モデルとして絶大な人気を誇り、さらに「恋する日曜日」、「ケータイ刑事」、「怪談新耳袋」など、数々の人気女優を輩出してきたおなじみのシリーズで主演を張るなど、女優としても目覚しい活躍を見せる大政絢。今年は「ケータイ刑事」の映画版第3弾に、人気漫画の実写版として話題を集める『パラダイス・キス』、さらに1月クールのTVドラマでも「美咲ナンバーワン!!」(日本テレビ)など出演作品が目白押し。中でも累計130万部を超える人気ライトノベルの実写版であり、彼女が“猟奇的な”ヒロインを演じることで注目を集めているのが『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』。まもなく20歳。ブレイク間近の彼女が、見事な“壊れっぷり”を見せてくれている本作について語ってくれた。壊れたキャラだからこそあえて「まーちゃんの“普通の部分”を意識した」大政さん演じるマユ(まーちゃん)と、染谷将太扮するみーくんは、10年前に起こった誘拐監禁事件で共に生き残った被害者であり、壮絶な過去のトラウマをそれぞれ違った形で抱えている。特にかわいらしい外見と裏腹に、屈託のない笑顔を浮かべたまま残酷さを発揮するまーちゃんのキャラクターは際立っているが、大政さんが強く意識したのは「まーちゃんの普通の部分」だったという。「確かに最初に脚本を読んだときは“ぶっ飛んでる”という印象を持ったんですが、演じていくうちにそうしたイメージは薄れていきましたね。逆に、純粋で真っ直ぐな、かわいい女の子だな、と。監督からも『狂気の要素を持っているからこそ普通に演じてほしい』と言われて、彼女の普通さが伝わるようにと演じました。みーくんもすごく純粋で、物語についても、残酷な部分というのはあるんですが、みーくんとまーちゃんのかわいらしい恋愛の部分の印象が強くて、ポップでかわいい作品になったなと思います」。「役柄を作り上げていくことに難しさは感じなかった」と何とも頼もしい言葉を口にする大政さん。だが、これは監督、染谷さんと共に段取りとリハーサルを徹底して行ったからこそ生まれた自信だという。「リハーサルや段取りについては、クランクインする前から(瀬田なつき)監督と何度も繰り返していて、クランクイン後も時間があれば、すぐに染谷くんと3人で部屋にこもってました。そういう意味で、撮影に入る前に役は掴めていましたね。だから現場でも、染谷くんというよりはみーくんと話してる時間がすごく長かった(笑)。染谷くんと大政絢で話してるイメージではなくて、現場でもみーくんとまーちゃんでした」。「演じながら、新しい発見があるのが楽しい」とは女優という仕事の楽しさを尋ねる質問への答え。今回の現場で学んだの「喜怒哀楽の切り替え」だったという。「私自身、素では怒ったり泣いたりってあまり外に出さないタイプなので、逆にマユはそういうのがハッキリと出せてかわいいなぁと思いましたね」。大政さんお気に入りのシーン&衣裳は…?ついでに大政さんの“自己分析”を聞いてみよう。「そもそも、感情を表に出さないと言うより、イライラすることが少ないかな…。あまり怒りを感じないというか。『悔しいなぁ』と思うときはありますね。でも、人前では泣くのは我慢します(笑)!仕事で悔しくて泣きそうになること?ありますけど…我慢してます!周りにはマイペースだっていつも言われてますね。マイペースな方です(笑)」。まーちゃんは制服姿に加え、私服姿もキュート!本作に限らず、大政さんは衣裳に関して常にスタッフと話し合いを重ねるという。「話し合いはいつもしてますし、衣裳合わせもいつも何度も何度も繰り返してます。今度のドラマ(『美咲ナンバーワン!!』)も含めて制服を着る機会は多いですが、どういう着こなしを見せるかというのも大切にしてます。今回のマユは、本当に色とりどりの衣裳が多くて、その部分のかわいらしさを一番に表現できるようにしました。みーくんとまーちゃんが自転車でデートするシーンが爽やかでかわいらしくてすごく好きなんですけど、そのときのワンピースは衣裳さんの手作りで、すごく気に入ってます!」。「大きな目標というより、いま、頂いている仕事を丁寧にやりたい」と大政さん。さらにこんなことも。「モデルと女優を両立してずっと続けていきたい、という思いは強くあります。自分の中ではこの2つの仕事はそれぞれ違うものとして現場に臨んでいるんですが、互いに影響し合っている部分もあります。女優については、やっぱり周りから『よくなったよ』と言われると嬉しい。新しい役や大きな役をいただけるようになるにつれて責任やプレッシャーも大きくなるけど、だからこそ壁を乗り越えたら楽しいです」。凛とした笑顔が印象的な彼女。これから、20代の真っ白なキャンパスにどんな絵を描いていくのか――。■関連作品:嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 2011年1月22日より角川シネマ新宿、シネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開© 2010 「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」製作委員会パラダイス・キス 2011年5月、丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011「パラダイス・キス」製作委員会ケータイ刑事 THE MOVIE3 モーニング娘。救出大作戦!〜パンドラの箱の秘密 2011年2月5日池袋テアトルダイヤほか全国にて順次公開© 2011 ケータイ刑事 THE MOVIE 3 製作委員会■関連記事:大政絢20歳の抱負「柴咲コウさんみたいな女優に」大政絢主演!『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』試写会に20組40名様ご招待シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第9回) 来年ブレイクしそうな俳優は?向井理、ピンクのシャツ&黒ハットでクールに「行こうか」『パラキス』特報が到着!映画で見たいカップルNo.1は向井理&綾瀬はるか!実生活で夫婦の2人もランクイン
2011年01月14日開催中の第23回東京国際映画祭の「日本映画ある視点」部門に出品されている『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の上映が10月25日(月)に開催され、主演の大政絢をはじめ、染谷将太、田畑智子、瀬田なつき監督が上映前の舞台挨拶に登壇した。ファンの間で“みーまー”という略称で親しまれ、シリーズ累計で100万部を突破した同名小説が原作。一緒に誘拐された過去を持つみーくん(染谷さん)とマユ(大政さん)が10年ぶりに再会して巻き起こす“事件”を描いた青春ストーリー。登壇陣が見どころとして強調するのは物語の持つ“二面性”。大政さんは「ピュアな恋愛の部分と残酷な部分が描かれていて飽きさせません!」とアピール。染谷さんもこれに頷き「かわいくて残酷な映画です。両面性を楽しんで」と呼びかけた。劇中、みーくんはマユを一途に想い、マユはわがままでみーくんを振り回すが、恋愛対象としては?という質問に大政さんは「一途に想われていて、マユは幸せ者ですよね。すごくいいな、と思います。マユもみーくんのことが大好きで…そういう関係が良いですね」と笑顔。「田畑さんはどうですか?」といきなり質問を振られ、やや慌て気味の田畑さんは「(みーくんは)痛々しいほどに頑張りますが、相手をそこまで想えるのって素敵だと思います」と回答。一方、マユのような女の子は恋人にしたいか?と尋ねられた染谷さんは「難しい質問ですけど…守ってあげたくなるかも」と考え抜いた末に回答。またみーくんが劇中につく嘘について「みーくんはマユのことを想って嘘をついて生きてる。素敵な嘘だなと感じました」と語り、大政さんも「相手を想う嘘ならいいかな」と頷いた。『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』は2011年1月22日(土)より角川シネマ新宿、シネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開。特集「東京国際映画祭のススメ2010」■関連作品:第23回東京国際映画祭 [映画祭] 2010年10月23日から10月31日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2010 TIFF嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 2011年1月22日より角川シネマ新宿、シネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開© 2010 「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】堀北真希初の究極悪女役「すごく悩みました」【TIFFレポート】創設者自ら試写会主催し鑑賞『ソーシャル・ネットワーク』会見【TIFFレポート】C・ドヌーヴ舞台挨拶登壇も撮影切り上げ退場「たくさん撮ったわ」【TIFFレポート】ポール・ポッツ日本初野外ライブで美声とジョーク!ディズニーの本格3D映画『トロン:レガシー』山田優に続編オファー?
2010年10月25日映画『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の主題歌、および挿入歌を柴咲コウが歌うことが発表され、主題歌の歌詞を柴咲さん自身が手掛けるほか、名曲「ルージュの伝言」のカバーに挑戦していることがも明らかになった。大政絢と染谷将太というフレッシュなコンビを主演に迎えて送る本作。“僕”ことみーくん(染谷さん)と幼なじみで10年前の誘拐監禁事件の被害者同士でもあるまーちゃん(大政さん)の2人が、連続殺人事件の発生で揺れる街で10年ぶりに再会。そこから巻き起こる騒動をポップかつシニカルに描き出す。柴咲さんは自ら詞をつけた主題歌「サヨナラブ」に加え、ユーミンこと荒井由美(松任谷由美)の名曲で、宮崎駿監督のアニメ『魔女の宅急便』でも使用された「ルージュの伝言」をカバー。柴咲さんにとって他アーティストの楽曲をカバーするのは初めてのこと。今回の発表に際し柴咲さんは、主題歌のレコーディングについては「ディスコミュニケーションをテーマに制作しました。曲調はアップめだが、詞はシニカルな内容で、それを楽しんでレコーディングできました」と語り、「ルージュの伝言」に関しては「歌ってみたら、すごく自分にフィットして歌いやすかったです。レコーディングがとても早くできました」とのコメントを寄せてくれた。さらに映画については「思っていたより映像が暗くなくてフレッシュで、いまどきっぽくて、内容のわりに描写が爽やかでした。みーくんを、好きになってしまいました」と感想を寄せている。瀬田なつき監督は、挿入歌を「ルージュの伝言」のカバー曲にしたことについて「映画の中では、現在と過去を繋ぐ曲として使っています。幅広い世代の方が子供時代を思い出せるポジティブな曲として『ルージュの伝言』のような雰囲気がイメージだと伝えていたら、そのまま『ルージュの伝言』になりました。びっくりでした。楽曲を聴いてみて、懐かしくもあり、新しくもあり、不思議な感覚でした。何よりも柴咲コウさんが歌っているのかと思うとウキウキします。映画では、重要なシーンで使っていますので、楽しみに見て(聴いて)下さい」と語っている。そして大政さんからもコメントが到着!「POPな曲調と、切ないけど前向きな歌詞が、映画と重なって本当に素敵だと思いました。曲を聞いて、ますます映画の公開が楽しみになりました」と喜びを語っている。なお、本作は10月23日(土)から開催される第23回東京国際映画祭の「日本映画・ある視点」に出品されることも決まっており、来年の劇場公開を前にどのような評価を受けるのかも気になるところ。『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』は2011年1月22日(土)より角川シネマ新宿、シネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開。■関連作品:嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 2011年1月22日より角川シネマ新宿、シネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開© 2010 「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」製作委員会
2010年10月11日