アイドルグループ・KAT-TUNの元メンバーである田口淳之介が1日、自身の公式サイトを開設し、11月のCD発売を発表した。田口は2015年11月24日にKAT-TUN脱退を発表。3月31日をもってジャニーズ事務所を退社していた。この度、公式サイトにて「少しお待たせしましたが、11月に初めてのシングル『Hero』を発売することになりました!」と発表。また、オフィシャルファンクラブも立ち上げ、初のイベントも行うことを明かした。田口は「これからの希望いっぱいで、またみんなの前に帰ってきます!」と活動の再開を報告し、「今はただ正直に、自分の力で、大切な人たちのために、音楽で盛り上がりたい人たちのために、そして自分自身のために、最高の音楽とステージを作り楽しみたい気持ちでいっぱいです」と抱負を示した。そして、ファンに向けて「ずっとついて来てください。男らしく格好良い俺を見せるから!」と前向きなメッセージをおくった。オフィシャルファンクラブは入会金1,000円、年会費5,000円で、コンサートチケットの優先申込や年2回の会報発行などの特典が受けられる。
2016年09月01日俳優・池松壮亮が漫画『DEATH NOTE』実写映画化シリーズ最新作『デスノート Light up the NEW world』(10月29日公開)内で演じる竜崎の愛車として、ドゥカティのバイク・ディアベルが登場することが29日、発表された。本作の舞台は、かつての主人公とライバルである、夜神月(やがみ・らいと/藤原竜也)とL(松山ケンイチ)の死から10年後の世界。デスノートによる大量殺人事件が再発したことで、6冊のノートの存在が判明する。池松演じる竜崎は、Lの遺伝子を持つ後継者の世界的名探偵という役どころだ。そんな竜崎の乗るディアベルは、快適性と実用性を両立させた、強い存在感のあるモーターサイクル。その名前は、開発初期段階に試作モデルが組み立てられて披露された際、開発者の1人が「まるで悪魔みたいだ!」とつぶやいたことに由来し、イタリア・ボローニャの方言で"悪魔"を意味する。本作劇中でも、黒を基調としたファッションも相まって竜崎の持つワイルドながらもクールな印象を、より特徴づけており、さまざまなシーンで登場している。(C)大場つぐみ・小畑健/集英社(C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
2016年08月29日タレントの武井壮(43)が26日、日本テレビ系情報番組『スッキリ!!』(毎週月~金8:00~10:25)に生出演。強姦致傷容疑で逮捕された俳優・高畑裕太容疑者(22)の母で女優の高畑淳子(61)の憔悴した表情に、「胸が痛くて見てられない」と顔をゆがめた。高畑は26日9時より都内で会見を開き、涙ながらに謝罪。番組では、高畑が会見に向けて自宅を出る瞬間も捉え、その時の高畑の表情を見て、武井は「いつも現場でもすごく明るくて、優しくて、僕らにも声かけてくれる高畑さんのあの表情を見ると…胸が痛くて見てられない」と悲痛な表情で話した。会見で高畑は、「被害に遭われた女性の方、息子がお受けしていたお仕事のキャンセル、撮り直し、どんなに言葉を重ねてもお詫びの言葉も見つかりません」などと謝罪。「『すみません、すみません』」と繰り返していた」と25日に裕太容疑者と接見した時の様子も明かした。会見の様子を見た極楽とんぼの加藤浩次は「つらくて見れないシーンもありましたけど」と発言。菊地幸夫弁護士に「不謹慎ではあるが、どんなことがあっても母親だと高畑裕太容疑者に伝えたと言っていました」と話しかけると、菊地弁護士も「胸がつまりました。母親の息子を思う気持ちはいつでも尊いなと。でも、被害者の方の立場も考えられていて立派な回答内容だと思います」と語っていた。
2016年08月26日タレントの武井壮(43)が、15日に放送されたTOKYO MXの情報番組『バラいろダンディ』(毎週月~金21:00~21:55)で、解散を発表したSMAPへの思いを語った。武井は、中居正広(43)がMCを務めていたフジテレビ系『うもれびと』(12年)に出演したことがきっかけでブレイク。この日、解散の感想を聞かれると真っ先にそのことを挙げ、「それがきっかけとなって『SMAP×SMAP』も出させていただき、『いいとも』でも香取(慎吾)さんとご一緒させていただいた」とメンバーとの縁を振り返った。「全員の番組にお世話になりました。本当に育てていただいた」とそれぞれに恩義を感じているようで、「むこうはそんなつもりないと思いますけど、僕はすごく尊敬して、いろいろ参考にしていたメンバーの方々」と告白。「ほぼ同じ世代ですし」と付け加えた。そして、「でもね、なんか。やっぱり……」とうつむき、一呼吸置いてから「メンバーの方もSMAPというグループの大きさは重々分かっていると思うんですよ。子どもの頃からずっとSMAPをやってきて、ずっと日本一のアイドルグループを牽引してやってきているわけで」とメンバーの心中を思いやった。今回の解散発表を、「これから先の"SMAPじゃない人生"を一度考えて、もっと個人でも何か輝けるものがたぶん見えているからこその解散」と受けとめた武井。「すごくお世話になりました。感謝しています。ありがとうございます」と重ねて謝意を示していた。
2016年08月16日陸上選手でタレントの武井壮(43)が25日、自身のツイッターを更新し、芸能界およびスポーツ界で薬物検査を行うべきではないかと提言した。女優・高島礼子(51)の夫で元俳優の高知東生容疑者(51)が24日、覚せい剤取締法と大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕された。今年2月にはプロ野球の清原和博元選手が覚せい剤取締法違反で逮捕され、懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決が確定したばかりだ。相次ぐ薬物スキャンダルに、武井は「スポーツ界も芸能界も一斉薬物検査したらいいよ。。違反者は資格停止処分にしたらいい。。」と提言。「これだけ薬物事件が頻発したらスポンサー離れを起こして業界が縮小しかねないよ。。」と危機感を示した。そして、「なんの努力も生産も貢献も生まない薬物なんて無益な快楽のために人生やお世話になった業界すら汚すなんてもうやめようよ。。」と呼びかけた。
2016年06月25日お笑いタレントの三瓶(39)と陸上選手でタレントの武井壮(43)が、22日深夜に放送された日本テレビ系バラエティ番組『ナカイの窓』(毎週水曜23:59~24:54)で、女優・平愛梨(31)の母親の強烈なキャラクターを明かした。平とサッカー日本代表・長友佑都選手(29)のキューピッドでもある三瓶は、平とご飯を食べたり旅行に行ったりする仲。家族ぐるみの付き合いだそうで、平は「わが家で三瓶さんは次男」と話した。三瓶は「お母さんが変わっている方」と言い、「食事にみんなで行くとお母さんがすごい荷物を持ってきて、小包を20個くらい並べ出し、お母さんにじゃんけんで買ったらプレゼントをもらっていくという"みさこチャンス"をやる」と説明。「お客さんや店員さんも巻き込んでみんなで。プレゼントは日用品、ヘアスプレーやジェル、絆創膏とか…」と続け、「最初は正直ちょっと引いてました」と打ち明けた。平家の食事に1回参加したことがあるという武井壮も、「お母さん、マジすごいっすよ」とかなりの衝撃を受けたようで、「会のはじまりとおわりに、お母さんのオリジナルソング『はじまりのうた』と『おわりのうた』がある」と告白。平が、毎回必ず歌うという「おわりのうた」を披露すると、土田晃之が「歌っているとき武井壮が苦虫を噛んでた」と指摘した。武井は「"みさこチャンス"あって、手首のサポーターかなんか当たって、そのあとお母さんが急にこの歌を歌い出す…パニックになっちゃって」と吐露。中居正広は「楽しそうだわ」と笑っていた。
2016年06月23日タレントの武井壮が、8日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『あいつ今何してる?』(レギュラーは毎週水曜19:00~19:56)の2時間スペシャルに出演し、中学・高校時代の6年間、常に学年トップの秀才だったことを明かした。大学時代、十種競技の日本選手権で優勝し、「百獣の王」を名乗るなど、肉体派のイメージが強い武井だが、東京の私立修徳中学・高校に通っていた当時は「6年間ずっと中間・期末テスト、全部学年トップだったんですよ」と告白。さらに、成績トップだと学費や入学金が無料になる上、奨学金も受けられたそうで、「僕6年間通って学費は1円も払わず、100万円ぐらいもらって通っていたんですよ」と、誰もが予想を上回る優等生だったことを明かした。そんな武井が陸上を始めたのは、友人の誘いがきっかけ。その友人は中学時代に100mを10秒台で走っていたエリートだったが、スポーツテストでの武井の身体能力の高さを見て、陸上部に誘ったという。本当は野球かアメフト、柔道をやろうと考えていたそうだが、誘いに乗って陸上部に入部した武井は、デビュー戦でいきなり、友人のベストタイムと並ぶ10秒9を記録。そのことをVTRで語る武井は「で、次の試合で10秒8だったんですよ」と話し、それをスタジオで見た本人は「なんか感じ悪くないっすか?」と苦笑いしていた。なお、次週の同番組では、石塚英彦、田中律子が登場する予定。
2016年06月08日タレントの武井壮が、8日(19:00~20:54)に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『あいつ今何してる?』(レギュラーは毎週水曜19:00~19:56)の2時間スペシャルに出演し、学生時代のエピソードを語る。この番組は、ゲストの学生時代の同級生の"今"を調査していくもの。武井が気になっていたのは、大学時代に陸上部に誘ってくれたという同級生だ。その旧友は、中学時代から陸上のエリートで、当時100m10秒9の記録を持ち、リレーのレギュラーだった。しかし、その栄光は武井の入部で一転。最初の大会で武井は10秒9、2回目の大会では10秒8を記録した。友人は瞬く間に武井に抜かれて退部してしまったが、その真相が明らかになる。また、武井が中学・高校の6年間、常に学力で学年1位だったという事実が判明。その武井に6年間どうしても勝てず"いつも2番"だった"ガリ勉"の同級生がいた。武井は「あいつ悔しかったんだろうなぁ」と振り返るが、医者志望だったその同級生が夢をかなえたのかが、明らかになる。一方で、その同級生は、武井の記憶違いを指摘。武井も「そこだけは負けた!」と唯一勝てなかった点を認める。この日の放送では他にも、横綱・白鵬関のモンゴルでの幼馴染み、西村知美が初めてバレンタインチョコをあげた転校生の男子、羽田美智子を女優へ導いた同級生の現在が、それぞれ明かされる。
2016年06月07日川平慈英、長野博、松岡充、鈴木壮麻によるオフ・ブロードウェイ・ミュージカル『Forever Plaid』が4月末に開幕する。それに先駆け、都内で公開稽古と囲み取材が行われた。【チケット情報はこちら】本作は、1990年の初演以来アメリカ各地で上演され続けているスチュワート・ロス脚本のコメディミュージカル。事故で亡くなったサウンドグループ“Forever Plaid”のメンバー4人が一晩だけ地上に戻り、できなかったショーを実現する、という物語。日本では2013年に上演され、今回は再演。川平、長野、松岡、鈴木の“Forever Plaid”メンバーが再び顔を揃えた。公開稽古では、本番同様のセットに揃いの衣裳に身を包んだ4人が登場。軽やかに奏でる美しいハーモニー、コミカルなマイクパフォーマンス、キャラクターらしさが伝わるトークと、ステージから溢れ出すように楽しさが伝わってくる。「一番楽しんでいるのはお客さんよりも僕たち4人なんじゃないのかっていう、そんな瞬間があるんですよ」(川平)という彼らの姿は、観ているだけで自然と笑顔になるはずだ。ミュージカル界、アイドル界、音楽界と、普段はそれぞれの場所で活躍するメンバー。3年ぶりとなる再演だが、ステージ以外でも終始仲のよさそうな様子を見せ、「同じメンバーで舞い戻れたのはミラクル」(川平)、「一人でも変わると“Forever Plaid”じゃなくなる気がする」(長野)と再集結を喜んだ。美しいハーモニーが印象的な本作。実力派揃いとはいえ絶妙な音のハモリを合わせるのには苦労しているそうで、川平は「譜面を見ただけで『これは危ない』という和音。でもそれが“Forever Plaid”の良さなんです」と解説。松岡も「相手の音を聴くと自分が歌えなくなるので、(相手のことを)嫌いになってもおかしくないほど」と大変さを語りつつ「でも座長(川平)がちゃんとまとめてくれるので、なんとか和音が奏でられる」と笑顔を見せた。余震の続く九州での公演も予定している本作。「舞台の間は違う世界にお連れします。いろんなことを忘れて、楽しくなっていただいて、それが元気の源になってくれたら」(長野)、「コーラスという形で想いを届けられたらいいなと思っています。だからこそ一音一音をすごく大事に僕たちは歌っているので、そのハーモニーが皆さんの心に届くことを願っての稽古の日々です」(鈴木)と想いを話した。『Forever Plaid』は、4月26日(火)の埼玉・志木市民会館パルシティでのプレビュー公演を皮切りに、全国13会場で公演。取材・文:中川實穗
2016年04月25日『デスノート Light up the NEW world』『ディストラクション・ベイビーズ』と共演作が続く、今年も引っ張りだこの池松壮亮と菅田将暉が、放課後無駄話を繰り広げる“だけ”の『セトウツミ』。先の3本の特報も話題を呼んだ本作から、初の本編映像となる待望の予告編が完成、眺めているだけでもクスッとなる第2弾ポスタービジュアルと併せて解禁となった。シニカルな“会話”の面白さだけで読者を魅了する、此元和津也の傑作コミックを映画化した本作。クールな塾通いの内海役には池松さん、天然な元サッカー部の瀬戸役には菅田さん、瀬戸が思いを寄せるヒロインの女子高生・樫村役には中条あやみと、いま飛ぶ鳥を落とす勢いの人気実力派若手キャストが集結。『まほろ駅前』シリーズで多田(瑛太)&行天(松田龍平)の“ほっこりバディ”を描いた大森立嗣が監督を務めている。その大森監督による撮り下ろしショートムービー特報「けん玉」「タイミング」「スタンディングオベーション」は、発表されるやSNS上でも話題沸騰!“喋るだけの青春”の世界観が大きな注目を集めた。ついに解禁となった予告編では、初の映画本編映像を収録。クールなインテリメガネ・内海と、ちょっとおバカなツンツン頭・瀬戸が繰り広げる、絶妙の間、オフビートのボケとツッコミに思わず笑みがこぼれてしまう映像となっている。さらに、中条さん演じる学校のマドンナ・樫村をはじめ個性豊かなキャラクターも初登場。樫村と内海、瀬戸の三角関係を伺わせる映像には、何やら小さな事件の予感が!彼らが放課後に織りなす無駄話のシュールな笑いはもちろんのこと、青春のほろ苦さも感じさせている。また、池松さんの内海と菅田さんの瀬戸が互いに背を合わせ、こちらを見ている第2弾ポスタービジュアルの背景は、原作の舞台であり、本作のロケ地でもある大阪府堺市の河原。キャッチコピーには「ケンカもしない。部活もしない。壁ドンもない。」と記されており、人気若手俳優が豪華競演を果たしながらも、これまでにない新しい青春映画の確立を感じさせるビジュアルとなっている。気だるそうに、ゆる~く、ただ、喋っているだけなのにクセになること間違いなし。本作の行方がますます楽しみになってきた。『セトウツミ』は7月2日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月22日陸上選手でタレントの武井壮(42)が、8日に放送された日本テレビ系情報番組『スッキリ!!』(毎週月~金8:00~10:25)に出演し、闇カジノ店で賭博をしていたことが発覚したバドミントンの2選手に怒りのメッセージを送った。バドミントン日本代表の桃田賢斗選手(21)とロンドン五輪代表の田児賢一選手(26)の闇カジノ問題。一連の報道によると、2人はジャージー姿で訪れることもあり、ラケットなども持ち込んでいたという。このことについてコメントを求められた武井は、「いろいろな問題があると思いますが。一番残念なのは」と切り出し、「アスリートとして賞金をたくさんもらっていて、半分はプロもたいなものだと思う。オリンピック委員会の強化費もおりていて、しかも自分の所属先から契約されたスポンサーシップも与えられていた」と背景を説明。「道具からジャージーまで、すべてスポンサーで成り立っているもの」とした上で、「ジャージーを着てラケットを持ってそこに行っていた。スポンサーの名前を背負って違法カジノに行っているわけでしょ? この時点でアウトだと思う」と批判した。「そういったものを背負ってやっている選手が、そういった行為でオリンピックのチャンスをつぶしてしまう」ことに加え、武井が問題視しているのは「今までの強化費もすべて無駄にしてしまう。そして、アスリートにそういう投資をすることがやっぱりよくないんじゃないか」という"スポンサー離れ"を招いてしまうこと。そして、「彼の問題だけじゃなくて、後進の選手たちに悪影響がある」と指摘し、「本当にここで反省して、東京オリンピックに向けてまたゼロから反省して活動してもらいたい」と厳しい言葉を送っていた。
2016年04月08日池松壮亮と菅田将暉が出演する映画『セトウツミ』の撮りおろしショートムービーが公開された。ふたりが演じる映画の主人公、瀬戸と内海がひたすら駄話を続ける爆笑必至の内容で、映画同様、大森立嗣が演出を手がけている。『セトウツミ』ショートムービー映画は、元サッカー部の瀬戸と、塾通いのクールな内海が、ただただ“喋る”だけで青春時代を過ごすさまを描いた作品で、中条あやみがヒロインを演じる。このほど公開になったのは“スタンディングオベーション”と題した約2分間の作品で、瀬戸が内海に「スタンディングオベーションやってくれへん?」とフるところから始まる掛け合いを描いたもの。関西弁の応酬から生まれる独特の空気感に思わずニヤニヤとしてしまい、意味なく大声で喋るセリフの残響まで笑えてくる内容だ。『セトウツミ』7月2日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2016年04月08日池松壮亮演じる“内海”と菅田将暉演じる“瀬戸”が、放課後のひとときをムダ話で過ごす会話劇<a href="">『セトウツミ』</a>。このほど、第1弾「けん玉」、第2弾「タイミング」に続くショートムービー特報第3弾「スタンディングオベーション」が完成!約2分に25回も「スタンディングオベーション」と言い合う2人に、思わず拍手を送りたくなる(!?)映像が解禁となった。本作は、シニカルな“会話”の面白さだけで読者を魅了する同名傑作コミックを『まほろ』シリーズの大森立嗣監督で映画化。『セトウツミ』というタイトルは、主人公の瀬戸(せと)と内海(うつみ)の名前を組み合わせたもの。クールな塾通いの内海役には、<a href="">『無伴奏』</a><a href="">『海よりもまだ深く』</a>など今年も話題作が目白押しの池松さん。また、天然な元サッカー部の瀬戸役には、池松さんとは<a href="">『デスノート2016』</a><a href="">『ディストラクション・ベイビーズ』</a>でも共演するほか、月9ドラマ「ラヴソング」もスタートする菅田さん。この2人の関西弁の掛け合いトークで話題の本作は、特報第1弾「けん玉」、続く第2弾「タイミング」が発表となるや、「めっちゃかわいい」「見たら普通に声出して笑ってしまって世界観がツボだった」「9時間ぐらいぶっ通しで見たい」「セトウツミの『タイミング』見て、ミクロとマクロで『クスッ笑』」など、SNS上では期待高まるコメントが続出。そんな映画の世界観そのものの特報第3弾にして、最終版となる今回のタイトルは、「スタンディングオベーション」。前回同様、原作者・此元和津也が描き下した短編を大森監督が演出した特別撮り下ろしショートムービーで、よく映画祭や舞台などで見られるスタンディングオベーションを、瀬戸が内海にやってほしいとお願いするところから話は始まる。池松さん、菅田さんも苦労したという「スタンディングオベーション」の応酬は、約2分間の映像中なんと25回も。もはや「スタンディングオベーション」と言いたいだけかもしれない完全ワンカット撮影の映像には、今回も引き込まれること間違いなし。見終わった後には、やり切った2人に思わず立ち上がって拍手を送りたくなってしまうはず?「スタンディングオベーション」をめぐって次第に白熱していく瀬戸と内海の会話を、まずはこちらから確かめてみて。『セトウツミ』は7月2日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月08日●飲みの席で次回作を知る映画界で"引っ張りだこ"状態の俳優・池松壮亮(25)。その勢いは増すばかりで、今年はすでに『デスノート2016』、『セトウツミ』、『無伴奏』など6本の出演作が公開を控えている。これほどまでオファーが殺到している理由とは?そのヒントはdTVオリジナルドラマ『裏切りの街』に隠されている。"池松フィーバー"の起爆剤にもなった『愛の渦』(14年)の三浦大輔監督と再タッグを組む同作。同棲中でありながら、寺島しのぶ演じる主婦との不倫におぼれるフリーター・菅原を演じ、裏切りの連鎖の中でどん底へと堕ちていく。三浦監督が自身を投影させた菅原。池松にオファーしたのは、俳優として全幅の信頼を寄せていたからだという。ファンだけでなく、監督の心も鷲掴みする池松の"俳優力"。数多くの映画賞を手にした時の本音、監督と俳優の関係性、俳優業との向き合い方――本人取材で語られる言葉の数々が、その真の魅力を浮かび上がらせる。――生々しくリアルな会話劇がとても印象的な作品でした。2010年に上演された三浦大輔監督の作・演出舞台が原作となっているわけですが、映像化の話は飲みの席で聞いていたそうですね。三浦さんとは、『愛の渦』(14年)という映画で出会いました。意気投合して家も近かったので、その後もよく会って飲みに行ってたんです。それから『母に欲す』という舞台でご一緒して、その頃に今回の映像化の話を聞きました。作品については踏み込んで聞かなかったんですが、三浦さんが次やるとしたら『裏切りの街』なんじゃないかとはなんとなく思っていました。『愛の渦』と『裏切りの街』は、三浦さん渾身の作品ですから。――なぜ、踏み込んで聞かなかったんですか?監督と俳優の間でのマナーみたいなものなんでしょうか。いえいえ(笑)。次回作の話を聞いて、「俺も出してくださいよ」というタイプでもないので、三浦さんがまた何かに挑戦するんだなと思うくらいで。でも、呼ばれれば行く準備は常にしています。「もしかしたら話が行くかも」とおっしゃっていたので、「分かりました」とだけお伝えしました。三浦さんの立場からすると、正式な本が上がってそれを読んでから返事をしてほしいという思いがあるはずなので、互いにそういう尊重があるんだと僕は思います。――今回、池松さんが演じた菅原は、三浦監督いわく、「自分そのもの」だそうです。実際に演じてみて、それを感じる部分はありましたか。すごく感じました。あの方の作家性は一貫していて、『愛の渦』と『裏切りの街』を見比べると、主人公が実は同じようなことをやっていることが分かります。名前も実は同じなんですよね。人物像もかぶることが多くて、世界観にもつながりを感じます。今回でいえば、人間の愚かさと醜さを浮き彫りにし、そこから人間の儚さや美しさも伝わってきます。僕は、三浦作品で"どうしようもない主人公"しか見たことありません(笑)。――でも、自分のダメな部分を見つめ直すと、個人的には共感してしまう描写も多かったです。三浦監督が「自分そのもの」とおっしゃるぐらいだから、普段の三浦監督は……。そんなに社会性を欠いているわけではないですよ(笑)。もちろん、何かを隠しているわけではないですし、接すると意外と普通の方です。人間の一部分を深くえぐるのが大好きな方なので、だからこそ、作品とギャップを感じる人もきっと多いんじゃないかなと思います。――三浦監督は池松さんと共鳴し合う部分があり、信頼しているからこそ今回オファーしたそうです。作品作りにおいて、そういった「監督と役者の信頼関係」は重要ですか。そうですね。ただ、日本の作品はそんなに時間があるわけではなくて。例えば今日も「はじめまして」からこうしてお話をして仕事がはじまる。映像の現場でも、どういう方かも分からないまま演出をしてもらうこともありますし、やっぱり1本目より2本目、2本目より3本目の方がそういうストレスは少なくなります。三浦さんがやりたいことや狙いも、そばにいると何となく伝わってきます。そういう意味では年々信頼関係は増してきてますし、演出家としてよりよくしていきたいという意欲がすさまじいので、その分求められるものもハードになります。――今のお話だと作品の中で熟成されていく関係性だと思いますが、例えばプライベートでは? 監督との飲みの時間も大切になさっているとか。暇だったら行きます(笑)。でも、一方的に誘われているわけではなくて、何となく話したくて、僕から誘っていることもありますよ。――となると気になるのは、映像化決定のニュースで池松さんが寄せたコメント「三浦組に参加できることが光栄」。三浦組にはどのような魅力があるのでしょうか。とにかくすごい監督です。『裏切りの街』のような作品を作れる監督は本当にいないと思います。ただ、監督一人一人それぞれの感性も違いますし、具体的に魅力を語るとなると……難しいですね。●受賞後は「すぐに隠しました」――寺島しのぶさん演じる主婦・智子との初めてのキスやラブホテルに行くまでの流れ、やりとりは、演技を超越するようなリアリティを感じました。そこに三浦監督の武器というか、魅力が潜んでいそうな気がしたのですが。僕もそう思います。男性側と女性側、それぞれ実際にやってみせてくれたりもします。その分、一瞬でも「嘘」があったら何回でもカメラを回す。互いに探りを入れながらホテルに行くシーンは、30テイクぐらいやりました。2日目にようやくOKで(笑)。――丸一日あのシーンを撮ってたんですか?はい。途中、雨も降りました(笑)。――どのテイクがOKテイクか、ピンと来ます?だいたい分かります。何テイク目かというよりも、あのOKテイクを使ったんだという感じで。――30パターン全部見たいです(笑)。そうですか(笑)。全然2人とも気持ちが乗ってないテイクもありますよ。互いの"生の響き合い"が一番ハマったのがOKテイク。もちろんお芝居をやっているわけですから、決められた言葉で一定のテンションに持って行かないといけないんですが、そういう道筋を通ってもなかなか一発でハマることはないので……お芝居の難しいところだと思います。別の監督であればOKテイクにするところでも、決して妥協しないのが三浦さん。僕としては引き受けた以上、それを全うするのみです。――ということは、相手役の寺島しのぶさんの存在ももちろん重要になってきます。『シェル・コレクター』(2月27日公開)で共演済みですが、本格的な絡みは今回が初めてだったそうですね。一番近くで向き合って、重みというか迫力というか、何かものすごい蓄積をされてきた方なんだろうなと感じました。いろんな監督や作品に身をささげて、渋みというのか魅力というのか。たたずまいで見せる人生の重みを寺島さんから感じて、僕もこうなりたいなと思いました。――寺島さんは、池松さんの現場での振る舞いを「職人」と受けとめていたそうです。現場での雰囲気が変わらなかったり、ベッドシーンでカットがかかるとさり気なく隠したり。そういうことは意識的にやっていらっしゃるのですか。いえいえ。そのまま「職人」というお言葉を返したいくらいです(笑)。僕なんかと全然レベルの違う方なので。「職人」という言葉にふさわしいのは、僕より寺島さん。共演させていただいて、何のストレスも感じませんでしたが、本当にすごい方なので緊張していました。すべてを受け入れた上で返してくれて、偉大な俳優とはこういう人のことを言うんだと感じました。――ここ最近は、出演作のニュースが次々と発表されているので、順調に実績を積み上げていらっしゃると想像します。客観的にこの状況をどのように捉えていますか。「なぜ出演が増えているのか」みたいな自己分析はしていませんが、思うがままに動いているというのが現状です。目の前の選択をしていった結果、今があります。まだ、お客さんの声がすべて返ってきていないので……その辺もちょっと様子を見て(笑)。――慎重ですね(笑)。そうですね。皆さんの声を受けとめてから、今後どうやって攻めていくのか考えたいと思います。――日本アカデミー賞の新人俳優賞をはじめ、2014年から2015年にかけて、数々の賞を受賞されました。俳優にとって、映画賞はどのような意味があると思いますか。うれしさもありつつ、もらったら何も残らないんです。受賞を望んでいた3年前ぐらいの自分がこれを聞いたら「何を言ってるんだ」と怒るかもしれませんが(笑)、でも本当に何も残りませんでした。残るのは、「逃げ道がなくなった」という現実。より責任が増したというか、とにかくやるしかないという覚悟しか残らなくて。今となっては、過去に何があったかは作品に関係ありませんから。とはいえ、若い自分にとっては早く欲しかったものでもありますし、何よりも自分の仕事は人から評価されてこそ。自分の好きなことをやっているから賞なんかいらないと思っていた時期もありましたが、やっぱりもらったらもらったでうれしかったです。自宅に持ち帰ったら、すぐに隠しましたけどね(笑)。――私だったらすぐに飾ります(笑)。僕は飾れませんでした(笑)。きっと自分にまだ納得していないからだと思うんですけど……。ぜいたくな話だし、生意気な話ですね。でも、飾れる日が来ればいいなと思います。――そんな池松さんも、俳優としてデビューされてから約15年。これまで積み上げてきたからこそ見えたてきたこともあると思います。一俳優が大それたことをできないことは分かっているんですけど……とはいえやっぱり、人を豊かにする仕事ですから、そういう点では性に合っているのかなと思います。本当はプロ野球選手になりたかったんですけどね(笑)。――だいぶ違う人生ですね。でも、私は『裏切りの街』を観て恋愛がしたくなったので、おかげさまで豊かになりました。よかったです。でも、不倫はしないでくださいね(笑)。■プロフィール池松壮亮1990年7月9日生まれ。福岡県出身。A型。身長172センチ。2003年に公開された映画『ラストサムライ』で注目を集め、以後、ドラマ、映画、舞台などで活躍。2014年から2015年にかけて、日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ数々の映画賞を受賞。今年は『シェル・コレクター』(2月27日公開)、『無伴奏』(3月26日公開)、『ディストラクション・ベイビーズ』(5月21日公開)、『海よりもまだ深く』(5月21日公開)、『だれかの木琴』(9月公開)、『セトウツミ』(7月2日公開)、『デスノート2016』(秋公開)などの出演映画が公開される。dTVオリジナルドラマ『裏切りの街』は映像配信サービス「dTV」にて、全6話を独占配信中(R15指定)。
2016年02月26日ジョージ朝倉の同名人気コミックスを原作とした田口トモロヲ監督作品『ピース オブ ケイク』。9月5日(土)より公開されるこの作品に登場する劇団「めばち娘」が、なんと実際に旗揚げされる。作・演出を手がけるのは、若手注目劇団・劇団鹿殺しの丸尾丸一郎。この“前例なき舞台化” は、映画内の劇団シーンに協力したことから始まったという。劇団めばち娘『ツチノコの嫁入り』チケット情報田口「まず、劇団というもののリアリティは映画できちんと出したかったんです。しかもその劇団『めばち娘』は、主人公の志乃がいずれ生業にしていく大切なシチュエーション。なので現在進行形で旬な劇団さんに造形を頼みたいな、と」そこで抜擢されたのが丸尾。原作に描かれている舞台シーンは断片的な場面のみなので、俳優が演技をしやすいように大まかに前後のシーンを考えて欲しい、というのが田口のオーダーだったのだが……。田口「そしたらメチャクチャたくさん書いてきたんですよ。そこまでは望んでないのに(笑)」丸尾「劇団の細かい設定まで(笑)。ジョージ先生のもともとの画と設定がすごく面白かったので、僕自身新鮮な気持ちで作業出来ましたね」しかも、そこで丸尾が出してきたストーリーが……丸尾「『ツチノコの人類に対する復讐劇』。アナルからツチノコが入って、ツチノコの思いと共鳴した人間の中に入って人間に復讐していく、という話です」田口「変でしょ?(笑)でもそこまで壮大に想像力を働かせてくれたことが嬉しかった」丸尾「すごく楽しく書けたんで、何かしらこれを舞台にできないか……と思っていたんです。そうしたらプロデューサーの方から、じゃあ公開に合わせて実際に舞台化をしませんか、というお話をいただいて」田口「これこそ奇跡の展開ですよね。もしくは無茶でしょ、と(笑)」劇団公演、プロデュース公演と立て続けに作品が続く丸尾。田口監督が言うように“旬”な若手演劇人である彼にとって、この作品は“単なる企画物”ではない。丸尾「劇団も旗揚げ10年を超えて、劇団公演でも外部作品でも“丁寧なもの”を求められることが多くなって、このへんで一度『衝動のみ』に立ち返らないといけないな、と。そういう意味では、自分の殻をこの舞台で一度壊したい。プレッシャーはもちろんありますけど、あえてそこは考えないで“ザ・アバンギャルド、ザ・バカ”に突っ走りたいなと」そう語る丸尾を見る田口監督も、なんだか楽しそうな表情だ。田口「実は映画を観て、ジョージ朝倉さんが『めばち娘』の物語をスピンオフで書いてくださったんです。映像化したものがそういう形で広がりを持ってきている、それはすごく嬉しい事で。だからこの舞台化も、若干不安はありつつも(笑)楽しみにしています」9月17日(木)から27日(日)まで東京・CBGKシブゲキ!!にて上演。チケット発売中。取材・文:川口有紀
2015年09月04日8月26日(水)、大阪・ミナミのTSUTAYA EBISUBASHIにて、田口トモロヲ監督が多部未華子&綾野剛主演の最新作『ピース オブ ケイク』について語るトークイベントを実施。自らを「綾野剛です」と言い張る田口監督から、男性スタッフ4人でラブシーンの想定ビデオを制作した撮影秘話やマル秘の“注目シーン”など、恋愛トークを期待して来場した女子にはやや衝撃的(!?)な裏話が炸裂。映画評論家の平野秀朗氏とともに、“オトナ男子”トークを繰り広げていたことが分かった。世のオトナ女子から熱烈な支持を集めるジョージ朝倉の人気コミックを、多部さんに綾野さん、さらに松坂桃李、木村文乃、光宗薫、菅田将暉、柄本佑、峯田和伸ら、個性豊かな人気俳優陣を迎えて実写映画化した本作。予告編上映の後、登場した田口監督は、のっけから、「どうも、綾野剛です。今日は短い時間ですがよろしくお願いします。綾野剛です」と挨拶。その後も何かと「綾野剛です」と連発し、ノリノリ。平野さんが、『アイデン&ティティ』(’03)、『色即ぜねれいしょん』(’09)に続く監督作品3作目にして「ちょっとカラーが変わったのでは?」と尋ねると、“伝説的”ともいわれる恋愛コミックが原作であることに触れつつ、「そこに出てくるカルチャーが、自分が影響を受けたものと共通していたので、このラブストーリーを描くことが出来るかも、と思いました」と語り、「でも一番のハードルは、自分が50歳を過ぎたオッサンで、25歳の女子の恋愛を描けるのか?あるいは描いていいのか?描く権利があるのか?俺に描けるのか?あ、しつこいですね(笑)、そのあたりの心配がありました」と明かした。本作をすでに観賞していた平野さんが、「関西的に言うと、めちゃめちゃええ感じの映画です。めっちゃハマります。まさかこんなに女の子の気持ちに、そしてその相手役の綾野剛さんの役にググっとハマりましたね」と絶賛すると、「ありがとうございます。それは初めて言っていただきました」と、安堵の表情を見せる監督。このキャスティングが決まった経緯については、「多部未華子さんは満場一致でしたね。俳優としてはご一緒したことがあったんですが、今回改めて素晴らしいプロの女優さんだなと思いましたね」とベタぼめ。「撮影の日の最終カットは、多部カットで終わる、という流れがありました。現場のスタッフさんも疲れてくるんですけど、最終的には多部さんのアップを撮って終わろうと。照明さんもノって『もうちょっと明るくしようか!?』なんて、スタッフ殺しな多部さんはさすがでしたね」。一方、相手役の綾野さんは、今回初めてとも言えるほど、かなりナチュラルな役柄に挑戦している。「こんばんは、綾野剛です(笑)。いつもはシャープな役が多いと思うんですけど、今回は京志郎という、木の幹のようにどんと構えた役なので、これまでやったことないんじゃないかと思い、キャスティングしました」と、監督。「確かにこんな綾野さんは観たことないですね」と平野さんが応じると、「とてもナチュラルな、立っているだけでも優しさを感じさせるような佇まいでした」。「まず、リハーサルでやってもらうと、とても肉体表現のうまい役者さんなので動きが出るんですが、京志郎役は敢えて動かないようにお願いして、共同作業としてつくっていきました」と話してくれた。その作品全体に流れるナチュラルな空気感に、「多部さんと綾野さんは本当につきあっているのではないかと思いましたが(笑)」と平野さんが突っ込むと、「付き合ってるんじゃないですかね。うそです(笑)」。「R指定にはしない」という要望が製作サイドからあったというが、「よくある、倒れ込んだら翌朝になっているという(淡泊な)表現にはしたくなくて、なるべく攻めたいと。なので、アクションシーンだと考えて、あらかじめ練ったものを役者さんにお願いしました」。なんと、その練ったものとは、「演出部の男4人で組んずほぐれつの絡み合った映像を作りました。それを映倫のチェックも通して、『いじりすぎ!』『揉みすぎ!』なんて言われながら…」と、渾身の想定映像を製作していたことを告白。また、先日、光宗さん自らも明かしていたように、「ラブシーンつながりで言うと、光宗薫さん演じるあかりと京志郎の回想シーンがあるんですが、そこはイチオシのシーンです(笑)」と話すと、女性客たちがやや引き気味になるのを確認しながらも、「女性の方にもご覧いただきたいですね(笑)。かなりエロティックなシーンなんですが、役者さんが果敢に挑戦してくれたところに、とても美しいものを感じました」と語った。さらに、平野さんが「(多部さん演じる)志乃が菅田将暉さん演じる川谷にキスを迫られるシーンの、嫌なんだけどついつい…という顎の上げ方がもう芸術的なんですよ!(笑)」と、注目したシーンを振ると、「それはオッサンの言葉ですねー(笑)。さすがですね、人生長いぶんだけ、観てらっしゃる。あれはたまらんですわ(笑)。いまの若い人はこうするのか、と。いくら演出部のオッサンがやってもかなわなくて、やっぱり若い役者さんが演じると芸術的な、かなり攻めた表現になるんですね」と、多部さんが挑んだ“肉食系”の演技に賛辞を贈る。最後に、「東京のリアルな風景をバックに、堂々巡りを繰り返しながら、自分たちにとっての真実を求める恋人たちのオルタナティブなラブストーリーになっていると思います」と、手応えを覗かせる田口監督。「サブキャラクターの方たちも、素直に心情を共感できるように肉体化できたと思いますので、そのあたりを楽しんでいただけたらと思います。以上、綾野剛でした(笑)」。『ピース オブ ケイク』は9月5日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年08月27日別冊少年チャンピオンで連載中のコミック『セトウツミ』が池松壮亮と菅田将暉をキャストに迎えて映画化されることが決定した。関西で暮すふたりの高校生、瀬戸と内海が放課後トークを繰り広げるドラマで、『まほろ駅前狂騒曲』『さよなら渓谷』の大森立嗣が監督を務める。その他の情報本作は、関西のとある河原で高校生の瀬戸と内海が、放課後にダラダラと喋っている様を描き出した異色作の映画化。会話の間、シニカルな展開、独特の空気感が人気を集めている。『ぼくたちの家族』『紙の月』などで高い評価を集めている池松はクールな内海役を演じるにあたり「何だか面白そうなこの作品を、大森監督のもと、菅田くんと2人でやるという事で、何だか面白そうなことが始まるんじゃないかという気がしています」とコメント。天然キャラの瀬戸を演じる菅田は「原作の瀬戸と内海のシニカルなやりとりに嫉妬しました。こいつらオモロ過ぎるやろ、と。現実世界にこんな奴らおったら勝たれへんで、と。原作の世界にある発想やセンスを大切にしつつ、素直に体現し、そこから先はもうどうなるかわかりませんという思いで楽しんで生きたいと思います」と意気込みを語っている。撮影は秋から行われ、来年にブロードメディア・スタジオの配給で全国公開される。『セトウツミ』2016年全国公開
2015年08月11日タレントの武井壮さんが熱く宝くじへの想いを語ったスペシャル動画が現在、「ドリームジャンボ宝くじ」「ドリームジャンボミニ7000万」の特設サイトで公開中だ。同動画は5月初旬に、都内スタジオで撮影。現在発売中の、「ドリームジャンボ宝くじ」「ドリームジャンボミニ7000万」のCMにゲスト出演中の武井さんが、ユーモアの溢れる熱い想いをインタビュー形式で答えている。現在公開されている動画は2編。第1弾は「武井壮、宝くじを語る。」と題して、宝くじと武井さんの関係が語られている。自分で稼げるようになってからずっと購入し続けているという宝くじに関する思い出や、“百獣の王”にちなみ連番で100枚購入していることなど、宝くじファンならではの“買い方へのこだわり”や、過去に100万円の当せん経験があるという武井さんならではの“当せんする秘訣”などが語られる。そして、第2弾は「武井壮、大人の夢を語る。」がテーマ。大人が夢を持たないと言われる現在の日本に向けて、自己流の“夢見ることのすゝめ”が語られ、“力士になって横綱になる”という子どものころの夢がかなわなかったからこそ今があるという思いや、今後のさらなる夢と成長のために、現在もトレーニングを欠かさないなど、努力を続ける日常などが明かされる。「ドリームジャンボ宝くじ」と「ドリームジャンボミニ7000万」は6月5日まで全国で発売。なお、期間中、特設サイトにて第3弾の動画の公開も予定されている。
2015年05月21日斬新すぎる建築の数々を設計してきた建築家・藤本壮介さんの展示「未来の未来」がTOTOギャラリー・間で開催されている。 *** 藤本さんは、393もの応募案が出た青森県立美術館の設計コンペに無名の個人ながら応募。2位を獲得し異例のデビューを飾った。以後、住宅からタワーまでジャンルを問わず制作。今や日本を代表する建築家の一人に。 本展では、数々のプロジェクトから100以上の模型を展示。パッと見て面白いのはもちろん、藤本さんが「未来の種」と呼ぶ、革新的な建築の姿が見えてくるはず。 ◇information TOTOギャラリー・間東京都港区南青山1-24-3TOTO乃木坂ビル3F公開中~6月13日(土)11:00~18:00月曜休TEL:03・3402・1010入場無料 (C)SFA+NLA+OXO+RSI (C)Iwan Baan ※『anan』2015年5月20日号より
2015年05月19日ミズノは3月16日、野球のバットスイングの解析を可能とするシステム「スイングトレーサー」を開発したと発表した。同システムは、バットのグリップエンドにミズノが独自に開発したプログラムを組み込んだセイコーエプソン製専用センサを取り付け、スイングをすることで、打者のバットスイングの傾向などを知ることができるというもの。これまでバットスイングの分析というと、スイングの様子をビデオで撮影し、以前のものと比較する、といったことが多く、スイングを科学的に解析し、それを実際の練習に活用するといった取り組みは少なかった。今回、同社では同システムを実用化するにあたって、スイング解説を元侍ジャパン社会人代表監督の小島啓民氏が、データ監修・解説を早稲田大学 スポーツ科学学術院の矢内利政 教授がそれぞれ行い、以下の8つの数値データを解析することで、バットスイングを正確に知ることができることを突き止めたという。スイング時間スイング回転半径ヘッドスピード(MAX)ヘッドスピード(インパクト)ヘッド角度インパクト加速度ローリングスイング軌道これらの計測データは、選手用アプリケーションを利用することで、閲覧が可能なほか、カレンダー機能を用いて、過去の情報と比較することができる。また、スイング軌道をアニメーションとして見ることもでき、選択した2つのスイングを重ねて比較することもできるため、選手の調子の波を調べることも可能だという。さらに素振りモードの活用により、スイングの回数やスイング速度、練習時間などのデータ計測も可能。これにより、練習の質などの向上を図ることができるようになる。加えて、プロ野球選手のスイングデータも収録。自分の軌道を重ねて見たりすることもできる。一方、コーチ向けにもアプリケーションが用意されている。こちらは登録したプレーヤー全員の素振り結果やデータを一覧でみたり、分類分け、比較などが可能。時系列で見て、選手の調子などを客観的に把握することが可能なほか、選手のスイング1つ1つにコメントを付けることも可能となっており、選手の上達を早める強い武器になると同社では説明している。なお、発売日は2015年5月9日。価格はセンサが2万9800円(税別)、センサを取り付けるアタッチメントが1800円(同)。アプリはサーバ使用料が31日あたり980円(同)、コーチ用が2980円(同)となっており、同社 ダイヤモンドスポール事業部 事業部長の久保田憲史氏は、「野球の練習では、コーチなどが指導する際に伝えたい感覚を言葉で表すのが難しい、例えば最短でバットを出せ、とよく言われるが、感覚的にはどういったものか良くわからないという課題があった。しかし、同システムを用いて、実際の数値を使って指導ができるようになれば、もっと練習の効率を挙げられるようになる」と期待を述べ、中学生をはじめとして大学生、社会人幅広く使ってもらいたいとした。なお、ミズノでは、ウェラブルやセンサを活用したビジネスの強化を図っていきたいとしており、同システムについて、販売初年度で6000万円、5年後には2億円規模の事業に育てたいとしている。また、会見には元プロ野球選手の田口壮氏も登場。実際に同システムを付けたバットをスイングしてみて、「このシステムは現役の時に欲しかった。ビデオも用意することなく、スマホだけあれば良いのも手軽。マシンでもティーバッティングでも良いけど、オフシーズンに使って、スイングの改造とかに役立てたかった」と語り、プロ野球選手でも活用が可能であることを指摘していた。
2015年03月16日映画『この世で俺/僕だけ』でW主演を果たしたマキタスポーツと池松壮亮が1月31日(土)に初日舞台挨拶を行ない、終了後には報道陣の取材に応じた。2人は映画で偶然の出会いを果たすサエない中年男とワルになりきれない不良高校生を演じており、この異色のコンビがひょんなことから事件に巻き込まれ、奔走、暴走するさまが描き出される。夜の上映回後の舞台挨拶ということで、挨拶開始時にはすでに時計の針は22時半を回っていたが、それでも若い女性を中心に多くの観客が劇場に詰めかけた。マキタさんも池松さんも上映中から客席の後ろで映画を鑑賞し観客の反応を確かめており、上映後に客席が明るくなると、紹介も何もないまま、ふらりと壇上へ上がり、終始、ゆる~い雰囲気のまま舞台挨拶は進行した。映画の中で、2人が赤ちゃんをあやすシーンがあり、男2人の意外にも上手なあやしぶりが印象的だが、マキタさんは4児の父であり、子育ては慣れたもの。「(赤ちゃんが)すごく可愛くて、ナイスアクト連発でした」とふり返り、池松さんは「マキタさんがあやしてる姿が良くて、もしカメラ持ってたら撮りたくなる感じでした」と語る。ちなみに、マキタさんは昨年12月半ばに、双子の男児を授かったばかり。元々、奥さんは「うる星やつら」が好きで、これまでも長女、次女の誕生の際に人気ヒロインと同じ“ラム”と名付けようとして、マキタさんが阻止したという経緯があったとのこと。「(赤ちゃんが)できるたびに『ラム、ラム』と話しかけて困る…」と苦笑するが、今回、男児ということでラムは消えたが「(男性キャラの)“あたる”と“面堂”と呼び始めたけど、それはない!面堂は名字だし!」と語り、どうやら、こちらの名前も何とか阻止したようだ。もうすぐバレンタインだが、どんな相手からチョコがほしいか?という質問に池松さんは「予想外の人からもらえたら嬉しいですね」と言いつつも「あんまりチョコは好きじゃないので…」と少し困ったように語り、すかさずマキタさんから「チョコのCM来るかもしれないから!」とたしなめられて「大好きです」と苦笑交じりに言い直す。また、チョコ以外の変わり種として、故郷(福岡県)の名物であり、好物だという「うどん」をバレンタインにプレゼントされたことがあると明かした。一方のマキタさんは「娘が長女は中学生で難しい年ごろで、(父親に向かって)『キモい!』とか言う域に入ってるので、娘からもらえるかですね」と年ごろの娘を持つ父親の表情を垣間見せた。池松さんは、昨年1年で『愛の渦』、『ぼくたちの家族』など数々の話題作に出演し、このほど発表された第57回ブルーリボン賞で「助演男優賞」に輝いたが「公開が重なって運が良かったと思います」と謙虚に語る。本作は一昨年に撮影され、2年を経てようやく公開を迎えホッとした表情。舞台挨拶の終わりで池松さんは「難しい作品ではないので、帰り道に思い出しながら『明日も頑張ろう』と思っていただければ」と呼びかけた。なお舞台挨拶終了後には、劇場の入口付近で池松さんの出待ちをする女性ファンの姿も多く見られ、改めてその人気と注目度の高さをうかがわせた。『この世で俺/僕だけ』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年02月01日「もしかしたら、こじらせてるとでも思われてるんじゃないかな(笑)」。池松壮亮がこう呟くのには理由がある。『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督・最新作『紙の月』に池松さんは出演。吉田監督とは昨年の舞台「ぬるい毒」でも組んだ間柄なのだが、その舞台で演じたのがヒロインを翻弄する役なら、今回はヒロインが堕ちていくきっかけとなる役どころ。難しい役の機会が続く中、吉田監督の池松壮亮評を推測してもらった際、冒頭の発言が飛び出した。「ある意味、大八さんが僕の役に自分を投影している部分もあると思いますよ(笑)。大八さんはものすごく優しくて、いろんなものを大きく捉えることができる人。俯瞰して見ているようなところは、時に人には残酷に映るかもしれない。もちろん、僕にもそういうところがあるし、人間は誰しもそういうものだとも思っているんですけど。そういった一筋縄ではいかない人間の複雑さが大八さんは好きで、僕もそれが好きで」。出演を決めた理由も至ってシンプル。「大八さんの作品だから」だそうだ。「言ってしまえば、ひとりの女性が夫以外の人に恋をして、横領する話なんですよね。僕自身と物語の距離も遠かったし、光太という役にも興味を持てなかったです。何て言うか、すぐにはピンとこなかった。でも、大八さんの作品に出たくないわけがないし、やるからには信じないと始まらない」。主人公の主婦・梅澤梨花(宮沢りえ)は大学生・光太と出会ったことをきっかけに、勤め先である銀行の金に手をつける。「純粋で、色気があって、残酷な光太を今の池松くんで見たかった」と語るのは吉田監督だが、光太は梨花に何かを強くねだるわけでもなければ、言葉巧みに道を踏み外させるわけでもない。梨花は光太とただ恋に落ち、そして罪を犯す。それが恐ろしいし、やはり厄介だ。「光太ってよく分かんなかったけど、彼といる時の梨花の顔が一番輝いていたなと思わせられる存在になれればいいかなって。善悪を一瞬でもひっくり返せればいいんじゃないかなって思っていましたね」と語る池松さんも、その恐ろしさを認める。「本当にそうなんですよ。結局、誰が悪いのか、何が悪いのか。梨花が悪いのか、光太が悪いのか、お金が悪いのか。そういう映画だと思っています」。相手役の宮沢さんは「とにかく愛情にあふれた人」。撮影中は「こういう感じでした」と言いながら人差し指と中指を交互に動かす仕草をして見せつつ、「活字にしづらいですよね…すみません」と苦笑する。どうやら、指のどちらかが光太で、もう一方の指が梨花のようだ。「光太がいて、梨花がいて、駆け引きをしているりえさんは梨花として、いつでも包み込んでくれる準備をしていたけど、それに対して僕が光太として素直に飛び込んでいいというわけではなくて。りえさんの愛情を全て受け入れてしまっていい役どころではなかったから」。「役割を果たすためには、ひたすら考えるだけ。答えに至ることはないんですけど」という中、念頭に置いたのはやはり「梨花に一番輝いた顔をさせる」こと。梨花の輝いた顔が見られるであろう、2人がホテルのスイートルームで贅沢な時間を過ごすシーンでは「ちょっと変な感覚にもなりましたね」とも打ち明ける。「自分も夢の中にいるような感覚でした。高そうなホテルの最上階で飯を食うシーンとかを撮るわけですよ。“わっ、すげえな。そんなに値段するんだ”っていうくらい高い時計をつけて、走り回ったりもして。でも、それが毎日続くと、本当にだんだん感動しなくなってきたりもするんです。面白いなあって思いましたね」。出演を決めた理由が「大八さんの作品だから」なら、完成した作品に寄せる感想も「ああ、大八さんの映画だなって」。満足そうに、「引っ掛かりましたね。善と悪が」と頷く。「どんな人が何を求めてこの映画を観に来るのか、すごく興味がありますね。いけないことをする人の物語だっていうのを分かっていて観に来るわけですし。裁きに来るのか、自分も一瞬だけ連れて行ってほしいと思って来るのか。どっちなんだろう?でも、大八さんの作品を観て普通に帰れるとは、僕は思っていないですけどね」。とりわけ後者の“連れて行ってほしい派”にとって、やはり池松さんが光太を演じることの意味は大きいように思うが、「いやいやいや、そんな風に考える人がいたとしても、それはごく一部」と謙遜することしきり。いや、それが本音なのか。快進撃が続くこの1年、やりたいことができたかと訊くと、「結局のところ、別に何にも進歩してないですよ」との答えが返ってきた。「それはもちろん作品じゃなく僕個人の問題であって、そんな個人の気持ちなんてどうでもいいんですけどね。作品が評価されていくのは素直に嬉しいです」。12月に公開される『バンクーバーの朝日』を含め、今年公開の出演映画は計8本。そのほか、舞台に立ち、ドラマにも出演した。「出来る限りやろうと思った」結果、こうなったそうだ。「自分の心と体力が持つ限りやってみようと思って。そう思って、うまくタイミングが合った結果、こうなったという…。ただ、同じ時期に2つの作品を撮っていたりもして、となると、僕の心は10しかないので、どうしても5:5になったりするわけです。体力は別にいいんですけど、心に関してはちょっとよろしくないかもしれない」。しかしながら、池松壮亮を求める人間が、作品が後を絶たないのだから仕方がない。幸せな宿命を背負う中、若き名優はどんなオファーに心が踊るのか。「その時の勘です。もう、勘でしかない。正解か不正解かも分かんないですし、これをやったから次はこれをやろうとかもないですし、ピンときたら。ただ、映画に関わるということは、“今回はこういう作品を作りました。どうですか?”と言うということ。幸せなことにちょっとでも選べる状況にある中、それをチョイスして、自分の今の精一杯を尽くす。それだけです」。こじらせているどころか、どうしようもなくストレートな思いがそこにあった。ヘアメイク:宮田靖士(VaSO)YasushiMiyataスタイリスト:梶雄太Yuta Kaji<衣裳クレジット>トップス:ファセッタズムボトムス:サンシースニーカー:エーエムビー/ハイブリッジ インターナショナル(text:Hikaru Watanabe/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:紙の月 2014年11月15日より全国にて公開(C) 2014「紙の月」製作委員会
2014年11月14日『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』(11月1日 日本公開)のアクションナビゲーターを務める武井壮が、パトリック・ヒューズ監督から演技指導を受け、本作に登場するアクションシーンを実演し、さらに、監督と映画の見どころを語り合うスペシャル映像がこのほど、公開された。パトリック・ヒューズ監督が9月に来日した際に対面を果たした武井は、監督の前でキレのあるアクションを披露。そのアクションに監督が感銘を受け、武井は監督からハリウッド直輸入の演技指導を受けることに。そして、映画に登場するアクションシーンを武井が実演するスペシャル映像の撮影を行った。映像は全4種類。すべて、武井と監督が映画の撮影秘話について語り、その後、本編で実際に行ったアクションを監督指導のもと武井が挑戦するという内容になっており、武井は、本編冒頭の列車のシーン、スタローンが爆風で飛ばされるシーン、スタローンとメル・ギブソンが殴り合うシーン、スタローンがヘリコプターに乗り込むシーンに挑戦している。監督は「いいね! 最高だ!」と武井の演技を大絶賛し、「演出してもいいかな?」とノリノリ。列車のシーンでは、「ウェズリー(・スナイプス)よりいいよ!」とキャストよりも出来がいいと褒めちぎった。なお、映像は、『エクスペンダブルズ3』本編撮影時に使用されたカメラを用いて、ハリウッドクオリティを追求して撮影された。対談では、「出演者がスーパースター勢ぞろい。このことに関してプレッシャーはあったんですか?」という武井の質問に、監督は「全然ないよ! ただ楽しかっただけさ。メル・ギブソン、W・スナイプス、A・バンデラスが新たに加わって本当に信じられなかった。子供の頃からのあこがれのヒーローたちと一緒に仕事ができるんだからね」と喜びを語り、「現場はテストステロン(男性ホルモン)がムンムンだったよ」と振り返る。そのほか武井は、アクションのこだわりや、キャスト陣の様子などをたずねた。(C)EX3 Productions, Inc. All Rights Reserved.
2014年10月21日ワコールは23日~26日、東京都渋谷区・青参道にて、写真展「AZAMI –顔のないポートレイト-」を開催する。○ガールズカルチャーを先読みする写真家・田口まき氏によるコラボレーション写真展「ワコール人間学研究所」は、女性のからだを科学的に研究して、ものづくりに生かしてきたという。設立から50周年を迎えるにあたって同社は、バストの構造や年齢による変化への気づきに加え、アートを通じてブラジャーに関心を持ってもらうきっかけとなる展覧会を企画している。同展は、ガールズカルチャーを先読みするフォトグラファー・田口まき氏によるコラボレーション写真展。「青参道アートフェア」にて、さまざまな形でセレクトショップを展開する「アッシュ・ぺー・フランス」の協力のもと、青山通りと表参道をつなぐ裏通り"青参道"に位置するイベントスペース「THE BASEMENT」にて開催する。田口氏は、女の子をテーマにした活動を展開する新進気鋭のアーティスト。同展では初めて幅広い世代の女性を被写体に、科学的な視点で選ばれた同じサイズのバストを、それぞれの異なる個性を最大限に光らせた、美しいポートレイトのような写真で表現しているという。普段の下着選びでは、記号として捉えているブラジャーサイズだが、その同一サイズの中にもひとりひとりの異なる「かたち」や「柔らかさ」がある。同展は、ひとくくりには語ることのできない女性のバストへの「美」を表した展覧会になるという。開催日時は、10月23日(木)~26日 各日11時~19時30分。23日の18時~21時はオープニングレセプションを開催。入場は無料で、会場は「表参道 THE BASEMENT」。
2014年10月17日日本初上陸となる「ザ・コーポレートゲームズ 東京 2014」のリレーマラソンが9月27日に開催され、元プロビーチバレー選手の浅尾美和さん、元プロ野球選手で野球解説者の田口壮さんらがスタートアトラクションに参加。ランナーらに声援を送った。○日本で初めて開催されるザ・コーポレートゲームズ9月25日から4日間にわたって東京湾岸エリアで開催された「ザ・コーポレートゲームズ 東京 2014」は、13競技からなる市民参加型のマルチスポーツフェスティバルだ。もともとは1980年代にイギリスで設立され、これまで30カ国60都市で開催されてきた。トップアスリートが頂点を目指す国際スポーツ大会とは異なり、あらゆる団体が自由に参加できる市民参加型のイベントとなっている。企業や団体でチームを組むことによりコミュニケーションを促進させ、多くの人々が参加することで地域の活性を図っている。今回が日本では初めてのイベント実施となり、235の企業や団体、約6000人が参加。27日にはリレー形式でフルマラソンを走るリレーマラソンが行われ、夢の島陸上競技場でスタートアトラクションが開催された。○浅尾さんが笑顔で選手たちを応援妊娠7カ月になるという浅尾美和さんは、ドット柄のゆったりしたスポーツウェアで登場。リレーマラソンのスターターの役目に「緊張しています。(スターターピストルを)早めに鳴らしてしまったり、不発になったりしないようにしなきゃ」と少々プレッシャーを感じている様子だったが、「今日はいい天気でスポーツ日和。無理せず、楽しく笑顔で走っているみなさんを見たいなと思います」と、にこやかに選手らに声をかけた。一般チームのランナーとして参加する田口壮さんが「チームがガチで走るなら、僕もガチで走ります! 」と宣言すると、浅尾さんも「ガチで行きましょう! 」と応じ、参加者を盛り上げる一幕もあった。パラリンピック日本代表の石井康二選手も「パラリンピックアスリートを支援してくださる方々に参加のお誘いをいただき、いろいろな方にパラリンピックのことも知っていただければと思い参加しました」と、ランナーの1人として参加した。ランナーらは、浅尾さんのピストルの合図とともに一斉にスタート。トラックの横では、中央区立佃中学校太鼓部による和太鼓演奏や、中央区立日本橋中学校吹奏楽部によるブラスバンドにチアリーディング、さらにローカルアイドル「豊洲アイドル☆学園」によるパフォーマンスなど、ランナーを応援する催しも行われた。○今回のイベントを起点として、アジアまで広がりをザ・コーポレートゲームズ 東京 2014 実行委員会の実行委員で、三井不動産レジデンシャルの市場開発部・池内順平さんは、「スポーツを通じて、多くの方々に集まっていただく場を提供することで、交流が生まれて地域が活性化していくことを目的に実施しています」と、今大会の目的を話す。スポーツ好きでもともとはサッカーを続けていた池内さんだが、3年前に骨折をして以来、スポーツから離れてしまったという。「それでも(ザ・コーポレートゲームズは)13競技もあるので、これならできるかな、と思うきっかけになりました。今回のイベントには9歳から74歳の方まで、あらゆる世代の方に参加していただいています。参加している人を応援したり手伝ったりと、たくさんの人がいろいろな形でフェスティバルに関わることができるのが、ザ・コーポレートゲームズの良い部分だと思っています」。東京でのイベントをモデルケースに、日本各地での開催の動きもあるという。「来年3月には沖縄で開催することが決定していますし、今回のイベントに興味を持たれた自治体の方が何人か視察にも来られています。この東京を起点として、日本各地へ、そしてアジアの各都市へ広がっていくといいですね。実は2018年にザ・コーポレートゲームズの大きな大会があり、そのフェスティバルの約40%の参加者が開催国以外の方なんですね。できれば、それを日本で開催したいと考えています」。10月27日には、今回のイベントの表彰式典となる「クロージングアワードレセプション」が開催される。人生を豊かにするライフワークとしての生涯スポーツ。そのスポーツを通じて、地域を盛り上げていくザ・コーポレートゲームズの今後に、要注目だ。
2014年09月29日東山紀之とKAT-TUNの田口淳之介、ジャニーズ事務所の先輩後輩がW主演する舞台『NO WORDS,NO TIME~空に落ちた涙~』の製作発表が12月4日に行われた。会見には東山、田口をはじめ、共演の宝塚歌劇団元娘役トップ・花總まり、出演と振付も担当するコンテンポラリーダンスの気鋭・黒田育世、そして作・演出のG2が顔を揃えた。「NO WORDS,NO TIME~空に落ちた涙~」公演情報妻を失い空虚な毎日を送る男が謎の青年との出会いをきっかけに、現実と虚構の間に迷い込んでいく“中年男版不思議の国のアリス”。演出家G2が書き下ろした新作で、G2によると「言葉を使わずにダンスやマイムだけで物語を伝えていく」という野心作だ。今回が初舞台、しかも大先輩とのW主演となる田口は「謎の青年を演じます、入口、出口、田口でーす」と笑わせながら、「得意とするダンスで、精一杯いい舞台に」「ここは下克上精神で先輩を越えていくつもりで頑張りたい」と堂々宣言。東山は「やられないように頑張ります」と受け流しながら、「肉体で表現するのは、日本人が一番不得意としているところ。これに切り込んでいくにはいい機会」と余裕のコメントも。死んだ妻を演じる花總は「セリフのない劇というのは初めて。新たな挑戦と考えて一生懸命頑張りたい」と意気込みを。G2は「サーカスのないシルク・ドゥ・ソレイユ、芸術性の高い舞台にできたら」と意欲を示した。公演は1月18日(金)より東京グローブ座、2月8日(金)より大阪・森ノ宮ピロティホールにて。チケットの一般発売は、ともに12月8日(土)午前10時より。
2012年12月05日サエない文科系男子の青春と成長を綴った『色即ぜねれいしょん』が8月15日(土)に全国公開を迎えた。都内劇場では第1回上映終了後に監督の田口トモロヲ、原作者のみうらじゅんに主演の渡辺大知、峯田和伸、リリー・フランキー、臼田あさ美、石橋杏奈、森岡龍の総勢8名が登壇しての舞台挨拶が行われた。映画初出演にして主演を務めた作品がついに公開を迎えた渡辺さんは緊張した面持ち。「ちょうど1年前に撮った映画で、また夏が来たなという感じです。こんなに大勢の方に観ていただけるなんて信じられない気持ちです。頑張りましたんでぜひ、広めてください」と初々しく語った。緊張感と無縁なのは田口監督、みうらさん、リリーさんのオヤジたち3人。田口監督は「ここ1〜2週間ほど、激動のニュースばかりで劇場に足を運んでくれる人がいるのかと心配でした。田口としてはマンモスうれピー!」ときわどいコメント。これに対しみうらさんは「まだ『マンモスうれピー』がギリギリ効果ある時期でよかったね」となぜかホッとした表情を見せ、田口監督も「また違う人が出てくるかもしれないしね」とうなずいた。さらに、みうらさんは「この映画は法然上人800年祭と覚醒剤廃絶のために作りました!」と高らかと宣言した。一方、リリーさんはというと沈痛な表情で「僕は、仕事がないときはずっと家で“のりピー音頭”の練習をしてまして…。この1週間、心の重い日々を過ごしてきました。ダメ!絶対」と語った。気を取り直して“まともな”舞台挨拶を…。渡辺さん扮する純の憧れの同級生・恭子を演じた石橋さんがマイクを握ると、会場からは「杏奈」コールが!石橋さんは「1年前の撮影は今日よりもずっと暑かったことを思い出しました」。石橋さんは、本作とは真逆とも言えるタイプの青春ドラマ「ROOKIES」にも出演していたが「『ROOKIES』も熱いですが、文科系は文科系で熱くて…男の子の青春っていいな、と思いました」と笑顔で語った。純の親友・池山を演じた森岡さんは「『杏奈』コールで何を言おうとしてたのか忘れてしまいました…」と苦笑を浮かべつつ、撮影について「僕と、渡辺くんと、(同じく親友の)伊部役の森田くんはホテルで一緒の部屋だったんですが、森田くんが実際に、学校の文化祭でライヴに出るということで『ギターを教えてくれ』と言ってきまして。ライヴは無事、成功したそうで、映画と現実が繋がってましたね」とふり返った。純たちが旅先で出会う、天真爛漫な女子大生のオリーブを演じた臼田さんは、撮影の思い出としてユースホステルのシーンの撮影のエピソードを語ってくれた。「キャンプファイアーのシーンの少し前に、峯田さんが弦の切れたギターを持ってきて、渡辺くんもギターを持って、一緒にベランダで歌ったんです。オリーブと純とヒゲゴジラ(峯田さん)が自然とそこにいるようでした」。峯田さんは「みうらさんの原作小説を読んで、『これ、田口さんが撮らないかな』と思ってたら実際にそうなって、しかも出演の話までいただいて本当に幸せです!」と満足そうな表情を見せた。田口監督は、「今日ここに来ているみなさんは、童貞&処女マインドをキープオンされている方々だと思っています。仲間です!この映画を『文科系ROOKIES -卒業できない-』、『余命70年の童貞』としてねずみ講のように、マルチ商法的に周りの人々に薦めてください」と呼びかけ、舞台挨拶は幕を閉じた。『色即ぜねれいしょん』はシネセゾン渋谷、新宿バルト9ほか全国にて公開中。■関連作品:色即ぜねれいしょん 2009年8月15日よりシネセゾン渋谷、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2009 色即ぜねれいしょんズ■関連記事:『色即ぜねれいしょん』本編映像公開!“文科系”渡辺大知熱唱&メッセージも!『色即ぜねれいしょん』主演抜擢に「絶対ドッキリや!」田口トモロヲ&渡辺大知対談青春ノイローゼ、まっただ中!『色即ぜねれいしょん』特製トランプを3名様プレゼント悩める男子の強力な味方!臼田あさ美「文化系男子、バッチリOKです(笑)」くるり・岸田&銀杏BOYZ・峯田コラボ『色即ぜねれいしょん』主題歌PV到着!
2009年08月16日