令和5(2023)年11月1日(水)に開館5周年を迎える港区立郷土歴史館では、《歴史館5周年アニバーサリー企画》として「歴史館SNSフォトコンテスト #とっておきの歴史館2023」を開催中で、3月20日(月)~9月20日(水)の期間で作品を募集しています。港区立郷土歴史館 建物外観港区立郷土歴史館は、自然・歴史・文化をとおして港区を知り、探求し、交流する拠点となる施設として、平成30(2018)年に開館しました。建物は、東京大学安田講堂等で知られる内田祥三(よしかず)が設計し、昭和13(1938)年に建設された「旧公衆衛生院」を、保存・改修して活用しています。外観は、連続アーチやスクラッチタイルで覆われたゴシック調の特徴的なデザインで「内田ゴシック」と呼ばれており、また内部にも、中央ホール、旧講堂、旧院長室・次長室等、建設当初の姿がよく保存されている空間が残されています。港区指定文化財である築85年の歴史的建造物そのものを展示物として公開し、自由に見学でき、撮影をしていただけます。(一部展示室等は撮影禁止です)また、8月19日(土)開催の夏の恒例イベント「夏の行灯(あんどん)ナイト2023」や、9月開催の「歴史館コンサート ~ワールドミュージックナイト~」等、前庭や館内で行われる多彩なイベントも見どころです。第2回となる今回のSNSフォトコンテストでは、「港区立郷土歴史館の魅力を伝える写真」をテーマに、皆様が見つけた“とっておきの歴史館”の魅力をSNSに発信いただいております。なお、令和3(2021)年3月20日(土・祝)~6月30日(水)の期間で開催した第1回のSNSフォトコンテストでは、計509件のご応募をいただきました。第1回SNSフォトコンテストの入賞作品はこちら: ■開催概要●開催期間 : 令和5(2023)年3月20日(月)~9月20日(水)●テーマ・内容: 港区立郷土歴史館の魅力を伝える写真●応募方法 : TwitterまたはInstagramにて応募(1)港区立郷土歴史館公式Twitter/Instagramをフォロー(2)ハッシュタグ「#とっておきの歴史館2023」をつけて写真を投稿●入賞作品 : 最優秀賞 [10,000円相当の副賞] はじめ数点主催者スタッフとゲスト審査員2名により選出11月にホームページにて発表し館内でも展示●主催 : 港区立郷土歴史館●公式サイト : ※応募方法詳細および注意事項等は公式サイトにてご確認ください。■ゲスト審査員●巖谷國士 いわやくにお東京・港区高輪生まれ。明治学院大学名誉教授。仏文学者。写真家。評論家。エッセイスト。シュルレアリスム研究の第一人者。活動領域は幅広く、写真、メルヘン創作、講演、展覧会監修にもおよぶ。旅行写真家として世界・日本各地の作品を書物や雑誌に発表。個展も開催。・著書『シュルレアリスムとは何か』『ヨーロッパの不思議な町』『日本の不思議な宿』『オリエント夢幻紀行』『森と芸術』『旅と芸術』『マン・レイと女性たち』ほか●佐藤仁重 さとうよしえ東京・港区六本木生まれ。写真家。ニコンカレッジ講師。日本写真家協会会員。全日本写真連盟関東本部委員。人物・街スナップから風景まで「光と影」をテーマに幅広く撮影。アマチュア写真家育成活動として丸の内写真教室で多数の写真クラブを指導。毎月撮影会を開催。個展多数。・写真集『紐育の休日』『THE BIG APPLE』ほか 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月21日愛カツ編集部がお届けする「愛カツ漫画」。今回は、彼との初デートエピソードを紹介します。女性は、彼と映画館で初デートをしていました。久しぶりの映画館で、ワクワクしているようです。彼との初デート映画館は久しぶりポップコーンも買って…優しくスマートな彼暗い中上映する劇場へポップコーンが!!初デートは、とても緊張してしまいますよね…。ポップコーンを落としても優しくフォローしてくれる彼ですが、初デートは楽しく過ごすことができるのでしょうか。作画:ワタナベ原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年07月13日ホラー映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』が2023年10月13日(金)に公開される。ホラー映画「死霊館」「アナベル」シリーズ新作2013年に公開された『死霊館』は、実際にあった心霊現象を映画化した作品。全世界で460億円以上の興行収入のヒットを記録し、その後『アナベル 死霊館の人形』をはじめ、その世界観はシリーズ化された。近年では『アナベル 死霊博物館』や『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』などを公開。累計3000億円を超える人気ホラーシリーズとなっている。“シスター ヴァラク”の最恐の真相に迫るそんな『死霊館』に登場する、すべての呪いとポルターガイストの元凶となった“シスター ヴァラク”の真相に迫る映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』が公開へ。主演のアイリーン役は『死霊館のシスター』に続きタイッサ・ファーミガが担当。製作は『死霊館』の生みの親であるジェームズ・ワン、監督は『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』など数々のホラー作品を手掛けてきたマイケル・チャベスが務める。主人公アイリーン…タイッサ・ファーミガ“シスター ヴァラク”と対峙するシスター。「この学校、何か嫌な感じがする」と語り、邪悪な存在を感じ取って怯える少女ソフィに「何を見た?」と問いかける。IMAXやドルビーシネマなどでも上映尚、映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』は、前シリーズから引き続き、IMAX、4D、ドルビーシネマ、スクリーンXといったラージフォーマットでも上映される。ハイクオリティな映像や音響によって、味わう恐怖も最大化。臨場感あふれる鑑賞体験を楽しめる。映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』あらすじ舞台はフランスの寄宿学校。子供たちが楽しそうに走り回る中、少女ソフィは「この学校、何か嫌な感じがする」と言う。その視線の先で、突如悶え苦しみ始めるフレンチ。ソフィはアイリーンに怯えながら「シスター」を見たという。アイリーンは再び“シスター ヴァラク”の邪悪な呪いを感じ始め、その元凶を突き止めるため、行動に出る。「あの悪魔はかつて天使だった」「神に拒まれ力を失った」と語られ、徐々にその正体に近づくアイリーン。その最恐の真相とはいったい…!?【作品詳細】映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』公開日:2023年10月13日(金)監督:マイケル・チャベス製作:ジェームズ・ワン出演:タイッサ・ファーミガ配給:ワーナー・ブラザース映画
2023年07月10日Kroi(クロイ)初の武道館ワンマンライブ「Kroi Live at 日本武道館」が、2024年1月20日(土)に開催される。Kroi初の武道館ワンマンライブが開催決定全国のライブハウスとホールで計約1万7000人を動員したライブツアー「"Magnetic" Tour BLUE / RED」。そのファイナル公演となった東京・NHKホールにて、2024年の年明け早々にバンド初となる武道館ライブを開催することが発表された。チケットは7月2日(日)までの期間、ファンクラブ限定で先行受付。その後、翌7月3日(月)より、チケットぴあにてオフィシャル最速抽選先行が順次スタートする。開催概要「Kroi Live at 日本武道館」開催日:2024年1月20日(土) 17:00開場/18:00開演チケット料金:全席指定 7,800円<チケット申し込み>・FC抽選先行(ぴあ)受付期間:6月23(金) 21:00〜7月2日(日)23:59・オフィシャル最速抽選先行(ぴあ)受付期間:7月3日(月) 18:00〜7月17日(月・祝)23:59・オフィシャル最速先着先行(ぴあ)受付期間:7月21日(金)10:00〜7月30日(日)23:59
2023年06月29日大阪・みのおキューズモール内にある映画館「109シネマズ箕面」が、2023年7月21日(金)より3面ワイドビューシアター「ScreenX(スクリーンエックス)」を導入する。3面ワイドビューシアター「ScreenX」大阪に初登場大阪府初登場の「ScreenX」は、正面のスクリーンに加えて、左右の壁面にも映像が投影されるマルチプロジェクション映画上映システム。これによって270度の視界全てで映画を鑑賞することが出来るため、より映画の世界に没入して臨場感を楽しめる。日本初となる最新スペック版を導入「109シネマズ箕面」では、日本初となる最新スペック版を導入。左右の壁面に正面と同様のスクリーン素材を施工し、映像を投影するプロジェクターもスペックアップすることで映像への没入感をより高めた、最新のプレミアムラージフォーマット仕様となっている。オープニング作品は『ミッション:インポッシブル』最新作注目のオープニング作品は、トム・クルーズ主演の大ヒットシリーズ最新作にして第7弾となる映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』。シリーズの集大成を飾るに相応しい史上最もハードな限界アクションを、臨場感溢れる最新スクリーンで鑑賞してみては。詳細「109シネマズ箕面」3面ワイドビューシアター「ScreenX」導入日:2023年7月21日(金)場所:109シネマズ箕面(大阪府箕面市坊島4丁目1-24 みのおキューズモール内)※導入工事に伴い「109シネマズ箕面」のシアター6は6月12日(月)より休館中。
2023年06月24日二子玉川駅直結の複合商業施設「二子玉川ライズ」では、屋上庭園の開放的な空間で夏の夜の特別な映画体験が楽しめる屋外映画館「原っぱシネマ」を7月29日(土)・30日(日)の2日間開催する。今年で3回目の開催となる「原っぱシネマ」。屋上庭園「原っぱ広場」の芝生の上で、生き物の声や風の音、川のせせらぎなど、自然の音もBGMとして楽しめ、ひと夏の思い出になる一期一会の映画体験を提供する。“あたたかな拍手でおわる、映画のじかん。”をテーマに、エンドロールでは思わずみんなで拍手したくなるような一体感が生まれる。第2回「原っぱシネマ」の様子今回上映されるのは、『シング・ストリート 未来へのうた』日本語吹き替え版。本作は、『はじまりのうた』で知られるジョン・カーニー監督が、80年代のダブリンを舞台に描く半自伝的な物語。当時の迷える若者たちの救世主だった「デュラン・デュラン」「a-ha」「ザ・クラッシュ」「ザ・ジャム」といった、80年代のブリティッシュ・サウンドが、本作を彩る。本イベントは、抽選申込制となっており、7月3日(月)10時~10日(月)23時59分までの期間、オンライン申込サイト「PassMarket」で申し込み受付を行う。また、「二子玉川ライズ」内にあるホテル「二子玉川 エクセルホテル東急」では、入場券付宿泊プランの販売を今年も実施。本日より販売がスタートした。「原っぱシネマ」は7月29日(土)、30日(日)二子玉川ライズ原っぱ広場(ルーフガーデン 5F)にて19時30分上映開始(21:20上映終了予定)。(シネマカフェ編集部)
2023年06月20日夫婦や家族が円満に生活していくには、お互いを思いやる気持ちが必要。ただ、思いやりが欠けていても、当人はなかなか気付かないこともあります。これは、雑貨屋で働くオムニウッチー(omni_uttii821)さんが目撃したエピソード。お店に赤ちゃんを連れた夫婦が訪れ、様子を見守っていたのですが…。子供を抱っこした奥さんが重いものを持っているにもかかわらず、離れたところで商品を見ていた旦那さん。レジを終えて一緒に歩き出すも、代わりに荷物を持つことはなく去ってしまうのでした。レジを対応したオムニウッチーさんは内心イライラ!脳内での言動には、多くの共感の声が寄せられていました。「本当にガツンといってやりたい!」「奥さんが何もかもやるのが、当たり前になっているのかも」「私も遭遇したら同じことをいうだろうな」「分かる。どっちにもツッコみたい」読者のなかには「重たい物は、夫にも子供にも黙って渡す」「我慢せずにいってしまう」という人もいました。赤ちゃんを抱っこしている以上、重い荷物を持つことによる転倒やケガのリスクは避けたいもの。例え奥さんからいわれることがなかったとしても、持ってあげて欲しかったですね。[文・構成/grape編集部]
2023年06月02日皆さんはデートでトラブルに見舞われたことはありますか?今回は『映画館デートで遭遇したまさかのトラブル』を紹介します。初めてのデートで…妻との初デートの話です。主人公の男性は、大恥をかいてしまった経験をいまだに忘れられないようで…映画館で腹痛が!?出典:Grapps開始10分で腹痛に見舞われた主人公。トイレに行くと伝えて、上映終了まで帰ることができませんでした…。読者の感想初デートという肝心な時に限って、普段絶対遭遇しないようなハプニングっておきますよね…。他人事とは思えないお話でした。(22歳/女性/会社員)映画館でトイレに行くこと自体が気を遣う行為なのに、ましてや初デートとなると本当に恥ずかしかったでしょうね…。(匿名)イラスト:海村佳世※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。
2023年05月30日ディズニー・アニメーションの名作を映画館で上映するイベント「ディズニー100(ワン・ハンドレッド) フィルム・フェスティバル」が、2023年10月7日(土)より10月の毎週末、全国100か所の映画館で開催される。名作ディズニーアニメを全国100か所の映画館で上映創立100周年というアニバーサリーイヤーを記念して、これを祝う様々なイベントや企画を行っているウォルト・ディズニー・カンパニー。今回のイベントでは100周年にちなんで、全国100か所の映画館で、老若男女に愛されるディズニー・アニメーションの名作が上映される。全61作品の中から厳選した8本期間中は、全61作品の長編アニメーションの中から厳選した8作品が上映予定となっている。最初の週末に上映されるのは、アカデミー賞長編アニメーション賞と主題歌賞をディズニー史上初めてW受賞した『アナと雪の女王』と、サンフランシスコと東京を融合させた架空の街、サンフランソウキョウが舞台のアドベンチャー作品『ベイマックス』だ。さらにその次の週には、時代を超えて愛される名作『シンデレラ』と、海に愛された少女の冒険物語『モアナと伝説の海』を、第3週目には、ミュージカルアニメーション『リトル・マーメイド』と、動物たちが人間のように暮らす世界の物語『ズートピア』を上映。そして最終週には、『塔の上のラプンツェル』と、クラシック音楽とアニメーションを融合したウォルト・ディズニーの大胆な試みとして歴史に残る『ファンタジア』が上映される。いずれも、ディズニーが100年間も誇る最高のストーリーテリングを堪能できる作品だ。また、12月15日(金)には、長きにわたりディズニー作品が描き続けてきた“願いの力”をテーマにした100周年記念作品『ウィッシュ』が公開される。100周年を記念した貴重なこの1年を、ぜひ劇場での鑑賞を通して楽しんでみては。開催概要「ディズニー100 フィルム・フェスティバル」開催日:10月7日(土)~10月29日(日)の毎週末チケット:9月下旬より順次発売内容:全国100か所の映画館で、厳選された8作品の長編アニメーションを上映※各作品の上映時間は各劇場に要問合せ<上映スケジュール>■10月7日(土)『アナと雪の女王』■10月8日(日)『ベイマックス』■10月14日(土)『シンデレラ』■10月15日(日)『モアナと伝説の海』■10月21日(土)『リトル・マーメイド』■10月22日(日)『ズートピア』■10月28日(土)『塔の上のラプンツェル』■10月29日(日)『ファンタジア』※『ファンタジア』のみ2D字幕版、他はすべて2D吹替版での上映<入場者プレゼント>各作品の「ディズニー100 フィルム・フェスティバル オリジナル・アクリルスタンド」をプレゼント※各上映回、チケットを持っている鑑賞者1名につき1個のプレゼントを入場時にプレゼント※1名につき複数枚のチケットに対し、複数個の配布は不可※入場者プレゼントのみの配布は不可©Disney
2023年05月28日子供を連れての映画館は、親にとっては行くのをためらってしまうような場所の1つです。上映中、我が子が声をあげないかや、大人しくしていられるかなど、親が抱く心配は実にさまざま。こばぱぱ(kobapapaaa)さんは、5歳と7歳の娘さんを連れて映画館を訪れた際、混んでいないであろう朝の上映回を選ぶなど、事前に準備していたといいます。無事、上映時間を迎えた、こばぱぱさん親子ですが、室内が暗くなると5歳の娘さんの様子に異変が…!暗闇を怖がっているのかと思いきや、5歳の娘さんから出た言葉は、まさかの「おやすみ」。隣の席にいたほかの家族は、偶然、こばぱぱさん親子の会話が聞こえてしまったのでしょう。爆笑していたといいます。しかし、お金を出している、こばぱぱさんにとっては、「寝てほしくない」というのが本音。「今日だけは!」と必死に5歳の娘さんを起こしたといいます。【ネットの声】・映画館に行くまでの労力が…!・思い通りに行かないのが子育てですよね。でも、無事に観ることができてよかったです!・なんてぜいたくなお昼寝。7歳の娘さんは、すでに過去に映画館を訪れたことがあり、余裕そのもの。一方の5歳の娘さんもまた、初めての場所に緊張していないあたり、余裕たっぷりに思えます…!なお、こばぱぱさんは、ブログやYouTubeでもイラストや動画を投稿しています。気になる人はチェックしてみてください!Instagram:kobapapaaaブログ:こばぱぱブログTwitter:@kobapapaaaYouTube:こばぱぱチャンネル[文・構成/grape編集部]
2023年05月25日ホン・サンス監督最新作『小説家の映画』の公開を記念し、映画館Strangerにて<ホン・サンス映画祭>が開催されることが分かった。『逃げた女』のキム・ミニと『あなたの顔の前に』のイ・ヘヨンが共演し、女性たちの友愛と連帯の物語が描かれる本作。この度、開催が決定した特集上映「ホン・サンス特集」では、最初期・転換期・現在期の代表的作品9本をセレクトし、初期から現在までの変遷を通して特異な作家の現在地を探る。ホン・サンス監督の初期の名作『カンウォンドのチカラ』『オー!スジョン』、キム・ミニとの記念すべき初タッグ作『正しい日 間違えた日』、キム・ミニが韓国人俳優として初めてベルリン国際映画祭銀熊(主演女優)賞受賞という快挙に輝いた『夜の浜辺でひとり』。『それから』第70回カンヌ国際映画祭に2作品招かれたことでも話題となった『クレアのカメラ』と『それから』、第70回ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞、2020年カイエ・デュ・シネマ誌が選ぶベストテン2位に選出され、女優の吉岡里帆も絶賛した『逃げた女』。『逃げた女』第71回ベルリン国際映画祭銀熊賞(脚本賞)受賞、未熟な若さゆえの痛みと愛おしさを、モノクロームで詩情豊かに紡いだ『イントロダクション』、韓国歴代の名監督とタッグを組んできた大女優イ・ヘヨンがホン・サンス作品に初主演を務め、第74回カンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクション、2022年キネマ旬報外国語映画ベスト・テン第10位に選出された『あなたの顔の前に』の全9作品が上映される。『あなたの顔の前に』さらに、現在シネマート新宿で開催中の「韓流映画祭2023」で公開されるホン・サンス監督長編デビュー作『豚が井戸に落ちた日』上映時には、『小説家の映画』半券割引キャンペーンも実施される。どこにでもいる男女の戯れごとのようなやりとり、一見たわいのない会話をカメラに収めるホン・サンスの映像世界は、恋愛の真理、さらには人間や人生の本質をユーモアと詩情豊かな独自のスタイルで見せてくれる至福の映画体験。今年の夏は、長編デビュー作から日本公開最新作まで一挙に網羅できる貴重な<ホン・サンス映画祭>をぜひ体験してほしい。『小説家の映画』は6月30日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。■映画館Strangerホン・サンス特集上映作品一覧カンウォンドのチカラ(1998)オー!スジョン(2000)正しい日 間違えた日(2015)それから(2017)クレアのカメラ(2017)夜の浜辺でひとり(2017)逃げた女(2020)イントロダクション(2021)あなたの顔の前に(2021)『小説家の映画』公開記念 映画館Stranger「ホン・サンス特集」は6月20日(火)~7月6日(木)映画館Strangerにて開催。(text:cinemacafe.net)
2023年05月24日知り合いの浮気現場に遭遇したことはありますか?それが大切な友達のパートナーであれば本人に報告するか迷うものですが、職場の上司や大学の教授など、親しいとも呼べない間柄だとただ気まずいだけ。口を出すほどではないものの、心の中では「やめておいた方が…」と呟いてしまいますよね。とくに、映画館などのデートスポットで働いている人は、浮気現場の目撃にも注意したいところ。今回は、そんな「映画館のバイト中の浮気現場目撃」エピソードを紹介します!チケットを売るバイトをしていると、お客さんとして来たのは…私は、映画館でチケットを売るアルバイトをしています。ある日、私が通う大学の教授がお客さんとして映画館に来ていました!教授はある映画のチケットを購入。隣には奥さんのような女性もいて、仲良く手をつないで館内へ入っていきました。教授もこちらに気が付いている様子で、少し気まずそうにしていたので、奥さんと仲良しなんだなぁと微笑ましく思っていたのですが…。数日後、家族連れのお父さんはまさかの教授!?それから数日後、アルバイト中にお母さんと子ども2人がチケットを買いにきました。「大人2人、子ども2人ください」と言われて、あとからパパが来るんだなと思ってチケットを発券したのですが…。なんと、そこに現れたのは先日の教授。もちろんこのお母さんと、先日見かけた奥さんのような女性は別人です。私はそこではじめて、教授の浮気現場に遭遇していたことに気が付きました…。教授、この映画2回目だよな…や、浮気だよな…など、さまざまな思いを抱えながらお会計したのを覚えています。(女性/学生)職場近くのデートにはご用心まさかの教え子に浮気現場を見られてしまうなんて、教授として不甲斐ないですよね。お子さんが2人もいながら浮気をするなんて、どんな気持ちなのでしょうか…。浮気現場は職場の近くなど誰が見ているかわからないもの。カップルで足を運ぶ際も注意したいところですね。※こちらは実際に募集したエピソードを元に記事化しています。
2023年05月21日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは! PUKUTY(プクティ)です!我が家の長男5歳。先日初めて…映画館デビューを果たしました!!■映画への興味今までも家では何度も映画を見せたことはあったのですが、いつも途中で飽きてしまっていた長男。しかし長男の大好きなゲームのキャラクターが映画になったCMを見ると、今までにないほどの食いつきで、大爆笑しながら何回も何回も繰り返しその映画のCMを見ていました。■映画館デビューその様子を見た私達は夫婦は…次男はさすがにまだまだ興味もなく大人しく長時間座ることも出来ないので私とお留守番。旦那も大好きなゲームだったことからその映画を見たいというので、旦那と長男で映画館へ行くことに。朝一番の回だったので朝ごはん替わりにポップコーンとチュロスを買ってもらって着席、そしていざ映画がスタート!■成功なるか!?映画が始まると買ってもらったポップコーンとチュロスを食べながらも真剣に見る長男。CMでは大爆笑していたのにどのシーンも一切笑わず真剣に見入っていたので、逆に楽しんでいるのか心配になるほどだったそうです(笑)。映画自体は約90分あり、さすがに最後の方は集中力が切れ始めもじもじしていたらしいのですが、無事最後まで映画を見終わることができました!本人も楽しかったと言っていたので、初映画館デビューは大成功に終わりました!
2023年05月20日居酒屋【居酒屋たぼ田】イタリアン【イタリア食堂OLIVE】イタリアン【Italian Kitchen VANSAN香椎店】焼鳥【焼鳥裕】創作和食【酒楽菜芳】居酒屋【居酒屋たぼ田】直送の鮮魚のおいしさを創作料理で余すことなく楽むゆったりとくつろげ掘りごたつ漁師から直送される新鮮な魚と、食材にこだわった和食という概念にとらわれない創作料理が楽しめる【居酒屋たぼ田】。活気あふれる店内は気さくな店主が出迎えてくれます。個室もあるので、カップルや友人同士の利用にもぴったりです。和牛とウニのいいとこどり!『和牛たたきのウニ巻き』「食材の持つ食感や味わいを壊すことなく提供すること」をモットーに掲げる店主が、食材ごとに違う食べごろを見極めて提供する料理は、その食感や深いもち味が堪能できると評判です。料理に合った日本酒や焼酎を取り揃えてあるので、その日の気分で好きなお酒をチョイスして、創作料理をたっぷり堪能してみてはいかがでしょうか。居酒屋たぼ田【エリア】東区その他【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】3500円【アクセス】奈多駅 徒歩5分イタリアン【イタリア食堂OLIVE】旬の食材に合わせた調理法で四季を楽しむオステリア子どもから年配の方まで心地よく過ごせるオーナー自ら足を運び、旬の食材を厳選し、食材に合った調理法でおいしい一皿を仕上げている【イタリア食堂OLIVE】。テーブル席や半個室、テラス席があるので、カップルや家族、友人同士の食事にもぴったり。いつも笑顔のオーナーと腕の立つシェフ、そして明るいスタッフによって、居心地が良く楽しい空間が作られています。見た目にもおいしい『骨付仔羊ロースト』アラカルトを選ぶならカウンター席上の、日々変わる黒板の手描きメニューを参考に。その日仕入れた食材を使って、サラダ、パスタ、魚、肉、ドルチェを完成させています。中でもオススメは『骨付仔羊ロースト』。表面は香ばしく内側は柔らかくジューシーで、大人にも子どもにも大人気の逸品です。イタリア食堂OLIVE【エリア】香椎【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】1500円【ディナー平均予算】5000円【アクセス】香椎駅 徒歩3分イタリアン【Italian Kitchen VANSAN香椎店】とろ~りピザに舌鼓♪子どもにも優しいオシャレな街角イタリアン開放感あふれる店内【Italian Kitchen VANSAN香椎店】のウッディで落ち着きのある店内は、デートや女子会にぴったり。さらに、おもちゃ、絵本、テレビモニターなどを設置したキッズスペースも完備しているので、水族館帰りに子どもと一緒に外食したいファミリーからも好評です。モッツァレラチーズのまろやかさとトマトの酸味が相性抜群の『マルゲリータ』子どもから大人まで人気の『マルゲリータ』は王道のピザです。専用のピザ窯で約1分、高温で一気に焼き上げることで、表面はカリッと、中はモチッ。とろけたモッツァレラチーズとトマトソースたっぷりのピザを、頬張るようにいただきましょう!Italian Kitchen VANSAN香椎店【エリア】香椎【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】3000円【アクセス】香椎宮前駅 徒歩3分焼鳥【焼鳥裕】ヘルシーな『野菜巻き物』や絶品『プリン』などがそろう焼鳥店おしゃれな雰囲気でデートや女子同士の利用にもぴったり国産鶏や旬の野菜にこだわった串物を味わえる【焼鳥裕】。学生時代から焼鳥店で経験を積んできた店主と、元パティシエの奥様が二人三脚で営む一軒です。気軽に足を運んでもらえる雰囲気を大切にした店内は、女子会やデートでも訪れやすいと評判です。地元で仕入れた旬の野菜を、絶妙な焼き加減で仕上げる『野菜巻き物』旬の野菜を使ったヘルシーな『野菜巻き物』や国産鶏を使用して香ばしく焼き上げた『鶏皮』は、下焼きを4度繰り返して手間暇をかけた分、余計な油の雑味のない仕上がりで、鶏本来の旨みを存分に味わうことができます。店主オススメの地元九州の地酒を取り揃えている点も魅力です。焼鳥裕【エリア】香椎【ジャンル】焼鳥・串焼き【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】3000円【アクセス】香椎駅 徒歩3分創作和食【酒楽菜芳】和洋折衷なオシャレ空間で、九州産野菜や肉類、鮮魚の旨みを存分に味わう落ち着いた雰囲気の中、ゆったりと食事が楽しめるイタリア・ミラノの創作和食店や関西の京懐石料理店、九州の旅館などで腕を磨いてきた料理人・森永氏が営む【酒楽菜芳】。障子ドアや和風の小物など配置された和モダンな店内にはテーブル席やカウンター席のほか、2名用個室があり、水族館でデートを楽しんだ後にぜひ立ち寄りたいオシャレな一軒です。肉、野菜、鮮魚のおいしさを味わえる『せいろ蒸し』看板メニューは、九州産野菜をふんだんに使った『せいろ蒸し』。野菜ならではの甘みや旨みを存分に味わうことができます。その他にバラエティ豊かな創作和食を用意。和食に合う、日本各地の厳選日本酒と一緒にいただくのがオススメです。酒楽菜芳【エリア】香椎【ジャンル】創作和食【ランチ平均予算】1500円【ディナー平均予算】4000円【アクセス】香椎駅 徒歩1分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2023年05月12日映画館「TOHOシネマズ すすきの(仮)」が2023年秋、北海道・札幌の新商業施設「ココノ ススキノ(COCONO SUSUKINO)」内にオープンする。TOHOシネマズ北海道初の直営シネコンが誕生すすきのの新商業施設「ココノ ススキノ」内に誕生する「TOHOシネマズ すすきの(仮)」は、計10スクリーン・約1,700席を擁する映画館。ハイエンドシアター「プレミアムシアター」や体感型サウンド・シアター「轟音シアター」などの特徴的なシアターを導入する、北海道内初のTOHOシネマズ直営シネマコンプレックスだ。ハイエンドシアター「プレミアムシアター」「プレミアムシアター」は、映画体験の重要な要素である映像・音響・座席にこだわり抜いた、TOHOシネマズ独自規格の高品質シアター。左右の壁いっぱいに拡大された巨大スクリーン、シアター形状に最適化した形にカスタマイズしたスピーカーによる良質な音響、そしてプライベート空間が確保された広々とした座席により、ワンランク上の映画体験を提供する。体感型サウンドシアター「轟音シアター」また、「音の体感・迫力あるサウンド」に特化した体感型サウンドシアター「轟音シアター」も導入。通常の1.5倍~2倍のパワーを発揮するサブウーハーをスクリーン前に設置することで、空気を震わせる大迫力のサウンドが楽しめる。北海道初導入のサービスこのほか、定額でドリンクがおかわり自由となる「ドリンクステーション」、インターネットチケット販売「vit」で購入したチケット(2次元コード)で入場できる「モバイルチケット」が北海道では初めて導入予定となっている。施設情報「TOHOシネマズ すすきの(仮)」オープン時期:2023年秋場所:ココノ ススキノ 5〜6階(北海道札幌市中央区南4条西4丁目1番1)予定スクリーン数:10スクリーン(約1,700席)
2023年05月11日こんにちは!HugMugブロガーのかみじょうです!先日4歳の我が家の太郎くんが、ついに映画館デビューをしました!幼い子どもがいると、自然と疎遠になる映画館。ついに子どもと映画館に行ける日がくるなんて、成長したなぁとしみじみ感じました(泣)とはいえ、まだまだ子ども!ちゃんと鑑賞できるか正直不安でしたが、なんとか最後まで楽しく鑑賞することができました!子どもと映画を見る際に、私なりに注意したことを書いていきたいと思います!映画デビューっていつからできる...?4つの基準映画デビューのタイミングは個人差があるかと思いますが、だいたい4〜5歳が多いようです。私は「いつから」と具体的に決めていたわけではありませんが、最近の息子の様子を見て、自然と「大丈夫だろう」と思いました!実際に子どもと映画館に行って、「これができたらきっと大丈夫!」と思ったことをご紹介します♪①ある程度一人でじっと椅子に座っていられる子どもからすると映画は長丁場!その間ずっと座っていられることが大前提ですね!太郎くんは興奮して途中立ち上がったりしてしまったのですが、走り回ったりジャンプしたりはしなかったので、セーフ(汗)②「物語」を集中して見られるYouTubeなどの短編動画ではなく、ある程度尺のある「物語」を集中して見れるのは、結構大事!太郎くんも3歳位までは、30分のアニメ(ポケモンとか)は最後まで集中して見られませんでした。興味があったとしても、途中で飽きて、違う遊びをしていました。映画デビューは、好きなアニメを普通に最後まで見られる位が目安な気がします!③映画鑑賞の注意点をある程度理解できる映画館はたくさんの人と一緒に見るものなので、ある程度「マナー」を理解できることも大事。「暗くなったら小声でしゃべろうね!」「前の椅子は蹴ったらだめだよ!」とか。4〜5歳になると、保育園や幼稚園で自然と「マナー」が身についているので、安心です◎④トイレの意思表示ができる集中して見入ってしまって、気づいたときは間に合わない!なんてことは子どもにありがち。映画館でおもらししてしまったら本当に大変...!基本的なことだけど、「トイレに行く!」ときちんと意思表示できるのも必須かなと思います!(心配な人は、映画鑑賞中だけおむつでも良いかも!)「家族全員が楽しめる映画」を選ぶのがおすすめ!私達が今回選んだ映画は「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」!理由は、太郎くんがマリオが大好きだから!あと、父ちゃんも母ちゃんも、マリオが大好きだから!家族で見る映画選びのコツは、シンプルに「家族全員で楽しめるもの」が良いかなと思います。「子どもさえ楽しければ良い!」場合も確かにあります。大人はある程度なんでも楽しめたりしますしね!でも、子どもだってみんなで一緒に楽しめる方が嬉しいはず◎みんなで盛り上がれる方が「楽しい思い出」としてより濃く残るのではないかなぁと思います!映画鑑賞前に心得よう!映画デビューを成功させる5つのコツ①鑑賞前にお昼寝をするべし!今回は日比谷ミッドタウンで18:00〜の回を予約しました!お昼寝をしないとどこかで眠たくなってしまいそうだったので、午前中は公園へ。1時間ぐらいお昼寝をしてから向かいました!②時間に余裕を持って行動するべし!私達は映画開始の45分前には映画館に到着!ご覧のとおり映画館はまだガラガラ!日比谷って結構穴場かも?!時間に余裕があることは心の余裕に直結するので、絶対子連れなら早めに現地へ!小腹が空いていたので、先に軽食をとることに!映画館で食事をするのも、楽しみのひとつ!太郎くんは大好きなホットドッグをがぶり。大人はビールで一息。③鑑賞前に必ずトイレへ行くべし!食事をすませた頃には映画館が急に混んできました売店やトイレにもも列ができはじめました。早く来て本当に良かった!太郎くんが待ちわびていたポップコーンを購入し、絶対忘れてはいけない鑑賞前のトイレへ!(トイレはなるべく最後の最後に!)いざスクリーンへ移動!④座席は端を選ぶべし!「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」では入り口でステッカー入のハテナブックをもらえます!(中身は後ほどご紹介)席はトイレにすぐ行けるように、端から3席を取りました。いざトイレに行くとなったときに、人の前をかき分けて行くと思うと、心が重いですからね...。⑤子ども用座席クッションを使用するべし!初めて見る大きな画面に太郎くんは大興奮!幕間の宣伝にも見入っていました(笑)1つ反省点をあげるとすれば、座高を高くできるクッションを忘れてしまったこと...!子連れが初めてで、そもそもあることに気づかなかった...!あったらもっと快適に見れたのだろうなと反省(汗)映画中はポップコーンをひたすらボリボリ食べて、お茶もごくごく飲んで、内心ヒヤヒヤ...。迫力ある映像や音楽に太郎くんは毎度ナイスリアクション。家では動画を見ながらガハハ!と声に出して笑うタイプ。映画館でも声を出して笑ってしまっていて、その度に口をふさいでいました(笑)(←全然マナー守れていない...。)そんなこんなで無事鑑賞終了!終了後は案の定トイレへダッシュ(笑)やっぱり幼いうちは、鑑賞中あまり飲食しない方がよいかもですね。映画特典「ハテナブック」の中身をご紹介!入り口でもらったはてなブックは家で開封!出てきたのは、映画に出てきたマリオのキャラクターステッカー!そしてマリオキャラクター解説の載ったはてなブック!各キャラクターごとでブックの内容も少し違うみたい。熱烈なファンなら、何回も見に行ってステッカーを全部集めるんだろうな〜!「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は大人でも楽しめる映画でした!昔と変わらないゲーム音楽を映画館で大音量で聞くのも、またわくわくするんですよね〜!太郎くんも「もう一回みようね!」と言うほど気に入ったみたい!ゲーム好きにはおすすめですよ♪「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の公式サイトはこちら!それではまた次のブログでお会いしましょう〜!
2023年05月11日人気漫画『ちはやふる』などで知られる漫画家・末次由紀氏(47)が5月7日、過去に映画館で体験した座席にまつわるエピソードをツイッターに投稿し、ネット上で思わぬ論争が巻き起こっている。末次氏の投稿したエピソードは、映画館の指定席が家族全員分横並びで取れなかったため、別の客に「1席ずれて頂けませんか」とお願いしたところ、その相手がアーティストのつんく♂(54)だったという内容。《ドラえもんの映画を見に行った時、家族6人で5席とれたけど間3席別の方をはさんで1席しか取れなくて、まぁそこに夫か私が座ればいいか…と思ってたんです。でもダメ元でその三名の方の一人に「1席中央側にずれて頂けませんか…」と厚かましくもお願いしたら、それがシャ乱Qのつんくさんで》《つんくさんは私たちがファミリーのかたまりであることを察して、すぐ一席ずれて下さいました。ありがたかった。もちろん離れた席で映画を見ることも出来たけど、有名な方なのに腰が低く、その柔軟さと笑顔にホッとしました。なんとなく今思い出し、お礼を言いたくなりました。ありがとうございました》一見すると有名人同士の心温まるエピソードなのだが、ネット上では思わぬ論争へと発展した。事前に予約した指定席にもかかわらず座席交換を依頼することは、断った場合の上映中の気まずさを考えると断りにくいため迷惑であるといった声が多数上がった。《私も譲るかな。でも、快くではなく仕方なくって感じで》《何だかこう言われると、快く譲るっていうより譲らざるを得ない状況って思ってしまう…。断ったらそこから数時間ずっと無駄に気まずい思いさせられるじゃん。嫌でも断れないじゃん。そんなん予約の意味なくね》《座ってる側から「譲りましょうか?」って言われるならまだしも、突然子連れに言われたら渋々譲るしか選択肢ないですよね》《これ映画好きな自分からしたらめっちゃ嫌ですね。公開を心待ちにして、自分的にお気に入りの席があるから。何日も前から予約する訳ですよ。断ったら2時間ずっとブツブツ言われそうだし、お願いに見せかけて強要ですよね》一方で、つんく♂の思いやりに対する賞賛や家族連れへの理解を示す声も多数あった。《凄い偶然ですね!お相手がつんくさんじゃなくても素敵なお話ですけど有名な方が笑顔でご対応下さったことで更に心が温まりました。何事も笑顔で応えるって大切ですね》《私がその場にいたら、喜んでずれます!1席ずれるだけでこんなに感謝してくれるなんてお安い御用…っていうか自分から気づけたらもっといいな》《自分なら、家族連れだと判断した時に、率先にして席をかわりましょうか?と尋ねる。コメントを読んでみたけど、世知辛い世の中になったもんだ。皆んな心に余裕が無いんだね…》個々人の思いはそれぞれなので正解はなくとも、客同士の座席の交換について映画館側としてはどのような見解なのか。「TOHOシネマズ」「109シネマズ」「イオンシネマ」の大手シネコン3社に問い合わせたが、3社とも「コメントは控えさせていただきます」と回答は得られなかった。「もちろん原則として座席指定なので買ったところに座ってもらうのが基本ですが、今回の件はお客様同士が納得されているならばあえて問題にする必要もないということでしょう。今後、それでトラブルなどが頻発すればルールを厳格化することはあるかもしれませんが、映画館側としては、皆様に気持ちよく映画を鑑賞していただきたいということに尽きると思います」(映画館関係者)この論争、単に譲る・譲らないの話ではなく、いかに相手を思いやり配慮できるかということなのかもしれないーー。
2023年05月10日動画配信サービスを通して、自宅にいながら気軽にさまざまな映画を見ることができる現代。そんな時代でも多くの人が利用しているのが、映画館です。大きなスクリーンと立派な音響設備で映画を体験できるのは、映画館ならではの楽しさといえるでしょう。しかし、不特定多数が一か所に集まって映画を見れば、トラブルが発生することも。ネットではたびたび、映画館のマナーに関する議論が繰り広げられます。映画館で「席を交換してほしい」といわれたらどうする?2023年5月、SNSで映画館にまつわる議論が巻き起こっています。今回の議論は、家族で映画館を利用した人による、このような体験談が発端でした。映画館で、上映前にカップルから「離れた席しかとれなかったので、席を代わってくれないか」といわれた。※写真はイメージどうやらカップルは、隣り合わせで映画を見たい模様。しかし、ゴールデンウイーク期間ということもあり、映画館が予想以上に混雑していたのでしょう。2人で隣り合わせになれる席がなかったのか、数席ぶん離れた状態で座ることになったカップル。どうしても隣の席で見たかったため、ダメ元で交渉をしたのかもしれません。自分だったら席を譲る?譲らない?インターネットが発達した現代では、多くの人が事前にウェブサイトで映画館の席を予約しています。その中には、座席の位置にこだわりのある人もいるでしょう。今回のエピソードを受け、ネットでは「譲ってあげないのは心が狭いのではないか」「こんな交渉を申し出るのは非常識では」といった、さまざまな意見が上がっています。【交渉に肯定的な意見】・数席くらいなら譲ってあげればいいのに。このカップルを批判するのはあまりにもギスギスとした発想だよ。・相手のいい方や雰囲気にもよるけれど、自分だったら譲る。断って、気まずいまま映画を見るのも嫌だし…。・カップルに挟まれた状態で見るのは嫌だし、カップルも幸せになれるなら『Win-Win』でいいんじゃないかな?【交渉に否定的な意見】・そもそも、上演中は喋らないのに。カップルとはいえ、なぜ隣り合わせじゃないと嫌なのかが理解できない。・もし譲った相手のマナーが悪かったら、座席を予約した自分が映画館側から疑われる危険性があるし、よくないと思う。・つまり、席を買う時点で間に人がいることは分かっていたんだよね。その時点から「譲ってもらえばいいか」と思っていたのが嫌だ。多くの人が、『もし自分が「席を譲ってほしい」といわれたら、どうするか』を考え、さまざまな意見を述べました。席を快く譲る人と、交換を断る人の、どちらかが間違っているわけではありません。単に、価値観の違いといえるでしょう。とはいえ、基本的に映画館は完全座席指定のシステムになっています。自己判断での席の移動や交換はルール違反であり、トラブルの元になる可能性があるのは否めません。映画館は、多くの人が集まって作品を楽しむ場所。利用者がそれぞれ異なる価値観を持っていることを理解した上で、映画体験を素敵な思い出として残したいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年05月07日2023年のGWは、多くて9日間ある方も。この連休中に映画館で楽しめるシネマカフェおすすめの映画を5本、ピックアップしてご紹介。あのマリオがスクリーンに登場!『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(公開中)イルミネーションと任天堂が共同で製作する「スーパーマリオ」のアニメーション映画。すでに、海外では公開がスタートしており、全世界で1,000億円突破の大ヒットとなっている。日本語吹き替え版では、マリオを宮野真守、ピーチ姫を志田有彩、ルイージを畠中祐、クッパを三宅健太、キノピオを関智一が担当。オリジナル版では、クリス・プラット、アニャ・テイラー=ジョイ、セス・ローゲンらが参加している。横浜で緊急事態発生…『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』(公開中)救命救急のプロフェッショナルチーム「TOKYO MER」の活躍を描く、本格救命医療ドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の劇場版。最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で、危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施す、都知事直轄の医療チーム「TOKYO MER」。彼らのミッションは、“一人も死者を出さないこと”――。鈴木亮平演じるチームのチーフドクター・喜多見幸太をはじめ、豪華キャストが再集結したほか、新たにジェシー(SixTONES)、杏が加わり、パワーアップしてスクリーンに帰ってきた。映画では、横浜・みなとみらいの街並みが炎に包まれる、前代未聞の緊急事態が発生。平和な海辺の街は大混乱に陥り、数千人が命の危険にさらされる中、対立する2つの医療チームが奔走する。“最後の戦い”を見逃すな!『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: VOLUME 3』(5月3日公開)マーベル・スタジオの中でもひときわヒーロー“らしくない”チーム、超個性的なメンバーしかいないガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを描く本シリーズ。最終章である本作のカギを握るのは、宇宙一凶暴なアライグマ・ロケットのもつ暗い過去の秘密。知られざる壮絶な過去が明らかになるといわれており、注目が集まる。家族以上の絆で結ばれたガーディアンズは、大切なロケットの命を救うことはできるのか…。また本作は、ラストバトルをより豪華に堪能できる“全11バージョン”で上映される。カンヌ国際映画祭受賞作『帰れない山』(5月5日公開)国際的ベストセラー小説を映画化し、第75回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した映画『帰れない山』。北イタリアの雄大なるモンテ・ローザ山麓を舞台に、都会育ちの少年ピエトロと牛飼いの少年ブルーノが出会い、やがて大人になって再会し、お互いの心に寄り添いながらもそれぞれの道を進む、彼らの友情と成熟を描く大人の青春映画だ。パルム・ドール受賞作『TITANE/チタン』の撮影監督を務めたルーベン・インペンスがとらえる、息を飲むほどに美しい映像に注目だ。フランスのキッチン・コメディ『ウィ、シェフ!』(5月5日公開)本作は、実在のシェフ、カトリーヌ・グロージャンをモデルに物語を構築。自分のレストランを開くことを夢見る一流レストランのスーシェフ・カティが、シェフと喧嘩して店を飛び出し、移民の少年たちが暮らす自立支援施設にたどり着き、そこで働くことで、徐々に自身の世界が変わっていく。カティは『美女と野獣』『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』のオドレイ・ラミー、施設長は『最強のふたり』のフランソワ・クリュゼが演じているほか、実在の支援施設からスカウトされた、移民の少年たちも出演している。(cinemacafe.net)■関連作品:劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~ 2023年4月28日より公開©2023劇場版『TOKYO MER』製作委員会ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 2023年4月28日より全国にて公開(C) 2023 Nintendo and Universal Studiosガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: VOLUME 3 2023年5月3日より全国にて公開© Marvel Studios 2023帰れない山 2023年5月5日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開
2023年05月01日私たち家族は、昔ながらの商店街の近くに住んでいます。老若男女が行き交う下町の雰囲気は活気があって、夫も私もお気に入り。赤ちゃん連れで通りを歩くと、中高年の方に「かわいいわね」と声をかけられることも。ただ、以前から言われて引っかかる言葉が1つだけあります。 通りすがりに「かわいそう」私は子どもにかけられる「かわいそう」という言葉が、どうしても気になってしまいます。初めて「かわいそう」と言われたのは、息子が生後5カ月のころ。8月の暑い日でした。13時からの保育園の見学のためにベビーカーを押して歩いていると、前から歩いてきた高齢の男性に「こんな暑いときにかわいそうに」と言われました。私は、周囲から子どもにかわいそうなことをする親のように見えるのかとショックだったことを覚えています。 また別の日。雨の中、傘をさして1歳の娘を連れてお店の列に並んでいると、「雨が降ってるのにかわいそうに」という高齢の女性の声が。 さらにある2月の寒い日の商店街で。1歳半になった娘が靴下を何度履かせても嫌がるので、あきらめて素足の状態で抱っこしていました。すると通りすがりの年配女性が突然、娘の足をつかみ「こんなに冷たい足になってかわいそうに」と……。 引っかかる一言も良いように解釈!子どもについて「かわいそう」と言われるたびに、私が親として至らないのだろうか?と責められる気持ちに陥ってしまいます。この経験を近所のママ友に話したところ、私と同じように声をかけられて、傷ついたことがあると聞きました。 そこで私は、通りすがりにかけられる「かわいそう」という一言は、地域の人と親しみやすい下町だからこそかけられる言葉なのかもしれない、とプラスに解釈することにしたのです。 「かわいそう」という言葉は、きっと声をかけた人なりに、子どものことを考えての発言なのだと、良いように受け取りつつ、自分の何気ない言動には気を付けていこうと思っています。 作画/キヨ著者:境まいこおちゃめな4歳男児と声が大きい1歳女児を育てるナースママ。ライターとしてさまざまなジャンルの記事を執筆している。
2023年04月29日6月11日(日) に東京宝塚劇場で上演される宝塚歌劇団 宙組トップスター 真風涼帆の退団公演『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』千秋楽の模様が、全国の映画館でライブ・ビューイングされる。脚本・演出を小池修一郎が手がける『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』は、華麗なるカジノを舞台に密かにめぐらされる陰謀と策略を描いた作品で、同日をもって退団する宙組トップコンビ真風涼帆と潤花のラストステージ。クールでソリッドな真風涼帆が、ジェームズ・ボンドに扮し活躍する、宝塚歌劇ならではのゴージャスでロマンチックなミュージカルとなっている。ライブ中継では、「真風涼帆ラストデイ」と題し行われる千秋楽公演はもちろん、サヨナラショー、退団者挨拶まで余すことなく届けられる。チケットは先行抽選販売を5月8日(月) まで実施中。<イベント情報>宝塚歌劇 宙組東京宝塚劇場公演千秋楽「真風涼帆ラストデイ」ライブ中継6月11日(日) 13:30開演会場:全国各地の映画館【チケット料金】4,700円(全席指定/税込)※来場者特典「メモリアルチケット」付き※3歳以上有料/3歳未満で座席が必要な場合は有料となります。※来場者特典は、ご鑑賞になる映画館にてライブ中継当日に限りお渡しいたします(実施日以外のお渡しはいたしかねます)。※おひとり様につき1枚のお渡しとなります。■先行抽選販売:受付中~5月8日(月) 12:00■一般発売:6月3日(土) 11:00~6月9日(金) 12:00詳細はこちら:
2023年04月27日娘が生後2カ月から通い始めたベビーマッサージ教室。外出するとき、赤ちゃん連れだと泣いて周りに迷惑をかけてしまうのが心配でしたが、全員が赤ちゃん連れという状況は気がラクでした。また、初めての育児に戸惑う中で、ママたちと接する機会ができて気分転換にもなりました。 赤ちゃんが参加できる集まりを探す妊娠中からずっと「早くママ友が欲しい」と思っていた私。初めての育児で夫が仕事に行っている平日は、まだ赤ちゃんだった娘と2人きりで過ごしていたため、どうやってママ友をつくろうかと考えていました。私は人見知りしてしまう性格ですが、赤ちゃんが集まる場所にはなるべく参加することに。 インターネットで、「地名 ベビー」と検索して情報を集めていたところ、ベビーマッサージ教室を発見しました。節約生活をしていたので経済的な面で習い事に躊躇する気持ちもありましたが、月に1度だけなので思い切って参加することに。 ドキドキしながらベビーマッサージ初日赤ちゃんは裸になり、赤ちゃん用のオイルを塗ってからマッサージ。講師の先生が赤ちゃんの人形で見本を見せてくれるので、初めてでもわかりやすかったです。娘はマッサージされるのが好きらしく、ベビーマッサージの日はいつもよりご機嫌でした。特によかったのが便秘解消になるマッサージ。 娘は生まれてすぐのころから便秘ぎみだったので、おなかのマッサージと足を動かすマッサージを続けることで便秘解消に役立ちました。習った日からは家でも毎日ベビーマッサージをして、親子の触れ合いの時間に。講師の先生が「パパにもぜひ教えてあげて」と言っていたので、時々パパもマッサージしました。 マッサージ後のお楽しみベビーマッサージ教室はカフェを貸し切って開催されていて、ベビーマッサージが終わるとケーキとドリンクを楽しむことができました。月齢の小さな娘を連れての外食はなかなか難しかったので、とても貴重な時間に。 また、育児の悩みや地域の情報交換もできてよかったです。ベビーマッサージ教室は1歳前後で卒業される方が多かったのですが、県外への引っ越しを機に生後8カ月でやめました。引っ越しの前日にも通っていたほどに、最後まで育児の息抜きとして楽しんでいました。 月に1度の楽しみだったベビーマッサージ教室。娘と2人きりで過ごす時間が長い生活の中で、良い気分転換になりました。私が人見知りなので自己紹介の時間は毎回緊張しましたが、赤ちゃんのいるママと交流する良い機会に。なによりも、ベビーマッサージでまだ話せない娘とコミュニケーションを取る時間がとても楽しかったです。 監修/助産師 松田玲子作画/加藤みちか著者:津崎 あぐり2歳女児を子育て中。大学卒業後、建築模型製作やガラス雑貨の販売を経験。趣味はステンドグラス製作。インテリアや育児などのライフスタイルについて執筆している。
2023年04月26日「客席に自分しかいない」映画鑑賞が好きで、映画館によく足を運ぶという人の中で、こんな経験をしたことがある人はいませんか。映画館を貸切にし、スクリーンを独り占めできるような感覚がして、ちょっぴり嬉しく思うかもしれません。Twitterでは、そんな貸切状態の映画館を体験した人による投稿が、反響を呼んでいます。客席には自分1人だけ…突然スタッフが来て?京都府京都市にある映画館『出町座』を訪れた投稿者さん。周りを見渡すと、客席に自分しかいないことに気が付き、貸切状態で映画を見ることになりました。そこで、思わぬ『サプライズ』を受けたのだそうです。突然、客席に1人でいた投稿者さんのもとに、やって来たスタッフ。投稿者さんに、あるものを手渡してきました。それは…。『貸切王』と書かれた缶バッジ!スタッフから「ただ今、貸切になった場合、バッジを差し上げています」と、缶バッジを渡されたそうです。見事『貸切王』に輝いた投稿者さんは、思いがけないサービスに驚き、嬉しい気持ちになったといいます。このエピソードにネットでは「めっちゃ欲しい」「粋なサービス」「一度でいいから貸切で見てみたい」などのコメントが上がっていました。なお出町座のスタッフに話を聞いたところ、この缶バッジは、同館で常に行っているサービスというわけではなく、告知もおこなっていない、ささやかな取り組みなのだとか。「ほんの少しでも楽しんでもらえたら」というちょっとした特典として、バッジの在庫状況やタイミングが合えば、渡しているのだそうです。貸切状態になっても、もらえない場合があるため「もらえたらラッキーくらいに思ってもらえたら」とのことでした。キラキラとしたホログラムの背景に、手書きの王冠と文字がかわいらしい『貸切王』の缶バッジ。もしもらえた際には「今日はなんだかいい日だな」といった気持ちになって、気分よく1日を過ごすことができそうですね!※掲載許可はいただいておりますが、投稿者様のご意向で匿名にしております。[文・構成/grape編集部]
2023年04月14日ディズニーの人気アトラクションを実写映画化した『ホーンテッドマンション』の舞台となる館の全貌を捉えた場面写真が解禁された。世界中で愛され続け、東京ディズニーランドでも人気のアトラクションにインスパイアされた本作の舞台は、不気味にそびえる洋館“ホーンテッドマンション”。医師でシングルマザーのギャビーは、ニューオーリンズの奥深くにある館を破格の条件で手に入れ、9歳の息子のトラヴィスと共に引っ越してきた。しかし、この館でふたりは想像を絶する怪奇現象に何度も遭遇することになり、神父、超常現象専門家、霊媒師、歴史学者といった人たちに助けを求める。だが、館に住む999人の風変わりなゴーストたちと仕掛けられた数々のトリック、不気味な体験を通して、彼らは館に隠された悲劇的な真実に気づき始め……。この度、4月13日(木)13時13分に解禁されたのは、999人のゴーストが住んでいる呪われた館“ホーンテッドマンション”の写真。闇夜に佇む大きくて立派な館には、いくつも明かりが灯っているものの不思議と人気が無く、不気味な雰囲気を醸し出している。本作で監督を務めるのは、かつてディズニーランドのキャストとして働いていたという異色の経歴を持つ映画監督ジャスティン・シミエン。休憩中にはよく“ホーンテッドマンション”に乗っていたというほど、アトラクションへの特別な思いを抱く監督。すでに公開されている予告編にも、“どこまでも続く長い廊下”や、“縦に伸びる部屋”、更に“ウェディングドレスを着たゴースト”などなど、短い映像の中だけでもアトラクションではおなじみの要素が随所に散りばめられており、彼の徹底的なこだわりと愛の深さが伝わってくる。そして、本作でクセの強いキャラクターを演じるのは、ハリウッドを代表する同じくクセの強い個性派キャストたち。スター・ウォーズの実写ドラマシリーズ『マンダロリアン』の好演が記憶に新しいロザリオ・ドーソンが母親ギャビーを演じ、心霊エキスパート・チームには、オーウェン・ウィルソン、ダニー・デヴィートなど実力派を起用。さらに、『ダラス・バイヤーズクラブ』のジャレット・レトや、先日のアカデミー賞も大きな話題となった『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のジェイミー・リー・カーティスなど、豪華キャスト陣が肩を並べる。呪われた館“ホーンテッドマンション”で彼らがどんなやり取りを繰り広げるのか注目だ。『ホーンテッドマンション』特報映像『ホーンテッドマンション』9月1日(金) 全国公開(C)2023 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2023年04月13日人気上映企画ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)において、新たな作品の公開が決定した。同企画は、英国で話題の作品を収録し、世界の映画館で上映している企画で、世界が注目するクリエーターや俳優たちによるハイクオリティな舞台を英国まで行かずに、日本の映画館で味わうことができる。今年すでに公開が予定されている作品に加え、新たに3作品の公開が決定。貨物船が沈没し、救命ボートにハイエナ、シマウマ、オランウータン、ベンガルトラとともに取り残された少年パイを描く、ベストセラー小説を基に、人形劇とマジック、そしてストーリーテリングが絶妙な融合を遂げ、オリヴィエ賞を受賞した話題の舞台「ライフ・オブ・パイ」。「ライフ・オブ・パイ」1968年のアメリカ、次期大統領をめぐる2人の男の戦いを描く「ベスト・オブ・エネミーズ」。世界が第二次世界大戦に直面する中、善良で知的なドイツ人教授ジョン・ハルダーが、想像を絶する結果をもたらす運動に巻き込まれていく「善き人」。「ベスト・オブ・エネミーズ」今回発表されたの3作品は、TOHOシネマズ 日本橋ほかにて鑑賞することができる。NTLive新作公開スケジュール「るつぼ」4月14日(金)~「ライフ・オブ・パイ」5月26日(金)~「オセロー」6月23日(金)~「ベスト・オブ・エネミーズ」9月8日(金)~「善き人」10月20日(金)~<アンコール作品上映予定>・3月31日(金)~4月6日(木)「レオポルトシュタット」(※吉祥寺オデヲンのみ)・3月31日(金)~4月13日(木)「かもめ」(※シネ・リーブル池袋のみ)(cinemacafe.net)
2023年04月02日いまやスマホやパソコンで映画を楽しむ人は増えていますが、それでも最高の映画体験に欠かせない場所といえば映画館。そこで、ミニシアターを舞台にした映画愛が詰まった注目作『銀平町シネマブルース』をご紹介します。今回は、現在公開中の本作に出演しているこちらの方にお話をうかがってきました。藤原さくらさん【映画、ときどき私】 vol. 564シンガーソングライターとして精力的に活動し、高い人気を誇っている藤原さん。劇中では、時代遅れの映画館「銀平スカラ座」でバイトとして働く足立エリカを演じています。映画初挑戦となった本作で感じたことや現場での思い出、そして自身を支えてくれている存在などについて語っていただきました。―まずは、オファーがきたときのお気持ちからお聞かせください。藤原さんいままで映画には出演させてもらう機会がなかったので、お話をいただいたときはとってもうれしかったです。主演の小出恵介さんはじめキャストのみなさんもスタッフのみなさんも、個性豊かな素敵な方たちばかりで楽しみでした。―今回が初めての映画出演となりましたが、これまで経験されていたドラマの現場と比べてみていかがでしたか?藤原さん監督によるかもしれませんが、時間が押したりすることもなく、すごくサクサクと撮影が進んでいった印象です。特に城定秀夫監督は、長回しで撮ることが多かったので、最初に何度かリハーサルをして、本番が決まったら1発で終わりというシーンもありましたね。自分のなかにある映画好きな部分を自然に出したかった―最初に脚本を読んだとき、ご自身の役どころはギャルだと思われたとか。役作りはどのようにして現場に挑まれましたか?藤原さんまず脚本からは、イマドキの女の子なのかなという印象を受けました。あとは、純粋にすごく映画が好きな子なんだと。私自身も映画が好きなので、今回は自分のなかにもあるそういう部分を自然に出せたらいいなと考えました。「事前にがっつり役作りしなきゃ」というよりは、演じやすい役どころでしたね。―本作には個性豊かなキャストの方々が集まっていますが、現場の様子はどんな感じだったのでしょうか。藤原さん最初は誰も知り合いがいなくて緊張していましたが、みなさん本当に気さくに話してくださる方ばっかりだったので、すごく居心地のいい現場でした。キネマ座では、常連メンバーが並んでおしゃべりしていましたね。なかでも、ミュージシャンの黒田卓也さんはすごくおもしろい方でした。ちなみに、実は黒田さんに関しては、最初に顔と名前が頭のなかでつながっていなくて、俳優さんかと思っていたんです。そしたら劇中で演奏しているトランペットがすごすぎて、「え!?どういうこと!?」って衝撃を受けました。日本人として初めてブルーノートと契約した方ですから、うまいに決まっていますよね(笑)。その後、音楽の仕事でもご一緒できて、すごくうれしかったです。現場では、ハプニングが起きたこともあった―ほかにも、印象的だったエピソードといえば?藤原さんハプニングと言ったら、撮影中に監督が骨折してしまったことでしょうか。あれはびっくりしましたね。ある日、監督が現場にいらっしゃらなくて、みんなで「どうしたんだろう?」と話しながら待っていたところに報告が入ったんですけど、吹越満さんとか宇野祥平さんとかが「やっぱり……。不吉なことが起こると思っていたんだ」と。聞いてみると、前日にホテルでお湯が出なかったとか、変な音がしたとか、そういったことがあったらしく、嫌な予感がしていたみたいです(笑)。―ある意味、映画みたいな出来事ですね。また、日高七海さんとは本作での共演がきっかけで、Podcastの番組も始められました。そういう意味でも、思い出深い作品になったのでは?藤原さんそうですね。七海ちゃんとは地元が同じ九州というのもありますし、波長やスピリットが合うんです。「学校でクラスが一緒だったら友達になっていただろうな」という空気感があったので、Podcastに誘いました。七海ちゃんと出会えて良かったです。出会った人や映画が蓄積されて、新しい言葉が生まれる―俳優としての経験が、音楽活動にも影響を与えていると感じることはありますか?藤原さんやっていることは違うものの、表現としては近いところもある気がしています。出会った人たちや役が与えてくれた気持ちが自分のなかに蓄積されて、新しい言葉が出てくることもあるのかなと思っています。そういう意味でも、『銀平町シネマブルース』は自分の創作活動にも影響を与えてくれた作品になりました。今後も、音楽活動と相談しつつ、ご縁があったらまた映画に出られたらいいなと思います。―実際、完成した作品をご覧になったときは、いかがでしたか?藤原さんはじめは客観的に観れなくて緊張しましたが、何回も観ていくうちに、映画愛に溢れた本当にいい作品だなと思いました。私の家族も地元の素敵な映画館へ観に行ってくれたのですが、泣いて笑ったと感想をくれたほどです。映画好きな人にとっては思わず合掌したくなるようなたまらない仕上がりになっているので、こういう映画に参加できてよかったなと改めて感じました。それから、撮影していたのは2021年でコロナ禍だったこともあり、ミュージシャンとしても時間が止まってしまったような時期を過ごしていたなと振り返った部分もあったかもしれません。無気力になってしまったり、どうしたらいいかわからなくなってしまったりしても、前に進めるのが人生だし、誰でもリスタートできるんだという気持ちになりました。映画館での体験は何ものにも代えがたい―劇中の登場人物たちにとっては映画館が心のよりどころにもなっていますが、藤原さんにとって心のよりどころは何ですか?藤原さん私にとっては、犬ですね。自分が実家に帰ってきただけで喜んでくれる姿を見ると愛を感じます。私は動物が好きなこともあって、牧場や水族館などで生き物と一緒にライブをすることもありますが、動物がいるとすごく気持ちが穏やかになるんですよね。無になれるというか、「かわいい」という感情しかなくなります(笑)。あとは、映画館もよりどころではあるかもしれませんね。映画館で映画を観ると、すごくリフレッシュできるので。いまはスマホでも映画が観れてしまう時代ですが、わざわざ映画館に行き、自分の五感を映画に捧げて作品の一部になるという体験は何ものにも代えがたいことですよね。―そうですね。もし映画館にまつわる思い出などもあれば、教えてください。藤原さん10代の頃には、時間がたくさんあったこともあって、ポイントカードを作るくらい映画を見に行っていました。―そのなかでも、ご自身の人生に影響を与えたような作品もありましたか?藤原さん昔の映画も観るほうではありますが、すごく好きな作品は『ブルース・ブラザース』(80)。やっぱり音楽が関わっている映画は好きですね。ほかにも、ザ・ビートルズとか、自分が好きなアーティストのドキュメンタリー映画はよく観ます。あとは、ミュージカル映画もいいですよね。ファンの方がいるだけで、大丈夫だと思える―本作では、人生に迷っている主人公の姿が描かれていますが、ご自身もどうしていいかわからなくなるような経験をされたことは?藤原さんもちろんあります。いまはツアーで各地を回れていますが、コロナ禍のときはライブができなかったり、曲を作っても聞いてもらう場所がなかったりして、私だけでなく多くのミュージシャンがそういうことを感じていたのではないでしょうか。でも、そのときに物事のとらえ方次第で気持ちが変わることを改めて実感しました。コロナ禍をただの悲しい出来事にするのではなく、そんななかでも自分に成長を与えてくれたいい機会にもなったと受け止めたほうがいいのかなとか。すごくいろんなことを考えさせられた時期で、私にとっては転機になったと思います。―つらい思いをしていたとき、藤原さんにとって支えとなっていたのは何ですか?藤原さんやっぱりそれは、ファンの方々の存在です。自分が落ち込んでいるときには一緒になって悲しんでくれますし、「大丈夫だよ」と声を掛けたりしてくれますので。すごく支えてもらっています。―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。藤原さん自分に余裕がなくなってしまうと、落ち込んでしまうこともあるかもしれません。そういうときこそ映画を観に行ったり、好きな音楽を聴いたりして息抜きをしてください。これからも、一緒にがんばりましょう!インタビューを終えてみて……。透明感のある肌と柔らかい笑顔が印象的な藤原さん。そして、心地よい声はいつまでも聞いていたいと思ってしまったほどです。撮影中にはチャーミングな表情も見せていただき、現場では「かわいい」の声がわき上がりました。本作では、音楽活動のときとはまた違う藤原さんの魅力に注目してください。物語は、まだ始まったばかり!映画の素晴らしさと、どん底にいてもやり直せるチャンスは誰にでもあることを改めて思い出させてくれる本作。“人生”という名の映画は、自分次第でどんな物語にでも書き換えられると感じるはずです。写真・幸喜ひかり(藤原さくら)取材、文・志村昌美ヘアメイク・筒井リカスタイリスト・岡本さなみストーリーかつて青春時代を過ごした銀平町に帰ってきたのは、一文無しの青年・近藤。行く当てもないまま町で過ごしていると、ひょんなことから映画好きのホームレスの佐藤と映画館「銀平スカラ座」の支配人・梶原と知り合う。映画館でバイトを始めることになった近藤は、同僚のスタッフや老練な映写技師、個性豊かな映画館の常連客との出会いを経て、かつての自分と向き合い始めるのだった。温かい気持ちになる予告編はこちら!作品情報『銀平町シネマブルース』3月31日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開中配給:SPOTTED PRODUCTIONS(C)2022「銀平町シネマブルース」製作委員会写真・幸喜ひかり(藤原さくら)
2023年03月29日映画&テレビ35周年、絵本「あんぱんまん」誕生50周年というアニバーサリーイヤーにあたる今年の劇場映画最新作『それいけ!アンパンマンロボリィとぽかぽかプレゼント』。この度、本作のゲスト声優として桐谷美玲の出演が決定した。本作が2度目のアニメーション声優挑戦となる桐谷さんが演じるのは、何でも作れるロボットの女の子・ロボリィ。参加決定時の心境について、桐谷さんは「すごく嬉しかったです!2歳の息子がいるんですが、一緒にアンパンマンこどもミュージアムに行ったりアニメを見たりしているので、その世界に参加できるというのが本当に光栄ですぐに『やります!』という返事をしました」と明かす。演じるロボリィについては「すごく可愛くて元気いっぱいというのがビジュアルを見ただけでも分かりました。自分の性格とはもしかしたらちょっと違うかもしれませんが、そこを楽しみながらやれたらいいなと思っています」と意気込む。そして、母親でもある桐谷さんは「このアンパンマンの映画で映画館デビューをしようと思っています。私の声って気付きますかね(笑)」とコメント。そしてファンに向けて「今回は“思いやり”と“笑顔”の大切さを描いたみんなの心が“ぽかぽか”あたたまる物語です。今回、映画のアンパンマンで声優を担当できて本当に嬉しいです。緊張していますが、精いっぱい頑張ります!今年の夏は、アンパンマンとロボリィが笑顔の思い出をプレゼントします!皆さん、ぜひ6月30日の公開を楽しみにしていてください」とメッセージを送っている。本作は、短めの上映時間とやさしい音量、真っ暗じゃない場内、そして手拍子で楽しめるパートありと、映画館デビューにぴったりだ。『それいけ!アンパンマンロボリィとぽかぽかプレゼント』は6月30日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:それいけ!アンパンマンロボリィとぽかぽかプレゼント 2023年6月30日より全国にて公開©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV ©やなせたかし/アンパンマン製作委員会2023
2023年03月15日新しい家族が増えるのは、誰にとっても喜ばしいことでしょう。アメリカのサウスカロライナ州に住むアレクシスさんに、初めての赤ちゃんが誕生しました。赤ちゃんは女の子で、病院から自宅へ連れて帰って以来、愛犬のムースが赤ちゃんのそばから離れなくなったのだそうです。そこで、アレクシスさんの母親が赤ちゃんを触ろうとしたら、ムースがどんな反応をするか、見てみることにします。ムースの目の前で、赤ちゃんのお腹にそっと手をかざす祖母。するとムースが、信じられない行動をとったのです。自分の鼻先を使って、祖母の手を赤ちゃんから離そうとするムース。驚いた祖母が再び赤ちゃんの上に手を置くと、ムースが今度は左脚で祖母の手をどかしました!「ちょっと、僕の赤ちゃんに触らないでもらえます?」そんなふうに、祖母の手を2回も赤ちゃんから遠ざけようとしたムースの行動に、そばで見ていたアレクシスさんの夫もびっくり!この動画には、ムースのリアクションに感動の声が寄せられています。・なんて優しくて、いいお兄さんなんだろう!・「今寝たところなんだから起こさないで!」って思っていそう。・この犬は新しくできた親友を守ろうとしているんだね。ムースはアレクシスさんの母親が他人ではないことを知っているはずです。それなのに、赤ちゃんに触らせようとしないのは、よほど警戒心が強いのでしょう。まるでボディガードのように、祖母の手を赤ちゃんから離そうとしたムース。こんなに頼もしい犬のお兄さんがいたら、赤ちゃんはいつでも安心して過ごせそうですね![文・構成/grape編集部]
2023年02月28日映画館が閉鎖され、映画をスクリーンで観ることのできない期間があったコロナ禍。そんな状況下でスティーヴン・スピルバーグ監督や、デイミアン・チャゼル監督、インド出身のパン・ナリン監督らが次々と映画へのラブレターともいえる作品を生み出した。イギリスの演劇界で活躍し、映画『1917 命をかけた伝令』や『007 スペクター』などでも知られるサム・メンデス監督も、最新作『エンパイア・オブ・ライト』を「最も個人的な思いのこもった作品」として、自身が10代を過ごした1980年代初めを舞台に映画と映画館についての愛の物語をオリジナル脚本で作り上げた。メンデス監督がその演技に魅了され、主演に起用したオリヴィア・コールマンに、注目の新鋭マイケル・ウォード、英国の至宝コリン・ファースらが“映画館「エンパイア劇場」”に勢ぞろい。社会不安や性的抑圧、メンタルヘルス、人種差別など今日と地続きのテーマが盛り込まれている。オリヴィア・コールマンが熱演痛みを抱えた女性の人生に光を射す映画主人公は、海辺のやや寂れた「エンパイア劇場」で働くヒラリー・スモールという中年女性。過去に辛い経験をして、いまはひとり慎ましく暮らしているヒラリーの前に、サッチャー政権の厳しい不況下で夢を諦め、エンパイア劇場で働き始めた黒人の青年スティーヴン(マイケル・ウォード)が現れる。前向きに生きるスティーヴンと心を通わせながら、次第に生きる希望を見出していくヒラリーだったが、あるときから、まるで人が変わったようになってしまう。オリヴィア・コールマンは常に“史上最高の演技”を更新していく、現代を代表する“お気に入り”俳優の1人だ。孤独で哀れな女王を演じてアカデミー賞主演女優賞を受賞した『女王陛下のお気に入り』や、ノミネートされた『ファーザー』や『ロスト・ドーター』、あるいは「Fleabag フリーバッグ」のイヤミな継母、「ハートストッパー」の温かい母親役で知る人も多いだろう。そのほかアニメの声優からマーベル作品まで、近年は特に多彩なキャリアを築いている。もともとシットコム「ピープ・ショー ボクたち妄想族」や映画『ホット・ファズ俺たちスーパーポリスメン!』などコメディで活躍してきたが、その卓越した演技力からシビアな役柄を任されることも多い。メンデス監督はオリヴィアと面識はなかったそうだが、彼女がエリザベス2世を演じたNetflixシリーズの「ザ・クラウン」を見て本作の主演に当て書きしたという。「ザ・クラウン」シーズン3&4では当時のサッチャー首相(演:ジリアン・アンダーソン)との対立も描かれており、同時代を生きた女性を演じているわけだ。本作のヒラリーは、毎日エンパイア劇場でマネージャーとしての仕事を淡々とこなす、一見、物静かで繊細な女性だ。スティーヴンと知り合い、惹かれるようになってからは明るい表情を見せるものの、序盤の彼女の瞳は虚ろで光が感じられない。彼女が抱える事情につけ込んだ劇場支配人のエリスからは、性的な関係を強要されている。多くは語られないが、複雑な内面を持ち合わせているヒラリー。夫からDVを受ける女性を演じた『思秋期』(2010)もよぎる。長びく不況も遠因だろう。幾層にも重なった悲しみ、怒り、拒絶や絶望が彼女の心を蝕んできたのだと、オリヴィアに圧倒されながら腑に落ちていく。その姿には監督自身の母親が投影されているという。ただ、ヒラリーは、オリヴィアが2021年のドラマ「ランドスケーパーズ 秘密の庭」で演じた、現実から逃げるために映画の世界に生きるしかなかった女性とはまた違う。ヒラリーは映画館で、ある映画に救われる。人生には何が起きるか分からない。決して“煌めき”ばかりではないからこそ、私たちには暗闇に包まれる瞬間が、映画館が必要なのだと彼女が教えてくれるのだ。イギリスの名優たちが「エンパイア劇場」に集う『ブルース・ブラザース』から『炎のランナー』まで、「エンパイア劇場」にかかる映画からも時代を感じられる本作。映画を映画館で見ることの喜びと、感情の浄化を描く本作の舞台となったのは、イングランド南東部の海辺の町マーゲイト。“ドリームランド”という名の現存する元映画館とダンスホールというロケーションが使用されている。劇中では、全盛期を過ぎた「エンパイア劇場」は当初4つあったスクリーンが半分閉鎖されており、ゴージャスだった時代がうかがえる最上階はいまやハトたちの住処になっている。また、劇場の仕事といえば、上映前後はスナックを用意したり、掃除やゴミ捨てをしたり、売り上げを計算したりと慌ただしいが、上映が始まればちょっとした時間ができる。その時間と、かつての華やかな場所がヒラリーとスティーヴンが心と体を通わすオアシスとなった。この2人のシーンでは、メンデス監督と5度目のタッグとなり本年度アカデミー賞にノミネートされている撮影監督ロジャー・ディーキンスの手腕がいかんなく発揮された。寂れた空気感の中にも、過去の栄光に思いを馳せることができる映像はスクリーンで目にしてほしい光景ばかり。何より、スティーヴンを演じるマイケル・ウォードは、あのオリヴィアと対峙しながら眩い光を放つまさに新星だ。スティーヴンが直面する、職にあぶれたスキンヘッドの白人青年たちからの惨い差別もしっかりと描かれる。彼が苦境の白人を助けるためだけの、単なる“親切な黒人”とならぬよう努めていることも伝わってくる。さらに、オリヴィアと夫婦役を演じたことのあるコリン・ファース扮するセクハラ・パワハラ支配人のエリスはさて置き、スティーヴンに「暗闇の中の光」について話す映写技師ノーマン役(彼の映写室がまた素晴らしい)のトビー・ジョーンズ、「ザ・クラウン」シーズン4でも女王に関わる重要な役を演じていたトム・ブルックら、劇場スタッフたちの人間味と温かさも疑似家族のように2人を包み込んでいる。『エンパイア・オブ・ライト』は2月23日(木・祝)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(上原礼子)■関連作品:エンパイア・オブ・ライト 2023年2月23日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年02月23日映画館「Bunkamura ル・シネマ」が2023年6月16日(金)、東京・渋谷の「渋谷 TOEI」跡地に移転オープンする。映画館「Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下」として新生オーチャードホールを除き4月10日(月)より2027年度中(時期未定)まで休館する「Bunkamura」。館内の「Bunkamura ル・シネマ」は渋谷駅前に場所を移し、新たな映画館「Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下」として上映活動を継続する。Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下の各階シアターは、7Fが268席、9Fが187席と、ゆとりあるキャパシティを整備。7Fスクリーンは、35mmフィルムでの上映や、4K上映にも対応している。「影色」を基調とした落ち着きのあるロビー内装は、建築家、中山英之率いる中山英之建築設計事務所が担当。また、ロビースタッフが着用する制服には、ズッカ(ZUCCa)創業者の小野塚秋良が手掛けるユニフォームブランド・ハクイ(HAKUÏ)を起用している。こけら落としを飾る特集上映同館のこけら落としを飾るのは、ウォン・カーウァイ監督映画『花様年華』などで知られる女優マギー・チャンの本格的回顧上映「マギー・チャン レトロスペクティブ」と、ミュージカル映画特集「ミュージカルが好きだから」の2企画だ。「マギー・チャン レトロスペクティブ」マギー・チャンの日本初の本格的回顧上映となる「マギー・チャン レトロスペクティブ」では、ウォン・カーウァイ監督による『欲望の翼 デジタルリマスター版』をはじめ、『花様年華 4K』や、マギー・チャンが第57回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞した『クリーン』など多彩な作品を上映。中でも、映画『ロアン・リンユイ/阮玲玉 4K』では、1930年代の上海映画界のトップスターとして実在した伝説の女優ロアン・リンユイをマギー・チャンが演じ、ベルリン国際映画祭女優賞を受賞。全編にわたり、華やかなチャイナドレスに身を包んだマギー・チャンの姿を目にすることができる。「ミュージカルが好きだから」「ミュージカルが好きだから」では、心躍るミュージカル映画を上映。2006年の日本公開当時、Bunkamura ル・シネマでも連日満員のヒットを記録した『RENT/レント』をはじめ、ビヨンセやジェイミー・フォックス、エディ・マ ーフィ 、ジェニファー・ハドソンら豪華キャストが揃う『ドリームガールズ』、ライザ・ミネリの魅力が際立つミュージカル映画の金字塔『キャバレー』が登場する。さらに、本場の舞台をスクリーンで上映する人気シリーズ・ 松竹ブロードウェイシネマから『キンキーブーツ』も上映。傑作ミュージカル映画の数々を堪能できる機会となる。「Bunkamura」初配給作品を含む新作3本もまた、7・8月には、同性愛が禁じられていた第二次大戦後のドイツで「愛する自由」を求めて闘い続けた男を描く『大いなる自由』、2013年に起きた実話を基にした衝撃の法廷劇『サントメール ある被告』、ソウルの街を舞台に、異国の地で自分の原点を探し求める1人の女性の人生を描いた『ソウルに帰る』の3本の新作が上映。加えて、『エリザベート 1878』、『私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター』、『旅するローマ教皇』といった新作映画やライナー・ヴェルナー・ファスビンダー傑作選も上映される予定だ。「ドゥ マゴ パリ」のスタンドカフェ&「ナディッフ」によるブックストアもなお、「Bunkamura」で長年親しまれ、休館に伴い一旦営業を終了したカフェ「ドゥ マゴ パリ」が、小さなスタンドカフェとして「Bunkamura ル・シ ネマ 渋谷宮下」内にオープン。プチサイズにリニューアルされた名物の「タルトタタン」、「ドゥ マゴ パリ」オリジナルブレンドのホットコーヒーをはじめ、映画鑑賞のおともにぴったりのメニューを揃える。さらに、ロビーで目を引く「LIBRAIRIE」コーナーには、アートショップ「ナディッフ(NADiff)」の特別なキュレーションによるブックストアも併設。販売される書籍のラインナップは定期的に入れ替わり、足を運ぶごとに様々な本との出会いを楽しめるようになっている。施設情報「Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下」オープン日:2023年6月16日(金)住所:東京都渋谷区渋谷 1-24-12 渋谷東映プラザ 7&9F(2スクリーン/1F:チケットカウンター)スクリーン数:2(7F:268席+車いすスペース/9F:187席+車いすスペース)上映可能フォーマット:7F DCP(2K/4K) 、35mm、ブルーレイ/9F DCP(2K)、ブルーレイスクリーンサイズ:7F W9.94m×H4.7m(シネマスコープ)/9F W8.7m×H4.6m(シネマスコープ)■こけら落とし特集上映・マギー・チャン レトロスペクティブ上映期間:6月16日(金)〜7月13日(木)料金:一般 1,900円、学生 1,500円(平日は学生 1,200円)、シニア 1,200円※サービスデー:毎月1日、毎週火曜日、毎週木曜日(オンライン購入)は1,200円均一上映作品:『欲望の翼 デジタルリマスター版』(1990)、『ロアン・リンユイ/阮玲玉 4K』(1991)、『ラヴソング』(1996)、『イルマ・ヴェップ』(1996)、『花様年華 4K』(2000)、『クリーン』(2004)、『楽園の瑕 終極版』(2008)・ミュージカルが好きだから上映期間:6月16日(金)〜7月6日(木)上映作品:『RENT/レント』(2005)、『ドリームガールズ』(2006)、『キャバレー』(1972) 、松竹ブロードウェイシネマ『キンキーブーツ』(2018)■7・8月~上映新作上映作品:『大いなる自由』(7月7日(金)公開)、『サントメール ある被告』(7月14日(金)公開)、『ソウルに帰る』(8月公開)
2023年02月20日