ウエンツ瑛士と里見浩太朗の初ミュージカル作品としても注目が集まっている『天才執事 ジーヴス』。数多のユーモア小説で知られる英国人作家P.G.ウッドハウスのベストセラーをもとに、アンドリュー・ロイド=ウェバー(『オペラ座の怪人』『キャッツ』)の作曲によって1975年にミュージカル化。その後のリバイバル版やブロードウェイ版も大人気を博しているコメディ・ミュージカルだ。今回が初演となる日本版では、他に高橋愛、なだぎ武、右近健一、エハラヒロユキ、入来茉里、つぶやきシロー、そして樹里咲穂にモト冬樹と、個性と実力を兼ね備えたキャストが勢ぞろい。6月中旬、和気あいあいとした稽古場を訪ねた。ミュージカル『天才執事ジーヴス』 チケット情報スタジオに入ると、ちょうどウエンツ演じるお気楽な青年貴族バーティ・ウースターが、元婚約者で肉食系女子のオノリア(樹里)に迫られている場面。狭い馬車の中で暴走気味の樹里と必死に身をかわすウエンツの対比がなんともおかしく、稽古を見ているキャスト席からも思わず笑いが。次の場面では、ある事情から窮地に陥ったバーティが、忠実な執事ジーヴス(里見)に助けを求めるなかで丁々発止の会話が続く。焦った表情にもお坊っちゃんらしい甘い雰囲気がにじむウエンツと、主人を見守る穏やかな笑顔ながら冷静に助言する里見は、改めてハマり役と思えた。一方、バセットの姪スティッフィーに扮する高橋は意外にもコケティッシュなたたずまいで、役作りはすでに進んでいる様子。高橋に加えてモトや右近らミュージカル経験が豊富なキャストからは、小道具を取り出すタイミングをそれぞれ演出家に提案するなど、この座組みの風通しの良さが見てとれる。それはきっと、いわゆる“大御所”でありながらスタッフの説明に真摯にうなずき、熱心に台本に目を通す里見や、バーティ役に没入してその感情を追いつつ、一つひとつの動きをスタッフと熱心に確認する座長・ウエンツの姿勢によるところが大きいのだろう。真剣勝負な稽古が長めに続くと、質問をニコニコとスタッフに投げかけて場を和ますのはムードメーカーの右近だ。さらに取材中、モトが床で滑って転ぶハプニングが起きたのだが、「大丈夫ですか」と心配げな高橋の横に近づいたのはウエンツ。「(モトの髪の毛にかけて)ツルツルだから…と言ってあげて」とささやき、高橋が申し訳なさそうに「ツルツル…」と繰り返すと、スタッフ陣もつい吹き出して稽古場が笑いに包まれた。稽古の間、振付の前田清実が何度も歌と動きのテンポをキャストに確認していたように、ミュージカルの舞台、それもコメディならば、チームワークの良さは必須。このメンバーなら、本番がおおいに期待できそうだ。7月4日(金)から13日(日)まで東京・日生劇場にて。チケット発売中。なおチケットぴあでは、対象公演日限定で舞台終了後にキャストと一緒に写真撮影ができるチケットも販売中。取材・文佐藤さくら
2014年06月21日累計発行部数100万部を突破、“女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1”と謳われる越谷オサムの同名小説を「嵐」の松本潤&上野樹里を迎え実写化された『陽だまりの彼女』が4月16日(水)にBlu-ray&DVDでリリースされる。これを受けて、「メモリアル・エディション」の特典映像として、松本潤×上野樹里×三木孝浩監督による撮り下ろしビジュアル・コメンタリーの収録が行われた。新人営業マンの浩介(松本潤)は、仕事の取引相手として中学時代の幼なじみ・真緒(上野樹里)と偶然再会する。かつて“学年有数のバカ”と呼ばれていた冴えないイジメられっ子だった彼女は、当時とは見違えるほど魅力的な女性に変身していた。10年ぶりの運命的な再会。幼いころの純粋な想いを取り戻した2人は、恋に落ち、やがて結婚を決心する。しかし真緒は、誰にも知られてはいけない、“不思議な秘密”を抱えていた…。先日行われた収録で久々の再会を果たした3人。松本さんは「コメンタリー映像を2時間以上ご覧になって頂くのは、退屈じゃないか心配(笑)」と話すと、上野さんが「途中でメイキング映像が入ってきたり、画期的な映像特典になるらしいですよ」と解説。映画冒頭のシーンでは「このシーンが初日だった。これワンカット目だ!」と松本さんが明かし、「どんな気持ちだった?緊張した?」と上野さんに聞かれると、「初日の緊張感はあったかな。さあどうする?みたいな」と、当時をふり返る。また、上野さんのファーストシーンでは、三木監督から「樹里ちゃん、撮影に入る前に(役作りのために)痩せて来てたんだよね?」と聞かれると、上野さんは「ラストに向かって痩せていくつもりだったけど、上手く行かなかった」と恥ずかしそうに告白。しかし監督から「でも、すごく(真緒の)イメージで良かった」と評価を受け、安堵の表情を見せた。その後も、浩介の中学生時代を演じた北村匠海には、松本と同じく唇の横にホクロを入れたことや、中学生時代の真緒を演じた葵わかなは、上野樹里と同じ美容院でヘアスタイルを作ってもらったことなど、数々の撮影秘話が明かされた。撮影の裏話やネタバレもあるため、「映画本編を観てから、ビジュアル・コメンタリーを見て!」と楽しみ方を指南していた。『陽だまりの彼女』Blu-ray&DVDは4月16日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:陽だまりの彼女 2013年10月12日より全国東宝系にて公開(C) 2013『陽だまりの彼女』製作委員会
2014年02月14日(武井咲のオフィシャルサイトより)「武井咲」!有名なグッチのイベントに登場!女優の「武井咲」は、世界で名高い一流ブランドの「グッチ」(GUCCI)のイベントに華やかに登場した。開催された場所は、「JPタワーKITTE」で、このイベントは、同じ会場で開催されるグッチの「ICONS OF HERITAGE-受け継がれるアイコン展」を記念するトークショーだ。グッチのストライプのコートを身に着けて、華やかに現れた武井咲が、笑顔で述べたことをまとめると、グッチを着ることができるだけでも、自信につながる。本当にグッチはステキだと思う。12月の誕生日にはワインで母と一緒に乾杯したい、ということだ。武井咲について1993年生まれ。愛知県出身。タレントや女優として活動している。中学時代からモデル希望で、2006年「全日本国民的美少女コンテスト」でマルチメディア賞とモデル部門賞を獲得する。2006年「セブンティーン」でのモデルの仕事で芸能活動をスタートさせた。(2007年、セブンティーンの専属モデルとなる)。2010年、芸能人SNSサイトの「beamie」でイメージキャラクターを務める。同じ年の11月には、第39回「ベスト ドレッサー賞」を最年少で獲得した。さらに2011年には、ドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」で準主演の役に選ばれる。またドラマ「アスコーマーチ!」で、初めての主演を務めた。そして同じ年、一流ブランド「グッチ」と契約している。さらに2014年には、公開予定の映画「るろうに剣心 京都大火編 伝説の最期編」に出演することになっている。そのほか歌やドラマ、広告、CMなど幅広く活動している。今後も今以上の活躍を期待したい。【参考リンク】▼武井咲のオフィシャルサイト
2013年11月27日累計発行部数63万部を超える“女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1”の越谷オサムによる同名小説を、5年ぶりの映画出演となる松本潤と上野樹里で映画化した『陽だまりの彼女』。このほど本作の主題歌に、山下達郎の書き下ろし楽曲「光と君へのレクイエム」が決定した。10年ぶりに再会した中学時代の幼なじみ、浩介(松本さん)と真緒(上野さん)は恋に落ちるが、彼女は誰にも知られてはいけない“不思議な秘密”を抱えていて…というファンタジック・ラブストーリー。今回、山下さんが本作のために書き下ろした新曲「光と君へのレクイエム」はアップナンバーだ。山下さんは「何よりまずとにかく、上野樹里さんと松潤くんのクローズ・アップが堪らなく素敵な映画です。彼らの持つ若さと清廉さを歌にしてみたくてこの曲を作りました。淡く悲しい恋物語に一筋のぬくもりを」と明かす。今回の主題歌決定に、主役の松本さんは「敬愛する達郎さんに、僕が出演する作品の主題歌を書き下ろして頂いて、とても幸せです。エンドロールで達郎さんの歌を聴きながら、作品の余韻に浸れるのは、とても贅沢な事に感じました」と大満足。一方の上野さんは「浩介の情熱的な鼓動や体温を感じる、真緒の軽やかに幸せそうに刻む命の美しさを感じる愛おしい曲です。この曲の躍動感と生命力が、どんな夢のような幸せの数々も、 永遠のものにする強さをくれる。二人の愛の強さを感じて下さい。『光は君へのレクイエム』、このフレーズには頭の先まで鳥肌が立ちました」と心酔した様子のコメントを寄せている。『陽だまりの彼女』は10月12日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:陽だまりの彼女 2013年10月、全国東宝系にて公開(C) 2013『陽だまりの彼女』製作委員会
2013年07月13日嵐の松本潤と上野樹里が来年10月公開の映画『陽だまりの彼女』に出演することが明らかになった。ふたりは今回が初共演となり、松本は『花より男子ファイナル』以来5年ぶり、上野は『のだめカンタービレ 最終楽章』以来3年ぶりの映画出演となる。『僕等がいた』の三木孝浩監督がメガホンを執る本作は、“女子が男子に読んでほしい恋愛小説NO.1”として人気を博し、累計発行部数が35万部を突破している越谷オサムの同名小説の映画化。新人営業マンの浩介(松本)が、かつてイジメられっ子だったが現在は美しい女性へと成長した中学時代の幼なじみ・真緒(上野)と10年ぶりの再会を果たしたことから始まるラブストーリー。湘南を舞台に、愛されることよりも愛し続けることを選んだ一世一代の恋(うそ)が起こす前代未聞のハッピーエンドを描く。松本は、原作と脚本を読み「すぐにやらせていただきたいと思いました。2人の恋愛描写だけでなく、世界観やストーリーの面白さに感動しました。優しくて温かいファンタジーを上野さんと一緒にお届けできたらと思っております」と語り、初タッグとなる上野と三木監督との撮影を心待ちにしているという。上野も「ピュアな2人の切ないラブストーリーに感動しました。心温まる、読み終わった後に優しい気持ちになれるこの作品を皆さんに感じてもらえるように精一杯頑張ります」と約3年ぶりの映画出演に喜びと意気込みをみせている。『ソラニン』など次々とヒット作を生み出す三木監督は、「恋愛とよぶにはあまりにも無垢で駆け引きのない愛情。ただただ好きな人を想うその真心に心打たれました。原作の持つちょっと照れくさくて、でもあたたかいその陽だまりのような空気感を素敵なキャスト2人と創りあげていきたいと思います」とコメント。未だかつてない愛の奇跡を奏でる本作は、来年1月中旬にクランクインし、同年10月、全国東宝系にてロードショーとなる。『陽だまりの彼女』2013年10月全国東宝系ロードショー
2012年12月03日武井咲がキュートなショートカットに変身!女優、武井咲(18)が19日、資生堂「スタジオマキアージュ」のオープニングイベントで、キュートなショートヘアを披露した。武井のブラウンカラーのショートヘアはウイッグだが、驚くほどキュートでよく似合っている。武井のショートヘア姿は小学校6年生以来で、周囲がどんな印象を持つか楽しみだったという。大人っぽくなり嬉しいイベントの司会者から「大人っぽくてすてき」と褒められた武井は、「ショートというと明るく活発なイメージですが、その人によってイメージも変わるので、私は大人っぽく変化したということでうれしいです」と、コメントした。(毎日新聞デジタルより)資生堂の化粧品ブランド「マキアージュ」のCMキャラクターに起用されている武井は、今年の1月には口紅の「トゥルールージュ」のCM発表会に、すっぴんで登場しイベント中にメークをした大人の女性に変身してて現れ、少女から大人への変身ぶりに周囲を驚かせた。武井のキュートなショートヘアを見たい方は下記の外部リンク毎日新聞デジタルまで。元の記事を読む
2012年06月21日「美 味 採 集 Haagen-Dazs × ASAMI KIYOKAWA」プレスプレビューが4月26日、東京・表参道ヒルズにて行われ、柴咲コウ、清川あさみが登場した。柴咲コウのほかの写真清川は、柴咲をモデルにアイスクリームの国の女王に仕上げた作品を発表し、「作品名は『アイスクイーン』。コウちゃんのイメージが女王様というのがあって、芯のあるかっこいい現代版のマリー・アントワネットとハーゲンダッツのアイスが出会ったらどうなるんだろう?と描きました。今までにないくらい甘くて“食べたくなる柴咲コウ”を作りたかったんです」と作品を紹介した。かねてから清川とのコラボを熱望していた柴咲は「凄く嬉しかったです! こんな素敵な作品を作っていただけて。大好きですよ、クイーン(笑)」とご満悦な様子をみせた。ハーゲンダッツについて柴咲は「高級感があるので、仕事に疲れたときとか『頑張ったな~』というときに、ご褒美として食べてます」とアピールした。「美 味 採 集 Haagen-Dazs × ASAMI KIYOKAWA」は“美”と“味”を紡ぐ新感覚アート空間をコンセプトに、ハーゲンダッツの人気フレーバーと清川がコラボした作品を4月27日(金)から5月6日(日)まで展示している。また、期間中はハーゲンダッツの新商品「クレープグラッセ『ティラミス』」のサンプリングも実施する。なお、柴咲は5月9日(水)に東京・Zepp Tokyo、5月14日(月)に大阪・松下IMPホールにてライブを行う。チケットは発売中。
2012年04月26日ミュージカル『アイ・ガット・マーマン』が現在、東京・シアタークリエにて上演中だ。この作品は今やブロードウェイにウェストエンドにと、世界を舞台に活躍する宮本亜門の演出家デビュー作。1987年の初演から25年という節目の年を迎えたこの新春に、諏訪マリー、田中利花、中島啓江というオリジナルキャストの3人がエネルギッシュに舞台上で弾けている。『アイ・ガット・マーマン』チケット情報はこちらマーマンとはブロードウェイ黄金時代の大スター、エセル・マーマンのこと。本作は『エニシング・ゴーズ』『アニーよ銃を取れ』などの数々のヒット作に主演する一方で、5度の結婚を繰り返すなどドラマチックな私生活を送った彼女の生涯を、彼女自身がヒットさせた名曲群で綴っていく作品だ。3人の女優たちが2台のピアノをバックに時にマーマンになり、時にマーマンを語るクラブ・ショーのようなスタイルは、舞台転換もなくシンプルだけれども何故かゴージャス。それは3人の女優たちの存在感が醸し出すものだろう。諏訪の華やかさ、田中のファンキーさ、中島のド迫力。そして3人に共通して、マーマンの代名詞でもあった“大声量”。ソロから三重唱までどこを切り取ってもパワフルだ。ナンバーも幕開けから「アイ・ガット・リズム」「ショウほど素敵な商売はない」と名曲のオンパレードで、一気に心が沸き立つ。コメディかはたまたおしゃべりか、3人の息の合った掛け合いも楽しい。今回の公演は3チームのキャストが出演するが、作品の歴史とともにあるオリジナルキャスト版は「Tribute to Merman」と銘打ち、初演時の映像とともに3人が当時を振り返るシーンも加えられた。「あの頃はスリムだったわねぇ」「私は変わってないわ!」など目を細めて懐かしさを語りつつも、今の自分にも自信を見せる3人が可愛らしくも頼もしい。25年という歴史の重みと、『アイ・ガット・マーマン』という作品への愛が入り混じり、なんともハッピーな劇場空間になっていた。そして最新ヒット曲も織り込んだりとさらに進化する『マーマン』を見せつけてもいた。初演は4日間だけの公演だった。25年後も同じ作品に出ているとは「針の先ほども想像しませんでした」と諏訪。田中も「ずっと『マーマン』をできたらいいなぁ、と思ってはいましたが、それが実現するとは」と今の喜びを噛みしめる。そして「まるでタイプの違う3人の出演者それぞれの個性が絡まりあって、ひとりの女性“マーマン”を演じてゆく。これは、たまらないですよね」(諏訪)、「人生、十人十色でも、それぞれのどこかに重ね合わされるドラマがある。マーマンを知らない人でもきっと大笑いし、泣き、ため息をつく!」(中島)とこの作品が愛され続ける理由をそれぞれ語った。3人が賑やかに歌い、底抜けの笑顔を振りまく姿を観るだけでも、身体の底からムクムクとパワーが湧き出てくるこの舞台、公演は1月19日(木)までシアタークリエにて。なお1月10日(火)からは浦嶋りんこ、シルビア・グラブ、エリアンナの“ファビュラスキャスト”、樹里咲穂、西国原礼子(SDN48)、Mizの“ニューキャスト”が出演する。その他地方公演あり。
2012年01月06日1987年、宮本亜門が初めて作・演出を手がけたミュージカル『アイ・ガット・マーマン』。初演時は日を追うごとに評判を集め千秋楽には大入り満員、翌年には芸術祭賞受賞という快挙を成し遂げた。この作品が2012年1月、初演から25周年という節目の年に10年ぶりの上演を果たす。12月19日、初演の会場となった東京・ブディストホールにて製作発表が行われ、宮本のほか、キャストが一堂に会した。『アイ・ガット・マーマン』チケット情報はこちら物語はブロードウェイの女王エセル・マーマンの波乱の人生を軸に、彼女がヒットさせた名曲の数々を織り込みミュージカルの素晴らしさを謳い上げた作品。舞台には3人の女優と2台のピアノだけ、女優たちは代わる代わる、時には同時にマーマンを演じていくというシンプルかつ斬新なスタイルもヒットの要因だ。とはいえ初演の初日は「お客さんは真ん中(のブロック)だけ、後ろ2列は空席で、“え、これしかいないの!?”というのが演出家人生のスタートです」という状況だったと宮本は語る。だが「2日目にはいっぱいになり、3日目には立見が出て……。アルバイトをし、うちの親父に借金をしてこのホールを借り、キャストの3人に直接電話でオファーをし初演をした。僕は大劇場など大きな仕事をしているイメージがあるかもしれませんが、基本はこの空間。この作品をやるたびに初心に戻ります」と思い出の地での会見に感慨深そうに当時を振り返っていた。今回のキャストは初演から出演している“オリジナルキャスト”の諏訪マリー、田中利花、中島啓江、カンパニーの大黒柱“ファビュラスキャスト”の浦嶋りんこ、シルビア・グラブ、エリアンナ、今回オーディションで選出された“ニューキャスト”の樹里咲穂、西国原礼子、Mizという3チームにて上演される。宮本と苦楽を共にしたオリジナルキャストのメンバーは「今回のオファーがある前になんだか予感がして25キロ体重を落としました。痩せないと絶対舞台立てない(笑)。でも絶対踊れないと思ってもなんだか動けちゃう、亜門マジックかな」と中島が笑わせ、「オリジナルのキャストとして25周年のステージに立てるということはとても誇りに思う」(諏訪)、「この作品と一緒に人生がある。それがとても幸せ」(田中)とそれぞれ話した。またニューキャストとして初参加するSDN48の西国原礼子は「オーディションを受けたはいいですが、受かってからどうしよう!と不安が押し寄せました。でも亜門さんは私と性格がすごく似ていて、一緒に暮らしたいくらい。大好きです!」と明るく挨拶。亜門も「僕、申し訳ないんだけど彼女のグループのことよく知らなくて……なんだっけ?ついSKDって言っちゃう(笑)。でも秋元(康)さんに日本のスーザン・ボイルって言われているんでしょ? それほど、彼女も、(ニューキャストの)3人ともすごいんです。存在感も歌も。存分にそれを出してほしい」と期待を話していた。公演は1月3日(火)から19日(木)に東京・シアタークリエ、1月22日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼにて。チケットは発売中。その他地方公演あり。
2011年12月20日武井咲オフィシャルファンクラブも結成へ2012年1月からのNHK大河ドラマ「平 清盛」に常盤御前役での出演など、ドラマや映画、CMなどで大活躍の武井咲(たけい えみ)さんのオフィシャルサイトがオープン。2012年2月には「武井咲オフィシャルファンクラブ」を結成することが告知されている。冬のラブ・バラード「恋スルキモチ」でCDデビュー武井咲さんは、12月14日、GLAYのTAKUROさんが書き下ろした、冬のラブ・バラード「恋スルキモチ」でユニバーサル ミュージックよりCDデビューも果たし、18歳の誕生日には、CD購入者イベントで初ライブを行うという。元の記事を読む
2011年12月20日「VOGUE JAPAN」主催、「Women of the Year 2011」雑誌「VOGUE JAPAN」の恒例企画、「Women of the Year」の今年の顔に、女優の武井咲、なでしこジャパンとして話題になった女子サッカー日本代表の澤穂希選手らが選出されたことが25日、分かった。「VOGUE JAPAN Women of the Year」は今年で7年目を迎える企画。それぞれあらゆる分野で圧倒的な活躍を見せ、そのスタイルや生き方、美において「VOGUE」読者をはじめとする多くの女性をインスパイアする、時代を彩った“ヴォーグな女性立ち”を選出する。“辛い時に輝ける、苦しいとき笑顔になれる”女性を今年は、やはり3月の東日本大震災の影響を受け、“辛い時にこそ輝ける、苦しいときに笑顔になれる”女性たちが中心に選ばれたという。今年、勇気を与えてくれた、希望を見せてくれたミューズたち、ということだ。受賞者は、先に紹介した武井咲、澤穂希選手ほか、モデルの水原希子、女優の鈴木京香、ピンク・レディー、女優の若尾文子、ピアニストである上原ひろみ、小説家の朝吹真理子となったそうだ。まさに今年の顔にふさわしい輝く女性たちばかり。28日発売の「VOGUE JAPAN」最新号となる1月号では、写真家の篠山紀信氏が受賞者らを魅力的に撮影したポートレート、および彼女らの受賞メッセージが掲載されているとのこと。ぜひこちらもチェックしたい。元の記事を読む
2011年11月26日今年のNHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」主演の上野樹里から、来年1月より放送開始する「平 清盛」で主演を務める松山ケンイチへのバトンタッチセレモニーが11月6日(日)、NHKで行われた。「江」は10月上旬にクランクアップを迎え、放送もこの日を含めて残り4回。一方の「平清盛」は夏に撮影が開始され、現在13〜14話の収録が行われている。久々にNHKスタジオを訪れた上野さんは改めて「『終わるのだな』というのを実感しました」としみじみ。残りの放送について「大坂夏の陣での姉の茶々との別れが迫ってます。三姉妹にとって大きな試練であり、最大のクライマックスです。秀忠(向井理)がどんな決断をするのか?江がそれを妻としてどう受け止めるのか?夫婦の絆の強さが試されます。春日局と江の間にどのような感情が芽生えるのか?戦国を母として妻としてどのように生きるのかを最後まで見てほしい」と思いを語った。松山さんは「大河ドラマは50年続いた伝統があり、勇気や元気を与え続けてきた大事なドラマ。まだ前半ですが、(清盛が)変化していき、日々充実しています」と笑顔。「女性が少ないので男たちでだべっていて、男子校のような雰囲気です」と現場の様子を明かした。バトンタッチのセレモニーでは、互いにドラマにゆかりのある品を贈り合った。上野さんからは三姉妹が母・市、養父・柴田勝家と過ごした越前・北ノ庄(福井県)の名産、越前ガニを贈呈。松山さんからはドラマの舞台である広島の名産品で熊野町生産の化粧筆が手渡された。1年以上に及ぶ撮影を乗り切るコツを尋ねられた上野さんは「みんなで情報交換して、ありとあらゆる健康に良いことを試してました」と明かした。松山さんは「いま食事に気を遣ってますが、一番大事なのは撮影が押さない(※撮影が長引かない)こと。時間通りに終えて家に帰り、しっかり休む。朝の4時までダラダラやってると持たない。撮影部のみなさん、そうですよね(笑)?」と時間内での終了を呼びかけた。上野さんは「江」で時間が押すことは時々あったようで「回を増すごとにカツラや衣裳が重くなっていったり、正座での芝居が多くなったのでストレッチしたりしてました」と明かした。さらに「みんなで手作りのご飯を持ち寄ったり、差し入れしたり。NHKはお菓子を用意してくれないので(笑)!」とアドバイス。松山さんは「参考になります」と顔をほころばせていた。今年は3月に東日本大震災という未曾有の災害に見舞われたが、上野さんは「気持ちが揺さぶられましたが、前に進める人が止まらずに進んでいくしかない。一生懸命演じることで勇気や希望を与えられるように頑張るしかないという思いでした」と切実な表情で語る。松山さんも「ドラマや映画は、心の栄養剤のような役割がある。大変な思いをされている方に元気を与えられるように精一杯、魂込めてやりたい。子供が夢中になって遊ぶのと同じように、夢中に生きるというのがテーマ。たくさんの人に見てほしい」と言葉に力を込めた。「平 清盛」は2012年1月8日(土)よりNHKにて全50回で放送。
2011年11月07日武井 咲のデビューシングルは「恋スルキモチ」女優、武井咲(17)がユニバーサル ミュージックからGRAYのTAKURO書き下ろしの「恋スルキモチ」でデビューを飾ることが25日、分かった。CD発売は12月24日になる。TAKURO書き下ろしの「恋スルキモチ」は武井がGLAYのファンであることを知った関係者から打診されたTAKUROが、武井をイメージして作り上げた冬のラブ・バラード。切ない恋心を感情豊かに表現している。武井咲からのコメント歌手として多くの皆さんと大好きな音楽を共有できることを楽しみにしていました。GLAYのTAKUROさんに書き下ろして頂いたデビュー曲は、冬の季節にぴったりな曲です。がんばって、心を込めて歌いました。多くの方たちに聴いて頂けたらうれしいです。これからも、色々な曲にチャレンジして歌をお届けしたいと思っていますので、応援をよろしくお願いします。(オスカープロモーション公式サイトより)TAKUROからの応援メッセージ大好きなのに思いを告げられない切ない等身大の恋心を唄う武井の歌声は、キュートな印象で、TAKUROは「優しい歌声が、これからの季節に合うと思います」とメッセージを送った。(サンスポ.コムより)武井は来年1月8日、スタートのNHK大河ドラマ「平清盛」で時代劇に初出演、松山ケンイチ(26)の扮する清盛の最大のライバル・源義朝の側室から転じて清盛から愛される美女・常盤御前を演じる。女優としても歌手としても大きく飛躍する武井咲に期待する。元の記事を読む
2011年10月27日演出家・宮本亜門のデビュー作にして芸術祭受賞作となる『アイ・ガット・マーマン』が2012年1月、東京・シアタークリエにて上演される。『アイ・ガット・マーマン』のチケット情報その才能を愛され、ブロードウェイ黄金期に不動の地位を築き、“ブロードウェイの女王”と呼ばれた、エセル・マーマンの生涯を描いた本作。1987年に振付家として活躍していた宮本が初めて作・演出を手掛けた作品で、10年ぶりの上演となる。出演は、初演キャストの田中利花、諏訪マリー、中島啓江の「オリジナルキャスト」、エリアンナ、シルビア・グラブ、浦嶋りんこという実力派女優たちがそろう、「ファビュラス・キャスト」、そして、先日全員卒業が発表されたSDN48のメンバー西国原礼子や樹里咲穂、Mizといった今回オーディションで選ばれた「ニューキャスト」の9名。なお、「オリジナルキャスト」は25周年を記念した特別コンサート版『Tribute to Merman』を上演する。公演は、2012年1月3日(火)から19日(木)まで東京・シアタークリエにて。チケットぴあでは、10列目までの席となる、良席保証販売! チケットの先行抽選「プレリザーブ」を実施。受付期間は10月22日(土) 11:00から26日(水) 11:00まで。
2011年10月21日現在放送中のNHK大河ドラマ「江 〜姫たちの戦国〜」が9月30日(金)、スタジオでの撮影最終日を迎え、主演の上野樹里に共演の向井理、水川あさみがNHKのスタジオでの最後の撮影に臨んだ。浅井長政の三女として数奇な運命を送った江の生涯を通して信長の勃興から豊臣家の滅亡、徳川による天下の安定までの戦国の世の流れを描いた本作。この日、乗馬姿で出かける江(上野さん)と夫の秀忠(向井さん)を、江の姉の常高院(=初/水川さん)が見送るという最終回(11月27日放送「希望」)のワンシーンの撮影が行われ、スタジオ内での撮影は全て終了した。水川さんにとってはこの日が本当の撮影最終日。「水川さん、オールアップです」という声がかかると、上野さん、向井さんとがっしりと抱擁。上野さんから花束を受け取り、さらにこのために駆けつけた乳母役の女優さんから花を手渡されると驚きつつも満面の笑みを浮かべた。1年にわたって大河ドラマに出演し「本当にこれで終わったという実感があるようなないような…不思議な感じです(笑)。12歳くらいからの初の一生を演じましたが、ここまでやれたのはスタッフのおかげ。達成感でいっぱいです。やってきてよかった」と充実した表情。話しながらこみ上げるものを我慢できずに「ヤバい、ヤバい」と声を詰まらせる一幕も。「樹里ちゃんありがとう」と“妹”への感謝を口にした。上野さんと向井さんは、この後もロケ撮影が残っているが、スタジオでの撮影はこの日が最後。向井さんは半年ほどの参加となったが「たくさんのスタッフで成り立っているということを痛感しました。また戻って来られるように頑張りたい」と語ると共に「今日で終わりとなるスタッフもいますが、ありがとうございました」とスタッフをねぎらった。上野さんも通い慣れたスタジオのセットとお別れとなるが、この1年をふり返り「全てが不安で、最初にセットを見たときに、高さがあって恐れ多くて震えてました。『こんなところで芝居できない!』って言って、リハーサルでやった動きをひとりでやったりしてましたが、いまでは自然になりました」と別れを惜しんだ。数日後に行われる長野でのロケでいよいよ最終日を迎えるが「秀忠と2人でのロケが残ってますが、気持ちよく締めたいです」とフィナーレに向けて意気込みを語った。■関連作品:僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia. 2011年9月23日より全国にて公開© 2011「僕たち」フィルムパートナーズ■関連記事:『僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.』原作者・葉田甲太×峯田和伸 ガチ対談!向井理、総立ちの客席と深作監督のメッセージに感激し絶句向井理インタビュー引き算の演技で魅せた“ヒーローじゃない主人公”向井理、思わず本音が!?「パルテノン神殿は汚いところだった」松坂桃李インタビュー照れ屋な22歳が見つけた“熱いもの”
2011年09月30日昨年、短期間の上演ながら口コミで大きな話題を呼び、早くも待望の再演となったミュージカル『サイド・ショウ』。『ドリーム・ガールズ』の作曲家、ヘンリー・クリーガーが楽曲を手がけ、1998年のトニー賞で4部門にノミネートされたブロードウェイ・ミュージカルである。映画『フリークス』(1932年)にも出演した実在の結合双生児、ヴァイオレットとデイジーの光と闇を描く本作。好奇の目で見られがちな物語を骨太な人間讃歌に仕上げたビル・ラッセルによる脚本の力はもとより、日本バージョンの成功は姉妹を熱演した貴城けいと樹里咲穂にあることは間違いない。本番を目前に控えた稽古場でふたりの胸中を聞いた。ブロードウェイ・ミュージカル『サイド・ショウ』出演者の写真穏やかな“普通の生活”を送りたいと願うヴァイオレット(貴城)と、陽気で前向き思考なデイジー(樹里)のヒルトン姉妹。初演では対照的な姉妹がひとつの身体に生まれ、それぞれに愛と人生を希求するところに妙味があった。だが今回は、より細やかな感情のひだをすくいとる表現へ進化し、稽古場でも初演とは異なる心の動きを感じているという。「全然違いますね。もちろん初演の時も最良のものをお届けしたつもりですが、1年半という時間を置いて役を掘り下げた結果、より痛くてより深く、そしてより前向きな物語になったと思います」(樹里)、「自分たちもいろんな経験を経て成長しているだろうし、新しいキャストの方と一からやりとりしたり、(演出の)板垣(恭一)さんから提示される新たな切り口もあって。1か所が変わるとパズルのように他の部分も変化していくから、初演を観た方も新しい気持ちでご覧になれると思います」(貴城)と充実した表情だ。「初演は作り込んでいったけど、今回はどんどん削ぎ落としている気持ち」(樹里)、「シンプルなんだけど、深い」(貴城)と語る通り、稽古場ではこんな体験もあった。「通し稽古をした時に、ふっと姉妹の気持ちを実感できた瞬間があったんです。ヴァイオレットとデイジーは対照的な性格だけど、底の底では本当にふたりでひとりなんだと。『これだ!』っと思って隣を見たら、貴城さんもボロボロ泣いていて(笑)」(樹里)、「樹里さんも泣いてましたよね(笑)。穏やかなヴァイオレットが怒るときはデイジーがなだめるし、明るいデイジーが落ち込むときはヴァイオレットが強気になるっていうのが意図せずに体感できた。『あっ!』と思った瞬間でした」(貴城)。人間は必ずしも一面ではない。普段は隠したくなるような何層にも重なるグラデーションを、真摯に描くからこそ本作は名作と呼ばれるのだろう。全身で役に取り組む貴城と樹里は同時に、宝塚出身ならではの実力で華やかなショー・シーンをも見せる。その絶妙なサジ加減は、日本版『サイド・ショウ』だけがもつ魅力。さらに進化したステージが見られるのは、もうすぐだ。ブロードウェイ・ミュージカル『サイド・ショウ』は、東京・THEATRE1010にて10月1日(土)から10日(月)、大阪・森ノ宮ピロティホールに10月15日(土)に上演される。チケットは発売中。取材・文:佐藤さくら
2011年09月27日カップパスタ「日清SPA王」の新CM発表会が8月18日、都内にて行われ、新CMキャラクターの武井咲が登場した。武井咲のトークショーの写真CMでは、武井が新しく生まれ変わった日清SPA王に出会い、交際中のパスタ鍋に“あなたが茹でるのより、うまいの”と別れを告げるというストーリーを展開。武井は「恋人役が“鍋”と初めて聞いたときは、どういうことだろう?って思ったけど、感情のある鍋で(笑)、ドラマ仕立になっているので、凄くおもしろいCMになっています」とコメント。パスタについては「週3、4回食べてます。毎日パスタでもいいぐらい大好き。(パスタを作るときに)アルデンテに仕上げるのがいつも難しくて。でも、『日清SPA王』は、いつでも誰でも勝手にアルデンテにしてくれます!」と、商品の特徴をアピール。最後に「見た目も可愛く、お湯を注いで5分で簡単に食べられちゃうところが私は凄く大好きです!」と、笑顔で締めくくった。1995年の発売以来、ロングセラーブランドの「日清SPA王」は、熱湯を注いでわずか5分でアルデンテ食感のパスタに仕上がる独自の製法のノンフライ麺に変更し、パッケージをリーフ型にリニューアルした。「日清SPA王(たらこスパゲッティ・カルボナーラフェットチーネ)」は、8月22日(月)から全国発売。新CM「別れ話篇」は8月25日(木)よりオンエアされる。
2011年08月19日「江~姫たちの戦国~」で注目の上野樹里2011年1月27日、オリックス生命保険株式会社は、イメージキャラクターの上野樹里さんを起用した「医療保険CURE[キュア]」の新テレビCMを2月7日から放送を開始することを明らかにした。上野樹里さんは、NHK大河ドラマ50作目にあたる「江(ごう)~姫たちの戦国~」の主人公の江を演じている今年注目の女優。9日に第1回が放送されたが視聴率も良く、今年の大河ドラマは好調な滑り出しである。わかりやすくリーズナブル「医療保険CURE」新CMは「わかりづらいことが多い時代、せめて保険はわかりやすく」をコンセプトにしている。生命保険は「わかりにくい」と言われることが多く、顧客の視点に立った、わかりやすい商品を提供することが求められている。「医療保険CURE」は、「シンプルでわかりやすいこと」「合理的な保障をリーズナブルな保険料でご提供すること」をコンセプトに開発された。「医療保険CURE」の良さを知ってもらいたいという願いを込めて、新CMは制作されたという。2月7日から、ホームページに新テレビCMとメイキング映像を公開する予定である。今年、注目度アップの上野樹里さんの新CMは話題を集めそうだ。
2011年01月31日映画『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の主題歌、および挿入歌を柴咲コウが歌うことが発表され、主題歌の歌詞を柴咲さん自身が手掛けるほか、名曲「ルージュの伝言」のカバーに挑戦していることがも明らかになった。大政絢と染谷将太というフレッシュなコンビを主演に迎えて送る本作。“僕”ことみーくん(染谷さん)と幼なじみで10年前の誘拐監禁事件の被害者同士でもあるまーちゃん(大政さん)の2人が、連続殺人事件の発生で揺れる街で10年ぶりに再会。そこから巻き起こる騒動をポップかつシニカルに描き出す。柴咲さんは自ら詞をつけた主題歌「サヨナラブ」に加え、ユーミンこと荒井由美(松任谷由美)の名曲で、宮崎駿監督のアニメ『魔女の宅急便』でも使用された「ルージュの伝言」をカバー。柴咲さんにとって他アーティストの楽曲をカバーするのは初めてのこと。今回の発表に際し柴咲さんは、主題歌のレコーディングについては「ディスコミュニケーションをテーマに制作しました。曲調はアップめだが、詞はシニカルな内容で、それを楽しんでレコーディングできました」と語り、「ルージュの伝言」に関しては「歌ってみたら、すごく自分にフィットして歌いやすかったです。レコーディングがとても早くできました」とのコメントを寄せてくれた。さらに映画については「思っていたより映像が暗くなくてフレッシュで、いまどきっぽくて、内容のわりに描写が爽やかでした。みーくんを、好きになってしまいました」と感想を寄せている。瀬田なつき監督は、挿入歌を「ルージュの伝言」のカバー曲にしたことについて「映画の中では、現在と過去を繋ぐ曲として使っています。幅広い世代の方が子供時代を思い出せるポジティブな曲として『ルージュの伝言』のような雰囲気がイメージだと伝えていたら、そのまま『ルージュの伝言』になりました。びっくりでした。楽曲を聴いてみて、懐かしくもあり、新しくもあり、不思議な感覚でした。何よりも柴咲コウさんが歌っているのかと思うとウキウキします。映画では、重要なシーンで使っていますので、楽しみに見て(聴いて)下さい」と語っている。そして大政さんからもコメントが到着!「POPな曲調と、切ないけど前向きな歌詞が、映画と重なって本当に素敵だと思いました。曲を聞いて、ますます映画の公開が楽しみになりました」と喜びを語っている。なお、本作は10月23日(土)から開催される第23回東京国際映画祭の「日本映画・ある視点」に出品されることも決まっており、来年の劇場公開を前にどのような評価を受けるのかも気になるところ。『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』は2011年1月22日(土)より角川シネマ新宿、シネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開。■関連作品:嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 2011年1月22日より角川シネマ新宿、シネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開© 2010 「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」製作委員会
2010年10月11日女優の浅見れいな、長渕文音、穂のかが、初共演し3姉妹を演じる舞台「結婚狂想曲」の稽古が8月中旬から都内ホールでスタート。25日、3人は結婚について語り合う重要シーンでの掛け合いに磨きをかけた。人気劇団「PU−PU−JUICE」第10回公演で、結婚式の真っ最中に新郎が「この結婚、なかったことに…」と破棄を匂わす発言をしたことから露呈する人々の悲喜こもごもを描くドタバタラブコメディ。3人は客演でオファーされ快諾。主演となる新婦で三姉妹の長女を浅見さん、既婚ながら浮気性の次女を長渕さん、バツイチで子持ちの三女を穂のかさんと、それぞれひと癖ある役どころに挑む。稽古開始から約10日、この日は舞台装置を確認しながら動き、台詞を読み合わせて、芝居のリズムや掛け合いのテンポを確認する内容。浅見さんらは芝居のリズムを体に叩き込むように自身の台詞をリズミカルに発して掛け合いに打ち込み、汗を流した。今回、初舞台を踏む長渕さんは、両親がシンガーソングライター・長渕剛、元女優・志穂美悦子さんながら、アドバイスは「舞台って、両親はあまりやったことがないから」と受けていない。「訳が分からなく、難しい。いい意味で全て壊されたような感じ」と体当たりで挑み、「役柄は野性的で思ったことを顔に出したり言ったりするところが自分と似ていて、やりやすい」と着実に役を掴んでいる。今年3〜4月の初舞台「カフカの変身」で英国演劇界の鬼才スティーヴン・バーコフ氏の厳しい演出の洗礼を受けた穂のかさんは、「前回と全然違って何が分からないかが分かるので、楽しめています。役が自分寄りで似ている。私も、結婚しても仕事をしていたいという考えなので、理解しやすい」と充実の笑顔を浮かべる。「3度目の舞台」と話す浅見さんは「ドタバタコメディなので、すごくはっちゃけると思います」と“大暴れ”予告する。3人のチームワークは?と聞くと「バッチリですよ!」と長渕さんが即答。“姉”の浅見さんが「2人が思った以上に強烈。文音はすごく色っぽい。穂のかはマイペースで強い。2人とも慕ってくれるので嬉しいしかわいい」と話すと、穂のかさんは「浅見さんは男らしい、男前のオーラがある。マイペースですし」とそれぞれ個性的でいい刺激を与え合っている様子だった。一方、今作のテーマは結婚。お年頃でもある3人がいま、抱く結婚観は?浅見さんは「いつしてもいい、って思っていますね。年齢がいま27で周囲が第2次結婚ブームです。でもそのブームには乗れなそう。ちゃっちゃしたい、とも思うのでいつかはするんじゃないかなと」とサバサバ。長渕さんは「結婚願望が全然ないんです。子供ができちゃったらするんじゃないかな、って。だから今回、離婚寸前の役なので掴むのが難しいんです」と苦笑い。穂のかさんも「結婚願望が全然ない」と前置きし「この舞台の冒頭の台詞で『人はなぜ結婚するんでしょう?』とありますが、自分の疑問と同じ。演出の山本浩貴さんが『結婚に対するイメージが変わる舞台になれば』とおっしゃっていましたし、この舞台が全部出来あがったときに自分がどう思うか、楽しみです」と声を弾ませていた。8月30日(木)製作会見都内で行われた劇中の冒頭の結婚式を演じた形式の製作会見に、浅見さんはウエディングドレス姿、長渕さんと穂のかさんはそれぞれパーティドレスを着て出席。実生活で父親と結婚の話をしたことがある?の質問に、穂のかさんは「ないです。まだそういう年頃だと思っていないんじゃないですかね」、長渕さんも「ないです」とサラリ。浅見さんは、4月にデートが写真誌に報じられた相手、大森南朋が8月上旬、蒼井優との熱愛が報じられたことについて、周囲が狂想曲ですか?と突っ込まれ、「どうなんですかね、ハッハッハ」と豪快に笑い飛ばしていた。舞台「結婚狂想曲」は9月8日(水)より新宿シアターサンモールにて上演開始。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:アンを探して 2009年10月31日よりシネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開© 2009 Zuno Filmsグランジュテ■関連記事:穂のかインタビューデビュー2年目の初舞台で“変身”中「苦しくて幸せ」“石橋貴明の娘”からの脱却が試される?穂のか、単身海外で挑んだ初主演作が公開
2010年09月02日女優、穂のかが3月6日(土)に東京・ルテアトル銀座で初日を迎える英国の鬼才スティーブン・バーコフ脚本・演出の舞台「変身」で初舞台を踏む。直前の通し稽古後、インタビューに応じ「苦しくて幸せ」と葛藤する言葉を口にしながらも、表情は生き生きとしている。ある朝、突然大きな虫に変わっていた青年グレゴール・ザムザと家族が不条理な運命に翻弄されながら変わっていく顛末を描く舞台で、フランツ・カフカのシニカルで不条理な名作小説を18年ぶりに日本で舞台化する話題作。穂のかさんは主演の森山未來扮するグレゴールを慕う妹・グレタという重要な役どころだ。昨年6月に公開された、ハリウッドの人気俳優ダニー・グローバーがエグゼクティブ・プロデューサーを務めた日本、米国、韓国合作映画『The Harimaya Bridge はりまや橋』のキーパーソンとなる女子高生役で女優デビュー。同10月公開の日本、カナダ合作映画『アンを探して』で初主演。続く3作目で舞台デビューを飾る順調なキャリア展開に、当の本人こそビックリだった。「舞台はいつか絶対やりたいと思っていたので、昨年末にマネージャーから『舞台の話が来たよ』と言われ、演出家が英国人!主演が舞台で活躍し続けている森山さん!ステキ!と思って(オファーを)喜んで受けました。でも劇場のキャパが800席、演出家は鬼才でコワイ、約2か月間で全国を回る…周りからは『これが初舞台だなんて大変だね』って言われて、あれ?何か大変なことになっている?と」。舞台用のボイストレーニングなどを経て2月から稽古に入り、近い関係者も驚くほど引き締まってほっそりした体つきに“変身”した。何キロか痩せたか?と尋ねると、キョトンとした顔つきで「頭の中がこの舞台のことでいっぱい」と照れる。「家に帰ると知らないうちに寝ている毎日で、気がつくと明け方の4時とか。時間、曜日の感覚がない。こんなにひとつのことに熱中、没頭するのは初めて。快感でもあります(笑)」。引き締まった体にはメンタル面での変化も表れている様子。「今年の抱負は『何回も死ぬ』…脱皮したいという意味で。この仕事を始めたばかりでこの年齢ですし、苦労は買ってでもしたい、と。でも、この稽古で追いつめられて、途中から稽古場へ向かう電車から降りたくない…って。贅沢な初舞台だと分かっているのにすごく大変でプレッシャーがあって。みなさんに『こうした方がいい』って言われて有り難いのに思うようにできなくて。でも、一時期追いつめられたときより気持ちの整理がつきました。ちょっと、打たれ強くなったみたい。つらいし苦しい。でも私はこれをやりたいと思うんです。苦しくて幸せ(笑)」。変化のきっかけのひとつは“お兄ちゃん”こと森山さん。いい影響を受けている。「兄さんを見ていて、自分が中途半端で生ぬるいと気づくことができました。本気になっていないつもりではなかったんですけど、私、もっと本気を出せるんだって。森山さんと出会えたことは、人生の中で大きな出来事になりそうです」。さらに、バーコフ流演出が大きな刺激材料だ。スタンリー・キューブリック監督の『時計じかけのオレンジ』など映画の悪役でも知られる俳優で世界的演出家のバーコフ氏は、コワイといううわさがあったそうだが…。「最初にお会いしたとき、72歳になられてニコニコしていてチェックのズボンをはかれているし優しそう、と思ったら、『拷問の時間の始まりだ』と言われて、次の日からその通りで。厳しさはプロフェショナルゆえで、おっしゃっていることは的確。お年を召されてあれだけパワフルなのは凄いです。でも口が悪い悪い(笑)。バーコフさんの言葉は通訳さんを通して伝えられますが、私は(小学生の頃に約2年半、米国留学経験もあり)英語が分かる。バーコフと通訳さんの言葉で2回怒られた気分になることも(苦笑)。一度、『それじゃダメだ!そんな演技はケイト・ウィンスレットみたいだ!』と言われて、私としては嬉しかったんですけど(笑)」。稽古場にいたバーコフ氏は穂のかさんについて尋ねると、ニヤリとして冗談まじりに太鼓判を押した。「感受性が高くて役にどんどん入っている。日に日に良くなっているよ。ウソ八百だけど」。デビュー2年目、これからどんな変身を遂げたい?「ポン!と変わるのではなく、ちょっとずつ確実に皮が剥けていくように変身していきたい。観た人の心に余韻を残せる女優になりたい」。ところで父親の石橋貴明さんには、前2作のときと同じく事後報告だったとか?「年明けに一度会ったときに。励ましの言葉?いただいてないです。父と娘の枠内の関係ではありますが、仕事の面では仕事の先輩として敬意はあっても、いろいろな意味で関係ない。というかいまは『見て』というより『頑張っているのでノータッチ』で、という気持ち。きっと経験を積んで胸を張れるようになったら、何か言えるようになるのかな、と思います」。舞台漬けの数か月後、アノ父もビックリの変身ぶりを見せてくれそうだ。(photo/text:Yoko Saito)カフカの「変身」公演日程:3月6日(土)〜3月22日(月・祝)場所:ルテアトル銀座公演情報:■関連作品:The Harimaya Bridge はりまや橋 2009年6月6日よりTOHOシネマズ高知にて先行公開、6月13日より新宿バルト9ほか全国にて公開© Harimaya Bridge,LLPアンを探して 2009年10月31日よりシネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開© 2009 Zuno Filmsグランジュテ■関連記事:“石橋貴明の娘”からの脱却が試される?穂のか、単身海外で挑んだ初主演作が公開国境を越えて分かり合いたい…日米韓合作『はりまや橋』試写会に50組100名様ご招待高知の文化を世界に発信!『はりまや橋』監督が高知県知事を表敬訪問
2010年03月05日女優の上野樹里、俳優の玉木宏らが1月20日(水)、東京・日劇2で人気ドラマシリーズのニ部作映画第1弾『のだめカンタービレ最終楽章 前編』の大ヒット御礼舞台挨拶を行い、“1位奪取宣言”した。漫画家、二ノ宮知子の同名代表作を原作に、エリート音大生(玉木さん)と天才ピアニスト(上野さん)の恋と成長を綴るシリーズで、同映画ではパリ留学中の2人を描く。昨年12月19日の初日から30日間で観客動員270万人、興行収入33億円をそれぞれ突破。ハイペースな好稼動とこの日の大歓声に、上野さんは「テレビをつけたら(映画の)ランキングをやっていてずっと2番で。公開前は正直不安で、『のだめ』より海外の作品が観られるのかな?とか。でもずっと2位だから、お客さんでリピーターが多いのかなと」と大喜び。すかさず2位について司会のフジテレビ・軽部真一アナウンサーが「そうなんです。見事にずっと2位ですね。(ランキングチャートに同作が)初登場の時は“ワン”なんとか(注:『ワンピース ONE PIECE film STRONG WORLD』)が1位で、その後は“ア”なんとか(『アバター』)で。史上最強の2位作品です」と解説した。人気を実証すべく軽部アナがリピート鑑賞回数を観客に6回観た方?7回?と問いかけると延々と「はい!」と手が挙がり、最高回数が「今日で24回目」と叫んだ女性。玉木さんは「僕は3回です」と明かしつつ「本当に嬉しいことです。いくらになるんだろうって(笑)。普段、感想を言ってくれなかった周りの人たちがこの映画を観たよって言ってくれます」と好感触をかみしめた。一方で、ファン謝恩企画として質疑コーナーが設けられ、同シリーズを通じて学んだことは?との質問に、上野さんは「のだめがハードルを次々越えていくのと同じで、役者やっていて頑張ろうと思ったり、もう辞めたいと思うこともいっぱいあるけど、その分楽しかったりする。いろいろな人と出会っていろいろな経験をさせてもらってドラマから映画になる仕事も初めてでしたし…生きること全部です!ひと言では語りきれませんねぇ」と、のだめ口調でしみじみ。テレビシリーズから手がけてきた武内英樹監督は「天然の女優さんの扱い方ですね。上野さんは天才だと思いますけど、天然の子だから」と自ら吹き出し笑い。上野さんが「説明書?でもあたしにしか使えないんじゃ?この前、またのだめでって言ってたから、のだめでしか使ってくれないんじゃ?」とシリーズ続行を匂わせる発言。会場から「おお?」と声が上がる中、監督は「せっかく扱い方を覚えたので活用させてください」と再タッグのオファーをしてみせた。締めで玉木さんが「今日が初日と思って、ここから1位になることを…」と語ると会場から大拍手と大歓声。「ここまで来られたのはみなさんのおかげです。4月の(後編)公開もよろしくお願いします」とシリーズファンへ感謝の気持ちを表していた。『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:のだめカンタービレ 最終楽章 前編 2009年12月19日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビ・講談社・アミューズ・東宝・FNS27社のだめカンタービレ 最終楽章 後編 2010年4月17日よりTOHOシネマズ日劇3ほか全国にて公開■関連記事:ツンデレ?身長?お似合い映画カップル1位は『のだめ』の2人真央&岡田将生が2位上野樹里、“千秋様”玉木宏を盾に竹中のキス拒否!『のだめカンタービレ』初日ヅラ装着率高し!『のだめ』キャスト陣が劇中の衣裳でボケ&ツッコミ、4千人大興奮クリスマス目前!「聖夜を一緒に過ごしたい俳優」1位を岡田将生&玉木宏が二分!お似合いの映画カップルは?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント
2010年01月20日映画『キラー・ヴァージンロード』の初日舞台挨拶が9月12日(土)、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、初監督となった岸谷五朗とW主演の上野樹里と木村佳乃、共演の寺脇康文、小出恵介らがコミカルなトークを展開した。本作は、結婚式前日にアパートの大家を誤って殺害してしまったひろ子(上野さん)が、偶然知り合った自殺願望を抱く福子(木村さん)と共に逃避行を繰り広げるブラックコメディ。満場の観客に迎えられた岸谷監督は「ようやく産声をあげ、映画が幸せな思いをしています。今回、自分は出なかったんですが、役者ってすごいっていうことを改めて目の当たりにしました」と感慨深げ。だがキャスト陣について語り出すとトーンが一転し、「樹里と佳乃は振り切り過ぎ。振り切る女優の凄さを見せつけられました」とツッコミ口調に。すかさず木村さんは「振り切ったつもりはないです」、上野さんも「普通だよね」と切り返し。初共演の木村さんについて「現場では2人で行動していたんです。2人で成長した感じ。とにかくニヤニヤしているんですよ。あたしが普通にしていてもおかしいみたいで…」と天然キャラ全開で語る上野さんに、岸谷さんは「そりゃみんな、おかしいと思っているよ。なんか楽屋の会話みたいになっちゃってすみません」と主演女優のトークにやんわりダメ出ししてみせ、観客の笑いを誘った。さらに、小出さんが「監督から『物語のキーを握る役だから』と言われ、意気込んで行ったら撮影は1日だけでした」とトボケ気味に話すと、岸谷さんは「この小出のイメージが欲しかった」とニヤリ。岸谷さんと25年来の付き合いのある気心の知れた仲で、今回、カツラをかぶり怪演を見せている寺脇さんには「『相棒』で間違った(かっこいいイメージの)方向に行っていたので、それを修正しようと。本気で寺脇の凄さを表せるのは俺しかいない」といたずらっ気たっぷり。寺脇さんは「五朗の映画じゃなかったらここまでやらない。(岸谷さんの)愛情というより暴力です。出なきゃ殴られるって感じでした」と仲の良さ(?)をうかがわせた。一方、この日は岸谷さんらの所属事務所アミューズの新人タレントで、30日間かけて47都道府県を回る本作の宣伝行脚をしてきた福田彩乃も来場。ボロボロになったキャリーケースを引きながら「チケットを727枚売りました」と達成感から笑顔ながら大粒の涙をこぼす一幕も。その福田さんに対して岸谷さんは、本作のビジュアルがプリントされた新品キャリーケースをプレゼントし、苦労をねぎらうと思いきや「もう1回行っといで。そうしたらまた727枚ね、フフ」と鬼監督ぶりを発揮していた。『キラー・ヴァージンロード』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:キラー・ヴァージンロード 2009年9月12日より全国東宝系にて公開© 2009 「キラー・ヴァージンロード」製作委員会■関連記事:岸谷五朗、上野樹里を「役の言葉で喋れる女優」仲良し寺脇は“脇役賞”?上野樹里、先輩・木村佳乃の結婚願望にツッコミ!「人並みにって何ですか?」
2009年09月12日「のだめカンタービレ」や『キラー・ヴァージンロード』など、TVドラマに映画にと引っ張りダコの演技派女優、上野樹里。そんな彼女が、「鞄」をキーワードに5人のクリエイターとタッグを組み、個性豊かなヒロインに5変化!全5話のオムニバスドラマ「上野樹里と5つの鞄」がWOWOWにて9月3日(木)より放送される。8月25日(火)、本作の記者会見が行われ、上野さんと第1話で共演した江口のりこが出席した。今回、監督を務めたのは高崎卓馬、マイケル・アリアス(『ヘブンズ・ドア』)、山下敦弘(『天然コケッコー』)、タカハタ秀太、萩生田宏治(『神童』)の先鋭クリエイターたち。共演には、新井浩文やリリー・フランキー、ピエール瀧など個性の強い面々が揃っている。上野さんは撮影をふり返り、「1か月の間に、それぞれ違う作り手の違うストーリー、役柄を撮ったので、(撮影の)ペースが速くて大変でした。でも企画段階から監督と話す機会があったので、一つ一つへの思い入れが強いです。それぞれの監督の次回作にも携わりたい」と充実した表情を見せた。各回に登場する鞄に対する深い思い入れも。この日披露された第一話「ギターケースの女。」(タカハタ監督)では、タイトル通り、怪しげなストリートミュージシャンを演じたが、「出てくる人全員が変わっていて、誰が正しくて誰が悪者なのか分からないので、秘密を出すか隠すかのさじ加減を考えながら演じた」とのこと。一方、謎を秘めたクールな女性を演じる江口さんは、「監督から『姿勢を天海祐希さんみたいに正しくしてください』と言われて、だったら天海さんにやってもらえばと思いましたけど、本当に楽しく撮影させてもらいました」と漏らし、笑いを誘った。本作で、上野さんは泉谷しげるの楽曲のギター弾き語りに挑戦。「初めてだったので難しかったですが、タカハタ監督から直接指導してもらいました。劇中のギターは自分で買ったのですが、それっきり弾いてないです」と明かすと、江口さんは「すごく上手だったのでもったいない」とコメント。地元が同じで上京した頃からの友人という2人のトークからは、気の知れた間柄がうかがえた。また、本作のエンディングテーマ曲でも作詩・唄を手がけるという新境地を開いた上野さん。「役者とはまた違うことをやらせてもらえてすごく嬉しかったし、作るのも楽しかったです。鞄の中のガシャガシャ揺れてる感じを出したくて、ギロや木の実、いろんな打楽器など、使えるもの全部使って賑やかに作りました」と楽しそうにふり返った。さらに最後には、「鞄」に因んで、ダイヤモンド208カラットをあしらった、お値段2億円の鞄(GINZA TANAKA)もお目見えに。恐る恐る鞄を手にした上野さんは思わず、「チワワ1匹分(の重さ)ですかね」と一言、「鞄というより宝石、家にはとても要らないです…」とその輝きにすっかり参った様子だった。上野さんが「いろんな人に見てもらえる作品なので、毎週楽しみにしてほしい」と自信を持って贈る「上野樹里と5つの鞄」は、WOWOWにて9月3日(木)より毎週木曜放送。WOWOW「上野樹里と5つの鞄」WOWOWにて9月3日(木)より毎週木曜23:30〜放送(全5話)公式サイト:
2009年08月25日