株式会社アニメイトは、2021年11月1日から11月30日の期間、東京都のアニメイト一部店舗にて、『魔女の旅々』&『祈りの国のリリエール』血液センターコラボ応援フェアを開催いたします。△『魔女の旅々』&『祈りの国のリリエール』 特製ブロマイド その一△『魔女の旅々』&『祈りの国のリリエール』 特製ブロマイド その二『魔女の旅々』は白石定規さん(原作)、あずーるさん(書籍版イラスト)による、GAノベルより発行されているライトノベルで、テレビアニメ化もされた人気作品です。本作品は、主人公の魔法使いイレイナが幼いころに読んだ旅の物語にあこがれて、流されるように気ままな長い旅を続けながら、個性的な登場人物たちとの出逢いや別れを繰り返していくというストーリーのファンタジー作品です。『祈りの国のリリエール』は『魔女の旅々』の公式スピンオフ作品で、2022年1月にGAノベルから発売予定となっており、今回のコラボ応援フェアでゲット出来る特製ブロマイドにはあずーるさんの描き下ろしイラストも使用されています。期間中、対象商品を1冊ご購入・ご予約(1,000円以上の内入金が必須)ごとに、東京都の献血ルームで配布予定のクリアファイルデザインと合わせた、特製ブロマイド2枚セットをプレゼントいたします。また、11月1日から東京都の各献血ルームにて献血をしていただいた方に先着でクリアファイルをプレゼントするキャンペーンも開催されますので、ぜひ手に入れてください!是非この機会に『魔女の旅々』と『祈りの国のリリエール』をお楽しみください。■フェア情報『魔女の旅々』&『祈りの国のリリエール』血液センターコラボ応援フェア開催店舗:アニメイト一部店舗(池袋本店、町田店、吉祥寺パルコ店、錦糸町店、八王子店、渋谷店、秋葉原本館、立川店、蒲田店、聖蹟桜ヶ丘オーパ店、新宿ハルク店、むさし村山店)開催期間:2021年11月1日~11月30日開催内容:期間中、対象商品を1冊ご購入・ご予約(1,000円以上の内金入金が必須)ごとに、東京都の献血ルームで配布予定のクリアファイルデザインと合わせた、【特製ブロマイド2枚セット】を差しあげます。対象商品:(好評発売中)魔女の旅々1巻~17巻(予約対象)魔女の旅々18巻&祈りの国のリリエール1巻 アニメイト限定セット※特典はなくなり次第終了となります。※内容は諸般の事情により、変更・延期・中止になる可能性がございます。■献血ルームコラボ企画実施概要※詳細は、開催エリアの各献血ルームにお問い合わせください。『魔女の旅々』&『祈りの国のリリエール』コラボ開催エリア:東京都各献血ルーム開催期間 :2021年11月1日~11月30日開催内容 :献血ルーム受付にて『献血キャンペーンに参加します』とお申し出いただき、400mL献血もしくは成分献血を実施していただいた方に先着で特製クリアファイルをプレゼントいたします。※男性16歳・女性16歳~17歳の方に限り、200mL献血でもお渡しいたします。△『魔女の旅々』&『祈りの国のリリエール』 特製クリアファイル■権利表記(C)白石定規/SB Creative Corp. イラスト:あずーる 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月29日特別展「海幸山幸 -祈りと恵みの風景-」が、九州国立博物館にて2021年10月9日(土)から12月5日(日)まで開催される。“海や山がもたらす恵み”にまつわる作品96件が集結特別展「海幸山幸 -祈りと恵みの風景-」は、古来から日本人が海や山に想いを託して育んできた文化や歴史に着目した展覧会。古代の神話に登場する神の兄弟・海幸彦と山幸彦の物語を紐解きながら、海と山がもたらす豊かな恵みを「海幸山幸」ととらえた作品を、国宝11件、重要文化財24件を含め96件展示する。“巻貝”型土器や江戸時代の魚図鑑「海幸」にまつわる作品として、豊かな海を思わせる巻貝を象った縄文時代の土器《巻貝形片口土器》や、弥生~古墳時代に作られたとされる貝製の出土品などが登場。また、江戸時代の魚図鑑《衆鱗図》には細部にわたって繊細に描かれた鯛や鯵などの姿をとらえることができる。また、海上交通や大陸との交易によってもたらされた仏像や宝物なども展示。正倉院にも伝わる重要文化財《花鳥獣文杯》は、遣唐使によって海を越えて伝来した銀器。表面には細やかな装飾が施されている。木製の仏像、多彩な山の表現「山幸」にまつわる作品では、“木”で作られた仏像に注目だ。中でも、《阿弥陀如来坐像(五智如来のうち)》は、仏師・木喰上人の最大傑作とも言われる仏像で、高さ2メートルにも及ぶダイナミックな佇まいを見せる。また、染紙をちぎって秋の山の彩りを表した伝藤原公任筆《伊勢集断簡 石山切》や、曽我蕭白が富士山と虹をあたたかく描き出した《富士三保図屏風》、うごめく霊山を躍動感とともに表現した谷文晁の《彦山真景図》など、多彩な山の表現を楽しめる。鮮やかな緑の色彩が目を引く国宝《日月山水図屏風》もまた、山野の織りなす神秘的ともいえる造形を大胆に描いた作品だ。動物を象った土製品さらに、イノシシやクマといった動物を象った縄文時代の土製品も登場。特徴をとらえた愛らしい佇まいと、体にあしらわれた装飾に注目だ。【詳細】特別展「海幸山幸 -祈りと恵みの風景-」会期:2021年10月9日(土)~12月5日(日)※会期中、展示替えあり会場:九州国立博物館住所:福岡県太宰府市石坂4-7-2休館日:月曜日開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)観覧料:一般 1,600円(1,400円)、高大生 1,000円(800円)、小中生 600円(400円)※( )内は前売り料金。販売期間は8月27日(金)~10月8日(金)まで※上記料金で4階「文化交流展(平常展)」も観覧可能※団体料金なし※大学生以下は券売所にて学生証や生徒手帳等の提示が必要※未就学児、障害者手帳等持参者およびその介護者1名は無料(証明書の提示等が必要)※その他無料対象者は九州国立博物館公式サイトにて記載【問い合わせ先】・チケットに関する問い合わせ:海幸山幸展事務局TEL:092-711-5491(平日9:30~17:30)・展示に関する問い合わせNTTハローダイヤルTEL:050-5542-8600(9:00~20:00/年中無休)
2021年10月08日加島美術は、2021年9月18日(土)~2021年10月3日(日)にかけて、“祈り”にフォーカスを当てた企画展「祈り展~Inori~」を開催いたします。人々の祈りの対象となってきた仏教美術、そして作家自身の祈りを込めた現代アート作品まで、多岐にわたる祈りの姿をご紹介します。出展点数約40点。観覧無料。祈り展~Inori~ メインビジュアル【「祈り展~Inori~」について】古より「祈り」は人々とともにありました。人は常に神仏に祈りを捧げ、想いを巡らせてきました。「祈り」を表す美術は、およそ4万年前に描かれた壁画に遡ります。日本には飛鳥時代に百済から仏教が伝来すると同時に、仏教美術、つまり「祈り」の芸術が広まったと言われています。本展では、美術史の中で表現されてきた「祈り」に焦点を当てます。仏教を背景とした宗教的な「祈り」をはじめ、書家や画家が作品に込めた思い、写真や造形に投影される願いもまた、一つの「祈り」の形ではないでしょうか。美術品を媒体として時代を越えて様々な形で表現される「祈り」の姿に触れ、未曾有の時代を生き抜く力を、更には、豊かな時間を味わう心を忘れないで欲しいという願いを込めた展覧会です。重要美術品指定作品の仏教美術から、古典の流れを汲む近代美術、そして現代作家たちの作品まで一堂に会する貴重な機会です。ぜひご高覧下さい。村上 華岳「觀世音菩薩図像」【出展作家】白隠慧鶴(1685-1768)江戸中期の臨済宗の僧。駿河生。十五才で松蔭寺単嶺祖伝に就いて出家、慧鶴と称しました。享保二年、松蔭寺の住持となり、翌年妙心寺の第一座となりました。東嶺円慈、遂翁元盧らを育て、臨済禅の中興を成し遂げ、民衆に禅を広めました。また、膨大な書画を残したことでも知られ、達磨や、儒教、民間信仰、歌謡など様々な要素を用いた禅画はユーモラスで、今なお人々を魅了し続けています。井上有一(1916-1985)書の世界に新風を巻き起こした、前衛書を代表する一人です。上田桑鳩に師事し、墨人会を結成。それまでの書の概念を塗り替え、書を芸術作品へと昇華させました。墨で書かれた豪快なラインは前衛的で、海外でも、ニューヨーク近代美術館での「Japanese Calligraphy」展、サンパウロ・ビエンナーレ、ドクメンタ2などに参加し、高く評価されました。井上 有一「佛」村上華岳(1888~1939)大正から昭和の日本画家。本名は武田震一。京都絵専卒。文展に入選を重ね、大正五年に特選となったものの、やがて文展に対抗し土田麦僊、小野竹喬、榊原紫峰らと国画創作協会を結成。のち持病の喘息の悪化により神戸に居を移して、徐々に画壇から離れ作画を行いました。聖と俗の不思議と融合した精神性の高い仏画を多く描きました。その他、小林古径、秦テルヲ、岡本太郎、山口長男、浜田浄、六田知弘など、ジャンル、世代を超えた作家たちの作品を出展いたします。【本展のみどころ】1. 仏教美術から現代アートまで、多岐にわたる作品が一堂に!重要美術品指定作品の仏教美術や、禅林墨蹟をはじめとした古典の流れを汲み、破壊と創造を繰り返しながら独自の世界を創りだした書家たち、或いは芸術と宗教の融合を目指した異才の画家などの物故作家から、現在も活躍する画家、陶芸家、写真家の作品を無料で楽しんで頂ける貴重な機会です。「金銅四橛(こんどうしけつ)」 銅 鍍金 重要美術品 古香庵旧蔵2. カタログは無料、自宅でゆっくり楽しめる出展される作品や展示会の雰囲気を、ご自宅にいながら少しでもお楽しみいただけるように、本展の全作品を掲載したカタログをご用意しました。本カタログは、ご希望の皆様全員に無料でお送りいたします。ぜひこの機会にお申込みください。価格も明記しているので、お気に入りの作品が見つかりましたら、お電話やFAX、メールにてお問合せいただく事ができます。また、紙のカタログ以外でもパソコン、スマートフォンなどでもご覧いただけるオンラインカタログもご用意しております。ぜひこの機会にお申込みください。カタログのお申し込みは加島美術までご連絡ください。加島美術HP: Tel:03-3276-07003. 貴重な作品の数々をガラスケースなしに見ることができる!会場では貴重な作品の数々を、ガラスケースなしで展示しております。作品が持つ迫力を存分に楽しんでいただける展示会となります。美術品を直接見ることでしか伝わらない作品独特の質感やその佇まいをぜひ感じてください。【ハイライト作品】円空「十二神将 辰像」円空は江戸前期の木食僧、仏師、歌人として知られ、「円空仏」と呼ばれる独特の作風を持った木彫りの仏像を残しました。本作は、大明神像と十二神将像、計13体のうちの1体、辰神像として制作されました。これらの神像は60年ほど前に散逸し、そのうち1体は岐阜県の荒川豊蔵記念館に蔵されている事がわかりましたが、残りの12体の行方は、杳として知れませんでした。しかし、本作により、約60年ぶりにその所在が明らかになりました。荒々しい鑿痕と奔放な造形、うっすら見え隠れする柔和な表情が、我々の心をひきつけてやみません。円空「十二神将 辰像」白隠 慧鶴「猿猴捉月図」芹沢 銈介「佛手」六田知弘「水ノ貌M-05」山口 長男「漂」岡本 太郎「作品」【「祈り展~Inori~」開催概要】企画展名: 祈り展~Inori~企画展HP: 日時 : 2021年9月18日(土)~10月3日(日)10時~18時 会期中無休展示点数: 約45点 販売あり出展作家: 井上有一、猪熊弦一郎、円空、岡本太郎、小林古径、芹沢銈介、大愚良寛、白隠慧鶴、秦テルヲ、浜田浄、六田知弘、棟方志功、村上華岳、山口長男、ほか会場 : 加島美術電話番号: 03-3276-0700参加費 : 入場無料アクセス: 〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-2地下鉄銀座線「京橋駅」出口3 徒歩2分地下鉄有楽町線「銀座一丁目駅」出口7 徒歩3分都営浅草線「宝町駅」A4出口 徒歩5分JR 東京駅 八重洲南口 徒歩9分※新型コロナウイルスの感染拡大状況により、営業日・時間が変更となる場合がございます。変更の際には、弊社ウェブサイトや各種SNSにてお知らせしております。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月01日オーストラリアのアデレードにあるコアラの保護団体『コアラ・レスキュー』では、ケガをしたり、母親とはぐれたりした野生のコアラの保護活動をしています。ある日、『コアラ・レスキュー』に「木から落ちたコアラの赤ちゃんがいる」という電話がかかってきました。「下りてきて!」コアラの母親を呼んでみると…?すぐに現場に駆け付けたスタッフは、まだ小さなコアラの赤ちゃんを発見。赤ちゃんは、木の上にいる母親のそばから落下してしまったのだそう。幸い、柔らかい生垣の上に落ちたため、ケガはありませんでした。木の上には母親がいますが、赤ちゃんコアラは自力で母親のところまで登っていくことはできません。そこで、木登りができるスタッフが到着するのを待っている間、ボランティアの女性がある試みをすることにしました。女性はコアラの赤ちゃんを持ち上げて母親に見せながら、コアラのようなうめき声を上げて、「下りてきてちょうだい!」と呼んだのです。すると、母親のコアラがどうしたのかは…こちらをご覧ください。Would you like to see something so breathtakingly beautiful that your heart might just burst a little bit? Yesterday,...Posted by Koala Rescue on Monday, August 9, 2021Would you like to see something so breathtakingly beautiful that your heart might just burst a little bit? Yesterday,...Posted by Koala Rescue on Monday, August 9, 2021母親のコアラは、女性の呼びかけに応じて下りてきました。そして赤ちゃんを近付けると、赤ちゃんは母親の背中にしがみついて、親子は無事に再会できたのです!この様子を撮影していたスタッフは感動し、動画をFacebookに投稿。すると15万回近く再生され、たくさんのコメントが寄せられました。・美しい瞬間だ。母親のコアラは、この女性を信頼しているんだね。・感動して涙があふれた。・この動画をもう20回は見ているけど、何度見ても笑顔になれる。Posted by Koala Rescue on Saturday, May 29, 2021Posted by Koala Rescue on Saturday, May 29, 2021今回はうまくいきましたが、これはコアラの扱いについて勉強や訓練をしている人だからできたことなのだとか。そのため「同様の状況でコアラを見つけた場合は、自分で試さないでください」と注意を呼びかけています。このボランティアの女性は『コアラ・ウィスパラー(コアラにささやく人)』と呼ばれ、長年にわたってコアラの母親と子供を再会させてきた経験があるのだそう。だからコアラの鳴き声のマネも上手なのですね。我が子と再会できた後、母親が木の上から女性を見下ろして発していた言葉は「うちの子を助けてくれてありがとう」だったのかもしれません。コアラの赤ちゃんにケガがなく、親子がすぐに再会できてよかったですね。[文・構成/grape編集部]
2021年08月23日2021年11月に公開を予定している映画『幕が下りたら会いましょう』の製作発表会が15日、都内で行われ、松井玲奈、筧美和子、日高七海、しゅはまはるみ、江野沢愛美登、前田聖来監督が出席した。現代社会の抱える問題に直面して不器用ながらもまっすぐに生きる2人の姉妹を軸にした女性たちの姿を描く本作。姉の麻奈美を演じる松井玲奈、妹の尚には筧美和子が扮する。製作発表が行われたこの日は主演の松井らキャスト陣と前田聖来監督が登壇。30歳にして映画単独初主演を果たした松井は「活動をしていく中で年齢は気にしていませんが、節目になる年で作品のメインにおいてもらえることはありがたいことだと思っています」と笑顔を見せ、「真ん中に立つと場の空気を良くしたり色んなことをしなければいけないと思っていましたが、逆に皆さんに助けていただきました。その分、チームとして良い作品が出来上がれば良いなと日々考えていましたし、チームで映画を良くしたいと思えたのがすごく大きな財産の一つとなりました」と撮影を振り返った。初共演を果たした妹役の筧については「ずっと前から可愛らしい方だなと思っていて、さっき目が合ったらドキドキしちゃいました。劇中では姉妹役でしたが、実はそんなに一緒にいる時間がありませんでした。ずっと尚のことを思ってお芝居をしていたので、頭の中では筧さんのことを思っていました」と話し、「実家が美容室という設定だったので一緒のシーンで筧さんの髪の毛を触っていました。こんなにたくさん触っていいのかとドキドキし、役得だと思いましたね」と明かした。筧も「松井さんが主演でお姉さんだと聞いてすごくうれしかったです。いつも作品を拝見していてとても多才で聡明な方だという印象でした。ご一緒出来るのを楽しみにしていましたし、松井さんは麻奈美そのもので存在されていて、姉妹関係を築きやすかったというか、とても自然に作れたのは松井さんのお陰だと思っています」と松井に感謝しきりだった。イベントの前日には東京で桜の開花宣言。それにちなみ、「今年開花させたいことは?」という質問に「美」という一文字で回答した松井は「美しくなりたいというのが一番あります。見た目の美しさだけでなく、内面だったり健康に気をつけてインナービューティーに気をつけたいですね。ゲームをしていると言葉遣いが荒れてくるので、言葉遣いにも気をつけてゲームをしたいと思います。『クソッ!』とかそんな感じなので、お上品に『どうしてこうなったのかしら?』とか言いながら日々過ごしていきたいですよ(笑)」とおどけていた。映画『幕が下りたら会いましょう』は、2021年11月より新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
2021年03月16日12月20日(日)に東京・国立能楽堂にて開催される「除災招福 疫病沈静 災害復興 国土平安平穏 祈念 三人の国宝『~祈り~』」の合同取材会が行われた。『~祈り~』には、能楽シテ方観世流の梅若実玄祥、横笛奏者の藤舎名生、能楽小鼓方大倉流十六世宗家の大倉源次郎が出演。新型コロナウイルスによる疫病や、予期せぬ天災や災害によって被害を受けた人々へ“祈り”を捧げるために演奏を行う。合同取材会には梅若が登壇。公演に先立ち、意気込みを語った。コロナ感染予防のため、合同取材会までの半年間ほとんど外に出なかったという梅若は、「今年は、私たちが何かをする場所までなくなってしまった。ただ、何もせずにいることが、考えることにも繋がってくる。この何もない世界を一生のうちに体験できたことは、大変素晴らしい経験をさせて頂いたと思っています。何をやりたいか、逆に何をしたくないかということを考えながら、この矛盾の答えはいまでも出ませんけれども、そういうところでこの話が生まれて参りました」と家にいた期間のことを振り返る。また、「大倉くんとは、10年ほど前から行っている少人数のお客さまを前に謡や小鼓を披露する集まりを、感染症拡大防止の自粛後、久しぶりに開催したときに、<自分たちのことを初めて聞いていただくことを通じて、聞かせるなんてとんでもない、聞いていただきたかった>という思いでやっていたので、こういう形の催しができないかなっていう話はずっとしておりました。名生さんは若い時からお付き合いがあり、能が大好きなんですね。彼が人間国宝になって数人で食事したときに、一緒にできないだろうかという話になりまして、だったら大倉くんと3人なら“3人の国宝”になるなと。国宝がどうだっていうわけではまったくないんですけれども、たまたま国宝だったんで、“3人の国宝”というちゃんと責任を持つ会をやろうじゃないかと。ただ人が集まってやるんじゃなくて、ちゃんとした責任を負ってやりましょう、ということになりまして、話が進んだというのがこの会のきっかけです」と共演の経緯を語った。さらに、今回のテーマである“祈り”については「“祈り”はどこの国でどうこうというものではないし、そういう気持ちがあればこそ成立するものだと思う」とコメント。最後に「古典というものが、せっかく何百年間も生きてきたもんですから、ここで途切れさせるつもりは私はまったくないし、私一人になってもやるつもりです。人間、懸命になることによって新しい道が絶対に開けるし、だから私もあと何年舞うことができるかはわかりませんけれども、たとえ3年しか舞えないとしても、3年で30年分、300年分、舞いたいと思っています。それによってみなさんにお返しすることができるんじゃないかと。結局はお客さまによって舞わして頂いているんですから」と決意を新たにした。『~祈り~』のチケットは、チケットぴあ、イープラス、サンライズプロモーション東京にて販売中だ。【公演概要】「除災招福疫病沈静災害復興国土平安平穏祈念三人の国宝『~祈り~』」公演日時:12月20日(日)開場17:00/開演18:00/終演20:00※予定会場:国立能楽堂出演者:梅若実玄祥、藤舎名生、大倉源次郎<上演演目(予定)>一、一管 『竹林の詩』藤舎名生(横笛独奏)一、一管 『鞍馬』藤舎名生(横笛独奏)一、一調一管『葛城』謡・梅若実玄祥/小鼓・大倉源次郎/能管・竹市学一、創作舞『祈り』三人の人間国宝(横笛・藤舎名生/小鼓・大倉源次郎/能舞・梅若実玄祥)※記載は上演順ではございません。※上演演目は事前の予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。<チケット>料 金:10000円(税込)※全席指定(先着販売)※購入制限枚数:2枚※未就学児入場不可先行発売日:11月1日(日)10:00サンライズプロモーション東京:0570-00-3337(平日 12:00~15:00) ※電話受付のみチケットぴあ: イープラス: 一般発売日:11月29日(日)10:00お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日 12:00~15:00)公式HP:
2020年11月12日アイドルグループ・欅坂46が、ラストライブ「THE LAST LIVE」を12、13日の2日間にわたって開催し、約5年間にわたる活動に幕を閉じた。2016年4月に「サイレントマジョリティー」で鮮烈なデビューを果たし、以降も常に革新的なアイドル像を提示し続けてきた欅坂46。その姿勢は無観客配信ライブとなった今回の公演でも崩されることなく、広大な会場をフルに活用した舞台セットで2日間全く異なるセットリストのライブを展開。プロジェクションマッピングや水を使った演出など、さまざまなアプローチで全33曲をパフォーマンスしその雄姿を届けた。DAY2では、デビュー曲「サイレントマジョリティー」で欅坂46としての活動に幕。キャプテンの菅井友香が「次の曲で本当にラストの曲になります。5年間支えてくださった皆さん、応援してくださったすべての皆さまに感謝の気持ちを込めて、精一杯届けたいと思います。私たち欅坂46はこの曲で幕を閉じます。2016年4月6日、この曲で坂を上り始めました。聞いてください」と紹介し、ミュージックビデオ撮影時の渋谷の街並みを再現したセットの上で、27人は一糸乱れぬパフォーマンスを披露した。その後、小林由依の「その角を曲がると、新しい坂道が続いていた」という語りと共に、改名VTRが流れ、メインステージには櫻坂46としてメンバーが登場。スクリーンに「櫻坂46 1st Single」の文字が浮かび上がると、突如として櫻坂46の1stシングル「Nobody’s fault」の歌唱が始まった。グループカラーである白を基調とした衣装を着用したメンバーは、ロングスカートをはためかせ、ダイナミックかつ抑揚のあるダンスと力強い歌声で新たな物語の幕開けを告げた。「サイレントマジョリティー」のパフォーマンス前に、菅井は「改めて今、欅坂でよかったなと思っています。5年間でいつの間にか当たり前の存在になって、人生の一部となっていた欅坂46と、ついにお別れすることになるんだなって。いかにかけがえのない存在だったか…チームの皆さん、応援してくださる皆さん、そしてメンバーの皆がどれだけ大切だったのか」と欅坂46への思いを告白。「人生を変えたいと思ってオーディションを受けた子が、特に欅坂には多いんじゃないかと思います。悩んだり苦しい時期もたくさんあったけど、どんなときでも支えてくださる皆さんやメンバーがいたからみんなで乗り越えてこられたと思っています。欅坂の素敵な楽曲や歌詞にいろんなことを教えてもらいました」と続けた。そして、「どんなに醜くても苦しくても、自分たちらしくいていいんだと教えてくれたのは欅坂でした」と話し、ファンに向けて「皆さんとの思い出を決して忘れません。皆さんの心の中で、欅坂の楽曲や作品が生き続けてくれたらうれしいです。どんなときもキラキラの緑のペンライトで道を作ってくださり、ありがとうございました。欅坂に出会って、応援してくださって本当にありがとうございました」とメッセージを送った。さらに、「サイレントマジョリティー」で欅坂46としての5年間の歴史に幕を閉じると、「欅坂46が大好きです。皆さんとの5年間は、ずっとずっと宝物です。本当にありがとうございました。以上、欅坂46でした。ありがとうございました」とあいさつした。なお、2日間のチケット購入者は1日目8万人、2日目11万人の合計19万人(推定視聴総数57万人)を記録し、多くのファンがその新たな旅立ちを目に焼き付けた。○「欅坂46 THE LAST LIVE」セットリスト【DAY1】OVERTURE01. サイレントマジョリティー02. 大人は信じてくれない03. エキセントリック04. 語るなら未来を・・・05. 月曜日の朝、スカートを切られた06. Student Dance07. カレイドスコープ08. 渋谷川09. I’m out10. Nobody11. 東京タワーはどこから見える?12. 避雷針13. 不協和音14. キミガイナイ15. 君をもう探さない16. もう森へ帰ろうか?17. 黒い羊【DAY2】OVERTURE01. 危なっかしい計画02. 手を繋いで帰ろうか03. 二人セゾン04. 太陽は見上げる人を選ばない05. 制服と太陽06. 世界には愛しかない07. コンセントレーション08. Deadline09. 10月のプールに飛び込んだ10. 砂塵11. 風に吹かれても12. アンビバレント13. ガラスを割れ!14. 誰がその鐘を鳴らすのか?15. サイレントマジョリティー16. Nobody’s fault (櫻坂46新曲)撮影:上山陽介
2020年10月14日アイドルグループ・欅坂46が、ラストライブ「THE LAST LIVE」を12、13日の2日間にわたって開催し、約5年間にわたる活動に幕を閉じた。2016年4月に「サイレントマジョリティー」で鮮烈なデビューを果たし、以降も常に革新的なアイドル像を提示し続けてきた欅坂46。その姿勢は無観客配信ライブとなった今回の公演でも崩されることなく、広大な会場をフルに活用した舞台セットで2日間全く異なるセットリストのライブを展開。プロジェクションマッピングや水を使った演出など、さまざまなアプローチで全33曲をパフォーマンスしその雄姿を届けた。ラストライブDAY2は、小林由依の「ラスト! ぶち上がれー!!」というシャウトから盛り上がり必至のナンバー「危なっかしい計画」で華々しくスタート。松田里奈が「欅坂46が…」と声を上げると、「大好き!」と全員で笑顔を弾けさせた。続く「手を繋いで帰ろうか」では菅井友香と守屋茜がメインステージを飛び出し、広い客席ステージでキュートな追いかけっこを繰り広げる。欅の木のプロジェクションマッピングを背景に舞い踊った「二人セゾン」のあと、キャプテンの菅井はファンに向けて「いつも見守ってくださってありがとうございます」と挨拶。「ひらがなけやき(現日向坂46)のメンバーと歌い始めた曲です。2期生、新2期生も一緒に歌おうと思います」と紹介された「太陽は見上げる人を選ばない」では、ミラーボールの眩い光が場内を余すことなく照らした。「10月のプールに飛び込んだ」では、2期生の森田ひかる、田村保乃らを中心に物語性ある振り付けが生き生きと展開される。ライブ初披露の「砂塵」では、激しく焚かれたスモークを吹き飛ばすほどのパワフルなパフォーマンスをぶつけた。ライブ後半、ここから彼女たちは怒涛のアップチューンを連発。欅坂のすべてをぶつけるように全力で歌い踊り、ラストスパートをかけていく。「風に吹かれても」では小林由依が勢いよく上空へフライング。小池美波がセンターを務める「アンビバレント」では、メンバーの掛け声が盛大に沸き上がった。アリーナ奥の重厚感ある門から総勢21名のダンサーたちが荒々しく登場し、MA-1を羽織り気合い十分のメンバーがダンサーと向き合うと、一触即発の雰囲気へ。激しいぶつかり合いから「ガラスを割れ!」に突入すると、ステージの四方から炎が吹きあがる迫力満点のステージングを繰り広げた。「誰がその鐘を鳴らすのか?」をがむしゃらなまでに全力で届けたあと、菅井が「改めて今、欅坂でよかったなと思っています。5年間でいつの間にか当たり前の存在になって、人生の一部となっていた欅坂46と、ついにお別れすることになるんだなって」と語り、「どんなときもキラキラの緑のペンライトで道を作ってくださり、ありがとうございました。欅坂に出会って、応援してくださって本当にありがとうございました」とファンに感謝。そして、「次の曲で本当にラストの曲になります。5年間支えてくださった皆さん、応援してくださったすべての皆さまに感謝の気持ちを込めて、精一杯届けたいと思います。私たち欅坂46はこの曲で幕を閉じます。2016年4月6日、この曲で坂を上り始めました。聞いてください」と話してから、覚悟を決めた表情で「サイレントマジョリティー」と最後の楽曲を紹介。ミュージックビデオ撮影時の渋谷の街並みを再現したセットの上で、27人は一糸乱れぬパフォーマンスを刻み付けた。荒い呼吸の音だけが会場に響く中、メンバーはアリーナ中央へと移動。欅坂46としてのすべてのパフォーマンスが終了し、万感の表情を浮かべる菅井はメンバーを代表し「欅坂46が大好きです。皆さんとの5年間は、ずっとずっと宝物です。本当にありがとうございました。以上、欅坂46でした。ありがとうございました」と挨拶。オーケストラアレンジの「サイレントマジョリティー」と共にスタッフクレジットが流れるおよそ3分間、メンバーはお辞儀をし続けこれまでの感謝を伝えた。深い余韻に包まれた会場には、新たな命の誕生を思わせる鼓動音が鳴りわたる。そして小林由依の「その角を曲がると、新しい坂道が続いていた」という語りと共に、改名VTRが流れだした。未来へ向かうグループの決心と覚悟が込められたその映像が「咲け、櫻坂46」という言葉で締めくくられると、メインステージには櫻坂46としてメンバーが登場。スクリーンに「櫻坂46 1st Single」の文字が浮かび上がると、突如として櫻坂46の1stシングル「Nobody’s fault」の歌唱が始まった。グループカラーである白を基調とした衣装を着用したメンバー14名は、ロングスカートをはためかせ、ダイナミックかつ抑揚のあるダンスと力強い歌声で新たな物語の幕開けを告げる。歌唱を終えたメンバーの元に全メンバーが集合すると、26名は桜吹雪が舞う中ステージをあとにした。なお「Nobody’s fault」は12月9日に発売が決定し、詳細やフォーメーションに関しては、後日アナウンスされる予定となっている。○「欅坂46 THE LAST LIVE」セットリスト【DAY1】OVERTURE01. サイレントマジョリティー02. 大人は信じてくれない03. エキセントリック04. 語るなら未来を・・・05. 月曜日の朝、スカートを切られた06. Student Dance07. カレイドスコープ08. 渋谷川09. I’m out10. Nobody11. 東京タワーはどこから見える?12. 避雷針13. 不協和音14. キミガイナイ15. 君をもう探さない16. もう森へ帰ろうか?17. 黒い羊【DAY2】OVERTURE01. 危なっかしい計画02. 手を繋いで帰ろうか03. 二人セゾン04. 太陽は見上げる人を選ばない05. 制服と太陽06. 世界には愛しかない07. コンセントレーション08. Deadline09. 10月のプールに飛び込んだ10. 砂塵11. 風に吹かれても12. アンビバレント13. ガラスを割れ!14. 誰がその鐘を鳴らすのか?15. サイレントマジョリティー16. Nobody’s fault (櫻坂46新曲)撮影:上山陽介
2020年10月13日日本初演から上演50年を迎えた松本白鸚主演のミュージカル『ラ・マンチャの男』が9月7日、大阪のフェスティバルホールで幕を開けた。白鸚は1969年、当時市川染五郎だった26歳でこの作品に主演し、翌年、日本人としては初めてブロードウェイから招聘され現地でも出演。以後、作品とともに50年の歩みを続けている。「ラ・マンチャの灯がいつまでも日本に灯されますように」と願う、今年喜寿の白鸚の、気迫のこもった演技と歌声が会場中に響き渡った。ミュージカル「ラ・マンチャの男」チケット情報16世紀末のスペイン・セビリアの牢獄が舞台。教会を侮辱した罪で投獄されたセルバンテス(白鸚)は、即興劇で申し開きをしようと思い立つ。セルバンテスは田舎の紳士キハーナと、キハーナが作り出したドン・キホーテを演じる。自由奔放なキホーテは遍歴の騎士となり、従僕のサンチョを従えて、真実を求める旅に出る。三重構造になった哲学的な物語は、頭で理解しようとするよりも、体感するほうが何かを得やすい。とても喜寿とは思えない、セルバンテス、キハーナ、ドン・キホーテの3役を務め、そのセリフが血肉となり、今、役を生きている白鸚を見ていると、誰が想像上の人物で何が現実かを考えるのがナンセンスになってくる。白鸚は「一番憎むべき狂気とは、あるがままの人生に、ただ折り合いをつけてしまって、あるべき姿のために戦わないことだ」というセルバンテスのセリフがこの作品のテーマだと語る。風車を巨人だと思い込み、娼婦のアルドンザを“憧れの姫”と敬う、狂人だと笑われるキホーテこそ、折り合いをつけず、あるべき姿のために真っすぐに戦っている真実だと気付かされていく。2009年からサンチョを演じ「やるたびに身が引き締まる」という駒田一と白鸚のコンビは、ますます息もピッタリで笑いと涙を誘う。初参加の瀬奈じゅんは「50年の歴史を台無しにしないように、プレッシャーと緊張感でいっぱい」だと話すが、力強さの中に悲しみ、切なさを抱えたアルドンザを演じ切った。余命幾ばくもないキハーナをサンチョとアルドンザが抱きかかえるシーンは、荘厳として悲しく胸を打つ。劇中劇が終わり、セルバンテスは一歩一歩、裁判所への階段を登っていく。白鸚は「この作品は私の亡き父と、亡き菊田一夫さんのふたりの見果てぬ夢なんです。僕は、男ふたりの夢を『見果てぬ夢』という劇中歌でレクイエムとして、感謝と祈りとこれからへの思いを込めて歌い続けてきました」と話す。また、「77歳の男がいう言葉ではないんですが、夢とは夢を叶えようとする心意気。口には出さないけれどそういう思いを胸に秘めた大人は素敵だと思います」ともいう。私たち観客の秘めた見果てぬ夢も背負って、今日も白鸚は舞台に立ち続ける。大阪公演は9月12日(木)までフェスティバルホールにて上演。その後、宮城、愛知、東京公演あり。チケット発売中。取材・文:米満ゆうこ
2019年09月09日東野圭吾原作の「新参者」を阿部寛主演でドラマ化してきたシリーズの完結作となる映画『祈りの幕が下りる時』が6月30日(日)本日TBS系で地上波初放送される。東野氏の原作を阿部さん主演で連続ドラマ化、2010年から放送され“泣けるミステリー”として人気を博してきた「新参者」シリーズ。阿部さんが演じているのは、鋭い洞察眼を持つ凄腕の刑事・加賀恭一郎。本作は殺人事件の真犯人を探すサスペンスと、謎を解明していく過程でのヒューマンドラマとしての要素が相まって大ヒット。連続ドラマ放送後には「赤い指」「眠りの森」の2作のSPドラマが放送。2012年には劇場版『麒麟の翼』が公開、16億を超える興収を記録し、人気シリーズへと成長した。そのシリーズ完結作となる『祈りの幕が下りる時』では加賀の“最大の謎”が明かされることに。東京都葛飾区小菅のアパートで女性の絞殺死体が発見される。被害者はハウスクリーニングの会社で働く滋賀県在住の押谷道子。殺害現場となったアパートの住人・越川睦夫も行方不明になっていた。松宮たち警視庁捜査一課の刑事たちが捜査にあたるが、押谷道子と越川睦夫の接点が全く見つからず、捜査は難航。捜査を進めるなかで松宮は近くで発見された焼死体との関連を疑い、その遺品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることを発見。その事実を知った加賀恭一郎は激しく動揺する。それは失踪した加賀の母に繋がっていた…加賀恭一郎の母はなぜ息子を残し失踪したのか?加賀が日本橋に留まる理由とは?加賀はなぜ「新参者」になったのか?捜査線上に浮かびあがる女性演出家・浅居博美に松嶋菜々子。加賀の従兄弟にあたる松宮脩平役には溝端淳平。さらに田中麗奈、キムラ緑子、烏丸せつこ、春風亭昇太、音尾琢真、及川光博、伊藤蘭、小日向文世、山崎努らが共演。また本作公開後、「花のち晴れ」で一躍ブレイクした飯豊まりえに、『ういらぶ。』などで注目を集める桜田ひよりといった若手キャストのフレッシュぶりにも注目。映画『祈りの幕が下りる時』は6月30日(日)21時~TBS系で地上波初放送。(笠緒)■関連作品:祈りの幕が下りる時 2018年1月27日より全国にて公開© 2018 映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会
2019年06月30日「山の事故の9割は下山中に起こっています。高齢者が階段でけがをするのも9割が階段を下りるときです。これは、下りるときに使う筋肉が衰えて、つまずいたり転んだりしてけがにつながっているからです」こう話すのは、加齢医療の第一人者である白澤卓二先生だ。「私たちの筋肉には大きく分けて『速筋』と『遅筋』の2種類があります。『速筋』は、短距離走など瞬発力を必要とするときに使われる筋肉で、階段を下りたり、急に止まるときなどの“ブレーキ”の役割をします。もうひとつの『遅筋』は持久力に優れていて、長距離を歩いたり走ったりするときに使われるほか、階段や坂を上がるときにも活躍する筋肉です」(白澤先生・以下同)ところが、人間の筋肉量は35歳くらいでピークを迎え、その後は衰える一方。しかも衰えやすいのは速筋のほうなのだという。速筋は、足を踏み外してもちゃんと着地して体を支えるといった、守る力を発揮してくれる筋肉なので、最近転びやすくなったという人は、速筋が鈍っているのかもしれない。速筋の衰えがもたらす影響はそれだけではない。速筋の量は脳の若さにも関係するというのだ。「足と脳は深く連動しており、足が刺激されると脳神経が発達することがわかっています。逆に、歩行が安定しなくなると脊髄の運動ニューロンが減少しているという研究結果もあるように、筋肉を失うことは脳の神経細胞を失うことと同じなのです」速筋を鍛えるには、布団の上げ下げ、床の雑巾がけ、和式トイレの使用、階段の上り下りなどの動作がよいと白澤先生は言う。どれも日常生活の中でできる動きだ。「昔ながらの和の生活様式の中では、速筋をフル活動していました。今の住宅・都市構造はバリアフリーで便利になった一方で、私たちの体の機能を退化させてしまっているようです。ベストな動作は山歩きです。山道には規則性がありませんから、次にどこに踏み出そうかと瞬時に判断しなければならず、それが筋肉を鍛え、同時に脳にも刺激を与えるからです」とはいえ、日々山歩きができるわけでもない私たちには「階段を下りる」動きがよいそうだ。正しい階段の下り方は次のとおり。1)階段を下りるときは膝がまっすぐ前を向くようにする。膝が内側や外側を向くのはNG。2)母指球(親指の付け根のふくらんだ部分)を階段の面にのせてゆっくり足を下ろす。手すりをつかんでいる側と同じ足から下りると体がよろけにくくなり、安定性が高まる。3)いちばん下まできたら、両足をそろえて着地する。「下りるときはゆっくりとした動作で、しっかりと母指球で着地してください。重心をゆっくり動かすことで、ふだん使われない筋肉が鍛えられます」階段下りで速筋を鍛えるメリットはまだある。「筋肉を鍛えることで、成長ホルモンの分泌が活発になり、内臓や器官、新しい皮膚や筋肉、骨をつくったりし、免疫力を高め、視力を向上させたり、認知機能を上げるなど新陳代謝が活発になります。また、若返りのホルモンも分泌され、体を酸化から守ってくれる、細胞の再生力を高めるなどの働きをしてくれるのです」
2019年06月12日数々の古典をレパートリーに持ち、多くの観客の心を掴んでいる東京バレエ団が、いま、新たな全幕古典作品『海賊』に取り組んでいる。ダイナミックな技や華やかな群舞にあふれた、見応えあるバレエだ。本番まで約1か月となった2月7日に開催された、公開リハーサル、記者懇親会の模様をレポートする。【チケット情報はこちら】この日は前半の主役を初日キャストの上野水香と柄本弾が、後半を2日目に登場する沖香菜子と秋元康臣が踊り、その他ソリスト役では今回大抜擢を受けた若手団員も大いに存在感をアピール。新作ならではの緊張感と意欲がみなぎる、熱い稽古が展開された。19世紀半ばにパリで誕生した『海賊』はその後、ロシアでマリウス・プティパが手がけた改訂版をもとにした様々なヴァージョンが上演されている。とくに、大スターたちの競演で知られるアメリカン・バレエ・シアター(ABT)の舞台は、映像化されて広く人気を得ているが、今回上演されるのはこれと同じアンナ=マリー・ホームズ振付の『海賊』だ。懇親会には、東京バレエ団で指導中のホームズも出席。ボストン・バレエの芸術監督時代に、ロシアの恩師ナタリア・ドゥジンスカヤから『海賊』の上演機会が少ないことを憂えていると聞かされ、「この作品の権利を買い、ボストン・バレエで上演、その後、世界中で『海賊』を指導しています。当初はもっと長い作品でしたが、ドゥジンスカヤに許しをもらい、少しカットしたり変更を加えたりもしています」と話した。ロシアの偉大なバレエ教師に学んだという共通のバックグラウンドを持ち、ホームズに親しみを感じるという斎藤友佳理芸術監督も、「彼女の『海賊』はシンプルでわかりやすく、ユーモアもあり、私が大切と思うキャラクターの踊りも残している。やるならこれしかないと思いました」と明かす。「それぞれの個性を活かしきる」ことができるかどうかも、作品選びの重要な条件という斎藤。ヒロイン、メドーラ役の上野水香は、「表現の余地のある役。自分なりのメドーラ像を作りたい」、ギュルナーラ役の川島麻実子も「どう捉えて踊るか、先生に意見を伺いながら取り組んできます」。また「男性ダンサーにとって憧れの全幕バレエ!皆で鼓舞し合いながらいい舞台に」と話すのはコンラッド役の柄本弾。その手下のアリ、奴隷商人ランケデムの2役を踊る宮川新大も、「ABTの映像の衝撃は大きかった。2役踊れるのはありがたいこと」と語った。多彩なキャラクターとコール・ド・バレエが活躍する、パワフルで疾走感たっぷりの舞台に期待したい。公演は3月15日(金)から17日(日)まで、東京・東京文化会館にて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2019年02月13日《これで幕引きはおかしい。森友問題がこのまま闇に葬られてはならない》《今の検察、法務省はおかしい。あまりに安倍政権に忖度しすぎではないか》 学校法人・森友学園への国有地売却に関する財務省の決裁文書改ざんをめぐり、大阪地検特捜部は5月31日、佐川宣寿前国税庁長官(60)や財務省職員らを不起訴処分とした。これを受けてネット上には、国民の怒りの声が殺到している。無論、森友学園の名誉校長を務めていた首相夫人の安倍昭恵さん(55)への批判も収まらない。 だが、「今後、一連の騒動は収束に向かっていく」とみるのはジャーナリストの須田慎一郎さんだ。 「この不起訴処分に不満があれば市民が検察審査会に申し立てることができますが、そこで佐川氏らに起訴相当という判断が2回下されれば、起訴される可能性もまだ残っています。つまりまだ疑惑がスッキリと晴れたわけではなく、小骨がのどに刺さっているような状況です。とはいえ6月で国会が終わってしまえば、野党の見せ場もなくなります。そうなると、何か新たな問題が出てこない限りはこのまま落ち着いていくのでは」 こうして森友問題が“幕引き”となったいま、昭恵さんはすっかり“どこ吹く風”なのだという。昭恵さんが名誉職を務めていたある団体の関係者は彼女の近況をこう明かす。 「そもそも昭恵さんは、森友問題に関して自分の責任を感じていないんです。『私は(森友学園の)子供たちのためと思ってやったのよ!』と、“逆ギレ”していました。彼女はずっと『どうせ不起訴になる話なのに……』と言っていましたが、ここに来てやっと自分の思っていたとおりの展開になった。周囲には『ほっとしましたよ~』と話しているそうです」 まったく懲りていない様子だが、今後安倍政権はどうなっていくのだろうか。 「内閣支持率は確実に下がっているとはいえ、いまだに40%前後を保っています。これはこのまま総選挙に突入したとしても勝てる数字で、総辞職しなければならないような窮地ではありません。いまの状況でいけば、今年9月の自民党総裁選も乗り切ることができるでしょう。いっぽうで来年夏の参院選は今後の政治情勢や世界情勢にも影響されますから、まだ何とも言えません。参院選で負けてしまうと党内での安倍首相の立場は厳しくなるので、政権を維持するためにはこの参院選が最大の正念場。これさえ乗り切れば、総選挙が行われる3年後の21年まで安倍政権が続くことになります」(前出・須田さん) 「あと3年、首相夫人で!」――。こんな調子でいられては、国民の不満は募るばかりだ。
2018年06月06日2010年4月に連続ドラマとしてスタートした東野圭吾原作の「新参者」シリーズ、その完結作である映画『祈りの幕が下りる時』がBlu-ray&DVDで8月2日(木)に発売になることが決定したことを受け、主演・加賀恭一郎役の阿部寛、溝端淳平、そして福澤克雄監督のコメントが解禁となった。本作は加賀恭一郎がなぜ「新参者」になったのかを描いた完結編で、シリーズ最高の<泣ける>感動巨編として涙を誘い、週末興行ランキングでは2週連続1位を記録。満足度ランキングでも1位を席巻したヒット作だ。主人公の刑事・加賀恭一郎を続投した阿部さんは、「映画を観た人からは、泣けたという感想を沢山聞きました。「新参者」シリーズ開始から7年、加賀恭一郎が、今作をもって日本橋署を去り、シリーズファイナルを迎えました」と万感の想いをコメント。そして「断ち切れない親子関係、父との確執、母親のこと、様々な謎が解けます。誰もが何かのきっかけで犯罪に走ってしまう。そんな人間の弱さをテーマにしていて、加賀がその人の悲しみも背負いながら紐解いていく。ただ犯人を捕まえて終わるのではなく、犯人の心も解決していく。観終わった後も前向きな気持ちが残り、後味のいい作品です。是非多くの方に観て頂きたいと思います」と語った。また、シリーズお馴染みの加賀の従兄弟にあたる松宮脩平役の溝端さんは、「劇場公開を経て、ありがたいことに反響は僕のまわりでも大きかったです。シリーズを通して観てくれていた方、はじめてシリーズを観られる方からも共通して、親子の愛に心を揺さぶられたという感想が多かったです」とフィナーレについてコメント。そして「劇場には劇場で観る良さがあり、Blu-rayやDVDで観る良さもまたあると思います。皆さんの好きな時に好きなだけこの作品を堪能して貰えれば幸いです」と本作をアピール。そして福澤監督は、「今回、一番気をつけたのが、“泣ける”や“感動する”の前に“2時間を飽きさせないこと”でした。映画はテレビと違って逃げられない。お金を払って、劇場の空間に入れられて、目の前にスクリーンしかないわけですから。つまらないものを観せられたら苦痛でしかない。それは観客の一人としていつも思うことです。それが、少しはうまくいったかなと思います。是非、 DVDで確かめて頂ければと思います」とコメント。豪華版ではメイキングやイベント集を収録した特典ディスクが付属するほか、封入特典としてシリーズを総まとめできる情報満載のブックレットも封入予定。まさしくメモリアルな一枚で、シリーズの集大成を堪能して。『祈りの幕が下りる時』Blu-ray&DVDは8月2日(木)より発売開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:祈りの幕が下りる時 2018年1月27日より全国にて公開© 2018 映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会
2018年05月15日アートファンの注目を集める絹谷幸二 天空美術館で、3月28日(水)より特別展示『平和へのメッセージ~情熱・元気・祈り~』が開催される。日本の洋画界をリードし続ける絹谷幸二は、留学先のイタリアでアフレスコ(壁画の古典技法)による色彩豊かな画風を確立。生きる喜びを高らかに謳いあげるようなエネルギッシュな作品は、多くの者を魅了し続けている。絹谷幸二 天空美術館チケット情報同館では、絵画や立体作品のほか、幅約14m、高さ約3mの大型スクリーンに絹谷ワールドを再構築した3D映像体験ができるのも大きな魅力。入館時に渡される3Dメガネをかけてスクリーンを眺めると、音楽とともに絵画の中に入り込むバーチャルツアーがスタート。体をくねらせ空を舞う龍、迫りくる風神雷神、舞い散る桜吹雪や紅葉が、まさに眼前に飛び込んでくる。まるでテーマパークのアトラクションのようなワクワクを、心ゆくまで体験してほしい。イタリアの陽光溢れる情景、天へ向かってそそり立つ富士、水面をボートで疾駆する七福神など、古代神話から現代社会の諸相まで、ひとつにとらわれない様々なイメージ世界を描く絹谷。その信念は「美術はどんな武器よりも強い力を持つ!」。異なる言語や宗教、環境や歴史など人間を隔てるすべての壁を美術によって包み込み、争いを越えて人々の信頼と輝かしい未来を高らかに歌いあげる……ここには平和への祈りが込められている。特別展示『平和へのメッセージ~情熱・元気・祈り~』では、社会、平和、環境などに関する諸問題に板挟みとなった人間の苦悩を描き出し、大きな反響を巻き起こした1990年代初期の代表作『涙色の部屋Ⅱ』などを展示。怒りや悲しみを越えたところにある、生きることへの夢と希望、そして愛することの喜びが、独特のタッチで表現される。鮮やかな色使いに心引き込まれる絹谷作品で、生きる喜びを再確認してほしい。お得な割引入館引換券はチケットぴあにて発売中。休館日は火曜日(祝日の場合は開館、翌平日が休館)。展示替え期間は特別休館。■絹谷幸二 天空美術館 特別展示『平和へのメッセージ~情熱・元気・祈り~』【開催期間】3月28日(水)~6月25日(月)【開館時間】10:00~18:00※金曜日・土曜日・祝前日は10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)【会場】絹谷幸二 天空美術館【休館日】火曜日(ただし、祝日の場合は開館し、翌平日が休館)、12月30日から1月3日、展示替え期間【入館料】一般1000円、大学・高校・中学生 600円、小学生以下無料、団体・障がい者割引あり【HP】〒531-0076大阪市北区大淀中1-1-30梅田スカイビル タワーウエスト27階文:上田亜矢
2018年03月26日27日に公開された映画『祈りの幕が下りる時』が映画レビューサービス・Filmarks(フィルマークス)、映画情報サイト・ぴあ映画生活の映画初日満足度ランキングでともに1位に輝いた。『祈りの幕が下りる時』同作は、2010年4月に東野圭吾原作の連続ドラマ『新参者』(TBS系列)としてスタート。2本のスペシャルドラマ『赤い指』『眠りの森』、そして映画『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』を経て、今回がシリーズ完結作となる。阿部寛演じる日本橋署に異動してきた刑事・加賀恭一郎が、謎に包まれた殺人事件の真犯人を探すミステリー要素と、事件の裏に隠された人の心の謎を解くというヒューマンドラマ要素で、"泣けるミステリー"と話題となった。事件の鍵を握る美しき舞台演出家・浅居博美を、阿部と初共演となる松嶋菜々子が演じ、監督は『半沢直樹』などの人気ドラマを手掛けた福澤克雄が務める。事件は加賀の過去と深く関わっており、劇中では「この事件は俺の過去と関わりが強すぎる」と語る場面も。加賀の“最大の謎”がついに明らかになる。27日公開と同時に大きな反響を呼び、Filmarks(フィルマークス)でスコア4.09、ぴあ映画生活で92.1点をそれぞれ獲得し、映画初日満足度ランキング1位に。観客は「キャストの迫真の演技に見入ってしまった。 親子関係の絆の大きさや、 親子愛の凄さを見た。 予想と違うことが起きるので、 この後どうなるのかな? と考えながら観ていて楽しかった。 観終わるとタイトルの意図することがわかった」「今までで一番よかった。 ミステリーと人情ドラマが自然に重なっていた」などとコメントしている。ぴあ映画生活の映画初日満足度ランキングは、同社が公開初日の映画館で出口調査を実施し、観客へのアンケート調査をもとに独自で集計したもの。Filmarksは平均★スコア(5.0点満点)とレビュー数(Mark!数)を集計し、★スコアが高い作品から順に算出している。
2018年01月30日東野圭吾のベストセラーを阿部寛主演でドラマ化、映画化してきた『新参者』シリーズの完結編『祈りの幕が下りる時』が1月27日(土)に封切られ、都内で阿部さん、共演する松嶋菜々子、溝端淳平、田中麗奈、福澤克雄監督が初日舞台挨拶を行った。阿部さんが大人気キャラクターである“刑事・加賀恭一郎”を演じるのは、今回が最後。父との確執、さらには最大の謎だった孤独死した母の失踪という加賀本人にまつわるミステリーに光をあて、彼が「新参者」になった理由に踏み込むシリーズの集大成といえる作品だ。■8年のシリーズに“幕下りる”阿部寛「自分の中でも完結できた」「琴線を揺さぶる、最後にふさわしい作品。自分の中でも完結できた」と感無量の阿部さん。「これで最後だと思うと、さみしい思いがあるが、自分にとっては背骨であり、核となる作品。いろんな役を演じる上で、成長させていただいた」と強い思い入れを示し、「あとは東野さんが書くかどうかですね」と続編への期待を寄せた。松嶋さんは殺害された女性の中学時代の同級生で、舞台演出家の浅居博美を演じ「いちファンとして、私もさみしい」と心境。阿部さんと松嶋さんは初共演で「今日もそうですが、超きれいでした!(笑)もちろん、演技にも引き込まれましたし、なぜいままで共演がなかったのか…。今後もぜひ」(阿部さん)、「そう言っていただけると、とてもうれしい。大変奥深い方ですし、また違った役で共演させていただければ」(松嶋さん)と再共演を誓った。■溝端淳平、阿部寛への感謝熱弁で男泣き!「ずっと背中追いかける」阿部さんとともに8年間、シリーズを走り抜けた溝端さんは「貴重な経験ばかり。阿部さんの隣で、もう少し身長が伸びるかなと思っていましたが(笑)、8年間はあっという間で、さみしい気持ち」と挨拶。さらに「まだ20歳で右も左もわからず、至らぬ僕を大きな器で包み込んでくださった。一生の宝です!ずっと背中を追いかけます」と阿部さんへの感謝を述べる溝端さんの目には、自然と光るものが…。そんな男泣きの溝端さんを、阿部さんは“大きな器”で熱烈ハグしていた。その後、女優陣から花束を受け取った阿部さんは「これで引退します!」と思わぬ宣言も飛び出していた。この日はシンガーのJUJUがサプライズ登場し、主題歌「東京」を生披露した『祈りの幕が下りる時』全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2018年01月27日映画『祈りの幕が下りる時』(2018年1月27日公開)の日本橋レッドカーペットイベントが12日、都内で行われ、主演の阿部寛、共演の松嶋菜々子、溝端淳平、田中麗奈、春風亭昇太、飯豊まりえ、伊藤蘭、小日向文世、メガホンをとった福澤克雄監督が出席した。同作は、2010年4月に連続ドラマとしてスタートし、阿部寛演じる日本橋署に異動してきた刑事・加賀恭一郎が、謎に包まれた殺人事件の真犯人を探すミステリー要素と、事件の裏に隠された人の心の謎を解くというヒューマンドラマ要素で、"泣けるミステリー"と話題となった東野圭吾原作の『新参者』シリーズ完結作。同シリーズがついに完結して加賀恭一郎役と別れる心境を尋ねられた阿部は「僕はそれまでエキセントリックな変わった役が多くて、ここまで真っ直ぐな役をやらせていただくことはなかったんですけど、8年やらせてもらった加賀恭一郎という役は僕の基盤で、何年かに1度帰って来られる役者の芯の部分だと思っていました」としみじみと語り、「その役が今回最後というのは寂しい思いがありますけど、その分だけ素晴らしい作品に仕上げようと頑張りました」と胸を張った。一方、事件の鍵を握る美しき舞台演出家・浅居博美を演じる松嶋は、同シリーズ初出演となったが「ドラマなどを拝見させていただいておりましたので、初めて阿部さんとお会いしたときに"加賀さんがいる!"って思いまして、いろんな意味で感激いたしました」と声を弾ませ、「今回の役はちょっと謎めいた女性なんですけど、ポイントポイントで印象に残る役作りができればと思って演じました」と明かした。そんな阿部と松嶋は今回が初共演だったそうで、お互いの印象を聞かれると、阿部は「心からお芝居をされる方だなと思いました。勝手に『家政婦のミタ』のイメージを持っていて、クールでかたい人なのかと思っていたら全然で、初めてご一緒させていただいたとは思えないほど温かいものを感じました」と話し、松嶋は「加賀恭一郎さんはお茶目で、そういうところもきっと持ち合わしていらっしゃる方だなと思いましたし、もちろんカッコいい方でもありますので、ぜひまた違った役でもご一緒させていただきたいなと思いました」と笑顔を見せた。さらに、加賀恭一郎が浅居博美に対して「やっぱりキレイだな」と言うセリフを、福澤監督が阿部と相談した上で「やっぱり超キレイだな」に変更したそうで、初共演の松嶋に対してそのセリフを言った感想を聞かれた阿部は「本当に言いやすかったです。完全に1発OKでしたね」と心の底から語り、「加賀の表情の中で1番気に入っているシーンです」とコメント。これに松嶋は「役柄がそういう設定でしたので、頑張って言っていただけて嬉しかったです(笑)」と恐縮しきりだった。
2017年12月13日東野圭吾のベストセラーを阿部寛主演でドラマ化、映画化してきた『新参者』シリーズの最新作にして完結編となる『祈りの幕が下りる時』の完成を記念してシリーズの舞台である日本橋にて12月12日(火)にレッドカーペットイベントが開催!主演の阿部寛をはじめ、松嶋菜々子、溝端淳平、田中麗奈、春風亭昇太、飯豊まりえ、伊藤蘭、小日向文世、福澤克維監督が出席し、約50メートルのレッドカーペットを歩いた。ドラマ放送時以来のレッドカーペットに阿部寛、溝端淳平ら感激!刑事・加賀恭一郎を主人公に、2010年に始まった人気シリーズの劇場版第2弾にして完結編。社会現象になったドラマ「半沢直樹」や放送中の人気ドラマ「陸王」の演出を務める福澤監督が本シリーズでは初めてメガホンを握り、ある殺人事件の謎と共に加賀がなぜ“新参者”として日本橋に来たのかが明かされる。12月の寒空の下、レッドカーペットの脇には多くの人々が詰めかけ、登壇陣に熱い声援を送った。2010年にドラマの放送が始まった際に、同じく物語の舞台である人形町でレッドカーペットイベントが開催されたが、阿部さん、溝端さんらレギュラー陣は当時を思い出し、しみじみ。阿部さんが8年ぶりの凱旋の喜びを「感無量です」と語れば、溝端さんも「7年を経て、この場所でこんなに温かく迎えていただいて…」と感慨深げ。阿部寛、加賀恭一郎役は「僕の基盤であり役者としての芯」2010年の連ドラ「新参者」に翌2011年のSPドラマ「赤い指」、2012年の劇場版『麒麟の翼~劇場版・新参者~』、さらに2014年のSPドラマ「眠りの森」と度々、加賀恭一郎を演じてきた阿部さんは、同役について「8年間、加賀をやらせていただきましたが、僕はそれまでエキセントリックな変わった役が多く、ここまでまっすぐな役をやらせてもらったことはありませんでした。加賀は僕の基盤であり、何年かに一度、帰ってこられる役者としての芯ともいえる部分です」と強い思いを明かす。「今回で最後ということで寂しいという思いはあるけど、その分、素晴らしい作品に仕上げようと頑張りました。スタッフ、共演者のみなさんに恵まれて、いい作品になったと思います」と自信をうかがわせた。松嶋菜々子のあまりの美しさに監督がセリフ「キレイ」から「超キレイ」に変更!シリーズのファンだったという松嶋さんは今回、加賀と対峙する謎めいた美女・浅居博美を演じている。意外にも阿部さんとは初共演となったが「初めてお会いしたとき、「加賀さんがいる!』と感激しました」とニッコリ。一方の阿部さんは、松嶋さんについて「心からお芝居される方でした。勝手に『家政婦のミタ』のイメージでクールで固い人だと思ってたんですが、全然、そんなことなくて、初めてお仕事させていただく方と思えない温かさを感じてやりやすかったです」と感謝と称賛を口にする。ちなみに、予告編で加賀が博美を見て口にする「やっぱ超きれいだな」というセリフがあるが、この“超”という言葉は、当初の脚本になかったにもかかわらず、福澤監督が松嶋さんを見て加えたものだという。福澤監督は「美しい方なんで(笑)。阿部さんと相談して書かせていただきました」と説明。阿部さんは「本当に言いやすかったです!完全一発OKで、加賀の表情の中でも気に入っているとこです」と笑顔でふり返る。松嶋さんは「感想は聞かなくていいです(苦笑)」と照れくさそうに制し、「役柄がそういう設定だったので、頑張って言っていただいて嬉しかったです」と困ったように語っていた。また、今回、初めて登場する加賀の母親を演じた伊藤さんは、阿部さんが俳優デビューした当初の1988年放送のドラマ「花嵐の森ふかく」以来の再共演。いまや押しも押されもせぬ日本を代表する俳優となった阿部さんに「すっかり大人の、渋い俳優になって、嬉しい限りです」とこちらも感慨深げに語っていた。「祈りの幕が下りる時』は2018年1月27日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月12日東野圭吾原作・阿部寛主演で2010年に連続ドラマとしてスタートし、“泣けるミステリー”として人気を博した「新参者」シリーズの劇場版最新作にして、フィナーレとなる『祈りの幕が下りる時』。共演に松嶋菜々子を迎えることでも話題を呼ぶ本作から、JUJUが歌う主題歌「東京」が入った最新予告映像が公開された。阿部さん演じる、日本橋署に異動してきた鋭い洞察眼を持つ凄腕の刑事・加賀恭一郎が、謎に包まれた殺人事件の真犯人を探すサスペンス要素と、さまざまな人との触れ合いを通して謎を解明していくヒューマンドラマ要素が話題となった「新参者」。連続ドラマの後、2本のスペシャルドラマ「赤い指」「眠りの森」が製作され、2012年には新垣結衣、松坂桃李、菅田将暉らが出演した『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』(興行収入16.8億円)が公開されるなど人気シリーズとなった。本作では、未だ明かされていない謎――加賀恭一郎の母はなぜ息子を残し失踪したのか?加賀が日本橋に留まる理由とは?加賀はなぜ「新参者」になったのか?に迫り、加賀自身における“最大の謎”が明かされる最終章となっている。そんな中、前作『麒麟の翼』に続いて6年ぶりのタッグとなったJUJUさんによる珠玉のバラード「東京」に乗せた最新予告映像が公開に。加賀と松嶋さん演じる女性演出家・浅居博美との出会い。博美の周りで起こる不可解な事件。数々の人生が絡み合う謎。そして “事件のカギは加賀自身”という事実。映像のラストには、ひとり肩を落とし、泣き崩れているかのような加賀の姿も見え、シリーズ最後の事件に秘められた“悲劇”と“愛”をJUJUさんのエモーショナルな歌声が包み込む予告映像となっている。『祈りの幕が下りる時』は2018年1月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月05日「新参者」シリーズ完結編となる、阿部寛×松嶋菜々子初共演映画『祈りの幕が下りる時』。この度、本作の主題歌としてJUJUの新曲が起用されることが分かった。本作は、作家・東野圭吾の「加賀恭一郎シリーズ」を原作に、阿部さん演じる日本橋署刑事・加賀恭一郎を主人公に描かれる人気シリーズだ。前作から7か月ぶりとなる新曲「いいわけ」では、小林武史によるプロデュースや、人気漫画家・矢沢あいが楽曲からインスピレーションを受け書き下ろししたイラストが公開され話題を呼んでいるJUJUさん。そんな彼女の映画タイアップ15作目となる今回は、2012年にTBS系ドラマ「新参者」初の映画化として『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』が公開され、主題歌としてリリースされたJUJUさん20枚目のシングル「sign」に続く、「主演・阿部寛×主題歌・JUJU」タッグ6年ぶりの実現。楽曲は、エモーショナルな歌声が映える、JUJUさんの真骨頂と言えるミドルバラードで、Superfly「愛をこめて花束を」など数々のヒット曲のプロデュースを手掛ける蔦谷好位置がアレンジを担当する。JUJUさんは、「これまで数々の素晴らしい映画作品の主題歌、挿入歌、テーマソングに携わらせていただきましたが、再びこの新参者のしかも完結編の主題歌を担当出来ることを非常に嬉しく思っております」と今回の主題歌での参加に喜びを表し、また「東野圭吾さん原作にとても心を打たれましたが、映画化でさらにどのような作品になるのかイチファンとしても楽しみで仕方がありません。新参者完結編主題歌、精一杯心をこめて歌わせていただきます」とコメントしている。主演の阿部さんも、「前作『麒麟の翼』でも素敵な楽曲をご提供いただいたJUJUさんですから、『新参者』の最後の事件を解き明かすのに、とても心強い味方を得たような気持ちです」と信頼を寄せ、「今作は、加賀恭一郎の過去にまつわる事件が描かれ、加賀自身の心が大きく揺さぶられます。JUJUさんの楽曲が加わることで加賀だけでなく、映画を観る人の心も大きく揺さぶるような、そんな映画になれば嬉しいです」と語っている。『祈りの幕が下りる時』は2018年1月27日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年11月02日映画『祈りの幕が下りる時』が、2018年1月27日(土)より全国の劇場で公開される。東野圭吾原作の「新参者」シリーズ完結阿部寛演じる凄腕の刑事・加賀恭一郎が活躍する「新参者」シリーズは、2010年4月に連続ドラマとしてスタート。謎に包まれた殺人事件の真犯人を探すというサスペンス要素と、様々な人との触れ合いを通して謎を解明していくヒューマンドラマ要素が話題となった、東野圭吾原作の作品だ。その後2本のスペシャルドラマと劇場版が製作された本シリーズの最新作となる『祈りの幕が下りる時』は、父との確執、母の失踪、日本橋に留まる理由など、これまでに明かされていない加賀恭一郎の謎に迫る物語となる。加賀恭一郎はなぜ「新参者」になったのか?映画『祈りの幕が下りる時』で描かれるのは、加賀とある女性演出家(松嶋菜々子)の出会いと、その演出家の周りで起こる不可解な事件。加賀恭一郎はなぜ「新参者」になったのか?“最大の謎”が『祈りの幕が下りる時』で明らかになり、ついに「新参者」シリーズがフィナーレを迎える。主演に阿部寛×松嶋菜々子主人公の刑事・加賀恭一郎を演じるのはもちろん、これまでのシリーズ同様に阿部寛。加賀自身が事件のカギとなる本作で、最後の加賀恭一郎役に挑む。そして事件の鍵を握る人物である女性演出家・浅居博美役には、松嶋菜々子。そのほか、詳しい役柄は未だ明らかになっていないものの、溝端淳平、田中麗奈、春風亭昇太、及川光博、小日向文世ら豪華キャストが脇を固める。主題歌はJUJUの新曲『祈りの幕が下りる時』の主題歌には、JUJUの新曲「東京」が起用される。『新参者』初の映画化として公開された映画『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』でも主題歌を務めたJUJU。新曲「東京」はエモーショナルな歌声が映える、彼女の真骨頂とも言えるミドルバラードだ。Superfly「愛をこめて花束を」など、数々のヒット曲をプロデュースしてきた蔦谷好位置がアレンジを担当する。作品情報映画『祈りの幕が下りる時』公開日:2018年1月27日(土)キャスト:阿部寛、松嶋菜々子、溝端淳平、田中麗奈、キムラ緑子、烏丸せつこ、春風亭昇太、音尾琢真、飯豊まりえ、及川光博、伊藤蘭、小日向文世、山﨑努ほか監督:福澤克雄脚本:李正美音楽:菅野祐悟原作:「祈りの幕が下りる時」東野圭吾(講談社文庫)© 2018映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会
2017年09月04日「千秋楽の幕が下りて『この幕はもう二度と開かない』と思ったときが、実は本当に嬉しかったのです。やり終えたという満足感と、初日を迎えるときの、新しい幕が開くという毎回のドキドキ感が終わったこと。常に神経を研ぎ澄ましてきたので、最後のご挨拶が終わった瞬間にすごく心が軽くなりました」 そう語るのは、昨年9月に16年間在籍していた宝塚歌劇団を卒業した元『月組』男役トップスター・龍 真咲。中性的魅力と圧倒的歌唱力でトップスターに就任すると、14年に行われた宝塚歌劇団100周年記念式典公演では全5組を代表して主演に抜擢。その立ち位置は文字通り一時代を築いた。突然の卒業から間もなく1年、胸の内を初めて本誌に語った。 「卒業を意識し始めたのは100周年公演のとき。主演を務めさせていただいたときに『これ以上幸せな思いは味わえない』と感じました。それなりの重責を背負ってやりましたし、それぞれの組が結果を出してやっていくということがどれだけ大変なことかも分かりました。その後に『1789』という新作ミュージカルの主演も決まっていたので、自分のなかに“これ以上やりたいことが見つからない”という思いが正直あったんです」 卒業を決断すると、まわりからも「なぜ今辞めるの?」と聞かれたという。その答えについて、彼女はこう続けた。 「トップというのはいつか終わりがきます。それが現実です。両親やファンの方、最後まで応援してくださる方々がいてくれて、私は一つの世界を駆け抜けることができた。こういう形で終えられることが、いちばんうれしいことだと思いました」 中学時代から宝塚に魅せられ、憧れのステージに立つことを“将来の夢”として持ち続けてきた龍。当時は先輩方のポスターを部屋に貼り、毎日妄想していたという。 「ずっと天海祐希さん(49)と真矢ミキさん(53)のファンでした。おふたりの舞台も観に行きましたし、写真集も買いました。100周年公演のときに真矢さんとお会いできて『頑張ってね!』と声をかけていただきましたが、その後は何を話したか覚えてないくらい。今も憧れは変わりませんし、突然現れたらぱっと隠れて陰から見ていると思います(笑)」 青春のすべてを宝塚に捧げてきた彼女にとって、次の夢を見つけることは簡単なことではなかった。卒業後は、時間を大切にゆっくりと今後のことを考えた。 「宝塚時代は全体稽古や自主稽古、打ち合わせなど時間が足りな過ぎて食事の時間を削るしかありませんでした。実は卒業後に4~5キロ太ってしまい、体重計の電池を抜いてしまいました(笑)。お酒が大好きなので、帰ったらとりあえずプシュ!ですね(笑)。これまでは公演や稽古で汗をかいていましたが、ヨガやジムに通い始めました。時間がある生活のなかで色々なことを考えるようになると、やっぱり“表現したい!”という思いが日に日に強くなっていきますね」 “表現者”としての再スタートを決意した彼女はこれまで舞台、歌手、モデルなど肩書にとらわれない活動をしてきた。そして8月23日には待望のファーストアルバム『L.O.T.C 2017』リリース。26・27日には東京Bunkamuraオーチャードホールでコンサートも行う。 「最後の舞台で『夢をまた見つけることが出来たら皆さんにお会いしたいです!』と挨拶をしましたが、今回のアルバムやコンサートが私の再起動のときだと思います。歌というものを通して自分自身を表現し、色々なジャンルに挑戦して自分の実力をつける。そして宝塚時代と同じように気持ちで通じ合っていきたいです。今までのファンの方、そして新しい人たちにも私自身を身近に感じて知っていただけるように頑張っていきたいです。結婚願望ですか?しばらくはお仕事ですね。将来的に自分の子供は見てみたいですが(笑)」 肩書を外した龍 真咲の活躍に期待したい。ヘアメイク:猪狩友介(Three PEACE)スタイリスト:RyokoKishimoto衣装:Aula アクセサリー:Yokokitagawa
2017年08月07日6月、日本で開催された「フランス映画祭2017」で一般の観客によりエールフランス観客賞に選ばれた『夜明けの祈り』。本作で主人公の医師・マチルドを演じたフランスの新星ルー・ドゥ・ラージュは、演劇で磨いた才能とコケティッシュな美貌で、いま大物女優や名匠たちから熱い視線を送られている。1946年のポーランド。赤十字の医療施設で、負傷した兵士たちを祖国へ帰還させるために慌ただしい日々を送っていた女医のマチルド。ある日、助けを求めて駆け込んできたシスターに連れられて修道院を訪れた彼女は、侵略兵によって傷つけられた女性たちの姿を目にする。本作では、こうした戦後まもなくの苦境の中、国籍や宗教の垣根を超えて医者としての誇りを貫いたヒロイン、マチルドの崇高な姿が克明に描かれてゆく。フランスのアカデミー賞にあたる第42回セザール賞では作品賞、監督賞ほか4部門にノミネート。『ドライ・クリーニング』や『ココ・アヴァン・シャネル』など、女性の生き方や愛にめざめていく人々のドラマを、甘美かつ官能的に描いてきたアンヌ・フォンテーヌ監督が映し出した。その本作で若き医師・マチルドを演じたのが、類まれな美貌と実力を兼ね備えた新星・ルー。1990年フランス・ボルドーで生まれ、10歳から演劇団に入り演技経験を磨いた後、モデルやTVドラマでも活躍してきた。かつてのジャンヌ・モローやブリジット・バルドーを思わせる大きな瞳と官能的な唇、そしてハスキー・ヴォイスは、可憐さと意思の強さの両面を垣間見せる。最近では、『世界にひとつの金メダル』(’14)、『呼吸 友情と破壊』(’15)でセザール賞の有望女優賞に2年連続ノミネートを果たしたほか、国際派女優ジュリエット・ビノシュと『待つ女たち』(未/2016年イタリア映画祭での上映)で共演、2016年にはフランス映画界で最も将来が期待される若手女優に贈られる「ロミー・シュナイダー賞」を受賞するなど、その勢いはとまらない。本作の監督であるフォンテーヌ監督も、『呼吸 友情と破壊』での“周りを振り回す謎めいた高校生”を演じたルーの演技に感銘を受け、「当時、戦地に赴いた女医というのは極めて珍しい存在。そんなヒロインに必要なのは強い個性、意志を持った顔をしているだろうと考えました。ルーにはカリスマ性があり、表情には秘めた頑固さ、決意が表れていたことがキャスティングの決め手となりました」と惜しみない賛辞を贈る。これまではティーンエイジャーの女の子を演じることが多かったルーだが、本作では勇敢で医師としての信念を貫く成熟した女性を熱演し、新たな魅力を開花させる。言葉の壁があるポーランド女優たちとの撮影や、帝王切開や縫合などの手術シーンをこなすために2週間にわたるトレーニングを行うなど、ルー自身が「挑戦だった」と語るマチルド役の堂々たる存在感は必見!そんな彼女の出世作『世界にひとつの金メダル』(クリスチャン・デュゲイ監督)は、現在日本でも順次公開中で、「フランス映画祭2017」では初来日と観客賞受賞を果たすなど、次世代ヒロインとして人気が高まること間違いなし。映画界セレブを魅了してやまない知的美人、ルー・ドゥ・ラージュの今後の活躍にも注目していて。『夜明けの祈り』は8月5日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:夜明けの祈り 2017年8月5日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開(C) 2015 MANDARIN CINEMA AEROPLAN FILM MARS FILMS FRANCE 2 CINÉMA SCOPE PICTURES
2017年07月30日俳優の阿部寛が、映画『祈りの幕が下りる時』(2018年公開)の主演を務めることが26日、わかった。同作には松嶋菜々子も出演し、阿部とは初共演となる。同作は東野圭吾の「加賀恭一郎シリーズ」を実写化。2010年4月に、阿部主演のドラマ『新参者』としてスタートし、その後2本のSPドラマ、映画『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』(2012年公開 興行収入16.8億円)とシリーズを重ねてきた。阿部演じる日本橋署の凄腕刑事・加賀恭一郎が様々な事件を解決してきたが、今回の映画『祈りの幕が下りる時』では加賀の母の失踪という最大の謎に迫る、完結編となる。加賀の従兄弟で警視庁捜査一課刑事・松宮役の溝端淳平、加賀の父親を看取った看護師・金森役の田中麗奈、加賀と確執のある亡き父・隆正役の山﨑努といったレギュラーキャストは続投。さらに、女優で演出家の浅居博美役として松嶋の出演が決定した。原作の東野圭吾は「ついにこの小説が映像化されるのかと思うと、感慨深く、そして末娘を嫁に出すような寂しさがあります」としみじみとコメント。「とはいえ阿部さんはもちろんのこと、この役者さんたち、このスタッフならば何の心配もないと確信しております」と期待を寄せる。また、伊與田英徳プロデューサーは「加賀が今回で、人形町を去ることになります」と明かし、「大変寂しいように思えますが、加賀がなぜこの街に来たのか、優秀な刑事なのにも関わらず、所轄刑事としてい続けた謎が、この映画で分かることになります」と同作の見どころを語った。○阿部寛コメント3年ぶりに加賀恭一郎を演じることになりました。このシリーズは人形町から始まりました。今回は人形町でも撮影をしているのですが、ここに帰ってくると気持ちが引き締まり、「新参者」をやっていた当時の思いがよみがえります。加賀は父親との間に確執があるんですが、今回の話では母親のことも初めて描かれ、さらにそのことが捜査にも絡んでくるという展開です。また松嶋菜々子さんが事件の鍵を握る人物・博美を演じますが、共演は初めてです。どんな博美を目の前で見られるのか楽しみにしています。映画『祈りの幕が下りる時』は来年公開です。是非お楽しみに。○松嶋菜々子コメント阿部さんとは初めてご一緒させて頂きますし、長年の人気シリーズに参加させていただくことをとても光栄に思っております。私が演じる浅居博美という役は、悲しい過去を背負った陰のある女性という印象です。撮影にはこれから合流となりますが、レギュラーの出演者の皆さんと共に素敵な作品にできたらと思っております。(C)2018映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会
2017年06月26日『ココ・アヴァン・シャネル』『ボヴァリー夫人とパン屋』で世界を魅了したアンヌ・フォンテーヌ監督の最新作となる『夜明けの祈り』。ポーランドの修道院で実際に起きた知られざる史実を描いた本作から、心を揺さぶる予告編がシネマカフェにて解禁となった。1945年12月のポーランド。赤十字で医療活動を行う若きフランス人女医マチルドのもとに、悲痛な面持ちで助けを求めるシスターがやってくる。修道院を訪れたマチルドが目の当たりにしたのは、ソ連兵の蛮行によって身ごもり、信仰と現実の狭間で苦しむ7人の修道女だった。そこにある命を救う使命感に駆られたマチルドは、幾多の困難に直面しながらも激務の合間を縫って修道院に通い、孤立した彼女たちの唯一の希望となっていく――。フランスのセザール賞で主要4部門ノミネートを果たした本作。1945年、世界大戦がようやく終結した年に、ポーランドの修道院で心身共に傷ついた修道女を救うために尽力した医師、マドレーヌ・ポーリアックの知られざる史実を基に映画化。使命感に満ち、凛々しい魅力にあふれたマチルドを演じるのは、類いまれな美貌と実力を兼ね備えた若きスター女優ルー・ドゥ・ラージュ。神の意のままに生きようとする修道院長をアガタ・クレシャ、マチルドと固い友情で結ばれていくシスター・マリア役をアガタ・ブゼクが務める。このたび解禁された予告編は、「ソ連兵が侵入してきたの」というシスターの衝撃の告白から始まる。修道院での静ひつな暮らしを侵し、清廉なシスターたちを襲った悲劇を前に、赤十字の医療活動でポーランドに赴任していた医師マチルドは彼女たちに寄り添うことを決意する。だが、スキャンダルの露呈と修道院の閉鎖を恐れ、助産師を呼ぶこともできない状況下、診察も拒否するシスターたちに対し、「危険を冒して来てる」「診察中だけ神様を脇に置けないの?」とマチルドは強い瞳で語りかける。すべては、命のため。危険を顧みず無償の人道支援に身を投じたマチルドが、やがてシスターたちの希望の光となっていく姿は、観る者の心を強く揺さぶる。あわせて、シスターたちから祝福を受けるマチルドを捉えた印象的なポスタービジュアルもお披露目されている。『夜明けの祈り』は8月5日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月02日TBS系料理バラエティ『新チューボーですよ!』(毎週土曜23:30~24:00)が、12月24日の放送回で22年の歴史に幕を閉じることが9日、明らかになった。同番組は、1994年4月に『チューボーですよ!』として放送を開始し、2013年に『新チューボーですよ!』にリニューアル。22年もの長きにわたり、"キョショー"こと堺正章の明るい司会とともに多くのゲストを招き、料理を笑いを届けてきた。また、堺の「いただきました! 星3つです!」などの名フレーズも生み出された。12月24日の最終回は、初代アシスタントの雨宮塔子と、堺正章の自宅に遊びに行くほどプライベートでも仲が良いという唐沢寿明をゲストに迎え、15分拡大して放送。唐沢は、2013年11月23日に番組リニューアル後最初のゲストとしても出演していた。最終回では、クリスマスイブにふさわしく「ローストチキン」に挑戦。また、これまでに放送した1080回の中からえりすぐった名シーンをゲストと共に振り返る。
2016年11月09日古典落語を若手実力派の役者が二人一組で見せる“掛け合い落語”で人気のシリーズ『ハンサム落語 第八幕』の大阪公演が11月11日(金)から13日(日)まで、テイジンホールにて上演される。ハンサム落語 第八幕 チケット情報2013年の初演より、古典落語の世界に触れ、日本文化の良さを再認識できると評判の本作は、今回が八幕目。毎公演組み合わせを変えながら上演するのが特徴で、お馴染みのメンバーから新メンバーまで、組み合わせによって変わる掛け合い落語ならではの熱いステージが繰り広げられる。大阪公演の出演キャストは、小笠原健、碕 理人、西山丈也、林 明寛、平野 良、宮下雄也、吉田友一、米原幸佑の8名。初出演となる小笠原は「先輩たちと楽しみながらもしっかり結果を残し、次回以降も呼んでいただけるように頑張りたい」と語り、最年少の碕は「前回初めて参加させていただいて、今回は平野君以外初めての組み合わせばかり。最年少ながら頑張りたいと思います」とコメント。同じく前回から参加の西山は「一部の共演者から“お前はハンサムなのか?”という声がありましたが、出演させていただけることになりました(笑)。皆さん応援よろしくお願いします!」と語り、林は「今回は大先輩との組み合わせがあり、小笠原健という刺客も来ました。頑張ります!」と意気込む。さらに、ベテラン勢の平野が「今回もいろんなケミストリーが起こることを期待しています。第八幕まで続けてこられたのは、その場でしか作れない空間というものを大切にしてきた結果だと思う。これからもどんどん続けていきたい演目なので、楽しい空間を作っていい舞台にしたい」と語り、宮下も「今回は久々に吉田友一さんが戻ってきたことに僕はジャンプして喜びました。実際の落語でも、噺家さんによって話され方が異なるように、『ハンサム落語』も組み合わせによって全然違う色になる。これからも続けられるよう誠心誠意頑張りたいと思います」とアピール。第五幕以来の参加となる吉田は「組手によっていろんなことが巻き起こる、予想しがたい落語会。落語の掟で振舞って、芝居の自由さで遊ぶことができるステージなので、大阪まで精一杯楽しみたい」と力を込めた。また、11月10日(木)19時からは、タワーレコード難波店の5階イベントスペースにて、平野と米原による「トーク&ブロマイドお渡し会」を開催。こちらもぜひ参加を。取材・文:黒石悦子
2016年11月07日休養中のフリーアナウンサーの小林麻耶が18日、自身のブログを更新。乳がん闘病中の妹・小林麻央がブログで、祈りの効果が科学的にも証明されているとつづったことを受け、「私のおかげ、大きいっぽい」とユーモアを交えてアピールした。麻央は17日にブログで、お見舞いとして送られてきた千羽鶴の写真を公開し、「祈りの効果は科学的にも証明されているそうです」「祈ってもらっていることを本人が知らなくても、その効果は表れるそうです」と、祈りの効果をつづっていた。これを受け、麻耶は「妹のブログを読み祈りの効果が科学的に証明されていると知りました」と伝え、「私は毎日!カナリ強めに妹のことを祈ってきたので...私のおかげ、大きいっぽい」とお茶目にアピールした。そして、「一方、私自身への祈りはすっかり抜けていましたが」と打ち明けるも、「大丈夫だよ焦らずにねと声をかけてくださったり元気になりますように笑顔をまた見られますようにと思ってくださるここの皆様が優しいので...安心ですいつもありがとうございます!」とファンの優しさに感謝した。
2016年10月18日2015年10月よりTOKYO MXほかにて放送開始となったTVアニメ『スタミュ』。今回は、最終回となる第12幕のあらすじと先行場面カットを紹介しよう。○TVアニメ『スタミュ』、第12幕のあらすじと場面カット■第12幕 あらすじ不安を乗り越え、綾薙祭当日を迎えた星谷たち。しかし、無情にも綾薙学園に台風が接近。team鳳の公演会場である野外ステージでのプログラムは中止という決定が下る。「鳳先輩に教わったオレたちのミュージカル、たくさんのお客さんに見てもらいたい」――そんな星谷たちの夢のゆくえは? 青春のステージ、最終章!オレたちは、夢を諦める方法なんて、知らない――!(脚本:渡邊大輔 / 絵コンテ・演出:多田俊介 / 作画監督:山下喜光、堤谷典子、佐々木睦美、相澤伽月、遠藤大輔、渡邉亜彩美)TVアニメ『スタミュ』はTOKYO MXほかにて放送中。放送時間などの詳細はアニメ公式サイトをチェックしてほしい。(C)ひなた凛/スタミュ製作委員会
2015年12月21日