、週末ごとに音楽・アート・ダンスのパフォーマンスを上演する。また、“食をつくる人”によるプログラムも実施。江戸時代から続く和菓子の老舗・乃し梅本舗佐藤屋の八代目である佐藤慎太郎と、山伏の坂本大三郎が創作する「みちのおくの芸術祭」の行事菓子のふるまいや、人が自然を食べるためにおこなうシンプルな行為“煮たり、炊いたり”を中心に、山形の素材をワンプレートで表現する食堂・nitakiなどによるグルメ、東京渋谷の人気連ストラン「Pignon」のオーナーシェフ吉川倫平による、厳選した山形の素材を使った「作って・食べる」食のワークショップなどが登場する。会期中は、「山形ビエンナーレ」を旅するツアープログラムも多数開催。イラストレーターの平澤まりこによるバスツアー「YAMAGATA TRAVEL BUREAU 2016」では、山の自然や信仰、風土と食、地域のデザインなど、山形独自の文化・人・モ ノ・コトに触れることのできる貴重な体験が目白押しとなっている。主な会場は、文翔館、洗心庵、とんがりビル、遊学館、山形県立図書館、山形まなび館、旧西村写真館、七日町御殿堰、BOTA coffee、ギャラリー絵遊・蔵ダイマス、やまがた藝術学舎、東北芸術工科大学、丸八やたら漬旅籠町立呑処、乃し梅本舗佐藤屋本店、クアハウス碁点旧大浴場、新庄市エコロジーガーデン・原蚕の蚕の杜、東京・荻窪のカフェ6次元、東京・銀座の森岡書店など。
2016年08月07日いつの頃からか夏の風物詩的レシピとしておなじみになった山形県の郷土料理「だし」。今ではスーパーで調理済みのものが売られていたりもしますが、ありあわせの材料で簡単に作れるものなので、家庭で、お好みの味にアレンジしながら作ってみましょう。今回ご紹介する「だし」は、わりあいとさっぱりめ。本場山形では、オクラ以外に昆布や納豆昆布、めかぶなどを入れ、粘り気たっぷりに作ることも多いので、ネバネバ派の方はぜひそちらにもチャレンジを!冷奴のほか、温かいご飯にかけたり、素麺などのつけダレに加えても◎な、万能おかずです。山形のだしのせ冷奴調理時間10分+漬ける時間レシピ制作:フードコーディネーター 山下 和美<材料 作りやすい量>ナス 1本キュウリ 1本オクラ 4本ミョウガ 1個大葉 5枚ショウガ 1/2片薄口しょうゆ 大さじ2顆粒だしの素 小さじ1豆腐 1/2丁<下準備>・ナスはヘタを切り落とし、5mm角に切る。水にさらしてザルに上げ、水気をきる。・キュウリは端を切り落とし、5mm角に切る。・オクラは分量外の塩で板ずりし、熱湯でサッとゆでる。色が鮮やかになったら水に取り、粗熱が取れたら水気をきる。ヘタを切り落として長さ2~3mmの輪切りにする。・ミョウガは粗みじん切りにする。・大葉は軸を切り落として細切りにし、水に放って水気を絞る。・ショウガは皮をむいてせん切りにする。<作り方>1、ボウルに薄口しょうゆ、顆粒だしの素を入れて混ぜ溶かし、ナス、キュウリ、オクラ、ミョウガ、大葉、ショウガを加えて混ぜ合わせる。2、冷蔵庫で1時間ほど冷やし、器に盛った豆腐にお好みの量をのせる。密閉容器に入れて、冷蔵庫で2~3日保存可能です。一度にたっぷり多めに作っておいてもよいですね!
2016年07月09日一年に一度の山形ワインのお祭り「山形ヴァンダジェ 2016」が、今年も3月6日(日)に東京都港区にある都内最大のキッチンスタジオ「hueplus」で開催される。2013年からスタートした本イベントは、今年で4回目を迎える。"ヴァンダジェ”は、フランス語でワインを指す「ヴァン」に山形弁で「だぜ」を指す「ダジェ」を足した造語。”収穫”を意味する「ヴァンダンジュ」の響きともかけており、自分がつくった自慢のワインを自由に飲んでもらいたい!という、造り手の想いが込められている。日本ワインに注目が集まっている昨今。昨年はチケットが完売するなど、ワインに詳しくなくても、気軽に参加できる人気イベントだ。イベント当日は、日本有数のワイン産地である山形の12のワイナリーが参加し、山形の風土が生み出したワインと地元食材を楽しみながら、生産者と自由に交流できるほか、山形の伝統野菜などが購入できるマルシェもオープンする。ワイナリーは、東北で一番古い酒井ワイナリーや、フランスのワイン雑誌にも掲載され、洞爺湖サミットでも供されたワインを醸造するタケダワイナリーなど、個性派ぞろい。料理は、山形イタリアン「アル・ケッチャーノ」、自家製ハムが東京でも評判の「イル・コテキーノ」、東京・三宿の名ブーランジェリー「シニフィアン・シニフィエ」、料理研究家の植松良枝氏、元「GLACIEL」シェフパティシエの江森宏之氏による、山形の恵みを使った、クールダウンできるスイーツなどを用意するほか、今年は、話題の出張料理人、岸本恵理子氏も参加。山形伝統食材を使った料理が振る舞われる予定だ。イベントは、1部(11時半~14時)、2部(15時半~18時)の2部構成となっており、各回定員は200名。チケット料金は、7,000円(フードチケット、グラス、オリジナルグラスホルダーつき)。チケットは事前購入が必要。定員になり次第、販売終了となる。週末のお出かけスポットとしてぜひチェックしてみて。(text:cinemacafe.net)
2016年02月22日山形県新庄市は2月9日、無料通信アプリ「LINE」を利用した子育て相談のサービスを開始した。市によれば、自治体が「LINE」で個別に相談にのるサービスを行うのは、全国で始めてとのこと。利用可能な時間帯は午前10時~午後6時となっている(水曜日、年末年始を除く)。○相談の垣根を低くしたい今回のサービスは、新庄市の「地域子育て支援センター」が運営するもの。同センターのアカウントを友達に追加すると、保育士資格を持つスタッフが「トーク」のやりとりを通じて子育ての相談にのってくれる。なぜこのようなサービスを行おうと考えたのか。担当者によれば、「核家族化が進み、周囲に相談できる人が少なくなっている中で、相談の垣根を低くしたかった」とのことだ。さらに、同市が実施した「新庄市まちづくり市民アンケート調査」(平成27年度)によれば、約7割の人が「子育ての相談・支援体制の充実が重要」と回答。一方で満足度については約2割にとどまっていて、対応が急務だった。同市はこれまでも、3歳児健診時や児童センターなどへの訪問、それに電話でのやりとりを通じて子育ての相談に応じてきた。しかし「足を運んで」もらうことが、相談にたどり着くまでのハードルになっていた。同市はSNSの活用で、そのハードルが解消できると考えたのだ。○情報発信やイベント参加呼びかけもしかし、数あるSNSの中でなぜ「LINE」のアプリを選んだのか。それは、多くの子育て世帯が利用していることに加え、同じタイムライン上で「公開したい情報」の提供と、「非公開」のやりとりが両方できるからだという。市では相談サービスに加え、センターが開催する子育て関連のイベント情報なども発信していく予定とのことだ。一方で、「LINE」上の相談のやりとりだけで、子育ての悩みは解決されるのかという疑問も残る。この問いについては「『LINE』での相談を、次のアクションにつなげる運用をしたい」と語った。やりとりの中で心配な点があれば、電話番号を伝えて電話での相談に切り替えることも検討している。本人が望めば、もちろん対面での相談につなげいくこともできる。最終的には「育児の講習など、イベントの参加につなげたい」と担当者は語った。子育て中の悩みやつらさはあっても、「相談しに行くほどのことではない」と思ってしまうこともあるのではないだろうか。今回のサービスがそのような小さなSOSを捉え、支援につなげていけるような取り組みになることを願いたい。
2016年02月09日和食には欠かせない存在ともいえる「漬物」が、近ごろ脚光を浴びています。スーパーではぬか床コーナーが人気を博し、自宅でぬか漬けをつくる女性が急増中だとか。近ごろは、漬物をこよなく愛する女の子たちのことを「漬物女子」と呼びます。TBSで放送されている『マツコの知らない世界』(2015年1月13日放送分)などでも取りあげられました。“ツケジョ”ブームがひそかに来ているといってもいいでしょう。日本各地には、食材も漬け方もさまざまな漬物が存在します。今回、筆者がオススメするのは、山形県の漬物です。■“漬物王国”山形には、ごはんのおともがいっぱい!東北地方は雪深い地域が多いので、冬の保存食として漬物が重宝されました。長期保存の点から、塩による漬物が多いそうです。寒いときに必要な塩分も、漬物などから摂取する機会を大切にしていたといいます。家々に伝承されてきた漬物には、生活の知恵や地産地消のノウハウが、ぎっしりとつめこまれているのだとか。山形には、まだ全国的に知られていない「ごはんのおとも」や「お茶うけにあう漬物」がたくさんあります。そのうちのほんの一部を紹介します。■山形のおばあちゃんの味「せいさい漬」山形県には青菜(せいさい)という高菜に似た野菜があります。食感はシャキシャキとしていて、葉の部分に旨味を含んだ塩気があります。青菜は山形地方の冬にとれる野菜です。収穫後、天日干しにし、干したものを葉ごと塩漬けにします。塩漬けにした青菜に鷹の爪や昆布、刻んだ人参などを入れて一緒に漬けます。青菜漬の一般的な味わい方は、細かく刻んで炊きたてのごはんにのせる、お茶うけにするなどがあります。また、青菜の葉を広げて、のりのかわりにおにぎりに巻いておいしいですよ。■山形名産をつかった「サクランボ漬」サクランボの産地、山形県ならではといえるのが、サクランボ漬けです。梅干しの入った瓶にサクランボを入れて、一緒に漬けるだけの簡単レシピです。サクランボ漬けは、見た目も味も梅干しとそっくり。大きさが梅とくらべて小さいぶん、しょっぱさがマイルドです。梅干しが苦手な人でも食べやすいですよ。好みによっては、砂糖を加える方法もあります。それも、サクランボを長期保存するために生まれた生活の知恵なのかもしれません。ほかにも、山形にはおいしい漬物がたくさんあります。手づくりの漬物は、宿泊先やおみやげ屋さんなどでも手に入ります。“ツケジョ”のみなさん、一度山形に足を運んで、本場のおいしい漬物を食べてみてくださいね。
2016年01月25日山形県朝日町、電車の駅もなく決してアクセスが良いとは言えない場所がいま注目を集めています! 名産のりんご、ワイン、自然、民泊…、山形県朝日町の魅力の秘密に迫ります。自然溢れる、山形県朝日町「山形県朝日町」といわれてもピンと来る人は多くないかもしれません。山形県のほぼ中央にある人口およそ7400人の町。町の中心部を日本三大急流と言われる最上川が南北21kmにわたって流れ、また町の76%ほどが国立公園をはじめとする山林やブナ原生林などで占められいます。豊かな土壌と寒暖の激しい気候は、果樹や作物の栽培に適した土地だといわれ、特にりんごの栽培とワイン作りには定評があります。しかし海外から人を呼ぶという意味では東京からも遠く、あまり条件は良いとは言えません。そんな中、朝日町ではある試みが多角的に行われていました。1人の青年の体験が、世界への扉を開く今回はりんごの産地としても有名なフランスのノルマンディーからの視察団に同行取材をしました。そもそも朝日町とノルマンディーとのつながりは、一人のフランスの青年が偶然町で行われたイベントに参加したことにありました。その時の町ぐるみのおもてなしと自然の豊かさ、りんごの美味しさに感激した青年は、フランスのパリに帰り友人知人に話をしたところ、「行きたい! 」という人たちがあっという間に集まったことが発端でした。そこからは毎年公式行事としてノルマンディー地方を中心としたメンバーによるフランスとの国際文化交流行事が開始され、今年で3回目を迎えました。すべてのきっかけはたった一人の「話したくなるような感激」でした。ありのままの日本が知りたい今回のフランス視察団の心を最も打ったのは、朝日町の「飾らないおもてなし」でした。民泊(民家に宿泊すること)またはファームステイでのありのままの生活体験、手作りの歓迎、そして言葉が伝わる、伝わらないに関係なく笑顔で迎えてくれる気持ちが大きかったようです。一緒にりんご農家で民泊をした、パリ市観光計画企画室を定年退職して今回ツアーに参加したニコル・プボーさんによると 「私たちが知りたい日本のすべてがここにありました。ホテルや旅館といったよそ行きの空間ではなく、本当に人が生活する空間に入ることができました。今回私たちは京都、大阪、東京も見ました、ほかの地域で少し過剰なおもてなしも受けました。しかし、朝日町での体験や出会いに勝るものはありませんでした。このような温かなおもてなしは一生忘れないと思います。ここに来なければ見られない景色や出会えない人達がいます。あ、それと日本人女性は本当によく働くことにも驚きました! 例えば朝食の種類や手際は私たちフランス人には真似できないわね! 今回の体験はインターネットやガイドブックでは感じることはできません。そして観光のあり方の参考にもなりました。フランスに戻ったらこの旅のことをたくさんの友達に話すわ! 」飾らない「おもてなし」とは何だったのか?朝日町で行われた二泊三日のおもてなしは、自然体で手作り。子供たちが受け継ぐ和合豊年和太鼓の演奏や地元のミュージシャンによる演奏。新しくできたばかりの道の駅では、りんごを食べて育った豚のポークバーガーやアイスクリーム。夜はそれぞれの民泊先で過ごす夕食と家族の時間。翌日はブナ林のトレッキング、りんごもぎ体験、芋煮会、りんご温泉、夜は朝日町の名産のワイン、焼きそばなど、B級グルメの数々で懇親会などなど。すべては和やかで温かい。もちろん準備はしっかりと行った上での「ありのままのおもてなし」。しかし、町で過ごす中、とてもポジティブな自信も感じられました。地域のブランディングの効果また朝日町は地元のブランディングにも力を入れている。人気のブランド戦略の専門家、村尾隆介氏には2年間のプロジェクトで朝日町に暮らしてもらい、「朝日町丸ごとブランド化」の目標の元、数々の新しいブランド戦略、無料の勉強会など町民のモチベーションを高めて来ていました。その結果、町民全員が「ポジティブな自信」を持ったプレイヤーになったのではないかと強く感じました。そして地元では当たり前のことが外国人には新鮮な驚きにつながります。フランス視察団はりんご農家でりんごもぎ体験のほか、その生産方法などにも自国との大きな違いを感じたようです。中でも最も驚いていたのが「玉まわし」というりんごを一個ずつ太陽に当たるように日陰になっている面を表に出す作業。りんご一つ一つにこれだけ根気良く手を掛けるということ、食べた時の瑞々しさ、バランスの良い甘さと酸味、そしてサクッとした歯ごたえに感激の声が上がっていました。駅もない、バスも少ない、観光客には不便な場所だけれども、その不便さを超えた温かさや心が通ったおもてなしがありました。これからも地方の挑戦から目が離せません。
2015年12月26日ゼンリンは12月9日、山形県と観光振興や空家対策の推進等に関して連携協定を締結したと発表した。この協定は、ゼンリンと山形県がそれぞれ有する資源を有効に活用し、地域の活性化や安全安心な地域社会の構築を図ることを目的としている。今回の協定では具体的に、以下の4つを行う。1.ゼンリンが持つノウハウに県の視点や保有している情報を入れ、利用者にとってよりわかりやすいドライブマップを作成し、観光振興に寄与するわかりやすいドライブマップなどの作成。2.全国の「道の駅」情報を有するゼンリンから、山形県へ全国各地の優良な「道の駅」の事例を提供。また、「やまがた『道の駅』車旅案内」を継続発行し、「道の駅」を拠点とした周遊観光を促進。3.道路の開通情報、交差点標識情報などをタイムリーに情報共有し、地図配信までの期間を短縮、カーナビなどの地図利用者の利便性向上を図る。4.住宅地図制作で培った現地調査や空家の判断基準のノウハウを、県・市町村の空家担当者に提供し、実態把握を推進。ゼンリンで今後、成長が見込まれる観光分野における位置情報ビジネスの拡大を目指し、「道の駅」を題材としたフリーペーパーの企画・発行や、急増する訪日外国人観光客に向けた多言語地図の提供、情報発信端末としてのデジタルサイネージを活用したソリューションなど、観光客の誘致や回遊性の向上に取り組む自治体や企業を支援するビジネスを推進していくという。
2015年12月10日ポーラは11月12日、「ニッポン美肌県グランプリ2015」として、2015年日本で一番美しい肌を持つ県「美肌県」を島根県に決定したことを発表した。島根県が1位となるのは4年連続。この結果は全国47都道府県で1年間(2014年9月1日~2015年8月31日)に集めた女性の肌データの分析結果(73万4,448件)をもとに集計。全6部門(肌がうるおっている、ニキビができにくい、シミができにくい、くすみがない、毛穴が目立たない、キメが整っている)の合計値から独自に偏差値を算出し、総合結果の順位を決めた。ニッポン美肌県グランプリ2015の順位は、1位島根県、2位山形県、3位愛媛県、4位石川県、5位富山県、6位秋田県、7位新潟県、8位広島県、9位三重県、10位高知県となった。
2015年11月12日山形県山形市の山形ビッグウイング国際交流広場で11月7日~8日、「山形らーめんフェスタ2015」が開催される。○地元・山形のおいしいラーメンが集結同イベントでは、山形県内のラーメン店が自慢の「オリジナルらーめん」を来場者に提供する。酒田市・花鳥風月より「辛みそ海老ワンタン麺」、米沢市・つけ麺 心心の「濃厚魚介豚骨」、高畠町・塩結びより「鯛中華」、上山市・力麺 中村の「あぶりニンニクラーメン」などが出店する。開催時間は7日が10時30分から20時30分、8日は10時30分から16時まで。販売価格は、ハーフらーめんが1杯550円(当日券は1杯600円)となる。なお、トッピングは各店にて清算となる。
2015年11月05日銀座コージーコーナーは10月27日、「山形県産ラ・フランスのパフェ」(税込1,180円)をカフェ・レストラン併設24店舗にて期間限定発売した。期間は12月上旬までを予定しており、数量限定。同商品は、この山形県産のラ・フランスを丸ごと1個分使用したパフェ。果肉の甘みと香りに、チョコアイスのビター感とマロンクリームのまろやかさをプラスしたという。山形県で全国生産量の約70%を占める「ラ・フランス」は、ゆたかな香りと濃厚な甘み、とろけるような舌ざわりが特徴とのこと。
2015年10月28日奥山メリヤスは、山形県寒河江市に拠点を構えるニットメーカー。創業は1951年で、様々なブランドにニットのOEM生産を長く請け負ってきた。そんな“縁の下の力持ち”だった同社が、自社ニットブランド「バトナー(BATONER)」を立ち上げたのは2013年のこと。ブランドをけん引するのは、同社の三代目の奥山幸平氏である。バトナーというブランド名は「バトンを継ぐ者」という意味で、先人たちが築いてきたニットの技術を未来に引き継いでいくという思いが込められている。もともと家業を継ぐつもりはまったくなかったという同氏。「周りのニット会社がどんどん廃業していくし、いつも大変そうにしている親父の背中も見ていた。とても将来があるとは思えなかった」と当時を振り返る。しかし、東京でファッション関連のOEM会社に就職し、洋服作りの楽しさに夢中になっていた頃、「帰ってきて手伝ってほしい」というSOSが実家から送られてきた。「それから10年、ニット作りの奥深さにハマり、気づいたらニット生産におけるすべての工程をマスターしていた」その確かな技術と生産背景をもとに、スタートしたバトナーは、地方発信の産地ブランドにありがちな不完全さとは無縁である。奥山氏は幼少時から洋服が大好きであり、東京での修業時代にブランド設立のノウハウやセンスを学んでいた。だから、最初から製品はもちろん、ブランドロゴ、ルックブックなどのすべてが洗練されていたのである。当然、工場直結だから、商品のツラにたいする価格は驚くほど安くなる。結果として、立ち上げからわずか6シーズンで、三越伊勢丹、ユナイテッドアローズ、阪急、シップスなどの大手百貨店、セレクトショップの口座を開拓。最近はショールームなどに営業代行を委託するケースも多いが、コネクションゼロの状態から奥山氏と営業の岩田氏の二人でコツコツ開拓してきたのだという。バトナーのニットは、シンプルだけど奥が深い。毎シーズン欠かさずにラインナップしている片畦編みのニットは、胸元の富士山のような切り替えと立体的な編み目が特徴。ざっくりしたノルディックセーターは、毎日足を運ぶ染工場とのやりとりで素材の持つ特徴を最大限に引き出したものである。伊勢丹でも取り扱いのあるカシミヤ100%のミドルゲージのケーブルセーターは、ケーブルの編み目がより立体的に出るように機械を調整して製作している。デザインに合わせて原料から仕込んでいるから、デザインと糸とのマッチングも完璧に近い。各ショップでリピーターが続出しているというのにも頷ける完成度の高さだ。今後は海外進出も視野に入れている。「まずはパリでメンズを見せることから始めたみたい」と話す奥山氏。洋服を良く知る玄人であればあるほど驚く、かれのクリエーション、工場の技術は、きっと世界を静かに驚かせてくれるに違いない。■取材・文/増田海治郎(ファッションジャーナリスト)
2015年10月13日米富繊維は山形県山辺町で1952年に創業したニットメーカー。世界でも類を見ない多素材使いによる「交編(こうへん)」の技術を持ち、素材開発から生産までを一貫して社内で行っている。社内にニットテキスタイル部門を擁しているのも特徴のひとつで、これまでに1万数千枚にも及ぶニットテキスタイルを開発してきた。その圧倒的かつ個性的な開発力は、国内外のアパレルやデザイナーズブランドから高い評価を受けている。そんな“技術の米富”が自社ブランド「Coohem(コーヘン)」を立ち上げたのは、2010年秋冬シーズンのこと。東京のセレクトショップで販売業務をしていた大江健さん(現社長)は、自社で作った製品がたくさん流通しているのに、名前が表に出ていないことを悔しく思っていた。あるとき、以前から同社が自社ブランドの開発を模索していたことを知り、帰郷を決意。生産ラインに入ってニットの技術を一から習得し、同社の技術の高さ、他にはない魅力的なテキスタイルを直接ユーザーに伝えられるブランドとして、コーヘンをスタートさせた。コーヘンのブランド名は交編に由来し、交編とは「異なる形状の素材を組み合わせて編み立てる技術」のことである。つまりは、社のDNAをブランド名にしているというわけだ。最初の1年は、鮮やかなカラーリングのファンシーツイードのニットジャケットに特化してコレクションを製作。1着編むのに240分かかるという手の込んだジャケットは、すぐに大手セレクトショップや百貨店の目に止まった。それから、ライダースジャケット、スカート、ダウンジャケット、スニーカーと少しずつアイテムの幅を広げていったら、いつの間にか人気ブランドの一翼を担う存在になっていた。現在の日本の取り扱い店舗数は、なんと70店舗以上。ここ数年はパリの合同展示会にも出展しており、ミラノのエクセルシオール、イギリスのマッチイズファッションドットコム、香港のI.T、シャインをはじめ、海外の卸先も13店舗まで広がっている。地方発信のファクトリーブランドとしては驚くべき成果を上げている、と言っていいだろう。ブランドを始めたことは、OEM事業にもいい影響をもたらしている。大江社長は「以前はこちらから先方に出向いて提案することが多かったが、今では自社製品を見てこんなのを作りたいと相談されることが増えてきている」と手応えを見せる。唯一無二のニット製品を作るべくコレクションを発表し続けた結果、毎シーズン新柄を心待ちする熱心なファンが増えてきているという。“コーヘンツイード”が世界共通語になる日も、そう遠くないのかもしれない。■取材・文/増田海治郎(ファッションジャーナリスト)<イベント情報>コーヘン5周年記念ポップアップストア期間:10月14日~20日会場:伊勢丹新宿本店 本館2F 「アーバンクロゼット」15-16AWシーズンで5周年を迎えるコーヘンが、10 月14日より新宿伊勢丹でポップアップストア開催。最新コレクションに加え、人気のカスタマイズオーダーのクラッチバッグやアニバーサリー限定ツィ―ドを使ったアイテムなどが店頭に並ぶ。その他、ほぼ日手帳とのコラボレーション手帳カバーも販売。オンリーショップのないコーヘンの全ラインアップが一堂にそろう貴重な機会だ。
2015年10月12日山形県山形市の馬見ヶ崎河川敷(双月橋付近)で9月20日、「第27回日本一の芋煮会フェスティバル」が開催される。○山形産の食材にこだわった芋煮鍋同イベントでは山形の「食文化・秋の芋煮会」を全国に発信するために「直径6mの大鍋」をつくり、平成1年(1989)より秋の一大イベントとして開催している。直径6mの大鍋には山形市内の芋煮ファームにて栽培された里芋3t、黒毛和種の山形牛1.2t、山形産のこんにゃく3,500枚、山形市内の農家の畑で栽培されたねぎ3,500本、味付け醤油700L、隠し味に日本酒50升、砂糖200kg、山形の水6tを入れ、6tの薪で煮炊きする。大鍋からは重機のバックフォーですくいとる。このバックフォーは生産されてから一度も作業していない新車で、各可動部分の潤滑油は全て洗い落とし、かわりにマーガリン、バター等を使用している。また、バケット部はオールステンレス製の芋煮専用バケットを装備し、衛生面にも配慮している。当日は9時からセレモニーがはじまり、10時ごろから「日本一の芋煮ゾーン」で芋煮の配布開始を予定している。整理券発券所で6m鍋の「芋煮引き換え整理券」を受け取り、案内があったら大鍋の列に並んで芋煮と引き換える。また、「新味塩芋煮ゾーン」では10時より、「認定 山形豚」を使った塩芋煮の配布も予定している。なお、どちらも1杯あたり300円の協賛をお願いしている。ほかにも、県内外の腕自慢たちがご当地自慢の味を競い合う企画やプロレスゾーン、「大鍋宣隊イモニレンジャーショー」のステージイベントなどの催しも展開する。
2015年09月15日NECパーソナルコンピュータの米沢事業所製造PCが、山形県米沢市の「ふるさと納税」返礼品として再度提供されることがわかった。2015年4月、2015年5月に続き、3回目の返礼品登場となる。米沢市では、12日午前10時から返礼品の申し込みを受け付け、限定数に達し次第、受付を終了する。今回、返礼品として提供されるのは、米沢事業所で製造される「Lenovo ThinkPad X250」「Lenovo ThinkPad X1 Carbon」「NEC LAVIE Direct NS(e)」「NEC LAVIE Direct NS(S)」「NEC LAVIE Direct DA(S)」「NEC LAVIE Direct HZ」の5機種。申し込みは一人1台、配送は入金確認後、1カ月程度を予定する。寄付金額と用意する台数は、「Lenovo ThinkPad X250」が320,000円以上で150台限定。「Lenovo ThinkPad X1 Carbon」が260,000円以上で300台限定。「NEC LAVIE Direct NS(S)」が230,000円以上で100台限定。「NEC LAVIE Direct DA(S)」が260,000円以上で50台限定。「NEC LAVIE Direct HZ」が370,000円以上で200台限定。
2015年08月11日山形県山形市の十日町・本町・七日町などで8月5日~7日、山形県の夏の風物詩「第53回 山形花笠まつり」が開催される。○威勢のいい掛け声と花笠太鼓が響く同祭りでは華やかに彩られた山車を先頭に、スゲ笠に赤い花飾りをつけた花笠を手にした踊り手たちが「花笠音頭」にあわせて街を練り歩く。「山形まなび館」近辺から18時30分ごろに先頭集団がスタートし、21時30分頃、市役所付近の花笠アーチに最終集団が到達する予定。また、市役所前では18時10分から18時30分まで「輪踊りコーナー」が行われるほか、20時30分から21時30分にはパレード最後尾にて「飛び入りコーナー」も用意している。どちらも参加は自由とのこと。さらに、5日には歌手の葵ひろ子さんや池田美保さんなど、6日はタレントの加藤紀子さんやお笑い芸人のロケット団、7日はグラビアアイドルの橋本マナミさんや演歌歌手の北見恭子さんなど、多彩なゲストも登場する。画像提供/山形県花笠協議会
2015年07月27日セイワコミュニケーションズの関連会社で飲食・物販事業等を行うセイワラボはこのほど、高円寺純情商店街に山形県・飯豊町のアンテナショップ「高円寺純情コミュニティーカフェ&ショップ IIDE」をグランドオープンした。○まちのえんがわ+もりのはたけ同店は、昼がショップ兼ランチカフェ、夜はバーとして営業。また、地域の人々がコミュニティスペースとして活用できるよう、8月末オープン予定で2階を全面改装中。バス・トイレ付きの3階を宿泊施設とする計画もあるという。契約畜産農場から直接仕入れたブランド和牛(米沢牛、飯豊牛)と、山形県の特産米「はえぬき」(食味ランキング・特A受賞)を使った「特製米沢牛丼」と「特製いいで田中牛丼」を提供。また、若乃井酒造の日本酒、こくわワイン、どぶろくなどの酒類も用意する。さらに、産地直送の旬の野菜や果物、加工品など特産品の物販も行う。主なメニューと価格は、「特製米沢牛丼」(味噌汁、新香付)が1,480円、「特製いいで田中牛丼」が1,080円(同)。「純情スペシャルブレンド(さわやこおふぃ焙煎豆使用)」が500円、「糸より玉露」400円、「柿ようかんセット」800円、「百合根大納言セット」700円、「くるみ入りゆべしセット」700円、「まきばのカフェ・オレ(飯豊町放牧牛乳使用)」が600円など。バーメニューの一例は、「特別純米酒 夏宝」が600円、「無濾過生原酒 若乃井」600円、「純米にごり 白宝」650円、「高円寺純情ワンカップ」500円、「柿のお酒」600円、「焼き米沢牛(2枚)」1,000円、「漬物(3種)」が500円などとなる。営業時間は、10時30分から22時30分まで。ランチタイムは11時30分から14時、カフェタイムは14時45分から17時、バータイムは17時30分から22時30分まで。席数は、カウンター7席・テーブル4席で合計11席。年中無休で、バータイムは不定休としている。※価格はすべて税込。
2015年07月24日松屋フーズはこのほど、牛めし・カレー・定食・その他丼の「松屋」で「プレミアム山形だし牛めし」を発売した。○「山形だし」を、定番の「牛めし」にトッピング同商品は、きゅうり、なす、みょうが、ねぎ、青しそ、昆布などを細かくきざみ、醤油などであえた「山形だし」を松屋の定番「牛めし」にトッピング。夏野菜のフレッシュ感、薬味のうまみがほどよく広がった山形だしと牛めしの相性は抜群だという。「山形だし」は一度に何種類もの野菜を摂ることができ、栄養バランスに優れているとのこと。また、化学調味料、人工甘味料、合成着色料、合成保存料を使用していない。さらに今年は「山形だし冷やっこ」や「山形だし単品」も用意した。価格(税込)は、「プレミアム山形だし牛めし(並)」が530円。「同 (ミニ)」は480円。「同 (大盛)」は670円。「同 (特盛)」は780円。「山形だし冷やっこ」は180円。「山形だし(単品)」は150円。「プレミアム牛めし」未販売店舗では、価格が異なる。また、「山形だし冷やっこ」を除き、持ち帰り可能。持ち帰りの場合、みそ汁は別途60円となる。
2015年07月06日