ミュージシャンで女優のソーコ、ジョニー・デップの愛娘リリー=ローズ・デップが出演し、第69回カンヌ映画祭「ある視点部門」に正式出品、第42回セザール賞でも6部門ノミネートを受けた『La Danseuse』(英題:The Dancer)が、『ザ・ダンサー』として6月3日(土)より公開されることが決定した。闇の中から光の花が現れた――。世紀末パリ、あるひとりの女性の踊りに「フォリー・ベルジェール」の観客は熱狂した。バレエの殿堂オペラ座で踊るという夢を叶えるため、アメリカからひとり、海を渡ったロイ・フラー。その“モダンダンスの祖”ロイ・フラーの伝記を基に、写真家のステファニー・ディ・ジューストがメガホンをとり映画化。女性によるダンスが卑しいものとされた時代に、ドレスや光、鏡を用いた新たなダンスを創作、夢を実現するために闘ったロイの強い信念に心揺さぶられる、愛と友情のドラマが誕生した。19世紀アール・ヌーヴォーの時代に一世を風靡したロイは、シルクの布を纏い、棒をつかって花のように舞った。さらに当時、初の試みであった照明という演出でダンスに新たな時代を切り開いた女性。彼女を追うことで、華やかな舞台の裏にある芸術家の苦悩や生き様が見えてくるかのよう。また、本作でのダンスシーンは、舞台鑑賞だけでは味わうことのできない、観る者の感情を呼び起こす美しさを映像から放っている。伝説のダンサー、ロイ役を務めるのは、ミュージシャンとしても活躍するソーコ。ロートレックやロダンなど時代を代表する芸術家のミューズであり、自身でダンスを創作したロイを彼女は熱演。美しいダンスシーンは必見の瞬間となっている。また、そのロイが見出した才能、ライバルのイサドラ・ダンカン役には、ジョニーとヴァネッサ・パラディの愛娘であるリリー。ロイを愛したルイ役には、グザヴィエ・ドラン監督の『たかが世界の終わり』でセザール賞主演男優賞を受賞した美形俳優ギャスパー・ウリエルが務めている。『ザ・ダンサー』は6月3日(土)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月27日代官山の穴場スポット! 「旧朝倉家住宅」で古き良き日本のロマンを渋谷区にあるとは思えないような癒しスポット「旧朝倉家住宅」。東京都渋谷区猿楽町に居を構える「旧朝倉家住宅」は、重要文化財にも指定されている歴史的建造物です。元渋谷区議会議長の朝倉虎治郎氏が1919年(大正8年)に建造した和洋折衷の邸宅は、緑豊かな庭園が、ほっとさせてくれる憩いの空間。現在、東京都に残っている数少ない関東大震災以前の和風住宅であり、大正ロマンの趣のある2階建ての建物内と回遊式庭園を見学することができるんです。しかも、観覧料はなんと100円。年間観覧料も500円と破格です。ショッピングの休憩がてら足を運んでみてください。由緒ある趣深い和の風景を眺めながら優雅なひと時をそんな美しく趣深い「旧朝倉家住宅」では、建物内の観覧だけでなく、定期的に開催されるお茶会にも参加することができます。崖線という地形を取り入れた由緒ある回遊式庭園は、春にはツツジ、秋にはモミジが煌びやかに色づき、季節によって異なる表情を楽しむことができます。移ろいゆく日本の四季を眺めながら、美味しいお茶を楽しんでみませんか? 都会の喧騒から離れ、絢爛華麗な日本庭園を眺めながら、優雅なひと時を過ごし、疲れた心を癒しましょう。約100年も続く古き良き和の恵みを心ゆくまで堪能してください。取材・文/西尾 宇宙スポット情報スポット名:旧朝倉家住宅住所:東京都渋谷区猿楽町29−20電話番号:03-3476-1021
2017年02月24日ジョニー・デップの愛娘リリー=ローズ・メロディ・デップが映画初主演を務めた『Yoga Hosers』(原題)が、『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』の邦題で、7月1日(土)より順次公開されることが決定した。コリーン・コレット(リリー=ローズ・メロディ・デップ)とコリーン・マッケンジー(ハーレイ・クイン・スミス)は、大のヨガ好きJK(女子高生)。怪しいヨガの先生(ジャスティン・ロング)に教えを請いながら、怠惰なハイスクールライフを送っていた。ある日、2人は店長不在のバイト先のコンビニで学校のモテ男子とパーティを行おうとするが、誤って地下に眠っていた邪悪なミニナチ軍団を呼び起こしてしまう。長い眠りから覚めたミニナチ軍団は、巨大な怪物を解放し、世界侵略へと動き出す。2人の女子高生VSミニナチ軍団。いま、世界を守る戦いの火ぶたが切って落とされる――コンビニで。本作は、授業もバイトもやる気がない、でもヨガだけは好きなJK2人が、「ミニナチス軍団」を呼び覚ましてしまい、世界侵略へと動き出してしまった彼らを止めるべく、地球の命運をかけて壮大なバトルを繰り広げるという、超豪華ぶっ飛びキャストで送るホラー・コメディ。監督には、『チェイシング・エイミー』や『ドグマ』などでカルト的な人気を博す、ケヴィン・スミスが務める。主演を務めるのは、ジョニーとヴァネッサ・パラディの娘リリー。本作では、やる気のないコンビニバイト店員コリーン・コレットを演じる。そして、親友で同じコンビニでバイトするコリーン・マッケンジー役を、スミス監督の娘であるハーレイ・クイン・スミスが務める。なお、本作ではジョニーの出演もあり、『Mr.タスク』以来の父娘の共演シーンも気になるところだ。『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』は7月1日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2017年02月10日リリーブラウン(Lily Brown)がバービー(Barbie)とコラボレーションしたアイテムが2017年3月1日(水)より発売される。バービーとのコラボレーションは2016年10月のコラボレーション第一弾に続き2度目。今回は、バービーのヴィンテージプリントをフューチャーし、ブランドの今シーズンのイメージソースでもあるメキシコシティーの要素を取り入れたコレクションを提案する。バービーとボーイフレンドの様々な様子がコミカルなタッチで描かれたプリントは、ショート丈のタンクトップとフレアスカートのセットアップになった。同柄で、チェーンのショルダーバッグとミュールも登場するので、全身をコーディネートすることもできる。他に、バービーの世界から飛び出したかのようなオフショルダーのドレスや、レトロなアーガイル柄がデザインされたニットワンピースなども揃っている。【アイテム詳細】Lily Brown meets Barbie発売日:2017年3月1日(水)取扱店舗:リリーブラウン直営店舗、公式オンラインショップ【問い合わせ先】株式会社マッシュスタイルラボTEL:03-5778-2165
2017年02月03日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、『画と機 山本耀司・朝倉優佳』。東京・新宿の支店、ギャラリー5(新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティタワー3階)によるご紹介です。■『画と機 山本耀司・朝倉優佳』本書は日本のファッションデザイン界を牽引する山本耀司の魅力と本質に迫る、東京オペラシティアートギャラリーで開催中の展覧会の公式図録である。若手画家の朝倉優佳の作品を交えて、二次元から三次元へ自在に表現が巡らされる展覧会会場は、ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)を知るファッション好きはもちろん、アート好きも引き込まれる刺激的な展示空間となっている。一方、図録は山本・朝倉の絵画作品を中心に構成されているため、ページを走る山本の筆使いに新鮮な驚きを覚える人もいるだろう。こちらでは空間演出から離れて一枚一枚の作品にじっくり向かい合うことができる。作品の他には、両名のインタビュー、展覧会タイトルの「画と機」(「画」は絵画を、「機」は「はずみ」や「機会」「機織(服)」を意味する)の名付け親である編集工学者の松岡正剛、そして『GQ JAPAN』編集長の鈴木正文による解説も収録されている。ページごとに、さまざまな異なる種類・判型の紙が使用されており、製本形式も従来の展覧会図録にはないファイル綴じ。一見、黒くすっきりとしたシンプルなファイルだが、その中には、山本耀司の40年という円熟したキャリアを経てもなお尽きることのない創作へのエネルギーが閉じ込められている。なお、展覧会「画と機 山本耀司・朝倉優佳」は3月12日まで東京オペラシティアートギャラリーで開催されている。【書籍情報】『画と機 山本耀司・朝倉優佳』出版社:東京オペラシティアートギャラリー言語:日本語・英語ファイル綴じ仕様/72ページ/320×250mm発刊:2016年12月価格:2,593円【展覧会情報】「画と機 山本耀司・朝倉優佳」会場:東京オペラシティ アートギャラリー 3Fギャラリー1、2住所:東京都新宿区西新宿3-20-2会期:12月10日~17年3月12日時間:11:00~19:00(金・土曜日は20:00まで、入場は閉場の30分前まで)料金:一般1,200円、高大生800円、中学生以下無料休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、2月12日
2017年01月26日主演のリリー・フランキーを始め、亀梨和也、佐々木蔵之介ら豪華キャストが出演する映画『美しい星』。この度、本作の特報映像が解禁された。ある日突然、自分たちは宇宙人であると覚醒した平凡な家族。彼らはその手に「美しい星・地球」を救う使命があると信じ、それぞれに奮闘しはじめる――。大杉重一郎は予報が“当たらない”ことで有名なテレビ気象予報士。悪くない仕事、悪くない暮らし、悪くない家族関係(妻・息子・娘)、悪くないはずの人生。そんなある日、重一郎はあるものと遭遇する。それは空飛ぶ円盤!?「自分は火星人。世界を救うためにこのホシに遣わされたのだ」重一郎のなかに“火星人”が覚醒する。覚醒は止まらない。息子の一雄が水星人、娘の暁子が金星人として次々目覚める。それぞれの母星から使命を受け取った家族はそれぞれのやり方で世界を救おうと奮闘しだすが、やがて様々な騒動に巻き込まれ、傷ついていく…。三島由紀夫が1962年に発表した異色の同名SF小説を原作に、『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督が映画化。前々から映画化したいと思っていたと言う監督は、「映画監督になりたいというより、『美しい星』を監督したいと思っていました」と熱を込めて語ており、本作では、映画の舞台を現代に置き換えるという大胆不敵な脚色に挑んだ。キャストには、主役の“当たらない”ので有名なお天気キャスター・大杉重一郎(火星人)役のリリーさんを始め、その長男でフリーターの一雄(水星人)役に亀梨さん、長女で美貌の女子大学生・暁子(金星人)役に橋本愛、専業主婦の妻・伊余子(地球人)に中嶋朋子、大杉一家に近づく謎の代議士秘書・黒木克己役に佐々木さんが出演する。このほど到着したのは、大杉家の家族がある日突然、宇宙人として覚醒する様が描かれる特報映像。父の重一郎は火星人、長男の一雄は水星人、妹の暁子は金星人に。地球の為に、地球の為にとうるさい3人に苦言を呈するのは重一郎の妻・伊予子。なぜか彼女は地球人のままだ。そして、「地球に救う価値はありますか?」と地球を背景に意味深なナレーションが投げかけられ映像終了。一体今後どのように展開していくのか?またどんな結末を迎えるのだろうか…?『美しい星』は5月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年01月13日東京オペラシティ アートギャラリーで「画と機 山本耀司・朝倉優佳」が12月10日からスタート。来年3月12日まで開催されている。開幕前日の9日には内覧会が行われ、山本耀司も来場。本展覧会への想いをこう語った。「異常気象、イギリスのEU離脱、アメリカの新しい大統領など、世界がヤバい状況の中でファッションだけをやっていては駄目だ。世界をつなぐにはアートしかない、と思った。世界が、特に日本がヤバい状態を何とか出来るのは指先の力でありセンス、技術、そしてソフトパワーつまりアートしかない。40年以上服を作って、疲れているはずの男が頑張っていることを若い人に見てほしいし、お前たちも立てよと言いたかった」本展では、山本がキャンバスや紙に描いた絵画、ガラスに描いた作品、屏風(びょうぶ)形式の作品、彫刻など未発表の作品と共に、彫刻作品と女子美術大学大学院博士課程在学中の画家で、数シーズン前からヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)のウィメンズとメンズのパリコレクションでコラボレーションを行っている朝倉が単独で制作した作品、2人が共同制作した作品、2人のコラボレーションによる服などが展示されている。会場入り口の幅16メートル縦6メートルの窓ガラスと会場奥の窓ガラスも山本と朝倉が内覧会直前に一気に描き上げたという。配置や構成まですべて山本と朝倉が2人で決め、会場に流れる音楽にも山本の声を加え、非常灯のマークも山本自身を連想させるものにするなど細部にまでこだわった今回。それまでも準備はしていたものの、10月の春夏コレクション終了後、自宅やアトリエなど、様々な場所に置き、朝から制作したという絵画や彫刻、ガラスや屏風に描いた作品など山本の20数点の作品と朝倉が制作した作品の中から選んだ70数点の絵画、そして共同制作した作品が入り交じるような構成で展示している。軍服姿の絵は戦争で亡くなった父を描いたもので、会期中に会場内の様々な場所に移動する予定だという。また、パリコレクションの直前にショー会場で、朝倉がシャツの上にペイントしたものや2016年春夏の赤いドレスなど、パリコレクションで発表したコラボレーション作品は、山本を思わせるボディや流木に着せている。服を中心とした回顧展ではないという意外性も今回の展覧会の狙いを強調しているよう。デッサンや山本本人写真の上に絵を乗せた作品、それらの作品を使ったヨウジヤマモト プリュス ノアール(YOHJI YAMAMOTO +NOIR)の服なども展示している。朝倉とのコラボレーションについて「最初にメンズを手伝ったもらったときからデッサンがすごかった。骸骨が風呂に入っているのを描いた服はすごく売れたし、専門の訓練を受けたメッセージ力の凄さは僕にはない。ただ、これだけは出会い。一緒にやりたいという若い人はたくさんいるが、面接で選んでいるわけではないので」と説明した上で「大変でした。ファッションはチームでする仕事だからデザイナーは好きなことを言えば良い。でも、アートは筆を洗うことまで自分でやらなければいけないし、描きながら、たかがファッションで成功した人間が絵?ふざけんなと言われると思っていたから真剣勝負だった。世界はヤバいという想いを伝えるためにも、これからも絵だけではなく様々なアートや演劇、映像にも関わりたいし、生きている限り変わっていきたい。来年はシークレットライブもやりたい」と明かした山本。これからの活動やコレクション、コラボレーションなども注目を集めそうだ。【展覧会情報】「画と機 山本耀司・朝倉優佳」会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2会期:12月10日~17年3月12日時間:11:00~19:00(金・土曜日は20:00まで、入場は閉場の30分前まで)料金:一般1,200円、高大生800円、中学生以下無料
2016年12月11日女優のエヴァンジェリン・リリーが、第4弾『アベンジャーズ』に出演することが発表された。2015年作『アントマン』でハンク・ピムとジャネット・ヴァン・ダイクの娘ホープ・ヴァン・ダイクを演じたエヴァンジェリンは、同役で再びマーベル・シネマティック・ユニバースへ戻ってくることになるようだ。しかし、『アントマン』の製作チームは続編となる『アントマン・アンド・ザ・ワスプ』でエヴァンジェリン演じるホープの新たなコスチュームをお披露目したいと考えていることから、2018年公開予定のマーベル作品で2部作となる『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』への第1部への出演はしないと、エヴァンジェリンはウェブサイト、ブラスターのインタビューの中で語っている。以前エヴァンジェリンは、もっとたくさんのマーベル映画に出演したいと意気込みを語っていたことから、今回その夢が叶うことになりそうだ。(C)BANG Media International
2016年10月11日公開初日を迎えた映画『お父さんと伊藤さん』の舞台あいさつが8日、東京・新宿バルト9で行われ、主演の上野樹里をはじめ、リリー・フランキー、藤竜也、タナダユキ監督が出席した。主演した上野は「本当に予想を遥かに超えていて、元々単館系で公開される映画だと聞いていたんですが、このような大きな劇場で公開されて本当にうれしいです」と客席を埋め尽くした観客に感謝の言葉を述べながら「ストーリーに大きな仕掛けがある訳ではないですし、日常を描いた映画です。素晴らしいキャストの皆さんやスタッフさんと自分のペースで作らせていただき、すごく有意義な時間でした。映画だからこそ、こういうアプローチで出来たと思います」と満足げ。本作は、公開前から話題を集めているが、あまりの評価の高さに不安を抱く藤に対して上野が「藤さんがここで言ったらけなされまくりですよ」と安心させるも、リリー・フランキーが「こんな地味な映画をけなす人は絶対に呪われますよ」と会場の笑いを誘った。相手役のリリーとは、1度共演したことがあるものの、ここまでガッツリ絡んで演技をしたのは初めてという上野。「最初この役がリリーさんにキャスティングしたと聞いて安心感が多かったですし、一緒にやっていて独特の不思議な空気感をスルスルっとこなしていくので安心感がありました」と絶賛。また、上野扮した彩の父親役を演じた藤はリリーに対して「大事にしてくださいね。娘はまだ若いから、定期的にお医者さんに行って下さい」と本作同様に父親目線でアドバイスを送っていた。中澤日菜子の同名小説を『百万円の苦虫女』(2008年公開)や『ふがいない僕は空を見た』(2012年公開)のタナダユキ監督が映画化した本作。2013年公開の映画『陽だまりの彼女』以来、3年振りの主演映画となる上野樹里を主演に迎え、30代独身女性の彩(上野樹里)と20歳年上の彼氏・伊藤さん(リリー・フランキー)、そして息子夫婦に追い出された彩の父(藤竜也)の奇妙な共同生活を描く。
2016年10月09日マイペースに生きる34歳の彩(上野樹里)は、バイト先のコンビニで出逢った冴えない54歳の伊藤さん(リリー・フランキー)と同棲をしていた。そこに息子夫婦の家を追い出された74歳のお父さん(藤竜也)が急に訪れ、共同生活が始まった。長年教員をしていた頑固者のお父さんと、彩より20歳も年上でフリーターの伊藤さんとの共同生活は、当然一筋縄ではいかない。「小説を読んだ感じだと、シリアスにもなり得る作品だと思った」と上野が言うように、綺麗事では済まされない現実もリアルに描かれている。その他の画像「お父さんは伊藤さんのことを聞きたいんだろうな、ってわかるから、逆に堂々とかわしちゃう。そういう娘の生意気なところが、父からすると憎いと思うんですよ」と上野が言うと、藤は「お父さんは、娘の自我が強くなっていった時代も見ているから、それは慣れているんじゃないかな。それなのに、頭で決め過ぎちゃっていて嫌なオヤジだなって思ったよ」と応える。そんなふたりを俯瞰しながら、「愛おしい家族ですよね」と穏やかに微笑むリリーは、さながら伊藤さんのようだ。「伊藤さんは最後までこの親子を静観しているところがあると思うんですよね。家族としてのあり方に対して、飲み込めない部分もあれば、可愛いなと思う部分もあったり。伊藤さんは両者ともに近寄りすぎていないんです」。「結局、伊藤さんが3人の架け橋だったから。伊藤さんの反応をお父さんも彩も頼りにしていたから、途中のシーンで伊藤さんがいなくなったときの不安感、あれはたまらなかったね」と話す藤に、上野は何度も頷いた。撮影現場での休憩中も絶えず話しをしていたという3人。「カットがかかっても、そのまま自然と話をしてたんですよね。お父さんは優しくなりますけど」とリリー。藤も、「心理的にも全然切れ目がなかった。カチンコは鳴るんだけど、休憩時間からそのままの感じで劇のおしゃべりが始まって、終わってからも何気ない話をたくさんしました」と楽しそうに笑う。それに対し、上野は「自然に役に入っていけたのは、藤さんやリリーさんが普段から役とのギャップを見せなかったんです。おふたりに、すっかりすがっていました」と話した。「家族って普遍的なテーマだと思うので、あるあるっていう風景はたくさんあると思う」(上野)「小学生の子でも感覚的にわかると思うんです。人の家に行ったときに感じる匂いを感じてもらえる作品だと思います」(リリー)。ぶつかることもあるけれど、それもまた、家族だからこそ。家族の愛情がたっぷりと詰まった、くすっと笑えて、心が解きほぐされる作品だ。『お父さんと伊藤さん』10月8日(土)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー取材・文・写真:小杉由布子
2016年10月04日リリーブラウン(Lily Brown)は、5周年を記念した限定ドレス「ブルーミング リリー ドレス(Blooming Lily DRESS)」を2016年9月17日(土)より発売する。「ヴィンテージフューチャードレス」をコンセプトに、ヴィンテージ感あふれるデザインにトレンド要素を融合させて、モダンなファッションを届けている、リリーブラウン。今回は、アイコンの一つである刺繍をふんだんに使用した、スペシャルな一着を提案する。ベアマキシドレスには、ヴィンテージ風のフラワー刺繍をたっぷりと散りばめた。華やかでありながら、どこか懐かしみのある、温かな雰囲気が魅力だ。「ブルーミング リリー ドレス」は、世界50着限定展開となるので、気になる人は早めにチェックを。【アイテム詳細】リリーブラウン5th ANNIVERSARY LIMITED ITEM「Blooming Lily DRESS」55,000円(税込)発売日:2016年9月17日(土)取扱い店舗:全国リリーブラウン ショップ、公式オンライン ショップ
2016年08月26日リリーブラウン(Lily Brown)がバービー(Barbie)とコラボレーション。2016年10月中旬より、リリーブラウン直営店舗にてウェア&アクセサリーが発売予定だ。2016年秋5周年を迎える、リリーブラウンのコンセプトは「ヴィンテージ フューチャー ドレス」。今回は、この趣あるクラシックなスタイルに、バービーのポップなロゴやヴィヴィッドカラーを組み合わせた。ツイードセットアップ風のカーディガン&スカートは、ホワイトとピンクの2色展開。ポケットや襟のラインにのせたアクセントカラーがポイント。インナーにロゴ入りTシャツをあわせれば、バービーのような‟ドールルック”が完成する。アクセサリーラインからは、カーディガン&スカート同様に、ミックスカラーの素材で仕上げったバッグがラインナップ。持ち手はチェーン仕上げで、クラシックムードを纏わせた。さらに、スターモチーフを中央にあしらったパールネックレスも揃う。また8月23日(火)より約4週間、世界初のバービーコラボレーションスタンプをウサギオンライン(USAGI ONLINE)公式LINEアカウントにいて無料配布。バービーは、コレクションウェアを纏って登場し、様々な表情をみせてくれる予定だ。【アイテム詳細】Lily Brown meets Barbie発売時期:2016年10月中旬※8月23日(火)よりウサギオンラインにて先行受注開始。取り扱い店舗:リリーブラウン直営店舗<アイテム例>・カーディガン 11,400円+税・スカート 10,400円+税・バッグ 8,400円+税・ネックレス 3,800円+税■LINE公式「バービーコラボレーションスタンプ」配布日:8月23日(火)※友達追加した人全員に、約4週間期間限定で無料配布。※事前告知なしに変更になる可能性有。
2016年08月20日名作恋愛小説の世界が、謎のウイルスに“感染”してしまう映画『高慢と偏見とゾンビ』。このほど、主演のリリー・ジェームズをはじめとする、ゾンビたちを華麗に成敗する美しき5人姉妹の、セクシー&デンジャラスな“お支度”写真がシネマカフェに到着した。18世紀イギリス。謎のウィルスが蔓延し、感染したものはゾンビとなって人々を襲っていた。片田舎で暮らすベネット家の5人姉妹は、裕福な人との結婚を夢見ながら、得意のカンフーでゾンビと戦う日々を送っている。そんなある日、屋敷の隣に大富豪の騎士ダーシー(サム・ライリー)が引っ越してくる。姉妹は狂喜乱舞するが、次女エリザベス(リリー・ジェームズ)だけは、初対面でみせた彼の高慢な態度に嫌悪感を抱いていた。やがて、人類とゾンビの最終戦争が勃発!共に戦うことになった2人は、互いの偏見に徐々に気づきはじめ…。ジェイン・オースティンによる恋愛小説の金字塔「高慢と偏見」の舞台を、謎のウィルスに感染した終末世界に置き換えるという大胆な試みで、200万部越えの大ベストセラーとなった原作を映画化した本作。主人公のベネット家の次女エリザベスを演じるのは、ディズニー映画『シンデレラ』で世界中の老若男女を魅了、英国貴族と使用人たちの人生模様を描いた人気TVドラマ「ダウントン・アビー」のローズ役でも知られるリリー・ジェームズ。華奢で可憐な姿とは裏腹に、『キル・ビル』さながら得意のカンフーを駆使し、ゾンビたちを華麗に倒していく。今回到着したのは、そんなエリザベスをはじめとする美しい5人姉妹の、ちょっぴりセクシー&デンジャラスな“お支度”場面写真。玉の輿を強く願う母の猛プッシュもあり、紳士で裕福なお相手との出会いを求め、当時の適齢期の男女にとっての一大イベント、舞踏会へ向かう身支度に励む姉妹たち。ランジェリー姿で一列に並び、互いのコルセットをしめ合い、せっせとお支度をするその様子は実にキュート。「高慢と偏見」の映画化『プライドと偏見』(’06)でもお馴染となっているシーンだ。しかし、本作でのお支度シーンは様子がちょっと違う。美しいドレスの下、そしてブーツの中に忍ばせているのは、“恥じらい”ではなく、闘うための武器の数々。だって、舞踏会で待っているのは運命の人だけでなく、紳士淑女を狙うゾンビたちもいるに違いないから!本家「高慢と偏見」ファンも納得のオマージュシーン満載ながら、マッシュアップ作品らしいデンジャラスなスパイスがピリリと効いているところも見どころの1つとなっている本作。舞踏会に足を踏み入れた5人姉妹に、いったいどんな展開が待っているのか?想像すればするほど、いまからドキドキが止まらない新写真となっている。『高慢と偏見とゾンビ』は9月30日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月16日上野樹里主演、『ふがいない僕は空をみた』『ロマンス』のタナダユキ監督で贈る映画『お父さんと伊藤さん』。このほど、リリー・フランキーが演じる主人公・彩の“年上彼氏”、54歳のマイペースな伊藤さんに、本作をいち早く鑑賞した女性ライター陣が軒並み胸キュンしていることが判明。上野さん、タナダ監督からもコメントが到着した。ある日突然、彩と伊藤さんが暮らすアパートに「この家に住む!生活費は自分で払う!」とお父さんがやってきた!とんかつにかけるソースの味を巡り、激論を交わす夕食。うすい壁1枚で仕切られた隣の部屋にいるお父さんの存在に、あたふたする夜。お父さんが持ってきた謎の小さな箱の中身は?付き合っていてもなかなか明かされない伊藤さんの過去にはいったい何があったのか?ヒミツばかりのお父さんと伊藤さんに囲まれながら、3人が少しずつ家族のようになってきた矢先、ある事件が起きて…。これまで、さまざまな女性たちの生きざまを描いてきたタナダ監督が、大切なのに煩わしい、キレイごとだけでは済まされない家族の関係にスポットを当てて描く本作。自分のペースで、日々の暮らしを大切に生きる主人公の女性・彩役に上野さん。そんな彩の20歳年上の彼氏で、ウイットに富み、ひょうひょうと生きる伊藤さん役にリリーさん。さらに、頑固ながらも愛くるしい一面を持つ“お父さん”には、北野武監督作『龍三と七人の子分たち』でも絶大な存在感を示した藤竜也と実力派が集結。3人の軽快な会話の掛け合いが、くすりとした笑いを含みながらも、ほろりと涙を誘う物語を展開する。なかでも、リリーさん演じる伊藤さんは、“給食のおじさん”として働く54歳。出世願望はまるでなく、家庭菜園で野菜を育てるのが趣味のマイペースなオトナ。奇妙な3人の共同生活にも自然と馴染み、むしろ彩のお父さんと少しずつ仲良くなって、思わず彩が嫉妬することも。そんなひょうひょうとした伊藤さんには、女性誌ライターたちから「まさに理想の彼氏像!」「私が今すぐ結婚したい!」「もうあれは、フェアリー!」という絶賛コメントが続出中とか。また、主演の上野さんも、伊藤さんを演じたリリーさんには、「脚本を読んで(リリーさんの)イメージ通りで、『この映画は面白くなる』と思いました」と全幅の信頼を寄せていたことを明かす。「ただ、54歳で結婚もしていなくて、子どもを産むつもりもなく、20歳年下の彼女と同棲…って最初はその設定がなかなか飲み込めなかったんですが、この小説が多くの方に読まれていると聞いて、いまの世の女性に響く、共感する題材なんだと感じました」と、あえて“結婚”を選ばず、互いに自立した男女がひとつ屋根の下、共に暮らすというスタイルの現代性についてもコメント。「彩と伊藤さん関係は、どちらかが甘えすぎることなく、持ちつ持たれつの関係なんです。先に仕事に出かける伊藤さんが、彩のために朝食を作ってラップをかけて用意してくれていたり、さりげない優しさがあるんです。伊藤さんの存在が彩の生活を充実させてくれたんだろうなあと思います。彩は何もしなくても、伊藤さんが家庭菜園をやってくれて、その野菜が食卓に並んだり…。年が近い年齢だったら難しいと思うのですが、伊藤さんは、彩とお父さんをうまく繋ぎ止めてくれていて、バランスをとってくれる。1人の方が楽かもしれないですが、この映画の2人は、お互いいい刺激を与えながら、生きていけるカップルだと思います」と上野さん。まさにいい感じに肩の力が抜けた、バランスのとれた2人の掛け合いは、本作の見どころの1つとなっている。メガホンをとったタナダ監督も、「リリー・フランキーさんは、いままで正しくきちんと傷ついてきた人なんじゃないか、というふうに勝手に想いました。この映画で、伊藤さんが手を差し伸べるところと、差し伸べないところの加減が、リリーさんが演じているからこその絶妙のバランスに落ち着いたんじゃないかと思います。藤竜也さんとリリー・フランキーさんの共演は、枯れ専、というとお2人に非常に失礼ですが(笑)、ダンディな年上好きの女子にもたまらないと思います(笑)」と、女子の萌えのポイントを的確についていることにも自信をのぞかせている。一見、何も考えていなように見えて実は思いやりにあふれている、リリーさん演じる伊藤さんの脱力感、そして、藤さん演じるお父さんとの“心の交流”にも要注目だ。『お父さんと伊藤さん』は10月8日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月08日恋愛小説の金字塔にして、不朽の名作「高慢と偏見」が“感染”して現代に蘇る『高慢と偏見とゾンビ』。このほど、『シンデレラ』のリリー・ジェームズが演じるエリザベスをはじめ5人の姉妹たちが、華麗にゾンビの大群を成敗しながら恋に落ちる、予告編映像とポスタービジュアルが解禁となった。18世紀イギリスの片田舎。ベネット家の5人姉妹は、裕福な人との結婚を夢見て毎日を送っていた。そんなある日、屋敷の隣に、大富豪の騎士ダーシーが引っ越してくる。狂喜乱舞する姉妹だったが、次女エリザベスは、初対面でみせた彼の高慢な態度に嫌悪感を抱いていた。だが、やがて人類とゾンビの最終戦争が勃発、共に戦うことになった2人は、互いの偏見に徐々に気づきはじめ――。本作は、誤解と偏見から起こる恋のすれ違いを綴ったジェイン・オースティンの名作の舞台を、謎のウィルスに感染した終末世界に置き換えるという大胆な試みで話題を呼び、200万部越えのベストセラーとなったマッシュアップ小説を完全映画化。主人公のベネット家の次女、エリザベスを演じるのは、ディズニー『シンデレラ』に抜擢され、英国貴族社会を描いた人気TVドラマ「ダウントン・アビー」でもよく知られるリリー・ジェームズ。華奢で可憐な姿とは裏腹に、『キル・ビル』さながらのカンフーを駆使し、ゾンビを倒していくスタイリッシュなアクションシーンは必見だ。また、エリザベスとすれ違いながらも惹かれあう大富豪の騎士ダーシー役には、『マレフィセント』のサム・ライリー。少女マンガの原点ともいえるツンデレ男子ぶりは、ゾンビだらけの世界でもエリザベスの乙女心を翻弄する。さらに、『ベン・ハー』リブート作に抜擢され、“ジェームズ・ボンド”候補としても注目度上昇中のジャック・ヒューストン、『ダーク・シャドウ』のベラ・ヒースコート、『ノア約束の舟』『ライオット・クラブ』のダグラス・ブース、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のマット・スミスら、豪華で多彩な英国俳優たちが集結する。解禁となった予告編映像では、絢爛豪華な衣装に身を包んだ中世・イギリスの紳士淑女たちが、真実の愛を求めてラブロマンスを繰り広げる不朽の名作の新たな映画化…かと思いきや、ヒロイン・エリザベスの背後に忍び寄る存在が!そこで『高慢と偏見』のタイトルがスライドし、まさかの“ゾンビ”が出現!“名作が感染”というユーモアあふれる斬新な予告編がスタートする。清々しいほどにゾンビを切って切って切り倒す、淑やか(?)で可憐な最強5人姉妹の本格アクションと、元祖ラブコメともいわれる胸キュンロマンスとのコラボレーションには要注目!本編への期待がますます高まる映像となっている。『高慢と偏見とゾンビ』は9月30日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月29日日米合作、リリー・フランキー15年ぶりの単独主演作『シェル・コレクター』が、現地時間21日(木)、アメリカにて開催されている「第10回JAPAN CUTS ~ジャパン・カッツ!」で上映。そしてリリーさんが、日本映画界に貢献している監督や俳優の功績をたたえる「CUT ABOVE賞 for Outstanding Performance in Film」を受賞したことが分かった。本作は、ピューリッツァー賞受賞作家アンソニー・ドーアの同名小説を原作に、ニューヨークでも活躍してきた坪田義史監督が、舞台を沖縄に置き換えオール沖縄ロケで撮影。厭世的生活を送る主人公、盲目の貝類学者役のリリーさんをはじめ、寺島しのぶ、橋本愛、池松壮亮といった豪華共演者が脇を固めている。今回行われた「JAPAN CUTS ~ジャパン・カッツ!」は、アメリカ・ニューヨーク・ジャパン・ソサエティーで開催される北米最大規模の日本映画祭。10回目を迎える今年は、『シェル・コレクター』をはじめ、29本の長編と21本の短編が英語字幕付きで上映された。今回リリーさんが受賞した「CUT ABOVE」賞は、4年前から日本映画界に貢献している監督や俳優の功績をたたえる賞で、昨年は『百円の恋』に出演した安藤サクラも受賞している。リリーさんは今回の受賞に「僕は幼い頃から、アメリカで生まれた映画、ロックンロール、自由に影響を受け育ったおじさんです。その憧れの国、アメリカで、文化の最先端ニューヨークで作品が公開され、このような賞を頂いたことを光栄に思い誇りに思います」と喜びのコメントを寄せていた。今年2月に日本で公開されると、アーティスティックな映像とキャストの演技が唯一無二の個性を放つ話題作として注目を集めた本作。今回が待望のアメリカ凱旋上映ということもあり、上映前から高い関心を集め会場は満席に。舞台挨拶では、リリーさんが「園子温監督に代わって駆けつけました」と直前に欠席が伝えられた園監督にちなんでマイペースに挨拶し、客席は笑いに包まれた。また、坪田監督は米文学の原作を映画化したことについて「僕のフィルターを通してアンソニー・ドーアさんの静謐な小説が映画になっていく、自分を通してインプットしたものをミックスする作業に興奮した」と語り、改めて日米合作の手ごたえをかみ締めていたようだ。さらに、本作の映画音楽を担当したメデスキ、マーティン・アンド・ウッドのビリー・マーティン、NYと京都を往復して活躍している劇中絵画を手掛けた下條ユリ、ジム・ジャームッシュ作品のプロデューサーとして知られ本作では出演も果たしているジム・スタークも北米プレミアである本上映に駆けつけていた。上映後にはアフターパーティとしてビリー・マーティンによるライブが行なわれ、観客とリリーさん、監督も交流を楽しむなど、日本と世界の一流クリエイターが集う上映となっていた。『シェル・コレクター』は9月2日(金)よりBlu-ray&DVD発売開始※DVDレンタル同時開始。(cinemacafe.net)
2016年07月22日イラストレーターのリリー・フランキーが手がけた、フジテレビ系大型バラエティ特番『FNS27時間テレビフェスティバル!』(7月23日18:30~24日21:24)のオリジナルTシャツのデザインが14日、公開された。今回、リリーがデザインしたイラストは、『27時間テレビ』のメインキャラクターとして「ニーナちゃん」をセンターに配置。この「ニーナちゃん」が、27種の個性豊かな動物たちを引き連れてパレードしている様子を描ぎ、同番組のコンセプトである「みんながにぎやかに集う」イメージとなっている。このデザインは、出演者などが着用するTシャツだけでなく、番組放送中の画面上などにも登場。フジテレビの濵野貴敏チーフプロデューサーは「リリーさんが描きあげてくれた、これらのキャラクターたちは、27時間を思いきり駆け抜けてくれそうな、生き生きとしたエネルギーにあふれていると思います」とコメントを寄せている。Tシャツは16日から、東京・台場のフジテレビ内「フジテレビショップ」と、通販サイト「e!ショップ」で一般販売される。
2016年07月14日『溺れるナイフ』『ピース オブ ケイク』などでおなじみのジョージ朝倉さんが、青年週刊誌で連載している『ダンス・ダンス・ダンスール』2は、クラシックバレエに情熱を傾ける男子中学生が主人公。バレエがテーマの現代版スポ根物語とは、ちょっと意外な気もするが…。「私も意外です(笑)。好きな作家さんでも、バレエマンガは読み飛ばしてしまうくらい興味がなかったので。だけど娘が習っているバレエ教室に男の子が入ってきて、この子はどういうメンタリティでバレエを始めて、この先、思春期をどう乗り越えていくんだろうってところから興味を持つようになったんです」幼い頃バレエにひかれながらも、父を亡くした潤平は、男らしくあろうとあきらめた。そんな彼がバレエと再び出合い、ピタピタのタイツ姿で舞う独特の美意識や、「女の子の習いごと」というイメージに反発しながらも、取り込まれていく。「やりたいことを見つけた人は羨ましいなって、自分の青春時代を走馬灯のように振り返って気づいたんです。オレの分まで羽ばたけ、潤平!と思いながら描いてます(笑)」本作のためにバレエを習い始めた朝倉さんは、うまく踊れないストレスで一時的に激ヤセ(!)してしまったほど。迫力あるダンスシーンも、そんな努力の賜物といえる。『溺れるナイフ』で実証済みだが、思春期の危なっかしい心のうちを描く手腕は本作でも際立っているし、男性目線なところも新鮮だ。「私のなかの中2男子を出しているだけ。潤平はお調子者だからフワッと生きてこられたけど、自分で人生を選ばなければいけない時期に差し掛かった感じを表現したいんです」いじめやスクールカーストなど、バレエ以外の部分も読み応えあり。人生をかけるべきものと出合った愛すべきおバカ中学生がどう成長していくのか、先物買いのファンのような気持ちで応援したくなるはず。◇幼い頃に出合ったバレエへの未練を隠しながら、男らしく振る舞う村尾潤平の前に、転校生の美少女と、孤高の天才少年が現れる。著者初の青年週刊誌連載。小学館各552円。◇(C)ジョージ朝倉/小学館「ビッグコミックスピリッツ」連載中。◇じょーじ・あさくらマンガ家。代表作に『恋文日和』『ピースオブ ケイク』『溺れるナイフ』『テケテケ★ランデブー』など。『溺れるナイフ』の実写映画版が11月公開予定。※『anan』2016年7月13日号より。写真・森山祐子インタビュー、文・兵藤育子
2016年07月12日日本でも大ヒットした『シンデレラ』で一躍若手トップスターの仲間入りを果たしたリリー・ジェームズ。彼女が華麗な現代の“シンデレラ”から、まさかのゾンビハンターとなるベストセラー小説の映画化『高慢と偏見とゾンビ』が、9月に日本公開されることが決定した。舞台は、18世紀イギリス。謎のウィルスが蔓延、感染したものはゾンビとなって人々を襲っていた。片田舎で暮らすベネット家の5人姉妹は、裕福な人との結婚を夢見ながら得意の“カンフー”でゾンビと戦う日々を送っている。そんなある日、屋敷の隣に、大富豪の騎士ダーシーが引っ越してきた。狂喜乱舞する姉妹だったが、次女エリザベスは、初対面でみせた彼の高慢な態度に嫌悪感を抱く。だが、人類とゾンビの最終戦争が勃発し、共に戦うことになった2人は、互いの偏見に徐々に気づき始め――。2005年にはキーラ・ナイトレイ主演で映画化もされた、恋愛小説の金字塔「高慢と偏見」。その舞台を謎のウィルスに感染した終末世界に置き換えるという大胆な試みで、200万部を越える大ベストセラーとなったマッシュアップ小説「高慢と偏見とゾンビ」(ジェイン・オースティン&セス・グレアム=スミス/二見書房刊)を、まさかの完全映画化。原作小説は、発売当初からセンセーションを巻き起こし「ニューヨークタイムズ紙」のベストセラーリスト入り。世間で話題となるそのちょっと前、プロデューサーとしても活躍する女優ナタリー・ポートマンから製作アリソン・シェアマーへかけられた1本の電話が、今回の映画化プロジェクトを始動させることとなった。監督・脚本には『セブンティーン・アゲイン』の気鋭バー・スティアーズ。キャストには、原作の世界観を体現するべく、若手から重鎮まで多彩な英国俳優が集結した。主人公のベネット家の次女、エリザベスを演じるのは、ディズニー映画『シンデレラ』に主演して世界中の老若男女を魅了、英国貴族社会を描いた人気TVドラマ「ダウントン・アビー」ローズ役でも知られるリリー・ジェームズ。本作では、華奢で可憐な姿とは裏腹に、『キル・ビル』さながら得意のカンフーを駆使し、ゾンビを次々と倒していく!また、エリザベスとすれ違いながらも惹かれ合う大富豪の騎士ダーシー役には、『マレフィセント』のカラス“ディアヴァル”役のサム・ライリー。少女マンガにも通じる、ぶっきらぼうだけどどこか放っておけないツンデレ男子ぶりには、エリザベスの乙女心も翻弄されっぱなし。そのほか、リメイク版『ベン・ハー』に抜擢されたジャック・ヒューストン、『ダーク・シャドウ』のベラ・ヒースコート、『ノア 約束の舟』『ライオット・クラブ』のダグラス・ブース、『ターミネーター:新起動/ジェネシス』「ドクター・フー」のマット・スミスら、注目のキャストが揃う。エリザベスとダーシー、すれ違いながらも恋に落ちていく2人に待ちうけるのは、人類とゾンビの最終戦争!?ロマンス×ゾンビ×アクションの化学反応を、この秋、楽しみにしていて。『高慢と偏見とゾンビ』は9月よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月11日主演エディ・レッドメイン、監督トム・フーパーという『レ・ミゼラブル』の2人がタッグを組み、世界初の性別適合手術を受けたリリー・エルベの実話に基づく勇気と愛の物語を映画化した『リリーのすべて』。本作待望のブルーレイ&DVDリリースが、9月7日(水)に決定した。風景画家のアイナー・ヴェイナーは肖像画家の妻・ゲルダと結婚し、デンマークで充実の日々を送っていたが、ある日、妻に頼まれて女性モデルの代役をしたことを機に、自分の内側に潜む“女性性”に気づく。それがどういうことなのかもわからないまま、“リリー”という女性として過ごす時期が増え、心と身体が一致しない状態に苦悩するアイナー。一方のゲルダは、夫の変化に戸惑いながらも、いつしか“リリー”こそアイナーの本質であると理解していく――。『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞を獲得したエディが、フーパー監督との再タッグで挑んだのは、まだトランスジェンダーという言葉や概念が確立していなかったであろう1920年代を舞台に贈る、鮮烈なラブストーリー。時代の空気感を表現した、華やかなファッションやインテリアなど衣装や美術も必見だ。エディは、主人公・リリーの何がほかの人との違いを生んだのかについて、「元来あった資質」「ゲルダの存在」「夫婦ともに先進的な思考を持ったアーティスト」「時代的な背景」などのさまざまな可能性を推測し、役作りをしたという。俳優魂を全身全霊つぎ込み、トランスジェンダーの女性という難役を繊細に体現したエディは、2年連続でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、再び世界中から絶大な評価を浴びた。今後、主演待機作には、ハリー・ポッター新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が控えている。また、リリーの理解者・ゲルダを好演したアリシアは、本作で見事アカデミー賞助演女優賞を受賞。「世界で最も美しい顔100人」に選ばれるほどの美貌のみならず、演技派女優としても世界的に認知され、アカデミー賞視覚効果賞受賞の『エクス・マキナ』、ヒロイン役に抜擢された『ジェイソン・ボーン』、そしてアンジェリーナ・ジョリーの当たり役を引き継ぐ『トゥームレイダー』リブート版など、話題作への出演が続き、いまもっとも勢いのある女優となった。ほかにも、本作には個性的な演技派が勢ぞろい。初めて“リリー”として出かけた彼女を見初めるヘンリクには、『007』シリーズQ役でおなじみのベン・ウィショー。夫妻の友人でバレエダンサーのウラには、『マジック・マイク XXL』のアンバー・ハード。アイナーの幼なじみでゲルダのよき相談役となる画商のハンスは、『君と歩く世界』のマティアス・スーナールツが演じている。『アバウト・タイム 愛おしい時間について』『博士と彼女のセオリー』『ラブ・アクチュアリー』など、恋愛映画のヒット作&名作を数々送り出してきたワーキング・タイトルが届ける、“本当の自分らしく”生きることを求めた恋愛映画に、もう一度、心震わせてみて。『リリーのすべて』は9月7日(水)よりブルーレイ&DVDリリース。(text:cinemacafe.net)
2016年06月19日映画『二重生活』完成披露試写会が14日、都内で行われ、門脇麦、菅田将暉、長谷川博己、リリー・フランキー、岸善幸監督、原作者の小池真理子が登壇した。直木賞作家・小池真理子の小説を基にした本作は、門脇さん演じる平凡な学生が、“尾行”という禁断の行為にのめり込んでいく様を描いた心理エンターテイメント。菅田さんが珠の恋人・卓也、長谷川さんが尾行される石坂、リリーさんが珠に「哲学的尾行」を勧める大学院教授・篠原を演じる。映画単独初主演の門脇さんは撮影をふり返り、卓也役との同棲シーンについて「不安もあり、非常に悶々とした日々でした」とつらそうに話すが、尾行シーンでは「自分の演技は置いておいて、尾行の対象に集中すれば良かったので、なんて気楽にできるんだと思った」とぶっちゃけて笑顔。一方の長谷川さんは「役と言えども、ずっと尾行されるのはすごい嫌な気持ちでした」と苦笑い。また、岸監督について「静かなサディスト」と評すると、「結構なものを要求されるんですが、お任せしますと言われるので、いままでの役を作るとは違う感覚になりました」と役作りに苦労したことを明かした。この日は、長谷川さんとリリーさんの意外な関係も明らかに。約20年前、長谷川さんが大学生のときに出版社でアルバイトをしており、リリーさんの家に原稿を受け取りに行っていたそうで、リリーさんは「僕はずっと長谷川くんに尾行されていました」と吐露。その言葉をきっかけに、2人は「居留守使われたこともありました」(長谷川さん)、「仕事場に貼ってあるポルノ映画のHなポスターを見て、どこに売ってるんですか?と食らいついてきた」(リリーさん)と各々の思い出を暴露。さらに、リリーさんが初めて出演した映画『盲獣vs一寸法師』(2004)の同役オーディションを長谷川さんが受けて落選した事実も判明。そんな逸話があるリリーさんと長谷川さんが同じ舞台に立つ不思議を、2人は「変な感じですね…」と噛みしめていた。『二重生活』は6月25日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月14日CHANELの広告塔に抜擢され、主演映画も公開間近の今一番注目株、リリー=ローズ・デップ。デザイナー界の巨匠カール・ラガーフェルドをはじめ、世界 中からラブコールを送られる彼女ですが、その美貌は母親譲りの超がつくほど なビ・ジ・ン!外国人メイクでもフランス的なアンニュイ顔に憧れるなら、 彼女を真似るのがオススメ。華麗なる一族の美娘「リリー=ローズ・デップ」ジョニー・デップを父に持ち、母はフランスを代表する歌手で女優のヴァネッサ・パラディ。誰もが羨むようなサラブレット中のサラブレットな彼女ですが、切望の眼差しは生まれだけではありません。その類まれなる美貌はデビュー前からゴシップ雑誌の常連だったほど。若干16歳ながら大人の女性の雰囲気を醸し出しているのは、フランス人らしいアンニュイな表情とそのメイクに秘密あり。リリー=ローズ・デップのメイク真似セクシーさもありつつ、意志の強さも感じさせつつ、ティーンエイジャーらしいフレッシュオーラを身にまとうリリー=ローズ・デップ。そんな一見混在しない要素がそろうのは、彼女のメイクが成せるワザ。アイメイクとオーバーリップで色っぽく演出して、しっかり眉毛で自己主張のあるフェイスを。そしてツヤ感のある肌作りが若々しい魅力を際立たせています。そんな彼女の真似メイクは、日本人顔をハーフ顔に近づける要素も満載。アジア人顔の筆者でもここまで変わることができるので、あなたもトライしてみては?EYEMAKE鼻筋の直線上に眉頭が来るくらい眉間を狭めて。眉頭から眉山までは一直線に 描きます。正面を向いているときの黒目の外側の上くらいに眉山を持ってきて 、眉尻を小鼻と目尻を結んだ直線上に描きましょう。このときの目尻は、アイ メイク後の目尻のこと! 全体的にしっかりと描き、パウダーよりもペンシル 使いで一本一本眉毛を描き足していく要領で。色気を醸し出すアイメイクは、ベースとして上下アイホール全体に肌なじみの 良いブラウン系のシャドウをブラシでのせて影をつけます。二重まぶたをオー バーするくらいにボルドーシャドウを重ねて、下まぶた中央から目尻にかけてもON。さらに濃いボルドー色を目尻のくの字ラインに入れ、横顔を印象的に 。アイライナーは目尻に従って太くなるように描き、下まぶた目尻にもONして、目力UPを。マスカラは上下たっぷり塗るとフランス顔に近づけますよ。アイメイクの仕上げに眉頭からノーズシャドウを入れて、彫りの深い顔立ちへと変身させましょう。CHEEK&LIP肌はツヤ感の出るリキッドファンデーションやクッションファンデーションなどを使い、パウダーを極力のせないようにして、ハリ感をKEEPします。リリー=ローズ顔は、頬のこけ感がポイントなので、チークは画像のように三角に入れて。口をつぼめて頬をこけさせてから、凹んだ部分にチークをのせるようにすると上手く仕上がります。リップは弾力のある唇を作るために、多少オーバー気味に色をのせるのが正解。アイメイクやチークで色を使っている分、リップはオレンジやベージュ系のなじみカラーを選択すると◎アイブロウメイクやオーバーリップなど、外国人顔に近づく要素も盛々のリリー=ローズメイク。「みんなと同じ」よりも「自分らしさ」が好きなあなたは、この夏、リリー=ローズ風メイクで一味違った自分の魅力に出会ってみては?
2016年06月02日シャネル(CHANEL)が9月に発売予定の新作フレグランス「N°5 ロー」のモデルに、女優のリリー=ローズ デップを起用することを発表した。リリー=ローズ デップは、自身が主役を務めるケヴィン スミス監督の映画『Yoga Hosers』をはじめ、レベッカ ズロトヴスキ監督の『Planetarium』、第69回カンヌ国際映画祭の「ある視点部門」にも出品されたステファニー ディ グスト監督『La Danseuse(Dance)』の3作品が公開を予定しているなど、今最も注目を浴びている若手女優だ。15年9月に発表されたアイウエアコレクションのキャンペーンモデルも務めている。ヨハン・レンクが監督を務めた同フレグランスのキャンペーンフィルムは16年秋に公開予定。リリー=ローズ デップが新しい時代のシンボルとして、パーフェクションに対する自由なスピリットや大胆さを表現し、シャネルのアイコニックなフレグランスに若々しいフレッシュさや美しさをもたらしている。
2016年05月31日開催中の第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で、『The Dancer』(原題)が上映され、主演のソコ、ギャスパー・ウリエル、メラニー・ティリー、そしてリリー・ローズ・デップが登壇した。ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの長女であるリリー・ローズが演じるのはモダンダンスの祖、イサドラ・ダンカン。ソコ演じる革新的なダンサー、ロイ・フラーに見いだされ成功への階段をのぼって行くイサドラを鮮烈に演じている。ステージにあがったリリー・ローズは背中が大きくあいた「シャネル(CHANEL)」の黒いドレスで、ヴァネッサゆずりの華奢な体がいっそう強調されていた。公式上映には、今年の審査員でもあるヴァネッサ・パラディも出席。晴れの場に登場した娘の姿を熱心に撮影し、母親らしい素顔を見せていた。一方、ソコの恋人クリステン・スチュアートはカンヌ入りしているものの、公式上映には現れず。クリステンはオープニング作品『カフェ・ソサエティ』(ウディ・アレン監督)と、コンペ部門の『Personal Shopper』(オリヴィエ・アサイヤス監督)の2本に出演している。主人公ロイ・フラーを演じソコは、上映後10分以上のスタンディング・オベーションを受け、キャストと監督ステファニー・ディ・ギュストは抱き合って喜んでいた。上映前はかなり緊張した様子だったリリー・ローズも、顔をほころばせた。ステファニーにとって、これが初の長編作品。新人監督に贈られるカメラ・ドール賞の有力候補になりそうだ。(text:Ayako Ishizu)
2016年05月16日歌手のリリー・アレンが7年越しでストーカーに悩まされていたことを「The Observer」に語った。リリーに対する“強盗”と“迷惑行為”で有罪判決が下されているアダム・グレイは、中傷の手紙を送りつける、家のドアをバンバン叩く、果ては何日もリリーの家の庭に居座るといった迷惑行為を続けてきた。決定的な恐怖体験はある日の真夜中、リリーと子どもたちが寝ている家にアダムが侵入してきたことである。その日うっかり勝手口の鍵をかけ忘れて寝てしまったリリー。壁を叩く音で目が覚めた彼女が恐怖でベッドの上で固まっていると、ドアノブが回り男が入ってきた。思わず後ずさりするリリーを罵りながら詰め寄り、「俺の父親はどこだ」と叫んで布団をはがした。アダムはナイフらしきものをジャケットの中に持っていたとリリーは確信している。幸い寝室にはリリーだけでなく友人がおり、アダムを撃退したとのこと。こんな思いをしてもリリーは「彼に対する怒りはない。精神を病んでいるんだから」と言っており、むしろ怒りの矛先をこの事件への対応がひどすぎる警察に向け、痛烈に批判している。テレビ番組に出演してリリーへ謝罪の言葉を述べたアダムの母親によれば、アダムは2年前に妄想型統合失調症と診断を受けており、治療が必要な状態だという。彼は現在、最終的な判決を待っているところだ。(Hiromi Kaku)
2016年04月22日実写版のシンデレラ役などで知られる英女優のリリー・ジェームズがバーバリーのフレグランス「マイ・バーバリー」の広告塔に起用された。今夏のキャンペーンに登場することになったリリーは、このコラボについて「バーバリーのチームに正式に参加することになって興奮しています。英国人であることをとても誇りに思っていますから、これは大きな意味を持っています」と話す。リリーはソーシャルメディアでも、「マイ・バーバリーの新しい顔になったことを喜んで発表するわ。2016年8月にお披露目になるキャンペーンを楽しみにしていてね!」とこのニュースを発表した。リリーのキャンペーンは、ファッション写真家のマリオ・テスティーノが手掛ける広告ヴィジュアルのほかに、映像も公開されることになるという。ケイト・モスとカーラ・デルヴィーニュがモデルを務めてきた「マイ・バーバリー」の新キャンペーンの内容についてはあまり明かす気がない様子のリリーだが、「キャンペーンの一番最初の撮影はとても特別だったわ。あまり詳細を言いたくないけど、自分のまた違う面を見せられたのはとても楽しかったわ」と撮影の感想を語った。(C)BANG Media International
2016年04月21日『英国王のスピーチ』で作品賞、監督賞を含むアカデミー賞4部門を受賞し、『レ・ミゼラブル』では世界を涙で包んだトム・フーパー監督。新作『リリーのすべて』では、世界初の性別適合手術を受けたデンマーク人、リリー・エルベの実話を題材にしている。トランスジェンダーという言葉はもちろん、その概念もない時代に、真の自分を追求した勇気ある女性の物語に、オスカー受賞監督が挑んだことが話題だが、彼を魅了したのは何だったのか。来日したフーパー監督と、『リリーのすべて』について語り合った。―素晴らしい物語ですが、映像もとても美しく、まるで動く絵画のようでもありました。「ありがとう。アーティストたちの映画だから、彼らが見たような世界を表現したいと思ったんだ。主人公のアイナー(のちにリリー)は、風景が持つ美とパワーをワイドショット、ワイドフレームで追求した風景画家だった。一方、妻のゲルダは、人の、特に女性の美しさをクローズアップで切り取ろうとしていた。だから、ワイドショットとクローズアップを組み合わせて、二人の創造性を象徴する映像にしたんだ。それに、絵画は静止画だから、ハンドカメラや動きのあるカメラワークはあまり使わず、固定カメラを使おうと思いついた。デンマーク人画家たち、特にヴィルヘルム・ハンマースホイにもインスパイアされた。白・黒・灰色を基調とした彼の作風は、アパート内部のセットをデザインする際にアイディアとして取り入れた。アイナーとゲルダの結婚生活は、順調ではあったけれど、何か違和感があるということを暗示するような、主人公たちの孤独感を表現するような雰囲気を出したかったから。何かが起こりそうなムードというものに気づいてもらうためにね」。―脚本を読んだとき、3回泣いたそうですね。「たぶん2回だったと思う。でも、PR担当が3回と公表しているね(笑)。それはともかく、まずは二人の愛の物語に打ちのめされたんだ。だから、この物語は観客に届くと感じた。結婚とは長期間にわたる人間関係の最たるもの。人間は変化する。その極端な例が、リリーへとトランジションしたアイナーだ。この変化に直面し、挑戦し、打ち勝つ愛や思いやりが二人の間には溢れている。それが美しいと感じたんだ。特に夫を失う立場にあるゲルダの愛は大きい。ゲルダは夫を愛しているけれど、リリーが彼女らしく生きるために何ができるかと考えサポートする。この物語は喪失と愛の物語なんだ」。―その一方で、ゲルダはリリーを描くことで、画家としての才能を花開かせ成功を手にしますね。「アーティストとしての野望と、女性としての喪失がないまぜになるという複雑な状況でもある。皮肉だよね。ゲルダの成功は、リリーにありのままに生きることを推奨したという現実の上に成り立っているんだ。女性としての幸せは妥協した形になった。この映画は、愛の力を映し出したものだけれど、もうひとつ、アートの力を浮かび上がらせたものでもあると思っている。偉大なアーティストとは、ありきたりではないということだ。夫の中に潜んでいた女性性を目の当たりにするうちに、アーティストとしてそこに惹かれていき、創作意欲をかきたてられる。リリーがゲルダのミューズになるんだ。そんな目を見張るようなアートの魅力、感受性を表現できるということも、この映画をとった理由のひとつだ」。―本作はひとりのトランスジェンダーの女性が自らのアイデンティティを追求するというのが大きなテーマのひとつになっています。リリーが生きたのは80年以上も昔のことですが、いまもデリケートなテーマであることには変わらないようですね。「確かにそうなんだ。この問題にまつわる進歩は、ほんの少しに過ぎない。実は2008年に映画を作ろうとしたとき、周囲からは“たぶんこのテーマでは映画会社や配給会社を見つけるのはとても難しいだろう、リスクが高すぎる”と言われたんだ。でも、『英国王のスピーチ』や『レ・ミゼラブル』の成功を経て、作りたい映画を撮れるようになった。作品ができると、次のリスクは、観客が劇場に足を運んでくれるかどうかだった。でも、杞憂だった。1月にUKで公開されたとき、『スターウォーズ/フォースの覚醒』に次いで2位を記録したんだ。観客たちが、先入観を持たずにこの物語を受け入れてくれ、リリーの旅路に寄り添ってくれたことをとても嬉しく思う。この作品はトランスジェンダーを描いた作品だけれど、一人の人間が本当の自分になろうと闘う物語だ。すべての人間が最高の自分、ありのままの自分になろうとして直面する課題を描いた万国共通のテーマを内包しているんだ。ところで、日本ではこういったテーマはどう受け止められるのだろう」。―日本は保守的でもありますが、歌舞伎のように、ジェンダーの壁を感じさせない伝統文化もあります。個人的な意見ではありますが、キリスト教文化が色濃い欧米諸国に比べて、日本は意外にオープンで、寛容なところがあるのかもしれません。「そうだね。ぜひ日本の観客にも受け入れて欲しいな。日本では過去の私の作品を愛してもらっていて、とても光栄に、そして幸運に感じているんだ。困難に直面した人が、それを乗り越えようとするという部分では、『リリーのすべて』も過去の作品と似た部分があるから、僕のことを信じて、リリーの旅に付き合ってもらえたら嬉しい」。―LGBTQ(※)を扱った作品には、社会から差別的な扱いや暴力を受ける描写が登場することも多いですが、本作にはとほんどそれがなく、同情ではなく共感によってリリーを深く知ることができますね。「リリーには良き理解者でオープンな心を持った友達、ハンスやウラがいた。当時としてはとてもリベラルな人々だ。ボヘミアンでアーティスティックで、彼らのコミュニティはとても先進的で寛容であり、偏見を持たない。リリーが本当の自分を追求できたのは、それもひとつの理由だったと思う」。※レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア/クエスチョニングのコミュニティのこと。―この作品では悲劇に焦点をあてず、自分を発見する喜びによりフォーカスしているところが素晴らしいと思います。「そう言ってもらえて嬉しいよ。そう感じてもらえるのは、とても意味のあることなんだ。実は、多くのインスピレーションを貰ったトランスジェンダーの女性がいる。『マトリックス』シリーズの監督であるラナ・ウォシャウスキーだ(※)。彼女はリリーのことを知っていた。そしてこう言ったんだ。“この物語を悲劇として描かないで。それはとても重要なことなの”と。“性別適合のプロセスは痛みを伴う旅であると同時に、喜びであると、多くの人にこの映画を通して理解してもらいたいから”とね。だから、必ずそうすると約束したんだ」。※ラナは元ラリー、彼女の妹リリーは元アンディ。姉妹揃って男性から性別移行し、いまではウォシャウスキー姉妹として認知されている。―それは、リリーが見せる喜びに満ちた表情が多くとらえられていることからも、見て取れますね。「たとえば、リリーがまだアイナーだったとき、妻のゲルダから、約束の時間に遅れているモデルのかわりにストッキングをはき、ドレスをあててみてくれと頼まれたシーン。エディ・レッドメインには、ここでは不安と、喜び、痛み、希望のバランスを上手く取ってほしいと伝えた。自分の中の女性性に気づいてしまったとき、妻や友人や社会は何と言うだろうかという不安は抑えられない。でも、大いなる可能性へと導くドアがそこで開くんだ。自分でも気づいていなかった本当の自分を見つけたら、それをしっかり捕まえなくてはならない。だから、喜びも重要なんだ」。―監督自身、リリーのように、思いもよらなかった自分を発見したという経験は?「映画づくり、がそうかもしれないな。初めて映画制作に漕ぎ着けたときは、水を得た魚のような気分だった。12歳ですでに映画監督になりたかったけれど、誰もそんな子供に映画制作を依頼したりしない(笑)。だから、長年かけて夢を叶えた。そして、監督業に就いたとき、ついに家を見つけたという気持ちになったよ」。―監督の作品といえば、困難に挑む人々の姿が印象的ですね。「最高の、そして真の自分であることを何らかの障害によって阻まれながらも、そこに立ち向かう人々にどうしようもなく惹かれるんだ。すべて自分で解決できる問題ばかりじゃないけれど、無償の愛を捧げてくれる人々の力によって、それを乗り越えられる。『英国王のスピーチ』では王とスピーチセラピスト、『レ・ミゼラブル』ではジャン・ヴァルジャンと彼を赦した神父が良い例だ。ジャン・ヴァルジャンはコゼットとの出逢いで、二度目の変化を迎える。本作では、ゲルダのリリーへの愛が、変化を可能にする。私は何かを変化させる力を持つ愛に、心を奪われていると言えるね」。―エディのキャスティングにはどのような経緯があったのですか?「2008年、最初に脚本を読んだ時から彼が第一候補だった。すでに、TVドラマ『エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~』でキャスティングしていて、そのときの繊細さと強さを併せ持つ演技が言葉にならないくらい素晴らしかった。だから、また一緒に仕事をしたいと思っていたところで、『レ・ミゼラブル』を撮ることに。バリケードのシーンを撮っている合間に、エディに脚本を手渡したんだ。すぐに読んでくれて、この物語に恋に落ちてくれた。僕と同じようにね。彼とは信頼関係で結ばれている。とても幸運だ。最初に組んでから、もう10年になる。親友と一緒にキャリアを重ねられるのはとても特別なこと。互いに良く知っているからストレスがないし、正直になれるし、その上でプロとして仕事ができる関係だ。互いに尊敬しているし、互いのアイディアを楽しんでもいるよ」。―理想のパートナーシップですね。「面白いのは、私の映画の多くがコラボレーションに関係しているということだ。本作はアイナーとゲルダの協力関係が土台だ。映画もスタッフ、俳優たちとのコラボレーションの産物。きっと無意識のうちに、自分が経験している素晴らしいコラボレーションの世界を表現したいと思っているんだろうね」。(text:June Makiguchi/photo:Nahoko Suzuki)
2016年03月27日モデルや女優として活躍しているジョニー・デップの16歳になる娘、リリー・ローズ・デップに恋のうわさが流れている。ボーイフレンドと目されているのはモデルのアッシュ・スタイメスト。イギリス出身の24歳で、昨年10月から度々リリー・ローズと一緒にいるのを目撃されている。2人は今週初めにロサンゼルスからリリーの生まれ故郷であるフランス・パリに到着、22日(現地時間)に一緒に市内を歩いていた。カフェでのランチにはリリー・ローズの叔母のアリソン・パラディも合流。リリー・ローズもアッシュも2人の関係について何もコメントしていないが、すでに家族や親戚とも一緒に過ごせるくらいの親しい関係なのは確かだ。翌日、リリー・ローズは母親のヴァネッサ・パラディや前日も一緒だったアリソンと3人で、マレ地区でショッピングを楽しんでいた。(text:Yuki Tominaga)
2016年03月25日18日(金)から公開になる映画『リリーのすべて』の特別映像が公開になった。トム・フーパー監督、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞を受賞したエディ・レッドメイン、本作でアカデミー助演女優賞に輝いたアリシア・ヴィキャンデルが作品の魅力についてじっくりと語っている。特別映像映像にまず登場するのは、1928年のデンマークで暮らす風景画家アイナーと肖像画家のゲルダの夫妻だ。ある日、アイナーは妻に女性モデルの代役を頼まれたことをきっかけに、自分の内側に潜む女性の存在に気づき、“リリー”という名の女性として過ごす時間が増えるが、しだいに心と身体の不一致に苦悩するようになる。本作はトランスジェンダーの先駆者のドラマを描きながら、その中心には“夫婦のドラマ”が据えられている。フーパー監督が「彼女の存在がリリーの変化を支えた」と語る通り、リリーの隣にはいつも妻ゲルダがいた。最初は“遊び”ではじめたことがきっかけで、アイナーはゲルダの予想外の変化を遂げる。映像にはその事態をうまく受け入れることができずに混乱するゲルダの姿が登場するが、やがて彼女はリリーこそが夫のあるべき姿であることを受け入れていく。本作は実話を基に大胆な設定のドラマを描くが、その根本にあるのは“愛する相手の変化を受け入れることができるか?”というテーマで、ヴィカンダーは「ふたりのラブストーリーだけど、究極的にはいかに自分を愛するかの物語」だと分析し、レッドメインは「本作は愛の深遠さを教えてくれる。真の愛を決めるのは、ジェンダーとの違いなどではない。人の魂なんだ」と語る。人間にとって“あるべき姿”とは? 人間はそれを見つけることができるのか? 愛する相手の変化を人はどこまで受け入れることができるのか? 特別映像では映画のダイジェストシーンを盛り込みながら、作品が投げかけるメッセージの一端を垣間見ることができる。『リリーのすべて』3月18日(金)全国公開
2016年03月11日アリシア・ヴィキャンデルが、先日の第88回アカデミー賞にて初ノミネートにして「助演女優賞」に輝いた『リリーのすべて』。このほど、主演のエディ・レッドメインとともに近日来日するトム・フーパー監督が本作に惹かれた理由や、こだわりの撮影手法などについて明かす特別映像が解禁となった。本作は、1930年代、恐らく“トランスジェンダー”という言葉もなかった時代に、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人女性、リリー・エルベの実話に基づく勇気と愛の物語。メガホンをとったフーパー監督といえば、『英国王のスピーチ』でアカデミー賞「作品賞」「監督賞」など4冠に輝き、『レ・ミゼラブル』では「作品賞」を含む8部門にノミネート、「助演女優賞」ほか3部門を受賞した。本作ではアリシアの受賞ほか、エディが2年連続で「主演男優賞」、さらに「美術賞」「衣装デザイン賞」にもノミネートされていた。届いた映像では、本作の製作を担当したアン・ハリソンが、「トム(・フーパー監督)はこれが愛の物語であることを即座に理解してくれた。ジェンダーを超えた愛の物語だと」と話し、監督が脚本を読んで3度も泣いた理由が明らかにされている。また、リリーとゲルダを支えるハンス役のマティアス・スーナールツは、「映画づくりを愛するがゆえ、トムは撮影のすべてに情熱を傾けていた」と話し、リリー役のエディは「トムはあらゆることに精通していて、理にかなったやり方を撮影の際に求めた。でも演じる際の感覚も大切にしている」と監督の撮影に対する姿勢を絶賛。ゲルダ役のアリシアは、登場人物の絵画的配置やライティング、対照的な構図について、「トムは登場人物の感情をデリケートに、そして繊細に描いた」と語っている。さらに、全編を通じて絵画のように美しく表現されている理由を、「アイナーとゲルダは美を基準に世界を見ていた。アイナーは風景に魅かれ、ゲルダは女性の美しさをカンバスに表現した。だから私も映像美にこだわった」と語るフーパー監督。「デンマーク人の画家、ハンマース・ホイを基に彼の絵に描かれた住居を再現した」と言い、「撮影監督のダニーに無理を頼んでハンマース・ホイの絵のような柔らかな光を映像化したんだ」と、美しく独特のもの悲しさを放つ映像の秘密を明かした。「1920年代のこの物語には献身的な愛があり、その愛が人々の感動を呼ぶんだ」と語る監督。その思いは、アートの街・コペンハーゲンを静止画のようにとらえた静ひつで美しい映像作りにも込められている。『リリーのすべて』は3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月07日