俳優の西島秀俊が、きょう14日に放送される関西テレビ・フジテレビ系バラエティ番組『ニッポンのぞき見太郎』(毎週火曜21:00~21:54)にゲスト出演し、MCの生瀬勝久から、お土産がマズかったと暴露されてしまう。生瀬は以前、フジ系ドラマ『ストロベリーナイト』で共演した際、西島が買ってきたお土産がとにかくマズかったと主張。同じくゲストの竹内結子にも共感されてしまうが、西島はこれに対し、ある1人だけは「おいしいと言ってくれた!」と反論する。西島はさらに、竹内に対してある異常な行動を指摘しており、これを聞いたチュートリアルの徳井義実は、思わず「どうかしてますよ!」と突っ込みを入れる。この日の放送では、お風呂の入り方について、全国15,000人規模のアンケート調査を実施し、ベストなお湯の温度、健康に良いとされる体を洗う順番、バスタオルの洗濯頻度までを専門家が解説。西島が普段の体の洗い方を披露するほか、洗濯の頻度が誤っていることが判明した竹内は「自分の体に菌が潜んでいるのでは…」と、おびえはじめる。なお、進行の高島彩が産休に入ったことを受け、今回から2週にわたって、川田裕美がピンチヒッターを担当。高島は7月中旬の放送から復帰予定で、番組ホームページで公開されている、出産前に収録した動画では「おなかがもうパンパンになってきましたので、リリースしてスッキリして戻ってまいります」とメッセージを寄せている。
2016年06月14日9月より放送されるドラマ10「運命に、似た恋」(NHK)の制作が本日発表され、北川悦吏子が初めてNHKにおいて脚本を執筆し、斎藤工と原田知世による“大人の純愛物語”を描く。原田さん演じるカスミは離婚歴ある高校生の息子のシングルマザー。富裕層むけの配達クリーニング店で懸命に働き、なんとか生計を立てている。ある日、配達先で斎藤さん演じるデザイナーのユーリと出会う。小物から家具、カフェの内装に至るまで、あらゆるもののデザインを手がけ、その世界では若手No.1と目される存在だ。彼はなぜかカスミに馴れ馴れしくちょっかいを出してくる。カスミは当初は警戒していたものの、やがて彼の純粋さに惹かれていくのだった。しかしユーリには謎めいた部分が多かった。彼はすでにマホ(小西真奈美)という女性と関係をもっており、師匠である得快適デザイナー・深見(奥田瑛二)に対してはなぜか絶対服従だった。ある日カスミは、ユーリが自分にとっての“運命の人”だったと気づく。それは、カスミがいまも心のよりどころにしている、大切な記憶に関わることだった…。本作のキャスト陣には、原田さん、斎藤さんを始め、小西真奈美、奥田瑛二、大後寿々花、小市慢太郎らが脇を固めている。2014年に放送され社会現象にもなったドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」でも、上戸彩演じる人妻との不倫に走る高校教師を演じてブレイクした斎藤さん。今回は、シングルマザーを虜にする男を演じることとなったが、斎藤さんの持つセクシーさとミステリアスな魅力をもって、原田さんとどのように絡んでいくのか楽しみなところ。脚本は、90年代から「あすなろ白書」「愛していると言ってくれ」「ロングバケーション」、2000年以降も「ビューティフルライフ」「空から降る一億の星」「オレンジデイズ」など、数々の恋愛ドラマにおいて大ヒット作を手がけてきた北川氏。今作で初めてNHKで放送の作品を執筆することとなった。「『運命に、似た恋』第6回を書いているいま現在、お風呂から上がったところで涙が溢れた。バラバラと。ドラマの登場人物たち。みな、いたいけ、か、痛いか、どっちかだ。あからさまに、幸せな人は、ひとりもいない。そんな彼、彼女らの苦しみや悲しみに、心を持ってかれたか、お風呂上りに、涙が。久しぶりの長いドラマです。そして、初NHKです。NHK!視聴者のみなさま!よろしくお願いします」と意気込みを語っている。ドラマ10「運命に、似た恋」は、9月23日(金)より毎週金曜日22時~NHK総合にて放送(全8回)。(text:cinemacafe.net)
2016年06月10日西島秀俊と竹内結子が演じるある夫婦の日常が、香川照之演じる“奇妙な隣人”への疑惑と不安から深い闇へと引きずり込まれていく『クリーピー 偽りの隣人』。本作で名匠・黒沢清監督と4度目のタッグとなった西島さんが演じる大学教授・高倉の、仕事熱心な講義シーンが解禁となった。犯罪心理学者・高倉は、かつての同僚の刑事・野上(東出昌大)から6年前に起きた一家失踪事件の分析を頼まれる。しかし、唯一の生き残りである長女・早紀(川口春奈)の記憶をたどるも、核心にはたどりつけずにいた。一方、高倉が愛する妻・康子(竹内結子)と共に引っ越した新居の隣人は、どこか奇妙な家族。病弱な妻と中学生の娘・澪(藤野涼子)をもつ主人・西野(香川照之)の要領を得ない言動に翻弄され、高倉夫妻は困惑する。そしてある日、澪が告げた言葉に高倉は驚愕。「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です」――。西島さんといえば、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で家族を優しく見守る“とと”こと小橋竹蔵役が好評を博し、現在でも時々、写真や回想シーンで登場してはヒロイン・常子(高畑充希)を勇気づけている。また、つい先日にはプライベートでも第一子が誕生し、まさに公私共に“とと”になったばかり。そんな西島さんが本作で演じるのは、元刑事の犯罪心理学者で、いまでは大学で教鞭をとる高倉。本作では、「ストロベリーナイト」シリーズで共演していた竹内さんと念願の(?)夫婦役となったことでも注目を集めているが、大学教授の高倉は仕事に熱心なあまり、6年前に起きた未解決の一家失踪事件を調べていくうちに自らも、そして竹内さん演じる妻・康子までもが危険な目に遭ってしまうことに!今回は、その西島さん演じる高倉の講義風景の画像が到着。劇中では仕事第一な高倉の真剣な講義の様子も観ることができ、学生にも熱く授業するカッコイイ姿は必見。よくよく見ると教室も満員で、こんなイケメン教授がいたら講義を受けたい学生が殺到するに違いない。『クリーピー偽りの隣人』は6月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月10日6月18日(土)より全国で公開される『クリーピー 偽りの隣人』に出演している西島秀俊と竹内結子が、6月6日(月)今夜放送のフジテレビ系バラエティ「SMAP×SMAP」にゲストとして登場。「SMAP」とクイズやトークに花を咲かせる。西島さんと竹内さんがゲストで登場するのは「ビストロSMAP」。今回は改めて2人のプロフィールをおさらいするため“穴あき”形式の2人の巨大履歴書が登場。子供の頃あこがれていた職業やある場面での発言など、様々な質問にSMAPメンバーや質問の該当者ではない方のゲストが答えていく。また西島さんと竹内さんのどちらかがおすすめするスイーツが登場、両者があたかも自分がおすすめしているかのように演技をして、その様子からどちらのスイーツかを当てるクイズも出題される。果たしてSMAPは名優2人の演技にひそむ真実を見抜けるのか。今回2人から出たオーダーは餃子。今回は木村・稲垣チーム、草なぎ・香取チームともにフジテレビが「宇宙ウィーク」中であることにちなんだ“宇宙を感じさせる”料理を作る。竹内さんが感激した宇宙らしさあふれる餃子の出来栄えも必見だ。そして草なぎさんが限界に挑戦する企画が今週も行われる。挑戦するテーマを聞き草なぎさんのリアクションなどをヒントに成功するか失敗するかを推理するというもので、出川哲朗の不安定な司会ぶりと草なぎさんと仲のいい香取さんの答えにも注目だ。今回ゲストで登場した西島さんと竹内さんが出演している『クリーピー 偽りの隣人』は、日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した前川裕の小説を『リアル~完全なる首長竜の日~』『Seventh Code』などの黒沢清監督が映画化。元刑事の犯罪心理学者・高倉は、妻の康子とともに新居に引っ越すが、隣人の西野一家にどこか違和感を抱く。そんなある日、西野の娘が高倉夫婦の家に駆け込み、「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です」と驚きの事実を打ち明ける。やがて、西野家と6年前に起きた一家失踪事件に奇妙なリンクが浮かび上がり…。その一方、高倉は事件唯一の生き残りである長女・早紀(川口さん)の記憶をたどるも、核心にはたどりつけずにいた。この未解決の事件と、隣人一家の不可解な関係。2つの繋がりに高倉が気付いたとき、妻・康子(竹内さん)の身に“深い闇”が迫る…というストーリーになっている。西島さんと竹内さんのほか川口春奈、東出昌大、香川照之など豪華キャストの共演も見どころだ。「SMAP×SMAP」は6月6日(月)22時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2016年06月06日6月18日公開の映画『クリーピー 偽りの隣人』のレッドカーペット&ジャパンプレミアが26日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、西島秀俊、竹内結子、川口春奈、東出昌大、香川照之、黒沢清監督が出席した。作家・綾辻行人も絶賛した前川裕の小説『クリーピー』を、『岸辺の旅』で第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞した黒沢清監督が映画化した本作。ある夫婦の日常が、奇妙な隣人への疑惑と不安から深い闇へと引きずり込まれていく恐怖を描いたもので、2月に行われたベルリン国際映画祭や4月の香港国際映画祭でで大きな反響を呼んだ。世界各国からのオファーもひっきりなしで、フランスやイギリス、アイルランドをはじめ9カ国での上映や世界各国の映画祭への出品も決定している。主演の西島は「ついに日本で上映されるということで嬉しいです。海外で何回か上映されて、すごく温かいリアクションをいただいているので、皆さんには楽しんでもらえると思います」と作品の出来に自信。観客から大喝采を浴びたベルリン国際映画祭の話題となり、「上映中も結構リアクションがすごかったんですが、終わってから舞台に僕が上がり、着物姿の結子が上がると『わ~』と歓声があり、そして香川さんが上がられると笑いが起きて、ドイツで大人気でしたね」とエピソードを明かした。香川が演じつ隣人の危なさが見どころの一つということで、「どの人が隣人だったらうれしい?」という質問に、西島は「現場で差し入れとかいっぱいくれた竹内さんかな(笑)。今回は珍しく専業主婦の役で、これが可愛らしくてチャーミングなんですよ。だからお隣に住んだらご飯とか食べさせてくれそうですよ」と回答。すると竹内が「お家で(西島がCMに出演している)ラオウを食べたらいいじゃないですか」と拒否反応を示し、「私は春奈ちゃんかな。お隣からいい匂いがしそうだから、求められたら何でも差し入れしますよ!」と話していた。映画『クリーピー 偽りの隣人』は、6月18日より全国公開。
2016年04月27日西島秀俊と竹内結子、川口春奈、東出昌大、香川照之ら豪華キャストが、<a href="">『岸辺の旅』</a><a href="">『トウキョウソナタ』</a>の黒沢清監督のもと集結した最新作<a href="">『クリーピー偽りの隣人』</a>。このほど、本日3月29日には西島さん、4月1日には竹内さんがそれぞれ誕生日を迎えることを記念し、2人が“ファン念願”(?)の夫婦役で共演を果たした本作から仲良し劇中写真が一挙解禁となった。本作は、未解決の一家失踪事件と奇妙な隣人一家がつながり、日常に忍び寄る“クリーピー=ぞっと身の毛がよだつような”恐怖を描き出すサスペンス・スリラー。第15回日本ミステリー文学大賞「新人賞」を受賞した前川裕の同名小説が原作となる。先日行われた第66回ベルリン国際映画祭において正式出品作品に選ばれ、第40回香港国際映画祭では日本映画初となるクロージング上映が決定、早くも国内外から注目を集めている。その本作で主人公の高倉夫婦を演じてるのが、西島さんと竹内さん。この2人といえば、過去に<a href="">『ストロベリーナイト』</a>のドラマシリーズと映画で共演。警視庁捜査一課刑事の上司と部下を演じ、“姫川”(竹内さん)に秘めた恋心を抱くも報われない“菊田”(西島さん)の姿に、夢中になったファンも多いはず!今回、本作では夫婦役で再共演を果たしていることから、ネット上では「あの“菊姫”コンビがついに夫婦に!」と早くから話題に。先日解禁となった予告編でも、絶叫する妻・康子(竹内さん)をしっかりと抱きしめる高倉(西島さん)の姿に萌える人が続出した。そんな2人は、西島さんが3月29日、竹内さんが4月1日にそろって誕生日を迎える。前回の共演では実現しなかった幸せいっぱいの夫婦2ショット写真では、新居に引っ越し、新生活を楽しむ2人の様子や、仲良く食事をする様子、夫婦連れ立って歩く姿のほか、竹内さん演じる康子が食事を作る場面、それを笑顔で食べる高倉など、幸せショットが満載!こんな平穏な日常を過ごしていた高倉夫妻が、香川さん演じる“奇妙な隣人”によってどう翻弄されてしまうのか…。実はお誕生日も近かった2人の仲良し写真からは想像もできない衝撃の展開に、ますます期待は高まるばかりだ。『クリーピー偽りの隣人』は6月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月29日ビートたけしはこの映画を「妄想と覗きのバームクーヘン」と表現する。西島秀俊は完成した映画で改めて、たけしの演技の凄まじさを目の当たりにし「一からやり直そう」と打ちひしがれたという。そしてウェイン・ワン監督。彼は撮影前にたけしに対しこの映画について「これまであなたが作ってきたヤクザ映画に近い作品です」と告げたという。男たちが『女が眠る時』を語る――。※インタビュー中、作品の解釈などについて、物語の内容に深く触れながら話している箇所がございます。映画を見ていない方はご注意ください。スペイン人作家ハビエル・マリアスの短編小説の舞台を日本に置き換え、『ジョイ・ラック・クラブ』、ベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた『スモーク』など映画ファンを熱狂させてきた巨匠ウェイン・ワンが映画化。処女作以降、ヒットに恵まれない小説家の健二は妻と訪れたリゾートホテルで初老の男・佐原、彼が世話を焼く美しく若い女・美樹と出会う。なぜか2人に興味を持った健二は、彼らから目が離せなくなり、やがて部屋を覗くまでになる。部屋では毎晩、佐原が美樹の眠る姿を撮影し続けていたが…。――何が現実でどこからが妄想なのか?リゾートホテルとその周辺という狭い空間の中で何とも不思議な物語が展開します。最初に脚本を読まれた感想は?西島:最初に読み始めた時は、不思議なカップルを覗き見るというエロティックな物語かと思ったんですが、読み進んでいくうちにだんだんとサスペンスになっていって、急に事件も起きたりして…楽しんで読ませていただきました。たけし:おれは、(佐原は)単なる変態オヤジだなって(笑)。変態オヤジの役に選ばれて嬉しくもあり、哀しくもあり…。――物語はどのように解釈されましたか?たけし:(佐原は)妙な性癖のある変な奴には違いないし、撮影では言われた通りにやったけど、いざ完成した作品を見るといくらでも解釈のしようがあるんだよね。おれが西島くん演じる作家の首に冷たいナイフを当てて「脳は目が覚める一瞬でストーリーを作っちゃうんだ」という内容のことを言うけど、まさにその言葉の通り、この映画で起きているはずの全ては、実は最後のワインバーでのシーンで一瞬で“作られた”ものなんじゃないか?とか。それはそれで面白い解釈だなと自分でも思うけど、正しいとは限らない。見る人によって違うだろうね。ワン監督:原作の小説は哲学的で複雑に入り組んでいて、初老の男の若い女への執着、思惑などを描いてますが、舞台を日本にしたことで、うまく哲学的側面をカットし、より強い内容になったと思います。2人の人物がある“密約”を交わし、それに対する裏切りがあり、裏切り者を始末しなくてはいけなくなる――忠誠心についての映画でもあり、撮影前にたけしさんに「あなたが撮ってきたヤクザ映画と近い」とも伝えたのです。――解釈に関しては人それぞれですが、男性と女性、また既婚者と未婚者などそれぞれの立場で考え方、受け取り方が変わってくるかとも思います。男の女に対する思い込みや妄執も描かれますが、たけしさん、西島さんも女性に対して、ある時ふと「違う生き物だ」という畏怖を感じたり、女性には男性にはない感覚が備わっていると感じることはありますか?たけし:西島くんは結婚は…西島:しました(笑)たけし:え?そうなの?なんだ…言ってくれたら止めたのに(笑)。西島:(笑)たけし:いやぁ、カミさんはすごいですし、女ってのは恐ろしいですよ(苦笑)。あらゆるものを持ってるから。多くの生物は最初、女として誕生し、そこから男に分化するものと、そのまま女として生まれるものとで性別が分かれると言われてて、だから『全ての可能性はメスが握ってる』ということはよく言われる。可能性と要素を持っているのは女で、男はそれに翻弄されると…。西島:さっきの解釈の話にもなりますが、あるスタッフは、僕が演じた作家の妻(小山田サユリ)が全てをコントロールしてたんじゃないかって言ってました。彼女は実は求めていた全てを手に入れてるんじゃないかと。そう考えると怖いですよね…。今回の映画でも、男が女性に翻弄されるってのはありますよね。――女性には本能的に男には装備されていない感覚が備わっていたり…?西島:あるのかもしれません(笑)。男とは全然、違う視点で物事を見ていたり。こっちが命がけでやってることを、全く大したことだと思ってなくてバッサリ斬られて…ということはありますよね(笑)。たけし:翻弄って言うなら今回、我々はワン監督に翻弄されたわけだけど…(笑)。この人、何を考えてるのか?おれは何をしてるのかって、だんだん意味不明になってきたからね。ワン監督:演出ってそれくらいでいいのだと思います(笑)。役者をいつも混乱させたいと思ってます。そうすると、役者は本能に頼るしかなくなりますからね。――健二と佐原に、西島さんとたけしさんをキャスティングした理由を教えてください。また、この2人だからこそ表現しえた部分はどのようなところだと思いますか?ワン監督:長い答えになりそうですが…(笑)、健二も佐原も強い“執着”を持ったキャラクターです。その側面をきちんと見せたいと思っていました。健二は、佐原と美樹を見てその執着心をより強めていく――そのケミストリーがドラマに厚みを与えていきます。西島さんもたけしさんも、役者として強さを持っており、リアルにそこにあればいいし、リアルに感じられないことは演じないというタイプです。映像作家を長くやってきましたが、ハッキリと言えるセオリーは「演じないでくれ。ただキャラクターとしてそこにいてくれ」ということだけですね。西島:健二という役は、現実で起きているいろんなことを見ないことにして生きてる男。佐原がある意味でストレートに愛情を表すことで、健二が日常で見ないようにして隠していることがどんどん暴かれていきます。それは北野さんが持つ資質――みんなが見ないようにしてるものを暴いていくという部分と一致してるんだと思います。――臭いものにふたをするのではなく、暴いていく感じ?西島:あくまで僕のイメージですが、普段から北野さんは執着を持ってないし、これまで演じてきた役も、生にも死にも執着しない。女性に対してもそう。「もう死んでもいい」って感じで。でも今回、初めて愛情に執着し固執するという役を演じられて、これが素晴らしくて…。現場でももちろん勉強になりましたけど、完成した映画を見て「一からやり直そう」って思いました。こういうアート映画に北野さんがいらっしゃるともう全然、勝負になりません。正直、自分にとっては2015年で一番大きい出来事であり、心を入れ替えてやり方を探していかないとって思いで、いろんな意味でインパクトを受けた作品でした。――改めてこの映画、どんな映画かと説明するのが難しい作品ですが…たけし:普段から記者に「この映画で監督は何を言いたいのか?」と聞かれて「そんなの言葉で言えるなら撮らねえよっ」って言うんだけど、この「何が言いたいのか?」という問いを逆手にとって「あなたは何の映画だと思うか?」と問いかける逆襲の映画なんだな。ファストフード店に入ると、店員は「○○はいかがですか?▲▲は…?」ってこっちの意見をハナから無視して圧倒的に与える物を言ってくる。そういうスタンスと正反対にあるんだよね。観客に「こう思って」とか「こう感じて」とは絶対に言わない。あらゆる世代、男女が違う意見を持ってもかまわない。そういう男を演じるとなると、逆にどうとでも受け取れる男でないといけないわけで、監督の言う「演じないでくれ」ってのは、そういうことなのかなと思ってます。西島:これだけ観客に委ねられた映画ってのもあまりないですよね。でもストーリーはちゃんとある。よく「観客が見ることで映画が初めて完成する」と言いますが、まさにそういう作品だと思います。(photo / text:Naoki Kurozu)
2016年02月26日好きな人への想いが募り、恋の世界に陶酔する主人公。そんな危うい恋心を表現してくださったのは、西島隆弘さん。“恋煩い”とは、辞書によると「恋の悩みによって病気のようになった状態。恋の病」とある。好きな人のことを想うだけで胸が苦しくなったり、他のことが手につかなくなる…。そんな複雑な恋心を表現してくれた西島隆弘さん。「恋煩いって、“相手のことが好きで仕方がない”ってことだと思うんですけど、誰かに恋している時の顔って、自分では見られないじゃないですか。だって、好きな人が目の前にいる時に鏡なんて見ないでしょう?(笑)それなのに、ドラマや映画の登場人物を見た時に『あ、恋している時って私もこういう顔してるのかも』ってリアルに感じるのは、実は妄想に近いんじゃないかなって。だからこそ、そこをいかに自然に見せていくかというのが、僕にとっての芝居なのかもしれないです」インタビュー冒頭から、興味深い持論を展開してくれた西島さん。俳優としては、放送中の連ドラ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』が、約2年ぶりのドラマ出演となる。演じるのは、有村架純さん演じる主人公の杉原音に想いを寄せる青年・井吹朝陽。「朝陽は、自分の恋愛以前に“父親との確執”という大きな問題を抱えています。それだけに、最初はごく軽い気持ちのはずだった音への恋心がこれからどう発展していくかは、僕らにとっても未知数で。ある意味、いちばん複雑なのは朝陽なのかもしれません」ところで、そんな西島さんご自身は“煩ってしまう”ほどの恋愛に憧れる気持ちはありますか?「10代の頃はあったかもしれないけど…もうさすがにそんな暇はないですね(笑)。想う気持ちの量は当時と変わらなかったとしても、それに費やす時間は確実に凝縮されていった気がします。僕も大人になった、ということなのかも」◇にしじま・たかひろ1986年9月30日生まれ。北海道出身。パフォーマンスグループAAAのメンバー。『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)は月曜21時~放送。3/24よりmu-moショップにて1st Album『HOCUS POCUS』リリース予定。※『anan』2016年2月3日号より。写真・佐藤航嗣(TRON management)スタイリスト・菱沼将人(Deep-End)ヘア&メイク・椎津 恵取材、文・瀬尾麻美
2016年01月28日西島秀俊、竹内結子、香川照之らが出演する黒沢清監督による最新サスペンス『クリーピー』の撮影現場に潜入!黒沢組初のドローンを使用しての空撮が行われたほか、黒沢監督は現場で取材に応じ、4度目のタッグとなる西島さんの魅力についても語ってくれた。原作は「第15回日本ミステリー文学大賞」新人賞に輝いた前川裕のサスペンス小説。元刑事で、いまは犯罪心理学者の高倉は6年前に起きた未解決の一家失踪事件の分析と調査を開始する。私生活では妻(竹内さん)と共に一軒家に越してきたが、そこで奇妙な隣人・西野(香川さん)に出会うが…。8月1日にクランクインし、夏の暑さの中、約1か月にわたって撮影が行われた本作。お盆を少し過ぎたこの日は、東京郊外の私鉄沿線での撮影となったが、終始、蝉の鳴き声が現場に響き渡る。この日、撮影されたのは西島さん演じる高倉と昔の後輩である若き刑事で東出昌大が演じる野上が6年前の失踪事件の一家の家を訪れ、そこで一家の中で唯一、失踪を免れた少女で、川口春奈が演じる本多早紀と顔を合わせるというシーン。東出さんは現役刑事ということでこの暑さの中でもネクタイを締めたスーツ姿。西島さんもノーネクタイながらもスーツで、左手の薬指には指輪が光る。2人は、ひとりの少女を残して家主たちが消えてしまった家から、何とも奇妙な感覚を刑事ならではの勘から感じるのだが…。2人が訪れる事件の当事者の家(本多家)とその近隣の様子がドローンで空撮されたのだが、黒沢監督にとっては撮影で使用するのはもちろん、ドローンの実物を見たのも「この現場が初めて」とのこと。脚本の段階で、ドローンでの空撮を考えていたというが、そこには物語に深く関わる重要な理由が…。「映画の中で、あるひとつの地形、家の配置が物語の鍵を握っているということで、どうしても高いところから見下ろすショットが必要でした。地面に立っていると分からないけど、見下ろすと分かることがあるんです」と説明。これまでであれば、クレーンを持ち込むか、より高い建物や丘などがあるロケ場所を探す必要があったが、ドローン技術の発達で、効率的に空撮が可能となった。改めて、初のドローンによる撮影を体験し「ビックリしました。面白いものですね」と興味深そうにうなずいていた。なお、もうひとつのメインの撮影現場に関しても、家の並びが重要な意味を持つことになるが、そちらに関しては近隣の小高い丘から撮影することができたという。撮影の合間、監督は取材に応じたが、映画『ニンゲン合格』、中編ドラマ『楳図かずお恐怖劇場蟲たちの家』に続く黒沢作品での主演で、映画『LOFT ロフト』以来、久々にタッグを組む西島さんについて「いまだに変わっていない。いま、あれだけいろんな役をやって、良くも悪くもある種の“濁り”が加わっているかと思ったらクリアで、『どうとでも色を着けてください』という感じです」と評する。今回、元刑事の犯罪心理学者の主人公の役を振ったが「40代の半ばに差し掛かり、そろそろ、昔、僕の映画で役所広司さんが演じていたような役ができるのでは?という思いがあった」とも明かす。高倉の日常を侵食していく奇妙な隣人・西野を演じる香川さんも過去の黒沢作品に出演しており、近年では「MOZU」シリーズをはじめ、映画やドラマでたびたび、西島さんと香川さんの共演が見られるが、黒沢作品では初めて!「いつかは僕の映画で、この組み合わせでやってみたかった。念願の黄金コンビです」と嬉しそうに語った。物語については「ものすごい悪意と平穏で善意に満ちた日常が激突する瞬間は、撮っていて興奮する」とニヤリ。“クリーピー”は「気味が悪い」「身の毛がよだつような」という意味を持つが「薄気味悪いですよ(笑)」とタイトルそのままのゾッとするような展開が待ち受けていることを示唆し「エンターテイメントの王道としても楽しんで見られると思います」と自信をのぞかせていた。『クリーピー』は2016年6月18日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月30日資生堂はこのほど、マスク顔を魅力的にみせる「マスクメーク術」を解説したサイトを開設した。風邪やインフルエンザ、花粉やほこり予防のためにマスクを着ける人が多いが、顔の大部分を覆ってしまうため「普段どおりのメークが楽しめない」「化粧くずれが気になる」といった悩みも寄せられているという。そこで同社は、マスクをしている時にこそ、魅力的に見せることができるメーク術を特設サイトで公開した。コンテンツは「マスク美人と言われるためには欠かせない、最も重要なポイント」「マスク時に注意したいチークのマル秘テク」「マスクに化粧がつくのを防ぐちょっとしたコツ」など。資生堂トップヘア&メーキャップアーティストの西島悦氏が、基本的なテクニックはもちろん、マスク時ならではの意外なテクニックも紹介している。
2015年12月25日資生堂のトップヘア&メーキャップアーティスト監修2015年12月22日、株式会社資生堂はマスクをしている時でも魅力的に見せるメークテクニックを解説するサイトを公開。このサイトを監修しているのは資生堂のトップヘア&メーキャップアーティストである西島悦氏。2009年に資生堂のトップヘア&メーキャップアーティストに就任して以来、自身が確立した、美しく見せるための黄金比率を数値化した「ゴールデンバランス理論」によって全ての女性の美しさを応援している。マスク美人と言われたい今年も残すところあとわずか。仕事も追い込みの時期に入っており、風邪をひいている余裕はない。そんな時に大活躍するアイテムがマスク。しかし、マスクをつけると顔の半分以上が隠れてしまい、いつものメークを楽しむことができない。そればかりでなく、化粧崩れをしやすくなるという問題も。そんな人に最適なサイトを資生堂が公開。「マスク美人」と言われるためには欠かすことのできないメークポイントを知ることができる。マスクをしていても唯一見えるパーツである目元のメークにはなんと4つもポイントがあるのだ。また、マスクをつけている時に気になるのはマスクにファンデーションや口紅がつくこと。メーク時にちょっと一工夫するだけでマスクへのメーク移りも防ぐことができる。このテクニックは花粉症の季節になっても重宝すること間違いないだろう。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社資生堂プレスリリース(PR TIMES)
2015年12月24日今夜16日(水)の放送で最終回を迎える西島秀俊主演のドラマ「無痛~診える眼~」が、先週末ですべての撮影を終了。主演の為頼英介役の西島さんと、刑事・早瀬役の伊藤淳史の両名がそろってクランクアップを迎え、3か月にわたる撮影を振り返りコメントを寄せた。最終回となる第10話では、早瀬順一郎(伊藤淳史)によるイバラ(中村蒼)銃撃の後、イバラを探すも見つからず、診療所に戻った為頼英介(西島秀俊)は、早瀬がイバラに発砲したことを高島菜見子(石橋杏奈)、井上和枝(浅田美代子)に話す。イバラは川に転落したまま行方が分からない。和枝は発砲を焦った早瀬の方が危険ではないかと危惧。寝ていたはずの南サトミ(浜辺美波)が話を聞いてしまい、玄関から飛び出そうとするのを和枝が必死に抑えた。翌日も警察はイバラの捜索を続ける。一方、信用を失った「白神メディカルクリニック」は患者の転院などの整理が進められていた。秘書の横井清美(宮本真希)は今後の相談をしようと院長室へ行くが、白神陽児(伊藤英明)姿はなく、携帯電話も繋がらない。為頼の診療所には早瀬が姿を現す。イバラを撃ったことを責める為頼に、早瀬は彼を殺害するしかないと口走る。その発言を聞き、為頼は早瀬に白神から言われたのではないかと問う。為頼は、白神が早瀬にイバラを殺すようそそのかしたのでは、と思ったのだ。為頼はイバラの治験データを早瀬に見せる。そのデータは、イバラが白神に処方された薬の影響で一家殺害時の記憶の喪失していたこと、薬による強暴性の増加を物語っていた。早瀬は一家殺害に白神の関与があるのでは、と気づかされる…。最後に撮影されたのは、伊藤さん演じる早瀬が、中村蒼演じるイバラを追い詰め、橋の上で銃撃するという9話の衝撃のラストシーンに続く、10話冒頭のシーン。横浜の夜景も美しい橋の上で、遠くに船の汽笛が聞こえる中、撮影を終えた西島さんは「こんなに楽しい連ドラの撮影はいままでにもあまりなくて、毎日現場に来るのが楽しみで、3か月間やってきた中で、本当に一日もストレスがありませんでした。それは本当にすごいことで、スタッフの皆さんの実力に驚きました」とスタッフを労い、「また皆さんとご一緒できるように、今後も、もっともっと努力していきたいと思います。ありがとうございました!」と満面の笑みで撮影の終了を喜んだという。また、伊藤さんは、「早瀬という役は犯因症が出たり、怒りを抱えて、熱い正義感を持った刑事で、僕がいままで演じてきた役の中では、似た役もない、初めての役柄でした。新しいことばっかりで、監督にもたくさん演出をかけてもらって、みんなにも助けられて、僕なりにちゃんと最後まで早瀬を演じきることができたかな、と思っています。本当に感謝しています」と述べ、さらに「プライベートなことですが、(『無痛』の撮影期間中に)はじめてパパになることもできまして、犯因症なんて全く出ないような、幸せな日々を送っております。皆さん、本当に3か月ありがとうございました」と、作中の役柄とは打って変わって幸せなプライベートの一面を覗かせるコメントを寄せた。川縁での挨拶を終えた西島さんと伊藤さんは、熱い抱擁を交わしたかと思うと、西島さんが伊藤さんを川に落とそうとじゃれ合う場面も!「本当に泳げないから!」と必死の抵抗を見せる伊藤さんに、現場は終始和やかな雰囲気で3か月以上にもわたる撮影は幕を閉じた。最終回「無痛~診える眼~」は今夜16日(水)22時よりフジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月16日西島秀俊に竹内結子、川口春奈、東出昌大、藤野涼子、香川照之ら演技派俳優が、サスペンス・スリラーの名手・黒沢清監督の元に集結し“奇妙な隣人”に翻弄される夫婦を描いた『クリーピー』。このほど、公開日が6月18日(土)に決定し、併せて特報映像が解禁された。日本ミステリー文学大賞「新人賞」を受賞した前川裕の小説を原作とし、不気味な隣人との接触をきっかけに、日常から深い闇へとひきずりこまれていく夫婦の姿を描いた本作。『CURE キュア』『回路』など、数々の名ホラー映画を手掛け、最新作『岸辺の旅』で第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門「監督賞」を受賞した黒沢監督によって実写化が実現した。主人公で元刑事の犯罪心理学者・高倉を演じるのは映画・ドラマ・CM・雑誌など、いまやその顔を見ない日はない活躍を見せる西島秀俊。『ニンゲン合格』『蟲たちの家』『LOFTロフト』に続き、黒沢作品への出演は4度目となる。一方、高倉の隣家に暮らし、夫妻を恐怖に引きずり込む西野役には、同じく4度目の黒沢作品出演となる香川照之がキャスティングされ、物語の鍵となる男を怪演、圧倒的な演技力を見せつけている。今回解禁された特報映像は、西島さん演じる高倉の引っ越し先の隣に住む、中学生の娘・澪(藤野涼子)が、怯えた表情で訴える「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です」という衝撃的なセリフからスタート。崩れ落ちる高倉の妻・康子(竹内結子)、高倉が携わる失踪事件の生き残り・早紀(川口春奈)の怯える表情、元同僚刑事・野上(東出昌大)の恐ろしい形相など、次々と切り替わる場面の中で、香川さんの不気味な笑顔が際立つ映像となっている。最後に一瞬覗く目が与えるインパクトは、トラウマになりそうな鮮烈さだ。隣人の顔をも知らずに生活する現代に忍び寄る圧倒的な恐怖を描いた、黒沢監督の真骨頂ともいうべきサスペンス・スリラーである本作。日常が戦慄へと変貌する、驚愕の瞬間を、まずはこちらの映像からチェックしてみて。『クリーピー』は2016年6月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月11日黒沢清監督が、西島秀俊、竹内結子、川口春奈、東出昌大、香川照之、藤野涼子らをキャストに迎えた最新作『クリーピー』の公開日が来年6月18日(土)に決まり、特報映像が公開になった。『クリーピー』特報映像本作は、第15回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した前川裕の小説を映画化したもので、元刑事の犯罪心理学者の高倉がかつて同僚だった刑事・野上から分析を依頼された6年前に起こった一家失踪事件と、高倉の隣人一家のあまりにも不可解な関係を軸に、日常に忍び寄る恐怖を描く。これまで様々な描写、ドラマを駆使して恐怖や不穏な存在を描き続けてきた黒沢監督の新作だけあり、特報映像も、単に“ビックリした”や“恐ろしいものが出現する”などの描写ではなく、どこか不気味で、説明がつかない、映像を観終わっても違和感がずっと残り続けるようなシーンが次々に描かれる。西島が演じる高倉が引越した先の隣人の娘は、おびえた表情で「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です」と言い、竹内演じる高倉の妻・康子はゆっくりと崩れ落ちる。白昼の殺人、トンネルの闇、不敵な笑顔、“何か”を見て歪んだ表情……短いカットが積み重なることで、どこかから恐怖が忍び寄ってくるような内容になっている。『クリーピー』2016年6月18日(土)全国ロードショー
2015年12月11日『劇場版 MOZU』ヒット御礼舞台あいさつが11月18日に都内劇場で開催され、主演の西島秀俊をはじめ、共演の長谷川博己、羽住英一郎監督が登壇した。ヒット御礼舞台あいさつ/その他の写真TBSとWOWOWの共同製作で2シーズンにわたり放送された人気サスペンスシリーズの待望の劇場版にして完結編。シリーズを通じて謎の存在とされてきた“ダルマ”の正体が明らかになると共に、全ての謎に決着がつけられる。今回の『劇場版 MOZU』のプロモーションで、長谷川が舞台あいさつに立つのは初めて。西島は長谷川を「TVシリーズからの戦友」と語り、揃っての登壇を「本当に嬉しいです」と笑顔を見せた。長谷川はノリノリで、自身が演じた東が発する「チャオ!」というセリフで挨拶し会場をわかせる。これには西島も「いきなり“生”チャオを見られると思ってなかったので感動しちゃった(笑)」と大喜び! ちなみにこの東の「チャオ」に関して、長谷川はその誕生の秘話を告白。「池松(壮亮)さんとのシーンで、車に乗って東が去っていくシーンですが、リハーサルが終わった後に監督が『ここは最後に東の狂気を見せてください』と仰って、すぐに『よーい、スタート!』となったんです。どうしよう? 何を言ったらいいのか? と思ったら、車がイタリア車のマセラティだったので『チャオ!』と言いました」ととっさにイタリア車を目にして生まれたアドリブであったと明かし、場内は驚きに包まれた。今回の映画でも、西島は長谷川の狂気じみた芝居を目の当たりにして驚いたよう。特にカーアクションのシーンに触れ「結構、危ないんですが、あんなふざけたことをやってる!」と語り、長谷川は慌てて「ふざけてるわけじゃなくて、演技は真面目にやってます!」と苦笑交じりに訴えていた。TVシリーズから2年以上にわたった『MOZU』シリーズも完結となり、この舞台あいさつが最後のプロモーションとなるが、羽住監督は改めて西島に「文字通り、体を張って満身創痍で演じ切ってくれました。おつかれさまでした」とねぎらいの言葉を掛ける。西島は「『MOZU』という作品は観客のみなさんに育てていただいた作品です。みなさんが見て育ててくださったから、これだけ充実した作品になりました」とファンへの感謝の言葉を口にし、最後に深々と客席に頭を下げた。『劇場版 MOZU』公開中
2015年11月18日俳優の西島秀俊が11月7日に、都内で行われた主演作『劇場版 MOZU』の初日舞台あいさつに、共演する香川照之、伊勢谷友介、松坂桃李、池松壮亮、ビートたけし、羽住英一郎監督とともに登壇。「胸がいっぱいで感無量。震える思いです」と本作の封切りに感激しきりだった。『劇場版 MOZU』舞台あいさつ/その他の写真逢坂剛氏のハードボイルド小説をTBSとWOWOWが共同製作した連続ドラマ『MOZU』の劇場版。高層ビルの占拠・爆破、ペナム共和国の大使館襲撃という2つの大規模テロ事件が同時発生。かつて警察内部の闇を明らかにした公安警察官の倉木(西島)は、日本の犯罪史に名を残す“ダルマ”と呼ばれる首謀者と最後の対決に挑む。西島は、ダルマを演じるたけしとの共演にも思いはひとしお。10数年前、まだブレイク前だった西島が北野武監督の『Dolls〈ドールズ〉』に抜てきされた恩義があり、「あの頃、たけしさんから『今後、俳優として人生が変わると思うが、自分を見失わないように』と言葉をいただいた。今があるのは北野さんのおかげ。万感の思いは、一言では言い表せない」としみじみ語った。一方、たけしは「こっちは出版社に殴り込んで、前科一犯。バイク事故で死にかけて、挙句に最近では“老いらくの恋”なんて書かれちゃう(笑)。あー、情けない。西島さんには私みたいな人生を歩んでほしくないですから」と自虐コメントで、会場を大いに盛り上げた。写真撮影では、たけしにならって登壇者全員が“コマネチ”ポーズを披露。10月末に行われた完成報告イベントで、たけしを「恩人であり、心の師匠」と語っていた西島は、その“師匠”とともに名ギャグを再現することになり、会心の笑みを見せていた。また、ドラマ『ダブルフェイス』に続き、西島&羽住監督とタッグを組んだ香川は「またこのチームで皆さんにお会いできる精進したい。羽住組は国内トップレベルですし、西島さんとはお笑いコンビでも夫婦役でもいいですよ」と再タッグを誓った。『劇場版 MOZU』公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年11月07日TVシリーズから熱烈なファンを生み出してきた「MOZU」完結編となる『劇場版 MOZU』が11月7日(土)に公開を迎え、西島秀俊、香川照之、伊勢谷友介、松坂桃李、池松壮亮、ビートたけし、羽住英一郎監督が揃って舞台挨拶に登壇した。逢坂剛の人気小説を原作にTBS版、WOWOW版と2シーズンにわたり放送されてきた「MOZU」シリーズ待望の劇場版。全ての謎の“元凶”と言われる、日本の犯罪史上最悪の男・ダルマとの対決と共に全ての謎が解き明かされる。男たちだけの舞台挨拶となったが、西島さんら登壇陣は全員黒スーツもしくはタキシードでキメて登場!西島さんは「2年以上前に始まって、ようやくここで完結を迎えることができました。胸がいっぱいで感無量。震えるような思いです」と胸の内を語る。香川さん、池松さんというTVシリーズからの面々もここまでのシリーズの重みを背負い、熱い言葉で思いの丈を語った。だが、たけしさんがキャスト陣で最後にマイクを握ると会場の空気は一変!「ハマちゃんをやらせていただきました西田敏行です」と挨拶し、見終えたばかりの観客を前に「ネットでも何でもいいから、『これを見たらガンが治りました』『給料が上がりました』でもなんでも書き込んで!」と呼びかけ、これには西島さんをはじめ、共演陣も爆笑だった。撮影の秘話を尋ねられると、香川さんはフィリピンでのロケでの出来事として、現地のオカマもしくはニューハーフのメイクスタッフの間で松坂さんフィーバーが起こっていたと証言!「桃李くん、ついに国を超えて火をつけました!」と煽る。その松坂さんは、あるシーンで、卵を食べる姿を見せているが「台本では『生肉を食べる』とあったんですが、実際には8割方、ヒナになっている卵を食べた」と明かす。「味はコンソメですが、ニオイは濡れた犬のニオイがします…。強烈でした」と苦笑交じりに過酷な撮影を振り返る。なお、羽住監督はこのシーンについて「本当はたけしさんに食べてほしかったけど、言い出せなかった」と語り、会場は驚きと笑いに包まれた。西島さんは、改めて主人公と最強の敵という関係性で、かつて『Dolls』で自身を主演に抜擢してくれた、たけしさん(=北野武監督)と共演を果たした心境を問われ「当時、僕は無名で抜擢していただいて、撮影が終わった時『これからキミの生活、人生がガラリと変わるかもしれないけど、自分を見失わないで一生懸命やってください』という言葉を掛けていただき、ずっとその思いでやってきました。今日の自分があるのも北野さんのおかげであり、万感の思いは言葉にできません」としみじみと語った。たけしさんはこれに対し「最近では『老いらくの恋』って書かれて…」と自身のスキャンダルに自ら言及し、「講談社を襲撃して前科がついて、バイクで事故って…」など次々と過去の事件や事故に触れ「いくら有名になっても、私みたいな人生は歩まないでほしい…(笑)」と照れくさそうにたけしさん流の温かい(?)アドバイスを送っていた。また、最後の報道陣向けの写真撮影では、たけしさんがコマネチをやろうとしたのに対し、なんと、西島さんらも全員、たけしさんに倣ってコマネチのポーズ!前代未聞の正装のイケメン俳優たちのコマネチに、会場はこの日一番の爆笑に包まれた。『劇場版 MOZU』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:劇場版 MOZU 2015年11月7日より全国東宝系にて公開(C) 2015劇場版「MOZU」製作委員会 (C) 逢坂剛/集英社
2015年11月07日ストーリーもスケールも壮大で、熱狂的なファンがいる『MOZU』。完結する映画版では、主演の西島さんはじめスタッフの熱意がスパークしている模様です。ご本人を直撃しました!* **熱狂的なファンを生み出したドラマ『MOZU』の、シリーズ完結編でもある劇場版が公開される。「『MOZU』は映像にしても、説明なく進むストーリー展開にしても、とにかく不親切なドラマだったので、劇場版までたどり着いたことが本当にありがたいです。フィリピンでの撮影は本当に危険で、『MOZU』はアクションも役者がほとんど自分で行うので、“ケガをしてもいい”と思ってやっていました。実際、撮影前には体を守るために5kg増量して準備しましたが、肋骨にヒビが入ったりもして(笑)」そんなハードな現場ながらも、楽しい現場だったという西島さん。「他の現場では、自分のやる気みたいなものが空回りすることもありましたが、ここではそんな心配は皆無。スタッフも役者も、みんな瞳孔が開いているようなおかしな人ばかりで、役に没頭する方向であれば何をやってもいいという現場でしたから、自由にやらせてもらえてありがたかったです。撮影が始まってから“この役、こんなキャラだったっけ?”と驚くことも多かったです。悪人同士が相乗効果でどんどん凄まじくなって、特に長谷川(博己)くんと(松坂)桃李くん、池松(壮亮)くんという美しき殺し屋による三つ巴は、作品の魅力のひとつです」ドラマに引き続き今作でも、倉木はストイックに妻子の死の真相を追い続ける。「僕は、知らなくていいことは知らなくていいと思うタイプですが、周りがノーと言っても信念に基づいて動く倉木の姿には魅力を感じます。娘や妻の魂を追いかけるほどにダークサイドへと近づくのですが、一方で大杉(香川照之)と明星(真木よう子)が人間らしさで彼をつなぎとめる。倉木がどちらの生き方を選ぶかは、ラストシーンを見ればわかると思います」◇劇場版『MOZU』あらすじある日、高層ビル占拠爆破とペナム大使館襲撃という2つの大規模テロが同時発生する。これは、日本の犯罪史における重大事件を陰で操ってきた「ダルマ」(ビートたけし)に関わる謎のテログループの犯行だった。妻子の死にまつわる事件の真相を探るうち、「ダルマ」の存在にたどり着いた公安警察官の倉木(西島秀俊)は彼らと接触することになる。日本だけでなく、灼熱の地・ペナム共和国を舞台に、倉木と「ダルマ」、シリーズ最後にして最大の死闘が幕を開ける。◇にしじま・ひでとし1971年3月29日生まれ。東京都出身。1994年『居酒屋ゆうれい』で映画デビュー。以来『Dolls』や『脳内ポイズンベリー』など、数々の映画やドラマに出演。2016年も映画『女が眠る時』『クリーピー』が公開予定。◇劇場版『MOZU』。原作はハードボイルド作家・逢坂剛が手がける、累計240万部突破の警察小説「百舌シリーズ」。監督は「海猿」「暗殺教室」シリーズを生み出した羽住英一郎。11月7日より全国ロードショー。配給:東宝(C)2015劇場版「MOZU」製作委員会※『anan』2015年11月11日号より。写真・内田紘倫スタイリスト・TAKAFUMI KAWASAKI(MILD)ヘア&メイク・亀田 雅(ザ・ボイス)文・重信 綾
2015年11月04日第28回東京国際映画祭が開催中の東京・六本木ヒルズで10月27日に、『劇場版 MOZU』がワールドプレミア上映され、主演の西島秀俊、香川照之、真木よう子、伊勢谷友介、松坂桃李、池松壮亮、杉咲花、ビートたけし、羽住英一郎監督が駆けつけた。『劇場版 MOZU』ワールドプレミア/その他の写真逢坂剛氏のハードボイルド小説をTBSとWOWOWが共同製作した連続ドラマ『MOZU』の劇場版。高層ビルの占拠・爆破、ペナム共和国の大使館襲撃という2つの大規模テロ事件が同時発生。かつて警察内部の闇を明らかにした公安警察官の倉木(西島)は、日本の犯罪史に名を残す“ダルマ”と呼ばれる首謀者と最後の対決に挑む。西島は、ダルマを演じるビートたけしに対し「僕を見出してくださった恩人であり、心の師匠」と最大限のリスペクトを示し、「この作品で俳優として対峙できたことは、一生の宝になった」と感無量の面持ち。一方、ビートたけしは「西島くんが私の『Dolls〈ドールズ〉』に出てくれたのは10数年前。それから着実に人気と実力を積み上げて、今や日本を代表する俳優に。でも、私には一銭もお礼をくれない。恩知らずな男なんです」と“たけし節”で、西島の成長をたたえた。本作で壮大なシリーズが完結するとあって、西島は「これで決着をつけるつもりで、一丸となって命がけの撮影に臨んだ作品。僕もろっ骨にヒビが入りましたが(苦笑)、見応えあるアクション超大作に仕上がった。複雑で混沌とした、ナゾに満ちたドラマを辛抱強く応援してくださった皆さんのおかげで、ついに完結します」と熱のこもったアピール。映画で『MOZU』初参戦となったビートたけしは、「深読みすれば、ダルマは本当の悪なのか。勧善懲悪ではなく、謎解きゲームとアクションの要素を欲張りに盛り込んだ作品」と太鼓判を押した。『劇場版 MOZU』11月7日(土)より全国東宝系にてロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年10月27日西島秀俊を主演に迎えたTBSとWOWOWの共同制作ドラマ「MOZU」。11月には『劇場版MOZU』の公開も控えている本作が、この度、「第43回国際エミー賞」の連続ドラマ部門にノミネートされたことが明らかになった。爆発事件で妻を失った公安のエース倉木(西島秀俊)、捜査一課の叩き上げ刑事・大杉(香川照之)、女性公安警官の美希(真木よう子)の3人が反目しつつも次第に信頼関係を築き、繁華街で起こった爆発事件の真相に迫っていく。そこで浮かび上がる殺し屋“百舌”の存在、警察内部で秘密裏に行われている策略や過去の秘密作戦に伴う悲劇、そして、次第に明らかになっていく真実…。逢坂剛のバードボイルド小説「百舌」シリーズを原作とした本作。国内では「ギャラクシー賞2014年7月度月間賞」や「東京ドラマアウォード2014」などの賞を受賞し、海外でも「バンフ・ワールド・メディア・フェスティバル」にノミネートされるなど、国内外で高い評価を得ている。今回ノミネートが決定した「第43回国際エミー賞」とは、北米テレビ番組に与えられる栄誉の世界最高峰といわれ、テレビ界のアカデミー賞と呼ばれる「エミー賞」の国際版で、アメリカ以外の世界各国のテレビ作品や俳優が対象とする賞。過去の日本作品では、『NHKスペシャル「奇跡の生還~スクープチリ鉱山事故の真実~」』が時事問題部門でグランプリを獲得するなどの受賞実績はあるが、圧倒的に欧米や南米の受賞が多く、アジア各国にとって受賞がとても難しいと言われている。この度ノミネートされた「MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~」と「MOZU Season2~幻の翼~」を再編集した「MOZU」レジェンド(前編・後編)の「前編」を本日7日(水)深夜23時58分から放送、14日(水)深夜23時58分から「後編」を放送することも分かっている。そして多くのファンの声援に応え、「MOZU」テレビシリーズと『劇場版MOZU』をつなぐスピンオフドラマ「大杉探偵事務所~美しき標的編」を11月2日(月)夜9時から放送することも決定。世界中から注目を集める「MOZU」を堪能できるのだ。『劇場版MOZU』は11月7日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:劇場版 MOZU 2015年11月7日より全国東宝系にて公開(C) 2015劇場版「MOZU」製作委員会 (C) 逢坂剛/集英社
2015年10月07日2014年に放送され、テレビドラマの枠を超えたスケールと映像美、主演の西島秀俊を始めとするキャストたちの熱演、そして骨太のアクションで視聴者を魅了したシリーズがスクリーンで昇華する『劇場版MOZU』。このほど、羽住英一郎監督を始めとしたスタッフも総力を挙げて制作した本作がついに完成。11月7日(土)の公開を前に、ドラマシリーズの再編集版の放送や東京国際映画祭での特別上映など、“MOZUプロジェクト”が本格始動することが分かった。「MOZU」は、逢坂剛の人気小説シリーズを原作に、TBS&WOWOW共同制作の連続テレビドラマとしてスタート。その後、2015年の劇場版公開決定、さらには2本のスピンオフドラマの制作決定と、一大エンターテイメントとして大反響を巻き起こしている。劇場版では、ドラマの最終話から半年後が舞台となり、妻の死の真実を知り、生きる気力を失っていた主人公・倉木(西島さん)が、同時に起きた2つの過激テロの犯人を追いながら、ついに事件の裏で暗躍していた“ダルマ”の正体を暴き出す。西島さん、香川照之、真木よう子、長谷川博己、池松壮亮らに加え、松坂桃李、伊勢谷友介も驚くべき役で出演。連続ドラマから続く最大の謎にして、日本社会の闇といわれる“ダルマ”を、ビートたけしが演じることでも話題を呼んでいる。本プロジェクトでは、まず『「MOZU」レジェンド』と題し、連続ドラマの「MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~」全10話、「MOZU Season2~ 幻の翼~」全5話、合わせて15話分を羽住監督自らが再編集して前後編で放送。TBSでは「前編」を10月7日(水)深夜23時58分から、「後編」を14日(水)深夜23時58分からそれぞれ放送する。また、“MOZUプロジェクト”の原点ともいうべき、西島さん&香川さん共演のドラマ「ダブルフェイス」も改めて登場。「潜入捜査編」は10月19日(月)21時から、「偽装警察編」は26日(月)21時から2週連続で放送する。さらには、連続ドラマと劇場版の間をつなぐスピンオフドラマ「大杉探偵事務所~美しき標的編」が、11月2日(月)21時より放送される。ドラマでは叩き上げの熱い刑事だった香川さん演じる大杉は、劇場版では警察を辞め私立探偵に転身。そんな大杉が、警視庁内の情報通・鳴宮(伊藤淳史)を相棒に探偵として活躍する姿を描く。WOWOWでは、「大杉探偵事務所~砕かれた過去編」も放送される。そして、ついに11月7日(土)からは『劇場版MOZU』が公開。ドラマSeason1の初回で強烈な印象を植え付けた爆弾事件のロケ地・北九州での凱旋プレミア上映会や、10月22日(木)~31日(土)に開催される第28回東京国際映画祭での特別上映も予定されており、この秋は、「MOZU」が日本中を席巻しそうな勢いだ。なお、劇場版に向けたオフィシャルガイドブックも10月5日(月)に発売。テレビシリーズを見たことがないという人も、劇場版に向け予習・復習しておきたいという人も、「MOZU」の世界観を堪能できる一連のプロジェクトを見逃さないで。『劇場版MOZU』は11月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月05日『探検隊の栄光』の完成披露試写会が9月24日(木)に開催され、主演の藤原竜也をはじめ、小澤征悦、田中要次、川村陽介、佐野ひなこ、岡安章介、山本透監督が来場。六本木で発見したという2メートルの巨大ツチノコも駆けつけ(?)会場は盛り上がりを見せた。『ちょんまげぷりん』の荒木源の小説を原作に、往年の人気番組「探検隊」シリーズへのオマージュをこめて製作されたコメディ。未確認生物(UMA)発見のために南国のベラン共和国の秘境で奮闘する探検隊の面々を描く。映画の中の探検隊同様に撮影もかなり過酷だったよう…?藤原さんが撮影を振り返りつつ「富士山の下で…」と漏らすと、共演陣から「ベラン共和国ですから!」「ベラン共和国の富士山ですね」などと逐一、訂正が入る…。藤原さんはそんな周囲の“雑音”を流しながら「元々、南国で撮ると聞いてて、穏やかな環境で撮れるなと思ってたら、八丈島になったという連絡があって…」と首をかしげつつ述懐。すかさず「ベラン共和国の八丈島ね!」という声が入るも藤原さんはさらに「クランクインの2日前には千葉の近郊となって…」と困惑気味に明かした。しかも、その千葉近郊の撮影も「地元の人があまり近寄らない洞窟」で行われたそうで、たまたま犬を連れて通りかかった老夫婦に「何かここであったんですか?」と尋ねたそうだが「何も話してくれず、『事故とかですか?』と聞いたら夫人が『事故というかねぇ…』と言ってそのまま帰っちゃった…」と苦笑交じりに明かした。この日は、メインキャストのひとりであるユースケ・サンタマリアが舞台公演で欠席となったが、ここぞとばかり藤原さん、小澤さんを中心に登壇陣からはユースケさんの現場での振る舞いに関する告発が…!山本監督は撮影が過酷なあまり「明日、誰も来ないんじゃないかと思った」と振り返ったが、藤原さんは「僕は全然大丈夫でしたが、必死にユースケ先輩をなだめて、ユースケ先輩が帰らないようにしてました」と語る。小澤さんは、衣裳に着替えてから現場に移動する際のエピソードとして「ユースケさんに『(撮影)お願いします』と言うと、必ず『何で行かなくちゃなんねーんだよ!』と叫んでたし、撮影が終わって帰る時も毎日『明日は来ねぇからな!』って言ってました」と証言。さらに藤原さんが、小澤さんが撮影中、当初、予約されていた宿ではなく、さらに高級なホテルにグレードアップしていたと明かすと、小澤さんは「それはユースケさんですよ!」とあくまで、自分はユースケさんの誘いに付いて行っただけだと責任転嫁し会場は笑いに包まれた。紅一点の佐野さんは「本音を言うと大変でした…」とポツリ。「夜のシーンが寒くて…。南国なのに白い息が」と恨めし気に山本監督の方を見つめ、再び会場は笑いに包まれた。舞台挨拶の最後には“藤原探検隊”がこの日の会場の六本木で捕獲したという体長2メートルの巨大なツチノコも乱入して、記念撮影が行われた。『探検隊の栄光』は10月16日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:探検隊の栄光 2015年10月16年より全国にて公開(C) 2015「探検隊の栄光」製作委員会(C) 荒木源/小学館
2015年09月24日『劇場版MOZU』の公開を控える西島秀俊が、『岸辺の旅』でカンヌを席巻した黒沢清監督と4度目のタッグを組み、竹内結子、川口春奈、東出昌大、そして香川照之と共演するサスペンス・スリラー『クリーピー』。このほど、本作が無事にクランクアップ、西島さん始め、黒沢監督やキャスト陣から万感のコメントが到着した。ある夫婦の日常が、“奇妙な隣人”への疑惑と不安から深い闇へと引きずり込まれていく恐怖を描き、ミステリー作家・綾辻行人が「展開の予想できない 実に気味の悪い(クリーピーな)物語」と絶賛した前川裕による小説が原作となる本作。8月1日からクランクインし、約1か月間にわたり、東京及び関東近郊にてオールロケで撮影を敢行。連日、汗が全身から流れ出るほどの猛暑の中で撮影は行われたが、天気に恵まれ、台風やゲリラ豪雨の影響を受けることなく、9月4日(金)、全日程が無事に終了した。スリラー映画の現場にも関わらず、クランクインから終始、黒沢監督の元に集ったキャスト・スタッフは、和やかでリラックスした雰囲気。最終日の最後に撮影されたシーンは、西島さん演じる元刑事で現在は犯罪心理学者の主人公・高倉が、教授として勤める大学内で講義をする場面で、埼玉県内の某大学にて行われた。カットがかかり「OK」という言葉がでた瞬間、西島さんは無事にクランクアップを迎えた喜びに笑顔を見せ、緊張の糸を緩めたという。大学での講義シーンということもあり、学生役のエキストラからは拍手が起こり、拍手喝さいの中で西島さんは黒沢監督とガッチリと握手を交わした。また、6年前に発生した一家失踪事件の分析を依頼された高倉が、事件の生き残りである長女・早紀(川口さん)を自身の研究室に招き、高倉の元同僚の刑事・野上(東出さん)と共に、家族が失踪する前日にみた光景の話を聞くシーンでは、事件が進展を迎えるきっかけとなる重要なシーンということもあり、カメラのアングルを変えて、長回しもするなど、6カットほど撮影がされた。川口さん、東出さんは、このシーンでクランクアップを迎え、無事に撮影終了し花束を受け取った川口さんは、思わずプレッシャーから解き放たれたようなすっきりとした表情をみせた。東出さんは、野上というつかみどころのない役柄を演じていたということもあり、撮影中は極力キャストやスタッフとの会話を控えていたという。錚々たるキャスト陣が黒沢監督のもと集結し、隣人の顔も知らずに生活する現代ならではの戦慄を描いた本作。さらなる続報も楽しみにしていて。<以下、監督・キャスト クランクアップコメント>◆黒沢清監督◆俳優の皆さんは、すごく濃密な芝居をしてくれたなと思っています。撮影したどのシーンも印象に残っていますが、クランクアップ数日前に撮影したラストシーンは全員の緊張感が最高に高まったシーンで俳優たちの表情がすさまじいものになっていると思います。「人間ここまで来るんだ」という限界を見せてくれて、非常にエキサイティングでした。◆西島秀俊◆黒沢監督とは10年ぶりのお仕事で、非常に緊張して撮影に入りました。学べることがすごく多い現場で、改めて原点に還ったような気持ちで演じました。全シーン、印象に残っています。特に香川さんと竹内さんとは別の作品でも共演していますが、黒沢組に入るとまた全然違って、監督にコントロールされた世界で、まったく新鮮な関係性を演じることができたと思っています。また監督に呼んでいただいて撮影に参加できるように今後も一生懸命努力していきたいです。本当素晴らしい体験で、こんなに幸せな撮影はありませんでした。◆竹内結子◆黒沢監督も主演の西島さんもとても穏やかな方で、そのお人柄があらわれるような和やかな現場でした。監督がお芝居について具体的な指示を下さるので、すべてをおあずけして飛び込みつつ、用意された道をどう進むべきか考えながら進むスリルもあり。まさかこんなに恐ろしい世界を撮っているとは信じられないくらい不要な緊張を解いて臨めた毎日だったので、未だ演じた康子のように夢を見ているかのようなフワフワとした心地です。◆川口春奈◆短い期間だったのですが、黒沢組の撮影は不思議な感じで面白く、撮り方や独特の空気感とか、今まで味わったことがない現場でした。すごく勉強になることばかりで、良い経験をさせていただきました。◆東出昌大◆大好きでずっと参加したいと思っていた黒沢組は、とても独特で、すごくプロフェッショナルで、身の引き締まる思いでした。良い現場を経験させていただきました。西島さん、香川さんと共演できたことでも、一ファンとして「うわぁ、黒沢組だ!」と密かにテンションも上がりながら、その先輩方と同じ舞台に立っているんだという強い思いを抱いて演じました。◆香川照之◆黒沢組は俳優にとって自由な発想と動きが許される数少ない現場なので、撮影が終わってしまったことがとても寂しいです。西島さんや竹内さんとはこれまでも共演してきましたが、やっと黒沢組で一緒になることができ、自分たちで「ああ、映画を撮っているな」と心から楽しめた、想い出に残る撮影でした。『クリーピー』は2016年初夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月08日TBS×WOWOWの共同製作によるテレビドラマを経て、この秋、ついに映画化される『劇場版MOZU』。このほど、主演の西島秀俊を始め、香川照之、真木よう子、長谷川博己ら豪華キャスト陣が参加したフィリピン・マニラでの大規模ロケの様子をとらえたメイキング映像が、シネマカフェに到着した。警視庁公安部のエースだった倉木(西島さん)が、妻の死の真実に辿り着いてから半年。すっかり気力を失っていた彼は、警察を辞めて探偵事務所を開いた大杉(香川さん)、かつての仲間の明星(真木さん)とともに、あるテロ集団による高層ビル大規模強盗・脅迫事件に出くわすが…。原作は、累計200万部を超えるハードボイルド作家・逢坂剛による伝説の警察小説。衝撃のテレビドラマから半年後を描く劇場版は、その骨太な映像と壮大なストーリーがさらにスケールアップ。西島さんらドラマシリーズからの出演者はもちろん、松坂桃李、伊勢谷友介、ビートたけしが“最強の敵”として出演することでも話題を呼んでいる。本作は3月下旬に都内でクランクイン後、日本では実現不可能な過激な爆破シーンやカーアクションなどの撮影のため、あの『ボーン・レガシー』の撮影が行われたフィリピン・マニラに飛び、約1か月間に及ぶ海外ロケを敢行。届いた3分ほどの映像には、時折、笑顔を見せながらも真剣に打ち合わせをする西島さんの姿が。また、多くの人が行き交う市場で西島さんが突然発砲したり、車やバイクが行き交う日常のすぐ近くで車が大破したりと、その迫力はまるでハリウッド並み。プロデューサーの渡辺信也氏によれば、「フィリピンをロケ地に選んだのは、日本でできないことができるということもありますが、マニラの街の色やにおいが『MOZU』の世界観にぴったりだと思ったのも一つの理由。マニラでは街の中心にある営業中のマーケットを封鎖して大規模な撮影を行ったりもしました」と言う。使用した銃弾は1500発、大破させた劇用車は4台、エキストラは500人以上という大規模ロケで描かれる「MOZU」の集大成を、まずはこの映像から覗いてみて。『劇場版MOZU』は11月7日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月22日俳優の西島秀俊が主演を務める劇場版『MOZU』(11月7日公開)の新キャストが、このほど発表された。本作は、ハードボイルド作家・逢坂剛による代表作で、累計発行部数が200万部を超える警察小説「百舌(もず)」シリーズが原作。2014年にはテレビドラマ版が放送され、平均視聴率11.0%、最高視聴率13.8%を記録。さらに、2014年ギャラクシー賞7月度月間賞、東京ドラマアウォード2014連続ドラマ部門優秀賞を受賞するなど、映像業界内でも高い評価を獲得してきた。劇場版では、西島演じる倉木が妻の死の真実にたどり着いてから半年後のことが描かれる。気力を失った倉木と、警察への不信感から警察をやめ探偵事務所を開いた大杉(香川照之)、そしてともに謎を追っていた明星(真木よう子)は、あるテロ集団による高層ビル大規模強盗・脅迫事件に遭遇する。今回、新たに劇場版キャストとして、俳優の松坂桃李、伊勢谷友介、そしてビートたけしの出演が決定。松坂は、犯罪実行部隊を率いる残虐非道な暗殺者で、大杉の娘を誘拐する権藤役。伊勢谷が演じるのは、冷静沈着な犯罪計画を立案するブレーン、高柳。ビートたけしは、シリーズ最大の謎の存在"ダルマ"を演じる。出演についてビートたけしは、「自分の好きなアメリカのサスペンスドラマに似た展開で面白いと思い引き受けた」とその理由を語り、「西島君は、おいらのラジオ時代からの熱狂的ファンで、共通の趣味もある。気の合う相棒みたいなものだから、楽しい現場になりそうだね」と期待する。伊勢谷は「『MOZU』は昨今珍しいくらいハードボイルドが極まった作品」としながら、役柄について「自分自身とは全く違うキャラクターなので、チャレンジしがいがあります」と意気込む。ドラマ版のアクションシーンに目を奪われていたという松坂は、「ダークな役をやりたいと以前から思っていたので、今回の権藤という男は演じていて非常に楽しいです」とコメントを寄せた。主演の西島は、新キャストの発表を受け、「新たに驚くような共演者を迎えることになりました。特にビートたけしさんの参加は、全身の血が沸き立つ思いです」と語る。映画は3月下旬に都内でクランクイン。4月初旬からは日本国内では撮影不可能な大規模アクションシーンの撮影のため、フィリピン・マニラで海外ロケを行っていた。(C)2015劇場版「MOZU」製作委員会(C)逢坂剛/集英社
2015年05月07日映画『エイプリルフールズ』が4月1日(水)のエイプリルフールに初日を迎え、戸田恵梨香、松坂桃李、ユースケ・サンタマリア、小澤征悦、菜々緒、寺島進、富司純子、里見浩太朗、石川淳監督が舞台挨拶に登壇した。ドラマ「リーガルハイ」、「デート~恋とはどんなものかしら~」などで知られる人気脚本家・古沢良太のオリジナル脚本による本作。7つの嘘を軸に27人もの人生が複雑怪奇に絡み合っていく。エイプリルフールに公開ということで、戸田さんを筆頭にキャスト陣は「私事ですが…」と前置きし次々と嘘を暴露。戸田さんは「実は私は三つ子です」と告白し、これまでの舞台挨拶、さらには本作撮影時の戸田さんも別人であったと明かす。これにユースケさんが「確かに撮影のときの戸田さんの背中には毘沙門天があった」と“補強”し笑いを誘う。松坂さんは「このたび歌手デビューが決まりました」と明かし、実は本作のエンディング曲も歌っていると暴露。ここで止まればよかったが、すかさずユースケさんが「タイトルは『この子、誰の子?』です。演歌調で!」と付け足し、司会者も「一節、歌ってもらえますか?」とムチャぶり!松坂さんは苦笑を浮かべつつ「この子、誰の子~?」とその場で熱唱し男気を見せた。そして、当のユースケさんはいきなり「元『ワン・ダイレクション』のゼインこと、ユースケ・サンタマリアです。みんなからは“マッサン”と呼ばれています」と挨拶。さらに本作に関しては既にヒット確実なので、公開待機作の宣伝をさせてもらうと宣言し「4月に僕が初めて監督・主演した『寄生獣』が公開となります」と語り、実は『寄生獣』のミギーはCGではなく、ユースケさん自身の渾身の熱演によるものだと説明。さらに『進撃の巨人』もユースケさんの手による作品であり、『アベンジャーズ』の続編ではハルクを演じていると、まさに“立て板に水”とはこのことかというほどスラスラと放言を連発し、もはや周囲からのツッコミもなし!そしてこの日、最もきわどい嘘で会場をわかせたのは菜々緒さん。撮影中に共演陣全員に愛の告白をして「男女一人ずつからOKをもらいました。それは恵梨香と小澤さんです!」と明かす。最初は小澤さんも「シェアハウスでみんなで住んでます」とノリノリだったが、菜々緒さんはさらに「小澤さんには最近、OKをいただきました。『待っててくれ』と言われて…」と小澤さんについ最近、破局報道があったことを踏まえて踏み込んだ発言!小澤さんは笑顔で「ごめんね、待たせて」と返したが、さすがのユースケさんもこれには「何て言っていいのか分かんない」と苦笑。会場は爆笑に包まれていた。『エイプリルフールズ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エイプリルフールズ 2015年4月1日より全国東宝系にて公開(C) 2015フジテレビジョン
2015年04月01日メイクの時に「顔バランス」気にしてる?いつの時代も「きれい」を作るメーキャップ。「ギャルメイク」や「ナチュラルメイク」など流行り廃りはあれど、いつの時代もきれいな女性の顔は「顔バランス」が整っていることではないだろうか?資生堂のトップメークアーティストがメイク指南資生堂のトップヘア&メーキャップアーティスト西島悦(にしじまえつ)氏は、メイク本「ゴールデンバランス美人メイクの基本」を2015年3月12日(木)に発売した。西島悦氏は、資生堂の美容部員からヘア&メーキャップアーティストへ転身し、2009年には12,000人の美容に関わる社員の頂点、「初代資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト」に就任した信頼と実績のあるヘア&メーキャップアーティスト。「いまいちなメイク」は「顔バランス」のせいかもそんな西島氏が提案するのは「美人になるカギは、顔バランス」というキーワード。毎日頑張ってメイクをしても「なんだがいまいち」になるのは「顔バランス」のせいかもしれない。そんな悩みを持つ女性に向けて西島氏が21のメソッドで楽しく・わかりやすく解説する。タイトル:「ゴールデンバランス美人メイクのきほん」著者:西島悦発行:株式会社マガジンハウス発刊日:2015年3月12日(木)定価:1,400円(税別)(引用:ニュースリリースより)(画像は資生堂グループWebサイトより)【参考】・株式会社資生堂 ニュースリリース(PDF)
2015年03月15日マガジンハウスは3月12日、資生堂トップヘア&メーキャップアーティストの西島悦(にしじまえつ)さんによる『ゴールデンバランス美人メイクの基本』(税別1,400円)を発売する。○美人になるカギは、顔バランスこの本で西島さんは「美人になるカギは、顔バランス」と定義し、毎日がんばってメーキャップをしても「なんだかいまいち、きれいになれない」と悩む女性に向けて、21のメソッドと実践でわかりやすく解説する。『ゴールデンバランス美人メーク入門』(扶桑社/2007年)の内容をもとに、より「楽しく、わかりやすく」情報を刷新したもの。内容は「美人になるカギは、顔のバランスにあり!」「顔のバランスを整える21のメソッド」「実践編 ゴールデンバランスメイクで美人顔になる」「少し意識を変えるだけでメイクはもっと上手になる!」。巻末特典として、「顔バランスをはかるスケール」つき。
2015年03月11日女優の相武紗季、俳優の小澤征悦、三島有紀子監督が20日、都内で行われた、WOWOWの連続ドラマW『硝子の葦~garasu no ashi~』の完成披露イベントに出席した。桜木紫乃の同名小説(新潮文庫刊)を実写化した本作は、女性の情念から生まれる犯罪を描いた官能ミステリー作品。実母の愛人だった喜一郎(奥田瑛二)と結婚した節子(相武)は、税理士の澤木(小澤)と不倫関係にあった。そんな中、憎悪している実母から罵声を浴びせられた節子は、殺人事件を起こした上に焼身自殺を図る――というストーリーで、ドラマは、21日22時から毎週土曜日に放送(全4回)。原作を読んでから撮影に臨んだという主演の相武は、「不幸な運命なのに、力強くて生き生きとしている。カリスマ的な格好よさを感じました」と節子の印象を語り、「自分が感じたように演じられたと思う。数奇な運命を辿る様が、流れるように映し出されてます」とアピール。官能的なシーンにも挑んだ相武だが、その起用について、「最初は『えっ?節子のイメージと違う』と思った」と明かした三木監督は、「今までの相武紗季とは違うものを目指した。『嫌だ。嫌いです』って言われる覚悟で挑みました」と胸を張った。一方、相武の不倫相手を演じた小澤は、「共演してうれしかった。1人の女優さんが、何かを得ていく様子を真近で見ることが出来ました」と感慨深げに語り、「美しいってことは切ないんだなと思った。男と女が出会って、続いたり別れたり、切なさが映像を通して伝わってくる」としみじみ。本作のポスターでも、相武が一糸まとわぬ姿を披露しており、「ずっと見ていたいですね~。『ジョジョの奇妙な冒険』みたい」と話して笑わせた小澤に、相武は、「結構、体を折り曲げていて、アクロバティックな体勢が大変だった」と苦笑いで撮影を振り返っていた。
2015年02月21日女優の相武紗季と俳優の小澤征悦が2月20日(金)、東京都内でWOWOWの連続ドラマW「硝子の葦」第1話完成試写会付き舞台挨拶を行った。母親の恋人を奪い、さらには不倫愛にも陥るヒロイン・節子を体当たりで熱演した相武さんは「節子は凄く不幸な運命を背負っているのに生き生きしていて、カリスマ的な力強さも感じた。そういう女性を演じる事が出来ればと臨みました」と新境地開拓への心境を吐露。劇中では、奥田瑛二や小澤さんとの激しい濡れ場にも挑戦したが「どこまで表現する事が出来たか…全話を観てからホッとできると思う」と不安を明かすものの、撮影時の苦労については「台本に書かれていた通りの節子を演じることに頭が一杯で、苦労した記憶はないですね。撮影がタイトだったことくらい?終わってみたら全部忘れちゃいました」とケロッとした表情で、芯の強さを伺わせた。一糸まとわぬ相武さんの姿が映し出された同作のポスターも話題だが、相武さんは「体を折り曲げなければいけなくて、それが大変。長い時間色々なポーズをとっていたので、“一糸まとわぬ”よりも、アクロバティックな形の方が大変だった記憶があります」とセミヌードよりも姿勢の苦労に言及。不倫相手を務めた小澤さんも「ずっと見ていたいですね。それはポスターとして大成功しているということ」と相武さんの色気に目を奪われたのかと思いきや、「(ジョジョの奇妙な冒険の)ジョジョのポーズに似ていますね」とこちらも体を折り曲げた体勢を気にしていた。最後に相武さんは、三島有紀子監督から「現場で相武さんから『嫌だ、嫌いだ』と言われても、新しい一面を出すために現場ではあらゆる事をしようと思った」などと覚悟を聞くと「今まで表現しなかった表現方法で自分を作品に投影することが出来た。全話を通して世界観に浸ってほしい」と観客に呼びかけた。原作は、直木賞作家・桜木紫乃による同名ミステリー小説。桜木の実家が過去に経営していた釧路のラブホテルを思わせるホテルローヤルを舞台に、女性の業と情念から生まれる犯罪を、複雑な人間模様の中で性愛シーンを絡めながら描く。WOWOW「連続ドラマW 硝子の葦」は、2月21日(土)午後10時よりスタート。(text:cinemacafe.net)
2015年02月20日