漫画家・諫山創の人気コミックを原作に、三浦春馬を始め、水原希子、石原さとみ、本郷奏多、長谷川博己、ピエール瀧ら豪華キャストを迎えて2015年の夏に前後篇2部作として公開される実写映画『進撃の巨人』。このほど<現在公開可能な情報>として、配給元の東宝からそれぞれの役名と各キャラクターのビジュアルが公開された。100年前、突如現れた巨人たちによって文明を崩壊に追い込まれた人類。生き残った者たちは、巨人たちの侵攻を防ぐため、巨大な壁を築き、その壁の中で平穏を保っていた。100年もの時を経て、いま再び壁が破られる――。人気コミックの実写化とあって、情報が公開される度に大きな話題を呼ぶ本作。キャスト発表の際には、原作ファンの間で誰がどのキャラクターを演じるのかと様々な憶測が飛び交った。現在出演が明らかになっているキャストは総勢13人、今回の「現在公開可能な情報」では、各キャラクターにそれぞれキャッチコピーと併せて役名が発表された。主演となる三浦春馬は、多くの予想通り原作版の主人公でもあるエレン(「自由」を求める者)を、さらに水原希子はミカサ(戦場を舞う女神)、本郷奏多はアルミン(心優しき賢者)、石原さとみはハンジ(暴走する無邪気)、三浦貴大はジャン(反逆の刃)、桜庭ななみはサシャ(飢えた狙撃手)と原作でもキーパーソンとなる面々の名前がずらり。その一方で、今回発表された中で映画版新キャラクターとなるのは7人だ。リヴァイ役と噂されていた長谷川博己はシキシマ(人類「最強」の男)を、ピエール瀧はソウダ(嘆きの先導者)、國村隼はクバル(「闇」を統べる者)、武田梨奈はリル(愛に生きる本能)、松尾諭はサンナギ(慈愛深き豪傑)、渡部秀はフクシ(悲しみの守護星)、水崎綾女はヒアナ(勇猛なる母性)を演じることとなる。今回のキャスティングについて、本作のプロデューサーを務める佐藤善宏氏は「原作のキャラに外見が似ているか否かは全く考慮には入れませんでした。諌山先生と何度も話し合い、原作キャラたちのスピリットを体現できる俳優、という基準のみでキャスティングを行いました」とコメント。さらに「俳優の方々は、何度も監督と役柄について話し合いを重ね、撮影に臨み、見事にその役割を果たしてくれたと思います。一役で3回以上の衣装合わせ、カメラテストなどを行い、役柄に沿うまですべてオーダーメイドで細部にこだわり、立体機動、衣装を作り上げました。諫山先生は、俳優部が衣装を着て一堂に会した軍事訓練が初見でしたが、少し照れくさそうにご覧になりながら、具現化された衣装に太鼓判を押してくださいました」とその出来栄えに自信をのぞかせている。今回、発表されたのはあくまでも“役名とビジュアル”のみ。彼らが劇中、どんな活躍を見せるのかは全くの不明だ。しかし、今回公開されたキャラクタービジュアルには、三浦さんなら「調査兵団」(2枚の翼)、ピエールさんなら「駐屯兵団」(薔薇)、國村さんなら「憲兵団」(ユニコーン)、とそれぞれの衣装に入った紋章が各キャラクターを紐解く鍵となりそうだ。実写映画『進撃の巨人』は2015年夏、前後篇2部作で全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:進撃の巨人 2013年秋、全国にて公開(C) 諫山 創/講談社 & 映画「進撃の巨人」製作委員会
2014年11月20日1991年に悪人会議プロデュースとして上演され、1998年には日本総合悲劇協会公演として再演、演劇界を超えてカルチャーシーンに衝撃を与えた松尾スズキ(作・演出)の『ふくすけ』。薬剤被害や宗教ビジネス、テロ行為に没入する人々など、世紀の変わり目を経てなお“今の物語”であり続け、生温かいヒューマニズムをも笑いつくす伝説的作品だ。実に14年ぶりの再々演となる今回は、古田新太や多部未華子、大竹しのぶら豪華メンバーに、阿部サダヲ、皆川猿時、平岩紙ら大人計画の劇団員も出演する最強のキャスティング。某日、宣伝写真撮影中の都内のスタジオで松尾の話を訊いた。『ふくすけ』チケット情報スタジオに到着すると、ちょうど古田が撮影中。劇中ではさえない中年男を演じる古田だが、撮影は作品自体のビジュアルイメージということで、ネックレスを胸元にチャラチャラと光らせた服装で不敵に立つ。見ている松尾から思わず「脂が乗ってるよね」という言葉が漏れ、その圧倒的な存在感にスタッフ全員が引き込まれる。次に衣裳を身につけた阿部がフラリと現れ、スタジオの中央へ。指の爪をかじりながらカメラに視線を向ける様子はどこまでが阿部自身で、どこからが阿部が演じるフクスケなのか分からないほど。キュッと細められた阿部の瞳を見ているうちに、本番で見られるであろうフクスケの物語が俄然楽しみになってきた。今回のキャストについて松尾に訊くと、「あえての地味な男の役を見たかった古田さんに、絆と尊敬を感じている大竹さん。毒々しい舞台に透明感を放ってくれるであろう多部さんと、理想のキャスティング。あとは、フクスケの哀しみを出せるのはこいつしかいねぇな、と阿部(笑)」との答えが返ってきた。その最強キャストで迎える14年ぶりの上演については「初演はバブル景気の頃で、世の中の浮かれ気分に対する20代の自分の“怒り”を込めて作っていたんです。でも今は状況が違う。日本全体が不景気だし、発散しきれない怒りや諦めとかで覆われてるでしょう。実は前回、30代後半で再演した時に、初演とは別の手応えを客席から感じたんです。“怒り”って人間の根源的な部分だと思うし、年代によっても感じ方は違ってくる。だから40代最後に演出する今回、『ふくすけ』を通して感じられる怒りを普遍的なものとして受け止めてもらえるかどうか。それを見極めたいという思いがあります」と語った。生の舞台はリアルと地続きだからこそ、そのときどきに形を変える。本作が常に“事件”であり続ける理由を、ぜひ劇場で確かめてほしい。公演は8月1日(水)から9月2日(日)まで東京・Bunkamuraシアターコクーン、9月6日(木)から13日(木)まで大阪・イオン化粧品シアターBRAVA!にて上演される。なお、チケットは東京・大阪とも6月3日(日)10:00より一般発売開始。また、チケットぴあではWEB先行抽選を東京公演は5月24日(木)11:00まで、大阪公演は5月23日(水)11:00まで受付中。取材・文佐藤さくら
2012年05月22日TVシリーズから始まり、前後篇2部作の劇場版で幕を閉じた「SP」シリーズ。その劇場版後篇に当たる『SP 革命篇』のDVDが8月26日(金)、早くも発売となり、これを記念して出演陣の中から松尾諭、神尾佑、平田敦子、野間口徹の4人が「TSUTAYA TOKYO ROPPONGI店」に来場し、“SP”として店内見回りを行った。要人警護を専門とする「警視庁警備部警護課第四係」の面々の活躍を描いた本作。ドラマ版のラスト、そして劇場版前篇『SP 野望篇』で描かれた謎が全て解き明かされる。平日の昼間、しかも外は大雨にもかかわらず多くの人々がインターネットなどでの告知を見て来場。東京近辺だけでなく静岡に名古屋、岡山など遠方からやって来たファンもおり、平田さんは「私たち4人しか来ないので、あまり集まらないかと思ってたけど…」と驚いた様子。実は、およそ2年前になる劇場版の撮影は、この店のすぐ近くにある六本木ヒルズで始まったこともあり、六本木は「SP」にとって思い出の地のひとつである。4人は劇中の衣裳で来場したが、松尾さんは「2年も経ってまたこの服を着られるのはありがたいこと」と目を細める。神尾さんも「もう着納めだと思っていたので」と喜びを口にした。ひとり渋い顔の野間口さんはここ六本木で苦い思い出が…。野間口さんは潜入捜査に専従する捜査官の田中を演じているが、「撮影現場で潜入捜査の服を着て待ってたら、スタッフが誰かを探しながら、僕の前を3往復もした。衣裳さんに『誰探してるの?』って聞いたら『野間口さんが…』って。帽子を被っていたからだと自分に言い聞かせてます…」と寂しそうに明かしてくれた。今回はDVDということで、特典映像も見どころ。松尾さんは、出演陣ひとりひとりのクランクアップの瞬間を収めた映像集に触れ「とにかく僕はよく泣いてました。岡田(准一)さんのクランクアップシーンはノーカットで、人間こんなに涙出るかってくらい泣きました。もう『SP』で泣くことはないだろうと思ってたら、家でこのDVD見ながらまた泣いてしまいました」と告白し、観客席からは温かい笑いが起こった。『SP 革命篇』DVD&ブルーレイは発売中。■関連作品:SP 革命篇 2011年3月12日より全国東宝系にて公開© 2011「SP」プロジェクトチーム■関連記事:堤真一が岡田准一のアクションを絶賛!「弾丸をよけられる男ですから」真木よう子インタビュー 「SP」誕生から4年、大作への進化に「予測できた」キャスト陣も参加で裏話が聞ける?『SP』Twitterイベントを特別ドラマ放送中に開催真木よう子、壇上でまさかの舌打ち疑惑!岡田准一「何かムカつくことありました?」岡田准一『SP』深夜ロケで荒れた?「誰か蹴りてぇ!」で犠牲になったのは…
2011年08月26日3月26日(土)、映画『SP 革命篇』の舞台挨拶が都内で開催され、主演の岡田准一(V6)に、堤真一、松尾諭、神尾佑、波多野貴文監督が登壇。本作の収益の一部が、東北地方太平洋沖地震の被災者のために寄付されることが発表された。要人警護のスペシャリストたちの活躍を描くTVドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」としてスタートし、昨年公開された『SP 野望篇』を経て、これまでの全ての謎が明かされる完結編として、先日より公開されている本作。当初、公開初日の3月12日(土)に舞台挨拶が行われる予定だったが、震災のため延期され、改めてこうして舞台挨拶が行われることになった。岡田さんは「被害に遭われた方々のご冥福をお祈りします。そして『SP』の戦っている姿やチームワーク、勇気といったものが、いま、戦っている方の力になればこれ以上に嬉しいことはありません」と真摯に語った。堤さんも「震災があって、温かいところにいられることや電気のありがたさなどを感じましたし、いろんなことを考えさせられました。いま、みなさんもいろいろ考えてワサワサした感じを持っていると思いますが、それが大事だと思います」と語りかけた。阪神大震災で被災した経験を持つ松尾さんは「物質的な復興も大事ですが、被災されたみなさんの心の復興も長い時間をかけて大事にしていかなくてはならないと思います。早く、みなさんに映画を観ていただける日がくれば」と祈りを込めた挨拶。神尾さんは福島県いわき市出身で、ご家族が避難生活を送っているそう。「いま、この瞬間も現場で復興に向けて戦っている人への感謝の気持ちでいっぱいです。笑顔で生活できる日が来ることをお祈りしています」と語った。撮影時の話になると、次々と興味深いエピソードが続出。堤さんは「年なので、セリフを覚えるのがつらかった。その上、何で岡田准一とアクションせなあかんの?オッサン、大変でした」と苦労をふり返る。堤さんによると、岡田さんは鉄砲から出る火花を一瞬でかわしたそうで「本当にすごい!速い!速いよキミは。弾丸をよけられる男ですからね。たまりませんね」と手放しで岡田さんの身体能力を絶賛していた。岡田さんは「あなたにとって『SP』とは?」という問いに「結晶。スタッフとキャストみんなで偽りなく『観て!』と言えるものを作ったと思います」と充実の表情。最後に改めて「これから元気が大事だと思います。笑顔になっていただけるように出来ることをやっていきたいと思います。『SP』がその力になれば」と呼びかけた。『SP 革命篇』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:SP 革命篇 2011年3月12日より全国東宝系にて公開© 2011「SP」プロジェクトチーム SP 野望篇 2010年10月30日より全国東宝系にて公開© 2010「SP」プロジェクトチーム■関連記事:真木よう子インタビュー 「SP」誕生から4年、大作への進化に「予測できた」キャスト陣も参加で裏話が聞ける?『SP』Twitterイベントを特別ドラマ放送中に開催真木よう子、壇上でまさかの舌打ち疑惑!岡田准一「何かムカつくことありました?」2010年映画ファンが選ぶベストムービー洋画大作を抑えあの邦画がNo.1に輝く!岡田准一『SP』深夜ロケで荒れた?「誰か蹴りてぇ!」で犠牲になったのは…
2011年03月26日2007年に始まった連続ドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」は深夜枠としては異例の高視聴率を記録。待望の映画化となった『SP 野望篇』は観客動員300万人を超える大ヒットとなった。後編の『SP 革命篇』では、遂にこれまでのすべての謎が明かされる――。「笹本は、私も尊敬するかっこいい女性」この日、インタビュールームに現れた女優・真木よう子は、おなじみの黒いスーツ姿だった。「『SP』の衣装になると、立ち振る舞いが笹本っぽくなるんですよね。あんまりかわいい顔で笑えなくなるというか、ちょっとクールになります(笑)」と笑う姿は実にかっこいい。女性でさえも、いや、むしろ女性の方が惚れ惚れとするような、クールで男勝りな、それでいて実に女性らしい警視庁警備部警護課第四係の紅一点、笹本絵里を演じているが、その姿は真木さんのイメージにそのまま重なって見える。実際のところはどうなのだろう?「笹本は、私も尊敬するかっこいい女性。でも、最初からこうだったのかな?何話かやっていくうちに、私のやりやすいようにというか、(脚本の)金城さんが私に合わせて書いてらっしゃるのかなと。ほかの作品もだいたいそうなるんですけど(笑)」。物語はいよいよ佳境を迎え、国会議事堂でテロリストたちと壮絶なバトルが繰り広げられる。笹本にも印象的なアクションシーンがいくつかあり、そのひとつが、入山法子演じる青池由香莉とのバトルシーンだ。その鬼気迫るアクションは、男同士のバトルよりよほど迫力がある。しかし、体格も腕力も男性に比べて乏しい女性同士がアクションをこなすには、苦労や不安もあったのではないだろうか。「最初は女性同士ということですごく不安でした。お互いにアクション経験がゼロ同士で、でも周りの男性たちはみんなアクションができるから、私たちの女のファイトがかっこ悪くなっちゃったら台無しにしちゃうなと。監督からも『いわゆるキャットファイトみたいな感じにはしたくない』と言われたので、すごく練習しました。嘘のないアクションシーンにするには、練習するしかないんです。最後の方は当たってもしょうがないぐらいの勢いで、遠慮は全然なかったです(笑)。お互いにすごいテンションでした」。さらに、国会議事堂の本会議場では、ついに銃を抜くシーンも登場する。射撃の元オリンピック候補選手という笹本の真骨頂とも言えるシーンだ。「あのシーンは机を駆け上がらないといけないので、最初は(ワイヤーで)吊ろうかという話も出ていたんです。でも、そこは気合いで(笑)。ただ、歩幅を一歩でも間違うと、左右が逆になってフォームが変わっちゃったりするし、実際にはすごく難しかったんですよ。あと、スーパースローで撮っているので、実際の動きよりずっとゆっくり映るんですよね。だから、銃を撃つと火薬がパンッとなるんですけど、まばたきをしちゃいけなかったんです。それにはちょっと苦労しましたね」。「『SP』は自分の中でもすごく特別な作品」その一方で、「SP」ファンが楽しみにしているお決まりのシーンももちろん登場する。松尾諭演じる山本隆文との漫才のようなやり取りだ。正直なところ、演じているうちに快感になったりは…?「快感…ではないですよ(笑)。結構、本気で叩いているので、松尾さんも相当痛いと思います。でも、あそこは現場でもみんなが楽しみにしているんです。監督も含めみんなから、さらにいいものを…と求められている感じがあって、次は髪の毛をむしらないと笑ってくれないんじゃないかと(笑)。でも、毎回なにかしらの奇跡があって、メガネが飛ぶシーンで本当に割れちゃったりとか。『割れちゃった!』というセリフは、松尾さんのアドリブです(笑)。私もそんなプレッシャーから、本気で叩かなきゃと思って、ちょっと眼鏡狙いでいったりはしてます(笑)」。また、共演した堤真一に対しては、複雑な心情も抱いたという。「堤さんって、普段はマイカメラを持ち出して『真木ちゃん、ちょっと撮ってくれ』と自分のかっこいいポーズを撮らせたりする、お茶目なオッチャンなんですけど、ああやって完成した作品を観ると、本当に素晴らしい!『どこで切り替わってるんだろう?』とみんなで話し合ったことがあります。それぐらい、現場ではチャラけてるのに、すごい尾形になっていて、悔しいですよね(笑)」。「SP」との付き合いもかれこれ4年。その間には、結婚し、出産し、女性としても様々な経験を重ねた。そんな真木さんにとって、「SP」とはどんな存在なのだろう?「『SP』は自分の中でもすごく特別な作品。『SP』で私のことを知ってくださった方もすごくいると思うし、長く携われてすごく幸せな時間だったなと思います。スタッフもキャストもプロ意識の強い方たちばかりで、いい作品を作りたいという思いが強かったし、ひとつの作品を作り上げるという過程をものすごく実感できたというか。いろいろな意味ですごく幸せな現場でした」。企画からアクション、編集にまで携わり、20代の後半を本作に費やした主演の岡田准一をはじめ、キャスト、スタッフの本作への意気込みの強さは方々で語られている。だが、シリーズが始まった当初から、ここまでの大作になることは想像できたのだろうか?そう尋ねると、「できました」との即答が返ってきた。「私はあまりガツガツ人に『観てみて』と言う方じゃないんだけど、『SP』はすごく面白い自信があったから、『本当に面白いから観た方がいいよ』といろいろな人に言ってましたね。そこから本当に『SP』ファンになってくれたので、これで終わりじゃないだろうなとなんとなく思ってました」。「笹本をここで終えるのは悲しすぎる」それだけに、思い入れも強い。クランクアップを迎えたときは、珍しく感情が高ぶってしまったという。「私、ほとんど泣かないんですけど、このときばかりはちょっと泣いちゃいました。それまで実感はなかったんですけど、『こういうことを喋っているってことは、終わりなんだ…』と思ってきて。私、岡田くんのアップの瞬間に立ち合いたくて、松尾さんと『サプライズで行こうぜ』と、現場の近くに車を停めて待機してたんですけど、外せない急用ができてしまって、そのまま帰らなきゃいけなくなっちゃったんです。だから、立ち合えなかったのがすごく残念で…。きっと立ち合えていたら、終わったんだなという感じをみんなで共感しあえたのかなと思うんですけど」。まだまだ心残りを感じさせる真木さんに、スピンオフもありえるのでは?と伝えると、「スピンオフ…いやあ、どうですかね(笑)」と照れたような笑いを見せながら、「でも、笹本をここで終えるのは悲しすぎるから、似たような女の人か、寡黙な殺し屋みたいなものをやってみたいですね(笑)。もうちょっとアクションしたかったなと思うし、銃の上手な持ち方も教えてもらったから、それももう少し出してみたかったなと思います」と、素直な心情を語ってくれた。きっとその機会が巡ってきたあかつきには、いつもと変わらない彼女でありながら、確実にパワーアップしたアクションを見せてくれるに違いない。もう少し真木さんの笹本を観たいものだと強く思った。(photo:Yoshio Kumagai/text:Mio Kojima)■関連作品:SP 革命篇 2011年3月12日より全国東宝系にて公開© 2011「SP」プロジェクトチーム■関連記事:キャスト陣も参加で裏話が聞ける?『SP』Twitterイベントを特別ドラマ放送中に開催真木よう子、壇上でまさかの舌打ち疑惑!岡田准一「何かムカつくことありました?」岡田准一『SP』深夜ロケで荒れた?「誰か蹴りてぇ!」で犠牲になったのは…岡田准一、暴漢を退治!真木よう子は男に囲まれ火がついた?「殴る、蹴るが快感に」
2011年03月08日映画『SP 革命篇』の公開を3月12日(土)に控え、その1週間前に当たる明日3月5日(土)にフジテレビ系にてスペシャルドラマ「SP 革命前日」が放送されるが、このドラマを見ながらTwitterで熱く「SP」を語り合うというイベントが、WEB上の特設サイトにて開催されることが明らかになった。土曜の深夜枠の連続ドラマとして放送が開始され、瞬く間に話題を呼び、23時台という時間帯のTVドラマとして記録的な視聴率を誇った「SP 警視庁警備部警護課第四係」を2部作で映画化。昨年公開された『SP 野望篇』に続く最終章となる本作では、国会の場での大規模なテロ事件が勃発し、岡田准一扮する主人公・井上をはじめ、第四係の面々がテロリストに立ち向かう姿が描かれると共に、これまでベールに覆われてきた全ての謎が明らかに!5日(土)に放送される「革命前日」では、文字通り『革命篇』の前日が舞台。“革命”に立ち向かう尾形(堤真一)やテロリストたちの動向、大規模テロの計画など知る由もなく、束の間の休息を楽しむ笹本(真木よう子)、山本(松尾諭)、石田(神尾佑)ら第四係の面々のプライベートの様子、さらには尾形の動きに目を光らせ、真相に迫る公安の姿などが多角的に描かれる。そしてTwitterイベントは放送と同時刻のリアルタイムイベントとして、放送を見ながら「SP」について語り合う場となっている。いまでは、映画のプロモーションにTwitterが使われることはごく当たり前のことになったが、実は映画『SP』はその先駆けともいえる存在。2009年の9月5日のクランクインから、撮影現場の模様を実況中継したほか、撮影終了後も映画の完成までのプロセスやプロモーションの様子を断続的にツイートし、フォロワーは15,000を超えるまでに。先日、2月24日(木)に開催された『SP 革命篇』の完成披露試写会では、このイベントの直前、直後の舞台裏の様子をUstreamによりWEB上で生中継したが、平日の夕方という時間帯にもかかわらず、延べ5,000人がリアルタイムで視聴した。今回のTwitterイベントに参加するには、『SP』公式Twitterアカウント「@SP_movie」をフォローの上、ハッシュタグ「#SP_movie」をつけて、スペシャルドラマ放送中に「SP」についてツイートするだけ!これまでもTwitter上で本作について語ってきたスタッフ、キャスト陣も参加する予定とのことなので、思わぬ裏話が聞けるかも!?「SP革命前日」は3月5日(土)21:00よりフジテレビ系にて放送。『SP 革命篇』は3月12日(土)より全国東宝系にて公開。『SP』公式Twitter:特設ページ:■関連作品:SP 革命篇 2011年3月12日より全国東宝系にて公開© 2011「SP」プロジェクトチーム■関連記事:真木よう子、壇上でまさかの舌打ち疑惑!岡田准一「何かムカつくことありました?」岡田准一『SP』深夜ロケで荒れた?「誰か蹴りてぇ!」で犠牲になったのは…岡田准一、暴漢を退治!真木よう子は男に囲まれ火がついた?「殴る、蹴るが快感に」
2011年03月04日映画『SP 革命篇』の完成披露試写会が2月24日(木)、都内で開催され、主演の岡田准一をはじめ、堤真一、香川照之、真木よう子、松尾諭、神尾佑ら主要キャストが勢揃い。「SP」ファンで埋まった会場は大きな盛り上がりを見せた。深夜枠にもかかわらず高視聴率を記録した連続ドラマ、そして昨年公開された『SP 野望篇』に続く劇場版であり、完結篇となる本作。直木賞作家・金城一紀のオリジナル脚本で、特殊な能力を持った主人公の井上薫(岡田さん)を中心に、要人警護を任務とする警視庁警備部警護課第四係の面々の活躍が描かれる。特に本作では、上司の尾形(堤さん)の抱える、国家を巻きこんだ“秘密”が明らかになる。岡田さんらが姿を現すと、会場は熱狂!壇上には国会議事堂が描かれた幕が張られていたが、岡田さんらが壇上に上がるとテロを思わせるような大爆発音とともに幕が落ち、後ろから「SP」のロゴが登場するという演出で会場の熱気は最高潮に。マイクを握った岡田さんは「昨日は眠れませんでした」と初めてお客さんの前で、この『革命篇』を披露する喜びを表した。堤さんは、劇中のクールな尾形とは全く違うノリで開口一番「ヤッホー!」。満員の客席を見渡し嬉しそうに笑みを浮かべていた。与党幹事長の伊達を演じる香川さんは、緊張のせいか喜びのせいか噛みまくり。「おいしいワイン」と言うところを「わいしい…」と言うなどして「年だね、我々は」と、苦笑いを浮かべて隣りの堤さんをチラリ。すると堤さんも香川さんと肩を組み、優しい笑顔で「労り合おうね、ほめ合おうね」。2人のコミカルなやり取りに会場は笑いに包まれた。笹本役の真木さんが、突然、司会者から映画の見どころは?と質問され慌てて口ごもると、隣りの岡田さんや松尾さんが「いま、舌打ちした?ムカつくことでもありました?」とはやし立て、真木さんが「してません!」と必死で否定する一幕も。改めて真木さんは「4係のプライベート、私服姿が見られます」と見どころを明かしてくれた。さらに、松尾さんがリクエストに応じておなじみの(?)「かっこいいポーズ」を壇上で披露してくれたり、岡田さんのアクションについての感想を求められた香川さんが「ボクシングやらねぇか?」と『あしたのジョー』の丹下段平口調を見せたりと、登壇陣が次々とサービス。また、ハリウッドとの間で本作のリメイク化権の交渉が進められていることも明かされ、会場からは期待を込めた大きな拍手がわき上がった。『SP 革命篇』は3月12日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:SP 革命篇 2011年3月12日より全国東宝系にて公開© 2011「SP」プロジェクトチーム■関連記事:岡田准一『SP』深夜ロケで荒れた?「誰か蹴りてぇ!」で犠牲になったのは…岡田准一、暴漢を退治!真木よう子は男に囲まれ火がついた?「殴る、蹴るが快感に」
2011年02月24日映画『SP 野望篇』(波多野貴文監督)の初日舞台挨拶が10月30日(土)、TOHOシネマズ スカラ座で行われ、主演のV6・岡田准一、共演の堤真一、真木よう子らシリーズレギュラーメンバー5人が出席した。2007年11月〜2008年1月に深夜枠で放送された人気ドラマの劇場版2部作の第1弾で、研ぎすまされた神経と高い能力を持つ井上薫(岡田さん)ら要人警護を担当する警視庁警備部警護課第四係が、大物国会議員(香川照之)の警護につきテロリストに立ち向かう。脚本を手掛ける作家の金城一紀と企画段階から同シリーズを育み、本格アクションにも取り組んできた岡田さんは「前日は眠れなかった。ドキドキしちゃって。僕にとっては7〜8年越しくらいの企画。本当にみんなで闘ってきた作品なので違う感じがあって」と感慨深げ。「日本でここまでアクションはない、という作品を作ったので、これまでは『野望篇』を観ていただくのが野望でしたが、次の野望は『革命篇』(第2弾)を観ていただくことです」と凛々しい表情。井上の才能を見い出す上司・尾形役の堤さんは、アクションをやりたかったか?と司会者から聞かれ「アクションは危ない!」と即答。岡田さんから「『革命篇』では堤さんのアクションもありますよ」とバラされると「バァーンと飛んでポテッと落ちます」と告白。岡田さんは「随分軽い感じに聞こえますね」と苦笑いし、会場は爆笑だった。ほかに松尾諭、神尾佑が出席。空手有段者の神尾さんは「深夜ロケが続いていたある日、岡田さんが『誰か蹴りてぇ、ローキック蹴りてぇ』と言っていたので、僕が蹴られたんですけど、スピード、タイミング、ドンピシャで来るので本当に痛かった」と妙な褒め言葉。岡田さんは「荒れていたんですかねぇ」と照れ笑いでふり返っていた。『SP 野望篇』は全国東宝系にて公開中。『革命篇』は2011年春、全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:SP 革命篇 2011年春、全国東宝系にて公開©2011「SP」プロジェクトチーム SP 野望篇 2010年10月30日より全国東宝系にて公開© 2010「SP」プロジェクトチーム■関連記事:映画のヒロインに変身!「TIFF」ヘアデザインショーモデル体験に1名様ご招待ドラマの謎の続きがここに!岡田准一主演『SP 野望篇』試写会に10組20名様ご招待岡田准一、暴漢を退治!真木よう子は男に囲まれ火がついた?「殴る、蹴るが快感に」
2010年10月30日2007年から2008年にかけて放送され、その後、スペシャル版も製作されるなど大人気を博したTVドラマの続編として前後編2部構成で映画化される『SP THE MOTION PICTURE』のスペシャル・イベントが8月9日(月)に東京・台場のフジテレビにて開催され、主演の岡田准一、共演の真木よう子、松尾諭、神尾佑が出席。映画ばりのアクションを生で披露し喝采を浴びた。前日の8月8日(日)はフジテレビが独自に制定した“フジテレビの日”ということで、同社の豊田皓社長が黒塗りのVIP車で登場。岡田さんらは、豊田社長の“SP”としてスーツ姿の“本番モード”で姿を現した。そこへ、客席から暴漢2名が現れるが、ひとりを神尾さんらが押さえ込んで確保。もう一人は武器を所持していたが、岡田さんが見事な投げ技で取り押さえ、会場は拍手に包まれた。要人警護のプロフェッショナルたちの活躍を描いた本作。挨拶に立った岡田さんは「異例の8か月もの撮影でしたが、みんな、素晴らしいチームワークで『チャレンジしよう!』という気持ちでやりました。変化球ではなく真っ直ぐなボールを投げよう、ドラマでできなかったことをやろうという気持ちで挑みました」と充実した表情を見せた。ドラマ版は、岡田さん演じる井上の上司である、堤真一さん扮する尾形の謎めいた行動と2人の対峙で幕を閉じ波紋を呼んだが、岡田さんは「『野望篇』と『革命篇』でみなさんの謎に答えて完結します」とニヤリ。人気キャラクター、女SPの笹本を演じる真木さんは「女一人で“男アクション祭り”の中で、私のアクション魂にも火がつきまして…(笑)。男性を殴る、蹴るというのがだんだん快感になってきました」と告白。劇中、かなり痛めつけられるシーンもあるようだが「日常生活の中で味わうことのない痛みでして、どうリアクションとっていいものかと困りました」と苦笑交じりに明かして会場の笑を誘った。続いてマイクを握った山本役の松尾さんは「真木ちゃんにいっぱい殴ってもらった幸せ者の松尾です(笑)」と挨拶。イベント冒頭のアクションについて「真面目にやれと言われてたのでそのつもりでしたが、なぜか笑いが起こっていて…」と複雑そう。さらに、岡田さんから「(松尾さんに)『かっこいいポーズやって!』と言うと、やってくれますよ」とムチャぶりが。観客が声を揃えて「かっこいいポーズやって!」とお願いすると、壇上で華麗に蹴りの型を披露し…足を滑らせて尻餅!客席からは温かい拍手がわき起こった。いまだ、作品の詳しい内容が明らかになっていないこともあって、ファンの期待は高まるが、劇場版では香川照之さんが与党幹事長の役で出演。これについて岡田さんは「鍵を握る人物です」とだけ明かした。また、クールなSP・石田を演じる神尾さんも「尾形vs井上の関係性の中で、自分は尾形に代わって井上をフォローするという責任が…」と物語や役柄の一端を明かし、ファンの期待を煽った。さらに、アクションシーンの撮影について岡田さんは「現場ではみんな、アザは当たり前。怪我と呼ぶのは骨折から」と説明し、その激しさをうかがわせた。『SP THE MOTION PICTURE 野望篇』は10月30日(土)より、『革命篇』は2011年春、全国東宝系にて公開。■関連作品:SP 革命篇 2011年春、全国東宝系にて公開©2011「SP」プロジェクトチーム SP 野望篇 2010年10月30日より全国東宝系にて公開© 2010「SP」プロジェクトチーム
2010年08月09日