「巷で流行っているのをうちの鳥で試してみたら…私のハートが爆発した」海外の掲示板『Reddit』に投稿された、こんなタイトルの動画が話題になっています。投稿者さんが試したのは『ペットをなでようとして、数センチ離れたところで手を止める』というもの。これを飼っているインコの『ジギー』で検証したところ…。Tried that trend with my own bird... Let’s just say my heart exploded from r/awwか、かわいい!!こんなことをされたら、投稿者さんのハートが爆発してしまうのも無理ありません。動画にはたくさんのコメントが寄せられています。・あああ、なんてかわいいの!・ハートがとろけちゃったわ。・鳥がこんなにハグ好きだなんて知らなかった。・我が家の鳥ならきっと突かれそうだ。投稿者さんによると、すべての鳥がジギーのようにハグされるのが好きなわけではないそうです。ジギーのガールフレンドは投稿者さんに懐いているにもかかわらず、手を近付けると噛みついてくるのだとか。犬や猫でもなでられるのが好きな子とそうでない子がいるように、鳥にもさまざまな性格の子がいるのでしょう。もし最愛のペットがジギーのようにすり寄ってきたら、愛しくて何時間でもなでてあげたくなりそうですね![文・構成/grape編集部]
2020年10月12日「自死は悪いことでも、気持ちの悪いものでもない。亡くなる人は必死に頑張って生きて、それでも死に追いやられてしまったんです。浩介さんと生きてきた私には痛いほどわかるから」病いに倒れ自死を選んだ夫・浩介さんに後を押されるように、40歳のとき、4児を抱えながら司法試験に合格した佃祐世(さちよ)さん(48)。自死遺族の支援・訴訟に奔走する毎日だ。「彼はとてもアクティブな人でした。しかしある日、趣味のジョギングから帰ってきた夫のようすが、なんだかとてもしんどそうで。熱中症かな、と心配していたらトイレで倒れたんです。それで慌てて救急車を呼んで……」精密なMRI検査を受けた結果、脳腫瘍を発見。脳腫瘍は転移も少なく、すぐに命の危険はないとも聞いた。夫婦で話し合い「ゆっくり考えよう」と、いったん退院することに。浩介さんは一時的に仕事にも復帰したのだが。「彼は塞ぎ込んでばかり。やがて、耳鳴りがする、おなかが痛いと言い始めて。深夜、腹痛で救急車を呼んだことも。以前は体の不調を訴えたこともない健康そのものの人でしたから、心の病いを疑いました」8月初旬に精神科を受診した浩介さんは、療養型病院に入院することになる。ところが、その当日に彼は病室で失神。さらに……。「入院の翌々日かな。病室に行くと彼、オムツしてたんです。『ベッドで漏らしてしまった』って、やるせない顔をして。やがて、手がしびれ、食事もとれなくなり、常時点滴になって、高熱が出て、歩くこともままならなくなって。病室を見舞うたび、夫の容体が悪くなるんです。私のほうがパニックでした。もう怖くて怖くて」夫の様子を見た佃さんは思った。「この人は子供たちのそばで、まずは心を治さないと」と。その年の暮れ。浩介さんは3人の子供が待つ広島へ戻ってきた。しかし……。1月3日。昼前になっても起きてこない浩介さんを心配し、佃さんが寝室をのぞくと、そこにはガタガタ震える夫が。佃さんが抱きしめると、浩介さんは言った。「僕は大丈夫だから、子供たちのところに行ってあげて」と。「それで、私は彼に『じゃ、あなたの好きなラーメン、作ってくるね』と言って、寝室を出たんです」やがて、ラーメンができて夫を呼びに寝室に。ところが、そこに彼の姿はない。ふと見ると、隣の書斎の明かりがついていた。「いやな予感がしました。書斎の戸を開けると……、そこには、窓枠にネクタイで首を吊っている浩介さんの姿があったんです」茫然自失状態で、夫を見送った佃さん。このころ、ほとんど記憶がなかったという。しかし四十九日の法要のとき、僧侶の読経が終わるころ、佃さんの脳裏に半年前の出来事がよみがえってきた。「あれは、浩介さんが東京の病院に入院中のこと。2人で病院の近くの公園を散歩したんです。イチョウの黄葉がとっても奇麗だったの、覚えてます」夫の車いすを押していると、彼が不意に、こんなことを言った。「司法試験、受けてみないか?」あれは、夫との最後の約束だ。そう思った佃さんは猛勉強をし、司法試験に合格。40歳になっていたーー。弁護士となった佃さんは早々と、自死遺族支援弁護団に参加した。「団長から聞かされた自死遺族の置かれた状況というのは、私が考えていた以上につらいものでした。なかでも衝撃的だったのが『自死を気持ちが悪いとする発想が根強くある』という言葉でした」賃貸物件で誰かが自死した場合、遺族は大家から損害賠償請求をされるケースが多々ある。「気持ち悪くて物件の価値が下がったからとか、おはらいの費用まで請求される。もっとも驚いたのが、21世紀の日本で、そのおはらいを命じた判決まであったことでした。自死は悪いこと、気持ちが悪いこと、という感覚を少しでもなくしていきたい。亡くなる人は、死にたくて死んでいったわけじゃない。必死に頑張って生きてきて、それでも死に追いやられてしまったんです。それは、浩介さんと生きてきた私には痛いほどわかるから。そのことをお話しすると、多くの方は共感してくださいます」佃さんはいまも、最愛の彼を近くに感じることがあると話す。「やはり訴訟は、悩むことも多いです。煮詰まっていると、ふっとね、思い浮かぶことがあるんです。元気だったころの彼からかけられた言葉が、彼の声が、聞こえてくるんです」大粒の涙を流すと、佃さんは誰かに確認するように、何度もうなずいてみせた――。「女性自身」2020年9月15日号 掲載
2020年09月07日英ダービシャー・チェスターフィールドで、一組の夫婦がカウンシル・オフィス(役所)の係員に苦情を申し立てた。「あまりにもひどい扱いを受けた」と主張するこの夫婦は、自分たちの子どもに「悪魔」と名付けようとしていた。観葉植物のレンタル業を営むダン・シェルドンさん(37)と妻のマンディさんは先週、ロックダウンが解除され、ようやく窓口がオープンした地元役所へ喜び勇んで出かけた。生後4カ月になる息子の出生届をようやく提出できるからだ。「SUN」誌によると、用紙に書かれた名前を見た窓口の女性は嫌悪感を隠そうともせず、「こんな名前じゃ人生で成功できませんよ。仕事にだってありつけないし、教師もそんな名前の子には教えたくないと思いますよ」と言ってきたという。無理もない。名前欄には「Lucifer(ルシファー)」と書かれていたのだ。キリスト教において、ルシファーは「堕天使」の長である「悪魔(サタン)」と同一視され、およそ子どもの名前にはふさわしくない存在だ。シェルドンさん夫妻は「私たちは宗教家ではない、ルシファーはギリシャ語で“光をもたらす者”や“朝”という意味があるんだ、と彼女に説明しましたが、聞く耳を持ちませんでしたね。それどころか、『ニュージーランドではその名前を付けることは違法とされているんです。別の名前を付けて、家の中だけでルシファーと呼んだらいかが?』とまで言ってきて」と窓口の女性に怒り心頭の様子でSUN誌に語った。女性はルシファーという名付けが可能かどうか確認するため、一旦部屋を出るようシェルドンさん夫妻に指示。その後、違法ではないことがわかり出生届は受け付けられることになったが、女性は歯を食いしばるような表情を浮かべていたという。「正直なところ、僕らは素敵な名前だと思っていました。ユニークな名前だし。こんなに悲しい思いをさせられるなんて想像もしていませんでしたよ」と怒りに燃えるシェルドンさんは、役所に正式に苦情を申し入れた。ダービシャー郡カウンシルは「気分を害されたのであれば謝罪しますが、時々ある特定の名前において、別の意味や関連性があることを認識されていない方がいますので、こういった問題にアドバイスするのが我々の仕事です」と回答したという。
2020年07月22日佐木隆三の小説「身分帳」を原案に、西川美和監督がメガホンをとる映画のタイトルが、このほど『すばらしき世界』に決定。役所広司、仲野太賀、長澤まさみらキャストも明らかになった。「今度こそ、まっとうに生きる!」13年の刑期を終えた三上を待っていたのは、目まぐるしく変化する想像もつかない世界だった。三上に近づき、彼の姿を面白おかしく番組にしようする2人の若手テレビマン。まっすぐ過ぎるが故にトラブルばかりの元・殺人犯が、いつしか彼らの人生を変えてしまう――!?これまで、一貫してオリジナルにこだわり続けた西川監督が、初めて実在の人物をモデルとした小説を基に、その舞台を約35年後の現代に置き換え、徹底した取材を通じて脚本・映画化に挑む。本作の主演を務めるのは名優・役所広司。人生の大半を刑務所で過ごし、まっすぐ過ぎる性格とどこか憎めない魅力で周囲の人々と繋がっていく三上役を演じる。「いつか西川監督作品に参加したいと思っていました」と語る役所さんは、今回の役どころについて「得体のしれない男の役」と語り、「今日撮影したシーンを明日撮るシーンの手掛かりにしながら、最後までこの男はどんな人間なんだろう?と自分に問いかけていました」と難しさを感じていたという。また、三上がテレビ局へ送った刑務所内の個人台帳「身分帳」を手にするテレビディレクターを仲野太賀。三上が更生していく様子をテレビ番組にしようと近づくテレビプロデューサーを長澤まさみ。ほかにも、橋爪功、梶芽衣子、六角精児、北村有起哉、安田成美ら豪華キャストが揃っている。「約30年前の小説ですが、これほど『人間と世間』を面白く描いた物語が埋もれていたとは、と映画化を決意しました」と語った西川監督は、「主人公に役所広司さんを迎え、その男のやり直しの日々を現代に置き換えました。生々しくも温かい物語性と、役所さんの凄まじい人間的魅力に引っ張られ、濃密な人間ドラマが仕上がったと思います」と完成へ自信をみせている。『すばらしき世界』は2021年春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2020年07月08日2017年、オーストラリアに住むカサンドラさんはFacebookで「毛のないウサギ、あげます」という投稿を目にしました。すでに1匹のウサギを飼っていた彼女はその投稿をしたブリーダーに連絡してみることに。すると毛のないウサギの写真が送られてきて、「このウサギは売れないから無料です」といわれたのです。ブリーダーいわく、以前も同じように毛のないウサギが生まれてその子は安楽死させたのだそう。それを聞いたカサンドラさんは翌日にブリーダーの家を訪れ、毛のないウサギを家に連れて帰りました。彼女はそのオスのウサギを『ミスター・ビグルスワース』と命名。映画『オースティン・パワーズ』に登場する毛のない猫と同じ名前です。 この投稿をInstagramで見る Mr Bigglesworth & Friends(@mrbigglesworthrabbit)がシェアした投稿 - 2017年 8月月24日午前1時24分PDTそれまで毛のないウサギを見たことがなかったカサンドラさんは、ミスター・ビグルスワースの世話の仕方がまったく分からなかったのだとか。調べても何の情報も出てこないため、彼女はInstagramに写真を載せて情報を募ることにします。すると同じように毛のないウサギを飼っている世界中の人たちからたくさんのメッセージが届いたといいます。 この投稿をInstagramで見る Mr Bigglesworth & Friends(@mrbigglesworthrabbit)がシェアした投稿 - 2017年 8月月31日午後2時57分PDT この投稿をInstagramで見る Mr Bigglesworth & Friends(@mrbigglesworthrabbit)がシェアした投稿 - 2017年10月月3日午後8時12分PDTその後、メディアで紹介されたことをきっかけにミスター・ビグルスワースのファンが急増。Instagramのフォロワーもどんどん増えて、2020年5月現在はなんと約13万人となっています。 この投稿をInstagramで見る Mr Bigglesworth & Friends(@mrbigglesworthrabbit)がシェアした投稿 - 2017年11月月29日午後11時22分PST この投稿をInstagramで見る Mr Bigglesworth & Friends(@mrbigglesworthrabbit)がシェアした投稿 - 2019年 7月月9日午後3時30分PDT この投稿をInstagramで見る Mr Bigglesworth & Friends(@mrbigglesworthrabbit)がシェアした投稿 - 2018年12月月16日午後3時44分PST この投稿をInstagramで見る Mr Bigglesworth & Friends(@mrbigglesworthrabbit)がシェアした投稿 - 2020年 3月月7日午後9時53分PST全身ピンク色のミスター・ビグルスワースはまるでウサギのぬいぐるみのよう。彼のユニークなかわいらしさにファンはメロメロになっているようです。・ただただかわいい!・この子はパーフェクトだ。・白いひげが似合ってる! この投稿をInstagramで見る Mr Bigglesworth & Friends(@mrbigglesworthrabbit)がシェアした投稿 - 2017年 8月月24日午後8時11分PDTカサンドラさんによると、ミスター・ビグルスワースのような毛のないウサギは、高い割合で4週間以上は生きられないのだそうです。しかし個体によっても違うため、中には後から全身や部分的に毛が生えてきて長生きする子もいるのだとか。ミスター・ビグルスワースは現在も元気に過ごしているということです。安楽死させられそうになりながらカサンドラさんに引き取られ、いまでは世界中にファンがいる人気ウサギとなったミスター・ビグルスワース。大切な命が救われて本当によかったですね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月27日2020年5月23日、22歳という若さで亡くなった女子プロレスラーの木村花さん。死因は調査中ということですが、木村さんは以前からSNSで誹謗中傷を受けており、また亡くなる前にInstagramのストーリーズ機能で「さようなら」というメッセージを投稿していました。【訃報】女子プロレスの木村花さん22歳が逝去インスタで「さようなら」と投稿ネットモラルを問う声も多く上がっており、ネット上では2019年放送のドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)での『セリフ』に再び注目が集まっています。「アンチや誹謗中傷をした人に見てほしい」の声注目が集まっているのは、菅田将暉さん演じる教師・柊一颯のセリフ。物語の鍵を握る、生徒・景山澪奈の自殺の原因の1つにSNS上での誹謗中傷があったとし、柊はネット上にいる不特定多数の人たちに向かい、こう語ったのでした。おまえら、景山の何を知ってたんだよ。なんにも知らねえだろ。会ったこともねえだろ、話したこともねえだろ。大して知りもしねえのに、なんであんなに叩けるんだよ。「ウザイ」「キモイ」「死ね」。よくもそんなゲスなワードがポンポン出てくるもんだ、恥ずかしい。それだよそれ。そのおまえの自覚のない悪意が、景山澪奈を殺したんだよ。3年A組 ―今から皆さんは、人質です―ーより引用さらに柊のセリフは続きます。おまえらネットの、何千何万という悪にまみれたナイフで何度も何度も刺されて、景山澪奈の心は殺されたんだよ。3年A組 ―今から皆さんは、人質です―ーより引用ドラマという創作の世界ではあるものの、木村さんもまたSNS上で誹謗中傷を受けていた1人。また、SNSの誹謗中傷や『ネットいじめ』は、いまや社会問題と化しており、誰もが被害者にも加害者にもなりえることです。放送当時も反響を呼んだ菅田さん演じる柊のセリフは、木村さんの死により再び注目を集め、さまざまなコメントが寄せられました。・今回の件で、関係なくてもアンチや誹謗中傷をした人に見てほしい。みんなアンチコメントはやめよう。今回の件で死ねとか送った人は、人殺しだよ。どうやっても償えないよ。後悔しても、遅いよ。・言葉は一番の凶器。・自分も含めて言葉の重さをよく理解しないといけない。たった数文字の言葉であっても、表に出した時点で、それは立派な『凶器』です。また、時には人の命を奪いかねないほどの、負の力も持ち合わせていることを誰もが認識するべきでしょう。そして、木村さんをはじめ、ネット上の誹謗中傷に傷付く人が1人でも減ることを願います。[文・構成/grape編集部]
2020年05月24日身内やペットが亡くなった際、「子どもにどう説明すればいいのだろうか……」と悩んだことはありませんか?子どもは年齢によって「死」に対する理解が変わるため、それに合わせた説明をする必要があります。今回は、子どもに「死」を説明する際に気をつけたいことを紹介しましょう。「死」を目の前にした子どもはどんな反応をする?「ガン情報サイト」によると、子どもの死に対する理解は年齢によって違うといいます。乳幼児乳幼児の場合は、死を理解することはできません。しかし、母親などの養育者が亡くなった場合、不眠や体重減少、活動量の減少、無反応といった変化が現れることがあります。2~3歳2~3歳の場合は、死を眠りのようなものとしてとらえることが多いよう。ただ、誰かが亡くなったことに対して不安を感じることもあり、親などが亡くなった場合は食事や睡眠、排せつなどの習慣が変化することがあります。3~6歳3~6歳の場合も、死を眠りのようなものとしてとらえることが多いようです。また、生と死の違いをはっきり理解できておらず、故人がどこかで生きている、どこかに行っているだけでそのうち戻ってくると考えることもあります。そのため、故人について「どこにいるの?」「どうやってご飯を食べるの?」などと質問することも。さらに、死の原因が自分にあると考える場合もみられます。たとえば「お母さんの言うことをきかなかったからどこかに行ってしまった」「僕が『嫌い』って言ったからいなくなってしまった」などです。身内の死をきっかけに、食事や睡眠、排せつに支障をきたすケースもあります。6歳~9歳6~9歳の場合は、死に対しての一種の好奇心を持つようになり、死に関するさまざま質問をすることもあります。たとえば「死んだ人はどこにいくの?」「どうやったら死んだってわかるの?」などです。また、死に対する恐怖心が芽生えたり、死をおばけや幽霊と重ねたりすることもあります。身内が亡くなったことから、学校で問題行動を起こすようになったり、不登校や引きこもりになったりする場合もありますが、逆に周囲の人々に対してまとわりつくような行為がみられることもあります。9歳~9歳を過ぎると、死に対しての理解が進んでいくそう。死は誰にでも訪れることであり、自分もいつかは死んでしまうことが徐々にわかっていきます。子どもに「死」を説明するときに気をつけたいこと「NPO法人ホープツリー」によると、子どもに死を説明する際には「おばあちゃんは病気と戦っていたけど、病気のほうがすごく強かったから、死んでしまったの。死んでしまった人はもう動けないし、しゃべれないし、ご飯も食べないんだよ」など、発達段階に合ったわかりやすい言葉で伝えることが重要だそうです。子どもを悲しませたくない、混乱させたくないと考えて、「遠くに行っちゃったんだよ」「眠っているんだよ」などと表現する場合がありますが、これはNG。しっかりと「死」という言葉を使って、誤解させないようにすることが大切です。また、公認心理師の横山知己氏によると、身内が亡くなった際の子どもの表現はさまざまで、普段と変わらない・明るく振る舞う・泣き崩れる・攻撃的になるなどがあるそう。しかし、普段と変わらない・明るい振る舞いをしている場合でも、悲しくないわけではなく、子どもなりに死と向き合うために必要な表現をしているとのこと。それを理解し、受け止めてあげることが大切だと言います。子どもと一緒に読みたい「死」にまつわる絵本子どもでも読みやすい「死」にまつわる絵本を紹介します。ぜひ親子で一緒に読み、「死」について考えるきっかけにしてください。『おじいちゃんの ごくらくごくらく』(鈴木出版)作:西本鶏介絵:長谷川義史おじいちゃんと孫の絆を描いた物語です。大切な人の死はとても悲しいけれど、残された人々に何かを与えてくれるものでもあるとわかります。おじいちゃん子、おばあちゃん子の子どもにぜひおすすめしたい1冊。『ミツ』(佼成出版社)作:中野真典作者が愛猫の死を向き合いながら描いた作品です。魂の震えるような絵と、シンプルな言葉の中にミツを思う気持ちが込み上げてくる描写には、痛いほど心打たれます。死だけでなく、“いのち”についても考えさせられる一冊。動物が好きな子ども、ペットと仲良しの子どもに読ませるのもおすすめです。『いつでも会える』(学研)作:菊田まりこ飼い主を突然亡くした犬のシロの視点で、愛する人の死を描きます。懸命に悲しみを乗り越えようとする、シロの姿には胸を打たれること間違いありません。可愛らしいイラストと優しい文章が魅力の一冊です。『だいじょうぶだよ、ゾウさん』(文溪堂)作:ローレンス・ブルギニョン絵:ヴァレリー・ダール訳:柳田邦男死期を悟ったゾウと、それを受け入れられないネズミの話。自分や大切な人の死を受け入れることの難しさや、大切さを教えてくれます。なんとなく他人事としてとらえがちな「自分も家族もいつかは必ず死ぬ」ことを改めて教えてくれる作品です。***子どもの死に対する理解は年齢によって変わっていき、死を受け入れる時の表現方法もさまざまです。いつか必ず向き合う死について、親子で考える機会を作ってみましょう。文/田口 るい(参考)All About|子供が「死を理解する年齢」はいつ?年齢ごとに増していく死の理解All About|親や祖父母など大切な人と死別した子供へのケア方法NPO法人ホープツリー|子どもの発達段階と悲嘆の表現ガン情報サイト|悲嘆、死別、喪失への対処子供と悲嘆
2020年03月28日グザヴィエ・ドランの最新作『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』から、「Hello」のPV以来のタッグとなったアデルの名曲「Rolling in the Deep」が使用されたオープニング映像が到着した。アデルとドラン、2人の天才による最高のコラボレーション実現今回新たに公開されたのは、アデルの名曲「Rolling in the Deep」が冒頭からサビまで贅沢に使われた圧巻のオープニングシーン。ニューヨークの摩天楼をバックに、キット・ハリントン演じる人気俳優ジョンの煌びやかな表舞台を映し出している。ジョンが大勢のスタッフやモデルに囲まれながら撮影をするという、美しきスターの“光”の部分を華やかに描きつつも、アップで映し出されるジョンの物憂げで虚ろな表情がこの後に待ち受けるスターの“影”を予感させる。短い時間でスターの光と影を凝縮させた映像だ。このような贅沢なシーンが実現したのは、アデルがもともとドランの大ファンだったから。過去にドランはアデルからのラブコールで大ヒット曲「Hello」のPVを監督し、その際ドランはアデルからのオファーに関して「アデルから連絡が来た時にはすごく驚いたけど、アデルは僕のデビュー作『マイ・マザー』にすごくインスパイアされていたみたいなんだ」と明かし、「特に主人公ユベールが自身にカメラを向けて語っているモノクロの独白シーンが好きだと言ってくれた。僕もそのシーンが一番好きだったから嬉しかったよ」と語っている。また、アデルも後に「ドランと一緒に仕事をして、いつかドランの映画にも出てみたいと思った!」と本作に強く関心を示しており、自身も出演を熱望していたほど。それを聞いたドランが重要なオープニングシーンにおいて彼女の曲をフルで使用することを決め、2人の再タッグが本作で叶う形となった。「Hello」から約5年の時を経て、再びタッグを組んだドランとアデル。アデルの名曲と、ドランのセンスが光る煌びやかな壮大な映像が織りなす3分40秒は、2人の天才の出会いによって生まれた圧巻のオープニングシーンとなっている。『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』は3月13日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョン・F・ドノヴァンの死と生 2020年3月13日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2018THE DEATH AND LIFE OF JOHN F. DONOVAN INC., UK DONOVAN LTD.
2020年03月11日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「災害関連死」です。直接死を上回る死。明日の我が身の自衛を心がけよう。3月11日で東日本大震災から丸9年経ちます。震災を機に注目されるようになったのが「災害関連死」でした。地震や津波で命を落とすのは「直接死」ですが、その後の長引く避難生活や生活環境の変化により、持病を悪化させたり、孤独死してしまったケースを「災害関連死」「震災関連死」と呼びます。これには自殺も含まれます。自宅で安定した生活をしていれば、たとえば、血圧もコントロールできますが、避難生活を強いられ、おにぎりとお菓子しかない食事が続けば、たちまちコントロールがきかなくなります。避難所から復興住宅や仮設住宅に移り、地域の仲間もバラバラ、家族もなく、隣近所も知らない人ばかりのプレハブ小屋の生活が長引けば、寂しさが募り、お菓子を食べ続けてしまうなどして症状を悪くさせることもあるでしょう。福島で原発作業に携わっていた人のなかには、過酷な労働環境のなか、限られた食生活で長期の作業を強いられ、体調を悪化させた人が大勢いました。震災後、東京大学から志願して相馬中央病院に出向した坪倉正治医師は、「原発事故以降の健康被害といえば、放射線の影響ばかりクローズアップされるが、実際に亡くなった方の原因の多くは、持病の生活習慣病の悪化である」と語っています。令和元年9月現在、福島県では直接死の1613人に対して、災害関連死は2286人と、大きく上回りました。災害関連死で亡くなった方は、地域のコミュニティをまるごと移管して街づくりをするとか、お年寄りを孤立させないよう積極的に声がけをするなど、きめ細かな支援をすれば救えたかもしれません。災害に遭い、幸い生き延びたとしてもその後の環境により死者が生まれていることはぜひ覚えておいてください。災害が起きれば、普段当たり前にできていることがすべて崩れます。水が手に入らず、毎日炭酸飲料を飲むことになるかもしれません。いつもの化粧品や薬、嗜好品が手に入らなくなるかもしれません。家族が孤立をしてしまうかもしれません。普段から近隣の方と挨拶しておくなど、日常を維持できなくなったときのことをイメージして自衛しておくことをお勧めします。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。『わたしは分断を許さない』(監督・撮影・編集・ナレーション)公開中。※『anan』2020年3月18日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年03月11日「冬でも家の中には、湿気の多い、カビの好む場所があります。免疫力の落ちた人がカビを大量に吸い込むと、アレルギーや、ひどいと肺炎を引き起こし、死に至ることもある。ただの汚れと放置しては危険です」こう話すのは、千葉大学真菌医学研究センターで、生活環境や病気を引き起こすカビについて研究する矢口貴志准教授だ。そこで、矢口先生のお話をもとに、冬にも気をつけたいカビが潜む場所や人体へのリスクを解説してもらった。寒い毎日に欠かせないエアコンには、家の中でもっとも危険なカビが潜む。「エアコンのフィルターには、ホコリを好むアスペルギルスという黒カビがよく生えています。大量に吸い込むと、アレルギーはもちろん、免疫力が落ちている人は重篤な肺炎を発症することもあります」このカビの胞子は血液に入って全身に広がることも。脳に回れば、頭痛や意識障害を、肝臓では、肝硬変を起こすこともあり、最悪の場合は死に至るという。「夏から一度も掃除をせずにエアコンを使えば、秋のあいだに繁殖したこのカビを、部屋中にまき散らすことになってしまう。高齢者やがんで自宅療養中の人などが暮らす家庭では、エアコンのフィルターをこまめに掃除して、できるだけカビが広がらないようにしてください」ほかにも、季節は関係ないが、気づかぬうちにカビが繁殖してしまう場所があるという。「石けんカスが飛び散る水道の蛇口や、冷蔵庫にある自動製氷機の給水タンクとフィルターは、こまめに洗わないと、エクソフィアラやオーレオバヂウムなどの黒カビが発生。水や氷とともに、こうしたカビを体内に取り込み続けると、おなかを壊す人がいます。また、ペットの犬や猫に脱毛が見られたら、ミクロスポルムというカビが発生している可能性も。人に感染すると、強いかゆみを伴う湿疹ができてしまいます」最後に、矢口先生はカビから身を守るには、やはり掃除が大事だと教えてくれた。「ホコリや結露を放置しないことです。天井の掃除も忘れないでください。カビの胞子が天井に付着していると、いくら掃除しても、胞子が落ちて、またカビが繁殖してしまいます」健康のためにも、今年の大掃除はカビ退治を忘れずに。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月26日元気に見える人を襲う「急性心臓死」。手遅れになる前に、予兆に気づけば一命をとりとめることができる。そうなる前の、日ごろからの予防も大事になるが……。「現代は飽食の時代ですから、昭和のころに比べて、肥満や高血圧、糖尿病の女性は増えています。とくに女性ホルモンの分泌が低下する50代以上は動脈硬化が進みやすいので、心不全による突然死、『急性心臓死』に注意が必要です」そう話すのは、心臓血管研究所所長で医学博士の山下武志さん。急性心臓死とはどんなものなのか。山下医師はこう語る。「症状が出てから24時間以内に亡くなることを突然死と言いますが、病院に着いたときには、だいたい亡くなっています。診たところ、くも膜下出血などの脳の病気ではないので、原因は心臓にあると判断することが多いのです。そんな急性心臓死につながる不全の原因は、不整脈や弁膜症、狭心症などいろいろ。なかでも、50代以上で多いのは心筋梗塞です」心筋梗塞は、初期の段階で心臓の冠動脈が詰まったり硬くなったりして、心臓のポンプ機能が低下する。そうすると必要な酸素や血液が心臓の筋肉に送られにくくなり、心筋の一部が壊死して発症する。「水道管が少しずつ錆びついていくように、動脈硬化も加齢とともに20~30年かけて徐々に進行していきます。しかし、目立った症状がないことも多く、気づきにくいのです」怖いのは心筋梗塞のリスクが高まっていても、自覚しにくいことだ。そのなかでもわかりやすい予兆を、山下医師が教えてくれた。「心筋梗塞を起こす直前の心臓は、だんだんパワーが落ちてくるんです。そうすると息切れしやすい、歩くスピードが落ちてきた、などの症状が出てきます。これは、心臓の冠動脈が詰まって、十分に酸素や血液が送り込まれなくなっているからですが、『年をとったからだろう』と気に留めない人が多い」さらに心臓の動脈硬化が進むと、血流が悪くなることでむくみを生じたりして、横になるだけで息苦しさを感じたりするようになったりする。尿が出にくくなることもあるという。50代以上で、次のチェックリストにあげたような症状が1つでも当てはまる人は病院で検査を。【1】今まで平気だった階段や坂などを上るときに胸が苦しくなる【2】風邪でもないのに、歩く速度が遅くなった【3】アルコールを飲むと胸が苦しくなることがある【4】足のむくみがある【5】尿がでにくくなった【6】横になると息苦しい【7】これまで感じたことのないような肩の痛みがある【8】押されるような胸の痛み【9】虫歯でもないのに歯に(浮くような)激痛がある【7】~【9】は心筋梗塞の初期症状の可能性もあるので、とくに要注意。「もし、これまで感じたことがないような激しい肩の痛みや、歯や顎が浮くような強い痛みなどがある場合は、すでに心筋梗塞になっている可能性が高い。すぐに病院へ」心筋梗塞を予防する方法はないのだろうか。「心筋梗塞になるリスクが高い人は、心臓の動脈硬化を促進する肥満、高血圧、糖尿病、高コレステロールなどがある人です。こうした要因が1つでも当てはまれば、動脈硬化は進行していきます」このほか、遺伝的な要素も関係しているという。「両親のいずれかが心疾患だったり、それが原因でなくなったりしている人は注意が必要です」大事に至らないためには、日々の暮らしで次のようなことを心がけるとよいそう。「太っている人は体重を減らす。ちょっと息が切れるくらいの運動を週に3回はして、しっかり睡眠をとる。食事は塩分を控えて、お酒は適量に」山下医師は、予防として必ず実践してほしいのが、体重と血圧の管理だという。「毎日測っていれば変化がわかります。ちょっと体重が増えたとしても、次の日に食べる量を減らせば、すぐに元に戻せます。血圧が高めの人は、血圧計を手に入れて1日1回でも、時間帯を決めて自宅で血圧を測定して記録すること。『最近、血圧や脈拍が上がってきたな』と思ったら、その記録を持って医師に相談しましょう」これくらいならいいかと、放置しておかないことが大事だ。「毎年、せっかく健康診断を受けても〈血圧が高めだけど、まだ大丈夫だろう〉〈ちょっと太ったけど、まあいいか〉などと言って、生活習慣を変えようとしない人が多い。これが積み重なると、動脈硬化で心臓が弱っていき、突然死を招きかねません」いつ襲ってくるかわからない心疾患による突然死。手遅れになる前に、ライフスタイルを見直すことから始めよう。「女性自身」2019年12月24日号 掲載
2019年12月16日タイ人男性が充電中のスマホで遊んでいる最中に感電死したと12月2日に報じられた。デイでは充電中のスマホがキッカケで感電死するケースが、この半年で少なくとも4件は発生している。DAILY STARによると今回亡くなったのは、チョンブリー県の28歳男性。57歳の母親が部屋をのぞくと、男性は充電中のスマホを右手で握りしめたまま倒れていた。男性には右手と両前腕に焼け跡があった。母は息子を起こそうと名前を呼び、棒で突いたりしたが反応がなかった。警察に連絡したが、男性は死亡。スマホに感電し、ショック死したと推測されているという。これまでにもタイでは感電死の事件が数多く報告されている。Daily mailによると7月、チョンブリー県の男性(21)が充電中のスマホのそばで眠っていたところ感電死した。股間に血が飛び散り、顔や腕には焼け跡があったと報告されている。また11月には充電しながらスマホにイヤホンを差しサッカーを見ていたサムットプラーカーン県の男性(40)が、さらにチャイヤプーム県では充電中のスマホで遊んでいた女性(17)がそれぞれ感電して亡くなったという。「10月にもチョンブリー県で眠っていた男性(25)が、そばにあった充電中のスマホに感電して亡くなったというケースがあります。タイには安全性の十分でない充電器や電源が少なくありません。またボロボロの充電ケーブルを使い続ける危ない人もいます。ですから、こういった痛ましいことが起こりやすいのです」(現地に詳しい人物)半年で5件も報告されることとなった、タイでの感電死。ネットでは《電話が凶器になるなんて……》《誰の身にも起こりうることだ》と警鐘を鳴らす声が上がっている。
2019年12月05日日本映画界を代表する名優・役所広司が主演を務める日中合作映画『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』。先日、第32回東京国際映画祭でのワールドプレミアでの興奮もまだ冷めやらぬなか、俳優歴41年の役所さんがピッケルを武器に、かつてないバトルを繰り広げる本編映像がシネマカフェにて解禁となった。本作で役所さんが演じるのは、“ヒマラヤの鬼”と呼ばれるヒマラヤ救助隊<チーム・ウィングス>の隊長・ジアン。公開された本編映像には、救助隊員として「人命を守る」という信念を貫いて下山しようとするジアンと、多額の報酬と引き換えに「機密文書の回収」という任務を冷徹に達成させようとするヴィクターとの、壮絶な戦いが収められている。男2人、お互いに持っている武器は登山道具のピッケルのみ。ヴィクターが隠し持っていた銃も、エベレストのあまりの寒さに凍り付いてしまうほどだ。必死の表情でピッケルを振りかぶり、馬乗りになって殴り合ったかと思いきや、鋭利なスパイクの付いたブーツで蹴り合うなど、アクションの応酬で息つく暇もない大迫力の映像は、「これほどスケールの大きい作品は日本では体験できない」と明かす役所さんの言葉通り、まさに日中合作ならでは。俳優歴41年の役所さんにとって、カナダや中国、ネパールといった世界各地で行われた大規模な撮影に加え、ワイヤーやグリーンバックを使用しての本格アクションは今回が初となるが、その鬼気迫る表情はもちろん、動作一つとっても迫真の演技で観るものを惹きつける。そんな役所さんの俳優魂は、世界から集まった共演者たちにも強く響いたようで、先日開催されたワールドプレミアでは、シャオタイズ役のチャン・ジンチューやハン役のリン・ボーホンも絶賛。撮影中、役所さんが27時間もの長時間にわたってワイヤーに吊るされていることがあったという驚愕のエピソードも明かされ話題をさらったが、そんな中でも終始笑顔だったという役所さんの姿勢には、思わずジンチューも「役所さんの現場でのプロフェッショナルな姿勢に、とても感動しました」と感服しきった様子だった。役所さんが文字通り決死の覚悟で撮影に臨み、かつてないほどの白熱のアクションを見せる本作。「各国の皆さんと映画を作ることが出来て、本当に幸せでした。多くの方に、本作が描く美しい自然風景と美しい人間模様を楽しんでいただきたい」と自信を覗かせるように、世界的キャストとの化学反応により新たな魅力を見せてくれそうだ。『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』は11月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁 2019年11月15日より全国にて公開©Mirage Ltd.
2019年11月16日「誕生死」という言葉があるのをご存知ですか? 流産、死産、新生児死亡などを指す言葉なのだそうです。私も長女出産後、二度の誕生死を経験しました。今回は、「子どもを授かり、産む」ということが当たり前ではないと思い知らされた経験をお伝えしようと思います。 2人目妊娠を決意するまでわが家の長女は順調に授かり生まれてきてくれたので、妊娠できることは当たり前だと思っていました。添加物を避け、有機栽培されたものを選ぶなど、体にやさしい食生活を心がけていたことも自信を持つ大きな要因でした。 しかし、長女の育児でヘトヘトに疲れ切っていた私は、2人目のことなど考えられず、「ひとりっ子をじっくり育てよう」と心に決めていました。そんななか、突然夫の転勤が決まり、引っ越した先は3人きょうだいもざらにいるような家庭が多い地域でした。楽しそうにきょうだいで遊ぶ、ほかの家庭の姿を見て、長女はさびしそうな顔をすることが多くなりました。 まさか自分も!? 2人目不妊親戚に子どもがおらず、大人に囲まれて育ったせいか、おませな発言が多い長女のためにも、「子どもは子どもの世界でのびのびと遊ぶべきだ」という思いが強くなりました。そして、長女のためにきょうだいを産むことを決意したのです。 けれど、それまでの考え方に罰が当たったのではないかと思えてしまうほど、赤ちゃんはやってきてくれませんでした。待つこと一年、ようやく授かった命でした。 妊娠という「奇跡」長女のときには気付かなかったけれど、赤ちゃんの心臓の動きがモニターに映し出されるとき、そこには光が見えます。「まさに命の輝きそのものだ」と思いました。 ところが、その輝きは9週間後には消えていました。ついこの前まであって、いきなり消えてしまった、生きたくても生きられなかった小さな命。 「いつ終わるかわらないけれど、せっかくいただいた命なのだから自分が周りにできることを探して一生懸命生きていきなさい」。小さな命にそう教えられた気がしました。 その後、私はもう一度誕生死を経験し、妊娠の奇跡を痛感しました。命について学ぶ機会を与えてくれた2つの小さな命に、改めて「ありがとう」と伝えたいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:楠田りら三児の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はピアノ。
2019年11月12日「はじめて『女性自身』の取材を受けた2年前に比べて、孤独死を『他人事じゃない』と思ってくれるフォロワーの方が増えてきた気がします。『家族が孤独死をした』という経験を持つ方もいらっしゃいました。『自分も気をつけよう』と思ってくれる方がすこしでも増えるように、ミニチュア制作をはじめ、いろんな表現方法で『孤独死の現場』を伝え続けていきたいです」こう話すのは、「遺品整理クリーンサービス」所属の遺品整理人・小島美羽さん(27)。遺品整理とは、自宅やマンション、アパートなどで亡くなった人の遺品のうち、金品や重要書類などを保全し、不要物を撤去する業務。特殊清掃とは、死後、発見が遅れた遺体によって汚れた室内の清掃・原状回復を行う業務のこと。毎年開催されている葬儀業界の展示会「エンディング産業展」に、2016年からミニチュアを展示し始めたところ、彼女が丹念に細部を表現した「孤独死の凄絶な現場」は大きな反響を呼び、入場者が撮影写真をアップしたツイートには1万5千ものリツイートがされるなど、大きな話題となった。小島さんが作成したミニチュアの数々そんな小島さんが、郵便局員の職を辞して遺品整理人になることを決心したのは、実の父親の死がきっかけだったと振り返る。「高校2年生の冬、母や私と別居して昼間から飲んだくれていた父が、孤独死寸前の意識不明の状態で発見されました。知らせを受けて病院にかけつけた私は、幼いころの父との記憶が頭を駆け巡った。そして思ったのは、『死の直前になってその人の大切さがわかっても、遅いんだ』ということでした」54歳での父の臨終を看取った彼女は、自身の経験を活かして「孤独死した方のご遺族に寄り添いたい」と願い、反対する母を押し切って15年に特殊清掃の職に就いたのだった。年間でおよそ3万人が孤独死するといわれる日本で、彼女は年間150件ほど孤独死現場の特殊清掃に出動している。その経験則から、私たち自身が、そして家族が「孤独死しないため」の対策を教えてくれた。現在では現場で得た教訓を伝えるためにイベント活動にも参加しているという【1】風呂場と温度差がある脱衣所や、トイレは暖める「ヒートショック(=心筋梗塞や脳卒中などを起こす要因となる急激な温度差による影響)は、寒い脱衣所と熱い湯船の温度差が引き金になることが多いといわれます。同じくトイレもこれからの冬場は危険。トイレでの孤独死の現場では、暖房便座のコンセントが入っていなかったり、便座カバーがなかったりというケースもみました」【2】近所の人にあいさつする「和室での孤独死のミニチュアは、晩年は独居生活だった父が好きだったワンカップをテーブルに置きました。近隣の方と会話がないと、いざというとき助け合えません。せめてすれ違うときに、あいさつくらいはかわしてほしいんです」【3】銭湯やデイサービスなどを利用する「毎日、必ず顔を合わせるような人がいれば、1日でも顔を見なければ『あの人どうした?』と心配してくれるものです。まったく予期できないのが孤独死ですが、他人事ではないということを繰り返しお伝えしたいです」そう話す小島さんが「5カ月間、仕事終わりに毎晩すこしずつ書き溜めた」という初の著書『時が止まった部屋 遺品整理人がミニチュアで伝える孤独死のはなし』(原書房)は、現在、全国の書店で発売中だ。
2019年11月04日「日本では、年間で3万人もの方が“孤独死”しているといわれています。誰にも看取られず自宅で亡くなり、死後、発見されるまでに日数が経過してしまった状況が孤独死。でも、メディアで取り上げられる場合、現場の写真はモザイク処理をされ、大事な『現実』が隠されてしまいます。年間でおよそ150件の孤独死の特殊清掃に出動している私は、『孤独死は誰にも起こりうるものだ』ということを伝えたくて、現場のミニチュアづくりを始めたんです」こう話すのは、「遺品整理クリーンサービス」所属の遺品整理人・小島美羽さん(27)。遺品整理とは、自宅やマンション、アパートなどで亡くなった人の遺品のうち、金品や重要書類などを保全し、不要物を撤去する業務。特殊清掃とは、死後、発見が遅れた遺体によって汚れた室内の清掃・原状回復を行う業務のこと。毎年開催されている葬儀業界の展示会「エンディング産業展」に、2016年からミニチュアを展示し始めたところ、彼女が丹念に細部を表現した「孤独死の凄絶な現場」は大きな反響を呼び、入場者が撮影写真をアップしたツイートには1万5千ものリツイートがされるなど、大きな話題となった。そのミニチュアは、よく見るとゴミ屋敷のように床面をビニル袋が占拠して虫が這っていたり、布団が赤黒く染まっていたり、湯船からはどす黒い液体がこぼれていたり……かなり衝撃的な描写なのだ。17年に初めて本誌がインタビューした際、小島さんは次のように語っていた。《孤独死の発見が遅れれば、夏場なら死後1週間もすれば腐敗して、畳や床が人の形のシミになってしまいます。そんな状況をリアルにお伝えしようと制作したミニチュアについて、「ディテールがすごい!」と投稿してくれたツイートには、「お気に入り」もたくさんつきました》そして、今日現在、彼女が手掛けた作品は9点にのぼる。代表的ないくつかを彼女自身が解説する。まずは、風呂場のミニチュアから。「冬場に浴槽の中で亡くなった方の現場を再現しました。発見されるまでの2カ月間、追い焚き機能で温かいままでしたので、腐敗がすごく進んでしまっていました。皮膚や内臓は骨から分離してしまって、お湯に溶け込んでしまうため、湯が『血の色が濃くなったような』色になっているんです」次は、大量のゴミ袋で山のように埋め尽くされた“ゴミ屋敷”。「ゴミ屋敷の主は、失恋やリストラなど、大きなショックで生きる気力を失ってしまったり、脱力してしまった方が多いんです。そして、こんな現場につきものなのが、巨大なゴキブリ。ある現場では1千匹ものクロゴキブリに囲まれてしまい、さすがにトラウマになってしまいました……」ゴミ屋敷は、職業などの理由で、時間的に余裕がないことも関係しているのではないかと小島さんはみている。「ゴミ屋敷の現場は、孤独死だけでなく、住人ご自身がゴミ処分を依頼されるケースも多い。弁護士、接客業、看護師、タレントの方などさまざまですが、共通項は『激務に追われてエネルギーを使い果たしている』こと。『今日は疲れているから明日掃除しよう』『休日に一気にやろう』が積み重なり、徐々に追いつかなくなってしまう人がいれば、勤務シフト上、朝の早い時間のゴミ出しができずに、ため込んでしまう人もいます。誰の家でも、ゴミ屋敷になりえるんです」この8月には初の著書『時が止まった部屋 遺品整理人がミニチュアで伝える孤独死のはなし』(原書房)を出版した小島さんが、最後にこう言う。「フォロワーの方の反応をみていると、2年前に比べて、『孤独死は他人事じゃない』と思ってくれる方が増えてきた気がします。テレビなどではカットせざるを得ない内容も、本では表現できましたので、一人でも多くの方に『自分も気をつけなきゃ』と思っていただけたら嬉しいですね」
2019年10月31日俳優・役所広司主演の日中合作映画『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁 Wings Over Everest』が、11月15日に公開を迎える。メガホンを握るのは、本作でデビューを飾るユー・フェイ監督。役所はなぜ、無名新人監督のオファーを受け、危険を伴う山岳アクションに挑んだのか。標高8,848m・氷点下83度、過酷な環境下にある世界最高峰・エベレスト。役所は、ヒマラヤ救助隊「チーム・ウィングス」を率いる隊長・ジアンを演じ、飛行機の墜落現場に残された重要機密文書を巡って、デスゾーン(危険地帯)に身を投じた隊員たちが異常事態に巻き込まれる様を描く。ユー・フェイ監督は、過去に北極と南極を制覇し、ヨーロッパアルプスの最高峰・モンブラン、さらには標高8,163mのヒマラヤ山脈マナスルも完登した猛者だ。フランスのゲーム会社・Gameloftの中国グローバル副総裁として数々の人気作をプロデュースする中、「中国ではまだ誰もエベレストを題材にした映画を作ったことがなかった」「昔から憧れている映画のテーマ」などの理由から創作に着手。16年間務めていた同社を離れ、所有していた株をすべて売った資金で映画会社・Mirage Filmを設立した。脚本執筆開始から映画完成に至るまで約4年を費やし、中でも「世界の半分を旅してでも、映画に最適な人を見つけたい」とキャスティングに並々ならぬこだわりがあったというフェイ監督。その後、プロデューサーとして加わった名匠テレンス・チャンが「世界で一番優秀な役者の一人」として役所の名を挙げ、フェイ監督も『十三人の刺客』(2010)、『失楽園』(1997)、『うなぎ』(1997)などで感銘を受けていたことから、役所へのオファーを決意する。約1カ月をかけて日本語に翻訳された脚本は、「これほどスケールの大きい作品は日本では体験できない」と役所の心を動かす。「中国と日本、ひいてはアジアが映画を通して交流し、同じ映画人として友情を深めていきたい」と常日頃から抱いていた役所にとっては絶好の機会で、脚本から伝わった「今まで経験したことがないアクション映画」と向き合った結果、「ぜひ俳優として挑戦してみたい」と決断したという。役所との打合せを「とても楽しかった」と振り返るフェイ監督。「オーラがあるが全然威圧感がなく、優しいお方でした」とその人柄に惚れ込んだようで、「撮影の最初から最後まで、彼は新人監督としての私を支え、信頼と広い心を与えてくれた」と感謝の言葉を送っている。(C)Mirage Ltd.
2019年10月29日あずみきしの累計300万部(電子書籍含む)を超える大ベストセラー漫画「死役所」が、この秋、テレビ東京系でドラマ化されることが決定。主人公は「TOKIO」松岡昌宏が演じ、ドラマビジュアルも到着した。原作は、あずみきし氏のデビュー作。小学2年生から通算40作、計1300ページ以上の投稿を続け、漫画家のアシスタントや市役所の臨時職員として勤務、その経験から本作の構想を練ったという。本作は、この世を去った者たちが最初に訪れる、あの世の市役所ならぬ“死”役所が舞台。ここは、自殺・他殺・病死・事故死など様々な理由で亡くなった者たちの行き先を決める手続きをする場所。死役所の総合案内で働く職員・シ村は、次から次へと現れる死者に「お客様は仏様です」と慇懃無礼な態度で対応。彼らはどう生き、どう死んだのか。壮絶な生前の姿が死者の申請書から次々とあぶり出されていく…。罪無き者は、天国へ。罪深き者は、地獄へ。あるいは――。また、シ村を取りまく職員たちも一筋縄ではいかない癖のある者たちばかり。実は、死役所の職員たちもまた隠された秘密が――というストーリー。主演の松岡さんが演じるのは、「死役所」で働く職員、シ村。ミステリアスで強烈な魅力を持つ闇の深い主人公。その貼り付いたような笑顔からは想像ができない壮絶な過去や、冷徹な表情を時折見せる。原作を読み、「非常に興味深い作品であった」と語る松岡さんは「『どういう表現をしたらおもしろくなるかな?』というアイデアが自分の中で何個か浮かびました。『どのパターンで行こうか?』というのを考えられる楽しみがあるドラマだなと思い、『演者にとってやりがいのあるお仕事なのでぜひ!』という形で受けさせていただきました」とオファーを快諾した理由を明かす。また、演じるシ村については「亡くなった方特有というのか、血が通っていないという部分が非常にミステリアスです。そこに魅力があるなという。今まで意外と血が通った、熱血漢な役が多かったので、ある種新しい境地ではあるのかなと思っています。まあ『女装』という新しいパターンもありましたが(笑)」とコメント。そして「『お客様は仏様です』。僕は原作で軸となるシ村のこのセリフを相当練習しました。もう20パターンぐらいやって、やっと『これでいこう!』という自分の中でしっくりくる言い方を見つけました。この言葉は、キャッチコピーであり、サブタイトル。漫画の原作タイトルである『死役所』というのが中心にあり、例えばドラマタイトルとして『死役所~お客様は仏様です~』とつくような。それぐらい大事な言葉です。ぜひ仏の目で見てやってほしいと思います。優しい気持ちでご覧ください」と視聴者へメッセージを寄せている。なお、監督は、「探偵が早すぎる」湯浅弘章や、「大恋愛~僕を忘れる君と」の棚澤孝義、「恋のツキ」の酒井麻衣、そのほか松本花奈、蔵方政俊ら。脚本は「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」の政池洋佑が担当する。「死役所」は10月、毎週水曜日深夜0時12分~テレビ東京ほかにて放送予定。(cinemacafe.net)
2019年08月20日彼氏をたまにはドキドキさせたいなとか、もっと愛されたいな・・・と考えている女性もたくさんいるはずです。そんな時は、言葉の力を借りて彼の心を動かしてみましょう。あなたが彼の言う言葉にドキドキするように、彼もあなたの言葉に救われたり癒されたり、愛しさを感じる瞬間があります。ところどころで彼にステキな言葉をかけてあげれば、彼にもっと愛されるようになると思いますよ!彼があなたを愛おしくて仕方がなくなるような言葉を今回は幾つかご紹介します。「○○君って本当に格好良いよね」女性は、男性に「可愛いね」と言われても「またまたぁ」と言葉の裏を読み取ろうとしたり、素直に受け取れない事も多いと思います。でも、男性はこのようなストレートな表現が大好き。しかも、自分の大好きな彼女からこのような言葉を言われると嬉しくてたまらない気持ちになるようですよ!言うタイミングとしては、彼とデートをしている最中に不意に伝えるのがベスト。全く違う話をしている時でも構いません。彼の顔をジーッと見つめた後「○○君て本当格好いい」と最高の笑顔を見せましょう。「何を急に」ときょとんとされても、気にせずにその後手を握ったり、彼にスキンシップを求めたりすると愛しさが伝わるので、より効果的です。「○○君・・・本当にお仕事頑張っているよね」彼が仕事でぐったりしている時にはこのような言葉をかけてあげると、救われたような癒しを感じ、彼は貴女をより愛おしく感じます。男性の社会って縦社会で上司からの圧力があったり、部下の面倒をみなければならなかったりと結構キツイものなんです。そんな時に「頑張っているよね」という言葉をかけられると、「俺のこと解ってくれるのはお前だけだよ」と涙が出るほど嬉しい気持ちに。もっと、彼をキュンキュンさせたいのなら、「私、あんまり普段人の事を褒めないけど」と付け加えた上で、「今日は素直に頑張ってるなって感じたから褒めてあげたい」と彼の頭を撫でながら言ってみましょう。普段、あまり褒めない人が褒めてくれたという特別感が加わるので、彼の気持ちをより癒すことが出来ます。「いい?」疑問系で気持ちを伝えられる言葉男性は、女性に疑問系で会話をされるとキュンキュンしてしまうといわれています。例えば、「○○して欲しいんだど・・・だめ?」「もっと一緒にいたい・・・いいかなあ?」「キスしたい・・・いい?」というような言葉を上目遣いで言われるのがたまらなく好きなのです。彼にお願いをする時には、このように最後を疑問系にして伝えるとお願いを聞いてもらいやすくなります。甘えベタな女性も、この疑問文形式を取り入れれば、自然に男性に甘える事もできますし、可愛い自分を演出することも可能になりますよね。彼が簡単に叶えられそうなお願いごとをする時に使うのがポイントです。「おはよう、おやすみ、こんにちは、ありがとう、ごめんなさい」この5つの言葉をしっかり言える女性は、男性の心を動かす事が出来ます。小さい頃から当たり前のように使っている言葉なのですが、大人になるとちゃんと言える人が少なくなってしまうのはナゼなのでしょうか。付き合いが長くなっている彼に対して「おはよう」と笑顔で挨拶したり、「ありがとう」「ごめんなさい」をちゃんと口にして伝えると、いつもよりしっかりとした大人な雰囲気を感じさせ、マンネリ打破にも繋がるようですよ。男性は、このような当たり前の言葉を女性がちゃんと言えるかどうかをお付き合いの基準にしている事もあるので、今までちゃんといえなかった女性も、今日から伝えてみると二人の関係がよりよくなるかもしれませんね。「最高においしい!」彼と一緒に食事に言った時、ちゃんとおいしさを伝えられる女性は愛されます。「おいしい」と言葉にするのは簡単かもしれませんが、それを相手にどれだけ伝えられるかは女性の腕にかかっていると言えるでしょう。伝え上手な女性は、「おいしい」というだけじゃなく、口に入れた瞬間目を閉じて体を震わせながら「ん〜〜〜〜」と叫んだり、彼氏の手を握って「本当においしいよね」と同意を求めながら喜んだりするみたい。人間は動物の本能を少なからず持っています。男性も、好きな女性に対して食事で喜ばせて気を引きたいという本能が残っているので、食事をおいしそうに食べている姿にキュンキュンしてしまうんですね。おいしそうに食事をした後にレストランを出た後にもダメ押しのひと言。「こんなおいしいお店を知っているなんて○○君すごいね」と褒めちぎりましょう。今回の言葉はどれもコレも男性がキュンキュンしてしまうものばかり。このような言葉を状況に合わせて使っているうちに、彼の中に「気持ちを上手に伝えてくれる素直な子」という印象も残るので、より愛されるようになります。男性は、無邪気な子供のように心を見せてくれる女性が大好き!恥ずかしがらずに、彼に言葉で沢山のキュンをプレゼントしてあげてくださいね。written by 亀ぱんだ
2018年12月31日「Laline」よりクリスマス限定セット登場イスラエル発の死海コスメブランド「Laline(ラリン)」では、2018年のクリスマス限定コレクションとして「グリッタードリームセット」(税抜8,000円)を発売。2018年11月16日(金)より販売を開始する。気になる中身は?「グリッタードリームセット」にはボディソープ、ボディローション、さらにオリジナルのグリッターシャワーバッグがセットになっている。「シマリングシャワージェル」はキラキラのグリッターが入ったジェルタイプのボディ用洗浄料。アロエベラなどの天然由来成分で、肌に潤いをチャージしてくれる。また「ボディローション」は、みずみずしい使用感で肌にスッと馴染むアイテム。ボラージオイル、ホホバオイル、アロエベラ・カレンデュラエキスといった数種の植物由来成分で、しっとりツルツルの仕上がりだ。いずれの商品も香りは「バニラピンクペッパー」。甘いバニラの中にピリッとスパイシーなピンクペッパーを利かせた洗練された香りだ。心地よい香りに包まれて、ボディケアの時間を格上げしてくれるだろう。同セットはクリスマス限定、この時期にしか手に入らない限定商品。大切な人へのギフトとしてはもちろん、日頃忙しい毎日に追われる自分へのご褒美としていかがだろうか。無くなり次第販売終了となるので、気になる方はお早めに。【参考】※Laline JAPAN株式会社のプレスリリース
2018年11月14日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「尊厳死と安楽死」です。超高齢化社会の日本の今後の課題。徹底した議論を。今年の1月、評論家の西部邁さんが入水自殺をした際、知人の2人が自殺の手助けをしたとされ、自殺ほう助の罪に問われ、逮捕されました。西部さんは生前、老齢で病気になり家族に迷惑をかけたくないと思う人間が、自分の裁量で死ぬという選択があってもよいのではないかとおっしゃっていました。橋田壽賀子さんも昨年、『安楽死で死なせてください』という著書を出され、物議を醸しました。尊厳死とは、回復の見込みがなく苦痛を伴う状態にある場合、延命措置を断り最後は自然死を迎えるというもの。安楽死には、薬物を投与したり、延命治療を途中でやめる「積極的安楽死」と、延命治療を行わない「消極的安楽死」がありますが、線引きは曖昧です。現在、日本では安楽死は認められていませんが、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、スイス、カナダ、アメリカの一部では認められています。オランダでは2002年に安楽死を法制化し、通常の医療行為として、保険が適用されているそうです。認められる条件は、本人の自発的な要求のほか、改善の見通しがない、安楽死以外の解決策がない、安楽死の担当医以外の医師の診断などです。2016年には6091人の人が安楽死を選択。7割が末期ガン。あとは高齢者や認知症患者などが占めていました。超高齢者がますます増える日本にとって、終末期医療・ケアは大きな課題です。厚生労働省は3月に「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」を改訂しました。本人の意思を尊重するのは大前提ですが、本人が意思決定できなくなる前に、家族や医療・介護従事者が連携をとって方針を繰り返し話し合い、文書にしておくことを勧めています。尊厳死、安楽死は難しい問題です。治る見込みがなく、毎日苦痛を伴いながら家族を犠牲にして生き続けるのは確かに辛い。しかし、生きることを前提に作られている社会で、死を自ら選択できることになれば社会不安を起こします。また、弱者は切り捨ててよいという発想にもなりかねません。人生100年時代、社会でも家族間でも徹底して議論する必要があるでしょう。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。新刊『堀潤の伝える人になろう講座』(朝日新聞出版)が好評発売中。※『anan』2018年6月13日号より。写真・中島慶子題字&イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年06月09日俳優の役所広司主演で現在公開中の映画『孤狼の血』の続編が東映にて製作されることが25日、明らかになった。同作は第69回日本推理作家協会賞受賞、『このミステリーがすごい! 2016年版』国内編3位に輝いたベストセラー小説を実写映画化。昭和63年を舞台に、広島の刑事・日岡秀一(松坂桃李)と、暴力団との癒着を噂される刑事・大上章吾(役所)が担当した、金融会社社員失踪事件の捜査から、対立する暴力団組同士の抗争が激化していく。役所をはじめ、松坂桃李、真木よう子、中村倫也、中村獅童、竹野内豊、音尾琢真、ピエール瀧、石橋蓮司、江口洋介など日本を代表する豪華キャストが集結し、「新たな東映やくざ映画の金字塔」と言われ、映画公開前から業界内で話題に。公開後も多くの賞賛を受け、続編に向けて撮影スタッフ・キャストの調整に入っていることが明らかになった。続編の物語のベースとなるのは、原作の続編でもある『凶犬の眼』(KADOKAWA刊)。東映としては映画『孤狼の血』のスタッフ・キャストの続投を熱望しているという。代表取締役社長 多田憲之氏は「『孤狼の血』は東映らしい作品となりました。このジャンルの映画を続けていかなくてはならないと思い、続編の決定を致します」と宣言した。○役所広司コメント続編は、第一作を遥かに超えるいい作品を期待しています。今後、色んな監督、脚本家、俳優たちがこのジャンルの映画で魅力が発揮される時代が来ると日本映画に活気が出るのではないでしょうか?○柚月裕子コメント「荒磯に波」の東映△マークを見るだけで、心が震えました。続編は望外の喜びです。持てる力すべてを注ぎ込んでくださった 東映とスタッフ、劇場に足を運んでいただいた観客の皆様には、感謝の言葉しかありません。あの狂熱と恍惚を、再び期待しております。
2018年05月25日公開初日を迎えた映画 『孤狼の血』の舞台あいさつが12日、東京・有楽町の丸の内TOEIで行われ、役所広司、松坂桃李、江口洋介、真木よう子、ピエール瀧、音尾琢真、中村倫也、阿部純子、白石和彌監督、原作の柚月裕子、原作の柚月裕子が登場した。映画 『孤狼の血』の初日舞台あいさつに登場した役所広司、松坂桃李(左から)主演の役所広司らキャスト陣と白石和彌監督らが勢揃いして行われた初日の舞台あいさつ。今年で俳優生活40周年を迎える役所は「ギリギリ体力が持ったかな? という作品に40周年に出会えてとても幸せでした」と感激しきりで、タッグを組んだ松坂に対して「松坂くんの40周年の時は全裸で仕事しているんじゃないでしょうかね(笑)」と『娼年』で濡れ場を披露したことを揶揄して笑いを誘う場面も。それに応じた松坂は「今回はそういうシーンないですから(笑)」と先輩のイジりに苦笑いを浮かべるも、「今年で30歳になる節目の年で『孤狼の血』という作品で皆さんとお仕事ができ、僕の中では忘れられない作品というか特別な作品になりました」と役所をはじめとするキャスト陣と白石監督に感謝した。役所と松坂は、劇中で対照的な刑事役でタッグを組み、共演シーンも多い。役所が「繊細に自分の役をラストシーンまで積み重ねてくれて、ちゃんとしたプランを持っている素晴らしい役者さんだと思いました。真っ直ぐな眼力で、共演者としても頼もしい俳優さんですよ」と松坂を絶賛。一方の松坂は「役柄的にバディという関係性もあって、勝手に親のような師匠のような、それこそ大先輩のような、色んなものが混ざっていました。でも最終的に感じたのは、やっぱり大きくて分厚く遠いな、とすごく感じましたね」と話すも、「つくづくやって良かったという思いがあります」と本作の出演は松坂にとってかけがえのない時間だったようだ。その役所と松坂が演じ刑事と対峙する極道役の江口。意外にも仁義を通す昭和的な極道役は本作が初めてだという。「見たことがない映画というか、こういうバイオレンスって意外に日本では描きづらい状況になっていると思います。もしかしたら、今の世の中からするとこういうやくざ映画は時代劇になるのかもしれません。そういう意味では新しい突破口になってひりひりするようお芝居をやれるきっかけになりました」と振り返った。第69回日本推理作家協会賞受賞、『このミステリーがすごい! 2016年版』国内編3位に輝いたベストセラー小説を実写映画化した本作。昭和63年の広島を舞台に刑事・日岡秀一(松坂)と、暴力団との癒着が噂される刑事・大上章吾(役所)が担当した、金融会社社員失踪事件の捜査から、対立する暴力団組同士の抗争が激化していく。
2018年05月12日映画『孤狼の血』の完成披露試写会が4月25日(水)、都内にて開催され、主演の役所広司、出演の松坂桃李、真木よう子ら12名が豪華集結した。同作は、<警察小説×『仁義なき戦い』>と評される柚月裕子氏のベストセラー小説を、白石和彌監督が映画化。昭和63年の暴力団対策法成立直前の広島の架空都市を舞台に、刑事、やくざ、そして女が、それぞれの正義と矜持を胸に、生き残りを賭けて戦う姿を描く。■役所広司、松坂桃李、真木よう子らの出現に銀座騒然!イベントには、役所さん、松坂さん、真木さんのほか、出演の竹野内豊、江口洋介、ピエール瀧、阿部純子、中村倫也、音尾琢真、伊吹吾郎、白石和彌監督、柚月裕子氏(原作者)が出席。舞台挨拶の前には、正装姿の一同が専用トラックで銀座の街に出現し、詰め掛けたファンを熱狂の渦に包み込んだ。■松坂桃李、役所広司との共演は「何よりの宝です」舞台挨拶では、マイクを持った松坂さんは「自信を持ってお届けできる作品です。最後まで楽しんでいってください」と目を輝かせた。松坂さんは劇中では役所さんと共に刑事役を演じており、「警察の役をやったというより、僕は役所さんとバディを組ませてもらったことが本当に、何よりの宝です」と撮影を振り返った。劇中では、役所さんが演じる大上刑事のzippoライターが登場するそうで、松坂さんは「今回、この作品で、役所さんのライターがあるのですが、それをもらったのです」とタキシードのポケットからzippoライターを取り出した。「まだ観ていない方はどういうことかはわからないと思うのですが、きっと観終わったときには、『うわあ、うらやましい』と思うような濃厚な関係性の中でやらせてもらえたことは僕の中では宝物でした」と役所さんとの共演に歓喜。■役所広司、松坂桃李を絶賛…真木よう子は男たちの熱演に羨望役所さんも「今回はほとんど一緒のシーンが多かったので楽しかったです。共演者として頼もしい俳優さんで、素晴らしい俳優さんだと思いました」と共演を振り返りながら、松坂さんを絶賛した。警察やヤクザ関係者たちが常連客としてやってくるクラブのママ役を演じた真木さんは、警察やヤクザ関係者がオールキャストで会するシーンがあったことを告げ、「それを間近で見ていて、『かっこいい』と普通に思ってしまいました」と心境を紹介。「私も男性だったらやりたいなと思うくらいすごくかっこいい男性たちばかりだったので、羨ましさもあり、すごくかっこいいなと思っていました」と男性キャストたちの熱演にすっかり心を奪われた様子だった。イベントの最後にマイクを持った役所さんは、「白石監督と会ったときに、『元気のある日本映画を作りたいな』ということを言っていまして、僕たちキャストも、スタッフも、何とか元気のある映画を作ろうと頑張りました。ヤクザ関係のキャストの人たちは普段はちゃんとした社会人みたいな顔をしていますけれど、根が不良ですから、伸び伸びとヤクザを演じていらっしゃいました。真木さんも、阿部さんも、華を添えてくださって、僕と松坂君は刑事で、“正義の味方”をやっています!」と声を弾ませた。『孤狼の血』は、5月12日(土)より全国にて公開。(竹内みちまろ)■関連作品:孤狼の血 2018年5月12日より全国にて公開ⓒ 2018「孤狼の血」製作委員会
2018年04月25日「過労死」で数が減少し続けている蜂のための“エナジードリンク”がポーランドで開発された。蜂たちが労働を続けてくれなければ死んでいくのは人間なのだから、これは他人事ではない。Photo by Massimiliano Latella約20兆円相当の自然界の巨大ビジネスと、過労死する蜂たち食料を作るのには虫や動物がいなくなちゃならない。スーパーの棚に並ぶ食料を買っていると忘れがちだが、他の生物なしに私たち人間は生きてはいけない。特に蜂は地球上の90%の自然植物の存続に関わっているといわれている。受粉を「ビジネス」として考えれば、送粉者として約20兆円の利益を生み出しているのが蜂である。しかしその数は年々減少。もちろん、現実問題「蜂が行なっているビジネス」がなくなれば経済的な大損害だけでなく、それは食料確保の問題で、人類の存続に関わってくるだろう。(参照元:Bee Saving Paper)この問題に目をつけたポーランドの広告やメディアの代理店 Saatchi & Saatchiは、都心の蜂を救う活動をしているCity Beeとタッグを組み、昆虫学のエキスパートと職人の力を借りて「Bee Saving Paper(ビーセイビングペーパー):蜂を救う紙」を開発した。この生分解性紙にはベタつかないように加工された蜂にエネルギーを与えるブドウ糖が含まれている。このブドウ糖は蜂の大好物の植物ハゼリソウから取り出されたものだ。また、この紙には水からできたUV塗料に覆われた蜂だけが見える円上の模様が施されており、それが蜂の休憩所の目印となる。▶︎オススメ記事・もう食品ラップはいらない。ハチの力を借りて作られる「1年間、何度も使えるラップ」。・19店目:日本初上陸。増粘剤や安定剤など“余計なもの”を一切入れない、超オーガニックアイスクリーム Three Twins Ice Cream| フーディーなBi編集部オススメ『TOKYO GOOD FOOD』All photos via Bee Saving Paper unless otherwise stated. Text by Noemi MinamiーBe inspired!
2018年04月10日《人にはそれ抜きにして自分を語れない決定的な「時」があるのだと思う。私の場合、夫の死だった。悲しかった。絶望しかなかった。それでも、私は喜んでいる私の心も見つけてしまった。悲しみは悲しみだけじゃない、そこに豊穣がある、と気づいた。このことを書かずに私は死ねないと思ったーー》(『文藝春秋』3月号より) 第158回芥川賞を受賞した若竹千佐子さん(63)は“受賞のことば”として、こう綴っている。子どもを育てあげ、夫も看取った74歳の主婦「桃子さん」が、老いや孤独を抱えながら、新しい世界を歩んでいくさまを描いた受賞作『おらおらでひとりいぐも』(河出書房新社)は、50万部を超えるベストセラーになっている。 若竹さんがデビュー作となる同作品を書くことになったきっかけは、8年前に自営業を営む夫を突然亡くしたから。絶望のどん底にいたときに、彼女の長男が勧めてくれたのが「小説講座」だったという。 「若竹さんにとっては、小説講座に通い、文章を書くことで、死別による絶望感や孤独感から一歩踏む出すことができたのでしょう」 そう語るのは、埼玉医科大学国際医療センターで、遺族の悲しみに耳を傾ける「遺族外来」を開設している大西秀樹教授(57・精神腫瘍科)。 「核家族化と少子高齢化が進み、以前より人間関係が狭く濃くなっています。それだけに配偶者や家族、親しい人との死別は悲しみが深く、心身にストレスがかかります。その心の傷が消えることはありません。しかし、大切なことは、悲しみと折り合いをつけて、愛する人のいない世界に適応しながら人生を送ることなのです」(大西教授・以下同) 大切な人を失って、悲嘆が深刻化し、無力感で先に進めない人は少なくない。死別後には、うつ病の発症率と自殺率が高まり、心臓病の発症率が上昇するという。 「夫婦仲がいい人ほど、死別のつらさが大きいと考えられていますが、夫婦仲がいい方はもちろん、特段仲がよくなくても、配偶者の死別による悲しみに打ちひしがれて、立ち上がれない人は多いのです」 大西教授は“配偶者の死別による空虚感”について、こうアドバイスする。 「死別の悲しみが消えることはありませんが、人は必ず『成長』をします。どんなにつらい目に遭っても、それを乗り越えて、自分で解決していく力があるのです。ただ、愛する人がいない人生に適応できるまでの時間は、人によって異なるので、決して焦らないでいただきたい」
2018年03月28日歌手のmisono(33)が4日に更新したブログで、自身が死に至る可能性もある大病を患っていたことを明かした。 misonoは「海外inバリ島(2/1〜2/5)」と題したブログを投稿。2月初めにインドネシアのバリ島へ旅行してきたことを報告した。現地での出来事や感じたこと帰国後、自身の考え方に変化があったことが綴られていた。 その中で、「2018年1月の時点で、病気は完治してたんだけど…人生において初めて!『もし悪化したら死に至るから、出来るなら今すぐ入院して下さい』と言われる程の病になりまして…」と大病を患っていたことを告白。 misonoはレギュラー番組が全てなくなったタイミングでもあったとし、「昔なら『どうなるんだろう』って不安になったり『どうすればいいんだろう』って落ち込んだりして、家に1人で引きこもってただろうけど」と不安な気持ちを明かした。 しかし、「『人生で初めて』海外に旅行しまくっていて!“丸々1ヶ月間のオフ”も“体調不良”も、必ず『意味&理由があった』んじゃないかな?」「『もういいんだよ』『休みなさい』って言われてる気がして!だから“今後”が、楽しみでしかなくて(笑)」と、現在は前向きな気持ちであることを伝えた。 最後にファンに対し「2018/1/6.7で「ミモラ(※編集部注:misonoファンの総称)は解散」という形をとってしまったけど。どうか『幸せであって〜好きにして〜自由でいて〜気にしないで〜』下さい」と呼びかけた。
2018年03月06日『三度目の殺人』の役所広司が、第41回日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞を受賞。これまで幾多もの最優秀賞を受賞してきた役所さんだが、助演男優賞における最優秀受賞は初となった。役所さんは、「もしかしたら…っていう気持ちはあったんですけど。本当に感謝しなければいけない。是枝監督、ありがとうございました」と微笑みをたやさず、檀上から是枝裕和監督に語りかけた。助演男優賞には、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』より西田敏行、『家族はつらいよ2』の西村雅彦、『探偵はBARにいる3』の松田龍平、『武曲 MUKOKU』の村上虹郎、そして、『三度目の殺人』と『関ヶ原』の2作品より役所さんが選出・受賞され、その中から『三度目の殺人』での受賞となった。役所さん自身、初めての是枝組参戦となった『三度目の殺人』では、殺人の前科があり、解雇された工場の社長を殺害したとされる容疑者・三隈を演じた。7回にわたる接見室でのシーンでは、供述を二転三転させ、事件の闇深さを体感させた。初の是枝組について、役所さんは「本当にずっと作品のファンで、どうやって撮影しているのか、現場を1回見てみたい、出てみたいと思っていました。だから、やっと叶った。監督の粘り強さはすごかったですね」と述懐。是枝監督も、「今回は僕も念願叶ってご一緒できて。本当に目の前で役所さんが演じているのを見ながら、“演出って何だろう”と考えさせられてしまうくらい、僕が脚本に書いたもの以上を提示されているので、見逃さないでいるので精いっぱいでした。本当に勉強になりました」と名優に言葉を尽くした。受賞スピーチにおいて、役所さんは「映画の仕事をさせてもらってから随分たちますけど、アカデミー賞の会場に来ると、素晴らしい監督やスタッフの人たち、日本映画を支えてきた人たちに会うのが楽しみで。影響を受けたり、教えられたり、真似をして日本映画の中でずっと働かせてもらっています」と、自身の道のりとともに映画業界への愛情を表現。「今回は、本当に素晴らしい賞をいただきまして、ありがとうございました。今度の映画では、福山さんとの芝居が多くて、本当にふたりで作り上げました、感謝したいと思います。年を取ってきましたけど…(笑)、この賞をきっかけに、これからも、もうしばらく頑張っていこうと思います」と、変わらず俳優として歩んでくれることを約束した。(cinamacafe.net)■関連作品:三度目の殺人 2017年9月9日より全国にて公開© 2017フジテレビジョンアミューズギャガ
2018年03月02日満島ひかりが『夏の終り』以来、4年ぶりに単独主演を務める『海辺の生と死』。作家・島尾敏雄の私小説「死の棘」のモデルにもなった若き日の妻・ミホとの愛を、満島さんと永山絢斗の共演で描く本作から、待望の予告編が解禁となった。傑作「死の棘」を世に放った小説家・島尾敏雄と、その妻、島尾ミホ。時は、太平洋戦争末期、2人が出会ったのは自然と神と人とが共存し、圧倒的な生命力をたたえる奄美群島・加計呂麻島。男はじりじりと特攻艇の出撃命令を待ち、女はただどこまでも一緒にいたいと願った。たとえ、それが死を意味するとしても――。後年、互いに小説家である2人がそれぞれ執筆した鮮烈な出会いと恋の物語を原作に、実際に加計呂麻島でのオールロケを敢行し、完全映画化を果たした本作。ミホをモデルにしたヒロイン・大平トエを演じるのは、映画『愚行録』やドラマ「カルテット」での好演も記憶に新しい満島さん。また、敏雄をモデルにしたトエの恋人の朔(さく)中尉を演じるのは、先のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」でヒロインの夫役を演じた永山さん。今回の予告編では、この2人の出会いとともに、戦時下ではありながらもお互いに惹かれあう恋の切なさ、特攻命令による“別れ”の予感を感じさせている。奄美の深い緑の森で初めて言葉を交わす2人、愛を伝えあう波音が激しく響く浜辺など、思わず引き込まれる映像に加え、豊かな音で抑揚を聞かせる満島さんの奄美言葉は、懐かしさや温かさにあふれた不思議な感覚をもたらしている。さらに注目すべきは、映画本編でも特に印象的な満島さんが歌う奄美島唄。島の娘であるトエと、本州(内地)からやってきた若い将校・朔との恋は、奄美に古くから伝わる、“内地の男との恋は必ず女に涙をもたらす”という悲しい島唄の世界そのもの。2人を待ち受けるはかなくも美しい運命を、満島さん演じるトエが歌う島唄が切なく彩っている。戦争という非常時のもと、どうしようもなく惹かれあう2人の恋の始まりの日々を綴じ込めた本作。奄美の海辺で想いを寄せ合う2人の恋を、ここから確かめてみて。『海辺の生と死』は7月29日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海辺の生と死 2017年7月、テアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2017島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ
2017年05月09日“警察小説×『仁義なき戦い』”と称され、日本推理作家協会賞に輝くなど高い評価を受けた柚月裕子の「孤狼の血」が映画化されることになり、主演の役所広司をはじめ、松坂桃李、真木よう子、石橋蓮司、江口洋介に白石和彌監督が記者会見に臨んだ。昭和63年の暴力団対策法の成立直前の広島県呉市を舞台にした本作。型破りの捜査方法で知られ、暴力団との癒着さえ噂される刑事・大上と彼とバディを組むことになった日岡が金融会社の社員失踪事件を担当することになるが、これをきっかけに対立する暴力団の抗争が激化し…。会見には原作者の柚月さんも出席したが、本作について「『仁義なき戦い』なくしてこの小説はありえなかった」と語り、『仁義なき』シリーズを送り出した東映での映画化に感慨深げ。「活字でなくては成り立たないミステリーの部分、難しい表現が実現するのか?」と期待を口にする。『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』と犯罪や警察内部の腐敗を扱った作品を送り出してきた白石監督は「韓国ノワールが全盛期を迎え、海外でもそういう作品が作られる中で、日本でなかなかそういう作品が作れないのは寂しい」と語り、4月中旬のクランクインを前に「変なコンプライアンスを気にしたり、自主規制をせず、やれることを逃げずにやると誓い、心を奮い立たせています」と闘志を燃やす。常軌を逸した捜査を行なう主人公・大上を演じる役所さんは「このテイストの映画をいま、日本でできるのは白石監督しかいない」と監督に全幅の信頼を寄せる。そして「僕も『仁義なき戦い』を若い頃に見てドキドキワククしました。このテイストは、東映で作らなければいけない。脚本を読んで、原作のカッコいいハードボイルドな世界に、白石監督の世界が足され、もっとアウトローになってます。警察もヤクザもみんな真剣に生きてて、人間くさいユーモアがあって魅力的です。大神はムチャクチャですが、彼なりの正義どれだけ伝わるか楽しみです」と撮影が待ちきれない様子。大上とコンビを組む日岡を演じる松坂さん。役所さんとはCM、そして映画『日本のいちばん長い日』でも共演してきたが、全編にわたってガッチリと共演するのはこれが初めて。「最初にお会いしたのが某CM(※ダイワハウス)で、最初は一瞬の絡みしかなくて、『そこまでだ、松坂!』と言われるんですけど、本名を呼ばれて嬉しくて、そのとき、いつかご一緒したいと思いました。今回、バディとして作品の中で生きられるのが嬉しいし、楽しみで仕方ないです」と笑顔を見せた。この日は、多くの会社や学校で入社式、入学式が執り行われたが、昭和の最後を生きる刑事を演じる松坂さんは、本作を現代の若者にどう見てほしいか?そして新社会人や新入生に向けてのメッセージを求められ「この作品を読んで、一人の男として胸が熱くなりました。これから違う環境に行く、新しい世代のみなさんも、熱い気持ちを持って、目の前にあることに向き合っていただければ!」とエール。役所さんは同じ問いかけに「映画が発する人間のエネルギーを感じてほしい。熱い人間を感じて、この世の正義について自分なりに考えて勉強してほしいと思います」と呼びかけた。真木さんは本作でクラブのママ・高木里佳子を、江口さんは暴力団「尾谷組」の若頭・一之瀬を、石橋さんは暴力団・五十子会の組長を演じる。このほか、所轄の刑事役で田口トモロヲ、県警の監察官役で滝藤賢一が出演することも発表された。映画『孤狼の血』は2018年公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月03日