現在7歳になった息子が生後4カ月で熱性けいれんを起こし、救急車を呼んだときの話です。その後息子が6歳になるまでは熱が出るたびに、またけいれんを起こすのではないかと私はおびえていました。今回は息子が6歳を迎えるまで、どんなことが大変だったのかも交えてお伝えします。 授乳中に突然白目に!生後4カ月になったばかりの息子はその日、予防接種を受けてその副反応なのか38度の熱を出していました。病院へ電話すると様子見でいいとのことだったので、自宅で待機することに。 ですが夜8時ごろ、授乳していると突然息子が白目になってビクビクとけいれんを起こし始めました。そのときの光景は今でも忘れられません。私はパニックで泣きながら息子の名前を呼ぶことしかできず、夫がすぐに救急車を呼んでくれました。 搬送後2度目のけいれん15分程で救急車が到着し、そのころには息子のけいれんもおさまっていました。搬送中は静かに眠る息子を見て、少しほっとしたのを覚えています。しかし病院に到着後、またけいれんを起こした息子。 先生がすぐにけいれん予防の坐薬をいれてくれたおかげか、5分ほどでおさまりました。ほっとしたのも束の間、先生から「髄膜炎か脳炎かもしれない」と衝撃的なひと言が。詳しく検査するためにその日から1週間、息子の入院に付き添うこととなりました。 複雑型の熱性けいれんと診断1週間の入院生活の間、息子はけいれんを起こすことはありませんでした。熱性けいれんは生後6カ月以降で起こすことが多いようで、息子はまだ4カ月だったため、先生は髄膜炎などを疑われたようです。ですが検査をした結果、複雑型の熱性けいれんと診断されました。 特に治療は必要なく、すぐに退院となりましたが、そこから息子が熱を出すたびにまたけいれんを起こすのではないかとおびえる日々が始まりました。さらに、けいれんを予防するために発熱時にいれる坐薬の副反応が厄介だったのです。 坐薬の副反応に苦労息子が6歳になるまでは発熱のたびにけいれん予防の坐薬をいれなければならず、その坐薬には眠気やふらつきなどの副反応が起こる場合があります。転倒しては危険なのでしばらく安静にさせておく必要があり、坐薬をいれるたびに目が離せない状態に。一瞬でも目を離して転倒しては危険なので、ふらつきがおさまるまでの約3時間、私はお手洗いにも行けませんでした。 そしてさらに苦労したのが、1回目の坐薬をいれた8時間後にもう1度坐薬をいれる必要があるということです。例えば夜の6時に坐薬をいれた場合、2回目の坐薬は真夜中の2時。看病で寝不足のなか、夜中に起きて検温をし、坐薬をいれるのは体がきつかったです。 子どもが突然けいれんを起こすと本当に心配です。私も当時は泣くしかできず、母親はなんて無力なんだと痛感したのを覚えています。息子を失ってしまうのではないかという恐怖感は今も忘れられません。その息子も今では元気に小学校へ通っていますが、これからも子どものことで心配になることはたくさんあるでしょう。でもそれを子どもと一緒に乗り越え、親として強く成長してきたいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:今井彩香小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。
2021年03月22日アレルギーと縁のなかったわが家。次男もアレルギーがないと思い込み、食べさせたことがない「卵」を初回で半個ほど食べさせてしまったところ……?! 離乳食の基本が身に染みた体験をお伝えします。 アレルギー体質の人がいない家系私たち夫婦や双方の両親も食べ物のアレルギーがまったくありませんでした。3歳になる長男もアレルギー症状が出ることなく、順調に離乳食が終了。ですから、それまで「アレルギー」というものがとても遠い存在だったのです。 離乳食に関する本などには、「初めての食材はもし異常が出た場合に小児科を受診できるよう、なるべく午前中に与える」と書かれていますが、そのことについてもあまり気にすることがありませんでした。 生後10カ月、初めての卵料理次男が生後10カ月のころのある土曜日、まだ卵をあげていなかったことに気付きました。朝ごはんにスクランブルエッグを作ると、次男はパクパクと食べました。 「アレルギーが心配な食材は小さじ1杯から」「特に卵はしっかり火を通した黄身のみを耳かき1さじから」と離乳食の本で読んだこともありましたが、あまり気にせず卵半個ぐらい食べさせてしまったのです。 食後、体に異変が! 急いで小児科へ朝食が終わり1時間ぐらい経ったころ、次男に蕁麻疹(じんましん)のようなものが……! 顔も体も赤いポツポツだらけで次男が不機嫌に。急いで自転車で5分のかかりつけの小児科へ駆け込みました。 先生に、今朝初めて卵を食べさせたことを説明すると、「検査してみないとわからないけど、おそらく卵アレルギーだね。それにしても、半分って結構あげたね」と言われました。薬をその場で飲ませてもらい、1時間小児科の待機室で様子を見ることになったのです。そのとき私は次男に申し訳ないことをしたと反省しました。 待機室で吐き戻しの大惨事待機室にて「ギャーギャー!」と泣き始めた次男。「体がかゆいのかな?」と思ったその瞬間、かなりの量を吐き戻しました。するとスッキリしたようで、顔の曇りも消えました。 卵を与えたのが小児科が空いている時間で本当によかったと心底思いました。しかしホッとしたのもつかの間、子どもと自分の服も嘔吐物まみれに……。夫がたまたま仕事が休みで家にいたため、着替えを持ってきてくれて事なきを得ました。 後日アレルギー検査をした結果、やはり次男は卵アレルギーでした。たとえ周囲にアレルギーの人がいなくても、体が未発達な赤ちゃんの食べ物には細心の注意を払わなければいけないと改めて思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:吉田麻里関西在住。1歳と3歳の兄弟を育児中。夫は激務で、実家は遠方、いわゆるワンオペ育児を遂行中。趣味は、お金をかけずに楽しむ方法を模索すること、街歩き、日本酒のきき酒。
2021年03月16日娘が生後8カ月のとき、アルミホイルを飲み込んでしまった可能性があり、急きょ大きな病院へ。すぐに異物がどこに入っているか調べたのですが、検査中の娘の泣き方が私にはとても耐えがたいものでした。痛い思いをさせてしまった娘に、「ごめんね~!」と平謝りした体験談です。 なんでそこにアルミホイルが!?危険な物を娘の手が届くところに置かないよう徹底していたにもかかわらず、起こってしまった出来事です。ある日、生後8カ月の娘が隣の部屋で遊んでいたので、私はその間に集中して夕食を作りました。ほどなくして娘のところへ戻り、ぎょっとしました。娘の近くに2cm四方くらいのアルミホイルの破片が落ちていたのです! 「なんでこんなところにアルミホイルが!?」。まったく心当たりがなく、「もしかして娘が飲み込んでしまったかも!」と焦りました。すぐに口の中を覗いたり背中をたたいたりしましたが、出てくる異物はなし。娘はいたって元気だったのですが、心配で病院を受診することにしたのです。 大学病院の小児救急へ誤飲の事故は初めて。しかも夜間だったので、どこの病院に連れて行ったら良いかわからず、「こども医療でんわ相談(#8000)」に問い合わせました。すると、隣の地域にある大学病院の小児救急外来を教えてくれました。 食事前なのに突然外へ連れていかれる娘の状況に申し訳なく思いながらも、何事もありませんように……と願い、急いで病院へ。初診でしたがすぐに診察室へ通してもらうことができ、レントゲン検査をすることになったのです。 レントゲン検査の結果…私が側にいてあげられたので、娘は落ち着いてレントゲンを撮ることができました。結果がすぐに出て再度診察。医師の話によると、特に異物は写っていないとのことでした。 しかし、まだ心配でモヤモヤが晴れなかった私に、医師が「喉の奥に異物がついていないかを確認するために口から手を入れて触診をするのはどうか」と提案してくれました。念には念をと思い、触診をお願いしました。しかしながらその触診が、娘には過酷な検査となってしまったのです。 廊下に響いてくる娘の泣き声に思わず涙…触診は、私が見るに堪えなくなってしまうであろうと配慮してくれた医師に「お母さんは廊下で待っていてください」と言われ、私は廊下へ出ることに。ドキドキしながら待っていると、処置室から娘のひどい泣き声が響き渡ってきたのです。 激しく泣き叫ぶ声は聞こえるものの、私はどのような処置がおこなわれているのか見えず、つらくて思わず涙が出てきました。しばらくすると診察室に呼ばれ、娘と再会。触診でも異物は見つからず、万が一飲み込んでいても身体的な異常が見られないので、そのまま排泄される可能性が高いとの診断を受けて帰ってきました。 結果としては問題なくひと安心でしたが、検査後赤く泣き腫らした目で私を求めてくる娘を抱いて、「つらい思いをさせてごめんね~!」と平謝りの心境でした。結局、アルミホイルの破片がなぜ部屋に落ちていたのかは原因不明。しかも、便と一緒に排泄されることもなく、誤飲はしていなかったようでしたが、改めて娘が遊んでいるときはよく見守らなければと反省したエピソードでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO作画/はたこ 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 著者:斎藤ますみ1児の母。保育士として働く傍ら、自身の出産・子育て経験をもとに、妊娠・出産・育児に関する記事を中心に執筆している。
2021年03月13日上の子たちが保育園から風邪をもらってきてしまい、下の赤ちゃんに感染しないようにと充分注意を払っていたにもかかわらず、うつってしまいました。なんだか呼吸が苦しそう! 病院で「RSウイルス感染症」と診断され、入院して治療をすることになったときの様子をお伝えします。 RSウイルスって何?RSウイルスは風邪の原因となるウイルスの一種で、大人や年長児が感染しても軽い鼻風邪程度ですむことが多いそうですが、生後2カ月のわが子は入院治療が必要となり、1週間入院しました。 呼吸がとても苦しそうでしたが、RSウイルスに対する薬(抗ウイルス薬)がないので症状を和らげる治療をおこなうことに。内容は点滴、1日3回の鼻水と痰の吸引、ネブライザー、飲み薬。血液中の酸素濃度を器機で常に測り、呼吸がつらくないかの確認をしながら過ごしました。 赤ちゃんの様子わが子の場合は、微熱と鼻水と少しの咳、特に気になったのは胸から聞こえる「ゼーゼー、ヒューヒュー」という音です。呼吸をするたびに喉の辺りがくぼみ、苦しそうな感じがしましたが、機嫌はとてもよくて、母乳も普段通りたくさん飲んでいました。 病院で酸素濃度を測ると、正常値に達していないときに出るピーピーという通知音が頻繁に鳴っていたので、早くに受診してよかったと思いました。 上の子の心のケアのつもりが本末転倒上の子の鼻水が気になりつつも、産後の入院で寂しい思いをさせてしまっていたので、一生懸命赤ちゃんのお世話をしているところに「近づいちゃダメ」とは言えず……。結局、赤ちゃんに風邪をひかせてしまい、私も付き添い入院することでまた上の子にかわいそうな思いをさせてしまいました。赤ちゃんにはもっと苦しい思いをさせてしまい、しっかり注意を払うべきだったと反省しました。 上の子は鼻水程度の風邪をしょっちゅうひいていたので、このくらい大丈夫だろうと油断してしまいました。まだ外出をしていない赤ちゃんでしたので、風邪の原因として考えられるのはきょうだいからの感染だと思います。少しの鼻風邪が赤ちゃんにとってこんなに大変な症状になってしまうとは思ってもおらず……。抵抗力の弱い赤ちゃんには、細心の注意が必要なのだなと実感した出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/おんたま監修/助産師REIKO著者:高橋四葉四児の母。自然分娩二回、帝王切開二回を経験。現在子育てに奮闘しながら自身の体験をもとにした記事を執筆中。
2021年03月11日生後5カ月の息子の性器が突然真っ赤に腫れてしまいました。上の子は女の子で、男の子の性器ケアには無縁だった私。どうしたものかとハラハラした体験談と、小児科の先生から教わった性器のホームケアもあわせてご紹介します。 性器が真っ赤に…!私には5歳の娘と生後5カ月の息子がいます。いつものように子ども2人と一緒にお風呂へ入って、息子の体を洗っていたときのことです。いつもは覆われてまったく見えないはずの性器の先が真っ赤に腫れて、ちょっと顔を出している状態でした。 すぐにでも病院へ連れて行きたかったのですが、すでに時刻は18時半。かかりつけの小児科は、もう閉まっていました。触ったときに痛がる様子も気にする様子もなかったので、夜間救急病院へは行かずお風呂でもさっと洗うだけにして一晩様子を見ることに。 診断結果は亀頭包皮炎翌日受診した小児科での診断結果は、亀頭包皮炎(きとうほうひえん)でした。性器の先と皮の間にたまったばい菌が原因で炎症を起こしてしまう、男の子にはよくあるトラブルなんだそうです。ちょうどおなかの風邪を引いて下痢気味だったので、免疫力が下がっていたことも原因の1つと言われました。 ひどくなると膿が出て、飲み薬や塗り薬が必要な場合もあるのだとか。幸い息子は軽症で薬は不要でした。その代わり、先生からむきむき体操と座浴、小まめなおむつ替えをするように指導を受けました。 座浴のためにベビーバス再登場小児科で教わったむきむき体操の手順は簡単。性器の先を皮の部分から出してあげて、きれいに洗い流すだけ。最初は洗面器にお湯を張って座浴をしようとしましたが、お風呂が大好きな息子はうれしくなってバタバタ足を動かしてしまい、お湯はこぼれるし今にもひっくり返りそうで本当に危険! そこで、新生児のときだけ使って今までしまっていたベビーバスを再登場させました。生後5カ月の赤ちゃんが全身浸かるには狭いけれど、お尻を浸けるだけなら十分なサイズ。毎日夕方のお風呂で全身を清潔に洗うことに加えて、3日間は朝と昼もおむつ替えのタイミングにベビーバスの中で座浴させた結果、腫れも落ち着きました。 上の子は女の子だったので、今までむきむき体操とは無縁。今回小児科の先生から教えてもらうまで聞いたこともありませんでした。悪化させることなく早めに完治できたのも、正しいホームケアを丁寧に指導してくださった先生のおかげです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/ののぱ監修/助産師REIKO著者:近藤あいこ5歳女児と0歳男児の2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年03月10日ずっと都市部で生活をしている私にとって、地方都市=田舎のイメージで憧れを感じていました。そんな私が夫の仕事の都合で地方都市へ移住したのは、子どもが生後4カ月のとき。私は車の免許を持っていませんが、移住先は市街地。義母もずっとそこに住んでいて、運転できなくても生活に支障はない様子。そのため特別な準備はせず義母の家へ引っ越しをしたのですが、いざ生活をしてみるといろいろと困ったことがあったのです……。 小児科がない移住先の市は0歳児の予防接種のスケジュールが細かく決められていました。義母に小児科の場所を聞いてみると、「近所の小児科はみんなやめてしまわれた」とのこと。そこで、予防接種のスケジュールと一緒に市役所でもらった、予防接種対応医療施設の一覧と地図を照らし合わせました。そうすると徒歩圏内に小児科がないことが判明。 唯一あったのは、予防接種と健診のみで一般外来はおこなっていないという小児科医院。予防接種はそこの小児科医院ですべて済ませましたが、皮膚がかぶれた、熱が出たとなったら公共交通は本数が少ないため、タクシーを使って小児科へ行く必要がありました。 子ども用品を扱うお店がない移住して1年経ったころから私はフルタイムで働き始めました。それと同時に子どもは保育所通いです。保育所には多めに着替えを持って行っていましたが、足りずに保育所の服を借りることもしばしば。 そうするとTシャツやズボンは洗濯して返せばよいのですが、下着は同じサイズの新しいものを持ってきてほしいと言われます。そう言われても徒歩圏内に子ども用品を扱っている店はありません。自転車圏内まで広げればあるのですが、17時30分に子どもを迎えに行ったあとに買い物に行くのは時間的になかなか難しく……。 結局は保育所には待ってもらい、ネット通販で取り寄せるか、週末に買いに行くという方法を取りました。 近所に子どもがいない私たちが住んでいるのは商店街のはずれです。周りには昔からのお店をしていたり、お店をやめたあとリフォームをして住まいにしたりしているお宅があります。つまり子育て世帯はほとんどなく、年配の方が多い地域でした。 近所に子どもの遊び相手になるような年頃の子どもはおらず、児童館に行っても人はまばら。保育所以外で同年代の子どもと遊ぶということがなかなかできず、大人とばかり遊ぶようになっていました。 私が運転ができたら問題はずっと軽いものになっていたと思います。今ではないならないなりに過ごす方法が身につきました。しかし移住前にもう少し子育ての生活をシミュレーションできていれば、慌てたり不安にならずに済んだだろうと思っています。 監修/助産師REIKO著者:小原水月1児の母。管理栄養士免許取得。「健康が人生をわくわくさせる」をモットーに食と健康の分野でライターとして活動中。高齢出産後、生まれ育った都心を離れ夫の実家がある地方都市へ移住。義母と同居。
2021年03月07日私は第2子を出産した際、持病で服薬していたため、子どもに母乳をあげられませんでした。病院の方針など身近なところで完全母乳を推奨する声を耳にするたび、母乳を飲めない子どもがふびんで仕方ありませんでした。 1人目の子育て中にパニック障害を発症私は1人目の子どもが2歳のときに、仕事などのストレスからパニック障害を発症しました。服薬治療をおこなっていたのですが、2人目を考えたときに薬を中止することができず、減薬という方法で妊娠に臨みました。 そして、パニック障害の治療を続けながら不妊治療も並行しておこない、第2子を妊娠することができました。 薬の効果が切れる時間を狙って母乳をあげる産後の母乳については、心療内科の先生と産婦人科の先生の双方に相談をしました。赤ちゃんへの薬の影響を考え、薬の効果が切れる時間帯にだけ母乳をあげるという方針に決めました。 その薬の効果が切れる時間帯は、1日のうちでたった一度のみ。あとの時間はすべて育児用ミルクを与え、母乳は搾って捨てていました。1日に一度きりでしたが、母乳を飲んでいる赤ちゃんの姿が愛おしく、母乳をあげている時間は至福の時でした。 体調が悪化して母乳は完全中止に…産婦人科を退院後、パニック障害の症状が悪化してしまい、薬の量と回数を増やすことになりました。その結果、母乳をあげられる時間帯はなくなり、赤ちゃんが生後1カ月のうちに母乳をやめることになったのです。 当時は母乳をあげられない自分が悔しく、また赤ちゃんに申し訳ない気持ちから、毎日のように泣いていました。母乳をあげられない自分を“ダメな母親”だと責め、産後うつにまで陥りました。一方で、育児用ミルクでの子育ては何の問題もなく、むしろ飲んだ量がわかったり、腹持ちがよかったりといったメリットも多かったです。 育児用ミルクで育てたことに後悔はありませんが、第2子が小学生になった今でも、もっと母乳をあげたかったなぁと、ふと思うことがあります。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2021年03月04日毎日のおむつ替え。ついつい流れ作業になりがちですが、女の子の場合はある配慮が必要でした。わが家では生後8カ月の娘が1週間入院する事態となってしまったのです。そのときの体験を紹介します。 始まりは微熱からおむつ替えといえば、ウェットティッシュ片手に娘の足を軽く持ち上げて、後ろから前に拭いていた私。上の子が男の子だったこともあり、深く考えず拭いていました。 しかしある日、微熱が3日ほど続くので近くの小児科へ連れて行きました。機嫌も悪くないので風邪だろうと軽く考えていたのですが、血液検査後、CRP(炎症反応)の値も高く、至急総合病院へ行ってくださいと言われてしまったのです。 病名は「腎盂腎炎」動揺を隠せないまま紹介状をもって総合病院へタクシーで直行すると、いろいろな検査をされました。その結果、「腎盂腎炎」という病名が……。娘の機嫌は悪くなかったので最初は信じられませんでしたが、先生曰く急変していた可能性もあると言われ、早めに診断してもらってよかったと感じました。 しかし薬をもらって帰れるのかと思いきや、抗生剤を点滴投与するため入院が必要とのことで1週間離れ離れになることに……。もちろん毎日会いに行きましたが、私が帰るときに大泣きするわが子に後ろ髪を引かれる日々でした。そして1週間後に数値が安定し、ようやく退院できたのです。娘は退院後も離れ離れになることを警戒していたのか、しばらくは私にべったりでした。 原因は“おまた”の拭き方!?原因は、おまたを後ろから前に拭いていたこと……。もちろんこれだけが原因とは言えませんが、女の子は特にばい菌が入りやすく、拭き方には注意が必要だと先生に言われました。必ず前から後ろに拭くこと! 便のときは特に前から後ろ! それがどれだけ大事なことか思い知らされました。 そして、おむつをこまめに替えてあげることも大事なんだそう。1人目の長男のときは初めてということもあり、こまめすぎるほどにおむつを替えて丁寧に拭いていたのに、2人目になるとつい慣れてしまって「まぁいいか」と清潔に保つことの大切さを忘れていました。 こまめなおむつ替えと、女の子の場合は前から後ろに拭くといった基本の大切さを痛感しました。腎盂腎炎になってしまったことの大変さもありましたが、親は病院に泊まれず、生後8カ月の娘をひとり病院に置いていかなければならなかったことが切なかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:篠島ゆき野2児の母。米軍基地勤務を経て、理想的な子育て環境を求めて北陸へ移住。現在は、育児関連のライターとして活動中。
2021年03月02日2018年7月生まれの女の子の母、キヨさんはTwitterでゆるっと笑える育児漫画を更新中! 2話目の今回は、妊娠中に体重が増えてしまったキヨさん、順調に体重が減っていったものの、4カ月後には思わぬ結果に? 出産後の忙しさでみるみるうちに減っていく体重……。「なんて効率の良いダイエットなんだ」と思ったら……? 3カ月すぎたら増す食欲、増す体重……。妊娠中おいしかったごはんが、今もすごくおいしいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター キヨ2018年7月生まれの女の子の母。妊娠を機にデザイン会社を退職しフリーランスに。出産してから食べることが癒やし……。ゆるっと育児漫画、絵日記、イラストをツイッターで更新中!
2021年03月02日生後1カ月ごろから息子は夜寝るとき誰かに抱っこをされないと眠りにつかなくなりました。そのまま習慣になってしまい、生後3カ月ごろになっても息子は抱っこをしないと寝ませんでした。誰かが抱っこをしないと寝られなかった息子ですが、ある方法を見つけてからは抱っこをしなくても寝られるようになったのです。 抱っこをしないと寝ない息子は生後1カ月ごろから夜は寝ぐずりするようになり、誰かが抱っこをしないと深く寝つけなくなってしまいました。私は、まだ生まれて1カ月だから抱っこされているという安心感がないと眠れないのかなと考えて、抱っこをしながら息子を寝かせていました。 息子は私が抱っこをしてから10分ほどで目を閉じるのですが、そのままベッドに寝かせると泣いて起きてしまいます。そのため、毎晩1時間ほど息子を抱っこして深い眠りについたことを確認してからベッドに寝かせていました。 寝かしつけをラクにしたい息子が生後3カ月になったころから、私は大きくなってきた息子を抱っこして寝かしつけることが大変だと感じるようになりました。私はこのままでは息子は抱っこをしないと寝ない子になってしまうと思い、抱っこをしなくても寝かしつけられる方法を探しました。 まず私がはじめに試した方法は、動画サイトで検索して見つけた心音を息子に聞かせることです。私は心音を聞かせるだけで寝かせられるなんてすごいラクになると思いましたが、息子には効果がありません。次にバウンサーで息子を寝かしつけたあと、ベッドに移動させてみようとしましたが、バウンサーでも寝ませんでした。 試行錯誤の末に見つけた方法良い方法が見つからないなか、私は息子を抱っこして寝かしつけることに疲れてしまいました。ある晩、疲れた私はただ息子とともにベッドに横になり、息子が好きな手遊びをしながら遊んでいました。いつものように手遊びを見始めた息子ですが、ふと気付くと寝ていたのです。次の日も私は息子と一緒にベッドに横になり手遊びをしてみました。 遊び始めてから30分くらいで息子は泣き始めてしまいましたが、そのあと抱っこをするとすぐ寝ついたのです。ベッドで一緒に横になり、遊びながら息子が寝るのを待つようにしてみるとラクに寝かしつけられるようになりました。そして、生後4カ月には抱っこをしなくても息子は寝られるようになりました。 今思い返すと、息子を寝かせられれば自分の時間ができるので、頑張って寝かせようとし過ぎていたなと思います。部屋を暗くして、一緒に遊びながら息子が眠くなるのを待つべきだったと気付きました。赤ちゃんに合った寝かしつけの方法を見つけられると、ラクに寝かせられるようになると学んだ出来事です。 監修/助産師REIKOイラスト/キヨ著者:佐藤ふみ1男の母。結婚を機に離職。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年02月21日生後4カ月のころ、娘が便秘に。突然うんちが出なくなり不安になったため、ネットや育児書を読み漁りましたが書いてあることはさまざま……。ちょうど予防接種があったので、先生に便秘解消法を教えてもらいました。うちの娘にはとても効果があったので、紹介したいと思います。 娘が突然便秘に…生後1カ月が過ぎて保健センターの方が家を訪ねてきてくれたとき、「昔はお風呂のあと湯冷ましや麦茶を飲ませたほうがいいと言われていたけど、今は母乳で十分だよ」と言われたこともあり、ずっと完母で育てていました。 娘が生後4カ月になるころはまだ離乳食を始めておらず、母乳だけあげて喉を潤したり、おなかをいっぱいにしたりといった感じ。しかし、いつも通り過ごしていたのに、毎日2回は出ていたうんちが3、4日経っても出なくなってしまいました。 便秘を解消してあげたい…!便秘になってから娘の体調が心配になり、ネットで赤ちゃんの便秘について調べてみることに。そこには「赤ちゃんが苦しんでいなければ大丈夫」と書いてあったり「1週間出なかったら要注意」とあったりとさまざま……。 そうこうしているうちに前回のうんちから5日が経ったころ、ちょうど娘の予防接種があったので、先生に聞いてみることにしました。そして「赤ちゃんがおなかを痛がってないようだったら、おなかを『の』の字にさすってあげたり、足を交互に動かしてあげたりするといいよ」と教えていただきました。 先生に言われたことを実践してみた病院から帰宅して少し休憩したあと、さっそく言われたことを実践! 毎日何回かおこなうと効果が出てくるようなので続けましたが、3日経ってもうんちは出ず……。便秘になってから1週間以上経ってしまったので、先生から教わっていたもう1つの方法を試してみることにしました。 それは「綿棒浣腸」です!「赤ちゃんが痛いと感じる場合があるので不用意にやることは良くないのですが、なかなか便秘が解消されないなら1度やってみてもいいかも」と言われていた方法でした。 いざ、綿棒浣腸…!綿棒浣腸の方法は、綿棒にワセリンなどをつけて赤ちゃんの肛門に入れ、数回出し入れするという感じ。効果が早く出やすいようなので、新しいおむつを下に敷いておこなってみることに……。娘のお尻に綿棒を入れると、たった2回ほど出し入れしただけで大量のうんちが! 下に敷いていたおむつ1枚だけでは足りなくなるくらい出ました。そりゃ、1週間してなかったんだもんなあ……。綿棒浣腸をしてから数日うんちが出ない日もありましたが、1週間以上続く便秘はなくなりました。 娘は綿棒浣腸で1度出すのを手伝ってあげたら、うんちを出すのがラクになって便秘になりづらくなったようでした。生後10カ月を過ぎた今でも、先生から教わったおなかのマッサージと足の動きは続けています。そのおかげもあってか今は毎日しっかりうんちをしてくれます! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画 【綿棒浣腸のしかた】 監修/助産師REIKO著者:橋本 楓0歳女児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年02月13日低出生体重児だった娘の母乳育児はうまくいかず、悩みながらも生後5カ月で断乳を決意。実母からの厳しい言葉や、周りのママの何気ない行動にすら悲しく悔しい思いをした体験談をお伝えします。 低出生体重児で難航する母乳育児在胎36週6日、緊急帝王切開で生まれた娘は、2,100g台の低出生体重児でした。娘の口が小さくおっぱいを吸う力も弱いことに加え、低血糖症の治療のために通常よりも頻回の授乳を必要としていました。 私も初産かつ正期産直前の緊急帝王切開による出産だったため、産前の乳頭マッサージなどもできないまま出産を迎えた状態。そのせいもあってか母乳がうまく出ず、母乳育児ははじめからかなり難航していました。 私の気持ちをわかってくれない実母娘の退院後も、「低月齢のうちは血糖値が基準値以下になればすぐに病院へ」と言われたため、血糖値が下がらないよう母乳のあともこまめに育児用ミルクを飲ませました。 そのころ、実母が娘がどのくらい母乳を飲んでいるかを確認するLINEを毎日送ってきたのです。 きっと母は母乳育児は赤ちゃんに良いことだから、当然私もそうするものだと思って悪気は一切なかったと思うのですが、母乳があまり出ない私にとってはプレッシャー以外の何物でもありません。それどころか母乳育児がうまくいかないと相談しても、食事や生活習慣を容赦なく指摘され、気持ちが削がれるばかりでした。 助産師さんのやさしい言葉に涙…産後5カ月ころ、心身ともに限界だった私を心配して「離乳食始まるし断乳したら?」と夫が言ってくれました。断乳のことを実母に話すと、「まだ生後5カ月なのに断乳なんて娘ちゃんがかわいそう!」と猛反対! 理解してほしかった実母に今まで以上に責められ悲しくなった私は、助産師さんに思いを打ち明けることに。 すると助産師さんは「お母さんが笑顔でいられることが娘ちゃんにとっても一番。だからその決断に誇りを持って」とやさしい言葉をかけてくださり、私の中でいろいろな思いが溢れて涙が止まらなくなってしまいました。 他のママの授乳になぜか心が痛む順調に断乳を終え、大好きなお酒も飲めるようになって心に平穏を取り戻せたはずでしたが、実は心の奥深くに爪痕が残されていました。母乳育児が順調な周囲のママたちの授乳の場面に遭遇すると、なぜか心がキリキリと痛むのです。 特に義実家で義妹が授乳し始めたときには、「兄嫁さんと違って私は母乳育児うまくいっていますよ」と見せつけられている感じすらして、悔しすぎて逃げ出したくなるほどでした。 母乳育児に関してはそれぞれ事情があるのだから、あれこれ口を出さずそっとしておいてほしいというのが本音です。いつか娘が母となる日がきて、もし母乳育児がうまくいかなくても、娘の判断を尊重し、そっと見守れる母でありたいなと思います。 監修/助産師REIKO作画/はたこ著者:金岡莉緒1女の母。独身時代から住宅関連企業に勤務し、産休育休を経て時短勤務中。妊娠・出産・子育てに関する自らの経験を中心に執筆している。
2021年01月30日生後9カ月の赤ちゃんと、猫のとろろ(♀)・ごま(♂)はとっても仲良し! 一緒に遊んだり、お昼寝したりしながら暮らしています。すくすく成長する赤ちゃんを2匹の猫たちも見守っているよう。今日は、そんな赤ちゃんと猫たちの生活をのぞき見しちゃいます♪ 赤ちゃんに寄り添う見守り猫たち もうすぐ生後2カ月。まだねんねの赤ちゃんをとろろ(右)とごま(中央)が見守ります。猫たちは赤ちゃんのことがとっても気になる様子! 赤ちゃんも猫たちを目で追うように。 赤ちゃんに触れるとろろの手がかわいい♡ ごまよりも、ちょっとシャイなとろろ。お昼寝中、手がちょっとだけ赤ちゃんに触れていました! これにはママも「かわいい~♡ その手はなんだ〜♡」と悶絶! ねんねしている赤ちゃんを見守り中 赤ちゃんは生後4カ月に。スヤスヤ眠っている赤ちゃんの隣には“見守り猫”のとろろが。途中、ごまもちょっと様子を見に来て赤ちゃんをくんくん。 ふわふわのごまにそーっとタッチ! 生後5カ月になった赤ちゃんは好奇心旺盛! ウトウトしているごまが気になってそーっとタッチ。この日は長い間、こうして一緒にいたそうです♪ ひっそりと遠くから見守るとろろ 声をマネしてしゃべるゾウのぬいぐるみがお気に入りの赤ちゃん。でも毎回ビックリしちゃう! そんな赤ちゃんをとろろは遠くから見守っています……♡ すごい! 寝姿がシンクロ…! 夜、リビングで寝落ちしてしまった赤ちゃんと、とろろ。なんと寝姿が見事にシンクロ! 赤ちゃんは生後7カ月、とろろと同じくらいの大きさになりました。 頭をハムハムされたい赤ちゃん もうすぐ生後9カ月。赤ちゃんは何度も何度もごまに近付いて、頭を甘噛みされたいみたい……!? ごまが大好きなんだね! 赤ちゃんの腕枕でごまもスヤスヤ♡ ごまの隣にママが赤ちゃんを寝かせると、ごまがくっついてきた! すると、いつの間にか腕枕のような体勢に♡ 見ているだけで幸せな気持ちになる一枚です。 現在、赤ちゃんは生後9カ月。シャイなとろろと、おちゃめなごまに見守られながら、すくすく成長しています。やさしい猫たちと赤ちゃんのかわいらしい姿にとっても癒されました♪ これからも仲良しでいてほしいですね! 画像提供/とろごまたんさん(@torogoma_tan)
2021年01月20日娘が生後5カ月という早い時期に保育園デビューをしたきっかけは、待機児童が多い地域であることと、私が早く仕事に復帰する必要があったからです。夫とよく話し合って決断したのですが、生後早い時期に保育園に預けてよかったことや困ったことなどについてご紹介します。 こんなに小さいのに預けるのはかわいそうと言われ……私自身も親の仕事の都合で生後6カ月から保育園に通っていたので、生後5カ月の娘を保育園に預けることに抵抗はありませんでした。 しかし、友人や夫の家族から「そんなに早くから預けるのはかわいそう。預ける必要があるの?」「成長に影響しない?」「3歳までは親と一緒にいないと愛情不足になるよ」などと言われることもありました。わが家にも事情があると思いながらも、「やっぱりかわいそうなのかなぁ」と考えたりもしました。 保育園に預けてよかったこと保育園では食事やお昼寝の時間が決まっているため、生活リズムが整います。家庭でも保育園と同じタイムスケジュールで生活していると、娘がぐずる回数も減り、落ち着いて過ごしているように感じました。 また、広いスペースで思いきり動き回ることができ、家庭ではできない経験が得られることに加え、さまざまな年齢のお友だちと遊ぶことで社会性が身につくことは早い時期から預けるメリットだと感じました。 感染症が流行する時期はちょっと心配保育園入園後、娘はよく病気になりました。入園時期が11月の寒い季節だったこともあり、最初の3カ月間はよく熱を出し、1カ月の半分しか通えなかったこともあります。 登園しては発熱し、呼び出しの繰り返しでした。インフルエンザやヘルパンギーナ、胃腸炎など、感染症の流行にいつものってしまい、小さな体が病気できつそうになっていると、胸が痛くてたまらなくなりました。 家庭での過ごし方、接し方で心がけたこと日中は離れている分、スキンシップを入念におこないました。保育園から帰ったら時間をつくって思いきり甘えさせてあげて、休日はいつも以上に娘ときちんと向き合う時間をつくりました。ぎゅっと抱きしめて愛情を伝え、密にコミュニケーションをとるなどを意識的におこなっています。 また、子どもといえども集団生活での疲れもあるので、できるだけ家ではゆっくり過ごせる時間をとるように心がけました。 いつから保育園に預けるかは、その家庭の事情や考え方があります。現在、毎日楽しそうに過ごすわが子の様子を見ていると、預ける前に良いこと・大変なことを想定しておけば、生後5カ月からの入所は良い決断だったと思っています。著者:松裏幸恵二男(二卵性の双子)一女の母。薬剤師として働きながら子育てをしている。自身の妊娠・出産・育児に関する体験談を中心に執筆中。
2021年01月20日少しでも睡眠時間を確保したくて始めた混合育児。一緒に暮らす夫と私の両親にも協力してもらい、だいぶラクをさせてもらっていました。そんななか、私が突如病気に……! ママ不在というピンチを乗り切る鍵となったのは、「誰でも育児用ミルクをあげられること」でした。 少しでもラクに…下心からの混合育児私が出産した病院では、母児同室は昼間だけ。夜は赤ちゃんを預かってもらえたので、ぐっすり眠ることができました。夜間の授乳がないのはこんなにラクなのか!と実感。昔から睡眠不足が苦手だった私。退院後も時々パパに授乳をお願いすることに。 また、昼間はばあばやじいじにも協力してもらいました。幸いおっぱいのトラブルも起きず、娘は母乳も育児用ミルクもたくさん飲んで元気に生活していました。 ママが突然の病気! 救急搬送から手術へ娘が生後2カ月になったある日の夕食後、私は「何だか口の中がピリピリするな」と感じました。いつもと変わらぬメニュー。「疲れかな?」と思っていると、あっという間に舌が動かなくなってしまいました。そのうえ、右手の握力もなくなり、持っていた携帯電話を落とす始末。それを見ていた母が異変に気付き、すぐに救急車を要請。 診断は慢性硬膜下血腫でした。心当たりはなかったのですが、頭部を打撲するなどしてじわじわと時間をかけて血液が脳の表面にたまる病気だそうです。手術が必要とのことで、私はそのまま入院を余儀なくされました。 娘はどうなる? 自分よりも心配に医師の説明によると、病状は深刻ではなく、1週間ほどの入院で完治するとのこと。ほっとしたと同時に「娘は大丈夫なのだろうか?」と心配になりました。まだ首もすわっていない娘。「私がいなければ、家族は困るだろうな」とも思いました。 しかしその不安はすぐに解消されたのです。「僕もミルクをあげられるし、お風呂もいつもと同じだから大丈夫。お義母さんやお義父さんが抱っこすると寝ちゃうんだよ。みんなで娘ちゃんをお世話していたからだね。いろいろと分担できるから心配しないで」と夫は笑顔で言ってくれました。 私がいなくても本当に大丈夫だった退院後に母から聞きました。「あの子はみんなに慣れているから、ぐずることも少なかったわよ。私たちもお世話に慣れているし、一緒に住んでいてよかったなって思ったわ」「私がごはんを作っているときは、じいじが抱っこしてくれて。パパもなるべく一緒にいてくれたし。誰かがお世話をして、それ以外の人は休むことができたから、それほど大変じゃなかったよ」と。私がいなくても本当に何とかなったんだ……と安心し、家族に感謝しました。 少しでもラクに……と下心から始めた混合育児でしたが、まさかのメリットを発揮。自分以外の誰かが赤ちゃんのお世話をすることで、気付かぬうちにママがいなくても大丈夫な環境ができていたのだなと思いました。突然のことで私も家族も焦りましたが、何とか乗り越えることができて本当によかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:更田未央子6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。
2021年01月16日私には現在2歳8カ月になる息子がいます。息子がハイハイを始めた生後8カ月ごろから、出したおもちゃを片づけることを教え始めました。そのおかげで今ではきれい好き、掃除もお手伝いしてくれます。そこで今回はおもちゃの片づけに関して、私が試した方法や工夫したことをご紹介します。 おもちゃはわかりやすく片づける私がおもちゃの片づけを早めに息子に教えたいと思ったきっかけは、私自身が少しでもラクしたい!と思ったからです。息子が遊んだあとのおもちゃを1日に何度も片づけるのって結構大変……。息子が自分で片づけるようになれば、部屋もすっきりするし、そのちょっとの時間を他のことに回せるかもと思ったのです。 そこで片づけを教えるにあたって、おもちゃは子どもでもひと目でわかりやすいように、種類ごとに分類して箱に収納しました。例えば、ぬいぐるみ、おままごと、積み木などです。そしてなるべく子どもが手の届きやすい低めのおもちゃの棚を購入し、収納箱を置いていきました。 最初は一緒に、次は頼んでみる息子がハイハイをして動き回るようになってきた生後8カ月ごろから、「お片づけするよ」「これはここだよ」とおもちゃを見せながら一つひとつ片づけることを繰り返しました。また、息子が手に持っているおもちゃを「ちょうだい」と言って、目の前で片づける動作を見せたりもしました。 しばらくしてからは「ここに入れてね」「これはどこかな」と息子におもちゃを渡して片づけさせたりすることも。そうしていくうちに、息子が1歳になるころには「お片づけしようね」という言葉だけで、自分からどんどん片づけをしていた姿を覚えています。 次の行動に移る前に必ず片づけるおもちゃの片づけは、出かける前、ごはんの前、お風呂の前など次の行動に移る前に必ず自分でやることを習慣にしていきました。 息子は現在2歳8カ月になりましたが、どんなに急いでいても片づけだけは必ずするものだという意識があるようです。「片づけしたら○○しよう」と言うだけで、手伝わなくても進んで片づけをするので、私も助かっています。おもちゃだけでなく家の中で散らかっているものや出しっぱなしのものがあると、逆に息子に注意されることもあるくらいです! 片づけを私がやってしまえばその場は済みますが、積み重なると自分でやらなくていいものだと息子は感じてしまうと思います。息子にとって身近なおもちゃを片づける習慣は、身支度や整理整頓への意識も高まるのだなと感じました。現在生後8カ月になる娘もいるので、息子の経験を生かしておもちゃの片づけを教えていきたいです。 監修/助産師REIKO著者:小松潤子2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。
2021年01月13日息子は生後8カ月ごろから後追いが始まり、つたい歩きを始めた生後10カ月過ぎから、抱っこから降ろすと激しく泣いて私から離れなくなってきました。家事などの作業をしたいときはおんぶしていたのですが、ついに私は腰痛になってしまったのです。しかし、ある方法によって息子が少しの間だけひとり遊びができるように! その方法をお伝えしたいと思います。 後追いの始まり息子は、ハイハイができるようになった生後8カ月ごろから、私がトイレに行ったり姿が見えなくなると泣きながら追いかけてくるようになりました。つかまり立ちやつたい歩きができるようになると、歩いて私を追いかけようとするのですが、まだ倒れやすいので頻繁に転んで頭をぶつけてしまうのが心配で仕方ありませんでした。あまりあとを追って歩くことがないように、私が家の中で移動するときには抱っこで連れて行くようにして、できるだけ息子の視界にいるように気をつけていました。 おんぶで腰痛に後追いが始まって以降、料理など危ない作業をするときは抱っこひもで息子をおんぶするようにしました。しかし生後9カ月を過ぎた息子の体重は8kgを超え、おんぶの状態で1時間ほど料理をしていると腰痛が深刻に⋯⋯。このままでは育児だけでなく生活に支障が出るかもしれない……と危惧した私は、短時間でもいいから息子がひとり遊びをできるようにしようと考えました。 ママが持っている物で遊びたいきっかけは後追いで泣いてしまった息子を抱っこしながら、冷蔵庫に貼ってあった買い物メモをチェックしていたときです。メモを止めるために使っていたキャラクターもののマグネットに興味を示した息子が、抱っこから身を乗り出して手に取ろうとしたのです。息子は以前から、カメラや携帯電話など大人が使っているもので遊びたがる傾向がありました。なので、大人が手に取って遊んで見せることで、興味を持てば飽きることなく遊べるのでは?と考えついたのです。 自ら抱っこから降りるようにそれからは、私が家事をするときなどひとりで遊んでいてほしいときに、抱っこのまましゃがみこんで、息子に見える位置で積み木で遊んで見せることにしました。最初は私にしがみついて離れなかったのですが、1分ほどすると私の手元をじっと見て興味を示し、やがて私が持っている積み木を手にとって遊び始めるようになったのです。 そして、遊びに集中すると自分で私のひざから降りて、その後2、3分はひとりで遊ぶことができるようになりました。料理など時間がかかる作業のときは、息子が泣いたら抱っこし、落ち着いたら再び遊んで見せるというのを繰り返すことで、少しずつ自分で遊べる時間も長くなっていきました。 おもちゃで遊んでいるのを息子に見せることで、私自身もひと一呼吸置いて気分転換ができます。やることがあるから、息子を早く降ろさなくてはという焦りを一旦落ち着かせることで、気持ちに余裕を持つことができました。また自発的にひとり遊びができると泣く時間も短くなり、私が罪悪感を感じることが減ったのもうれしい変化です。 監修/助産師REIKOイラスト/imasaku著者:木下りん0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。
2021年01月01日生後7カ月の赤ちゃんと猫の菊丸(♂)は、生まれたときからずーっと一緒。ぴったり寄り添って寝たり、一緒におもちゃで遊んだりと、とっても仲良しなんです! 今日は、そんな赤ちゃんと菊丸の生活をのぞき見しちゃいます♪ 「この子はだーれ?」 生まれたばかりの赤ちゃんと菊丸、初対面! まだ赤ちゃんが何者なのかわからない菊丸は、少し距離をとって様子を伺っています。 数時間後にはこんな感じに♡ 初対面から数時間後、ぐっと距離が縮まりました♡ 手と手をくっつけて仲良くスヤスヤ。 赤ちゃんの手にほっぺをくっつける菊丸。びっくりするくらい、すぐに打ち解けました! 赤ちゃんのねんねをサポート!? 生後2カ月。赤ちゃんがちょこっと布団から落ちそうになったときに、菊丸が下に寄り添ってくれました。とってもやさしい~! もう赤ちゃんにべったり♡ 生後4カ月、この日も一緒にスヤスヤ。赤ちゃんが苦しくないように、ちょっと重めの胴体は足元に。気づかいじょうずな菊丸兄さんです。 赤ちゃんを大好きな気持ちが伝わってきますね! 赤ちゃんに何をされても平気! お昼寝中の菊丸と、菊丸をかまいたい赤ちゃん。赤ちゃんが顔や耳を触っても、菊丸兄さんは動じません! う~ん、落ち着いていらっしゃる。 ママの膝の上に広がる癒しの光景 赤ちゃんは生後5カ月に。ひざの上にはかわいい愛猫とかわいい赤ちゃんが……。ママじゃなくても悶絶しちゃう光景ですね! ちっちゃな手をペロペロ 朝、まだ眠っている赤ちゃんの手を菊丸がペロペロ。朝からこんな癒しの光景が見られるなんて羨ましい限りです。(舐めた部分を毎回拭いているママ、お疲れさまです)。 一緒にボール遊びすることも♪ 生後6カ月、今日は2人でボール遊び! 菊丸が手でボールをつついて転がしてあげると……赤ちゃんがじょうずにキャッチできました! なんて愛おしいやり取りなんだ……! 現在、赤ちゃんは生後7カ月。最近、菊丸をじょうずにやさしくよしよしできたり、お揃いのサンタコスチュームでクリスマスの撮影会をしたりと、一緒にすくすく成長しています! これからも赤ちゃんと菊丸の仲睦まじい姿から目が離せません♪ 協力/きくまるベイビーさん(@kikumaru0907)
2020年12月31日3人目の出産後は授乳も入院生活も慣れたもので、「早く自宅に帰って上の子どもたちに赤ちゃんを会わせたい」。そんなことを考えていました。でもそんなことを言っていられない事態に……。私たち家族にとって大きな試練となった、娘が“心室中隔欠損症”だと言われたときの体験談を紹介します。 切迫流・早産を経て早く生まれた娘3人目の妊娠で切迫流・早産で長期入院をし、安定していたとは言えないものでしたが、夫と子どもたちとの面会時間を楽しみに約4カ月の入院生活を家族全員で乗り切ろうとしていました。そして迎えた妊娠36週5日。正期産を目前に、あと少しでおなかの子どもと上の子どもたちにも会える。楽しみなことしかない!と思ってワクワクしながら眠りにつきましたが、おなかの張りが痛みを伴うものになっていました。あっという間に帝王切開にて出産した私は、生まれたばかりの赤ちゃんに何も問題がないことを聞き、安心して眠ったことを覚えています。 え?「心室中隔欠損症」って何?娘が生まれて安心していたものの、生後5日目に小児科の先生から「心臓の音に雑音が聞こえる。追加の検査が必要」と言われ、改めて検査をすると「心室中隔欠損症」と診断されました。「心室中隔欠損症」は簡単にいうと右心室と左心室の間に穴が空いている状態。心室中隔欠損症は特に珍しくなく、たいていは小さな穴で自然と閉じることが多いそうです。しかし、娘は穴の位置が大動脈弁の近くにあり、穴自体は大きくはないけれど弁が変形しているとのことでした。弁が変形することで血液の逆流があり、本来なら送り出されるはずの血液が戻ってきてしまうそう。そのために「早い段階で手術が必要になる」との説明を受けました。 小さな体で挑んだ手術循環器小児科のある大学病院で心臓疾患の専門医が詳しい検査をしました。そして、泣きながら手術の説明を聞いていた私に、先生は「お母さん。これは生き死にのための手術ではなく、元気に生活するために必要な手術だと考えてください。だからそんなに不安にならず、一緒に戦ってあげてください」と声をかけてくれました。この言葉でとても勇気づけられました。娘が生後8カ月のとき約6時間の手術の時間、不安な気持ちを抑えつつも無事に手術が終了。ICUへ移された娘はまだ意識こそ戻っていなかったものの元気だと教えてもらい、とても安心したのを覚えています。 手術後は2〜3週間の入院予定のところ、娘は1週間で退院という脅威の回復力を見せてくれて、1歳になった現在も元気に過ごしています。娘が心室中隔欠損症の診断を受けたことも手術を受けたことも、ショックなことでした。でも、家族全員で乗り越えられたこと、家族の笑顔や健康の大切さに改めて気づかせてもらえたことはかけがえのない経験になりました。身をもって教えてくれた娘にはとても感謝しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 原案/三上美咲作画/やましたともこ
2020年12月30日「横隔膜ヘルニア」という先天性疾患を抱えて生まれたお子さんを持つママの体験談をお届けする連載企画です。横隔膜ヘルニアとは、本来胸とおなかの臓器を隔てている横隔膜に生まれつき穴が開いており、その穴からおなかの中の臓器が胸の中に出てきて心臓や肺を圧迫してしまう病気(※)。 おなかの子が横隔膜ヘルニアであると診断された妊娠中から出産までのできごとやママが感じた不安、生まれたお子さんの様子やその後の治療についてご紹介していきます。(※)心臓や肺を圧迫するために心臓や肺の発育が悪くなります。これにより心臓の機能の低下や肺低形成・肺高血圧症をきたすため、出生後に手術を受けたあとも酸素療法や心不全に対する治療が長期に必要になることがあります。酸素吸入器をつけ始めて5カ月ほど経った生後11カ月ごろ、寒い季節に差し掛かっていたこともあってか、息子は頻繁に風邪を引くようになりました。風邪を引くと鼻の粘膜が弱るのか、カニューラ(鼻の穴から酸素を吸いこめるようにする器具)で鼻血が出てしまうこともしばしば。定期健診のときにそのことを医師に相談したところ、「では、これを機に酸素を外してしまいましょう」という意外な言葉が返ってきました。 カニューラと鼻水息子は風邪を引くと鼻水が長引くタイプだったのですが、カニューラをつけている状態で鼻水が出ると困ることがたくさんありました。まず、鼻水が気になって、息子がやたらと鼻を触ってしまうこと。カニューラをつけたまま鼻を強くこすってしまうこともあり、何度か鼻血が出てしまいました。 また、風邪がひどくなってきて鼻水がねばねばになると、カニューラにくっついて固まってしまい、何度も取り外してふき取る必要がありました。 医師の意外な言葉息子の鼻水に悩まされていたころ、ちょうどこども病院の定期健診がありました。困っていることを聞かれたので、息子が風邪を引きやすいことや鼻水でカニューラの取り扱いが難しいことを伝えると、「それならもう酸素は外してしまいましょうか」という驚きの言葉が返ってきました。先月の健診で、「もう自力で呼吸できる状態ではある」と言われてはいましたが、「これから冬になっていろいろな感染症が流行る時期なのに大丈夫なの?」と心配になりました。 酸素吸入≠風邪を引きにくい当時、私は何となくのイメージで、酸素吸入器をつけているほうがきれいな空気を取り込めている感じがして、病気にかかりにくいのだと思い込んでいました。しかし、医師によると酸素吸入によって鼻の内部が乾燥しやすくなり、どちらかというと菌やウイルスが体に入ってきやすい状態になっているそうです。思っていたのとまったく正反対の話ではありましたが、言われてみると納得できる内容。実際、酸素吸入器を外してみると風邪を引く頻度は低くなり、鼻水が長引くこともなくなりました。 酸素吸入の機材はそのままにこうして最後の呼吸補助である酸素吸入器が意外な経緯で外れた息子でしたが、それから数カ月の間、酸素吸入の機材は自宅に残したままにしておきました。健康な状態では呼吸に問題がなくとも、咳が出始めたりするとまた酸素吸入器の出番があるかもと考えたのです。幸い使う機会はなかったものの、「酸素吸入器がいつでも使える」という状態は私に大きな安心感を与えてくれました。レンタル期間をこちらに任せてくれた医師には本当に感謝しています。 当時は呼吸の補助がついていることが絶対的に息子の体にとって良いのだと思い込んでいましたが、意外な側面があって本当に驚きました。あのとき相談していなかったら、その後も風邪を引き続けていたと思うので、きちんと相談してよかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。
2020年12月23日私は現在2歳の娘を育てています。娘が生まれたばかりのときは、とにかく睡眠時間が欲しくて娘がいかに効率よく寝てくれるかが毎日の課題でした。そんなとき取り入れていたのが「EASY」というネントレ(ねんねトレーニング)方法でした。いくつかあるネントレのなかでも、どうして私がEASYを選んだのか? 娘の寝かしつけはどう変わったのかを紹介します。 ラクになりたくて始めたネントレ「EASY」娘が小さいときは、寝かしつけがすごく苦痛でした。ひたすら抱っこしても寝ないし、そもそも今眠いのかどうかすらわからない日々。そこでとにかくラクになる方法を調べ、娘が生後2カ月のときに行きついたのがネントレでした。 いくつかあるネントレ方法のなかで私が選んだのが、「EASY」というネントレ。これは日中に、Eat(授乳)→Activity(遊ぶ)→Sleep(寝る)→YourTime(ママの時間)のサイクルを繰り返して過ごす方法でした。 シンプルなEASYで少しラクになったEASYは、日中、4段階のサイクルを繰り返すだけのシンプルな方法です。朝8時に起きればそこからスタートしてOK。朝いつもより長めに寝ても、お風呂の時間がいつもと違っても、「まあいいか」で済みます。 細かくスケジュールの決まっているネントレよりも、ずっと気楽でした。特に産後しばらくは育児でヘトヘトだったので、ネントレにエネルギーを使わないことも大事な要素でした。 生後2・3カ月のころの1日の流れ実際、生後2・3カ月のころは次のような流れでした。朝6~7時ごろに起きて、授乳。そしてそこから娘を着替えさせたり、顔を拭いたり、娘の体を動かしたりしてとにかく寝させないようにします。 9時ごろ眠くなってきたかな?と思ったら抱っこして寝かしつけ。寝ている間に家事をするので、寝られるだけ寝かせ、起きた時間に合わせて11~12時ごろに授乳して、また寝させないよう遊びます。娘は授乳から2時間ほど経つと眠たくなったので、抱っこをして寝かしつけ。16時くらいまで寝て起きたら授乳し、18時にお風呂、19時には就寝という流れでした。 娘の欲求がわかりやすくなってラクにEASYで寝かしつけをしていると、以前ほど娘の欲求に私が振り回されていないことに気がつきました。それまでは泣くと、「眠い? おっぱい? どっち??」となっていましたが、「さっき授乳して、今遊んで、次はねんねだね」とすんなり進められるように。 しかも、おなかがいっぱいになって体を動かしたら当然子どもは眠たくなるもの。そのため、それまでよりも短い抱っこで寝てくれることが多くなりました。 ただひたすら繰り返すだけのネントレEASYでしたが、結果的に生活のリズムが生まれて娘の欲求がわかりやすくなりました。もちろんいくら抱っこしても寝ないときもありましたが、全体的に見れば寝かしつけの時間短縮は成功。私もちょっとラクができたかなと思います。 監修/助産師REIKO著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2020年12月20日フリーアナウンサーの高橋真麻(39)が生後7カ月の娘と初めて東京ディズニーランドへ行ったことを自身のブログで報告したところ、それを取り上げたネット記事のコメント欄に批判が殺到した。“親のエゴ”であるとの批判に対して高橋はブログで反論。コロナで自粛を求められているとはいえ、親子でお出かけしただけで、なぜここまで批判されるのかーー。12月11日のブログで高橋は、ミニーマウスの格好をした娘とのツーショットを掲載。体重8.7キロの娘を抱っこして長距離を歩いたため、股関節が筋肉痛になったことなど、楽しげな様子を報告した。父である高橋英樹(76)のブログにも同日、「こんな写メが届きました」とディズニーランドでの孫と娘のツーショットを公開しており、「孫ちゃんがミニーちゃんのキャップをかぶっているなんて!」「孫ちゃんの記憶に残るかなあ?どうかな?親子でいい写真です」と孫へのデレデレぶりをあらわにした。一見、微笑ましい内容だが、これをネットニュースが取り上げると否定的なコメントが殺到した。《今の時期に赤ちゃん連れて行くのは自己満足!》《赤ちゃんがディズニーに行って楽しいかしら?自分が行きたいだけでしょう》《ありえない。7ヵ月の子はね、別にディズニー行きたくないよ。ちょいちょい楽しそうにしてたとしても、ディズニーである必要はないの。コロナじゃなきゃいいけど、あえて今行かせる場所じゃないことが分からないのかな》《7ヶ月ではディズニーに行っても、それほど楽しめないでしょう。しかも、なんでわざわざコロナ渦の中で…》この”親のエゴ”だという指摘に高橋はブログで「とんでもない!!」と反論した。《娘は日々、もう色々な物を見て、聞いて、感じて吸収しています。それは側にいてとてもよく感じます。今回、ディズニーランドに連れて行って彼女が刺激を受け、何かを感じ、普段の生活では見られない様々なものを目にして大きく成長したことは親の目から見て明らかでした》批判的なコメントの中には、『子どもがかわいそう』『7ヶ月なのに』『親のエゴ』という内容が多いが、実際は「”コロナの自粛疲れ”も影響しているのではないか」と心理カウンセラーの横山真香さんは指摘する。「『子どもが小さいのに』という批判は半分くらいは建前で、今回のバッシングの心理的背景には、コロナで自粛を続けている多くの人が、自分は『遊びに行きたくてもいけない』という不満の感情が少なからずあるのだと思います。しかも、高橋さんは情報番組のコメンテーターもしているので、視聴者から逆に、外出自粛を呼びかける立場として『今は我慢』といった発信を期待されてしまう面も大きいでしょう」女性向けの掲示板サイトでは高橋に肯定的なコメントもあり、高橋が“娘に刺激や経験を与えたい”と思った気持ちに理解を示した。《大人になって7ヶ月の時にディズニー連れていってもらったって写真とかあったらなんだかんだ嬉しいかもね》《絶対忘れるって言う人いるけど、全部覚えてなきゃダメなの?その時に子供が楽しんでれば良いと思う》
2020年12月17日娘が生後10カ月になったときのことです。私の不注意で娘がベッドから落下してしまい、火が付いたように激しく泣きました。慌てて抱き上げると、娘の口の中には血が。初めて受診した小児歯科でレントゲンを撮り、医師から赤ちゃんと寝るための寝室づくりのアドバイスを受けた体験談をお話しします。 激しく泣く娘、口内には血が生後10カ月の娘を寝かしつけていたある日、娘よりも先に私がウトウトしてしまい、私の上に乗りあげた娘が勢いあまってベッドから落下してしまいました。こんなこともあろうかとベッド脇のフローリングにはジョイントマットを敷いていましたが、マットを越えてフローリングに顔をぶつけてしまった娘。 聞いたこともないほど大声で泣く娘を慌てて抱え上げると、口から真っ赤な血が出ていました。動揺して慌てる私と裏腹に、幸い夫は冷静に娘の様子を観察し、夜間救急ではなく朝一番に小児科に行くことに。私は罪悪感で一睡もできないまま朝を迎えました。 小児歯科でレントゲンを撮ることに小児科に電話をかけたところ、一晩経ってアザなどが見当たらない・顔に触っても痛がらないということであれば小児歯科を受診するようにすすめられました。当日予約で診ていただける小児歯科に駆け込んだところ、医師がチェックした限り乳歯のぐらつきや欠損はないとのこと。 上唇小帯が切れて派手に出血したとの診断でした。「口内は治りが早いため、塗り薬も必要ないと思います」と言われホッとしたのもつかの間、医師は「念のためレントゲンを撮ります」と。乳歯に問題がなくとも、乳歯の根の部分が折れていたり永久歯に影響があったりする事例があるそうです。レントゲン写真を見るまで気が休まらない時間が続きました。 幸い乳歯・永久歯に影響はなく 0歳児のレントゲンをどうやって撮るのか想像がつきませんでしたが、まるで非接触型の体温計のような機械を使って診察台の上で撮影していました。レントゲン写真を見たところ、乳歯の真上にすでに永久歯が生成されていることに驚きました。 幸い、現地点で生えていた8本の乳歯と、前方の歯茎の中に生成されている永久歯、いずれも問題はないとのことでようやくホッと胸をなでおろしました。 医師による寝室づくりのアドバイス医師によると、ベッドからの落下事故で小児歯科を受診する子どもはとても多いとのことでした。じゅうたんなどを敷いていても打ちどころによっては歯が欠損してしまうことも珍しくないそうです。家族そろって川の字で寝るならばできれば布団で、ベッドを使うなら子どもはベビーベッドや柵付きのベッドを使うようにアドバイスがありました。 以前から娘がベッドの宮棚部分によじ登ろうとすることがあり、落下以外にも危険を感じることがあったため、今回のことを機にわが家ではベッドを解体して布団で眠ることに。娘と眠る寝室の安全を今一度見直しました。 ベッドからの落下に関しては常々危ないと思っていたのに、怪我をしてしまうまで「なんとかなるだろう」と根拠のない自信を持っていた自分をとても反省しました。娘の口元の血を拭きながら後悔した気持ちを忘れずに、寝室以外でも娘の行動範囲内にある危ない要素は一つひとつ取り除いていこうと改めて思った出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:こさい れい0歳女児の母。元テレビ番組ディレクター。フランスで育った自身の経験をもとに海外生活、旅行、子育てについて執筆している。
2020年12月10日ベビーカレンダーをご覧のみなさん、こんにちは。2018年4月生まれの男の子を育てています、じゅのです。 私は40歳で入籍、41歳で妊娠しました。出産時は42歳。不妊治療をしていたわけでもなく赤ちゃんを授かったのは本当に奇跡的なことでした。 今回は、妊娠糖尿病になってしまったお話、第2話です。 妊娠8カ月に入ったころ、定期健診での採血の結果を見て先生がちょっと顔をしかめました。「あれ~、血糖値高いね。あ、コレステロール値も。これは……もしかして……。一応、ブドウ糖負荷試験しておきましょうか」。 ギクッとしました。 体重が増えてもいいのはひと月に1kg程度と言われていたのにも関わらず、ここのところ体重がオーバーしていたからです。でもそれが原因とは限りません。 次の週に検査決定。75g経口ブドウ糖負荷試験って言ってたけど、何それ……? 検査前日は21時から絶食、検査当日はまず空腹時に採血、血糖値を測る。 次に、ブドウ糖液(かなり甘いサイダーのような味でした)を飲んだあと、30分後、1時間後、2時間後に採血、血糖値を測る、というものでした。 結果は……ほんの少しだけど数値がオーバー。ほんの少しでもオーバーしたらいけないんです。妊娠糖尿病と診断されました! あとから知りましたが、高齢出産のリスクの1つに妊娠糖尿病になりやすいことがあるそうです。高齢出産という心配をしながらもなんとかここまで順調に来られただけに、妊娠糖尿病と診断されてショックでした。 妊娠糖尿病になると赤ちゃんが巨大児になって難産になることがあるそうです。これまでの定期健診では、幸いにも、なにか問題があるなどの指摘を受けたことはなかったけれど、妊娠糖尿病と聞いて急に不安になってきました……。 「赤ちゃん大丈夫かな……」 私が通院していた大学病院は他の科との連携がスムーズ。このあとすぐに内分泌科の先生を紹介されました。 妊娠糖尿病と診断されてしまったら、どんなことが待っているのか……?次回に続きます! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター じゅの2018年生まれの、自分と同じ誕生日の男の子の母。元グラフィックデザイナー。高齢出産、慢性腎臓病、妊娠糖尿病、そして出産間際にパニック発作を経験。インスタグラムにて育児絵日記・漫画を更新中。
2020年12月02日長男が生後3カ月のお正月と、生後11カ月のお盆に私の実家に帰省しました。私の実家までは、高速道路を利用して車で4時間かかります。小さい長男を連れて長距離移動をするため、あらかじめネットや雑誌で赤ちゃん連れの帰省対策を調べました。赤ちゃん連れの長距離移動をしたとき、心がけてよかったことをお話ししたいと思います。 1時間に1回は赤ちゃんを車から降ろす!赤ちゃん連れの長距離移動について調べたとき、1時間に1回は車から降ろしてあげないと赤ちゃんが疲れてしまうと知りました。生後3カ月で初めて帰省したとき、長男があまりにもぐっすり眠っていたので一度も起こさないまま実家に着きました。しかし疲れたのか、その夜ひどい夜泣き……。 帰りは寝ていても起こして1時間に1回車から降ろすようにしたところ、自宅に着いてからもごきげんでした。生後11カ月のお盆に帰省したときも、寝ている長男を起こして1時間に1回休憩をとり、夜泣きすることなく過ごせました。 おむつ替えグッズだけをまとめる!次に心がけたのは、おむつ替えグッズだけをまとめておくことです。普段出かけるときはマザーズバッグに自分の物も含めたくさん詰めこんでいましたが、高速道路のサービスエリアで大きいバッグを持って降りるのは面倒でした。 そこで小さめのトートバッグにおむつ替えグッズと1組分の着替えだけを入れることに! サービスエリアでの休憩時、小さなトートバッグを持って降りるだけでササッとおむつ替えを済ませることができました。 暑さ・寒さ対策を徹底して快適に移動!私が帰省したのは寒さの厳しい冬と、猛暑の夏でした。そこで私はネットなどで車の寒さ・暑さ対策を調べ、実行することに! 冬場は長男にベストを着せ、ブランケットをかけました。あまり厚着をさせると、チャイルドシートに座らせたときしっかりと安定するか心配だったため、比較的かさばらないベストを選んだのです。 一方夏場は車に乗る少し前にエンジンをかけ、車内が暑くならないよう工夫。長男側の窓にはサンシェードをつけ、チャイルドシートに冷感パッドを敷きました。おかげで長男がぐずることなく、快適に移動できたと思います。 赤ちゃん連れで車の長距離移動をするときは、きちんと対策することで快適に移動できると知りました。長男はもう小学生ですが、近々2歳の弟を連れて帰省します。今は新型コロナウイルスの影響が心配なので、人混みを避けて小さなパーキングエリアで休憩する予定です。状況に合わせて、適切な対策を心がけていきたいと思います。 監修/助産師REIKO著者:河津明香2男1女の母。旅行代理店勤務をしながらの育児を経て、フリーランスのライターへ転身。現在は発達障害の長男のサポートをおこないながら、旅行・育児・生活雑貨などの記事を中心に執筆。
2020年12月01日第一子の息子は現在1歳3カ月、そして私は第二子妊娠中で妊娠8カ月になります。第二子の妊娠が判明したとき、息子はまだ生後10カ月でした。ハイハイとつたい歩きをしている息子の育児中につわりがやってきたのです。私がつわり中の息子の様子やパパの奮闘ぶりをお伝えします。 第二子妊娠時のつわり息子を妊娠したときのつわりは吐きづわりで、20日ほど入院するくらいつらいものでした。第一子妊娠時は自分のことだけを考えればよかったので入院できましたが、今回は息子の育児をする必要があり、入院している場合ではありません。なんとかその気持ちが通じたのか、入院するほどひどい状態にはなりませんでした。ただ、気持ち悪くて動くことがつらいため、妊娠が判明したころからほぼ1カ月ほどは寝て過ごす日々でした。 つわり中の息子の様子生後10カ月の息子にはまだ言葉も通じないので、「つわりでつらい」ということを理解してもらうことは当然不可能です。そのため、寝ている私に向かってハイハイで突進してくることも多々ありました。 私は寄って来た息子を横になったまま抱きしめ、「ごめんね、つらくて遊んであげれないんだよ」と言葉にするよう心がけていました。幸い息子がまだ歩き出していなかったので、決められたスペース内でハイハイしている様子を見守ることができて助かりました。 つわり中のパパの奮闘ぶり!私が寝込んでいる状態だったため、家事・育児のほぼすべてをパパがおこなうことに。毎日の買い物、洗濯、料理、そうじ、そして息子のお風呂と離乳食作り……。すべてパパが頑張ってくれました。 もともとひとり暮らしも長く、普段も家事を率先してやってくれるパパだったので、私が寝込んでも特に困ることなくこなしてくれて、ありがたいと感じました。 現在、つわりのようなつらさはありませんが、おなかが大きくなり、動きが制限された状態になってきています。息子が走り回るようになり、第一子のときのようなのんびりした妊娠生活は送れていませんが、パパにも協力してもらって、なんとか妊娠生活と家事・育児を両立中です! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:岩田かおる子育て中のママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年11月30日産後2カ月のころ、友人の結婚式に出席しました。打診があったのは妊娠中で、産後の様子は正直あまりイメージできませんでしたが、大切な友人だったので赤ちゃんを実母に預けて出席することに。しかし、いざ式が近付くと、出席の返事をしたときには想像しなかった問題がいくつか出てきました。 ※コロナ禍前の体験談です パーティードレスが入らない!産後思ったように体型が戻らず、着ようと思っていたパーティードレスが入りません。どうにもこうにも背中のファスナーを上げることができず、困ってしまいました。 赤ちゃんは連れて行かない予定だけど、授乳口の付いた産後ママ向けのドレスを買うべきか……と考えていたところ、妹が持っていた、ゆったりしたデザインのドレスを貸してもらえることに! ホッとしました。 溢れる母乳はどうしよう!産後すぐには出なかった母乳も、式のころには授乳間隔があくと溢れ出るようになっていました。 赤ちゃんと離れて過ごす間、母乳パッドはどのくらい必要? 借りものの服を濡らしてしまったら申し訳ないし、なにより恥ずかしい……と心配でした。結局、家を出てから帰宅までの間に母乳パッドを4〜5回交換し、そのほかに搾乳もしました。 久しぶりのヒールで足が痛い!妊娠中から1年以上ヒールのある靴を履いていなかったので、独身のころのような高いヒールで歩く自信がなく、低めのヒールの靴を選びました。それでもやはり歩きにくく、帰宅するころには靴擦れができ、ふくらはぎも筋肉痛になってしまいました。 せめて、行き帰りの移動の間は履き慣れたぺたんこ靴に履き替えればよかったなと、あとから思いました。 いろいろと思いがけない苦労もありましたが、大切な友人の花嫁姿を見られてうれしかったです。披露宴の最後の花嫁からの手紙は、生まれたばかりの娘がこんなふうに手紙を読む日もいつかくるのかなと想像して感動しました。 監修/助産師REIKO著者:奥田美紀二児の母。IT企業にてSE・プログラマーとしてシステム開発やWEBサイト運用等をおこなう。夫の転勤や子育てのために退職し、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年11月23日やけどは赤ちゃんに多いケガの1つです。私は娘が生後3カ月のときに、スープをこぼしてやけどをさせてしまい、とても後悔しています。「こども医療でんわ相談(#8000)」に電話して、対処したことを詳しく紹介します。 ランチ中にスープでやけど当時生後3カ月だった娘は、床やベッドに寝かせると泣いてしまうので常に抱っこをしていました。平日はワンオペ育児で、食事中に娘の面倒を見てくれる人はいない状態。そこで、私があぐらをかいてその上にのせると静かだったので、寝返りもまだ打たないし大丈夫だろうと思い、その状態でよく食事をとっていました。いつもどおりあぐらの上に娘をのせてランチをしていたところ、手が滑ってスープが娘の足にかかってしまい……。一瞬頭の中が真っ白になりました。 「こども医療でんわ相談」へ電話 「まずは冷やさないと」と思い、泣いている娘をお風呂に連れて行き、冷水のシャワーを浴びせました。冷たいのか、シャワーを浴びるとより一層、泣いている声が大きくなるばかり……。一通り冷やしたあとに、「こども医療でんわ相談(#8000)」に電話して、今の状態を説明し、どうしたらよいのか聞きました。すると、水ぶくれを破かないように冷やして皮膚科を受診するように言われ、急いで皮膚科へ。どんどん大きくなる娘の泣き声を聞くと、とても不安になりましたが、電話をして状況を説明することで、状況を客観的に見ることができて少し冷静になれました。また、専門の方の対処方法を聞いて、どうしたら良いのかわかり、少し安心できました。 やけどさせたことを後悔幸い娘のやけどはひどいものではなく、皮膚科で処方してもらった薬が効いたのか、やけどの痕は残っていません。娘が近くにいる状態で、熱いスープを飲んだことをとても後悔しました。気をつけているつもりでも、毎日の繰り返しで「まあ大丈夫だろう」と思ってしまった自分を責めました。それからは、まず娘が近くにいるときはやけどしそうな熱いものは食べない、どうしても熱いものを扱わないといけないときは、ヘビーベッドや安全なところに娘を待機させることを決意。 娘に初めてケガをさせてしまって、申し訳ない気持ちで胸がいっぱいに。やけどをしたときはどうしたらよいのか分からず不安でしたが、「こども医療でんわ相談」に相談し、専門家の意見を聞き正しい対処がわかったので安心して行動にうつせました。今後も何かあった場合には相談しようと思います。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/おんたま監修/助産師REIKO著者:北沢ゆき0歳の娘を育てる1児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆。
2020年11月21日現在2歳になる娘には、生後1カ月ごろからいちご状血管腫が出始め、生後5カ月からレーザー治療を開始しました。血管腫がほとんど目立たなくなるまでに要した期間や治療の様子などの体験談です。 生後1カ月ごろから現れた血管腫娘は低出生体重児で低血糖症の治療もあったため、生後1カ月まではGCU(回復治療室)に入院していました。退院目前のある日、娘の眉間と左胸、左腕に小さな虫刺されのようなものが……。 GCUは蚊がいる環境ではないのでおかしいなと思い、主治医に相談したところ、「まだ小さいから確定はできないけど、いちご状血管腫かもしれない。少し様子を見ましょう」とのことでそのまま退院しました。小さな虫刺されのようなものは次第に赤味を帯びてぷっくりと腫れたように大きくなり、2週間後の診察でいちご状血管腫であることが確定したのです。 通院は片道1時間の病院で3時間待ち!いちご状血管腫はその後も大きくなり、生後3カ月ごろにはかなり目立つようになったため、主治医に相談したところ、レーザー治療をしている別の小児科専門病院を紹介してもらいました。しかし専門病院が混んでて予約が取れず、約2カ月後の生後5カ月からレーザー治療を開始することに。その病院へは、自宅から電車を乗り継いで片道1時間。3時間ほど待つ日もあったので、まさに1日がかり。まだ月齢の低い娘を連れての長時間の通院は荷物も多いし、待っている間に娘をあやすのも本当に大変。約2カ月に1回の通院でしたが、毎回ヘトヘトでした。 レーザー治療中の様子いちご状血管腫のレーザー治療は、赤くなっている部分にレーザーを照射する治療で、治療自体は数分で終わります。レーザー照射時は輪ゴムで弾かれるような痛みがあるそうですが、娘はレーザー照射の痛みというよりも、照射中暴れないように固定具で全身を固定されることが相当嫌だったようで毎回大泣きでした。レーザー照射後は患部が軽い火傷のような状態になるため、1週間ほど塗り薬を処方されます。また、患部に紫外線が当たると色素沈着を起こすため、テープや絆創膏などで患部を覆い、日に当たらないように気をつけていました。 2歳になり血管腫はほぼ目立たない状態に 娘が1歳前後になると一緒に病院近くの飲食店でお昼を食べたり、ショッピングをしたり、私たちなりに通院を楽しめるようになりました。いちご状血管腫も、眉間にあったものは1歳を過ぎたころから目立たなくなり、1歳半ころにはほぼわからなくなりました。左腕にあったものも完全に見えなくなったわけではないですが、色が薄くなり目立たなくなったので、2歳の誕生日を迎えた月を最後に治療を終えることにしました。 レーザー治療にはじめは抵抗もありましたが、顔の目立つ部分に血管腫があったので治療できれいになって本当によかったと思います。大変だった通院も、今となっては良い思い出に。娘が乳児期の写真を見て血管腫があったことに気づく日が来ると思うので、そのときには幼いながら治療を頑張ったことを話そうと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:金岡莉緒1女の母。独身時代から住宅関連企業に勤務し、産休育休を経て時短勤務中。妊娠・出産・子育てに関する自らの経験を中心に執筆している。
2020年11月16日わが子が生後9カ月のころ、1週間程度ゆるい便が続いていましたが、あまり気にせずに過ごしていました。ある日外出時に急に泣きだしたので、おなかが空いたものと思いミルクを飲ませていると、急に嘔吐したのです。初めての大きな病気に驚き、後悔したエピソードをご紹介します。 ゆるい便が続く日々わが子は生まれたときから便秘知らずで、毎日しっかり排便する子でした。便秘で困るという話もよく聞くので、便通が良いのは良いことだと安心して過ごしていました。 生後9カ月ごろ、便がゆるく1日に何回か洋服を汚して着替えるということが続きました。けれど、離乳食もミルクもしっかり飲んで食べていて、元気に遊んでいたので特に気にせず、早く下痢が治ればいいのにと思うくらいでした。 突然の嘔吐に驚き…朝から出かける予定があったので、ミルクを飲ませて外出しました。普段どおりミルクも飲んでいて、その日の朝はゆるい排便もなかったので「治ってよかった」と安心していたのです。 しかし、出先のカフェで子どもが泣いたので、おなかが空いたのかと思い、ミルクをつくって飲ませていました。すると、急に嘔吐し始めたのです。少しミルクを吐くのではなく大量に吐き始めたのでおかしいと思い、急いで小児科に電話した私。「しっかり水分を摂らせて脱水にならないよう気をつけて」と言われたので、水分を飲ませることに気を配りました。 病院の休診時間だったため、昼過ぎに電話して受診できたのは夕方。その間、「もっと早く病院に行っていれば」と、何度も後悔して自分を責めました。 「ウイルス性胃腸炎」との診断小児科を受診すると、ウイルス性胃腸炎との診断でした。吐かないように様子をみながら少量ずつミルクを飲ませるようにと言われ、薬をもらいました。 次の日の夜、つらそうなわが子を看病しながら寝かしつけしようとしていたら、私自身が嘔吐と下痢を発症。体がつらくて動けなくなってしまいました。わが子が泣いているので駆けつけようとしても体が動かず、夫の帰りを待つしかなかったのです。夫が帰ってくると、嘔吐物が付いた物をきれいに洗浄してくれましたが、次の日には夫も発症。嘔吐はなかったものの動くことができませんでした。わが子は食事が摂れなかったので、小児科を受診して点滴をすることに。初めての点滴に大泣きで、1時間抱きしめながら点滴が終わるのを待つのはとてもつらい時間でした。私たち夫婦も嘔吐や下痢、熱の症状があったので内科を受診しました。医師からは、「子どもの嘔吐物に触れて、ウイルス性胃腸炎に二次感染したのでしょう」との診断。血液検査をすると白血球が正常値を大幅に超えていて、脱水症状もみられたため、点滴をすることになりました。その日は1日動かない体を引きずりながら、わが子と夫の看病で過ごすことになったのです。 私たち夫婦は比較的早く治りましたが、わが子は離乳食が再開できるまで1週間もかかり、本当につらかったです。もっと早く小児科を受診していれば、早めに対処できて軽く済んだのでは……と思うと、わが子には申し訳ない気持ちでいっぱいです。この病気になってからは、少しでも不安なことがあるときは病院に行こう、と思うようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:矢野えみ1歳男児の母。妊娠を機に、5年間続けていた介護職を退職。出産後、ハンドメイド作品販売をしながら、子育てと仕事の両立を目指してライターに転身。自身の体験をもとに子育ての体験談を執筆中。
2020年11月07日