アイドルグループ・King & Princeの永瀬廉の主演映画『うちの執事が言うことには』(5月17日公開)に、メンバーの岸優太がコメントを寄せた。同作は、高里椎奈による同名小説を実写映画化。シリーズ累計35万部を売り上げ、コミックス化もされている。英国帰りのメガネ男子で、社交界の名門・烏丸家第27代当主となる主人公・烏丸花穎(永瀬)が、青年執事・衣更月蒼馬(清原翔)とともに、烏丸家を襲うピンチに立ち向かう。エンドロールでは、King & Princeが歌う主題歌「君に ありがとう」にのせて、撮影合間のオフショットや、劇中とは反対に永瀬演じる当主と、執事や使用人たちが入れ替わるという映像が流れるが、今回はティーセットを持つ永瀬のカットも公開。重そうなティーポットをお盆にのせて、ソファに座る清原にお茶を入れたり、ハウスキーパー役の優希や神尾から、シャンデリアの掃除の指示を受けたりと、劇中とは違う使用人ぶりを披露している。オフショットでは、永瀬、清原、神宮寺が上流階級ならではの封蝋印を押すのにチャレンジしたり、永瀬が清原に「シンデレラガール」の振り付けを指南したりと、和気藹々とした姿を見せる。主題歌を担当したKing & Princeのメンバーも映画を鑑賞し、リーダーの岸がコメントを寄せた。○岸優太 コメント先日、『うちの執事が言うことには』を鑑賞させていただきました。本当にすごかったです!!僕たちの知らない廉と神宮寺の姿に、つい嫉妬をしてしまいました。本当に烏丸花穎と赤目刻弥になってました!!!!最後の場面では、どんでん返しにワクワクもできますし、ついホロリと涙してしまう展開もあります!!そして、ラストは本当に感動しました!僕たちKing & Princeが担当させてもらっている主題歌の「君に ありがとう」が映画のストーリーとリンクしていて、この曲を歌うたびに『うちの執事が言うことには』の世界感が蘇ってきます!廉と神宮寺の頑張りを知ってるからこそ、、、入り込んじゃうものもありました。同じメンバーとしてあの大きなスクリーンで堂々と演じている姿に色々な感情が湧き上がってきました!私、岸優太が言うことには誰もが観た後に心が温まるステキな映画でした!!!是非皆さんも温まってみてください!!
2019年05月23日映画『うちの執事が言うことには』(公開中)に出演するアイドルグループ・King & Princeの永瀬廉、神宮寺勇太、俳優の清原翔が18日、千葉・幕張メッセで開催された「Rakuten GirlsAward 2019 SPRING/SUMMER」にシークレットゲストとして出演した。高里椎奈による同名小説を実写映画化した同作は、英国帰りのメガネ男子で、社交界の名門・烏丸家第27代当主となる主人公・烏丸花穎(永瀬)が、新米執事・衣更月蒼馬(清原翔)とともに、烏丸家を襲うピンチに立ち向かう物語。GirlsAwardでは、同作のスペシャルステージが開催され、永瀬、清原、神宮寺がステージに登場。会場から歓声が沸き起こる中、3人はゆっくりとランウェイを歩き、先端でポーズを決めた。本作が映画初主演となった永瀬は「初主演させてもらってめちゃくちゃ緊張したんですけど、全然こっちの方が緊張します。3人でやばいよねって」と緊張を明かすも、「すごい『キャー』言ってくれたから気持ちよく歩けました」とにっこり。「真ん中を歩かせていただくと、俺主演やったって感じますよね」と話した。新米執事・衣更月を演じた清原は、「所作とか作法、姿勢は常に気を遣っていました」と言い、永瀬も「僕も所作はできてないといけないので、そこは2人で苦労したよね」とコメント。大学生でありながら企業家というミステリアスな赤目刻弥を演じた神宮寺は「ミステリアスが難しくて、ミステリアスってなんだかよくわからなくて危なかったです」と打ち明け、会場から笑いが起こった。「GirlsAward」は、2010年から年2回、「渋谷からアジアへ。そして世界へ。」をスローガンに開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。19回目となる今回は幕張メッセにて、「もっとかわいく! もっと楽しく!」というみんなの願いを咲かせる不思議な呪文「Onedari Fantasy」をテーマに、人気モデルによるファッションショーやアーティストによるライブステージなどを開催する。
2019年05月18日古田新太主演、松下奈緒、白石麻衣、「King&Prince」永瀬廉ら出演の土曜ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」が4月20日スタート。古田さん、白石さん、永瀬さんらキャストに様々な反応が集まっている。本作は「ダイバーシティ」宣言を掲げた私立・豪林館学園高校に、古田さん演じるゲイで女装家の原田のぶおが教師として赴任、歯に衣着せぬ“原田節”を放つ奇想天外で破天荒な原田が生徒と向き合っていくという作品。キャストには古田さんをはじめ数学教師の長井役で松下さん、やる気のないやさぐれた教師・里見役で白石さん、原田の副担任・田中役で桐山漣、原田を学校に呼んだ寺尾校長役でいとうせいこう。原田が担任を務める豪林館学園高校2年3組の生徒役として永瀬さん、「なにわ男子/関西ジャニーズJr.」の道枝駿佑、長尾謙杜らが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話では痴漢を退治して初日から遅刻してしまった原田が、学校でマイペースに自分なりの教育を行おうとして長井らと対立、さらに生徒の反感をかい、明智(永瀬さん)、東条(道枝さん)らが“誰が原田を辞めさせる”かゲームを始める。その数日後、原田は校舎の屋上で昼食を食べている2年3組の生徒・若林(長尾さん)と出会う。若林は人と接するのが苦手で常にマスクで顔を隠していたが、原田は若林のマスクを取ろうとする。その後若林は明智らのゲームに巻き込まれ、「原田先生を辞めさせろ!」と叫び校舎の屋上から飛び降りようとする。原田は「なんだかんだでお前は飛ばないと思ってる。だから飛んでやれ」と若林に告げ、生徒や先生たちと協力、地上で布を広げ下で受け止めるというストーリーが展開。1話を観た視聴者からは原田役の古田さんには「古田新太主演は外れなし」「古田新太可愛すぎるんやけど!」「古田新太が主演で女装というだけで個人的に最高」などの声が、明智役の永瀬さんには「永瀬廉くんが死ぬほどかっこいい」「このドラマを通してれんれんの成長が見れるの楽しみ」、道枝さんにも「一番かっこいい!!存在感すごい!」「ほんとに可愛くてかっこいい」などの反応が続々と寄せられる。また今作で初教師役を務める白石さんには、劇中で放ったセリフに“衝撃”を受けた視聴者からの「お言葉が暴走です」「白石麻衣の発言が素晴らしいほどツボ」などの反応が殺到、そのセリフとともに白石さんの名前もトレンド入りする事態に「まいやん様トレンド入りです」など喜びの声が上がっている。(笠緒)
2019年04月21日映画『うちの執事が言うことには』完成披露試写会が18日に都内で行われ、永瀬廉(King & Prince) 、清原 翔、神宮寺勇太(King & Prince)、優希美青、神尾楓珠、矢柴俊博、村上淳、吹越満、久万真路監督が登場した。同作は、高里椎奈による同名小説を実写映画化。シリーズ累計35万部を売り上げ、コミックス化もされている。英国帰りのメガネ男子で、社交界の名門・烏丸家第27代当主となる主人公・烏丸花穎(永瀬)が、青年執事・衣更月蒼馬(清原翔)とともに、烏丸家を襲うピンチに立ち向かう。初主演映画の完成披露に「ニヤニヤが止まらない」という永瀬。また清原は「King & Princeがちょうどデビューするころに撮影をまたいでたので、記念すべき時に一緒に作品に携われて、嬉しいですね」と語る。映画出演自体が初だという神宮寺は自身を「バチバチのフレッシュ」と表しつつ、「ぼくも完成を見たんですけど、1年前と何かが違うなと。色気が少し出たなと」と自負し、永瀬から「自分で言うな」とつっこまれていた。さらに神宮寺が「ホン読みをしたいと言うから、廉の家でやったんですけど、めちゃめちゃジェンガ強かったんです」とエピソードを披露し始めると、会場のファンが歓声で興奮。永瀬は「普通に読み合わせしてたんですけど、僕んちの机の上にジェンガがあって。ジン(神宮寺)が『ジェンガしようぜ』と言って、途中からジェンガ対決になって」と明かす。神宮寺からは「ジェンガがそこにあったから」という名言も飛び出しつつ、永瀬は「途中から目的が変わってもうて。そこから人生ゲームやなんやら」と振り返った。永瀬は自分を「人見知り」と表していたが、優希は「全然人見知りと感じないくらい、座長としてしっかりされてた」と称賛する。神尾も「廉って映画初主演で、演技の経験もないとか言ってたんですけど、まったくそんな感じさせないくらい中心になってみんなとコミュニケーションとってくれて。僕はこの3人の関係性ができてるときくらいにクランクインしたんだけど、廉がうまく輪に入れてくれた」と感謝する。すると、橋本がすかさず「『こっち来てぷっちょ食えよ!』みたいな感じ?」と、King & PrinceがCMキャラクターを務める「ぷっちょ」を取り入れ、永瀬と神宮寺は「ありがとうございます!」と喜んでいた。
2019年04月18日菊池紀子がディレクターを務める東京拠点のブランド、ホリデイ(HOLIDAY)の2019年春夏コレクションルック。フォトグラファーは永瀬沙世、ディレクションとスタイリングは川上薫、ヘア&メイクは小嶋克佳、モデルはMasha。
2019年02月23日アイドルグループ・King & Princeが、メンバーの永瀬廉主演の映画『うちの執事が言うことには』(2019年5月17日公開)の主題歌を務めることが19日、明らかになった。同作は、高里椎奈による同名小説を実写映画化。シリーズ累計35万部を売り上げ、コミックス化もされている。英国帰りのメガネ男子で、社交界の名門・烏丸家第27代当主となる主人公・烏丸花穎(永瀬)が、青年執事・衣更月蒼馬(清原翔)とともに、烏丸家を襲うピンチに立ち向かう。主題歌は、King & Princeが歌う「君に ありがとう」に決定。自分を成長させてくれた大切な人への感謝を綴った内容になっており、永瀬初主演映画のために書き下ろされた。楽曲が初お披露目となる最新の予告編映像と、最新のポスタービジュアルも公開。予告編映像では、永瀬演じる若き当主・花穎と、清原演じる仏頂面の執事・衣更月の突然の出会い、不本意ながら主従関係を結ぶ羽目になるところから始まる。花穎が招待された芽雛川家次男のバースデーパーティーで起こった事件に、なぜか親しげに近づいてくる赤目(神宮寺勇太、さらに烏丸家の使用人への襲撃や、濡れ衣を着せられるなど事件が起こり始め「誰かが烏丸家を陥れようとしている気がする」と気になる展開となっている。また最新のビジュアルでは、すべての女子の妄想膨らむような世界観の中で妖艶な花に囲まれる花穎、衣更月、赤目の姿が写し出された。
2019年02月19日マラケシュ映画祭のコンペティション部門に正式招待された『赤い雪 Red Snow』の公開記念舞台あいさつが2月2日、東京・テアトル新宿で行われ、ダブル主演の永瀬正敏と菜葉菜、井浦新、夏川結衣、佐藤浩市、本作で長編デビューを飾った甲斐さやか監督が登壇した。甲斐監督が、実話を基にオリジナル脚本を執筆したミステリーサスペンス。白川一希(永瀬)の弟の失踪から30年後、事件の真相を追う記者・木立(井浦)が、少年誘拐の容疑者と疑われた女のひとり娘・江藤小百合(菜葉菜)を見つけたことをきっかけに、それぞれの運命の歯車が動き出していく。脚本に惚れ込んだという永瀬は、「日本映画の新たな才能が誕生した瞬間に立ち会えて幸せ」と主演作の公開にあふれる思い。甲斐監督について「脚本と違って、温和な方ですが、でも全然引かない(笑)。ビジョンがしっかりあって、決してブレることがない」と“新たな才能”の手腕を改めてたたえていた。当の甲斐監督は「豪華ですよね。恐れ多いし、感無量です」と豪華キャストの集結にしみじみ。「脚本を書いている間、ほぼ妄想に近い形で考えていた皆さんに出演いただき、光栄に思います」と感謝を示した。「憧れであり、尊敬する先輩に囲まれて、プレッシャーも大きかった」と胸中を明かす菜葉菜は、「それでも、皆さんや甲斐監督が見守り、支えてくださったので、最後まで駆け抜けることができた」と安どの表情。「まだまだ未熟」と語る菜葉菜に対し、永瀬が「260%の頑張りを見せてくれた」と労をねぎらう場面もあった。「大先輩の胸を借りて、夢中で演じさせてもらい、幸せしかない。学び、挑戦、実験が多い現場だった」(井浦)、「一気に読める、最近ではめずらしい脚本。女性監督の初長編というのも興味がわき、現場に身を置きたいと思った」(夏川)と共演陣も出演への喜びをコメント。周囲の人々を翻ろうする役どころの佐藤は「悪い役は久しぶり、楽しいですよ」と不敵な笑みを浮かべ、「薄汚れて見せたくて、歯をドライヤーで乾かし、黄色くした。まるで疑似“三國連太郎だ!”って(笑)」とこん身の役作りを、亡き父と重ね合わせた。『赤い雪 Red Snow』公開中取材・文・写真:内田 涼
2019年02月02日アイドルグループ・King & Princeの永瀬廉主演の映画『うちの執事が言うことには』(2019年5月17日公開)の特報映像が21日、公開された。同作は、高里椎奈による同名小説を実写映画化。シリーズ累計35万部を売り上げ、コミックス化もされている。英国帰りのメガネ男子で、社交界の名門・烏丸家第27代当主となる主人公・烏丸花穎(永瀬)が、青年執事・衣更月蒼馬(清原翔)とともに、烏丸家を襲うピンチに立ち向かう。特報は、永瀬演じる主人公・花穎の寝起きに、清原演じる仏頂面の新米執事・衣更月が現れる出会いから始まる。不本意ながら主従関係を結ぶ羽目になった2人の「烏丸家のご当主として……」「僕に、指図をするな!」と気が合わず、一触即発な状況が映し出された。さらに、芽雛川家次男のバースデーパーティーに招待され、ある事件に巻き込まれる花穎。神宮寺勇太演じる現役大学生ながら起業家・赤目刻弥も登場した中で、花穎は人並外れた"色彩感知能力"で謎を解くことができるのか。特報は「誰かが烏丸家を陥れようとしている気がする」という危機を暗示させる言葉で締めくくられる。
2018年12月21日アイドルグループ・King & Princeの永瀬廉初主演の映画『うちの執事が言うことには』が、2019年5月17日から公開される。小説家・高里椎奈による原作はコミックス化もされ、シリーズ累計75万部を売り上げている人気作。英国帰りのメガネ男子で、社交界の名門・烏丸家の第27代当主となる主人公・烏丸花穎(永瀬)が、青年執事・衣更月蒼馬(清原翔)とともに、烏丸家を襲う難事件に立ち向かう、ミステリー色の強い物語となっている。今回お邪魔したのは、5月に撮影が行われた、烏丸家内でのシーン。ロケ地となった山梨県庁・別館は1930年に竣工され、山梨県の有形文化財にも指定されている。ただでさえ重厚な雰囲気が伝わってくる建物に装飾が施され、社交界の名門である烏丸家の豪奢な雰囲気を作り出している。この日撮影に参加したのは、本作の主演を務めるの烏丸花穎役の永瀬、執事・衣更月蒼馬役の清原、物語の鍵を握るミステリアスなキャラクター・赤目刻弥役の神宮寺勇太、そして先日発表となった優希美青と神尾楓珠。5月とはいえ猛暑が兆しを見せる中、撮影中は空調も切られ、ミニ扇風機が手放せない。過酷な状況ではあるが出演者陣は仲の良い様子で、永瀬と清原のシーンでは、合間に談笑をする姿が。劇中ではまだ打ち解け合っていない2人だが、すっかり笑顔でじゃれあっている。永瀬も「クールなように見えて、意外と翔くんの精神年齢が僕らと近い」とコメントし、清原が「合わせてるんだよ」とジョークを飛ばすほどで、神宮寺も「2人とも、カットがかかった瞬間に密着する! ふざけあってるんですよ。役とのギャップが半端ない」と驚いていた。また、赤髪で登場した神宮寺は、赤目役として思わせぶりな態度で衣更月と会話。一緒に階段を降りてくるシーンでは、何度も見え方を確認しながら、細かい調整が行われていた。神宮寺は自分の役について「謎を秘めている役なので、手の内をあまり明かさずにやっていきたい」と言及。「それが結構難しくて、謎が多いキャラを演じるのが初めてだったのですが、そのミステリアスな部分をみなさんに伝えられたらと思います」と意気込んだ。○撮影中の苦労は?「色彩感知能力が高い」という設定の花穎だが、永瀬は「それが原因で、小さい頃トラウマになるようなことが起こった点なども踏まえて、演じています。あとは、彼自身の人としての温かさ、情に熱いというところはしっかり」とキャラクターを捉えていた様子。一方清原は「衣更月はクールに描かれている分、どこまで表情を出すのか難しい。出さないで終わっては、面白みもなくなっちゃうし」と苦労を明かす。主従関係の二人だが、印象に残っているシーンを聞かれた永瀬が「僕が衣更月に怒る、というシーンは、色々な食い違いもあって、ほんまに大事に演じた」と答えると、清原は「僕も、そこは大事にした」と同意し、2人はハイタッチ。永瀬は「初めて衣更月に思いっきり感情をぶつけるというシーンなので、1番苦労しました」と振り返り、清原は「大変だったんですけど、すごく良いシーンになったんじゃないかな、と思ってます」と自信を見せた。同じ質問をぶつけられた神宮寺は「この映画の唯一の胸キュンポイント。僕が廉に抱きつくシーン」をセレクトし、永瀬は「そこか!」と苦笑。神宮寺は「最初は、めちゃめちゃやりづらかった」と告白し、「ノリが軽いキャラだから絶対に戸惑っちゃいけないんですけど、恥ずかしくて(笑) 重ねていくごとに慣れていきました。普段はそういうフレンドリーさはないので……」と、本人曰く、外国人のような”What’s up ノリ”に手こずったという。今回が映画初主演となった永瀬は「経験値的には全然ないので、気張らずに。皆さんからなんでも吸収する勢いでやってます」と真摯に語る。しかし「差し入れがめっちゃ求められる」と主演ならではのぼやき節を見せ、神宮寺から「屋台が来てない(笑)」、清原から「クレープ屋さんが来てない(笑)」とプレッシャーをかけられると、「それは無理! あんま期待はせんといて欲しい」と抗議。さらに「良い意味で、主演らしく振舞ってないかも。僕としては、支えたいなと思います」と真面目に語る神宮寺に、永瀬が「じゃあ、差し入れの方、支えてもらっていい?」とお願いするも、「少しくらいなら」とあしらわれるなど、和気藹々とした様子を見せていた。
2018年12月01日アイドルグループ・King & Princeの永瀬廉主演の映画『うちの執事が言うことには』(2019年5月17日公開)の追加出演者が28日、明らかになった。同作は、高里椎奈による同名小説を実写映画化。シリーズ累計35万部を売り上げ、コミックス化もされている。英国帰りのメガネ男子で、社交界の名門・烏丸家第27代当主となる主人公・烏丸花穎(永瀬)が、青年執事・衣更月蒼馬(清原翔)とともに、烏丸家を襲うピンチに立ち向かう。今回明らかになったのは、名門・烏丸家に集う個性豊かなキャラクターたち。永瀬演じる若き当主・花穎が幼いころから絶大な信頼をよせる烏丸家の前執事・鳳役は、奥田瑛二が演じる。また花穎の父で、第26代烏丸家当主、突如自身の引退を表明した烏丸真一郎役として吹越満が出演する。烏丸家の使用人たちの面々としては、ハウスキーパー兼料理人・雪倉叶絵役の原日出子、雪倉家の長女で母の病欠時にハウスキーパー代理として烏丸家に仕える雪倉美優の優希美青、雪倉家の長男で美優の兄、ハウスキーパー代理を務める雪倉峻役の神尾楓が出演。さらに烏丸家の明るいムードメーカー、運転手・駒地役の矢柴俊博、ぶっきらぼうだが仕事は完璧な庭師・桐山役の村上淳と、実力派が揃った。この出演者陣に、映画初主演となる永瀬も、撮影終了後「皆さん経験が豊富でめっちゃ勉強になりました。この映画をやらせてもらうにあたって『全部吸収したい』と宣言していたんですけど、ベテランの俳優さんたちから自分の範囲で学べることはすべて学んだつもりです」と語った。
2018年11月28日アイドルグループ・King & Princeの永瀬廉主演の映画『うちの執事が言うことには』(2019年公開)のティザービジュアルが7日、公開された。また公開日も2019年5月17日に決定した。同作は、高里椎奈による同名小説を実写映画化。シリーズ累計35万部を売り上げ、コミックス化もされている。英国帰りのメガネ男子で、社交界の名門・烏丸家第27代当主となる主人公・烏丸花穎(永瀬)が、青年執事・衣更月蒼馬(清原翔)とともに、烏丸家を襲うピンチに立ち向かう。若き当主と、仏頂面の執事は、気が合わないどころか“一触即発”。ティザービジュアルでは、優雅な空間の中に意味深な絵画と散りばめられる花が上流階級の空気を漂わせつつ、これから起こる謎を予感させる。
2018年11月07日永瀬正敏(52)が9月27日、最愛の母・美津子さんが亡くなったと自身のInstagramで報告した。投稿には在りし日の美津子さんの写真もアップされている。「余りにも急な事で、まだ冷静ではいられません。多分ずっと冷静になんかいられないのかもしれません」とその心痛をつづった永瀬。続けてこう明かしている。「結局何もしてあげられなかった、、、。最後もみとってあげられなかった、、、。最近ずっと電話で『会いたい』と言ってくれていたのに、、、ごめんなさい。最後まで心配かけて、無理させて、不義理で親不孝な息子でした」さらに「おふくろ、ごめんね、、、ありがとう」と感謝の気持ちを述べている。「永瀬さんは16歳の時に役者を志し、ご両親の反対を押し切って上京しました。上京しても仕事はなく、美津子さんもかなり心配していたようです」(芸能関係者)だが90年にはジム・ジャームッシュ監督の「ミステリー・トレイン」、91年には山田洋次監督の「息子」に出演。そこでの演技が認められ、今や日本を代表する俳優の1人に。その世界を股に掛ける活躍ぶりから、今年3月には「芸術選奨文部科学大臣賞」映画部門で大臣賞を受賞した。「永瀬さんが受賞の連絡をしたところ、美津子さんは『良かったね……』と泣きじゃくっていたそうです。永瀬さんはその涙に『やっと親孝行ができた』と喜びでいっぱいだったといいます。そのときは照れてしまいすぐに電話を切ってしまったそうですが、美津子さんは感無量だったでしょうね」(前出・芸能関係者)ネットでは永瀬へのエールとともに、《みとる事ができなくても早くに自立して世界中で活躍する俳優になったのだから十分に親孝行だったはず》《俳優として売れて、作品にたくさん出演出来てそういう意味では誇らしい息子で 親孝行出来たと思うけどなぁ、、》《こんな風に息子に思ってもらえたら、、、母親冥利につきますね》など心境を慮る声も上がっている。悲しみを乗り越えさらに活躍することを、天国の母も望んでいるはずだ。
2018年09月28日TVドラマや映画、舞台などで活動する永瀬匡が、所属事務所「研音」から離れることを発表。9月1日より“Freelance artist”として活動する彼は、先ほど自身のInstagramにて「事務所に挨拶を済ませ、明日から新しい日々が始まります」と改めて報告した。2011年に「桜蘭高校ホスト部」でドラマデビューし、その後「仮面ライダーウィザード」、連続テレビ小説「べっぴんさん」、『HiGH&LOW』シリーズなどに出演した永瀬さん。人気ドラマ「おっさんずラブ」に出演したことも記憶に新しい。また、今年6月にはモデル・岩本ライラと結婚したことでも話題に。3日前、突如Instagram(@tasuku_nagase)にて「急な報告になりますが、この度、7年間所属させていただいている研音から離れることになりました」と発表。さらに本日、「事務所に挨拶を済ませ、明日から新しい日々が始まります。手探りではありますがこれからも皆さんとお会い出来るように様々な経験を求めて精進して参ります」と“お世話になりました。”という写真付きで投稿された。ファンからは「また、お会いできるのを楽しみにしています!これからずっと応援し続けます!頑張ってください」「お疲れ様です。これからも応援しています」「匡くんはいつどこでなにをしていても匡くんです。これからも応援し続けます!」「寂しいけど、これからの活動も応援するよ!!!」といった、応援コメントが多数寄せられている。なお、8月31日をもってSNSオフィシャルサイト、全てのコンテンツが終了し、9月1日からはすでに開設されている新Instagram(@real_tusk)にて情報を発信していくという永瀬さん。新アカウントでは、「Freelance artistとして様々な形で自己表現をしていきたいと考えています。これからもっと色々な方と繋がり物作りを通して考えを発信していきたいです」と今後についてコメント。また、「今まで僕のことを応援して下さっているファンの方々にはいい意味で期待を裏切っていくつもりです」と書かれており、今後、益々活躍していくであろう彼の活動に目が離せない。(cinemacafe.net)
2018年08月31日アイドルグループ・King & Princeの永瀬廉が、映画『うちの執事が言うことには』(2019年公開)の主演を務めることが18日、明らかになった。同グループの神宮寺勇太が共演する。同作は、高里椎奈による同名小説を実写映画化。シリーズ累計35万部を売り上げ、コミックス化もされている。英国帰りのメガネ男子で、社交界の名門・烏丸家第27代当主となる主人公・烏丸花穎(永瀬)が、青年執事・衣更月蒼馬とともに、烏丸家を襲うピンチに立ち向かう。また、神宮寺は名門・赤目家の御曹司で、大学生ながらスイーツ店のオーナーも務める赤目刻弥を演じる。出演者陣は、日本バトラー&コンシェルジュ代表の新井直之に所作指導を受け、セレブにふさわしく、優雅に振る舞う演技に挑戦。東映 取締役企画調整部長 村松秀信氏は、「今最も話題の『King & Prince』。そのメンバーである永瀬廉さんは、誰もが認める端正なルックスと誰からも愛される柔らかで朗らかな好青年。そのキャラクターが、本作品の戸惑い・悩みながらも名家の当主に成長していく主人公・花穎に重なり、来年成人を迎え、今回映画初主演になる永瀬廉さんにお願いしました」と起用理由を語った。監督はWEBドラマ『火花』、映画『増山超能力師事務所激情版は恋の味』などの作品で知られる久万真路。「永瀬君が持っている透明感と人懐っこさは、イノセントな花穎のイメージにピッタリです」「物語のキーパーソンとなる赤目刻弥は、明るさの中に秘めたものがある役なので、神宮寺君が演じることでより深みを与えて魅力的なキャラクターにしてくれる」と期待を寄せる。脚本は故・高倉健さんの遺作となった『あなたへ』で第36回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した青島武が務める。原作の高里も「威厳を持ちたいけれど自信のない新米当主が永瀬廉さんによってどんな表情を持つ主人公になるのか、 一筋縄ではいかない人々と彼らの世界が再構築され、拝見できる日を楽しみにしております」とエールを送った。制作は5月中旬から6月下旬を予定している。○永瀬廉コメントこの話を頂いたときはビックリしましたが、とても嬉しかったです。初主演という事で不安もありますが、脚本を何度も読み込んでいるうちに楽しみという気持ちが日に日に大きくなっていき、撮影するのが待ち遠しいです。今回、僕が演じさせて頂く花穎という人物は、一見わがままのようでいて、とても優しい人間です。また、色彩感知能力が高いという少し変わった能力を持ち合わせています。父親の命で突然当主となり、初めは息の合わない執事ともいくつものトラブルを解決しながら人として成長していき、優しさや温かい部分もしっかり表現出来たらと思います。久万監督としっかりコミュニケーションをとらせて頂く中で、監督が求めるものに応えていけるよう1シーン1カット、全力で挑んでいきたいと思います。共演者の皆様からもたくさんの事を吸収し、この作品を通して花穎と共に自分も成長していけるよう頑張ります。○神宮寺勇太コメント今回、出演のお話を頂いて、僕は映画が初めてだったので、とても嬉しかったです。僕が演じる赤目刻弥という役は、主人公の花穎に親しみを持って近づいていくお兄ちゃん的存在でありながら、実はミステリアスで謎が多いキャラクターです。また、花穎役がメンバーの永瀬廉なので、普段から本人に優しく接してみたり、冷たく接してみたりして、役づくりをしています。映画出演が初めてなので不慣れなことも多いですが、考えて考えて考え抜き、この赤目という役を演じていきたいと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてほしいです。
2018年05月18日高里椎奈・原作の“上流階級ミステリー”「うちの執事が言うことには」(角川文庫刊)の実写映画化が決定し、主演を「King & Prince」の永瀬廉が務めることが明らかになった。併せて神宮寺勇太の出演も発表された。■あらすじ名門・烏丸(からすま)家の御曹司、花穎(かえい)。留学先の英国から帰国した彼を待っていたのは、全幅の信頼を寄せる老執事の鳳(おおとり)ではなく、仏頂面の見知らぬ青年・衣更月(きさらぎ)だった。行方をくらました花穎の父・真一郎が遺した突然の発令により、不本意ながらも衣更月と主従関係を結ぶ羽目になった花穎。新たに執事として仕える衣更月との関係も、ビミョーな空気が流れる。そんななか、花穎は、降りかかる上流階級の陰謀に、当主として烏丸家を守り抜くことが出来るのか!?■原作は様々な媒体で繰り広げられるヒットシリーズ原作は、2014年3月に角川文庫にて刊行されるや、瞬く間に9巻までシリーズ化された人気小説。その個性豊かで魅力的なキャラクターたちが織りなす独特の世界観が支持され、累計35万部という数字もたたき出している。また、2015年11月からはコミックス化(あすかコミックスDX1~8巻)もされ、さらには2017年3月から新シリーズ「うちの執事に願ったならば」(1~4巻)もスタートするなど、勢いが止まらないシリーズ作だ。■人気爆走中「King & Prince」永瀬廉・初主演作!本作で主演を務める永瀬さんは、過去にドラマ「信長のシェフ」(13年)や映画『忍ジャニ参上!未来への戦い』(14年)などに出演してきたが、今回が映画初主演。英国帰りのメガネ男子で、社交界の名門・烏丸家第27代当主となる主人公・烏丸花穎を演じる。誰もが認める端正なルックスと、愛される柔らかで朗らかな好青年である永瀬さんは、本作品の戸惑い・悩みながらも名家の当主に成長していく花穎にはまり役といえる。永瀬さんは「この話を頂いたときはビックリしましたが、とても嬉しかったです。初主演ということで不安もありますが、脚本を何度も読み込んでいるうちに楽しみという気持ちが日に日に大きくなっていき、撮影するのが待ち遠しいです」と期待のコメントを寄せた。さらに名門・赤目家の御曹司で、大学生ながらスイーツ店のオーナーも務める赤目刻弥(あかめときや)役で銀幕デビューとなる神宮寺さんは「今回、出演のお話を頂いて、僕は映画が初めてだったので、とても嬉しかったです。僕が演じる赤目刻弥という役は、主人公の花穎に親しみを持って近づいていくお兄ちゃん的存在でありながら、実はミステリアスで謎が多いキャラクターです。また、花穎役がメンバーの永瀬廉なので、普段から本人に優しく接してみたり、冷たく接してみたりして、役づくりをしています。映画出演が初めてなので不慣れなことも多いですが、考えて考えて考え抜き、この赤目という役を演じていきたいと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてほしいです」と意気込みを語っている。監督には数多くの助監督経験を積み、映画『白鳥麗子でございます!THEMOVIE』(16年)やNetflixオリジナルドラマ「火花」(16年)でメガホンをとった久万真路が担当。また、今回は上流階級という設定のため、出演者は「日本バトラー&コンシェルジュ」代表の新井直之に所作指導を受け、セレブにふさわしく、優雅に振る舞う演技を追求していくという。社交界、御曹司と執事、メガネ男子――“萌え”要素満載の人気キャラクターだけに、いままさに“旬”と注目される永瀬さんがどのような花穎を演じるのか、そして極上の上流階級ミステリーの誕生に期待したい。『うちの執事が言うことには』は、2019年より全国公開。(text:cinemacafe.net)
2018年05月18日永瀬正敏の大きな、日に焼けた手が、水崎綾女の頬を、鼻を、唇をなでる。ゆっくりと、何かを確かめるように。すがるように――。ただ、それだけの動作が、2人が実際に唇を交わすシーンよりもずっと官能的に映る。河瀬直美監督はこう語る。「まるでセックスをしているかのような、深いところで互いを感じ合っているように撮れたらと思いました。その後のキスシーンはどちらかというと勢いでそうなっています。本来、それは逆なのかもしれないけど、唇を重ねるよりも官能的なものが、あの顔に触れる行為の中にあるんじゃないか?心の奥底で触れ合うような…。2人とも、キスをしているときよりも、顔に触れているときの方がずっと胸が高鳴っていると思うんです」。映画『光』は、視覚障碍者のために、映画の登場人物の動きや情景を言葉で伝える音声ガイドに従事する女性・美佐子(水崎綾女)と徐々に視力を失っていく天才カメラマン・雅哉(永瀬正敏)の2人を中心に展開する。河瀬監督は、前作『あん』制作時に、この映画の音声ガイドの存在を初めて知り、映画として描くことを決めたという。「彼ら(=音声ガイドの制作に従事する人々)の映画への愛――目が見えない人にまで見せる、見られない人がいるのは嫌だという思い。それはこれまで、映画を作ってきた私たちになかった感覚でした。そうした感覚を持っている人たち、しかも映画に携わっている人たちということで、興味を惹かれました。この人たちの姿を映画化することができたなら、私の映画論、私が映画において何を良しとしているのかを伝えることができるだろうと思ったんです」。いかにして映像を見ることができない人間に、映画を伝えるか?悪戦苦闘する美佐子に、容赦なく厳しい言葉を投げかける雅哉。たまらず美佐子も「あなたの想像力が足りないんじゃないか?」と言い返す。そんなやりとりに、思わずドキリとさせられる。口に出すかどうかは別として、自分の思いをわかってもらえないとき、つい相手の想像力の欠如を責めたくなることは日常の中で誰しもあるだろう。映画を観ていると「想像力ってなんなのか?」と考えさせられる。「私たち晴眼者(=視覚障碍者の対義語で、視覚に障害のない者のこと)は、見えることでイマジネーションを働かせてないことがあるんじゃないか?でも、視覚障碍者は見えないからこそ、ものすごく想像力を働かせている。で、あるなら、彼らの方が、深く映画に入り込んでると言えるんじゃないか?とこの映画を作っている最中に思いました」。従来より、河瀬監督の作品は“余白”といわれる部分が多く、見る者の想像力に委ねることが多い作品だと言われるが…。「そうかもしれません。ただ、これまでの作品でいうと、ポンッと観客の想像力に委ねていましたが、今回の映画では登場人物たちが互いにそれを委ね、キャッチしています。観客にとっては、そこが明快だと思います」。キャスティングも興味深い。ヒロインの美佐子に、河瀬作品初参加の水崎さん。永瀬さんは『あん』に続く出演で、光を失いつつあり葛藤するカメラマンの雅哉を演じる。ほかに、美佐子を導く上司・智子を神野三鈴、その夫で視覚障碍者の男性に小市慢太郎、美佐子が携わる映画の監督をする北林を藤竜也、そして終盤のある重要なポイントで、河瀬作品の常連となった樹木希林が参加している。映画を観ると、“声”に非常に強い個性を持つ俳優陣がキャスティングされているように思えるが、この点は監督自身、最初の段階で意識していたのだろうか?「いえ、いま言われて初めて気づきましたね(笑)。ただ、希林さんに関しては、ありました。声だけの出演になるので、独特だけど、ずっしりとくるあの声がいい。永瀬くんにあの声を聴かせてあげたいって思いました」。その永瀬さんに関しては、河瀬監督は2015年に『あん』でカンヌ国際映画祭に赴いた際に『次、また一緒にやりたいね』と声を掛けていたという。本作の脚本執筆の段階で、最初から雅哉役は永瀬さんをイメージして書き進めていった。「今回、永瀬くんの中にある資質を思う存分に活用したいと思ってて、そう考えたとき、雅哉はカメラマンであるべきだと思いました。目が見えなくなることで奪われてしまうものがすごく大きい。でも、そこからどう這い上がっていくのか?光を見つけるのか?それだけで物語ができる。いや、永瀬くんが持っているものがすでにストーリーになっていて、それを映画の中に入れさせてもらうような感覚でした」。なぜ、そこまで永瀬正敏という俳優に惹かれたのか?そもそも、前作『あん』におけるどら焼き屋の雇われ店長の千太郎役に永瀬さんをキャスティングしたこと自体、新鮮な驚きがあったが…。「『あん』に関していうと、最初に原作を読んだとき、これは(原作者の)ドリアン助川さんご本人だって思ったんです。だけど、ハマり過ぎてて(笑)。千太郎は店長になる前にいろいろあって、社会から排除される立場にある人間で、そういう人はもう少しワイルドでぶっきらぼうな感じかな…?と。そうすると、ドリアンさんだとちょっと包容力があり過ぎて(笑)。じゃあ、その境地に行き着くまでの千太郎は誰か?日本映画界を見渡して、永瀬くんだって思ったんです。それまで、全然知らなくて、Facebookで『出ていただけませんか?』ってメッセージを送ったんです(笑)」。優しく、真面目で、それゆえに葛藤を抱える男――そんな雅哉のイメージが永瀬さんにぴったりと重なったという。「雅哉のようなタイプの人は本来、優しく真面目なんですけど、だからこそ、視力を失っていく段階で執着してしまうんですよね。過去であったり、もしも見えていたならば伸ばせていたであろうキャリアに…。そして、自暴自棄になってしまう。これは、私自身、取材を進めていく上で知ったんですが、男性で特に、見えなくなっていく過程で周囲に攻撃的になってしまったり、自分はダメだとあきらめてしまう人が多いということなんです。なんで初対面の美佐子にあんなに厳しい言葉を投げかけるのか?そこには見えなくなっていくことへの焦りがあるんだと思います」。永瀬くんは、すごく真面目できちんとしてるんです。『あん』のどら焼き屋さんの片付けを、いつもものすごくしっかりしてたんです。ご自分の事務所もすごくキレイで、いろんなものがきちんと整理して配置されてるんです。これは、部屋をきちんと整頓して、モニター会にもスーツを着ていく雅哉のキャラクターそのものだなって思いました」。いろんな部分で、前作『あん』があってこそ今回の『光』が生まれたと言える。河瀬監督自身、映画の作り方、臨み方において、『あん』という従来の作品とはやや異なる作風で、最大のヒットとなった作品を経たことで、生まれた変化、感じる違いなどはあるのだろうか?「『あん』が大きなポイントとなった部分ももちろんあると思いますが、やはり1作1作に大きな意味があり、その後の作品に影響を及ぼしているんだと思います。『2つ目の窓』と『あん』、今回の『光』は、ほぼ立て続けに撮っているんです。その中で『あん』のようなわかりやすさを詰め込んだ部分もあるし、でも作品そのものの“希望”は、ずっと前から自分の作品の中にあったものだとも思います。今回は、構造として“映画”を描くという難しい題材で、映画監督という存在が物語の中に出てくるのも、自分にとっては大きなチャレンジでしたが、それをやり遂げたという感覚も持っています」。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:光 2017年5月27日より新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国にて公開(C) 2017“RADIANCE”FILMPARTNERS/KINOSHITA、COMMEDESCINEMAS、KUMIE
2017年05月26日第70回カンヌ国際映画祭「コンペティション部門」に正式出品されることが決定した『光』の完成披露試写会が4月27日(木)、都内で行われ、主演の永瀬正敏をはじめ、水崎綾女、神野三鈴、藤竜也、河瀬直美監督が出席した。河瀬監督にとって、カンヌ映画祭への選出は永瀬さんと初タッグを組んだ一昨年の『あん』に続く8度目。また、永瀬さんは日本人俳優として、初めて出演作が3年連続で招待を受けることになり、客席は祝福ムード。この日、登壇した5名全員が、現地入りすることも明らかになり、「いってらっしゃい」の声もあがった。河瀬監督は「明け方、フランスから電話で一報を聞いたら、自宅のリビングから太陽がのぼるのが見えて、“光”がさしました。光は世界をめぐるんだと思うと、その瞬間号泣してしまった」としみじみ回想。本作は「特に難産だった」といい、「河瀬といえばカンヌというイメージもあるかもしれませんが、そんな簡単な場所じゃない。しかも栄えある第70回のレッドカーペットを歩くと想像したら、涙が止まりませんでした」と感無量の面持ちだった。そんな河瀬監督から電話で吉報を受け取ったという永瀬さん。「朝方にお電話をいただいて、もう『ありがとうございます』と『おめでとうございます』ばかり繰り返していた」そうで、「受話器越しに監督の思いが伝わって、僕も朝から号泣しました」とふり返った。ちなみに、河瀬監督によると「電話したのが朝6時だったのに、ワンコールで出てくれた」のだとか。水崎さんも「河瀬監督が愛を注いだ作品を、世界の皆さんに見てもらうと思うと…」と言葉に詰まるほど感激した様子。共演陣も「私自身が『光』の細胞の1つになれて、現場にいても、映画を観ても救われた。監督が“出産”なさった『光』が世界に届けばと祈っている」(神野さん)、「もう(カンヌには)3度行かせてもらって、もう行くことはないと思っていた。カンヌは、こつ然と映画の王国が現れて、やがて消えるファンタジックな香りがある場所。本当に幸せだし、長生きするもんですね」(藤さん)とカンヌ入りに期待を寄せていた。“映画”の音声ガイドの制作にたずさわる美佐子(水崎さん)はある日、視覚障碍者向け映画のモニター会で弱視のカメラマン、雅哉(永瀬さん)と出逢う。映画の光に導かれるように、2人は音声ガイドの製作過程で衝突を繰り返しながらも、互いの心をゆっくりと通わせていくが――。今年のカンヌ国際映画祭は5月17日(現地時間)より幕開け、「コンペティション部門」受賞結果は、映画祭最終日の5月28日に発表される。『光』は5月27日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:光 2017年5月27日より新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国にて公開(C) 2017“RADIANCE”FILMPARTNERS/KINOSHITA、COMMEDESCINEMAS、KUMIE
2017年04月27日永瀬正敏が主演を務める河瀬直美監督の最新作『光』が、第70回カンヌ国際映画祭「コンペティション部門」に正式出品されることが決定。河瀬監督は、永瀬さんと初タッグを組んだ一昨年の『あん』に続く7度目、また永瀬さんは、日本人俳優として初めて出演作が3年連続で招待を受けることになった。“映画”の音声ガイドの制作にたずさわる美佐子。あるとき、視覚障碍者向け映画のモニター会で弱視のカメラマン、雅哉と出逢う。映画の光に導かれるように、2人は音声ガイドの製作過程で衝突を繰り返しながらも、互いの心をゆっくりと通わせていくが――。昨日4月13日(木)、フランス時間の11時~(日本時間18時~)より発表された、第70回カンヌ国際映画祭ラインナップで「コンペティション部門」への出品が決定した本作。河瀬監督にとっては「監督週間」カメラドール(新人監督賞)受賞の『萌の朱雀』(’97)をはじめ、グランプリ受賞の『殯の森』(’07)、『2つ目の窓』(’14)、『あん』(’15)に続く、日本人監督としては最多となる7度目。また、主人公・雅哉を演じた永瀬さんは、河瀬監督の『あん』と、ジム・ジャームッシュ監督&アダム・ドライバー主演の『PATERSON』(原題)に続き、出演作が3年連続で同映画祭の招待を受けることとなり、日本人俳優として初の快挙となった。5月17日(現地時間)より開催されるカンヌ国際映画祭には、永瀬さん、美佐子役の水崎綾女、そして河瀬監督がチーム『光』として参戦する予定。なお、「コンペティション部門」受賞結果は、映画祭最終日の5月28日に発表される。このたび第一報を受けた永瀬さん、水崎さん、さらに劇中映画の主演・監督役の藤竜也、そして河瀬監督から喜びのコメントが到着している。■永瀬正敏撮影でお世話になった視覚障碍者の皆さんに心から感謝しています。また世界中で作られている数々の作品の中から『光』を選んでいただけたこと、本当に感謝しています。河瀬直美監督の思い、沢山の方々の思いが詰まったこの作品を、世界の皆さんに観ていただけることが何より嬉しいです。■水崎綾女カンヌ国際映画祭なんて、自分とは別の世界だと思っていたので今回のノミネートに驚愕しております。映画祭自体も初めてなのですが、世界各国から来られるたくさんの方にこの作品を観ていただける事がとてもうれしく思います。■藤竜也直美さん、貴女の『光』に僕の魂がゆすられました。ゆすられた僕の魂が、喜びの涙を流しました。彼方にある『光』が私たちに希望を与えてくれるという意識を共有出来ました。■河瀬直美監督映画は、「光」です。映画は、「魂」です。映画に魂を捧げたものとして、この映画『光』をこの世界に誕生させた、スタッフ、俳優のみんな、みんな、みんな、と、カンヌでの瞬間を分かち合えること、いま、とてもうれしい。50回目のカンヌで初めて訪れた場所…あれから20年の節目にまたあそこに立てる歓びをかみしめています。ありがとう。『光』は5月27日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:光 2017年5月27日より新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国にて公開(C) 2017“RADIANCE”FILMPARTNERS/KINOSHITA、COMMEDESCINEMAS、KUMIE
2017年04月14日監督・河瀬直美×主演・永瀬正敏の『あん』コンビで贈る最新作『光』。この度、本作の公開日が5月27日(土)に決定し、併せて主演の永瀬さんとヒロインの水崎綾女が写るビジュアルが解禁された。“映画”というもうひとつの人生を観客と共有するべく音声ガイドの制作にたずさわる美佐子。視覚障碍者向け映画のモニター会で弱視のカメラマン、雅哉と出逢う。映画の光に導かれるように2人は、音声ガイドの製作過程で衝突を繰り返しながらも互いの心をゆっくりと通わせていく――。本作は、日々迷いながら生きていた女が、弱視の天才カメラマン・雅哉に出逢い、彼の内面に惹かれてゆくラブストーリー。雅哉がやがて見えなくなることを知りながらも、互いの心を見つめようとする、切なくも希望を感じさせてくれる物語。主演の弱視のカメラマン雅哉役を永瀬さん、音声ガイドの制作に携わるヒロイン・美佐子役に水崎さん。さらに舞台からドラマまで幅広く活躍中の神野三鈴、白川和子、劇中映画の主演と監督役に藤竜也が出演する。このほど到着したビジュアルでは、美佐子が雅哉の頬を強く引き寄せ、“あなたに見つめられていたい”と願う、切ない想いが込められた一枚。また、ベルリン国際映画祭でも、類似のビジュアルがお披露目されるという。さらに今回、主演の永瀬さんからコメントも到着。自身のドラマ初出演時と映画デビュー作、それぞれで白川さんと藤さんと共演しているという永瀬さんは、「この映画で、自分の原点に立ち返った気がする。俳優になりたての自分に、演技のいろはを教えてくれた、光(道標)のような存在」とコメントを寄せており、この2人との再共演に喜びを感じているようだ。『光』は5月27日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年02月10日どのような表現であれ、その道でトップを走る人や唯一無二の存在となる人は、才能だけでそこに至ったわけではないだろう。集中力、努力、“その表現”でなければならない理由があるに違いない。FASHION HEADLINEで昨年行ったインタビューから、そんな心に刺さる表現者たちの言葉を、アート・音楽編として紹介する。■ライアン・マッギンレーが語る写真とファッション--「最高の1枚を選ぶのは、本質的でリアルであることを追求するのと同じこと」【INTERVIEW】昨年、東京オペラシティアートギャラリーで開催された写真展「ライアン・マッギンレー BODY LOUD!」にあたり来日し、FASHION HEADLINE単独インタビューに応じたフォトグラファーのライアン・マッギンレー。「最高の1枚を選ぶということは、リアルで本質的であることを追求するのと同じこと」と語る彼に、写真とファッションへの想いを訊いた。■写真家・永瀬沙世--キュリー夫人を目指した少女が写真家になるまで【INTERVIEW】「キュリー夫人みたいになったらいいのにな」と父にいわれて育った少女は、いかにしてフォトグラファーになったのか。13歳で写真を撮りはじめ、ギターを弾き、歌を歌ったり、モデルをやってみたり、劇を演じ、絵も描けば、映像も撮ったが、一番ピンときたのが“写真”だったと永瀬沙世は語る。海外での活躍も目覚ましい彼女の、創作の原点を探るインタビュー。■人々がアートを巡る旅に出かける理由。瀬戸内国際芸術祭・総合プロデューサー 北川フラム-- ■北川フラム×大竹伸朗、“瀬戸芸”を通じ出会った両氏のアートの島への想い昨年は、4年に一度の現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」の年。伊勢丹新宿店で、瀬戸芸とのコラボエキシビジョンが開催されたことから、ディレクターを務める北川フラムと、瀬戸芸で多く作品を残している現代美術家の大竹伸朗にインタビューを行った。アートと歴史、観光、文化などをキーワードに繰り広げられた貴重なトークセッションをお届けする。■宇野亞喜良、“絵本でなければ出来ない表現”-- 戦後の日本のイラスト界を牽引してきたレジェンド的な存在の宇野亞喜良。82歳の現在も精力的に活動を続けている彼の、絵本をテーマにした回顧展が伊勢丹新宿店で開催されることを機にインタビューを行った。絵本ならではの表現の面白さ、彼の持ち味である不思議、幻想的、シュール、ファンタスティック、残酷な表現が生きる絵本の世界観について訊く。■映画監督園子温「風化しかけた記憶に対しての小さな詩をつくりたい」日本映画界の鬼才として問題作を世に送り出してきた園子温が、昨年5月にオリジナルの新作「ひそひそ星」を発表した。25年前に書かれていた脚本がようやく映画化に至った経緯や、高校時代から続けているという詩の制作について縦横無尽に語り尽くす。映像、詩、小説、アート、音楽、パフォーマンスなど、ジャンルの垣根なく表現活動を行う園の向かう先とは何か。■音楽にはカタチがある。カセットカルチャーの震源地・中目黒「waltz」角田太郎【INTEREVIEW】中目黒にある「waltz」には、今では見つけることも珍しいカセットテープがところ狭しと並べられている。六本木WAVEとアマゾンでの勤務経験を持つ角田太郎が店長を務める同店はオープン後すぐに話題に。音楽がデータ化された昨今、彼があえてカセットテープにこだわる理由とは何か。音楽カルチャーの未来を見据えた、角田の視点に迫る。
2017年01月04日永瀬正敏が『あん』の河瀬直美監督と再びタッグを組む映画『光』。制作発表後、早くも注目を集める本作がこのほどクランクアップとなり、永瀬さん、そしてヒロインを務めた水崎綾女が魂を込めた作品に熱い涙を見せていたことが分かった。“映画”というもうひとつの人生を観客と共有するべく、音声ガイドの制作にたずさわる美佐子(水崎さん)。あるとき、視覚障碍者向け映画のモニター会で弱視のカメラマン、雅哉(永瀬さん)と出逢う。映画の光に導かれるように、2人は音声ガイドの製作過程で衝突を繰り返しながらも、互いの心をゆっくりと通わせていく――。世界最高峰のカンヌ国際映画祭にて、新人監督賞カメラドールを受賞した1997 年の『萌の朱雀』、その10年後の2007年に審査員特別大賞グランプリを受賞した『殯の森』に続き、10年周期のジンクスとなる来年2017年に、河瀬監督のオリジナル脚本の最新作として送り出される本作。撮影は、「日本の四季の中で光が一番美しく降り注ぐ、この季節に撮影をしたい」という監督の思いのもと、今年10月16日から自身の創作拠点である奈良でスタート。約1か月の撮影を経て、11月14日19時半ごろに京都文化博物館にて無事クランクアップを迎えた。河瀬監督は「明日起きたら、明後日起きたら、奈良にもう雅哉も美佐子もいないのだと思うと、なんだか身を裂かれるような想いがするのです。それほど登場人物たちと一緒に生きていたな、という気がします」と、撮影を終えたばかりの心境をコメント。「クランクインが満月で、とても重要な雅哉と美佐子のシーンを撮った日が新月で、そして今日、クランクアップの日がまた満月。光もすべて味方につけた、俳優たちこそが、スペシャルだと思っています!」と、永瀬さんらキャストたちをねぎらった。河瀬監督と『あん』以来2度目のタッグとなる永瀬さんは、“弱視のカメラマン・中森雅哉”に完全になりきった状態で、目の焦点を合わせずに演技をしていたため、共演者である水崎さんの顔をきちんと見ることがないほどに役にのめり込んだという。「終わったな…終わっちゃったなって感じです。なかなか言葉にするのが難しいのですが、魂よりももっと大きなものをフィルムに焼き付けられたらと思いながら日々過ごしていました」と、永瀬さん。「弱視から目が見えなくなっていく過程の苦しみや、実際に目の不自由な方々の苦しみを、極力うそがないようにしたくても、実際の僕は目が見えています。でも少しでも近づきたいと出来る範囲の最大限の事をやり、自分自身に足枷をはめ、視力を失ってからはほとんど食事を取らず雅哉として生きてきました。実際に目の不自由な方々の気持ちを考えたら、僕らの小さな悩みや絶望というのは、大したものではない…そんな風に世の中の観方がこの作品で変わるきっかけにもなったらと思っています」と、その役ヘの没頭ぶりと、真摯な思いを口にする。そして、「1人でも多くの方にこの河瀬監督が伝えようとしている『光』が届くことを願っています」と語り、「やっぱり僕にとって河瀬組はスペシャルでした」と撮影をふり返った。また、“バリアフリー映画を手掛ける尾崎美佐子”として、撮影前から奈良に住み始め、約1か月もの間、24時間、役になりきって生活し、作品づくりに没頭する日々を過ごした、監督に見出された新たなヒロイン・水崎さん。「1か月以上、“美佐子”として暮らしていたので、先ほど監督に『水崎綾女!』と名前を呼ばれ、急に現実に戻された感じです。私だけ、最初の1週間は台本がないまま演じていて、やがて1日分の台本をいただくようになり、10日前にようやく台本を1冊貰って読ませていただきました。もう、8割、9割のところまで進んでいて、『あと数ページしかない!』という状況でしたが、そこから作品のヤマが続き、ようやく2日前頃(ゴールという)“光”が見えてきた感じがしました」と、撮影の過程を明かす。さらに、「役になりきるために、もの凄く苦しくて大変だったのですが、撮影が終わってしまうのが本当に寂しい…。まだ河瀬組に身を置いていたいし、美佐子でありたいという気持ちがいまは強いです」と熱い言葉を寄せた。魂を込めて演じ続けた日々を思い、クランクアップを迎えた永瀬さんと水崎さんの瞳からは熱い涙がこぼれていたという本作。この2人、そして河瀬監督自身の“離れがたさ”が、この作品が放つ“光”の強さを物語っているようだ。『光』は2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月16日写真家の永瀬沙世が9月23日から10月8日まで、“切り絵”を用いた新作写真シリーズを展示する個展「CUT-OUT」を東京・南青山のGALLERY 360°にて開催する。今回永瀬は、“CUT-OUT(切り絵)”に挑戦。大きな紙を幾何学的な形に切り抜いていき、大量に切り取ったその紙の中で戯れる女性を撮影した。永瀬の新たな世界観を楽しめる個展となっている。永瀬は同展について、「どうやって世界を見るのかを教えられる前の子どもの頃の私たちは、人やものごとの裸をみることができるし好奇心が溢れるまま自分の未知の力で自由に未来を創造できる。アンリ・マティスがアトリエでcut outを制作している映像をみてインスピレーションを刺激された。彼は絵画をやめ、78歳で新しい手法cut out(切り紙絵)に行き着いた何かから解放された彼のアトリエがあまりにも自由に満ちていてびっくりした」とコメントしている。また、同展に合わせて10枚のアルミ板にプリントしたポートフォリオと銀紙に印刷された写真集も同時刊行される。なお、どちらもサインと限定番号入りとなっている。【イベント情報】永瀬沙世「CUT-OUT」会場:GALLERY 360°住所:東京都港区南青山5-1-27 2階会期:9月23日~10月8日時間:12:00~19:00定休日:日曜日、祝日
2016年09月23日写真家の永瀬沙世による写真展「スプライト(SPRITE)」が、6月28日から7月7日まで東京・恵比寿のALにて開催される。永瀬沙世は、これまでに7冊の写真集を制作している。そのうち、『PINK LEMONADE』、『Asphalt & Chalk』は、パリを拠点とするストックホルムのLIBRARYMAN社から出版されるなど国内外で活動を行っている。同展は、永瀬沙世が今夏2年ぶりに発表した同名の写真集をもとに開催。11年に起きた東日本大震災の直後に撮影しその5年後の16年に仕上げられた『スプライト』に収録された、“未知なる世界、導き手のいない新しい場所に足を踏み入れたときの瞬間”を収めた写真作品の数々が展示される。【展覧会情報】「SPRITE」会場:AL住所:東京都恵比寿南3-7-17会期:6月28日~7月7日時間:12:00~19:00【書籍情報】『SPRITE』写真:永瀬沙世デザイン:米山菜津子協力:YYY PRESS、KiKi inc.発行:Yomogi books並製/80ページ/297×205mm/カラー edition 400部価格:4,500円
2016年06月27日気鋭の写真家・永瀬沙世。海外のクライアントやギャラリーと仕事をすることが増えた近年、永瀬は作品を言葉にするのは難しい、しかし文化の成り立ちが違う人たちに伝えるためのアーティストステイトメントの重要性を再認識しているという。後編では、永瀬自身の言葉と共に、彼女の作品集に込められたメッセージを読み解きたい。前編はこちらから■『WATER TOWER』(2011)『WATER TOWER』は古代がテーマになった作品だ。この世界にある、どこでもないどこか、そんな光景が続く。日本国内でも確かなものは何か、本質的な価値を知りたいという見えない欲求が高まった2011年にこの作品集が刊行されているのも興味深い。女性的な光やシルエットが横たわるようなカットもあれば、水を抱いてそびえ立つ水の塔もある。相反する存在が存在する世界を永瀬の視点で切り取った作品に思える。「これは(東日本大)震災の1週間前に出来上がった写真集です。古代は大きな木の下に長老がいて、そこが不安になった時の心の拠り所になっていたんだと思います。大きな塔や木に宿る神様や精霊を拝むような気持ち。みんなが指標にする何かが分からない時代になってきたな、という思いで撮ったのがこの『WATER TOWER』です」(永瀬)■『White Flowers』(2012)『White Flowers』と題された作品は、実は“免疫”がテーマ。どこにでもありそうな日常のシーンの中に、度々登場する白い花々。この可憐な花こそが、永瀬を苦しめる存在だったとは...。そんな世の中の不条理を切り取った作品といえるかもしれない。「もともとこの白い花が気になって撮りはじめたのが、この花を目の前にすると具合が悪くなってしまって...。結局、この花の花粉症だったんです。この花が好きなのに、自分の白血球はこの花粉を異物だとみなして攻撃するからくしゃみも出れば、鼻水も出る。そこで、免疫って何だろうって...。だから、一番最後のページに暗号のようなメッセージを残しました。“Your hay fever has nothing to do with your thoughts.”って。花粉症は思い過ごしだよって思うことで、この花を好きなことを肯定したかったんです」(永瀬)■『Pink Lemonade』(2013)色の三原色(シアン、マゼンダ、イエロー)のマゼンダが“ピンク”、イエロー が“レモネード”というイメージで作られた写真集。 真逆のものが惹かれ合い、近づいたり離れたりしながら生きていく感じが伝わってくる。「わたしは暗室でプリント作業する時、マゼンダとイエローという逆の光を少しづつ混ぜていき微妙に色をつくってるため、 色を考える時、頭の中がそのパズルを解いている感覚になっているのです。モデルのヘアスタイルも黒髪とピンクの髪だったり、真逆の色を隣合わせる面白さがある。それは、感覚的なようでありながら、ロジカルでもある。モデルはアメリカと日本のハーフ。あえて日本的要素である畳の上で撮影したり、 アメリカで買ったスニーカーを履かせて東京郊外の街で撮影したり。イエローとマゼンダのように、異なるものを同時に溶け合わせていく作業から生まれた作品」(永瀬)永瀬の写真に映るのは“みんなが見ているのに、気づいていないものたち”なのだろうか...。ぜひ一度、彼女の作品の前に立って、その気配を感じてもらいたい。【イベント情報】2年振りとなる永瀬の写真集『 スプライト(SPRITE)』の発売を記念して、同タイトルの写真展が代官山で開催される。永瀬沙世 写真展 “SPRITE”会場:代官山「AL」住所:東京都恵比寿南3-7-17会期:6月28日から7月7日時間:12:00から19:00【永瀬沙世プロフィール】1978年兵庫県生まれ。2016年、2年振りに写真集『SPRITE(スプライト)』を発表 、個展も同時に開催される。今まで7冊の写真集を製作し、『PINK LEMONADE』『Asphalt & Chalk』は、パリを拠点とするストックホルムのLIBRARYMAN社から出版された。
2016年06月20日写真家・永瀬沙世の写真には何が映るのだろうか。写真とは一瞬の刹那を切り取りたいという人の欲求から生まれた文明かもしれないが、彼女の写真にはそれ以上の何かが映し出されている。1978年、兵庫県に3人兄弟の末っ子として生まれた永瀬沙世。19歳の時、写真家を志し上京する。13歳で写真を撮りはじめた時から、友人にメイクをし、衣装やポージングまでセットアップしていたという永瀬。彼女はカメラのファインダーの先に何を見るのか...。桜が花ひらく春、彼女のアトリエを訪ねた。■キュリー夫人を目指した少女が写真家になるまで3人兄弟の末っ子として生まれた永瀬は、どんな子ども時代を送ったのだろうか。聞けば、父親から「キュリー夫人みたいになったらいいのにな」といわれて育った永瀬は、楽しみながら科学の勉強をしていたという。そして、「何で生きていくか」を真剣に考えはじめたティーンの彼女の好奇心は科学に留まらず、ギターを弾き、歌を歌ったり、モデルをやってみたり、劇を演じ、絵も描けば、映像も撮り、写真もはじめた。その中で一番ピンときたのが写真だったのだという。月並みな問いかけではあるが、永瀬に写真の魅力を訊ねると「写真は切磋琢磨すると、どんどん精度が上がっていくこと。芸術とスキル、その両方が写真にはあるから」と返ってきた。どうやら彼女には、親からもらったものだけではなく、自分自身で高めたスキルで挑戦してみたいという心意気があるようだ。そんな思いを秘めた永遠の末っ子は「自分の味方がいないところ」を求めて19歳で上京する。「一人でちゃんと生きていくという自信をつけたかった」と当時を振り返る永瀬。写真家としてキャリアを重ねてきた彼女だが、そんな自分自身について「まだまだ真っ白だと思う。ただ、真っ白なところに立って、一から何かを作っていくことはやってきた」と語る。彼女の作品を前にすると、そこに射し込む陽のまばゆさや、髪を撫でるような風の気配、さらには遠くの音、近くの音までを映し出しているような気持ちになる。永瀬の撮影スタイルは、ルックは決まっているものの、細かな構図は現場で決めていくスタイルなのだという。「ラフよりも、キーワードの方が撮りやすいんです。いつも感覚をゼロにして現場に行くようにしています。私は上手く五感を作用させて、そこにあるものの受信機にならないとダメだから」と撮影に向かう時の思いを語る。後編では、永瀬の作品に込められたメッセージを、本人の言葉と共に読み解きたい。
2016年06月20日7月に劇場版の公開も迫る『HiGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~』で劇中に登場するチーム・RUDE BOYSの幹部、シオンを演じている永瀬匡が、6月4日(土)今夜放送のTBS系バラエティ「新チューボーですよ!」にゲスト出演する。同番組は堺正章、森星、「平成ノブシコブシ」の吉村崇の3人がゲストを迎え料理に挑戦するバラエティ番組。今回ゲストで登場する永瀬さんは2011年、ドラマ『桜蘭高校ホスト部』で俳優デビュー。2012年に映画『悪の教典』に出演すると2013年「仮面ライダーウィザード」で主人公の仁藤攻介を演じて若い女性を中心に大きな注目を浴び、同年の大河ドラマ「八重の桜」にも出演。その後も『好きっていいなよ。』や『天空の蜂』、ドラマでは「ナポレオンの村」「マネーの天使~あなたのお金、取り戻します!~」などに出演。ワイルドな雰囲気から「若手野獣系俳優」として着実にその人気を広げている。今回永瀬さんが挑むのは肉、卵、ご飯の最強タッグでおなじみのハワイの郷土料理「ロコモコ」。ロコモコを作りながら永瀬さんがデビューのきっかけや、仮面ライダーのオーディション秘話などを語ってくれる。ダンス歴なんと10年、体脂肪率4%という永瀬さん、ダンスの腕前を披露…のはずがまさかの“ロックスター誕生”!?「ロック歌手になりたい」という永瀬さんがみせるはじけっぷり”にスタジオが大盛り上がり。その様子も必見。また恋愛トークでは衝撃的すぎる恋愛遍歴に一同が騒然とする場面も。また番組レギュラーの森さんとは同い年ということもあり、友人を交えてディズニーランドに行くほど仲良しだとか。森さんに対する永瀬さんからの“強烈ダメ出し”もお見逃しなく。普段バラエティへの出演機会が少ない永瀬さんの、いろんな一面が見られる30分になりそうだ。永瀬さん出演の『HiGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~』は7月16日(土)から全国公開。同作は「EXILE」HIROの企画プロデュースのもと、ドラマ、漫画、ライブツアーなど様々なメディアコンテンツを展開する「HiGH&LOW」プロジェクトの劇場版となる。キャストには「EXILE」はもちろん「劇団EXILE」「三代目J Soul Brothers」「GENERATIONS」「E-girls」ら「EXILE TRIBE」のメンバーが総出演するほか、YOU、小泉今日子、「ゴールデンボンバー」、窪田正孝、林遣都、前田公輝ら豪華俳優陣が共演する。「新チューボーですよ!」は6月4日(土)23時30分~TBS系で放送。(笠緒)
2016年06月04日誇るべき日本の良さを新しい価値として、三越伊勢丹が発信する「JAPAN SENSES」。3月30日から4月12日までの期間、伊勢丹新宿店では「青の美」にフォーカス。同時期に催される「瀬戸内国際芸術祭2016」とシンクロナイズしながら、さまざまなモノやカルチャーを紹介していく。春を色に喩えると陰陽五行説では“青”と言われ、海、空、木々、地球など、私たちを取り巻く自然界にはさまざまな“青”の色が存在することが分かる。日本人は古くから、清く澄んだこの色に魅せられ、親しみを覚えてきた。同店が展開する「青の美」では、「find,SETOUCHI BLUE~瀬戸内、青へのアプローチ~」と題し、4月5日までの一週間、本館2階から4階でプロモーションを行う。海を抱き、島々を抱く、美しき瀬戸内に息づく“青”を、紐解いてゆく。各階ごとに設けられたテーマは、2階が“OVERVIEW(俯瞰)”。センターパークでは、アーバンクローゼットがポップアップストアをオープン。岡山・倉敷の児島地区を拠点とするジーンズメーカー「ジャパンブルー」の生地を贅沢に使ったシャツやスカートをそろえたニードルデザイン(NEEDLE DESIGN)、同じく児島地区のデニム縫製工場「ニイ・ヨン・イチ(241)」とコラボレーションしたワンフォーイレブン(1411)のGジャンやデニムパンツが店頭に並ぶ。またレディ フォア ザ ウィークエンド(Ready for the Weekend)は、徳島産“阿波藍”にフィーチャー。東京ドレス(TOKYO DRESS)とのコラボレーションで、丁寧に染め上げた藍染生地を使用したシャツやロングスカート、カットソーなどを展開する。カットソーはキッズデザインも用意。 “TOUCH(覗きみる)”がテーマの3階には、センターパークでルーガ(LUGHA)のポップアップストアをオープン。職人の手元を“覗く”という観点から、細かな手作業が施された唯一無二のアイテムを展開する。児島地区でデニムの加工を中心に手がける「癒toRi18」がウォッシュ加工とクラッシュ加工を施したデニムパンツは、クラッシュ部分にレースを縫い合わせる高度な縫製をニイ・ヨン・イチが担当。スペシャルなコラボレーションを実現させている。4階は“READ(読み解く)”がテーマ。ウエストパークのプロモーションでは、瀬戸内の歴史が育んだデニム素材を用いた、グランママ ママ ドーター(GRANDMA MAMA DOUGHTER)のワンピースやスカート、パンツ等をラインアップ。広島・福山を本拠地とする、世界有数のデニム生地メーカー「カイハラ」のデニム生地を使っている。ここでは瀬戸内産の出汁などフードも展開する他、ブックセレクター・三田修平氏が選ぶ瀬戸内にまつわるおすすめ書籍をセレクションした「瀬戸内ライブラリー」も設置している。瀬戸内の青々とした空や海を切り取った本プロモーションのキービジュアルは、写真家の永瀬沙世が撮影。各階プロモーションスペースをダイナミックに演出し、目が覚めるような爽快な空間へと導いている。
2016年04月02日空気の動き、海の流れが早いのか遅いのかわからないけど、清らか。地中海っぽい。古代からここの印象って変わっていないのではないかと思った。のびのびと適当に散らばっている感じ。それが魅力的。生きてるなーって思った。【永瀬沙世プロフィール】1978年 兵庫県生まれ。作品展、写真集の発表を日本、ヨーロッパで精力的に行い、5冊目の写真集「PINK LEMONADE」は、ストックホルムの「LIBRARYMAN」から出版、2014年には新作写真集「FOLLOW UP 追跡 -J002E3-」 が出版され、作品展も開催された。現在、次の作品集、展覧会のプロジェクトを進行中。
2016年04月02日あたたかい毛布につつまれたような、ふわぁと光につつまれていたような、息を吸うと深く綺麗な空気が引っかかりなく入ってくる感じ、幸福感が故郷の記憶にはある。東京は恥ずかしがり屋だった自分に自信を持たせてくれた街。故郷は心のよりどころ。【永瀬沙世プロフィール】1978年 兵庫県生まれ。作品展、写真集の発表を日本、ヨーロッパで精力的に行い、5冊目の写真集「PINK LEMONADE」は、ストックホルムの「LIBRARYMAN」から出版、2014年には新作写真集「FOLLOW UP 追跡 -J002E3-」 が出版され、作品展も開催された。現在、次の作品集、展覧会のプロジェクトを進行中。
2016年04月01日海の風に吹かれている。透明感のある海草、海のきらめき、潮の匂いよりも、からっとした風の匂いがした。真ん中が空いていて風の通りがいい。【永瀬沙世プロフィール】1978年 兵庫県生まれ。作品展、写真集の発表を日本、ヨーロッパで精力的に行い、5冊目の写真集「PINK LEMONADE」は、ストックホルムの「LIBRARYMAN」から出版、2014年には新作写真集「FOLLOW UP 追跡 -J002E3-」 が出版され、作品展も開催された。現在、次の作品集、展覧会のプロジェクトを進行中。
2016年03月31日