2015年10月よりTOKYO MXほかにて放送開始となったTVアニメ『スタミュ』。今回は、第10幕のあらすじと先行場面カットを紹介しよう。○TVアニメ『スタミュ』、第10幕のあらすじと場面カット■第10幕 あらすじ突然、学園を去った鳳。何も聞かされていなかった星谷たちの胸には、戸惑いと、憤りと、疑念が渦巻く。しかし、テストステージは待ってはくれない……!不安を押し殺し、前を向こうとするteam鳳だが、そう思って必死になるほど、心がバラバラになっていく気がして……。そんななか、那雪は星谷を元気づけるため、遠出して遊びに行こうと誘う。(脚本:坂井史世 / 絵コンテ・演出:金子伸吾 / 作画監督:佐々木睦美、山下喜光)TVアニメ『スタミュ』はTOKYO MXほかにて放送中。放送時間などの詳細はアニメ公式サイトをチェックしてほしい。(C)ひなた凛/スタミュ製作委員会
2015年12月07日2015年10月よりTOKYO MXほかにて放送開始となったTVアニメ『スタミュ』。今回は、第9幕のあらすじと先行場面カットを紹介しよう。○TVアニメ『スタミュ』、第9幕のあらすじと場面カット■第9幕 あらすじ綾薙祭公演に向けて、稽古に励むteam鳳。そんなある日、鳳が柊に呼び出された。柊は、「team鳳の存在は、綾薙学園の伝統と品位を侵すもの」と告げ、鳳にある選択を突きつける。生かすべきはひとりの天才か、星屑のように輝き始めた5人の未来か……。決断を迫られた時、鳳と柊の秘められた過去が明らかになる。(脚本:渡邊大輔 / 絵コンテ:平田豊、黒澤雅之 / 演出:神保昌登 / 作画監督:遠藤大輔、石富結依奈)TVアニメ『スタミュ』はTOKYO MXほかにて放送中。放送時間などの詳細はアニメ公式サイトをチェックしてほしい。(C)ひなた凛/スタミュ製作委員会
2015年11月30日2015年10月よりTOKYO MXほかにて放送開始となったTVアニメ『スタミュ』。今回は、第8幕のあらすじと先行場面カットを紹介しよう。○TVアニメ『スタミュ』、第8幕のあらすじと場面カット■第8幕 あらすじ2学期が始まり、さっそく次のテストステージ、『綾薙祭公演』の概要が発表される。星谷たちは、綾薙祭での演目は各チームの自由だと聞かされ、自分たちにしか出来ない、自分たちらしい演目を、と考えるが――。一方で、新人お披露目公演でのteam鳳の暴走に、嫌悪感を露わにする華桜会メンバーがひとり――静かに動き始める。(脚本:高橋郁子 / 絵コンテ・演出:神保昌登 / 作画監督:高山由江、渡邉亜彩美)TVアニメ『スタミュ』はTOKYO MXほかにて放送中。放送時間などの詳細はアニメ公式サイトをチェックしてほしい。(C)ひなた凛/スタミュ製作委員会
2015年11月23日2015年10月よりTOKYO MXほかにて放送開始となったTVアニメ『スタミュ』。今回は、第7幕のあらすじと先行場面カットを紹介しよう。○TVアニメ『スタミュ』、第7幕のあらすじと場面カット■第7幕 あらすじ無事に、ミュージカル学科候補生として1学期を終えた星谷たち。しかし、2学期には次のテストステージが控えている。――というわけで、鳳の提案で、夏休みに泊りがけの合宿を行うことになったteam鳳。訪れた山奥の別荘地で、彼らを待ち受けていたものは――廃屋?! 熊?! それとも意外なあの人たち?!(脚本:ハラダサヤカ / 絵コンテ:黒澤雅之 / 演出:平田豊 / 作画監督:佐々木睦美)TVアニメ『スタミュ』はTOKYO MXほかにて放送中。放送時間などの詳細はアニメ公式サイトをチェックしてほしい。(C)ひなた凛/スタミュ製作委員会
2015年11月16日2015年10月よりTOKYO MXほかにて放送開始となったTVアニメ『スタミュ』。今回は、第5幕のあらすじと先行場面カットを紹介しよう。○TVアニメ『スタミュ』、第5幕のあらすじと場面カット■第5幕 あらすじミュージカル学科候補としての生き残りを懸けたテストステージ・『新人お披露目公演』を目前にして、ようやくまとまり始めたteam鳳。しかし、いまだ星谷の力不足は、チームにとっての大きな課題だった。そんな時、スター・オブ・スター枠、team柊のパフォーマンスを目の当たりにする星谷たち。その完璧さに圧倒された星谷は、突如、不安に駆られ――。(脚本:坂井史世 / 絵コンテ・演出:山本秀世 / 作画監督:高山由江)○ニコニコ生放送「スタミュ」第1幕~第5幕振り返り上映会決定『スタミュ』をまだ見たことが無い人でも11月9日放送の第6幕のリアルタイムに間に合うよう、ニコニコ生放送で第1幕~第5幕までの一挙放送が、2015年11月9日(月)の20時(開場19:50)より行われるので、こちらも注目しておきたい。TVアニメ『スタミュ』はTOKYO MXほかにて放送中。放送時間などの詳細はアニメ公式サイトをチェックしてほしい。(C)ひなた凛/スタミュ製作委員会
2015年11月02日2015年10月よりTOKYO MXほかにて放送開始となったTVアニメ『スタミュ』。今回は、第4幕のあらすじと先行場面カットを紹介しよう。○TVアニメ『スタミュ』、第4幕のあらすじと場面カット■第4幕 あらすじ直向きに努力を続ける星谷に、心を動かされ始めたteam鳳のメンバーたち。しかし、いまだ月皇だけは、彼らと打ち解けようとはしなかった。『ミュージカル界のサラブレッド』と呼ばれるプレッシャーと、偉大な兄へのコンプレックスに、ひとり苦しむ月皇。そんな苦悩を知って、星谷は――。そしてついに、スター・オブ・スター枠、team柊登場!(脚本:高橋郁子 / 絵コンテ・演出:森山悠二郎 / 作画監督:遠藤大輔)TVアニメ『スタミュ』はTOKYO MXほかにて放送中。放送時間などの詳細はアニメ公式サイトをチェックしてほしい。(C)ひなた凛/スタミュ製作委員会
2015年10月26日2015年10月よりTOKYO MXほかにて放送開始となったTVアニメ『スタミュ』。今回は、第3幕のあらすじと先行場面カットを紹介しよう。○TVアニメ『スタミュ』、第3幕のあらすじと場面カット■第3幕 あらすじ初稽古を経て、チームメイトとの実力の差を思い知った星谷は、那雪のサポートを受けながら自主練に励む日々。しかし、なかなか稽古のペースについていけず……。そんな星谷に、ついに梨園の貴公子・天花寺の怒声が飛ぶ!「チームが生き残るために、チームから外れろ」そう迫られ、星谷は――? そして、怒れる天花寺の妖しい秘密とは――?Q!(脚本:坂井史世、絵コンテ・演出:平田豊、作画監督:堤谷典子)TVアニメ『スタミュ』はTOKYO MXほかにて放送中。放送時間などの詳細はアニメ公式サイトをチェックしてほしい。(C)ひなた凛/スタミュ製作委員会
2015年10月19日2015年10月5日(月)よりTOKYO MXほかにて放送開始となったTVアニメ『スタミュ』。今回は、第2幕のあらすじと先行場面カットを紹介しよう。○TVアニメ『スタミュ』、第2幕のあらすじと場面カット■第2幕 あらすじ華桜会の異端児・鳳が率いる『team鳳』のメンバーとして、ミュージカル学科の候補生に残ることができた星谷。しかし、チームメイトの那雪・天花寺・月皇・空閑は、実力は申し分ないものの、みんな何かしらの問題を抱えていて……。ぎくしゃくとした空気のなか、鳳による、一風変わった稽古が開始される。「さあ、ボーイズ。遊びの時間だ!」(脚本:渡邊大輔、絵コンテ・演出:松澤建一、作画監督:佐々木睦美))TVアニメ『スタミュ』はTOKYO MXほかにて放送中。放送時間などの詳細はアニメ公式サイトをチェックしてほしい。(C)ひなた凛/スタミュ製作委員会
2015年10月12日キャラメルボックスの30周年記念公演の第3弾となる『時をかける少女』が7月28日、東京・池袋のサンシャイン劇場で幕を開けた。キャラメルボックス『時をかける少女』チケット情報原作は言わずと知れた筒井康隆のSFジュブナイル小説の名作で、アニメを含め幾度となく映像化されてきたが、意外にも舞台化は今回が初めてとなる。物語の舞台は現代。札幌で両親と暮らす女子高生のマナツ(木村玲衣)は、目を患った伯母の和子(坂口理恵)の世話をするために上京し幼馴染でいまは和子の大学での教え子でもある輝彦(池岡亮介)とも再会を果たすのだが、輝彦と訪れた大学の研究室でラベンダーの香りのする煙を吸ったことで時空を超えるタイムリープの能力を身につけ……。“タイムリープ”、“ジュブナイル”というキーワードだけでも、キャラメルボックスとの親和性の高さがうかがえるが、本作の特徴は、かつての「時をかける少女」の32年後の話として、その世界観や設定を受け継ぎ、「正統派続編」ともいうべき物語を紡いでいる点。マナツの伯母の和子は、言うまでもなく原作の主人公の女子高生で、いまでは40代後半となった芳山和子である。イマドキの若者のマナツを主人公に、誰が研究室であのラベンダーの香りの薬を作ったのか?という謎解きが展開するのだが、そこから32年前の和子と彼女の初恋の相手である深町一夫のドラマの“つづき”が解き明かされていくという仕掛けになっている。とはいえ、原作の物語を知らずとも、和子と深町の32年前の物語も自然にわかりやすく描写されており、小説やかつての映画やドラマの“時かけ”を知るオールドファンのみならず、若い観客も全く問題なく、マナツと和子の2世代の物語を楽しめる。マナツがタイムリープを重ねることで、上京して数日のやり取りが何度も繰り返されるのだが、そこにキャラメルボックスらしい笑いが散りばめられており、物語はサスペンスなのに笑いが絶えず、繰り返しの場面も全く飽きさせない。タイムリープの表現方法は見てのお楽しみだが、シンプルながらも光と音響、役者の肉体を駆使した舞台ならではの演出で、実際に劇場の空間がタイムリープで歪んでいるかのような生々しさを感じさせる。ちなみに32年前というのは大林宣彦監督・原田知世主演による劇場版が公開された年。初の舞台化なのに、原作を知らなくとも、どこか懐かしく心地いい。30年という時間を感じさせてくれる記念公演にふさわしい演目となっている。公演は東京・池袋のサンシャイン劇場にて8月9日(日)まで、8月20日(月)から大阪・サンケイホールブリーゼで。
2015年07月30日「ももいろクローバーZ」(百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、有安杏果、佐々木彩夏)が初主演を務める舞台「幕が上がる」の開幕を前に4月30日(木)、リハーサルの模様が公開され、原作小説、劇場版とはまた違った物語が明らかになった。平田オリザが発表した青春小説を「踊る大捜査線」の本広克行監督が2月公開の映画に続いて「ももクロ」主演で舞台化。弱小の高校演劇部が、かつて“学生演劇の女王”の異名をとった新米教諭を顧問に迎え、全国大会出場を目標に奮闘するさまを描き出す。※以下、物語の内容や演出に踏み込んだ記述が出てきます。ご注意ください。舞台版の物語は演劇部の練習場となっている美術室のシーンで始まるのだが、上演開始の15分ほど前からすでに部員のひとりが“早練”で壇上に姿を見せ、台本を読みこんでおり、さらに高城さん演じるガルルが廊下をアラレちゃんのように「キーン!」などと意味不明の言葉を発しながら高速で走り抜けるなど、一風変わった演出で観客を楽しませる。また、開演前の注意のアナウンスを行なったのは百田さん!携帯電話についての注意や非常口の案内を行なった後に「百田でした!」と語ったが、全公演を通じて百田さんが務めるのか?それとも日替わりでメンバーが行うのかは不明…。この舞台版は原作者の平田さんが自ら脚本を執筆しているが、原作小説、映画と大きく異なるのは、舞台に出てくるのが「ももクロ」が演じる演劇部の主要メンバー5人(3年生4人と2年生1人)と彼女たち以外の7人の女優が演じる2年生、1年生部員――つまり合計12名の演劇部員のみで、親や教師といった大人が一人も登場しないという点。映画では黒木華が演じた吉岡先生が鮮烈に登場し、演劇部を導くさまが描かれるが、この舞台では吉岡先生が学校を去ったのち、百田さん演じる部長・さおりを中心に、生徒たちが苦悩し、もがきながらも自分たちの力で前進していく過程が描かれている。そして、舞台版の大きな見どころと言えるのは劇中劇の「銀河鉄道の夜」。映画では、演劇部の大会での上演演目である「銀河鉄道の夜」の描写はごく一部のシーンでしか見られなかったが、舞台版ではその稽古の模様がかなり詳細にわたって描かれている。劇中劇の描写によって登場人物たちの心情が映し出されるような場面もあり、この舞台の重要な要素となっている。また「銀河鉄道の夜」の作者・宮沢賢治は岩手県の出身だが、それも踏まえてこの舞台版では2011年の東日本大震災に関係する描写や設定も加えられている。この部分に関しては、リハーサル前の記者会見でも、メンバーが「ビックリしました。まさかこんなエピソードが…」と驚きを漏らしていたが、そこで語られるセリフは「きっと日本中のみんなが持っていてくれるんだろうという言葉であったりしたので、だからこそしっかりと届けて、胸にグサッと刺さればと思います」とも!また、ファンにとって嬉しいのは、随所に見られる、メンバーが歌うシーン。部室で、屋上で、そしてカラオケボックスで!決してミュージカル調ではなく、あくまで物語の中で自然に歌声が挿入されているのだが、誰が何を歌うのかは見てのお楽しみ!基本的にストーリーはほぼ原作に沿った形で進むのだが、シチュエーションやそれぞれのセリフなどは、ほとんど舞台オリジナルとなっている。同時多発的にあちこちで会話が始まり、重なり合う平田さん独特のセリフ回しも健在!原作小説を読んでいる人も、すでに劇場で映画を見た人も新鮮な気持ちで高校生たちが時に悩み、ぶつかり合いながらも成長を遂げていくさまを楽しめる作品となっている。舞台「幕が上がる」は5月1日(金)よりZeppブルーシアター六本木にて開幕。(text:cinemacafe.net)
2015年05月01日『幕が上がる』おそるべし!青春映画、侮るべからず!もしかしたら青春真っ只中に生きる彼女たちよりもむしろ、すでに青春を通り過ぎたはずの大人たちに、「ももクロ」に熱狂するモノノフたちよりも、熱くなることを忘れた人々にこそ、この映画はガツンと響くのかもしれない。映画『幕が上がる』がついに公開を迎えた。5人揃って主演を果たした「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、有安杏果、佐々木彩夏。撮影を通じて彼女たちは何を思い、何を手に入れ、何を伝えようとしたのか?【役柄紹介】百田夏菜子…高橋さおり(3年):演劇部部長。周りから半ば強引に部長に任命される。最後の大会に向けて脚本を執筆し、演出を担当する。玉井詩織…橋爪裕子(3年):通称“ユッコ”。部の看板女優でお姫様キャラ。高城れに…西条美紀(3年):通称“がるる”。黙っていれば美人のお調子者。佐々木彩夏…加藤明美(2年):さおりを慕うしっかり者の後輩。有安杏果…中西悦子(3年):強豪校からの転入生。当初は乗り気ではなかったが、さおりに誘われ演劇部に入部する。原作は劇作家の平田オリザが2012年に発表した処女小説。『桐島、部活やめるってよ』の脚本家・喜安浩平が脚本を担当し、『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督がメガホンを握ったが、撮影を前に「ももクロ」の5人は平田さんのワークショップに通い、演技のレッスンを受けた。ーーワークショップやその後の撮影を通じて、自分の役を掴んだ瞬間、手応えを感じた瞬間はありましたか?高城:やっていく内に、“がるる”という役をどんどん好きになっていくのを自分でも感じていました。最初は、役に対してどこまでやっていいのか分かんなかったんです。でもムロ(ツヨシ/顧問の溝口役)さんがクランクインした時、アドリブをガッチリ入れて自由に演じてて、監督もそれを『いいね』と言ってて、その時に『あぁ、自由にやっていいんだ』と思いました。玉井:クランクインする前は監督と役について話をするような時間はなくて、撮影する中で『ここはこうやってみよう』という感じで役を作っていったんです。だから役を掴んだ『ここ!』という瞬間は自分でも分かんないですけど、完成した映画を見たら、ちゃんとユッコとしてこの世界の中で生きられたんだ!と思えて嬉しかったです。百田:さおりは、みんなをまとめたり、劇中劇(=「銀河鉄道の夜」をモチーフにした作品)を作り上げていく役。オリザさんのワークショップの頃から、みんなは「銀河鉄道の夜」をやってて、そこで(指導する)オリザさんの姿を見て、どんなところで注意してるのかな?と観察してたんです。(撮影に入って)本番でもだんだん、自分で(みんなの演技で)気になるところが出てきて、それを指摘すると、みんなが次にそれを直してやってくれて、『作ってる』感が嬉しかった。最初は手を叩いて演技を止めることもできなかったんですけど、徐々にできるようになってきて、メンバー以外の部員役の子たちにも気づいたことを言えるようになったのは嬉しかったです。佐々木:やっている最中はモニターを全く見てないので、自分たちの演技がどうなっているのか全然分からなくて不安でした。でもやっぱり、やっていく内に、自分の中で明美ちゃんの性格とか、台本にないことまで定まってはっきりしてきたのが、すごく自信になりました。有安:(佐々木の言葉にうなずき)モニターを見てないから自分たちの演技を見て手応えを感じるってことがなかったんです。でも、最初は「こうかなぁ…?」と監督とかに相談してたんですが、「こうだと思う」と自分のやりたいことが出てきて、自分だけでなくみんなとも「ここってこうだよね」と作っていく感じになったのが「行けるんじゃないかな?」と思った瞬間ですね。ーーさおりをはじめ、部員たちは全国大会出場という目標に向かって一生懸命頑張ります。『ももクロ』もグループとして夢を掲げ、走り続けてきましたが、夢をかなえるために必要なことは?高城:夢をずっと持ち続けるって難しいことで、ぶれることもあるし、やめようって思っちゃうこともある。それでも、最後はそこに戻ればいい。意思を持ち続け、信じることが大事だなって思います。玉井:すぐに夢をかなえられる人もいるかもしれないけど、やっぱり続けなくちゃ、そこにたどり着けない。続けることです!百田:私は言葉にすることがすごく大事だと思ってて、私たちも昔から叶えたい夢や目標は口に出すようにしてきました。言葉にすると、自分たちだけでなく周りの人もそう思ってくれて、みんながそっちに向いて団結したり、必要なときに助けてもらえたりもする。そうやって夢をかなえてきたので言葉にするのを大事にしてます。佐々木:「ももクロ」も演劇部も一人じゃなくて、ひとりで目標をかなえるのではなく、みんなでかなえる目標なんですよね。(大事なのは)「みんなでかなえよう」という気持ちかな?もちろん、自分のための夢なんですけど、応援してくれる人や周りのためにも頑張る気持ちってすごく大事だと思います。有安:夢があっても多分、一度は「ダメかも」って思っちゃうことがあると思う。でも「行ける」って思うことがすごく大事。自分を信じることが大切!でも自分を信じるためには練習することや周りを信じることがすごく重要だなって思います。ーー百田さんは「ももクロ」のリーダーで、さおりは部長ですが、4人から見て百田さんの部長っぷりはどうでしたか?百田:良いこと言ってよね(笑)!高城:(わざとらしい口調で)すごく部長らしくて、カッコよくて頼れて…。玉井:普段、生活してる中ではリーダーっぽいところってないんですよ。でもライヴの最後の言葉とか、締めるところはリーダーらしさが出てくる。部長としても、最初に私たちがオリザさんに指導をしていただいてる時は、オリザさんを見ながら「できねーよ…。(みんなの芝居を)止められねーよ(苦笑)」って言ってたんだけど、いざ本番が始まるとバンバン止めてくる(笑)。「また止められた!次は何だ?」って感じで思いながらだんだん、部長らしくなってきたなってちょっと悔しかった。また最初からかよ!って(笑)。佐々木:私は最初、オリザさんから「肩が揺れる」と言われてたんですが、(百田さんが)それを明美ちゃんがスランプの時に言ってきて、オリザさんに見えました!高城:部員全員を集めて「このノートにみんなのこと書いてる」って言うシーンとか、玉ちゃんと百田の2人のシーンで「ひとりひとりのこと見て書いたんだ」って言うところとか、普段はプールに落っこっちゃうくらい病んで、ボケボケしてるのに(笑)、なんだかんだで結構、部員を見て最後はまとめてくれるのは部長らしいし『ももクロ』とも被るなって思いました。有安:舞台袖から私たちの演劇を見守ってるシーンで、その時の撮影に(百田さんは)いなかったんだけど、完成した映像でそのときの表情を見て『部長だな…』と思ったし、その後で私たち以外の部員の子たちもいて、その子たちも夏菜子を部長として見てる感じがして「ちゃんと部長やってんじゃん!」って思いました(笑)。ーーみんなの発言を聞いて百田さんはいかがですか?一同:これだいぶ、褒めたよ(笑)!これで反論あったら贅沢でしょ。百田:普段はみんな、恥ずかしくてこういうこと言えないんですよね、良いこと思ってるんですけど。みんな、私のこと好きなんだなって…(笑)。高城:インタビューだからしょうがなくね。玉井:世に出るものだからさぁ。佐々木:好感度考えて言ってるからね。高城:自分たちの見え方を気にしてるから。百田:サイテーだよ(笑)!部長に、さおりに誇りを持ってます!ーー最後にリーダーからひと言お願いします!映画の公開後は、同じく本広監督の演出で舞台版「幕が上がる」も控えてます。百田:舞台に関して平田さんがハードル上げてるとウワサを聞きまして…難しいから本広さんと「ももクロ」頑張れ!という投げやりなコメント耳にしたんですけど(笑)。まだ詳しい情報は聞いてないけど、平田さんと本広さんは“最強タッグ”だと思うので、しっかりしがみついていけるように頑張りたいと思います!映画に関してはどの世代の方が見ても、キラキラした青春を感じられる作品になってると思います。(取材陣を見渡し)みなさんは、昔を思い出し(笑)、まだ高校生になってない人はこんなに楽しいことがこれから待ってるんだと思っていただけたらいいなと思います。有安:すいません、ちょっと最後、高城さんがひと言(笑)!高城:みんなが知っている「ももいろクローバーZ」じゃないよっていうのを見せたいし、もっともっと「ももいろクローバーZ」にも興味持ってもらいたいし、ダブルで応援してもらいたいので、ひとり最低2回は見てください!(text:Naoki Kurozu)■関連作品:幕が上がる 2015年2月28日より全国にて公開(C) 2015「幕が上がる」製作委員会
2015年03月02日韓国映画界で、2012年公開の『トガニ 幼き瞳の告発』に続く衝撃の実話の映画化として物議を呼んだ、カンヌ受賞女優チョン・ドヨン主演の『マルティニークからの祈り』が、いよいよ8月29日(金)より全国にて公開される。『トガニ 幼き瞳の告発』といえば、現在『怪しい彼女』がスマッシュヒット中のファン・ドンヒョク監督が「コーヒープリンス1号店」のコン・ユを主演に迎え、聴覚障がい者施設での凄惨な児童虐待の実態を描いて、韓国のみならず全世界を戦慄させた実話の映画化。事件発覚後も、加害者である教員たちは法的な処罰を受けず教壇に立ち続けていたため、本作が460万人以上を動員する大ヒットとなると、世論が一体となって政府を動かし、やがて「トガニ法」という法律が施行されるという社会現象を巻き起こした。いま、この『トガニ』さながらに、目を背けてはならない実話を映画という枠を飛び越え、日の当たる場所へ押し出し、伝えようとするのが、この『マルティニークからの祈り』と、そして、実際に起きた幼女暴行事件を基にした『ソウォン/願い』だ。『マルティニークからの祈り』は、言葉も分からない異国の地で突然、身に覚えのない麻薬密輸容疑で捕まった平凡な主婦ソン・ジョンヨン(チョン・ドヨン)。フランスは人里離れたマルティニークの刑務所に収容された彼女が、絶望の中、愛する家族のもとへ帰るために闘った765日間の真実の物語が描かれている。2007年、『シークレット・サンシャイン』で第60回カンヌ国際映画祭「主演女優賞」を受賞した世界的演技派女優のチョン・ドヨン。近年は妻となり、母となり、女優活動を休業していたが、約2年振りの本格復帰作に本作を選んだ理由について、「この事件のことは前から知っていましたし、とても興味深かったです。実話が基になっているという点、それはこの主人公ソン・ジョンヨンの話というだけではなく、誰の話にもなりうるという点で心を動かされました」 と、その思いを語る。また、本作でメガホンを撮ったパン・ウンジン監督も、「映画よりも映画のようなことが起こるのがまさに現実」と言う。そして、「1人の女性の切ない事情にも魅力を感じましたが、一方で“残された家族は果たしてどうなったんだろう?”と思いました。一緒にいるときはあまりにも近くにいて、大切さに気付けなかった、家族のもとへ帰るまでを描いてみたいと思いました」と語り、祖国で焦燥を抱えながら主人公の帰りを待つしかなかった家族についても焦点を当てたことを明かしてくれた。一方、『ソウォン/願い』(新宿・シネマカリテほか全国順次公開中)は、2008年に実際に起きた幼女暴行事件とその裁判結果をもとに描かれた、家族の苦しみと再生の物語。身体と心に生涯消すことのできない傷を受けながら、犯人の有罪を立証するため裁判で証言しなければならないソウォンと、その家族の姿は、目を背けたくなる事件でありながら、強い絆を感じさせる。監督は『王の男』のイ・ジュンイク。『シルミド/SILMIDO』のソル・ギョング、『美しき野獣』のオム・ジウォンが両親役を演じている。この2作品に共通しているのは、文字通りの“絶望”に正面から向き合う家族の姿を丁寧に追っていること。起こってしまった出来事を受け入れ、家族への想いを頼りに生きていく…登場人物たちのその真摯な姿には、心が震えずにいられないだろう。『マルティニークからの祈り』は8月29日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マルティニークからの祈り 2014年8月29日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2013 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved.
2014年08月21日12月9日(日) 渋谷・Bunkamuraシアターコクーンにて、舞台『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~』KERAバージョンの初日が開幕した。『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~』公演情報“21世紀の演出バトル”と銘打ち、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)書き下ろしの新作脚本を、12月にKERA自身が、2013年1月には蜷川幸雄がそれぞれ演出し、Bunkamuraシアターコクーンで連続上演するという挑戦的な企画。KERAバージョンのキャスト総勢28名。出演者全員によるコロス(合唱隊)の歌や、美しい装置と照明、驚きの映像効果、音楽担当のパスカルズによる生演奏によって、物語世界が眼前に無限に広がっていく大作に仕上がった。架空の町・ウィルヴィル。海と火山に囲まれた小さな島のこの町は、ドン・ガラス・エイモス(生瀬勝久)に支配されている。ガラスは巨大な邸宅に、長女バララ(久世星佳)、次女テン(緒川たまき)、三女マチケ(安倍なつみ)、母ジャムジャムジャーラ(木野花)そして後妻のエレミヤ(峯村リエ)とともに住む。祖父の代から続くエイモス家の支配。その威光により、この町には”ヒヨリ”と呼ばれる差別を受ける人々が存在している。町の動物園で働く飼育員トビーアス(小出恵介)は、祖母ドンドンダーラ(木野花/二役)とふたりで暮らしている。祖母を思うトビーアスは、貧しい生活の足しにするため、幼なじみのパブロ(近藤公園)と毎夜、盗みを働く。パブロは宗教者の卵として司祭グンナル(西岡徳馬)のもと、教会で働いている。そんな町にあるとき、錬金術師ダンダブール(山西惇)とその助手・パキオテ(大倉孝二)や、密航者(丸山智己)らがやってくる。それぞれに複雑な事情を抱えた人々が絡み合い、やがて町を揺さぶる大事件に発展する……。冒頭、パスカルズの奏でる哀愁を帯びた弦の響きが、またたく間に観客を寓話的な世界に誘う。古い西洋の町並みを彷彿とさせる舞台セット。独特なマークを掲げそびえ建つ教会、権力者の彫像、町の広場、墓。理不尽な権力が横行し、教会は堕落し、差別と反発分子がひそむ。その中で生きる人々の、それぞれの想い、愛、友情、嫉妬、憎しみ、様々な感情が渦巻き、それがいつしか大きな物語のうねりとなっていく。物語は、エイモス家をとりまく一大群像劇であり、寓話的でありながらそれぞれのドラマは緻密さとリアリティをもって心に迫り、観客は気がつけば、登場人物の誰かに自分を投影している。壮大で見応えある、贅沢な大人のファンタジー。KERA vs 蜷川幸雄の演出対決としても注目される今作品。異なる演出家、異なるキャストによって、おそらく全く異なる作品が創り上げられることだろう。『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~』KERAバージョンは、12月9日(日)~30日(日)東京・Bunkamuraシアターコクーン、2013年1月11日(金)~14日(月・祝)大阪・イオン化粧品 シアターBRAVA!にて上演。なお、蜷川バージョンは、2013年1月、Bunkamuraシアターコクーン他にて上演。
2012年12月10日創立50周年を迎えた読売日本交響楽団が、世界平和を祈念する特別公演として、原爆忌に広島と長崎で「世界平和への祈り」特別演奏会」を開催する。読響50周年特別公演「世界平和への祈り」の公演情報楽団創立以来、ブリテン作曲「戦争レクイエム」、ペンデレツキ作曲「ルカ受難曲」日本初演、シュニトケ作曲のオラトリオ「長崎」や、1981年ローマ法王ヨハネ・パウロ2世を迎えた「ヤング&ホープ大会」での演奏など、平和への願いを音楽に込めてきた読売日本交響楽団。今回の演奏会は、同団常任指揮者を務めるシルヴァン・カンブルランが「広島・長崎で原爆投下の日に、亡くなられた多くの方に『レクイエム』を演奏し祈りをささげたい」と熱望して実現した。カンブルランは公演に先駆けて、今年5月に長崎市と広島市を初訪問。両市の原爆資料館の見学、長崎平和祈念像や広島原爆死没者慰霊碑への献花を行い、「子どもたちが犠牲にならない戦争はありません。平和への道を願い、祈りを捧げ、生きる希望となるような演奏を行いたい」と力を込めて語っている。読響50周年特別公演「世界平和への祈り」広島特別演奏会は8月6日(月)に上野学園ホール(広島県立文化芸術ホール)で、長崎特別演奏会は8月9日(木)に長崎ブリックホールで開催。カンブルランの指揮で、4名のソリストとそれぞれの地元市民の合唱団とともにモーツァルト「レクイエム」などを演奏。広島では吉川晃司(ミュージシャン・俳優)が、長崎では白石加代子(女優)が「レクイエム」で朗読を行う。各公演ともチケットは発売中。また読売日本交響楽団は、今年10月27日(土)にサントリーホール(東京都)で行う定期演奏会で、細川俊夫作曲「ヒロシマ・声なき声」の演奏を予定している。
2012年07月30日ベストセラー作家・伊坂幸太郎のデビュー作を舞台化した『オーデュボンの祈り』が、9月30日(金)に東京・世田谷パブリックシアターにて幕を開ける。キャストとして名を連ねるのは、主人公の伊藤を演じる吉沢悠など個性派12人。初日前日の29日(木)には公開舞台稽古が行われ、演出のラサール石井と全キャストが囲み取材に応じた。『オーデュボンの祈り』チケット情報コンビニ強盗を起こした伊藤は、いつの間にか見知らぬ島に連れられて来ていた。その“荻島”は仙台沖に浮かぶ離島で、150年という長きに渡り、外界との交流を絶ってきたらしい。それだけに島で暮らすのは不可思議な人々ばかり。しかも外界にはない、独自のルールが存在している。そんな中、島の住人・日比野(河原雅彦)の案内で、かかしの優午(筒井道隆)のもとへとやって来た伊藤。人間の言葉を話し、未来が予知できるという優午であったが、その後、何者かによって殺されてしまう。ファンタジー的な世界観の中に、ミステリー要素を取り入れた本作。現実と非現実をさまよっているかのような“荻島”は、もともと、活字だからこそ表現できた場所に違いない。だがシンプルでありながら想像力をかき立てる舞台装置。キーワードの鳥を効果的に表現した背景幕の映像。ブレヒト幕(=左右に動く幕)を使った素早い舞台転換。それら演劇ならではの手法が化学反応を起こし、荻島という魅惑の地を、見事舞台上に現出させている。それはもちろん、演劇を知り尽くした演出家だからこその成せる業。一番の見どころとしてラサールは、「この難物な伊坂ワールドを、どれだけ僕たちが演劇化しているか」と語っていることからも、その力の入れようをうかがうことができる。そして荻島をより魅力的に彩っているのが、キャストたち。その役柄同様、まったくと言っていいほど個性の異なる面々だが、それらが組み合わさったときに奏でられるメロディの心地よさに、正直驚かされた。またそれぞれが、個々としての存在感も十分に発揮。自らの存在意義と真っすぐに向き合った伊藤役の吉沢。かかしに優しさと哀しさの感情を吹き込んだ筒井。ひょうひょうとした中に悲哀をにじませた日比野役の河原。ほかにも石井正則、小林隆、陰山泰など、実力派たちがしっかりと脇を固めている。やがて、荻島に足りなかったピースがはまり、“大切なもの”が島を満たしていく。だが物語はそれで終わりではない。ラサールはこう語る。「伊坂さんの作品には、どこか読者に対して放りっ放しのようなところがある。だからそこはお客さま自身にお考えいただきたいですね」と。観客それぞれに芽生えた感情のピースをもって、真のラストを迎える『オーデュボンの祈り』。その画はさまざまなれど、爽やかな風が吹いていることは間違いないだろう。石井光三オフィスプロデュース『オーデュボンの祈り』は、9月30日(金) から10月12日(水)まで東京・世田谷パブリックシアターで上演。その後、札幌、大阪、仙台の各都市をまわる。チケット発売中。取材・文:野上瑠美子
2011年09月30日