きれいなサシの入った霜降り肉が長らく人気の主流とされてきた日本でも、牛肉を食べるなら赤身肉!と赤身肉を支持する話をよく耳にするようになった。赤身肉が支持される理由のひとつに、霜降り肉よりも俄然ヘルシーであることが挙げられる。特に「ダイエットや美容に良い」とも言われる栄養価の高さが注目されているが、その赤身肉の中でもずば抜けた栄養価の高さを誇る「ニュージーランド牧草牛」をご存知だろうか?「ニュージーランド牧草牛」は、文字どおりニュージーランドの広大な牧草地で“100%牧草だけで育った牛”。牛は牧草で育つのは当たり前と思いきや、なんと世界では短期間に霜降り肉を生産しようと、穀物や人工飼料を与えて運動を制限する飼育法が主流なのだとか。そんななかで、広大な牧草地を自由に歩き回り牧草だけを食べて育つ「ニュージーランド牧草牛」のレアな存在や栄養価の高さに注目が集まっている。風味の特長は、脂肪が少ないのに肉質がやわらかいこと。「赤身肉って、少し堅いんじゃない?」と思いがちだが、「ニュージーランド牧草牛」は、とにかくその概念をくつがえすやわらかさに驚かされる。その存在は魚のマグロで例えるならば、いまやお鮨屋さんでも珍重されるようになった特上赤身のようなもの。マグロやカツオなどの赤身魚と同様に旨み成分の代表格であるイノシン酸やグルタミン酸がたっぷり含まれているため、牛肉本来の食味の豊かさや旨みがぎゅっと凝縮されているような味わい。脂肪分の少なさゆえに調理もしやすく、醤油ベースなどの和風の味付けにもぴったりだという。その他、緑黄色野菜に豊富なカロテン、細胞の老化を防止するコエンザイムQ10やカルノシン、皮下脂肪がつきにくい身体をつくる共役リノール酸、免疫力を高めるヘム鉄なども豊富に含まれているため、老化防止やダイエットを気にする人にもぜひおすすめしたい食材なのだ。「ニュージーランド牧草牛」のような赤身肉は、霜降り肉とは異なる調理法が必要とのこと。ただし調理の仕方はあくまでもシンプルで、ポイントさえ押さえればレストランでいただくのと同じような味わいが家庭でも楽しめるそうだ。今回はその「ニュージーランド牧草牛」を美味しく調理するためのコツを、ニュージーランドのトップシェフのひとり、ダレン・ライト氏に教えていただいた」【ポイント1】 焼く前に塩をもみこんでおく「まず、大切なポイントは、焼く前に肉の表面に少ししっかり目に塩をもみこんでおくこと。今回はニュージーランド産の粒の粗い岩塩を使用しています」【ポイント2】 フライパンの温度を管理「そして、第二のポイントはフライパンの温度をしっかり管理すること。肉を焼く前にはもちろん、事前にフライパンをしっかり温めていくことが大切です」【ポイント3】 中までしっかり火を通す「温まった段階でフライパンに少したっぷりめのバターを入れ、少し湯気が立ち上がるくらいを目安にお肉を投入。溶けたバターをスプーンなどですくいながらお肉の表面にまんべんなくかけ、中までしっかり火を通します」【ポイント4】 肉を一旦フランパンから取り出す「そして、表面にきれいな焼き目ができたら、肉を一旦フライパンから取り出すこともポイントのひとつ。肉を火からいったんおろして熱を下げることで、熱のストレスから肉を解放するのです。数分間このままの状態で表面の粗熱が少し取れたところで、肉をふたたびフライパンに投入し、最後の仕上げにかかります」【ポイント5】 ハーブ香るバターで仕上げ!「先ほどのバターの中にローズマリーを入れます。使用するのはできれば生のハーブがおすすめ。ハーブの香りがバターの中い溶け込んでしっかり引き出されたら、ここでふたたびお肉を投入。先ほどと同じ要領で溶けたバターを肉全体にかけ、まんべんなく火が全体に行き渡ったら調理は完了です」シェフの説明どおり、プロセスはいたってシンプルだが、目でフライパンから立ち上る湯気を見極め、ジュゥッという心地よい焼き音を耳で聞き分け、香りで肉の焼き具合を感じること、つまり、目と耳と鼻を駆使しながらフライパンと肉の熱をきちんと管理することが大切なポイントなのだそう。焼き上がったお肉は、確かにこれが赤身肉かと驚くほどやわらかくジューシー。噛むほどに肉本来の旨みもしっかりと感じさせながら、赤身肉であるがゆえに後味がさっぱりとしていて、口の中でいつのまにかスーッと溶けていくような感覚が印象的だ。「ダイエットで牛肉を避けていた」なんて人には特に朗報。味わいが豊かな上に、脂肪が少ない分栄養がぎっしりつまったパワフルなビーフ、「ニュージーランド牧草牛」に要注目だ。お問い合わせ:ビーフ アンド ラム ニュージーランド Tel. 03-6277-4611 取材/松浦明
2012年06月22日ゼンショーは6日9時~16日8時まで、「春の牛丼祭」を「すき家」店舗にて実施する。これにより、「牛丼並盛」は通常価格280円が250円になる。その他の牛丼類も30円引き。ただし、「牛丼キング」「牛皿」「牛皿定食」は値引き対象外となる。また、「なか卯」でも6日11時~19日20時まで、「和風牛丼」を並盛250円(通常価格290円)の期間限定価格で販売する。なお、吉野家は4日10時~10日15時まで春恒例のキャンペーン「吉野家 春の牛丼祭」を実施する。これにより、期間中は通常380円の「牛丼」(並盛)が270円となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月03日レインズインターナショナルは19日、「牛角」の海外36店舗目となる「牛角 タイムズスクエア店」をオープンした。ニューヨーク・マンハッタン島の有名な観光スポットであるタイムズスクエアやブロードウェイから徒歩5分圏内に位置している。牛角は、2001年7月にアメリカ・ロサンゼルスに海外1号店をオープンして以来、アメリカ、台湾、シンガポール、インドネシア、カナダ、香港、タイの7つの国と地域で、合計36店舗を展開している。今回のタイムズスクエア店はアメリカ国内で17店舗目。全米や世界各地からの観光客が多く行き交う場所で、牛角ブランドの認知拡大を期待しているという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月21日レインズインターナショナルが展開する焼肉店「牛角」は13日、”牛角一新”をテーマとして50品以上の新メニューを発売する。新メニューは、「焼肉が持つ力で、改めてお客様の、日本の活力に」のコンセプトのもと、基本からすべて見直し、サービス・食材・調理技術の磨き込みを徹底し開発したという。その一部を紹介すると、霜降り部分のカットにこだわりが感じられる「霜降りネギタン塩」(1,029円)、カナダからチルドで空輸した馬肉を使う「桜ユッケ」(830円)、創作メニュー「小エビのアヒージョ バケット添え」(609円)など。サシがきめ細かく入った肩ロースの一部を使った「黒毛和牛ザブトンの焼きしゃぶ」(1,029円)は、焼くのが難しい肉なので、スタッフが最初の1枚を焼いてくれるという。また、人気ラーメン店「せたが屋」「大ふく屋」とのコラボレーションにより完成させた「鶏塩ゆずつけ麺」(788円)は、”焼肉に合うつけ麺”を目指したとのこと。なお、桜ユッケはカナダ空輸した馬肉を長野・飯島の工場で加工し、真空状態で店舗に届けている。「安心してお召し上がりいただくため、厳しい衛生管理の下で調理しています」(同社)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月12日女性に人気の牛丼屋は、やはりあの老舗忙しいときに短時間ですばやく食事を済ますことのできる牛丼は、かつては「男の食べ物」というイメージがありましたが、最近ではオフィスワーカーを中心として女性層にも受け入れられつつあるようです。そこで今回は、一番好きな牛丼屋について女性630名に尋ねてみました。すると、男性とは異なる理想の牛丼屋像が……。>>男性編も見るQ:あなたのお気に入りの牛丼屋を教えてください。(単一回答)1位吉野家40.3%2位すき家23.6%3位松屋13.3%4位なか卯10.3%5位神戸らんぷ亭1.3%■吉野家が好きな理由は……・「牛丼といえば吉野家、というイメージだから」(25歳/小売/販売)・「同級生同士、集団で食べに行ったことがあるから」(28歳/IT/SE)・「オレンジ色が落ち着くから」(26歳/紙パルプ/人事)■すき家が好きな理由は……・「トッピングがいっぱいあって楽しめ、飽きがこない」(23歳/公益法人/その他)・「女性向けにミニサイズやセットが充実している」(26歳/福祉/サービス)・「女性でも入りやすい」(27歳/その他/研究開発)■松屋が好きな理由は……・「自動的にお味噌汁がついてくるので」(23歳/IT/SE)・「女性でもテイクアウトくらいなら入りやすい」(28歳/その他/サービス)・「牛丼以外のメニューも美味しいから」(27歳/医療/総務)■なか卯が好きな理由は……・「普通の牛丼屋より、少しおしゃれな感じがするから」(26歳/医療/その他)・「うどんとのセットが良い」(29歳/教育関連/サービス)■牛丼を食べるときのこだわりは?・「大量に口の中に入れる」(26歳/機械/総務)・「つゆだくでお持ち帰りするとつゆがご飯に染み込んで満腹感が違う」(24歳/アパレル/販売)・「必ずサラダも頼む。牛丼だけだと、栄養不足な気がして」(25歳/運輸/総務)・「ダイエット中のため、肉は全部食べるがご飯は半分残す」(24歳/小売/販売)総評20代女性が「うまい、早い、安い」の三拍子以上に牛丼屋に求めているのは、店への入りやすさと野菜を中心としたサイドメニューの充実のようです。女性の利用増によって健康志向のニーズも生まれているよう。女性をターゲットにしたサービスが増え、一人でも気軽に入れるような牛丼屋がますます増えてくるといいですね。牛丼屋の今後に期待しましょう。(文・大谷連太)調査時期:2010年1月29日~2月5日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性630名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク>>【女性編】やけ食いしたいときに食べたいものランキング>>【女性編】好きなチョコレート菓子ランキング>>【女性編】一番好きな「丼」ランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年02月22日牛丼チェーンの吉野家において、最終的に白飯に肉を盛る、いわゆる「肉盛り」はスタッフの花形であるという話を聞いたことがある。たしかにそれは牛丼という食べものにおいて、もっとも重要な工程のようにも思われる。だって牛丼に肉がなければ、ただの飯である。大切なポジションだ。では、この「肉盛り」を担うのは、いったいどのような人なのか。株式会社吉野家の広報である木津さんにお話を聞いた。――やっぱり一番えらい人がやるのでしょうか。「基本的には店長クラスのベテランスタッフか、もしくはそれに相当する実力を有する者が担当しています。そもそも肉の鍋がある場所は、お店の全部を見渡せるところにあります。お客さんのお茶がなくなっている、お会計をしたがっている、そういった細かなところに気配りができ、なおかつスタッフに的確に指示を出せる司令塔が『肉盛り』を担当するのです」――なんだかかっこいいですね。「吉野家は1899年に創業しました。その後、震災の影響もあり、第一号店は築地市場の場内に移転しました。味にうるさく、時間に追われる市場の方々に『うまい、早い』牛丼を提供していく中で、この『肉盛り』の技術も高められていきました。昔の人は、家にどんぶりと調理道具を持ち帰って手首の返し方などを練習したそうです。シャドーボクシングならぬ『シャドー肉盛り』ですね」――思った以上にストイックな世界ですね。「手際良く、美しく盛るというのは基本なのです。今はマニュアルもあり、店長がいないときはアルバイトでも『肉盛り』を行うようになりましたが、それもやはり意識の高い者が担当することが多いようです。必然的にそのまま社員になっていく方も多いんですよ」――肉を盛りながら、社員として自分の人生も盛り上げていくといった感じでしょうか。ありがとうございました。というわけで、吉野家においてはやはり「できる人」「やる気のある人」が「肉盛り」という大切なポジションに就くことができるようだ。これからはちょっと「肉盛り」の人の手つきや振る舞いに目がいってしまいそうである。(根岸達朗/プレスラボ)【関連リンク】吉野家オフィシャルサイトこれからもおいしい牛丼をおねがいします沖縄の吉野家ではタコライスが食べられるそれはそれで気になりますね
2009年08月11日