●VRには3段階の進化があるFOVE社は5月19日、VRヘッドマウントディスプレイ(HMD)の「FOVE」の量産に向け、Kickstarterを利用した資金調達を開始した。「FOVE」は眼を覆うように装着するHMD。微妙な目の動きを追跡することでユーザーが見ている空間を算出し、没入感の高い仮想世界を体験できる。合わせて、都内でキックオフイベントが開催された。イベントでは女優の池澤あやかさんをゲストに迎えたトークセッションが行われたほか、FOVEを使って目線でピアノを演奏する沼尻光太さんへのインタビューも実施。また、FOVEの実機を用いた体験会も開催された。ここでは、その様子をお伝えする。○VRには3段階の進化があるイベントでは、まずFOVE社の小島由香CEOが登壇し、世界的に注目を集めているバーチャルリアリティ(VR)の現状を説明した。小島氏は「VRには3段階の進化がある」とし、360度の視野角などによってユーザーが仮想現実世界の存在を現実のように感じる"プレゼンス(存在感)"の実現を第1段階、ハンドトラッキングやモーションコントローラーなどによって仮想現実世界を操作する"コントロール"の実現を第2段階と定義。「私たちが目指すのは、その次にある第3段階の"感情表現"。たとえば、見つめることでキャラクターのリアクションを得るなど、感情のやりとりができるようになる。FOVEでユーザーの感情を仮想現実世界に持ち込む手助けをしたい」と語った。小島氏によれば、第2世代の"コントロール"においてもFOVEは優位性があるそうで、「FOVEはユーザーの視線を検知する視線追跡技術(アイトラッキング)を採用することで、現在のHMDの問題点であるパララックスエラー(視差によってポインティングにずれが生じること)を解決しようとしている。シューティングゲームなどでは、マウスを使った操作よりも素早く照準を合わせられるため、より快適で自然な操作が可能になる」とコメント。ちなみに、FOVEではユーザーが注視している部分に高精度なレンダリングパワーを集中させ、見ていない部分を低解像度でレンダリングする「フォビエイテッドレンダリング」という技術も採用しており、従来に比べて6分の1程度のPCパワーですむのも特長とのこと。そのため、小島氏は「スペックの低いマシンでもVRを実現できる」とし、「近い将来、ノートPCやスマートフォンなどでもVRを楽しめるようにしていきたい」と意気込みを見せた。●池澤あやかさん興奮、ゲストがFOVEを体験!続いて、「大学時代にVRやインタラクティブデザインなどを勉強していた」という、ギーク女優の池澤あやかさんがゲストとして登壇し、実際にFOVEを装着してシューティングゲームを体験した。池澤さんは、視線の動きに合わせて敵に照準が合ったり、眼からビームが発射されたりするたびに歓声をあげ「自分が超人になった気持ち。すごいですね。これは新しい体験。視界が広くて見ている映像もとても自然です」と興奮した様子だった。これに対して、同社のロックラン・ウィルソンCTOは、「FOVEは解像度が2,560×1,440ドットと高精細で、視野も100度以上と広い。また、視線追跡技術によりユーザーが注視している部分にピントを合わせ、ほかをぼけさせることもできる。そのため、一般的なHMDよりも自然なVR体験ができる」と説明。小島氏も「今までのHMDはすべてにピントがあっていて、長時間使用していると気持ち悪くなることがあった。FOVEはそういったVR酔いが起こりにくい」とコメントした。次に、特別ゲストとして筑波大学附属桐が丘特別支援学校に在籍する沼尻光太さんが紹介され、身体にハンディキャップがある沼尻さんがFOVEを装着して目線でピアノを演奏する映像が上映された。沼尻さんは「手にあまり力が入らないため自分でグランドピアノを弾くのが難しいのですが、このような新しいテクノロジーのおかげでそれが実現できて嬉しかった」と感想を語った。●本当に画面の中に入るような感覚このあと、会場では来場者によるFOVEの体験会が行われ、筆者も実際に体験してみた。使用方法は一般的なHMDと大きな差はなく、眼を覆うように装着すればOK。今回試した試作モデルはディスプレイ部が前方に突出した形状でサイズもそれなりに大きかったが、見た目ほどの重さはなく、装着後にずり落ちてくることはなかった(ちなみに、量産モデルでは重量は400gが予定されている)。装着したら、まず視界に現れる緑色のドットを眼で追いかけることで視線検知の調整(キャリブレーション)を行う。キャリブレーションが終わったらいよいよ映像体験スタート。今回は、シューティングゲームを試したが、非常に視界が広く、視線や頭の動きに合わせて映像を表示しているためか、まるで本当に画面の中に入り込んで辺りを見渡している感じだった。また、視線検知の精度も高く、意識して視線を合わせようとしなくても、普通に敵に眼を合わせれば照準が合うため、ストレスなくゲームを楽しむことができた。短時間の体験だったため、長時間使用した場合の疲労度などは分からなかったが、数分のゲーム体験では眼が疲れることはなかった。ちなみに同社では、ゲーム以外にも医療や教育など、様々な分野での活用が考えられると見ており、前述した沼尻光太さんのピアノ演奏のように、実際に取り組み始めているプロジェクトもあるという。また、ゲームや映像に関しても、コンテンツデベロッパーと共同で準備を進めているとのことで、イベント時にVRコンテンツの配信を行うWear VR社とパートナー関係を結んだことも発表された。今後は2015年Q3に予定されている開発者キットの提供などを通じて、さらに幅広い展開を目指していく。なお、同社はKickstarterで25万ドルのクラウドファンディングを目指しており、349ドル以上の出資をした人に対してFOVE本体の特別割引先行予約を受け付けている。詳細はKickstarterの該当ページを参考にしてほしい。
2015年05月20日日本のスタートアップ企業・FOVEは5月19日、同社のVRヘッドマウントディスプレイ「FOVE」の量産開始に向け、クラウドファンディングサイトKickstarterでの資金調達を開始すると発表した。「FOVE」は解像度2560×1440のディスプレイに視線追跡技術と動作追跡技術を組み合わせたヘッドマウントディスプレイ(HMD)で、装着者の頭と眼の動きを追うことによって映し出される映像を操作する事ができる。ユーザーの視線が注視している部分にのみレンダリングパワーを集中させる技術を採用しており、将来的には低スペックのPCやスマートフォンなどでもVRを楽しむことができるようになるという。また、視線追跡技術を導入していることで、例えばキャラクターとアイコンタクトを交わすことなどが可能となるため、よりインタラクティブなVR体験を提供できる可能性がある。そのため、エンターテインメントだけでなく、医療、教育、観光など幅広い用途での活用が期待されている。今回の資金調達は25万ドルを目標としており、同日よりKickstarterで349ドル以上の出資者を対象にヘッドマウントディスプレイ本体の特別先行予約を受け付ける。同製品は現在、コンテンツデベロッパーと共同でコンテンツを開発している段階で、来年の春を目処に開発者キットが提供される予定。また、Wear VRとパートナー契約を締結するなど、実用化に向けて着々と準備が進められており、顔認識技術の搭載など、新たな展開も用意しているという。発表会には学生時代にVRを学んでいたという女優・池澤あやかさんも登場し、「FOVE」を装着し目からビームを発射するシューティングゲームを体験。池澤さんは「手で操作するHMDは体験したことがあったが、眼で操作すると手でやるよりも違和感がなく、すばらしいと思った」語り、操作性の良さに驚きの声を上げた。
2015年05月19日T-Gardenはこのほど、カラーコンタクトブランド「AngelColor」より、モデルの星あやさんがデザインプロデュースを手がけた「クォーターヴィジョンシリーズ アースクォーター」を発売した。「クォーターヴィジョン」は、業界で初めてモデルがデザインプロデュースしたカラーコンタクトレンズシリーズ。今回発売した「アースクォーター」はモデルの星あやさんがデザインプロデュースしたもので、9年ぶりの新色となる。レンズは、グリーンとイエローとブラウンが混ざったカラー。立体的なクォーター顔を演出できるよう、光の当たり具合によって変化するグラデーションを採用した。既存シリーズのデザインや質感はそのままに、レンズサイズはトレンドを意識した14.2mmとし、パッケージはナチュラルなイメージのクラフト紙を採用している。デザインプロデュースを担当した星さんは、「新色は"◯◯色"と断定できる色ではなく、ヘーゼルにやや緑がかった天然の色素の様な色をイメージしました」とコメント。ノーメイクでも顔になじむ天然カラーにこだわり、約2年近くの時間をかけて開発したという。同商品は、再使用可能な視力補正用色付コンタクトレンズ。1箱2枚入りは、Web店舗で4,000円、実店舗で4,740円。1箱1枚入りはWeb店舗で2,000円、実店舗で2,370円。公式通販サイト「angelcolor.jp」や「Luvlit(ラブリット)」で販売しているが、全国のドン・キホーテなどでも順次展開する。※価格は税別○目にまつわるお話●疲れ目の黄色信号が出る前に使いたいアイウェアとは●疲れ目の黄色信号を放置しておくと引き起こされる怖い症状とは
2015年05月18日デジタルハリウッドは、次世代エンジニア養成学校「G’s ACADEMY」の開校プレイベントとして、"ファッション×テクノロジー"をテーマとしたアイデアソン「トーキョーギークFes. VOL.1」を開催する。開催日時は3月21日 14:30~19:00(14:00受付開始)。会場は渋谷ヒカリエ17Fレバレジーズ内。参加費無料。同イベントは、デジタルハリウッドが新たに開校する次世代エンジニア養成学校「G’s ACADEMY」のプレイベントとして行われるもの。プログラミングの魅力をさらに幅広い層に周知すべく「女性のファッション×テクノロジー」をテーマにしたアイデアソンを実施する。アイデアソンは、プログラミングなどの深い知識がなくてもアイデアからサービスを考えていくブレストイベントであるため、プログラミング未経験の人でも参加できる。また、タレントとして活躍する一方、プログラミングができるため「Rubyの女神」としても知られる池澤あやかが、アイデアソンにオブザーバーとして参加。当日の参加者より考案発表されたアイデアに対し、同氏がコメントを寄せる予定となっている。なお、「G’s ACADEMY」は、2015年4月より開校予定の「世界を変えるGEEKを育成する」次世代エンジニア養成学校。文系からも次世代エンジニアを生み出すという趣旨や「授業料後払い制度」、「卒業後の出資支援サービス」などの特徴的なサポートに注目が集まり、開校定員50名に対し、説明会参加希望は400名を超え、150名が受験(満席)となったという。
2015年03月18日●関係者交え開発秘話を語りつくす2015年2月23日、Engadgetの主催によるau Firefox OS搭載端末「Fx0」トークセッションが秋葉原アートスペース3331にて緊急開催された。本誌でも取り上げているが、auのFirefox OS搭載端末Fx0が2014年12月に販売開始となった。そのFx0の使い勝手や魅力について、語り尽くすのが今回のトークセッションである。参加者は、モデレーターでEngagetの津田啓夢氏、KDDI 商品企画部 Fx0担当の上月勝博氏。そして、Geek寄り女子の池澤あやか氏、ガジェットモンスターのジェットダイスケ氏、Mozilla Japan モバイル&エコシステム マネージャ浅井智也氏である。○デザイン端末にこだわったFx0Fx0の特徴は、なんといってもそのデザイン性にある。スケルトンボディを採用し、部品配置、ネジにまでこだわった端末である。ネジは通常の40倍の価格となったが、上月氏は、Fx0の値段が高いのはそれが理由と指摘されるが、せいぜい1本何円。何十円、何百円レベルはあるが、そんな影響していないとのことだ。それよりも、とにかくめだつこと、他の端末との差別化を図ったとのことである。結果、製品発表後、海外のSNSなどで、ここまで注目されたのはKDDIとして初めてであった。デザインについて、ジェットダイスケ氏は、金色といってもそんなに派手ではない。やはりバブル期のようなハデハデは避けたい、これくらいならば十分持てるでしょうと語る。○スーパーローコストではなく、高スペックな端末としてFirefox OS搭載端末は、当初、ウルトラローコストと呼ばれる低価格帯の端末のOSとして採用されることが多かった。しかし、日本で発売されたFx0は、デザイン、機能ともにハイレベルな点が特徴である。池澤氏は、そこがすごく気になっていたと語る。なぜ、ネジにまでこだわったハイレベルな方向に舵を切ったのかと質問した。浅井氏は、そもそもFirefox OSは廉価版端末専用OSと思われるほうが心外と語る(笑)。安く作ることもでき、最初はたまたま安い端末となった。非力な端末で動くOSでも、ハイエンドな端末を作れば、カッコいい端末になる。それを採用したのがKDDIさんなんですと語る。上月氏は、スケーラビリティは最初から理解していましたが、最初は市場の関係でシンプルで普及価格帯を考えていた。しかし、社長から王道で行けとなり、方針を変換したと当時の状況を説明してくれた。実際に、クワッドコアのCPU搭載するFirefox OS端末はFx0だけである。CPUはMSM8926で、最近の端末でも採用される。ジェットダイスケ氏は、このCPUだとおサイフケータイなどを搭載する端末が一般的だが、なぜFx0では? と尋ねた。残念ながら、そこまでの対応するといつまでたっても出すことができなかったと上月氏は弁解をしていた。最初から機能を満載にしてしまうと、出すものも出せない。そこで、ベース部分をしっかり作り込み、次に考えていきたいと抱負を語った。○アプリ開発をめぐって池澤氏は、この後少し余裕ができるので、開発にチャレンジしたい。HTMLなどのWebと同じ技術でできるので、開発者としては、もう1つプラットフォームが増えたという印象と語る。そして、新興国の人にも使ってもらえるアプリを作れるのか? との質問に、浅井氏は、以下のように答えた。もちろん可能です。現在、29か国、15キャリアからFirefox OS端末が提供されています。Mozilla Japanのメンバーが音楽アプリを作ったところ、スペイン語でフィードバックがきました。Webで翻訳して、苦情ではないかドキドキしながら確認しています。日本で、AndroidやiOS向けのアプリを出しても、海外まで届きません。しかし、Firefox OSならば、本当に必要としている人にいいフィードバックがもらえて、開発者としても楽しいと思います。ついでにスペイン語の勉強もできます(笑)。もし、わからなければ、Mozillaがサポートします。コミュニティのメーリングリストや勉強会もあります。ぜひ聞きにきてください。KDDIでは、2月半ばに新たなポータルサイトを設置した。これはユーザーの要望に応えるものだ。端末だけで作ったアプリなどを手軽にアプリをアップし、他の人に使ってもらいたい、評価してもらうものである。KDDIでは、公序良俗に反しない程度の確認を行って公開している。上月氏は、それ以外にもバグの報告がある。オープンソースの醍醐味というか、自分たちが気が付かないバグを指摘してくれ助かる。KDDIとしても今までにない取り組みが可能となるだろうと語る。○従来の開発や開発者のイメージを超えてジェットダイスケ氏も、HTMLやJavaScriptでアプリが作れるならばやってみたいと積極的な姿勢を表明する。そこで、カメラアプリもできる?と尋ねると、浅井氏は以下のように答えた。JavaScriptでフィルタ効果を、HTMLでSDカードの読み書きも可能です。従来、ネイティブでしかできなかったといわれるようなことも、可能になっています。それどころか、新しい知識がなくても、モバイルのWebサイトを作っている人ならば、テキストファイルを1つ足しただけで、Marketplaceにアップできるようなアプリが作れます。アプリのなかには、すべてをWebから読み込むようなアプリがあります。Webビュー専用に書かれていますが、Firefox OSでは、アプリとWebサイトの区別がまったくない、同じ書き方ができます。一方、iOSやAndroidでは、アプリをダウンロードしないと何もできない端末が多いです。PCならば、ブラウザを開きURLを入力すれば、ゲームもできる、表計算もできる、なんでもできます。でもなぜかアプリだとダウンロードして、専用の操作をしないといけません。これは、Webページだったらホームページにしか行けない、どんなURL書いても/ルートにしか行けないものが、iOSやAndroidのアプリだったりするんです。ならば、Webとアプリの区別のない環境を作ったほうが幸せでしょうということです。さらに、Firefox OSでは、Framinを使えば、プログラムを知らなくてもアプリを作成できます。池澤氏も、写真を切り替えたり、時間がきたらお知らせするアプリなら、1分でできたという。そして、端末性能が進歩すれば、ネイティブでなくても十分、高速な動きが期待でき、実用になるだろうと予測する。印象として、従来の開発や開発者とはイメージが異なる人たちがアプリを提供してくる感じである。そこまでいかなくても、自分好みのカスタマイズが可能な点も大きいだろう。●参加者の声や、当日の展示物も面白い○参加者の声今回のトークセッションの参加者の声とその回答を紹介したい。多分、多くのユーザーが持つ意見や疑問だと思う。まずは、新機種を含む今後の予定であった。これに対し上月氏はまったく決まっていない。まずは、フィードバックを取り込みたい。さらに、毎シーズン新機種の投入といったことはないだろうとのことである。浅井氏も、発表できるものはないが、いろいろ検討いただいていると語った。次は、スケルトンのライトなイメージがあるが、使ってみると重量が重いように感じたという意見である。上月氏は、今の機種と比較すると厚いので重さもあるが、丈夫な構造にしていることも理由と語る。さらに、パーツ1つ1つの具がしっかりしている(笑)とのことだ。Fx0では、電池の持ちがよいとの評価があるので、今後の機種によっては少し電池を小さくする可能性もあるとのことだ。また、開発者や好きな人以外では2台持ちは考えられない、普通のユーザーならば1台持ちであろう。そのあたりの方向性はいかがかという質問もあった。上月氏は、現状は2台を意識せざろうえないが、1台持ちにできない理由はない。しかし、今は、他と競合しない部分にあえて出させていただいていると答えた。今後、会社としての対応は、未定とのことである。さらに浅井氏は、自分の母親に機種変更で、初めてのスマフォでFx0を使わせているとのことだ(笑)。メールやカメラが使えれば問題なく、唯一の苦情は、キー入力が使いにくいで、それもハードキーがないことが理由とのことだ。1台持ちでもなんとかなると思うと語った。最後の質問は、ブラジルなどでFirefox OS端末がどう利用されているのかであった。浅井氏は、現地に赴いたわけではないが、ブラジルやインドなどでは、2台、3台持つような金銭的余裕はない。Android端末は通信料も多く、従量課金では使用料も高額になるが、Firefox OSではそのようなことがないので受け入れられているとのことだ。日本ではWeb接続は水道と同じようなイメージである。しかし、水道も完備していない、Webも繋がらないことが多いといった環境では極限まで安く、Webが速い端末を提供することで、社会的インフラとして普及している印象と語った。上月氏は、ブラジルなどでは、FMラジオが必須なんですと語る(笑)。浅井氏は、バージョン1.0の頃には、NFCがないのにFMラジオの機能があった。国によって違いがあり、その国のユーザーが使いやすい端末を、キャリアが自由に開発できることから、Firefox OSを採用している。単純にこれまでの端末と同じものを出しても、売れないこともあるだろうと語る。そして、上月氏も本当に好き勝手にやらせてもらえたし、なによりも、ここにいらしている皆さんと一緒にやりたかったと、うれしい台詞で締めくくった。トークセッション終了後、懇親会となり、自由な雰囲気のなかで、歓談が進む。イベントの最後はじゃんけん大会となった。Mozilla、Firefox OS関連のイベントは、とにかく楽しく、遊び心に溢れている。まじめな勉強会もあるが、楽しむみながら学ぶことが基本となっている。この雰囲気からか、普段聞けないような話も飛び出す。そんな話を聞けることもうれしい。○当日の展示物から会場では、デモ用にFx0が5台展示され、自由に使うことができた。筆者も初めて実機に触れることができた。印象であるが、想像以上に動作が軽かった。30万円かかる試作を10回も繰り返したというネームキーの感触もよかった。隣りでは、3D PRINT LAB.の展示が行われていた。これは、2015年1月より開始されたサービスで、3Dプリンタを使いオリジナルのスマホケースの製作・購入ができるものだ。あらかじめひな型が用意されており、そこに文字を入れたり、立体スタンプで造形していく。申し込みは、Webサイトから行う。使う3Dプリンタは、DMM.comの粉末焼結積層造形式の高性能プリンタで、スマフォケースならば1cmに1分ほどかかるとのことだ。納期は2週間程度で、費用は送料込みで3980円(税抜)である。ちょうど横に、ジェットダイスケ氏がおられたので「やはり透明タイプもほしいですよね」と聞いたところ、うなづいていた。着色していない無垢の白とかもおもしろいだろう。Fx0専用ではなく、他の機種にも対応する。さらに、データさえあればいいので、iPhone4Sのような、旧い機種にも対応するとのことだ。そして、Firefox OS搭載炊飯器である。半分、ジョークのような企画であるが、見ていておもしろかった。すでにPanasonicがCESでFirefox OS搭載TVを発表している。今後も、注目である。○コミュニティイベントも多数予定Fx0販売開始以降、Mozilla JapanやKDDIなどの主催するイベントも開催されているが、さらにコミュニティやメディア主催のイベントも予定されている。いくつか紹介すると、まずは毎月定期的に開催されるのが、Firefox OS のソースコードを読んだり、語らったりする「ゆるふわ」なFxOSコードリーディングミートアップである。また、Firefox OS勉強会も関東、関西にて、回数を重ねてきており(ほぼ2カ月おきに開催)、今後も開催予定である。ハンズオンも東京だけでなく、名古屋、高崎などでも開催を予定する。こちらは、初心者向きのイベントも多数ある。Firefox OSアプリを作成してみたいと思うならば、要チェックだろう。本誌も含め、現状のFx0の問題点として、アプリの数の少なさを指摘する意見が少なくない(特に、ゲーム系)。だからこそ、アプリ開発の幅も広いといえるのではないか。自分がほしい機能をアプリとして実現する。ひょっとしたら、それがキラーアプリになる可能性も潜んでいる。やってみようという意識さえあれば、いいだろう。これらの開催予定などは、上述のMozilla Japanのブログにて随時発表される。実際、Fx0に触れる機会やその中身などを知るとなると、個人だけでは難しい。そこで、こういったコミュニティイベントは、大きなチャンスといえるだろう。興味を持たれたのであれば、参加してみてはいかがだろうか。
2015年02月24日(画像は近藤あやオフィシャルブログ「四次元ポケット」より)元テラスハウス近藤あや現在、注目のテレビ番組といえばフジテレビ系列で放映されている「テラスハウス」でしょう。複数の男女がともに一つ屋根の下で共同生活を送るリアリティバラエティとして若い世代を中心に支持されています。同番組の卒業生の中には、「元テラスハウス」として芸能界で活躍している人も多く、近藤あやさんもその一人です。「テラスハウス」に出演していた当時は、キュートな笑顔と抜群のファッションセンスで人気の出演者でした。ショートカットが好評プレゼント企画もそんな彼女が最近、ヘアスタイルをショートカットにしたそうで、ネットで話題を集めています。彼女のオフィシャルブログ「四次元ポケット」の3月31日付けの記事には、ヘアサロンでの写真がアップされています。ショートボブの髪型でぐっと大人っぽくなり、女性らしい雰囲気が漂っています。彼女の新しい魅力が開花され、周囲からも好評だということです。また、同ブログの閲覧者へのプレゼント企画も用意されており、同記事では第2弾プレゼント企画として、読者登録をしている人の中から抽選で彼女のサイン入り「卒業式のチェキ」が当たると発表しています。「わりと、近藤です」が出版さらには、彼女の元気がぎゅっとつまった本「わりと、近藤です」が4月5日に出版されます。当日はイベントも予定されているとのこと。ますます活躍の幅を広げる彼女に、今後も目が離せません。【参考リンク】▼近藤あやオフィシャルブログ「四次元ポケット」
2014年04月04日女優の平山あやが2月22日(火)、出演映画『インシテミル7日間のデス・ゲーム』のブルーレイ&DVDの宣伝隊長に就任し、東京・新宿区のゲオ北新宿店でトークイベントを行った。特製エプロンを付け、カウンターでのレジ打ち業務を務める“指令”を受けると、「レジが好きで、将来レジのバイトをしようと思っていたけど、これまでバイトをしたことがなかったので、今日は楽しみに来ました」とソワソワ。「あまりにもレジが好きで、使わなくなった本物のレジ、(数字のテンキーを)押すタイプを2台持っていて、小さいときはお年玉とかくずして入れて遊んでいました」と告白。司会者からレジの魅力は?と聞かれると「(バーコードにセンサーを当てて)ピッとやっただけで値段が出るなんて、あんなにすごいモノはない」と熱弁をふるうレジマニアぶりで、取材陣を笑わせた。本作は、時給11万2千円という高額で7日間の心理学実験に参加した男女10人が、死の推理ゲームを繰り広げる姿を描くミステリーで、平山さんを含め芸能事務所ホリプロのスターキャストが総出演した。もし同ゲームにこのメンバーで参加した場合、一番最初に殺しておきたい人は?と聞かれると、「北大路欣也さん。これはマズイっていう雰囲気があるので」と即答。またまた会場の笑いを誘っていた。『インシテミル7日間のデス・ゲーム』ブルーレイ&DVDは2月23日(水)より発売開始。『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』 [DVD]価格:3,980円(税込)『インシテミル 7日間のデス・ゲーム ブルーレイ&DVDセット』価格:4,980円(税込)『インシテミル 7日間のデス・ゲーム ブルーレイ&DVD プレミアムBOX』価格:6,980円(税込)販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ※レンタル同日開始公式サイト:■関連作品:インシテミル 7日間のデス・ゲーム 2010年10月16日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010「インシテミル」製作委員会■関連記事:綾瀬はるかインタビュー“末っ子気質”で過酷なデス・ゲームを生き残る?藤原竜也『インシテミル』見どころは…片平なぎさの怪演?インタビュー映像到着『インシテミル』28か国配給決定バナナマン日村、インディアンの心情に苦戦?7年ぶりに「藤原竜也のオールナイトニッポン」復活!『インシテミル』舞台裏を暴露藤原竜也インタビュー「劇中の状況に置かれたら?武器次第かな…(笑)」
2011年02月22日