最新刊『クスノキの番人』(実業之日本社)も大ヒットとなり、’20年で作家生活35周年をむかえる東野圭吾さん。そんな東野さんから、不安なコロナ禍を過ごす主婦に“プレゼント”が。これまでに刊行された東野作品7作が、4月24日より電子書籍で配信されているのだ。この7作は、「映画、またはドラマ化された映像化されている」かつ「100万部を突破している」作品。いわば、すべてが“東野圭吾の代表作”といえるもの。これまで著書の電子化をしてこなかった東野さんだが、KADOKAWA・幻冬舎・講談社・実業之日本社・集英社・文藝春秋・光文社の担当編集が集結し、電子化が実現。7作の累計部数は、1,288万部にもなる。’07年に光文社から刊行された『ダイイング・アイ』は、「東野作品には珍しく官能表現が多い作品」(担当編集者談)としても知られており、映像化以前に100万部を突破した異色作。’19年には三浦春馬(30)の主演によりWOWOWで連続ドラマ化され、大きな反響を呼んだ 。“最初で最後かもしれない”電子の書籍配信決定にあたり、東野さんはこうコメントしている。「外に出たい若者たちよ、もうしばらくご辛抱を! たまには読書でもいかがですか。新しい世界が開けるかもしれません。保証はできませんが」主婦にとっても先行きが見えないこのコロナ禍、自宅での過ごし方になにか新しさを求めているはず。コロナ禍。ぜひ東野さんの作品を手にとって、ゆっくりとした時間を過ごすのはいかがだろうか。【配信作品】KADOKAWA『ナミヤ雑貨店の奇跡』(2012年)幻冬舎『プラチナデータ』(2010年)講談社『流星の絆』(2008年)光文社『ダイイング・アイ』(2007年)集英社『白夜行』(1999年)実業之日本社『疾風ロンド』(2013年)文藝春秋『容疑者χの献身』(2005年)主要電子書店サイトにて、配信中。
2020年04月27日東野幸治がアクの強い吉本興業の芸人たちをイジり倒した、芸人紹介本『この素晴らしき世界』(発売中)を上梓。2月には公式YouTubeチャンネルを開設するなど、新たな分野へとチャレンジを続けている。そこで「自分発信でやれることをやりたい気持ちになっている」という東野に、芸人がYouTubeへと進出することへの思いを直撃。「芸人はその時代ごとに色を変えていくことも必要。逆に言えば、色を変えない芸人がいてもいい」という懐の深い芸人論を明かした。――吉本興業のハチャメチャな芸人さんたちの、生き生きとした姿がつづられています。『週刊新潮』の連載コラムが書籍となった形ですが、連載当時を思い出したことはありますか?連載当時は書き殴るようにしてコラムを書いていましたが、それをそのまま書籍にしていただきました。僕はスマホで原稿を書いているんですが、書くときは1人1日で書きますね。「書きたい」と思っている人だと、本当に書きやすいんです。親指が踊りますよ! ダイノジの大谷(ノブ彦)くんなんかは、自分もDJをやっていますから、俺の親指までこんなに踊らすかというくらい踊らせてもらいました(笑)。書籍化する上では、それに加えて、キングコング西野(亮廣)くんにあとがきとして、僕のことを書いてもらったり、登場する芸人さんたちにはそれぞれ近況を教えてもらって、そちらも載せています。“ごっちゃ煮”のようですが、どこからでも読むことができるし、普段は読書をしない人にも読みやすいものになったかなと思っています。――書籍を出し、YouTubeもスタートされました。今、“自分の思いを伝えたい”との考えが強くなっているのでしょうか。「なにか話したい」「ラジオをやりたい」というのは、3年くらい前から言っていて。それで吉本興業が持ってきてくれた仕事が、Amazon Audibleという有料音声配信でした。それが終わって、次に「ラジオをやりませんか?」という話をいただいたんですが、スポンサーが見つからなかったので、YouTubeを自分で立ち上げたんです。音声配信のみなんですが、手作りな感じで、新鮮な仕事が増えたなと思っています。吉本興業とはまったく関係なくやっているので、ちょっとエージェント契約気分を味わってもいます(笑)。基本、テレビで僕に求められているのは、いろんな方にゲストで来ていただいて、その人が思っていることを聞いたり、世の中の方が聞いてみたいことを聞き出すような仕事が多くて。それはそれで求められてありがたいですし、本当に楽しいんですが、自分発信で自由になにかできるラジオやYouTubeの存在があるのも、とてもありがたいですね。なんだか、そういうことをやりたい気持ちになってきています。――『この素晴らしき世界』では、1章につきお一人ずつ芸人さんを紹介されています。YouTubeで『この素晴らしき世界』の音声版をやるのも面白いかもしれませんね。まったく考えていませんでした。新潮社さんのご意見もあるでしょうし、YouTubeは、僕が娘に音源を送って配信してもらっているので、娘から「それは止めておこう」とダメ出しを食らうかもしれません(笑)。でも確かに面白いかもしれませんね。頭の片隅に置いておきます!――YouTube内では、「YouTubeは明石家さんまさんにバレないようにやる」とお話されていました。そうなんです。さんまさんは「YouTubeはテレビの敵や!」とおっしゃっているので、バレないように必死ですよ(笑)!もしバレたら「お前、なにやってんねん。敵やろ!」ということになるので、なんとかバレないように続けていきたいです。――東野さんご自身は、YouTubeとテレビの関係はどのように考えていますか?僕は時代ごとに許容していきたい考えです。劇場で漫才や落語をしていた時代から、ラジオが出てきて、ラジオに行った芸人さんは「お前らそれでも芸人か、それより芸を磨け」と言われたり。さらにラジオからテレビになって、テレビに行った芸人さんは「テレビタレントなんか、劇場に出て5分もやったら、お客も飽きてくる。10分やったら、誰も笑ってへんぞ」と言われたり。そこからネットやYouTubeへとメディアが広がって、変わっていって。そうやって考えると、ラジオ、テレビ、ネット、YouTubeと時代が流れてきただけで、芸人がYouTubeをやるのも大した変革ではないと思うんです。芸人というのは、カメレオンじゃないけれど、その時代ごとに色を変えていくことも必要。逆に言うと、色を変えない芸人もいていい。――本書を見ても、「どんな人がいてもいい。それこそが面白い」という東野さんの許容範囲の広さを感じます。お笑いのノウハウを生かして事業を起こす人がいてもいいし、電化製品のプレゼンをする人がいてもいい。面白いことをなにも言わないけれど、日常が面白い人もいる。そういうこともひっくるめて、芸人やお笑いタレントでいいのかなと思うんです。それは見ている人が判断すること。又吉(直樹)なんかも、小説家もやりながら、漫才をやったり、ピンでもお笑いをやっていますよね。ネタを書いたりするノウハウなど、お笑いで培ったことが小説に生かされているかもしれないと思うと、みんな、お笑いのノウハウをベースになにか新しいことをやっているのかなとも思う。だかこそ、テレビもYouTubeも特に分けなくてもいいのかなと、僕は思っています。僕は、これからも流れるまま。行き着く先でいい出会いがあれば、その方と仕事をさせていただくということになるんだと思います。■東野幸治1967年8月8日生まれ、兵庫県出身。1985年に吉本興業に入社。若手時代は心斎橋筋2丁目劇場を中心に活動。1991年にフジテレビ系『ダウンタウンのごっつええ感じ』に出演し、人気を博す。トーク力に定評があり、フジテレビ系『ワイドナショー』や、日本テレビ系『行列のできる法律相談所』など多数のレギュラー番組を持つ。
2020年03月07日“芸能界屈指のゴシップ好き”と言われる芸人・東野幸治。芸歴30年を超える東野が、自身が所属する吉本興業の芸人たちの中から選りすぐりの“奇人変人名人凡人”を紹介した書籍『この素晴らしき世界』(発売中)を上梓した。南海キャンディーズの山里亮太、ピースの綾部祐二ら後輩芸人にはじまり、西川きよし、宮川大助・花子といった先輩芸人まで、東野独特の視点で容赦なく、かつ愛情たっぷりにイジり倒し、読者を大いに笑わせてくれる。東野は「吉本の芸人たちはアクが強い。日常がもう、面白いんですよ」とニヤリ。本書を書いて改めて実感した吉本芸人たちの面白さ、そして吉本興業という会社の魅力について語ってもらった。○■欲望のままの人選「新潮社さんも頭を抱えたと思います(笑)」――自分に自信がない西川きよし師匠や、悪口をエネルギーに突き進む山里亮太さん、貧しい境遇で育ったトミーズ健さん、ダイノジ・大谷ノブ彦さんの嫌われエピソードなど、バラエティに富んだ面々の逸話がつづられています。人選はどのように決めていったのでしょうか。僕が「書きたい」と思った人がこのメンツだったということで。新潮社さんとしては、(明石家)さんまさんやダウンタウンさん、ナインティナインさんなどもっとビッグネームを書いてほしかったと思うんですよ。それなのに僕から毎週送られてくる原稿には、トミーズ健さんだとか、中山功太のことが書いてある(笑)。頭を抱えていたでしょうね。文句を言わずに付き合ってくださった新潮社さんは、すごいなと思います。もし僕が担当やったら、絶対にイヤですもん!――書かれた人で、怒っている人はいませんか?僕はそんなにひどいことを書いたつもりはなかったんですが、こうして見てみると、意外と書いていたんですね(笑)。たぶん、怒っている人もいると思いますよ。もちろん、一応みなさんに確認はしてもらっていますし、なんとなく許可はもらっていると、勝手に思っています。発売するにあたって、僕のマネージャーからそれぞれの方に本を送っているはずですが、「ありがとうございます」と連絡をくれたのはただ1人です。誰やと思います? 藤井隆くん。納得でしょう? あとはまったく来ていないので、僕の本に興味がないのか、怒っているのか、吉本ならではのルーズさで、本が届いていないのか(笑)。この3つだと思います。○■いろいろな人を通して「ダウンタウンさんのことを書いた」――宮川大助・花子さんについては、お二人の笑いにかける執念について書かれています。夫婦の物語に胸が熱くなるようなエピソードでした。もともと大助・花子さんのことはなにかしら、壮大な物語を書きたいなとも思っていたんですが、ちょっと僕の思いが強すぎて、原稿を送ったら「これまでとテイストが違う」とダメ出しをもらいまして。ダウンタウンさんの章を書かない代わりに、大助・花子さんを通して、ダウンタウンさんのことも書こうという気持ちもあって。だからこそ一層熱を帯びてしまったんですが、そこでまさかのダメ出し(笑)。常軌を逸して書いていたのかもしれません。ダウンタウンさんは距離が近いので書きづらいし、あまりにも頻繁に仕事をする人は書かないと決めていたこともあります。僕としては、他にもいろいろな人を通じてダウンタウンさんのことも書いたつもりです。新潮社さんにも、申し訳ないですからね。そうやって誠意を見せたつもりですが、きっともっとダイレクトな誠意がほしかったでしょうね(笑)。――本書を読んでも、吉本興業の芸人さんたちが個性的であることが伝わってきます。東野さんにとって、吉本興業という会社の面白さとはどんなところにありますか。やっぱり、70歳代の師匠から、18、19歳の年齢の子たちが同じ会社に所属して芸人やタレントをやっているわけですから、様々な人がいるというところが面白みだと思います。ジェネレーションギャップもあるし、ジェネレーションギャップという言葉もわからない人もいる(笑)。文化も育ってきた環境も違う人が集まっているから、面白いですよね。本書も、吉本興業の芸人を見つめたからこその幅の広さが出たのかなと思っています。――東野さんご自身も、吉本に入って驚いたことも多いでしょうか。そうです、そうです! 僕も吉本に入ってから、「こんな人がおるんや」という驚きばかりです。20代前半に新喜劇に入ったときには、チャーリー浜さんが奇声を上げているのを見て、「大人になっても奇声を上げるんや…」と驚いたり。みんなでネタを相談していると、「なにやっとんねん!」と熱がこもってきて、「さすが師匠」と思っていたんですが、舞台に上がったらチャーリー浜さんだけ手が震えていたり(笑)。質屋に金のネックレスを入れている人、うどんを食べている横でスプレーを延々と頭に吹き付けている人など、もう日常が面白いんです。僕は若い頃、ダウンタウンさんとその時代を象徴するようなバラエティ番組を経験させていただいて、さらには“花月文化”のような、“半・未来永劫”続いていくような劇場での仕事も経験させていただきました。どちらも経験できたことは、僕にとって大きな収穫だったと思っています。○■吉本興業の懐の深さ「会社批判も許容してくれる」――東野さんが吉本興業に入って、30年以上が経ちました。林正之助会長という“伝説の会長”のような人の姿も見ているし、それは長いことやっていてうれしいことの一つですね。ペーペーの頃に一緒にエレベーターに乗ったこととか、新喜劇では客席の横に会長が立っていたり。その後はみんなが東京に進出したり、東京の事務所も赤坂の小さな1室から転々としている時代もあったし、ポピンズというアイドルグループがいた時代もありますね。吉本興業が大きくなっていくのを間近で見させていただいたのは、いい経験をさせてもらったなと思っています。会社、大きくなったなあと思います。いい思い出も、イヤな思い出もあって、本書にはそういうことは書いていませんけれど、行間からそんなことも感じ取っていただければ、すごくうれしいです。――昔と今で、芸人さんにどんな違いを感じますか?大阪の朝の情報番組で、「お前、女は元気か?」「これこれ!」なんていうやり取りが普通にありましたよね(笑)。みんなもそれを温かく見守っていたりして。あの時代はそれでOKですが、今の時代はそれはダメで。ちゃんと吉本興業も変わらなければいけないし、所属している我々も、変わらなきゃいけないと思うし。でも「吉本は変わらなきゃいけない」と言いつつ、実際はちょっと変わりきれていないところが、僕にとってはまた愛おしかったりもするんですよね。会社が変わろうとしているのに、芸人がいらんことを言って足を引っ張ることもあるし。――本書を読んでいても、「愛おしい」という気持ちが伝わってきます。吉本興業って大きい会社やし、ビッグビジネスもやって、なおかついろいろな芸人のことを考えて、テレビだけじゃなく、ラジオ、劇場、ネットやYouTubeもやって、劇場に出られへんやつは「住みます芸人」をやったり。成功するかしないかは別にして、いろいろな仕事を提供してくれる。会社としては反社チェックや働き方改革など、現代社会が求めることもクリアしながら、なおかつ、芸人たちに仕事を作ろうとしているように見受けられるので、芸人のためにも、吉本興業というブランドが落ちていかないように変わり続けようとしているのかなとは思うんです。我々が生きていける場所を作ってくれているという意味では、文句言いながらも感謝ですよね。でもね、ちょっとスカタンなところがあって。ミスをしちゃうんですよね(笑)。それを許容してくれるような社会であってほしいとも思うし、吉本興業自体、芸人が生放送で会社の批判をしても、それを許容してくれたりする。そこが吉本の一番のいいところかなと思います。今の世の中、一度ミスをするとなかなかもう一度戻ってくることが難しいですけれど、ミスしてもいいのかなと思える。ま、悪口を言われたり、ボロカス言われたりもしますが、居場所は作ってくれるんです。吉本も吉本で、一生懸命、社会に貢献しようとしているので、それが貢献できているのか、できていないのかはわかりませんが、一応頑張っているので、許してもらえませんかね(笑)。■東野幸治1967年8月8日生まれ、兵庫県出身。1985年に吉本興業に入社。若手時代は心斎橋筋2丁目劇場を中心に活動。1991年にフジテレビ系『ダウンタウンのごっつええ感じ』に出演し、人気を博す。トーク力に定評があり、フジテレビ系『ワイドナショー』や、日本テレビ系『行列のできる法律相談所』など多数のレギュラー番組を持つ。
2020年03月05日お笑いタレント・東野幸治が27日、著書『この素晴らしき世界』(新潮社)の発売を記念し、都内でテレビ東京のプロデューサー・佐久間宣行氏とともにトークショーを開催。YouTuberデビューについて言及した。同書は、毒舌を吐き続けても嫌われない男・東野幸治が、吉本芸人についてつづった「吉本バイブル」。自分に自信がない西川きよしから、悪口をエネルギーに突き進む山里亮太、スケールのデカいバカぶりを発揮するピースの綾部祐二、恐ろしいほどの執念で紫綬褒章まで行き着いた宮川大助・花子まで、さまざまな芸人が登場する。トークショーでは、同書に登場するエピソードなど、さまざまな芸人について2人で語り合い、終盤に東野が「東野幸治はどうなんですか? どうなればいいんですか?」と佐久間氏に質問。佐久間氏は「東野さんはどんな番組もできるけど、ラジオに近いけど好き勝手言える番組を変な時間で持ったほうが面白そう」と提案した。すると東野は「めちゃくちゃいいこと言ってくれました。俺、YouTube始めたんですよ! 4月からラジオ始まるはずがなくなって、家で録音してやっているんですよ」と今月23日にスタートさせたYouTubeについて言及。着用していた「幻ラジオ」と書かれたTシャツは、自身のYouTubeチャンネル「東野幸治の幻ラジオ」のPRのために作ったそうで、「自分でTシャツ屋に行って作って、着てきた」と明かした。また、YouTubeについて「家で1人で録音して、リビングで『さあ、始まりました』ってやる。で、娘に送って、娘が配信してくれるっていうシステムでやっている」と説明。「ゲストも呼ばずに1人でやっているだけだから、誰も笑わへんし、気が狂いそうになる。15分限界ですね、1人でしゃべるの」と吐露しつつ、「そういうのも立ち上げているので、こういうのが大きくなっていったらいいのかなと思っています」と語った。
2020年02月27日お笑いタレント・東野幸治が27日、著書『この素晴らしき世界』(新潮社)の発売を記念し、都内でテレビ東京のプロデューサー・佐久間宣行氏とともにトークショーを開催した。同書は、毒舌を吐き続けても嫌われない男・東野幸治が、吉本芸人についてつづった「吉本バイブル」。自分に自信がない西川きよしから、悪口をエネルギーに突き進む山里亮太、スケールのデカいバカぶりを発揮するピースの綾部祐二、恐ろしいほどの執念で紫綬褒章まで行き着いた宮川大助・花子まで、さまざまな芸人が登場する。トークショー冒頭、東野は「吉本興業の人のことを書いているので、吉本興業以外の人がいいなと思っていたんですけど、ここは今ノリに乗っている佐久間さんに。アホほどラジオ番組をやっている佐久間にお願いしました」と佐久間氏を紹介した。佐久間氏が「僕が特に好きなのは、中山功太の景気が悪いエピソードが面白い」と同書の感想を述べると、東野は「メールで原稿チェックしたら『ありがとうございます!』ってめちゃくちゃ喜んでくれて、こんなに喜ぶかっていうくらい」と明かし、「陣内(智則)は一番嫌がっていましたけど」と補足。すろと佐久間氏は「陣内さんのハワイの結婚式の話、最高ですね」と笑い、東野が「『原稿これ大丈夫ですか?』って(確認したら)、ほとんどの方は『何でもけっこうですよ』って言ってくれるんですけど、陣内だけは『僕、ヨゴレみたいな感じになってませんかね。多少原稿変えてください』って言われました」と暴露した。その後も、同書に登場するエピソードについて笑いながら話した2人。東野は「僕の希望としては第2弾、第3弾、違う人がいろんな吉本芸人を書いたら、いろんな人がいて面白い会社やな、エンターテインメントの会社やなっていうのがみなさんに提示できるのかなって」と期待を込め、さらに、「人力舎も書いてほしい。それぞれが書いていただいたらありがたい」とほかの事務所の芸人本も希望した。
2020年02月27日東野圭吾の初期の傑作ミステリ「仮面山荘殺人事件」が成井豊の演出、平野綾、木戸邑弥、元乃木坂46の伊藤万理華、辰巳琢郎らをキャストに迎えて舞台化。9月28日に東京・サンシャイン劇場で開幕した。【チケット情報はこちら】成井にとっては「容疑者Xの献身」、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」に続き、3作目の東野作品の舞台化となる本作。舞台は製薬会社社長の森崎伸彦(辰巳)が所有する山荘。数か月前に事故で亡くなった娘・朋美(平野)を偲ぶため、朋美の婚約者だった高之(木戸)や従妹の雪絵(伊藤)、親友だった作家の桂子(星乃あんり)ら、朋美を知る8名が山荘に集まるが、そこに逃亡中の銀行強盗犯2人組が侵入する。やがて一人が死体で発見されるが、状況から見て犯人は強盗犯ではないことが判明し…。時折、高之と朋美の出会いや婚約に至る経緯、そして突然の悲報といった過去の回想が差し込まれる以外は、ほとんどの場面が山荘の広間で展開するため一見すると演劇向きにも思える。演出はシンプルで、前半はゆったりとしたテンポで進むが、殺人事件が起きてからは一気にギアチェンジ!山荘での殺人に加え、朋美の死の真相をめぐる謎とき、犯人の判明、そこからの驚きの行動、そしてまさかの大どんでん返しとジェットコースターのような驚くべきアップダウンが繰り広げられる。東野作品がこれほど絶大な人気を得ている要素のひとつが、ミステリ、推理小説としてのクオリティの高さ、謎解きの面白さだけにとどまらない、人間ドラマのパートがもたらす感動だが、本作でもそれはいかんなく発揮されている。本作でこの部分を大きく担っているのが、平野が演じるいまは亡きヒロイン・朋美の存在である。事故で夢を絶たれた絶望、高之との出会いをきっかけに明るさを取り戻していくさまが、決して多いとは言えない出演シーンの中で感情豊かに表現されているのに加え、そんな彼女を心から大切に思っている周囲の人々(とそう思わない人間)によって、彼女の人間性、そしてこの事件の真相が浮かび上がってくる。山荘での殺人事件は誰が何のために起こしたのか? 朋美の死は本当に事故なのか? それとも他殺なのか? 登場人物のひとりが途中でこう漏らす。「死体よりも生きている人間の方が怖い」――。登場人物たちの仮面が1枚ずつはがされ、その素顔が露わになっていくが、全てが明らかになったとき、観客は東野が紡ぎ出し、成井が組み立てたこの芝居の構造そのものにあっと驚かされる。「仮面山荘殺人事件」は、10月6日(日)までサンシャイン劇場、10月11日(金)から13日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼ、10月19日(土)に新潟市民芸術文化会館・劇場にて上演。取材・文:黒豆直樹
2019年09月30日そのトリックの斬新さと予想を裏切る展開で、東野圭吾作品“初期の名作”と名高い小説『仮面山荘殺人事件』。本作の初舞台化作品が本日9月28日、東京・サンシャイン劇場で幕を開ける。東野圭吾作品といえば、映画やドラマ、舞台化などのメディアミックス作品も数多いのは御存知の通り。しかしこの『仮面山荘殺人事件』は、これまで映像化も舞台化もされてこなかった。1990年刊行の作品ということもあり、ミステリ好きの間では知られているものの、一般の東野作品ファンでも「読んだことがなかった」という人が多いのではないだろうか?そんな今作の演出を手がけるのは、演劇集団キャラメルボックスの成井豊。東野作品では『容疑者Xの献身』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の舞台化を手がけ、高い評価を得ているだけに、今作にかける意気込みは大きい。そもそも、今回の舞台化は成井自身の「この作品を舞台化したい」という強い要望から実現したものなのだ。物語の舞台となるのは、製薬会社社長が所有する山荘。交通事故で亡くなった社長の娘を偲ぶため、娘の婚約者や従姉妹など、8人の男女が集まってくる。ところがその山荘へ逃亡中の銀行強盗が侵入、何度も脱出を試みる8人だが、そこで殺人事件が発生し……というストーリー。この緊張感溢れる密室劇を具現化するため、キャストも実力派が顔を揃えた。主演は声優としてのキャリアはもちろん、近年はミュージカル界で活躍がめざましい平野綾と、2.5次元作品から本格ミュージカルまで幅広い活躍を見せる木戸邑弥。山荘の所有者である製薬会社社長役に辰巳琢郎、従姉妹役には乃木坂46卒業後初の舞台出演となる伊藤万理華らが名前を連ねる。また、5月に活動休止を発表したキャラメルボックスから畑中智行、坂口理恵、筒井俊作、原田樹里らも出演。成井作品の世界観を体現する存在として、しっかりとしたチームワークを見せてくれることだろう。トリックに騙される快楽はもちろん、事件の根底にある人と人との「思い」が判明したときのカタルシス、これこそが東野作品の真骨頂。舞台ならではの熱量で、ぜひその感動を味わおう。舞台『仮面山荘殺人事件』は、10月6日(日)までサンシャイン劇場で公演の後、10月11日(金)から13日(日)までサンケイホールブリーゼ、10月19日(土)には新潟市民芸術文化会館 劇場に上演される。文:川口有紀
2019年09月28日東野圭吾の小説『仮面山荘殺人事件』がこの秋、初めて舞台化される。とある山荘を舞台に繰り広げられる密室劇。1990年に発表され、その予想を裏切る展開から“初期の名作”と名高い作品だ。【チケット情報はこちら】平野綾、木戸邑弥、辰巳琢郎と注目のキャストが揃う中、脚本・演出を担当するのはこれまでも『容疑者Xの献身』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』と東野作品の舞台化を手がけてきたキャラメルボックスの成井豊。ほとんどの東野作品を読んではいたものの、今作は「タイトルが恐そうだったから」という理由でつい後回しにしていたのだとか。そして初めて読んだのが2年ほど前。「もう、大感動して。“これを舞台でやりたい!”と思ってしまったんですよ。山荘に閉じ込められた人々の間で起こる殺人事件なので、舞台にもしやすい。これは面白いのではないか、と。ただ問題は、私の場合はそういう“舞台にしやすい”ものをむしろやらない人間だということ(笑)」この作品を自ら舞台化しても、自分らしさは出ない。それでもやりたい!と思ったのは、この作品の中からとある“思い”を感じたから。「これはネタバレになっちゃうんで詳しくは言えないんですけど、最後真相がわかった時のヒロインの思い、ですよね。そもそもトリックの凄さだけでは終わらない、人間ドラマの深さが東野作品の魅力。今作もそこに感動したんです」山荘に集まる人物のひとり、雪絵を演じるのは元乃木坂46の伊藤万理華。グループ卒業後、初の舞台出演となる。「ソロになってからも舞台はやりたいし、いつかやるんだろうなというのはずっと思ってました。でも乃木坂時代に出ていた舞台は、周りに頼れる人……メンバーという仲間がいた中でやってきたもの。今度はひとりで戦うというのが、今すごく恐怖で。でもこの作品に呼ばれたということは、何か意味があるんだろうなと思ってるんです」そんな不安をポツリと吐露した伊藤に、成井が優しく語りかける。「大丈夫、“ひとりで戦わなくちゃ”って思うのは初日だけ。稽古場に行ったら色んな人が寄ってきて仲良くなれるし、そもそも今回は出演者みんなが舞台上にいる時間が多いから、ひとりで戦ってる場合じゃない(笑)。チームとして強くならないと、演劇は面白くないから!」。その言葉を聞いて、ホッとしたように笑う伊藤。「舞台の稽古をしている間は、いつもの自分よりテンションもモチベーションも一段上がっている気がする。その状態が好き」と舞台愛を語る伊藤に、成井も笑顔を見せる。出演者たちがチーム一丸となり、客席が“騙される”快楽。ぜひ劇場で体感して欲しい。舞台『仮面山荘殺人事件』は9月28日(土)から10月6日(日)まで東京・サンシャイン劇場、10月11日(金)から13日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼ、10月19日(土)に新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)で上演。
2019年07月11日映画『パラレルワールド・ラブストーリー』が今週末に公開されるのを記念して、5月27日(月)深夜の日本テレビ「映画天国」枠では、同じ東野圭吾原作の小説を映画化した『手紙』をオンエアする。本作の同名原作は毎日新聞で連載され単行本化、その後劇場映画版である本作のほか、舞台化やTVドラマ化もされており、犯罪加害者の家族の苦悩を描いた作品。2006年に公開された本作は、主演にドラマ「WATER BOYS」でブレイク、本作の前年に公開された『電車男』も大きな話題を呼び、最近では「dele」や『50回目のファーストキス』などに主演したほか、プロデューサー業や音楽活動も活動的に行なっている山田孝之。共演には、山田さん演じる直貴の兄・剛志役で『逆境ナイン』『NANA』などで当時注目され、その後も『亜人』や大河ドラマ「西郷どん」で活躍する玉山鉄二。「1リットルの涙」「タイヨウのうた」『パッチギ!』などの作品が高い評価を受け、先日放送された「白い巨塔」などでは円熟味を増した演技で見るものを魅了する沢尻エリカ。そのほか、公開当時は大河ドラマ「新選組!」や『着信アリ』などで若手女優として活躍。その後も『ゲゲゲの女房』『永遠の0』などで女優として活躍し続ける吹石一恵らを迎える。物語は川崎のリサイクル工場で働く青年、武島直貴(山田さん)は、兄・剛志(玉山さん)が、弟を大学に行かせるための学費欲しさに盗みに入った邸宅で、誤って人を殺してしまったという経験から、数度にわたる引越や転職、お笑い芸人になる夢やはじめて愛した女性との痛切な別離などを経験。自暴自棄になっていたとき、そんな直貴を由美子(沢尻エリカ)が救うのだが、彼女とのささやかな幸せが再び脅かされるようになっていた。そして、彼は決意する。―塀の中から届き続ける、兄からの忌まわしい「手紙」という鎖を断ち切ってしまおうと…という物語。本作と同じく東野さんの原作を映像化した『パラレルワールド・ラブストーリー』は5月31日(金)全国公開。主人公の崇史は愛する恋人の麻由子と幸せな生活を送っていたが、ある日、目を覚ました世界では麻由子は親友・智彦の恋人として存在。目を覚ますたびに入れ替わる世界を体験するという、パラレルワールド=2つの異なる世界に迷い込んでしまった男が真実を追い求める謎解きミステリーになっており、「Kis-My-Ft2」玉森裕太が主演、吉岡里帆、染谷将太らも出演する。映画天国『手紙』は5月27日(月)25時59分~日本テレビでオンエア。(笠緒)■関連作品:手紙 (2006) 2006年11月3日より渋谷東急ほか全国松竹・東急系にて公開©2006『手紙』製作委員会
2019年05月27日2019年5月31日(金)全国ロードショーとなる、映画『パラレルワールド・ラブストーリー』をご紹介。“世界”が変わりまくる、驚愕の108分、2つの世界に迷い込む、東野圭吾さん原作の頭フル回転ミステリーを、ぜひチェックしてみてくださいね。東野圭吾原作『パラレルワールド・ラブストーリー』を映像化!累計発行部数140万を超える大ヒットベストセラー小説『パラレルワールド・ラブストーリー』。映像化不可能と言われてきた、東野圭吾さんの傑作ミステリーが、この春ついに待望の映画化!2019年5月31日(金)に全国映画館にて公開されます。豪華メインキャストに注目主人公・崇史を演じるのは、Kis-My-Ft2の玉森裕太さん。そして、物語の鍵となる謎のヒロイン・麻由子を吉岡里帆さんが、崇史の親友・智彦を、実力派俳優の染谷将太さんが演じます。映像化困難といわれた原作に森義隆監督が挑戦!『ひゃくはち』や『宇宙兄弟』、『聖の青春』を手がけ、発表ごとに評価を高める森義隆さんが監督を務めます。原作の出版から20年。常に誰かが映像化したいと思いながらも実現しなかった困難な作品に「この小説は絶対におもしろい映画になる」という確信のもとに挑戦。“見終わったあとに誰かと語り合いたくなり、もう一回見たくなるような作品”を目指したという通り、誰もが楽しめるエンターテインメント作品に仕上がっています。主題歌は宇多田ヒカル「嫉妬されるべき人生」愛の真実が明かされるエンディングを飾る主題歌は、宇多田ヒカルさんが2018年にリリースしたアルバム「初恋」に収録された楽曲「嫉妬されるべき人生」に決定。曲を聞いた森義隆監督が「サウンドの切れ味や得難く奥深い歌詞の世界観が、自分がラストシーンに込めた思いと驚くほど共鳴し鳥肌がたった。“これだ!これしかない!”」と熱望してオファー。奇跡のコラボが実現しました。映画『パラレルワールド・ラブストーリー』あらすじ“ある日突然、崇史(玉森裕太)が迷い込んでしまった2つの世界。1つの世界は、愛する麻由子(吉岡里帆)と自分が恋人同士。しかし、もう1つの世界では麻由子が親友の智彦(染谷将太)の恋人に・・・。混乱する崇史の前に現れる、2つの世界をつなぐ【謎】の暗号。目が覚めるたびに変わる世界で、真実にたどり着けるのか?”出典:映画『パラレルワールド・ラブストーリー』の一部シーンキャラクター&出演者をご紹介敦賀 崇史本作の主人公。大学院を首席で卒業するほど頭が良くスポーツ万能。学年一の人気者だった中学時代に、智彦と知り合い親友となる。大学院を卒業後、最先端研究を行うバイテック社に入社。付属研究所(カレッジ)にて智彦と研究に取り組む。学生時代、電車越しに出会った麻由子に密かに思いを寄せていたが…。■演:玉森裕太2011年、Kis-My-Ft2としてCDデビュー。歌・ドラマ・映画・バラエティ・舞台などで幅広く活躍している。主な出演映画に『ごくせん THE MOVIE』、『劇場版 私立バカレア高校』、映画初主演作『レインツリーの国』などがある。津野 麻由子1つの世界では崇史の恋人として、もう1つの世界では智彦の恋人として存在するミステリアスな女性。崇史と智彦の後輩としてカレッジに入り、智彦と同じ班に所属している。■演:吉岡里帆2013年より女優活動をスタート。2015年~2016年に放送されたNHK連続テレビ小説『あさが来た』で一躍人気女優となった。ドラマ・映画・CMのほか、ラジオ番組のナビゲーターなど、多方面に活躍中。主な出演映画『幕が上がる』、『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』など。三輪 智彦崇史の中学時代からの親友。足が悪く、子供の頃は友人がいなかった。麻由子は初めてできた恋人。カレッジでは崇史とともに二大天才と呼ばれている。■演:染谷将太子役として活動を始め、2009年『パンドラの匣』で長編映画初主演を務める。『ヒミズ』で第68回ヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞。『永遠の0』、『寄生獣』、『3月のライオン』など多数映画に出演する実力派俳優。小山内 護カレッジでの崇史の教官。■演:筒井道隆1990年『バタアシの金魚』で俳優デビューし、第14回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。主な映画出演作に『魔女の宅急便』や『ママレード・ボーイ』、『洗骨』などがある。桐山 景子カレッジで崇史と同じ班に所属している先輩研究員。■演:美村里江2003年、ヒロイン公募オーディションにて1万人以上の応募者の中から選ばれ、同年『ビギナー』で女優デビュー。2005年『着信アリ2』で映画初主演を果たす。主な出演作品は、映画『後妻業の女』やNHK大河ドラマ『西郷どん』など。2018年、芸名をミムラから改名している。篠崎 伍郎カレッジで智彦と同じ班に所属しており、智彦に心酔している。■演:清水尋也2014年、映画『渇き。』に出演に注目を集める。主な出演映画は『ソロモンの偽証 前編・事件/後編・裁判』や『ちはやふる(上の区・下の句・結び)』、『3D彼女 リアルガール』など。柳瀬 礼央カレッジで崇史と同じ班に所属。篠崎と仲が良い。■演:水間ロン中国出身の大阪育ち。主な出演映画作品に、ショートフィルム『恋恋九州』、『ビジランテ』、『美しい星』などがある。テレビドラマでは『孤独のグルメ Season5 台湾編』や『闇金ウシジマくん Season3』に出演。岡田 夏江崇史の遊び仲間。智彦が崇史に麻由子を紹介する際に同席している。■演:石田ニコル2010年「神コレモデルオーディション2010」でグランプリを受賞、モデルデビューを果たす。女優として『パラダイス・キス』や、映画『シャンティ デイズ 365、幸せな呼吸』、『CUTIE HONEY-TEARS-』などの映画に出演。須藤 隆明カレッジでの智彦の教官。■演:田口トモロヲ1989年、主演を務めた映画『鉄男』で注目を浴びる。近年の出演映画は『PとJK』や『孤狼の血』、『終わった人』など多数。映画監督も務めており、2009年『色即ぜねれいしょん』で新藤兼人賞銀賞を受賞している。原作者:東野圭吾さんのコメント“本作について、「アイデアが生まれたのは20代。小説にしたのは30代。そして今ではもう書けない」とコメントした時、私は40代だったと思います。それからさらに十数年が経ち、もはや別人の作品のようです。ぶっ飛んだアイデアで、よく書いたものだと感心しますが、映像化となればさらにハードルが上がるはずで、一体どんなものができるのだろうと楽しみにしておりました。完成した映画を観てうなりました。複雑な構造を持ったストーリーから逃げることなく、見事に真っ向勝負した作品でした。監督をはじめとするスタッフの皆さんたちの度胸と自信が伝わってきました。主要人物たちの内面がいずれも極めて複雑にもかかわらず、時に繊細に、時に堂々と演じておられる若い役者さんたちの演技力にも圧倒されました。きっと多くの人が、この映画に翻弄されることでしょう。”出典:映画『パラレルワールド・ラブストーリー』詳細公開日2019年5月31日(金)全国ロードショー原作東野圭吾「パラレルワールド・ラブストーリー」(講談社文庫)出演者玉森裕太/吉岡里帆/染谷将太/筒井道隆/美村里江/清水尋也/水間ロン/石田ニコル/田口トモロヲスタッフ監督:森義隆脚本:一雫ライオン音楽:安川午朗主題歌「嫉妬されるべき人生」宇多田ヒカル(Epic Records Japan)配給松竹©2019「パラレルワールド・ラブストーリー」製作委員会©東野圭吾/講談社
2019年05月10日圧倒的知名度と人気を誇る、日本を代表するベストセラー作家・東野圭吾。その代名詞といえば、ヒューマンドラマやラブストーリーが鮮やかなまでに盛り込まれたミステリー。作中に仕込まれた巧妙なトリックはもちろん、情景描写や登場人物の心情描写にも定評があるため、ミステリーでありながら人間ドラマとしても楽しむことができることで幅広い年代から支持を得ている。映像化された作品は数知れず。そのエンターテインメント性から幅広い層に受け入れられ、多くの大ヒットを飛ばしてきた。そこで今回は、劇場で観れる作品から過去の作品まで、東野圭吾原作のミステリー映画からオススメをピックアップ。『パラレルワールド・ラブストーリー』この愛の謎が解けるか…?(5月31日全国公開)東野氏自身が「ぶっ飛んだアイデアで、よく書いたものだと感心します」と語り、映像化は不可能といわれていた同名原作が20年の時を経て実写映画化。主人公・敦賀崇史を演じるのは「Kis-My-Ft2」のメンバーとして活躍する玉森裕太。本作では爽やかなルックスを生かしつつ、その内面に秘められた感情を滲ませるような演技を披露している。崇史は恋人である麻由子(吉岡里帆)と幸せな同棲生活を送っているが、目を覚ますと麻由子は親友の智彦(染谷将太)の恋人である、もう1つの世界に迷い込んでしまう。目を覚ますたびに変わる世界に混乱する崇史は“謎”を解き、真実にたどり着けるのか?本作のポイントはなんといっても「目を覚ますと別のパラレルワールドにいる」という不思議な感覚を、主人公の崇史と同じように体験できることだ。2つの世界をつなぐ“謎”の暗号、ひとつひとつのシーンがパズルのピースのようになっている構成に登場人物の感情が絡んでいくことによって、さらなるスリルを生み出す。頭をフル回転にして、本作の謎に挑んで欲しい。『マスカレード・ホテル』木村拓哉×長澤まさみのバディムービーとしての魅力も(公開中)2019年最初の東野圭吾実写化作品は、大人気「マスカレード」シリーズの第1作目を映画化した『マスカレード・ホテル』。誰もが“お客”という仮面をかぶってやってくる、ホテルという非日常空間を舞台に、連続殺人事件を解明するため潜入捜査をする刑事・新田浩介を木村拓哉、一流ホテルマンである山岸尚美を長澤まさみが演じる。刑事として次々にやってくる宿泊客を疑う新田と、ホテルマンとしてお客様を最後まで信じる山岸。立場も性格も正反対の2人が難事件に挑む本作はミステリーとしてだけでなく、バディムービーとしても多くの観客を熱狂させた。宿泊客としてやってくる豪華すぎるキャストたちにも注目!『ラプラスの魔女』新境地の小説を三池崇史監督×旬なキャストで映画化(2018)「これまでの私の小説をぶっ壊してみたかった」と東野氏が野心的に語る同名原作を三池崇史監督がメガホンを取り、櫻井翔、広瀬すず、福士蒼汰をキャストに迎えて映画化。“ラプラスの魔女”とはかつてフランスの天才数学者ピエール=シモン・ラプラスが提唱した、全てを知り、未来を予見する者の存在のこと。全く離れた場所で硫化水素中毒死の死亡事件が連続して発生、さらに死亡した2人は知り合いであること、しかも同じ自然現象の下で事件が起きたことがわかり、警察は地球化学の研究者である大学教授の青江修介(櫻井翔)に協力を依頼する。もしこれが事件であるなら、“ラプラスの魔女”にしかなし得ない犯行だと行き詰まる青江の前に、謎の女・羽原円華(広瀬すず)が現れるーー。『祈りの幕が下りる時』“泣けるミステリー”「新参者」シリーズ完結!(2018)東野作品の中でも屈指の人気を誇る主人公・加賀恭一郎を阿部寛が2010年の連続ドラマから演じてきた、「新参者」シリーズ完結編。謎に包まれた殺人事件の捜査線上にある女性演出家(松嶋菜々子)が浮上したことで、加賀の母が失踪した理由や父との不和、加賀自身の過去が明かされる。事件に隠されたトリックを謎解いていく過程が楽しめるのはもちろん、東野作品の中でも、犯罪に隠された人々の想いを描写することで“泣けるミステリー”として評判のシリーズなので、これまで「新参者」に触れたことがない人でも楽しめる作品となっている。『真夏の方程式』(2013)誰もが知る天才物理学者・湯川学が活躍する劇場版第2作目福山雅治が頭脳明晰、スポーツ万能、容姿端麗の天才物理学でありながら、理屈屋で「変人ガリレオ」とあだ名される湯川学を演じ、大ヒットしたドラマ「ガリレオ」シリーズの劇場版第2作目。主人公の湯川は「マスカレード」シリーズの新田、「新参者」(加賀恭一郎)シリーズの加賀と並ぶ東野作品の人気主人公であり、クセ者だ。しかし、本作では子どもは大の苦手としている湯川が10歳の少年・恭平(山崎光)と海辺の町で夏を過ごすことになり、彼のために事件を解決していく、というかつてない姿と切なすぎる結末が話題に。1作でさまざまな感情が入り乱れる傑作ミステリー。ぜひスクリーンでも楽しんでみて。『パラレルワールド・ラブストーリー』は5月31日(金)は全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マスカレード・ホテル 2019年1月18日より全国東宝系にて公開Ⓒ 2019 映画「マスカレード・ホテル」製作委員会 Ⓒ 東野圭吾/集英社パラレルワールド・ラブストーリー 2019年5月31日より全国にて公開©2019「パラレルワールド・ラブストーリー」製作委員会©東野圭吾/講談社
2019年03月31日数々の人気作で知られる作家・東野圭吾の同名原作を、「KAT-TUN」亀梨和也を主演に迎え、広瀬アリス、中村倫也、眞島秀和、小日向文世らの共演でおくるドラマスペシャル「東野圭吾 手紙」が12月19日(水)今夜、テレビ東京系でオンエアされる。映画化された『天空の蜂』や『『容疑者Xの献身』シリーズ、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』をはじめ、ドラマが大きな話題をよんだ「流星の絆」などで知られる東野さんが、2003年に発表した「手紙」は現在までに240万部を超えるベストセラーとなり、これまでに映画、舞台、ミュージカル化もされてきた。今回のスペシャルドラマ版では亀梨さんが主人公・武島直貴役を演じる。直貴は兄の犯罪によって「強盗殺人犯の弟」のレッテルを貼られ、人生を狂わされてしまう。そんな直貴の恋人・中条朝美を演じるのは連続テレビ小説「わろてんか」や『食べる女』などに出演。「探偵が早すぎる」でみせたコメディの才能も注目される広瀬アリス。朝美の従兄で許嫁・嘉島孝文役には朝ドラ「半分、青い。」で人気爆発、この秋は「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」「今日から俺は!!」と2本のドラマに出演といま最も注目される俳優の中村倫也。直貴の職場の先輩・寺尾祐輔役には大河ドラマ「西郷どん」の高橋努。直貴の就職先「真芝電機」人事部の町谷健二役には話題作「おっさんずラブ」の眞島秀和。また朝美の母・中条京子役で西田尚美、直貴のバイト先の居酒屋店長役で渡辺いっけい、強盗殺人被害者遺族の息子・緒方忠夫役で田中哲司、朝美の父親・中条浩臣役で榎木孝明、直貴の就職先の社長・平野宗一郎役で小日向文世といったキャストが揃った。武島直貴(亀梨さん)の兄・剛志は4年前、直貴を大学に入れてやりたいという一心から、盗みに入った家で思いもかけず人を殺めてしまい強盗殺人で逮捕。懲役20年の判決が下された。獄中から月に一度直貴に手紙を送り続ける剛志に、働きながら定時制高校へ通う直貴は「順調だから心配いらない」と返信するが、実際にはアルバイトを次々と変え、住む場所も転々とせざるを得なかった。SNS社会の現代、進学、恋愛、就職…掴もうとした人生の幸福全てが「強盗殺人犯の弟」というレッテルによってその手をすり抜けていく。次第に剛志からの手紙を無視するようになっていく直貴は、やがて兄弟にとって大きな選択をすることに。犯罪加害者の弟という運命を背負いながら、周囲の人々と関わり合い懸命に生きていく直貴が見つけた絆とは一体…SNS時代の現代を舞台にした2018年版の「手紙」をお見逃しなく。ドラマスペシャル「東野圭吾 手紙」は12月19日(水)21時~テレビ東京ほかにて放送。(笠緒)
2018年12月19日発行部数100万部を突破した東野圭吾原作「ダイイング・アイ」が、WOWOWにて連続ドラマ化されることが決定した。併せて、主演の三浦春馬からのコメントも到着している。■ストーリー西麻布のバー・茗荷のバーテンダー、雨村慎介(三浦春馬)はある夜、見知らぬ男に襲われ、自分に関する一部の記憶を失ったが、やがて、自分が1年半前に交通事故を起こし、岸中美菜絵という女性を死なせてしまっていたこと、そして自分を襲って来たのちに自殺した男は、美菜絵の夫・玲二だったことを知る。そして、店に復帰した雨の夜。喪服の女性・瑠璃子が店に現れた時から、慎介は深淵な迷宮に迷い込む。行方が分からなくなってしまう慎介の恋人、時折フラッシュバックする事故や金の記憶。誰がうそをつき、誰が誰を陥れようとしているのか。そして、慎介を大胆に誘惑し翻弄していく瑠璃子が現れた本当の理由とは?■東野圭吾原作のハードサスペンスを三浦春馬主演で映像化本作は、数々の作品が映像化されヒットを記録している日本を代表するベストセラー作家・東野圭吾の「ダイイング・アイ」が原作だ。WOWOWではこれまでも「幻夜」「分身」「変身」「カッコウの卵は誰のもの」「片想い」など、数々の名作をドラマ化し、大きな話題となった。今回は交通事故が生む無責任の拡大という、スポンサーのいない有料放送でなくては扱いにくい題材をベースに、人の心の弱さや脆さを鋭く問いかける異色のハードサスペンスを映像化している。主人公・雨村慎介役を演じるのは、WOWOW連続ドラマW初主演となる三浦春馬だ。本作で演じるバーテンダー役は、初挑戦という三浦さん。演じている雨村は、かつて交通事故を起こしたがいまはある事件によって詳細な記憶を失っているという役どころ。そこへ突如現れたこわく的な謎の女、“瑠璃子”によって狂気と苦悩の世界に迷い込んでいくことになる。女は実在するのか、それとも、人々の後ろめたさが作り上げた幻想なのか。本作は人間そのものの在り方までも問い詰める、危険なサスペンスとなっている。そして、その瞳に一度魅入られた者は決して逃れられないという女、瑠璃子を果たして誰が演じるのか、今後の情報解禁にも注目が集まる。■主演の三浦春馬からのコメントも到着!本作の脚本を読んだ三浦さんは「息もつかせぬ展開に原作同様、早く次の回が見たいと思えました」と語る。さらに初挑戦となったバーテンダー役に対しては、バーを経営する友人にお願いして、実際のバーカウンターで毎晩のようにカクテルを作る練習をしたという。「今では、カクテルを作ることがとても楽しく、個人的に作り続けたいと思うほどにまでなりました(笑)」と明るく話す様子が伺えた。また「この作品は、罪の意識が極限まで増幅した時、魔が心に棲みついた時を妖艶、且つ、スリリングに描いています。保身と、贖罪で揺れ動く登場人物達のサイコミステリー。是非ご期待ください」と視聴者にメッセージを送っている。連続ドラマW東野圭吾「ダイイング・アイ」は2019年3月より毎週土曜22時~WOWOWにて放送(全6話/第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2018年11月10日日本を代表するミステリー作家であり、ヒットメーカーである東野圭吾。2018年上半期には、阿部寛が主演を務める人気シリーズ「新参者」の完結作『祈りの幕が下りる時』、櫻井翔が主演を努めた『ラプラスの魔女』が公開された。今後も累計100万部を突破した禁断のヒューマンミステリー『人魚の眠る家』(11月16日公開)、『マスカレード・ホテル』(2019年1月18日公開)、『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日公開)と、実写映画の公開を予定している。なぜここまで多くの東野圭吾作品が実写化されるのか、『人魚の眠る家』、『パラレルワールド・ラブストーリー』の両プロデューサーに話を聞いた。○ポイントは、描写の"イメージしやすさ"『人魚の眠る家』は、東野圭吾の作家デビュー30周年小説を堤幸彦監督が映画化。「娘の小学校受験が終わったら離婚する」と約束した仮面夫婦(篠原涼子、西島秀俊)の元に、ある日突然、「娘がプールで溺れた」という悲報が届く。意識不明の娘を前に、奇跡を信じる夫婦はある決断を下すが、そのことが次第に運命の歯車を狂わせていく。同作の新垣弘隆プロデューサーは、東野作品が多くの人の心を掴む理由として「観客や読者を惹きつける魅力的な主人公や登場人物、誰もが共感しやすい普遍的なテーマ設定、新鮮かつ斬新なオリジナリティ、先の読めない展開の連続、想像を超える結末……」と魅力を羅列。「どの作品においても120分の映画が必要な要素を全て兼ね備えているだけでなく、情景描写や心情描写が非常にリアルかつ繊細なので、読みながら映像として読者がイメージしやすく映像化を期待したくなる、さらなる知的好奇心を刺激する表現方法が、小説でも映像でも愛され続ける理由の一つではないかと考えます」と答える。一方、『パラレルワールド・ラブストーリー』は、敦賀崇史(玉森裕太)を主人公に、憧れの女性・津野麻由子(吉岡里帆)が幼なじみの三輪智彦(染谷将太)と付き合う世界と、麻由子と恋人同士の世界、2つの世界が並行して物語が進む。崇史はどちらの世界が真実なのか翻弄されていく……という、ファンタジックな設定だ。同作の石田聡子プロデューサーは「誰もが惹きつけられるような魅力的なキャラクターに、思いがけない展開、右脳と左脳が同時に刺激されるような圧倒的なエンターテイメント性」と、新垣プロデューサーと同様に東野作品の魅力を挙げる。「中でも作り手を引きつける大きな理由の一つとして、作品を読んでいるうちに自然とその世界に入り込み、その光景・情景を思い浮かべることができるリアルさ、という点があげられるのではないかと感じる」と、やはり描写のイメージしやすさがポイントとなっているようだ。しかし、石田プロデューサーは「だからこそ、読者が小説を読んだ際に思い描く【リアリティ】に負けないように、そこに更なる【映像ならでは】の新しい提案ができるかどうか、というところが、映像化する上での大きな挑戦であり、作り手側の楽しみと勝負のしどころではないかと思う」と、難しさとやりがいについても語った。『人魚の眠る家』新垣プロデューサーはまた、「原作は本当に緻密に計算された上で、物語やキャラクターが構成されているので、原作が持つ大切なテーマやエッセンスをしっかりと包含しながら、小説だからできること(活きること)を映像的な表現方法に効果的に落とし込んで、魅力を足していくことを心がけました」と、映像化ならではの見どころを語る。さらに「実は、映画『人魚の眠る家』には、東野先生と相談する中で、アイディアをもらい創作した原作にはないシーンがあります。映画ならではの映像美を活かしたオリジナルシーンが撮影できました」と、自信を見せた。
2018年11月09日人気作家・東野圭吾の代表作を、「KAT-TUN」亀梨和也主演でドラマ化するドラマスペシャル「東野圭吾 手紙」の放送日が、このほど12月19日(水)に決定。広瀬アリス、中村倫也、眞島秀和、小日向文世ら共演者も発表された。■ストーリー「本当に俺はバカな兄貴だよ」。武島直貴(亀梨和也)の兄・剛志は4年前、直貴を大学に入れてやりたいという一心から、盗みに入った家で思いもかけず人を殺めてしまい、強盗殺人の罪で逮捕。懲役20年の判決が下された。それ以来、獄中から月に一度、弟の直貴のもとへ手紙を送り続けている。働きながら定時制高校へ通う直貴は「順調だから心配いらない」と兄へ手紙で報告するが、現実はアルバイトを次々と変え、住む場所も転々とせざるを得なかった。SNS社会の現代。進学、恋愛、就職…掴もうとした人生の幸福すべてが「強盗殺人犯の弟」というレッテルによって、その手をすり抜けていく。次第に直貴は剛志からの手紙を無視するようになり、やがて兄弟にとって大きな選択をすることになる――。■広瀬アリスが主人公の恋人役! ほか共演者発表犯罪加害者の弟となってしまった主人公が、周囲の差別や偏見に苦しみながらも、やがて自分の家族を持つまでの軌跡を、劇中で交わされる兄弟の手紙を通して丁寧に描いていく本作。主人公・武島直貴役を亀梨さんが演じることが発表されていた本作だが、今回新たに共演者が発表された。直貴の恋人・中条朝美役を、連続テレビ小説「わろてんか」『L -エル-』『食べる女』の広瀬アリス。朝美の従兄で許嫁・嘉島孝文役を、連続テレビ小説「半分、青い。」でさらに人気上昇した中村倫也。直貴の職場の先輩・寺尾祐輔役を個性的なキャラクターで印象を残し、舞台の作・演出も務める高橋努。ほかにも、直貴が就職する「真芝電機」人事部の社員・町谷健二役を眞島秀和、朝美の母・中条京子役を西田尚美、直貴のバイト先の居酒屋店長役を渡辺いっけい、強盗殺人被害者遺族の息子・緒方忠夫役を田中哲司、朝美の父親・中条浩臣役を榎木孝明、直貴の就職先の社長・平野宗一郎役を小日向文世が演じる。■キャストコメント到着(一部抜粋)亀梨和也/武島直貴役直貴という役は、これまでの亀梨和也としての経験を生かし、引き出しを開けながら演じられる役ではなく、寧ろ、引き出しに鍵をかけながら演じなければならなかったというところが、自分自身、とても良い挑戦だったと思います。(中略)共演者の皆さんはとても印象的で、例えるなら旅をしているみたいでした。「直貴の途中下車の旅」みたいな感じで、皆さんといろんな出会いをして、いろんな発見がありました。出来るだけ多くの方たちに、この「手紙」を受け取って頂けたら、と思います。そしてこの「手紙」を受け取った皆さんが、どういう風に感じてくれるのかという事、それがお返しの「手紙」として自分に届いたら、幸せだなと思います。広瀬アリス/中条朝美役今回「手紙」がドラマ化になり、しかもこの作品に参加出来る事はとても光栄です。元々映画の『手紙』を勧められて観ていたのですが、とても良くて何度も見返していた作品です。いろいろ考えさせられるお話ですし、とても繊細な作品でもあるので、私も一つ一つのシーンを大事に演じました。人間の良いところばかりを描いていない、妙にリアリティーのあるとこに恐怖を感じます。それでも懸命に生きている一人の人間の姿がとても心に残ります。映画版を観た方も観てない方もきっと何かを感じて頂ける作品になっていると思います。是非、ご覧ください。中村倫也/嘉島孝文役直貴とは住む世界の違う、少し嫌な奴?でも憎めない男??なんだか抗えない、やるせない気持ちになってもらえるように、自分なりに繊細に演じました。作品の中で良いスパイスになっていれば幸いです。ご期待ください。高橋努/寺尾祐輔役もともと原作を読んでいて、更に深川組という事で、現場が始まるのを楽しみにしていました。亀梨くんと絡むのは初めてでしたが、亀梨くんは初日から主人公の不幸性を背負っていて、とても芝居が良く、そこに僕は乗るだけでよかった。深川組全員がこの作品に対して追求はもちろん、遊びも出来たと思う。深川さん流石です。みどころは亀梨くんの芝居!歌!渡辺いっけい/店長役亀梨君演じる主人公・直貴は何も悪い事をしていないのにどんどん世間から弾かれていく。非常に胸の痛くなるドラマです。でもどうか見届けてほしい。彼がそれをどう受け止め、どう乗り越えようとするのかを。榎木孝明/中条浩臣役娘の恋人が犯罪者の身内だと知ったら、親はどんな行動をとるのか。あくまでも芝居であるはずなのに、今回は私も娘を持つ父親として本気で悩みました。世間体は気にしない広い心と、娘の行く末を心配する親心が葛藤しました。作家は見てきたような話を書き、役者は体験したような人生を演じますが、人間の深層心理をえぐり出すこの物語は、生半可な想像力では賄い切れない厳しさを持ちます。重厚な人間ドラマをどうぞお楽しみください。小日向文世/平野宗一郎役東野圭吾さんの作品に参加するのは、この「手紙」が3作目です。今回も深い人間ドラマに圧倒されました。主人公、武島直貴役の亀梨くんとは初めての共演でした。静かな中に緊張感のある現場で、充実した時間を亀梨くんと共有出来たと思っています。ドラマスペシャル「東野圭吾 手紙」は12月19日(水)21時~テレビ東京ほかにて放送。(cinemacafe.net)
2018年10月20日東野圭吾による小説『人魚の眠る家』が実写映画化。キャストに篠原涼子と西島秀俊、監督に堤幸彦を迎え、2018年11月16日(金)に全国の劇場で公開される。東野圭吾のベストセラーミステリーを実写化東野圭吾の作家デビュー30周年を記念して書かれた原作『人魚の眠る家』は、発売から1か月で発行部数27万部を記録したベストセラー小説。愛する子供に訪れた“脳死”という悲劇に直面し、究極の選択を迫られた夫婦を主人公に、過酷な運命を背負うことになった二人の先に待つ衝撃と感涙の結末を描くヒューマンミステリーだ。篠原涼子と西島秀俊が夫婦役で共演過酷な運命に翻弄されながら、狂気ともいえる行動でわが子を守り抜こうとする母親、播磨薫子を演じるのは、篠原涼子。そして、子を思う親として妻・薫子の常軌を逸した姿に深く苦悩していく夫・和昌役を、西島秀俊が務める。主演の篠原涼子は、「初めて原作を読んだときから、同世代の子どもを持つ親として自分だったらどう向き合うのか?薫子の様に強くなれるだろうか?なかなか答えの出ないテーマの作品だと、ずっと心の中に残っていました。そんな作品に堤監督、旦那さん役の西島秀俊さんを始めとするスタッフ、キャストの方々と共に向き合えるのは運命かもしれません。映画の中で答えを見つけたいと思います」と、子供を持つ親として、本作にかける思いを語っている。また西島秀俊も、「愛する子供の命の選択を迫られるという東野圭吾さんの意欲的な作品に、主演の篠原涼子さんと、夫役として本作でご一緒できることが今から楽しみです。初参加となる堤組で、この深い人間ドラマに真正面からぶつかっていきたいと思います。」とコメントを残している。映画『人魚の眠る家』に彩りを添えるのは、豪華俳優陣たち。西島秀俊演じる播磨が経営する会社で研究員として働くのは、坂口健太郎演じる星野祐也。『今夜、ロマンス劇場で』『ナラタージュ』など出演作が続く人気俳優が、娘の命を救うための治療について相談をうける難しい役どころにチャレンジする。また、星野の恋人役川嶋真緒には川栄李奈。AKB48卒業後、高い演技力で女優へと転身。映画『嘘を愛する女』『デスノート Light up the NEW world』とヒット作に度々参加する川栄は、恋人を心配する心優しい女性を演じきる。播磨和昌の父親役は田中泯、篠原涼子演じる播磨薫子の母親役は松坂慶子が担当。薫子の妹・美晴役は山口紗弥加、薫子の娘に向き合う医師・進藤は田中哲司が演じる。『トリック』『SPEC』の堤幸彦が監督メガホンを取るのは、『トリック』シリーズや『SPEC』シリーズなどで知られる日本映画界の鬼才・堤幸彦。時代の空気を掴むエンターテイメント作を放つ一方、本作同様に東野圭吾の小説を原作とする『天空の蜂』などで骨太な人間ドラマも手掛ける堤監督は、「考えれば考えるほど“他人事”ではない。心して取りかかります」と、本作に対する意気込みをコメント。残酷な状況下で迫られる究極の選択、根底から揺るがされる善悪の価値観など、“東野ミステリー”の真骨頂とも言える要素の詰まった作品の実写化に挑む。ジョルジオ アルマーニが西島秀俊の衣装を全面協力本作では、2017年から現在までジョルジオ アルマーニの最高峰ライン「メイドトゥメジャー」の広告モデルを務めている西島秀俊のため、ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)が衣装協力をしている。西島秀俊は、本作では多くの苦悩を抱えるIT機器メーカー社長・播磨和昌を演じている。会社や自宅でのシーンをはじめスーツを着用するシーンが多く、それらはすべてジョルジオ アルマーニによるもの。2ボタンのダークネイビーノッチドラペル3Pスーツ、ブラックのチェスターコート、タイ、シャツなどのバリエーションが選ばれた。ストーリー2人の子を持つ播磨薫子(はりま・かおるこ:篠原涼子)とIT機器メーカーを経営する夫・和昌(かずまさ:西島秀俊)。娘の小学校受験が終わったら、離婚すると約束した夫婦のもとに、突然の悲報が届く。娘の瑞穂(みずほ)がプールで溺れ、意識不明になったというのだ。回復の見込みがないわが子を生かし続けるか、死を受け入れるか。究極の選択を迫られた夫婦は、和昌の会社の最先端技術を駆使して前例のない延命治療を開始する。治療の結果、娘はただ眠っているかのように美しい姿を取り戻していくが、その姿は薫子の狂気を呼び覚まし、次第に薫子の行動はエスカレートしていく。それは果たして愛なのか、それともただの欲望なのか。過酷な運命を背負うことになった彼らの先には、衝撃の結末が待ち受けていた。作品情報映画『人魚の眠る家』公開時期:2018年11月16日(金)監督:堤幸彦脚本:篠﨑絵里子原作:東野圭吾「人魚の眠る家」(幻冬舎文庫)出演:篠原涼子、西島秀俊、坂口健太郎、川栄李奈、山口紗弥加、田中哲司、田中泯、松坂慶子
2018年10月18日今年1月、再始動が発表され大きな話題となった「KAT-TUN」の亀梨和也が、テレビ東京で放送されるドラマスペシャル「東野圭吾 手紙」(放送時期未定)で同局のドラマ初出演にして初主演を務めることが決定。亀梨さんは、犯罪加害者の兄を持つ弟という、いままで演じたことのない役柄に挑戦する。■原作は人気作家・東野圭吾の「手紙」「本当に俺はバカな兄貴だよ」武島直貴(亀梨和也)の兄・剛志は4年前、直貴を大学に入れてやりたいという一心から、盗みに入った家で思いもかけず人を殺めてしまい、強盗殺人の罪で逮捕。懲役20年の判決が下された。それ以来、獄中から月に一度、弟の直貴のもとへ手紙を送り続けている。働きながら定時制高校へ通う直貴は「順調だから心配いらない」と兄へ手紙で報告するが、現実はアルバイトを次々と変え、住む場所も転々とせざるを得なかった。SNS社会の現代。進学、恋愛、就職…掴もうとした人生の幸福すべてが「強盗殺人犯の弟」というレッテルによって、その手をすり抜けていく。次第に直貴は剛志からの手紙を無視するようになり、やがて兄弟にとって大きな選択をすることになる。差別はあって当然――犯罪加害者の弟という運命を背負いながら、周囲の人々と関わり合い懸命に生きていく直貴が見つけた絆とは一体…?直木三十五賞、江戸川乱歩賞、吉川英治文学賞など数々の賞を受賞し、ドラマ・映画化も多くされる人気作家・東野圭吾。本作は発行部数240万部を超え、山田孝之や玉山鉄二出演で映画、さらに舞台化もされている東野氏の代表作「手紙」のドラマ化。原作刊行当時(2003年)より、情報の拡散力が上がったデジタル社会の現代。今回のドラマ化では、獄中の兄から届く手書きの手紙とSNSで簡単につながってしまう社会との対比を、現代版の「手紙」として描くという。■亀梨和也、東野作品に初挑戦! 「本当にワクワク」今回主演の亀梨さんが演じるのは、強盗殺人犯の兄を持つ武島直貴。今回初めて尽くしとなる亀梨さんは、「テレビ東京のドラマ、東野圭吾さんの作品、どちらの出演も僕にとっては初めてなので、本当にワクワクしています。初めての角度でお仕事ができることに、いろいろな期待を持ちました」と心境を明かす。「役作りに関しては、あまり用意しすぎないほうがいいかなと思っています」と今回はあえてあまり役作りをせず臨むという亀梨さんは、「まずは監督の指揮にしっかり反応できるようにいられたら。その中で、目の前で起きていること、感情、そういうものに敏感でいたいなと思います。そしてそれを自分がどう捉え、表現できるかということを大事にしたいと思います」とコメント。また、「誰もが直貴の兄・剛志のような加害者になり、そして被害者になりうる要素を持っている。それも、無意識のうちに…。この作品の出来事以外にも、どんな些細なシチュエーションでもそうなりうる時代だからこそ、このドラマを通して、視聴者の皆さんに何かを感じてもらえれば」と視聴者へメッセージを寄せている。■原作者・東野圭吾よりコメント到着さらに、原作者の東野氏は、「私自身が答えを探しながら書き継いでいった作品です」と「手紙」を執筆した当時をふり返り、「亀梨さんも、演技を通じて何らかの答えを発見されるのでは、と思います」とコメントしている。なお、監督は『神様のカルテ』『洋菓子店コアンドル』の深川栄洋、「砂の塔~知りすぎた隣人」「アルジャーノンに花束を」の池田奈津子が脚本を担当する。ドラマスペシャル「東野圭吾 手紙」はテレビ東京ほかにて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年05月02日お笑い芸人の東野幸治(50)が、29日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、世界的人気歌手ブルーノ・マーズの来日公演でマナー違反をしたとされる観客への怒りをあらわにした。東野幸治視聴者からの投稿をもとに議論するコーナー「視聴者が取り上げて欲しいニュース」。この日、「ブルーノ・マーズさんの来日公演でライブ中、カメラを向けた観客にブルーノさんが激怒したのではないかと話題になっています。ライブ中の観客のマナーについてどう思いますか?」という投稿文が紹介された。出演者の意見を拾いながら、「あれは何なんですか? 駒井さん。かわいい子を前の方に」「ホンマに腹立つんですよ。仕込み?」と芸能レポーター・駒井千佳子氏にも意見を求めた東野。駒井氏はチケットが入手困難だったことのほか、「ブルーノ・マーズさんがそうだったかは分からないですよ」と前置きし、「別のタレントさんの時に聞いたのは、来たいというタレントさんできれいな人は、ステージに上がっているアーティストも喜ぶだろうからと、一番前の方にするというのを聞いたことはあります」と業界内の裏話を打ち明けた。これを聞いた東野は、にこやかな表情ながら「腹立ちますわ、そいつら。一番前で見てるというのを自撮りするその根性が気に入らないというか」と不満を吐露。国際政治学者・三浦瑠麗氏も同調し、「にわかっぽい。彼のことを本当に知っていたら、それが嫌なのはわかってるわけでしょ。カルチャーの問題だから、YouTube動画でスターダムにのしあがった人はそれをむしろ奨励する」と感想を述べていた。
2018年04月29日タレントの東野幸治(50)が1月28日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。右手を10針縫うけがをしたことを明かし、包帯を巻いた状態で出席した。 東野によると、けがをしたのは東京が大雪に見舞われた22日の夕方4時。急いで皿洗いをしていたときに、突然皿が割れたという。 急いでいた理由は、その日の朝に届いたばかりのゲームソフト・Nintendo Switch『ゼルダの伝説』の続きをプレイするため。一緒にプレイしようと話していた妻が帰宅するまでにゲームを進めるため、急いで食事を作り、その皿洗いをしていた最中の出来事だったという。 東野は「(ゲームを)仕事終わりに始めたんですよ。嫁が夕方か夜に帰ってくるから、『その間に先やったれ!』と思って。やり始めたら、ものすごく面白くて。ちょっとお腹がすいてきたので、大至急チャーハンを作って、急いで皿洗ってたら、パリーンと割れて……」と状況を振り返った。 皿がきれいに割れず、切り口がざくざくと複雑な形となってしまったため、10針も縫うことに。救急病院を2件ほど回り、治療を受けたという。東野は「もう(ゼルダが)できないんですよ。親指が……」と消沈していた。 ダウンタウンの松本人志(54)は「10針!?」と仰天。けがでゲームができなくなってしまった東野に「そうか、ゼルダできへんねや……」と同情した。 1月14日の放送回では、お笑い芸人で占い師の島田秀平(40)から“2020年までの3年間、とんでもなく良い年になる”と言われていた東野。“芸能界、東野無双”とまで言われ、大喜びした矢先に今回のけが。 松本は、「『やったー!』ってガッツポーズをとったその手が10針……。全然(占いが)当たんないな」とコメントした。 東野のインスタグラムにアップされた写真によると、東野がプレイしていたのは2017年3月3日に任天堂より発売された『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』とみられる。
2018年01月28日東野圭吾作家デビュー30周年を記念して書かれた「人魚の眠る家」が、篠原涼子主演で映画化されることが決定。本作を手掛けるのは、日本映画界の鬼才・堤幸彦監督。また共演には、篠原さんとは今回が映画初共演となる西島秀俊を迎え、2018年11月に公開されることが分かった。ストーリー2人の子どもを持つ播磨薫子(篠原涼子)と会社を経営する夫・和昌(西島秀俊)。すでに別居状態の夫婦は、娘の小学校受験が終わったら、離婚することになっていた。そんなある日、2人の元に悲報が届く。娘の瑞穂がプールで溺れ、意識不明になったというのだ。医師からは「脳死」という宣告が下され、回復の見込みはないという。脳死を受け入れ臓器提供を希望するか、心臓死をただ待つのか…究極の選択を迫られた2人は、話し合いの末に臓器提供を決断する。ところが別れの瞬間、娘の手が一瞬動いたのを見た薫子は、娘が死んでいるという現実を受け入れられず、一転して臓器提供を拒否する。そんな娘と妻のためにと和昌は、自らが経営する会社の最先端技術を使い、前例のない延命治療を決意。その甲斐あってか、娘はただ眠っているかのように美しく、肌つやも良くなり、体も徐々に成長してゆく。しかしその決断は、やがて薫子の狂気を呼び覚ましてゆく。そんな妻の姿を目の当たりにした和昌は、果たして自分の選択が正しかったのか、本当に娘は生きているのか深く苦悩していく。それは果たして愛なのか、それともただの欲望なのか。過酷な運命を背負うことになった2人の先には、衝撃の結末が待ち受けていた――。原作は、瞬く間にベストセラーとなった東野圭吾作品! 監督は鬼才・堤幸彦本作の原作は、これまで数々の小説が映像化されてきた東野氏の、作家デビュー30周年を記念して書かれた同名小説。発売時に反響が反響を呼び、発売から1か月で瞬く間に27万部を超えるベストセラーとなった。今回そんな話題作を、「トリック」「SPEC」シリーズなど時代の空気を掴むエンターテインメント作を放つ一方、『明日の記憶』『天空の蜂』など硬派で骨太な人間ドラマも手掛ける堤監督が映画化する。主演は篠原涼子! 共演・西島秀俊と夫婦に現在放送中の月9ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」でも主演を務めた篠原さんと、先日最終回を迎えた綾瀬はるか主演「奥様は、取り扱い注意」への出演が話題となった西島さん演じるのは、離婚寸前の仮面夫婦。すでに別居状態の夫婦だったが、ある日突然、娘がプールで溺れたという悲報が届くところから物語が展開していく。医師から脳死を宣告され、究極の選択を迫られる2人。過酷な運命に翻弄されながら、狂気ともいえる行動でわが子を守り抜こうとする母親・播磨薫子を篠原さんが、そして子を想う親として、妻の常軌を逸した姿に深く苦悩していく父親・和昌を西島さんが演じる。篠原「自分だったらどう向き合うのか?」、西島「真正面からぶつかっていきたい」原作を読み、「同世代の子を持つ親として自分だったらどう向き合うのか?薫子のように強くなれるだろうか?なかなか答えの出ないテーマの作品」と感じたと言う篠原さん。そんな本作に監督、西島秀俊さんらと共に向き合えるのは「運命かもしれません」と語り、「映画の中で答えを見つけたい」と話している。また、篠原さん主演作「アンフェア」シリーズのドラマ版などで共演しているのものの、映画での共演は今回初めてとなる2人。西島さんは、「愛する子どもの命の選択を迫られるという東野圭吾さんの意欲的な作品に、主演の篠原涼子さんと、夫役として本作でご一緒できることがいまから楽しみです」と明かし、これからの撮影に向けて「初参加となる堤組で、この深い人間ドラマに真正面からぶつかっていきたいと思います」と意気込んでいる。一方、堤監督は「原作に描かれていることはたいへん難易度の高い内容ですが、それはどの夫婦にも親子にも突きつけられる究極の問題であり、だからこそ挑戦すべき作品だと確信しています。考えれば考えるほど“他人事”ではない。心して取りかかります」とコメントしている。『人魚の眠る家』は2018年11月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年12月18日東野圭吾ベストセラー小説『マスカレード・ホテル』が実写映画化。主演に木村拓哉、ヒロインに長澤まさみを迎えた映画『マスカレード・ホテル』が、2019年1月18日(金)に公開となる。原作は東野圭吾ベストセラー小説原作は、東野圭吾作品の中でも人気を誇る「マスカレード」シリーズの第1作。東京都内で続いた3件の殺人事件。現場にはいずれも不可解な数字が残されており、予告連続殺人の可能性があると捜査が始まる。次なる事件現場として候補に挙がったのは、高級ホテル・コルテシア東京。潜入捜査に踏み込んだ視庁捜査一課の刑事が、次々と現れる素性の知れない宿泊客の“仮面(=マスカレード)”を剥がそうと奮闘する。木村拓哉×長澤まさみ連続殺人を暴く、警視庁捜査一課の刑事・新田浩介役には木村拓哉。検事、総理大臣、天才外科医など数々の職業を演じてきた木村拓哉が初の刑事役に挑む。木村は、本作が東野圭吾作品初出演となるそう。コルテシア東京に勤務し、新田の教育係に任命されるフロントクラーク・山岸尚美役には長澤まさみ。宿泊客の“仮面”を剥がそうとする新田と、“仮面”を守ろうとする長澤まさみ演じるホテルマンとの掛け合いが見物となる。豪華キャストが集結木村演じる新田浩介と同じ刑事役には、『コンフィデンスマンJP the movie』『カツベン!(仮)』の公開も控える小日向文世、梶原善、泉澤祐希、篠井英介、渡部篤郎。長澤演じる山岸尚美と同じホテルマンには、石川恋、東根作寿英、鶴見辰吾、石橋凌。さらに、ホテルを訪れる素性の知れない宿泊客には、『食べる女』に出演した前田敦子、勝地涼、濱田岳、笹野高史、髙嶋政宏、菜々緒、宇梶剛士、橋本マナミ、田口浩正、生瀬勝久、『峠 最後のサムライ』への出演が決定している松たか子と、豪華俳優陣らが集結した。監督は岡田道尚監督は、「HERO」シリーズ、映画『本能寺ホテル』を手掛けた鈴木雅之、そして脚本には、「ライアーゲーム」シリーズや『信長協奏曲』の岡田道尚を起用。シリーズ累計275万部突破の東野圭吾の人気原作を木村拓哉・長澤まさみがどう演じるのか。公開が待ち遠しい。ストーリー都内で起こった3件の殺人事件。すべての事件現場に残された不可解な数字の羅列から、事件は予告連続殺人として捜査が開始された。警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村拓哉)はその数字が次の犯行場所を示していることを解読し、ホテル・コルテシア東京が4番目の犯行場所であることを突きとめる。しかし犯人への手掛かりは一切不明。そこで警察はコルテシア東京での潜入捜査を決断し、新田がホテルのフロントクラークとして犯人を追うこととなる。そして、彼の教育係に任命されたのは、コルテシア東京の優秀なフロントクラーク・山岸尚美(長澤まさみ)。次々と現れる素性の知れない宿泊客たちを前に「犯人逮捕が第一優先」の刑事として利用客の“仮面”を剥がそうとする新田と、「お客様の安全が第一優先」のホテルマンとして利用客の“仮面”を守ろうとする尚美はまさに水と油。お互いの立場の違いから幾度となく衝突する新田と尚美だったが、潜入捜査を進める中で、共にプロとしての価値観を理解しあうようになっていき、二人の間には次第に不思議な信頼関係が芽生えていく。そんな中、事件は急展開を迎える。追い込まれていく警察とホテル。果たして謎の真犯人の正体とは・・・。【作品情報】映画『マスカレード・ホテル』公開日:2019年1月18日(金)全国東宝系にて公開出演:木村拓哉、長澤まさみ、小日向文世、菜々緒、生瀬勝久、松たか子、石橋凌、渡部篤郎ほか監督:鈴木雅之脚本:岡田道尚原作:東野圭吾「マスカレード・ホテル」(集英社文庫刊)配給:東宝(株)
2017年10月15日人気作家・東野圭吾の小説「マスカレード・ホテル」が、「HERO」シリーズの鈴木雅之と、「ライアーゲーム」シリーズの岡田道尚がタッグを組み、2019年に実写映画化されることが決定。主演は今回が刑事役初挑戦となる木村拓哉、そして初共演となる長澤まさみをパートナーに迎え、連続殺人事件の真相に迫っていく。都内で起こった3件の殺人事件。すべての事件現場に残された不可解な数字の羅列から、事件は予告連続殺人として捜査が開始された。警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村拓哉)はその数字が次の犯行場所を示していることを解読し、ホテル・コルテシア東京が4番目の犯行場所であることを突きとめる。しかし、犯人への手掛かりは一切不明。そこで警察はコルテシア東京での潜入捜査を決断し、新田がホテルのフロントクラークとして犯人を追うこととなる。そして、彼の教育係に任命されたのは、コルテシア東京の優秀なフロントクラーク・山岸尚美(長澤まさみ)。次々と現れる素性の知れない宿泊客たちを前に「犯人逮捕が第一優先」の刑事として利用客の“仮面”を剥がそうとする新田と、「お客様の安全が第一優先」のホテルマンとして利用客の“仮面”を守ろうとする尚美はまさに水と油。お互いの立場の違いから幾度となく衝突する新田と尚美だったが、潜入捜査を進める中で、共にプロとしての価値観を理解しあうようになっていき、2人の間には次第に不思議な信頼関係が芽生えていく。そんな中、事件は急展開を迎える。追い込まれていく警察とホテル。果たして謎の真犯人の正体とは…。原作「マスカレード・ホテル」は、シリーズ累計275万部を突破した東野作品の中でも、屈指の人気を誇る「マスカレード」シリーズの第1作。また、先日発売された最新作「マスカレード・ナイト」も話題となっている。舞台は都内の高級ホテル・コルテシア東京。連続殺人事件の次なる舞台として予告されたこのホテルにホテルマンとして潜入捜査し、真犯人を追う警視庁捜査一課の刑事・新田浩介役を演じるのは、これまで検事、総理大臣、天才外科医など数々の職業を演じてきた木村さん。また、コルテシア東京に勤務し、新田の教育係に任命されるフロントクラーク・山岸尚美役を長澤さん。次々と現れる素性の知れない宿泊客の“仮面(=マスカレード)”を剥がそうとする刑事と、その“仮面”を守ろうとするホテルマン、この水と油の異色のバディが屈指の難事件に挑む。今回が初の刑事役で東野作品へも初出演となる木村さんは、「『マスカレード・ホテル』という非常に面白い原作を、如何に自分たちが体現できるかプレッシャーはありますが、全力で頑張ります」と意気込み。役については、「新田の職業は刑事ですが、今回は潜入捜査であり、ホテルマンでもあるので、そのバランスが非常に面白いと思っています。ホテルマンの制服に袖を通すと、自然と背筋が伸び、この作品に関わっている間は、ずっと姿勢が良いと思います(笑)」。一方、原作を読んだと言う長澤さんは、「刑事とホテルマンの心情にハラハラドキドキしてあっという間に読んでしまいました。仕事に対して真摯に付き合う姿勢は、いまの自分にとても響きました」と感想を述べ、役についても「正義感が強いのが彼女のプライドだと思うので、それを意識して演じたいと思います」と話している。また初共演となる2人は「長澤さんは非常に表現豊かな方なので、どのようなシーンを一緒に構築できるかとても楽しみにしています」(木村さん)、「木村拓哉さんと共演するのは初めてなので、とても楽しみです!」(長澤さん)とコメントを寄せている。『マスカレード・ホテル』は2019年、全国東宝系にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年10月12日東野圭吾最大の問題作を主演・中谷美紀で初映像化するWOWOW「連続ドラマW東野圭吾『片想い』」から、中谷さん演じるトランスジェンダーの主人公の衝撃告白を収めた予告編とポスタービジュアルが到着。さらに、和田正人、中村アン、田中要次、秋吉久美子ら計11名のキャストが発表された。スポーツライターの西脇哲朗(桐谷健太)は、大学生時代に所属していたアメリカンフットボール部のマネジャー・理沙子(国仲涼子)と結婚したが、夫婦仲はうまくいっていない。ある日、哲朗は早田幸弘(大谷亮平)、須貝誠(和田正人)ら男性チームメートと同窓会を開いた帰り、須貝と2人で忍び込んだ大学のグラウンドで、部のマネジャーだった日浦美月(中谷美紀)に遭遇する。異様な雰囲気を醸し出す美月の口からは「人を殺した」という衝撃の言葉が…。さらに性別違和を告白する美月は、男としてクラブでバーテンダーとして働き、ホステスの佐伯香里(中村アン)につきまとう客を人目のない所で殺したというのだ。最初は絶句した哲朗たちだが、アメフト部の元部員で美月の元恋人、中尾功輔(鈴木浩介)も交え、美月を守ろうと決意する。そんな折、美月が失踪。哲朗は美月を捜すうちに、次々と苦悩に満ちた事実に直面する――。累計発行部数100万部を突破するベストセラー作家・東野圭吾の同名小説を、初めて映像化した本作。性別違和を抱え、殺人を犯したという難役を中谷さんが熱演、さらに大学時代のアメフト部の仲間として、桐谷さん、国仲さん、大谷さん、鈴木さんという豪華な顔ぶれが発表されていた。そして今回、元アメフト部員役の和田さんをはじめ、ホステス役に挑んだ中村さん、高月彩良、眞島秀和、赤堀雅秋、酒井美紀、丘みつ子、田中要次、秋吉久美子、田中泯、橋爪功の実力派キャストの出演が明らかになっている。大学時代は、ポジション:キッカーを務め、現在は保険会社に勤務する須貝誠役を演じた和田さんは、「人を想うという純粋な心の在り方を、底辺から覆されるほどの、人の愛の深さを感じさせられるドラマです」と本作のテーマに言及、自身の役柄に照らし、「視聴者目線の役柄です。僕の役に寄り添って観ていただけることで、よりこの作品の深みを感じられると思います。素直な気持ちで最後まで楽しんでください」とアピールする。届いた予告編では、殺人事件の現場が映し出された後、哲朗に「人を殺した」と告白する美月の衝撃のシーンからスタート。続けて、「俺はいま男として生きている」「物心ついた頃から俺は自分のことを男だと思っていた」と自らの性別違和を明かし、戸惑うアメフト部時代の仲間、哲朗と理沙子、須貝の様子も映し出されている。同じくアメフト部時代のチームメイトで、現在は新聞記者の早田が件の殺人事件の取材を開始。そして、美月のかつての恋人・中尾の姿も描かれている。また、美月が感情が抑えられなくなり、大学生時代から想いを寄せていた理沙子を後ろから抱きしめキスをする、ドキッとするシーンも…。美月の告白によって生じた、仲間を想う気持ちと現実との葛藤、そして東野ミステリーの真骨頂ともいうべき予測不可能で緻密なミステリー要素も存分に描かれ、期待が高まる予告編となっている。「連続ドラマW 東野圭吾『片想い』」10月21日(土)より毎週土曜22時~WOWOWプライムにて放送開始(※全6話・第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2017年08月12日お笑いタレントの東野幸治が、50歳の誕生日を迎えた8日、自身のツイッターで抱負をつづった。東野は「今日で50歳になりました!」と報告し、「皆さん、お祝いの言葉ありがとうございます!」と祝福の声に感謝。「文春砲に撃たれないように、あと10年ちょっとは芸能界で生きて行きたい!無理かな~。」と、スクープを連発している『週刊文春』への警戒を示しながら目標を記した。この投稿にも祝福コメントが続々。「東野さんお誕生日おめでとうございます!ずっと応援してます!!」「ずーっと芸能界で生きていてくださいね!大好きです!」「東野さんが居なくなったらTVがつまらなくなる」「もっと長く活躍されることを期待します!」「吉本の宝としてこれからも頑張って下さい!」「10年と云わず50年位TVで活躍して下さい」などと熱いメッセージが寄せられている。
2017年08月08日お笑い芸人の東野幸治(49)が、米ニューヨークを拠点に活動を宣言したお笑いコンビ「ピース」綾部祐二(39)の写真をInstagramに公開。綾部の突然の出現に、ネットでは話題となっている。 22日、東野は自身の公式Instagramに「極秘来日?! AYABE。」というコメントとともに綾部が写った画像を投稿。画像の中で、少し疲れたような表情の綾部がカメラ目線で写っている。 綾部は今月14日(現地時間)、米ニューヨークのセントラルパークで開催された日米交流イベント「Japan Day@セントラルパーク2017」のアンバサダーとして初仕事を終えたばかりだ。 10日もたたずの日本での目撃情報にネットでは、「なんで?いるの?」「また日本?」「もう帰ってきたんですか?」「日本いるんかい!」「まだ日本!?」「今はどこですか?」との反応をみせている。 東野幸治さん(@higashinodesu)がシェアした投稿 - 2017 5月 22 5:10午前 PDT
2017年05月24日ベストセラー作家・東野圭吾の“ジェンダー”を題材にした傑作長編ミステリー「片想い」が、WOWOWで今秋ドラマ化されることがこのほど決定。女優・中谷美紀が、WOWOWドラマ初主演で性同一性障害の主人公を演じる。2017年夏。大学時代、ともに汗を流したアメリカンフットボール部の仲間たちとの同窓会の帰り。エースQB(クオーターバック)西脇哲朗たちの前に現われた元女子マネージャー・日浦美月(中谷美紀)は、衝撃の告白をする。「オレは、人を殺した」。性同一性障害で、いまは男として生きている、そして、人をあやめてしまったと。困惑する哲朗たちだったが、輝いていた青春時代を、その仲間を守ろうと奔走する。事件はなぜ起きてしまったのか?真相にたどり着こうとする中で、次々と明らかになっていく苦悩に満ちた事実。果たして、最後に訪れる美月の、哲朗たち仲間の決断とは?そして“片想い”の意味とは――。WOWOWではこれまでにも「宿命」「幻夜」「カッコウの卵は誰のもの」など多くの東野圭吾作品をドラマ化してきており、今回が6作目。本作は、東野作品の中でも異色のヒューマンミステリー。事件、謎解き、絡み合う人間ドラマ…東野ミステリーの真骨頂とも言うべき予測不可能で緻密な展開に加え、性同一性障害の主人公・美月 と、事件をきっかけに再びフォーメーションを組む元アメリカンフットボール部の同窓生たち。30代半ばを過ぎ、“恋愛”“結婚”“仕事”… 何かにつまずき、行き詰まり、誰もが「自分らしく生きたい」と願う彼らの青春群像劇でもある。主演の中谷さんが演じるのは、アメフト部の元女子マネージャー・日浦美月。実は性同一性障害で男性の心を持っているが、周囲にはその事実を隠して生きてきた人物。かつては理沙子(西脇哲朗の妻)に恋をしていたことも。しかしその後は結婚をし、子どもも授かったものの、男性の心のままであることに変わりはない。現在は銀座のクラブ「猫目」で、“神崎ミツル”の名前で男として働いているという役どころだ。藤原麻知プロデューサーは「卓越した表現力、センシティブな演技、男性女性どちらからも愛されるスター性を持った女優であるということ。美月という複雑な主人公を演じられるのはこの人しかいない」「中谷さんに断られたらこの企画は実現しなかった」と中谷さん以外ありえなかったと話しているが、中谷さんは初の東野作品参加に「諸手を挙げてというよりは、むしろ大変な役目を背負ってしまい、狼狽しております。美月という自らの生まれた性別に違和感を抱く人物の生きづらさを丁寧に描きつつ、スリリングなサスペンスでもあり、仲間たちの深い友情の物語でもあり、大人のための上質なエンターテインメントとして読み応えがあったと同時に、演じる側としては大変ハードルの高い作品だったため、恐れおののきました」と心境を語っている。また、今回の出演に当たり、役柄に近づけるために筋力トレーニングを実施し、さらに髪の毛をバッサリと15cmカットし臨む。「まずは、男らしさを追求しつつも、美月の台詞にもある『どんなにあがいても本物にはなれない』という悲哀を表現できたらと思います。また、美月と同じ悩みを持つ方々がご覧になった際に、ご自身を受け入れ、認めるための後押しとなるような作品になるよう願っています」とコメントし、「現場で理沙子(美月が恋した女性)を熱い視線で見つめるうちに、もう女性に戻れなくなってしまうのではないかと、 少々心配にはなりますが、素晴らしい映像とともに、展開の読めないスリリングなサスペンスをお届けしますので、ぜひご覧いただけましたら嬉しいです」とメッセージを寄せた。「連続ドラマW 東野圭吾 『片想い』」は2017年秋、WOWOWにて放送予定(全6話・第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2017年05月22日東野圭吾デビュー30周年の記念作品『ラプラスの魔女』の映画化が決定。2018年5月4日(金)に全国東宝系にて公開される。三池崇史監督・八津弘幸脚本による衝撃のミステリー東野本人が「これまでの私の小説をぶっ壊してみたかった」と語る野心的な作品『ラプラスの魔女』は、まさに衝撃のミステリー。世界的に高い評価を受ける三池崇史監督、『半沢直樹』など人気作を次々と手がける八津弘幸脚本によって描かれる。物語の鍵となるのは、タイトルにもなっている“ラプラスの魔女”だ。これは、かつてフランスの天才数学者ピエール=シモン・ラプラスが提唱した、全てを知り、未来を予見する者の存在を指す。物語の中で起きた2つの連続不審死は、まさに“ラプラスの魔女”にしか実行しえないものであった。櫻井翔×広瀬すず×福士蒼汰が初共演事件の真相に迫る生真面目な大学教授・地球化学の専門家には、嵐の櫻井翔が抜擢。三池とは『ヤッターマン』以来、実に約9年ぶりのタッグとなる。そして、映画『先生!』など2017年も活躍が期待される広瀬すずが、自然現象を次々と言い当て、青江を翻弄する謎の女として出演。さらに、『ちょっと今から仕事やめてくる』や『無限の住人』などの出演が決定している福士蒼汰が、羽原円華が探している失踪中の青年を演じる。そのほか、豊川悦司、玉木宏、志田未来、佐藤江梨子といった主役級の豪華俳優陣も揃う。主題歌はアラン・ウォーカーの「フェイデッド」主題歌はノルウェー出身、20歳の音楽プロデューサー、アラン・ウォーカーの代表曲「フェイデッド」。15歳で音楽プロデュースを始めたアラン・ウォーカーは、2015年にリリースした同曲でドイツ、スウェーデン、スイス、オーストリアの年間チャート1位を獲得。2017年には“英国のグラミー賞”とされる「BRIT AWARDS」にて最優秀ブリティッシュ・シングルにノミネートされた。2018年5月に千葉で開催される「EDC Japan 2018」への参加も決定している注目のアーティストだ。アラン・ウォーカーが映画へ楽曲を提供するのは、『ラプラスの魔女』が世界初となる。特製クリアファイル付き前売り券が発売開始映画の公開に先立ち、3月10日(土)より、全国の劇場にて本作の劇場前売券が発売開始。劇場で前売券を購入すると、全国合計5万名に『ラプラスの魔女』特製クリアファイルがプレゼントされる。クリアファイル片面には、難事件に挑む青江を演じる櫻井翔が。もう一方の面には、広瀬すず、福士蒼汰が加わった豪華3ショットの特別仕様だ。ストーリーかつてフランスの天才数学者ピエール=シモン・ラプラスは言った。ある瞬間の全物質の力学的状態とエネルギーを知り、計算できる知性が存在するならば、その知性には未来が全て見えているはずであると。全てを知り、未来を予見する者…神にも等しいその存在を、のちの学者は“ラプラスの悪魔”と呼んだ。連続して起きた2つの不審死。それぞれの事件現場が遠く離れているにもかかわらず、死因はどちらも同じ自然現象下での<硫化水素中毒死>…そして、驚くべきことに、死亡した二人は知人同士であった。警察はこの不可解な事件の調査を、地球化学の研究者である大学教授・青江修介に依頼する。もし一連の事件が事故ではなく、他殺と仮定するならば、犯人は「完全無風状態になる一瞬」をあらかじめ知っていて、「その瞬間、致死量の硫化水素が発生する場所」へと「ピンポイントで被害者を誘導した」ことになる。“ラプラスの悪魔”でもない限りそんなことは絶対に不可能…。青江は、自然科学的見地から事件性を否定。封鎖された事件現場の地形や地質、気象などを念入りに検証していく。そこに、1人の女・円華が現れた。青江の目の前で、その場所で次に起こる自然現象を言い当ててみせる。なりゆきで円華と行動を共にすることなった青江は、彼女が失踪した甘粕という青年を探していることを知る。一方、警察は「円華には、なにか不思議な力が備わっている」として事件への関与を疑い始めた。そして、ついに第三の事件が発生する…。作品詳細【作品詳細】『ラプラスの魔女』公開時期:2018年5月4日(金) 全国東宝系にて出演:櫻井翔、広瀬すず、福士蒼汰、志田未来、佐藤江梨子、TAO、玉木宏、高嶋政伸、檀れい、リリー・フランキー、豊川悦司監督:三池崇史脚本:八津弘幸原作:東野圭吾「ラプラスの魔女」(KADOKAWA 刊)配給:東宝(株)Ⓒ2018 映画「ラプラスの魔女」製作委員会■オリジナルクリアファイル付き劇場前売り券発売開始日:2018年3月10日(土)発売場所:全国の劇場内容:劇場前売り券1枚につき、クリアファイル1部プレゼント※数量限定のため、数に達し次第終了。※前売特典は、1名1会計につき、2枚まで。※劇場限定の特典。※特典は非売品のため、転売目的での購入は不可。※詳細は劇場スタッフに問い合わせ。※前売券販売劇場は、映画『ラプラスの魔女』公式サイトに記載。
2017年03月23日大人気作家・東野圭吾のデビュー30周年記念作品「ラプラスの魔女」が映画化決定。主演には「嵐」の櫻井翔、共演に広瀬すずと福士蒼汰を迎え、世界でも高い評価を受ける異端の監督・三池崇史がメガホンをとる。連続して起きた2つの不審死。それぞれの事件現場が遠く離れているにもかかわらず、死因はどちらも同じ自然現象下での“硫化水素中毒死”…そして、驚くべきことに、死亡した2人は知人同士であった。警察はこの不可解な事件の調査を、地球化学の研究者である大学教授・青江修介(櫻井翔)に依頼する。もし一連の事件が事故ではなく、他殺と仮定するならば。犯人は「完全無風状態になる一瞬」をあらかじめ知っていて、「その瞬間、致死量の硫化水素が発生する場所」へと「ピンポイントで被害者を誘導した」ことになる。そんなことは絶対に不可能だ。“ラプラスの悪魔”でもない限り…。青江は、自然科学的見地から事件性を否定。封鎖された事件現場の地形や地質、気象などを念入りに検証していく。そこに、1人の女・円華(広瀬すず)が現れた。青江の目の前でその場所で次に起こる自然現象を言い当ててみせる。それは奇跡か、偶然か。なりゆきで円華と行動を共にすることなった青江は、彼女が失踪した甘粕(福士蒼汰)という青年を探していることを知る。一方、警察は「円華には、なにか不思議な力が備わっている」として事件への関与を疑い始めた。そして、ついに第三の事件が発生する――。原作は、「白夜行」「流星の絆」「容疑者Xの献身」「疾風ロンド」と様々な作品が映画化・ドラマ化されている東野氏の同名小説。2015年の発売前から話題沸騰となっていた原作は、すでに28万部を突破。また、原作権の獲得には12社が競合した超人気作だ。今回映画化にあたり、監督を務めるのは、『クローズ ZERO』『土竜の唄』シリーズなど数々のヒット作を手掛け、今後も『無限の住人』『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』など話題作の公開を多数控えている三池監督。また、社会現象となったドラマ「半沢直樹」や「下町ロケット」、『神さまの言うとおり』などを手掛ける八津弘幸が脚本を担当する。主演の櫻井さんが演じるのは、「自然科学的に絶対に不可能な事件」の調査を警察から依頼され、事件の真相に迫る生真面目な大学教授・地球化学の専門家の青江修介。今回、映画単独主演としては『神様のカルテ2』以来約4年ぶり、三池監督とは『ヤッターマン』以来、実に約9年ぶりのタッグ、そして東野作品への出演は約14年ぶりとなる櫻井さんは、「たくさんの“久しぶり”に胸が高鳴ります。事件に、そして円華に翻弄される青江ですが、監督、そして共演の皆さまとの大きな化学反応を現場で起こして行きたいと思います」と意気込み。また自然現象を次々と言い当て、青江を翻弄する謎の女・羽原円華役を、『ちはやふる』『四月は君の嘘』『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』と主演作が続く大人気若手女優の広瀬さん。そんな円華が探している失踪中の青年・甘粕謙人役を、『曇天に笑う』『BLEACH』など今後も出演作の公開が続々と控える福士さんが演じる。東野作品の映画に出てみたいと以前から思っていたと言う広瀬さんは、「念願叶って凄く嬉しいです」と喜び、「円華という女の子も、何回台本を読んでも中々掴めなくて苦戦してます。でも、その何か掴めないけど、円華のひとつの思いを強く抱きながら、少しでもリアリティある中で生きていけたらなと思います」とコメント。また共演の2人とは初共演となり、「お2人と現場でどんな化学反応が起きるのか凄く楽しみ」と期待を寄せている。同じく櫻井さん、広瀬さんと初共演となる福士さんは、「知的なイメージなので、研究者である青江のキャラクターがスッと頭に入ってきました。広瀬さんは10代とは思えないエネルギーがある印象で、ピュアさ・真っ直ぐさが円華とイメージがとても近いなと思いました。お2人との共演もいまから楽しみです」と話している。「ポップでラジカルな映画」と本作を説明する三池監督は、「原作はあの『東野圭吾』。だから面白くならぬワケがない。そして“誰も知らない『櫻井翔』の正体”と“知っているよりヤバい『広瀬すず』”が激突し、“剥き出しの『福士蒼汰』が人類の明日を憂う”のだから…凄すぎる!」とコメントを寄せている。なお現在撮影中の本作は、4月下旬のクランクアップを予定としている。『ラプラスの魔女』は2018年、全国東宝系にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年03月21日2012年の発売以来、謎めいたストーリーとファンタジックな展開の最後に訪れる深い感動が話題を呼び、「東野圭吾作品史上最も泣ける感動作」として高い支持を得る原作を映画化する『ナミヤ雑貨店の奇蹟』。このほど、主演を務める「Hey! Say! JUMP」の山田涼介、さらにナミヤ雑貨店の店主を演じる西田敏行に続き、尾野真千子、村上虹郎、林遣都、成海璃子、門脇麦、萩原聖人という、いずれも主役級の豪華追加キャストが発表された。2012年。少年時代を養護施設で過ごした敦也(山田さん)は、幼馴染みの翔太、幸平と悪事を働いて1軒の廃屋に逃げ込む。そこはかつて人々が悩み相談をすることで知られていた「ナミヤ雑貨店」だった。いまはもう廃業しているはずだったが、シャッターの郵便受けに何かが投げ込まれる音を聞く。それは、悩みを持つ人からの相談の手紙だった。何と、その手紙は1980年に書かれたもの。敦也たちは戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治(西田さん)に代わって返事を書く。次第に明らかになる雑貨店の秘密と、その背景にある敦也たちがいた養護施設と浪矢の知られざる関係。そして、これまで誰かのために何かを真剣に考えたことなど一度もなかった3人が気付いていく、他者とのつながり。敦也たちが雑貨店の秘密をすべて知ったとき、1980年にいる浪矢との手紙のやり取りでもう一度再生する希望をもつ。悩みを相談した人々をつなぐ奇妙な運命。その日、敦也たちに起きたのは、時空を超えた、たった一夜だけの奇蹟だった――。主人公の敦也役に山田さん、さらにナミヤ雑貨店店主・浪矢雄治に西田さんが初共演で東野作品へ初参加を果たす本作。今回明らかになったキャスト陣も、いずれもいまの日本を代表する注目俳優ばかり。悩み相談をすることで、その後の人生が大きく変わり、敦也たちとの繋がりが浮き上がってくる、物語の鍵を握る田村晴美役に、日本映画界には欠かすことのできない女優・尾野真千子。敦也と同じ養護施設で育ち、敦也と行動をともにする翔太役に最旬若手俳優・村上虹郎。プロのミュージシャンを目指していたが、なかなか芽が出ずナミヤ雑貨店に相談する松岡克郎役に、幅広い役を演じ分けることのできる実力派・林遣都。さらに、雄治の昔の恋人・皆月暁子役に演技派女優として幅広い層から支持を受ける成海璃子。物語の軸となる、世代を超えて引き継がれている歌を歌う人気シンガー・セリ役に、ドラマ・映画・舞台と幅広く活躍している門脇麦。浪矢雄治の息子として雄治のことをそっと支える浪矢貴之役に、出演する映画に深みを与える萩原聖人。フレッシュで勢いのある若手俳優から実力を備えた俳優たちが顔を揃え、幅の広い豪華な顔ぶれが実現。敦也と雄治との物語に深みを加え、さらに見ごたえのある物語へと盛り上げていく。撮影は1月からクランクインしており、2月下旬にクランクアップ予定。本作のプロデューサーは、「山田くん演じる敦也たち3人組と浪矢のおじいさん演じる西田さんを中心にお話が進む一方、原作はもともと5編の短編で紡がれており、映画はその全てのエピソードを出来るわけではないのですが、各エピソードに出てくる主人公たちが今回解禁させていただいた方々にいらっしゃいます」と明かす。「ゆえに廣木(隆一)監督とは1つのお話にまとめていく中で各キャラクターの役割について深く話し合い、こだわりぬいてキャスティングを進めました。結果として、主演も演じられてきた実績と実力を持った豪華な顔ぶれの皆様が揃いました。現在、撮影は佳境を迎えており、各キャラクター達のかけがえのない人生を生きていく儚さ、ひたむきさ、そして希望が襷を繋いでいくように幅広いお客様に伝わる温かい感動作になると手応えを感じています」と期待を込めている。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は9月23日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月22日お笑いタレントの東野幸治と藤井隆が19日、東京・赤坂のTBSで行われたTBS系お笑い特番『あらびき団オールナイト祭!』(12月28日24:10~)の収録後に囲み取材に応じた。2007年10月から2011年9月まで地上波で放送された『あらびき団』は、東野扮する"ライト東野"と藤井扮する"レフト藤井"がMCを務め、あら削りな一芸を持ったパフォーマーを紹介する番組。はるな愛や椿鬼奴、横澤夏子など多くの人気芸人を輩出した伝説の番組が、このたび、3時間のスペシャル番組として一夜限りの復活を果たす。東野は、5年ぶりの復活に「びっくりです。いろんな奇跡が重なりできて良かった」と喜ぶも、「『あらびき団』ってあんまり楽しい収録じゃなかったんだなと。気付いたら必死にしゃべっているだけという苦行のような仕事なのかなと」と苦笑。「こんな感じだったなと懐かしみながら収録させていただいた」と話した。そして、同番組のコンセプトについて、東野は「『エンタの神様』に出ていただける方を発掘しようというところから始まったんですが、どんどん違う方向に走っていき、奇人変人みたいな…」と説明し、「いい奇人変人がたまにいて、たまに腹がちぎれるくらい笑うやつがあるので、それを期待していただければ」とアピール。「『復活や!』って期待したらバカ見るのはそっちですから! 期待しないで、たまたま見てください」と笑いを誘い、「『M-1』もお笑いですが『あらびき団』もお笑いだと、お笑いの幅としてわかってほしい。次のパフォーマーが面白いので、ちょっと待ってください!」と訴えた。藤井は「いろんな方から喜んでくださる声をいただいた」と復活の反響を明かし、東野について「切れ味は変わらず。あらびきパフォーマーのパフォーマンスが終わったあとの第一声を楽しみにしていた方もいたと思いますが、今回も期待していただいていいんじゃないかと思います」と太鼓判。また、音楽も魅力だと言い、「うれしい新曲を早速聞かせてもらったので、『あらびき団』のミュージックラバーズのみなさんもどうぞ期待ください」と呼びかけた。今回のスペシャル番組は2部構成。第1部(24:10~25:40)では、あらびき団の濃い歴史を振り返りつつ、2017年話題になりそうな注目芸人から目も当てられないようなどん底パフォーマーまでが新ネタを披露する。第2部(26:10~27:40)では、豪華ゲストを迎え、特別企画「あらびき、あの人は今(仮)」と題して、あらびきスターたちの現在に密着する。
2016年12月20日