子役として活躍していた女優の美山加恋が30日、東京国際フォーラムで行われた「第34回東京国際映画祭」(TIFF)レッドカーペットに登場した。ジャパニーズ・アニメーション部門に選出された『フラ・フラダンス』(12月3日公開)で声優を務める美山。共演の富田望生、水島精二監督とともに登場した。福島県いわき市に実在するスパリゾートハワイアンズのダンシングチーム、通称・フラガール。本作は、フラガールの新入社員・夏凪日羽(なつなぎ・ひわ)と同期の仲間たち、彼女たちを取り巻く人々との絆を描くオリジナルアニメで、主人公の夏凪日羽を福原遥が演じるほか、山田裕貴、ディーン・フジオカらも声優として参加している。美山が演じるのは、日羽の同期となる新人フラガールで実力のある鎌倉環奈。自身もフラダンスを特技とする美山は「どの国の方にも言葉がなくとも伝わるものがたくさん詰まっているダンス。この映画も、どの国の方に見ていただいても楽しめる作品になっていると思います」と語った。「東京国際映画祭」は、日本で唯一の国際映画製作者連盟から公認を受けた国際映画祭。2004年から六本木をメイン会場に開催してきたが、今年から日比谷・有楽町・銀座地区に移し、10月30日から11月8日まで開催する。コンペティション部門は、113の国と地域、1,533本もの応募の中から15作品が選ばれ、日本からは松居大悟監督による『ちょっと思い出しただけ』と野原位監督による『三度目の、正直』の2作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2021年10月30日第34回東京国際映画祭が10月30日に開幕した。東京国際フォーラムでオープニングセレモニーが行われ、コンペティション部門の審査員長を務める仏女優のイザベル・ユペール、フェスティバル・アンバサダーの橋本愛が出席。クリント・イーストウッド監督・主演・製作最新作『クライ・マッチョ』をオープニング作品に迎えて、10日間にわたる映画の祭典が華々しく幕開けした。映画祭に審査員長として参加するため、コロナ禍での来日を果たしたユペールは「こうして東京に来ることができたこと、大変うれしく思います。厳しい状況での開催もすばらしいことですし、さまざまな人々、各国の多様な映画に出会い、刺激と驚きを得たいと思います」と意気込みのコメント。フェスティバル・アンバサダーの橋本は「この映画祭が皆さんにとって、すごく楽しいものになるように、自分にできることをやりたい。今年は面白そうな作品が多いので、その存在を少しでも知ってもらえるように頑張りたいです」と抱負を語っていた。メイン会場を六本木から日比谷、有楽町、銀座エリアに移転し、17年ぶりのプログラマー交代による部門改変も実施した第34回東京国際映画祭。1年半以上に及ぶ新型コロナウイルス禍が映画業界にも大きな影響を与えるなか、「コロナを越えたその先の映画の在り方を考えていく」「国際映画祭としての『国際』色を高めていく」「男女平等、環境保全などSDGsへの積極的に取り組んでいく」という目的が掲げ、映画館でのフィジカル上映を基本として実施される。今年のコンペティション部門は2021年1月以降に完成した長編映画を対象に、113の国と地域から1533本の応募があった。審査員長のユペールをはじめ、青山真治(映画監督/脚本家)、クリス・フジワラ(映画評論家/プログラマー)、ローナ・ティー(プロデューサー/キュレーター)、世武裕子(映画音楽作曲家)が審査員として、コンペティション部門の全15作品を審査する。日本からは松居大悟監督の『ちょっと思い出しただけ』、野原位監督の『三度目の、正直』がエントリーしている。コンペティション部門15作品をはじめ、アジアの未来、ガラ・セレクション、ワールド・フォーカス、Nippon Cinema Now、日本映画クラシックス、ジャパニーズ・アニメーションといった自主部門、日比谷ステップ広場でのイベント上映、PFF(ぴあフィルムフェスティバル)グランプリ作品の提携上映など全126本を上映。うち女性監督作品33本(女性のみ29本、男女共同4本)、邦画作品が68本、ワールドプレミア作品が31本という構成になっている。また、今年は10月30日(土)~11月8日(月)の会期中に毎日発刊される映画祭新聞「TIFF Times」(A3サイズ、両面カラー)の無料配布が決定。海外映画祭ではお馴染みで、かつて東京国際映画祭でも発行していた刊行物が、久々の復刊を果たす。配布先は各上映館やJR有楽町駅前広場インフォメーションブースなど。毎日の上映情報や上映館マップに加え、審査員長のイザベル・ユペールや出品作品の監督などの取材記事が日替わりで掲載される他、新聞記者、映画ライター、女優らによるコンペティション部門作品の星取り表も11月2日号から掲載する予定になっている。取材・文・写真=内田涼■開催情報「第34回東京国際映画祭」期間:10月30日(土)~11月8日(月)会場:日比谷(東京ミッドタウン日比谷/TOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ シャンテ)、有楽町(東京国際フォーラム、有楽町よみうりホール、角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ有楽町)、銀座(シネスイッチ銀座)地区で開催公式サイト: オープニング作品:『クライ・マッチョ』(クリント・イーストウッド監督)クロージング作品:『ディア・エヴァン・ハンセン』(スティーブン・チョボウスキー監督)「TIFFCOM2021」期間:11月1日(月)~11月3日(水)公式サイト:
2021年10月30日俳優の池内博之が出演する映画『リンボ』が、30日から開催の「第34回東京国際映画祭」で、ジャパンプレミアとして日本初上映される。同作は、中国のインターネット小説を原作に、舞台を香港に置き換えて映画化された作品。鄭保瑞(ソイ・チェン)氏が監督を務め、モノクロ撮影と美術、林家棟(ラム・カートン)の鬼気迫る演技、そして香港で活躍する池内の存在感が見どころとなっている。物語は、香港のスラム街が舞台となっており、そこでは女性ばかりを狙う猟奇的殺人事件が頻発していた。新人のウィルと組んで事件を担当しているベテラン刑事・ザムは、トウという若い女性を協力者にして捜査を進めていくうちに、謎めいた男が捜査線上に浮上する。役柄は明かされていないが、“物語の鍵を握る謎の男”として出演する池内。ジャパンプレミア決定を受け、「この度、東京国際映画祭で上映されること、本当に嬉しく思っています。ホラーサスペンス映画ですが、内容もさることながら、素晴らしい美術と音楽とともに楽しめる作品です。是非劇場にてご覧ください」とコメントを寄せた。
2021年10月30日10月30日(土)~11月8日(月)の10日間開催される第34回東京国際映画祭コンペティション部門に選出、松居大悟監督と池松壮亮、伊藤沙莉がタッグを組んだオリジナルラブストーリー『ちょっと思い出しただけ』より、特報映像が解禁された。この度解禁されたのは、約30秒の特報予告。「ずっと会話になんてなってなかったのかもね」という葉(伊藤沙莉)の言葉と、ものかなしいそれぞれの表情から始まった映像は一変、幸せそうなふたりの姿を映し出す。ふたりで住んだ家、ふたりで乗ったタクシー、ふたりだけの水族館、ふたりで観たあの映画、ふたりで食べたケーキ。何気ないものにも、幸せが宿っている。そしてまるで幸せが溢れ出てしまったかのように「来年の誕生日プロポーズしよ」と呟く照生(池松壮亮)。思わぬ一言に嬉しそうに聞き返す葉だが、照生は笑って誤魔化してしまう。そこへ“二度と戻れないなんでもない愛おしい日々”というテロップが入り、その後の展開を予感させる。そしてその後に屋上で花火をする葉と照生の映像に本作のタイトル“ちょっと思い出しただけ”の文字が入って特報は終わるが、冒頭から終わりにかけて大きく変化したふたりのセリフと表情、タイトルの意味など全てが気になる仕上りになっている。『ちょっと思い出しただけ』は2022年早春、公開予定。「第34回東京国際映画祭」は10月30日(土)~11月8日(月)日比谷・有楽町・銀座地区にて開催。「TIFFCOM2021」は11月1日(月)~3日(水・祝)オンライン開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ちょっと思い出しただけ 2022年早春、全国にて公開予定(C)2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会
2021年10月30日女優の橋本愛が30日、東京国際フォーラムで行われた「第34回東京国際映画祭」(TIFF)レッドカーペットに登場した。フェスティバル・アンバサダーを務める橋本は、美肌が透けて見えるシースルーのワンピースで登場。美貌を放ちながらゆっくりとカーペットを歩いた。そして、「この映画祭が皆さんにとって楽しいものになるように少しでも自分にできることをやりたい。今年すごく面白そうな作品がたくさんあるので、皆さんにこういう映画がやっているよというのを少しでも知ってもらえるように頑張りたいと思っています」と意気込みを語った。「東京国際映画祭」は、日本で唯一の国際映画製作者連盟から公認を受けた国際映画祭。2004年から六本木をメイン会場に開催してきたが、今年から日比谷・有楽町・銀座地区に移し、10月30日から11月8日まで開催する。コンペティション部門は、113の国と地域、1,533本もの応募の中から15作品が選ばれ、日本からは松居大悟監督による『ちょっと思い出しただけ』と野原位監督による『三度目の、正直』の2作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2021年10月30日「映画に人生を救ってもらった」――。橋本愛はハッキリとそう語る。彼女がその経験をしたのは2017年の第30回東京国際映画祭でのこと。ひとりの観客として映画祭で世界的名匠アレハンドロ・ホドロフスキーの自伝的作品『エンドレス・ポエトリー』を鑑賞した時「光が見えて、自分を肯定することができた」という。そんな彼女が今年の第34回東京国際映画祭においてフェスティバル・アンバサダーを務めることが決まった。映画祭の魅力は何か? 映画館という場所がいかに特別な場所なのか? なぜ映画が必要なのか? 自らの経験を通して映画の可能性を誰よりも信じている橋本に話を聞いた。――これまで出演作が東京国際映画祭に出品されたこともありますし、舞台挨拶やトークイベントに参加されたこともありますが、橋本さん自身の東京国際映画祭の思い出について教えてください。これはあちこちでお話していることではあるんですが、私自身、東京国際映画祭で『エンドレス・ポエトリー』を見て、人生が救われたんですよね。ずっと「どうしたらいいのかな?」と思っていた問いの答えを映画がくれて、そこで光が見えて、自分を肯定することができたし、これからどういう思いで生きていけばいいのか? という思いがハッキリしたんですね。“人対人”で、誰かと対峙して得るものよりもはるかに大きなものを映画からもらったし、それが芸術文化のすごいところだと思うんですが、そういう経験をさせてもらったのがこの東京国際映画祭なんです。――『エンドレス・ポエトリー』が上映されたのは2017年の第30回の時ですね。その時は観客として劇場に足を運んだんですか?そうです、普通に自分でスケジュールを立てて。その頃が、一番映画を観ていた時期で、名画座などにもよく通って、いろんな映画を観ていたんですが、ちょうど東京国際映画祭がやってて「行ってみよう!」という感じで。映画をたくさん見ている人たちのTwitterなんかもよく見てて、そういう方たちの感想などを読みながら、純粋に興味を持ったんですね。それまでも『寄生獣』や『残穢 -住んではいけない部屋-』が映画祭で上映されて、女優として参加させていただいてはいたんですけど「あ、そうか! 観客として観に行ってもいいんだ!」って(笑)。――橋本さんが感じる、映画祭の魅力はどういう部分にあると思いますか?ものすごくマイナーだけど、すごく面白い映画がやってくる、しかも大きなスクリーン、広い空間で観られるという、その体験自体がすごいなと思います。「この映画、劇場公開されることになっても、絶対にこんな大きな映画館では掛からないだろうな」という作品を大きなスクリーンで大勢の人たちと観られるんですよね。――中には残念ながら、買い手がつかず劇場公開されない、つまりこの映画祭でしか見られない作品もありますし。そうなんですよね。しかも、上映後にティーチインがあって、監督や制作者の話を聞くこともできる。ときどき、海外の俳優さんもいらして、そういう話ってすごく新鮮だし、私にとっては非常に遠い存在なので「あぁ、同じ人間なんだな」と感じられたり、話を聞きながら現場での感覚みたいなものが理解できる部分もあったりして、すごく楽しいんですよね。――映画関係者であれば誰もが知っている「東京国際映画祭」ですが、一般の知名度は決して高いとは言えません。より多くの人に映画祭の存在、その魅力を知ってもらうために何が必要だと思いますか?それは私自身、以前からずっと考えていることでもありますし、今回、アンバサダーという役目を通してより深く考えていかないといけないことだなと思っています。具体的に「これ!」という特効薬が自分の中にいま、あるわけではないんですが…でも「映画館」という場所の大切さ――時代が変わればいろんなことが変わっていくとは思いますが、最低限「誰でも、そこに行けば映画を観られる」という場所を保持していかなくてはいけないなという思いは強く感じています。正直、人間って自分が思っているよりもずっと簡単に死んでしまうものだと思うし、実際にいま(コロナ禍で)大勢の方が亡くなってもいるし、でもあの映画館という空間があることで救われる命があるってことを私自身が身をもって知っているので、それくらい重要なものなんだという感覚を育むことから必要なのかなと思います。もともと、(その感覚が)ない人に「映画って大事なんだよ」とか「映画館って大切な場所なんだよ」という感覚を「持て」と言ったってなかなか難しいので、自然とそういう感覚が育っていき、身に付くというのが理想なのかなと。とはいえ、否定はしたくないんです。「映画を観ないなんておかしい」なんて言えないし、そんなふうには思ってないけど、「あるんだよ」ということはちゃんと伝えたいなと思っています。映画館で映画を観るって本当に尊いこと橋本愛――決して映像を見るという文化が廃れているわけではなく、スマホでYouTubeなどの映像を見るという文化は確実に広がっていますし、配信サービスで映画やドラマを楽しんでいるという人も多いです。そうなんですよね。ただ、家のTVやスマホの画面を通じて見るのと、映画館で観るというのは体験として異なるものだとも感じています。小さな画面からは"情報"を摂取することはできるけど、映画館で見ることによって情報を超えた"体験"になる。「人間は経験でしか変われない」と言うように、知識だけでなく経験を通すことで、自分の人生に大きな影響を与えることができる。そういう意味でも体験の場として、映画館というのは必要な場所だと思います。もうひとつ思うのは、対価の問題ですね。人間は自分が支払った対価分のものしか受け取れないと思うし、受け取った分の対価を支払うべきだと思っています。いま、安価で多くの情報を手に入れられるようにはなっていますが、やはりそれは“入口”であって、本当に自分の“血肉”にするという意味でも、対価を支払い、相応の体験をする映画館という場所は大切な場だなと思います。――コロナ禍で映画館に足を運ぶことさえもままならない状況が続いていましたが、橋本さん自身、こうした中で自身の中で映画や映画館に対する思いに変化はありましたか?私自身、長い撮影が続いていたりもして、映画館そのものが安全とは言え、家から出て移動するということが決して安全ではないという状況の中で、しばらく映画館での映画鑑賞を控えていた時期もありました。ようやく少しずつ世の中が落ち着いてきたところで、どうしても観たい作品は、なんとか時間を作って映画館で観るようになったんですけど、その時にこれまで映画館で感じていたよりも充実感があって「あぁ、面白かった!」という感覚がすごく深かったんですね。映画館で映画を観るって本当に尊いことなんだなと、それまでもわかっていたつもりでしたけど、改めて肌で感じましたね。――フェスティバル・アンバサダーという立場を超えて、もし映画祭で自由に企画やプログラムを組めるとしたら、どんなことをやってみたいですか?何でしょうねぇ……、ひたすら、DJのように好きな監督たちの作品を上映し続けたり(笑)?――ご自身もミニシアターなどの特集上映に行かれるのはお好きですか?はい、すごく好きです。あ!できるなら学校で映画を上映したいですね。学校の場で、もっと映画を観てほしいなと思います、授業の一環として。だから、あちこちの学校に出向いて、体育館でみんなで映画を観たりできればいいなと思います。大人になれば、観たい映画を自分で選んで観るじゃないですか? でも、子どもの頃に見せられて、そこで育つものってすごく大きいと思うんです。「自分で選ぶ」という経験自体をまだあまりしてない若い人たちに色んな作品を見てもらいたいですね。いまは、小学校から英語の授業があったり、ダンスが必須になったりもしてるけど、そこにぜひ「映画」も入れてほしいですね。「美術」の授業の一部としてでも。そうやって礎の部分から変えていって、(映画に対する思いを)育てていけたらいいなと思います。第34回東京国際映画祭10月30日(土)から11月8日(月)まで公式サイト: 取材・文・写真:黒豆直樹
2021年10月29日10月30日(土)より開幕する「第34回東京国際映画祭」。この度、その屋外上映会の上映ラインアップが発表された。日比谷の秋の風物詩ともなりつつある、東京国際映画祭の屋外上映会。今年も東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場で開催され、オープニング作品となっているフランスで実写化された『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』(日本語吹き替え版)を皮切りに、『ジョン・ウィック:チャプター2』、『スパイダーマン:ホームカミング』、『スパイダーマン:スパイダーバース』、『メッセージ』、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man』、『カセットテープ・ダイアリーズ』、『仮面ライダー』シリーズなど、コメディ、青春、SF、音楽、アクションといった多彩なラインアップが揃った。『ヴェノム』さらに、「仮面ライダー」シリーズから、『仮面ライダー8人ライダーVS銀河王』『仮面ライダーアマゾンズ』『仮面ライダーオーズ/OOO』『仮面ライダードライブ』の作品のキャスト&スタッフによるオンライントークイベントが、大型ビジョンにて上映される。『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』「東京国際映画祭」は、今年から会場を日比谷・銀座・有楽町エリアに移転したことで、街中での映画祭の装飾も盛り上がってきている。これまでも展開していた東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場や日比谷仲通りでの装飾に加え、東京ミッドタウン日比谷の地下広場には、映画祭の各出品作品のポスターが掲出されている。また、新たにJR有楽町駅前広場にも東京国際映画祭の特設ブースを展開し、大型ビジョンでの映像放映やSNS映えするポスターボードの掲出、オリジナルグッズの販売なども行う。デジタルサイネージもビックカメラ有楽町店の大型ビジョンや東京ミッドタウン日比谷、有楽町駅、日比谷駅界隈などで放映、「映画とアートの街めぐり」と称して、Sound ARTMアプリのLocatoneTMを活用した日比谷・銀座の映画祭上映館や各ギャラリーをめぐるサウンドガイドツアーも展開。日比谷・有楽町エリアを彩っている。「第34回東京国際映画祭」は10月30日(土)~11月8日(月)日比谷・有楽町・銀座地区にて開催。「TIFFCOM2021」は11月1日(月)~3日(水・祝)オンライン開催。★第34回東京国際映画祭屋外上映会2021ラインナップ @東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場■オープニング『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』*宝塚歌劇団雪組トップスター彩風咲奈様からのメッセージ動画の先付上映あり(C) AXEL FILMS PRODUCTION - BAF PROD - M6 FILMS『ジョン・ウィック:チャプター2』■10/30(土)18:30~、11/4(木)12:30~『スパイダーマン:ホームカミング』■10/31(日)10:00~、11/5(金)12:30~『ヴェノム』■10/31(日)12:30~、11/7(日)18:30~『ブレードランナー2049』■10/31(日)15:30~、11/6(土)18:00~『メッセージ』■10/31(日)18:30~、11/7(日)12:30~『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man』■11/1(月)12:30~、11/7(日)15:30~『平成ライダー対昭和ライダー仮面ライダー大戦』■11/1(月)17:00~『仮面ライダー8人ライダーVS銀河王』■11/1(月)19:00~、上映前トーク中継後上映『サンタ・カンパニー真夏のメリークリスマス&クリスマスの秘密』■11/2(火)12:30~『スパイダーマン:スパイダーバース』■11/2(火)15:30~、11/6(土)10:00~『ベイビードライバー』■11/2(火)18:30~、11/8(月)15:30~『劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season1覚醒』■11/3(水・祝)10:00~『つばめ刑事』■11/3(水・祝)13:00~、つば九郎トークあり『劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season2輪廻』■11/3(水・祝)15:20~『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE最後ノ審判』■11/3(水)17:30~上映前トーク中継後上映『はじまりのうた』■11/4(木)15:30~『カセットテープ・ダイアリーズ』■11/4(木)18:30~、11/8(月)12:30~『劇場版 仮面ライダーオーズWONDERFUL 将軍と21のコアメダル』■11/5(金)16:30~上映前トーク中継後上映『オーズ・電王・オールライダーレッツゴー仮面ライダー』■11/5(金)19:00~『劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』■11/6(土)12:30~『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』『ドライブサーガ 仮面ライダーマッハ/仮面ライダーハート』■11/6(土)14:00~上映前ステージ上トーク後上映『The Taste of Nature世界で一番おいしいチョコレートの作り方』■11/7(日)10:00~※すべての上映・イベントは、雨天の場合中止になる可能性がございます。(cinemacafe.net)
2021年10月26日第32回東京国際映画祭にて『動物だけが知っている』(仮題/原題:Only The Animals)というタイトルで上映され、観客賞と最優秀女優賞(ナディア・テレスキウィッツ)を受賞した驚愕のミステリーが、日本版タイトルを『悪なき殺人』として12月3日(金)より公開されることが決定。監督ドミニク・モルは黒澤明監督の『羅生門』スタイルを採用していたことが明らかとなった。フランスの山間の人里離れた町で、吹雪の夜にある女性が行方不明となる事件が発生。この失踪事件を軸に5人の男女が思いもよらない形で繋がっていき、フランスからアフリカへとまたがる壮大なミステリーに発展、事件に絡んでいた事実が次第に明らかになっていく…。幾重にも重なる「偶然」という「必然」を通して、人間の本能と滑稽さをも内包した極上のサスペンスドラマが繰り広げられる。映画『羅生門』(1950)では、被害者、被害者の妻、加害者の盗賊が三者三様の証言をし、事件の捜査が行き詰まってしまうという、同じストーリーが3つの異なる視点で描かれている。この手法をクエンティン・タランティーノ監督が“羅生門スタイル”と呼び、彼の作品『ジャッキー・ブラウン』(1997)にも採用。また、リドリー・スコット監督、マット・デイモン&ベン・アフレック脚本・出演の『最後の決闘裁判』においても採用されている。本作はこのスタイルを取り入れながらも、「5つの視点は不揃いで絡み合っている。だが、必ずしもすべてを同じ時間を描いている訳ではない。あるチャプターでは時系列を遡る等、同じ時間を繰り返し描くというよりも、ストーリーに遊び心を持たせ、より洗練された作品に仕上げることができた」とドミニク監督は語っている。3つの視点を5つの視点にした上、時間を遡るという新しい手法が加わり、真実に対して違った角度からスポットライトが当たっていく。登場人物の視点が変わっても、基準点として“吹雪の夜に姿を消したエヴリーヌの失踪事件”という軸がどのチャプターにも共通に存在する。そして最終的に、全ての伏線は回収され、5つの異なる視点が見事に集結する構成力は秀逸。『ジャッキー・ブラウン』に、時間を遡るデイヴィッド・フィンチャーの『ゴーン・ガール』の要素を彷彿とさせながら、小さなミステリーがやがて世界を跨ぐストーリーに発展していく様は、ハリウッド・レポーターから「『ファーゴ』と『バベル』を掛け合わせた作品」とも評されている。『悪なき殺人』は12月3日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開、12月4日(土)よりデジタル公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:悪なき殺人 2021年12月3日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開、12月4日よりデジタル公開© 2019 Haut et Court – Razor Films Produktion – France 3 Cinema visa n° 150 076
2021年10月26日第34回東京国際映画祭コンペティション部門に選出された、池松壮亮&伊藤沙莉W主演、松居大悟監督が描くオリジナルラブストーリー映画『ちょっと思い出しただけ』より、ティザービジュアルが到着した。怪我でダンサーの道を諦めた照生(池松さん)とタクシードライバーの葉(伊藤さん)を中心に、関わる登場人物たちとの会話を通じて都会の夜に無数に輝く人生たちの機微を繊細かつユーモラスに映し出す本作。今回到着したビジュアルでは、スポットライトに照らされた、たった2人だけの世界が切り取られている。抱き合う2人のまるでダンスを踊っているかのような躍動感と、光と影のコントラストが印象的だが、葉の表情はどこか切なく、物思いにふけているようで、照生の表情は見えず、想像を掻き立てる。また、本作は東京国際映画祭へ出品されるということで、英題も『Just Remembering』に決定した。なお、ビジュアル・タイトルロゴのデザインは、『ミッドサマー』『デッド・ドント・ダイ』なども担当してきたグラフィックデザイナー・大島依提亜。現場スチール撮影は、昨年までニューヨークを拠点にペインター兼フォトグラファーとして活動し、映画スチールの担当は今回が初となったE-WAXが担当した。『ちょっと思い出しただけ』は2022年早春、公開予定。「第34回東京国際映画祭」は10月30日(土)~11月8日(月)日比谷・有楽町・銀座地区にて開催。「TIFFCOM2021」は11月1日(月)~3日(水・祝)オンライン開催。(cinemacafe.net)■関連作品:ちょっと思い出しただけ 2022年早春、全国にて公開予定(C)2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会
2021年10月21日歌手の松田聖子が初監督を務めた「フォークロア2:あの風が吹いた日」の予告編と場面写真が公開された。今月末より開催される「第34回東京国際映画祭」において、本年度から新設の「TIFFシリーズ」部門で初披露される本作。同部門は、TV放送やインターネット配信などを目的に制作されたシリーズものの秀作を、日本国内での公開に先駆けてスクリーン上映するというコンセプトの部門だ。HBOが展開するHBOアジアのホラーアンソロジーシリーズ「フォークロア」は、斎藤工と松田さんが共演した『家族のレシピ』の監督エリック・クーが製作総指揮を担当し、シーズン1では6か国の監督が古くから伝わる伝承を基に、各国の文化や社会問題について紐解いた作品が上映。そしてシーズン2では監督が一新され、シティシリ・モンコルシリ監督(タイ)、シー・ハン・リャオ監督(台湾)、エリック・マティ監督(フィリピン)、ビリー・クリスチャン監督(インドネシア)、ニコール・ミドリ・ウッドフォード監督(シンガポール)、ブラッドリー・リュー監督(マレーシア)に加え、日本から松田さんが参加し、本作で監督デビューした。東京国際映画祭では、そんなシーズン2の7本のうち、ウッドフォード監督の「お出かけ」、松田監督の「あの風が吹いた日」の2作品を上映。森崎ウィン、高橋春織、モト冬樹、木村多江らが出演する「あの風が吹いた日」は、憧れの歌手KENのコンサートに行くためにアルバイトに励んでいる高校生のミカは、ある日、公園でギターを弾きながら作曲している男と出会うが、その男はKENで…という、一見するとファンタジックなラブストーリーのようだが――。到着した予告編では、森崎さん演じる歌手・KENのライブシーンや、ミカが(高橋さん)何かに怯えるようなホラーチックな場面も登場。また同映像には、「お出かけ」の映像も収録されている。「フォークロア2」予告編「第34回東京国際映画祭」は10月30日(土)~11月8日(月)日比谷・有楽町・銀座地区にて開催。「フォークロア2」は11月4日(木)18時50分~ヒューマントラストシネマ有楽町にて上映予定(※「お出かけ」「あの風が吹いた日」の2作品上映で1プログラム)。「TIFFCOM2021」は11月1日(月)~3日(水・祝)オンライン開催。(cinemacafe.net)
2021年10月14日松田聖子初監督作品『フォークロア2:あの風が吹いた日』が、東京国際映画祭にて上映されることが決定した。本年度から新たに新設された「TIFFシリーズ」部門。本部門は、TV放送、インターネット配信等を目的に製作されたシリーズものの秀作を、日本国内での公開に先駆けてスクリーンで上映するという企画。『ゲーム・オブ・スローンズ』などで知られるHBOが展開するHBOアジアのホラーアンソロジーシリーズ『フォークロア』は、斎藤工と松田聖子が共演した『家族のレシピ』などで知られるシンガポールの巨匠監督のエリック・クーが製作総指揮を担当し、シーズン1では、日本・韓国・インドネシア・マレーシア・シンガポール・タイの6カ国の気鋭監督が、古くから伝わる伝承を基に各国の文化や社会問題について紐解いた作品が上映され、日本からは主演として北村一輝、監督として齊藤工が参加していた。シーズン2では、監督が一新され、タイのシティシリ・モンコルシリ監督、台湾のシー・ハン・リャオ監督、フィリピンのエリック・マティ監督、インドネシアのビリー・クリスチャン監督、シンガポールのニコール・ミドリ・ウッドフォード監督、マレーシアのブラッドリー・リュー監督、そして日本からは、松田聖子が参加。松田は本作が監督デビュー作となる。今回、東京国際映画祭では、シーズン2の7本の内、ニコール・ミドリ・ウッドフォード監督作『お出かけ』、松田聖子監督作『あの風が吹いた日』の2作品が上映される。『あの風が吹いた日』は、「高校生のミカは、憧れの歌手KENのコンサートに行くためにアルバイトに励んでいる。ある日、ミカは公園でひとりの男がギターを弾きながら歌を作曲しているのに居合わせる。アドバイスを求められたミカは、その男がKENであることに気づく」という、一見ファンタジックなラブストーリー。森崎ウィンがKEN役を、高橋春織がミカ役を、その他、モト冬樹、木村多江などがキャストに名を連ねている。<第34回東京国際映画祭開催概要>開催期間:2021年10月30日(土)~11月8日(月)会場:日比谷・有楽町・銀座地区公式サイト: <TIFFCOM2021開催概要>開催期間:2021年11月1日(月)~3日(水・祝)会場:オンライン公式サイト:
2021年10月14日松居大悟監督が手掛ける、池松壮亮&伊藤沙莉W主演映画『ちょっと思い出しただけ』が、「第34回東京国際映画祭」のコンペティション部門に選出されたことが分かった。さらに、本作に出演する新たなキャストも発表された。日本で唯一の国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭「東京国際映画祭」。34回目を迎える今年は、メイン会場を六本木ヒルズから東京ミッドタウン日比谷に移動し、10月30日(土)より開催予定。松居監督が熱望した東京国際映画祭コンペティション部門、初選出で受賞にも期待がかかる。さらに併せて発表となったのは、ドラマや映画で活躍する豪華キャスト、6名と1組。主人公2人の行きつけのバー「とまり木」のマスター・中井戸を國村隼が演じ、親身に相談に乗り、悩める若者たちの心の拠り所となりつつも、自身も恋愛相談を葉(伊藤さん)にするなど、お茶目な一面も見せる。また、公園で妻を待ち続ける男・ジュンを永瀬正敏、その妻として神野三鈴。永瀬さんはジム・ジャームッシュ監督作品『ミステリー・トレイン』(’89)で演じた役名と同じ名前のキャラクターを演じることになる。主題歌を担当する「クリープハイプ」が劇中で演奏するバンド役で出演し、尾崎世界観は重要な場面で登場。成田凌が中井戸のバーの常連・フミオを演じるほか、篠原篤、菅田俊も出演する。「第34回東京国際映画祭」は10月30日(土)~11月8日(月)日比谷・有楽町・銀座地区にて開催。「TIFFCOM2021」は11月1日(月)~3日(水・祝)オンライン開催。『ちょっと思い出しただけ』は2022年早春、公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ちょっと思い出しただけ 2022年早春、全国にて公開予定(C)2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会
2021年09月30日湯浅政明監督のアニメ映画『犬王』が2022年初夏、全国公開となる。この度、本作が「第34回東京国際映画祭」へ出品され、ジャパンプレミアが11月3日(水・祝)に行われることが決定した。また湯浅監督が登壇するティーチインイベントも発表されている。『犬王』は、室町の知られざるポップスター「犬王」から生まれた物語を、変幻自在のイマジネーションで描くミュージカル・アニメーション。『平家物語 犬王の巻』(古川日出男著)を原作に、室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王と、そのバディである琵琶法師・友魚の友情を描く。この作品には、湯浅政明(監督)×野木亜紀子(脚本)×松本大洋(キャラクター原案)×大友良英(音楽)といった実力派クリエイターが集結。声優にはロックバンド・女王蜂のアヴちゃんや森山未來を迎えた。ワールドプレミアは「ヴェネチア国際映画祭」で行われ、さらに「トロント国際映画祭」、「釜山国際映画祭」、「富川(プチョン)国際アニメーション映画祭」など海外映画祭でも上映。新たに「第37回ワルシャワ映画祭」スペシャル・スクリーニング部門、「第16回ブカレスト国際アニメーション映画祭」長編コンペティション部門への正式出品も決定している。『犬王』2022年初夏 全国公開東京国際映画祭『犬王』ジャパンプレミア+湯浅政明監督ティーチイン11月3日(水・祝)18:00開始会場:TOHOシネマズ シャンテ SCREEN1チケット販売開始日:10月23日(土)※東京国際映画祭公式サイト( )での上映スケジュールの発表は10月上旬を予定。
2021年09月29日女優の橋本愛が28日、都内で行われた「第34回東京国際映画祭ラインナップ発表記者会見」に出席。本年度のフェスティバル・アンバサダーに決定したことが発表された。この時期に時間ができると同映画祭のサイトをチェックし、見たい映画の席が空いていたら足を運んでいたという橋本は「日常の延長線上に映画祭があったりするんですけど、思い出深い出来事がたくさんあって、自分の人生を丸ごと救われたかのような体験もさせていただきました」と打ち明け、「観客として作品を見て映画に助けてもらったというのがこの映画祭きっかけでありましたし、自分が出演した作品を上演させてもらって、レッドカーペットを歩かせていただいたり、舞台挨拶をさせていただいてみなさんにお会いしたりしていたので、ご縁があるなって個人的に思っていたので、今回アンバサダーとしての新たなご縁をいただき、本当に心からありがたいなと思っています」とうれしそうに語った。また、MCから"人生を救われた体験"について追求されると、過去に同映画祭で『エンドレス・ポエトリー』という作品を見たそうで「すごく具体的に言うと『愛されなかったから愛を知ったんだ』という言葉があって、目から鱗というか"そっか!"と思って、得られなかったからこそ、自分が何がほしいのかわかるじゃないですか。その言葉で自分があまりうまく付き合えなかった人たちに対しても"だから私は気持ちを知れたんだ"ってむしろ感謝の気持ちが生まれて(笑)、自分の人生を変えてもらったと言ったらありふれた言葉になってしまうんですけど、本当に人生を変えてくれたので、そういうありがたい経験がありました」とエピソードを明かした。さらに、本年度の同映画祭に望むことはあるか聞かれると「映画祭そのものというよりは、映画文化、芸術が日本という島国の地中深くに根を張っていったらいいなという思いがあります。そのためにはみなさん一人ひとりの生活に映画や芸術がもっともっといい意味で蔓延っていけたらいいなと思っていて、この映画祭の水面下にみなさんの生活だったり、人生の大きな一部になっていけるように、現状に満足せずにどうしていったらいいのか考えていけたらいいなと思います」と熱く語り、本年度の同映画祭で気になっている作品を尋ねられると「クリント・イーストウッド監督のオープニング作品(『クライ・マッチョ』)をぜひ見たいなという気持ちがありますし、個人的にダンスだったり舞踊や舞とか、身体芸術がすごく好きなので、田中泯さんの映画を見たいなって思います」と目を輝かせた。続けて、コロナ禍における映画などの芸術文化とはどのようなものか質問されると、橋本は「人体の危機を医療が救ってくれるというものがありながら、芸術というのは心の命を救ってくれるものだと思っていて、どっちが死んでもダメで、その一端を芸術が担っているんだという意識が強いので、文化芸術は早急に必要なものではないという考えに触れると苦しいなと思うし、しんどい気持ちでいる人には文化芸術に触れて、少しでも癒しを得てもらいたいなという思いが強いです」といい、「自分も俳優として作品づくりに関わる中で、そういう作品を一つひとつ大事に作っていって、一人ひとりの心に届いてほしいなという思いでやっているので、そういう考えが根強く広がっていただけると嬉しいなと思っています」とコメント。橋本とともに質疑応答の場に登壇していた吉田恵輔監督は、今回初対面だという橋本の印象を聞かれると「さっきの質問(の答え)もそうですけど、頭が良さそうだなと思って、横にいると俺の頭の悪さが目立ってしまって、またお漏らしをしています(笑)」と震え上がって笑いを誘っていた。第34回東京国際映画祭は2021年10月30日から11月8日まで日比谷・有楽町・銀座地区にて開催。
2021年09月29日開催まで約1か月と迫った「第34回東京国際映画祭」。この度、本日9月28日(火)、東京ミッドタウン日比谷BASE Q HALLにて、各部門の上映作品ラインアップ発表記者会見が行われた。今年からは、六本木地区から日比谷・有楽町・銀座エリアへの移転や、17年ぶりとなるプログラミング・ディレクター(市山尚三)の変更、部門の改編などもあり、新たに生まれ変わる年になる「東京国際映画祭」。イベントでは、本年度のビジュアルを手掛けたコシノジュンコからのビデオコメントや、「millennium parade」による「Bon Dance」がフェスティバルソングに選ばれたこと、映画祭のSDGsへの取り組みなどが紹介。そして今年は113の国と地域、1,533本の応募の中から、15作品がコンペティション部門に選ばれ、フィリピン、イタリア、スリランカ、トルコなど各国の作品が集結。日本からは、松居大悟監督の『ちょっと思い出しただけ』、野原位監督の『三度目の、正直』といった2作品が選出された。『三度目の、正直』コンペティション部門の審査委員長は、女優・イザベル・ユペール。加えて、映画評論家・プログラマー、クリス・フジワラ。映画プロデューサー・キュレーター、ローナ・ティー。映画音楽作曲家・世武裕子。青山真治監督が審査員として名を連ねる。またイベントでは、オープニング作品のクリント・イーストウッド監督50周年記念作品『クライ・マッチョ』と、クロージング作品である大ヒットミュージカルの映画化『ディア・エヴァン・ハンセン』の予告編が上映。『ディア・エヴァン・ハンセン』その後、部門改編の説明、「コンペティション部門」「ガラ部門」「アジアの未来部門」「ジャパニーズ・アニメーション部門」、新人を対象にした短編コンテスト「Amazon Prime Videoテイクワン賞」などの紹介が行われた。そして今回10日間の開催期間中、99本(9/28現在で上映が決まっている作品数)の映画が上映予定となっている。ゲストとして登場したフェスティバル・アンバサダーの橋本愛(女優)は、「映画という文化が、日本という島国の地中深くに根を張って、皆さんの一人ひとりの生活の中に映画がはびこってほしい」と願い、映画祭で観たい作品については「オープニング作品にもなっている、クリント・イーストウッド監督の『クライ・マッチョ』ですかね。あと、私はダンスや舞踊など身体芸術が好きなので、田中泯さんの作品が楽しみです」とコメント。同じくゲストで、本年度より新設された「Nippon Cinema Now」部門において特集する吉田恵輔監督は「映画には僕も何度も救われましたが、色々あって、時々映画っていやだなっていう気分にもなることがあるんです。そんな時に、これだっていう1本に出合うことがあって、また映画好きに戻って。自分もそんな映画好きに戻れるような作品を撮りたいなとおもいます」と、自身にとっての映画について明かした。ほかにもイベントでは、昨年に続き、アジアを含む世界各国・地域を代表する映画人と第一線で活躍する日本の映画人によるトークシリーズ「アジア交流ラウンジ」の企画検討会議メンバーである、是枝裕和監督からのビデオコメントも上映された。「第34回東京国際映画祭」は10月30日(土)~11月8日(月)日比谷・有楽町・銀座地区にて開催。「TIFFCOM2021」は11月1日(月)~3日(水・祝)オンライン開催。(cinemacafe.net)■関連作品:ちょっと思い出しただけ 2022年早春、全国にて公開予定(C)2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会
2021年09月28日第34回東京国際映画祭のラインナップ発表会見が9月28日、都内で行われ、本年度のフェスティバル・アンバサダーを務める俳優の橋本愛が出席。「観客として作品を見たり、出演した作品を上映していただき、レッドカーペットを歩いたりとご縁がある映画祭なので、こうして新たなご縁をいただき、ありがたいです」とアンバサダー就任の喜びを語った。開催期間中、期待している作品として、オープニングを飾るクリント・イーストウッド監督の『クライ・マッチョ』と、「Nippon Cinema Now」部門に出品される田中泯主演の『名付けようのない踊り』を挙げた橋本。映画祭シーズンを迎えると、「ちょっと時間が空けば、映画祭のサイトを見て、行ってみることも。日常の延長線上にある映画祭です」と声を弾ませた。また、第30回東京国際映画祭の特別招待作品「エンドレス・ポエトリー」(監督:アレハンドロ・ホドロフスキー)を見た際には、「人生をまるごと救われた」といい、「印象的だったのは『愛されなかったから、愛を知ったんだ』というセリフで、あっ、得られなかったから、何を求めているかわかるんだと目からウロコだった。人生を変えてくれた経験で感謝している」と話していた。会見には橋本をはじめ、安藤裕康(東京国際映画祭チェアマン)、市山尚三(プログラミング・ディレクター)、石坂健治(シニア・プログラマー)、藤津亮太(「ジャパニーズ・アニメーション部門」 プログラミング・アドバイザー)、そして「Nippon Cinema Now」部門で特集上映が組まれる吉田恵輔監督が出席した。自身のオリジナル脚本で挑む最新作「空白」や、「ヒメアノ~ル」「BLUEブルー」などの上映が予定されている吉田監督。今一番海外へ紹介したい日本の映画人として、フィーチャーされることに、「僕でいいんですかという気持ち。東京国際ってちょっと堅そうだし、スーツを着た人たちをたくさん見ると萎縮してしまう」とユーモアを交え、照れ笑い。「見たくはない嫉妬や自己顕示欲といった恥部がさらけ出されていて、実はそれは自分自身の心。小さな男で恥部のかたまりですが、そんな自分でも変われる可能性があるぜってことを描きたい」と作品づくりにおけるテーマを語っていた。第34回東京国際映画祭はメイン会場を六本木から日比谷、有楽町、銀座エリアに移転し、17年ぶりのプログラマー交代による部門改変も実施。“越境”というコンセプトのもと、映画館でのフィジカル上映を基本として「コロナを越えたその先の映画の在り方を考えていく」「国際映画祭としての『国際』色を高めていく」「男女平等、環境保全などSDGsへの積極的に取り組んでいく」という目的が掲げられた。今年のコンペティション部門は2021年1月以降に完成した長編映画を対象に、113の国と地域から1533本の応募があった。すでにフランスを代表する女優イザベル・ユペールがコンペティション部門の審査委員長を務めるが発表されているが、会見では青山真治(映画監督/脚本家)、クリス・フジワラ(映画評論家/プログラマー)、ローナ・ティー(プロデューサー/キュレーター)、世武裕子(映画音楽作曲家)が審査員として、コンペティション部門の全15作品を審査することが明らかになった。国際交流基金アジアセンターと東京国際映画祭が実施する「アジア交流ラウンジ」では、「ブリランテ・メンドーサ×永瀬正敏」「カミラ・アンディニ×岨手由貴子」「アピチャッポン・ウィーラセタクン×西島秀俊」「バフマン・ゴバディ×橋本愛」「イザベル・ユペール×濱口竜介」といった豪華トークも実施される。【橋本愛メッセージ】映画界において、この東京国際映画祭がどんな居住まいであるべきか、世界を見渡しながら日本を見つめ、どういった映画祭にしていくべきかを、試行錯誤、尽くしている方たちの姿を毎年、見つめてきました。映画に、芸術に救われた身として、私も少しでも、そういった方たちと一緒に、映画の未来を考えて、行動したいと思っていました。それにしてはあまりにも知識も経験もスキルも浅く、拙い自分を恥じてきました。今回、映画祭のアンバサダーを務めることで、中にぐっと入り込み、少しでも、自分に何ができるのか、どんな未来を描くべきかを、自分の目で見つめていきたいです。有難い機会、感謝しております。精一杯務めさせていただきます。取材・文・写真=内田涼■開催情報「第34回東京国際映画祭」期間:10月30日(土)~11月8日(月)会場:日比谷、有楽町、銀座地区で開催公式サイト: オープニング作品:『クライ・マッチョ』(クリント・イーストウッド監督)クロージング作品:『ディア・エヴァン・ハンセン』(スティーブン・チョボウスキー監督)「TIFFCOM2021」期間:11月1日(月)~11月3日(水)公式サイト:
2021年09月28日第34回東京国際映画祭クロージング作品として上映される、ブロードウェイ・ミュージカル待望の映画化『ディア・エヴァン・ハンセン』。ついに公開された全米では、L.A.プレミアイベントが開催された。日本に先駆け、9月24日(金)より全米公開がスタート、9月22日(水)にはL.A.プレミアイベントが開催された本作。上映とともに行ったレッドカーペットには、ミュージカル版でも主演を務めたベン・プラットをはじめ、エイミー・アダムス、ジュリアン・ムーアら主要キャスト陣が集結。『ワンダー 君は太陽』『ウォールフラワー』のスティーヴン・チョボスキー監督やスタッフのほか、現在の舞台キャストも登場し、華やかなイベントとなった。主人公のエヴァン・ハンセンを演じるベンは「緻密に練られた展開や、映画版ならではの演出を早く皆さんに見ていただきたいと思っています。作品に登場するキャラクターにそれぞれの道があり、誰もが自分自身に投影することができます。(映画が)非常に普遍的なものであることを感じていただければと思っています」とコメント。コナーとゾーイの母親・シンシアを演じるエイミーは「本作を初めて観たとき、これは家族のための作品だと感じました。この作品に参加しようと思ったのは、(本作を観た)娘との会話がきっかけで家族と一緒に難しい会話をできると感じたからです」と、本作への出演は娘の存在が大きかったことを明かした。また、エヴァンの母親・ハイディを演じるジュリアンは「この作品は、思春期の経験を表現した美しい作品です。大人になること、自分が少し迷っていることなど、普遍的な気持ちを表現していると思います。だからこそ、みんながお互いを理解し、お互いを結びつけることができると思います」と本作に込められた想いを語っている。『ディア・エヴァン・ハンセン』は11月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ディア・エヴァン・ハンセン 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
2021年09月28日King Gnu(キングヌー)常田大希率いるミレニアム・パレード(millennium parade)の楽曲「Bon Dance」が、2021年10月30日(土)より開催される第34回東京国際映画祭フェスティバルソングとなる。「Bon Dance」が東京国際映画祭のテーマ曲に細田守最新作、映画『竜とそばかすの姫』のメインテーマ「U」がヒットを飛ばしているミレニアム・パレード。「Bon Dance」は、デビューアルバム『THE MILLENNIUM PARADE』に収録されている人気曲で、2021年8月、銀座ソニーパークに限定オープンしたミニシアター「ザ ミレニアム・パレード シアター」ではフルCGによるミュージックビデオも公開された。そんな「Bon Dance」が、10月30日(土)から開催される第34回東京国際映画祭フェスティバルソングに。「Bon Dance」は、夏の夜に不思議な世界に迷い込み、妖怪たちの"百鬼夜行"に遭遇する少年少女の一夜限りの思い出を描いたストーリーになっており、その“お祭り感”が映画祭のフェスティバル感とマッチしたことから、テーマ曲となった。「Bon Dance」が聴ける予告編第34回東京国際映画祭の予告編では、オープニング作品となるクリント・イーストウッド最新作『クライ・マッチョ』、クロージング作品となるニー賞ミュージカルの映画化『ディア・エヴァン・ハンセン』、エドガー・ライト最新作『ラストナイト・イン・ソーホー』などの映像と共に、「Bon Dance」を聴くことができる。【楽曲詳細】ミレニアム・パレード「Bon Dance」収録アルバム:『THE MILLENNIUM PARADE』発売日:2021年2月5日(金)楽曲クレジット:Music:Daiki TsunetaLyrics & Vocal:ermhoiSax:MELRAWSynthesizer, Organ and Piano:Ayatake EzakiBass:Kazuki AraiDrums:Yu SekiChildrens Chorus:Emma & Ai MiyakawaAll other instruments:Daiki Tsuneta
2021年09月25日「第34回東京国際映画祭」が10月30日(土)~11月8日(月)、日比谷・有楽町・銀座地区で開催される。この度、本映画祭のコンペティション部門の審査委員長を、世界的に活躍するフランスの女優、イザベル・ユペールが務めることが発表された。「東京国際映画祭」では昨年まで「Japan Now」部門として現在の日本を代表する邦画作品を紹介してきたが、今年から「Nippon Cinema Now」部門と名称を改め、より多様性に富んだ邦画作品を世界に向けて紹介していく。さらに今年の大きなテーマのひとつとして「越境」があり、コロナによるコミュニケーションの断絶や男女差別、経済格差、国際紛争、色々な問題を乗り越えて、その先にある映画の姿を観てほしいという狙いもある。ユペールは『レースを編む女』(77年・クロード・ゴレッタ監督)で英国アカデミー賞新人賞を受賞。さらに『主婦マリーがしたこと』(88年・クロード・シャブロル監督)、『沈黙の女 / ロウフィールド館の惨劇』(95・クロード・シャブロル監督)でヴェネチア映画祭女優賞、『ガブリエル』(05年・パトリス・シェロー監督)を含む全キャリアで、ヴェネチア映画祭特別獅子賞(生涯功労賞)など数多くの賞を受賞してきた。彼女の抜擢によって、コンペティション部門は一昨年のチャン・ツィイーに続き女性が審査員長を務めることとなる。世界中から集められた珠玉のコンペ作品(全15作品)をどう審査するのかに期待したい。なお他の審査員(全5名予定)に関しては、後日発表予定。<イザベル・ユペール:コメント>第34回東京国際映画祭のコンペティション国際審査委員の委員長に選ばれたことを光栄に思います。東京国際映画祭は世界で最も重要な映画祭のひとつであると、私は大いに尊敬してきました。素晴らしい文化と堂々たる映画史を誇る国、日本に再び迎え入れてもらえる喜びを感じています。これまで世界各地の映画祭で審査委員長を務めてきましたが、様々なバックグラウンドを持ちながら映画への愛でつながった才能ある仲間たちと自分の視点を共有する経験はいつも刺激的です。今回の映画祭の成功をお祈りするとともに、他の審査員の皆さんと一緒に劇場で今年の入選作を拝見することを楽しみにしています。本当に何と幸運なことでしょう。<東京国際映画祭チェアマン:安藤裕康>イザベル・ユペールさんは、知性と見識を備えたフランスの大女優であるばかりか、広く国際的な活躍により、今や世界を代表する映画人です。しかも大の日本ファンでもあります。コロナ禍にも拘らず審査委員長として来日して頂けることになり、私たちの映画祭に大きな花を咲かせてくださるでしょう。■開催概要「第34回東京国際映画祭」開催期間:10月30日(土)~11月8日(月)会場:日比谷・有楽町・銀座地区公式サイト: 「TIFFCOM2021」開催期間:11月1日(月)~3日(水・祝)会場:オンライン公式サイト:
2021年09月24日今年10月30日(土)~11月8日(月)開催の第34回東京国際映画祭にて、映画祭の顔となるコンペティション部門の審査委員長を、世界的に活躍するフランスのイザベル・ユペールが務めることが決定。そのほかの審査員(全5名予定)に関しては別途発表され、世界中から集められた珠玉のコンペ作品(全15作品)の審査を行う。映画、舞台と活躍してきたユペールは、一昨年のチャン・ツィイーに続いての女性の審査員長となった。『レースを編む女』(77)で英国アカデミー賞新人賞を受賞、 『主婦マリーがしたこと』(88)『沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇』(95)でヴェネチア映画祭女優賞、『ヴィオレット・ノジェール』(78)、『ピアニスト』(01)でカンヌ映画祭女優賞を受賞してきたユペール。2016年の『エル ELLE』で2度目のセザール賞に輝き、ゴッサム・インディペンデント映画賞、ゴールデン・グローブ賞、インディペンデント・スピリット賞のほか、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。また、レジオン・ド・ヌール勲章シュバリエ章、メリット勲章オフィシエ章、芸術文化勲章コマンドゥール章を受章。第62回カンヌ映画祭では審査委員長を務めている。今回の決定に際し、ユペールは「第34回東京国際映画祭のコンペティション国際審査委員の委員長に選ばれたことを光栄に思います。東京国際映画祭は世界で最も重要な映画祭の一つであると、私は大いに尊敬してきました。素晴らしい文化と堂々たる映画史を誇る国、日本に再び迎え入れてもらえる喜びを感じています」と喜びを語る。「様々なバックグラウンドを持ちながら映画への愛でつながった才能ある仲間たちと自分の視点を共有する経験はいつも刺激的です。今回の映画祭の成功をお祈りするとともに、他の審査員の皆さんと一緒に劇場で今年の入選作を拝見することを楽しみにしています。本当に何と幸運なことでしょう」と、コメントしている。東京国際映画祭チェアマン・安藤裕康氏は「知性と見識を備えたフランスの大女優であるばかりか、広く国際的な活躍により、今や世界を代表する映画人です。しかも大の日本ファンでもあります。コロナ禍にも拘らず審査委員長として来日して頂けることになり、私たちの映画祭に大きな花を咲かせてくださるでしょう」と期待を寄せている。第34回東京国際映画祭は10月30日(土)~11月8日(月)まで日比谷・有楽町・銀座地区にて開催。(text:cinemacafe.net)
2021年09月24日「第34回東京国際映画祭」が10月30日(土)~11月8日(月)、日比谷・有楽町・銀座地区で開催される。この度、本映画祭の予告映像が解禁となった。「東京国際映画祭」では昨年まで「Japan Now」部門として現在の日本を代表する邦画作品を紹介してきたが、今年から「Nippon Cinema Now」部門と名称を改め、より多様性に富んだ邦画作品を世界に向けて紹介していく。さらに今年の大きなテーマのひとつとして「越境」があり、コロナによるコミュニケーションの断絶や男女差別、経済格差、国際紛争、色々な問題を乗り越えて、その先にある映画の姿を観てほしいという狙いも。解禁された約60秒の予告には、オープニング作品の『クライ・マッチョ』とクロージング作品の『ディア・エヴァン・ハンセン』の他に、世界の国際映画祭で注目された話題作、日本での公開がまだ決まっていない最新作などを上映する「ガラ・セレクション」部門(これまでの「特別招待作品」部門から名称変更)の全10本中9本の映像が含まれている。まさに国際映画祭にふさわしい国際色豊かな予告編だ。また映像中に仕様されている音楽は、King Gnuの常田大希率いるミュージシャンだけでなく、映像ディレクターやデザイナーまでも内包する気鋭の音楽プロジェクト・millennium paradeによる「Bon Dance」。“「第34回東京国際映画祭」フェスティバルソング”である本楽曲は、夏の夜に不思議な世界へと迷い込み、妖怪たちの"百鬼夜行"に遭遇する少年少女の一夜限りの思い出を描いたものだ。そのお祭り感が映画祭のフェスティバル感ともマッチしたものになっており、今年の映画祭への期待感を煽る。本楽曲のMV公開時の常田によるコメントは以下の通り。今皆さんそれぞれが耐え忍ぶ毎日を送っていると思います。元通りの世の中に一刻も早く戻れる事を祈ってお盆にあの曲の MV を公開しました。無くなった夏祭りの代わりに、ささやかな我々の夏祭りをどうぞ。大密なMVになってます。――常田大希(millennium parade / King Gnu)また本映画祭ではジャパニーズアニメーション部門では創成期から活躍し、本年3月に逝去したアニメーター・大塚康生氏のレトロスペクティブで歴史を振り返る。一方では「2021年、主人公の背負うもの」というテーマで最新アニメが描こうとしているものに注目。さらに特撮部門では生誕50周年を迎えた「仮面ライダー」シリーズの特集が決まっている。■開催概要「第34回東京国際映画祭」開催期間:10月30日(土)~11月8日(月)会場:日比谷・有楽町・銀座地区公式サイト: 「TIFFCOM2021」開催期間:11月1日(月)~3日(水・祝)会場:オンライン公式サイト:
2021年09月22日『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督最新作『ラストナイト・イン・ソーホー』が、10月30日(土)より開催される「第34回東京国際映画祭」にてジャパンプレミア上映されることが決定した。本作は、ライト監督が60年代ロンドンとホラー映画への愛を込めて贈るタイムリープ・サイコ・ホラー。今回本作は、東京国際映画祭のガラ・セレクション部門に出品され、ジャパンプレミア上映。日本封切り前に、いち早く鑑賞できる貴重な機会だ。また、ソーホーという同じ町で現代と60年代、それぞれの時代を生きるエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)とサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)の姿が写し出されている新着スチルも到着。ライト監督は、ワールドプレミアにあたるベネチアでの上映前、自身のtwitterで「大きなスクリーンで楽しんでもらうためにあえて秋に延期にした」「未来の観客のために後半の展開をあまり明かさないで」とお願いを発信していた。そんな公開まで慎重に進められていく本作。徐々に明かされているキャラクターたちの視線ひとつにも期待が高まるばかりだ。『ラストナイト・イン・ソーホー』は12月、TOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開予定。「第34回東京国際映画祭」は10月30日(土)~11月8日(月)日比谷・有楽町・銀座地区にて開催。(cinemacafe.net)■関連作品:ラストナイト・イン・ソーホー 2021年冬、全国にて公開© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2021年09月21日10月30日(土)~11月8日(月)開催の第34回東京国際映画祭にて、オープニング作品に『クライ・マッチョ』、クロージング作品に『ディア・エヴァン・ハンセン』が上映されることが決定した。東京国際映画祭は昨年からのコロナ禍の中で、「映画館で映画を観る喜び」を伝えるべく映画館でのフィジカルな上映を基本姿勢としており、今回はその喜びを体験できる2作品が選ばれた。オープニング作品はハリウッドの伝説、クリント・イーストウッド監督が主演も兼ねた最新作『クライ・マッチョ』。イーストウッド監督の50周年記念作品でもある本作は、人生に失敗した男と親の愛を知らない少年がメキシコを横断していく中で人生に必要な「本当の強さ」とは何なのかを見出してく感動作。危険で壮大な道中で予想外の困難と思いがけない出会いから2人が見つける“新たな生きざま”が、映画祭の開幕を熱く盛り上げる。またクロージング作品は、『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』の音楽チームが贈る大ヒットミュージカルの映画化作品で先のトロント国際映画祭でもオープニングを飾った『ディア・エヴァン・ハンセン』。本作は1通の手紙と“思いやりの嘘”をきっかけに、誰にも心を開けずにいた主人公エヴァンが<本当の自分>に気づくまでの過程を描く希望に満ちた物語で、心震わす感涙ミュージカルが映画祭の終幕を飾る。第34回東京国際映画祭は10月30日(土)~11月8日(月)まで開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ディア・エヴァン・ハンセン 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.クライ・マッチョ 2022年1月14日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2021年09月21日ベルリン国際映画祭、モントリオール国際ドキュメンタリー映画祭などを席巻、2020年の東京国際映画祭でも上映されたフランスのドキュメンタリー映画『リトル・ガール』からポスターと予告映像が解禁された。予告映像は、女の子の衣装を身につけたくても、許可がおりないために男の子の衣装のままでバレエのレッスンに参加するサシャの姿を捉えたシーンから始まる。まだ物心がついていない頃、“女の子になりたい“と言ったサシャ。母は「私が“無理よ“と答えると、サシャは泣き出した」「夢も人生も砕かれた絶望の涙」と、そのやるせない想いを語る。姉もサシャが学校では女の子としての登録が認められない上に“男子”からも“女子”からも疎外、通学にも男子用の服装の着用を学校から強要されていることに「性別を選べず生まれただけなのに、学校はサシャを否定してる」「納得できない」と憤り、父は「サシャはサシャだ」と断言する。お気に入りのワンピースを着て通学したり、友達と遊んだり、好きな衣装で踊ったりしたいだけ。社会や学校からの様々な理不尽に直面しながら、ただ“女の子になりたい“というサシャの願いを叶えるために奔走し、ともに闘っていく家族の姿を捉える予告映像は「あなたは1人じゃない」という言葉に微笑むサシャの姿で結ばれている。また、合わせて解禁となったポスターは、お気に入りの“羽”のついた洋服を着用し、大好きなダンスを1人で踊るサシャの様子を切り取った。“女の子でありたい”と、静かに、しかし強く願う彼女の心を象徴するようなものとなっている。本作の監督を務めたのは、これまでも社会の周縁で生きる人々に光をあてた作品を撮り続け、カンヌやベルリンを始め、世界中の映画祭で高く評価されているセバスチャン・リフシッツ。トランスジェンダーのアイデンティは肉体が成長する思春期に芽生えるのではなく、幼少期で自覚されることについて取材を始めていた過程で、サシャの母親カリーヌに出会い、この作品が誕生した。『リトル・ガール』は11月19日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトル・ガール 2021年11月19日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開
2021年09月19日10月30日(土)~11月8日(月)開催第「第34回東京国際映画祭」における特集企画として、田恵輔監督の特集を実施することが決定した。「第34回東京国際映画祭」では昨年まで「Japan Now」部門として現在の日本を代表する邦画作品を紹介してきたが、今年から「Nippon Cinema Now」部門と名称を改め、より多様性に富んだ邦画作品を世界に向けて紹介する。「Japan Now」部門では、今一番海外へ紹介したい映画人として、これまでは原田眞人監督、岩井俊二監督、安藤サクラ、蒼井優、満島ひかり、宮﨑あおいら女優4名、役所広司、大林宜彦監督、深田晃司監督といった、既に映画界の第一線で活躍してきていた映画人を特集してきたが、今年はこれから世界に打って出るであろうアップライジングな新しい才能に焦点をあてる形で特集を組むこととし、その白羽の矢が立ったのが、9月23日(木・祝)に注目の最新作『空白』の公開を控える田恵輔監督だ。近年『ヒメアノ〜ル』(2016年)、『犬猿』(2018年)、『愛しのアイリーン』(2018年)、『BLUE/ブルー』(2021年)と精力的に作品を発表し、かつ、そのいずれの作品も観る人の心を強く揺さぶる衝撃作となっており、ストーカー、兄弟姉妹、国際結婚、ボクシング、加害者被害者、それぞれの土壌で燻し出される人間関係の狂気ともいえる純粋さ、もしくは純粋なまでの狂気を映画的な視線で描き切る才能に富んでいる。今後間違いなく国内外の映画祭で注目されるであろう田監督の最新作『空白』を含め『ヒメアノ~ル』『BLUE/ブルー』などの作品を上映が上映されるため、ぜひその強烈な才能を劇場で目の当たりにしてほしい。<コメント>■田恵輔監督映画監督を目指して頑張っていた頃、東京国際映画祭は客として観に行くものでした。そこで自分の作品が上映されるとは夢にも思わなかったです。これは夢が叶ったと言っていいですよね?嬉しくて泣いてます。しかも特集上映とは嬉しくてお漏らししてます。■第34回東京国際映画祭プログラミング・ディレクター:市山尚三田恵輔の映画を最初に見たのは『ヒメアノ~ル』だった。こんな凄い映画を撮る監督がいたのか、と過去作をさかのぼり、それまで見ていなかったことを恥じた。ごくありふれた人々からここまでのドラマを引き出す力はただ事ではない。『Blue/ブルー』、『空白』という2本の傑作が公開される2021年、この特集を組めたことは大きな喜びである。■映画祭プログラマー、キュレーター:ジョヴァンナ・フルヴィKuhaku (Intolerance) is a very strong film, with a very good script, good editing and acting.(『空白』は素晴らしい脚本、編集、演技に裏打ちされた、とても強烈な作品です)■The Japan Times シニア映画批評家:マーク・シリング“Intolerance” uses a tragic accident, with no one really to blame, to investigate not only how the mass media preys and the local community shuns – both all-too-familiar tropes in Japanese films – but how the process of grieving and forgiveness truly works, without painting the participants purely wrong or right. Like Yoshida’s previous films it traffics in extreme acts and emotions, but with subtlety and nuance and, for even the weak-spirited and wrong-headed, insight and compassion.(『空白』は誰も責められない悲劇的な事故を舞台に、邦画ではなじみ深い題材である、いかにマスメディアが餌食にし、いかに地域社会が疎外するかということを掘り下げるだけでなく、悲しみと許しのプロセスがどのように進んでいくのかを、関係者を単に善悪で描くことなく、上手く表現しています。田監督の過去作品のように、本作は極端な行動と感情が行き来しつつ、繊細でニュアンスがあり、弱気でひねくれものでさえ、洞察と思いやりがあります)【開催概要】「第34回東京国際映画祭」開催期間:2021年10月30日(土)~11月8日(月)会場:日比谷・有楽町・銀座地区公式サイト: 「TIFFCOM2021」開催期間:2021年11月1日(月)~3日(水・祝)会場:オンライン公式サイト:
2021年09月14日「第34回東京国際映画祭」が10月30日(土)~11月8日(月)、日比谷・有楽町・銀座地区で開催される。この度、本企画より新たなポスターが発表された。昨年まではソフトバンクのCMなどで有名な佐々木宏がクリエイティブ・ディレクターを務め、蜷川実花の写真をあしらった形のデザインでポスターを展開していた「東京国際映画祭」。しかし今年からは日比谷・有楽町・銀座エリアへの移転や部門の改変などもあり、東京国際映画祭が新たに生まれ変わる年ということで、ポスタービジュアルも人をフィーチャーした形のこれまでにないものに刷新されている。そして、今回のビジュアルを手掛けたのは世界的なデザイナー・コシノジュンコ。彼女が自身で作った伊藤若冲のニワトリの画をモチーフに、衣装をまとった女性が風を切って歩いていくイメージで作り上げたという。本映画祭の今年の大きなテーマのひとつとして「越境」があり、コロナによるコミュニケーションの断絶や男女差別、経済格差、国際紛争、色々な問題を乗り越えて、その先にある映画の姿を観てほしいという狙いがある。発表されたポスターも、そういったコンセプトをビジュアライズしたものとなっている。<コシノジュンコ・コメント>映画祭は憧れなので、今回のお話を頂いたときはびっくりもしましたがとても嬉しかったです。今回のビジュアルはかっこいい女性が、コロナも吹っ切れて、前に向かう、風を切って向かうというイメージが今回の東京国際映画祭のある意味でのビジョンでもあるかと思いました。そういう意味で、理屈ではなく、見てわかるというような、風を切って歩いて行くというような、そういったイメージで作りました。<東京国際映画祭チェアマン:安藤裕康・コメント>コシノジュンコさんとは、これまでもパリ、ニュ-ヨーク、アジアの国々など世界中のあちこちで仕事をご一緒してきましたが、その国際感覚の豊かさと前向きなエネルギーにいつも圧倒されてきました。そういうコシノさんにこのたびデザインを担当頂くことになって、東京国際映画祭が国際色を一段と強め、ステップアップしていければと思っています。■イベント情報「第34回東京国際映画祭」10月30日(土)~11月8日(月)会場:日比谷・有楽町・銀座地区公式サイト: TIFF
2021年09月07日10月30日(土)~11月8日(月)開催予定の第34回東京国際映画祭にて、Amazon Prime Videoの協賛により、短編の審査によって才能ある新人監督を発掘する「Amazon Prime Video テイクワン賞」が新たに設立されることが発表された。東京国際映画祭ではこれまで日本映画を世界に向けて送り出していくことを大きな目的のひとつとして、チャレンジングなものからスケール感溢れる作品まで数多くの日本映画を紹介してきた。この度、更なる才能の発掘を目指して、商業長編映画経験のない日本在住の映画作家を対象にし、15分以下の短編の審査によって決定される新人監督賞を新たに設ける。新たな才能の発掘という趣旨に、国内外で優れたオリジナル作品を制作し多様な映像作品を配信している大手動画配信サービスであるAmazon Prime Videoが賛同。受賞者にはAmazon Prime Videoから賞金100万円の他に、Amazonスタジオとの長編映画の製作を模索する機会が提供される。審査員に関しては正式に決まり次第、後日発表される予定だ。エントリー期間は本日7月19日から、9月15日まで。■東京国際映画祭チェアマン安藤裕康コメントどこかに潜んでいる未知の才能が見出され、この東京国際映画祭から世界へと飛び立っていく姿を想像しただけでワクワクします。映画の新しい時代を切り開く有為な人材に期待しています。■Amazonスタジオアジアパシフィック責任者エリカ・ノースコメントAmazonスタジオは世界のクリエーターや表現者、そして制作にかかわる皆様にとって“Home for Talent(才能ある人が集う場所)”になることをビジョンとして掲げています。我々は、皆様からAmazonスタジオならびにAmazon Prime Videoと働きたいと言っていただける存在であるために、安全で働きやすく、クリエイティビティ―を制限しない環境を提供することを目指しています。日本だけではなく、世界をターゲットに活躍を望む日本のクリエーターの皆さんにとって、この賞が今後のご活躍のきっかけとなることを心より望んでいます。■開催概要第34回東京国際映画祭10月30日(土)~11月8日(月)公式サイト: 月1日(月)~3日(水・祝)公式サイト: 主催:公益財団法人ユニジャパン
2021年07月19日Amazonは、10月30日(土)から11月8日(月)に開催される第34回東京国際映画祭にて、日本映画業界の新しい才能を発掘するべく「Amazon Prime Video テイクワン賞」を新設することになった。同賞は、短編映画の審査によって才能ある新人監督を発掘することを目的としており、応募条件はこれまで商業映画の監督、脚本、プロデューサーを担当したことがない日本在住の映画作家の作品であること。受賞者にはAmazonから贈呈される100万円の賞金に加え、Amazonスタジオと長編映画の製作を模索し、脚本開発に取り組む機会などが提供される。また、同賞ファイナリストに選出された作品は、東京国際映画祭期間中に公式上映会場で一般観客に向けて上映も行われる。Amazonでは、同賞への協賛によって、クリエーターの才能を発掘し、今後映画製作における新しい才能を世界へ発信する貢献をしていくという。Amazonスタジオ アジアパシフィック責任者エリカ・ノースは、「Amazonスタジオは世界のクリエーターや表現者、そして制作にかかわる皆様にとって“Home for Talent(才能ある人が集う場所)”になることをビジョンとして掲げています」と語り、「日本だけではなく、世界をターゲットに活躍を望む日本のクリエーターの皆さんにとって、この賞が今後のご活躍のきっかけとなることを心より望んでいます」とコメント。東京国際映画祭チェアマン・安藤裕康は「どこかに潜んでいる未知の才能が見出され、この東京国際映画祭から世界へと飛び立っていく姿を想像しただけでワクワクします。映画の新しい時代を切り開く有為な人材に期待しています」とコメントを寄せている。第34回東京国際映画祭は10月30日(土)~11月8日(月)、日比谷・銀座地区(角川シネマ有楽町、シネスイッチ銀座、東京国際フォーラム、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 日比谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、有楽町よみうりホールほか)にて開催。(text:cinemacafe.net)
2021年07月19日2020年東京国際映画祭でも話題となった韓国発のエンターテイメント・アクション映画『スレイト』が6月25日(金)に劇場公開されることが決定。特報映像も到着した。幼い頃からアクションスターになることを夢見ていたヨニは、卓越した剣術を持っているにもかかわらず、なかなか役者として芽の出ない日々を送っていた。ある日、アクション映画のスタント役として雇われ撮影現場に入ると、そこは無法地帯のパラレルワールドで、人々が剣を持ち、何の報いもなく殺し合いをしていた。撮影と間違えて敵を倒していくヨニの姿を見た村人たちから村の守護者として迎えられ、尊敬されるようになる。そしてヒロインとして村人を救うために、彼女は悪者たちに反撃を開始する――。本作の監督チョ・バルンがスタント無しでアクションを自分でやれる女優を探していたところ、「アクロバティック、剣術、弓、乗馬、ダンス、器械体操など、アクションに関する全てをこなすことができる」と自信を示すアン・ジヘと出会い、彼女のアクション練習中のビデオを見て本作の出演オファーに至った。主演を務めたアン・ジヘは「チョ・バルン監督と出会ってから、私が演じたヨニと過ごした日々は、今でも私にとっては白昼夢のような時間です。ヨニというキャラクターに対する情熱が、彼女と一緒に成長するための私のモチベーションになりました」と撮影の日々をふり返る。この映画の最大の見どころは、そんな監督お墨付きのアン・ジヘのアクション。特にクライマックスの剣術対決シーンは見逃せない。到着した特報映像では、コミカルなシーンから始まり、パラレルワールドに迷い込み、戦いまくるシーンが登場している。また、村を守ろうとした領主の父が唯一の弟子・フィリップに殺されたため、若いながら領主の役目を継ぎ、鬼剣に村を守るように頼むキム・ジナ役を、「100日の朗君様」のイ・ミンジ。フィリップ役をパク・テサンが演じている。『スレイト』は6月25日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スレイト 2021年6月25日よりシネマート新宿ほか全国にて公開©2020 CONTENTSVILLAGEandMCMC
2021年04月13日2020年・第33回東京国際映画祭で「階層を越えて手を取り合う女性たちの姿は、これまでになかったジャンル」と喝さいを浴びた『あのこは貴族』が2月26日(金)より全国公開。この度、主人公・華子と美紀を演じた門脇麦と水原希子が撮影秘話を語る特別映像が解禁された。東京の上流階級に生まれ育った“箱入り娘”の華子と、猛勉強して入った名門大学を家庭の事情で中退した“上京組”の美紀。同じ東京という空の下、異なる境遇を生きてきた2人が、人生を交差させ、恋愛や結婚だけではないそれぞれの人生を切り拓いていく…。そんな姿を小気味よく、鮮やかに描いたシスターフッドムービーとなっている本作。今回の特別映像では、華子と美紀を演じた門脇さんと水原さんが、映画について、自身が演じた役柄についての想いを明かしている。「女の子2人の映画って世界中でも今までもたくさん作られてきているけど、お互いバラバラに一歩一歩歩む、そういう映画は見たことが無かった」と語るのは、華子を演じ、主演として現場を牽引した門脇さん。「今までになかったガールズムービーになる」と自信に満ちた表情とは裏腹に、劇中では、少ないセリフと控えめな表現で華子を見事に体現した。結婚=幸せであることを信じ、家族や家柄といった狭い世界の価値観から抜け出せずにいる華子について、「自分が“これをしたい”と決断することで、家族が傷ついたり、裏切ってしまった、ということもあるからレールを踏み外せない」と分析をしながら、「台本を更新していく喜びがすごくあった」と当時の撮影をふり返っている。一方で、自身が演じた美紀という役柄を「挫折を繰り返しながらも、自分の居場所を一生懸命見つけて強く生きていく女性」と語る水原さん。門脇さん同様、現場で進化していく台本や物語を肌で感じたようで「実際やってみて(台本より)もっと膨らむ感じはあったよね」とふり返っており、その言葉を裏付けるように、映像内には岨手由貴子監督と念入りに話し込む2人の姿も映し出されている。現場での共演シーンでは「鳥肌がたった」と水原さんを褒め称える門脇さんに対し、「かっこよかった」と最大の賛辞を贈る水原さん。同時代を代表しながらも、異なる持ち味を持つ女優2人の個性が静かに交わる共演シーンは、本作の大きな見どころとなっている。『あのこは貴族』は2月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族 2021年2月26日より全国にて公開©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2021年01月28日