柚希礼音、美弥るりからが出演する舞台、SHOW-ism XI『BERBER RENDEZVOUS』が11月20日に東京・シアタークリエで開幕した。「SHOW-ism」は演出家・小林香が2010年より作り続けている、歌とダンスをふんだんに盛り込んだエンターテインメント・ショー・シリーズ。出演する俳優の個性を存分に活かし、俳優の個性の上に物語が紡がれていく点に人気が高いシリーズで、今回も柚希、美弥をはじめ、JKim、佐竹莉奈、鈴木瑛美子、宮本美季、原田薫といったキャストがとにかくカッコ良く舞台上で躍動している。物語は、新作映画を撮るために11人の女性が集められたところから始まる。パリで撮影のはずが、気付いたらそこはサハラ砂漠。課せられたミッションは、2週間で「人間とは何か」をテーマにした映画を1本撮ること。謎めいたオファーに戸惑いながらも、この映画を機に再起をはかりたい者、高額の報酬が欲しい者、それぞれの事情を抱えた彼女たちはこの仕事に取り掛かるが……。舞台にはシンプルな白幕と、その裏の三階建てのむき出しの鉄骨。回り舞台の上でこのセットが効果的に表になり裏になり、映画製作の表と裏だけでなく、彼女らの心の表裏も表現していく。男性不在の中で「人間」を描くことを求められた彼女らは、オムニバス形式で短編映画を5本撮り、その答えとすることに。その“短編映画”が舞台ではショーアップされた見せ場になっていく仕掛けだ。その内容はバラエティに富んでいて、『常夜灯』と名づけられたフィルム・ノワールへのオマージュでは、台詞はなくダンスと歌で、ナイトクラブを舞台にした男女の愛憎を官能的に描く。ここでは男性役に扮した柚希が、美弥が演じる素行の悪い、しかし魅力的な“悪女”的女性ダンサーに翻弄され破滅していくのが見どころ。佐竹をはじめとするクラブダンサーたちも美しく、タカラヅカのショーもかくやといった圧巻の一幕になっている。他方、男性の影にいた映画のヒロインたちが誇り高く立ち上がっていく『ハイヒールズ』はロックテイストでダンサブル、スカッと爽快な一幕だし、『オズの魔法使い』を思わせるファンタジックでカラフルな物語があったかと思えば、母、娘、孫の三世代の歴史と思いが紡がれる心に染みる物語も。これらの撮影を通し、寡黙なリーダーといった雰囲気のクールな柚希、華やかな外見に野心を燃え上がらせている美弥、ふたりが反発しながらもお互いを認め合っていくさまも“バディもの”の映画のようで粋だ。さらにJKim、鈴木、宮本が個性の異なる、しかしそれぞれに素晴らしい歌声を響かせれば、佐竹はエレガントなダンスで魅了し、原田は迫力あるダンスとともに芝居でも盛り上げる。皆、華やかで美しい女性たちだが、それぞれの武器を研ぎ澄ましたかのようなストイックさ、職人っぽさも感じるのがカッコいいところ。ここに日替わりゲスト扮する“ノーウェア”が意外な存在感で登場するのも楽しい。この日の日替わりゲストは元宝塚男役スター、愛月ひかる。優雅な白のパンツスーツを身にまとい、浮世離れした美しさであったが、その正体は……ぜひその目で確かめて欲しい。なお日替わりゲストはほかに花乃まりあ、昆夏美、新妻聖子、涼風真世、ソニンが出演する。振付の数は「宝塚のショーの倍くらい」SHOW-ism XI『BERBER RENDEZVOUS』初日前会見より、左から)柚希礼音、美弥るりか初日に先駆け19日には柚希、美弥、演出の小林による囲み取材も開催された。柚希は「宝塚を退団したら、ショーというものはなかなかできないので楽しみにしていました。お稽古が始まったら、振付の数がすごくて……。宝塚のショーの倍くらいある。ものすごい数の場面があり、歌と踊りがあり、そして「映画を作っていく」というストーリー性、芝居もある。色々な見どころがある作品です」とアピール。美弥も「私は宝塚退団後、女性らしい役を演じることがあまりなかったので、こんなに“女性感”を出すのは初めて。自分の新しい表現力のひとつを見せられるよう、一生懸命やりたい」と意気込んだ。また、宝塚星組時代に先輩・後輩として共に過ごしていたふたりの久々の共演ということで「(美弥は)最初からスタイルが良くて、可愛かった。(美弥が組替えの時は)涙・涙で月組に送り出しましたが、こうしてまた共演できるのは奇跡のよう」(柚希)、「私にとって柚希さんは入団した時からスター、初対面から雲の上の存在でした。今回ご一緒して、稽古場などでお話させていただくと、舞台上の勢いある柚希さんとは違って、普段は癒し系。中身の内面の繊細さ、優しさに触れさせていただき、少し近付けたように思えて嬉しいです」(美弥)と、ともに共演を喜んでいる様子。SHOW-ism XI『BERBER RENDEZVOUS』初日前会見より、左から)小林香(演出)、柚希礼音、美弥るりかさらに小林は「この世相ですので、シンプルにカッコいい、美しい、笑いたいといった感情を楽しむために劇場に来ていただきたいと思って作りました。自画自賛しているわけではないのですが、色々な音楽と色々な種類のダンス、(レギュラーメンバー)11人プラスゲストの方の、多種多様な魅力が散りばめられています。劇場は敷居が高いと思わずに、ぜひ気楽にいらしてください」と話した。小林のコメントのとおり、カッコよくて、美しいプロフェッショナルな女性たちの姿は非常に前向きなパワーを呼び、最終的には多幸感が劇場を包む。ライブエンターテインメントの良さをシンプルに集めたようなステージだ。公演は12月5日(月) まで同劇場にて。取材・文:平野祥恵
2022年11月21日パインプレーリー合同会社は、主催ライブ「パインフェス」第6弾として、岩村柚希生誕祭SPを池袋 LiveHouse monoにて2022年11月26日(土)に開催いたします。様々なアイドル、アーティスト、シンガー、お笑いがジャンル、界隈関係なくファンに歌声と音楽を届ける混成イベントです。今回は11月30日(水)に誕生日を迎える、バルカン音楽ユニット紗音都(しゃねっと) 岩村柚希の生誕祭SPとなります!岩村柚希生誕祭SP【出演】(順不同・敬称略、カッコ内はTwitterアカウント)岩村柚希(@yuzuki_pine)湊なつこ(@natsuko_pine)葬儀屋と和尚(@sgos_info)アイアムアイ(@IamI_IamI)森あんぱん(@morianpan8)たまぴー(@ootoritama)ちびシャトル(@chibishuttle)【日程】2022年11月26日(土)【会場】池袋 LiveHouse monoURL: 【チケット】3,000円+1ドリンク(600円)【開場】17:30【開演】18:00【予約】 【パインフェスについて】パインフェスは、パインプレーリー合同会社が主催する2022年2月に始まったイベントです。シンガー、アイドル、芸人などのカテゴリーにとらわれずに多くの人たちに音楽やステージ上でのパフォーマンスを楽しんでいただくために隔月で開催しております。日頃、ライブハウスに来られない方々にも、ライブを体感してもらいたく開催しております。過去には「パイン寄席」として多くのお笑い芸人の皆様にもご出演いただきました。毎回好評を得ているパインフェス、今回で6回目となります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月07日アイドルグループ・NMB48の本郷柚巴が表紙を務めるグラビア企画『GIRLS graph.(ガールズグラフ)004』(10月20日発売/宝島社)より、本郷が飾る特典のA2ポスターの画像が15日、公開された。今号では、藤本和典氏が本郷を撮影。今までにないシチュエーションで、大人な表情やあどけなさとグラマラスが絶妙に混ざり合った姿を撮り下ろし。誌面未収録のアザーカットによるポスターでは、美バストが大胆にのぞく水着姿を披露している。好評につき第4弾となった『GIRLS graph.』。裏表紙は『ミスマガジン2020』で「ミス週刊少年マガジン」を受賞した菊地姫奈が務め、バラエティ・ドラマ・CMで活躍する都丸紗也華も登場。本郷のA2サイズ両面ポスターも同封される。
2022年10月15日俳優の佐々木希さんは、お笑いコンビ『アンジャッシュ』の渡部建さんとの間に、2022年10月現在で4歳になる息子さんがいます。同月7日、Instagramを更新した佐々木さんは、新たな家族を迎え入れたことを報告しました。その家族は…ヘラクレスオオカブトの、ヘラちゃん!※写真は複数枚あります。左右にスライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 佐々木希(@nozomisasaki_official)がシェアした投稿 ヘラちゃんは、番組の撮影で訪れた、シイタケ栽培の農家から譲ってもらったものだといいます。「農家の方のご厚意と、子供も喜ぶかな…と思い決意」と、ヘラちゃんを新たな家族に迎え入れたことを振り返った佐々木さん。息子さんは早速喜んでいたといい、『ヘラちゃん』の名前も自ら付けたそうです。佐々木さんの新たな家族に、多くのファンが祝福しています。・息子さんが喜んでくれてよかったですね!・うおお!かっこいい!男の子なら喜びそうだ。・名前のセンスがストレートですごいですね…!息子さんが自ら命名するほど、大切にしたいと思えた新たな家族。毎日ヘラちゃんに声をかけながら、息子さんが大切に飼育する様子が目に浮かびますね![文・構成/grape編集部]
2022年10月11日アイドルグループ・NMB48の本郷柚巴が表紙を務めるグラビア企画『GIRLS graph.(ガールズグラフ)004』(10月20日発売/宝島社)より、本郷が飾るセブンネット限定特典のクリアファイル画像と、楽天ブックス限定特典のポストカード画像が11日、公開された。週刊誌・漫画誌・SNSで活躍する豪華メンバーが出演する同企画。今号では、藤本和典氏が本郷を撮影。今までにないシチュエーションで、大人な表情やあどけなさとグラマラスが絶妙に混ざり合った姿をみせており、誌面未収録のアザーカットが採用されたクリアファイルとポストカードでも、どこか色香も漂う表情で美ボディを披露した。好評につき第4弾となった『GIRLS graph.』。裏表紙は「ミスマガジン2020」で「ミス週刊少年マガジン」を受賞した菊地姫奈が務め、バラエティ・ドラマ・CMで活躍する都丸紗也華も登場。本郷のA2サイズ両面ポスターも同封される
2022年10月11日ミュージカル『COLOR』の稽古場歌唱シーン披露が21日に行われ、浦井健治、成河、濱田めぐみ、柚希礼音、小山ゆうな(演出)が取材に応じた。同作は草木染作家・坪倉優介が自身の体験を綴ったノンフィクション「記憶喪失になったぼくが見た世界」のミュージカル化作。交通事故で記憶喪失になった"ぼく"が、周囲を理解し「新しい自分」を生き始めていく姿を描く。出演者は3名のみで、成河(ぼく)×濱田めぐみ(母)×浦井(大切な人たち)、浦井(ぼく)×柚希(母)×成河(大切な人たち)という組み合わせで上演される。浦井は「成河くんがアイディアの宝庫で、いろんなことをやりたい、こうやったらどうだということをどんどんやっていく。作ることの喜びを学んで、自分の中では成河と作る時間がかけがえのないものだと改めて初心に戻ります」と心境を吐露。「お客さんに見ていただくのはもちろんですが、作ることが人生のありがたさと感じてきた自分がいます。そういうことができるのは友達としても嬉しかったし、2人で両方やりきるのは大変だけど、1つのセリフを言うのに受け手と発信者が何を思ってるのか理解しているだけで全然違うことになると学ばせていただいたので、今までやってなかった部分もあるかもしれないとすごく貴重な経験になっています」と現在の稽古から学んだことを明かした。成河は「いっしょいっしょ!」と周囲を笑わせつつ、「作りながら変えながら稽古をしているので、普通とは違いますね」とオリジナルならではの過程について述べる。さらに「作ることが好きで、最近特に、作る作業さえしたらやる人は別でもいいやくらいに思っちゃう。その時に健ちゃんを見ると、上演の喜びに溢れてる人。作ると言うある種頭でっかちになってくところだけど、彼を見てパーンと手放していく作業を学び直してます。作って満足してちゃダメだという」と感謝。「相乗効果になっていって、それを大きなところからゆうなさんが見守っていてくれて、心地いいです」と現場の様子を語った。2人がそれぞれ演じることによって、セリフが微妙に違っていたのでは? 」という指摘には、成河が「今日の稽古に関しては、言い間違いだね!」と苦笑し、周囲も爆笑。またそれぞれの息子の印象を聞かれると、柚希は浦井について「こんな大きいのに守らなきゃ感がある。記憶がなくなってる前半とか、ぽにょぽにょしてるから守らなきゃと思います。成長していくと感無量」と表現し、浦井は「ぽにょぽにょしてます」と照れ笑い。濱田は成河について「事故に遭う前の親子はさっぱりと言うか、べったりしてなかった分、事故に遭ってからギクシャク感があり、触りたいけど触り方がわからなくて、時間が過ぎていけばいくほど寄り添っていける。事故をきっかけに逆に近くなっていくような」と関係を表す。「たまに、そんちゃんの目の奥にものすごい孤独があって、役として見た時に震えるような思いになるんです。この子は強がって『大丈夫だよ』とか言うけど、どれだけ苦しんでるんだろうと、イマジネーションを掻き立てるような目をしてくるんですよ。涙が出そうになるけどいやいやいやとこらえて。その時その時起こる火花を生で大事にしていくのがテーマで、今のところそれがすごく効いてる気がします」と手応えを感じているようだった。東京公演は新国立劇場小劇場にて9月5日~9月25日。大阪公演はサンケイホールブリーゼにて9月28日~10月2日、愛知公演はウインクあいちにて10月9日~10月10日。
2022年08月22日常田大希が、アディダス オリジナルス(adidas Originals)のキャンペーンのためにオリジナル楽曲を書き下ろした。常田大希、新曲をアディダス オリジナルスに書き下ろしKing Gnu(キングヌー)やmillennium parade(ミレニアム・パレード)などの人気グループを率いる傍ら、2020年9月よりアディダスのブランドアンバサダーとしても活躍している常田大希。今回は、そんな常田大希が、アディダス オリジナルスの新キャンペーン「MADE ORIGINALS 塗り替える。何度でも。」のためにオリジナル楽曲を書き下ろした。オリジナル楽曲を使用したキャンペーンビデオ「MADE ORIGINALS 塗り替える。何度でも。」は、アディダス オリジナルスの歴史をけん引してきたSTAN SMITH(スタンスミス)、SUPERSTAR(スーパースター)を再定義すると同時に、ニューモデル「NMD_V3(エヌエムディーV3)」を新たなストリートカルチャーのアイコンとし、ブランドの新しい未来を描く新キャンペーン。オリジナル楽曲が使用されているプロモーションビデオには、常田自身が出演するほか、GUCCIMAZE(グッチメイズ)、河村康輔、FACE(フェイス)などのアーティストも参加している。<常田大希コメント>今回書き下ろしたオリジナル楽曲ではアディダス オリジナルスの歴史の重みを表現できるように、高級感のある骨太な音楽をつくりました。撮影を行った渋谷、原宿は、20代の頃頻繁に訪れていた10年前とは、街も、人も変化しています。新しいカルチャーを創っていくこれからの世代には、人の目を気にせず、人の言うことを聞きすぎず、でもそれと同じくらい、自分を疑いながら生きてほしいなと思います。【詳細】常田大希 オリジナル書き下ろし楽曲※配信日・CD発売日等リリース情報未定。※アディダス オリジナルス新キャンペーン「MADE ORIGINALS 塗り替える。何度でも。」のプロモーションビデオのために書き下ろした1曲。
2022年08月18日松井玲奈が主演を務め、中島歩、織田梨沙、青木柚らが共演する『よだかの片想い』より、一つの映画で様々な表情を見せてくれる主人公アイコを含め、主要キャストを写す場面写真が解禁となった。今回解禁となったのは、アイコ(松井玲奈)と飛坂(中島歩)の距離が縮まっていく中で、特に印象的なシーンを始めとした12枚の場面写真。琵琶湖でボートに乗る場面や飛坂がアイコの手をとり走り出す場面、飛坂の家で寄り添う場面を切り取ったほか、ロマンティックでありながらも初めての恋に苦悩するアイコの姿を写し出す。また、アイコの物語が動き出すきっかけとなった本の出版社の編集者である幼なじみのまりえ(織田梨沙)や、アイコの大学院の先輩で、いつも明るくアイコと自然に接し、さりげなく気にかけて恋愛相談にも乗ってくれるお姉さん的存在のミュウ先輩(藤井美菜)。アイコを優しく見守る大学院の研究室の教授・安達(三宅弘城)に、アイコのことを慕う後輩・原田(青木柚)など、アザを通して人を見てきたアイコの周りで、彼女の背中を押してくれるキャストの姿が切り取られている。さらにアイコの本が映画化されるあたり、その作品の主演を務めることになる女優・城崎美和(手島実優)との対面シーンを写す場面も。城崎と飛坂にはある関係がようで、さらに本編の内容が気になる写真となっている。『よだかの片想い』は9月16日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:よだかの片想い 2022年9月16日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©島本理生/集英社©2021映画「よだかの片想い」製作委員会
2022年07月27日千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希と松川虎生が出演する、ロッテ・GEARの新CM「Battery」編が、22日より公開される。新CMには、初のCM出演となる佐々木と松川が登場。完全試合を達成したバッテリーが、普段のトレーニングの⼀環としてガムを噛み、未来に向かって「準備」をし続ける様を描いている。千葉ロッテマリーンズの選手がCMに出演するのは2006年以来で、26日放送のテレビ朝⽇系『マイナビオールスターゲーム2022 第1戦』内で先⾏オンエアされる。撮影はZOZOマリンスタジアムの屋内練習場で敢行。先に練習場に現れた佐々木は、スタッフから演技プランや撮影内容を聞いて少し緊張した様子だったが、マウンドでグローブを構えると試合中さながらの堂々たる姿を見せた。一方の松川はスタッフと談笑するなどリラックスムードだったが、キャッチャーマスクをかぶると一転して真剣な表情に。2人そろっての撮影では、先輩である佐々木がハンディ扇風機を松川にあてる場面もあり、仲の良さをうかがわせた。■佐々木朗希&松川虎生インタビュー――初出演・初共演のTVCMとなりました。CM撮影に参加してみての感想を教えてください。佐々木:CM撮影自体が初めてだったので、すごく緊張したのですが、楽しくできて良かったです。松川:僕も初めてこのような撮影に参加させていただいて、すごく楽しい時間にできたかなと思います。――お互いに見つめ合ったり、普段には無いシーンもありましたね。佐々木:そうですね。見つめ合うところは笑い堪えるのに必死でした(笑)。松川:朗希さんが(このシーンで)ずっと笑っていたので、僕がおかしいのかなと思いました(笑)。すごく楽しかったです。――今回のTVCMのテーマは「準備」ですが、日頃からアスリートとして欠かせない「準備」とは何でしょうか。佐々木:習慣です。継続して毎日やることですし、欠かせないことだと思います。松川:その日のパフォーマンスをあげるためには、身体の動きなどすごく大事になるので、全てが準備だと思います。良い準備をして試合に入ることが、良いパフォーマンスに繋がると思います。――チームでバッテリーという関係ですが、バッテリーを組んでから気づいた意外な一面を教えてください。佐々木:意外な一面は……(松川は)無いです(笑)。そのままで、どっしりしています。松川:僕も、(朗希さんは)特に無いですね。イメージ通りです(笑)。――練習や日常の中で、どんな時にガムを噛むのか教えてください。佐々木:集中したい時、1人でいる時によく噛んでいます。松川:試合前の準備の中で、よくガムを噛んでいます。
2022年07月22日オサジ(OSAJI)は、2022年夏フレグランス「オサジ オードトワレ Aoyu〈青柚〉」を、2022年5月13日(金)に全国発売する。“シャリっとほろ苦い”青柚の爽やかな香り日本になじみの深い花々や木々をキー素材にしたオサジの人気フレグランス「オサジ オードトワレ」から、“青柚”をイメージした夏限定フレグランスが登場。シャリっとした皮の苦みも感じるような爽やかな香り立ちは、“いつかの夏の恋”を連想させる甘酸っぱくて切ないムードへと誘う。気になる香りは、柚子やベルガモットが香るフレッシュな柑橘系に、温かなグリーンやウッディを重ねて。ベースには、アンバーやサンダルを添えることで、芳醇な甘さもほんのりともたらしてくれる。【詳細】オサジオードトワレ Aoyu〈青柚〉50mL 4,950円<数量限定>発売日:2022年5月13日(金)全国発売予約受付:5月6日(金)~オサジ直営店・オンラインストア【問い合わせ先】OSAJITEL:0120-977-948(10:00~12:00/13:00~18:00 土日祝除く)
2022年04月30日女優の佐々木希が7日、都内で行われた「iNtimite by EYEVAN」お披露目イベントに出席した。アイウェアブランド「アイヴァン」は、佐々木希が手がけるファッションブランド「iNtimite(アンティミテ)」と初めてコラボレーションし、新レーベル「iNtimite by EYEVAN(アンティミテ バイ アイヴァン)」を5月4日より先行発売。2つのブランドに共通するシンプルながら洗練されたラインナップとなっている。佐々木は「以前からアイヴァンさんのお店に行くくらいアイヴァンさんのメガネがとても好きで、愛用していたので、お話を聞いたときはとってもうれしかったです」とコラボに喜び。「アンティミテはファッション性と機能性、お手入れしやすさにこだわっているんですけど、そういったところがアイヴァンさんとリンクし、ぜひコラボさせていただきたいなと思いました」と語った。また、「10代の頃からメガネはファッションの一部でかなりたくさん持っています。その日の気分やファッション、メイクに合わせていろんなメガネをつけ替えているんですけど、日頃本当につけることが多いですね」とメガネ愛も語った佐々木。この日は、コラボレーションしたメガネをつけて登場し、「とってもつけ心地がいいです。本当に疲れなくて、朝から夜までストレスなく使えると思います。たくさんの方につけていただきたいなと思います」とアピールした。
2022年04月07日女優の綾瀬はるか、子役の加藤柚凪が出演する、キッコーマン食品「いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ」の新CM「キッコさん 登場」編が、4月4日より放送される。新CMでは、綾瀬と加藤が、「いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ」キャラクターのキッコさん、キッココちゃんに扮し、仲良く料理に挑戦。料理好きな綾瀬と、最近料理のお手伝いを始めた加藤のほほえましい調理風景に注目だ。○■インタビュアー・加藤柚凪による、綾瀬はるかインタビュー(一部抜粋)――CM撮影が終わって印象に残っているシーンはありますか。2人で一緒にお料理をして、しょうゆをかけて「ん〜!」とやったところは印象に残っています。食べるところもおいしくて印象に残っています。――綾瀬さんがズルいほどうまく作れそうなお料理は何ですか。(CM中にも出てくる)鶏肉とじゃがいものお料理がおいしかったので、バターとおしょうゆでマネして作るとおいしいものが作れそうと思いました。――新生活がスタートする季節ですが、綾瀬さんがスタートしたいことはありますか。今は寒い時期なのでサボっていますが、運動をしてみたいと思います。――綾瀬さんが6歳ぐらいの時には何になりたかったですか。ケーキを作るパティシエになりたいなと思っていた時がありました。――綾瀬さんは小学生の時、どんな時間が好きでしたか。給食の時間はすごく好きでした。楽しかったですね。――視聴者の皆さまへメッセージをお願いします。この度、おいしい料理にぴったりな生しょうゆの新しいCMが完成しました。キッコさんとキッココちゃんの楽しいCMです。ボトルと同じデザインの私たちの衣装もとてもかわいくて見どころです。皆さん、ぜひ見てください。
2022年03月29日お笑いコンビ『アンジャッシュ』の渡部建さんが、約1年7か月ぶりに活動を再開すると、所属事務所が発表しました。渡部さんは、2022年2月15日放送予定のバラエティ番組『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)に、相方である児嶋一哉さんとともに出演するとのこと。同番組の収録は、同月5日に行われています。渡部建の復帰に、妻・佐々木希がコメント渡部さんの復帰に関して、妻であり、俳優やモデルとして活躍する佐々木希さんが、自身のInstagramで想いを明かしました。本日より主人が仕事復帰することとなりました。これからはゼロから頑張る主人の姿を見守ることに決め、今まで以上に感謝の気持ちを持ち、家族と共に前に進んでいこうと思っています。周りの皆様からの温かいお言葉や、このInstagramでも心のこもったコメントをいただき、沢山の方々に支えられここまで来る事が出来ました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。nozomisasaki_officialーより引用 この投稿をInstagramで見る 佐々木希(@nozomisasaki_official)がシェアした投稿 続けて、「応援してくれる人々からパワーをもらった」「私も何かをお届けできるよう頑張ります!」とつづっています。佐々木さんが投稿した内容に、さまざまな声が寄せられました。・佐々木さんの心労は、他人が推し測れるものではありません。よく支えてこられたと思います。ご自愛くださいね。・やっと再スタートですね!これまで本当にお疲れ様でした。もちろん、これからも応援しますよ!・本当にすごいなと、心から尊敬します。静かに見守っています。・本当につらかったと思います。でも、前進するしかないですよね!ムリだけはしないで、頑張ってください。また、佐々木さんは渡部さんの活動自粛後、「憶測や事実ではない内容の報道に、何度もやるせない気持ちになった」ともコメントしました。騒動が報じられた当時、世間の注目度が高かった分、心ない言葉や事実無根の報道も。渦中にいた佐々木さんのやるせなさや苦しさは、想像を絶するものでしょう。それでも、「見守り続ける」と決めた佐々木さん。そんな彼女の意思に敬意を払い、ただ「頑張れ!」と応援したいですね![文・構成/grape編集部]
2022年02月06日高畑充希が主演する「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」の4話が2月2日放送。志尊淳演じる大牙の怒りに理解の声と同時にたしなめる声も多数寄せられるなか、柚と野上の“接近”に「ここでもライバルに」「やめてあげろ!」などの反応も上がっている。出世欲ナシ彼氏ナシの30歳、“今のままでいいのか?”と思い悩む主人公が、社長の“ムチャブリ”で社長秘書から子会社の社長に就任することに…この特大のムチャブリから始まっていく物語を描く本作。社長秘書から子会社社長となる高梨雛子を高畑さんが演じるほか、無理難題ムチャブリを笑顔で指示してくる「リレーション・ゲート」社長の浅海寛人に松田翔太。雛子が社長を務める「株式会社リレーション・フーズ」へ出向、彼女の部下となったことに不満を抱いている大牙涼に志尊淳。また雛子の親友で良き理解者であり、相談相手でもある佐々川知美に夏帆。浅海とかつて交際していたフリーの経営コンサルタント・桧山凛々子に優香。雛子の後任で浅海の秘書となった水科柚に片山友希。雛子たちとライバル関係となる外食大手「野上フーズホールディングス」の御曹司・野上豪に笠松将。リレーション・フーズの総務担当・宮内剛に荒川良々。リレーション・フーズの経理担当・深山和湖に山田真歩。リレーション・フーズの営業担当・田辺和真に忍成修吾。雛子たちが展開するフレンチレストラン「プチボナール」のシェフ・古賀道夫に神保悟志といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。雛子は浅海からチェーン店5店舗を1か月後にオープンさせるよう指示される。その矢先「プチボナール」の仕入れ先が突然、ワインの取り引き停止を宣告。野上フーズと専属契約を結ぶことになったという。雛子は新たなワインの仕入れ先を探そうと、凛々子にも協力してもらいリサーチを進める。そんななか知美から山梨の個人ワイナリーが作った伝説のワインの存在を知らされ、何としても仕入れようと大牙を連れ、醸造元のワイナリーを営む春乃(南野陽子)の元を訪れるが、春乃は頑なに売ろうとしない…というのが4話の展開。その夜、旅館で大牙は“俺はこんな子会社でくすぶってる人間じゃない。本社でもっと大きなやりがいのある仕事がやりたい。なんでこんなところであなたと一緒にいなきゃいけないんですか”と雛子へ怒りをぶつける。柚との博物館デートでは会話が弾まず、同期が先に出世し焦る大牙の言葉に「周りがどんどん出世して自分が取り残されてる焦りなんだろうな」「上を目指したい大牙くんの気持ちもすごくわかる」と理解を示すコメントが投稿される一方、「このままの性格で本社にいても松田翔太は出世させないだろうな」「小さな仕事を疎かにしてたら大きな仕事はできないよ大牙くん」といった反応も。大牙が雛子に怒りをぶつけていた頃、柚は大牙とお揃いの恐竜ペンを落とす。するとそれを拾い、まるでプロポーズをするかのようなポーズで彼女に手渡す男性が…その男性とは野上。柚と野上の出会いにも「笠松、ここでもライバルになるのか!」「志尊淳の恋敵に笠松将なの???やめてあげろ!!!」「ペン拾ってからの「かわいいね」だけでこんな不穏に感じさせるから笠松将はすごい」などの反応が上がっている。(笠緒)
2022年02月03日ミュージカル『ボディガード』が今月21日、大阪で初日を迎える。主演の大谷亮平、ヒロインのレイチェル役をトリプルキャストで務める柚希礼音、新妻聖子、May J.、そしてマネージャー役の内場勝則が前日の囲み取材に応じた。本作は90年代にケビン・コスナー&ホイットニー・ヒューストン主演で大ヒットした映画の舞台化。グラミー賞受賞曲『I Will Always Love You』をはじめ、数々の映画挿入歌を日本語歌詞で上演するスリリングな愛の物語だ。ミュージカル「ボディガード」チケット情報2020年の初演はコロナ禍に見舞われ、大阪での5回の上演にとどまった。初日が開くのを前に「感謝の気持ちしかない!」と揃って再演の喜びを口にする登壇者たち。初演メンバーが再集結し、May J.という新メンバーも加わり「新たな『ボディガード』になっております」と柚希。新妻も「少しの幸せと素敵な明日に繋がるような観劇になると思うので、楽しみに待っていてください」と自信を見せる。再演から参加のMay J.は劇場入り後、初めてマスク姿ではない共演者の姿を見たといい「皆さん『こんなお顔をされてたんだ!』って思いました」と笑顔で語った。本格的なライブシーンにも挑むスター歌手役の3人。柚希は「レイチェルは命の危険があっても待っていてくださるお客様がいる限り、絶対にお客様と歌には背を向けない。その姿勢は本当に尊敬する」と語り、「自分自身も長い間舞台に立ってきたので、その思いを重ねながら演じたい」と元宝塚歌劇団星組トップスターの片鱗がキラリ。圧倒的な歌唱力と芝居心に長けた新妻は再演では「物語を伝える」役作りに注力した。その上で「お客様が期待されている華やかなショーや熱唱のシーンを織り交ぜ、いろんな意味で満足度の高い公演にしたい」と意欲を見せる。舞台初主演でもあるMay J.は「とても厳しく稽古していただいた」とし、歌声の変化にも注目してほしいと話す。本作の代名詞ともいえる名曲『I Will Always Love You』に触れ、「May J.としても歌ってきましたが、役を演じる中で歌うとまた全然違ってくる。気持ちも変わるので、その変化を感じていただけたら嬉しいなと思います」。ボディガード役の大谷は「“レイチェル三姉妹”を命がけで守るシーンは格好良く見せたい」と理想の身体作りも上々の仕上がりをアピール。一方、身体は張れないが「違う側面からレイチェル守って行きたい」と内場。役作りでは吉本新喜劇で見せる表情とは真逆の方向性を示唆し「人の命を守るんですからシリアスに、ギャグもおちゃらけも一切なし。大阪弁もダメです」と、神妙に語れば語るほど笑いを誘うさすがの空気感で場を沸かせた。果たして、内場が本当に笑いを封印するのかも観てのお楽しみだ。公演は1月21日(金)から31日(月)まで大阪・梅田芸術劇場メインホール、2月8日(火)から19日(土)まで東京・東京国際フォーラムホールCにて。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2022年01月21日1921年、宝塚歌劇で花組が誕生してから今年で100年。この記念すべき年に、トップスター・柚香光(ゆずか・れい)と、トップ娘役・星風まどかの新たなトップコンビが誕生。ふたりを中心に、『元禄バロックロック』、『The Fascination(ザ ファシネイション)!』-花組誕生100周年 そして未来へ-をお届けする。100周年を華やかに彩るこの2作の見どころや意気込みについて、柚香が取材会で語ってくれた。忠臣蔵ファンタジーと、100周年を祝うレビューを上演『元禄バロックロック』は、忠臣蔵の物語をもとにしたファンタジー作品。架空の都市“エド”を舞台に、運命に翻弄されるふたりを軸にしたオリジナルストーリーをお届けする。柚香が演じるクロノスケは、元赤穂藩藩士の時計職人。貧しいながらも穏やかに暮らしていたが、ある日偶然にも時を戻せる時計を発明してしまい、人生が一変する…。「清涼感と華やかさと、さまざまな愛が散りばめられている作品だと感じています。“あの時に戻れたら”と思うことは決してネガティブなことではなく、昔を懐かしむことも大事にしつつ、未来にも何かが待っているかもしれないと、じんわり思わせてくれるような作品にできれば。生きることにポジティブな想いが溢れている登場人物が多く、観劇後は爽やかな気持ちになっていただけるのではと思います。また、ファンタジーとはいえ、日本人に愛されている史実に基づいたお話ですので、忠義とは何か、侍の魂とは何かというものはしっかりと押さえてお芝居を作りたいと思っています」。演じるクロノスケについては「知的好奇心に溢れた、少年漫画の主人公にいそうなお役」と表現。柚香が今までに演じたことのない役柄だ。「快活な人だと思います。想定外の出来事が起きたとして、それがたとえ苦難であったとしても、ワクワクしながら立ち向かう。探求心があり、すごくエネルギーに満ち溢れていて、爽快な人物です。私自身、新しい刺激や学びが好きであったり、想定外のことが起きた時に面白いと思うところがあるので、共感できるところも活かしつつ演じたいと思います」。第二幕の『The Fascination!』は、花組誕生100年と新しい花組の始まりを華やかに祝うレビュー。“花”をテーマにしたダンスシーンを中心に、伝統を未来へとつなぐステージを展開する。「花組100周年のショーということで、(作・演出の)中村一徳先生が花組生全員の顔が見えるようにと、本当に大きな愛で場面を構成してくださっています」。下級生の一人ひとりにまでスポットライトが当たるように構成され、過去に花組で上演された作品をオマージュした場面もあるという。「聴けばすぐ分かるくらいの名曲もあれば、“こんな素晴らしい曲も花組から生まれていたんだ”と思うような曲もあります。花組の歴史というものを、短い時間では表現しきれませんが、皆さまに少しでも感じていただけるかと思います。また、私としましては、花組の名シーンと言われるダンスナンバーをさせていただきます。本当に光栄に思いますが、この場面を汚してはならないと思うほどに素晴らしい場面を再演させていただくので、心して挑みたいと思います」。芸術に対する敬意と、携わる方への敬意を持って今年7月に花組のトップ娘役に星風まどかが就任。本作が大劇場での新トップコンビお披露目公演となる。星風の印象を尋ねると「面白い人だと思います」と語る柚香。「似た温度を感じることが多々あります。芸事においての好奇心も近いものがあると感じますし、夢中になって一緒に作っていってくれることがとてもありがたいです。先生のおっしゃることに誠実に向き合う中で、いろんな時間を共有して深めていけたらと思います」。花組誕生から100年を迎える今、花組のトップスターとして組を率いることには「身の引き締まる思いです」と力を込める。「このタイミングで居させていただけることを思うたびに、感謝の思いが溢れますし、最善を尽くさなければと思います。日々、新しい楽曲であったり、先生から構成を伺ったり、新しい情報が入ってくるたびに、事の大きさに、思いの大きさに、毎日ハッとさせられます。少しでも皆さまへの御恩をお返しできるように精進してまいります」。100年の間、受け継がれてきた花組のバトン。柚香は何を受け取り、下級生に何をつなげたいと考えているのだろうか。「ひとつの作品を手掛ける中でも、どれだけ多くの人の思いが詰まっているか、どれだけ多くの労力と才能が詰まっているかというのを、やはり歴代の先輩方はちゃんと受け取って、感じて舞台に立たれていらっしゃった。それを今いろんなことから感じています。芸術に対する敬意と、それに携わる方への敬意。“自分がどうしたい”というだけではなく、私たちが美しいお衣装を着て舞台に立たせていただくまでに、どれだけの労力とこだわりとが詰まっているかというのを分かったうえで立っていきたいですし、そういうことを感じながら芸事に向き合える人たちでありたいです」。花組のトップ就任から約2年。コロナ禍で思うように動けない時期もあったが、「全部のことに感謝しています」と前向きに捉える。「これだけ学びをいただけた2年間というのは、人生の中できっと大きなことだと思いますし、宝塚歌劇でいろんなことを感じさせていただける環境へのありがたみを強く感じます。これからも、自分がすべきこと、できることを、ワクワクとドキドキを持ちながら邁進していきたいと思います」。取材・文・撮影:黒石悦子ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント柚香光さんのサイン色紙を抽選で1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!宝塚歌劇団花組忠臣蔵ファンタジー『元禄バロックロック』 / レビュー・アニバーサリー『The Fascination(ザ ファシネイション)!』-花組誕生100周年 そして未来へ-【兵庫公演】2021年11月6日(土)~2021年12月13日(月)会場:宝塚大劇場【東京公演】2022年1月2日(日)~2022年2月6日(日)会場:東京宝塚劇場
2021年11月06日舞台人としての圧倒的な華と、心が伝わる芝居、ダイナミックなダンスで観客を魅了してやまない。宝塚退団から6年。柚希礼音さんの現在地とは。男性を演じても女性を演じても、大事なのは心だなと。もともとスターの器を持って生まれたきた人だ。しかし、今年の初夏に上演されたミュージカル『マタ・ハリ』での柚希礼音さんの、有無を言わせぬカリスマ性と毅然とした美しさには圧倒されるばかりだった。マタ・ハリとは、世界が戦争に駆り立てられていた20世紀初頭、フランスを拠点に国境を越え活躍していたダンサー。柚希さんにとっては‘18年の初演以来3年ぶりに演じた役。前回も高い評価を受けていたが、今回のマタの神々しさに、やはりこの人は真ん中に立つべき人なのだと再認識した。そんな感想をぶつけると、少し恐縮しつつも笑顔で、「自分でもよくわからないけれど、何かが起きていたんですよね」と続けた。「私自身、舞台上に立っていることを忘れてマタ・ハリとしてそこにいるような感覚になったんです。だからご覧になった方がそう感じてくださったなら嬉しいです。じつは初演の時は、自分が女性を演じることに対してまだまだ戸惑う部分もあったんですね。稽古場では女性っぽくいなければと思いすぎて、演出の石丸さち子さんに『ぶりっ子してるように見える』って指摘を受けたりもしました。今回は前回以上に強く、誰にも媚びず、もっとカリスマで規格外の女性にと言われて、最初はこんなに強くて大丈夫かなと思いました。自分のけがれた過去を語る場面も、小さい声で歌っていたら、『そここそ大きく歌うのよ』と。結果、仁王立ちでいていいんだってところに辿り着いたんですよね」宝塚歌劇団を退団して約6年。在団中は、その実力と人気でレジェンド級トップスターと謳われた人。しかし、女優として歩いてきた年月に対しては「難しかった」と振り返る。「この身長といい肩幅といい、男役というものが自分の何もかもに合っていたんですよね。その前にバレエをやっていた時は身を縮めるようにしてきたからこそ、男役になって、伸び伸びできて体が喜んでいるのを感じましたし。だからこそ、男役を卒業してここから女性を演じるってなった時に、どうしたらいいんだろうって途方に暮れてしまって」それまで自身の強みになっていた体格がコンプレックスに感じられ、男役として積み上げてきたさまざまな技術やキャリアは必要のないもののように思われた時期も。「語尾に『~だわ』ってつけると、心がザワザワしたり。衣装でワンピースを着ている自分が落ち着かなくて、しっかり役に入れないまま舞台に立ってしまったこともありました。コンサバな服で取材を受けた時に、あまりに自分に似合っていなくて、もう終わったと思ったことも。その頃は『髪は伸ばすんですか?』『スカートはいつはきますか?』『ネイルはしてみました?』というような質問を受けることが多くて、逆にそうしないといけないのかなと悩んだり」そんななか、女性としての居方や振る舞いを「その時その時の役が教えてくれた」と話す。「研1(宝塚入団1年目)から男役を始めたのと同じ感覚で。この人はこういう歩き方でこういう喋り方をするんだっていうところから、女性としての型や心を学んでいったような気がします」なかでも大きなターニングポイントになったのが初演の『マタ・ハリ』。「それまでは役をいただくたびに、ファンの方はこれをやることをどう思うんだろうと気にしていました。とくにマタ・ハリは、露出度の高い衣装もあるので、きっと見たくないだろうなと心配したことも。でも、私が本気で役に挑んだら、みなさんそれを受け入れてくれたんです。退団後も応援してくださる方々は、私が男っぽいから好きなわけではないんだということがわかって、そこからは自分が心惹かれる作品や役に真摯に向かっていこうと思えるようになりました。自分にとってそれはすごく大きなことで、宝塚時代に男役として進むべき道を教えてくれた、『スカーレット・ピンパーネル』のショーヴランという役と同じくらいの意味を持っているんです」そこから、初のアングラ劇に挑戦となった『唐版 風の又三郎』や、ヒロインの歌姫を演じた大ヒット映画の舞台化であるミュージカル『ボディガード』、主人公の少年を導いていくバレエ教師に扮したミュージカル『ビリー・エリオット』など、さまざまな役を経験してきた。「いろいろな女性の型を学んでいくなかで辿り着いたのは、結局、男性を演じても女性を演じても、大事なのは心だなということでした。よく考えれば男役もそうだったんですよね。宝塚で約10年かけて男性に見せるための所作を学び、身ぶり手ぶりを身につけてからは、仁王立ちじゃなく立っていても、男役としての型じゃない脚の組み方をしても、男としていられるようになって。そこからは、型よりも心を追求していくことに意識を向けるように変わっていきました。今ようやく、いろんな役から学んできた“型”をあまり意識しなくても女性として舞台上にいられるようになり、役の心と向き合う段階に少しずつ入ってきたのかなと感じています」そんなタイミングで迎えるのが、退団後からスタートさせ、今回で第4弾となる自身のソロコンサート『REON JACK4』だ。「宝塚にいた時は、普段もカッコよくいたほうがいいんだって思って過ごしていました。でも、退団して男役ではない自分として出ていかなきゃいけなくなった時、“全部はカッコよくできないですけれど、心を少しオープンにします”って始めたのが、このコンサートです。ショーの場面では、普段の自分を忘れて思いっきり世界観に入り込める瞬間があったりするのですが、トークの場面になるとそのままカッコよくいられなくて…。それでも応援してくださる方々と、より強い信頼関係を築けた場所な気がします」コンサートと銘打ってはいるが、毎回、柚希さんの代名詞でもある高い身体能力を生かしたダイナミックなダンスもふんだんに盛り込まれる。「自分の芸事の原点にあるのがバレエで、やっぱりダンスは自分にとっては切っても切れないもの。たぶん私は、ダンスというものが好きになるように生まれてきたんだと思うんです。子供の頃、どんな習い事をしても嫌だったのが、初めてバレエをやった時に本当に楽しくて嬉しかったのを今も覚えています。それまでは授業で当てられても人前に出たくないと思っていたのが、バレエでなら表現できた。踊っていると、自分自身がいろんなものから解放されて、血管というか…細胞全体が喜んでいる感じがするんですよね。踊れば踊るほど、魂が浄化されていくような不思議な心地よさがあって。ただ、宝塚を退団すると、ミュージカルの中で少し踊る場面があっても、ショーのようにたっぷり踊れる機会って少ないんです。だから私にとって踊る場所として『REON JACK』はすごく大事なんです」しかも、ただ得意なダンスを踊るだけにとどまらない。バレエはもとより、アルゼンチンタンゴや、ヒップホップやロックなどのストリートダンス、そしてコンテンポラリーと、新たなダンスにも挑戦している。「ひと言でダンスと言っても、種類によってリズムのとり方も、使う筋肉も見せ方も全然違うんです。私のようなバレエ経験者は、ヒップホップが苦手な人が多くて、宝塚時代も自分は必死なのに、動きがダサいってよく言われていたくらい(笑)。前回初めて挑戦した男女ペアのコンテンポラリーでは、テコの原理でお互いがお互いの動きを利用し合うことで振りがどんどん発展していくのが、初めての経験で興味深かったです。私自身は、バレエだけを続けていくことの厳しさを痛感して宝塚という道に進むことを選びましたけれど、『REON JACK』に参加してくださっているのは、ダンスの道一本でやり続けてこられた超一流の方々ばかり。やればやるほど、リスペクトが止まりません。そのみなさんは、私がなかなか習得できない動きがあっても、振りを簡単にしようとはしてくれないんですよね。初日までには絶対できるようになるから大丈夫って、つねに私の前に高い壁を用意してくださるありがたい存在です」今回は3年ぶりの開催。今、生のエンターテインメントにとって困難な状況にあるが、どんな趣向を考えているのだろうか。「これまで私、ファンの方との心と心のキャッチボールをずっと大切にしてきたつもりなんですね。でもこんな情勢になってからは、みなさんと繋がろうと思ってもオンラインイベントとかになってしまって、すごく寂しかったんです。これまでのようにコールアンドレスポンスのようなことは難しいかもしれませんが、心のキャッチボールができて、久々に柚希礼音そのものに触れたって感じていただけるものにしたいと思っています。ストリートダンサーのYOSHIEさんからは、今回はパンキングのレッスンに来るよう言われていますし、振付で参加してくださる辻本知彦さんには、上野水香さんや宮尾俊太郎さんの場面を作っていただきます。演出も手がけるSHUN先生は、明るいのになんだか涙が出ちゃうストーリー性のある場面を作る方なので、楽しみなんですよ。ここまでの我慢や張り詰めてきた気持ちが少しでもほぐれて、面白かった、楽しかった、幸せだったと思ってもらえたら嬉しいです」宝塚在団中も今も変わらず、芸事にはストイック。しかし、以前に比べてどこか肩の力が抜けて、ほがらかで柔らかな印象を受ける。「もう、あまり無理して肩肘張らなくてもいいかなと思っているんです。作品に向かっている時は、それでも自分を追い込んでしまうんですけれど、それ以外のことなら無理して頑張るのはやめて、しっかり休もうという考え方になりました」もともとは、休みとあらばここぞとばかりに予定を詰め込んでいたというが、昨年のステイホーム期間を経て、家で過ごす時間がいかに大切か実感するようになったそう。「休みの日は朝から晩まで体のメンテナンスの予約を入れて、家は寝られればいいやみたいな感じだったんです。でも、家にいる時間が増えて、もっと広いベランダが必要だったなって思って、最近は物件ばっかり見ています。以前は公演がひとつ終わると海外旅行に出かけるのがルーティンでした。海外で何をしているかといったら、ホテルのベランダのチェアに座って、風を受けながらボーッとしていることが多かったんです。今は海外に行けない代わりに、家のベランダにソファを置いて、そこで台本を覚えたり、スマホのチェックをしたりしています。あとは、必要に迫られて料理をするようにもなりました。一度に大量に作って、同じものを何食か続けて食べているんですけれど(笑)」そんな柚希さんに、いま挑戦してみたい作品や役柄を伺った。「まだまだ女として勉強中なので、何でもやってみたいんですよね。マタ・ハリのように、演じることで自分を育ててもらえるような役とまた出合いたいし、すべての公演がそうなれたら幸せですよね。これまでずっと目の前のことを一生懸命やって次に繋げてきたので、あれこれ考えすぎず、目の前にあることを無理なくしっかりやっていきたいです」『REON JACK 4』歌のみならず、各ジャンルの第一線で活躍するダンサーたちとのハイレベルなパフォーマンスやトークなども交えたショースタイルのコンサート。日替わりでさまざまなゲストも。9月11日(土)・12日(日)東京ドームシティホールほか、北九州芸術劇場大ホール、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演。チケットスペース TEL:03・3234・9999(平日10:00~12:00、13:00~15:00)ゆずき・れおん大阪府出身。1999年に宝塚歌劇団に入団し、星組に配属。下級生時代から、そのスター性の高さとダンスの実力で注目され、数々の作品に主演。2009年に星組トップスターに就任し、約6年もの間、組を牽引し続け、‘15年に退団。退団公演の千秋楽には、史上最多となる1万2000人ものファンが劇場前に集まり話題に。退団後は舞台を中心にさまざまな作品に出演。来年1~2月にはミュージカル『ボディガード』への出演が決まっている。シャツ¥48,400スカート(ライナー付き)¥66,000コルセット¥231,000(以上Chika Kisada/エドストロームオフィス TEL:03・6427・5901)上につけたイヤカフ¥220,000(RIEFE/リーフェ ジュエリー TEL:03・6820・0889)下につけたイヤカフ¥18,480(KNOWHOW/ノウハウ ジュエリー TEL:03・6892・0178)その他はスタイリスト私物ノースリーブコート¥308,000パンツ¥96,800(共にMax Mara/マックスマーラ ジャパン TEL:0120・030・535)ピアス¥1,408,000(MESSIKA/メシカ ブティック 日本橋三越本店 本館6階 TEL:03・6262・7688)バングル¥105,000(Buccellati TEL:03・4461・8330)レザーコート¥286,000パンツ¥82,500(共にSportmax/マックスマーラ ジャパン)ネックレス¥201,300上につけたイヤカフ¥220,000(共にRIEFE/リーフェジュエリー)下につけたイヤカフ¥18,480(KNOWHOW/ノウハウ ジュエリー)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年9月15日号より。写真・Takanori Okuwaki(UM)スタイリスト・後藤則子ヘア&メイク・赤松絵利(ESPER)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年09月13日柚希礼音が3年ぶりに開催するソロコンサート『REON JACK 4』の開幕を控える9月10日、東京会場となるTOKYO DOME CITY HALL(文京区・東京ドームミーツポート1F)でゲネプロ及び取材会を行った。音楽プロデューサーに本間昭光を迎え、迫力あふれる歌声、そして様々なジャンルの実力派ダンサーを迎えたハイレベルなダンスを次々と披露し、コンサートの枠組みを超えた芸術的なショーとして、高く評価された同公演。「3年ぶりということで、すごく楽しみにしていますし、コロナ禍でコンサートするのも初めてのこと。安全第一で、いつも緊張している心がホッとするような、そして心がひとつになれる温かいコンサートになればいいなと思っています」と抱負を語った。今回もバレエ界の女王上野水香(東京公演)、K-BALLET COMPANYのゲストアーティストで俳優としても活躍している宮尾俊太郎(北九州・大阪公演)、「REON JACK」初回から参加しているアルゼンチンタンゴの名手、クリスティアン・ロペス、ストリートダンサーのYOSHIE、コレオグラファーで柚希の盟友でもあるSHUNこと大村俊介らが集結。開催に先がけてリリースしたCD「PARTY!」に収録の新曲3曲も初披露される。「温かいコンサートにしたいという思いはもちろんですが、やっぱり、ハイレベルなパフォーマンスをお届けしたいという気持ちは譲れない。ご一緒するダンサーの皆さんも、ギリギリまで私を高めようと、ご指導くださって、すごくいいものが出来て上がっていると思います」(柚希)また、初の試みとして日替わりでのスペシャルゲストも決定。甲斐翔真、夢咲ねね、佐藤隆紀(LE VELVETS)、湖月わたる、東啓介、西川貴教といったゲストが登場し、コラボレーションに加えて、素顔をのぞかせるトークも披露することになっており、「できれば、すべて(の公演を)見ていただきたい。本当に楽しみです」と期待を寄せた。12日の17時公演がライブ配信されることも決定しており、「コロナ禍なので、どうしても会場に足を運ぶのが難しいという方もいらっしゃると思いますし、海外からも『どうか配信を』という熱いお声をいただいていた。1回限りですが、配信が実現してうれしい。多くの皆様に、思いをお届けできれば」とコメント。「マスクをしているとはいえ、お客様のお顔を見て、同じ空間でパフォーマンスできるのは、本当に幸せ。想像しただけで、ウキウキしております。配信でもお楽しみください」とアピールしていた。取材・文・写真(会見写真)=内田涼柚希礼音ソロコンサート『REON JACK4』【東京公演】9月11日(土)12:00/17:009月12日(日)12:00/17:00会場:TOKYO DOME CITY HALL[出演]柚希礼音/宮尾俊太郎/大村俊介(SHUN)/YOSHIE/クリスティアン・ロペス/他[9月11日ゲスト]甲斐翔真[9月12日ゲスト]夢咲ねね【北九州公演】9月18日(土) 17:009月19日(日) 13:00会場:北九州芸術劇場 大ホール[出演]柚希礼音/宮尾俊太郎/大村俊介(SHUN)/YOSHIE/クリスティアン・ロペス/他[ゲスト]佐藤隆紀(LE VELVETS)【大阪公演】9月23日(木・祝) 17:009月24日(金) 13:009月25日(土) 12:00/17:009月26日(日) 13:00会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ[出演]柚希礼音/宮尾俊太郎/大村俊介(SHUN)/YOSHIE/クリスティアン・ロペス/他[9月23日・24日ゲスト]湖月わたる[9月25日ゲスト]東啓介[9月26日ゲスト]西川貴教※緊急事態宣言の延長による観客上限変更により、一部公演のチケット販売は9/12(日)23:59で終了しています。(9/13追記)
2021年09月10日過去3度の公演において日本エンタメ界のトップランナーたちが集い、圧巻のステージを見せてくれた柚希礼音の『REON JACK』シリーズ。待望の4作目となる今回は、音楽・ダンス共に深度を増した内容に加え、バレエ界から上野水香と宮尾俊太郎が参加! さらに豪華日替わりゲストも多数登場。今の意気込みを柚希に聞いた。並大抵の苦労では出来ないと分かっていても次を作りたい――3年ぶりの『REON JACK』となりますが、今どんな心境でいらっしゃいますか?これまで『REON JACK』をやってきて、どれも共演者の皆さんやスタッフと一緒にその時々で出来る最高のものをという気持ちでいたので、前回の『~3』では「ここでひとつ完結したな」という感覚がありました。それから3年が経ってまたやりたいと思ったのは、やっぱり私にとって『REON JACK』が特別な存在だから。今の状況下では並大抵の苦労では出来ないというのも分かってはいるんですが、それでも次を作りたいと思いました。――本当に、コンサートなら客席から思いきり声援を送りたいですが、今は声も出せない状況で。毎回、お客様とのやりとりがアツい『REON JACK』なので(笑)、そこをどうするかは、いまスタッフといろいろ考えているところです。たとえば6~7月に出演していたミュージカル『マタ・ハリ』では、お客様が感嘆などのちょっとした声すら出せない分、いつも以上に思いきり大きな拍手で舞台にいる側へ気持ちを届けてくださって……。――そういう客席からの“気持ち”は、舞台上にもしっかり伝わっているんですね。もちろんです!(笑顔)。お客様からそういう“気持ち”が伝わってくると、こちらの想いもお客様にお届けできているんだなと思って、胸がいっぱいになりました。『REON JACK 4』では、より自由にお客様とのコミュニケーションが出来たらということで、今は客席で使える音を鳴らせるグッズだったり、振付講座の動画だったりを考えながら準備中です。――全体的な構成や方向性はどんなものになりそうでしょうか?毎回音楽プロデューサーを担当してくださっている本間昭光さん(ポルノグラフィティなど多くの楽曲提供で知られる作曲家、ミュージシャン)が今回も音楽監修を、そしてバンドメンバーとして参加してくださっているNAOTOさん(ヴァイオリニスト、作曲家)が、今回は音楽監督も兼ねてくださいます。なので、前3作のようにエモーショナルな部分やテンションのピンと張りつめた部分、ワーッと盛り上がるような部分は変わらないのですが、やはり今って、お客様も緊張感が続いている日々を過ごされていると思うんですよね。それで今回は、前半にホッとしていただけるようなシーンを置くつもりです。中盤からは心おきなくテンションをグッと上げていただいて(笑)。ファンへの思いを込めた新曲も披露――今回も大村俊介(SHUN)さん(安室奈美恵さんなど数多のアーティストに振付を提供)、YOSHIEさん(国内での振付はもちろんダンサーとして国内外で著名)、そしてクリスティアン・ロペスさん(タンゴの世界選手権で入賞経験を持つ)と、“柚希組”ともいえる鉄壁のキャストが頼もしいです。毎回、お三方の圧倒的な実力や個性ある存在感に付いていくのに必死なのですが、出演と振付だけでなく曲目も提案してくださるので、お客様にも、他にはない世界観のステージが観られると言っていただけるのが嬉しいですね。――たとえば前回の『~3』では、YOSHIEさんと柚希さんという女性同士で「Gypsy Woman」の曲に乗せて、フリーセッションのような雰囲気で踊るシーンがありました。パワフルなおふたりならではの、バチバチに強くて美しくて、自由でかっこいい、日本ではなかなか見られないダンスにシビれました。あのシーンも楽しかったですねぇ~。とにかく『REON JACK』はキャスト全員が強くて、柄も大きいうえに、「やってるねぇ!」って言いたくなるほど思う存分踊っているステージなので(笑)、そこは今回もそのままで。私はもうレッスンに明け暮れる日々を送っております。――そこに今回は、バレエ界の至宝・上野水香さん(東京公演のみ)と、バレエだけでなく俳優としても活躍中の宮尾俊太郎さん(北九州公演・大阪公演のみ)が参加と。上野さんには『~2』でも出ていただいたのですが、一緒に踊るのはいまだに緊張するんですよ。でも今回も、コンテンポラリーダンスに近い素敵な振付が付いたので、すごく楽しみ! 宮尾さんは『マタ・ハリ』でも共演していて、ダンサーとしても人間的にも素晴らしい方だなと。実は、東京公演では上野さんが女役・私が男役で踊るシーンなのですが、北九州公演・大阪公演では、同じ振付を私が女役・宮尾さんが男役で踊るんです。その組み合わせの妙も楽しんでいただければ。――さらに今回は初の日替わりゲストも決定。豪華すぎるゲスト陣ですが、宝塚在団時にゴールデンコンビといわれた相手役・夢咲ねねさん(東京公演・12日)も出演されますね。「何をしようか?」とふたりで考えていたら、やりたいことがたくさん出てきてしまって(笑)。 日替わりコーナーなので1曲だけではあるのですが、“今この時に、何をお届けしたいか”というのを考えていくと、やっぱりコンビ時代のものがお客様に一番ホッとしていただけるのかなと。それでも思い出がありすぎるので、曲目を絞るのは本当に大変でしたね。――『REON JACK 4』に先駆けてリリースされた新曲「PARTY!」のお披露目も楽しみです。昨年からのこの状況下で私も、人生って何だろう、いま何が必要なんだろうとじっくり考える時間がありました。それでやっぱりファンの方には、心が晴れない日々の中で、気持ちを解放して元気が出る音楽をお届けしたいとスタッフに伝えて出来たのが、この曲なんです。同時収録の「I miss you」のほうでは作詞もしていて、今の心境をそのまま言葉にしました。――「I miss you」、会えなくてさびしいというのは、よく映画などで恋人同士が言うセリフですね。今まではイベントなど舞台以外でもファンの方と直接お話しする機会がたくさんあって、それが普通だったんですよね。でも昨年からはそれが叶わなくなり、自分が皆さまからいただくパワーにどれだけ助けられていたかが分かって……。だから会えなくてさびしい、みんなに会いたいよ! っていうのは、今の私の切実な気持ちなんです(笑)。取材・文:佐藤さくら撮影:藤田亜弓ヘアメイク:CHIHARUスタイリスト:後藤則子柚希礼音ソロコンサート『REON JACK4』2021年9月11日(土)〜2021年9月26日(日)会場:東京・TOKYO DOME CITY HALL他北九州・大阪公演ありチケット情報
2021年08月19日憂いある存在感で異彩を放つ俳優・青木柚さんと、新世代写真家として脚光を浴びる石田真澄さん。夏の海辺の公園で、レンズが捉える心地いい距離感。出演する度に印象をガラリと変えてみせる俳優、青木柚。ステージで輝くアイドルに憧れていた9歳の頃、自らの意思で演技のレッスンを受け始めた。演技は好きでもまだ遊んでいたかった16歳の頃、俳優としての転機となる映画『14の夜』(’16)と出合う。「当時は自分に自信がなくて。華も背丈もないし、良くも悪くも尖った部分がなく、無個性だと思っていた時に、当時のマネージャーさんが『柚は映画がいい』とアドバイスをくれて、それを信じて挑戦したのが『14の夜』です。あの作品をきっかけに、感想をもらったり、オーディションにも呼んでもらえるようになった。自分という人物像が、他者の中では違って映るんだということを知って、力をもらいました」以降、『アイスと雨音』(’18)や『暁闇』(’19)、などで確固たる存在感を見せてきた彼は、役に対してどんなアプローチをするのだろう。「役をいきなり自分に憑依させるような効率的なことができなくて。どこか自分の中にも見覚えのあるものを手繰り寄せて、それを培養させながらちょっとずつ近づいていく感覚です。自分の外にあるものをそのまま取り付けるというのが僕にはできないというか、映像として映った時に嘘にならないかなとも思うんですよね」俳優を仕事としてやりたいと自覚した18歳の頃から、現場に対する姿勢も変わってきた。「もちろん完成を意識してはいるんですが、みんながひとつの作品の完成の向こう側を向いているということが、目や空気から感じる瞬間がすごく美しいなと。その瞬間がやりがいだし、どんな成功にも代えられないものです」2021年春、彼の名を知らしめた作品が、NHKよるドラ『きれいのくに』だろう。「最近は時代に合いつつもわかりやすさを意識したドラマが多い中、曖昧な会話のつながりだけで作品を成立させることができるんだ!と新鮮に感じましたし、あの現場での経験は大きかったです。テレビは関わっている人の数が多くスピードも速いので、ベストなものを生み出す瞬発力という足腰の強さにつながりました」この夏公開を控える、浅野いにお原作の映画化『うみべの女の子』では、残酷な“恋”と“性”に悩みもがく少年、磯辺を漫画から飛び出てきたかのように演じ、ジョニー・デップ主演の映画『MINAMATA‐ミナマタ‐』でも、キーとなる少年として作品に爪痕を残す彼。尊敬しているのは、加瀬亮、柄本佑、若葉竜也、仲野太賀、そして所属事務所ユマニテの俳優陣だ。「作品の規模や役の大小を問わず、その人が演じるだけで“生きている”ことが感じられる。どれだけ存在が大きくなっても、考えることをやめない誠実な姿勢があって、人間の複雑な面を持ち合わせている俳優さんに憧れます」今年2月に20歳を迎えたが、成人としての実感はあまりないそう。プライベートの性格は、一度心を開けばお喋りで少々面倒くさがり。Z世代であっても、SNSは得意ではないとか。「喋ることはストレス発散になるけど、家を出るまでの足取りが重くて(笑)。一人旅がしたいので、最近はYouTubeで自然の動画を見ながら意識を遠くに飛ばしてます。SNSは正直苦手で、傷つきたくないし、弱いなって思うけど、適度な距離感で付き合っていければ」と強がることにこだわらないところも魅力だ。「昔はもっと細かったので、『いっぱい食べろよ、男だろ!』と言われたりすると、自分らしくできないんだと窮屈に感じる時期はありました。でも僕は別に強くなくていいかなって。きっと、みんなそんなものじゃないですかね」YUZU AOKI2001年2月4日生まれ、神奈川県出身。俳優。主演映画『うみべの女の子』が8月20日より公開。9月23日公開のジョニー・デップ製作・主演『MINAMATA‐ミナマタ‐』にも出演。パンツ¥26,400(トゥモローランド TEL:0120・983・522)その他はスタイリスト私物MASUMI ISHIDA1998年生まれ、埼玉県出身。写真家。2017年に初の個展「GINGER ALE」開催。’18年に作品集『light years‐光年‐』刊行。カロリーメイトの広告写真で注目を集め、雑誌や広告など幅広く活躍。※『anan』2021年8月4日号より。写真・石田真澄スタイリスト・稲垣友斗(TRON)ヘア&メイク・ 橋本裕介(TRAPEZISTE)取材、文・小川知子(by anan編集部)
2021年08月02日女優・柚希礼音が、8月4日に最新シングル「PARTY!」を発売する。柚希は、宝塚歌劇団星組トップスターを6年間務め、宝塚の歴史の中でも絶大な人気を誇るトップスターとして多くのファンを魅了。2015年の退団以降も、ミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』『マタ・ ハリ』など、話題の作品に次々と出演している。「PARTY!」は、コロナ渦の中、柚希自身が「きっとファンの皆様も心が晴れない期間が続き、その心を解放して元気が出る音楽をいつも応援してくださる皆様に届けたい」という気持ちで制作。リード曲「PARTY!」のほか、 新たなダンスナンバーを作成したいという柚希の言葉からできた楽曲「溺れたい」、自ら作詞を手掛けた楽曲「I miss you」が収録される。また、「PARTY!」のミュージックビデオが収められたDVD、フォトブックレット(24P)も封入。そのほか、柚希本人と1対1で会話ができるオンライン個別お話し会(8月7日12:00~)の開催、HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEでのミニパネル展(8月4日~29日)の開催が決定。なお、オンラインイベントはHMV&BOOKS onlineからの購入が対象となる。
2021年07月01日宝塚歌劇団花組の新作『アウグストゥス-尊厳ある者-』、『Cool Beast‼』が、4月2日(金)より兵庫・宝塚大劇場にて開幕する。トップスター・柚香光に話を聞いた。宝塚歌劇花組 ドラマ・ヒストリ『アウグストゥス-尊厳ある者-』/パッショネイト・ファンタジー『Cool Beast!!』ぴあ貸切公演 チケット情報本作の主人公は、ローマ史上初の皇帝となり、「尊厳者」を意味する“アウグストゥス”の称号を贈られたオクタヴィアヌス帝。若き英雄の姿を、フィクションと史実とを織り交ぜて描いた作品だ。「オクタヴィアヌスが成熟する前の未熟な部分が描かれていて、“若さゆえの青さ”がテーマになっています。賢くて聡明な、政治のお手本となるようなシステムを残された方でも、それまでには道を踏み外しそうになったり、己の感情に飲み込まれそうになったりしながら、いろんな人の教えを得て成長された。美化された英雄伝ではなく、そんな人間らしい部分に魅力を感じています」。鋭い眼差しをまっすぐに向けるポスタービジュアル。そこには“憎しみ”の感情が込められているという。「オクタヴィアヌスは、基本的には戦うよりも頭脳を使って人と分かり合うということを選びますが、その彼が、憎しみに傾いたときの瞬間を撮りました。いろんなメッセージが作品に込められている中で、“憎しみ”がひとつのキーワードになっています。希望や願い、夢が欲に変わり、それが叶わないときに憎しみが生まれる。いろんな感情の連動が演じる上で大切だと感じています」。『Cool Beast‼』は、美しく心優しい“野獣”が見た夢を、ストーリー仕立てで綴るラテンショー。「お客さまにはいろんな表情を楽しんでいただけると思います。また、久しぶりのエネルギッシュなラテンショーで、私たちも新鮮に感じています」。その中でも「長年夢見ていた裸足で踊るシーン」に注目してほしいと語る。「男役は基本的に足首まで固定されるようなシューズやブーツを履き、足首や足裏が固められた状態で舞台に立ちますが、裸足ではそれが解き放たれることになります。そうなれば身体の稼働や躍動がまったく変わってきますので、一度足が自由な状態で、いつも以上に自由に音楽を感じ、踊ってみたいなと思っていました。音楽も『水の戯れ』という美しい旋律の曲が使われています。デュエットでお見せしますので、ぜひ楽しみにしていただきたいです」。昨年、トップ就任が決まるもコロナ禍により大劇場お披露目公演が延期になるなど不測の事態が起きたが、柚香は「気付きの多い時間だった」と振り返る。「私たちがいかに恵まれた環境の中で過ごさせていただいているのか、どれだけ多くの方に大切に思っていただいているのか、心の底から実感しました。恥ずかしながら、こういう経験がなければこれほどまで思えなかったのではないかなと思いますので、今後、自分が道を歩んでいくうえで、大切な時間になったと思います」。公演は、4月2日(金)から5月10日(月)まで兵庫・宝塚大劇場、5月28日(金)から7月4日(日)まで東京宝塚劇場にて上演。4月15日(木)15:30ぴあ貸切公演、チケットは4月3日(土)一般発売。取材・文:黒石悦子
2021年04月02日「ソラニン」「おやすみプンプン」などで知られる天才漫画家・浅野いにおの傑作漫画「うみべの女の子」がこの夏、実写映画化が決定。いま注目の若手俳優、石川瑠華と青木柚を主演に迎えることも分かった。海辺の小さな街で暮らす中学生の小梅は、憧れの三崎先輩に手ひどくフラられたショックから、かつて自分のことを好きだと言ってくれた内向的な同級生・磯辺と関係を持ってしまう。やがて小梅は、徐々に磯辺への想いを募らせ、一方、小梅に恋焦がれていたはずの磯辺は、その関係を断ち切ろうとしてしまう。2人の気持ちはすれ違ったまま、磯辺は過去にイジメを苦に自殺した兄への贖罪から、ある行動に出る――。浅野さんによる原作漫画の映画化は、『ソラニン』(三木孝浩監督)に次ぐ2作目。緻密で叙情的な画風と繊細な心理描写に定評のある浅野いにお作品の中でも、本作は特に「思春期」「恋」「性」といったセンシティブな題材に真正面から挑んだ作品として、ファンの間でも根強い人気を誇っている。そんな本作を映像化するのは、『リュウグウノツカイ』で長編初監督を務め、『桜ノ雨』、『天使のいる図書館』などを手掛けてきたウエダアツシ監督。本作について「はっきり言って自信作です。残酷なまでに輝かしいふたりの青春を是非劇場でご覧ください」と大きな自信をのぞかせている。また、恋と性に悩み、もがく、思春期の少女と少年のリアルで複雑なキャラクターを繊細に体現するのは、『イソップの思うツボ』で主演に抜擢され、今後は『猿楽町で会いましょう』の公開が控える石川瑠華(小梅役)と、『アイスと雨音』『サクリファイス』に出演し、4月スタートの「きれいのくに」への出演も決定している青木柚(磯辺役)。小梅役と磯辺役は、浅野さんもオーディション審査に参加し、2人に決定したという。石川さんは「私自身、大好きな作品であり、小梅としてこの作品の中で生きた時間は本当に幸せでした」と撮影をふり返り、「どんな恋愛映画や青春映画の型にもハマらないパワフルな映画になっていると思います。是非、公開を楽しみにしていただけたら嬉しいです」とコメント。青木さんは「浅野さんが描く生々しく繊細な世界、石川さんを通して伝わってくる小梅の葛藤、この原作を背負ったウエダ監督の思い、その全てが僕と磯辺を結びつけ、支えてくれました。多くの方々と共に心血を注いで取り組んだ作品です」と思いを明かしている。さらに、小梅の同級生、鹿島役を前田旺志郎、桂子役を中田青渚、三崎先輩役を倉悠貴、磯辺の父役を村上淳が演じることも決定。劇伴音楽は、world’s end girlfriendが担当し、挿入曲は原作でも登場する「はっぴいえんど」の「風をあつめて」に決定。名曲「風をあつめて」が、クライマックスの暴風雨のシーンを盛り上げる。浅野いにおコメント「小梅」と「磯辺」が確かにそこにいます。より生々しく、より切実に。10代の瞬きにノスタルジーを感じながらも、今現在の自分がその延長線上にいるということを再認識させてくれる作品でした。そういえばいつだったか自分も、あの街の「小梅」であり「磯辺」だったのです。『うみべの女の子』は8月20日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:うみべの女の子 2021年8月20日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開(C)2021『うみべの女の子』製作委員会
2021年03月26日「みりおちゃん(明日海りおの愛称)が舞台に立つと、“なんでここに妖精がいるの?”と思わせるほど、ステージが華やぐんです。とくに目を引かれるのは、世の中のあらゆる争い事を止めてしまうような“みりおスマイル”!私も仕事でミスをしてしまったときは、みりおスマイルをまねて謝っています。私の場合は許してもらえませんが……(笑)」宝塚歌劇団ファンで知られ、『稲荷神社のキツネさん』(光文社)の作画を担当した漫画家の東村アキコさんは、宝塚歌劇団の花組元トップスターの明日海りお(35)を冒頭のように絶賛する。NHK連続テレビ小説『おちょやん』で、ヒロイン・千代(杉咲花)が所属する鶴亀家庭劇の座員・高峰ルリ子を演じ、その強烈な目ヂカラが話題となっている明日海。『宝塚歌劇明日海りお論』(東京堂出版)の著者で、演劇記者の松島奈巳さんは、宝塚出身女優の活躍をこう分析する。「宝塚音楽学校でのレッスンはもちろんのこと、彼女たちは入学以前からバレエや声楽に精を出しているため、基礎がしっかりできています。宝塚歌劇は、1日に2ステージをこなすのが通例。1つの公演の期間は、およそ1カ月半にわたります。他劇団と比べても、非常にタイトなスケジュールを10年、15年と彼女たちは続けているのです。とくに、明日海などのトップスターともなれば、所属している“組の顔”。公演の成否の責任はトップスターにかかっているといっても過言ではない。生来の精神力がさらに鍛えられていることから、退団後もさまざまな現場で活躍することができるのでしょう」しかし、トップスターといえども、すぐにテレビの世界で活躍できるわけではない。「天海祐希は『女王の教室』(’05年・日本テレビ系)でその知名度をゆるぎないものにしましたが、同ドラマが放送されたのは、退団からじつに10年後のこと。真矢ミキもすぐに大きな仕事に恵まれたわけではなかった。転機となったのは、退団から5年後。映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 2』(’03年)でキャリア官僚を演じたことです」天海からあふれ出る圧倒的な存在感、真矢が持つ親分気質……彼女たちそれぞれが持つ“ストロングポイント”が発揮されなければ、退団後の成功はつかみにくいという。そんななか、退団から約2年でテレビでもお茶の間の注目を集めた明日海りお。これからは、彼女をはじめとする“宝塚第7世代”に注目が集まる。「ミュージカル女優としての質が格段に上がったのが、この世代の特徴。それぞれの持ち味も、わかりやすく突出しています」では、“第7世代”で注目すべき人物を冒頭の東村さんと演劇記者の松島さん、宝塚歌劇団に詳しい映画・演劇評論家の薮下哲司さんにあげてもらおう。【注目1】紅ゆずる「美しいだけではなく、宝塚でいちばん、トーク術に秀でた人だと思っています。クールでかっこいいキャラですが、コメディもできて、そのうえMCとして場を盛り上げるのも上手。宮藤官九郎さんや福田雄一さんが手がけるコメディ作品などで見てみたいですね」(東村さん)【注目2】柚希礼音「85期・柚希礼音は舞台中心に活動しており、テレビの露出はあまりありません。しかし、ダンスの実力は日本を代表するといってよいほどですから、活躍の期待度は非常に高いといえます」(松島さん)【注目3】望海風斗「明日海りおと同期の望海風斗は今年4月に退団予定ですが、“さよなら公演”のチケットは即完売。持ち味は圧倒的な歌唱力です。必ずやテレビでも、彼女の歌声を聴くことができるでしょう」(薮下さん)宝塚出身女優の“新世代”が、令和のドラマ界に旋風を巻き起こす予感……!「女性自身」2021年3月23日・30日合併号 掲載
2021年03月18日ミュージカル『マタ・ハリ』が6月15日(火)から6月27日(日)まで東京・東京建物 Brillia HALLにて、7月10日(土)から7月11日(日)まで愛知・刈谷市総合文化センターアイリス 大ホールにて、7月16日(金)から7月20日(火)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールと、3都市で上演されることが決定。あわせてビジュアルが公開された。本作は、『ジキル&ハイド』『スカーレット・ピンパーネル』をはじめ、数々のメガヒットミュージカルを生み出す作曲家フランク・ワイルドホーンの新作として、2016年に韓国にて世界初演され、その素晴らしい楽曲と豪華な装置が話題となり、再演も合わせて累計20万人動員の大ヒットを遂げたミュージカル。その後、2018年に日本初上陸。石丸さち子訳詞・翻訳・演出のもと日本版として新たに誕生した本作は、多くのミュージカルファンを魅了し、連日スタンディングオベーションの熱狂が劇場を包んだ。あれから3年の時を経て、2021年夏、遂にミュージカル『マタ・ハリ』待望の再演が実現。初演に続き、訳詞・翻訳・演出を手掛けるのは、石丸さち子。登場人物それぞれの繊細な心の動きを丁寧に捉え、物語をさらに深めていく石丸ならではの世界観はそのままに、今回は新たなスパイスも加わり、初演より更にグレードアップしたステージとなる。注目のキャストには、2018年の日本初演でも圧倒的な存在感とカリスマ性で観客を魅了した柚希礼音が再びマタ・ハリ役を演じる。そして、新たに3拍子揃った実力と美しさで数々の名作のヒロインを務める愛希れいかが同役に初挑戦。それぞれに異なる魅力を持つ2人の“マタ・ハリ”が誕生する。そして、彼女の運命を変える2人の男性。マタ・ハリに屈折した愛情を抱き、彼女をスパイへと導くフランス諜報局のラドゥー大佐に、初演では同役とアルマン役のタイプの違う2役を回替わりで見事に演じ喝采を浴びた加藤和樹と、抜群の歌唱力でミュージカル界を牽引する田代万里生が登場。対して、マタ・ハリに真っすぐな愛を示すパイロットの青年アルマン役には、若手注目株として活躍の場を広げる三浦涼介と初演で同役を演じ大好評を博した東啓介が3年の時を経て再び演じる。そして、マタ・ハリが唯一心を許し、どんな時も彼女を献身的に支え続ける衣裳係アンナ役には、多くの出演作で絶大な信頼を得ている春風ひとみ。更に、フランスと敵対するドイツの高等将校ヴォン・ビッシング役は、バレエダンサーの枠を超え、俳優としても才能を発揮している宮尾俊太郎。個性豊かで魅力あふれるキャストが、愛と戦いと欲望が絡まるドラマチックなマタ・ハリの半生を壮大な音楽と共に彩る。ミュージカル『マタ・ハリ』脚本:アイヴァン・メンチェル作曲:フランク・ワイルドホーン歌詞:ジャック・マーフィーオリジナル編曲・オーケストレーション:ジェイソン・ホーランド訳詞・翻訳・演出:石丸さち子出演:柚希礼音、愛希れいか(Wキャスト)加藤和樹、田代万里生(Wキャスト)三浦涼介、東啓介(Wキャスト)春風ひとみ、宮尾俊太郎ほか東京公演:2021年6月15日(火)~6月27日(日) / 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)愛知公演:2021年7月10日(土)~7月11日(日) / 刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール大阪公演:2021年7月16日(金)~7月20日(火) / 梅田芸術劇場メインホール企画・制作:梅田芸術劇場主催:東京公演主催:梅田芸術劇場・東宝・アミューズ愛知・大阪公演主催:梅田芸術劇場公式サイト:
2021年02月15日マイキータ(MYKITA)から、常田大希(King Gnu/millennium parade)とのコラボレーションによる限定サングラスコレクション「MYKITA for Daiki Tsuneta」が登場。2020年11月20日(金)よりマイキータ ショップ 東京とマイキータ ショップ 大阪にて発売される。マイキータ×常田大希の限定サングラスコレクションいくつもの異なるジャンルからインスピレーションを得て、時に実験的な幅広い分野にわたるアプローチのクリエーションを実践しているマイキータと常田大希。常田がかねてよりよりマイキータのアイウェアを愛用していたことから実現した今回のコラボレーションでは、ブランドの代名詞である極薄ステンレススチールを駆使した「KAYO」と「LENNARD」をベースにした2種類のシルエットで展開される。「KAYO」まず「KAYO」は、光沢のあるグラファイトカラーのフレームにソフトグレーのレンズを合わせたモデルと、マットなシルバーのフレームに透き通るようなブルーのレンズを合わせたモデルの2種類がラインナップ。曲線と直線の絶妙なバランスが生み出すラウンドシェイプの美しさを、常田ならではの感性でより際立たせている。「LENNARD」一方の「LENNARD」は、逆台形的な独特のフレームシルエットを持つモデル。こちらはシャンパンゴールドのフレームにグリーンのレンズを合わせたモデルと、シックなブラックのフレームにソリッドグレーのレンズを合わせたモデルの2種類で展開。特に前者は、特徴的なフレームシルエットを引き立てるシャンパンゴールドの輝きが存在感を放つ、今回のコレクションの中でも特に注目したい一本となっている。なお、日本の店舗購入者限定の特典として、「MYKITA for Daiki Tsuneta」オリジナルのA1サイズポスターとブックレットも用意されている。マイキータの国内2店舗目となるマイキータ ショップ 大阪なお、先行取り扱い店舗のひとつであるマイキータ ショップ 大阪は、発売日同日より開業を迎える「心斎橋パルコ」にオープンする新店舗。国内2店舗目となる同店では、マイキータのアイウェアを多彩に展開ほか、検眼室を設け、Zeiss社製最新鋭測定機器を使用した世界レベルのオプティカルサービスを提供する。商品情報「MYKITA for Daiki Tsuneta」※各カラー135本限定。発売日:・2020年11月20日(金) マイキータ ショップ 東京、マイキータ ショップ 大阪で先行発売・2020年12月1日(火) 一部取り扱い店舗で発売価格:各種 54,000円+税取扱店舗:マイキータ ショップ 東京、マイキータ ショップ 大阪、ポーカーフェイス 札幌店、コンティニュエ、アイシンク ヒロブ、OBJ 大阪、蒲池眼鏡舗 福岡店店舗購入者特典:A1サイズ スペシャルリミテッドエディションポスター 、ブックレット ※日本限定。
2020年11月22日乃木坂46の柴田柚菜さんがエコバッグ作りに挑戦!教えてくれたのは、手作り専門カルチャースクール、ヴォーグ学園講師の榑谷孝子さんです。マチの大きなエコバッグサステナブルな暮らしの第一歩に。レジ袋有料化が始まり、一気に浸透したエコバッグ。コンビニのお弁当やお惣菜を入れるのには、マチがあったほうが断然便利!チャレンジしたのは柴田さん。「マイエコバッグのほうが『買い物するぞ!!』って気分が高まるし、帰り道もウキウキします。お料理は大好きだけど、お裁縫は本当に苦手…。手でなみ縫いをしても、ミシンを使っても、なぜか曲がっちゃいます(笑)。でも曲がった縫い目も、まっすぐ縫われた既製品にはない、手作りのよさかなって」小さい頃、おばあさまと手芸店に行った思い出がある柴田さん。「手芸店で作るものを想像しながらお買い物するのって、楽しいですよね。私が作ったエコバッグ、おばあちゃんにプレゼントしたくなってきました」中学の時にバッグを作る課題が出たそう。「居残りして頑張ったかいあって、私としては上手に作れたと思ったんです。なので、ママにあげようとしたら、反応が微妙…。よく見たら、マチがズレたまま縫ってました(笑)」作り方【材料】柄合わせ不要な布…(カット後のサイズで)40×46cm/綾テープ…46cm(約0.5m幅)×2本【道具】チャコペン/定規/裁ちばさみ/ミシン糸(手縫いの場合は、針と糸)/待ち針※手縫いの場合、基本的には糸は一本取りでなみ縫い。縫い目は、0.3cmくらいを目安に。1、外表になるように二つ折りにした状態で、図のように線を引き、切る。2、袋縫いをする。まず、外表のまま待ち針を打ち、両サイドから0.5cmを縫う。次に袋を裏返して中表にし、両サイドから1cmを縫う。3、左右端から10cmで折り、下端から0.7cmのところを縫う。4、バッグのくちの部分を、2cm幅で三つ折りにして、アイロンをかける。5、中心から左右各9cmのところで、折り込み口に持ち手を差し込み、下端を1周縫う。6、バッグの口の上端を縫う。手縫いが大変だったら、持ち手部分だけでもOK。裏返して完成!榑谷孝子さんヴォーグ学園で手編み・機械編指導員修了。その後、服飾専門学校を卒業し、同学園教員として勤務する。初心者向けから資格取得コースまで幅広く担当。(公財)日本手芸普及協会ホームソーイング指導員。しばた・ゆな2003年3月3日生まれ、千葉県出身。4期生。今年、『猿に会う』(dTV)でドラマ初挑戦。千葉ロッテマリーンズファンで、同チームでチア経験も。ニット¥16,000中に着たタンクトップ¥4,600パンツ¥19,000(以上サロン アダム エ ロペ TEL:0120・298・133)※『anan』2020年11月11日号より。写真・内山めぐみスタイリスト・武政ヘア&メイク・KUBOKIyumi(共にThreePEACE)イラスト・momokoharada取材、文・小泉咲子撮影協力・TITLESAWABEES(by anan編集部)
2020年11月09日グラビアアイドルの佐野水柚が、最新イメージDVD『処女宮』(発売中 4,180円税込 発売元:エスデジタル)をリリースした。2018年開催のグラビアアイドル発掘オーディション「ミスグラジャパ!」でファイナリストに選ばれた直後に1stDVD『Muse』でデビューを果たした佐野水柚。以降も定期的にDVDをリリースし、清楚な雰囲気ながらも90cmのGカップバストにクビレたウエストラインでグラドルファンを魅了している。本作では、大人の色気を出しており、バスルームや密着感のある車内、夜ベッドのシーンではセクシーな目線でカメラを凝視。特に夜ベッドはオープンブラとシールブラの重ね着を着用するなど衣装的にも過激さを極め、夜の雰囲気を存分に堪能することができる。デビュー当時から"Gカップ細巨乳"と呼ばれるなど、巨乳にもかかわらずウエストの細さが魅力で、まさに理想的なスタイル。ビーチのシーンでは全身の姿を映し出すなどスタイルの良さをたっぷりと収録している。なお、同DVDの発売を記念したイベントが8月29日に東京・秋葉原のソフマップAKIBA1号店 サブカル・モバイル館6F(12:00~)で開催予定(中止・延期の可能性あり)。
2020年08月06日ミュージカル『ビリー・エリオット ~リトル・ダンサー~』が9月に開幕する。2017年の日本初演に続き出演する柚希礼音に話を聞いた。【チケット情報はこちら】本作は、不況に喘ぐ英国北部の炭鉱の町を舞台に、ひとりの少年と彼を取り巻く大人たちの姿を描いた映画『リトル・ダンサー』(’00年)をもとに、音楽をエルトン・ジョン、脚本・歌詞をリー・ホール、演出を映画版の監督でもあるスティーヴン・ダルドリーが手掛け、2005年にロンドンで初演されたミュージカル。日本初演では約16万人を動員し、多くの演劇賞も受賞。今回は待望の再演となる。今作でビリーを演じるのは、厳しいオーディションを勝ち抜いた川口調、利田太一、中村海琉、渡部出日寿の4人。新型コロナウィルスの影響で開幕が2か月延期した本作。柚希は「とはいえ今も油断はできない状態ですから、とても気を付けながら稽古しています」と話し、観客にも「まずは皆さんの健康と命が一番」と前置きしながらも、「こんな状況だからこそ、この公演を観て本当によかったと思っていただけるように、心して演じます」と強い意気込みを見せた。柚希が演じるのは、主人公ビリーにバレエを教えるウィルキンソン先生。「この作品は人物像がリアルなところがいい。ウィルキンソン先生も、ビリーの才能を見出し導いていく役どころなので“愛情豊か”に描かれそうなものなのに、そうはならない。そういうところが演じていて面白いです」。Wキャストとして、宝塚歌劇団の先輩でもある安蘭けいが今作から参加。「安蘭けいさんと同じ役をするなんて、信じられないです」と喜び、稽古場で一度だけ見たという安蘭の芝居を「また違う役作りで、とうこさん(安蘭)ならではのウィルキンソン先生でした。すごくいいなと思いました」と嬉しそうに語る。本作を「私の人生の中でこれほど最高なミュージカルはない」と絶賛する柚希。「何十年もかけてつくったんじゃないの?と思うほどシーンの一つひとつが緻密。炭鉱夫たちとバレエダンサーたちが交互に見せていくシーンなんて、初めて観た時から『すごすぎる!』と思っています。音楽もすごいし、振付もすごいし、演出もすごい。セットも衣裳も何もかもがすごい!遊び心もあるし、最高なんですよ」柚希が「出る杭は打たれなくていいし、誰かの意見に沿わせなくていい。みんな違うから最高!と思える作品です」と熱く語る本作のオープニング公演は9月11日(金)から14日(月)、東京公演は9月16日(水)から10月17日(土)まで、共に東京・TBS 赤坂ACTシアターにて、大阪公演は10月30日(金)から11月14日(土)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。取材・文:中川實穂
2020年08月04日全編ホイットニー・ヒューストンの珠玉の名曲で綴るミュージカル『ボディガード』日本キャスト版の全貌がついに明かされた。1992年公開の名作映画を題材に、スター歌手、レイチェル・マロン(柚希礼音・新妻聖子)と孤高のボディガード、フランク(大谷亮平)との禁断の恋を描いた物語。昨年の来日公演に次ぐ、日本人キャストによる新演出、日本語訳詞での上演となる。ミュージカル「ボディガード」日本キャスト版チケット情報なんと言っても劇中に挿入される熱狂のライブパフォーマンスが圧巻。柚希レイチェルは来日版かと見紛うほど、セレブリティ感溢れる仕上がりに目を奪われる。長い巻き毛をなびかせ、鍛え抜かれた美脚も惜しみ無く披露する。音に乗りステージ中央へと闊歩する姿には、トップスターとしての誇りとオーラがみなぎる。ビジューの衣裳なども難なく着こなし、頭ひとつ飛び抜けた存在感で迫力あるダンスシーンを繰り広げる。エンターテイナーとして、歌唱ではかつてないほどの高音にも果敢に挑戦している。他方、アイドル顔負けのキュートさで視線を集めるのは新妻レイチェルだ。軽やかに刻むステップとは裏腹に、全身から放たれる歌声はヘビー級。原曲のグルーヴ感はそのままに、日本語歌詞がより深く役の心情を届けるから、とりわけバラードが胸に迫る。新妻が甘く切なく、名曲の名曲たるゆえんを味わわせてくれる。恋の駆け引きでは純な反応にトキメキが伝わる柚希と、照れる仕草がコミカルで楽しい新妻レイチェル。一人息子を育てる母親としての表情にも違いがあり、ダブルキャストの醍醐味が堪能できる。同じくダブルでストーカー役に挑むのが佐賀龍彦と入野自由。レイチェルへの執着心と犯行の手口は一緒でも、真逆にもとれる役へのアプローチが興味深く印象に残った。ミュージカル初挑戦の内場勝則も、さすがの貫禄でマネージャ役を好演する。吉本新喜劇の元座長らしい面目躍如な見せ場もあり、楽しませる。そして、初舞台で当たり役を射止めたのが大谷亮平だ。スーツの上からでも分かるマッチョなボディと渋い声色も期待を裏切らず魅力的。だが、特筆すべきはほろ酔いで聴かせる名曲「オールウェイズ・ラブ・ユー」だろう。あまりの“上手さ”に客席が沸くほど。愛嬌ある佇まいで、役に厚みをもたせることに成功している。取材・文:石橋法子
2020年03月27日