こんにちは。OKラインメンタルトレーナーの森川陽太郎です。誰でも恋愛をする上で素直になれないことがあると思います。例えば、彼に対して「自分からは連絡を取らない」「少し返信を遅らせてみよう」など、つい本心と反対のことをしてみたくなることはありませんか?彼を試すような行動をとって困らせたり、一見嫌われるような行動に走ってしまう背景にはどんな心理が隠れているのでしょうか。今回は彼に対し駆け引きをする時の心理について、解説していきます。ある人は好きな彼ができたのにもかかわらず、素直に接することができません。彼のことがすごく好きなのにも関わらず、他にもよい相手がいるかのような素振りを見せたりします。ふたりの関係がうまくいっていると思っていた彼は、突然連絡が減ったので「他に気になる人がいるのでは」と不安や焦りを感じ、いつもより積極的にデートに誘い始めました。この彼の反応をみて、彼女は彼も自分ことをすごく好きだと思ってくれていることを知り、とても安心しました。彼から愛されている自信がなかったり、彼のことを信用できなくなった時に、安心を得るためにこのような「駆け引き」を仕掛けたくなります。このような「駆け引き」というコミュニケーション方法は、相手に不安な感情を起こさせるものです。これを仕掛けることで、彼が焦ったり、ヤキモチを焼いたりすることを確認して、彼の愛情を試しているのです。すぐに「駆け引き」をしてしまう人に共通するものは、気持ちを間接的に伝えようとするところです。例えば、彼が女友達のいる食事会へ行ったとします。食事会はやましいことはないのですが、彼がその食事会で楽しんでいると思うと嫌な気持ちが湧いてきて、ヤキモチを焼いてしまいました。彼女はその気持ちを直接伝えることはせず、後日、自分も同じように男友達のいる食事会へ行くのです。もちろん彼にはその食事会へ行くことはしっかりと伝えます。彼にも自分と同じ思いをさせて、「あのとき私もそういう思いをしたのよ」と間接的に気持ちを伝えようとするのです。先ほどの事例のように、駆け引きをして上手く相手の気持ちを確かめられるケースもありますが、実際は駆け引きばかりしているとなかなか信頼関係は構築されません。逆にそんなことばかりしているとお互いに辛くなってきてしまいます。このような間接的に仕返しをして、自分の気持ちを理解させようとするコミュニケーションにはまっている人は、どうしたらよいでしょうか?そもそも、このコミュニケーションは、自分への愛情を確認したいがための行動です。信頼関係を築く上で、疑ったり不安になったりすることをゼロにすることはできません。そのたびに仕返しばかりしていては信頼関係を崩してしまうことになり、安定して幸せな恋愛ができなくなってしまいます。駆け引きや仕返しの反応を見て相手の気持ちを確かめるのではなく、勇気を出して素直な自分の気持ちを伝えてみることが幸せな関係を作る一歩になります。不安になった時、相手の気持ちを確認するためにいじわるなことをしたくなる自分がいる時は、普段から相手と向かい合う時間をつくって、少しずつ自分の気持ちを伝えていく努力をしてみましょう!不安な気持ちや、心配になる気持ちを持っていることをお互いに伝えあうことが大事なのです。そうすることで等身大の自分を知ってもらうことができ、より相手のことも理解する機会になります。いじわるな駆け引きや仕返しは、悪い連鎖を生んでしまいます。お互いに安心感を得るために、嫌な思いをしながら愛情を確かめる恋愛はやめましょう。二人で幸せになるために、お互いに歩み寄るコミュニケーションを取ることが大切です。■森川陽太郎(もりかわようたろう)1981 年東京生まれ。元サッカー選手。 スペインやイタリアでプレー。その後心理学やメンタルトレーニングを学び、27歳で株式会社リコレクトを設立。「OKラインメンタルトレーニング」という 独自のトレーニング方法を展開。丸の内朝大学で「恋愛を通して心理を学ぶ」講座を担当している。著書に、『ネガティブシンキングだからうまくいく35の法則』(かんき出版)『「いつもの自分」トレーニング』(ダイヤモンド社)がある。また、自分の心の整理や人をサポートするためのスクールも主宰している。●スクールウェブサイト●森川陽太郎公式サイト●森川陽太郎facebook
2014年04月04日こんにちは、OKラインメンタルトレーナーの森川陽太郎ですみなさんは、やらなきゃいけないことを先延ばしにした経験はないでしょうか?苦手な仕事など、やってしまえばなんてことはないのに、先延ばしにしてしまうことは誰にでもあると思います。恋愛においては、相手に対して恋愛感情がなくなっているのに別れを先延ばしにしたなんて経験があるかもしれません。物事を先送りにする、そこにはいったいどんな心理が働いているのでしょうか?それが、今回のテーマ「別れたいのになかなか別れられない時の心理」。「好きじゃないけど情があるんだよね…」「もう家族みたいなものだから…」別れを先延ばしにしている人がよく口にする言葉です。ある人は付き合った彼とケンカもなくうまくいっていましたが、だんだんと好きな気持ちがなくなっていくのに気付きました。でも、彼女は別れを先延ばしにするタイプだったので、情けを理由にして、別れを切り出すことから逃げてしまいました。別れ話は、言われる方はもちろん、切り出す方もなかなか苦しいものです。だからこそ、「別れるって言ったら、嫌だって言われるだろうな…」と彼が食い下がってくることを想像して先延ばししてしまったり、また、こちらが好きでなくなったという理由で別れることは、相手を傷つけることになるので、自分が悪者になりたくないという心理が、ますます先延ばしを助長する原因となるのです。では「別れたいのに別れられない時の心理」に陥らないためにはどうすればよいでしょうか?まず、別れを切り出す側が先延ばししてしまう理由のひとつに、お互いが傷つかない完璧な別れ方を探していることが挙げられます。誰でも一度は好きになった人との別れは辛いものです。できることなら、どちらも傷つかず、きれいに別れたいと思うのも当然かもしれません。しかし、その考えがあなたの足を引っ張ります。完璧な終わらせ方にしなければならないと考えていると、なかなか自分にOKをあげることができず、行動を起こすことをためらってしまいます。そんな時は、今の自分でもできることを探してみましょう。例えば、相手と距離をとったり、冷たくしてみたり。別れを切り出せない人は、少しずつでも別れに対して一歩踏み出しつつある自分を評価してあげることが大事です。そうすることで、自分の気持ちもより整理され、次の行動を起こしやすくなります。実は苦手な仕事を先延ばしにするときも、同じ心理が働いています。苦手な仕事とは、進める途中で自己否定感を感じやすい仕事ということです。苦手な仕事に取り組まなければいけない時は、嫌な気持ちになることが予測できます。だから、人は本能的に自己否定感を避けるために、その仕事を先延ばしにしてしまいます。苦手な仕事に対して自己否定感を持たず、自分にOKをあげながら進めるためには、OKラインを下げ、小さなことでも自分ができたことに目を向けて、評価していくことが大切です。話を恋愛に戻すと、別れを先延ばししないために大切なことが2つあります。ひとつ目は「先延ばし」の概念を少し変えてみることです。完全に終わらせることができなければ「先延ばし」であるという感覚でいると、行動を起こすことがおっくうになってしまいます。自分が少しでも行動を起こせていればOKという感覚にしておくと、より行動が起こしやすくなり、最終的には思い切った行動が起こせるようになるのです。もうひとつは、自分が悪者になる勇気を持つことです。恋愛を重ねていく過程で、自分や他人を傷つけてしまうことは避けられません。「好きじゃない」という気持ちを隠して、情で付き合っていても、いつかその気持ちと向き合わないといけない場面がやってきます。相手を傷つけることの罪悪感を避けるために別れを先延ばしすることは、長い目で見た時により相手を傷つけることになってしまうかもしれません。きれいな別れ方でなくても、勇気をもって本当の気持ちを伝えてみることが大切です。■森川陽太郎(もりかわようたろう)1981 年東京生まれ。元サッカー選手。 スペインやイタリアでプレー。その後心理学やメンタルトレーニングを学び、27歳で株式会社リコレクトを設立。「OKラインメンタルトレーニング」という 独自のトレーニング方法を展開。丸の内朝大学で「恋愛を通して心理を学ぶ」講座を担当している。著書に、『ネガティブシンキングだからうまくいく35の法則』(かんき出版)『「いつもの自分」トレーニング』(ダイヤモンド社)がある。また、自分の心の整理や人をサポートするためのスクールも主宰している。●スクールウェブサイト●森川陽太郎公式サイト●森川陽太郎facebook
2014年03月21日こんにちは、OKラインメンタルトレーナーの森川陽太郎です付き合っている恋人に喜んでもらいたくて、サプライズプレゼントを用意したり、連絡もせず突然会いに行ってみたりした経験はありませんか?期待した通りに喜んでくれるとうれしいですが、まったくうれしそうな素振りを見せてくれなかったり、自分と温度差があると、それがきっかけでケンカになってしまうことも…。「あなたのためを思って色々やっているのに、何であんな態度を取るの!?」なんて、彼に怒りをぶつけてしまいたくなります。実は、こんなケースで恋愛が失敗してしまうのには原因があります。それが今回のテーマ、「自己中心的な恋愛にハマってしまう心理」です。ある人は、付き合っている彼氏に喜んでもらいたくて、相手のために尽くしていました。最初は幸せそうだったのですが、次第に「相手からの連絡が減った」「最近めんどくさがられている」と彼からの愛情を感じられなくなったのです。彼が喜ぶためにたくさんのことをしてきたはずなのに、いつしか重たく思われるようになり、連絡も減って、彼女の不安がどんどん大きくなりました。なぜ彼のために尽くしてきたはずの彼女が、重たく思われてしまったのでしょうか?そこには自己中心的恋愛にハマってしまう心理が働いているのです。「自己中心的な恋愛にハマってしまう心理」とは、「相手のため」がいつの間にか「自分のため」になってしまう心理のことです。求められていないのに彼が喜ぶ何かを探したくなったり、常に相手のために何かをしなきゃという気持ちが出てきたりします。この自己中心的な恋愛にハマってしまうタイプの人は、「追う恋愛の心理」でもお伝えしたように、何も頑張っていない自分には自信が持てないのかもしれません。相手のためにいろいろ頑張って、それに対して相手も喜んでくれたという事実で、自信を満たそうとしてしまいます。このような場合、自分が頑張っただけではだめで、「彼が喜んでくれた」「彼に必要とされている」状況が必要になります。なので、彼に対して見返りを期待してしまうのです。結果的に、いつの間にか「かまってちゃん」になってしまい、相手からすると重たいと感じてしまうかもしれません。最初は「相手のため」になっていた行動も、いつしか自分を満たすために相手を利用している状態に変わってしまいます。自己中心的な恋愛で失敗してしまう場面は、他にもあります。彼の誕生日、色々と考え企画して彼のために頑張った彼女。今度は、自分の誕生日になりました。彼はどんなことをしてくれるのか楽しみにしていたら、簡単なプレゼントだけでした。レストランに食事に連れて行ってくれることを期待していた彼女はとてもショックでした。そしてだんだん悲しくなり何も話さなくなってしまい、そのうち泣き出してしまいました。こんな彼女に対して、付き合い始めのころは「どうしたの?」「大丈夫?」と優しく聞いてくれていた彼も、「やれやれ、また泣き出した…」「面倒くさい」といった気持ちになってしまっています。彼のためにいろいろと頑張った彼女としては、もっと自分にもサプライズが欲しかったという気持ちでしょう。彼女は黙って泣くことで、「私の気持ちを分かって!」と訴えていますが、結果的に彼には届いていません。泣くことで自分の気持ちが伝わっているんじゃないかというのは錯覚で、なぜ悲しいのか、何が問題なのかをしっかりと伝え合わなくては、解決に向けてお互いを理解することはできないでしょう。もしかすると彼にも、もっと別の考えがあってプレゼントだけを渡したのかもしれません。泣くだけで何も伝えないことも、結局は一方的に自分を満たすための行為なのです。自己中心的な恋愛にハマってしまっている人に共通するのは、「相手の気持ち」を知ろうとしないことです。「あなたのためにこんなに頑張ったんだから、私を褒めて」「私の気持ちに気づいて」と一方的に自分の気持ちを押し付けるだけで、「彼は何て感じたんだろう?」という考えが欠けてしまっています。相手のためを思って何かを頑張る行為は悪いことではありません。また、自分が期待したような行動を相手がしてくれない場面も、たくさんあると思います。しかし、そんな時に、一方的にこちらの気持ちを押し付けて、自分を満たそうとすると恋人との関係は上手くいきません。まずは、相手の気持ちや考えを聞いた上で、自分の気持ちを相手に伝えてみましょう。「相手のため」の行動がただ自分のためではなく、ちゃんと相手のためにすることができていれば、恋人とよい関係を築いていくことができると思います。■森川陽太郎(もりかわようたろう)1981 年東京生まれ。元サッカー選手。 スペインやイタリアでプレー。その後心理学やメンタルトレーニングを学び、27歳で株式会社リコレクトを設立。「OKラインメンタルトレーニング」という 独自のトレーニング方法を展開。丸の内朝大学で「恋愛を通して心理を学ぶ」講座を担当している。著書に、『ネガティブシンキングだからうまくいく35の法則』(かんき出版)『「いつもの自分」トレーニング』(ダイヤモンド社)がある。また、自分の心の整理や人をサポートするためのスクールも主宰している。●スクールウェブサイト●森川陽太郎公式サイト●森川陽太郎facebook
2014年03月07日現在公開中の、ピラミッドにまつわる誰も知らない真実を明かしたドキュメンタリー映画『ピラミッド 5000年の嘘』。本作でナレーションを務めた声優の森川智之が、2月25日(土)に行われた舞台挨拶に登壇し、自らの役柄について語った。その他の写真本作は、世界4大文明のひとつ古代エジプト文明の象徴で、紀元前2700~2500年代に建造されたとされるクフ王の墓、ギザのピラミッドにまつわる謎を捉えたドキュメンタリー。37年間にもわたる調査と研究、検証に6年間をかけて“新たな真実”を明らかにしたという。森川は、TVアニメ『BLEACH』の主人公の父親・黒崎一心や、洋画でもジュード・ロウやブラッド・ピット、トム・クルーズらハリウッドスターを多く担当。好青年から二枚目、お調子者など幅広い役柄を演じている。今回、多くの専門用語を用いるドキュメンタリーならではの淡々と語るだけのナレーションではなく、場面に応じて感情を移入させる“超ナレーション”に挑んだ彼は、「台本を開くと、めくれどめくれど僕のセリフしかなかった」「男性と女性の掛け合いがあって、とうとう女性の声もやるのか」と、難しい役柄に抜擢された時の心境を明かした。本作では、天体の動きや鉱物の結晶、人体の比率など、物質を構成するもっとも美しい数字“黄金数”など、一般的には分かりにくい単語が登場するだけに、「かなり練習しました。ピラミッドをずっと追いかけてきた人が作った映画なので、スラスラ言えなくては」と、プロとしての心構えを見せる発言も飛び出した。また、当日は映画のタイトルにちなんで“モリモリのホントとウソ”と題した特別企画を実施。会場に集まった観客に森川に関する質問をして、ウソかホントか正解だと思った方に拍手をするというもので、「(森川が)声の吹替えをしたハリウッドスターに、黄金数と関わりがある人はいる?」という問題に対して、「トム・クルーズの顔が黄金数です。数学的に見ると完璧な顔立ち。ちなみに僕の顔は黄金数ではないです(笑)」とジョークを飛ばし、会場を沸かせた。『ピラミッド 5000年の嘘』公開中
2012年02月27日