岩手県内の市町村が、手作りコマーシャルでふるさとを紹介する「ふるさとCM大賞 in IWATE」(岩手朝日テレビ主催)の2012年度の大賞に、久慈市の作品が選ばれた。この「ふるさとCM大賞 in IWATE」は、岩手県内の市町村の広報担当者らが制作した、15秒の「ふるさとのCMビデオ」のコンテスト。地元自治体の担当者が企画・制作・撮影・出演などのすべてを行い、制作したCM作品をオンエアするという、「手づくりのふるさとPRコマーシャル」の祭典。2002年にスタートした地域振興キャンペーンだ。今年の参加市町村は県内の33市町村。その中から大賞を受賞したのが久慈市の作品。昨年は東日本大震災で中止になったが、同市は2008年から2010年まで大賞を連続受賞している同コンテストの常連だ。今年の久慈市の作品は、「宝・くじ」。地域の観光名所は久慈の「宝」。それをおみくじのクジにかけ、ハズレのない「アタリくじ」だけ、という内容に仕上げた。大賞には副賞として、ふるさとCMを年間365回放送できる権利が授与される。今後、久慈市の「宝・くじ」は岩手朝日テレビでのオンエアが予定されているが、CMオンエアを前に久慈市の受賞作品を久慈市公式ホームページで公開中だ。なお、同コンテストは、12月29日(土)16:30から岩手朝日テレビの「ふるさとCM大賞inIWATE」という番組で放送される予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月17日青森県の「青森県立美術館」(青森県青森市安田字近野185)で10月6日より開催されている「奈良美智展~君や僕にちょっと似ている~」の入場者が10月27日で2万名に達した。記念すべき2万人目の来場者は東京都町田市から来た女性。奈良美智の作品は始めて見たとのこと。美術館から記念品の図録とぬいぐるみを授与され、「来てよかった!」と笑顔を見せた。奈良美智は青森県出身のポップアート作家。ニューヨーク近代美術館やロサンゼルス現代美術館に作品が所蔵されているほど世界的に評価されているアーティストだ。にらみ付けるような女の子をモチーフとした絵画に特徴がある。奈良美智展では、ブロンズ彫刻や絵画など新作109点を展示。2013年1月14日まで開催している。開館時間は9:30~17:00。展覧会の情報は青森県立美術館のサイトで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月06日TOMY TECがプロデュースする「鉄道むすめ」から、「鯖缶せんべい汁」「青森鉄道むすめ/マドレーヌ」が登場。同商品は青森県を応援する「青森鉄道むすめ」の新商品として、10月19日に発売された。全国各地の実在する鉄道事業者を、オリジナルキャラクターで収録している「鉄道むすめ」。中でも「青森鉄道むすめ」には、青い森鉄道「八戸ときえ」、十和田観光鉄道「清水なぎさ」、津軽鉄道「芦野かな」、弘南鉄道「平賀ひろこ」、南部縦貫鉄道「七戸ちびき」の5人のキャラクターがいる。彼女たちは様々なシーンで青森県を応援している。このほど10月19日に発売した「鯖缶せんべい汁」は、青い森鉄道の「八戸ときえ」の得意料理。青森県のソウルフードであるせんべい汁に、八戸の鯖を使った鯖缶を合わせた。味の加久の屋製造で、価格は1,050円。「青森鉄道むすめ/マドレーヌ」は、5人の青森鉄道むすめがパッケージされたマドレーヌ。5人のキャラクターにあわせた、チョコ、抹茶、プレーン、りんご、ブルーベリーの5種類の味が楽しめる。大竹菓子舗製造で、価格は1,000円。いずれもJR新青森駅2F改札内売店「美味山海」、JR青森駅1F構内売店「ぐるっと遊」、JR青森駅1F構内売店「駅の駅あおもり」ほか、青森県内、一部の通信販売にて販売。また、製品販売にあわせた特別販売会を11月8日までJR新青森駅・青森駅の構内売店で開催。期間中に対象商品を購入するとオリジナルグッズがプレゼントされる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月24日洋菓子やドリンク類に使われることの多いカシス。日本で栽培されているというイメージはあまりないかもしれないが、青森では和名である「黒房すぐり」として親しまれており、生産量も日本一を誇る。カシスの生育条件である夏季に冷涼な気候であること、そして何よりおいしかったことから、1970年代にドイツより苗木を導入して以来、長く育てられてきた。「あおもりカシス」の名前でブランド化し、5年ほど前から急成長。平成23年は6.9tを出荷、10年前の3倍以上にもなった。今後もさらに増産される見込みだという。注目されるきっかけとなったのは、カシスに含まれる高い抗酸化成分だ。ポリフェノールはブルーベリーの約2倍、アントシアニンは約3倍。さらに、ビタミンCはレモンの約2倍だというから、アンチエイジングや美肌を気にする女性には見逃せない。あおもりカシスの旬は、7月中旬から8月の上旬。強い陽射しが照りつける中、最後の収穫作業に精を出す、林キクエさん・博美さん親子のカシス畑を訪れた。収穫はひと粒ひと粒、手摘みである。1時間に収穫できる量はわずか1kgというから、重労働だ。キクエさんは、カシス栽培歴17年。「昔はあんまり知られてなかった。でも、おいしいから細々と育ててきたの」と笑顔で話す。摘み立てのカシスを味見すると、酸味のなかにほのかな甘み。ブルーベリーを思わせるが、もっと皮がしっかりとしていて、酸味もずっと強い。アイスクリームにトッピングしてつぶしながら食べると、乳製品との相性は抜群で、ベリーのフルーティーな風味と共に甘さを引き立てる。また、「砂糖を加えて煮ただけ」というキクエさんの自家製カシスジュースは濃厚なのに爽やかな甘酸っぱさ。炭酸やアルコールとの相性もよさそうだ。鮮度保持が難しいことから、果実の販売は冷凍品のみとなっている。通販も行っており、大玉のものが1kgで3,150円(送料別)。その他、業務用としてピューレや果汁なども販売する。ジャムやジュース、お菓子などの加工品も好評だが、果実のピュアな味わいはまた格別である。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月23日JR東日本はこのほど、岩手県営運動公園内の交通公園に展示保存されている蒸気機関車C58 239号機を復元し、同機牽引の列車「SL銀河鉄道(仮称)」を運転すると発表した。同列車は2013年度冬以降の運行を計画しており、釜石線を中心に、東北エリアで土休日などに年間80日程度の運行を検討しているという。JR東日本は運行の目的として、「観光面からの復興支援および地域の活性化」「鉄道の産業遺産である蒸気機関車を後世に伝えること」などを挙げている。C58 239号機は1940(昭和15)年6月に製造され、宮古機関区に転属した1943年5月以降、岩手県を中心に活躍。1970年2月28日の「山田線、さようなら」貨物列車も牽引した。1972年5月22日をもって廃車となり、翌年より岩手県営運動公園に静態保存された。客車として使用されるのはキハ141系(旧50系客車改造車)で、JR北海道の車両を購入し、改造する予定。C58 239号機の牽引だけでは走行が困難とされる釜石線の勾配区間などで、動力付のキハ141系が活躍する。客車は指定席車およびオープンスペース車からなる4両編成を予定し、コンセプトは「銀河鉄道」で、東北の文化・自然・風景も感じられる車内に。デザインを手がけるのは世界的な工業デザイナーの奥山清行氏(KEN OKUYAMA DESIGN代表)。具体的なデザインは決まり次第、告知するとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月21日青森県十和田市で秋の八甲田を自然探索しながらコケやシダ、キノコなど「隠花植物」の観察をする「コケガールミーティング」が開催される。日時は11月10日(土)~11日(日)、蔦(つた)温泉旅館に1泊して行われる。応募対象は女性限定20名(男性同伴可)、会場は奥入瀬渓流館。参加料金は1名1室16,000円、2名1室12,000円となる。イベントスケジュールは11月10日(土)14:00~15:00まで「モスフォレスターズが往く!屋久島、そして奥入瀬、蔦の森のコケの世界」と題して屋久島野外総合活動センターの小原比呂志氏による講演。続いて15:00~16:00まで「コケはともだち」の著者、藤井久子氏が「私のコケ論-コケガールブーム到来!?コケとのつきあいかた・楽しみかた」と題した講演を行う。その後、蔦温泉旅館へ移動。入浴、夕食をはさみ、19:00~21:00まで地酒を片手に「コケガールミーティング」が行われる。翌11日(日)は希望者に対して奥入瀬モス・ランブリング、蔦の森モス・ランブリングが実施される。蔦温泉は1174年に発見された温泉。十和田樹海のブナの原生林の中にあり、日本百名湯にも選ばれている。明治時代の紀行作家、大町桂月はこの温泉を大変気に入り、土佐からこの地へ移住したほど。八甲田山を全国的に有名にしたのは実際の事件を題材に作られた映画「八甲田山」だ。高倉健、北大路欣也、三国連太郎、丹波哲郎、大滝秀治など、日本を代表する俳優陣が出演、北大路欣也扮する主人公、神田大尉のセリフ「天は我々を見放した」は当時の流行語にもなったほど。詳細はイベント主催の株式会社ノースビレッジホームページで確認のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月15日なんとゆったりした広さだろう。鶏舎には、白黒の霜降り柄が美しい地鶏がのびのびと動き回る。とても清潔で、臭いもない。やってきたのは、青森県八戸市中心部から車で西に20分ほどの場所にある、三戸郡五戸町の「村越シャモロックパーク」。ここでは、青森県が20年もの歳月をかけて開発したブランド地鶏「青森シャモロック」が育てられている。青森シャモロックの特徴は、味が濃厚でよくダシが出ること、肉質のキメが細かいことだ。一般的なブロイラーや有名地鶏と比較したところ、主な旨み成分であるグルタミン酸とイノシン酸の含有量をはるかに上回ったというデータもある。青森県では、厳しい飼育マニュアルを定め、基準を満たしている農場にのみ飼育を認めている。そのような指定農場の中でも、エサや育て方などにより厳しい基準を設け、旨い青森シャモロックを飼育することに情熱を注いでいるのが、前述の村越シャモロックパークだ。代表の村越正和さんは「コッコッコッコッコッ……」とつぶやき、鶏たちの気持ちに同調するように話しかけながら世話をする。ゆったりとした印象は数字で表せば一目瞭然。飼育密度は1平方メートル当たり3羽以下だという。「青森シャモロックは、闘鶏であるシャモの血が入っていますから、もともと気質が荒いのです。できるだけおだやかな性質に育てるため、鶏舎でゆったりと育てることでストレスを減らします」(村越さん)。鶏舎の床は高床式のように高くし、地面からの水分を遮断。常に乾燥した状態に置くことが、清潔さを保つ工夫なのだそうだ。ヒナの一部は自社農場で孵化させて育てたもので、エサにも独自の工夫を施す。こうしてできあがった、やわらかくても弾力のある心地よい食感、旨みと甘みが自慢の地鶏は、村越さんの自信作。青森シャモロックが、三大地鶏に続くブランド地鶏に成長する可能性を感じさせる。青森シャモロックを味わえる同農場の直営店が青森駅近くにある。その名は「シャモロックホームズ」。ユニークな店名に、思わず吹き出しそうになるのをグッとこらえたい。ここでは、バラエティに富んださまざまな青森シャモロック料理が味わえる。まずは、モモやレバー、せせりなどのシンプルな串焼きを塩で頼み、肉そのもののおいしさを堪能するのがおすすめ。他にも、「すき焼き」から「卵かけごはん」まで、鶏好きにはたまらないメニューが揃う。地酒と共に味わえば、さらに至福の時間である。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月11日日本旅行は、青森県地域鉄道資源・魅力発信事業モニターツアー「青森保存鉄道紀行」を企画、参加者を募集している。このツアーでは、惜しまれつつ今春廃止になった十和田観光電鉄をはじめ、南部縦貫鉄道(1997年休止、2002年廃止)や下北交通(2001年廃止)に保存されている数多くの車両を見学し、さらに青い森鉄道向山駅にある「向山ミュージアム」も見学しながら、かつて隆盛を誇った東北地方の私鉄の歴史に触れる。また、鉄道を活用した地域活性化について考える「地域鉄道・魅力発信シンポジウム」にも参加。ひたちなか海浜鉄道代表取締役、吉田千秋氏による基調講演や、「鉄ドル」の伊藤桃さんらも参加するパネルトークを聴講し、鉄道資源を用いた青森の活性化策を探る。ブルートレイン「あけぼの」B寝台での車中泊を含む2泊3日の「あけぼの」コース(5万2,800~5万6,800円)と、E5系「はやて」に乗車する1泊2日の「はやて」コース(4万7,800円~5万1,800円)の2つのプランを用意。学校の鉄道研究会、またはそれに類する鉄道を趣味とするサークルがグループとして申し込む場合には、1校あたり2万円を割り引くという(先着5校まで)。申し込み時に備考欄に学校・サークル名を記入し、当日は参加者全員の学生証を持参すること。なお、今回のツアーは青森県上北地域県民局のモニターツアーとして実施されるため、旅行費用には青森県内での食事ならびに移動交通費に相当する補助金が出ている(各プランの代金は補助金を引いた額)。モニターツアー「青森保存鉄道紀行」は日本旅行の支店や営業所では取り扱わず、専用ページからのみ受け付ける。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月13日岩手県宮古市の浄土ヶ浜で秋の味覚まつり「浄土ヶ浜さんまフェスタ」が開催される。開催日は9月22日(土)、23日(日)の2日間。料金はサンマなど食材がセットになって1,000円。ただし、協賛宿泊施設に泊まった場合は半額の500円となる。開催場所は浄土ヶ浜レストハウス前。セットとなっている食材は宮古湾で水揚げされた新鮮なサンマやホタテ、エビ、丸干しサンマ、すり身汁、甘露煮、ウニご飯、そしてサンマの刺身だ。サンマやホタテ、エビは自分で塩焼きにして、眼前に広がる浄土ヶ浜の景色を見ながら味わえる。その中でも「サンマのすり身汁」はすり身がふっくらとしていると好評だ。その他、産直施設「ひきめの里」が提供する、かぼちゃを練り込んだひっつみ汁、「ひきめ里っこ鍋」が23日(日)、250人に無料でふるまわれる。両日ともに11:00にサンマづくしセット販売開始で幕を開け、サンマつかみ取り抽選と続く。12:00から抽選に当たった10人がサンマのつかみ取り、13:00からサンマつめ放題(先着40名、500円)が行われる。23日のイベントはシーカヤック体験試乗会(無料)が11:00と13:00の2回。歌謡ショーは11:00~12:00。12:30からはマグロ解体ショーが行われる。マグロの切り身をかけた選抜クイズが13:30から行われて閉会となる。イベントは天候により内容が変更されることがある。シーカヤック体験試乗会は雨天の場合は中止。浄土ヶ浜は、「日本快水浴場100選」、「国指定名勝」にも選ばれているほどの有数の景勝地。東日本大震災では被害を受けたが、現在がれきはきれいに取り除かれ、美しい景観を取り戻している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日青森県の和菓子店「菓子匠 松栄堂」が展開する、青森県の新名物「味噌バターカレー牛乳どら焼き」。2011年11月より発売を開始し、6カ月間で累計1万個を超える販売数を達成した。同店は、近年B級グルメとして注目を集める青森市の「味噌カレー牛乳ラーメン」からヒントを得て、「味噌バターカレー牛乳どら焼き」を開発した。生地には津軽熟成味噌、青森県産の牛乳のほか、蓬田(よもぎた)村の坂本養鶏さんの卵を使用。青森県産素材をこだわったスイーツになっている。口に入れるとすぐにカレーの風味が広がるが、その後はあんの甘みが加わり、まろやかな味わいが楽しめる。同商品は2012年7月4日に行われた「平成24年度青森県ふるさと食品コンクール」で、第1位に値する「青森県知事賞」を受賞。このコンクールは青森県内で生産された農林水産物を主原料とした加工食品、または地域の特別な生産・製造方法などにより生産された地域性がある食品を審査するものだ。受賞を機に、8月1日より青森県推奨観光土産品に認定されている。同店は「お菓子を通じて県外の人にも青森を知ってほしい」との思いを込め、今後も青森県内のB級グルメを生かした菓子づくりに挑戦していくとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月05日青森県鰺ヶ沢町(あじがさわまち)の焼きイカ店「菊谷商店」の女主人に拾われた、ブサかわいい秋田犬「わさお」。旅人ブログで紹介されるやあっという間に人気者になり、銀幕デビューまで果たした。そして現在でも、ブザかわいい笑顔に癒やされたい!とわさおの元を訪れる人は後を絶たない。2007年頃、鰺ヶ沢町の「海の駅わんど」で捨て犬となって迷っていたところを、焼きイカ店「菊谷商店」の菊谷節子さんに拾われたことに始まる。最初は「レオ」という名前で育てられていたという。改名のきっかけは、この町を旅していた女性ブロガー・メレ子さんだ。メレ子さんは偶然入った菊谷商店で出会ったレオの風ぼうに惹かれ、自身のブログ「メレンゲが腐るほど恋したい」にて、「わさお」という呼び名で紹介。このネーミングを気にいった菊谷さんが、わさおと改名したそうだ。その後、わさおはテレビにまで進出。ブサかわいい犬として一躍評判になり、あっという間に人気に火が付いた。そして2011年には、わさおが本人(本犬?)役で出演した、映画「わさお」が全国公開。飼い主の節子さん役は、薬師丸ひろ子さんが演じている。また2009年、わさおは青森県鯵ヶ沢町に特別住民として登録。2010年からは鰺ヶ沢町特別観光大使を務めているほか、世界遺産活動特別大使“犬”ワンバサダーにも選ばれている。今や押しも押されもしない青森が生んだ大スター犬だ。しかし、わさおはそんな人気にも一切おごることなく、今なお菊谷商店の番犬として、愛らしい笑顔で愛嬌(あいきょう)をふりまき、癒やしを与えて続けている。わさおのマネジャーを務め、「わさお通信」なるブログを書いている工藤健さんからわさおの近況をうかがった。「相変わらず毎週土日は、青森県内はもとより全国各地のイベントに引っ張りだこです。わさおが鰺ヶ沢にいても、昼寝する時間や散歩の時間も必要です。そのため、せっかく会いに来ていただいても、必ずしもわさおに会えるとはお約束できません」とのこと。確実にわさおに会うためには、鰺ヶ沢を訪ねる前にわさお通信でスケジュールを確認した方がいいだろう。しかし、もしわさおが留守であってもがっかりすることなかれ!菊谷商店さんの店内には、わさおの写真がいっぱい飾られているので、たっぷり癒やされる。そして、菊谷さんが焼くイカ焼き(300円)の香ばしい匂いにも心ときめくことだろう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月28日いつも何気なく口にしている食べ物が一体どのように作られているのか。その製造過程をのぞき、作りたてのおいしさに出会える工場見学が今、大ブームだ。そして東北・岩手といえば、全国的に有名な食品メーカーの主要工場が数多く建っている県でもあり、工場見学を目的に訪れる人も少なくない。そこで今回は、岩手旅行のプランニングで「どこから回ろう?」と悩んでしまう方におススメする、見学大歓迎の工場を2つご紹介。他の観光地と合わせて訪れたい厳選スポットだ。岩手と言えばその広大な大地、雄大な自然に育まれた乳製品を思い浮かべる方が多いのではないだろうか。中でも有名なのは、盛岡駅から車で20分程、雫石町(しずくいしちょう)にある「小岩井農場」。牛の乳搾りやポニー乗馬など、子どもにとって貴重な経験ができる場としても人気の観光地だ。その「小岩井農場」からさらに奥へと5分程走ると、この度ご紹介する「小岩井乳業 小岩井工場」が見えてくる。この工場では「小岩井農場」で育てた牛の乳を使って牛乳やバターなどの製品を製造しており、見学料はもちろん無料。冬期および毎週水曜日の休みを除き、10時から15時までの間、自由に見学することができる。工場見学の前にぜひお試しいただきたいことがある。それはカメラで周囲の自然を撮影することだ。雫石エリアはもともと空の青、森の緑がまぶしい山林地域だが、本工場は宮沢賢治の物語にも登場する「狼森(おいがもり)」を臨む最高のロケーションに位置する。木々の生い茂る大自然の中にある駐車場に着いた時点で、早くも「来てよかった」と感じるはずだ。この美しさをぜひ写真に収めて持ち帰っていただきたい。また、工場の外観も絶好の被写体。赤い屋根がいかにも酪農工場らしく、ここが日本であることを忘れそうになるほど、のびのびとした気分が味わえる。納得がいくまで写真を撮ったら、早速エントランスへ。ここでは自分のペースでゆっくり見学するスタイルをとっているため、記名のみですぐに入ることができる。レンガ造りの階段を上ったら、広いホールを抜けて製造ラインを見学する。残念ながら、製造ラインは撮影禁止。マナーはしっかり守りたい。その分、乳製品の製造過程について詳しく説明されたパネルを熟読しよう。通路の反対側ではこの日一番のお目当て、牛乳のパック詰め過程やバターの製造・充?(じゅうてん)行程をガラス越しに見ることができる。より深く学びたい方は、通路に設置されたテレビで流れているVTRをチェック。案内スタッフがいないことに物足りなさを感じるかもしれないが、あっさり見るだけでいいという方も、機械の動作一つひとつをじっくり見たいという方も、好きな時間配分で見学できるのが「小岩井工場」のいいところなのだ。ただし、本工場で見学できるのは全行程の一部のみ。1本の見学用通路を往復するだけになってしまうため、どんなにゆっくり見学しても30分程で満足できるコースでもある。いつも飲んでいる牛乳がどうやって作られているのか勉強したら、先ほどのホールに戻って出来たて牛乳を試飲しよう。普段から小岩井製品を愛飲している人こそ、その味の違いに驚くのではないだろうか。よく冷やされた牛乳はとにかく甘く風味豊か。ますます小岩井ブランドのファンになってしまいそうなほど、大満足のおいしさを感じるはずだ。また、このホールでは小岩井乳業製品も販売。チーズやクッキー、バターあめなど、新鮮な牛乳を使った商品がめじろ押しだ。お土産として外せないのは、”小岩井農場限定品”のクッキー。農場たまごとオートミールを使った「とうきび畑」や、小岩井バターとたまごにパルメザンチーズを加えた「きこりのお気に入り」など、食べ応え十分の本格派がラインアップ。朝食やワインのお供にと、自宅用として大量に購入する人も多いそう。チーズなどの要冷蔵製品については、スタッフの方によく相談してからお買い求めを。●information 小岩井乳業 小岩井工場 費用無料 見学時間10:00~15:00 休日毎週水曜日、11月上旬~4月下旬 予約不要 住所岩手県岩手郡雫石町丸谷地36-1 交通 東北自動車道盛岡 I.Cより国道46号を秋田方面へ約12km→車で約15分 JR盛岡駅前10番乗場より「小岩井農場まきば園行き」「網張温泉行き」→バスで約35分岩手を代表する有名工場2つ目は、大迫町(おおはさままち)にある「エーデルワイン」へ。早池峰山(はやちねさん)の麓、恵まれた肥沃(ひよく)な大地でたわわに実ったぶどうを高品質ワインへと醸成する工場で、岩手県産ぶどう100%のみというこだわりぶり。2012年で創業50周年を迎え、「良いワインは良いブドウから」をモットーに、岩手県人らしく実直なワイン作りを貫いている。そもそも「エーデルワイン」を知らない方も多いかもしれないが、国産ワインコンクールでは毎年のように銅賞、銀賞を受賞しており、ワイン専門誌などのメディアでも度々取り上げられている“知る人ぞ知る”ブランドなのだ。駐車場に着き、清浄な空気を胸いっぱいに吸い込んだら、早速ビン詰め・醸造・樽熟庫を備えた工場へ。ワインの本場、ヨーロッパを思わせるような洗練されたデザインのエントランスを抜け、階段を上る。2階に着くとすぐ「エーデルワイン」のこだわりやワインの歴史について書かれたパネルが目に入ってくる。また、年代を追うごとに変化していく形状のビンや、様々なデザインのコルクなど、色とりどりの実物も展示。ワインと聞けば思い浮かぶ木製樽が積まれた貯蔵庫、巨大な発酵タンクが並ぶ醸造棟など、工場見学の醍醐味をたっぷり堪能することができる。こちらは年末年始を除き、毎日10時から15時まで無料で見学可能。全てのコースを回る目安は30~40分程だろう。また事前に予約していればスタッフの方が工場内を案内してくれるので、せっかくだからちゃんと知りたいという方はぜひご利用を。ぶどうからワインに変わっていく過程を知り、ますますワインへの思いが深くなったところで、お待ちかねの試飲タイム。工場に隣接された総合案内所兼ショップ「ワインシャトー大迫」に移動し、そのおいしさを堪能しよう。このショップには受賞経験を持つ自慢の「エーデルワイン」がずらりと並ぶ。中でも人気の高い10本程のワインを自由に試飲できるのだ。入店の際には、入り口に準備された試飲用カップを取ることをお忘れなく。後は誰に気兼ねすることもなく、気になる銘柄をどんどんテイスティングしていただきたい。ドライバーや子ども、アルコールが苦手という方には、春から秋までの期間限定、ワインを使ったソフトクリームがオススメ。アルコール分を飛ばしているため安心だ。旅の締めくくりにはお土産選びといこう。通常の銘柄からワインシャトー限定商品、コルク抜きやグラスなどのグッズ、ワインによく合う地元産チーズまで幅広く扱っているため、かなり時間を要してしまうはず。女性へのお土産には梅やりんごなど、地場の果実を使用した甘口リキュールはいかがだろう。岩手県産ぶどうを使用した本格ジュースなら、お年寄りや子どもがいる家庭にも喜ばれそうだ。通の方には2,000本もの厳選銘柄が貯蔵されたワインセラーからチョイス。ワイン好きを思わず笑顔にする逸品に出会えるはずだ。また「エーデルワイン」工場周辺には、拭きガラスやステンドグラス作りを体験できる「森のくに」、濃厚なソフトクリーム、保存料無添加の飲むヨーグルトなどが味わえる「ミルク工房」があるので、大迫を訪れた際にはぜひ足を伸ばしてみよう。●information エーデルワイン工場 費用無料 見学時間10:00~15:00 休日年末年始(12月31日~1月3日) 予約不要(10人以上の場合は電話予約が必要) 住所岩手県花巻市大迫町大迫10-18-3 交通【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日北海道に次いで面積が広い岩手県には、観光客があまり知らないB級グルメが数多く隠れているのをご存じだろうか?「北上コロッケ」「遠野ジンギスカン」などは全国的にも有名だが、今回はメディアでもあまり紹介されていない隠れたB級グルメについて、盛岡エリアのタクシー運転手に緊急取材。ラーメン好きなら一度は訪れたいラーメン店、ボリューム満点の老舗食堂、そして昔ながらのコッペパン屋などなど。地元を知り尽くしたドライバーが薦めるメニューの中でも、特に人気の高かった究極グルメをこっそりご紹介しよう。まずは食堂編。一つ目は盛岡市本宮、ちょうど盛岡市アイスアリーナの斜め向かいに位置する「とんかつ熊さん」。店名の通りメーンはとんかつなのだが、ここの目玉は驚く程のボリュームを誇る「カツカレー」だ。とんかつ屋のカツカレーと聞けば、専門店ならではの豚肉の厚みや衣のサクサク感が想像され、口の中には涎(よだれ)がたまる。では驚く程というボリュームとはどういうことだろうか?これは実際にこの目で見なければと早速店舗へ向かうことにする。いかにも大衆食堂といった広い店内には、定番の「とんかつ定食」や「カニクリームコロッケ定食」を求めて訪れた地元の方がぎっしり。人気ナンバー2の「カツカレー」(1,000円)をオーダーし、待つこと約10分。出てきた皿の大きさにまず驚いた。幅30cmはあろうかという横長の皿に、茶わん4杯分程のご飯がこんもりと盛られ、カレーは皿からあふれんばかりにかけられている。ランチ気分で食べるというよりも、フードファイターのつもりで食べるのが礼儀といったボリュームだ。確かにお得感満載なのだが、問題なのは味のほう。いくら超大盛りでも、おいしくなければ意味がない。せっかくのメニューが冷めてしまうので、まずは一口食べてみた。カレー自体は割と甘めで食べやすい。これなら辛いものが苦手な人や子どもでも無理なく食べられる。しかし、特筆すべきはマイルドな辛さではない。ルーとの相性バッチリな特大のカツなのだ。サクサクな衣に肉汁が滴りそうな厚いロースが包まれており、その柔らかさもバツグンなのだ。昼時に1,000円という値段を考えるとやや高く感じるかもしれないが、このおいしさでこの量ならば迷わず選びたいメニューだろう。またお店の方に伺ったところ、「とんかつ熊さん」近くには県立美術館等の施設もあり、このエリアだけでも十分観光が楽しめるそうだ。●information店名:とんかつ熊さん 住所:岩手県盛岡市字松幅25-8営業時間:11:00~22:00定休日:1月1日~3日 ついで彼らオススメのもうひとつの食堂は、上盛岡駅近くにある「かまだ食堂」だ。多くのドライバーが行きつけの店として選ぶ隠れた名店で、昼時には店舗近くに何台ものタクシーが止まっているとか。とりわけタクシー運転手の人気を集める理由は、注文から料理が出るまでの時間が短く、昔ながらの食堂メニューが豊富なこと。気になるオススメは?と聞くと、「焼肉定食ですね」とまずはボリューム感のあるメニュー名が出た。ということは焼肉がおいしくて評判なのか、と思い調査を続行。ところがドライバーたちの意見は、この店を選びこそすれど、おのおののオススメは十人十色なのだ。ラーメン、かけそば、いなりうどんなど、同じ意見を持つものこそいても、何が一番おいしいのかということに関しては意見が割れる。ただ、どのドライバーからも、安い・早い・うまい、の共通意見が出たことは確か。気になるメニューのラインアップだが、450円から食べられるというのはとてもリーズナブルと言えそうだ。しかも、どの料理も昔ながらの飾らない味が魅力と言える。B級グルメという言葉のルーツとも呼べる店だろう。●information店名:かまだ食堂住所:岩手県盛岡市本町通3-5-26営業時間:11:30~20:30定休日:日曜日 さて、がっつり系の紹介をしたので、ここからは女性や子どもにも大人気のB級グルメといきたい。まずは岩手県民ならば誰もが知っているという「福田パン」のコッペパンだ。コッペパンと聞けば、コンビニやスーパーで市販されているもの、小学校などの給食で食べたものを想像されると思うが、ここのパンはサイズも中身もレベルが違う。長さはもとよりその幅、厚さには、初めて見た人が必ず驚く程。一人で食べるもよし、家族で分けて味比べをするもよし。この楽しみ方の豊富さも、老若男女問わず愛される理由なのだろう。そして何より大事な”中身 ”についてだが、あんバター、ピーナツ、ミルク、チョコバナナ、スイートポテトなど、ラインアップがとにかく豊富。岩手県内のスーパーなどでも購入することができるが、長田町にある本店では自分の好きな組み合わせを告げると、目の前で作ってくれる実演販売を行っているのでぜひチェックを。また、本店オリジナルとして「コンビーフ」や「カレー」、果ては「れんこんしめじ」「豚しょうがやき」などを挟めた総菜パンを販売。パンにそんな具材を?と思われるかもしれないが、これが意外と後引く味なのだ。パン自体がしっかりとした食感をもっているため、中身だけが浮くということもない。今回は取材したタクシー運転手の方のオススメ「ポテトサラダ」を購入してみたが、じゃがいもの食感とクリーミーな口当たりに大満足。これは定期的に通いたくなる味だと実感した。値段は具材によって多少上下するが、135円から250円程度。1949年の創業当時から変わらないというボリューム、バターやクリームなどを惜しみなく塗ってくれる気前のよさを考えれば、本当に良心的な金額だ。ただし、「福田パン」は固くなるのが早いため、遠方へのお土産には向かないのが難点と言えば難点。長田町本店にはイートインコーナーもあるため、できれば作り立てをその場で食べていただきたい。●information店名:福田パン住所:岩手県盛岡市長田町12-11 営業時間:7:00~17:00定休日:なし では、いよいよB級グルメの本命、タクシー運転手オススメのラーメン店をご紹介しよう。それは岩手県内に8店舗を展開する「柳家」だ。ここの名物「キムチ納豆ラーメン」(880円)こそ、地元民にこよなく愛されるソウルフードなのだとか。キムチがきいた真っ赤なスープにこんもりと盛られたもやし、そしててっぺんに落とされた生卵。見た目から食欲をそそるラーメンだが、スープを一口飲むとそのダシの深みに誰もが納得するはず。納豆というクセのある食材を使用していることから、好き嫌いが分かれやすいのではと心配してしまうところ。しかし、納豆特有の臭みはほとんど感じられず、代わりにコクを引き出してまろやかな味に仕上げているのだ。これならリピーター続出という話にも納得。この他、東安庭店の月替わりメニュー「カレーラーメン」や、フェザン店の夏季限定メニュー「冷たいキムチ納豆」など、店舗ごとに特色あるメニューを考案しているというのも面白さの一つ。ちなみに取材した運転手さんのオススメは、唯一カフェっぽい店内の「みたけ店」だそう。ゆったりと食べてみたい人はここから攻めるのもいいかもしれない。●information店名:柳家住所:岩手県盛岡市大通2-2-15営業時間:10:30~16:00 定休日:なし ここまでは比較的ディープなグルメ情報をお届けしてきたが、岩手には全国的に有名なB級グルメ「三大麺」も存在する。「冷麺」「じゃじゃ麺」「わんこそば」がそれだ。中でも「じゃじゃ麺」は地元の学校給食にも出される程愛されている料理で、最近テレビCMで女優が食べたことにより人気が爆発。CMが撮影された「白龍」本店には、多くの観光客が詰めかけているという。「じゃじゃ麺」とは、湯でたての平打ちうどんにきゅうり、ねぎ、じゃじゃ味噌という特製肉味噌を乗せたシンプル麺料理。「白龍」では自分好みで酢やしょうが、にんにく、ラー油などを加えて食べる面白さも味わえる(中:500円)。麺を食べ終えたら、皿をカウンターに出して「チータン」と一言。熱々の特製スープが入った皿が返ってくるので、自分で生卵を落としたら卵スープに早変わり。最後の一滴まで楽しむことができるのだ。ここでのポイントは、皿にどれだけ肉味噌が残っていたかでスープの濃淡が変化すること。ぜひ自分の好みの味を目指して調整してみてほしい。ほかにも、観光客に「おいしい蕎麦屋は?」と問われた際に必ず答えるという「東屋」、通が認める老舗「直利庵」など、まだまだ隠れた名店、B級グルメが存在する岩手県。観光旅行の際にはぜひタクシーに乗って、地元ならではのとっておき情報を聞き出してみてはいかがだろうか。●information店名:白龍住所:岩手県盛岡市内丸5-1営業時間:11:30~21:00定休日:日曜日【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日旅先選びに迷った時は、地元の方のオススメに従うのが得策。岩手県民が愛する地こそ、本当に美しい岩手の原風景が味わえるベストスポットのはずだからだ。そこで今回、盛岡駅前にて緊急アンケート「好きな絶景スポット」を実施。中でも人気だった厳選スポットをベスト5としてご紹介する。栄えある第一位は、日本三大鍾乳洞に数えられ、国の天然記念物にも指定されている「龍泉洞」。現在分かっている長さだけで3,100m以上、全容に至ってはなんと5,000m以上に達するとまで推定される巨大な鍾乳洞だ。洞内ではこんこんと湧き出る清水が数カ所にわたって地底湖をつくり、第3地底湖は水深98m、未公開の第4地底湖に至っては120mと日本一の深さを記録。その透明度は世界有数の高さを誇り、イタリアの名所”青の洞窟”を思わせるような、澄みきった深い青が疲れた心と目を癒やしてくれる。また、天井からツララのように垂れ下がる鍾乳石、地底から突き上げるように成長した無数の石筍(せきじゅん)の間に設置された見学コースを進んで行くと、夏場でも肌寒いほど冷えた空気に包まれる。これは洞窟自体が洞内の温度を一年中ほぼ一定に保っているためで、真夏に訪れる観光客が多い理由の一つとなっている。洞窟入り口近くに備えられた水飲み場では、「龍泉洞の水」を飲むこともでき、暑さの厳しい日には行列ができるほどだとか。自然の驚異をわれわれに教えてくれる「龍泉洞」。岩手県民が選んだ一番の絶景スポットは、一瞬で幻想的な世界へと誘ってくれる神秘の洞窟だった。●information名称:龍泉洞住所:岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字神成1-1交通:盛岡駅前バス乗り場1番線「龍泉洞前行」、龍泉洞前下車 気になる第2位は、砂鉄川が長い年月をかけ石灰岩を浸食しながらつくりあげた渓谷「猊鼻渓」。大正14年に国の史跡名勝天然記念物となり、岩手県第一号の名勝指定地として歴史を刻んできた。日本百景の一つでもある「猊鼻渓」は50mを超える断崖が両岸にそびえ、約2kmに渡る静かな流れを舟下りで楽しむ観光スポット。手こぎ舟では船頭が「げいび追分」を歌い、季節ごとに咲き乱れる花々をゆったりと鑑賞できる。中でも地元の方が強く薦める季節は春。鮮やかな藤の花が断崖を紫に染め、まぶしいほどの新緑と垂れ下がる花房の競演に思わず感嘆の声が漏れるほどだとか。12月から2月にかけての冬期は風流なこたつ舟で運航。名物の木流し鍋を食べながら、雪景色の渓流を眺めるという本物のぜいたくを味わえる。ちなみにこの鍋、豚肉と鶏肉のほかに、うさぎの肉も使った郷土料理。昔、周辺のきこりが食べたことから名づけられたという。地元の方に聞くと、三好ケ丘の対岸にある湧き水も大事なチェックポイントだそう。どんな干ばつの際にも枯れたことがないという清水で「少飛泉(しょうひせん)」と呼ばれ、舟下りの船頭さんたちからは「一杯飲めば3年若返る」と言われているとか。さらにこの三好ケ丘奥の猊鼻岩近くでは「うん玉」が販売されており、それぞれ「福」「緑」「寿」「愛」「願」「運」「忠」と書かれた玉に願いを込め、川の対岸にある巨岩の穴に向けて投げるのが男女問わず人気のパワースポットになっている。●information名称:猊鼻渓住所:岩手県一関市東山町長坂字町467交通:JR一ノ関駅乗り換えJR大船渡線・猊鼻渓駅下車徒歩5分第3位は、国の名勝天然記念物に指定されている「厳美渓」。須川岳の栗駒山(くりこまやま)から流れる磐井(いわい)川の中流にあり、自然の力が生み出した様々な形状の岩を鑑賞できる日本百景の一つだ。両側の荒々しい岩肌は須川岳の火山活動により形成されたといわれ、川床には小石が水流によってつくり上げた無数の甌穴(おうけつ)を持ち、美しさだけではなく非常に珍しい渓谷である。その美しさは、伊達政宗が「松島と厳美がわが領地の二大景勝地なり」と周囲に自慢したほどとか。近くに茶室を建て、桜を植えるなどしてこの地を愛したといわれている。散策を終え休憩所へ行くと、目に入るのは渓流の対岸まで張られたロープとそれに下がる籠。代金を入れ木づちを鳴らすと、この籠がするすると引っ張られて対岸へ昇っていき、だんごとお茶を乗せ返ってくる。これが岩手県民イチオシの厳美渓名物「郭公だんご」だ。味はあん団子、ごま団子、みたらし団子の3種類。散策で疲れた骨休めにちょうどいい。お茶が一滴もこぼれずに降りてくる熟練の技もここならではの必見ポイント、ぜひ一度ご覧あれ。●information名称:厳美渓住所:岩手県一関市厳美町字滝の上地内交通:一ノ関駅西口前バス乗り場7番線厳美渓線にて「厳美渓」下車羊やポニーなどの動物とふれ合える小岩井農場から、「一本桜」が4位にランクイン。もともと桜の名所でもある小岩井農場だが、その広大な牧草地の中に1本そびえる大きな桜の木こそ、岩手の春を象徴する県民イチオシのスポット。堂々と枝を広げるエドヒガンは推定樹齢約100年の巨木で、残雪の岩手山を背景に眺める景色はまさに絶景。訪れた人に生命の息吹と力強さを感じさせてくれる「一本桜」、春に岩手を訪れる予定の方は必ず旅行コースに組み込んでいただきたい。●information名称:小岩井農場住所:岩手県岩手郡雫石町丸谷地36-1交通:盛岡駅前バス乗り場10番線「小岩井農場まきば園行き」または「網張温泉行き」、小岩井農場まきば園下車 岩手県民が選んだ絶景スポット第5位は、東北三大城跡の一つとしても知られる盛岡城跡・岩手公園。北上川、雫石川、中津川を自然の壕に利用し、かつては不来方城(こずかたじょう)と呼ばれていた平城だ。春は咲き誇る桜を愛(め)で、夏は生い茂る緑の木陰で涼み、秋には燃えるような紅葉のじゅうたんを踏みしめ、冬は真白い雪に覆われた石垣を眺めながら散策。盛岡の四季を五感で堪能できる名所だ。また川に面したエリアには南部鉄器製のベンチや街路灯が設置され、歴史の街・盛岡らしい風景を拝むことができる。●information名称:岩手公園住所:岩手県盛岡市内丸1-37交通:盛岡駅前バス乗り場6番線「盛岡バスセンター行」、内丸下車。またはでんでんむし号・盛岡城跡公園前下車。盛岡駅から徒歩15分 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日旅先選びに迷った時は、地元の方のオススメに従うのが得策。岩手県民が愛する地こそ、本当に美しい岩手の原風景が味わえるベストスポットのはずだからだ。そこで今回、盛岡駅前にて緊急アンケート「好きな絶景スポット」を実施。中でも人気だった厳選スポットをベスト5としてご紹介する。栄えある第一位は、日本三大鍾乳洞に数えられ、国の天然記念物にも指定されている「龍泉洞」。現在分かっている長さだけで3,100m以上、全容に至ってはなんと5,000m以上に達するとまで推定される巨大な鍾乳洞だ。洞内ではこんこんと湧き出る清水が数カ所にわたって地底湖をつくり、第3地底湖は水深98m、未公開の第4地底湖に至っては120mと日本一の深さを記録。その透明度は世界有数の高さを誇り、イタリアの名所”青の洞窟”を思わせるような、澄みきった深い青が疲れた心と目を癒やしてくれる。また、天井からツララのように垂れ下がる鍾乳石、地底から突き上げるように成長した無数の石筍(せきじゅん)の間に設置された見学コースを進んで行くと、夏場でも肌寒いほど冷えた空気に包まれる。これは洞窟自体が洞内の温度を一年中ほぼ一定に保っているためで、真夏に訪れる観光客が多い理由の一つとなっている。洞窟入り口近くに備えられた水飲み場では、「龍泉洞の水」を飲むこともでき、暑さの厳しい日には行列ができるほどだとか。自然の驚異をわれわれに教えてくれる「龍泉洞」。岩手県民が選んだ一番の絶景スポットは、一瞬で幻想的な世界へと誘ってくれる神秘の洞窟だった。●information名称:龍泉洞住所:岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字神成1-1交通:盛岡駅前バス乗り場1番線「龍泉洞前行」、龍泉洞前下車 気になる第2位は、砂鉄川が長い年月をかけ石灰岩を浸食しながらつくりあげた渓谷「猊鼻渓」。大正14年に国の史跡名勝天然記念物となり、岩手県第一号の名勝指定地として歴史を刻んできた。日本百景の一つでもある「猊鼻渓」は50mを超える断崖が両岸にそびえ、約2kmに渡る静かな流れを舟下りで楽しむ観光スポット。手こぎ舟では船頭が「げいび追分」を歌い、季節ごとに咲き乱れる花々をゆったりと鑑賞できる。中でも地元の方が強く薦める季節は春。鮮やかな藤の花が断崖を紫に染め、まぶしいほどの新緑と垂れ下がる花房の競演に思わず感嘆の声が漏れるほどだとか。12月から2月にかけての冬期は風流なこたつ舟で運航。名物の木流し鍋を食べながら、雪景色の渓流を眺めるという本物のぜいたくを味わえる。ちなみにこの鍋、豚肉と鶏肉のほかに、うさぎの肉も使った郷土料理。昔、周辺のきこりが食べたことから名づけられたという。地元の方に聞くと、三好ケ丘の対岸にある湧き水も大事なチェックポイントだそう。どんな干ばつの際にも枯れたことがないという清水で「少飛泉(しょうひせん)」と呼ばれ、舟下りの船頭さんたちからは「一杯飲めば3年若返る」と言われているとか。さらにこの三好ケ丘奥の猊鼻岩近くでは「うん玉」が販売されており、それぞれ「福」「緑」「寿」「愛」「願」「運」「忠」と書かれた玉に願いを込め、川の対岸にある巨岩の穴に向けて投げるのが男女問わず人気のパワースポットになっている。●information名称:猊鼻渓住所:岩手県一関市東山町長坂字町467交通:JR一ノ関駅乗り換えJR大船渡線・猊鼻渓駅下車徒歩5分第3位は、国の名勝天然記念物に指定されている「厳美渓」。須川岳の栗駒山(くりこまやま)から流れる磐井(いわい)川の中流にあり、自然の力が生み出した様々な形状の岩を鑑賞できる日本百景の一つだ。両側の荒々しい岩肌は須川岳の火山活動により形成されたといわれ、川床には小石が水流によってつくり上げた無数の甌穴(おうけつ)を持ち、美しさだけではなく非常に珍しい渓谷である。その美しさは、伊達政宗が「松島と厳美がわが領地の二大景勝地なり」と周囲に自慢したほどとか。近くに茶室を建て、桜を植えるなどしてこの地を愛したといわれている。散策を終え休憩所へ行くと、目に入るのは渓流の対岸まで張られたロープとそれに下がる籠。代金を入れ木づちを鳴らすと、この籠がするすると引っ張られて対岸へ昇っていき、だんごとお茶を乗せ返ってくる。これが岩手県民イチオシの厳美渓名物「郭公だんご」だ。味はあん団子、ごま団子、みたらし団子の3種類。散策で疲れた骨休めにちょうどいい。お茶が一滴もこぼれずに降りてくる熟練の技もここならではの必見ポイント、ぜひ一度ご覧あれ。●information名称:厳美渓住所:岩手県一関市厳美町字滝の上地内交通:一ノ関駅西口前バス乗り場7番線厳美渓線にて「厳美渓」下車羊やポニーなどの動物とふれ合える小岩井農場から、「一本桜」が4位にランクイン。もともと桜の名所でもある小岩井農場だが、その広大な牧草地の中に1本そびえる大きな桜の木こそ、岩手の春を象徴する県民イチオシのスポット。堂々と枝を広げるエドヒガンは推定樹齢約100年の巨木で、残雪の岩手山を背景に眺める景色はまさに絶景。訪れた人に生命の息吹と力強さを感じさせてくれる「一本桜」、春に岩手を訪れる予定の方は必ず旅行コースに組み込んでいただきたい。●information名称:小岩井農場住所:岩手県岩手郡雫石町丸谷地36-1交通:盛岡駅前バス乗り場10番線「小岩井農場まきば園行き」または「網張温泉行き」、小岩井農場まきば園下車 岩手県民が選んだ絶景スポット第5位は、東北三大城跡の一つとしても知られる盛岡城跡・岩手公園。北上川、雫石川、中津川を自然の壕に利用し、かつては不来方城(こずかたじょう)と呼ばれていた平城だ。春は咲き誇る桜を愛(め)で、夏は生い茂る緑の木陰で涼み、秋には燃えるような紅葉のじゅうたんを踏みしめ、冬は真白い雪に覆われた石垣を眺めながら散策。盛岡の四季を五感で堪能できる名所だ。また川に面したエリアには南部鉄器製のベンチや街路灯が設置され、歴史の街・盛岡らしい風景を拝むことができる。●information名称:岩手公園住所:岩手県盛岡市内丸1-37交通:盛岡駅前バス乗り場6番線「盛岡バスセンター行」、内丸下車。またはでんでんむし号・盛岡城跡公園前下車。盛岡駅から徒歩15分 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月17日北海道に次いで面積が広い岩手県には、観光客があまり知らないB級グルメが数多く隠れているのをご存じだろうか?「北上コロッケ」「遠野ジンギスカン」などは全国的にも有名だが、今回はメディアでもあまり紹介されていない隠れたB級グルメについて、盛岡エリアのタクシー運転手に緊急取材。ラーメン好きなら一度は訪れたいラーメン店、ボリューム満点の老舗食堂、そして昔ながらのコッペパン屋などなど。地元を知り尽くしたドライバーが薦めるメニューの中でも、特に人気の高かった究極グルメをこっそりご紹介しよう。まずは食堂編。一つ目は盛岡市本宮、ちょうど盛岡市アイスアリーナの斜め向かいに位置する「とんかつ熊さん」。店名の通りメーンはとんかつなのだが、ここの目玉は驚く程のボリュームを誇る「カツカレー」だ。とんかつ屋のカツカレーと聞けば、専門店ならではの豚肉の厚みや衣のサクサク感が想像され、口の中には涎(よだれ)がたまる。では驚く程というボリュームとはどういうことだろうか?これは実際にこの目で見なければと早速店舗へ向かうことにする。いかにも大衆食堂といった広い店内には、定番の「とんかつ定食」や「カニクリームコロッケ定食」を求めて訪れた地元の方がぎっしり。人気ナンバー2の「カツカレー」(1,000円)をオーダーし、待つこと約10分。出てきた皿の大きさにまず驚いた。幅30cmはあろうかという横長の皿に、茶わん4杯分程のご飯がこんもりと盛られ、カレーは皿からあふれんばかりにかけられている。ランチ気分で食べるというよりも、フードファイターのつもりで食べるのが礼儀といったボリュームだ。確かにお得感満載なのだが、問題なのは味のほう。いくら超大盛りでも、おいしくなければ意味がない。せっかくのメニューが冷めてしまうので、まずは一口食べてみた。カレー自体は割と甘めで食べやすい。これなら辛いものが苦手な人や子どもでも無理なく食べられる。しかし、特筆すべきはマイルドな辛さではない。ルーとの相性バッチリな特大のカツなのだ。サクサクな衣に肉汁が滴りそうな厚いロースが包まれており、その柔らかさもバツグンなのだ。昼時に1,000円という値段を考えるとやや高く感じるかもしれないが、このおいしさでこの量ならば迷わず選びたいメニューだろう。またお店の方に伺ったところ、「とんかつ熊さん」近くには県立美術館等の施設もあり、このエリアだけでも十分観光が楽しめるそうだ。●information店名:とんかつ熊さん 住所:岩手県盛岡市字松幅25-8営業時間:11:00~22:00定休日:1月1日~3日 ついで彼らオススメのもうひとつの食堂は、上盛岡駅近くにある「かまだ食堂」だ。多くのドライバーが行きつけの店として選ぶ隠れた名店で、昼時には店舗近くに何台ものタクシーが止まっているとか。とりわけタクシー運転手の人気を集める理由は、注文から料理が出るまでの時間が短く、昔ながらの食堂メニューが豊富なこと。気になるオススメは?と聞くと、「焼肉定食ですね」とまずはボリューム感のあるメニュー名が出た。ということは焼肉がおいしくて評判なのか、と思い調査を続行。ところがドライバーたちの意見は、この店を選びこそすれど、おのおののオススメは十人十色なのだ。ラーメン、かけそば、いなりうどんなど、同じ意見を持つものこそいても、何が一番おいしいのかということに関しては意見が割れる。ただ、どのドライバーからも、安い・早い・うまい、の共通意見が出たことは確か。気になるメニューのラインアップだが、450円から食べられるというのはとてもリーズナブルと言えそうだ。しかも、どの料理も昔ながらの飾らない味が魅力と言える。B級グルメという言葉のルーツとも呼べる店だろう。●information店名:かまだ食堂住所:岩手県盛岡市本町通3-5-26営業時間:11:30~20:30定休日:日曜日 さて、がっつり系の紹介をしたので、ここからは女性や子どもにも大人気のB級グルメといきたい。まずは岩手県民ならば誰もが知っているという「福田パン」のコッペパンだ。コッペパンと聞けば、コンビニやスーパーで市販されているもの、小学校などの給食で食べたものを想像されると思うが、ここのパンはサイズも中身もレベルが違う。長さはもとよりその幅、厚さには、初めて見た人が必ず驚く程。一人で食べるもよし、家族で分けて味比べをするもよし。この楽しみ方の豊富さも、老若男女問わず愛される理由なのだろう。そして何より大事な”中身 ”についてだが、あんバター、ピーナツ、ミルク、チョコバナナ、スイートポテトなど、ラインアップがとにかく豊富。岩手県内のスーパーなどでも購入することができるが、長田町にある本店では自分の好きな組み合わせを告げると、目の前で作ってくれる実演販売を行っているのでぜひチェックを。また、本店オリジナルとして「コンビーフ」や「カレー」、果ては「れんこんしめじ」「豚しょうがやき」などを挟めた総菜パンを販売。パンにそんな具材を?と思われるかもしれないが、これが意外と後引く味なのだ。パン自体がしっかりとした食感をもっているため、中身だけが浮くということもない。今回は取材したタクシー運転手の方のオススメ「ポテトサラダ」を購入してみたが、じゃがいもの食感とクリーミーな口当たりに大満足。これは定期的に通いたくなる味だと実感した。値段は具材によって多少上下するが、135円から250円程度。1949年の創業当時から変わらないというボリューム、バターやクリームなどを惜しみなく塗ってくれる気前のよさを考えれば、本当に良心的な金額だ。ただし、「福田パン」は固くなるのが早いため、遠方へのお土産には向かないのが難点と言えば難点。長田町本店にはイートインコーナーもあるため、できれば作り立てをその場で食べていただきたい。●information店名:福田パン住所:岩手県盛岡市長田町12-11 営業時間:7:00~17:00定休日:なし では、いよいよB級グルメの本命、タクシー運転手オススメのラーメン店をご紹介しよう。それは岩手県内に8店舗を展開する「柳家」だ。ここの名物「キムチ納豆ラーメン」(880円)こそ、地元民にこよなく愛されるソウルフードなのだとか。キムチがきいた真っ赤なスープにこんもりと盛られたもやし、そしててっぺんに落とされた生卵。見た目から食欲をそそるラーメンだが、スープを一口飲むとそのダシの深みに誰もが納得するはず。納豆というクセのある食材を使用していることから、好き嫌いが分かれやすいのではと心配してしまうところ。しかし、納豆特有の臭みはほとんど感じられず、代わりにコクを引き出してまろやかな味に仕上げているのだ。これならリピーター続出という話にも納得。この他、東安庭店の月替わりメニュー「カレーラーメン」や、フェザン店の夏季限定メニュー「冷たいキムチ納豆」など、店舗ごとに特色あるメニューを考案しているというのも面白さの一つ。ちなみに取材した運転手さんのオススメは、唯一カフェっぽい店内の「みたけ店」だそう。ゆったりと食べてみたい人はここから攻めるのもいいかもしれない。●information店名:柳家住所:岩手県盛岡市大通2-2-15営業時間:10:30~16:00 定休日:なし ここまでは比較的ディープなグルメ情報をお届けしてきたが、岩手には全国的に有名なB級グルメ「三大麺」も存在する。「冷麺」「じゃじゃ麺」「わんこそば」がそれだ。中でも「じゃじゃ麺」は地元の学校給食にも出される程愛されている料理で、最近テレビCMで女優が食べたことにより人気が爆発。CMが撮影された「白龍」本店には、多くの観光客が詰めかけているという。「じゃじゃ麺」とは、湯でたての平打ちうどんにきゅうり、ねぎ、じゃじゃ味噌という特製肉味噌を乗せたシンプル麺料理。「白龍」では自分好みで酢やしょうが、にんにく、ラー油などを加えて食べる面白さも味わえる(中:500円)。麺を食べ終えたら、皿をカウンターに出して「チータン」と一言。熱々の特製スープが入った皿が返ってくるので、自分で生卵を落としたら卵スープに早変わり。最後の一滴まで楽しむことができるのだ。ここでのポイントは、皿にどれだけ肉味噌が残っていたかでスープの濃淡が変化すること。ぜひ自分の好みの味を目指して調整してみてほしい。ほかにも、観光客に「おいしい蕎麦屋は?」と問われた際に必ず答えるという「東屋」、通が認める老舗「直利庵」など、まだまだ隠れた名店、B級グルメが存在する岩手県。観光旅行の際にはぜひタクシーに乗って、地元ならではのとっておき情報を聞き出してみてはいかがだろうか。●information店名:白龍住所:岩手県盛岡市内丸5-1営業時間:11:30~21:00定休日:日曜日【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月16日いつも何気なく口にしている食べ物が一体どのように作られているのか。その製造過程をのぞき、作りたてのおいしさに出会える工場見学が今、大ブームだ。そして東北・岩手といえば、全国的に有名な食品メーカーの主要工場が数多く建っている県でもあり、工場見学を目的に訪れる人も少なくない。そこで今回は、岩手旅行のプランニングで「どこから回ろう?」と悩んでしまう方におススメする、見学大歓迎の工場を2つご紹介。他の観光地と合わせて訪れたい厳選スポットだ。岩手と言えばその広大な大地、雄大な自然に育まれた乳製品を思い浮かべる方が多いのではないだろうか。中でも有名なのは、盛岡駅から車で20分程、雫石町(しずくいしちょう)にある「小岩井農場」。牛の乳搾りやポニー乗馬など、子どもにとって貴重な経験ができる場としても人気の観光地だ。その「小岩井農場」からさらに奥へと5分程走ると、この度ご紹介する「小岩井乳業 小岩井工場」が見えてくる。この工場では「小岩井農場」で育てた牛の乳を使って牛乳やバターなどの製品を製造しており、見学料はもちろん無料。冬期および毎週水曜日の休みを除き、10時から15時までの間、自由に見学することができる。工場見学の前にぜひお試しいただきたいことがある。それはカメラで周囲の自然を撮影することだ。雫石エリアはもともと空の青、森の緑がまぶしい山林地域だが、本工場は宮沢賢治の物語にも登場する「狼森(おいがもり)」を臨む最高のロケーションに位置する。木々の生い茂る大自然の中にある駐車場に着いた時点で、早くも「来てよかった」と感じるはずだ。この美しさをぜひ写真に収めて持ち帰っていただきたい。また、工場の外観も絶好の被写体。赤い屋根がいかにも酪農工場らしく、ここが日本であることを忘れそうになるほど、のびのびとした気分が味わえる。納得がいくまで写真を撮ったら、早速エントランスへ。ここでは自分のペースでゆっくり見学するスタイルをとっているため、記名のみですぐに入ることができる。レンガ造りの階段を上ったら、広いホールを抜けて製造ラインを見学する。残念ながら、製造ラインは撮影禁止。マナーはしっかり守りたい。その分、乳製品の製造過程について詳しく説明されたパネルを熟読しよう。通路の反対側ではこの日一番のお目当て、牛乳のパック詰め過程やバターの製造・充?(じゅうてん)行程をガラス越しに見ることができる。より深く学びたい方は、通路に設置されたテレビで流れているVTRをチェック。案内スタッフがいないことに物足りなさを感じるかもしれないが、あっさり見るだけでいいという方も、機械の動作一つひとつをじっくり見たいという方も、好きな時間配分で見学できるのが「小岩井工場」のいいところなのだ。ただし、本工場で見学できるのは全行程の一部のみ。1本の見学用通路を往復するだけになってしまうため、どんなにゆっくり見学しても30分程で満足できるコースでもある。いつも飲んでいる牛乳がどうやって作られているのか勉強したら、先ほどのホールに戻って出来たて牛乳を試飲しよう。普段から小岩井製品を愛飲している人こそ、その味の違いに驚くのではないだろうか。よく冷やされた牛乳はとにかく甘く風味豊か。ますます小岩井ブランドのファンになってしまいそうなほど、大満足のおいしさを感じるはずだ。また、このホールでは小岩井乳業製品も販売。チーズやクッキー、バターあめなど、新鮮な牛乳を使った商品がめじろ押しだ。お土産として外せないのは、”小岩井農場限定品”のクッキー。農場たまごとオートミールを使った「とうきび畑」や、小岩井バターとたまごにパルメザンチーズを加えた「きこりのお気に入り」など、食べ応え十分の本格派がラインアップ。朝食やワインのお供にと、自宅用として大量に購入する人も多いそう。チーズなどの要冷蔵製品については、スタッフの方によく相談してからお買い求めを。●information 小岩井乳業 小岩井工場 費用無料 見学時間10:00~15:00 休日毎週水曜日、11月上旬~4月下旬 予約不要 住所岩手県岩手郡雫石町丸谷地36-1 交通 東北自動車道盛岡 I.Cより国道46号を秋田方面へ約12km→車で約15分 JR盛岡駅前10番乗場より「小岩井農場まきば園行き」「網張温泉行き」→バスで約35分岩手を代表する有名工場2つ目は、大迫町(おおはさままち)にある「エーデルワイン」へ。早池峰山(はやちねさん)の麓、恵まれた肥沃(ひよく)な大地でたわわに実ったぶどうを高品質ワインへと醸成する工場で、岩手県産ぶどう100%のみというこだわりぶり。2012年で創業50周年を迎え、「良いワインは良いブドウから」をモットーに、岩手県人らしく実直なワイン作りを貫いている。そもそも「エーデルワイン」を知らない方も多いかもしれないが、国産ワインコンクールでは毎年のように銅賞、銀賞を受賞しており、ワイン専門誌などのメディアでも度々取り上げられている“知る人ぞ知る”ブランドなのだ。駐車場に着き、清浄な空気を胸いっぱいに吸い込んだら、早速ビン詰め・醸造・樽熟庫を備えた工場へ。ワインの本場、ヨーロッパを思わせるような洗練されたデザインのエントランスを抜け、階段を上る。2階に着くとすぐ「エーデルワイン」のこだわりやワインの歴史について書かれたパネルが目に入ってくる。また、年代を追うごとに変化していく形状のビンや、様々なデザインのコルクなど、色とりどりの実物も展示。ワインと聞けば思い浮かぶ木製樽が積まれた貯蔵庫、巨大な発酵タンクが並ぶ醸造棟など、工場見学の醍醐味をたっぷり堪能することができる。こちらは年末年始を除き、毎日10時から15時まで無料で見学可能。全てのコースを回る目安は30~40分程だろう。また事前に予約していればスタッフの方が工場内を案内してくれるので、せっかくだからちゃんと知りたいという方はぜひご利用を。ぶどうからワインに変わっていく過程を知り、ますますワインへの思いが深くなったところで、お待ちかねの試飲タイム。工場に隣接された総合案内所兼ショップ「ワインシャトー大迫」に移動し、そのおいしさを堪能しよう。このショップには受賞経験を持つ自慢の「エーデルワイン」がずらりと並ぶ。中でも人気の高い10本程のワインを自由に試飲できるのだ。入店の際には、入り口に準備された試飲用カップを取ることをお忘れなく。後は誰に気兼ねすることもなく、気になる銘柄をどんどんテイスティングしていただきたい。ドライバーや子ども、アルコールが苦手という方には、春から秋までの期間限定、ワインを使ったソフトクリームがオススメ。アルコール分を飛ばしているため安心だ。旅の締めくくりにはお土産選びといこう。通常の銘柄からワインシャトー限定商品、コルク抜きやグラスなどのグッズ、ワインによく合う地元産チーズまで幅広く扱っているため、かなり時間を要してしまうはず。女性へのお土産には梅やりんごなど、地場の果実を使用した甘口リキュールはいかがだろう。岩手県産ぶどうを使用した本格ジュースなら、お年寄りや子どもがいる家庭にも喜ばれそうだ。通の方には2,000本もの厳選銘柄が貯蔵されたワインセラーからチョイス。ワイン好きを思わず笑顔にする逸品に出会えるはずだ。また「エーデルワイン」工場周辺には、拭きガラスやステンドグラス作りを体験できる「森のくに」、濃厚なソフトクリーム、保存料無添加の飲むヨーグルトなどが味わえる「ミルク工房」があるので、大迫を訪れた際にはぜひ足を伸ばしてみよう。●information エーデルワイン工場 費用無料 見学時間10:00~15:00 休日年末年始(12月31日~1月3日) 予約不要(10人以上の場合は電話予約が必要) 住所岩手県花巻市大迫町大迫10-18-3 交通【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月16日三井住友海上プライマリー生命は13日、岩手銀行において円建終身移行特約付通貨選択利率更改型終身保険『しあわせ、ずっと』の販売を開始した。「しあわせ、ずっと」とは、日本円よりも比較的高い利率で運用できる「外貨建て運用」の終身保険に、円建てで運用資産を自動確保する「円建て資産自動確保」機能を組み合わせた終身保険で、2012年2月時点の同社の調べによると業界初とのこと。この組み合わせにより、目標値を設定することで外貨建て運用の最大の不安要素である「為替の変動」のタイミングを捉えて、期待した円建て資産を確保し、終身保険の目的である「資産を確実に遺す」ことが可能となるという。また、円建終身へ移行し、かつ契約日から3年経過以後であれば、「年金移行特約」を付加することで契約の全てを将来の死亡保障に変えて、年金で受け取ることも可能。顧客の資産を運用(ふやす)し、相続(のこす)だけではなく、年金として自分のために使うニーズにも応えることができる商品としている。同商品は告知なしで入れる終身保険なので、健康状態に不安のある人や年齢的に終身保険は難しいと考えている人、さらに申込金額を100万円からとすることで広い世代の人でも申し込みができるようになっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月14日岩手県宮古市で浄土ヶ浜サマーフェルティバルが開催される。震災で中断されていたが、がれきの撤去も終えて再スタートだ。岩手県宮古市の浄土ヶ浜サマーフェスティバルの開催日時は8月5日(日)10:00から。昨年は東日本大震災の影響で中断したが、今年は7月21日の浄土ヶ浜海開きに伴い復活を遂げ、2年ぶりに開催される。イベントのメイン会場となる浄土ヶ浜レストハウスは震災により被害を受けていたが改修工事を経て完成、営業を再開した。イベント内容は10:00から子ども浴衣コンテスト、11:15からみやさと奏ステージ、12:00からMDSダンスステージ、12:30から金澤未咲ステージと続き、12:30からビーチサンダル飛ばし大会、13:00から餅まき、13:15から小田代直子ステージ、14:00から爆笑ジャンボ竹竿スイカ割大会が行われる。また、シーカヤックの試乗会もあり、無料で体験できる。時間は10:00から12:00、13:00から15:00の2回。さらに10:00から15:00までレストハウス芝生前で「浮き輪を投げて商品をゲット」が開催。体験型イベントも盛りだくさんだ。浄土ヶ浜の入江を利用した海水浴場は、陸中海岸国立公園に含まれており、環境庁認定の「日本快水浴場100選」、岩手県指定名勝の第一号、今年1月には国指定名勝にも指定されている有数の景勝地だ。東日本大震災の被害も、現在はがれきの撤去も終わり、景観を取り戻している。また、浄土ヶ浜の前に広がる宮古湾は幕末における「宮古湾海戦」の舞台となった場所としても知られる。明治2年3月、宮古湾に停泊していた新政府軍の艦隊に、新選組で知られる土方歳三らに率いられた旧幕府軍の艦隊が接舷、乗り移って攻撃をしかけるが失敗に終わった場所である。失敗だったとはいえ、その時攻撃を受けた新政府軍の若手砲術士官だった東郷平八郎は、土方らの戦いを後年まで忘れず、日本海海戦の指揮に生かしたと言われている。アクセス JR宮古駅から奥浄土ヶ浜行バスで20分、バス停奥浄土ヶ浜下車すぐ JR宮古駅から車で約10分、浄土ヶ浜第1~3駐車場から徒歩10~15分 東北自動車道盛岡南ICから車で120分、浄土ヶ浜第1~3駐車場から徒歩10~15分 当日は浄土ヶ浜第一駐車場から無料のシャトルバスが15分間隔で運行される 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月03日岩手県雫石町の小岩井農場「まきば園」は、8月19日(日)まで、「まきばの夏休み」と題して、同園を思い切り楽しめるさまざまなイベントを開催する。120年にわたり農林畜産業を守り続けてきた小岩井農場が、一般に開放している観光牧場が「まきば園」だ。乳製品の生産現場をガイドと一緒にバスでめぐるツアーや、子どもが遊べる遊具やアスレチックが充実し、大人も子どもも一日中楽しめる人気の観光スポットだ。そんな「まきば園」の夏ならではのイベント、アトラクションを体験できるのが「まきばの夏休み」だ。●トラクターバス「100年杉コース」特別運行 散策イベント開催時を除いて通常非公開の「100年杉林道」をトラクターバスが8月19日(日)まで特別に運行する。一世紀も前に植林され、小岩井農場を見守り続けてきた100年杉。途中でトラクターバスを降り、酪農と並び小岩井農場を支えてきた林業について、ガイドが紹介する。出発時間は、(1)10時00分(2)11時00分(3)13時00分(4)14時00分(5)15時00分(所要時間は約40分)。料金は大人800円、子供200円(未就学児は大人の方同伴要)●トラクターパレード 小岩井農場の牧草地などで大活躍しているトラクターが「まきば園」に集合。先導車は1930年代に活躍し、昨年に走行できるまでに復元された「ファモールレギュラー」。重機マニアはもちろん働く車好き必見のパレード。開催日時は8月14日(火)~16日(木)11時00分~。●ひまわり迷路 例年8月上旬に見ごろになるひまわり。小岩井農場資料館西側に1ヘクタール弱のひまわり迷路が登場する。●夏の木工教室 小岩井農場の木材を使った木工教室。小岩井農場資料館内で8月19日(日)まで毎日開催。●IAT岩手朝日テレビ主催「ゴエティーキャラバン」 農場資料館西側イベント会場に、IAT(岩手朝日テレビ)の人気キャラクター「ゴエティー」が登場するイベント。ゴエティーのぬいぐるみやストラップがもらえる「じゃんけん大会」や、ゴエティーと一緒に写真が撮れる撮影会などが催される。開催日時は8月4日(土)10時00分~15時00分。参加無料。●スターウォッチング 天の川や夏の星座、土星などを大型望遠鏡で観察。8月1日(水)~11日(土)まで開催(晴天時のみ)。受付時間は18時30分~20時30分、開催時間は19時00分~21時00分。料金は大人500円、小学生300円。なお、12日(日)は特別版「ペルセウス座流星群観察会」となり、開催時間を22時00分まで1時間延長。この日にピークを迎える流星群などの大型望遠鏡での観察が予定されている。なお、「まきばの夏休み」期間中、収穫体験「まきばで野菜を収穫してみよう!」も開催される。まきば園に隣接した畑で、じゃがいもを収穫できる。参加費は1人、1カゴ500円だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月01日雑穀の啓発、研究などを行っている日本雑穀協会は、岩手県オリジナル品種である「半もちひえ」のブレンド雑穀3種を発売。同商品は、JAいわて花巻の関連会社であるプロ農夢花巻と、雑穀のスペシャリストである雑穀アドバイザーおよび雑穀クリエイターとのコラボレーション企画により生まれた。今回は、赤米などを含む「食べやすい雑穀ごはん~小粒プラス~(参考価格515円)」、アマランサスなどを含む「花咲かじいさん(参考価格585円)」、ハトムギなどを含む「わたしキ・レ・イの美かた(参考価格625円)」の3つがラインアップされた。また、同商品を取り扱う店舗も募集中。取引や商品に関する問い合わせは、製造・開発元のプロ農夢花巻が対応するとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月24日青森県観光物産館アスパムでは東北新幹線開業30周年を記念して、6月23日から7月22日までの間、「美四季・青い森」と題したイルミネーションを展示。訪れた人々を楽しませている。東北新幹線開業30周年を記念したイルミネーションは「美四季・青い森~utsukushiki~」と題されたもので、青森県観光物産館アスパムの2階、市町村ホールで幻想的な雰囲気を作り出している。市町村ホールは、窓から青い海公園を臨むことができる癒しのスペース。青森県内の市町村や温泉を紹介するコーナー、世界遺産である白神山地の写真パネルなどが展示されている。ねぶた祭の囃子の講習会が開かれているのも、2階のこの市町村ホールだ。そのスペースで約7万個のLED電球とライトアップ機器を駆使し、豊かで自然に恵まれた青森の四季を表したイルミネーションを作り出した。春は桜や菜の花、夏は白神山地のマザーツリーや奥入瀬渓流と木々、秋はりんごの実り、冬は樹氷。そしていつの季節も澄んだ夜空に瞬く星。7月7日から22日までの期間は七夕にちなんだ特別企画として、さらに白色LED5,000個を追加。輝く「天の川」を再現し、折姫と彦星の出会いを祝福している。2階フロアではほかにもさまざまなイベントが行われる。「東北新幹線開業30周年記念パネルコーナー」では、東北新幹線開業からはじまり、昨年7月22日に終了した青森デスティネーションキャンペーンまでをパネルで紹介する。「E5系『はやぶさ』記念撮影コーナー」にはE5系「はやぶさ」の先頭車両のイラストが設置され、そこでの記念撮影が可能。青森観光マスコットキャラクターのいくべぇやアスパム、E2系はやて、E5系はやぶさなどのぬり絵ができる「ぬり絵コーナー」、会場内に隠れている6種類のいくべぇを探すスタンプラリーもある。13階の展望台では、18:00~20:00の間、イルミネーションオブジェがブルーに輝き、夏の青森の夜景をロマンティックに彩る。ペアで入場した人は、観覧料を二人で500円に割り引く「ペア割」もあるので、カップルにおすすめだ。この機会に大人も子どもも楽しめる青森県観光物産館アスパムに足を運ばれてはいかがだろうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月17日オリエントコーポレーションは、学校法人岩手医科大学と提携し、同法人が運営する岩手医科大学および岩手医科大学医療専門学校の新入学生または、在学する学生の保護者(学費負担者)を対象にした、授業料の分割払いサービス『ドクター奨学プラン』『学費サポートプラン』の取扱いを開始した。「学費サポートプラン」は、入学金や授業料などの学納金をオリコが保護者にかわり学校に立て替え、保護者よりオリコに毎月分割で返済する。リボルビング方式を採用しているため、必要な際の追加借入も一つの契約の中で簡単に行える仕組みとなっていて、負担感を軽減した無理のない返済計画での契約を可能にしている。対象となる費用は入学金や授業料などの学費等納入金。利用可能金額は10万円以上500万円以内(利用累計額)。薬学部は10万円以上700万円以内。返済方法は(1)通常返済、(2)ステップアップ返済(ドクター奨学プランZは除く)、(3)親子リレー返済。「利用申込書」、「合格通知書の写し」、「納付額記載書類写し」を添えて申し込む。申し込みを受付けてから、半日程度で採否結果がわかる。「ドクター奨学プラン」は、一般的に高額とされる医学部・歯学部などの入学金や授業料の支払いに対応するために、利用限度額を2000万円に設定したクレジット商品。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月04日フリーマーケット楽市楽座は、5月19日に青森県八戸市の夢屋新井田店にて、出店無料のチャリティーイベント「★無料フリマ★夢屋新井田店」を開催する。フリーマーケット楽市楽座は、循環型社会の形成、リサイクル運動の推進、老若男女のふれあいの場の創出を活動理念とした団体で、2004年から700回を超えるフリーマーケットを開催。そのうち約300回が、出店無料のチャリティーフリーマーケットや各種タイアップイベントだという。会場では募金活動なども行われ、集まった募金は地域の社会福祉活動や環境貢献活動団体に寄付されている。5月19日開催の「★無料フリマ★夢屋新井田店」(青森県八戸市新井田西一丁目4番3号)は、現在「車出店者のみ」最大60店まで募集中。出店料は無料で、出店時間は9時~14時(出店受付8時~9時)。原則として出店者の途中退出はできない。なお、出店の申請はフリーマーケット楽市楽座のホームページから申し込み可能。当日が雨天の場合は中止とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月15日全国57店舗を展開するブライダルリング専門店「アイプリモ青森本店」は、株式会社ホワイトドリームが運営する「パティスリー&カフェ チャンドラ」とのコラボレーションによる「プロポーズケーキ」を発売する。販売期間は4月1日~6月3日、ケーキは土台直径12(17)で価格は5,000円。アイプリモ青森本店で婚約指輪を購入した場合のみ、ケーキの購入が可能となる。「アイプリモ」を運営するプリモ・ジャパン株式会社が2011年6月に実施した「第4回プロポーズに関する実態調査」によると、婚約指輪をプロポーズの瞬間にプレゼントされた既婚女性は19%、プレゼントしてほしいと回答した未婚女性は61.2%だった。プロポーズの演出にはこだわってほしい、と願う女性が多いのに対し、「プロポーズだけでも不安なのに、指輪を渡す瞬間の演出をどうしたらいいのかに関してはますます分からない」という男性の声もまた多い。プロポーズケーキには、恥ずかしくて口にできないプロポーズの言葉をメッセージプレートに書くことも可能だ。本場ベルギーで修行を積んだパティシエによるケーキと、セミオーダースタイルで選んだリングのコラボレーションで、2人の記憶に残る貴重な瞬間を演出してみてはいかがだろうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月02日3月22日、国立大学法人岩手大学(岩手県盛岡市)にて、ペット専用移動診療車「ワンにゃん号」の寄贈式典と、同車両の見学会が開催された。2011年3月11日に発生した東日本大震災により被災した小動物の救済を行なっていた岩手大学の活動を知ったマースジャパンリミテッドならびに同社のグループ会社であるニュートロジャパン合同会社が、被災動物の救済活動を支援するため「ワンにゃん号」の資金提供を申し出た。寄贈式典では、「ワンにゃん号」のレプリカキー贈呈ならびに感謝状贈呈が行われた。また、岩手大学農学部附属動物病院の佐藤れえ子病院長から、東日本大震災における小動物の移動診療活動が報告。それによると、東日本大震災では、特に津波による被害が甚大で、その地域に暮らす住民への人的被害はもちろん、飼われていたペットの多くも被災した。その数は数千頭にものぼると見られているが、その実態は未だ把握できていないとのこと。岩手大学では被災動物の救援活動に乗り出すため、農学部が使用していた大型の産業動物用車両に獣医や物資を積み込み、大船渡市と陸前高田市で診療活動を行った。中には、重症のペットもいたため、医療施設の整っている盛岡市に搬送し手術等の治療を行い、飼い主の元へと返した事例もあった。藤井克己学長は、「沿岸地域の被災地では、数多くのペットが被災した。また、動物病院も津波による被害を受けケガや病気のペットの診療ができないなどの情報が、被災直後から伝わってきた。そのため、大学が保有する『モーモー号』と名付けた家畜などの産業動物用の巡回診療車両を、急遽『わんにゃんレスキュー号』に改称し移動診療活動を行った。今回、マースジャパン様ならびにニュートロジャパン様のご支援により、日本初となる高度な診療機器を備えたペット専用の移動診療車をご寄贈いただいたが、これからが息の長い活動となる。頑張っていきたい」と式典で語った。一方、ペディグリー、カルカンなどのブランド名で知られるペットフードを輸入・販売するマースジャパンの森澤篤社長は、「私たちは東日本大震災直後から、会社として被災地を支援したいと思い、緊急的に義援金とペットフードなどを被災地へと提供させていただいた。その後も継続的に支援活動を行いたいとの思いから、私たちの販売するペットフード全商品から1円を支援金として積み立てる寄付金支援プロジェクトを展開。2011年5月1日から約6カ月間で、全国のペットオーナーの方から1億円のご支援をいただくことができた。そのような中、インターネット上で岩手大学さんが行なっている被災動物救援活動を知り、この支援金を役立ててもらえないかと申し出た。私たちの会社の理念は、ベター・ワールド・フォー・ペッツ。このたびの東日本大震災で被災した地域の一日も早い復興を祈念するとともに、よりよいペットたちの環境づくりにこれからもお手伝いしていきたい」と語った。マイクロバスを改造したペット専用移動診療車「ワンにゃん号」は、レントゲン装置や超音波画像診断装置、血液分析機器、吸入麻酔機などの最新の診断・医療機器が装備され、災害時におけるペットのあらゆる症例にも対応する。式典の後に行われた見学会では、モデル犬を使ってのエコー実演が行われ、見学者の注目を集めていた。今後、岩手大学では、被災地の拠点病院ならびに岩手県獣医師会、動物愛度団体、被災地支援ボランティア団体などと連携し、「動物何でも相談会」の開催や、被災地における獣医学セミナーおよび市民公開セミナーの開催を予定している。また、全国で発生する災害時には、被災地へ「ワンにゃん号」を派遣する活動も展開していくという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月28日青森県の青い森鉄道、弘南鉄道、津軽鉄道、十和田観光電鉄、南部縦貫レールバス愛好会による「鉄道むすめ青森県版登場記念乗車券等伍枚組」が21日、十和田市駅で発売された。同乗車券は、トミーテックが展開するキャラクター「鉄道むすめ」の青森県版「青森鉄道むすめ」のデビューに合わせて発売。専用の台紙には、青い森鉄道駅員「八戸ときえ」、十和田観光電鉄アテンダント「清水なぎさ」、津軽鉄道アテンダント「芦野かな」、弘南鉄道トレインキャスト「平賀ひろこ」、南部縦貫鉄道車掌「七戸ちびき」が登場する。乗車券の中身は、青い森鉄道440円区間、津軽鉄道410円区間、弘南鉄道410円区間、十和田観光電鉄420円区間の乗車券と、南部縦貫レールバス愛好会の動態保存協力券(グッズ扱い)がセットに。計5枚の硬券にも、「青森鉄道むすめ」の各キャラクターがデザインされている。「鉄道むすめ青森県版登場記念乗車券等伍枚組」の価格は1セット2,100円。十和田観光電鉄の十和田市駅窓口にて、同駅が営業を終える3月31日まで発売される。また、郵送受付も実施するという。今回の発行数は計1,000セットで、駅販売分は1人5セットまで、郵送分は1人2セットまで購入可能だが、売り切れ次第、販売終了となる。なお、十和田市駅以外の発売箇所については、発売が決まり次第、関係各社のホームページにて告知するとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月22日つい先日、JR新青森駅が開業したことでも話題の青森を舞台とした映画『津軽百年食堂』が来年4月に公開することが決定した。森沢明夫の同名小説を映画化した本作は、2度の日本アカデミー賞監督賞に輝く大森一樹を監督に迎え、陽一と賢治という2人の主人公を、“武勇伝ネタ”で人気を博したお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾と中田敦彦が演じる。ヒロイン・七海に扮するのは、TVドラマや舞台、映画で活躍中の若手女優・福田沙紀。陽一と衝突する父・哲夫役を伊武雅刀が演じる。明治末期、弘前。やっとの思いで津軽蕎麦の店を出した賢治。そして、時は流れ現代。4代目にあたる陽一は、父との確執から「大森食堂」を継がずに東京で暮らしていた。ある日、父が交通事故で入院したと聞いて陽一は久しぶりに帰省。そこで同郷の七海が抱く幼い頃の思い出や、賢治の娘である祖母の心に触れ、陽一の気持ちは少しずつ変化してゆく――。本作が映画初主演となるオリエンタルラジオ。そのことについて中田さんは、「一生懸命やろうと思いました」とコメント。一方、藤森さんは、「映画の主演ですよ!ガッツポーズしかないですよ!」と中田さんとは対照的に興奮した様子。また、故郷への反発と捨て切れぬ思いの間で揺れ動く青年・陽一を演じた藤森さんは「本当に家族、仲間の絆が温かく素敵だなと思います。みなさんにもそれが伝わればいいなと思います」とコメント。陽一の曽祖父に当たる賢治を演じた中田さんも「津軽弁という言葉の違いと、時代の違いに苦戦しました。歴史の重みと、そこに重なる人々の思いを感じてほしいと思います」と強い思いを語った。青森を舞台に、時代を超えてどんな“武勇伝”を見せてくれるのか?『津軽百年食堂』は2011年4月2日(土)より全国にて公開。■関連作品:津軽百年食堂 2011年4月2日より全国にて公開© 2011「津軽百年食堂」製作委員会
2010年12月20日