神楽坂のカフェ&ギャラリー アートガレーカグラザカ(東京都新宿区)では、2月26日~3月3日に「お化け大学校 光画部・写真展2013お化けの居そうな場所」を開催する。「お化け大学校」は水木しげる氏を総長に、京極夏彦氏、荒俣宏氏らも講師として参加する、お化け・怪談を中心としたエンターテインメントプロジェクト。同プロジェクトが展開している「光画部」で、このほど初の写真展を開催する。「目に見えないお化けを”写真”という道具で捕まえる」をコンセプトにした写真展で、出品するのは「怪」執筆陣、化け大教授・講師、編集部メンバーを中心にした、妖怪好きカメラマン27人。お化け大学校総長・水木しげる氏、民俗写真家・芳賀日出男氏、東洋大学教授・菊地彰太氏の作品も参考出品する。写真展の開催を記念し、初日の2月26日にはスペシャル・トークライブ「それいけ!妖怪馬鹿おやじ」を開催。京極夏彦氏、村上健司氏、郡司聡氏、多田克己氏が出演する。時間は19時30分~20時30分。入場料2,000円。定員60席(予約制)。先着順で受け付ける。イベント詳細はアートガレーカグラザカで案内している。「お化けの居そうな場所」は、2月26日~3月3日の10時~18時に開催。入場無料。出品者は京極夏彦氏、村上健司氏、郡司聡氏、多田克己氏、山下昇平氏、松野くら氏、児島都氏、坂野公一氏、梅沢一孔氏、及川志郎氏、岡田博幸氏、川上修氏、似田貝大介氏、五所川原乱子氏 他全27名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年02月26日江戸コン実行委員会は2013年1月6日、東京都の神楽坂駅周辺で、街コン「江戸コンin神楽坂」を開催する。「江戸コン」は、各地の商店街や地域の自治体と協力しながら、男女の出会いの場を提供し、少子化防止や地域の活性化を促す大規模型の交流イベント「街コン」がシリーズ化されたもの。これまでに渋谷、表参道、立川、池袋、川越などで実施し、各回300人~700人の男女を集めた実績があるとのこと。開催時間は14時~17時。参加資格は20歳以上の男女(同性2人1組、または3人1組で参加)。定員は男性150人、女性150人。参加費用は男性5,900円、女性3,900円。今回は、女性団体割引を導入。女性4人以上の申し込みで一人あたり3,580円、6人以上の申し込みで一人あたり2,980円となるという。申し込みは「江戸コンin神楽坂」公式サイトで受け付けている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月12日東京都新宿区の神楽坂通りと、兵庫県神戸市のJR神戸駅前地下街で「若狭」にちなんだイベントが開催される。神楽坂通り・赤城神社境内では、「ドーンと福井in神楽坂越前・若狭まつり」と題して11月23日(金・祝)、24日(土)の両日11:00~17:00に開催。越前・若狭の特産品である「鯖のへしこ」、「越前がに」、「若狭かれいの干物」、「焼き鯖寿司」、「おぼろ昆布」、「若狭ぐじ」、「おぼろ昆布」、「小鯛ささ漬」、「梅干し」などの試食、販売のほか「若狭路浪漫教室」と題して若狭の珍味「鯖のへしこ料理教室」が開催される。その他抽選会、越前・若狭の観光PRコーナー、福井県恐竜博物館の展示も実施。さらに、江戸時代神楽坂周辺に福井の小浜藩下屋敷があったことにちなみ、「小浜藩酒井大老登城行列の神楽坂行進」が行われる。神戸では11月24日(土)、25日(日)の10:30~17:00に「食祭海道若狭路展」が開催される。会場はJR神戸駅前地下街のデュオこうべ(デュオドーム)。イベントでは若狭路特産品の販売をはじめ、クイズ大会、創作料理や郷土芸能が行われるほか、若狭塗箸研ぎ出しを体験することができるなどの催しが用意されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月26日「日本再生酒場」などを展開する「い志井」は11月18日、もつやき店「もつやき処 い志井 神楽坂店」(東京都新宿区神楽坂4-5 本多横丁「牧」別棟2階)をオープンした。店内には、オープンキッチンを囲むカウンター(16席)と、テーブル(14席)の全30席があり、どの席からもキッチンの中でもつやきを調理する職人の仕事を見られるつくりとなっている。メニューは、串焼き「おすすめ盛り合わせ(5本)」1,190円、「れば(肝臓)」、「はつ(心臓)」、「はらみ(横隔膜)」各140円、「上たん(舌上物)」、「のどぶえ(気管弁)」各220円、「ハチノス(第2胃)」、「つくね」各320円など。そのほかにも、さまざまな串焼きや「もつ煮込み」などの一品物を提供する。なお、飲み物には、日本酒を中心に全国の銘酒を取りそろえているとのこと。営業時間は17時00分から23時00分(ラストオーダー22時30分)となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月21日東京都新宿区の神楽坂で「神楽坂猫遊び」が開催された。期間は10月21日(日)~11月3日(土)。神楽坂は猫が多い街であり、かつ「吾輩は猫である」で知られる夏目漱石のゆかりの地でもあることから、「神楽坂猫遊び」のイベントが開催されたという。同イベントは、「街」と「街の人」、そして「街に来る人」が一体となった街おこしを目指して企画されたもの。10月21日には約500名が猫の仮装をした「化け猫パレード」が行われた。化け猫パレードでは、子どもからお年寄り、さらには外国人までが参加し、思い思いの猫に化け、パレードを楽しんだ。また、イベント「猫散歩」も開催された。同イベントは、猫に関連したアート・ショッピング・グルメなどをテーマに、街歩きを楽しめるというもの。店舗により、「味わって遊ぶ」、「探して遊ぶ」、「見て遊ぶ」、「試して遊ぶ」と4つのテーマがあり、さまざまな楽しみ方ができる。例えば、「神楽坂小路月夜野」では「酔いどれ猫」と題して、猫の名前(ミケ、トラ、クロ)の神楽坂ビールと猫又(ねこまた)梅酒を味わうことができ、「菱屋商店」では神楽坂の名前入りTシャツ、その他オリジナルグッズを販売。「ココットカフェ」では「かぐら猫inネコットカフェ」と題して猫をモチーフにしたオブジェやイラストで店内を飾り付けた。「古本と雑貨クラシコ書店」では、「猫」と「散歩」をテーマに関連の書籍や雑貨の販売などが行われたとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月06日コントラストは東京・神楽坂にインドアゴルフ練習場、「神楽坂シミュレーション ZEN GOLF RANGE」を11月1日にオープンした。同施設は全7打席に最新のシミュレーター「X‐GOLF」を配備したゴルフ練習場。フリータイム制のため、フィットネスクラブのような感覚で毎日利用できる。会員は月会費にプラス5,250円(月額)で、プロ在中時に限りプロのレッスンが受け放題。プライベートルームでは、格安の料金で同伴者とのラウンドプレイも楽しめる。クラブ・シューズ等は無料でレンタル可能。料金は全日会員で、月会費1万2,600円、1コマ55分(別途登録事務手数料5,250円、都度施設利用料525円が必要)。11月1日~12月28日まで「オープニングキャンペーン」を実施。無料体験が可能(1人1回まで)な上、先着200名は永久割引で全日会員月会費1万2,600円が1万1,550円、デイ会員月会費9,450円が8,400円になる。さらにプリペイドカード2,000円分、スクール会員入会者にはグローブをプレゼント。また、女性は1,050円割引となる(永年割と併用可)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月02日『冷たい熱帯魚』、『ヒミズ』など精力的に独自のワールドを展開する鬼才・園子温監督が、東日本大震災から数年後の日本を舞台に、オリジナル脚本を手がけた最新作『希望の国』が、現在カナダ・トロントにて開幕中の第37回トロント国際映画祭のコンテンポラリー・ワールド・シネマ部門に正式出品され、日本時間の9月8日(土)にワールドプレミア上映された。上映は21時45分からの夜遅くとなったが、現地入りした園監督には満場の観客から盛大な拍手が贈られた。東日本大震災の発生による原発事故で生活を一変させられたごく平凡な家族の物語を綴った本作。上映会場は2階席まで満席となり、日付が変わった終映時間まで席を立つ者はほとんど見られなかった。また、神楽坂恵演じるいずみが防護服を着用するシーンでは笑いが起きたり、終盤では泣いている観客も数多く見受けられた。上映前に会場に着いた園監督の元には、監督作のDVDジャケットを持参しサインを求める者もおり、冒頭の舞台挨拶では「今回の映画は、いつもの僕の映画とは違うから、みなさん眠らないでくださいね」と監督が笑いを誘う一幕も。さらに、エンドロールが終わった後も、場内で園監督のQ&Aの登壇を多くの観客がいまや遅しと待っていたが、映画祭側のトラブルにより、残念ながらイベントは中止に。だが、そんなトラブルも払拭するように、会場の外には多くの観客が駆けつけ、中にはこの作品のためにトロントに駆けつけたという20年もの間、放射能の研究をしている方から監督に「自分の地元の人々にもぜひこの作品を見せたい!」というメッセージが届けられた。大盛況のうちにワールドプレミアを終えた本作。映画に対する審美眼が備わった観客たちの反応が、今後どのような影響をもたらすのか?『希望の国』は10月20日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:希望の国 2012年秋、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開
2012年09月10日1本5役でエイジング世代の女性の肌悩みに応えるロート製薬は、エイジング世代の女性の肌悩みに応えるブランド「50の恵」から、BBクリーム「50の恵 養潤BBクリーム」を、9月11日新発売する。1本で美容液・クリーム・化粧下地・ファンデーション・日焼け止め(SPF32・PA+++)の5つの機能があるBBクリームで、年齢を重ねるにつれて深刻になる「乾燥」「小じわ」「たるみ」等の肌悩みに着目して開発。肌にハリを与えながら、しみや小じわをしっかりカバーする。*画像はニュースリリースよりカバー力はもちろん、肌にハリも与えてくれる「50の恵 養潤BBクリーム」は、1本で5役、50種類の「養潤」成分1配合し、カバー力はもちろん、肌にハリも与えてくれる贅沢BBクリーム。 粉体の表面を隙間なくコーティングすることで、なめらかな使用感と発色のよさ、きめ細かい仕上がりを実現。しっかり密着し、気になるしみや小じわ等の肌悩みをひと塗りでカバーするという。「明るい肌色」と「自然な肌色」の2色。元の記事を読む
2012年08月06日戸田恵梨香の父親がポロッと言っちゃった!「松山ケンイチを紹介された」戸田恵梨香(23)と綾野剛(30才)との熱愛を取材していた「女性セブン」が戸田の元彼が大河ドラマ主演中の松山ケンイチ(27)だった事を父親の言葉から知り驚いている。youtube 「L change the WorLd」より。綾野と二人で戸田の実家・神戸まで向かう?女性セブンによると7月5日に、二人は別々に戸田の自宅から出発し、品川駅で合流、姫路行きの新幹線に乗り込んだと言う。二人は新神戸駅で下車したので綾野がいよいよ戸田の実家に挨拶に訪れるのかと思われたが、戸田が神戸に降り立ったのは入院中の祖母の見舞いが目的で見舞いには綾野は同行していないという。父親の驚きのポロリ・コメント!女性セブンの記者が戸田の実家で父親から話を聞いたところ、綾野を2010年・末に東京で紹介されたが、当時の綾野の印象は父親の目からは気に入らなかったようだ。女性セブンによると「恵梨香は真剣につきあうと黙ってられないみたいだよ。村上さん(関ジャニ∞・村上信五(30才))や松山ケンイチさんも紹介されたよ。彼らは素敵なかたたちでしたね(笑い)」「恵梨香はいつも2年なんですよ。だからボチボチかな、なんてね(笑い)!」と、父親は爆弾発言を披露した。村上との交際は、お泊まり愛や路チュー報道なので世間にはよく知られているが2年で破局している。父親の2年と言う言葉から推測すると松山とも2年で終わり、村上との熱愛前の「デスノート」で共演した頃と想像できる。元の記事を読む
2012年07月13日「50の恵コラーゲン配合養潤液(白)」をリニューアルロート製薬は、エイジング世代の女性の肌悩みに応えるスキンケアブランド「50の恵」から、潤いを与え白肌感を引き出す「50の恵コラーゲン配合養潤液(白)」をリニューアル、医薬部外品として生まれ変わった「50の恵 コラーゲン配合 薬用美白 養潤液」(230mL2,415円/詰め替え用:200mL1,890円)を、年3月12日より全国の薬局・薬店等で新発売する。*画像はニュースリリースより美白有効成分「アルブチン」新配合、医薬部外品へと進化「50の恵 コラーゲン配合 薬用美白 養潤液」は、美白有効成分「アルブチン」を新たに配合。さらに、50種類の養潤成分(うるおい成分)配合で、「美白」と「高保湿」を両立させた“1本で「美白効果」に加え、「化粧水+乳液+美容液」効果”があるという乳白化粧水。「乾燥が気になる」「シミを防ぐ美白もしたい」と、様々な肌悩みを持つエイジング女性に、美白と保湿力の両立で、しみや乾燥などの様々な肌悩みにアプローチ、うるおいに満ちた明るい肌へと導く。元の記事を読む
2012年03月08日園子温監督の『恋の罪』が11月12日(土)に公開を迎え、園監督を始め、主演の水野美紀、冨樫真、神楽坂恵、津田寛治、小林竜樹が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。園監督が、渋谷のラブホテル街で起きた殺人事件にインスパイアされる形で作り上げた本作。円満な家庭を持ちつつも浮気する女刑事、満たされない小説家の妻、夜になると娼婦としてホテル街を徘徊する大学助教授という3人の女性を中心に女の業や欲望が描き出される。念願叶って園作品への出演を果たした水野さんは「監督に新しい一面を引き出していただいた」と充実の表情。自身が演じた女刑事・吉田役について「セックスが愛を確認するためだけの行為でなく、女性にとって渇望や心を満たす代償行為であるということは、女性なら肌で分かると思います」と女性ならではの共感を口にした。大学助教授の美津子を演じた冨樫さんは「美津子の言葉のひとつひとつが印象に残ってますが、『セックス』という言葉を大声で言うところは『こんな大声で言ってたのか…』と驚きました。普段、言う機会がないので…良い体験でした(笑)」と語り、会場の笑いを誘った。小説家の妻・いずみ役の神楽坂さんは、園監督と共にカンヌ国際映画祭に赴いた。夫役の津田さんとのお風呂場でのやりとりに現地の観客が大爆笑していたことを明かし、風呂に入り裸の津田さんと向き合ってのシーンについて「すごく真剣にやってて、私も(津田さんに)触りたかったです」と過激発言。映画を鑑賞したばかりの客席は大いに沸いた。その津田さんはオーディションで小説家の夫役をつかんだ。「何とかオーディションに行けるように仕組んで、監督の前で演技したんですが、緊張して落ちたと思ってたら受かった。涙が出るほど嬉しかった」と大興奮。監督に言われたという「おれが役者に求めているのは『カーペンターズ』の歌声じゃなくてジャニス・ジョプリン」という言葉を紹介し「あかをかなぐり捨てて裸でぶつかりました」と胸を張った。映画初出演となった小林さんは女優陣による強烈なシーンに触れ「ただただ凄まじいとしか言えない。素晴らしい女優さんたちと監督による凄まじいセリフ。それが彼女たちの口から発せられるとき、目がカッと変わるんです。パワーとエネルギーを感じました」と圧倒されたようだ。監督は立ち見もありの大盛況に「感無量です」。「こういう映画でも(客が)入るんだと映画界に教えられるし、映画の可能性として多くのプロデューサーに驚きと意外性を与えられる」と語り、感謝の思いを伝えた。『恋の罪』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。■関連作品:恋の罪 2011年11月12日よりテアトル新宿ほか公開にて公開© 2011「恋の罪」製作委員会■関連記事:『恋の罪』水野美紀インタビュー「愛じゃなくて、恋なんです」川島なお美、園子温監督の新作『恋の罪』は…性悪女みたいなブルゴーニュワイン園子温&神楽坂恵が婚約を改めて報告「私の“恋の罪”でお騒がせして」と照れ笑い冨樫真トークショー付き『恋の罪』女子会試写会に40組80名様ご招待園子温が「稲中卓球部」古谷実の人気漫画「ヒミズ」を映画化!主演に染谷将太
2011年11月14日「男性にとってはホラー映画」という水野美紀の言葉を決して笑えない。20世紀が終わりを迎える直前に渋谷のラブホテル街で実際に起こった事件にインスパイアされる形で製作された映画『恋の罪』。監督の園子温は本作を「セックス・アンド・ザ・シティ」の“裏通り版”と称したが、物語の軸となる3人の主人公たちの“女の業”がこれでもかとえぐり出されていく。近年、多彩な役柄に挑戦し、新たな境地を開拓し続ける水野さんだが、本作を経て「解放された気がする」とも。その真意は――?優しい夫と息子に囲まれながらも不倫に走る女刑事。小説家の夫を持ち、何不自由ない暮らしを送りながらも満たされない思いを抱える世間知らずの妻。昼は大学助教授、夜は売春婦という2つの顔を持つ女。それぞれの動機に動かされ、情欲に身をゆだねる姿は一見、奇異に映るが水野さんは「実は結構、リアルな気がしてます」と語る。「すごく振り切った描かれ方をされていますが、監督は女性の本質を見抜いて作っているように感じました。私が演じた吉田は職業こそ刑事ですが、特別な人間という感じはないです。こうやってインタビューを受けていても、インタビュアーが男性か女性かで感じ方がハッキリと違うのが面白いです。仕事もバリバリやって、幸せな家庭もあるけど不倫しているという彼女を、女性は割と疑問もなく受け入れるんですが、男性は『何が不満なんだ?』って。不倫に走る特別な理由が描かれていないことが怖いし、理解できないみたいです(笑)。逆に女性は『そうだよね』と最初からそこを共通言語として理解してるんです」。水野さん自身も演じる上で、この吉田という役柄をすんなりと受け入れることができたと明かす。「女性の業とか欲、性的な部分にスポットが当てられていますが、男性も幸せな家庭があってもそれとはまた違った刺激を求めて不倫をしますよね(笑)?女性は女性で種類は違うかもしれないけど同じように業を持ってると思います。女性って、一度スイッチが入ったらとことん行っちゃうという傾向もあると思うんです。吉田は何とか理性で境界線を越えずに踏みとどまってますが…。ただ自分でコントロールできない本能や性(さが)みたいなものは誰にでもあって、『それを満たしてくれるものがどこかにあるんじゃないか?』、『その先を覗いてみたい』という興味や希望を持っちゃうと転げ落ちていくんだろうなと思います」。ちなみに水野さん自身、己のコントロールを失い、転げ落ちていったというような経験は…?「気づかないものなのかな、と思うんです。周りから見たら危なっかしくなるような行動を取っていても、自分ではそういうときは気づけないんじゃないかと…。堕ちてるつもりがないんでしょうね。神楽坂(恵)さんが演じた主婦もそうですよね。自分では解決に向かってると思ってるんですから。そう考えると怖いですね(笑)」。メガホンを握った園子温は日本で数少ない“鬼才”と称される映画監督。水野さんは以前から園作品のファンで今回、念願叶って園組初参戦となった。厳しいリハーサルで知られる園監督だが、水野さんは「現場ではすごく温厚で、一回も声を荒げるところを見たことがない。とにかくエネルギーの高いプロフェッショナルな現場だった」と現場をふり返る。改めてその魅力を聞いてみた。「詩人ですね。すごく繊細で刺激的で何にも媚びていなくて、どの作品にも物悲しさがある。それが針を振り切った表現と共存しているところが面白い。お会いするとすごくシャイな方です。傷つきやすそうで、普通に生活していくのが大変そうに見えます。それが撮影現場に入ると、憑き物が落ちた仙人みたいに穏やかになって楽しそうなんです。きっと現場にいて映画を作ってないと死んじゃう人なんじゃないかって…。引いた目でモノを見てニーズに合わせて作るようなタイプではないです。切実に…自分の中にある感情を処理するため、自分の中の毒やうみを出すために映画を作って、そうやってバランスをとって生きてるように私には見えました」。映画は冒頭、水野さんがホテルで不倫相手と激しく交わるシーンで幕を開ける。「とにかく監督の作品に出たかった」とフルヌードも厭わず、文字通り体当たりの演技を見せているが、彼女の反応はあっさりとしたもの。「正直、そういうニーズは自分にはないものだと思ってました。どちらかというと男っぽい役の方が多かったし、周りの友達にも『誰もあんたの裸なんて見たくない』って言われてたんで(笑)。(今回、演じて)自分の中でも特別なことではなくなったというのはありますね。これでもう、別作品で絡みやヌードがあっても周りも騒がないだろうし、その行為だけが特別なこととして映らないだろうし。そういう意味でちょっと解放された気分です」。近年は吹き替えなしで激しいアクションをこなしたり、自ら演劇ユニット「プロペラ犬」を主宰するなど活躍の幅を広げている。「演じることが面白くなってきた」と自らに訪れた“変化”を説明する。「いろんなことがやりたくて…これまで培ってきたイメージとかも含めて、自分で自分を“遊ぶ”という感覚が出てきましたね。それが楽しいです。元々、アングラな表現が好きだったんですが、そっちの方に触手が伸びてきましたね(笑)。いま、守ろうとしているイメージも何もないので、自分の中で面白そうだと思ったものをやるようにしてます」。タイトル『恋の罪』という言葉について「愛じゃなくて恋なんです」とその意味を説く。「恋というのはある種ファンタジー。その先に何か明確な明るい未来や答えというのは…なかなかないんじゃないかと思います」。そんな悲観的な言葉を漏らしつつ、いたずらっぽく微笑む。あらゆる運命を、女の業を楽しみながら水野美紀は進む――。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:恋の罪 2011年11月12日よりテアトル新宿ほか公開にて公開© 2011「恋の罪」製作委員会■関連記事:川島なお美、園子温監督の新作『恋の罪』は…性悪女みたいなブルゴーニュワイン園子温&神楽坂恵が婚約を改めて報告「私の“恋の罪”でお騒がせして」と照れ笑い冨樫真トークショー付き『恋の罪』女子会試写会に40組80名様ご招待園子温が「稲中卓球部」古谷実の人気漫画「ヒミズ」を映画化!主演に染谷将太【カンヌレポート8】テーマが明確な作品が勝利の鍵?気になるパルム・ドールの行方
2011年11月11日川島なお美、ホットパンツ姿で見事な脚線美を披露8日、女優の川島なお美(50)が、映画『恋の罪』の女性限定試写会(シネマート六本木)で見事な脚線美を披露し、周囲の視線を一身に集めた。最近マスコミなどで注目されている美魔女の代表、川島は友人でもある出演者の冨樫真と映画『恋の罪』の魅力を語った。『恋の罪』出演者の神楽坂恵と園子温監督が、この作品を通じて婚約に至った事についてシネマトゥデイによると、川島は「修羅場をくぐった男女というのは、絶対に何かすごいものが生まれると思う。真ちゃんもこれからいい作品に出会って、修羅場をくぐっていい結婚をしてほしい」と、冨樫に言葉を贈ったという。川島は11月から舞台『嫉妬.混む(しっとどっとこむ)』に主演する。■11/19(土)愛知公演14:00開演(あま市美和文化会館大ホール)■11/23(水・祝)千葉公演14:00開演(鋸南町立中央公民館)■11/25(金)栃木公演18:30開演(栃木県総合文化センター)■11/30(水)福岡公演19:00開演(うきは市民ホール)■12/1(木)福岡公演19:00開演(ももちパレス大ホール)■12/3(土)石川公演17:00開演(北國新聞赤羽ホール)■12/7(水)~12/14(水)東京公演池袋あうるすぽっと川島なお美公式ブログより『恋の罪』の紹介2011年カンヌ国際映画祭り監督週間正式出品。90年代騒然となったエリート女性の昼と夜の二重生活、ラブホテル街で実際に起こった殺人事件を軸に3人の美しい女性たちの運命が交錯して行く。水野美紀、冨樫真、神楽坂恵の女優が、ヌードも辞さず体当たりで演じている、身も心もむきだしの演技バトルが見どころ。映画『恋の罪』は11月12日より、テアトル新宿ほか全国公開する。元の記事を読む
2011年11月09日『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』などを手がけ国内外で注目を集める園子温監督の最新作『恋の罪』。その公開に先駆けて8日(火)に女性限定試写会が行われ、主演の冨樫真とその友人でもある川島なお美によるトークショーが開催された。その他の写真本作は、渋谷区円山町のラブホテル街で実際に起きたエリート女性殺人事件にインスパイアされた園監督が、同様の事件に絡む3人の女性たちの生き様を描いたオリジナルストーリー。裏の顔を持つ女性助教授に冨樫真、貞淑な人妻に先頃園監督との婚約を発表した神楽坂恵、事件を捜査する刑事に水野美紀が扮し、欲望に溺れていく女性たちの姿を体当たりで演じている。川島と冨樫は、3年前に舞台で共演したことからプライベートでも交流があるそうで、トークショーは親密な雰囲気で行われた。川島は、本作のオーディションを前にしていた冨樫に対して、「絶対受かる。作品の題材になっている謎めいた事件と、真ちゃんの持つミステリアスなイメージがぴったり」と助言していたそうで、出来上がった映画についても「主演の3人が恐ろしいほど輝いていて、女優として嫉妬するほど」と、終始絶賛。さらに、劇中に登場する3人の女たちに共感できるか聞かれると、「女という生き物はどこか男性と違う部分がある。女性は子宮を持っていることで月の満ち欠けに支配されて不安定になったり、普段の自分とはまったく違うことをしてしまうこともある」と、女ならではの特質を説明。加えて、「女優はたがが外れるようなことを仕事としてできる。私も(演じるために)自分の中に別の女性がいたほうが安定するけど、女優ではなかったらどうなるか分からない」と心情を赤裸々に吐露し、場内を沸かせていた。一方、大学助教授というエリートであるにも関わらず、夜は売春婦の顔を持つという美津子役に扮した冨樫は、「女のいろいろな面を垣間見られる映画だと思う。自分の欲望を剥き出しにして裸になった状態で観て欲しい」と、本作の見どころをアピールした。本作は11月12日(土)より、テアトル新宿ほか全国公開する。『恋の罪』11月12日(土)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー
2011年11月08日園子温監督の新作『恋の罪』の公開を記念した“女子会試写会”が11月8日(火)、都内で行われ、女優の川島なお美と同作に出演する冨樫真が出席した。2人は3年前の舞台共演をきっかけに親しくなり「まこっちゃん(=冨樫さん)は、女優仲間では一番変なやつ」(川島さん)。冨樫さんが本作のオーディションを受ける際も「絶対受かるからって、応援していた。だからこの作品で見事に花を咲かせてくれて、私もとても嬉しい」と、川島さんは喜びの笑顔を見せた。90年代に渋谷区のラブホテル街で起きた殺人事件からインスパイアされ、園監督自身がオリジナル脚本を執筆。殺人課の女刑事・和子(水野美紀)は、女性が惨殺された猟奇事件を担当することに。捜査を進める過程で、人気作家のセレブ妻(神楽坂恵)と大学のエリート助教授(冨樫さん)が隠し持つ“罪”にたどり着き、自身もその罪深い世界に引き込まれていく…。冨樫さんは二面性を抱える女性を体当たりで熱演し「へたな役作りはせず、直感を大切にした。自分の引き出しでは対応しきれず、もう素っ裸で挑戦するしかないなと」と渾身の役作りを語った。川島さんは「役を演じることで、こういう激しい人生も生きられるのは女優冥利に尽きるはず。3人の女優がみな、恐ろしいほど輝いているでしょ。同業者として嫉妬するし、私自身も改めて大好きな園監督ワールドの“毒のとりこ”になった」と大絶賛。夫でパティシエの鎧塚俊彦氏と一緒に鑑賞したと言い、「主人は『まこっちゃんは良かった』って(笑)。男性には分かりづらい部分もあるのかな」と分析した。ちなみに川島さんと言えば、ソムリエの資格も持つワイン通。愛と欲望が渦巻く『恋の罪』をワインに例えると…?「やっぱりブルゴーニュワインかな。性悪女みたいに、飲む人を手玉にとって、味の印象もコロコロ変わる。罪深いおいしさがある作品」とのこと。秋の深まりを感じながら、『恋の罪』が放つ罪深き味と香りを堪能してみては?ちなみに、本作の公開期間中、女性3人一組が映画のイメージカラーであるピンクのものを身につける、もしくはピンクの物を持参すると入場料が1人1,000円になる“女性3人女子力割引”が一部劇場で実施される。『恋の罪』は11月12日(土)より全国にて公開。■関連作品:恋の罪 2011年11月12日よりテアトル新宿ほか公開にて公開© 2011「恋の罪」製作委員会■関連記事:園子温&神楽坂恵が婚約を改めて報告「私の“恋の罪”でお騒がせして」と照れ笑い冨樫真トークショー付き『恋の罪』女子会試写会に40組80名様ご招待園子温が「稲中卓球部」古谷実の人気漫画「ヒミズ」を映画化!主演に染谷将太【カンヌレポート8】テーマが明確な作品が勝利の鍵?気になるパルム・ドールの行方【カンヌレポート番外編】カンヌに華をそえる!スターたちのファッションチェック
2011年11月08日先日、婚約を発表したばかりの映画監督の園子温と女優の神楽坂恵が11月2日(水)、映画『恋の罪』の完成記者会見に水野美紀、冨樫真と共に出席。改めて婚約を報告した。90年代に渋谷のラブホテル街・円山町で実際に起きた殺人事件にインスパイアされて生まれた本作。大学助教授という社会的地位を得ながらも体を売る女性に満たされない思いを抱える人気小説家の妻、不倫にハマる女刑事という3人の女性を軸に女性の業を描き出す。園監督は司会者から婚約を祝福されると「ありがとうございます。私の“恋の罪”でお騒がせしてすみません。こんなことになるとは…」と照れくさそう。着物姿の神楽坂さんは「このたび園子温監督と婚約いたしました。『冷たい熱帯魚』、『恋の罪』という素晴らしい作品を通して人としても女優としても成長させてもらいました。尊敬、信頼できる方と巡り合えたことを嬉しく思います」と喜びを明かした。水野さんは、以前からファンだったという園組に参加して「楽しかったです。エネルギーが高くて、芝居に集中できる環境を作ってくださるので緊張感を保って現場にいられました」と笑顔。円満な家庭を持ちつつも不倫に走る刑事という役柄については「脚本を読んでそれほど特別な人という気はしませんでした。取材を受けても女性のインタビュアーは『女はそういうもの』と特に不思議に感じてないのに、男性のインタビュアーの方からは『役作り難しかったですか?』と聞かれるのが面白い」と男女の感じ方の違いに言及した。昼は助教授、夜は売春婦という異なる2つの顔を持つ女性を演じた冨樫さんは「憑依したのかもしれないですね。何をしても半端になる気がしたので、現場の空気感を大事にして演じました」とふり返った。神楽坂さんは「この役になりきれなかったら女優をやめようと思った」と背水の陣で臨んだことを明かし「思い入れの強い作品になりました」と充実した表情を見せた。本作はすでにイギリスとアイルランドでは公開されており、12月に台湾でも公開。さらに韓国、香港、マカオ、ドイツ、フランス、イタリアなど30か国以上で公開される予定であることが発表された。各国の映画祭でも驚きと称賛をもって迎えられたが、園監督は「女性の立ち位置によって捉え方もいろいろ。女性への抑圧が強い国では悲しい作品に捉えられたり、見方が異なって面白い」と語る。一方で、外部からの評価については「僕はただ撮るだけ。何も感じないです。外部の評価を気にするとダメになるので、淡々と撮り続けたい」とマイペースを強調した。『恋の罪』は11月12日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。■関連作品:恋の罪 2011年11月12日よりテアトル新宿ほか公開にて公開© 2011「恋の罪」製作委員会ヒミズ 2012年春、シネクイントほか全国にて順次公開© 『ヒミズ』フィルムパートナーズ■関連記事:冨樫真トークショー付き『恋の罪』女子会試写会に40組80名様ご招待海外での活躍に期待する俳優は?「acteur」最新号を5名様にプレゼント第68回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞はソクーロフ監督に。日本映画人も健闘ヴェネチア新人賞の染谷将太、被災地での撮影で「頭の中が真っ白になった」園子温監督、震災後に『ヒミズ』シナリオ変更し被災地で撮影していたことを明かす
2011年11月02日日本映画界の鬼才を魅了した?女優神楽坂さん元グラビアアイドルで女優の 神楽坂恵さん(30)が、10月24日、自身のブログで、映画監督の園子温さん(49)と婚約したことを報告している。園子温さんは「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」などの作品が高く評価される、今最も注目される映画監督のひとり。神楽坂さんを女優として覚醒させた「冷たい熱帯魚」神楽坂さんは、園監督作品「冷たい熱帯魚(1月29日一般公開)に出演、女優として覚醒・飛躍させられた作品となり、続く「恋の罪」(11月公開)、「ヒミズ」(12年1月公開)にも起用されている。写真集は「月刊NEO神楽坂恵THELAST」(荒木経惟撮影イーネット・フロンティア) が7月に発売され、同DVDが、9月にリリースされた。元の記事を読む
2011年10月26日「行け!稲中卓球部」などで知られる古谷実の人気漫画を鬼才・園子温が実写化することで話題の『ヒミズ』。すでに出演が発表されている染谷将太、二階堂ふみに加え、渡辺哲、吹越満、神楽坂恵、光石研、渡辺真起子、黒沢あすか、でんでんら“園組”のおなじみの俳優陣が出演することが明らかになった。古谷実が一切のギャグを封印して、人間の暗部を浮かび上がらせた本作。園監督にとっても初の原作実写化となるが、原作で主人公の貸しボート屋に集まる中学校の同級生が映画では家を持たない、大人の“自由人”として描き変えられ、世の中の不条理さが、より刻銘に描き出される。この自由人たちを演じるのが、園監督の『冷たい熱帯魚』で強烈なインパクトを残した渡辺哲と吹越満、そして監督の最新作『恋の罪』で独特の色気と存在感を放っている神楽坂恵。さらに、染谷さん演じる主人公の住田をどん底にたたき落とすきっかけを作る父親を演じるのは、主演作『あぜ道のダンディ』が先日公開された光石研。園監督作『紀子の食卓』では、真面目だけが取り柄の主人公の父を演じたが、今回は全く違ったタイプの父親像を見せてくれそうだ。そして、住田を捨てて男と逃げる母親を、『愛のむきだし』の自由奔放な女・カオリ役で脚光を浴びた渡辺真起子。そして、二階堂さんが演じる住田の唯一の理解者である茶沢の母親という、原作にはないキャラクターを黒沢あすかが演じる。そしてもうひとり、『冷たい熱帯魚』の冷酷な殺人犯役で映画史に残る怪演を見せたでんでんが、住田から借金を取り立てようとするヤクザの金子に扮する。渡辺哲さんは今回の現場をふり返り「監督にどんどんひっぱってもらいました。ハードでしたが、やり終えた充実感は他にはないもので、完成がすごく楽しみです」と語る。吹越さんは、園監督からのオファーについて「園さんのご要望とあらば、いつでもどこでもなんでも、です。え?『ヒミズ』?そりゃスゲェー!!!ってな感じでした」と述懐。現場を終えて「園さん初の“原作あり”ということですが、これがまたなんと、オリジナルではないかと思えるほどぴったりな世界観。園子温が園子温の映画を撮っていたとしか言い様がないのです。また、これはいつも感じることですが、『園子温の撮影現場』というライヴを観ているようでした」と感想を明かす。原作の独特の世界観に園カラーが加わり、どのような化学反応が起こっているのか?完成が待たれる。『ヒミズ』は2012年春、シネクイントほか全国にて順次公開。■関連作品:ヒミズ 2012年春、シネクイントほか全国にて公開© 『ヒミズ』フィルムパートナーズ■関連記事:園子温が「稲中卓球部」古谷実の人気漫画「ヒミズ」を映画化!主演に染谷将太
2011年07月22日昨年、ヴェネチア国際映画祭やトロント映画祭で上映され、絶賛の嵐を巻き起こした「冷たい熱帯魚」がついに日本で公開。1月29日(土)に東京・テアトル新宿で初日舞台挨拶が行われ、メガホンをとった園子温監督をはじめ、吹越満、でんでん、黒沢あすか、神楽坂恵、梶原ひかり、渡辺哲が登壇した。小さな熱帯魚店を営む社本(吹石さん)が、娘の起こした万引き事件をきっかけに、手広く熱帯魚店を経営する村田(でんでんさん)と出会い、若い後妻(神楽坂さん)や娘(梶原さん)と共に想像を絶する猟奇殺人事件に巻き込まれる。すでに欧州など世界10か国での公開が決定した本作は、過激な描写を理由にR18指定を受けている。暴力に満ちた血まみれの撮影現場をふり返り、吹越さんは「人というのは、きっとバランスを取ろうとする本能があるんですね。現場がひどければ、ひどいほど顔はニコニコしてしまって」と不敵な笑み。「梶原さんは本当に鼻血を出してたし、神楽坂さんも首のあたりが青アザだらけ…笑ったねぇ」と愛する妻子の惨状にもはや“笑いしかない”ようだ。一方、社本を不幸のドン底に陥れる村田を怪演したでんでんさんは「よー、みんな、ハッピーかい?3回観ると一番面白いんで、あと2回観てください」と村田さながらの飄々とした挨拶。『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター、『ダークナイト』のジョーカーに勝るとも劣らない究極の悪人を演じて「気持ちよかったですね。もう何やっても許されちゃうんじゃないかって錯覚しちゃって(笑)。しばらくは優しい八百屋のおじさん役でいいな」。今月23日に61歳の誕生日を迎えたでんでんさんに、妻役の黒沢さんから花束がプレゼントされる場面もあり、このときばかりは悪人払拭。満面の笑みだった。黒沢さんは「女優復帰を真剣に考えるきっかけになった。最初は女優の勘を取り戻すのに時間がかかるかなと不安だったが、監督がマンツーマンで言葉をかけてくれた」と感慨深げ。一方、神楽坂さん&梶原さんは、園監督からスパルタ指導を受けたといい「地獄だった。泣いたこともあったが、この出会いで演技だけじゃなく人間的にも成長できた。忘れられない作品」(神楽坂さん)、「私も泣きました。リハで『こんなんじゃ、現場に連れて行けねー』って。でも負けないぞって気持ちにあって、逆に良かった。鼻血も出しましたし」(梶原さん)。ベテラン俳優の渡辺は「いろんな発想が出てくる監督。頭をかち割って中身を見たい」と“暴力的”に園監督を絶賛した。園監督は「初日舞台挨拶は何度も経験しているが、昨日は緊張でほとんど眠れなかった。本当に感極まっている」。壇上に勢揃いのキャスト陣に「このキャストでなければ成立しなかった。(配役が)決まったところで90パーセント勝利だと確信した」と苦労をかけた(?)報いとばかりに感謝しきりだった。『冷たい熱帯魚』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。■関連作品:冷たい熱帯魚 2011年1月29日よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開© NIKKATSU■関連記事:キーワードを集めて幻の“超過激”映像を観よう!『冷たい熱帯魚』動画キャンペーン吹越満インタビュー「いつも『俳優になりたい』って気持ちで仕事してます」三池崇史×園子温×吹越満がほろ酔い&タバコ片手に過激発言で映画界をメッタ斬り!鬼才・園子温監督最新作『冷たい熱帯魚』試写会に25組50名様ご招待満島ひかり主演の未公開作も上映!園子温監督作品の特集上映開催決定
2011年01月29日小栗旬の初監督作品として注目を集める映画『シュアリー・サムデイ』の主題歌で、主演の小出恵介が劇中の役名を冠したバンド「巧(小出恵介)with シュアリー・スターズ」としてCDデビューすることが決まった。映画は、小出さん扮する主人公・巧とその友人たちが文化祭の復活を目論み学校を占拠するも、ハッタリのはずの爆弾がなぜか誤爆。以来、何をやっても一向にうまくいかない彼らが、全てを取り戻すべく再び立ち上がる!という青春群像劇。劇中、巧(=小出さん)と友人の京平(勝地涼)、和生(鈴木亮平)、雄喜(ムロツヨシ)、秀人(綾野剛)が組んだバンドが歌う本作の主題歌「シュアリー・サムデイ」のシングルCDが7月7日(水)の七夕にリリースされる。こちらの楽曲は劇中、タイトルの“シュアリー・サムデイ(=いつかきっと…)”を象徴する重要シーンで歌われるという。楽曲を提供したのは、本作の企画に賛同した、ウルフルズのトータス松本。CDには、元BLANKEY JET CITYの浅井健一の書き下ろしによる新曲に加え、映画やレコーディングのメイキングの様子を収めたDVDが付いてくる。さらに、映画公開直前の7月11日(日)には「Surely Someday Super Summer」と題してライヴイベントが開催されることも決定!ここで小出さんは“巧”として、観客の前で初めて主題歌を披露する(※チケットは6月7日発売開始)。近年、数々の話題作に出演し絶大な人気を誇る小出さんだが、あの渋〜い声が好き!というファンも多いのでは?“ミュージシャン”としてどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、期待が高まる。『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。ライヴイベント「Surely Someday Super Summer」日時:7月11日(日) 16:30開場/17:30開演場所:東京国際フォーラムチケット発売日:6月7日(月)価格:3,500円(税込)チケット販売:セブンイレブン、チケットぴあ■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小栗旬初監督『シュアリー・サムデイ』メイキングDVD付き前売券に予約殺到!勝地涼、アイスほお張り見つめるその先には?『シュアリー・サムデイ』新画像解禁!小栗旬の「ただいま〜!」でゆうばり映画祭開幕撮影中はキャスト陣が大喧嘩も!?小栗旬初監督作ポスター画像解禁!チラシ裏面には「大人立入禁止。」の文字が…小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目
2010年05月25日