「細田守監督作品『バケモノの子』展 ~時をかける少女、サマーウォーズ、おおかみこどもの雨と雪~」が本日9月16日(水)、大丸ミュージアム 梅田(大丸梅田店15階)にて開幕した。細田守監督作品『バケモノの子』展のチケット情報本展では、細田守監督最大のヒットとなった『バケモノの子』が『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』を経てどのように生まれた作品なのか…。スタジオ地図と映画スタッフ協力のもと、映画の“設計図”ともいえる「絵コンテ」や、魅力あふれる表情豊かな「キャラクターデザイン」、色鮮やかに作品世界を描き出す手描きの「背景美術」など、厳選されたオリジナル約350点をはじめ、細田守監督作品の世界を彩る貴重な資料をダイナミックな展示で紹介する。最新作『バケモノの子』に関しては、美術ボードの数々や著名な刀匠によって製作された「熊徹の大太刀」などに加え、大阪で“初披露”となる絵コンテやレイアウト、原画を展示する。また、“面白法人カヤック”や“チームラボ”といった話題のクリエイター陣とコラボする体感型展示エリアでは、『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』そして『バケモノの子』に至る各作品の名場面を体験できるブースを多数展開し、映画と同様に、大人から子どもまでが一緒に楽しめる展示となっている。『バケモノの子』の舞台、細田守監督と多くのスタッフが作り上げた映画の魅力に、イベントならではの視点で迫る本展で、これまでにない細田守監督作品の世界を体験してほしい。9月28日(月)まで大丸ミュージアム 梅田(大丸梅田店15階)にて開催。また、チケットぴあでは、熊徹の弟子である九太が愛用する「“黒”の刀」をモチーフとしたペンが付いてくるプレミアムグッズ付チケットを発売中。
2015年09月17日トイカードは10月1日より、サンリオの人気キャラクターをデザインした「こども商品券」の発行を開始する。「こども商品券」は、全国の玩具店、有名百貨・量販店の玩具売り場、一部のベビー・子供用品売り場や文具売り場、遊園地・水族館・アミューズメント施設、レストラン等で利用できるギフト券。今回発売する「こども商品券」に登場するのは、昨年40周年を迎え、幅広い世代に人気のサンリオキャラクターである「HELLO KITTY(ハローキティ)」。券種は500円券、1000円券の2券種を用意した。販売は2016年9月30日までを予定している。有効期限は2020年12月31日。HELLO KITTY (C)1976,2015SANRIO CO.,LTD.
2015年09月17日中屋敷法仁が率いる劇団「柿喰う客」の新作本公演『天邪鬼』が、9月16日(水)から東京・本多劇場ほかにて上演される。【公演情報はこちら】劇団「柿喰う客」は東京を拠点に活動する人気劇団で、来年には結成から10周年を迎える。新進気鋭の女優だけでシェイクスピアを上演する“女体シェイクスピア”シリーズやこどもから大人まで一緒に楽しめる作品を上演する“こどもと観る演劇プロジェクト”など幅広く作品創作に取り組んでいる。中屋敷法仁の新作を上演することを目的とする本公演は、1年半ぶり。また、劇団メンバーだけでの公演は、2011年に上演された『無差別』以来、実に3年ぶりである。本作で主役を務める玉置玲央を始め、プロデュース公演や映像でも活動の幅を広げるメンバーたちが集結し、どのような作品が出来上がるのか期待したい。“圧倒的なフィクションの創造”を劇団のテーマとして、様々な舞台を生み出してきた柿喰う客。本作で挑むのは、想像力を操り、拳銃に見立てた手から虚構の弾丸を放つことができるこどもたちが、大人たちにその能力を利用され、ホンモノの戦争ごっこに送り込まれるというストーリーだ。作・演出の中屋敷法仁は、「“演劇=虚構”という概念すら疑わしくなってきた昨今、より強く虚構の空間を築き、この演劇で現実の世界を取り戻したい」と語る。結成10周年を前に「10万人動員宣言」を発表し、より多くの人に気軽に演劇に触れてもらう機会をつくることを目的として公演の映像や戯曲の無料公開を行う企画「となりの柿喰う客」や全国の高校演劇部や大学生の演劇サークルに向けて公演のDVDと中屋敷法仁が高校在学中に発表した『贋作マクベス』の台本などを無償で提供する「めこちゃん宅配便」など、団体としても新たな試みにチャレンジしている。柿喰う客『天邪鬼』は、9月16日(水)の本多劇場を皮切りに、兵庫公演、岐阜公演と続く。取材・文:井藤 一
2015年09月16日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「ナディッフ(NADiff)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京・清澄白河の支店、ナディッフ コンテンポラリィ(東京都江東区三好4-1-1 東京都現代美術館内)です。■『On the Beach 1 / On the Beach 2 ヨーガン・レール』ヨーガン・レール 小池一子「美しかった日本を覚えています。もしも許されるなら、ずっとこの国で暮らしたい。」本書の冒頭でそう綴るデザイナーのヨーガン・レールは、40年以上前に日本に移り住んでから晩年は沖縄の海辺にも家を持ち、ひと月の半分をそこで暮らしていた。愛犬と出かけた浜辺で、砂の中に埋もれるたくさんのプラスチックのゴミを目の当たりにし、心を痛めた彼は、美しいサンゴや貝殻と一緒にそれらを拾い集め、芸術的かつ実用的なものに作り替えることで、その作品を通して現状を世に訴えたいと考えた。そうした活動を記録した本書は、“The End of Civilization(文明の終わり)”と題した文章から始まり、浜辺に漂着したビーチサンダルなどの収集の様子や、それらを使った作品の写真が収められている。石垣島の美しい自然と対峙されるように並べられたゴミの写真からは、彼のメッセージを強く感じることができる。現在、東京都現代美術館で開催中の展覧会「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」(10月12日まで開催)では、浜辺のゴミで作ったカラフルなランプシェードや、拾ったビーチサンダル、たくさんのプラスチックゴミが混じった砂が、写真と合わせて展示されている。「自然に還元しないものは必要ない」という彼の思想がそのまま反映されている空間を、この2冊からぜひ感じてもらいたい。東京都現代美術館で開催中の展覧会「おとなもこどもも考えるここはだれの場所?」では公式カタログが刊行されていないため、ヨーガン・レールの出展作品について掲載されている書籍は本書のみ。さまざまな社会問題に疲弊してしまう昨今、私たちに地球に住んでいるということを思い起こさせるのは、いま手に取るべき作品集ではないだろうか。【書籍情報】『On the Beach 1 / On the Beach 2 ヨーガン・レール』著者:ヨーガン・レール 小池一子編集、デザイン:松村秀昭発行:HeHe208ページ、130ページ/共にA5発刊:2015年7月18日価格:2,000円、1,800円【展覧会情報】「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」会場:東京都現代美術館 企画展示室 1階住所:東京都江東区三好4-1-1会期:7月18日~10月12日時間:10:00~18:00(※9月の金曜日は21:00まで、入場は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(9月21日、10月12日は開館)、7月21日、9月24日料金:一般 1,000円:大学生・専門学校生・65歳以上 800円:中高生 600円:小学生以下 無料
2015年09月03日8月29日(土)と30日(日)の2日間、100以上の子ども向けワークショップが一同に会す「ワークショップコレクション11 in シブヤ」が開催される。2棟の取り壊し前のビルをメイン会場に、サテライト会場の映画館では各館セレクトによる子ども向け映画が上映される。「ワークショップコレクション」は、NPO法人CANVASが主催するこども向けワークショップの博覧会イベントとして、2004年よりスタート。学校や、大学、企業、研究者、アーティストなど、さまざまな出展者による多彩なワークショップが全国より一同に会し、2013年3月の第9回開催時には2日間で約10万人の来場者を記録。同年のグッドデザイン賞グッドデザイン・ベスト100を受賞している。第11回目となる今年は、メイン会場となる取り壊し前のオフィスビル2棟をはじめ、11のサテライト会場が渋谷全域でイベントを盛り上げる。ユーロスペース、アップリンク、シアター・イメージフォーラムら3館の映画館もサテライト会場として参加し、イベントに合わせてセレクトされた子どもやファミリー向けの作品が上映される。ユーロスペースでは、兄弟を主人公に描くロードムービー『少年、機関車に乗る』を上映。退色や傷が生じてしまうプリント上映ならではの味を、デジタル映像に慣れた子どもたちに味わってほしいとの思いから、35mmフィルムでの上映が行われる。アップリンクでは、ドキュメンタリー『聖者たちの食卓』が上映される。インドの聖地で500年以上を続けられている「無料食堂」を描く同作は、「ワークショップコレクション」の主な参加者である子どもたちに、上質なドキュメンタリー作品に親しんでほしいとの思いからセレクトされた。絵本の読み聞かせイベントも同時に開催するシアター・イメージフォーラムでは、ベルギー生まれの絵本作家ガブリエル・バンサンの原作絵本のアニメーション映画化『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』を上映。美しい水彩画を背景に、絵本シリーズのエッセンスがちりばめられた“絵本映画”として第86回アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされた同作を、日本語吹き替え版で観賞することができる。「世界最大のこども創作イベント」と評される同イベント。夏休み最後の土日、渋谷が子どもたちで賑わいそうだ。「ワークショップコレクション11 in シブヤ」は8月29日(土)、30日(日)渋谷にて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年08月27日シネマカフェがおすすめする、“いま”聞いて欲しいサウンドトラック紹介「シネマカフェ的サントラのすすめ」。夏休みならではのラインナップで映画館が賑わう中、残りの夏のBGMとしてもオススメの3枚を紹介する。■『バケモノの子』日本を代表するアニメ映画監督として新作が待望される細田守監督作『バケモノの子』のサウンドトラックは、前作『おおかみこどもの雨と雪』に引き続き高木正勝が音楽を担当している。劇場公開作品の音楽を高木正勝が担当しているのは、前述の『おおかみこども』をはじめ、蒼井優主演の『たまたま』や、ジブリのドキュメンタリー『夢と狂気の王国』など。その中でも特に『おおかみこどもの雨と雪』での、どこか母性的でやわらかいピアノを基調とした美しいメロディの数々は、映画を確かに感動的に彩っていた。これまでの細田守監督作の中でも、冒険譚として大きくファンタジー映画への舵取りをしたような本作のサウンドトラックは、ファンファーレのように鳴り響く管楽器や流麗なストリングスがめまぐるしく展開し、高木正勝のディスコグラフィの中でも屈指の力作と言えるほど素晴らしい一作。オーケストラを全面にフューチャーしたサウンドは、冒険譚をドラマチックに演出し、前作で感じられた母性から、本作では少年性が表現されているような、わくわくさせられるような楽曲ばかりだ。コンピューターを用いたエレクロニカ路線から、生演奏中心のアコースティックへとシフトしていった高木正勝だが、『バケモノの子』では電子音楽的な粒だったメロディや散りばめられたようなリズム感覚を、生楽器で演奏しているのが面白い。さらには、物語の舞台となる「渋天街」の、どこかオリエンタルな雰囲気を彩る笛の音色やお囃子のようなリズム、さまざまなパーカッションの音色やハンズクラップに至るまで、色彩豊かな本編と同様にカラフルな音色が楽しめる。そしてなにより高木正勝ならではピアノの旋律は、とにかく暖かい。今年の映画音楽の中でも、傑作に数えられる一枚だろう。■『躍るアイラブユー♪』陽光眩しいリゾート地を舞台としたミュージカルという点では『マンマ・ミーア!』を彷彿とさせる本作は、80年代ヒットソングの数々がフューチャーされたとにかく楽しい一作。以前紹介した『イミテーション・ラブ』のサウンドトラック同様、80年代の楽曲はリアルタイムで聞いたことがなくても、映画やドラマ、テレビなどで耳にしたことがあるようなものばかり。俳優たちの歌声が何よりの聞きどころなのがミュージカル映画のサントラだが、セリフ的な歌唱であったり、シーンの中での感情とともに表現されたりといったものが多い中、本作はほとんどが歌そのものをきっちり聞かせる作りで、サントラだということを忘れて聞くと、オムニバスアルバムを聞いているような感覚が味わえる。レオナ・ルイスの参加がひとつの聞きどころではあるが、特に本作は演奏がいい。80年代的なシンセサイザーに、切れのあるエレキギターやパーカッションなど、歌の背景になることなく80年代の雰囲気が現代的な演奏で楽しめる。遅めに起きた休日の朝を、マドンナの”Holiday” からはじまる本作はきっと気分を晴れやかにしてくれる。■『奇跡の2000マイル』アリス・スプリングスからインド洋まで、オーストラリア西部の砂漠を4頭のラクダと一匹の犬と共に2000マイル横断した女性の実話を、ミア・ワシコウスカ主演で描く本作。ロードムービーと言えばフォークソングやロックンロールなどの軽快なサウンドトラックが全編を彩る、というのが映画のひとつの定番としてあるが、カナダのダブルベース奏者であるGarth Stevensonが手がける本作の音楽は、どちかといえばアンビエントと呼ばれるような、空間的で広がりのある美しい音楽が全編で展開される。肌を焼く太陽のオレンジや、途方もなくどこまでも続いていくような砂漠、そして巻き上がる砂塵に汚れていく衣服、そんな美しいも険しいオーストラリアの景観の中で映画全体に漂う“渇き”に、すっと透き通るようなみずみずしいGarth Stevensonの音楽は、映画そのものに潤いをもたらしているような感覚をもたらす。そして、映画ではあまり明確にされることのない”旅にでる理由”や、登場人物たちが抱く感情や孤独に、この音楽は神秘的なまでの美しさを与えている。優しく控えめなピアノや繊細なフルート、ストリングス、そしてぼろりとならされるダブルベースの音色は、夏の午後に差し込む夕日との相性もきっといいはず。(text:Toshihiro Horiai)
2015年08月26日現在公開中の劇場アニメ『バケモノの子』が、7月11日の公開から45日間で観客動員数400万人、興行収入51億円を突破したことが明らかになった。本作は、『サマーウォーズ』(2009年)、『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)などを手がけた細田守監督による、3年ぶりのアニメーション映画。バケモノと少年の奇妙な師弟関係を軸に、バケモノたちのすむ異世界「渋天街」での修行と冒険、リアルな渋谷を舞台にした壮大なアクション、そして親子の絆やヒロインとの淡い恋愛などが繰り広げられる新冒険活劇が描かれる。すでに前作『おおかみこどもの雨と雪』(動員数344万人、興収42億2,000万円)を抜き、細田監督作品歴代1位のヒットとなったことが発表されていたが、その勢いは衰えることなく記録を伸ばし続け、8月24日時点でついに400万人の大台に達した。また、先日発表となった第63回サン・セバスチャン国際映画祭(9月18日~26日)の「コンペティション部門」への出品に続き、カナダで行われる第40回トロント国際映画祭(9月10日~20日)の「キッズ部門」にも正式招待されることが決定。同映画祭は1976年より毎年9月に開催されている北米最大級かつ最多のプレミア数を誇る国際映画祭で、日本の監督では、過去に北野武監督が『座頭市』(2003年)で最高賞である「プレゼンテーション部門観客賞」を受賞している。『バケモノの子』は、9月13日にインターナショナル・プレミアとして「キッズ部門」にて上映を予定。細田監督も現地で舞台あいさつを行うという。なお、本作はフランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、オーストラリア、北欧、中東、南米、韓国、台湾、タイなど37の国と地域でも配給が決定。それぞれの国においても前作をしのぐ規模での公開となり、全体のスクリーン数は2倍以上になる見込みとなっている。海外配給は、フランスの老舗映画会社であるゴーモン社が手がける。(C)2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
2015年08月26日新宿クリエイターズ・フェスタ実行委員会は8月21日~9月6日、巨大アートイベント「新宿クリエイターズ・フェスタ2015」を東京都新宿区で開催する。同イベントは、2011年から新宿駅周辺各所で開催されており、今年で5回目の実施となる。2014年開催時には延べ約61万人を動員したとのこと。同イベント内「アーティスト展」では、世界で活躍するアーティストの作品が新宿の各所に出現。昨年度、神楽坂 毘沙門天に3万人の観客を集めた作品「伝統と進化型宇宙生物」を制作したCGアーティスト・河口洋一郎氏は、西新宿と神楽坂 毘沙門天の2カ所で展示を行うという。現代美術家の椿昇氏の作品は、住友不動産新宿グランドタワーに登場。1月に京都で発表した琳派400年記念作品「鸚鵡図」を展示する。同イベントの"目玉"となっている作品は、新宿駅を挟んだ西口側に登場する「砂のゴジラ」だという。世界各地の砂像イベントなどで活躍する砂像彫刻家・保坂俊彦氏が同イベントに初参加。新宿中央公園「水の広場」で、11日間にわたり、徐々に形になっていくゴジラの公開制作を行う。「こどもアート」では、アーティストたちと絵画制作などが楽しめるアート体験ワークショップや、会場をめぐりスタンプを集めると景品がもらえるゴジラスタンプラリーなどを開催する。漫画家やなせたかしさん絵本の世界タペストリー展や中東と福島のこどもの絵の展示も行う。また、新宿モア4番街には、巨大なパックマンが登場。映画『ピクセル』の協力のもと、世界で13人しかいない「レゴ認定プロビルダー」三井淳平が映画に登場するゲームキャラクターたちをブロックで再現した。また、全国の学生や若手アーティストによる作品を展示する「新宿アート・コンペティション」も開催。そのほか、新宿を舞台にした漫画「シティーハンター」の生誕30周年を記念して、漫画家・北条司氏と編集者・堀江信彦氏のトークショーも実施する。開催期間は8月21日~9月6日だが、一部期間外に実施するイベントもある。また作品やイベントによって展示・開催期間が異なる。詳細は公式サイトにて。
2015年08月20日大阪府・梅田の大丸ミュージアム<梅田>は、『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』を経て誕生した細田守監督最新作を紹介する「バケモノの子展」を開催する。会期は9月16日~9月28日。開場時間は10:00~20:00(9月28日は16:00まで)。入場料は親子ペア券2,000円、一般1,500円、高校生以下700円、3歳以下無料。同展は、“みる・しる・あそぶ!”をテーマに、絵コンテやレイアウト・原画・背景美術など300点以上のオリジナル素材の展示により細田守監督最新作『バケモノの子』を紹介するもの。会場には、ウルトラテクノロジスト集団チームラボや面白法人カヤックが手がけた体験型のブースも併設される予定となっている。また、渋谷ヒカリエで開催された「バケモノの子展」には無かった熊徹等身大着ぐるみの展示など、大阪でしか見ることの出来ない物も展示される。そのほか、限定グッズや過去作品のオリジナルグッズの販売も実施されるということだ。なお、スタジオ地図による最新作『バケモノの子』は公開37日目(8月16日時点)にして、観客動員数365万人、興行収入46.5億円を突破。 前作『おおかみこどもの雨と雪』(興行収入42.2億円、動員344万人)の記録を抜き、細田守監督作品歴代1位となっている。
2015年08月19日住友生命保険はこのほど、「応援」に関するアンケート調査を実施し結果を発表した。調査は5月20日~22日、20代~60代の男女1,000名(男女各年代100名)を対象に行われた。○応援したい人1位は「こども」はじめに、「あなたが応援したい人は誰ですか。その人の何を応援したいのですか」と質問したところ、トップは『こども(33.8%)』だった。具体的に何を応援したいのか尋ねると、「健やかな成長」(男性・40代)をはじめ、「志望校に合格」(女性・50代)、「就職活動の成功」(男性・50代)、「新社会人生活」(男性・50代)、「子育て」(男性・60代)など、『こども』のさまざまなライフイベントにエールを送っていることが読み取れた。続く2位は『自分自身(27.2%)』。「人生そのもの」(男性・30代)、「就職活動」(女性・30代)、「仕事」(男性・50代)、「婚活」(男性・30代)、「介護」(女性・50代)、「終活」(男性・60代)など、目標や課題をクリアするために自身を励ましているよう。3位は『配偶者(13.8%)』で、「家族のためにがんばっている仕事」(女性・30代)や「子育て」(男性・20代)、「病気の克服」(男性・60代)など、パートナーを思いやるエールが並んだ。○応援してくれる人・してほしい人も「配偶者」がトップ次に、一番応援してくれる人は誰か尋ねたところ、「配偶者 (30.8%)」がトップとなり、既婚者のみでは44.8%と、夫婦の強い絆が感じられる結果となった。さらに、既婚者男女別で見ると、女性35.8%に対して、男性は55.4%と非常に高く、夫が妻からの応援を強く感じていることがうかがえた。続く2位は「母親(26.7%)」、3位は「自分自身(13.5%)」と続き、「父親(5.5%)」は6位に。「母親」との差が21.2ポイントもあったことから、父親の約6割が「応援したい人=「子ども」」とするも、その思いはこどもたちにあまり届いていないことが読み取れる結果となった。また、「応援してほしい人」についても調べた結果、「配偶者(36.3%)」が断トツ1位に。次いで、「自分自身(14.1%)」「こども(13.4%)」と続いた。○うれしい応援の仕方は「称賛の言葉」次に、どのような応援が一番うれしいのか聞いたところ、最も多かった回答は、「称賛の言葉(24.0%)」だった。次いで「話をきく(21.0%)」「見守る(16.9%)」と続き、「物・お金による支援(10.0%)」よりも、身近な距離での精神的なフォローが求められているよう。また、「叱咤激励」された方がいいという人はわずか3.0%にとどまり、褒められることを望む人の方が多いことが明らかとなった。男女別で見ると、男性は「称賛の言葉(25.0%)」、女性は「話をきく(25.8%)」がそれぞれトップとなった。また、「手伝う」がうれしいという女性は16.0%と、男性(8.6%)のほぼ倍という結果に。育児や家事等へのニーズが高いことがうかがえた。○応援歌1位は「負けないで」が断トツ最後に、一番元気になる応援歌を教えてもらったところ、男女別でも、年代別でも「負けないで(86票)」が2位以下に大差をつけてトップに輝いた。1993年リリースのヒット曲で、今でもテレビ番組のスポーツシーンなどに起用されるなど、定番の応援ソングとなっていることがうかがえた。2位は、パワフルな曲調と歌詞が聞く人に力を与える「ガッツだぜ!!(14票)」で、20代~40代で高い支持を得た。3位は、1968年発売の国民的ヒット曲「三百六十五歩のマーチ(13票)」で、こちらは60代で2位を獲得した。そのほか、「栄光の架橋(11票)」「ファイト!(8票)」「上を向いて歩こう(7票)」などがトップ10入りする結果となった。
2015年08月19日アニメーション映画監督・細田守氏の作品をテーマにした「バケモノの子展」が、東京会場に続き、9月16日から9月28日までの期間で大阪・大丸ミュージアム<梅田>にて開催されることが明らかになった(東京会場の展示とは一部変更あり)。8月30日まで、東京・渋谷ヒカリエのヒカリエホールで開催されている本展示は、「細田守監督作品をみる・しる・あそぶ!」をテーマに、現在公開中の劇場アニメ『バケモノの子』をはじめ、『時をかける少女』(2006年)、『サマーウォーズ』(2009年)、『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)と細田監督が作り上げた作品の魅力に迫る企画展。絵コンテやレイアウト、原画、背景美術など300点以上の資料に加え、チームラボと面白法人カヤックによる、最新デジタル技術を駆使した体験型コーナーや、刀匠・吉原国家氏が手がけた『バケモノの子』の熊徹が持つ全長約128cmの大太刀などが人気を集め、7月24日のオープン初日から8月16日までの24日間で、来場者は5万人を突破した。続いて実施される大阪の展示では、東京会場にはなかった熊徹等身大着ぐるみの展示など、大阪でしか見ることのできない展示物も用意。また、限定グッズや過去作品のオリジナルグッズの販売も行われるという。なお、細田監督の最新作『バケモノの子』は、7月11日の公開初日から37日目となる8月16日時点で観客動員数365万人、興行収入は46億5,000万円を突破。前作『おおかみこどもの雨と雪』の動員数344万人、興収42億2,000万円の記録を抜き、細田監督作品史上で歴代1位を達成している。(C)2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
2015年08月18日セルジオ ロッシ(Sergio Rossi)がグリーンカーペットチャレンジ(GCC)認定を受けたシルクを用いた、「グリーンカーペットコレクション」を製作。ラグジュアリーアクセサリーブランドとして「グリーンカーペットコレクション」を発表するのは世界で初めてのこと。9月3日より公式オンラインショップにて、4日より世界のセルジオ ロッシ限定店舗にて発売される。環境保護とサステナビリティに特化したブランドコンサルタントのエコ エイジ(Eco-Age)とのコラボレーションによって製作された同コレクションは、バタフライからインスピレーションを得たイブニングシューズ(15万3,000円)と、シューズにぴったりのポシェット(16万円)で構成されている。アイテムはどちらも、イタリアにある家族経営のいくつかの工場によって紡ぎ、染められ、編まれたオーガニックシルクを使用してつくられた。また、金属装飾は無鉛、金属メッキはニッケルフリー、ポシェット内の木製フレームはFSC認証を得たものを使用。コレクションを通して、ヨーロッパ内で供給されているクロムフリーの皮革が採用されている。
2015年08月18日ベネリックは9月より、スタジオジブリ作品グッズ「となりのトトロ マシュマロ腹巻き 大トトロのおなか」を全国のどんぐり共和国とオンラインショップなどで発売する。同商品は、着用するとおなかが大トトロのおなかのように見える。後ろには尻尾もデザインされている。伸縮性のある素材で、着用しやすくフィット感もよいという。同じデザインで、こども用(110~120cm)も発売。「おとな用」のサイズは、26cm×25cm。価格は2,200円。「こども用」は、21cm×23cmで、2,000円となる。同時発売の商品として、黄色ベースのボーダーに、笑顔のネコバスと、小トトロをデザインした「となりのトトロ マシュマロ腹巻き ネコバスと小トトロ」と、ピンク地に、黒猫ジジとキキの看板をデザインした「魔女の宅急便 マシュマロ腹巻き ジジと看板」も用意。いずれも価格は「おとな用」が2,200円、「こども用」が2,000円となる。※価格はすべて税別。(C)二馬力 (C)1989 角野栄子・二馬力・GN
2015年08月13日7月11日に公開を迎えた細田守監督最新作『バケモノの子』の観客動員数が、公開30日目(8月9日時点)にして300万人を突破。さらに、サン・セバスチャン国際映画祭への出品も決定した。この世界には、人間の世界とは別に、もう1つの世界がある。バケモノの世界だ。人間界・渋谷とバケモノ界・渋天街。交わるはずのない2つの世界に生きる、ひとりぼっちの少年とひとりぼっちのバケモノ。ある日、少年はバケモノの世界に迷い込み、バケモノ・熊徹の弟子となり、九太という名前を授けられる。その偶然の出会いが、想像を超えた冒険の始まりだった――。『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』に続く3年ぶりとなる細田監督最新作『バケモノの子』。7月11日の公開より興行を伸ばし続けた本作が、公開30日目にして、早くも観客動員数300万人を突破し、興行収入38億円を記録している。さらに、9月18日~26日(現地時間)にスペインで開催される第63回サン・セバスチャン国際映画祭の「コンペティション部門」への出品も決定!ベルリン国際映画祭やカンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭などと肩を並べる本映画祭では、日本映画では2013年度に是枝裕和監督の『そして父になる』が観客賞を受賞。尚、同映画祭の「コンペティション部門」においてアニメーション映画が選出されるのは、本作が史上初となる。また、2016年1月13日(現地時間)より本作のフランス公開が決定。前作『おおかみこどもの雨と雪』の公開規模の4倍となる、200スクリーン以上で公開される。さらには、アメリカ、イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、オーストラリア、北欧、中東、南米、韓国、台湾、タイなど、37の国と地域での配給も決定し、それぞれの国においても前作を凌ぐ規模での公開となり、全体のスクリーン数は2倍以上になる見込み。日本のアニメーション映画界を代表する作家として、細田監督の国際的評価への大きな期待が高まる。『バケモノの子』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バケモノの子 2015年7月11日より全国東宝系にて公開(C) 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
2015年08月10日「プリパラ」初の3D立体上映作品として2015年秋の全国ロードショーが決定しているシアターライブアニメ『とびだすプリパラ み~んなでめざせ! アイドル☆グランプリ』。そのスペシャル前売券のイラストが完成し、8月15日より順次発売スタートとなる。ゲーム筐体「プリパラ」で遊べる衣装が入った、「プリパラ」では恒例のスペシャルプリチケ仕様。さらに、今回は「おやこペア券」も用意されており、おとな1名&こども1名が観覧できる「おやこペア券」は、通常のプリチケの2倍のサイズがあるビッグなチケット、"ドリチケ"仕様となっている。おとな&こどもは、スペシャルプリチケ「み~んなとびだせ! アドベンチャートップス」、おやこペア券は、全身フルコーデがそろうスペシャルドリチケ「み~んなとびだせ! アドベンチャーコーデ」。2015年9月1日よりゲーム「プリパラ」で使用可能となる。前売券の価格は、こども(3歳以上中学生まで)が800円(税込)、おとなが1,400円(税込)、おやこペア券が2,200円(税込)となる。そのほか詳細は公式サイトなどをチェックしてほしい。(C) T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / PP2製作委員会
2015年08月08日よこはま動物園ズーラシア(神奈川県横浜市)に7月22日、シンガポール動物園より2頭のウンピョウが来園した。○国外から新たな血統を導入し、ウンピョウの血統の多様性を維持ウンピョウは、インドネシア低地の熱帯雨林から、標高2,000m~3,000mのネパール山脈のすそ野の落葉樹林帯までの、アジア地域一帯に生息する生き物。体の模様は雲のような斑点があり、これが名前の由来になっている。生息地である森林の減少、毛皮などを目的とした密猟により生息数が激減し、実質的総個体数(成熟個体)は、1万頭未満と考えられるという。今回来園した個体は、シンガポール動物園生まれのオスの「スパイダー(spider)」とメスの「ボ(bo)」の2頭。ともに2012年4月14日生まれで、3歳となる。現在、日本国内では3園で計9頭のウンピョウを飼育しているが、個体の高齢化が進み新規個体の導入が急務となっている。同園は、(公社)日本動物園水族館協会の定める本種の種別計画管理者を担っており、今回、シンガポール動物園からウンピョウを導入することは、遺伝的多様性を長期的に保持していくために非常に重要な取組みとなるという。同園では開園当初より飼育を行い、これまで6回の繁殖に成功している。今後も世界の動物園と協力し、ウンピョウの種の保存に貢献していくとしている。
2015年08月07日8月8日(土)~16日(日)、上野動物園にて開園時間が3時間延長される「真夏の夜の動物園」が開催される。通常では17時に閉園されるところを、20時まで延長して行われる「真夏の夜の動物園」。夜に室内で眠るジャイアントパンダや、夜行性のタテガミオオカミなど、昼間には見られない夜の動物たちの知られざる姿の観察や、園内の豊かな自然の中での夕涼みなど、夜ならではの動物園を堪能することができる。また、17時から西園・不忍池テラスではビアガーデンがオープン。夏の夜空をイメージしたデザートや数量限定のビール、おつまみなどが販売される。ほかにも、動物たちの運動場の見学や、「真夏の夜の飼育係のお話」、生演奏の音楽ライブ「音楽の夕べ」、世界最大級のドキュメンタリー番組専門チャンネル「ナショナル ジオグラフィック チャンネル」の野外上映を行う「ナショジオ 夜のどうぶつシアター」など、「真夏の夜の動物園」の特別イベントも開催。動物好きはもちろん、真夏の夜のお出かけ先としてぜひチェックしてみて。「真夏の夜の動物園」は、8月8日(土)~16日(日)上野動物園にて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年08月04日東北サファリーパークは8月30日まで、新潟県上越市安塚区にて、「移動動物園」を開催している。○猛獣を見たり、かわいい動物に触れたリできる"移動動物園"同イベントは、猛獣を見たり、かわいい動物に触れたリできる"移動動物園"。会場には、約30種類の動物が集合。ウサギ・モルモット・ヒヨコなどかわいい動物たちと直接触れあいができ、ラマ・ムフロンの親子・シマウマ・ロバなどの草食動物に触ったり、餌をあげることが可能となる。また、ライオン・ベンガルトラ・ヒョウ・ピューマなどの猛獣たちを、間近で観察できる。そのほか、笑いと感動の「わくわくサル劇場」や、生きた昆虫を展示する「ふれあい昆虫館」なども実施する。開催期間は、7月18日~8月30日。休園日は、8月12日を除く毎週水曜日。時間は、9時~17時。会場は、新潟県上越市安塚区・キューピットバレイ。
2015年08月04日安心処方の日焼け止め2015年7月30、FREEWAY INTERNATIONAL株式会社は天然由来成分99%の日焼け止め「FREE SMILEナチュラル ボタニカル サンスクリーン ミルク」の販売を自社のオンラインショップにて開始した。この製品の天然由来成分の約75%は植物由来成分が占めている。ノンケミカル処方でありながらSPF値およびPA値が高く、肌への優しさをとことん追求して開発。敏感肌の人は紫外線吸収剤が配合されている日焼け止めを使うと肌が刺激され、肌荒れの原因になるとも言われている。しかしこの製品であれば紫外線吸収剤が配合されていないため安心して使うことができる。皮膚がまだ薄くて敏感なこどもの肌にももちろん安心だ。天然由来成分を謳っている製品はキシキシと肌にひっかかる感じやベタつきを感じるものが少なくないのだが、この製品は使い心地にこだわって開発されているだけあって、さらりとした使い心地が気持ちいい。様々な「FREE」敏感肌やアレルギーに悩まされてきた姉妹が自分たちの経験を生かして立ち上げた、体の内側と外側からナチュラルでヘルシーな生活を提案するFREEWAY INTERNATIONALは3つのブランドを展開。スキンケアの「FREE SMILE」サプリメントの「FREE WILL」フードの「FREE SOIL」だ。社名やブランド名のすべてに「FREE」がついており、「添加物やケミカル素材FREE」「ストレスFREE」「LIVE FREE(自由に生きる)」というメッセージが込められている。(画像はプレスリリースより)【参考】・FREEWAY INTERNATIONAL株式会社プレスリリース(@Press)・FREEWAY INTERNATIONAL株式会社オンラインショップ
2015年08月03日野宮真貴さんと聞いて、なにをイメージするだろうか。ミュージシャンでありファションリーダー、それでいてエッセイも書かれる才女。そのマルチに活躍する、すべての根底にあるのは“おしゃれ”である。そんな野宮さんはどうしておしゃれで在り続けるのか。また、ルーツとは何なのか。ファショニスタではなくおしゃれ番長と呼びたい、野宮さんの素顔に迫る。■Hint 1 ファッション:野宮真貴さんの原点――おしゃれすること、ファッションに興味を持ち始めたのはいつ頃でしょうか。野宮真貴さん(以下、野宮さん):こどもの頃から、おしゃれすることに興味がありました。時は、60年代。女性の多くはミシンを持ち、洋裁和裁ができた時代ではありましたが、洋裁が得意で妹と私の洋服も作ってくれた母の存在が大きかったし、影響を受けていると思います。よくお揃いの洋服を作ってくれていましたし、それを着るのがとても嬉しかったですね。新しい服が出来上がるのを楽しみにしたことはいまでもよく憶えています。こどもだった私の目にも、母はとてもおしゃれにしていたと思います。そんな姿を見ては、はやく大人になって、母のようなファッションを楽しみたいな、などと思い巡らせては、楽しんでいるような子でした。丁度、ミニスカートが流行り出した頃で、とても憧れを持っていました。4、5歳の頃です。どんな洋服を着ていたか、ぼんやりとする部分もありはしますが、いまでもほとんどを憶えているくらい、その頃から洋服が好きでした。――当時のお気に入りのお洋服はどのようなものでしたか。野宮さん:輪投げのアップリケが付いた、フエルト製のサーキュラースカートを気に入ってよく着ていました。当時、中原淳一さんの『それいゆ』のこども向けのスタイルブックをよく見ていたのですが、これも母の影響によるところが大きかったと思います。小学生に上がった70年代は、ベルボトムのパンツやレイヤールックなど――長袖のシャツに半袖のニットを重ね着したり――それからニーハイソックスを好んで着ましたね。この頃の私は、北海道に暮らしていましたから、東京ほど大きなデパートはなく、更にいまと違って情報も直ぐさま入るような時代でもありませんでした。流行のファッションもすぐには手に入りませんでした。それでも、その頃に創刊された『an・an』などの雑誌を見たりしてはデザイン画を書いて、母に頼んでピエール・カルダン(Pierre Cardin)風のワンピースを作ってもらったこともありましたね。その後、中学生になり、制服を着ることになるのですが、幼い頃から私は、身体がとても小さかったので、制服も一番小さいサイズを選んだのですが、それでも大きくて、母が得意の洋裁で大改造してしまいました。スカート丈をミニにしちゃったりね(笑)おまけに元々髪が赤かった上に、パーマまでかけて…目立っちゃいますよね。先生や先輩に目を付けられてしまったり、なんてこともありました。懐かしいです。――その頃の野宮さんは、どのような雑誌を読み、ファッションの参考にされていたのでしょう。野宮さん:この頃です、はっきりと歌手になりたい!と思い始めていたのは。ロックに夢中になってからは、『ミュージックライフ』などの音楽雑誌を眺めては、ミュージシャンの着こなしをお手本にしていましたから、当時流行っていたパフスリーブのワンピースなどは目もくれず、否、少しは着ていましたが(笑)、主にロック少年の格好でしたし、男の子のようなファッションでした――その好きなファッションは今も変わりませんか。野宮さん:変わりませんね。そして、そんな自分の好きな洋服を着てこれまでステージに立ってきました。ただ、「ピチカート・ファイヴ」の頃の私のイメージはきっと、’60sなのだろうと思います。実際にそういうイメージのスタイルが多かったと思いますし、何より私がずっと愛するファッションでもあります。ヘアメイクもつけまつ毛やウィッグを使ったり、色々な女性を演じることをとても楽しんでいました。――「ピチカート・ファイヴ」の殆どの曲でウィッグを使われていたそうですが、ご自身がお探しになっていたのですか。野宮さん:初期の頃はヘアメイクさんもつかなかったので、NYに行くと韓国街のウイッグの問屋へ行ったり、スタイリストとしても有名なパトリシア・フィールドのクラブキッズ御用達のお店へ行って、専属ヘアスタイリストがゴージャスにスタイリングしているウイッグを買ったりしていました。その後、ピチカート・ファイヴでのわたしのイメージは、アートディレクターをはじめとするスタッフスの力も大きいです。ビューティーやファッションだけでなく、音楽にも精通しているスタイリストさん、ヘアメイクさんだと同じゴールを目指して良いものを作っていくことができますから。そうやって、それぞれのプロの力を結集して、作品作りをしていたと思います。--続く2/3で野宮さんが語るHint 2は「歌:情熱を持ち続けること」。
2015年07月31日上野動物園は「真夏の夜の動物園」として、開園時間を通常の3時間延長した20:00まで開園するイベントを8月8日から8月16日までの期間限定で実施する。○夜行性のオオカミなども見られる昼間の動物園では見られない夜の動物たちの姿や、自然豊かな園内での夕涼み、数々のイベントなど、夜ならではの動物園を楽しめる機会となっている。入園は19時までで、期間中の休演日はない。室内で眠るジャイアントパンダや、夜行性のタテガミオオカミ、アジアゾウやアシカ、アザラシなど、普段なかなか見られない夜の貴重な生態をみることができる。西園・不忍池テラスではオープンビアガーデンも開催。夏の夜空をイメージしたデザートのブルーキュラソースムージー(税込380円)やパイナップルムーンサンデー(税込380円)、数量限定のビールなども味わうことができる。「ゾウの運動場に入ってみよう」「キリンの運動場に入ってみよう」など、昼間では経験できない夜間ならではのイベントも行われる。また、「動物たちはどんな餌をたべるのか」など飼育係による動物のお話などその他にも様々な催しのほか、クイズを解きながら動物達を知ることができるクイズラリーも開催される。その他、8月8日には「ににぇ むにぇ」によるアフリカンハープの演奏、9日には酒井一郎トリオによるジャズ、15日には伊藤ノリコによるボサノヴァ、16日にはコロリダスによるラテン音楽など、様々なライブショーも楽しめる。
2015年07月30日現在公開中の劇場アニメ『バケモノの子』を手がけた細田守監督が29日、本作で声優を務めた女優の宮崎あおい、俳優の染谷将太らと共に東京・TOHOシネマズ渋谷で行われた舞台あいさつに登壇した。7月11日の公開初日以来、28日までの18日間で観客動員数210万人、興行収入は27億円を突破するなど、前作『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)を超える勢いを見せている『バケモノの子』。「大ヒット記念の舞台あいさつができるのは、皆さんのおかげです」と感謝を述べた細田監督は、「物語が繰り広げられた渋谷で、この映画のことを皆さんとお話しできるのが楽しみです」と喜びを噛み締めていた。渋谷の街を舞台とした本作だけに、今回の舞台あいさつはまさに凱旋。渋谷を選んだ理由について、細田監督は「渋谷を舞台にするのは、アニメ映画を作っている側からすると大きなハードルでした」と明かしながら、「ややこしいじゃないですか渋谷って。慣れないと、自分がどこにいるのかわからなくて、本当に迷子になりそうになります」と、もともとの印象は良くなかったという。しかし、街を知っていく中で「その迷宮みたいなところが逆におもしろい」と感じ、「自分の行きたい場所ではないところと繋がり、そのうちに全然違うところに行ってしまうような。そう思うと渋谷が魅力的に思えてきて、それが渋天街の着想につながった気がします」と説明した。また、渋谷の景色を描くことには苦戦したようで「スクランブル交差点で、たくさんの人が行き交う中に紛れる感じを映画でも出すのが大変でした」と吐露。一方で、「この表現がうまくいってくれて、映画を見終わったあとに渋谷の街が映画村のように感じられるといいですよね」と映画からの広がりに期待を寄せた。この日の舞台あいさつでは、宮崎と染谷から監督に向けた質問コーナーも。宮崎からの「アニメを作る工程で一番大変なことと、一番おもしろいことは?」という問いに細田監督は、「大変なのは、何を作るかを決めること」と回答。「どういう内容だとおもしろいか、映画にして楽しいか。そして、お客さんと気持ちが共有できるか。それらを踏まえた上で、いくつかある選択肢の中から一個に決めなきゃいけない。もちろん何の手がかりもないので、それを決めるのが本当に大変です」と監督であること、そしてオリジナル作品ならではの苦悩を明かした。「一番おもしろいこと」に話が及ぶと、細田監督は「映画って一人ではできないんです。たくさんの人と一緒にやっていくと、一人で考えていたことがちっぽけに思えるくらい、作品がどんどん広がっていく。この"広がっていく"のを見るのが、ものすごくわくわくする瞬間なんです」と目を輝かせる。そして「例えば原画にしても、素晴らしいアニメーターの人にかかると、設計図を描いたはずの自分が圧倒されるくらいすごい絵になっている。アフレコのお芝居でも、あおいさんの第一声を聞いた時に、『あっ九太だ。この人本当にいるよ!』って気持ちになるんですね。そういう感動が映画の中にたくさん詰まっていて、それが魅力になっている気がします」と伝えた。一方の染谷からは、「演出でどんなところを大事にしているか」という質問が。「今回、九太の青年期を染谷くんと造形できてすごく楽しかった」と振り返る細田監督は、「これって答えになってないかもしれないけど」と断りつつも、「映画は、監督が考えて、それを表現するために役者さんが前面に出るわけじゃないんです。あおいさんも染谷君も、それぞれが映画を一緒に作り上げている表現者なんです」と出演者、スタッフを称えていた。映画『バケモノの子』は、『サマーウォーズ』(2009年)、『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)などを手がけた細田監督による、3年ぶりのアニメーション映画。バケモノと少年の奇妙な師弟関係を軸に、バケモノたちのすむ異世界「渋天街」での修行と冒険、リアルな渋谷を舞台にした壮大なアクション、そして親子の絆やヒロインとの淡い恋愛などが繰り広げられる新冒険活劇が描かれる。
2015年07月29日女優の宮崎あおいが29日、都内で行われた劇場アニメ『バケモノの子』の舞台あいさつに細田守監督、俳優の染谷将太と共に登壇した。7月11日の公開初日以来、28日までの18日間で観客動員数210万人、興行収入は27億円を突破するなど、前作『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)を超える勢いを見せている『バケモノの子』。宮崎は主人公・九太の少年時代を演じ、「こうして舞台あいさつをさせていただけるのはとても幸せなこと。今日は見に来てくださって本当にありがとうございます」と改めて感謝を伝えた。また、公開初日後に打ち上げをしたらしく「その打ち上げの雰囲気がとてもよくて、幸せな初日を迎えられました」と振り返っている。『おおかみこどもの雨と雪』に続いて2度目の細田作品への参加となった宮崎は、「今までアニメーションがどういう風に作られているかまったく知らなかったんです」と前置きしながら、「それこそ海外に行った時に、監督がサインの横に『おおかみこどもの雨と雪』の花ちゃんの絵をパーって描いた時に、『監督って絵が描けるんだ、すごい!』って思ったくらいでした」というエピソードも披露。また、本作を製作したスタジオ地図で工程の一部を見学した宮崎は「背景を描いてる方が、渋谷の通りのここにはこういう木が生えてるから、映画の中にも同じ木を描いていたりとか、本当に細かく考えられていました。建物でも、俯瞰で見たら街の全く同じ場所にちょっと違うものが立っていて、現実と作品が細かなところもすごくリンクされていて素晴らしかった」と、緻密に再現された渋谷の街に感動したという。イベントの最後には、大ヒットを祝うサプライズケーキが登場。ケーキにデコレーションされた九太の相棒・チコに、宮崎が「かわいいですね」と目を輝かせる一方、青年期の九太を演じた染谷は「おれにはチコは食べれないです……」とポツリ。キャラクターへの愛情をのぞかせていた。映画『バケモノの子』は、『サマーウォーズ』(2009年)、『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)などを手がけた細田監督による、3年ぶりのアニメーション映画。バケモノと少年の奇妙な師弟関係を軸に、バケモノたちのすむ異世界「渋天街」での修行と冒険、リアルな渋谷を舞台にした壮大なアクション、そして親子の絆やヒロインとの淡い恋愛などが繰り広げられる新冒険活劇が描かれている。
2015年07月29日アニメーション映画監督・細田守氏の作品をテーマにした「バケモノの子展」が、7月24日~8月30日の会期で、東京・渋谷ヒカリエのヒカリエホールにて開幕した。「細田守監督作品をみる・しる・あそぶ!」をテーマにした「バケモノの子展」は、現在公開中の劇場アニメ『バケモノの子』をはじめ、『時をかける少女』(2006年)、『サマーウォーズ』(2009年)、『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)と細田監督が作り上げた作品の魅力に迫る企画展。絵コンテやレイアウト、原画、背景美術など300点以上の資料に加え、チームラボと面白法人カヤックによる、最新デジタル技術を駆使した体験型コーナーも用意している。刀匠・吉原国家氏が手がけた『バケモノの子』の熊徹が持つ全長約128cmの大太刀や、『サマーウォーズ』の小磯健二が終盤でパソコンのキーボードを押す名シーン「よろしくおねがいしまあああす!」を体験できるコーナーなども注目を集めている。企画展は9つのエリアで構成され、「オープニングエリア」には、『時をかける少女』上映の際に実際に使用されたフィルム缶とフィルムコンテナを展示。中に入ると、『バケモノの子』より渋谷・スクランブル交差点をバックに堂々と立つ熊徹と九太がお出迎え。通路には、歴代作品の名台詞を振り返るボードが展示されている。続く「絵コンテエリア」では、細田監督が描いた各作品の絵コンテが並び、アニメの場面ごとに書き入れられた内容や設定など、製作の裏側を紹介。さらに次のエリアでは、キャラクターの設定画や作品の舞台となった背景美術が展開され、その合間には『サマーウォーズ』に登場した仮ケンジなどの立像も登場している。そして『おおかみこどもの雨と雪』で、雪と雨が森を疾走するシーンを体感できる「風のシアター」を抜けると、「バケモノの子エリア」に到着。劇中にも登場した「渋天街」の門が迎え、その傍らにはチームラボが手がけた「熊徹道場」が設けられている。ここでは、画面正面に立つことで自分の姿が熊徹と九太の間に現れ、刀の柄のようなコントローラーを操作することで、上から降ってくる対象物を切る修業を体験することが可能。また、門の奥には『バケモノの子』の熊徹が持つ大太刀をイメージして造られた刀が鎮座し、赤鞘も忠実に再現されている。開催前から大きな話題を呼んでいた「体感型展示エリア」では、5つのコンテンツを用意。「よろしくおねがいしまあああす!」では、『サマーウォーズ』で健二が人工衛星「あらわし」の軌道を変えて世界の危機を救ったシーンを再現。カウントに合わせてマイクに叫び、Enterキーをたたくと、声に応じた大きさで「よろしくおねがいしまあああす!」のメッセージが画面に表示される仕組みになっている。また、「雪と雨の背くらべ フォトブース」では、柱に手をかざすことで、『おおかみこどもの雨と雪』の雨と雪の成長を追うことができる。担当したスタッフは、「親子で楽しんでほしい」という細田監督の願いを受けたことから、「子供の成長を感じることが、親子の関係を象徴している」と考え、このブースを企画したという。そのほかにも、サイネージの前に立って撮影することで、自身も作品のポスターイメージに参加することができる「チームラボカメラ」や、『時をかける少女』で主人公・真琴が千昭に別れを告げるシーンを再現した「未来で待ってる」、『サマーウォーズ』に登場した仮想空間「OZ」にメッセージを投稿できる「OZメッセージ」など、さまざまな企画が用意されている。順路の最後には、限定グッズを購入できる「スタジオ地図 SHOP」もオープン。各人気キャラクターのフィギュアやグッズに加え、『バケモノの子』の公開を記念して企画された、細田作品をモチーフにした"青地図"シリーズのアイテムが並ぶ。同シリーズからは、吉田ユニ氏、水野学氏、森本千絵氏など日本を代表するクリエーターたちがデザインしたTシャツや手ぬぐい、クロスステッチハンカチなどが展開されている。7月24日~8月30日と約1カ月にわたって渋谷ヒカリエで開催される本展示の営業時間は10:00~19:00(入場は18:30まで)。当日券は大人が1,700円、高校生以下が900円。(C)2006 TK/FP(C)2009 SW F.P.(C)2006 W.C.F.P(C)2006 B.B.F.P
2015年07月24日アニメーション映画監督・細田守氏の作品をテーマにした「バケモノの子展」(7月24日~8月30日)の開会セレモニーが23日、東京・渋谷ヒカリエで行われた。7月24日に開幕する「バケモノの子展」は、現在公開中の劇場アニメ『バケモノの子』をはじめ、『時をかける少女』(2006年)、『サマーウォーズ』(2009年)、『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)と細田守監督が作り上げた作品の魅力に迫る企画展。絵コンテやレイアウト、原画、背景美術など300点以上の資料に加え、チームラボと面白法人カヤックによる、最新デジタル技術を駆使した体験型コーナーも用意している。刀匠・吉原国家氏が手がけた『バケモノの子』の熊徹が持つ全長約128cmの大太刀や、『サマーウォーズ』の小磯健二が終盤でパソコンのキーボードを押す名シーン「よろしくおねがいしまああああす!」を体験できるコーナーなども注目を集めている。開会セレモニーのあいさつには、日本テレビ執行役員の中山良夫氏が立ち、『バケモノの子』の観客動員数が23日時点で160万人を突破したことを発表。前作『おおかみこどもの雨と雪』を上回る好調なスタートを切っている。この記録からも、今回の企画展には多くの来場者が見込まれるが、細田作品に長年携わってきたアニメーション制作会社スタジオ地図の代表・齋藤優一郎プロデューサーは、「こんなに大それたイベントができるのか、そして、させてもらっていいのだろうかと悩みました」と吐露。細田監督にとって初めての大規模展示となる今回の企画展に慎重な姿勢だったという。しかし、「細田守監督も常に新しいテーマやモチーフ、新しい表現にチャレンジして映画を作っています。僕たちも新しいチャレンジができれば」という思いから開催に踏み切った齋藤プロデューサーは、今回の展示に構成から参加。改めて完成した展示を見て「本当にアニメーションって美しいなと思いました。細田監督の作品が伝える主人公のバイタリティーや、自分の人生を主体的に選んで未来を切り拓いていく力強さがみなぎっている展示になっている」を自信をみせつつ、「まさしく細田作品がもっている哲学や読後感を感じることができる展示になっています。ぜひ親子一緒に楽しんでください」と呼びかけている。開会セレモニーには、ほかにもサントリー「GREEN DA・KA・RA」のCMシリーズでおなじみのグリーンダカラちゃんとムギちゃんらが展覧会のオフィシャルサポーターとして参加。「バケモノの子展」は、7月24日~8月30日と約1カ月にわたって渋谷ヒカリエで開催される。当日券は大人が1,700円、高校生以下が900円。
2015年07月23日映画『バケモノの子』の公開を記念して、渋谷ヒカリエにて7月24日(金)より「細田守監督作品『バケモノの子』展~時をかける少女、サマーウォーズおおかみこどもの雨と雪~」が開催される。2006年に『時をかける少女』、2009年に『サマーウォーズ』、そして2012年には『おおかみこどもの雨と雪』を発表し、日本のアニメーション映画界の新時代を担う監督として幅広い層から高い支持を集める細田守監督。先日より最新作『バケモノの子』が公開され、7月22日(水)までで興行収入20億円、観客動員数150万人を突破する大ヒットを記録している。同作が渋谷を舞台にしていることもあって、このたび渋谷ヒカリエにて、細田作品がいかにして生み出されているのかを体感しながら知ることができる今回の展示が開催されることになった。入ってすぐのオープニングエリアには、『バケモノの子』のポスターなどでもおなじみの渋谷の駅前のスクランブル交差点のビジュアルが壁一面に広がり、熊徹と九太の2人が待ち構える。展示は、いかにしてアニメーションが製作されていくのかを順を追って理解できる構成となっており、まず最初の「絵コンテエリア」では『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』の製作の際の絵コンテが展示されている。そもそも絵コンテとはどういうもので、何を表し、どうやって見るものなのか?その解説もあるので、アニメーションに詳しくない人でもどうやって絵コンテが描かれ、どのように使用されるのかを理解することができる。何より驚かされるのは絵コンテの量!絵コンテの段階からどれほど細かく、そして膨大な作業量が必要とされるかをこの目で実感できる。続いて「キャラクターデザインエリア」には、『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』に登場する、貞本義行のデザインによるキャラクターたちが様々な表情で描き出される。さらに、レイアウトに原画、背景美術など貴重な資料(『時をかける少女』から『バケモノの子』までの4作品分合わせて全部で約300点!)が展示されており、アニメーションを見るのとはまた違った、色鮮やかで緻密な手描きのオリジナルの絵の美しさを一枚一枚から感じることができる。製作途中での細田監督による細かい修正の指示、その修正が施された作画監督によるデザインなど、あの名シーンの数々がどのようなプロセスを経て、完成したのか?その裏側までのぞき見ることができる。各エリアとエリアを繋ぐ部分の展示も工夫が凝らされており『バケモノの子』の展示へとつながる通路は、映画の中で九太が渋谷の街からバケモノたちが暮らす異次元の渋天街へと迷い込んでいくあの暗い不思議な路地が再現されている。そして、その先にはモニュメントとして、高さ5.5メートル、横幅4.7メートルの渋天街の門が!こちらは映画『ALWAYS 三丁目の夕日』や『永遠の0』で日本アカデミー賞最優秀美術賞を受賞した上条安里が監修を務め、細田監督作品の初の立体造形を実現させた。原画などの資料のみならず、体験・体感できるのも今回の展示の大きな特徴!様々な分野のスペシャリストたちによって構成される「チームラボ」の協力を得て製作された「熊徹道場」では、バーチャル空間に入り込んだ自身の姿を見ながら、映画の中の映像を背景に九太になった気分で熊徹から剣術の修業を受けることができる。また「面白法人カヤック」製作の体験型展示では、『おおかみこどもの雨と雪』の雨と雪の背比べ、『時をかける少女』の真琴の「未来で待ってる」と言う感動シーン、そして『サマーウォーズ』の健二が世界を救う「よろしくお願いしまあああすっ!!」の名場面を自身が登場人物になりきって体験し、写真を撮ることもできる。また全日本刀匠会40周年記念作品として、熊徹が持つ大太刀を忠実に再現!映画『ラストサムライ』でトム・クルーズに刀を授ける刀鍛冶役として出演もしている、日本を代表する名匠・吉原國家氏(東京都無形文化財保持者)の手による刀で、巨大な熊徹の大太刀とあって通常の刀よりも大きなサイズの刃長87.5センチ、反り2.7センチ、全長114.5センチ、拵(こしらえ)全長128.5センチという本物の刀が誕生した。まさに「細田守監督作品をみる・しる・あそぶ!」というコンセプト通りの展示となっており、子供から大人まで楽しめそうだ。「細田守監督作品『バケモノの子』展~時をかける少女、サマーウォーズおおかみこどもの雨と雪~」は7月24日(金)より8月30日(日)まで開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バケモノの子 2015年7月11日より全国東宝系にて公開(C) 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
2015年07月23日動物たちが最も自然に近い形で生活できるようにと工夫された「Singapore Zoo(シンガポール動物園)」。ホワイトタイガーやアジア象は迫力満点。檻がない動物園で伸び伸びと暮らす動物たちの野生の姿を見に行こう!©Singapore Tourism Board檻がない!?ストレスフリーな動物たちのワイルドな姿が見られる動物園©Singapore Tourism Boardシンガポール動物園は展示法がほかの動物園と一味違う。危険な動物の周りでも、堀があるだけで、檻や物々しい柵は見受けられない。「オープン・コンセプト」の展示法は、まるで自然界で出会った動物たちを私たちが「のぞき見」しているような感覚。ストレスが少ない彼らは、より野生に近い姿を私たちの前で見せてくれる。オランウータンと朝食を©Singapore Tourism BoardAh Meng Restaurantでは、なんとオランウータンと一緒に朝食を食べられる「ジャングル・ブレックファースト(Jungle Breakfast with Wildlife)」を毎朝開催。自由に写真も撮れるので、旅の忘れられない思い出になること間違いなし!オランウータンとの朝食の予約はこちらキッズ施設で一休み上野動物園の2倍の広さを誇るシンガポール動物園。野外を歩き回りながらの暑さ対策には、水遊び場(Wet Play Area)がおススメ!水遊び場は子供用だが、隣にはカフェもあるので、大人も一休みすることができる。子供向け施設・水遊び場についてはこちら(※水遊び場ではプール用オムツを必ず着用)タクシー利用が便利中心部から少し離れたシンガポール動物園は、タクシーで行くのが無難。オーチャードエリアから20分、約2000円(時間帯、ルートによる)程度。シンガポール動物園の隣には「リバー・サファリ」「ナイト・サファリ」もあり、時間を有効に使って3園制覇を目指してみるのもあり!2015年5月には、シンガポール独立50周年を記念してオーストラリアから贈られた、4頭のコアラも仲間入り。見どころがまた一つ増えたシンガポール動物園で、野生の動物たちのパワーを感じてみては?基本情報-施設名Singapore Zoo(シンガポール動物園)-住所80 Mandai Lake Rd, Singapore 729826-営業時間8:30~18:00(毎日)最終チケット販売は17:30迄-電話(+65) 6269 3411-入場料金大人S$32、子供S$21(オンラインで購入すると最大30%割引)-アクセス方法タクシー(ドライバーに「Singapore Zoo」もしくは、「Mandai Zoo(マンダイ・ズー)」と告げよう)アニマルショーの時間と内容はこちら
2015年07月19日PCショップアークは13日、エムエスアイコンピュータージャパンの認証を受け、「MSI認定サポート店」として認定・登録されたと発表した。これにより、MSI製ゲーミングノートPCの内蔵バッテリ交換や、英語キーボードへの換装などが、保証期間を維持したまま行えるようになったという。また、アークでは15日より「MSIゲーミングノートカスタムサポートサービス」を開始する。「MSIゲーミングノートカスタムサポートサービス」では、アークや他店舗で購入したMSI製ゲーミングノートPCに対して、内蔵バッテリの交換をはじめとして、外付けタイプの予備バッテリやACアダプタを単体販売するほか、英語配列キーボードへの換装といったサービスを提供する。本体の保証期間はそのまま引き継がれ、パーツを交換しても保証期間が切れることはないという。店舗に交換用の在庫部品がある場合は当日中、在庫部品がない場合は2週間から3週間で引き渡しが可能だという。なお、ゲーミングPC本体をアークで購入していた場合は、通常価格から5%オフでサービスや商品を提供する。
2015年07月13日川崎市で毎年夏に行われているイベント『フェスタサマーミューザ KAWASAKI2015』は、2004年7月1日に開館した「ミューザ川崎シンフォニーホール」で開館2年目の2005年から行われている川崎市主催の音楽イベント。2015年は7月25日~8月9日の期間で開催される。サマーロックフェスティバル同様、首都圏で活躍する主要オーケストラや市内の音楽大学などが多数参加し、約2週間にわたって数々のプログラムを実施する、クラシック音楽ファンのためのサマーフェスティバルだ。今回は、11回目の開催となる同イベントの見どころや楽しみ方などを、ミューザ川崎シンフォニーホールのアドバイザーを務め、このイベントに第1回目から参加している、ピアニストの小川典子さんに伺った。○東京交響楽団、N響などが一堂に介する!!まずは、同イベントの醍醐味を「首都圏にあるすべてのオーケストラが短期間にこれだけ一堂に集まるというのはそれだけでもスゴイことです」と話す小川さん。今年のイベントにも、東京交響楽団、NHK交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団など、クラシックファンのみならず聞いたことのある楽団をはじめ、10の団体が参加する。小川さんによると、オーケストラは通常、秋冬に活動が活発になるが、このイベントが始まったことにより、首都圏の参加オーケストラは“熱い”夏を過ごすことになったという。小川さんは「集中した期間内に横並びで、これだけの演奏会が行われるのですから、観客の動員数や反応で各オーケストラの評価の明暗がはっきりしてしまいます。だからもう、どのオーケストラも相当気合を入れて本番に挑んでいるんですよ」と話した。ちなみに、『フェスタサマーミューザ KAWASAKI2015』のオーケストラプログラムのチケットは2,000円から、最も高いS席でも4,000円~6,000円と、通常の公演の半額程度。小川さんが「オーケストラには、良い悪いではなく、それぞれの色や音があります。この機会にぜひ聴き比べてみてください」と語るように、“オーケストラのチケットは高価で手が出にくい”という人にとって、10ものオーケストラをリーズナブルに聴き比べられる絶好の機会だ。○オーケストラと対等に奏でる“コンチェルト”の魅力小川さん自身は8月4日の神奈川フィルハーモニー管弦楽団にピアニストとして参加する。オーケストラと独奏楽器で合奏する形式の“コンチェルト(協奏曲)”の魅力を次のように語る。「コンチェルトは、ピアニストとしては最も華やかな形態です。数ある楽器の中でも、ピアノはオーケストラと対等にやりあうことができる唯一の楽器。片方が旋律を弾いて伴奏するのではなく、音量も大きくできるし、大変名誉なことですね」○リハーサルも公開!?同イベントの他にはないもうひとつの魅力は、当日のリハーサルを公開する公演が多くあること。なんと、本公演のチケットで公開リハーサルまで観ることができるのだ。小川さんは「リハーサルを公開するということは演奏家によってはすごく嫌がる人がいますので、こういう機会はとても珍しいと思います。例えば指揮者が演奏を途中で止めて何か指示を出している風景や、本番前のリラックスした様子、実はふつうの服を着て演奏しているふだんの姿など、そういう小さなことが面白いという観客の方もいらっしゃいます。こういった取り組みから、音楽を身近に感じていただけるとうれしいです」と楽しみ方を提案する。○舞台に上がって音楽鑑賞!また、『フェスタサマーミューザ KAWASAKI2015』では「こどもフェスタ」という、子ども向けのプログラムも用意されている。小川さんはこのプログラムに関わっている中心音楽家のひとり。今年も「イッツ・ア・ピアノワールド」と題した、4歳以上が対象のプログラムを担当する。同プログラムは、子どもたちが舞台に上がって、ピアノの演奏を間近で聴けるというユニークなもの。毎年5・6曲ほどを演奏し、今年はラフマニノフの「狼と赤ずきんちゃん(「音の絵」より)」、エルガーの「威風堂々」、ショパンの「華麗なる大円舞曲」などを予定している。この子ども向けプログラムに関して、立ち上げから関わる小川さんはこう語る。「最初にこのプログラムを始めたころは、子どもが舞台を歩き回ってしまうのではという心配がありました。ただ、いざ始まってみると、子どもたちの反応がとてもよくて。今ではもう小さな子どもも整然と座っていて静かに演奏に聴き入っていて、大人顔負けのマナーです。質問コーナーでもレベルの高い熱心な質問を積極的に発してくれます。舞台に上がれるのは子どもたちだけですので、保護者の方は客席から子どもたちの様子を含めて鑑賞し、本物の音楽に触れ合っていらっしゃいます。このプログラムが夏休みの楽しい思い出になっているようです」。こどもフェスタでは、この他にも「かわさきジュニアオーケストラ」の発表会などが用意されている。○音楽を聴くことで変わる感情の“ステージ”また、小川さんは、生の演奏が情緒に及ぼす効力について、自身の経験を踏まえながら「音楽を聴いてもらう前と後では人間の気持ちの“ステージ”が変わるんですよ。例えば辛いことがあってその話をする。それが生の演奏を間近で聴いた前と後だと、同じ話であっても様子が全然違うんです。音楽を近くで聴くことは、感情や頭のどこかに必ず作用を及ぼすということを、ここ最近、奏者として続けざまに体験しました。音楽によって感情の情緒は変わるんですよ。それが音楽の魅力のひとつですね」と語る。○会場は音楽界の神様が絶賛するほどの音楽ホールなお、小川さんによると、イベントの会場となる『ミューザ川崎シンフォニーホール』は、ヨーロッパで音楽界の神様のように崇められている、ベルリンフィルの芸術監督で指揮者を務めるサイモン・ラトル氏が絶賛するほどの世界有数の音楽ホールという。「とにかく音響がいいんです。演奏家としては、弾いた音が耳に返ってくる音が本当に明瞭で、強い音でも心地よく返ってくるんです。観客の拍手でさえも温かく響いてくる。オーディエンスの側からしても、どの席にいても美しい、いい音で聞こえるという素晴らしいホールです」とその魅力を説明してくれた。そんな場所で、首都圏のオーケストラが奮起して挑む、もはや夏の風物詩と化したクラシック音楽のビッグイベント。クラシックファンはもちろん、興味がありながらもこれまで敷居が高いと感じてなかなか踏み入れられなかった人も、この機会に気軽に参加してみほしい。
2015年07月13日『時をかける少女』(’06)、『サマーウォーズ』(’09)、『おおかみこどもの雨と雪』(’12)を手がけ、いまや世界で最も注目を集めるアニメーション映画監督となった細田守監督3年ぶりの最新作『バケモノの子』。7月24日(金)より渋谷ヒカリエにて開催される『バケモノの子』展にて「渋天街」「熊徹」の大太刀が再現されることが明らかとなった。人間界<渋谷>とバケモノ界<渋天街(じゅうてんがい)>という交わるはずのない2つの世界に生きる、ひとりぼっちの少年とひとりぼっちのバケモノ。ある日、少年は渋天街に迷い込み、バケモノ・熊徹(くまてつ)の弟子となり、九太(きゅうた)という名前を授けられる。その偶然の出会いが、想像を超えた冒険の始まりだった――。『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』から最新作『バケモノの子』に至る細田監督作品初の大規模展示を開催する『バケモノの子』展。会場には、映画に登場するバケモノの街“渋天街”のモニュメントが高さ5.5m、横幅4.7mという“バケモノ”級サイズで出現!『ALWAYS三丁目の夕日』(’05)や『永遠の0』(’14)で日本アカデミー賞最優秀美術賞を受賞した上條安里氏が監修を務め、主人公・九太と同じように渋天街に迷い込んだ感覚を体感することができる仕上がりとなっている。さらに、全日本刀匠会40周年記念コラボ作品として、“バケモノ”熊徹の大太刀をモチーフに、美術価値の高い日本刀を製作。『ラストサムライ』(’03)でも刀鍛治役として出演した刀匠・吉原國家氏(東京都無形文化財保持者)をはじめ、研師、白銀師、鞘師、塗師、柄巻師、装剣金工師など日本屈指の職方が集結し、映画ファンのみならず日本刀ファンをも虜にする刀が完成した。その他、本展限定グッズ商品の発売や過去作品の上映で使用された貴重なフィルムも入場者特典として先着でプレゼント(数量限定)することも決定!『バケモノの子』公開まであとわずか。映画と共に、本展も大きな盛り上がりを見せそうだ。『バケモノの子』展は渋谷ヒカリエ9階ヒカリエホール ホールAにて7月24日(金)から8月30(日)まで開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バケモノの子 2015年7月11日より全国東宝系にて公開(C) 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
2015年07月09日